JP5406352B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動部材を移動させた際に接続された配線部材が破損する不具合を抑制することができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技台2上を水平方向に往復移動する可動部材110と、可動部材110を移動させる駆動手段120と、可動部材110の接続部115と遊技台2の接続部105とを接続する配線部材130とを有し、配線部材130は可動部材110側に固定された第一の固定部131と、遊技台2側に固定された第二の固定部132と、第一の固定部131と第二の固定部132との間の円弧状折返部133とを形成するとともに可動部材110の接続部115と遊技台2の接続部105とを接続し、可動部材110の移動時には円弧状折返部133を介して可動部材110の移動方向に対して平行方向に移動するように配置されているとともに、配線部材130の円弧状折返部133の第一の固定部131側への拡大を規制する規制部材140が形成されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
一般に、パチンコ遊技機等の遊技機では、図柄表示装置において当否判定図柄やキャラクタ等の各種演出図柄等を適宜の態様で表示したり、大当たり等の遊技態様に応じて各種ランプ表示器等の発光体を点滅表示させたり、遊技盤上に設けられた風車や各入賞口等の各種役物を適宜の駆動手段を用いて駆動させたりする等、遊技実行中に遊技者の興趣を高める等のために様々な演出が行われる。
従来の遊技機では、駆動手段により扉等の可動部材(駆動役物)を駆動させて遊技の演出を実行する遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような遊技機においては、より遊技の興趣を高めるために、適宜の発光部材等が遊技台(遊技枠体)や可動部材等に取り付けられている。
しかるに、可動部材に発光部材等が取り付けられた場合、可動部材は遊技台に設けられた基板等の他部材と発光部材等に信号を送信するための適宜の配線を用いて接続される。しかしながら、可動部材は遊技の演出に伴って頻繁に移動(可動)を繰り返すものであるため、配線は移動時に可動部材と基板等の他部材との接続状態が解除されないように十分に余裕を持たせた長さで構成されている。そのため、可動部材の移動時には、その位置によって配線に余剰部分が生じてしまい、配線が可動部材等の他部材や遊技枠体の出っ張り部分等に接触したり引っ掛かったりして破損するおそれがあった。
特開2008−200306号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、可動部材を移動させた際に接続された配線部材が破損する不具合を抑制することができる遊技機を提供するものである。
すなわち、請求項1の発明は、遊技台上を水平方向に一側から他側へ往復移動する可動部材と、前記可動部材を移動させる駆動手段と、前記可動部材の接続部と前記遊技台の接続部とを接続する配線部材とを有する遊技機において、前記配線部材は前記可動部材側に固定された第一の固定部と、前記遊技台側に固定された第二の固定部と、前記第一の固定部と第二の固定部との間の円弧状折返部とを形成するとともに前記可動部材の接続部と前記遊技台の接続部とを接続し、前記可動部材の移動時には前記円弧状折返部を介して前記可動部材の移動方向に対して平行方向に移動するように配置されているとともに、前記配線部材の円弧状折返部の前記第一の固定部側への拡大を規制する規制部材が形成されていることを特徴とする遊技機に係る。
請求項2の発明は、前記第二の固定部が前記可動部材の移動時における配線部材の円弧状折返部に関与しない部分であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機に係る。
請求項3の発明は、前記第一の固定部に前記規制部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機に係る。
請求項4の発明は、前記規制部材が前記第一の固定部へ向けて下り傾斜した傾斜状規制部を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機に係る。
請求項1の発明に係る遊技機は、遊技台上を水平方向に一側から他側へ往復移動する可動部材と、前記可動部材を移動させる駆動手段と、前記可動部材の接続部と前記遊技台の接続部とを接続する配線部材とを有する遊技機において、前記配線部材は前記可動部材側に固定された第一の固定部と、前記遊技台側に固定された第二の固定部と、前記第一の固定部と第二の固定部との間の円弧状折返部とを形成するとともに前記可動部材の接続部と前記遊技台の接続部とを接続し、前記可動部材の移動時には前記円弧状折返部を介して前記可動部材の移動方向に対して平行方向に移動するように配置されているとともに、前記配線部材の円弧状折返部の前記第一の固定部側への拡大を規制する規制部材が形成されているため、可動部材を可動させた際に配線部材の他の部材との接触を容易に回避することができ、配線部材が破損する不具合を抑制することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第二の固定部が前記可動部材の移動時における配線部材の円弧状折返部に関与しない部分であるため、配線部材の絡まり等の不具合の発生を抑制することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記第一の固定部に前記規制部材が取り付けられているため、規制部材の設置スペースの省スペース化を図ることができる。
請求項4の発明は、請求項3において、前記規制部材が前記第一の固定部へ向けて下り傾斜した傾斜状規制部を有するため、規制部材を小型に形成した場合でも円弧状折返部の拡大を効果的に規制することができる。
本発明の一実施例に係る遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 遊技台に取り付けられた可動役物の可動部材が開状態の斜視図である。 遊技台に取り付けられた可動役物の可動部材が閉状態の斜視図である。 可動部材が開状態時の配線部材の状態を表した要部斜視図である。 可動部材が閉状態時の配線部材の状態を表した要部斜視図である。 規制部材と配線部材の移動状態との関係を表した要部断面図である。 他の実施例に係る規制部材と配線部材の移動状態との関係を表した要部断面図である。
図1,2に示す実施例の遊技機1は、この発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機(弾球遊技機)である。遊技機1では、遊技台(遊技枠体)2の内側に遊技盤3が着脱交換可能に収容されており、その遊技盤3に遊技球(遊技媒体)の内側ガイドレール4及び外側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール4によって囲まれて遊技球が流下可能な遊技領域6に、遊技球の入賞可能な入賞領域である入賞口等の役物が設けられている。図において、符号7は遊技盤3に備えられた釘である。
まず、遊技領域6の中心線上に設けられた表示装置9の下方に、普通電動役物である始動入賞口10が配設され、始動入賞口10の下方には特別電動役物である遊技特典付与装置として大入賞装置(大入賞口とも称される。)15、その下方にはアウト口17が配設されている。また、表示装置9の両側には普通図柄変動開始用左ゲート19,21、その下方に風車22,22が設けられており、その下方に袖入賞口23,25が配設され、さらには前記大入賞装置15の左側に落とし入賞口27,29が配設されている。この実施例において、始動入賞口10は、遊技領域6を流下する遊技球を受け入れ可能とすると共に、その入球(入賞)に起因して特別遊技状態(大当たり状態)に移行するか否かの判定を開始するための入球口に相当する。
また、遊技機1の前面側には、遊技状態を報知する枠飾りランプ35,36、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿32、上側球受け皿32の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿34、音声や効果音を発して遊技状態を遊技者に報知するスピーカ37、遊技者の遊技操作によって適宜の演出等を操作可能な操作手段60、遊技者による操作ハンドルH1(操作手段)の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置H等がそれぞれ組み付けられている。
図中の表示装置9(図柄表示手段、判定結果報知手段等を兼ねる。)において、符号43は数字,アルファベット,記号あるいは絵(キャラクタ)等の図柄を変動表示及び停止表示(最終的に確定表示する前の仮停止表示を含む、以下同じ)可能な図柄表示装置、49はセンター飾りを有する表示装置9の窓枠部、50は図柄表示装置43の液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等からなる表示領域である。また、表示領域50は、特別図柄の変動中に、該特別図柄に加えて背景(建物、風景等)、キャラクタ(人物、動物、植物、物等)、文字等の装飾図柄を表示し、該装飾図柄は前記特別図柄の変動開始等の所定始動条件に起因して変動表示可能となっている。図柄表示装置43については、表示領域50が前記したように液晶表示器に限られるものではなく、有機EL、CRT、その他の表示手段で構成されていてもよい。
この実施例の表示領域50は、横に並ぶ左特別図柄表示部、中特別図柄表示部、右特別図柄表示部で構成される図柄表示部を有し、それぞれの図柄表示部で判定図柄(当否判定情報)である特別図柄が変動表示及び停止表示される。加えて、表示領域50には普通図柄表示部(図示せず)が設けられており、普通図柄が変動表示及び停止表示可能とされている。また、表示領域50には、特別図柄等に加えて背景画像(キャラクタ,背景,文字等を含む。)が表示されることもあり、背景画像が特別図柄の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっている場合もある。なお、この実施例において表示領域50に表示される左、中、右特別図柄は、各々『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12通りの数字からなる図柄である。なお、図示しないが、表示領域50は、特別図柄保留記憶数表示部、普通図柄表示部、普通図柄変動数記憶領域を有する。
遊技盤3の背面(裏面)には、入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞口用検出スイッチ(遊技球検出手段に相当する。)等が設けられている。この実施例では、検出スイッチが各入賞口に対してそれぞれ設けられている。始動入賞口10に入賞(入球口に入球)した遊技球を検出する特別図柄変動開始スイッチは入賞球の通路に設けられており、入賞球の検出によって図柄表示装置43の図柄変動は開始される。その際、特別図柄変動中に始動入賞口10に入賞した遊技球の個数、すなわち特別図柄の変動を開始する回数については、現在変動中のものを除いて保留回数(この例では最高4回)を特別図柄保留記憶数表示部に表示し、記憶数の減少によって前記表示部内の特別図柄保留記憶数の表示個数を減らす。その他、袖入賞口23,25及び落とし入賞口27,29の入賞球を検出する各袖入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤3背面に設けられている。
前述のとおり、始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する特別図柄変動開始スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、前記特別図柄変動開始スイッチによって入賞球が検出(図柄変動条件の契機)されると、図柄表示装置43における表示領域50の左,中,右特別図柄表示部で各特別図柄が変動を開始し、所定時間変動後、予め設定された順で特別図柄が変動停止して、停止図柄の組合せが確定表示される。なお、図柄変動パターン等によっては、特別図柄の確定表示以前に、いわゆるリーチ状態となったり、リーチ予告、当たり予告等が行われる。そして、前記確定表示された停止図柄の組合せが、予め決められた特別図柄組合せである特定の大当たり図柄組合せ、例えば、同一の特別図柄の組合せからなる通称ぞろ目であると、大当たり状態(特別遊技状態)に移行する。大当たり状態になると、大入賞装置15の開閉板が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞装置15内へ入賞可能にする。
ここで、リーチ状態とは、表示領域50の左,中,右特別図柄表示部において、特別図柄の変動表示が開始された後、表示制御が進行して表示結果が停止表示される前段階において、特定の表示態様、つまり大当たり図柄の組合せ(同一図柄の組合せ)が表示されやすい可変表示態様となったと遊技者に思わせるための表示態様をいう。この実施例では、リーチ状態の1つとして、前記表示領域50の左,中,右特別図柄表示部のうち、最終停止図柄(ここでは右特別図柄)を表示する表示部(ここでは右特別図柄表示部)だけを残して、残りの2つの表示部で図柄が特定の組合せ(例えば同一図柄)となるように仮停止するリーチ変動表示処理がなされている。
また、リーチ状態時には、表示領域50における特別図柄(主に最終停止特別図柄)の変動時間を長くしたり、表示領域50における特別図柄を利用した図柄利用演出や特別図柄の背後に表示されるキャラクタや背景等を表示してリーチアクションが演出される。なお、リーチ状態になる前に、リーチ状態になる可能性または大当たりになる可能性が高いことを報知する予告(予兆)が演出されるようにしてもよい。前記の予告としては、表示領域50上へのキャラクタの表示や残像表示等が挙げられる。
遊技盤3の大入賞装置15の背面側には、大入賞装置15への入賞球を検出する入賞球検出スイッチが設けられている。前記各入賞口への遊技球の入賞を各検出スイッチが検出するとき、すなわち遊技における入賞条件が成立すると、賞球払出装置によって、入賞球数に応じて予め設定されている所定数の遊技球が賞品球として払い出される。開閉板は、所定時間(例えば30秒)経過した時点で閉鎖される。これにより、遊技者はより多くの賞球を得ることができる。一連の遊技は特別遊技(大当たり遊技)であり、その状態は特別遊技状態である。
前記した入賞口用検出スイッチの他に遊技盤背面に設けられている装置としては、始動入賞口10の可動片を開閉する始動入賞口用ソレノイドと、大入賞装置15の開閉板を開閉する大入賞口開放用ソレノイド等があり、普通図柄変動開始用ゲート19,21には通過する遊技球を検出するゲート検出スイッチがある。
普通図柄変動開始スイッチでゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって、普通図柄表示部における普通図柄の変動は開始する。そして、普通図柄表示部において図柄変動した後に確定表示された図柄が予め設定されている特定の図柄であった場合には、小当たり(普通図柄当たり)となり、始動入賞口用ソレノイドにより始動入賞口10の可動片の拡開開放が後記する所定時間行われ、賞球が払い出される。普通図柄の変動を開始する回数については、現在変動中のものを除いて保留回数(この例では最高4回)を普通図柄変動数記憶領域に表示するようになっている。
この遊技機1は、図1〜7に示すように、遊技台3上を水平方向に一側から他側へ往復移動する可動部材110と、可動部材110を移動させる駆動手段120と、可動部材110の接続部115と遊技台2の接続部105とを接続する配線部材130とを有する可動役物100を備える。図中の符号2Aは図柄表示装置43を取り付けるために遊技台2に形成された開口部、101は遊技台2に設けられた基板である。なお、遊技台2の接続部105は基板101に設けられている。
可動部材110は、遊技の演出を実行するための役物であって、図3,4に示すように、可動部材本体111と、可動部材本体111を遊技台3上で水平方向に一側から他側へ往復移動させるための摺動バー113とを有する。実施例の可動部材本体111は、遊技盤3の盤面に対して平行にスライド移動することにより、表示領域50の前面側を開閉する一対の扉体である。また、接続部115は、扉体である可動部材本体111の裏面側等に適宜設けられ、実施例では、図5,6に示すように、可動部材本体111の下部に形成されている。図において、符号112は可動部材本体111上部に設けられて摺動バー113を把持して摺動可能な摺動部、114は可動部材110の下部前面側に架設されて可動部材110を遊技機1の前面側への移動を抑制する抑制部材、116は可動部材本体111下部あるいは接続部115から遊技盤3に対して下方に延設されて可動部材110の移動時に一体となって水平方向へ移動するとともに後述する配線部材130の第一の固定部131が固定される配線固定板である。
駆動手段120は、図3,4に示すように、モータ等の駆動源121を用いて可動部材110を機械的に移動させる適宜の機構からなる。実施例の駆動手段120は、ステッピングモータ等の公知の回転駆動装置からなる駆動源121と、可動部材110の摺動部112と一体に形成されたラック部122と、駆動源121により回転動作を行いラック部122と噛合するピニオン部123とを有し、ラック部122とピニオン部123とが噛合することで駆動源121の回転力を直線方向の移動に変換するラックアンドピニオン機構によって構成されている。
配線部材130は、図3〜図7に示すように、第一の固定部131と、第二の固定部132と、円弧状折返部133とを形成するとともに、可動部材110の接続部115と遊技台2の接続部105とを接続し、基板101等からの適宜の信号を可動部材110側へ伝達可能とするものである。配線部材130は、適宜の信号が伝達可能、かつ、可動部材110の移動時に可動部材110と基板101との接続状態が解除されないように十分に余裕を持たせた長さで構成されたものであれば、材質や形状等は特に限定されない。実施例では、フレキシブルフラットケーブルが用いられている。各図において、符号135は可動部材110の移動方向に対して平行方向に延設されて後述する配線部材130の第一の固定部131が収容される配線収容溝部、136は配線収容溝部135に収容された配線部材130の第二の固定部132の浮き上がりを抑制する配線抑制部である。なお、図7の紙面上側は遊技盤3の前面方向、紙面下側は遊技盤3の後面方向に相当し、以下図7における上方とは紙面上方、すなわち遊技盤3に対して前面方向、下方とは紙面下方、すなわち遊技盤3に対して後面方向であることを示す。
第一の固定部131は、図5〜図7に示すように、可動部材110側に固定された部分である。実施例では、配線収容溝部135上方の可動部材110の配線固定板116に固定されており、この固定部分から配線固定板116上を可動部材110の接続部115へ向けて略直角に折り返して接続されている。また、第一の固定部131では、配線固定板116に固定された部分から配線収容溝部135の長さ方向と同一方向に延出されている。
第二の固定部132は、図5〜図7に示すように、遊技台2側に固定されて後述する可動部材110の移動時における配線部材130の円弧状折返部133に関与しない部分であり、端部が遊技台2の接続部105に接続されて、配線抑制部136によって接続部105から延出した部分が浮き上がらないように抑制されている。なお、符号132Aは第二の固定部132と円弧状折返部133との間の配線抑制部136に抑制されていない自由延設部である。
円弧状折返部133は、図5〜図7に示すように、第一の固定部131と第二の固定部132との間の部分であり、配線部材130を上方へ折り返して両端を第一の固定部131と第二の固定部132とで固定することによって形成される。なお、円弧状折返部133は、実施例のようにフレキシブルフラットケーブルを用いることによって、配線部材130の横ずれ等を抑制して折り返すことが容易となる。
上記配線部材130は、図7に示すように、可動部材110の移動時には円弧状折返部133を介して可動部材110の移動方向に対して平行方向に移動するように配置されているとともに、円弧状折返部133の第一の固定部131側への拡大を規制する規制部材140が形成されている。
規制部材140は、円弧状折返部133の第一の固定部131側への拡大を規制することが可能であれば、形状や大きさ等は特に限定されないが、実施例では、図5〜図7に示すように、第一の固定部131を被覆して円弧状折返部133の第一の固定部131側への拡大を規制する天板部141を有しており、配線固定板116に固定された配線部材130の第一の固定部131に取り付けられて、配線固定板116とともに第一の固定部131を挟み込んでいる。この規制部材140は、第一の固定部131の固定部分に相当する配線固定板116とともに平行移動するため、比較的小さな部材で形成しても常時第一の固定部131を被覆することが可能となり、規制部材140の設置スペースの省スペース化を図ることができる。また、規制部材140の天板部141は、第一の固定部131へ向けて下り傾斜した傾斜状規制部142を有しているため、規制部材140を小さな部材で形成した場合でも円弧状折返部133の拡大を効果的に規制することができる。
次に、可動部材110の移動に伴う配線部材130の移動状態について説明する。まず、図3,5及び図7(a)に示すように、可動部材本体111が扉体である可動部材110が開状態である場合、可動部材本体111は遊技機1(遊技台2)の側方に位置しており、その下部の接続部115から延設された配線固定板116は遊技機1(遊技台2)の側方かつ配線収容溝部135の上方に配置される。ここで、配線部材130では、第二の固定部132が遊技台2の接続部105から遊技台2の側方へ延出されて配線抑制部136によって配線収容溝部135内に収容されており、遊技台2の側方において上方へ折り返された円弧状折返部133aを介して第一の固定部131が配線固定板116に固定されてその第一の固定部131から略直角に折り曲げて接続部115へと接続されている。
図7(b)に示すように、可動部材110が開状態から閉状態へ移動する場合、可動部材本体111が遊技台2の側方から中央方向へ移動するのに伴って、配線固定板116は遊技台2の中央方向へ配線収容溝部135の上方をその長さ方向に沿って移動される。その際、配線部材130では、第二の固定部132が配線抑制部136によって遊技台2側へ固定されていることにより、自由延設部132Aの遊技台2の側方側の部分から順次上方へ折り返されて拡大された円弧状折返部133bを介して第一の固定部131が配線固定板116とともに遊技台2の中央方向、すなわち、可動部材110の移動方向に対して平行方向へ移動される。また、拡大された円弧状折返部133bは、第一の固定部131の移動に伴って遊技台2の中央方向へ移動しつつ拡大される一方、規制部材140によって第一の固定部131側への拡大が規制される。特に、傾斜状規制部142により、円弧状折返部133の拡大方向が第一の固定部131の反対側(遊技台2の側方側)となるように規制されるため、円弧状折返部133の拡大を効果的に規制することができる。
続いて、図4,6及び図7(c)に示すように、可動部材110が閉状態である場合、可動部材本体111は遊技台2略中央に位置しており、配線固定板116も同様に遊技台2略中央、すなわち、基板101(接続部105)の上方に配置される。その際、配線部材130では、自由延設部132Aが継続して順次上方へ折り返されてさらに拡大された円弧状折返部133cを介して第一の固定部131が配線固定板116とともに遊技台2の略中央位置へ配置される。また、円弧状折返部133cは、前記と同様に、規制部材140の天板部141や傾斜状規制部142によって第一の固定部131側への拡大が規制されるため、遊技台2の側方側へと拡大されて上方への拡大が抑制される。
一方、可動部材110が閉状態から開状態へ移動する場合、可動部材本体111が遊技台2の略中央位置から側方へ移動するのに伴って、配線固定板116は遊技台2の略中央位置から側方へ配線収容溝部135の上方をその長さ方向に沿って移動される。その際、配線部材130では、遊技台2の中央側の部分から順次自由延設部132Aへと戻されて遊技台2の側方へ移動し縮小された円弧状折返部133を介して第一の固定部131が配線固定板116とともに遊技台2の側方、すなわち、可動部材110の移動方向に対して平行方向へ移動される。以後、同様の作動が繰り返される。
このように、可動部材110の移動時に拡大する配線部材130の円弧状折返部133が規制部材140に当接することで第一固定部131側への拡大が規制されるため、円弧状折返部133の上方への拡大を抑制することができる。従って、配線部材130に余剰部分が生じた場合であっても、配線収容溝部135側へ抑制して可動部材110等の他の部材と接触することを容易に回避することができる。また、可動部材110の移動時に配線部材130は可動部材110の移動方向に対して平行方向へ移動する構成であるため、可動部材110が移動しても配線部材130が他の部材に引っ掛かる等して破損してしまうことを抑制することができる。さらに、配線部材130は第一の固定部で一旦固定された状態から略直角に折り曲げて接続部115へ接続されているため、配線部材130や配線収容溝部135の配置と可動部材110との配置がどのような位置関係であっても、可動部材110の移動時に配線部材130は可動部材110の移動方向に対して平行方向へ移動する構成とすることができる。
以上図示し説明したように、本発明の遊技機1では、遊技台2上を水平方向に一側から他側へ往復移動する可動部材110と、可動部材110を移動させる駆動手段120と、可動部材110の接続部115と遊技台2の接続部105とを接続する配線部材130とを有し、配線部材130は可動部材110側に固定された第一の固定部131と、遊技台2側に固定された第二の固定部132と、第一の固定部131と第二の固定部132との間の円弧状折返部133とを形成するとともに可動部材110の接続部115と遊技台2の接続部105とを接続し、可動部材110の移動時には円弧状折返部133を介して可動部材110の移動方向に対して平行方向に移動するように配置されているとともに、配線部材130の円弧状折返部133の第一の固定部131側への拡大を規制する規制部材140が形成されているため、可動部材を移動させた際には円弧状折返部133の第一固定部131側への拡大を規制して上方への拡大を抑制することができる。これにより、可動部材を移動させた際に配線部材130の他の部材との接触を容易に回避することができ、配線部材130が破損する不具合を抑制することができる。
また、配線部材130の第二の固定部132が可動部材110の移動時における配線部材130の円弧状折返部133に関与しない部分であることにより、配線部材130が移動する際の円弧状折返部133の変形を整然と行うことができ、配線部材130の絡まり等の不具合の発生を抑制することができる。
さらに、第一の固定部131に規制部材140を取り付けるようにすれば、可動部材110の移動時に規制部材140が第一の固定部131の固定部分とともに移動可能となるため、規制部材140を小型に形成することが可能となり、規制部材140の設置スペースの省スペース化を図ることができる。加えて、上記規制部材140に第一の固定部へ向けて下り傾斜した傾斜状規制部142を設ければ、円弧状折返部133の拡大方向を第一の固定部131の反対側(遊技台2の側方側)となるように規制可能となり、規制部材140を小型に形成した場合でも円弧状折返部133の拡大を効果的に規制することができる。
なお、本発明の遊技機は、前述の実施例のみに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、実施例では、規制部材を比較的小さな部材で形成して第一の固定部に取り付けることで第一の固定部の固定部分とともに平行移動可能として常時配線部材の第一の固定部を被覆するように構成したが、図8に示すように、配線部材130の移動範囲全体に亘って被覆可能な板状の規制部材140Aとすることもできる。この規制部材140Aでは、配線部材130がどの位置にあっても確実に被覆することが可能であるため、より効果的かつ確実に円弧状折返部133の拡大を抑制することができる。
1 遊技機
2 遊技台
3 遊技盤
100 可動役物
105 接続部
110 可動部材
115 接続部
120 駆動手段
130 配線部材
131 第一の固定部
132 第二の固定部
133 円弧状折返部
140 規制部材

Claims (4)

  1. 遊技台上を水平方向に一側から他側へ往復移動する可動部材と、
    前記可動部材を移動させる駆動手段と、
    前記可動部材の接続部と前記遊技台の接続部とを接続する配線部材とを有する遊技機において、
    前記配線部材は前記可動部材側に固定された第一の固定部と、前記遊技台側に固定された第二の固定部と、前記第一の固定部と第二の固定部との間の円弧状折返部とを形成するとともに前記可動部材の接続部と前記遊技台の接続部とを接続し、前記可動部材の移動時には前記円弧状折返部を介して前記可動部材の移動方向に対して平行方向に移動するように配置されているとともに、
    前記配線部材の円弧状折返部の前記第一の固定部側への拡大を規制する規制部材が形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第二の固定部が前記可動部材の移動時における配線部材の円弧状折返部に関与しない部分であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第一の固定部に前記規制部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記規制部材が前記第一の固定部へ向けて下り傾斜した傾斜状規制部を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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