JP4717998B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシン等の遊技機に係り、特に所定の識別情報を変動表示させる可変表示機能を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特図ゲームを行うパチンコ遊技機として、例えば、第1種特別電動役物を有するパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機は、遊技領域中に発射された遊技球が、第1種始動口(スタートチャッカ)と呼ばれる入賞口に入賞した際に、乱数値の抽出を行うことにより、抽出した乱数値に基づいて特図ゲームにおける演出表示及び停止図柄態様を決定するものである。
【0003】
例えば、特別図柄表示装置上において左図柄、中図柄、右図柄のように横方向に3つ配置された表示図柄が、左図柄、右図柄、中図柄の順に更新表示を停止し、これら表示図柄がすべて同一図柄で最終的に停止した場合に大当たりとなるものとする。この間、最終停止図柄である中図柄以外の左図柄及び右図柄が同一図柄で仮停止していれば、リーチ表示態様となる。さらに中図柄も同一の図柄で仮停止すれば、特定表示態様(大当たり表示態様)となり、そのままの状態で停止すれば、大当たりが確定する。
【0004】
特定表示態様となれば、アタッカと呼ばれる入賞口が一定期間断続的に開放され、遊技者が獲得できる遊技球の数が大幅に増加することとなる。このため、遊技者は、特図ゲームが実行されているときに、最終的な表示態様が特定表示態様となることを期待している。そこで、このような遊技者の期待感をさらに効果的に高めるべく、最終表示態様が現れる前に、所定の確率で特定表示態様となる旨を予告する予告表示が従来より行われている。
【0005】
ところで、近年のパチンコ遊技機は、遊技の進行に関わる部分を制御する遊技制御部と、特別図柄表示装置上の表示図柄の変化のみを制御する表示制御部とに分けられて、制御回路が構成されているのが一般的である。ここで、特図ゲームにおいてどのような予告表示を行うのかということも、従来は遊技制御部の側で決めていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特図ゲームにおいて遊技の進行に関わる部分は、どのような変動表示パターンによって表示図柄を変動させるかということ(変動表示の所用時間がどれくらいであるか)と、最終確定時の表示態様がどのようになるかということ(例えば、ハズレ、非確率図柄による特定表示態様、確率変動図柄による特定表示態様のいずれとするかということ)だけであり、予告の内容については、遊技の進行について直接的に影響するものはない。すなわち、従来のパチンコ遊技機では、遊技の進行そのものに直接的な影響のないものも遊技制御部が制御していたため、遊技制御部の負荷が大きくなってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、とりわけリールなどの回転体によって構成される特別図柄表示装置を有する遊技機において、予告表示の制御を表示制御手段(表示制御部)が行うことで、変動表示態様決定手段(遊技制御部)の処理負荷を低減することのできる遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる遊技機は、外周部に複数の識別情報が配された複数の回転体を駆動させることによって、可変表示領域内に表示される識別情報を変動表示可能に構成された可変表示装置(例えば、特別図柄表示装置4)と、予め設定された変動開始条件を満足する場合、前記可変表示領域内に表示される識別情報の変動表示パターン及び変動表示結果(変動終了確定時の識別情報の種別)を決定する変動表示態様決定手段を有する遊技制御部(例えば、遊技制御部11)と、前記変動表示態様決定手段において決定された変動表示パターン及び変動表示結果の情報を前記遊技制御部から受け取るとともに、前記情報に基づいて前記遊技制御部とは独立に動作して、前記複数の回転体の駆動を制御することにより前記可変表示領域内の識別情報の変動表示を制御する変動表示制御手段とを備え、前記変動表示制御手段は、乱数生成機能を有するとともに、前記変動表示態様決定手段が決定した変動表示パターン及び変動表示結果に対応付けて予告表示パターンを記憶したデータテーブルを有し、前記遊技制御部から受け取った変動表示パターン及び変動表示結果の情報と前記乱数生成機能により生成した乱数値に基づいて前記データテーブルから予告表示パターンを選択して、所定の確率で所定の表示態様(特定表示態様またはリーチ表示態様)となる旨を前記可変表示装置において予告表示させる。
【0009】
上記遊技機では、変動表示態様決定手段は、変動表示パターンと変動表示結果のみを決定すればよく、予告表示を行うかどうか、さらにはどのような予告表示態様とするかといったことを決定する必要がない。なお、回転体としては、ドラム状のリールの他に、リング状に構成されたベルトなどを適用することもできる。
【0011】
上記遊技機において、前記可変表示装置は、前記複数の回転体の少なくとも可変表示領域に対応した部分に光を照射する光照射手段を有するものであってもよい。この場合、前記変動表示制御手段は、前記光照射手段の発光を制御することにより、前記可変表示装置において予告表示させるものとすることができる。ここで、前記光照射手段は、前記複数の回転体の背面から光を照射するバックライト、前面から光を照射するフロントライト、側面から光を照射するサイドライトのいずれのものであってもよい。また、予告表示パターンとして、発光色、発光輝度、発光位置などを種々の態様で変化させたものを用意することができる。
【0012】
また、前記光照射手段の発光の制御などの前記可変表示装置上の予告表示に加えて、或いは前記可変表示装置上の予告表示に代えて、前記複数の回転体の駆動態様の変化(すなわち、識別情報の変動表示態様の変化)による予告や、音声出力装置から出力される音声による予告を行ってもよい。前者の場合、前記変動表示制御手段は、前記変動表示パターン及び変動表示結果に応じて各回転体の駆動を変えて、所定の表示態様となる旨を予告表示させることができる。また、後者の場合、前記変動表示制御手段と同様に、前記変動表示態様決定手段から変動表示パターン及び変動表示結果の情報を受け取るとともに、前記情報に基づいて前記変動表示手段とは独立に動作する音声制御手段が、音声の態様を変えて音声出力装置から出力させて、予告を行わせるものとすればよい。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる変動表示方法は、予め設定された変動開始条件を満足する場合、外周部に複数の識別情報が配された複数の回転体を駆動させることによって識別情報を変動表示可能に構成された可変表示装置の可変表示領域内に表示される識別情報の変動表示パターン及び変動表示結果をメインの制御部において決定する変動表示態様決定手順と、前記メインの制御部において決定された変動表示パターン及び変動表示結果の情報を前記メインの制御部から受け取るとともに、前記情報に基づいてサブ側の制御部で独自に、前記複数の回転体の駆動を制御することにより前記可変表示領域内の識別情報の変動表示を制御する変動表示制御手順とを含み、前記変動表示制御手順は、前記変動表示態様決定手段が決定した変動表示パターン及び変動表示結果に応じて、所定の確率で所定の表示態様となる旨を前記可変表示装置において予告表示させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明においてリーチ演出表示とは、最終停止図柄となる表示図柄以外の表示図柄が、例えば、大当たりとなる特定表示態様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小あるいは変形している状態、すなわち、所定領域内に一定期間継続的に更新表示を停止している状態(以下、これらの状態を仮停止という)、または、表示図柄の表示位置が入れ替わっている状態、または、複数の表示図柄が同期して更新表示を行っている状態のように、最終結果が表示される前段階において表示結果が特定表示態様となる可能性が見かけ上高められる演出表示のことを指す。
【0015】
本実施例における遊技機としては、特別図柄表示装置により特図ゲームを行う遊技機として、プリペイドカードによって球貸しを行うカードリーダ(CR:Card Reader )式の第1種パチンコ遊技機を例にとって説明するが、適用対象となる遊技機としては、これに限るものではない。例えば、スロットマシン等の遊技機にも適用可能である。
【0016】
また、パチンコ遊技機等の弾球遊技機であっても、駆動可能なリールなどによって構成された可変表示装置装置を有するものであれば、例えば、第2種あるいは第3種に分類されるパチンコ遊技機や、一般電役機、またはパチコンと呼ばれる確率設定機能付き弾球遊技機等であっても構わない。さらには、プリペイドカードによって球貸しを行うCR式パチンコ遊技機(CR機)だけではなく、現金によって球貸しを行うパチンコ遊技機(現金機)にも適用可能である。
【0017】
図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されており、遊技領域のほぼ中央位置には、可変表示装置としての特別図柄表示装置4が設けられている。
【0018】
特別図柄表示装置4は、ステッピングモータによって回転駆動される3つの回転体としてのリール4a、4b、4cによって構成される。各リール4a、4b、4cのそれぞれの外周部には、大当たりに関係する何らかの表示図柄と大当たりに関係しない表示図柄とが交互に所定の順序で描かれている。大当たりに関係する表示図柄のうち、白、赤、青、緑色の「7」が確率変動図柄であり、だ円の中に「A」(白)、「J」(青)、「Q」(赤)、「K」(緑)が描かれたものが非確率変動図柄である。確率変動図柄と非確率変動図柄は、大当たりに関係しない図柄を挟んで交互に描かれている。また、リール4bと4cとの図柄の配列順は同一であり、リール4aとリール4b、4cとで図柄の配列順は、完全に逆順になっている。
【0019】
特別図柄表示装置4において、遊技者は、リール4a、4b、4cの外周部に描かれた表示図柄のうちの連続する3つを、上中下3段に視認可能となっており、各段の横方向に3本、及び対角線方向に2本の有効ラインが設定されている。また、リール4a、4b、4cの内部には、それぞれ視認可能領域内にある表示図柄の背面側から光を照射する光照射手段としてのリールランプが設けられている。これらのリールランプは、発光輝度、発光色などの発光態様を変化可能に構成されている。
【0020】
特別図柄表示装置4の下方位置には、電動チューリップ型役物(普通電動役物)5を兼用する特別図柄始動口(スタートチャッカ)6と、大当たり発生時にソレノイド等を駆動することで開放動作を行う大入賞口(第1種特別電動役物)7とが上下に並んで配設されている。大入賞口7は、特別図柄始動口6への入賞タイミングに基づいて特図ゲームが行われた結果、大当たりとなった場合に開放動作を行う。また、遊技用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部には、ランプ9が設けられている。
【0021】
図2は、遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。本実施例におけるパチンコ遊技機1は、主として、電源部(電源基板)10と、遊技制御部(遊技制御基板)11と、入出力部12と、表示制御部(表示制御基板)13と、音制御部(音制御基板)14と、ランプ制御部(ランプ制御基板)15と、払出制御部(払出制御基板)16と、情報出力部(情報端子基板)17とを備えている。なお、本発明において、変動表示態様決定手段および変動表示制御手段の各手段の有する機能は、主に遊技制御部11および表示制御部13によって実現されている。
【0022】
電源部10は、パチンコ遊技機1内の各回路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部11は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機能、入出力部12を介して信号の入出力を行う機能、表示制御部13、音制御部14、ランプ制御部15及び払出制御部16に対し、それぞれ制御コマンド信号を出力する機能、ホールの管理コンピュータに対し、各種情報を出力する機能を備えている。
【0023】
入出力部12は、遊技球の検出や役物の開閉動作を行うためのものである。表示制御部13、音制御部14、ランプ制御部15は、遊技制御部11から送信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームにおける特図表示制御(リールランプの制御を含む)、音出力制御、ランプ表示制御を、それぞれ遊技制御部11とは独立して実行するものである。表示制御部13は、リール4a、4b、4cのステッピングモータに制御信号を送ることにより、リール4a、4b、4cを回転、停止させ、表示図柄を変動させる。払出制御部16は、遊技球の貸出や賞球等の払出制御を行うものである。情報出力部17は、各種遊技関連情報を外部に出力するためのものである。
【0024】
ここで、特別図柄表示装置4上に表示される表示図柄の仮停止タイミングや変動タイミング等は、後述する変動表示パターンコマンドに従って一意に定まっている。すなわち、表示制御部13、音声制御部14及びランプ制御部15は、変動表示パターンコマンドを受け取ったタイミングから、特別図柄表示装置4上における表示図柄の変動(リールランプの点灯を含む)、スピーカ8L、8Rからの音声出力、並びにランプ9の明滅表示が連動して行われるように制御を行っている。
【0025】
また、表示制御部13は、所定の確率で所定の表示態様である特定表示態様となる旨の予告表示を行うために、乱数生成機能を有しているとともに、予告表示パターンを選択するための予告表示パターン選択データテーブルを有している。乱数生成機能は、タイマ割り込みによって約2ミリ秒ごとに1つずつ更新され、乱数値が0から99まであり、99まで更新されると再び0から更新される桁上がりカウンタによって実現されている。また、図5は、予告表示パターン選択データテーブルを示す図である。図示するように、変動表示パターン(ハズレか当たりかの結果を含む)と生成した乱数の値とに対応付けて、選択する予告表示パターン(予告なしの場合を含む)を記憶している。
【0026】
ここでは、変動表示パターンA(ハズレ)、B(ハズレ)、C(ハズレ)、D(当たり)、E(ハズレ)、F(当たり)の変動表示パターンがある。但し、変動表示パターンCとD、EとFの見かけ上の変動表示パターンは、最終表示態様が表れるまでは、実質的に同じである。例えば、遊技制御部11からの変動表示パターンコマンドが変動表示パターンCのものである場合には、生成した乱数の値が“0”〜“59”の場合には予告なし、“60”〜“79”の場合には予告表示パターン▲1▼、“80”〜“99”の場合には、予告表示パターン▲2▼が選択されるようになっている。なお、予告表示パターン▲1▼〜▲3▼の内容については、後述する。
【0027】
次に、本実施例の動作(作用)を説明する。
【0028】
まず、本実施例のパチンコ遊技機における遊技の流れの概略について説明する。パチンコ遊技機1の右下位置に設けられたハンドルを操作することにより、遊技球が遊技領域中に発射される。遊技制御部11では、入出力部12内の特別図柄始動スイッチ等の入力の有無を監視しており、遊技球が特別図柄始動口6に入賞した場合、特別図柄始動スイッチにおいて遊技球の入賞が検出される。また、特別図柄始動口6において、遊技球の入賞が検出された場合、入賞した遊技球の数、入賞時の乱数の抽選値が特別図柄判定用バンクに保管される。そして、保管されたデータに基づいて特別図柄表示装置4において特図ゲームを開始する。
【0029】
図3は、遊技制御部における処理動作例を示すフローチャートである。本実施例における遊技制御部12は、前述したように、タイマ割り込みによって約2ミリ秒毎に起動する。すなわち、遊技制御部11は、タイマ割り込み方式を使用し、以下に述べる各処理をタイマ割り込み毎に繰り返し実行する。
【0030】
タイマ割込信号によって遊技制御部11が起動されると、遊技制御部11は、スタックポインタに指定番地をセットする、いわゆるスタックセット処理を行う(ステップS101:以下、単にS101と記す)。次に、遊技制御部11は、システムチェック用のフラグ情報を確認し、フラグ情報が正常動作判定値とは異なる値であった場合にはメモリ内の作業領域をクリアするシステムチェック処理を行う(S102)。
【0031】
次いで、遊技制御部11は、特図ゲームにおける各種フラグ情報等を取得する情報出力処理と、特図ゲームにおける効果音の出力を行う音出力処理との時分割処理を行う(S103)。次に、入出力部12からの入力信号を検出し、検出した状態に対応する入力処理を行う(S104)。
【0032】
次いで、遊技制御部11は、詳細を後述する、特別図柄プロセス処理を実行する(S105)。同様にして、特別図柄プロセス処理実行後は、特図ゲームに用いる判定用乱数を更新するための乱数更新処理を行うとともに(S106)、特図ゲームに用いる表示図柄乱数を更新するための表示図柄乱数更新処理を行う(S107)。そして、遊技制御部11は、エラー等の不正の有無を検出し、エラー発生時に必要に応じてエラー報知を行う、エラー処理を行う(S108)。
【0033】
さらに、遊技制御部11は、入出力部12からの検出信号を入力し、各入賞口または入賞装置に対する入賞有無を判定する、入賞球処理を行う(S109)。次いで、遊技制御部11は、各出力ポートに対して音声データ、表示制御信号、飾りランプ、情報信号、ソレノイド駆動信号、賞球個数信号等のコマンドを送信するための出力処理を行う(S110)。その後、遊技制御部11は、タイマ割り込み信号が与えられるまで表示図柄決定用乱数及び判定用乱数を更新する、残時間処理を繰り返す(S111)。
【0034】
図4は、図3の特別図柄プロセス処理における処理例を示すフローチャートである。特別図柄プロセス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特図フラグ情報にしたがって、該当する処理を選択的に実行する。そして、特図フラグ情報の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。特別図柄プロセス処理では、特図フラグ情報に対応して以下に示す各処理を実行する。
【0035】
特図フラグ情報の値が“0”のとき、特図ゲームにおいて抽選した乱数値が大当たり値と一致するか否かを判定したり、外部に報知するしたりする「特別図柄通常時処理」を実行する(S201)。特図フラグ情報の値が“1”のとき、特別図柄表示装置4において特図ゲームにおける変動表示を開始する「特別図柄変動開始処理」を実行する(S202)。この特別図柄変動開始処理において、特図ゲームの変動表示パターンの設定と最終停止図柄の設定とが行われている。
【0036】
特図フラグ情報の値が“2”のとき、特別図柄表示装置4において特図ゲームにおける変動表示処理を行う「特別図柄変動処理」を実行する(S203)。特別フラグ情報の値が“3”のとき、特別図柄表示装置4における第1停止図柄である特別図柄左図柄、続いて第2停止図柄である特別図柄右図柄、最後に最終停止図柄である特別図柄中図柄の減速停止処理をそれぞれ行う「特別図柄全図柄停止処理」を実行する(S204)。
【0037】
特別フラグ情報の値が“4”のとき、大当たり動作のための初期化処理や、インターバル期間中の様々な処理、及び大当たり動作終了時に、大当たり時にセットされた各種フラグを再設定する「大入賞口開放前後処理」を実行する(S205)。特図フラグ情報の値が“5”のとき、大当たり動作に関する様々な処理、及び1回当たりの大入賞口7の開放時間をチェックする「大入賞口開放中処理」を実行する(S206)。特図フラグ情報の値が“6”のとき、大当たり動作が終了するまでのタイミングを合わせる「大当たり動作終了待ち処理」を実行する(S207)。
【0038】
なお、特別図柄プロセス処理において実行される各処理としては、前述した処理だけに限るものではなく、他の処理に置換したり、さらに他の処理を追加しても構わない。また、特図フラグ情報の値によって分岐される各処理の処理内容が複雑化して、タイマ割り込み時間内で処理を完了させることができない場合には、同一処理を複数追加するようにしてもよい。
【0039】
特図ゲームでは、遊技球が特別図柄始動口6を通過し、特別図柄始動スイッチにおいて遊技球の入賞が検出された際に、判定用乱数の値によって特別図柄の大当たり、ハズレを判定する。判定の結果、大当たりとなった場合には、判定用乱数の値に対応する特別図柄の組み合わせを特別図柄表示装置4に表示する。一方、ハズレとなった場合には、表示図柄用乱数の値に対応する特別図柄を表示する。
【0040】
以下、上記のようにして遊技制御部11から送られてくる変動表示パターンコマンド及び最終確定図柄を示すコマンドに基づいて、表示制御部13が特別図柄表示装置4上で図柄を変動表示させるための処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。ところで、以下の説明に用いているフローチャートは、変動表示パターンコマンドに従って行われる表示図柄の変動、リールランプの発光を分かり易く説明するためのものであり、表示制御部13は、必ずしもこのようなフローチャートに対応したプログラムを実行して処理を行う必要はない。
【0041】
特図ゲームが開始すると、表示制御部13は、前回の特図ゲームの終了状態で停止していたリール4a、4b、4cを全て回転駆動させることにより、左図柄、中図柄及び右図柄の全てを変動表示させる(S301)。この際、3つのリールランプは、通常の状態の発光輝度で発光されている。
【0042】
次に、表示制御部13は、自らの乱数生成機能により乱数を生成する。そして、生成した乱数の値、並びに遊技制御部11から受け取った変動表示パターンコマンド及び最終確定図柄を示すコマンドに従って予告表示パターン選択データテーブルを検索し、いずれかの予告表示パターンを選択する(S302)。さらに、表示制御部13は、選択した予告表示パターンコマンドに基づいてリールランプの発光を制御し、所定の表示態様である特定表示態様となるまたはその可能性があることを予告する(S303)。但し、予告表示パターンとして「予告なし」を選択した場合には、リールランプの発光の制御は行われない。
【0043】
次に、表示制御部13は、遊技制御部11から受け取った変動表示パターンコマンドがいずれのパターンのものであるかを判定する(S304)。そして、判定結果の変動表示パターンコマンドに従ってリール4a、4b、4cの駆動を制御し、遊技制御部11から受け取った最終確定図柄を示すコマンドに従って、リール4a、4b、4cの駆動を停止させることにより、左図柄、中図柄及び右図柄の全てを仮停止させた状態で、各変動表示パターンによる変動表示の処理を終了する(S305〜S310)。
【0044】
S305〜S310のいずれかによる表示図柄の変動表示が終了した時点では、全ての表示図柄が仮停止状態にある。ここから一定の時間が経過すると、表示制御部13は、この状態でリール4a、4b、4cの駆動を完全に停止することにより、左図柄、中図柄及び右図柄の全てを確定させる(S311)。そして、この変動表示パターンにおける処理を終了する。
【0045】
次に、予告表示パターンと特別図柄表示装置4上の表示例(表示図柄の変動パターン及び最終確定図柄)との関係について、具体的な例を示して説明する。ここでは、図5に示した予告表示パターン選択データテーブルに従って予告表示パターン(予告なしを含む)が選択されるものとし、各予告表示パターンによる予告のそれぞれについて、特別図柄表示装置4上の表示図柄の変動表示パターンと最終確定図柄とを示すものとする。
【0046】
図7〜図10は、予告表示パターン(予告なし)と特別図柄表示装置4上の表示例との関係を示す。図5の予告表示パターン選択データテーブルを参照すると、「予告なし」としているのは、変動表示パターンA(ハズレ)で乱数値が“0”〜“99”の場合、変動表示パターンB(ハズレ)で乱数値が“0”〜“72”の場合、変動表示パターンC(ハズレ)で乱数値が“0”〜“59”の場合、及び変動表示パターンD(当たり)で乱数値が“0”〜“32”の場合である。
【0047】
予告なしの場合には、図7(a)に示すように、リールランプの発光輝度に何の変化もない。その後の表示態様は、変動表示パターンAによる変動がなされた後にハズレ表示態様で確定するもの(図7(b)、(c))、変動表示パターンBによる変動がなされた後にハズレ表示態様で確定するもの(図8(a)、(b))、変動表示パターンCによる変動がなされた後にハズレ表示態様で確定するもの(図9(a)、(b))、変動表示パターンDによる変動がなされた後に特定表示態様で確定するもの(図10(a)、(b))がある。
【0048】
図11〜図14は、予告表示パターン▲1▼と特別図柄表示装置4上の表示例との関係を示す。図5の予告表示パターン選択データテーブルを参照すると、「変動表示パターン▲1▼」としているのは、変動表示パターンB(ハズレ)で乱数値が“73”〜“99”の場合、変動表示パターンC(ハズレ)で乱数値が“60”〜“79”の場合、変動表示パターンD(当たり)で乱数値が“33”〜“59”の場合、及び変動表示パターンE(ハズレ)で乱数値が“0”〜“32”の場合である。
【0049】
予告表示パターン▲1▼の場合には、図11(a)に示すように、3つのリールランプを左から順に発光輝度を高くして予告表示を行う。このような予告表示が行われた後は、変動表示パターンBによる変動がなされた後にハズレ表示態様で確定するもの(図11(b)、(c))、変動表示パターンCによる変動がなされた後にハズレ表示態様で確定するもの(図12(a)、(b))、変動表示パターンDによる変動がなされた後に特定表示態様で確定するもの(図13(a)、(b))、変動表示パターンEによる変動がなされた後にハズレ表示態様で確定するもの(図14(a)、(b))がある。
【0050】
図15〜図18は、予告表示パターン▲2▼と特別図柄表示装置4上の表示例との関係を示す。図5の予告表示パターン選択データテーブルを参照すると、「変動表示パターン▲2▼」としているのは、変動表示パターンC(ハズレ)で乱数値が“80”〜“99”の場合、変動表示パターンD(当たり)で乱数値が“60”〜“99”の場合、変動表示パターンE(ハズレ)で乱数値が“33”〜“99”の場合、及び変動表示パターンF(当たり)で乱数値が“0”〜“59”の場合である。
【0051】
予告表示パターン▲2▼の場合には、図15(a)に示すように、3つのリールランプを左、右、中の順に発光輝度を高くして予告表示を行う。このような予告表示が行われた後は、変動表示パターンCによる変動がなされた後にハズレ表示態様で確定するもの(図15(b)、(c))、変動表示パターンDによる変動がなされた後に特定表示態様で確定するもの(図16(a)、(b))、変動表示パターンEによる変動がなされた後にハズレ表示態様で確定するもの(図17(a)、(b))、変動表示パターンFによる変動がなされた後に特定表示態様で確定するもの(図18(a)、(b))がある。
【0052】
図19は、予告表示パターン▲3▼と特別図柄表示装置4上の表示例との関係を示す。図5の予告表示パターン選択データテーブルを参照すると、「変動表示パターン▲3▼」としているのは、変動表示パターンF(当たり)で乱数値が“60”〜“99”の場合である。予告表示パターン▲3▼の場合には、図19(a)に示すように、3つのリールランプを左、中、右、中、右の順に発光輝度を高くして予告表示を行う。このような予告表示が行われた後は、必ず変動表示パターンFによる変動がなされた後に特定表示態様で確定する(図19(b)、(c))。
【0053】
ここで、予告表示が行われた場合と、最終表示態様との関係について考察する。以下では、説明を簡単にするため、図5に示した各変動表示パターンが、全て同一の確率で表れるものとし、最終的に大当たりとなる確率は、大当たりとなる変動表示パターンが表れる確率と同じであるものとする。予告表示がなかった場合に最終表示態様が特定表示態様となるのは、変動表示パターンD(当たり)で乱数値が“0”〜“32”であった場合のみである。このため、予告表示がなかった場合には、大当たりとなる確率が約12.4%となるので、大当たりとなることが8回に1回程度しか期待できない。また、予告表示パターン▲1▼の予告表示がなされた場合に最終表示態様が特定表示態様となるのは、変動表示パターンD(当たり)で乱数値が“33”〜“59”であった場合のみである。しかし、予告表示パターン▲1▼の予告表示がなされて最終表示態様がハズレ表示態様となる場合は、予告表示なしで最終表示態様がハズレ表示態様となる場合よりも少ない。このため、予告表示がなかった場合よりも、大当たりとなる確率が約25.2%となるので、4回に1回程度で大当たりとなることが期待できるようになる。
【0054】
予告表示パターン▲2▼の予告表示がなされた場合に最終表示態様が特定表示態様となるのは、変動表示パターンD(当たり)で乱数値が“60”〜“99”であった場合、及び変動表示パターンF(当たり)で乱数値が“0”〜“59”であった場合である。このようになる場合は、予告表示パターン▲2▼の予告表示がなされて最終表示態様がハズレ表示態様となる場合に比べて、それほど少ない訳ではない。このため、予告表示パターン▲2▼の予告表示があった場合には、大当たりとなる確率が約53.5%となるので、ほぼ2回に1回は大当たりとなることが期待できるようになる。
【0055】
予告表示パターン▲3▼の予告表示がなされた場合に最終表示態様が特定表示態様となるのは、変動表示パターンF(当たり)で乱数値が“60”〜“99”であった場合のみである。すなわち、予告表示パターン▲3▼の予告表示があった場合には、最終表示態様が特定表示態様となる確率が100%であり、必ず大当たりとなることが期待できるようになる。
【0056】
以上説明したように、この実施の形態にかかるパチンコ遊技機では、遊技制御部11から表示制御部13には変動表示パターンコマンドと最終確定図柄を示すコマンドのみを送れば、予告表示を行うかどうか、さらにはどのようなパターンの予告表示を行うかは、全て表示制御部13において決定している。このため、予告表示を行う場合であっても、遊技制御部11が行うべき処理は予告表示を行わない場合と同じだけであり、遊技制御部11にかかる負荷を小さくすることができる。
【0057】
また、遊技制御部11から表示制御部13に予告表示に関するコマンドを送る必要がないので、いわゆるコマンド落ちのエラーが発生する確率を低くすることができる。一方、遊技制御部11としては、最終確定時の表示態様がどのようになっているか(すなわち、ハズレ表示態様か、非確率変動図柄による特定表示態様であるか、確率変動図柄による特定表示態様であるか)かは分かるので、後の制御に影響することはない。
【0058】
さらに、特定表示態様となるまたはその可能性があることを予告表示する場合、その予告表示は、リール4a、4b、4cの背面に設けられたリールランプの発光輝度を制御することによって行っている。このように、予告表示が表示図柄の変化とは全く違った態様で行われるため、遊技者は、予告表示が行われていることを容易に認識することができる。
【0059】
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について、説明する。
【0060】
上記の実施の形態では、所定の表示態様として特定表示態様となるまたはその可能性がある旨を予告するための予告表示を行うために、本発明を適用した場合について説明したが、所定の表示態様をリーチ表示態様として、所定の確率でリーチ表示態様となる旨を予告するための予告表示を行う場合にも適用することができる。また、所定の表示態様を、特定表示態様、リーチ表示態様の両方に設定してもよい。
【0061】
上記の実施の形態では、リールランプの発光態様の変化によって予告表示を行うものとし、その発光態様の違いによって予告表示パターンを区別するものとしていた。これに対して、例えば、遊技領域の周辺に設けられたランプ9の発光態様、スピーカ8L、8Rから発生させる音声の態様、リール4a、4b、4cの駆動の態様によって予告をおこなう場合にも、表示制御部13または音制御部14、ランプ制御部15が、上記したような予告表示パターン選択データテーブルに基づいて、予告を行うかどうか、さらにはどのようなパターンの予告を行うかを決定することができる。
【0062】
例えば、リール4a、4b、4cの駆動の態様によって予告を行う場合には、表示制御部13が、リールランプの発光を制御するのと同様に、予告表示パターン選択テーブルに基づいて、リール4a、4b、4cの駆動順(例えば、左→中→右とするか、左→右→中とするか)を変えることができる。また、スピーカ8L、8Rから出力させる音声の態様によって予告を行う場合には、音制御部14にも予告表示パターン選択テーブルを用意しておき、音制御部14が遊技制御部11から送られてきたコマンドに従って予告表示パターン選択テーブルを参照することで、音声の態様を変えるものとすることができる。
【0063】
上記の実施の形態では、リール4a、4b、4cの内部に設けられたリールランプは、表示図柄の背面側から光を照射するバックライトであった。これに対して、リール4a、4b、4c上の表示図柄の前面側から光を照射するフロントライト、側面側から光を照射するサイドライトであってもよい。また、3つのリールランプの発光順によって予告表示パターンを区別させるのではなく、例えば、発光輝度、発光色等の変化によって予告表示パターンを区別させてもよい。発光輝度、発行色等の変化は、3つのリールランプのそれぞれで別のものとしてもよい。
【0064】
上記の実施の形態では、特別図柄表示装置4として、外周部に表示図柄が描かれ、回転駆動されることによって表示図柄を変化させるリール4a、4b、4cによって構成されるものを例として挙げていた。しかしながら、リング状に構成されるとともに、外周部に表示図柄を配したベルトを複数並べて、特別図柄表示装置4を構成してもよい。また、図20に示すように、6つのリール4a’〜4f’を各段3個ずつ上下2段に並べて構成した特別図柄表示装置4’を適用することもできる。この特別図柄表示装置4’では、リール4a’〜4f’の各々が独立に駆動され、停止時にはそれぞれについて1つの表示図柄のみが表示されるものである。また、6つのリールの縦横の並びを逆にして、縦に3個ずつ左右に並べて構成した特別図柄表示装置も適用することができる。
【0065】
上記の実施の形態では、本発明をパチンコ遊技機1に適用した場合について説明した。これに対して、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機などにも本発明を適用することができる。つまり、ゲーム機のCPUが所定のプログラムを実行することにより、上記した遊技球の動きをシミュレーションし、その結果として上記した特別図柄始動口6を遊技球が通過したと判別したとき、上記したのと同様の抽選を行い、表示図柄を変動表示させるものとすることができる。このゲーム機のプログラムは、CD−ROMなどに格納して、ゲーム機とは別に流通させることができる。また、液晶表示装置に画像を表示すると共に、音声を出力して演出等を行うスロットマシン等にも本発明を適用することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、変動表示態様決定手段では、変動表示パターンと変動表示結果のみを決定すればよく、変動表示態様決定手段の処理負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。
【図3】遊技制御部における処理動作例を示すフローチャートである。
【図4】図3の特別図柄プロセス処理における処理例を示すフローチャートである。
【図5】表示制御部が有する予告表示パターン選択データテーブルを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における特図ゲームの処理を示すフローチャートである。
【図7】予告表示パターン(なし)と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図8】予告表示パターン(なし)と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図9】予告表示パターン(なし)と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図10】予告表示パターン(なし)と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図11】予告表示パターン▲1▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図12】予告表示パターン▲1▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図13】予告表示パターン▲1▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図14】予告表示パターン▲1▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図15】予告表示パターン▲2▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図16】予告表示パターン▲2▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図17】予告表示パターン▲2▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図18】予告表示パターン▲2▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図19】予告表示パターン▲3▼と特別図柄表示装置上の表示例との関係を示す図である。
【図20】特別図柄表示装置の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
4 特別図柄表示装置
8L、8R スピーカ
9 ランプ
11 遊技制御部
13 表示制御部
14 音制御部
15 ランプ制御部

Claims (2)

  1. 外周部に複数の識別情報が配された複数の回転体を駆動させることによって、可変表示領域内に表示される識別情報を変動表示可能に構成された可変表示装置と、
    予め設定された変動開始条件を満足する場合、前記可変表示領域内に表示される識別情報の変動表示パターン及び変動表示結果を決定する変動表示態様決定手段を有する遊技制御部と、
    前記変動表示態様決定手段において決定された変動表示パターン及び変動表示結果の情報を前記遊技制御部から受け取るとともに、前記情報に基づいて前記遊技制御部とは独立に動作して、前記複数の回転体の駆動を制御することにより前記可変表示領域内の識別情報の変動表示を制御する変動表示制御手段とを備え、
    前記変動表示制御手段は、乱数生成機能を有するとともに、前記変動表示態様決定手段が決定した変動表示パターン及び変動表示結果に対応付けて予告表示パターンを記憶したデータテーブルを有し、前記遊技制御部から受け取った変動表示パターン及び変動表示結果の情報と前記乱数生成機能により生成した乱数値に基づいて前記データテーブルから予告表示パターンを選択して、所定の確率で所定の表示態様となる旨を前記可変表示装置において予告表示させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記可変表示装置は、前記複数の回転体の少なくとも可変表示領域に対応した部分に光を照射する光照射手段を有し、前記変動表示制御手段は、前記光照射手段の発光を制御することにより、前記可変表示装置において予告表示させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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