JP2008212537A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008212537A
JP2008212537A JP2007057195A JP2007057195A JP2008212537A JP 2008212537 A JP2008212537 A JP 2008212537A JP 2007057195 A JP2007057195 A JP 2007057195A JP 2007057195 A JP2007057195 A JP 2007057195A JP 2008212537 A JP2008212537 A JP 2008212537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
pachinko ball
game
gaming machine
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007057195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuya Okamoto
祐哉 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2007057195A priority Critical patent/JP2008212537A/ja
Publication of JP2008212537A publication Critical patent/JP2008212537A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】羽根の開閉動作中に入賞口に遊技球を入賞し難くする。
【解決手段】センター役物の下方左右には始動チャッカーが設けられている。各始動チャッカーの上方には袴釘38が設けられている。袴釘38はパチンコ球11を各始動チャッカーに向けて案内する案内経路40を形成している。案内経路40には第1〜第4可動板42〜45が設けられている。例えば、パチンコ球11が左始動チャッカー24に入賞すると、センター役物の羽根が開閉するとともに、ソレノイド52は駆動鉄芯53を突出させて第1〜第4可動板42〜45を退避位置から干渉位置に可動させる。このとき、案内経路40にパチンコ球11が進入すると、パチンコ球11は第1〜第4可動板42〜45を下方に弾性変形させながら案内経路40を通過する。よって、案内経路40の通過時間が遅延される。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置される遊技機としてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機の中には、羽根モノと呼ばれる役物を備えたパチンコ機がある。この羽根モノと呼ばれる役物は、その内部に当たり口およびハズレ口と、内部に連通している導入口を開閉する羽根とを備えている。例えば、始動入賞口にパチンコ球が入賞すると羽根が一定回数開閉動作される。この開閉動作の過程で開放された羽根によって受け止められたパチンコ球は導入口から役物内部に導かれ、当たり口またはハズレ口のいずれかに入る。
例えば当たり口に入ると、遊技者に有利な当たりモードとなり、上述した羽根が例えば18回を上限として開閉動作されるか、その開閉動作中に例えば10個のパチンコ球が役物の内部に入ると、羽根の開閉動作が終了して1ラウンドが終了する。この1ラウンドが終了する間に、役物の内部に入ったパチンコ球が当たり口に入ると、再び羽根が開閉動作を開始して2ラウンド目が開始される。この当たりモードでは、例えば15ラウンドを上限として行われる。また、ハズレ口に入ると、当たりモードにはならずにハズレ口に入ったことによる賞球の払い出しだけが行われる。これにより、遊技者は始動入賞口にパチンコ球をより多く入賞させて羽根を開閉動作させ、役物の内部にパチンコ球をより多く入れることで、パチンコ球が当たり口に入る確率を高めることが重要となる。
一方、始動入賞口の上方には、正面視で略八の字に配列された一対の釘列(以下、一対の釘列のことを袴釘という)が設けられており、この袴釘は釘列と釘列の間によって流下するパチンコ球を始動入賞口に向けて案内する案内経路を形成している。パチンコ球は、案内経路を通過する際に袴釘に接触することで軌道が変化されるので、袴釘を構成する各釘の傾き調整によって始動入賞口への入賞率を調整することができる。しかし、この釘の傾き調整には高度な技術と経験が要求される。そこで、特許文献1に記載の遊技機には、始動入賞口の直上に設けられたハカマ装置を遊技盤の厚み方向に移動させることで、始動入賞口への入賞率を調整可能としている。
特開2006−223474号公報
前述のように、始動入賞口にパチンコ球が入賞すると羽根の開閉動作が行われる。しかしながら、遊技盤面上に連続して打ち出されるパチンコ球が、始動入賞口に連続して入賞した場合、つまり始めに入賞したパチンコ球による羽根の開閉動作中に次のパチンコ球が入賞した場合には、後から入賞したパチンコ球による羽根の開閉動作は行われず(無効化)に賞球の払い出しだけが行われる。よって、遊技者は損失感を感じることがある。また、特許文献1に記載の遊技機では、ハカマ装置を遊技盤の厚み方向に移動させることで始動入賞口への入賞率を調整しているが、ハカマ装置に進入したパチンコ球が湾曲案内板に衝突する以外に、始動入賞口に案内されるまでの時間を変更する手段は設けられていないので、羽根の開閉動作中に遊技球が始動入賞口に入賞することがある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、一対の釘列で形成された案内経路を通過する遊技球の通過時間を変更することで、案内経路を連続で通過する遊技球が羽根の開閉動作中に入賞口に入賞し難くする遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、遊技盤に設けられた入賞口と、前記入賞口の上方に設けられ、前記遊技盤面上を流下する遊技球を前記入賞口に案内する案内経路を形成する一対の釘列と、前記入賞口に遊技球が入賞したことに応答して、内部に遊技球を受け入れる導入口を開閉する羽根を有した役物とを備えた遊技機において、前記案内経路に設けられ、前記遊技盤面内に突出して前記案内経路を流下する遊技球と干渉する干渉位置、および前記遊技盤面外に収納され、前記遊技球と干渉しない退避位置との間で可動自在に設けられた弾性を有する可動部材と、前記可動部材を前記干渉位置と前記退避位置との間で可動させる駆動手段と、前記羽根が開閉しているときに、前記可動部材を前記退避位置から前記干渉位置に可動させるように前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記可動部材は、前記案内経路に沿って所定間隔で複数配置されていてもよい。また、前記複数の可動部材は前記干渉位置で隣接する前記可動部材同士の突出量が互いに異なることが好ましい。また、相対的に下方に位置する前記可動部材は、上部の前記可動部材よりも突出量が小さいことが好ましい。
また、前記駆動制御手段には前記駆動手段によって前記可動部材を可動させる可動量が複数設定されており、前記可動部材は前記可動量に応じた複数の前記干渉位置のうちいずれかに可動されるものである。
また、前記一対の釘列は、正面視で略八の字に配置されており、前記釘列を構成する釘の傾きに応じて、前記案内経路を流下する遊技球が前記入賞口に入賞する入賞率が異なることが好ましい。
本発明の遊技機は、一対の釘列で形成された案内経路に弾性を有する可動部材を設け、羽根が閉閉しているときに可動部材を退避位置から干渉位置に移動させたので、案内経路を遊技球が連続して流下する際に、羽根の開閉動作中に遊技球が入賞口に入賞し難くなる。よって、羽根の開閉動作が無効化されることがなくなり、遊技者に損失感を与えることがなくなる。
また、案内経路に複数の可動部材を設け、隣接する可動部材同士は干渉位置で異なる突出量となっているので、案内経路を通過する遊技球の通過時間を適宜に変更することができる。
また、駆動制御手段には、可動部材を可動させる可動量が複数設けられており、この可動量に応じた複数の干渉位置のいずれかに可動部材を可動させるので、干渉位置に応じて案内経路を通過する遊技球の通過時間を変更することができる。よって、羽根が開閉しているときに遊技球が入賞口に入賞し難くなるとともに、案内経路を通過する遊技球の動きにも変化を与えることができる。
図1は、本発明を用いたパチンコ機2(遊技機)の正面図である。パチンコ機2の前面上部には、前面扉5が設けられている。この前面扉5の中央には開口5aが設けられており、この開口5aは前面扉5の内側から例えばガラス板(図示省略)によって覆われている。遊技者は開口5aを覆うガラス板を介して、遊技領域20aに設けられた構造物や、遊技領域20aを流下するパチンコ球11を視認することができる。
前面扉5の上部には、その前面に適当な色の透明または半透明な装飾ランプカバー12が設けられている。装飾ランプカバー12の背後には、それぞれ1個以上の装飾ランプが配されている。この装飾ランプは、入賞の有無や当たりモードの実行中に所定パターンで点灯、消灯を行う。なお、装飾ランプカバー12の形状は適宜に変更することが好ましい。また、装飾ランプカバー12の左右には、一対のスピーカ13が設けられている。スピーカ13からは遊技を演出する音声や音楽などが出力される。
パチンコ機2の前面下部には、パチンコ球11を供給する供給皿15や、遊技領域20aにパチンコ球11を打ち出す際に操作される発射ハンドル16が設けられている。発射ハンドル16は、その操作量によってパチンコ球11の打ち出し強さが変化するようになっている。
図2にも示すように、遊技領域20aは、ガイドレール18によって囲まれた略楕円形状の領域から構成され、その略中央に羽根モノと呼ばれるセンター役物21(役物)が設けられている。このセンター役物21の周囲には、風車22や釘23が設けられている。また、センター役物21の下方には、複数の始動チャッカー24,25(入賞口)と、アウト口26が設けられている。遊技盤面内に打ち出されたパチンコ球11は、正面視で左側に設けられた左始動チャッカー24または右側に設けられた右始動チャッカー25のいずれかに入賞するか、アウト口26で回収される。
図3にも示すように、センター役物21は、役物本体30と、羽根31、32、クルーン33、液晶ディスプレイ34などで構成されている。役物本体30の上部には、液晶ディスプレイ34が設けられている。液晶ディスプレイ34には、遊技状態に応じてキャラクターや図柄などによる演出画像が表示される。また、詳しくは後述するが、センター役物21の内部で、クルーン33に設けられた当たり口35にパチンコ球11が入ると、液晶ディスプレイ34には当たりモードに移行したことが表示される。
液晶ディスプレイ34の下部で、役物本体30の両側部には導入口30aが形成されている。導入口30aはパチンコ球11の直径より大きく、役物本体30の内部と外部とを連通している。そして、この導入口30aの近傍には、導入口30aを開閉する羽根31,32が設けられている。羽根31、32は略直方体形状となっており、長手方向の一端に設けられた回動軸37を中心に、導入口30aを開放する開位置(図中実線)と閉鎖する閉位置(図中点線)との間で回動する。羽根31、32は、左始動チャッカー24または右始動チャッカー25にパチンコ球11が入賞すると閉位置から開位置に所定回数回動される。羽根31、32が開位置のときに羽根31、32の近傍を流下するパチンコ球11は、羽根31、32に受け止められて導入口30aに案内される。また、羽根31、32が閉位置にあるときには、パチンコ球11はセンター役物21の側面に沿って遊技盤面内を流下する。なお、羽根31、32の回動タイミングは左右同時である。
役物本体30内の底面には、回動自在にクルーン33が設けられている。詳しくは図示しないが、クルーン33の周面にはギアが形成されており、ステッピングモータ66(図6参照)の駆動によって例えば図中矢印の方向に一定速度で回動する。また、クルーン33の上面には、3つの開口が形成されている。これらの開口のうち1つは当たり口35となっており、残り2つはハズレ口36となっている。導入口30aから役物本体30内に入ったパチンコ球11は、クルーン33の上面で転動して当たり口35またはハズレ口36のいずれかに入る。パチンコ球11が当たり口35に入ると、遊技モードが通常モードから当たりモードに移行する。また、ハズレ口36に入ると遊技モードは通常モードのままで、予め決められた数の賞球が供給皿15に払い出される。なお、当たり口35およびハズレ口36に入ったパチンコ球11は、センター役物21の裏側に回収される。
当たりモードに移行すると、例えば羽根31、32が18回を上限として一定の間隔で開閉動作されるか、この開閉動作中に10個のパチンコ球11が役物本体30内に入ると羽根31,32の開閉動作が終了する。このとき、役物本体30内に入ったパチンコ球11は当たり口35またはハズレ口36のいずれかに入る。当たり口35にパチンコ球11が入ると1ラウンドの終了後に2ラウンド目が開始される。そして、供給皿15には当たり口35およびハズレ口36に入ったパチンコ球11に応じた賞球の払い出しが行われる。この当たりモードでは、最高15ラウンドを上限として行われ、15ラウンドが終了するか、ラウンド中に当たり口35にパチンコ球11が入らなかった場合には、当たりモードが終了し、通常モードへと移行する。通常モードでは羽根31、32は閉位置となっており、パチンコ球11が左始動チャッカー24または右始動チャッカー25に入賞したときにだけ、羽根31、32が閉位置から開位置に回動する。
センター役物21の下方には、左始動チャッカー24及び右始動チャッカー25が設けられている。例えば、パチンコ機2では左始動チャッカー24または右始動チャッカー25のいずれかにパチンコ球11が入賞すると羽根31、32が1回開閉動作される。なお、各始動チャッカー24,25にパチンコ球11が入賞した際に、羽根31、32の開閉回数を1回としたがこれに限るものではない。
左始動チャッカー24及び右始動チャッカー25の上方には、正面視で略八の字に釘23が打ち込まれた一対の釘列からなる袴釘38がそれぞれ設けられている。以下、左始動チャッカー24及び右始動チャッカー25は構成が同じため、左始動チャッカー24を用いて説明を行い、右始動チャッカー25の説明は省略する。袴釘38は、釘列の間に進入したパチンコ球11を左始動チャッカー24に向けて案内する案内経路40を形成している。パチンコ球11は案内経路40を通過する際に袴釘38に接触することによって、その流下方向が微妙に変更される。これにより、袴釘38を形成する各釘23の傾きを調整することで、左始動チャッカー24への入賞率の調整が可能となっている。
また、案内経路40には、パチンコ球11が案内経路40を通過する際の通過時間を変更させる第1〜第4可動板42〜45(可動部材)が設けられている。第1〜第4可動板42〜45は案内経路40で上方から下方にかけて所定の間隔で配置されている。図4〜図6に示すように、第1〜第4可動板42〜45は例えばフィルムや板バネなどからなり、弾性を有した薄板形状をしている。
第1〜第4可動板42〜45は、図4に示すように遊技盤20に形成された開口46から遊技盤20の裏側に配置され、案内経路40でパチンコ球11と干渉しない退避位置と、図5に示すように遊技盤面内に突出して、案内経路40でパチンコ球11と干渉する干渉位置との間で可動自在に設けられている。第1〜第4可動板42〜45は、それぞれ長さが異なっており、相対的に下方に位置する可動板は、上部に位置する可動板に比べて短くなっている。つまり、案内経路40に配置されている第1〜第4可動板42〜45の長さは、一番上部に設けられた第1可動板42の長さが一番長く、第2、第3可動板43,44の順番で徐々に短くなり、第4可動板45の長さが一番短くなっている。なお、本実施形態では可動板を4枚用いたが、これ限らず、可動板を1枚でも、5枚以上用いてもよい。また、可動板の長さも適宜に設定することが好ましい。
遊技盤20の裏面側には、第1〜第4可動板42〜45を干渉位置と退避位置との間で可動させる可動機構50が設けられている。可動機構50としては、プッシャー板51、ソレノイド52から構成されている。第1〜第4可動板42〜45の他端は、遊技盤20の裏側でプッシャー板51に固定されており、プッシャー板51にはソレノイド52(駆動手段)の駆動鉄芯53が連結されている。ソレノイド52は支持部材55に固定されており、左始動チャッカー24または右始動チャッカー25にパチンコ球11が入賞するとパチンコ機2を制御するCPU61(図7参照)からの指令により駆動鉄芯53を移動させる。これにより、第1〜第4可動板42〜45が退避位置(図4参照)と干渉位置(図5参照)との間で可動する。
図7は、パチンコ機2の電気的構成を示す機能ブロック図である。このパチンコ機2は、遊技制御装置60を備えている。この遊技制御装置60は、CPU61、ROM62、RAM63を備えている。CPU61は、ROM62に記憶された遊技制御プログラムを読み出すことで、遊技制御装置60に入力される各種信号に基づいて各部を制御する。また、RAM63には、CPU61が遊技制御プログラムを実行する際の演算子やフラグなどが一時的に記憶される。
上述したように、センター役物21には、羽根31、32、クルーン33が設けられており、これらを動作させる駆動源がそれぞれ設けられている。例えば、羽根31,32を開閉動作する駆動源として、ロータリーソレノイド65が用いられる。ロータリーソレノイド65の軸には羽根31、32に設けられた回動軸37がそれぞれ連結されており、ロータリーソレノイド65の給電が行われると予め設定された回転角で軸を回転させる。これにより、羽根31、32が回動軸37を中心に閉位置と開位置の間で回動する。また、クルーン33を回転させる駆動源として、ステッピングモータ66が用いられる。なお、符号67はステッピングモータ66を駆動するドライバである。
当たり口センサ68はクルーン33の当たり口35の下部に設けられており、パチンコ球11が当たり口35に入ったことを検出し、当たり検出信号をCPU61に入力する。CPU61は、通常モード時に当たり検出信号が入力されると当たりモードに移行させ、ROM62に格納されている当たりモード用のプログラムを実行する。また、当たりモード時に当たり検出信号が入力されると、15ラウンドを上限としてラウンドを継続させる。
また、ハズレ口センサ69はハズレ口36の下部に設けられており、パチンコ球11がハズレ口36に入ったことを検出し、CPU61にハズレ検出信号を入力する。CPU61はハズレ検出信号に基づいて、払出制御装置70に払出信号を入力する。払出制御装置70は払出信号に基づいて払出装置71を駆動させ、所定数の賞球を供給皿15に払い出す。
左始動入賞センサ75は、左始動チャッカー24の内部に設けられている。この左始動入賞センサ75は、左始動チャッカー24に入賞したパチンコ球11を検出し、その入賞信号をCPU61に入力する。CPU61は入賞信号を受けて払出制御装置70に払出信号を入力する。払出制御装置70は、この払出信号に基づいて払出装置71を駆動させ、所定数の賞球を供給皿15に払い出す。さらに、CPU61は、入賞信号に基づいて羽根31、32の開閉制御処理を行う。なお、右始動入賞センサ76も左始動入賞センサ75と同様に、右始動チャッカー25の内部に設けられており、右始動チャッカー25に入賞したパチンコ球11を検出し、入賞信号をCPU61に入力する。
開閉制御処理は、左始動チャッカー24または右始動チャッカー25にパチンコ球11が入賞したことを契機に処理が開始される。CPU61は、左始動チャッカー24または右始動チャッカー25のいずれかにパチンコ球11が入賞すると、ロータリーソレノイド65を制御して、羽根31、32を閉位置から開位置に回動させた後、再び開位置から閉位置に回動させる(開閉動作)。例えば、このときの開閉動作にかかる時間は約1〜1.5秒である。そして、羽根31、32が開位置から閉位置に回動した後に、予め設定された待機時間の計時を行い、待機時間が経過すると開閉制御処理が終了する。この待機時間は、例えば2秒程度に設定されており、先の開閉動作によって役物本体30内に案内されたパチンコ球11がクルーン33上を転動して当たり口35またはハズレ口36に入るまでの時間を考慮したものである。また、開閉制御処理の実行中に各始動チャッカー24,25にパチンコ球11が入賞しても、この入賞による羽根31、32の開閉制御処理は無効化される。なお、開閉動作にかかる時間および待機時間は、これに限るものではなく、適宜に設定することが好ましい。
ソレノイド52(駆動手段)は、駆動鉄芯53を伸縮させて第1〜第4可動板42〜45を干渉位置と退避位置との間で可動させる。本実施形態のパチンコ機2は、羽根31、32が開閉しているときに案内経路40を通過するパチンコ球11の通過時間を遅延させる通過遅延処理が行われる。本実施形態において、この「羽根31、32が開閉しているとき」とは、羽根31、32を実際に開位置と閉位置とに回動動作させることと、待機時間を計時を行う開閉制御処理が行われているときである。通過遅延処理は、左始動チャッカー24または右始動チャッカー25のいずれかにパチンコ球11が入賞したことを契機に処理が開始される。まず、入賞信号がCPU61に入力されると、CPU61(駆動制御手段)はソレノイド52を制御して収納されていた駆動鉄芯53を突出させる。これにより、図4に示す退避位置にあった第1〜第4可動板42〜45は、図5に示すように案内経路40に突出する干渉位置に可動する。そして、開閉制御処理が終了すると、つまり羽根31、32の開閉動作の後に待機時間が経過すると、CPU61はソレノイド52を制御して突出させていた駆動鉄芯53を収納する。これにより、第1〜第4可動板42〜45は干渉位置(図5参照)から退避位置(図4参照)に可動され、通過遅延処理が終了する。
払出制御装置70は、CPU61からの払出信号を受けて払出装置71を駆動し、賞球としてのパチンコ球11を供給皿15に払い出す。パチンコ機2は、払出装置71によって払い出されたパチンコ球11を検出する検出センサ(図示省略)を備えており、払出制御装置70は、検出センサからの検出信号をカウントして、そのカウント値が予め設定された数となる場合に、払出装置71の駆動を停止する。
ランプ制御装置80は、遊技状態に応じて前面扉5に設けられた装飾ランプ81の点灯/消灯制御を行う。音声制御部83はサウンドメモリを備えており、音楽や音声をプログラム化したサウンドプログラムをサウンドメモリから読み出し、サウンドプロセッサを介してスピーカ13から音楽や音声を出力する。発射装置84は、発射ハンドル16に連結されており、発射ハンドル16が操作されると、この操作量に応じた打ち出し強さでパチンコ球11を一定間隔で遊技領域20aに打ち出す。図柄制御装置85は、センター役物21に設けられた液晶ディスプレイ24の表示制御を行い、遊技状態に応じてROM62に格納された演出画像の画像データを読み出して、液晶ディスプレイ34にキャラクターなどを表示して演出を行う。
次に、上記構成の作用について、以下に説明する。パチンコ機2は通常モードで遊技が開始される。図中点線で示すように、通常モードではセンター役物21に設けられた羽根31、32は閉位置となっている。遊技者によって発射ハンドル16が操作されると、一定の間隔でパチンコ球11が打ち出される。このとき、パチンコ球11は左始動チャッカー24に向かって流下するように打ち出される。そして、遊技盤面内の上方に打ち出されたパチンコ球11はセンター役物21、風車22、釘23などに衝突しながら遊技盤面内を流下する。
この時、袴釘38で形成された案内経路40にパチンコ球11が進入すると、案内経路40によって左始動チャッカー24に向けて案内される。そして、案内経路40を通過したパチンコ球11は、左始動チャッカー24に入賞するか、アウト口26で回収される。
パチンコ球11が左始動チャッカー24に入賞すると、供給皿15に賞球が払い出されるとともに、羽根31、32の開閉制御処理および通過遅延処理が行われる。この開閉制御処理によって、羽根31、32の開閉動作が行われる。さらに、案内経路40では第1〜第4可動板42〜45が退避位置から干渉位置に可動する。
また、例えば案内経路40に2個のパチンコ球11が連続して進入した場合、図4に示すように第1〜第4可動板42〜45は退避位置にあるので、1球目のパチンコ球11は袴釘38に案内されて左始動チャッカー24に案内される。そして、このパチンコ球11が左始動チャッカー24に入賞すると、開閉制御処理による羽根31、32の開閉動作が行われるとともに、通過遅延処理による第1〜第4可動板42〜45の退避位置から干渉位置への可動が行われる。
そして、案内経路40に進入した2球目のパチンコ球11は、図6に示すように干渉位置にある第1〜第4可動板42〜45と干渉する。パチンコ球11は、第1〜第4可動板42〜45を下方に弾性変形させながら案内経路40を通過する。これにより、第1〜第4可動板42〜45が退避位置のときに案内経路40を通過するパチンコ球11の平均通過時間に比べて、第1〜第4可動板42〜45が干渉位置にある場合に案内経路40を通過するパチンコ球11の平均通過時間は例えば2〜3秒遅くなる。なお、この平均通過時間の差は、可動板の数、弾性力の強さ、可動板の間隔などにより適宜に変更できるものである。そのため、開閉制御処理にかかる時間に応じて適宜に可動板の数、材質、寸法などを設定することが好ましい。また、下方に弾性変形した第1〜第4可動板42〜45は、パチンコ球11が通過後に直ちに弾性力によって元の状態(図5参照)に戻る。
上記のように、羽根31、32が開閉しているとき、つまり開閉制御処理(羽根31、32の回動動作と待機時間の計時)が行われているときに第1〜第4可動板42〜45が干渉位置にあるので、案内経路40を通過するパチンコ球11の案内経路40の通過時間が第1〜第4可動板42〜45が退避位置にある場合に比べて遅くなり、羽根31、32が開閉しているとき(開閉制御処理の実行中)にパチンコ球11が左始動チャッカー24または右始動チャッカー25に入賞することを防止できる。よって、左始動チャッカー24または右始動チャッカー25に入賞したパチンコ球11による羽根31、32の開閉制御処理が無効化されることを防止できる。よって、遊技者に損失感を与えることを防止できる。そして、羽根31、32の開閉動作が終了して待機時間が経過すると、開閉制御処理の終了とともに第1〜第4可動板42〜45を干渉位置から退避位置に可動させる。これにより、通過遅延処理が終了する。
そして、開閉制御処理による羽根31、32の開閉動作中に役物本体30内にパチンコ球11が案内されると、役物本体30内に入ったパチンコ球11はクルーン33の上面を転動し、当たり口35またはハズレ口36のいずれかに入る。パチンコ球11が当たり口35に入った場合には、通常モードから当たりモードに移行され、当たりモードでの遊技が行われる。これにより、遊技者は多くの賞球を獲得することができる。また、ハズレ口36に入ると所定個数の賞球が供給皿15に払い出される。
なお、本実施形態では、ソレノイド52の駆動鉄芯53をソレノイド52に収納した収納位置と、突出させた突出位置へと移動させていたが、駆動鉄芯53の可動量を複数設定し、案内経路40に複数の干渉位置を設けてもよい。この場合は、例えば図8に示すように、第1〜第4可動板42〜45を設定された2ヶ所の干渉位置のいずれかに突出させる。本発明のパチンコ機2は、第1〜第4可動板42〜45を図中実線で示す第1干渉位置と図中点線で示す第2干渉位置とのいずれかに可動させる。これにより、パチンコ球11は第1干渉位置に比べて第2干渉位置の方が第1〜第4可動板42〜45とより多く干渉する。よって、第1〜第4可動板42〜45が第1干渉位置に比べて第2干渉位置にあるときの方が、パチンコ球11の案内経路40の平均通過時間が遅くなる。第1干渉位置または第2干渉位置への移動はCPU61によってランダムに決定されることが好ましい。これにより、案内経路40を通過するパチンコ球11の動きが変化するので、遊技者の興趣を高めることができる。
なお、上記実施形態では、第1〜第4可動板42〜45を可動量の異なる2ヶ所の干渉位置のいずれかに可動させたが、これに限らず、可動量の異なる干渉位置を3ヶ所以上設定しておき、これらの干渉位置のいずれかに第1〜第4可動板42〜45を稼動させても良い。また、上記実施形態では、第1〜第4可動板42〜45をプッシャー板51に固定し、1個のソレノイド52で第1〜第4可動板42〜45を可動させているが、第1〜第4可動板42〜45のそれぞれにソレノイドを設け、各可動板42〜45の可動量を個別に変化させてもよい。これにより、第1〜第4可動板42〜45の遊技盤面内での突出量が異なるため、第1〜第4可動板42〜45の干渉位置でのバリエーションが増え、パチンコ球11の通過時間に変化を与えることができる。
上記、各実施形態では、可動板を4枚用いているが、可動板は1枚でも、5枚以上でもよい。また、可動部材として弾性を有した薄板状の可動板を用いているが、可動部材の形状はこれ限らず、円柱状や厚板状など薄板状でなくてもよい。また、案内経路40に設置する際の数および位置も適宜に設置することが好ましい。
なお、本実施形態では、左始動チャッカー24または右始動チャッカー25のいずれかにパチンコ球11が入賞した際には、羽根31,32を同時に開閉動作させたが、各始動チャッカー24,25と羽根31,32とを関連付けておき、右側または左側のどちらの羽根31、32を開閉動作させるか、開閉動作を行わせるタイミングなどを適宜に設定してもよい。
本実施形態では、「羽根31,32が開閉しているとき」として、開閉制御処理(羽根31、32が実際に開位置と閉位置とに回動動作することと、待機時間が計時すること)が終了したときを対応させたが、待機時間を計時することを開閉制御処理に含めなくてもよい。つまり、羽根31、32が実際に開位置と閉位置に回動動作をしたときである。
なお、本実施形態では、センター役物21の左右の下方に始動チャッカー24,25を設けたが、遊技盤20に設ける始動チャッカーの数および配置はこれに限らず、適宜に設定することが好ましい。さらに、始動チャッカーにパチンコ球11が入賞した際、羽根31、32の開閉動作を行わせる回数も適宜に設定することが好ましい。
本発明のパチンコ機の外観を示す正面図である。 遊技領域の構成を示す遊技盤の正面図である。 センター役物の構成を示す外観斜視図である。 第1〜第4可動板が退避位置あることを示す断面図である。 第1〜第4可動板が干渉位置にあることを示す断面図である。 パチンコ球が第1可動板と干渉していることを説明する断面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 第1〜第4可動板が複数の干渉位置に可動することを説明する断面図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
11 パチンコ球(遊技球)
20 遊技盤
21 センター役物(役物)
24 右始動チャッカー(入賞口)
25 左始動チャッカー(入賞口)
30a 導入口
31、32 羽根(羽根)
35 当たり口
38 袴釘(釘列)
40 案内経路
42〜45 第1〜第4可動板(可動部材)
52 ソレノイド(駆動手段)
61 CPU(駆動制御手段)

Claims (6)

  1. 遊技盤に設けられた入賞口と、前記入賞口の上方に設けられ、前記遊技盤面上を流下する遊技球を前記入賞口に案内する案内経路を形成する一対の釘列と、前記入賞口に遊技球が入賞したことに応答して、内部に遊技球を受け入れる導入口を開閉する羽根を有した役物とを備えた遊技機において、
    前記案内経路に設けられ、前記遊技盤面内に突出して前記案内経路を流下する遊技球と干渉する干渉位置、および前記遊技盤面外に収納され、前記遊技球と干渉しない退避位置との間で可動自在に設けられた弾性を有する可動部材と、
    前記可動部材を前記干渉位置と前記退避位置との間で可動させる駆動手段と、
    前記羽根が開閉しているときに、前記可動部材を前記退避位置から前記干渉位置に可動させるように前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動部材は、前記案内経路に沿って所定間隔で複数配置されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数の可動部材は前記干渉位置で隣接する前記可動部材同士の突出量が互いに異なることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 相対的に下方に位置する前記可動部材は、上部の前記可動部材よりも突出量が小さいことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記駆動制御手段には、前記駆動手段によって前記可動部材を可動させる可動量が複数設定されており、
    前記可動部材は、前記可動量に応じた複数の前記干渉位置のうちいずれかに可動されることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  6. 前記一対の釘列は、正面視で略八の字に配置されており、前記釘列を構成する釘の傾きに応じて、前記案内経路を流下する遊技球が前記入賞口に入賞する入賞率が異なることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の遊技機。
JP2007057195A 2007-03-07 2007-03-07 遊技機 Pending JP2008212537A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007057195A JP2008212537A (ja) 2007-03-07 2007-03-07 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007057195A JP2008212537A (ja) 2007-03-07 2007-03-07 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008212537A true JP2008212537A (ja) 2008-09-18

Family

ID=39833299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007057195A Pending JP2008212537A (ja) 2007-03-07 2007-03-07 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008212537A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179058A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010178806A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2016000132A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 株式会社大都技研 遊技台
JP2016000131A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 株式会社大都技研 遊技台

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010178806A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2010179058A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2016000132A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 株式会社大都技研 遊技台
JP2016000131A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 株式会社大都技研 遊技台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5189539B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008073299A (ja) 遊技機
JP5980728B2 (ja) 遊技機
JP5938229B2 (ja) パチンコ機
JP2008212537A (ja) 遊技機
JP4360637B2 (ja) 遊技機
JP5985441B2 (ja) 遊技機
JP5944728B2 (ja) パチンコ機
JP5161129B2 (ja) 大入賞装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP2003024543A (ja) 遊技機
JP5499351B2 (ja) パチンコ機
JP5223887B2 (ja) 遊技機
JP5620226B2 (ja) パチンコ機の遊技盤
JP4345266B2 (ja) 遊技機
JP4687768B2 (ja) 遊技機
JP6027194B1 (ja) 遊技機
JP6208452B2 (ja) 遊技機
JP6394767B2 (ja) 遊技機
JP6299820B2 (ja) 遊技機
JP5594296B2 (ja) 遊技機
JP4682172B2 (ja) 遊技機の入賞球抽選装置および遊技機
JP2009297226A (ja) 遊技役物、及び遊技機
JP4215691B2 (ja) 弾球遊技機
JP4475354B2 (ja) 遊技機
JP2015047234A (ja) 遊技機