JP2010158327A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子部品を有するとともに遊技盤に対して移動可能な可動体500と、遊技盤に取り付けられ、可動体500を移動可能に支持するフレーム550と、配線パターンが形成され、フレーム550に取り付けられた中継端子板と、可動体500の電子部品と中継端子板の配線パターンとを電気的に接続するように、一端側が可動体500に他端側が中継端子板に物理的に接続されたハーネス570と、を備え、ハーネス570は、可動体500と中継端子板との間で複数回折り返されている。
【選択図】図6
Description
例えば、特許文献1に記載の遊技機においては、上下方向に延在する誘導部材と、誘導部材に誘導案内される被誘導部材と、被誘導部材に保持される可動体と、可動体に配置される発光手段と、可動体と共に被誘導部材を誘導部材に誘導案内された状態で移動させる移動手段とを備えている。そして、この特許文献1に記載の遊技機においては、基端が発光手段に接続され、先端が移動手段によって移動する被誘導部材から外部へと延び出す配線コードと、配線コードの途中を、被誘導部材が移動可能となるように保持する配線保持手段とを備えている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、演出効果を高めても品質が低下することを抑制することを目的とする。
また、前記フレーム550には、前記遊技盤110に直交する方向に延びるフレーム側延出部551〜557が複数設けられており、前記可動体500は前記遊技盤110に平行に移動し、前記ハーネス570は、前記制御基板560と前記可動体500との間で前記遊技盤110に直交するように前記フレーム側延出部551〜557で案内され、折り返されていることが好適である。
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、演出を行う演出部材としての可動役物116を備えている。なお、可動役物116については後で詳述する。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図2は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物116を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器(不図示)、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器(不図示)などの各種表示器が接続されている。
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
ランプ制御部320は、可動役物116の動作、枠ランプ157の発光などを制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、可動役物116の動作を制御したり、枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御したりする。
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
可動役物116は、正面から見た場合に画像表示部114の前面に露出する露出位置と、遊技盤110の裏側に隠れて画像表示部114の前面には露出しない格納位置との間を往復動する可動体500を有する。可動体500は、後述するスライド機構510により往復動させられる。図1の実線は、可動体500が露出位置に位置しているときを示しており、破線は、可動体500が格納位置に位置しているときを示している。
図3は、可動体500が格納位置に位置しているときの可動体500およびスライド機構510を示す図である。図4は、可動体500が露出位置に位置しているときの可動体500およびスライド機構510を示す図である。図3および図4において、(a)は正面図であり、(b)は裏面図である。また、図3および図4においては、画像表示部114、遊技盤110、フレーム550などは省略している。
可動体500は、漢字の「肉」文字が表された装飾図柄501を有している。この装飾図柄501には、例えばレンズなど光を透過する透過部材501aが複数取り付けられている。
また、可動体500は、配線パターンが形成され、この配線パターン(不図示)に接続されるように複数のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)が実装されたプリント基板である可動体基板502を、装飾図柄501の裏側に有している。電子部品の一例としての複数のLEDの実装箇所は、装飾図柄501に取り付けられた透過部材501aの裏側である。また、可動体基板502は、装飾図柄501の外形から下方向に突出するように延びる突出部502aを有しており、この突出部502aに、配線パターンと接続された可動体側コネクタ502b(図6参照)が取り付けられている。
モータ520の出力軸520aには円板521が取り付けられており、モータ520の回転とともにモータ520の出力軸520aを回転中心として円板521が回転する。円板521には、回転中心から偏心した位置に、遊技盤110に対して直交する方向に前方向に延びる円柱状の凸部521aが設けられている。
リンク部材522が上方向にスライドすると、モータ520の駆動力が伝達ギヤ511および伝達ギヤ512を介して可動体500のラック503aに伝達される。これにより、可動体500が上方向(図4の実線方向)にスライドし、露出位置へと移動する。
リンク部材522が下方向にスライドすると、モータ520の駆動力が伝達ギヤ511および伝達ギヤ512を介して可動体500のラック503aに伝達され、可動体500が下方向(図4の破線方向)にスライドし、格納位置へと移動する。
図5は、可動体500が取り付けられたフレーム550を裏から見た図である。
図5に示すように、フレーム550には、可動体500が格納位置に位置しているときの装飾図柄501の裏側の位置であって、モータ520より上方の位置に、制御基板の一例としての中継端子板560が取り付けられている。中継端子板560は、上述したランプ制御基板から可動体基板502への制御信号を中継する機能を有しており、ランプ制御基板と可動体基板502とは中継端子板560を介して電気的に接続されている。
ハーネス570は、フレーム550に形成された貫通孔550aを介して、可動体500が配置されたフレーム550の表面側から中継端子板560が配置された裏面側へ案内されている。
第1〜第3の突起部551〜553は、円筒状である。第4の突起部554は、主に円筒状で、その右側上方の部位から上方向に延出しており、左側下方の部位から時計回転方向に円弧状に延出している。
また、フレーム550には、貫通孔550aの右上の位置に、遊技盤110に直交する方向に延びる延出部(フレーム側延出部)の一例としての円筒状の第5の突起部557が設けられている。
第6〜第8の突起部504〜506は、円筒状である。第9の突起部507は、主に円筒状で、その右側の部位から右上方向に延出しており、左側上方の部位から左上の斜め方向に延出している。第3,第4の案内板516,517は、上下方向に延びる板であり、両者は、両者の間をハーネス570が通れるように離れて形成されている。また、第4の案内板517の最下端部では第9の突起部507とともにハーネス570を左方向に案内するべく円柱状に形成されている。第5の案内板518は、カバー503の左側端部において上下方向に延びる板である。なお、第3〜第5の案内板516〜518および第9の突起部507から延出する部位の、遊技盤110に直交する方向の端面は丸められており、角がハーネス570と接触しないようになっている。
すなわち、ハーネス570を、第5の案内板518の下方で凹状に折り返し、第5の案内板518の下方の部位と第3の突起部553の上方の部位との間で凸状に折り返しているので、ハーネス570の可動体500側の動きが第4の突起部554の部位へ伝達されるのが抑制される。これにより、ハーネス570が第4の突起部554あるいは第1の案内板555と擦れ合うことを抑制することができるので、ハーネス570の損傷を抑制することができる。
また、第2の案内板555とハーネス570との間にも弾性部材を介在させることが好適である。これにより、第2の案内板555との間でハーネス570が擦れ合い、損傷することを抑制することができる。
例えば、フレーム550の表面に可動体500と中継端子板560とがともに配置され、フレーム550の表面において、ハーネス570が可動体側コネクタ502bと端子板側コネクタ560aとに物理的に接続される態様も考えられる。かかる場合においても、ハーネス570が、可動体500と中継端子板560との間で複数回折り返されていることが好適である。これにより、ハーネス570の可動体500側の一端が動いたとしても、その動作が他端側に伝わり難くすることができる。また、かかる場合、ハーネス570がフレーム550に形成された延出部により折り返すように案内されている場合には、その延出部とハーネス570との間に弾性部材を介在させることが好適である。これにより、折り返し部位においても、ハーネス570がフレーム550に対して移動することを抑制することができる。また、たとえ、ハーネス570とフレーム550とが相対的に移動したとしても、弾性部材が緩衝材として機能するので、ハーネス570の損傷を抑制することができる。
Claims (6)
- 遊技盤を有する遊技機であって、
電子部品を有するとともに前記遊技盤に対して移動可能な可動体と、
前記遊技盤に取り付けられ、前記可動体を移動可能に支持するフレームと、
配線パターンが形成され、前記フレームに取り付けられた制御基板と、
前記可動体の電子部品と前記制御基板の配線パターンとを電気的に接続するように、一端側が当該可動体に他端側が当該制御基板に物理的に接続されたハーネスと、
を備え、
前記ハーネスは、前記可動体と前記制御基板との間で複数回折り返されていることを特徴とする遊技機。 - 前記ハーネスは、複数の電線が長さ方向に直交する方向に並んで配置された状態で平面状に被覆されており、当該複数の電線の並び方向に直交する方向に折り返されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記フレームには、前記遊技盤に直交する方向に延びるフレーム側延出部が複数設けられており、
前記可動体は前記遊技盤に平行に移動し、
前記ハーネスは、前記制御基板と前記可動体との間で前記遊技盤に直交するように前記フレーム側延出部で案内され、折り返されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記可動体は、前記遊技盤に直交する方向に延びる複数の可動体側延出部を有するとともに当該遊技盤に平行に移動し、
前記ハーネスは、前記制御基板と前記可動体との間で前記遊技盤に直交するように前記可動体側延出部で案内され、折り返されていることを特徴とする請求項2または3に記載の遊技機。 - 前記可動体は、前記遊技盤に直交する方向に延びる複数の可動体側延出部を有するとともに当該遊技盤に平行に移動し、
前記フレームは、前記遊技盤に直交する方向に延びる複数のフレーム側延出部を有し、
前記ハーネスは、前記制御基板と前記可動体との間で前記遊技盤に直交するように前記可動体側延出部および前記フレーム側延出部で案内されて折り返されるとともに、当該可動体側延出部と当該フレーム側延出部との間で折り返されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記可動体は前記フレームの表側に配置されており、
前記制御基板は前記フレームの裏側に配置されており、
前記ハーネスは、フレームに形成された貫通孔を通り前記可動体と前記制御基板とに接続されており、当該貫通孔と当該可動体との間で複数回折り返されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の遊技機。
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