JPH1133164A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH1133164A
JPH1133164A JP9190107A JP19010797A JPH1133164A JP H1133164 A JPH1133164 A JP H1133164A JP 9190107 A JP9190107 A JP 9190107A JP 19010797 A JP19010797 A JP 19010797A JP H1133164 A JPH1133164 A JP H1133164A
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Minoru Marui
稔 丸井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒットリクエスト信号が発生している場合
に、熟練していない遊技者が遊技しても入賞の確率が一
層高まるようにする遊技機を提供すると共に、ヒットリ
クエスト信号が発生していない場合でも、ヒットリクエ
スト信号が発生している場合との差別が遊技者に認識さ
れないような遊技機を提供する。 【解決手段】 n個の回転体1a〜1cのうち、最初の
2個の停止により入賞の可能性があり、ヒットリクエス
ト信号発生手段11によりヒットリクエスト信号が発生
しており、3番目以降の回転体の停止に際して停止位置
制御手段12により停止位置が調整されても入賞しない
場合に、再回転手段15を作動させて3番目以降の回転
体の停止の再挑戦をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばスロット
マシンのように、複数種類の絵柄が設けられる回転体を
複数個並べて回転させ、それぞれの回転体を順次停止す
るときの絵柄の組合せによりメダルの払出しなどの配当
をする遊技機に関する。さらに詳しくは、機械に設けら
れる予め設定された割合で入賞させようとするヒットリ
クエスト信号が発生しているにも拘らず、入賞できない
場合の救済手段として、回転体の再回転手段が設けられ
ている遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンは、外周に何種類
かの絵柄が配列された回胴を3個並べて回転させ、遊技
者が回転する回胴を順次ストップボタンを押すことによ
り各回胴を停止させて、停止した状態での絵柄の組合せ
に応じてメダルの排出などの配当がなされる構成になっ
ている。
【0003】この絵柄の組合せは、図5にスロットマシ
ンの一部の正面図が示されるように、表示窓51にそれ
ぞれ縦方向に3個づつ現れる絵柄のうち、メダルを1枚
投入したときはセンターの1メダルのラインL1の横に
3個並ぶ1列での組合せがその対象となり、メダル2枚
を投入したときはさらにその上下の2メダルのラインL
2の2列を加えた3列がその対象となり、さらにメダル
3枚を投入したときは、3メダルの斜めのラインL3の
2列を加えた5列がその対象となる。そのため、メダル
を2枚または3枚投入したときは、その組合せの入賞の
可能性は、複数列で判断をすることになる。なお、図5
において、52は回胴停止表示ランプで、回転を始めて
から一定時間後に点灯して、このランプの点灯中に遊技
者がストップボタンを押すことにより、回転体を停止さ
せることができる。53は遊技メダル投入口、54は回
胴回転始動ボタン、55は回胴回転停止ボタン、56は
絵柄の組合せによるメダルの払出し枚数の一覧表、57
は遊技中止ランプや払出しメダルの枚数などの種々の表
示部である。58は遊技メダル投入枚数表示ランプで、
投入されたメダルの枚数により、そのランプが点灯して
所定の停止ラインが一目で分かるようになっている。
【0004】前述のスロットマシンにおいて、たとえば
3個の回胴により対象となる所定の停止ライン上に並ぶ
3個の絵柄が同じ絵柄に揃った場合など、一定の基準に
合致した場合に入賞としてメダルの払出しが行われる。
そのため、遊技者の技量により多少の入賞の割合が変動
する。しかし遊技機としては遊技者の技量に拘らず、設
定されたほぼ一定の割合で入賞が出ることが好ましい。
そのため、予め設定された割合で入賞が出ない場合に
は、入賞をアシストすべく、たとえば2個の回胴が止っ
て停止ライン上の絵柄が入賞の可能性がある場合に、そ
の入賞し得る絵柄が3個目の回胴の停止により所定の停
止ライン上で停止するように停止位置制御手段が設けら
れている。
【0005】しかし、遊技機は、遊技者がストップボタ
ンを押してからたとえば190ミリ秒(msec)以
内、すなわち絵柄の回転コマ数が5個程度以内で停止す
るように調整されることが法律で規定されている。その
ため、停止位置制御手段により停止位置が調整されるの
はストップボタンが押されてから5個程度の絵柄の範囲
内でしか行われない。一方、回胴1回転内の絵柄のコマ
数はたとえば21個程度あり、所望の絵柄と5個程度以
上離れた位置で遊技者がストップボタンを押した場合に
は、たとえ停止位置制御手段を作動させても入賞する絵
柄を所定の停止ライン上に停止させることができない。
その結果、このような救済手段が設けられていても、熟
練者は入賞する絵柄の近くでストップボタンを押すこと
ができて一層入賞の可能性が高くなるのに対して、未経
験者はその機能を充分に活用することができず、熟練者
と未経験者との間で一段と入賞の確率に差が生じてく
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、一定の
割合で入賞をアシストするヒットリクエスト信号を発生
させてその停止位置を調整する停止位置制御手段が設け
られているスロットマシンのような遊技機においても、
遊技者がストップ手段を作動してから回転体を停止させ
るまでの時間は一定時間内になるように定められている
ため、停止位置制御手段によっても調整しきれず、熟練
していない遊技者にはその機能を充分に発揮させること
ができない。そのため、遊技機により設定された入賞の
確率のアンバランスが生じるという問題がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、ヒットリクエスト信号が発生している
場合に、熟練していない遊技者が遊技しても入賞の確率
が一層高まるような遊技機を提供することを目的とす
る。
【0008】本発明の他の目的は、ヒットリクエスト信
号が発生している場合にのみ必ず入賞をアシストすると
いう単調化を防ぎ、ヒットリクエスト信号が発生してい
る場合と発生していない場合との差別を遊技者が認識し
にくい遊技機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による遊技機は、
複数個の絵柄が配列されるn(nは3以上の整数)個の
回転体と、該n個の回転体の回転をそれぞれ停止させる
停止手段と、前記n個の回転体の第1番目の停止および
第2番目の停止により、所定の停止ライン上に停止する
絵柄により入賞の可能性を判断する第1の判定手段と、
該第1の判定手段により入賞の可能性がある場合に、前
記回転体の第3番目以降の停止において入賞するために
前記所定の停止ライン上に停止すべき絵柄を特定する絵
柄特定手段と、予め設定された基準で入賞させる信号を
発生するヒットリクエスト信号発生手段と、該ヒットリ
クエスト信号発生手段からヒットリクエスト信号が発生
している場合に該ヒットリクエスト信号に基づき、前記
回転体の第3番目以降の停止において、前記絵柄特定手
段により特定された絵柄を所定の停止ライン上に停止さ
せようとする停止位置制御手段と、前記回転体の第3番
目以降の停止により前記特定の絵柄が前記所定の停止ラ
イン上に停止したか否かを判定する第2の判定手段と、
前記特定絵柄が所定の停止ライン上に停止していない場
合に再度前記第3番目以降の回転体の少なくとも1つを
回転させる再回転手段とを備えている。
【0010】ここに回転体とは、絵柄がランダムに設け
られた帯状体をリング状にした回胴をリールにより回転
させるものや、円盤の周縁部に円周方向に沿って絵柄が
ランダムに設けられたもので、その円盤を中心部を軸と
して回転させるものなど、ランダムに設けられた絵柄を
回転させて停止したときの絵柄を一定の場所に表示させ
得るものを意味する。また、所定の停止ラインとは、た
とえばメダルを1枚投入した場合で、表示窓の中心ライ
ンに並ぶ1列を絵柄の組合せの対象とする場合には、そ
の中心の1列が所定の停止ラインとなり、メダルを2枚
投入することにより、その前後の2列を加えた3列を絵
柄の組合せの対象とする場合には、その3列が所定の停
止ラインとなるように、ゲームに応じて絵柄の組合せの
対象となるラインを意味する。さらに、絵柄とは、図形
に限らず数字や文字などを含み、同じ表示であることを
認識することができる表現を意味する。
【0011】この構成にすることにより、ヒットリクエ
スト信号が発生していて、最初の2個が停止して入賞の
可能性のある場合に、3番目以降の回転体の停止により
入賞しない場合でも、再度またはさらに多数回3番目以
降の回転体の停止を挑戦し直すことができ、熟練してい
ない遊技者によっても入賞する可能性が非常に高くな
る。
【0012】前記特定絵柄が所定の停止ライン上に停止
していない場合に、前記再回転手段を所定の確率で作動
させ得る第1の抽選手段が設けられていることにより、
ヒットリクエスト信号が発生していても再回転手段が作
動しない場合があり、ヒットリクエスト信号の発生のみ
を追い求めることなく、ゲームの興味を高める効果があ
る。
【0013】前記第1の判定手段により入賞の可能性が
あり、かつ、前記ヒットリクエスト信号が発生していな
い場合に、前記停止位置制御手段を作動させないで前記
回転体の第3番目以降を停止させる手段を有しており、
さらに前記第2の判定手段により前記特定絵柄が所定の
停止ライン上に停止していない場合に、前記再回転手段
を所定の確率で作動させ得る第2の抽選手段が設けられ
ていることにより、ヒットリクエスト信号が発生してい
る場合と発生していない場合とをカモフラージュするこ
とができ、ゲームの興味を一層高めることができる。
【0014】前記n個の回転体の他にさらに別の回転体
が設けられ、前記n個の回転体の停止により特定の絵柄
に揃った場合にその入賞のランクを該別の回転体の停止
により決定することもできる。また、前記再回転手段が
作動する前に前記回転体の再回転を報知する報知手段が
設けられることにより、遊技者に注意力を喚起すること
になったり、遊技者が再回転のスタートボタンを押すこ
とができるようにすることもできる。ここに報知手段と
は、遊技機の正面のどこかにランプを点灯させたり、点
灯しているランプを消灯させたりする点滅や、音の発生
や回転体(停止絵柄)の振動などの遊技者が認識し得る
手段を意味する。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明の遊技機について説明をする。
【0016】本発明の遊技機は、図1にその一実施形態
のブロック図が示されているように、たとえば第1から
第3の回転体1a〜1cが3個並列に並べられ、それぞ
れの回転体1(1a〜1c)はモータ制御部4からの信
号によりモータ駆動回路5a〜5cを介してパルスモー
タ6a〜6cの回転、停止により回転したり停止するよ
うになっている。パルスモータ6a〜6cの回転や停止
は、ゲーム機の正面に設けられるスタートボタン7、お
よび停止ボタン8または自動的に停止するための乱数発
生部9によりモータ制御部4に指示を出すストップ手段
により行われる。本発明の遊技機においては、予め設定
された各遊技機の入賞の確率とそれまでにその遊技機に
より入賞の出た割合とにより、入賞の割合が少ない場合
に、入賞させようとするヒットリクエスト信号を発生す
るヒットリクエスト信号発生手段11、およびヒットリ
クエスト信号に基づき入賞するように回転体の停止位置
を調整する停止位置制御手段12が設けられている。
【0017】そして、2個の回転体1a、1bが停止し
たときにその停止絵柄により入賞の可能性があるか否か
を判定する第1の判定手段3と、その判定により入賞の
可能性がある場合に3番目以降の回転体(第3の回転体
1c)の停止で所定の停止ライン上に停止すれば入賞と
なる絵柄を特定する絵柄特定手段10と、第3の回転体
1cが停止したときに特定絵柄が所定の停止ライン上に
停止したか否かを判定する第2の判定手段13とがさら
に設けられており、停止位置制御手段12による調整に
よっても入賞しない場合にさらに第3の回転体1cを再
度回転させる再回転手段15を有していることに特徴が
ある。
【0018】回転体1(1a〜1c)としては、図4
(a)に示されるような帯状体に絵柄が設けられた回胴
でゲーム機の正面側から奥方向に円弧を描いて回転する
ものや、図4(b)に示されるような円盤の周縁部に円
周方向に沿って絵柄が設けられ、ゲーム機の正面と平行
に回転するものなどを用いることができる。前述の絵柄
は、ランダムに設けられているが、各々のゲーム機の各
回転体においてはその絵柄の順番が一定で各ゲーム機の
マイクロコンピュータに登録されており、どの回転体で
は一定の基準位置から何番目の絵柄はどういう絵柄であ
るかが認識されている。この回転体の一定の基準位置と
して、図4に示されるように、位置検出用マーク(突
起)111が設けられており、センサでこの位置検出用
マーク111を検出することにより、常に回転体の位置
検出用マーク111が一定場所を通過するときを知るこ
とができるようになっている。
【0019】停止絵柄検出手段2(2a、2b)はその
一例のブロック図が図2に示されるように、回転体1の
位置検出用マーク(図4の111参照)を検出するセン
サ21、回転体1が位置検出用マークの位置から絵柄が
何個進んだかをカウントするカウンタ22、および回転
体が停止したときのカウンタ22の数により所定の停止
ライン上の絵柄が何であるかを検出する停止絵柄検出部
23からなっている。すなわち、カウンタ22は、セン
サ21が位置検出用マークを認識する度に0にリセット
されて、その後のパルスモータを駆動するパルスの数を
カウントすることにより、停止したときの所定の停止ラ
イン上の絵柄を認識する。停止絵柄検出手段2により検
出された停止絵柄は、第1の判定手段3に送られる。
【0020】第1の判定手段3は、停止絵柄検出手段2
a、2bにより検出された第1および第2の回転体1
a、1bの停止により、所定の停止ライン上に停止した
停止絵柄と、予め設定されて記憶されている入賞の絵柄
の組合せとを比較する比較部を有し、第3の回転体1c
の停止絵柄により入賞し得るか否かを判定する。そし
て、入賞の可能性がある場合には、その情報が絵柄特定
手段10に送られる。
【0021】絵柄特定手段10では、所定の停止ライン
上に停止すれば入賞になる絵柄が、第3の回転体1cの
基準位置(位置検出用マーク)から何個目の絵柄である
かを特定する。この場合、所定の停止ラインが複数列あ
り、入賞の可能性が複数種類ある場合は、最も得点の高
い入賞の可能性の絵柄および所定の停止ラインが特定さ
れる。
【0022】ヒットリクエスト信号発生手段11は、各
遊技機において、たとえば各入賞をまとめて払い出され
たメダルの枚数に対する投入されたメダルの割合と、予
め設定されたメダル払出しの割合とを比較する比較部
と、実際の入賞の割合が予め設定された割合より低くな
った場合に、何らかの入賞、または特定の入賞の発生を
促すヒットリクエスト信号を発生するヒットリクエスト
信号発生部とからなっている。この入賞発生割合が所定
の割合より低いか否かの比較は、各種類の入賞をまとめ
ないで、それぞれの入賞の種類ごとに、予め設定された
割合と実際に発生する入賞の割合とを比較して、発生割
合の低い入賞の種類を検出し、その発生割合の低い種類
の入賞を促すヒットリクエスト信号を発生することもで
きる。
【0023】停止位置制御手段12は、所定の停止ライ
ン上に停止させる特定絵柄が回転体の基準位置から何番
目にあるかの演算部を有し、ヒットリクエスト信号を受
けて絵柄特定手段10により特定された絵柄が所定の停
止ライン上に停止するように(基準位置から何パルスで
停止するように)モータ制御部4に信号を送る。モータ
制御部4ではストップ手段からのストップ信号に応じて
その特定の絵柄を所定の停止ライン上に停止させるよう
に準備する。そして、ストップ手段からのストップ信号
が発せられてから一定時間(たとえば絵柄が5コマ程度
進む時間)内にその特定絵柄を所定の停止ライン上に停
止させ得る場合(前述の5コマ程度の絵柄中に特定絵柄
がある場合)にはその特定絵柄が所定の停止ライン上で
停止するようにモータ駆動回路5cを制御する。ストッ
プ信号の発生から一定時間内に特定絵柄が所定の停止ラ
イン上にこない場合は任意の絵柄で停止させる。
【0024】なお、ヒットリクエスト信号は第1の回転
体1aの停止前から発せられており、第1の回転体1a
の停止に際しては、セブンなどの役物連続作動増加装置
など(いわゆる大ボーナス、大当りまたは小ボーナス、
小当りなど)が作動する絵柄、配当の高い入賞の絵柄、
または発生割合の低い入賞の絵柄が所定の停止ライン上
に停止するように停止位置制御手段12が作動する。そ
して、第2の回転体1bの停止に際しては第1の回転体
1aの停止により所定の停止ライン上に停止した絵柄の
うち、配当の高い絵柄が所定の停止ライン上に停止する
ように停止位置制御手段12が作動する。
【0025】第2の判定手段13は、絵柄特定手段10
により特定された絵柄が、所定の停止ライン上に停止し
たか否かを判定するもので、前述の判定手段2a、2b
と同様にセンサおよびカウンタを有し、第3の回転体1
cの停止において、そのカウント数から特定絵柄(基準
位置から何個目かが分っている)が所定の停止ライン上
に停止したか否か(特定絵柄の基準位置からの個数と停
止したときの絵柄の基準位置からの個数が一致するか否
か)を判定する。この特定絵柄が所定の停止ライン上に
停止しておれば、第1の判定手段3により判定した可能
性の入賞が確定したことになり、その入賞のメダル数を
払い出すメダル払出し制御部14が作動する。そして、
特定絵柄が所定の停止ライン上に停止しない場合で、ヒ
ットリクエスト信号が発せられている場合は、再回転手
段15に信号を送る。
【0026】再回転手段15は、たとえばハイ信号から
なる回転駆動信号をモータ制御部4の第3の回転体1c
の制御部に送るもので、それによりモータ駆動回路5c
を介してパルスモータ6cが起動し、第3の回転体1c
のみが回転する。この再回転手段15の作動は、再回転
させる場合と、させない場合とをランダムに選択する第
1の抽選手段(図示せず)を介して行うことができる。
さらに、ヒットリクエスト信号が出ていないにも拘ら
ず、第1の判定手段3により入賞の可能性がある場合
で、第2の判定手段13により特定絵柄が所定の停止ラ
イン上に停止しなかった場合にも、第2の抽選手段を介
して再回転手段15を作動させることができる。この場
合、第2の抽選手段は第1の抽選手段よりも再回転手段
15を作動させる確率を小さく設定すると共に、第2の
抽選手段と第1の抽選手段の両方を適用することもでき
る。
【0027】つぎに、このスロットマシンの動作につい
て、図3に示されるフローチャートを参照しながら説明
をする。
【0028】まず、スタートボタン7を押して第1から
第3の回転体1a〜1cを全て回転させる(S1)。そ
して1番目の回転体の停止として、たとえば第1の回転
体1aの停止ボタン8を押して第1の回転体1aを停止
させる。この際、図3のフローチャートには示されてい
ないが、ヒットリクエスト信号が発生しているときは、
セブンなどの配当の高い絵柄が所定の停止ライン上に止
まるように停止位置制御手段12が作動し、ストップボ
タンが押されてから所定のコマ数内にある配当の高い絵
柄が所定の停止ライン上に止まるようにモータ駆動回路
5が制御される場合もある。さらに、2番目の回転体を
停止させるため、たとえば第2の回転体1bを同様に停
止させる(S2)。この場合も、図3のフローチャート
には示されていないが、ヒットリクエスト信号が発生し
ている場合は、第1の回転体の停止絵柄に応じて入賞し
やすい絵柄が所定の停止ライン上で停止するように停止
位置制御手段12が作動する場合もある。
【0029】つぎに、第1および第2の回転体1a、1
bの停止により所定の停止ライン上に停止した絵柄を停
止絵柄検出手段2a、2bにより検出し、第1の判定手
段3により入賞の可能性があるか否かを判定する(S
3)。入賞の可能性がない場合(NO)は、そのまま淡
々と第3の回転体1cの停止が行われるが、入賞の可能
性がある場合(YES)は、その入賞の可能性のある情
報が絵柄特定手段10に送られて、第3の回転体1cの
基準位置から何番目の絵柄を所定の停止ライン上に停止
させればよいかを特定する(S4)。
【0030】つぎに、ヒットリクエスト信号発生手段1
1からヒットリクエスト信号が発生しているか否かを判
定する(S5)。ヒットリクエスト信号が発生していな
い場合は、第3の回転体1cの停止手段の始動に応じ
て、停止位置制御手段を経ないで直接第3の回転体1c
を停止させる。一方、ヒットリクエスト信号が発生して
いる場合は、停止位置制御手段12を作動させ(S
6)、モータ制御部4にその情報を送る。そして、第3
の回転体1cの停止手段の作動(停止ボタンを押すこ
と)に応じて、可能な範囲で特定絵柄が所定の停止ライ
ン上で停止するように、モータ制御部4を介してモータ
駆動回路5cを制御して停止させる。
【0031】第3の回転体1cが停止したら(S7)、
第2の判定手段13により、前述の特定絵柄が所定の停
止ライン上で停止したか否かを判定する(S8)。特定
絵柄が所定の停止ライン上で停止しておれば(YE
S)、第1の判定手段3で判定した入賞の可能性が実現
したのであるからその入賞の配当がなされ、メダル払出
し制御部14を介してメダルの払出しが行われる(S
9)。一方、特定絵柄を所定の停止ライン上に停止させ
ることができなかった場合(NO)は、ヒットリクエス
ト信号が発生しているか否かを再度判定し(S10)、
ヒットリクエスト信号が発生している場合(YES)
は、再回転手段15を作動させるか否かを抽選し(S1
1)、作動させる場合(YES)は再回転手段15から
作動信号を発生し(S12)、作動させない場合(N
O)は終了する。また、ヒットリクエスト信号が発生し
ていない場合、そのまま終了させてもよいが、図3に示
されるように、さらに別の低い確率で再回転手段15を
作動させるか否かを抽選し(S13)、作動させる場合
(YES)はステップ11(S11)に進み、作動させ
ない場合(NO)は終了する。
【0032】前述の再回転手段15からの作動信号の発
生は、前述の所定の基準に合致する場合に、メダルを再
投入することなく、一定時間後に自動的に再回転するよ
うにすることもできるし、再回転の表示をし、メダルを
再投入することなく遊技者が開始ボタンを押して再回転
を始めるようにすることもできる。また、この再回転手
段15の作動は1回で終了させることもできるし、予め
定めた所定の回数だけ繰り返したり、入賞するか第1ま
たは第2の抽選により外れるまで繰り返すこともでき
る。
【0033】このように、ヒットリクエスト信号が出て
いる場合でも常に再回転させるのではなく、再回転させ
ない場合があったり、ヒットリクエスト信号が発生して
いない場合でも、入賞の可能性がある場合には再回転さ
せることにより、ヒットリクエスト信号が発生しておれ
ば常に入賞するという既成概念が形成されてヒットリク
エスト信号の発生のみを追い求める、というゲームの単
調さを防ぐことができるため好ましい。
【0034】本発明によれば、ヒットリクエスト信号が
発生している場合に、2個の回転体の停止により入賞の
可能性があり、3番目以降の回転体の停止により入賞し
ない場合でも、3番目以降の回転体を再回転させて再挑
戦させ得るため、入賞の可能性が高くなり、熟練してい
ない遊技者にとっても入賞の可能性が高くなる。その結
果、遊技台による入賞のアンバランスを少なくすること
ができると共に、熟練していない素人にも充分に楽しむ
ことができる。
【0035】さらに、ヒットリクエスト信号が発生して
いる場合にも、選択手段により再回転手段が作動する場
合と作動しない場合とを設けることにより、一層ゲーム
の興味を増すことができる。すなわち、ヒットリクエス
ト信号が発生している場合に必ず再回転手段が作動する
ようにすると、遊技者は再回転手段が作動する場合のみ
を追い求めて、他の組合せには興味を示さなくなるが、
再回転をしたりしなかったりさせることにより、ゲーム
全体に興味をもたざるを得なくなり、興味が増す。この
点からは、ヒットリクエスト信号が発生していない場合
にも、最初の2個の停止により入賞の可能性がある場合
に、再回転手段を作動させることにより、一層ヒットリ
クエスト信号が発生しているか否かのカモフラージュを
することができるため好ましい。
【0036】前述の例では、回転体が3個の場合の例で
あったが、4個以上の回転体の絵柄が揃うことにより入
賞を決める場合には、最初の2個の回転体の停止によ
り、入賞の可能性がある場合で、ヒットリクエスト信号
が発生している場合に、第3番目または第4番目などの
回転体が所定の停止ライン上に停止しない場合に、第3
番目以降の回転体を再回転させることができる。さら
に、回転体の停止の順序には拘束されず、どの回転体か
ら停止させても最初の2個の回転体の停止により決まる
特定絵柄が3番目以降の回転体の停止により所定の停止
ライン上に停止しない場合に再回転手段を作動させるこ
とができる。
【0037】また、3個(n個)の回転体が揃うことに
より入賞を決まり、さらに第4(n+1個目)の回転体
により大ボーナスか、小ボーナスかなどの入賞のランク
を決める場合にも、前述の3番目以降の回転体を再回転
させることにより、入賞の可能性が高まり、入賞が殆ど
決まった状態でそのランクを決めることができ、一層興
味が増す。また、第4(n+1個目)の回転体を再回転
させることもできる。
【0038】さらに、前述の再回転手段が作動する際に
その旨を報知する報知手段が設けられることにより、遊
技者に一層興味をもたすことができると共に、その報知
により遊技者がスタートボタンを押すことにより、再回
転を始めるようにすることもできる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ヒットリクエスト信号
が発生していても入賞することができない場合に、その
入賞の可能性を高くすることができるため、熟練してい
ない遊技者によっても楽しく遊技をすることができる。
さらに、遊技台に均等に入賞を配分することができ、遊
技台の管理も行いやすくなる。
【0040】また、ヒットリクエスト信号が出ている場
合でも必ず再回転させるのではなく、抽選により再回転
させたり、ヒットリクエスト信号が発生していない場合
にも再回転させることにより、ヒットリクエスト信号の
発生のみを追い求めるというゲームの単調化を防ぎ、ゲ
ームの興味を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスロットマシンの一実施形態の主要部
のブロック図である。
【図2】図1の検出手段の一例のブロック図である。
【図3】図1のスロットマシンの動作例を示すフローチ
ャートである。
【図4】回転体の例を示す図である。
【図5】従来のスロットマシンの正面図の一例である。
【符号の説明】
1(1a、1b、1c) 回転体 2(2a、2b) 停止絵柄検出手段 3 第1の判定手段 10 絵柄特定手段 11 ヒットリクエスト信号発生手段 12 停止位置制御手段 13 第2の判定手段 15 再回転手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の絵柄が配列されるn(nは3以
    上の整数)個の回転体と、該n個の回転体の回転をそれ
    ぞれ停止させる停止手段と、前記n個の回転体の第1番
    目の停止および第2番目の停止により、所定の停止ライ
    ン上に停止する絵柄により入賞の可能性を判断する第1
    の判定手段と、該第1の判定手段により入賞の可能性が
    ある場合に、前記回転体の第3番目以降の停止において
    入賞するために前記所定の停止ライン上に停止すべき絵
    柄を特定する絵柄特定手段と、予め設定された基準で入
    賞させる信号を発生するヒットリクエスト信号発生手段
    と、該ヒットリクエスト信号発生手段からヒットリクエ
    スト信号が発生している場合に該ヒットリクエスト信号
    に基づき、前記回転体の第3番目以降の停止において、
    前記絵柄特定手段により特定された絵柄を所定の停止ラ
    イン上に停止させようとする停止位置制御手段と、前記
    回転体の第3番目以降の停止により前記特定の絵柄が前
    記所定の停止ライン上に停止したか否かを判定する第2
    の判定手段と、前記特定絵柄が所定の停止ライン上に停
    止していない場合に作動し、再度前記第3番目以降の回
    転体の少なくとも1つを回転させ得る再回転手段とを備
    える遊技機。
  2. 【請求項2】 前記特定絵柄が所定の停止ライン上に停
    止していない場合に、前記再回転手段を所定の確率で作
    動させ得る第1の抽選手段が設けられてなる請求項1記
    載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第1の判定手段により入賞の可能性
    があり、かつ、前記ヒットリクエスト信号が発生してい
    ない場合に、前記停止位置制御手段を作動させないで前
    記回転体の第3番目以降を停止させる手段を有してお
    り、さらに前記第2の判定手段により前記特定絵柄が所
    定の停止ライン上に停止していない場合に、前記再回転
    手段を所定の確率で作動させ得る第2の抽選手段が設け
    られてなる請求項1または2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記n個の回転体の他にさらに別の回転
    体が設けられ、前記n個の回転体の停止により特定の絵
    柄に揃った場合にその入賞のランクを該別の回転体の停
    止により決定する請求項1、2または3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記再回転手段が作動する前に前記回転
    体の再回転を報知する報知手段が設けられてなる請求項
    1、2、3または4記載の遊技機。
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