JP2006051111A - 遊技機 - Google Patents

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功次 大宮
Tatsuaki Ukai
竜章 鵜飼
Shuhei Kadoya
周平 門矢
Masahiro Takagi
政宏 高木
Kazuhiro Toyonaga
和博 豊永
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Abstract

【課題】駆動源として細線状の形状記憶合金を使用することにより、駆動装置をできるだけコンパクトにして設置スペースを確保し易くし、更に、パチンコ遊技機にあっても盤面部品の設置スペースを確保し易くすると共に、遊技盤の反りを防ぎパチンコ球の流下状態等に支障を来たさないようにした遊技機を提供する。
【解決手段】可変表示装置13等の盤面部品が装着される遊技盤3と、遊技盤3の前側に配置され透明板7によりその前面を覆う透明板保持枠4と、遊技の雰囲気を盛り上げるため盤面部品に取付けられて動作する第1乃至第4可動部材23a,23b,39,57,58とを備え、通電により長さ方向に変化する細線状の形状記憶合金により構成される駆動源2855a,55b,71により第1乃至第4可動部材23a,23b,39,57,58を動作させるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技の雰囲気を盛り上げるため前側から視認できる位置に取付けられる可動部材を、細線状の形状記憶合金により構成される駆動源によって動作させるようにした遊技機に関するものである。
例えば、遊技機の一種であるパチンコ遊技機にあっては、遊技盤の中央に文字、数字、図柄等の情報を表示部に変動表示する可変表示装置を装着し、また、その下方に始動入賞口を装着し、更に、その下方に大型の入賞装置を装着してなり、前記始動入賞口にパチンコ球が入賞することにより前記情報の変動が開始され、一定時間経過後に停止したときの情報があらかじめ定められた特定の情報(例えば、「777」)に揃うと遊技者に有利な特別遊技状態となり、前記入賞装置の開閉扉が前方へ回動して球入口が開放され、一定の条件の下で一度に多くの入賞球が発生し、遊技者に多大な利益がもたらされるようなタイプのものが人気を博している(例えば、特許文献1参照。)。
また、近年、遊技の雰囲気を盛り上げるため前記可変表示装置の表示部に映し出される画像だけでは飽き足らず、例えば、ソレノイドにより遊技内容に合わせて必要なタイミングで動作する所望形状の可動部材を可変表示装置の一部に取着するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−38779号公報(第3−4頁、図2、図4)
このように、前記可動部材を動作させる駆動源としてはソレノイドが使用されているため、可動部材を動作させる駆動装置が大型化し、遊技機内での設置スペースを確保するに苦慮する場合がある。よって、この種駆動装置はできるだけコンパクトに成形されていることが望ましい。
また、遊技機の一種であるパチンコ遊技機にあっては、可変表示装置が年々大型化する傾向にあり、これに伴い、その可変表示装置が装着される遊技盤の取付口も大型化している。ところで、前記可変表示装置に可動部材を取着すると、それを動作させる駆動源としてのソレノイドも一緒に付設されることになるので、その分取付口が更に大きく広がることになる。
しかしながら、可変表示装置の大型化に伴い盤面部品の設置スペースの確保に苦慮している現状からすれば、前記ソレノイドを付設することはその周囲にさらなる圧迫を加えることになる。しかも、取付口が大型化して遊技盤面に占める割合が大きくなると、遊技盤自体の強度が落ちて反りが発生する可能性がある。このように、遊技盤に反りが発生すると、遊技盤面を流下するパチンコ球の流下状態や打球の球飛び状態に異常を来たし、それら動作状態に悪影響を及ぼすという課題が発生する。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、可動部材を動作させる駆動源として細線状の形状記憶合金を使用することにより、駆動装置をできるだけコンパクトにして設置スペースを確保し易くし、更に、パチンコ遊技機にあっても盤面部品が装着される取付口の大きさを最小限に止めて盤面部品の設置スペースを確保し易くすると共に、遊技盤の反りを防ぎパチンコ球の流下状態等に支障を来たさないようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、遊技の雰囲気を盛り上げるため前側から視認できる位置に取付けられて動作する可動部材を備えた遊技機であって、通電により長さ方向に変化する細線状の形状記憶合金により構成される駆動源を設け、該駆動源により前記可動部材を動作させるようにした。
遊技機、例えば、パチンコ遊技機にあっては、可変表示装置等の盤面部品が装着される遊技盤と、該遊技盤の前側に配置され透明板によりその前面を覆う透明板保持枠と、遊技の雰囲気を盛り上げるため前側から視認できる位置に取付けられて動作する可動部材とを備えたパチンコ遊技機であって、通電により長さ方向に変化する細線状の形状記憶合金により構成される駆動源を設け、該駆動源により前記可動部材を動作させるようにした。
この際、前記可動部材は盤面部品に取付けられかつ遊技盤の前面と透明板との間に位置することが好ましい。同時に、前記可動部材はパチンコ球が通過する球通路を有する盤面部品に取付けられることが好ましい。
また、前記可動部材は盤面部品における開閉扉等の動作部材の前面に配置されることが好ましい。
更に、前記可動部材は遊技盤面とほぼ平行な面内で動作するようにすることが好ましい。
請求項1記載の遊技機にあっては、細線状の形状記憶合金により構成される駆動源によって可動部材を動作させるようにしたので、その駆動装置のコンパクト化が可能となり、遊技機内での設置スペースが確保し易くなるという効果を奏する。
請求項2記載の遊技機にあっても、盤面部品が取付けられる取付口の大きさを最小限に止めることができ、盤面部品の設置スペースが確保し易くなると共に、遊技盤の反りが防止されパチンコ球の流下状態や打球の球飛び状態も常に安定するという効果を奏する。
請求項3記載の遊技機のように、可動部材が盤面部品に取付けられかつ遊技盤の前面と透明板との間に位置するようにすれば、可動部材を配置して作動させるために遊技盤の取付口を広げたりする必要がなく、取付口の大きさを最小限に抑えられるという効果がある。
請求項4記載の遊技機のように、パチンコ球が通過する球通路を有する盤面部品に可動部材を取付けるようにすれば、例えば、その球通路をパチンコ球が瞬時に通過する場合であっても、それを検知して可動部材を動作させることができるようになり、遊技者にも解り易く遊技が安心して行なえるという効果が有る。
請求項5記載の遊技機のように、可動部材を盤面部品における開閉扉等の動作部材の前面に配置するようにすれば、動作する部材に動作する部材を取付けることができ、これらが重なり合って斬新な構成となり、より変化に富んだ動きが味わえ遊技の興趣が高められるという効果が有る。
請求項6記載の遊技機のように、可動部材を遊技盤面とほぼ平行な面内で動作させるようにすれば、可動部材を遊技盤面に近づかせしかも同一平面内で動作させることができ、可動部材が遊技盤面の狭いスペースにも設置できることになり至便であるという効果が有る。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づき説明する。本発明は、例えばスロットマシン、パチンコ遊技機、アレンジボール、雀球遊技機、パチスロ機等の遊技機に適用できるが、その内、パチンコ遊技機について説明する。
図1は本発明に係るパチンコ遊技機の正面図である。パチンコ遊技機Aは、その外枠1に額縁状の内枠2が一側を軸着して回動自在に装着され、該内枠2の裏側に遊技盤3が配置固定される。また、内枠2の前面に前記遊技盤3の前面を覆う透明板保持枠4が装着され、その下方に前面板5が開閉自在に装着されている。透明板保持枠4には遊技盤3の遊技部3aが臨む窓開口6が開設され、該窓開口6に透明板であるガラス板7が平行に2枚装着されている。
一方、前面板5の前面に打球発射部(図示せず。)へ供給するパチンコ球を貯留するため上部の球貯留皿8が装着される。また、内枠2の下部前面には、上部の球貯留皿8から溢れるパチンコ球を貯留する下部の球貯留皿9が装着され、その一側に灰皿10、また、その他側に遊技盤3の遊技部3aに打ち込まれるパチンコ球の打球力を調整する操作ハンドル11が設けられている。
前記遊技盤3の前面であって、内側ガイドレール12aと外側ガイドレール12bとで囲われる遊技部3aには、以下に示すような多くの盤面部品が装着される。また、これら盤面部品は、遊技盤3に開設されそれぞれの大きさに合った取付口に装着されることになる。すなわち、遊技部3aのほぼ中央に表示部13aを備えた可変表示装置13が装着される。また、その下方にパチンコ球の入賞により前記表示部13aに表示される数字、記号、図柄等の情報aを変動させる始動入賞口14が配置される。この始動入賞口14は、パチンコ球が入賞し難い起立状態とパチンコ球が入賞し易い傾動状態とに変換自在な一対の開閉翼14a,14aが設けられている。更に、その下方に位置して前記変動した情報aが一定時間経過後に停止して特定の表示(例えば「777」)を示し、遊技者にとって有利な特別遊技状態になったとき、一定の条件の下で動作部材である開閉扉15aを所定回数開成させ一度に多くの入賞球が得られる入賞装置15が配置される。
前記可変表示装置13の両側には、遊技盤3面にパチンコ球が通過し得る通過チャッカー16,16が装着される。各通過チャッカー16は、平面コ字型に成形され上下に開通する球通路16bを有すると共にその中に球検出器16aが配置されている。そして、パチンコ球が通過チャッカー16を通過するごとに、前記始動入賞口14の一対の開閉翼14a,14aを1回(所定の時間の間)開かせるようにしている。
前記可変表示装置13は、図2,図3に示すように遊技盤3面に取り付けられる取付基板17の中央部に開口18が開設されると共にその両側と上側を囲うようにして取付基板17の前面に枠部材19が一体に成形されている。また、取付基板17の後側には、前面が開放した箱枠20が一体に設けられ、その後端壁20aに窓孔21が開設されており、その後側に配置される表示装置本体13b前面の表示部13aが窓孔21に臨んでいる。これにより、その表示部13aが前記開口18を介して遊技盤3の前面から視認できることになる。また、前記箱枠20は遊技盤3に開設される取付口22aに嵌入されている。
そして、前記枠部材19の両側内面であって前側から視認できる位置に、互いに内側斜め上方へ伸びると共に先端側が垂れ下がる柳の木を模した一対の第1可動部材23a,23bが装着される。これら第1可動部材23a,23bは、その枝の一部分が前記表示部13aの前面上部に覆い被さるようになっている。これは、このパチンコ遊技機Aの遊技内容が、幽霊をキャラクターとして出現させストーリーが展開するものであって、その雰囲気を醸し出すためである。
更に、前記第1可動部材23a,23bについて詳しく説明すると、各第1可動部材23a,23bは軟質の合成樹脂材からなり、図4(イ)(ロ)に示すように基幹24aが中空状に成形されると共にその先端側に多くの葉が付いた枝24bが一体に成形されている。そして、その基幹24a側が枠部材19の内側面に開設された通孔25内に挿通して固着されている。
前記各第1可動部材23a,23bにおける基幹24aの中空状部26には、図4(イ)(ロ)に示すように一本の金属製の保持棒27と先端で折り曲げられ2本として挿通される細線状の形状記憶合金からなる駆動源28とが内装されている。前記保持棒27と駆動源28は先端部が供に中空状部26の奥端部に達ししかもその部位に固着されており、基端部は中空状部26の基端開口部まで達している。前記枠部材19内に制御基板29が配置され、前記駆動源28の2本の基端と制御基板29とが配線30により電気的に接続される。前記保持棒27は可撓性を有すると共に一定の剛性を備え柳の木をある程度の強さで支える働きをしている。
前記駆動源28である細線状の形状記憶合金として、例えば、バイオメタル(商標名)がある。この形状記憶合金は、通常はナイロン糸のように柔らかいが、電流を流すとピアノ線のように硬くなって強い力で収縮する。また、電流を止めれば、再び柔らかくなって引っ張らなくても元の状態まで伸長する。更に、温度変化によって動作させることもでき、約70℃に加熱すると収縮し、冷却すると伸長するようになる。この形状記憶合金は、Ti−Ni係の形状記憶合金を原料にし、特定の方向に優れた特性を引き出せるように異方性組織化されており、その内部組織は安定した構造を持ち、優れた耐久性と安定した動作特性を示す。例えば、全長の5%以上の伸縮性を有する。そして、形状記憶合金が細線状に成形されることから、軽量・省スペースに優れる。コイル状に巻回した細線状の形状記憶合金にあっても、電流を流すと強い力で元の長さに縮み、電流を止めると再び柔らかくなり伸びる。この伸縮動作は、静かで滑らかである。これらいずれの細線状の形状記憶合金も小型化ししかも薄型に成形できる。
通常の状態では、各第1可動部材23a,23bである柳の木が揺れることはないが、駆動源28に電圧が印加され通電すると、駆動源28が短くなって元の長さに戻ろうとするが、基端部と先端部が共に固着されていることから、保持棒27の張力に抗して基幹24aが撓む。そこで、前記駆動原28に電圧を断続的に印加することにより、柳の木が恰も風に吹かれ枝がなびくように揺れる。このような動作を起こさせることにより遊技の興趣が高められる。
そこで、例えば、前記始動入賞口14にパチンコ球が入賞すると、可変表示装置13における表示部13aの情報aが変動し、一定時間経過後に停止する。この際、数字7を表示した一つ目のお化けaが両横に揃って表示された段階でリーチ状態となり、前記駆動源28に電圧が断続的に印加される。これにより、効果音と共に柳の木の枝が揺れ、遊技者にリーチ目であることを知らせて遊技の興趣を盛り上げる。最終的に、中央部にも同じ数字7を表示した一つ目のお化けaが表示されて停止すると、遊技者にとって有利な特別遊技状態、すなわち大当り状態となり、その下方の入賞装置15の開閉扉15aが一定の条件の下で所定回数連続して開閉し、一度に多くの入賞球が得られることになる。
各第1可動部材23a,23bは共に可変表示装置13に取付けられかつ遊技盤3の前面とガラス板7との間に位置するので、第1可動部材23a,23bを配置して作動させるために遊技盤3の取付口22aを広げたりする必要がない。また、各第1可動部材23a,23bは遊技盤3面とほぼ平行な面内で動作するので、第1可動部材23a,23bが狭い設置スペースに配置できる。
次に、図5乃至図9に基づき入賞装置15について詳しく説明する。この入賞装置15は、遊技盤3面に取り付けられる取付基板31に横長の球入口32が開設され、該球入口32に前後方向へ自在に回動して該球入口32を開閉する開閉扉15aが軸着される。図6に示すように取付基板31の後側には箱枠34が設けられ、該箱枠34が遊技盤3に開設された取付口22bに嵌入している。箱枠34の底面にV入賞口35aと一般入賞口35bとが横並びに配置される。また、箱枠34の後側にソレノイド36が立設して配置され、そのプランジャー36aの下端に前方へ突出する連動部材37が取着され、該連動部材37前端の二股状部37aが前記開閉扉15a後側の作用ピン38に係合している。
そこで、ソレノイド36が消磁しているときは、図6実線に示すようにそのプランジャー36aが巻装されるスプリング36bの付勢により下降しており、連動部材37も下降して開閉扉15aが球入口32を閉じている。一方、ソレノイド36が励磁すると、図6想像線に示すようにプランジャー36aがスプリング36bの付勢に抗して上昇し、連動部材37を上昇させると共に開閉扉15aを前方へ回動させる。これにより、その上面にパチンコ球が受けられ球入口32内に導かれることになる。
本発明にあっては、前記開閉扉33の前面に人の顔に模した第2可動部材39が配置されている。第2可動部材39である人の顔は、眉毛体39aと眼体39bと鼻体39cとから構成され、この場合、前記眉毛体39aと眼体39bとが動作し、鼻体39cは固定され動かないようになっている。
開閉扉15aは、外枠33aのほぼ中央に前後を仕切るようにして中間板33bが張設され、内部の前側と後側にそれぞれ前空間部40aと後空間部40bが設けられ、また前面と後面には前側板41aと後側板41bをそれぞれ被着して構成される。この内、前側板41aは透明板により成形されている。そして、前空間部40a内に前記眉毛体39a、眼体39b、鼻体39cが配置され、後空間部40b内に前記眉毛体39a、眼体39bを動作させる駆動装置が配置される。
図5に示すように前記左右の各眉毛体39a,39aは、やや上方へ曲がるように湾曲しており、図7に示すように中央側の後面に前記中間板33bを貫通してその後側へ突出する支持軸42が設けられ、該支持軸42の回転と共に該支持軸42を中心として各眉毛体39aが左右に傾動する。また、各支持軸42の後端部に中央側へ伸びるレバー片43がそれぞれ固着され、支持軸42の回動と共に一体に回動するようになっている。両レバー片43,43間に中間板33bの後面から後方へ突出する間隔保持突起44が設けられ、該間隔保持突起44に両端が前記両レバー片43,43の上面に当接し、両レバー片43,43を常に下方へ付勢する押圧バネ45が取着されている。
前記押圧バネ45の下方であって、中間板33bの後面に正面T字型の介装板46が配置される。該介装板46は、その縦板部46aに開設された縦長孔46bに中間板33bの後面に突設された上下の間隔保持突起44,44が嵌入して、上下に自在に摺動できるようになっており、常には、上部の横板部46cの上面に前記両レバー片43,43の下端部が当接し、両レバー片43,43を介して押圧バネ45により下方へ付勢される。
前記各眼体39bの後面にはその一側に寄せて前記中間板33bを貫通しその後側へ突出する支軸47が設けられ、該各支軸47の後端部に歯車48が固着され、歯車48の回転と共に支軸47が回転し、同時に各眼体39bが振り子状に回動することになる。
両歯車48,48の下方には、横長のラック板49が配置される。このラック板49は左右両側に横長孔50が開設され、各横長孔50に中間板33bの後面から突出した間隔保持突起44が嵌入され、該各間隔保持突起44に沿って左右にほぼ水平に摺動するようになっている。また、ラック板49の左右両側の上面に前記各歯車48と噛合するラック歯部51,51が形成される。また、両ラック歯部51,51間の上面に上方へ弧状に湾曲するカム部52が成形され、ラック板49が左右に摺動する際に、前記カム部52の上面が前記介装板46を押上げる。
前記ラック板49の下面略中央に第3導電部53が設けられ、この第3導電部53にその両側から後記する駆動源55a,55bである前記と同様の形状記憶合金が接続されることになる。ラック板49の下方であって、中間板33bの後面に前記ラック板49の左右の長さよりも長い間隔を保って第一導電部54aと第二導電部54bが配置固定され、第一導電部54aと第3導電部53および第3導電部53と第2導電部54bにそれぞれ両端を支着して各間に第一駆動源55aと第二駆動源55bが張設される。第一・第二駆動源55a,55bである形状記憶合金はコイル状に成形されており、両端に電圧を印加して通電すると、所定の長さに収縮し短い長さとなる。
また、第一導電部54aと第二導電部54b及び第3導電部53はいずれも制御基板56と電気的に接続されており、第一・三導電部54a,53間または第三・二導電部53,54b間にそれぞれ電圧が印加され通電するようになっている。ただ、両間に同時に電圧が印加されることはない。
そこで、例えば、開閉扉15aが閉まっており、しかも、表示部13aの情報aがリーチ状態でなく通常の状態では、図7に示すように第一導電部54aと第三導電部53間に電圧を印加し通電して、あらかじめ第一駆動源55aが元の状態に収縮させてある。この状態では、ラック板49が第一導電部54a側に配置され、介装板46が下方位置に配置されると共に両レバー片43,43も下方へ下がっている。そして、図5(イ)に示すように第2可動部材39の内、眉毛体39aが通常の位置に配置され眼体39bも一方を向き、全体に穏やかな顔となっている。
これに対し、例えば、前記表示部13aの情報aがリーチ状態になったとき、その結果が出るまで、第三導電部53と第二導電部54b間に電圧を印加して通電し第二駆動源55bを元の状態に収縮させる。これにより、図8想像線、図9に示すようにラック板49が第二導電部54b側に摺動する。これに伴いその間にカム部52により介装板46が上下動して図5(ロ)に示すように眉毛体39aを上下に動かすと共に眼体39bを逆方向へ移動して、やや不安な表情を見せる。このようにリーチ状態が生じているとき、第2可動部材39を動作させることにより遊技者にドキドキ感を煽り立てるようにすれば、遊技の興趣が高められる。また、この顔の動きが生じたときには、リーチ目が近いということを遊技者に知らせるようにしても良い。また、再びリーチ状態になったときは、第一導電部54aと第三導電部53間に電圧を印加して通電し第一駆動源55aを元の状態に収縮させる。その間、前記第二可動部材39が眼体39bの位置は変わるが同様な動作をして不安な表情を見せることになる。
前記両通過チャッカー16,16の前面にも第3可動部材57が取付けられる。詳しい説明は省略するが、図2に示すようにこの第3可動部材57は人の目に模した形状をしており、第2可動部材39とほぼ同じような構成の駆動装置を備え、通過チャッカー16の球通路16bをパチンコ球が通過した場合、球検出器16aによりその球を検出すると共に駆動装置の各駆動源にそれぞれ交互に電圧を印加して通電し第3可動部材57である眼体を左右に往復動させる。通常は、パチンコ球が通過するのは瞬間的であって遊技者には解りにくいが、前記のように眼体が左右に動くことによりその通過チャッカー16にパチンコ球が通過したことを容易に認識でき、安心して遊技に集中できる。
以上のように第1可動部材23a,23b、第2可動部材39、第3可動部材57を細線状の形状記憶合金により構成される駆動源28,55a,55bによって動作させるようにしたので、その駆動源28,55a,55bのコンパクト化が可能となり広いスペースを必要とせず、設置スペースの確保がし易くなる。
また、第1可動部材23a,23b、第2可動部材39及び第3可動部材57は、いずれかの盤面部品に取付けられかつ遊技盤3の前面とガラス板7との間に位置しているので、第1乃至第3可動部材23a,23b,39,57を配置して作動させるために遊技盤3の取付口22a,22bを広げたりする必要がなく、取付口22a,22bの大きさを最小限に抑えられる。
更に、これら第1乃至第3可動部材23a,23b,39,57は、遊技盤3面とほぼ平行な面内で動作するので、第1乃至第3可動部材23a,23b,39,57が遊技盤3面の狭いスペースに設置できることになる。
更にまた、入賞装置15における動作部材である開閉扉15aの前面に駆動源55a,55bにより動作する可動部材39を配置したので、動作する部材に動作する部材を取り付けられ斬新な構成となり、より変化に富んだ動きが味わえ遊技の興趣が高められる。前記実施の形態では、開閉扉15aの前面に第2可動部材39を配置したものを示したが、第2可動部材39の形状は前記のものに限られることはない。また、動作部材としては他に通常の入賞口に取着され、パチンコ球が入賞し難い起立した状態とパチンコ球が入賞し易い傾動した状態に変換し得る開閉翼片の前面であっても良い。なお、入賞装置15を遊技部3aの上部に配置すれば、例えば大当り状態になり開閉扉15aが開いている状態で第2可動部材39を動作させるようにしても良く、その動作は遊技者が座っている状態で楽に見ることができる。
本発明では、前記透明板保持枠4の前面上部にも第4可動部材58が取り付けられている。最後に、図1と図10及び図11に基づきこの第4可動部材58について説明する。透明板保持枠4の一側上縁部に下縁が開放した膨出部59が設けられ、この膨出部59内は空洞状に成形されている。そして、その内部に前面が前側を向く、すなわち前面が遊技盤3面とほぼ平行である、横長の支持板60が配置される。支持板60には上下方向に蛇行して貫通する3本のガイド溝61が並設されている。
前記支持板60の上縁中央部に上方へ延びる吊下板62が一体に設けられ、この吊下板62が膨出部59内に固定される鉛直な摺動部材63内にその両側から保持されて配置される。また、吊下板62の一側面に上下方向に沿ってラック歯部64が成形される。一方、膨出部59の内面一側に一対の支持突起56,56が突設され、これら支持突起56,56の先端に螺子66,66により可逆回転自在な駆動モータ67が取着される。この駆動モータ67の駆動軸67aには前記ラック歯部64と噛合する歯車68が固着されている。そして、駆動モータ67の駆動により前記支持板60が上下動して膨出部59の下端開口59aから出没することになる。
支持板60の前面に、前記各ガイド溝61に対応してそれぞれ第4可動部材58,58,58が配置される。各第4可動部材58は方形平板状に成形され、その前面に火の玉の図柄が描かれている。また、裏側には前記ガイド溝61に嵌入するピン69が突設される。更に、各第4可動部材58と前記吊下板62の上端にほぼ水平に配置固定される第3導電部70との間にそれぞれ駆動源71,71,71である細線状の形状記憶合金が配設される。これら形状記憶合金はコイル状に巻回され、通常では伸びており、その両端間に電圧を印加し通電したとき収縮して元の状態に縮むように記憶されている。前記各駆動源71は、所定位置に配置された制御基板72に配線73により電気的に接続されている。
そして、遊技中にリーチ状態になったとき、第1可動部材23a,23bである柳の木がゆらゆらと揺れると同時に、駆動モータ67が作動し支持板60が下降して下端開口59aから各第4可動部材58である火の玉が出現する。次に、その下端位置で各駆動源71に電圧がそれぞれ時間を異ならせて断続的に印加され通電し、各第4可動部材58である火の玉が各ガイド溝61に沿って上下・左右に揺れ、恰も火の玉が揺れて彷徨う如き雰囲気を醸し出しす。これにより前記第1可動部材23a,23bである柳の木が揺れ、また、第2可動部材39である眉毛体39aや眼体39cが動作するのに伴い第4可動部材58である火の玉が彷徨う様から、これら相乗効果により遊技の興趣が一段と高まることになる。
本発明では、遊技盤3の各盤面部品に第1乃至第3可動部材23a,23b、39、57を取付け、透明板保持枠4に第4可動部材58を取り付けるようにしたが、この他に、上部の球貯留皿8や下部の球貯留皿9、更には前面板5に前記可動部材を取着するようにしても良い。すなわち、遊技機、特にパチンコ遊技機には種々の形状のものがあることから、前記可動部材の取付位置は、それら前側から視認できる位置であれば良い。
本発明に係るパチンコ遊技機の正面図。 可変表示装置部位の正面図。 図2のX−X線断面図。 (イ)は第1可動部材の基幹部位の正面断面図、(ロ)は図4(イ)のY−Y線拡大断面図。 (イ)は入賞装置部位の正面図、(ロ)は作用を示す入賞装置部位の正面図。 入賞装置部位の側面断面図。 駆動装置を示す開閉扉の裏面図。 同作用を示す開閉扉の裏面図。 同作用を示す開閉扉の裏面図。 透明板保持枠の膨出部部位の側面断面図。 第4可動部材と支持板を分解して示す斜視図。
符号の説明
3 遊技盤
4 透明板保持枠
7 透明板(ガラス板)
13 可変表示装置
15a 動作部材(開閉扉)
16b 球通路
23a,23b 第1可動部材
28 駆動源
39 第2可動部材
55a 第1駆動源
55b 第2駆動源
57 第3可動部材
58 第4可動部材
71 駆動源
A 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (6)

  1. 遊技の雰囲気を盛り上げるため前側から視認できる位置に取付けられて動作する可動部材を備えた遊技機であって、通電により長さ方向に変化する細線状の形状記憶合金により構成される駆動源を設け、前記駆動源により前記可動部材を動作させるようにした遊技機。
  2. 可変表示装置等の盤面部品が装着される遊技盤と、前記遊技盤の前側に配置され透明板によりその前面を覆う透明板保持枠と、遊技の雰囲気を盛り上げるため前側から視認できる位置に取付けられて動作する可動部材とを備えた遊技機であって、通電により長さ方向に変化する細線状の形状記憶合金により構成される駆動源を設け、前記駆動源により前記可動部材を動作させるようにした遊技機。
  3. 前記可動部材は前記盤面部品に取付けられかつ前記遊技盤の前面と前記透明板との間に位置した請求項2記載の遊技機。
  4. 前記可動部材はパチンコ球が通過する球通路を有する前記盤面部品に取付けられた請求項3記載の遊技機。
  5. 前記可動部材は前記盤面部品における開閉扉等の動作部材の前面に配置された請求項2又は3記載の遊技機。
  6. 前記可動部材は遊技盤面とほぼ平行な面内で動作するようにした請求項2又は3又は4記載の遊技機。
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