JP2015077285A - 遊技機 - Google Patents

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Sakae Muto
栄 武藤
洋行 飯田
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洋行 飯田
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Abstract

【課題】2段階の動作が可能な可動役物を備えた遊技機において、コストアップや駆動源への過負荷といった問題を解消することのできる遊技機を提供する。【解決手段】演出役物装置100が作動状態にあるときには、役物本体200は、初期位置から下方に移動することとなるが、最大移動位置まで移動すると、役物本体200に設けられたレバーアーム260が下ストッパ121に当接し、さらに下方へ移動しないように規制される。このとき、レバーアーム260が上方に押し上げられることにより、リンク機構Rが作動し、左右の羽根部材210,220が展開した形態になる。【選択図】図4

Description

本発明は、演出役物装置を備えた遊技機に関する。
近年、パチンコ機に代表される遊技機では、液晶表示等からなる演出表示装置において、大当たり抽選の結果を変動表示させた識別図柄を停止表示させることにより、当該大当たり抽選の結果を遊技者に視認可能としている。また、演出表示装置においては、この識別図柄の変動表示に合わせて様々な演出、例えば、キャラクターを登場させたり、物語を展開させたりすることにより、単に遊技者が識別図柄の停止表示を待つだけでなく、識別図柄が停止表示するまでに大当たり抽選の結果に期待を持たせるようになっている。
さらに、最近は、上記した識別図柄の変動表示に合わせて、演出表示装置の前面に移動してくる可動役物(演出役物装置)を備えた遊技機も知られるようになっており、特許文献1乃至特許文献3に示す遊技機(以下、「従来の遊技機」という)では、識別図柄の変動表示に合わせて、可動役物を演出表示装置の前面において移動させることにより、遊技者に大当たり抽選の結果に期待を持たせるようにしている。
特開2013−116174号公報 特開2010−012163号公報 特開2009−268730号公報
例えば、上記従来の遊技機では、可動役物の移動に加えて、さらなる可動もさせようとする(2段階目の動作をさせる)ものである。例えば、特許文献1または特許文献3に示す遊技機では、1段階目の動作をさせる駆動源と2段階目の動作をさせる駆動源とを別々の駆動源とすることにより、2段階目の動作を実現させていた。しかしながら、別々の駆動源を設けることによるコストアップが問題となっていた。
また、特許文献2に示す遊技機では、ガイドレールや突起物に引っ掛けることにより2段階目の動作をさせることにより、2段階目の動作を実現させていた。しかしながら、2段階目の駆動力を得るためには、1段階目の駆動源による駆動力を本来1段階目の動作のみに必要な駆動力以上にしなければならない。このため、1段階目の駆動源に係る負荷が増大したり、または、2段階目の駆動力が十分に得られないために2段階目の動作が遅くなったり、といったことが問題となっていた。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、2段階の動作が可能な可動役物を備えた遊技機において、上記したコストアップや駆動源への過負荷といった問題を解消することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、遊技盤に設けられる演出役物装置を有する遊技機であって、前記演出役物装置は、役物本体と、この役物本体が移動可能なレールが形成されたレール部材と、このレール上において前記役物本体を移動させる移動機構と、を備え、 前記役物本体は、ベース本体に可動可能に取り付けられた羽根部材と、前記ベース本体に可動可能に取り付けられるとともに、前記移動機構により前記役物本体が前記レール上を移動させられたときに、規制ストッパに当接することにより作動するレバー部材と、このレバー部材に連結され、当該レバー部材の作動に連動して、所定の位置にて連結された前記羽根部材を特定の位置に変位させる連結部材と、から構成されるリンク機構を有することを特徴としている。
また、上記構成において、前記レバー部材は、付勢手段により当該レバー部材が付勢された第1位置と、前記付勢手段により前記レバー部材が付勢されるとともに、前記第1位置とは異なる第2位置に変位可能であって、前記リンク機構は、前記レバー部材が前記規制ストッパに当接するまでは、前記付勢手段により当該レバー部材を前記第1位置に位置させるように付勢されており、前記レバー部材が前記規制ストッパに当接すると、当該レバー部材を前記第2位置に変位させることを特徴としている。
また、上記構成において、前記羽根部材は、前記ベース本体に回動可能に取り付けられた回動部と、前記連結部材と回動可能に連結された連結部と、前記回動部および前記連結部が設けられた羽根本体と、を有し、前記連結部材が前記レバー部材の作動に連動したときに、前記連結部が回動することにより、前記回動部を中心として前記羽根本体を前記ベース本体において回動させることを特徴としている。
本発明によれば、2段階の動作が可能な可動役物を備えた遊技機において、上記したコストアップや駆動源への過負荷といった問題を解消することができる。
本発明の実施の形態例に係るパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の遊技盤の正面から見た図である。 演出役物装置が作動した様子を示す図である。 演出役物装置が非作動状態にあるときの斜視図である。 演出役物装置が非作動状態にあるときの正面図である。 演出役物装置が非作動状態にあるときの背面図である。 図8に示す背面図から、ベースカバーと、裏カバーとを取り外した状態を示す図である。 演出役物装置が作動状態となり、役物本体が最大移動位置まで移動した場合の斜視図である。 演出役物装置が作動状態となり、役物本体が最大移動位置まで移動した場合の正面図である。 演出役物装置が作動状態となり、役物本体が最大移動位置まで移動したときの様子を演出役物装置の背面側から見た図である。 図11に示す背面図から、ベースカバーと、裏カバーとを取り外した状態を示す図である。 演出役物装置が非作動状態にあるときの役物本体の正面図である。 演出役物装置が作動状態にあるときの役物本体の正面図である。 星形可動体(収納形態)を正面側から見た図である。 星形可動体(展開形態)を正面側から見た図である。 星形可動体(収納形態)を背面側から見た図であり、星形可動体の動作について説明する図である。 星形可動体(展開形態)を背面側から見た図であり、星形可動体の動作について説明する図である。 演出役物装置が非作動状態にあるときの役物本体の背面図である。 演出役物装置が作動状態にあるときの役物本体の背面図である。 (a)レバーアームの構造について説明する図である。(b)従動アーム270の構造について説明する図である。(c)連結アーム280の構造について説明する図である。 (a)右羽根部材の構造について説明する図である。(b)左羽根部材の構造について説明する図である。 非作動状態にあるときの、レバーアームと、従動アームと、左羽根部材との関係を説明する図である。 作動状態にあるときの、レバーアームと、従動アームと、左羽根部材との関係を説明する図である。 非作動状態における、第2連結部と、連結アームとの関係を示す図である。 作動状態における、第2連結部と、連結アームとの関係を示す図である。 非作動状態における、右羽根部材と、連結アームと、第3連結部との関係を示す図である。 作動状態における、右羽根部材と、連結アームと、第3連結部との関係を示す図である。 演出役物装置の作動タイミングを示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機Pについて図面を参照しながら具体的に説明する。
図1および図2に示すように、パチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の内側に収容される遊技盤3(図3参照)と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部8が形成されたガラス扉4と、このガラス扉4の開口部8に取り付けられた透明なガラス板10と、本体枠2の下側に開閉自在に配設され、遊技球を収容する受皿5を有する前面ボード6と、前面ボード6に取り付けられたハンドル7と、本体枠2の下部に設けられた発射装置9と、を具備している。さらに、ガラス扉4の上部には上部スピーカ11が左右に1個ずつ取り付けられているとともに、ガラス扉4の左下部には下部スピーカ12が1個取り付けられており、遊技に関する様々な楽曲や効果音を出力することが可能となっている。なお、以下では、上部スピーカ11および下部スピーカ12をまとめて、スピーカ11,12と呼称する。
前面ボード6には遊技球を収容するとともに、外部に排出可能な受皿5が取り付けられている。この受皿5は、遊技者が投入した遊技球を収容するだけでなく、賞球として払い出された遊技球も収容可能となっている。また、遊技球を遊技領域15(図3参照)に向けて発射するための発射装置9が本体枠2の下部に取り付けられており、受皿5に収容されている遊技球がこの発射装置9に1個ずつ供給される。
そして、前面ボード6の右下に取り付けられたハンドル7を回動させると、そのときの回動量に応じた強度で発射装置9が遊技球を遊技領域15へと発射することができるようになっている。
前面ボード6の中央部付近には、遊技者が押下操作および回転操作する演出用タッチボタン60が設けられている。この演出用タッチボタン60は、中央部分が押下式スイッチ(押下操作を検出する)、周縁部が回転型セレクタ(回動操作を検出する)で構成され、発展型の演出(例えば、ノーマルリーチからスーパーリーチに発展する内容の演出)において用いられたり、大当たり遊技中における演出や楽曲を選択する際に用いられたりする。また、スピーカ11,12の音量調整のためにも用いられる。
図3に示すように、遊技盤3は、その盤面に遊技領域15を有しており、遊技領域15は、本体枠2に装着した後、ガラス板10を介して観察することができる。遊技領域15は、遊技球を滑走させるガイドレール16aと遊技球規制レール16bとによって略円形状となるように区画形成されており、発射装置9によって打ち出された遊技球はこの遊技領域15内を流下する。また、遊技領域15内には、演出表示装置40と、一般入賞口20と、ゲート22と、ステージ50と、第1始動入賞口(始動口)24および第2始動入賞口(始動口)26と、大入賞口28と、アウト口29等が設けられている。また、遊技領域15内には、多数の遊技釘17(図示のように遊技釘17は遊技盤3上に多数設けられている)と、風車14も設けられている。また、遊技盤3右下方の位置には、特別図柄表示装置と、普通図柄表示装置と、特別図柄保留表示器と、普通図柄保留表示器とが設けられている(いずれも図示しない)。
ゲート22は、遊技球が通過可能な構造を成しており、その内部には遊技球が通過したことを検知する磁気センサが内蔵されている。また、このゲート22を遊技球が通過したことを契機に行われる普通図柄(普図)に係る電子抽選が行われる。また、この抽選の結果は普通図柄表示装置において表示される。
第2始動入賞口26は、第1始動入賞口24の右側に離れて設けられているとともに、この第2始動入賞口26はスライド板26bを有しており、このスライド板26bは、通常では、遊技盤3の前面方向に突出した状態に維持されている。これにより、経路26Aを通過した遊技球が第2始動入賞口26へ入賞することが不可能となっている。この場合、遊技球は経路26Cを通り、遊技領域15に排出されることとなる。一方で、普通図柄の抽選に当選となると、図示しない始動入賞口開閉ソレノイドに通電がなされて、スライド板26bが遊技盤3の前面から後方にスライドした状態に維持される。これにより、経路26Aを通過した遊技球が第2始動入賞口26へ入賞することが可能となる。この場合、遊技球は経路26Dを通り、第2始動入賞口26へ入賞することとなる。
アタッカー装置27は、第1始動入賞口24に遊技球が入賞することを契機に行われる第1特図に係る電子抽選の結果、大当たり(特図当たり)となって大当たり遊技に移行した場合、および第2始動入賞口26に遊技球が入賞することを契機に行われる第2特図に係る電子抽選の結果、大当たり(特図当たり)となって大当たり遊技に移行した場合に所定の回数だけ開放される装置である。つまり、アタッカー装置27は、両始動入賞口24,26での抽選結果に応じて作動する。なお、特別図柄の抽選の結果は特別図柄表示装置において表示される。
そして、このアタッカー装置27は、水平な軸を中心として前後方向に開閉する板状の蓋部材27aを備えており、図示しない大入賞口開閉ソレノイドを駆動することにより蓋部材27aが水平軸回りに回動する構成となっている。そして、蓋部材27aが開いた状態では遊技領域15の下部に設けられた大入賞口28が露呈されることとなり、遊技者は、その大入賞口28に遊技球を入賞させることができる。そして、大入賞口28に遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が賞球として遊技者に払い出される。即ち、遊技者は、大入賞口28に遊技球を入賞させることによって出玉を獲得できるのである。なお、大入賞口28は、横長な長方形の開口であり、アタッカー装置27の蓋部材27aは、この大入賞口28の形状とほぼ同じ形状を成している。
また、一般入賞口20に遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が賞球として遊技者に払い出される。そして、一般入賞口20、第1始動入賞口24、第2始動入賞口26および大入賞口28の何れにも入らなかった遊技球は、アウト口29から回収される。
演出表示装置40は、遊技盤3の略中央部に設けられ、第1始動入賞口24に遊技球が入賞することを契機に行われる第1特図に係る電子抽選の結果、または第2始動入賞口26に遊技球が入賞することを契機に行われる第2特図に係る電子抽選の結果に基づいて所定の演出態様を表示するものであって、本実施形態では液晶表示装置が用いられている。この演出表示装置40には、画面全体に背景画像が表示されるほか、所定の演出態様の一部として、特別図柄表示装置に変動表示される特別図柄と同期をとって演出図柄が変動表示されるようになっている。
演出表示装置40の上方には、演出役物装置100が設けられている。この演出役物装置100についての詳細は後述するが、演出表示装置40の上方から下方に移動する(落下するように可動する)ことが可能な機構を有する可動役物装置である。
また、図4では、この演出役物装置100が演出表示装置40の上方から下方に移動したときの様子を示している。このように、演出役物装置100が可動すると、演出表示装置40の前面がほぼ覆い隠されることとなり、遊技者に見た目上のインパクトを与えることができるようになっている。
また、演出表示装置40の下方には、ステージ50が設けられている、このステージ50は、遊技球が転動しながら一時的に滞在する構造物である。このステージ50を転動した遊技球は一定の割合で第1始動入賞口24へと導かれる。
次に、演出役物装置100の全体的な構成について、図5〜図12を用いて説明する。
図5〜図8は、演出役物装置100が通常の状態(以下、「非作動状態」という)にあるときの斜視図(図5)、正面図(図6)および背面図(図7、図8)である。
図5および図6に示すように、演出役物装置100は、役物本体200と、左レール部材110と、右レール部材130と、から構成されている。なお、図6は、左レール部材110の表カバー111を取り外した状態を示している。
また、図7および図8は、演出役物装置100を背面側から見た図であり、図8は、役物本体200のベース本体201内に設けられた各種ギアやアーム部材等をカバーするベースカバー202と、左レール部材110の裏カバー112をそれぞれ取り外した状態を示している。
左レール部材110の内部には、モータ113と、モータ113のシャフトに固定されたモータギア114と、モータギア114と噛合する第1従動ギア115と、この第1従動ギア115と噛合する第2従動ギア116と、この第2従動ギア116と噛合する第3従動ギア117と、が設けられており、この第3従動ギア117は、ラックギア118と噛合している。
ラックギア118には、貫通孔(図示せず)が形成されており、この貫通孔には略円形状のレール119が挿通されたうえで、左レール部材110内部にこのレール119が固定されている。また、この貫通孔は、レール119が挿通されるのに十分な径を有しているため、ラックギア118は、左レール部材110内において固定された、このレール119上において上下動(摺動)することが可能となっている。
また、ラックギア118には、役物本体200(詳細には、ベース本体201)が取り付けられており、モータ113の駆動力は、各従動ギア115〜117へと伝達され、従動ギア117からラックギア118へと伝達される。そして、ラックギア118がレール119上を上下動する動作に変換されることになる。このとき、ラックギア118に固定された役物本体200も共に上下動する。
また、左レール部材110の内部には、役物本体200の上方への移動を規制するための上ストッパ120と、役物本体200の下方への移動を規制するための下ストッパ121と、が設けられている。なお、下ストッパ121は、レバーアーム260が当接する位置であれば、レール119上に設けられていてもよいし、左レール部材110の外部に設けられていてもよい。
役物本体200は、ベース本体201とベースカバー202により形成される本体部203と、本体部203の前面側(遊技盤の正面方向に向かう側)に設けられた星形可動体240と、星形可動体240の前面側に設けられた装飾部材205と、から構成されている。なお、役物本体200を構成する本体部203、星形可動体240および装飾部材205についての詳細は後述する。
演出役物装置100が非作動状態にあるときには、役物本体200の左端部201A(ベース本体201の左端部201A)の上端201Aaが上ストッパ120に当接した位置(以下、「初期位置」という)にて停止した状態が維持される(特に図8参照)。
一方で、演出役物装置100が作動状態にあるときには、役物本体200は、上記初期位置から下方に移動することとなるが、所定の位置(以下、「最大移動位置」という)まで移動すると、役物本体200に設けられたレバーアーム260(詳細は後述する)が下ストッパ121に当接し、さらに下方へ移動しないように規制される。これにより、役物本体200が最大移動位置に達した時点で停止した状態となる(特に図12参照、後述する)。
図9〜図12は、演出役物装置100が作動状態となり、役物本体200が最大移動位置まで移動した場合の斜視図(図9)、正面図(図10)および背面図(図11、図12)である。
図9および図10に示すように、演出役物装置100が作動状態となると、役物本体200が、左レール部材110の下方に移動する。そして、最大移動位置まで移動することが可能である。なお、図10は、左レール部材110の表カバー111を取り外した状態を示している。
また、図11および図12は、演出役物装置100が作動状態となり、役物本体200が最大移動位置まで移動したときの様子を演出役物装置100の背面側から見た図であり、図12は、図11に示す背面図から、ベースカバー202と、裏カバー112と、を取り外した状態を示している。
図12に示すように、役物本体200が、最大移動位置まで移動すると、役物本体200に設けられたレバーアーム260が下ストッパ121に当接し、レバーアーム260が反時計回り上方に所定角度だけ回動する。そして、この所定角度だけ回動すると、レバーアーム260の回動限界角度に達し、役物本体200がさらに下方へ移動することが阻止される。
なお、本実施形態においては、右レール部材130には、モータ(駆動源)は設けられておらず、役物本体200の右端部(ベース本体201の右端部201B)を挟持するとともに、役物本体200の上下動の動作に合わせて右端部201Bが摺動するのに十分な溝(図示せず)が形成されているのみとしている。すなわち、役物本体200は、いわゆる「片持ち式」に保持され、上下動されるものであって、役物本体200は、左レール部材110に設けられたモータ113の駆動力のみにより作動するものとしている。
次に、役物本体200について、図13〜図14を用いて説明する。
図13は、演出役物装置100が非作動状態にあるときの役物本体200の正面図である。また、図14は、演出役物装置100が作動状態にあるときの役物本体200の正面図である。なお、以降の図示において、ベース本体201およびベースカバー202は便宜的に図示しない状態で説明する。
装飾部材205は、パチンコ機Pの名称やモチーフ、ロゴマーク等を模った形状をなしているとともに、図示しないLED基板が内蔵されており、演出役物装置100の作動状態に合わせて、様々な点灯態様にて発光を行うことが可能となっている。
星形可動体240は、演出役物装置100が非作動状態にあるときには、図13に示すように、収納された状態(見た目上は「星形」には見えない状態)となっているが、演出役物装置100が作動状態にあるときには、図14に示すように、「星形五角形」が形成された状態となる。
本体部203には、右羽根部材210と、左羽根部材220とが設けられており、演出役物装置100が非作動状態にあるときには、図13に示すように、役物本体200の上方側に上がった状態となっている。演出役物装置100が作動状態にあるときには、図14に示すように、役物本体200の下方側に向かって広がった状態となる。
例えば、図3や図4等に示すように、演出役物装置100が非作動状態にあるときには、左右の羽根部材210,220は、単なる装飾的な部材としか見えず目立たない状態にあるが、演出役物装置100が作動状態にあるときには、羽根が開いたような状態となり、遊技者に見た目上のインパクトを与えることができる。
星形可動体240について、図15〜図18を用いて説明する。
図15および図16は、星形可動体240を正面側から見た図である。図17および図18は、星形可動体240を背面側から見た図であり、星形可動体240の動作について説明する図である。
演出役物装置100が非作動状態にあるときには、図15に示すように、頂上片241、右上片242、右下片243、左下片244、左上片245からなる5つの片が装飾部材205に一部収納されたような形態(収納形態)にて保持されている。そして、演出役物装置100が作動状態にあるときには、図16に示すように、5つの片241〜245が回動して星形五角形を形成した形態(展開形態)にて保持される。
図17に示すように、星形可動体240は、星形五角形を形成する5つの片(頂上片241、右上片242、右下片243、左下片244、左上片245)と、右上片242と右下片243とを連結する連結部材246と、左上片245と左下片244とを連結する連結部材247と、モータ250と、モータ250のシャフトに取り付けられたモータギア251と、モータギア250と噛合する従動ギア252と、従動ギア252と噛合する従動ギア253(右片回転用ギア253)と、モータギア251と噛合する従動ギア254(左片回転用ギア254)と、から構成されている。
頂上片241の裏面には、モータ250が取り付けられており、このモータ250が回転すると、モータギア251を介して、左片回転用ギア254および従動ギア252が回転し、さらには、従動ギア252に噛合する右片回転用ギア253が回転することとなる。
右上片242には、右片回転用ギア253が固定されており、右片回転用ギア253が矢印Aで示す反時計回り方向に回転すると、右上片242が矢印Bで示す反時計回りに回動する。
右下片243は、頂上片241の下端部241Bに回動可能に取り付けられており、この下端部241Bを中心として回動可能である。
そして、右上片242と右下片243とは、連結部材246により連結されている。連結部材246の一方端246Aは、右上片242に回動可能に取り付けられており、連結部材246の他方端246Bは、右下片243に回動可能に取り付けられている。
そして、右上片242が矢印Bで示す反時計回り方向に回動すると、この右上片242の回動に伴って、連結部材246の一方端246Aが矢印Cで示す右下方向に移動する。このため、右下片243には、連結部材246の他方端246Bから右下片243を右下方向に押し下げようとする力が加わることとなる。これにより、右下片243が頂上片241の下端部241Bを中心として、矢印Dで示す反時計回り方向に回動することとなる。
左上片245および左下片244についても、右上片242および右下片243と左右反対(回転する方向、回動する方向が反対)ではあるが、構造や動作は同様である。具体的には、左上片245には、左片回転用ギア254が固定されており、左片回転用ギア254が矢印Eで示す時計回り方向に回転すると、左上片245が矢印Fで示す時計回りに回動する。
左下片244は、頂上片241の下端部241Bに回動可能に取り付けられており、この下端部241Bを中心として回動可能である。
そして、左上片245と左下片244とは、連結部材247により連結されている。連結部材247の一方端247Aは、左上片245に回動可能に取り付けられており、連結部材247の他方端247Bは、左下片245に回動可能に取り付けられている。
そして、左上片245が矢印Eで示す時計回り方向に回動すると、この左上片245の回動に伴って、連結部材247の一方端247Aが矢印Gで示す左下方向に移動する。このため、左下片244には、連結部材247の他方端247Bから左下片244を左下方向に押し下げようとする力が加わることとなる。これにより、左下片244が頂上片241の下端部241Bを中心として、矢印Hで示す時計回り方向に回動することとなる。
このようにして、右片回転用ギア253および左片回転用ギア254が所定量(所定角度)まで回転すると、モータ250の駆動が止まる(回転が停止する)。ここでいう所定量とは、右上片242および左上片245が回動し、これに従動してそれぞれ回動する右下片243と左下片244とが当接する位置に到達するまでのことをいう。図18に示すように、右下片243と左下片244とが当接する位置に到達すると、星形可動体240において星形五角形が形成される(なお、図16は、このとき形成された星形五角形を正面側から見た図である)。
なお、星形五角形が形成された星形可動体240は、役物本体200が初期位置に戻る過程において、図17→図18で説明した手順と反対の手順(それぞれのギアやモータの回転方向が反対になる)に従って、星形五角形が形成された展開形態から収納形態に変位するものとなっている。
次に、本体部203の構成および動作について、図19〜28を用いて説明する。
図19は、演出役物装置100が非作動状態にあるときの役物本体200を背面側から見た図である。また、図20は、演出役物装置100が作動状態にあるときの役物本体200を背面側から見た図である。なお、星形可動体240についての説明は前述のとおりであるので、符号や説明等は省略する。
本体部203は、右羽根部材210と、左羽根部材220と、レバーアーム260と、従動アーム270と、連結アーム280とから構成されている。また、レバーアーム260と、従動アーム270と、連結アーム280とは、右羽根部材210および左羽根部材220を動作させるリンク機構Rを構成する。
レバーアーム260が、下ストッパ121に当接すると、図19に示す位置にあるレバーアーム260の一方端であるレバー部261には、下ストッパ121から矢印Aで示す力(レバー部261を上方に押し上げる力)を受ける。これにより、図20に示すように、レバー部261が上方に押し上げられる。このとき、従動アーム270および連結アーム280が連動し、これに伴って、右羽根部材210および左羽根部材220が下方に回動して、羽根が開いたような形態(以下、「展開した形態」という)が形成されることとなる。
図21は、レバーアーム260、従動アーム270、連結アーム280それぞれの構造について説明する図である。具体的には、図21(a)は、レバーアーム260を背面側から見た図、図21(b)は、従動アーム270を背面側から見た図、図21(c)は、連結アーム280を背面側から見た図である。
レバーアーム260には、前述した下ストッパ121と当接するレバー部261と、回転軸穴262と、従動アーム270に設けられた係合突起271が回動可能に取り付けられる連結穴263とが設けられている。レバーアーム260は、回転軸穴262を挿通させた留め具264により、ベース本体201に回動可能に取り付けられる。すなわち、レバーアーム260は、回転軸穴262を挿通させた留め具264によりベース本体201に取り付けられた第1回動部266を中心として回動することが可能となっている。
従動アーム270には、レバーアーム260の連結穴263に係合する係合突起271と、左羽根部材220に設けられた突起223に係合する連結穴272と、コイル状の引張ばね275の一方端275Aが取り付けられる取付け部273とが設けられている。なお、引張ばね275の他方端275Bは、留め具290によりベース本体201に固定される。
また、従動アーム270は、係合突起271をレバーアーム260の連結穴263に係合させることにより、レバーアーム260と連結する。なお、このとき、係合突起271が連結穴263から抜け出てしまわないように、係合突起271は留め具276にて脱落防止処理が施される。すなわち、従動アーム270は、連結穴263に係合した係合突起が留め具276により固定された第1連結部277を介してレバーアーム260に連結され、この第1連結部277を中心として回動することが可能となっている。
そして、従動アーム270には、第1連結部277を中心として、レバーアーム260と従動アーム270とが回動するにあたって、レバーアーム260と従動アーム270とがなす角度が、所定の角度より小さく屈曲してしまうことを規制するための規制部274が設けられている。
連結アーム280には、右羽根部材210の突起213が摺動可能に取り付けられる右長穴281と、回転軸穴282と、左羽根部材220の突起223が摺動可能に取り付けられる左長穴283とが設けられている。
この連結アーム280は、やや「くの字」形の形状を成しており、「くの字」形に屈曲した部分に回転軸穴282が設けられている。連結アーム280は、回転軸穴282を挿通させた留め具284により、ベース本体201に回動可能に取り付けられる。すなわち、連結アーム280は、回転軸穴282を挿通させた留め具284によりベース本体201に取り付けられた第2回動部286を中心として回動することが可能となっている。
なお、連結アーム280において、第2回動部286から右長穴281に向かって右半分の部分を右方280Aといい、第2回動部286から左長穴283に向かう左半分の部分を左方280Bという。
また、右長穴281において、回転軸穴282に最も近い端側を端部281A、回転軸穴282から最も遠い位置にある端側を端部281Bといい、左長穴283において、回転軸穴282に最も近い端側を端部283A、回転軸穴282から最も遠い位置にある端側を端部283Bという。
図22は、右羽根部材210および左羽根部材220の構造について説明する図である。具体的には、図22(a)は、右羽根部材210の裏面側を示した図であり、図22(b)は、左羽根部材220の裏面側を示した図である。
図22(a)に示すように、右羽根部材210は、羽根211と、回転軸穴212と、回転軸穴212に隣接して形成されるとともに、連結アーム280の右長穴281に係合する突起213とが一体的に成型されて構成される。
右羽根部材210は、回転軸穴212を挿通させた留め具214によりベース本体201に回動可能に取り付けられる。すなわち、右羽根部材210は、回転軸穴212が留め具214によりベース本体201に取り付けられた第1可動部216を中心として回動することが可能となっている。
そして、突起213は、連結アーム280の右長穴281内を摺動可能および回動可能に取り付けられる。なお、突起213を右長穴281に係合させた後、この突起213が右長穴281から脱落しないよう(抜け出てしまわないよう)に、突起213は、留め具215により脱落防止処理が施される。すなわち、右羽根部材210は、右長穴281に取り付けられた突起213が留め具215により固定された第3連結部288を介して連結アーム280に連結される。
同様に、図22(b)に示す左羽根部材220は、羽根221と、回転軸穴222と、回転軸穴222に隣接して形成されるとともに、連結アーム280の左長穴283に係合する突起223とが一体的に成型されて構成される。
左羽根部材220は、回転軸穴222を挿通させた留め具224によりベース本体201に回動可能に取り付けられる。すなわち、左羽根部材220は、回転軸穴222が留め具224によりベース本体201に取り付けられた第2可動部226を中心として回動することが可能となっている。
そして、突起223は、従動アーム270の連結穴272に回動可能に取り付けられるとともに、連結アーム280の左長穴283内を摺動可能および回動可能に取り付けられる。なお、突起223を左長穴283に係合させた後、この突起223が左長穴283から脱落しないよう(抜け出てしまわないよう)に、突起223は、留め具225により脱落防止処理が施される。また、突起223は、まず従動アーム270の連結穴272に係合させたうえで、連結アーム280の左長穴283に係合させるものとしている(図19および図20参照)。すなわち、左羽根部材220は、連結穴272および左長穴283に取り付けられた突起223が留め具225により固定された第2連結部287を介して、従動アーム270および連結アーム280に連結される。
図23は、演出役物装置100が、非作動状態にあるときの、レバーアーム260と、従動アーム270と、左羽根部材220との関係を説明する図である。
このとき、引張ばね275は、この引張ばね275の自然長よりやや伸長した状態が維持されるように取り付けられる。すなわち、役物本体200が、初期位置にあるときには、レバーアーム260と従動アーム270とには、引張ばね275による付勢力がやや働いた状態にある。このとき、レバーアーム260と従動アーム270とがなす角度としては、図23に示す角度αが保たれるようになっている。この付勢力は、レバーアーム260と従動アーム270とがなす角度αをより小さく屈曲させようとするものであるが、レバーアーム260と従動アーム270とがなす角度を、角度α以下にさせようとする力(付勢力)が働いた場合、レバーアーム260が規制部274に引っかかるため、角度α以下に屈曲させることができない。すなわち、従動アーム270の規制部274により、レバーアーム260と従動アーム270とがなす角度が、角度α以下の鋭角となるような屈曲はさせないように規制されている。したがって、従動アーム270の規制部274により、引張ばね275の付勢力が保たれる。また、このとき、左羽根部材220は、上方に位置し、本体部203に収納されたような形態(以下、「収納された形態」という)にある。
図24は、演出役物装置100が、作動状態にあるときの、レバーアーム260と、従動アーム270と、左羽根部材220との関係を説明する図である。
レバー部261が下ストッパ121に当接すると、レバーアーム260が回転軸穴262を中心として、レバー部261が上方に押し上げられるように回動する。このとき、第1連結部277は反対に下方に押し下げられるように回動する。
そして、第1連結部277が下方に押し下げられるように回動すると、従動アーム270が略下方(やや左下方)に押し下げられるように移動することとなる。このため、レバーアーム260と従動アーム270とがなす角度が、図23に示す角度αよりも大きい角度βに変位する。したがって、レバーアーム260と従動アーム270とには、引張ばね275による付勢力が強く働くこととなる。すなわち、図23に示した状態に比べてさらに強い付勢力が働くこととなる。すなわち、引張ばね275は図23に示した状態(自然長よりやや伸長した状態)から、さらに伸長した状態となる。これらのことから、引張ばね275の弾性力は、レバー部261が下ストッパ121に当接してから生じる力(レバー部261を下方から上方に押し上げる力)に比べて小さいものとしている。
従動アーム270が略下方(やや左下方)に移動すると、第2連結部287が時計回り下方側に回動する。このとき、左羽根部材220も、第2可動部226を中心として時計回り下方側に回動する。これにより、左羽根部材220が、収納された形態から展開した形態に変位する。
図25は、演出役物装置100が、非作動状態にあるときの、第2連結部287と、連結アーム280との関係を示す図である。この非作動状態においては、第2連結部287は、左長穴283内において端部283B側に位置している。
図26は、演出役物装置100が、作動状態にあるときの、第2連結部287と、連結アーム280との関係を示す図である。この作動状態においては、従動アーム270が略下方に押し下げられることにより、第2連結部287が時計回りに下方側に回動する。このとき、第2連結部287は、左長穴283内において端部283B側から摺動して端部283A側に到達する。さらに、このとき、連結アーム280の左方280Bが時計回り下方側に回動する。
図27は、演出役物装置100が、非作動状態にあるときの、右羽根部材210と、連結アーム280と、第3連結部288との関係を示す図である。この非作動状態においては、第3連結部288は、右長穴281内において端部281A側に位置している。
図28は、演出役物装置100が、作動状態にあるときの、右羽根部材210と、連結アーム280と、第3連結部288との関係を示す図である。この作動状態においては、図26で説明したとおり、連結アーム280の左方280Bが時計回り下方側に回動する。このとき、連結アーム280の右方280Aは、第2回動部286を中心として時計回り上方側に回動する。
そして、連結アーム280の右方280Aが第2回動部286を中心として時計回り上方側に回動することにより、第3連結部288には、下方から上方に押し上げる力が働くこととなる。このため、第3連結部288が反時計回りに上方側に回動する。また、このとき、第3連結部288は、右長穴281内において端部281A側から摺動して端部281B側に到達する。さらに、このとき、右羽根部材210は、第1可動部216を中心として反時計回り下方側に回動する。これにより、右羽根部材210が、収納された形態から展開した形態に変位する。
以上のように、レバー部261が下ストッパ121に当接すると、第1連結部277、第2連結部287、第3連結部288により、レバーアーム260、従動アーム270、連結アーム280が連結されたリンク機構Rにおいて、第1可動部216、第2可動部226が可動することとなる。これにより、演出役物装置100の作動状態において、役物本体200を、演出表示装置40の上方から前面を覆うように落下させるように移動させる場合において、役物本体200が最大移動位置まで移動しきったとき(1段階目の動作が終了したとき)に、右羽根部材210および左羽根部材220を、収納された形態から展開した形態へと変位させる(2段階目の動作をさせる)ことができる。すなわち、1段階目の動作から時間差をつけて第2段階目の動作を行わせることができる。
また、演出役物装置100を作動させるタイミングとしては、例えば、演出表示装置40において演出図柄が変動表示されているときから停止表示するまでの任意のタイミングで作動させることや大当たり遊技において作動させることが考えられる。すなわち、大当たりの抽選結果として大当たりとなる可能性が高い場合に行われる演出図柄等による演出(リーチ演出)が実行されるときに演出役物装置100を作動させるものとする。図29は、リーチ演出において演出役物装置100が作動するタイミングの一例を示したタイミングチャートである。
例えば、図29(a)に示すパターン1のように、リーチ演出が開始されてから、このリーチ演出において発展的な演出(いわゆる、スーパーリーチ演出(SPリーチ演出))が実行されるときに、演出役物装置100を作動させて、1段階目の動作→2段階目の動作を連続的に行わせるものとしてもよい。このように、リーチ演出において演出役物装置100を作動させることにより、リーチ演出における演出役物装置100の作動による演出効果を高めることができる。
また、図29(b)に示すパターン2のように、リーチ演出が開始されてからは、最大移動位置までは役物本体200を移動させずに、初期位置から最大移動位置までの間において役物本体200を上下動させて1段階目の動作のみを行い、スーパーリーチ演出が実行されるときに、役物本体200を最大移動位置に移動させて、2段階目の動作を行わせるものとしてもよい。このように、演出役物装置100の作動において、1段階目の動作が行われてから時間差をつけて2段階目の動作が行われるものとすることにより、演出役物装置100の作動による演出の煽り効果を高めることができる。
また、当該リーチ演出が大当たりとなるものである場合には上記した通り、2段階目の動作を行うが、当該リーチ演出が大当たりとならないものである場合には、2段階目の動作を行わないようにしてもよい。このようにすると、リーチ演出において演出役物装置100を作動した場合(2段階目の動作まで行われた場合)には、大当たりが確定するプレミアム的な演出となり、演出役物装置100の作動による演出効果を高めることができる。
また、図29(c)に示すパターン3のように、いわゆる疑似連演出(ここでは、疑似連1回目〜4回目まで行われる場合を例にとって説明する)が実行されるときに、疑似連演出の1回目から4回目までは最大移動位置までは役物本体200を移動させずに、初期位置から最大移動位置までの間において役物本体200を上下動させて1段階目の動作のみを行い、疑似連演出4回目の終了後からリーチ演出に発展するときに、役物本体200を最大移動位置に移動させて、2段階目の動作を行わせるものとしてもよい。なお、当該疑似連演出が大当たりとなる場合には上記した通り、2段階目の動作を行わせるが、当該疑似連演出が大当たりとならない場合には、2段階目の動作を行わせないようにしてもよい。このように、疑似連演出において演出役物装置100を作動させることにより、いわゆる、疑似連煽りとしての演出効果を高めることができる。
また、図29(d)に示すパターン4のように、大当たり遊技が開始されてから、所定のラウンド遊技(この場合は、8R(ラウンド)目のラウンド遊技)が実行されるときに演出役物装置100を作動させて、例えば、当該大当たりの種類が、いわゆる確変大当たりの場合には、1段階目の動作→2段階目の動作というように続けて行うものとしてもよい。また、当該大当たりが、いわゆる通常大当たりの場合には、1段階目の動作のみ行うものとしてもよいし、1段階目の動作も行われないものとしてもよい。このように、大当たり遊技において演出役物装置100を作動させることにより、大当たり遊技中の演出における演出効果を高めることができる。
演出役物装置100を作動させる条件や、タイミングは、上記したものに限られることはなく、種々の条件やタイミングを設定することにより、演出役物装置100の作動による演出のバリエーションを豊富にすることが可能である。
また、本実施形態では、レバー部261が下ストッパ121に当接したときには、レバー部261を下方から上方に押し上げる力が引張ばね275の弾性力よりも大きくなるため、左右の羽根部材210,220が展開した形態となるようにリンク機構Rが作動する。また、引張ばね275の弾性力により、レバー部261が下ストッパ121に当接したときの衝撃力を和らげることもできる。
また、本実施形態では、レバー部261が下ストッパ121に当接していないときには、引張ばね275の付勢力により、左右の羽根部材210,220が収納された形態となるようにリンク機構Rが作動する。したがって、演出役物100の作動状態が終了して、役物本体200を最大移動位置から初期位置に戻すときに、展開した形態にある左右の羽根部材210,220を自動的に収納された形態に変位させることができる。
また、本実施形態では、役物本体200を上方から下方に移動させたときに生じる力により、リンク機構Rを作動させ、2段階目の動作を行わせるものである。したがって、2段階目の動作をさせる駆動源をモータ115の別に設ける必要がなく、別々の駆動源を設けることによりコストアップの問題を解決することができる。
また、本実施形態では、役物本体200を上方から下方に移動させるときに生じている力(モータ115の駆動力および役物本体200に働く重力)を利用して、リンク機構Rを作動させ、2段階目の動作を行わせるものである。したがって、2段階目の動作をさせる駆動力を得るために、モータ115の駆動力を本来の動作に必要な駆動力(役物本体200を上方から下方に移動させるために必要な駆動力)以上に必要とせず、モータ115の過負荷という問題を解決することができる。
また、本実施形態では、本体部203(リンク機構R)と星形可動体240とは別々に可動するものとしているため、役物本体200が初期位置にある場合でも星形可動体240において星形五角形を形成させることが可能である。例えば、大当たりとならない演出の場合には、役物本体200が初期位置(左右の羽根部材210,220は収納された形態)にあって、星形可動体240において星形五角形が形成させるが、大当たりとなる演出の場合には、役物本体200を最大移動位置(左右の羽根部材210,220は展開した形態)まで移動させたうえで、星形可動体240において星形五角形を形成させるものとしてもよい。また、初期位置から最大移動位置まで移動する途中で星形可動体240において星形五角形を形成させる、初期位置で星形五角形を形成して、役物本体200とともに、初期位置から最大移動位置までの間において上下動させるものとしてもよい。このように、本体部203の作動に合わせたり、または本体部203の作動に合わせずに独自に星形可動体240を作動させたりすることにより、演出のバリエーションを豊富にすることができる。
また、本実施形態では、星形可動体240は、リンク機構Rとは別に作動するものとしたが、リンク機構Rの作動に連動して星形可動体240を作動させるものとしてもよい。
なお、本実施形態におけるモータ113、モータギア114、第1従動ギア115、第2従動ギア116、第3従動ギア117、ラックギア118、レール119は、本発明の移動機構を構成する。
なお、本実施形態における下ストッパ121は、本発明の規制ストッパの一例に該当する。
なお、本実施形態におけるレバーアーム260は、本実施形態のレバー部材の一例に該当し、本実施形態における連結アーム280は、本発明の連結部材の一例に該当する。
なお、本実施形態における引張ばね275は、本発明の付勢手段の一例に該当する。
P パチンコ機
R リンク機構
3 遊技盤
7 ハンドル
20 一般入賞口
22 ゲート
24 第1始動入賞口
26 第2始動入賞口
27 アタッカー装置
28 大入賞口
29 アウト口
40 演出表示装置
50 ステージ
60 演出用タッチボタン
100 演出役物装置
110 左レール部材
111 表カバー
112 裏カバー
113 モータ
114 モータギア
115 第1従動ギア
116 第2従動ギア
117 第3従動ギア
118 ラックギア
119 レール
120 上ストッパ
121 下ストッパ(規制ストッパ)
130 右レール部材
200 役物本体
201 ベース本体
202 ベースカバー
203 本体部
205 装飾部材
210 右羽根部材
211 羽根(羽根本体)
212 回転軸穴
213 突起
214 留め具
215 留め具
216 第1可動部
220 左羽根部材
221 羽根(羽根本体)
222 回転軸穴
223 突起
224 留め具
225 留め具
226 第2可動部
240 星形可動体
241 頂上片
242 右上片
243 右下片
244 左下片
245 左上片
246 連結部材
247 連結部材
250 モータ
251 モータギア
252 従動ギア
253 従動ギア(右片回転用ギア)
254 従動ギア(左片回転用ギア)
260 レバーアーム
261 レバー部
262 回転軸穴
263 連結穴
264 留め具
266 第1回動部
270 従動アーム
271 係合突起
272 連結穴
274 規制部
275 引張ばね
276 留め具
277 第1連結部
280 連結アーム
281 右長穴
282 回転軸穴
283 左長穴
284 留め具
286 第2回動部
288 第3連結部
290 留め具

Claims (3)

  1. 遊技盤に設けられる演出役物装置を有する遊技機であって、
    前記演出役物装置は、
    役物本体と、
    この役物本体が移動可能なレールが形成されたレール部材と、
    このレール上において前記役物本体を移動させる移動機構と、
    を備え、
    前記役物本体は、
    ベース本体に可動可能に取り付けられた羽根部材と、
    前記ベース本体に可動可能に取り付けられるとともに、前記移動機構により前記役物本体が前記レール上を移動させられたときに、規制ストッパに当接することにより作動するレバー部材と、
    このレバー部材に連結され、当該レバー部材の作動に連動して、所定の位置にて連結された前記羽根部材を特定の位置に変位させる連結部材と、
    から構成されるリンク機構を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記レバー部材は、
    付勢手段により当該レバー部材が付勢された第1位置と、
    前記付勢手段により前記レバー部材が付勢されるとともに、前記第1位置とは異なる第2位置に変位可能であって、
    前記リンク機構は、
    前記レバー部材が前記規制ストッパに当接するまでは、前記付勢手段により当該レバー部材を前記第1位置に位置させるように付勢されており、
    前記レバー部材が前記規制ストッパに当接すると、当該レバー部材を前記第2位置に変位させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記羽根部材は、
    前記ベース本体に回動可能に取り付けられた回動部と、
    前記連結部材と回動可能に連結された連結部と、
    前記回動部および前記連結部が設けられた羽根本体と、
    を有し、
    前記連結部材が前記レバー部材の作動に連動したときに、前記連結部が回動することにより、前記回動部を中心として前記羽根本体を前記ベース本体において回動させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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