JP2007175174A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動体を目立つようにして遊技者に注目させ、可動体の演出動作を楽しませることで、遊技者の興趣が低下するのを防止することのできる遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機に、上下方向に移動する第一昇降部材470から外部へ延びる配線コード771の所定位置に備えられた配線バンド772と、配線バンド772が通過不能で配線コード771が通過可能な第一通過部774及び第二通過部775とを有し、第一通過部774と第二通過部775との間に配線バンド772が配置されるように、配線コード771を第一通過部774及び第二通過部775に挿通させて第一昇降部材470と装飾可動体ユニットカバー435との間で配線コード771に所定の弛みを持たせて保持する配線保持手段770を具備させる。
【選択図】図52

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機(一般的に「パチンコ機」とも称する)や回胴式遊技機(一般的に「パチスロ機」とも称する)等の遊技機に関するものである。

従来より、パチンコ機等の遊技機において、遊技球等の遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤を備えている。この遊技盤の適宜箇所に障害釘、風車、及び入賞口が設けられていると共に、入賞口に入賞しなかった遊技媒体を遊技領域外へ排出するアウト口とが備えられており、入賞口に遊技媒体が入賞すると、所定数の遊技媒体が払出されるようになっている。また、遊技盤に、様々な演出画像を表示可能な演出表示装置を更に備えたものが知られている。

この種の遊技機では、遊技状態に応じて演出表示装置に様々な演出画像を表示させることで、入賞への期待感等を持たせて、遊技者の興趣を高められるようにしている。また、演出表示装置に加えて、機械的に上下方向に移動する可動体を備えたり(例えば、特許文献1)、前後方向に回動移動する可動体を備えたりして(例えば、特許文献2)、演出画像による演出だけでなく可動体の動きによる演出も行うことで、より遊技者の興趣が高められるようにしたものも提案されている。

特開2004−065528号公報 特開2005−040441号公報

しかしながら、従来の遊技機では、遊技者に注目させたい可動体の大きさや移動量が比較的小さく、可動体に演出動作をさせても、遊技者に気付かれなかったり、演出動作が判り辛かったりして、遊技者によって、可動体の動きを楽しむことができず、興趣を低下させてしまう恐れがあった。

そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、可動体を目立つようにして遊技者に注目させ、可動体の演出動作を楽しませることで、遊技者の興趣が低下するのを防止することのできる遊技機の提供を課題とするものである。

手段1:遊技機において、
「上下方向に延在する誘導部材と、
該誘導部材に誘導案内される被誘導部材と、
該被誘導部材に保持される可動体と、
該可動体に配置される発光手段、又は、前記被誘導部材に配置され前記可動体を所定軸周りに回動させる回動手段の少なくとも一方と、
前記可動体と共に前記被誘導部材を前記誘導部材に誘導案内された状態で移動させる移動手段と、
基端が前記発光手段又は前記回動手段の少なくとも一方に接続され、先端が前記移動手段によって移動する前記被誘導部材から外部へと延び出す配線コードと、
該配線コードの途中を、前記被誘導部材が移動可能となるように保持する配線保持手段と
を具備する」ものであることを特徴とする。

ここで、「誘導部材」としては、被誘導部材を所定方向に誘導できるものであれば良く、「断面形状が円形状又は多角形状で所定方向に連続して延びるもの」、「断面形状が円形状又は多角形状で所定方向に不連続で延びるもの(所定の間隔で配置されるもの)」、等が挙げられる。なお、「誘導案内」としては、誘導部材と被誘導部材とが互いに摺動することで案内されるものや、何れかが転動することで案内されるもの等を挙げることができる。なお、「誘導部材」の素材としては、「樹脂」、「金属」、「セラミックス」、「ガラス繊維強化樹脂や炭素繊維強化樹脂などの複合材」、等が挙げられる。

また、「可動体」としては、「遊技媒体と接触するように配置され、遊技媒体の動きを変化させることのできる役物可動体」、「遊技媒体とは接触しないように配置され、動きにより演出を行うことのできる装飾可動体」、等が挙げらる。なお、可動体を、第一可動体、第二可動体、・・・のように複数備えるようにしても良い。

また、「発光手段」としては、「白熱ランプ」、「蛍光灯」、「LED」、「エレクトロルミネセンス(EL)」、「ネオンランプ」、「ナトリュウムランプ」、「キセノンランプ」、等があげられ、発光手段の発光により「所定形状のレンズ部材(装飾部材)が発光するもの」、「図柄等が表示されるもの」、「表示態様が変化するもの」、「動画が表示されるもの」、等が挙げられる。

更に、「回動手段」としては、「モータの回転により回動するもの」、「ソレノイドのプランジャが進退することで回動するもの」、「シリンダのピストンが進退することで回動するもの」、等が挙げられる。なお、モータ、シリンダ及びピストン等の駆動部により直接回動するものとしても良いし、駆動部の駆動が、ギヤ、リンク機構等の伝達手段を介して間接的に回動するものであっても良い。

また、「移動手段」としては、「誘導部材の延在方向に離反して配置されたスプロケットを含むプーリと、プーリに巻き掛けられるチェーンを含むベルトとを有し、プーリの回転によりベルトと共に移動させるもの」、「誘導部材の延在方向に延びるネジ部材と、ネジ部材と螺合するナット部材とを有し、ネジ部材とナット部材とを互いに相対回転させることで移動させるもの」、「誘導部材の延在方向に進退するプランジャを有したソレノイド、又はピストンを有したシリンダ装置により移動させるもの」、「誘導部材の延在方向に延びるリニアモータにより移動させるもの」、等が挙げられる。なお、移動手段としてベルトやチェーンを用いたものとした場合、移動速度を速くすることができインパクトの高められるものとすることができる。また、移動手段としてネジ部材等を用いたものとした場合、位置決め精度が高く、繊細な動きをさせることができる。

また、「配線コード」としては、「複数本の導電性の細線を絶縁体により被覆したもの」、「導電性の線材を絶縁体により被覆したもの」、「同軸状に導電体と絶縁体を交互に配置したもの(所謂、同軸ケーブル)」、等が挙げられる。なお、「配線コード」は、単線であっても良いし、複数の線であっても良い。また、配線コードは、動き易いように柔軟性の高いものを用いることが望ましい。

更に、「配線保持手段」としては、「配線コードを被誘導部材と所定位置との間で所定量の遊び(弛み)を持たせた状態で保持するもの」、「配線コードを被誘導部材の移動に伴って繰り出したり収容したりするもの」、等が挙げられる。なお、「配線保持手段として所定量の弛みを持たせるもの」としては、「配線コードの所定位置に大径部を形成し、その大径部を孔等の通過部に当接させることで保持して弛みを持たせるもの」、「配線コードの所定位置を巻き回したり、複数回屈曲させたりして保持して弛みを持たせるもの」、等が挙げられる。

ところで、従来の遊技機では、可動体が単に所定方向に移動するだけであったので、移動だけでは可動体による演出が単調なものとなり、遊技者によっては飽きてしまい、興趣を低下させてしまう恐れがあった。そこで、可動体に発光手段を備えて、可動体を発光させることで、可動体の動きによる演出だけでなく、発光手段の光による演出も行うことができ、より多彩な演出表現によって飽き難くすることが考えられる。しかしながら、この場合、可動体に備えられた発光手段に電気を供給する必要があり、そのための配線コードが可動体から延びだすこととなって、可動体の移動により配線コードが絡まったり、可動体の移動の邪魔になったりして、可動体の移動を阻害して可動体に所望の演出動作をさせることができなくなる恐れがある。

また、従来の遊技機では、可動体の動きが上下方向のみの動きであったり、前後方向に回動する動きのみであったりと、その移動方向が一方向であるので、可動体の動きが単純な動きとなり、その可動体の動きによる演出を見慣れてしまうことで遊技者によっては、可動体の動きに飽きてしまい、遊技に対する興趣を低下させてしまう恐れがある。そこで、可動体を保持する被誘導部材に、可動体を所定軸周りに回動させる回動手段を備えることで、可動体が直線的に移動するだけでなく、所定軸周りにも回転することができ、可動体の動きをより複雑な動きとすることが可能となり、より演出効果の高い動きができるようにすることが考えられる。しかしながら、この場合、被誘導部材に備えられた回動手段としてのソレノイドやモータ等に電気を供給する必要があり、そのための配線コードが被誘導部材から延びだすこととなって、その配線コードが可動体の移動を阻害して上記の可動体に発光手段を備えるようにした場合と同様の問題が発生する恐れがある。

手段1の構成によると、上下方向に延在する誘導部材と、誘導部材に誘導案内される被誘導部材と、被誘導部材に保持される可動体と、可動体に配置される発光手段、又は、可動体を所定軸周りに回動させる回動手段の少なくとも一方と、被誘導部材を誘導部材に誘導案内された状態で移動させる移動手段と、基端が発光手段又は回動手段の少なくとも一方と接続され先端が被誘導部材から外部へ延びる配線コードと、配線コードの途中を被誘導部材が移動可能となるように保持する配線保持手段とを備えたものである。

これにより、被誘導部材が移動できるように配線コードを保持しているので、被誘導部材の移動によって配線コードが絡まったり、配線コードが誘導部材や移動手段に接触して被誘導部材の移動を阻害したりして、被誘導部材の移動の妨げになるのを防止することが可能となり、被誘導部材つまり可動体を良好に移動させることができ、可動体に所望の演出動作をさせて目立つようにして遊技者に注目させ、可動体の演出動作を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

また、被誘導部材が移動できるように配線コードを保持している、つまり、被誘導部材が移動しても配線コードに被誘導部材の移動を妨げるような力がかからないので、発光手段や回動手段と接続された配線コードに無理な力が係って、接続が解除されたり、配線コードが断線したりして、発光手段や回動手段が作動しなくなるのを防止することができ、確実に可動体に所望の演出動作をさせることができる。なお、例えば、配線コードの先端側が接続コネクタ等を介して中継基板等に接続されていても、被誘導手段の移動による動きが配線保持手段に保持された所定位置から先端側へは伝わることがなく、配線コードの先端側の接続が良好な状態に維持することができる。

また、被誘導部材から配線コードを延びださせても被誘導部材つまり可動体を良好に移動させることができるので、配線コードが接続される発光手段又は回動手段の少なくとも一方を備えても問題なく可動体を移動させることができ、発光手段や回動手段を備えることでより興趣の高められるものとすることができる。例えば、発光手段を備えたものとした場合、可動体を発光させることができるので、可動体の動きによる演出だけでなく、光による演出も行うことができ、より遊技者に注目させることが可能となると共に、多彩な演出表現をすることで飽き難いものとすることができ、遊技者を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。一方、回動手段を備えたものとした場合、可動体が上下方向に移動するだけでなく、所定軸周りにも回転することができるので、可動体の動きをより複雑な動きとすることが可能となり、より演出効果の高い動きをさせることで、遊技者を可動体に注目させてその動きを楽しませることができ、興趣が低下するのを防止することができる。なお、発光手段及び回動手段の両方を備えたものとした場合、夫々の相乗効果によって、より強く可動体に注目させることができると共に、遊技者を楽しませることができ、遊技者の興趣を高めることができる。

更に、可動体を上下方向に移動させるようにしているので、これにより、遊技領域を流下する遊技媒体の流れ方向と略同じ上下方向に移動し、遊技媒体と可動体との間での遊技者の目線移動がし易く早期に遊技者が疲労するのを抑制することができ興趣が低下するのを防止することができる。

手段2:手段1の構成において、
「前記配線保持手段は、
前記配線コードの所定位置に備えられ該配線コードの外径よりも大径の大径部と、
該大径部が通過不能とされ且つ前記配線コードが通過可能とされた第一通過部と、
該第一通過部と隣接して配置され、前記大径部が通過不能とされ且つ前記配線コードが通過可能とされた第二通過部とを備え、
前記配線コードは、
前記第一通過部と前記第二通過部との間に前記大径部が配置されるように、前記第一通過部及び前記第二通過部に挿通され、前記被誘導部材との間で所定量の弛みを持たせた状態で保持されている」ものであることを特徴とする。

ここで、「大径部」としては、「配線コードにバンド状のもの(例えば、配線バンド)を巻きつけて固定することで形成されるもの」、「配線コードの被覆材を部分的に大径に形成したもの」、等が挙げられる。

また、「第一通過部」及び「第二通過部」としては、「所定方向に延びるスリット状のもの」、「配線コードのみが通過可能とされた穴状のもの」、等が挙げられる。また、それらスリット状や穴状のものに、開放部を形成してその開放部を介して配線コードを各通過部に挿通させるようにしても良く、これにより、各通過部へ配線コードを容易に挿通させることができ、手間を簡略化することができる。

手段2の構成によると、配線保持手段を、配線コードの所定位置に備えられた大径部と、大径部が通過不能とされ配線コードが通過可能とされた第一通過部及び第二通過部とで構成し、大径部を挟んで配線コードを夫々第一通過部及び第二通過部に挿通して、被誘導部材との間で配線コードに所定量の弛みを持たせるようにしたものである。

これにより、配線コードが引っ張られたり、押されたりしても、第一通過部又は第二通過部の開口部に大径部が当接して配線コードの移動が阻止され、被誘導部材が移動しても配線コードの弛みを当初の所定量に維持することができるので、配線コードが繰り出されて当初の所定量以上に弛んでしまったり、配線コードが押されて所定量の弛みが少なくなったりして、被誘導部材の移動によって配線コードが絡み易くなったり被誘導部材の移動を阻害したりするのを防止することができ、被誘導部材つまり可動体を良好に移動させることが可能となり、可動体に注目させて、遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。

手段3:手段2の構成において、
「前記第一通過部及び前記第二通過部は、
略同一方向に延びたスリット状に形成されている」ものであることを特徴とする。

手段3の構成によると、第一通過部と第二通過部とを同一方向に延びるように形成されたスリット状としたものである。これにより、第一通過部及び第二通過部を単なる円形の穴状のものとした場合と比較して、開口部の面積が広くなり、第一通過部や第二通過部に配線コードを挿通し易くすることができ、作業性を向上させることができる。

また、スリットの延びる方向を適宜選択することで、被誘導部材の移動に伴って、配線コードが挿通される位置を変化させることができるので、例えば、スリットの延びる方向を被誘導部材の移動方向と同一方向とした場合、被誘導部材の移動と共にスリット内で配線コードを移動させることができるので、配線コードの弛み量を所定範囲内とすることができ、配線コードが被誘導部材の移動の妨げとなるのを防止して、被誘導部材つまり可動体を良好に移動させることが可能となり、可動体に注目させて遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。

手段4:手段2又は手段3の構成において、
「前記配線保持手段は、
前記第一通過部と前記第二通過部とを連通させ、前記大径部が通過可能とされた連通部を更に備えている」ものであることを特徴とする。

ところで、第一通過部及び第二通過部が閉じられた孔(スリット状を含む)として形成されていると、配線保持手段に配線コードを保持させるために、配線コードの両端を第一通過部及び第二通過部に通過できる状態とする必要がある。つまり、配線コードの両端が未接続、又は接続コネクタが未装着の状態とし、配線コードを第一通過部及び第二通過部に挿通させた後に配線コードの先端を基板等に接続したり、接続コネクタを装着したりしなければならず、手間のかかるものとなる恐れがある。

手段4の構成によると、配線保持手段に第一通過部と第二通過部とを連通し大径部が通過可能とされた連通部を備えたものである。これにより、配線保持手段の一方側に配線コードを配置した状態で、配線コードに備えられた大径部を連通部に挿通した上で、大径部の両側の配線コードを第一通過部及び第二通過部内に夫々移動させることで、配線コードを配線保持手段に保持することができる。つまり、配線コードの両端に接続コネクタが装着されていたり、基板等に接続されていたりしても配線保持手段の一方側から配線コードを容易に保持させることができ手間を簡略化することができると共に、予め両端に接続コネクタ等が接続された配線コードを用いることができ。また、配線保持手段の他方側(大径部の配置される側)に誘導部材や被誘導部材等の部材が配置されて作業スペースが狭い場合でも、簡単に配線コードを保持させることができる。

手段5:手段2から手段4までの何れか一つの構成において、
「前記配線保持手段は、
前記第一通過部と前記第二通過部と間で、少なくとも前記大径部が配置される側に突出する突出部を更に備えている」ものであることを特徴とする。

手段5の構成によると、大径部が配置される第一通過部と第二通過部との間に突出部を備えたものである。これにより、例えば、第一通過部及び第二通過部を夫々スリット状とした場合、大径部が突出部と当接することで大径部が突出部を越えて移動し難くすることができるので、大径部つまり配線コードがスリットに沿って移動するのを防止することができる。特に、第一通過部と第二通過部とを連通する連通部を備えたものの場合、突出部により大径部が連通部に移動するのを防止することが可能となり、大径部が連通部に移動して配線コードが配線保持手段から外れて配線コードが大きく弛んで被誘導部材つまり可動体の移動が阻害されるのを防止することができる。

手段6:手段2から手段5までの何れか一つの構成において、
「前記配線保持手段は、
前記第一通過部又は前記第二通過部の何れかに隣接して配され、前記配線コードの先端に取付けられた接続コネクタが通過可能なコネクタ通過部を更に備えている」ものであることを特徴とする。

手段6の構成によると、第一通過部又は第二通過部に隣接して配線コードの先端に取付けられた接続コネクタが通過可能なコネクタ通過部を備えたものである。これにより、配線コードの先端に接続コネクタが取付けられていても、コネクタ通過部を通して簡単に配線保持手段を備えた部材の一方側から他方側に配線コードを通すことができると共に、配線保持手段が備えられる部材をカバー状の部材とすることもできる。

手段7:手段2から手段6までの何れか一つの構成において、
「前記配線保持手段の前記大径部は、
前記配線コードに固定された配線バンドにより形成されている」ものであることを特徴とする。

手段7の構成によると、配線バンドによって配線コードに大径部を形成するようにしたものである。これにより、配線コードの所定位置に配線バンドを巻き付け固定するだけで簡単に大径部を形成することができる。なお、配線バンドとしては、配線コードに巻き付け固定した際に、配線コードの延びる方向に移動し難いものとすることが望ましく、一般市販品を用いることでコストを低減させることができる。

手段8:手段1から手段7までの何れか一つの構成において、
「前記配線保持手段が備えられ、少なくとも前記誘導部材、及び前記移動手段を覆うカバーを更に具備する」ものであることを特徴とする。

ところで、誘導部材や移動手段等に埃やゴミ等が付着することで、それらの可動部分での抵抗が大きくなったり、それらが引っ掛かって可動部分が動かなくなったりして、被誘導部材つまり可動体の移動に問題が発生する恐れがある。

手段8の構成によると、誘導部材や移動手段を覆うカバーを備え、そのカバーに配線保持手段を備えるようにしたものである。これにより、誘導部材や移動手段がカバーに覆われた状態となるので、外部から埃やゴミ等が誘導部材や移動手段等に付着するのを防止することができ、埃やゴミの付着により被誘導部材つまり可動体の移動に問題が発生するのを防止して、可動体を良好に移動させることができる。また、配線保持手段をカバーに備えているので、配線保持手段を被誘導部材の近傍に配置することができると共に、配線保持手段を介してカバーの外部へ配線コードを延び出させて、外部に配置された所定の制御基板と容易に接続することができる。

なお、カバーにより誘導部材や移動手段等を所定位置に保持するようにしても良く、これにより、カバーと共に誘導部材や移動手段、及び可動体等を一つのユニットとすることができ、カバーを遊技盤に取付けるだけで、誘導部材や移動手段等を容易に遊技盤に取付けることができる。

手段9:手段1から手段8までの何れか一つの構成において、
「前記被誘導部材は、
前記配線コードを下方向に延出するように案内保持する延出部を備えている」ものであることを特徴とする。

手段9の構成によると、配線コードを下方に案内保持する延出部を被誘導部材に備えたものである。これにより、配線コードは、被誘導部材から下方に向かって延びだすこととなるので、延び出した配線コードが重力によって戻されることがなく、配線コードが曲がって、被誘導部材の移動の妨げになるのを防止して、被誘導部材つまり可動体を良好に移動させることができる。

手段10:手段9の構成において、
「前記配線保持手段が、前記誘導部材に誘導案内される前記被誘導部材の移動下端の近傍に配置されている」ものであることを特徴とする。

手段10の構成によると、配線保持手段を被誘導部材の移動下端の近傍に配置したものである。これにより、被誘導部材が下方端部(移動下端)に移動した状態では、被誘導部材の延出部によって配線コードが移動下端よりも更に下方に案内保持された状態となるので、被誘導部材の移動下端において、配線コードが被誘導部材と誘導部材を支持する支持部材との間に挟まれたりするのを防止することができ、被誘導部材を良好に移動させることができる。

手段11:手段1から手段10までの構成において、
「前記誘導部材の軸直角方向に延びる軸線上に前記可動体を支持すると共に、前記被誘導部材に回転可能に片持保持される支持シャフトと
を更に具備し、
前記回動手段は、
前記支持シャフトを介して前記可動体が保持される側とは前記誘導部材を挟んで反対側の位置に配置され、所定方向に進退するプランジャを有し、前記配線コードの基端が接続されたソレノイドと、
該ソレノイドにおける前記プランジャの進退による直線運動を回転運動に変換して前記支持シャフトをその軸芯周り回動させるように伝達する伝達手段と
を備えている」ものであることを特徴とする。

ここで、「伝達手段」としては、「基端が支持部材に固定され先端がプランジャに接続されることで、プランジャの直線運動を変換して支持部材を回転運動させるように伝達するもの」、「クランク機構を用いて、プランジャの直線運動を変換して支持部材を回転運動させるように伝達するもの」、等が挙げられる。

ところで、支持シャフトを回動させる駆動源としてモータを用いた場合、被誘導部材に備えられるような小型のモータでは一般的に回転トルクが小さく直接モータの回転軸により可動体と共に支持シャフトを回動させるのは困難であり、複数のギヤを介して回転数を落すことでトルクを高めて支持シャフトを回動させることとなるが、回動する速度が遅くなるので、可動体の動きが遅くなると共に、動きのレスポンスも遅くなり、インパクトがあり興趣の高められる速い動きをさせるのが困難であった。

また、可動体を支持シャフトを介して片持支持した場合、被誘導部材には、支持シャフトを介して可動体を保持した側に大きく荷重がかかることとなり、被誘導部材に保持された摺動部材と誘導部材との間で偏摩擦により偏摩耗が発生して、誘導部材に誘導案内される被誘導部材が滑らかに誘導されずぎこちない動きとなったり、誘導案内することができなくなったりする恐れがある。

手段11の構成によると、被誘導部材に保持され可動体を片持支持する支持シャフトと、支持シャフトを回動させるに、進退するプランジャを有し配線コードが接続されるソレノイドとプランジャの進退により支持シャフトを回動伝達させる伝達手段とを備え、その回動手段を、被誘導部材の可動体が保持される側とは誘導部材を挟んで反対側に配置したものである。

これにより、上述したように、被誘導部材に配線コードの基端が接続されたソレノイドを配置して被誘導部材から配線コードを延びださせても被誘導部材を良好に移動させることができるので、被誘導部材にソレノイドを配置しても被誘導部材つまり可動体を問題なく上下方向に移動させることができると共に、ソレノイドにより可動体を支持シャフトの軸芯周りに回動させることができるので、可動体を上下方向だけでなく、支持シャフトの軸芯周りの方向にも動かすことが可能となり、可動体の動きをより複雑な動きとすることができ、より演出効果の高い動きをさせることで興趣の高められるものとすることができる。

また、支持シャフトにより可動体を片持支持するようにしているので、例えば、移動手段を遊技盤の端(演出表示手段の左右外側)に配置し、支持シャフトに支持された可動体が遊技盤の略中央(演出表示手段の前面側)で上下方向に移動するようにすることもでき、可動体をより目立つ位置に配置することが可能となり、より演出効果の高められるものとすることができる。

更に、支持シャフトを回動させる回動手段を、被誘導部材の可動体が保持される側とは誘導部材を挟んで反対側に配置しており、被誘導部材は、誘導部材を挟んで一方の側に可動体を保持し、他方の側に回動手段を保持することとなり、誘導部材を挟んで両側に夫々所定の荷重がかかることとなるので、被誘導部材にかかる偏荷重が緩和され、被誘導部材と誘導部材との間で偏摩耗が発生するのを抑制し、偏荷重により誘導部材に誘導案内される被誘導部材が滑らかに誘導されずぎこちない動きとなったり、誘導案内することができなくなったりするのを防止することができる。

また、回動手段を、進退するプランジャを有したソレノイドと、ソレノイドにおけるプランジャの直線運動を回転運動に変換して支持シャフトを軸芯周りに回動させる伝達手段とを備えたものとしており、駆動源としてソレノイドを用いているので、モータを用いた場合と比較して、レスポンスの良い速い動きをさせることが可能となり、可動体によりインパクトの強い演出動作をさせることができ、興趣の高められるものとすることができる。

また、ソレノイドのプランジャにより直接可動体を回動させる場合、その回動量を変更するにはソレノイドそのものを変更しなければならず、容易に変更することができないと共に設計自由度の低いものとなる問題がある。しかしながら、本手段では、回動手段により支持シャフトを回動させるようにしているので、回動手段によってプランジャの進退量に対して支持シャフトの回転量を容易に変更することが可能となり、設計自由度を高くすることができ、より興趣の高められる動きを可動体にさせることができる。

ところで、一般的に、進退するプランジャを有したソレノイドでは、バネの弾性力により所定方向にプランジャが付勢されており、ソレノイドに通電することでプランジャがバネの付勢力に打ち勝って、バネによる付勢方向とは反対方向に進退移動するようになっている。そのため、ソレノイドにおけるプランジャの進退方向を上下方向とした場合、プランジャにはバネの付勢力の他に、プランジャにかかる重力も作用することとなるので、バネによる付勢方向によっては、プランジャにかかる付勢力が弱くなったり強くなったりし、例えば、付勢力が弱くなると、ソレノイドが非通電の時に、プランジャが充分に移動せず所定位置に位置しなくなる恐れがある。また、付勢力が強くなると、ソレノイドに通電しても充分にプランジャが移動しなかったり、通電力を多く必要としたりする問題がある。そして、これらにより、プランジャの進退が不充分となることで、可動体の動きが不充分となって所望の動きをさせることが困難となり、動きによる演出効果が得られなくなる恐れがある。

そこで、回動手段を、「プランジャが略水平方向に進退するように配置されたソレノイドと、基端が支持シャフトに固定され先端が上下方向の何れか一方に延出しプランジャと接続される伝達部材からなる伝達手段とから構成した」ものとしても良く、これにより、プランジャの進退方向を略水平方向としているので、プランジャの進退にかかる重力の影響を可及的に少なくすることができ、プランジャの進退を確実に行わせることで、可動体を確実に動かして所望の演出動作をさせることが可能となり、動きによる演出効果を充分に発揮させて、遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。また、伝達手段を、基端が支持シャフトに固定され先端が上下方向の何れかに延出しプランジャと接続される伝達部材としているので、簡単な構成の伝達手段により、プランジャの直線運動を支持シャフトの回転運動に変換させることができ、伝達手段の実現にかかかるコストが増加するのを抑制することができる。なお、伝達部材を延出させる方向は、進退するプランジャの移動が略中間位置にある時に、プランジャに接続された伝達部材が水平方向に対して略直角方向となるように延出させることが望ましい。これにより、プランジャの進退移動量が同じでも、より大きく支持シャフトを回転させることができる。

一方、進退するプランジャを有したソレノイドでは、一般的にその大きさが、プランジャの進退方向の寸法と、プランジャの進退方向に対して直角方向の寸法とでは、プランジャの進退方向の寸法の方が大きい寸法となっている。そのため、プランジャの進退方向を略水平方向となるようにソレノイドを配置すると共に支持シャフトの延出方向を略水平方向とした場合、プランジャの進退方向を支持シャフトと同じ方向とすると、支持シャフトの延出方向が全体的に長くなったり、支持シャフトとソレノイドとの重なりが大きくなったりして、遊技機に備える際に支持シャフトに支持される可動体の大きさが相対的に小さくなり、可動体が目立ち難くなってインパクトが減少し興趣を高められる効果が期待できなくなる恐れがある。また、プランジャの進退方向を支持シャフトの延出方向に対して略直角方向とすると、支持シャフトの軸直角方向の寸法が大きくなり、他の部材と緩衝し易くなる問題がある。

そこで、回動手段を、「プランジャが略上下方向に進退するように配置されたソレノイドと、略水平方向且つ支持シャフトの軸直角方向に所定長さ延び、一端と他端との間でソレノイドのプランジャに接続され、一端がプランジャとの接続部を挟んで支持シャフトとは反対側の位置に回転可能に支持され、他端が支持シャフトを挟んでプランジャとの接続部とは反対側の位置に配置される第一棹部材と、第一棹部材の他端に先端が回転可能に支持されると共に、基端が支持シャフトに一体回転可能に固定され、第一棹部材よりも長さの短い第二棹部材とからなる伝達手段とを備えている」ものとしても良く、これにより、支持シャフトの延出方向の寸法が全体的に長くなったり、支持シャフトとソレノイドとの重なりが大きくなったりして、遊技機に備える際に支持シャフトに支持される可動体の大きさが相対的に小さくなり、可動体が目立ち難くなるのを防止することが可能となり、可動体を可及的に大型化することができ、可動体によるインパクトを高めて、興趣を高められる効果を期待することができる。また、支持シャフトの軸直角方向の寸法が大きくなるのを抑制することができるので、他の部材と緩衝し難くすることが可能となり、容易に遊技機に備えることができる。なお、プランジャの進退は、ソレノイドの上部から進退するものであっても良いし、ソレノイドの下部から進退するものであっても良く、適宜選択することができる。また、プランジャの進退量に対して第一棹部材の他端の移動量が大きくなると共に、第二棹部材の長さが第一棹部材の他端からプランジャとの接続部までの長さよりも短い長さとなるので、第二棹部材を介して支持シャフトの軸芯周りの回転をより大きく回転させることができ、可動体の動きを大きくすることで、より興趣の高められる動きをさせることができる。更に、第一棹部材の一端と他端との間に、プランジャ及び支持シャフトが配置されるので、第一棹部材の他端と支持シャフトとを結ぶ第二棹部材が第一棹部材の外側に突出することがなく、伝達手段全体を小型化することが可能となり、伝達手段を備え易くすることができる。

なお、可動体と支持シャフトの関係としては、「可動体が支持シャフトにより偏芯した位置で支持されると共に、可動体にかかる重力によって、支持シャフト及び伝達手段を介してソレノイドのプランジャが、ソレノイドへの通電によって移動する方向とは逆方向に付勢される」ものとしても良く、これにより、ソレノイドが非通電の時には、可動体にかかる重力によりプランジャが通電により移動する方向とは逆方向に付勢されて、その移動端に自動的に前進又は後退する、つまり、非通電時には自動的にプランジャを復帰させることができる。なお、従来のソレノイドのように復帰させるためのバネ等の弾性部材を備えた場合でも、その弾性力が弱くても充分に復帰させることができるので、弾性力の強い高価な弾性部材を用いる必要がなく、コストが増加するのを抑制することができる。

手段12:手段1から手段11までの何れか一つの構成において、
「前記移動手段は、
上側に配置される駆動プーリ、及び下側に配置される従動プーリと、
前記駆動プーリ及び前記従動プーリに巻き掛けられると共に、前記被誘導部材が固定される駆動ベルトと、
該駆動ベルトを駆動させるために前記駆動プーリを回転させる回転駆動手段と
を備えている」ものであることを特徴とする。

ここで、「駆動プーリ、従動プーリ、及び駆動ベルト」としては、「駆動ベルトを平ベルトとし、駆動プーリ及び従動プーリを平プーリとしたもの」、「駆動ベルトを歯付きベルトとし、駆動プーリ及び従動プーリを駆動ベルトの歯と係合する歯付きプーリとしたもの」、「駆動ベルトを歯付きベルトとし、駆動プーリを駆動ベルトの歯と係合する歯付きプーリとし、従動プーリを平プーリとしたもの」、等が挙げられる。

また、「回転駆動手段」としては、「電気モータ」、「空圧アクチュエータ」、等が挙げられ、回転駆動手段により直接駆動プーリを回転駆動するようにしても良いし、変速ギヤを介して間接的に駆動プーリを回転駆動するようにしても良い。なお、間接的に駆動プーリを回転駆動させるようにした場合、回転駆動手段の位置と、駆動プーリの位置とを異なる位置にすることができるので、空間的に余裕のある位置に回転駆動手段を配置してそこから間接的に駆動プーリを回転駆動させるようにすることもでき、より配置自由度を高めることができる。

ところで、誘導部材に誘導案内される被誘導部材を移動させる移動手段としては、種々の方法が考えられるが、例えば、所定方向に延在する長尺状のネジ部材と、ネジ部材に螺合するナット部材(可動部材)と、ネジ部材を回転させる回転駆動手段とで構成した場合、ネジ部材を回転させることでナット部材をネジ部材の延在方向に移動させることができる。しかしながら、ネジ部材の回転によりナット部材、つまり、可動体を移動させるようにした場合、ネジ部材の回転速度と比較して可動体の移動速度が遅く、可動体の演出動作が遅いものとなるので、遊技者に強く印象付けることが困難であり、興趣を高められる効果を期待することができなかった。

また、移動手段として、ネジ部材を用いた場合と比較してより速く可動体を移動させることのできるソレノイドやシリンダを用いることも考えられる。しかしながら、ソレノイドやシリンダを用いた場合、ソレノイドやシリンダに収容されたプランジャやピストンロッドを進退させることで可動体を移動させることとなるので、ソレノイドやシリンダを設置するためのスペースを多く必要とし、設置スペースの限られている遊技機では、可動体を移動させたい移動量によっては、ソレノイドやシリンダを設置することが困難となる問題がある。

更に、被誘導部材(可動体)を上下方向に移動させる場合、駆動プーリと従動プーリの配置位置としては、何れか一方を上側に、何れか他方を下側に配置すれば良いはずであるが、従動プーリを上側、駆動プーリを下側に配置した場合では、駆動ベルトに固定された被誘導部材等の重さにより、駆動ベルトが下方、つまり、駆動プーリ側へ引張られることとなり、駆動プーリへの駆動ベルトの巻き掛け力が弱くなり、駆動ベルトと駆動プーリとが滑り易くなって、駆動ベルトを充分に駆動することができなくなったり、駆動ベルトに固定された被誘導部材が降下してしまったりする恐れがある。そこで、付勢手段により駆動プーリと従動プーリとを離反させて、駆動プーリにおける駆動ベルトの巻き掛け力を強くして滑り難くすることが考えられるが、この場合、付勢手段の付勢力を強いものとしなければならず、その付勢力に対応させるために、駆動プーリや従動プーリ、駆動ベルト、それらを支持する支持部材の強度を高める必要があり、それらが大型化したり高価なものとなったりする問題が発生する。

手段12の構成によると、移動手段に、誘導部材の延在方向と同じ方向に離反して上側に配置される駆動プーリ及び下側に配置される従動プーリと、被誘導部材と固定され駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられる駆動ベルトと、駆動プーリを回転駆動する回転駆動手段とを備えたものである。

これにより、駆動プーリを回転駆動手段により回転させると駆動ベルトが回転し、駆動ベルトと共に被誘導部材を介して可動体が移動するので、ネジ部材等の移動手段を用いた場合と比較して、可動体を保持する被誘導部材の移動速度をより速く移動させることができ、速く移動する可動体により遊技者に強く印象付けることができるので、可動体に注目させてその演出動作を楽しませることが可能となり、遊技に対する興趣が低下するのを防止することができる。

また、駆動ベルトを駆動させることで被誘導部材を介して可動体を移動させるようにしているので、同じ移動量をソレノイドやシリンダを用いて移動させる場合と比較してより小型化することが可能となり、遊技機に設置し易いものとすることができると共に、可動体の移動量をより大きくしても遊技機に設置することができるので、可動体をより大きく移動させることができ、可動体の演出動作を認識し易くして、その演出動作により興趣が低下するのを防止することができる。

更に、被誘導部材を誘導部材により誘導案内するようにしているので、撓み易いベルトを用いて被誘導部材を移動させても、誘導部材により被誘導部材を真直ぐ誘導案内させることができ、移動の際に被誘導部材、つまり、可動体を所望の姿勢で良好に移動させることができる。

また、駆動プーリを上側に、従動プーリを下側に配置しており、これにより、駆動ベルトは、固定された被誘導部材等の重さにより下方、つまり、駆動プーリとは離反する方向に引張られる力が作用するので、その力により駆動プーリへの駆動ベルトの巻き掛け力が強くなり、駆動プーリと駆動ベルトとの摩擦力が大きくなって互いに滑り難くすることができ、駆動プーリにより確実に駆動ベルトを駆動させることができると共に、駆動プーリと駆動ベルトとが滑って被誘導部材が降下するのを防止することができ、被誘導部材を介して可動体に所望の動きをさせることが可能となり、可動体に所定の演出動作をさせて、興趣の高められるものとすることができる。

更に、被誘導部材等の重さにより駆動プーリへの駆動ベルトの巻き掛け力が強くなるので、付勢手段を必要以上に付勢力の強いものとしなくても良いので、駆動プーリや従動プーリ、駆動ベルト、それらを支持する支持部材等の強度を必要以上に高める必要がなく、それらが大型化したり高価なものとなったりするのを抑制することができる。

なお、駆動ベルトに所定の張力(テンション)を作用させるようにすることが望ましく、それにより、駆動プーリへの駆動ベルトの巻き掛け力を良好な状態とすることができ、駆動プーリと駆動ベルトとの間で滑りが発生するのを防止して、駆動ベルトを良好に回転駆動させることができる。なお、駆動ベルトに張力を作用させる方法としては、例えば、「駆動プーリと従動プーリとが相対移動するようにした上で、付勢手段によって何れか一方のプーリを他方のプーリと離反する方向に付勢することで駆動ベルトに張力を作用させるもの」、「駆動プーリと従動プーリとが相対移動するようにした上で、駆動プーリと従動プーリとが離反するようにように相対移動させて、それらプーリに巻き掛けられた駆動ベルトに張力を作用させ、その状態でそれらプーリの位置を固定するもの」、「位置が固定された駆動プーリと従動プーリとに、駆動ベルトを巻き掛けた上で、駆動ベルトの内周側又は外周側から駆動ベルトを所定の付勢力で押圧することで駆動ベルトに張力を作用させるもの」、等が挙げられる。

また、本手段の構成に加えて、従動プーリを下側に付勢する付勢手段や、駆動ベルトや駆動プーリに係合歯や被係合歯を更に備えたものの場合、駆動ベルトには、被誘導部材等からかかる重量に加えて付勢手段の付勢力も作用するので、より下側へ引張られ、駆動プーリへの駆動ベルトの巻き掛け力を更に強くすることができると共に、係合歯と被係合歯の係合力も更に強くすることができ、駆動プーリと駆動ベルトとの滑をより一層防止することができる。

手段13:手段12の構成において、
「前記移動手段は、
前記駆動ベルトの内周に形成された複数の係合歯と、
該係合歯と係合し前記駆動プーリの外周に形成された複数の被係合歯と
を更に備えている」ものであることを特徴とする。

手段13の構成において、駆動ベルトを係合歯が形成された歯付きのベルトとし、駆動プーリを係合歯と係合する被係合歯が形成された歯付きのプーリとしたものである。これにより、駆動ベルトを駆動プーリに巻き掛けられることで、係合歯と被係合歯とが互いに係合し、駆動ベルトが駆動プーリの外周面上を滑り難くすることができ、駆動プーリから回転駆動を確実に駆動ベルトに伝達させることができる。

また、係合歯と被係合歯との係合により、駆動プーリの回転を確実に駆動ベルトに伝達させるようにしており、駆動プーリの回転速度を速くしても、駆動プーリと駆動ベルトとの間で滑りが発生しないので、より速い速度で駆動ベルトを駆動させることが可能となり、被誘導部材を介して可動体をより速い速度で移動させることができ、よりインパクトの強い動きをさせて、興趣の高められるものとすることができる。

手段14:手段12又は手段13の構成において、
「前記移動手段は、
前記駆動ベルトが、前記駆動プーリ及び前記従動プーリに巻き掛けられた状態で、該従動プーリを前記駆動プーリと離反する方向へ付勢する付勢手段を更に備えている」ものであることを特徴とする。

ここで、「付勢手段」としては、「コイルバネ」、「板バネ」、「ゴム」、等が挙げられる。なお、付勢手段を配置する位置としては、駆動プーリと従動プーリとの間の位置であっても良いし、従動プーリに対して駆動プーリとは反対側の位置であっても良い。

ところで、従来より、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられた駆動ベルトが良好に回転駆動するように、駆動ベルトに所定の張力(テンション)をかけるためのテンション機構が備えられている。このテンション機構としては、種々の形態があり、例えば、「駆動プーリと従動プーリとの間の位置で、駆動ベルトを内側又は外側から所定の付勢力で押圧することで駆動ベルトにテンションを付与するもの」を用いた場合、駆動プーリと従動プーリとの間にテンション機構を備えなければならず、そのテンション機構が被誘導部材の移動の邪魔となり移動させることができなくなったり、駆動ベルトの延びる方向に対して略直角方向に付勢力を作用させるための機構が必要となるので、その直角方向の大きさが大きくなり全体的に大型化して設置できなくなったりする問題がある。

手段14の構成によると、従動プーリを駆動プーリと離反する方向に付勢する付勢手段を備えたものである。つまり、駆動ベルトに所定のテンションを付与する付勢手段を備えたものである。これにより、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられる駆動ベルトの張力を適宜なものとすることができる、駆動ベルトを良好に回転駆動させることができる。

また、テンション機構として、駆動プーリと従動プーリとが互いに離反する方向に付勢するものとしているので、駆動プーリと従動プーリとの間で駆動ベルトの内側又は外側から反対側へ駆動ベルトを付勢するものと比較して、駆動ベルトの延びる方向に対して直角方向の大きさが大きくなるのを抑制することができると共に、駆動プーリと従動プーリとの間の位置にテンション機構を備えないので、被誘導部材の移動の邪魔にならず、被誘導部材を良好に移動させることができる。

なお、付勢手段を配置する位置としては、駆動プーリと従動プーリとの間の位置であっても良いし、従動プーリに対して駆動プーリとは反対側の位置であっても良い。

手段15:手段14の構成において、
「前記移動手段は、
前記従動プーリに対して前記駆動プーリと離反する方向に開放され前記従動プーリの両側から突出する軸部を係止するフック状の係止部、前記誘導部材が挿入嵌合する案内孔を有し、前記誘導部材に誘導案内されると共に前記従動プーリを回転可能に保持する移動体を更に備え、
該移動体における前記案内孔と前記係止部との間で前記付勢力が作用させられている」ものであることを特徴とする。

ここで、テンション機構として、「駆動プーリと従動プーリとが互いに離反する方向に相対移動させることで、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられた駆動ベルトに所定のテンションを付与するもの」を用いた場合、駆動ベルトの延びる方向に対して直角方向の大きさが大きくなるのを抑制することができる。しかしながら、駆動プーリや従動プーリがその配置された方向に対して相対移動できるようになっており、駆動プーリや従動プーリを回転可能に支持する支持部材にそれらを相対移動させて駆動ベルトに張力を作用させるテンション機構の他に、被誘導部材を誘導案内する誘導部材が配置されることとなるので、構成部品が多くなり全体として大型化して相対的に被誘導部材に保持される可動体が小さくなったり、被誘導部材すなわち可動体の移動量が少なくなったりする問題がある。

また、付勢手段により付勢力を作用させる位置としては、種々の位置が考えられ、従来のテンション機構では、駆動プーリと従動プーリの回転中心を通る軸線上に沿って作用するように配置されていた。しかしながら、従動プーリを駆動プーリと従動プーリの回転中心を通る軸線と略平行に配置された誘導部材により誘導案内(スライド)させるようにした上で、駆動プーリと従動プーリの回転中心を通る軸線上に沿って付勢力が作用するようにした場合、その軸線から偏芯した位置で従動プーリが移動体を介して誘導部材により誘導案内されるので、付勢手段の付勢力によって誘導部材に対して移動体が傾くこととなる。一方、誘導部材の軸芯に沿って付勢力が作用するようにした場合、付勢手段の付勢力による駆動ベルトからの反力が誘導部材の軸芯とは偏芯した駆動プーリと従動プーリの回転中心を通る軸線上にかかることとなり、その反力によって誘導部材に対して移動体が傾くこととなる。これらのように、移動体が誘導部材に対して傾くことにより、移動体を良好に誘導案内させることができなくなる恐れがある。

手段15の構成によると、駆動プーリと反対側が開放され従動プーリの軸部を係止するフック状の係止部と、誘導部材と挿入嵌合する案内孔とを備え、係止部と案内孔との間で付勢手段の付勢力を作用させて、移動体を介して駆動ベルトにテンションを付与するようにしたものである。

これにより、駆動ベルトにテンションを付与するための移動体を、被誘導部材が誘導案内される誘導部材によって誘導案内するようにしているので、移動体を駆動プーリと従動プーリとが離反する方向に移動させるための機構を別途備える必要がなく、装置全体を簡略化することが可能となって全体的に大型化するのを抑制することができる。つまり、全体的に大型化するのを防止することができるので、相対的に可動体を大型化したり、移動量を大きくしたりすることが可能となり、可動体の演出動作を認識し易くして、その演出動作により興趣が低下するのを防止することができる。

また、移動体における誘導部材に誘導案内される案内部と、従動プーリを保持する係止部との間で付勢手段の付勢力が作用するようにしているので、これにより、移動体にかかる付勢手段の付勢力が誘導部材側と従動プーリ側とに略均等にかかることとなり、移動体が誘導部材に対して傾くのを抑制することができ、誘導部材により移動体を良好に誘導案内させることができる。

また、移動体を誘導部材により良好に誘導案内させることができるので、付勢手段の付勢力により駆動ベルトに所定のテンションを良好に付与することができ、これにより、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられる駆動ベルトの張力を適宜なものとして、駆動ベルトを良好に回転駆動させることができる。

更に、従動プーリに駆動ベルトを巻き掛けた状態でその軸部を係止部に係止させるだけで、簡単に従動プーリと駆動ベルトとを組立てることができると共に、駆動ベルトに付勢力を作用させることができる。詳述すると、一旦、付勢手段の付勢力に抗して移動体を駆動プーリ側へ移動させ、その状態で駆動ベルトを巻き掛けた従動プーリの軸部を移動体の開放された側から挿入し、移動体に付勢手段の付勢力がかかるようにすることで、移動体が付勢手段により駆動プーリと従動プーリとが離反する方向に付勢され、また、従動プーリは巻き掛けられた駆動ベルトにより駆動プーリと従動プーリとが離反する方向への移動が規制されるので、従動プーリの軸部が移動体の係止部から外れることがなく、良好に従動プーリの軸部を係止することができる。

なお、付勢手段の一端を移動体に接続すると共に他端をベースに接続するようにしても良く、これにより、剛性の高いベースと接続することで、付勢手段の付勢力が強くても、確実に支持することができ、付勢手段により駆動ベルトにかかるテンションを良好なものとすることができる。

手段16:手段1から手段15までの何れか一つの構成において、
「上下方向に延び、前記誘導部材から所定距離離れた位置に略平行に配置されるガイド部材と、
該ガイド部材によってその延出方向とは略直角方向への移動を規制され前記被誘導部材に保持される被ガイド部材と
を有した回転防止手段を更に具備し、
該回転防止手段によって、前記被誘導部材を介して可動体が、上下方向に延びる軸芯周りに回転するのを防止される」ものであることを特徴とする。

ここで、「ガイド部材」としては、「断面形状が円形状又は多角形状で所定方向に連続して延びるもの」、「断面形状が円形状又は多角形状で所定方向に不連続で延びるもの(所定の間隔で配置されるもの)」、等が挙げられる。なお、「ガイド部材」の素材としては、「樹脂」、「金属」、「セラミックス」、「ガラス繊維強化樹脂や炭素繊維強化樹脂などの複合材」、等が挙げられる。一方、「被ガイド部材」としては、「ガイド部材の外面と当接することでガイドされるもの」、「ガイド部材の内面又は凹陥部と当接することでガイドされるもの」、「ガイド部材と嵌合することでガイドされるもの」、等が挙げられる。更に、回転防止手段によっても被誘導部材の重量等を支持できるようなものでも良い。

ところで、従来の遊技機における可動体は、例えば、直線状のラックギヤを有し、そのラックギヤと噛合するピニオンギヤをモータによって回転させることで、可動体がラックギヤの延びる方向に移動するようになっている。そして、このラックギヤはその延びる方向に移動するように、所定の遊びをもって案内されており、可動体が遊びの分だけ振れるようになっている。そのため、可動体の大きさが比較的小さい場合は、可動体が振れてもその揺れが判り辛いが、可動体を大きくすると、全体として可動体の揺れが目立つようになり、意図しない揺れにより可動体の演出動作が損なわれて、所望の演出効果を発揮することができなくなる恐れがあると共に、案内される基端部での揺れが小さくても、基端部から離れた先端部での揺れは大きくなり、可動体が演出表示装置や他の部材と接触して、破損するなどの不具合が発生する恐れがある。

そのため、可動体を所定方向に移動するように案内する案内部分の遊びを少なくすることで、基端部での揺れを可及的に小さくして、可動体の先端部での揺れを抑制させるようにすることが考えられる。しかしながら、この場合、案内部分の寸法精度を高める必要があり、案内部分の加工コストが増加し高価なものとなる問題が発生する。

また、可動体を保持する被誘導部材を駆動ベルトに固定して移動させるようにした場合、一般に駆動ベルトは、柔軟性が高く撓み易いので、駆動ベルトに可動体の揺れを抑制させる作用を持たせることは困難であるばかりか、逆に、駆動ベルトは撓み易いので回転駆動させられると振動し易く、駆動ベルトの振動により被誘導部材を介して可動体が揺れる恐れがある。

手段16の構成によると、誘導部材と略平行となるように配置されたガイド部材と、ガイド部材の軸直角方向への移動が規制され被誘導部材に保持される被ガイド部材とを有した回転防止手段を備えて、被誘導部材つまり可動体が上下方向に延びる軸芯周りに回転するのを防止するようにしたものである。

これにより、回転防止手段により被誘導部材が誘導部材の軸芯周りに回転するのを防止することができるので、特に、振動の多い駆動ベルトにより被誘導部材を移動させても、被誘導部材に保持された可動体が誘導部材の軸芯周りに回転、つまり、上下方向に延びる軸芯周りに振れるのを良好に防止することが可能となり、意図しない振れを抑制して所望の演出動作を確実に行わせることができ、興趣が低下するのを防止することができると共に、可動体をより大きなものとすることが可能となり、可動体をより目立たせて、可動体による演出効果をより高めることができる。

また、回転防止手段を備えているので、誘導部材と被誘導部材との間の寸法精度を高くしなくても、被誘導部材が誘導部材の軸芯周りに回転して振れるのを防止することができ、誘導部材や被誘導部材の加工精度を高くする必要がなく、コストを増加させることなく、可動体が振れるのを良好に防止することができる。

更に、誘導部材と略平行に所定間隔離れた位置に配置されるガイド部材と、ガイド部材によりガイド部材の軸直角方向への移動が規制され被誘導部材に保持される被ガイド部材とを備えており、ガイド部材は、移動する被誘導部材に対してその位置が固定されるので、被誘導部材にガイド部材を保持させた場合と比較して、ガイド部材が移動するためのスペースが不要となる。これにより、設置スペースを可及的に小さくすることができるので、所望の演出効果が期待できる移動量を有した可動体を遊技機へ設置することが可能となり、より遊技者の興趣を高められるものとすることができる。

なお、回転防止手段としてのガイド部材及び被ガイド部材を、ガイド部材を断面が同一形状の長尺部材とし、被ガイド部材をガイド部材を挟むような断面コ字形状の部材としても良く、これにより、ガイド部材及び被ガイド部材が、夫々簡単な構成のものとすることができ、回転防止手段を容易に実現させることができる。また、ガイド部材として、一般的な押出し材や引抜き材等を用いることができ、ガイド部材等にかかるコストを低減させることができる。

また、誘導部材を断面の外形が円形の棒状、つまり、円柱状の棒状部材としても良く、これにより、誘導部材を、一般的な丸棒やパイプ材等の型材とすることで、誘導部材にかかるコストが増加するのを抑制することができると共に、回転防止手段が備えられているので、誘導部材として、被誘導部材が誘導部材の軸芯周りに回転し易い円柱状の棒状部材としても、良好に被誘導部材が回転する(揺れる)のを防止することができる。なお、この誘導部材は、外形が円形であれば良く、中実又は中空の何れの部材であっても良い。

更に、「誘導部材とガイド部材との間で可動体が被誘導部材に保持されている」ようにしても良く、これにより、被誘導部材が誘導部材とガイド部材の外側で可動体を保持する場合と比較して、誘導部材とガイド部材とが並んだ方向の幅が長くなるのを抑制することが可能となり、全体として小型化することができ、遊技機に備え易くして、より興趣の高められる遊技機とすることができる。また、被誘導部材を誘導部材だけではなくガイド部材によっても誘導案内するものとした場合、誘導部材とガイド部材との間で可動体を保持することで、被誘導部材から誘導部材及びガイド部材にかかる荷重を略均等にかかるようにすることができ、被誘導部材やガイド部材にかかる偏荷重が緩和され、被誘導部材と誘導部材やガイド部材との間で偏摩擦による偏摩耗が発生するのを抑制し、偏荷重により被誘導部材つまり可動体が滑らかに誘導されずぎこちない動きとなったり、誘導案内することができなくなったりするのを防止することができる。

手段17:手段16の構成において、
「前記回転防止手段における前記ガイド部材が、前記誘導部材の軸芯に対して、
前記被誘導部材に保持された前記可動体の方向とは反対方向、
または、前記被誘導部材に保持された前記可動体の方向とは略直角方向
となる位置に配置されている」ものであることを特徴とする。

ところで、被誘導部材に保持された可動体の方向に対し、回転防止手段を配置する方向としては、種々の方向が考えられるが、第一可動体や第二可動体と同じ方向に回転防止手段を配置した場合、第一可動体や第二可動体と回転防止手段とがラップする部分ができるため、回転防止手段の分だけ第一可動体や第二可動体が小さくなってしまう問題が発生する。

手段17の構成によると、回転防止手段のガイド部材を、誘導部材の軸芯に対して、可動体が配置された側とは反対側、又は、可動体が配置された側とは略直角となる側に配置したものである。

これにより、ガイド部材を、誘導部材の軸芯に対して可動体が配置された側と同じ側に配置しないので、ガイド部材、つまり、回転防止手段と可動体とが互いにラップ(重複)するのを防止することが可能となり、ラップにより可動体が小さくなるのを抑制し可動体を可及的に大型化することができるので、移動量の大きい大型の可動体とすることができ、可動体を目立たせてその演出動作により興趣の高められるものとすることができる。

なお、ガイド部材を誘導部材の軸芯に対して可動体とは反対側に配置した場合、誘導部材の軸芯方向から見ると、可動体、誘導部材、及び回転防止手段が、略直線状に並ぶこととなるので、誘導部材の軸芯に対して可動体とは軸直角方向の突出量を抑制することができる。つまり、遊技盤の面に略沿うように可動体及び誘導部材を配置しているので、前後方向の厚みが厚くなるのを抑制することが可能となり、遊技機の厚さ(前後方向の距離)が増加するのを抑制することができ、従来から遊技ホール等で用いられている遊技機を設置する島設備に良好に対応させることができる。また、誘導部材を挟んで可動体から遠ざかる方向に回転防止手段が配置されるので、ガイド部材を誘導部材から遠ざけるほど、回転防止機能が高くなると共に、可動体と、回転防止手段や回動手段との重量バランスが取り易くなり、より大型の可動体に対応させることができる。

また、ガイド部材を誘導部材の軸芯に対して可動部材とは軸直角方向の側に配置した場合、可動体と誘導部材とが並ぶ方向の長さが長くなるのを抑制することができるので、相対的に可動体の大きさ(長さ)を可及的に大きくすることができ、より大型の可動体を実現することでインパクトのあるより興趣の高められるものとすることができる。

手段18:手段1から手段17までの何れか一つの構成において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤と、
該遊技盤に取付固定するための取付当接面を上側に備え、前記移動手段、及び前記誘導部材を少なくとも支持するベースと
を更に具備する」ものであることを特徴とする。

ここで、「ベース」の素材としては、「樹脂」、「金属」、「セラミックス」、「ガラス繊維強化樹脂や炭素繊維強化樹脂などの複合材」、等が挙げられる。なお、ベースに用いる素材の剛性は、誘導部材を支持するための支持部材(例えば、第一支持部材や第二支持部材)に用いる素材の剛性に対して、それ以上の剛性を有したものとすることが望ましい。また、素材を金属とした場合では、「所定厚さの板材を用いたもの」、「所定厚さの板材を所定形状に屈曲成形したもの」、「所定の断面形状を有した型材を用いたもの」、等が挙げられる。なお、ベースとして板材(例えば、板金)を屈曲成形したものとした場合、単板のベースと比較して屈曲部により剛性の高いベースとすることができると共に、安価に製造することができる。

ところで、遊技盤に、可動体を移動させるための移動手段や誘導部材等を支持するベースを取付ける場合、一般的には、取付強度を高めるために、ベースの略全長に亘って遊技盤とベースとが当接するようにすると共に、より多くの位置でビスなどを用いてベースを取付けるようにしていた。しかしながら、例えば、遊技盤やベースの寸法公差の違いや加工誤差等により、遊技盤とベースとの面が一致しないことがあり、その状態でベースを遊技盤に取付固定すると、ベース或いは遊技盤が歪んでしまったり、ガタツキが発生して取付け強度が低下したりして不具合が発生する恐れがある。

また、ベースにおける取付当接面を配置する位置としては、種々の位置が考えられるが、取付当接面をベースの左右何れか一方の側に配置した場合、遊技盤に取付けられる取付当接面から左右方向に大きく偏芯した位置にベースの重心が配置されることとなり、取付当接面や取付けるためのビス等には、ベースにかかる重量だけでなく重心の偏芯による回転モーメントもかかるので、その力によりビス等が耐えられなくなりベースを固定することができなくなったり、ベース(取付当接面)が変形したりして不具合が発生する問題がある。

更に、取付当接面をベースの下側に配置した場合、例えば、遊技機の移送等により遊技盤の面に対して左右方向の力が作用し、取付当接面の垂直線上からベースの重心が左右の何れかにずれると、ベースにかかる重量によって取付当接面を中心にベースを回転させようとする回転モーメントが作用して、上述と同様にベースを良好に固定することができなくなったり、変形したりして不具合が発生する問題がある。

手段18の構成によると、遊技領域を有した遊技盤と、移動手段や被誘導部材等を支持し遊技盤に取付固定するための取付当接面を上側に設けたベースとを更に備えたものである。

これにより、移動手段や誘導部材等をベースに支持させると共に、ベースに遊技盤に取付固定するための取付当接面を備えて、ベースの全体が遊技盤と当接するのではなく取付当接面のみを当接させて遊技盤に取付固定するようにしているので、ベースが歪んだり、ガタツキが発生したり、取付け強度が低下したりするのを防止して遊技盤にベースをより強固に取付固定することができる。

そして、このベースを介して移動手段や誘導部材等が遊技盤に取付固定されることとなり、それらを強固に固定することができるので、誘導部材によって可動体を確実に上下方向に誘導案内させることができ、可動体の動きを楽しませて、興趣の高められるものとすることができる。

また、誘導部材がベースを介して遊技盤にしっかり固定されているので、可動体を大きくしたり、速い速度で移動させたりしても、ぐらついたり歪んだりするのを防止することができ、可動体をよりインパクトの強いものとすることができると共に、可動体をより演出効果の高いものとして、より興趣の高められるものとすることができる。

また、ベースの上側に配置された取付当接面で遊技盤に取付固定するようにしている、つまり、ベースの一方の側でのみ取付固定するようにしているので、遊技盤への取付けがベースの一方側(上側)だけで済み、取付けにかかる手間を簡略化することができる。

更に、ベースの取付当接面の位置をベースの上側としているので、喩え、遊技盤の面に対して左右方向の力が作用して取付当接面の垂直線上からベースの重心が左右の何れかにずれても、その重心にかかる回転モーメントが、ベースの重心を取付当接面の垂直線上に戻すように作用し、ベースが元の位置に復帰するので、取付当接面やビス等にベースにかかる重量以外の力が作用するのを抑制することができ、ベースを良好に取付固定することができると共に、ベースが変形して不具合が発生するのを防止することができる。

また、誘導部材や移動手段等を支持したベースを遊技盤にしっかり取付固定することができるので、ベースが揺れたりすることがなく、ベースに隣接して演出表示手段を配置してもベースやベースに支持された部材が、演出表示手段と当接して破損したり、可動体が移動できなくなったりする恐れがなく、可動体を良好に移動させることができると共に、演出表示手段を良好に備えることができる。

更に、ベースの全長に対してその一部である取付当接面のみを遊技盤と当接させて取付固定するようにしているので、遊技盤やベース等の寸法誤差等があっても、その誤差による影響を可及的に少なくすることが可能となり、遊技盤にベースを取付固定してもそれらに歪等の不具合が発生するのを防止することができ、遊技盤にベースを良好に取付けることができる。そのため、可動体を誘導案内する誘導部材の長さを長くすることで誘導部材を支持するベースが長くなっても、遊技盤にベースを良好に取付固定することができるので、誘導部材の長さを長くして可動体が大きく移動するようにさせることが可能となり、可動体の演出動作を認識し易くして、その演出動作により遊技者の興趣が低下するのを防止することのできるものとすることができる。

また、「ベースの取付当接面の上部にビスを挿通する取付孔を穿設」することが望ましく、これにより、取付孔を介してビスによりベースを遊技盤に取付けることができると共に、取付当接面の上部でビスにより取付固定することで、上述と同様の理由により、ビスや取付当接面にかかる回転モーメントを可及的にかかり難くすることができ、ベースを良好に遊技盤に取付固定することができる。なお、取付孔の数、つまり、取付けるためのビスの数は、少ないほど取付けにかかる手間を簡略化することができ、取付孔をベースの重心の垂直線上に近い位置に配置すれば、取付孔の数を可及的に少なく(例えば、一つ又は二つ)することができる。

なお、移動手段を、上側に配置された駆動プーリと下側に配置された従動プーリとに巻き掛けられた駆動ベルトにより移動させるものとした場合、遊技盤へ取付固定するためのベースの取付当接面が配置された側と同じ上側に、移動手段の駆動プーリが配置されている。つまり、駆動プーリを回転駆動する回転駆動手段が取付当接面に近いベースの上側で支持されるので、振動や駆動反力の発生源である回転駆動手段に可及的に近い位置で取付当接面を介して遊技盤に取付固定することとなり、回転駆動手段からの振動等がベース全体に伝わるのを防止することができると共に、ベースの振動によりベースに支持された誘導部材等の各部材が振動し、他の部材と当接して破損したり、各部材同士の組付けが緩んだりして被誘導部材を良好に誘導案内させることができなくなるのを防止することができる。

また、移動手段を、同じく上側に配置された駆動プーリと下側に配置された従動プーリとに巻き掛けられた駆動ベルトにより移動させるものとした場合、取付当接面に近い位置で回転駆動手段を支持しており、回転駆動手段を駆動させても振動が発生するのを抑制することができるので、ベースを介して遊技盤が振動するのを防止して、回転駆動手段の振動により遊技領域内に打ち込まれた遊技媒体、各種入賞装置、及び遊技媒体の払出装置等に影響が及ぼされるのを防止することができると共に、良好に遊技することのできるものとすることができる。

手段19:手段18の構成において、
「前記誘導部材の一端側を支持し、複数の位置決め突起を有した樹脂からなる第一支持部材と、
前記誘導部材の他端側を支持し、複数の位置決め突起を有した樹脂からなる第二支持部材と
を更に具備し、
板金からなる前記ベースに、前記第一支持部材及び前記第二支持部材の前記位置決め突起と対応する複数の位置決め孔を有し、該位置決め孔と前記位置決め突起とを互いに嵌合させることで、前記ベースにより前記第一支持部材及び前記第二支持部材が所定位置に位置決め支持される」ものであることを特徴とする。

ところで、可動体の移動距離を大きくするために、誘導部材の長さを長くすることが考えられる。この誘導部材として、その両端を支持するものとした場合、誘導部材の長さが長くなるほど、誘導部材の両端を支持する支持部材も大きくなる。そして、例えば、誘導部材の両端を支持する支持部材を一体で樹脂成形すると、支持部材が大きくなるほど成形歪みも大きくなり、誘導部材を所望の位置に支持することができなくなり、可動体を良好に誘導案内することができなくなる問題がある。

また、支持部材が大型化すると、支持部材を成形する成形型も大型化し、支持部材の製造にかかるコストが増加する問題がある。

手段19の構成によると、誘導部材の両端を樹脂からなる第一支持部材及び第二支持部材で支持すると共に、第一支持部材及び第二支持部材に備えられた位置決め突起を、板金からなるベースの対応する位置に備えられた位置決め孔に嵌合させることで、第一支持部材と第二支持部材とを所定位置に位置決め支持するようにしたものである。

これにより、樹脂からなる第一支持部材及び第二支持部材の大きさを可及的に小さくすることができ、樹脂成形による歪を相対的に小さくすることができると共に、加工精度(成形精度)の比較的高い板金からなるベースにより第一支持部材及び第二支持部材を所定位置に位置決め支持しているので、誘導部材を支持する部材を大きくしても誘導部材の支持精度を良好に維持することができる。つまり、誘導部材を大きく(長く)しても誘導部材を所望の位置に支持して、誘導部材により被誘導部材を介して可動体を良好に誘導案内させることが可能となるので、可動体がより大きく動くようにすることができ、可動体の演出動作を認識し易くして、その演出動作により興趣が低下するのを防止することができる。

また、誘導部材の両端を支持し樹脂からなる第一支持部材及び第二支持部材部材を可及的に小さいものとすることができるので、第一支持部材及び第二支持部材部材を成形するための成形型を小型なものとすることができ、製造にかかるコストが増加するのを抑制することができる。

更に、位置決め突起を位置決め孔に嵌合させるだけで、第一支持部材と第二支持部材とを所定距離離れた所定位置に容易に位置決め支持することができ、誘導部材を所望の位置に容易に配置支持することができる。

また、第一支持部材及び第二支持部材によりベースと誘導部材とが互いに略平行となるように配置支持されるので、ベースと誘導部材を剛性の高い素材を用いて形成した場合、それらが互いに組み立てられることで、全体的な強度剛性がさらに高くなり、被誘導部材の移動により振動や反力がかかっても、誘導部材やベースが撓んだり振れたりすることがなく、被誘導部材つまり可動体を良好に誘導案内させることができる。

なお、「樹脂」としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂など適宜なものを用いることができ、例えば、「ポリカーボネイト」、「ポリプロピレン」、「ポリエチレン」、「ポリウレタン」、等が挙げられる。また、射出成形可能なものとすることが望ましい。

また、第一支持部材及び第二支持部材には、夫々位置決め突起を少なくとも二つ備えていることが望ましく、それら位置決め突起は、可及的に離れた位置に配置することが望ましい。これにより、ベースにおける第一支持部材や第二支持部材の夫々の位置決め精度をより高めることが可能となり、而して、誘導部材の支持精度を高めることができる。

手段20:手段19の構成において、
「前記ベースにおける前記取付当接面が、
前記移動手段、及び前記誘導部材を支持する支持面に対して略直角に屈曲形成されている」ものであることを特徴とする。

手段20の構成によると、ベースを、移動手段及び誘導部材を支持する支持面に対して、取付当接面を略直角方向に屈曲形成した板金製としたものである。これにより、移動手段及び誘導部材が、取付当接面に対して略直角方向に支持されるので、取付当接面が固定される遊技盤と、移動手段及び誘導部材とが干渉し難くすることが可能となり、移動手段及び誘導部材を支持しつつ、良好に遊技盤に取付固定することができる。

また、ベースをプレス成形できるようにしているので、切削加工したものと比較して大量で安価に製造することができると共に、移動手段及び誘導部材を支持する支持面と、取付当接面とが略直角になるように屈曲させているので、その屈曲部により平板材と比較して強度剛性の高いものとすることが可能となり、可動体の移動によりベースが変形したり、移動手段及び誘導部材がぐらついたりするのを防止することができ可動体を確実に誘導案内させることができる。

手段21:手段19又は手段20の構成において、
「前記回転防止手段における前記ガイド部材の一端側及び他端側が、前記第一支持部材及び前記第二支持部材に夫々支持されている」ものであることを特徴とする。

手段21の構成によると、回転防止手段におけるガイド部材の両端を、第一支持部材と第二支持部材とで支持するようにしたものである。これにより、ガイド部材を支持するための支持部材を別途備える必要がなく、ガイド部材を支持するための構成を簡略化することができ、コストが増加するのを抑制することができる。また、誘導部材と同様にガイド部材の支持精度も向上させることができるので、誘導部材の長大化に伴ってガイド部材を長くしても、誘導部材とガイド部材との関係(例えば、平行度)を良好な状態で維持することが可能となり、被誘導部材の振れを良好に防止することができ、可動体をより目立つように大型化して可動体の演出動作によって興趣を高められるものとすることができる。

なお、ガイド部材をベースや誘導部材と共に、その剛性が高いものを用いた場合、第一支持部材及び第二支持部材を介してベースに支持されるので、ベース、誘導部材及びガイド部材の相乗効果によって全体的な強度剛性を更に高めることが可能となり、誘導部材をより長くしたり、誘導部材に保持される可動体を大きくしたりしても誘導部材によって被誘導部材を良好に誘導案内させることができ、可動体の移動量や大きさをより大きくして、可動体を目立たせてその演出効果をより高めることができる。

手段22:手段1から手段21までの何れか一つの構成において、
「前記誘導部材に摺動案内され前記被誘導部材により所定間隔で保持される二つの摺動部材を更に具備する」ものであることを特徴とする。

ここで、また、「摺動部材」としては、誘導部材の軸直角方向への移動が規制できるものが望ましく、「円形又は多角形のブッシュ形状のもの」、「あり形状のもの」、「T字形状のもの」、等が挙げられ、特に、ブッシュ形状のもとした場合、誘導部材や摺動部材を安価で種類も豊富な型材や規格材とすることができる。

また、「被誘導部材」としては、「摺動部材が互いに接近しないように保持する本体部と、摺動部材が互いに離反しないように固定する固定部材とからなるもの」、「摺動部材が互いに接近及び離反しないように保持すると共に誘導部材の軸直角方向に対し一方向への移動を規制する本体部と、摺動部材が互いに接近及び離反しないように保持すると共に誘導部材の軸直角方向に対し他方向への移動を規制する固定部材とからなるもの」、「上記の本体部及び固定部材を適宜組み合わせたもの」、等が挙げられる。

ところで、従来の遊技機では、その可動体の大きさが比較的小さいため、遊技機において可動体が目立ち難く、可動体の動きによる演出効果が充分に得られない恐れがある。そこで、可動体を相対的に大型化することで目立つようにして、可動体の動きによる演出効果を高められるようにすることが考えられ、大型化した可動体を被誘導部材に保持させて、被誘導部材を誘導案内する誘導部材の延在方向に移動できるようにすることが考えられる。しかしながら、この場合、可動体の大型化に伴って被誘導部材も大型化することとなり、被誘導部材を誘導部材に摺動案内されるものとすると、その摺動部分の接触面積が大きくなり、摺動抵抗が大きくなって、被誘導部材を良好に誘導案内させることができなくなったり、被誘導部材を移動させるための移動手段に駆動力の大きなものが必要となり全体的に大型化してしまい遊技機に備えられなくなる恐れがある。

手段22の構成によると、被誘導部材に、誘導部材に摺動案内される二つの摺動部材を所定間隔で保持させるようにしたものである。これにより、可動体を保持する被誘導部材は、二つの摺動部材を介して誘導部材に摺動案内されるので、摺動部分の接触面積を可及的に少なくすることが可能となり、摺動抵抗を低減させることができ、可動体と共に被誘導部材を所定方向に良好に誘導案内させることができると共に、可動体を大型化することが可能となり、可動体をより目立たせてより演出効果の高いものとすることができ、興趣が低下するのを防止することができる。

また、可動体を大型化しても摺動抵抗が増加するのを抑制することができるので、駆動力の大きい大型の移動手段を用いなくても、可動体を保持する被誘導部材を良好に誘導案内させることが可能となり、所望の大きさの可動体を遊技機に備えることができ、より興趣の高められるものとすることができる。

更に、摺動抵抗を低減させることができるので、静止状態の被誘導部材を移動させるために必要な駆動力が少なくて済み、容易に被誘導部材を移動開始させることができる。つまり、被誘導部材の移動レスポンスを高くすることができるので、被誘導部材すなわち可動体を機敏に移動させることが可能となり、可動体の動きによるインパクトをより高めることができ、興趣が低下するのを抑制することができる。

なお、二つの摺動部材の所定間隔としては、可及的に離れた位置に配置することが望ましい。詳述すると、誘導部材と摺動部材とのクリアランスが同じ場合、二つの摺動部材の距離が小さいほど、被誘導部材のガタツキが大きくなり、被誘導部材の安定性が悪くなる。これに対して、二つの摺動部材の距離が大きいほど、被誘導部材のガタツキは小さくなり、被誘導部材の安定性が相対的に良くなる。従って、二つの摺動部材を可及的に離れた位置に配置することで、誘導部材によって被誘導部材をより安定した状態で誘導案内させることができる。

また、二つの摺動部材を所定間隔で保持しているので、可動体を片持支持しても、誘導部材に対して被誘導部材が傾いたり、ガタ付いたりするのを防止して、被誘導部材つまり可動体を安定した良好な状態で誘導案内させることができると共に、可動体を大型化することが可能となり、可動体をより目立たせてより演出効果の高いものとすることができ、興趣が低下するのを防止することができる。

手段23:手段22の構成において、
「前記誘導部材は、
少なくとも前記摺動部材が摺動する部位に、摩擦低減層が形成されている」ものであることを特徴とする。

ここで、「摩擦低減層」としては、例えば、「表面を磨くことで摩擦を低減可能な鏡面研磨層」、「クロム等の金属メッキ層」、「摩擦を低減可能な樹脂をコーティングした樹脂コーティング層(樹脂としては、エンジニアリングプラッスチックが望ましく、その中でも、フッ素系樹脂であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE,テフロン(登録商標),ターカイト(登録商標),ベアリー(登録商標))が望ましい。)」、等が挙げられる。

ところで、互いに接触して摺動する摺動部に、機械油やグリス等の潤滑剤を塗布することで、摩擦抵抗を低減させることが考えられるが、その場合、例えば、摺動部の摺動により、塗布した潤滑剤が飛散して汚れの原因となったり、付近に電気部品などが配置されている場合、潤滑剤によるショートや漏電等が発生したりする恐れがある。

手段23の構成によれば、誘導部材の摺動部材が摺動する部位に摩擦低減層を形成したものである。これにより、誘導部材と摺動部材との摺動抵抗を低減させることができるので、摺動部材を介して被誘導部材を良好に誘導案内させることができると共に、摺動部における摩擦が低減されて摩耗し難くすることが可能となり、誘導部材や摺動部材が早期に摩耗して被誘導部材すなわち可動体の動作不良を招くのを防止することができる。

また、誘導部材に摩擦低減層が形成されているので、潤滑剤を用いた場合と比較して、潤滑剤が飛散することが無く、摺動部材の摺動により汚れが発生するのを防止することができると共に、誘導部材の付近に電気部品等を配置することが可能となり、遊技機の設計自由度を高めてより興趣の高められるものとすることができる。

手段24:手段22又は手段23の構成において、
「前記誘導部材は、
断面外形が円形形状とされていると共に、前記摺動部材が前記誘導部材に挿入嵌合するブッシュ形状とされている」ものであることを特徴とする。

ここで、「断面外形が円形形状」とは、外形が円形であれば良く、中実又は中空の何れの部材であっても良い。また、「ブッシュ形状」とは、誘導部材と嵌合する円形の孔を有した筒形状であれば良く、被誘導部材に保持するための鍔部等を備えているものであっても良い。

手段24の構成によると、誘導部材を断面外形が円形の棒状とすると共に、摺動部材を誘導部材と嵌合するブッシュ形状としたものである。これにより、誘導部材を、一般的な丸棒やパイプ材等の型材とすると共に、摺動部材を一般的な円筒状のブッシュとすることができ、誘導部材や摺動部材にかかるコストが増加するのを抑制することができると共に、摺動部材を良好に摺動させることができる。

手段25:手段11から手段24までの何れか一つの構成において、
「前記支持シャフトに挿入嵌合される二つの支持ブッシュを更に備え、
二つの該支持ブッシュが前記被誘導部材に所定間隔で保持されることで、前記支持シャフトが前記支持ブッシュを介して前記被誘導部材に回転可能に保持されている」ものであることを特徴とする。

手段25の構成によると、二つの支持ブッシュを介して支持シャフトを被誘導部材に回転可能に保持するようにしたものである。これにより、支持シャフトを被誘導部材がかかる部分全体で回動可能に保持する場合と比較して、支持シャフトとの接触部分が可及的に少なくなり、支持シャフトにかかる摩擦抵抗を低減させることができるので、支持シャフトを良好に回動させることができ、支持シャフトに支持された可動体をスムーズに演出動作させて、興趣の高められるものとすることができる。

手段26:手段25の構成において、
「前記被誘導部材は、
二つの前記摺動部材及び二つの前記支持ブッシュを夫々所定間隔で挟持することで保持する本体部と、固定部材とを備えている」ものであることを特徴とする。

ここで、「本体部と固定部材とにより挟持」とは、本体部と固定部材とにより摺動部材や支持ブッシュを挟み込むことで保持することができれば良く、例えば、「摺動部材や支持ブッシュの軸方向両側から挟持するようにしたもの」、「摺動部材や支持ブッシュの軸直角方向両側から挟持するようにしたもの」、「摺動部材又は支持ブッシュの一方をその軸方向から、他方をその軸直角方向から挟持するようにしたもの」等が挙げられる。

手段26の構成によると、被誘導部材の本体部と固定部材とで二つの摺動部材及び支持ブッシュを挟持するようにしたものである。これにより、二つの摺動部材及び支持ブッシュを本体部と固定部材とで簡単に所定間隔で保持することができ、容易に組み立てられるものとすることができる。

なお、この被誘導部材として、例えば、本体部には、誘導部材を挿通可能な挿通孔を設け、その挿通孔の両端に摺動部材を収容する段付凹部を形成して、その段付凹部に摺動部材を当接させることで摺動部材が互いに接近するのを規制するようにし、固定部材には、本体部の段付凹部に収容された摺動部材の軸方向外側端面と当接する抜止片を設けて、固定部材の抜止片により摺動部材が互いに離反するのを規制するようにすることもできる。これにより、本体部に固定部材を固定するだけで摺動部材を所定位置に保持することができ、容易に組み立てられるものとすることができる。また、本体部のみで摺動部材の軸直角方向への移動を規制するようにしているので、本体部と固定部材とで協働して規制するようにした場合と比較して、摺動部材を規制する部分が連続した一つの部材とすることができ、より強固に移動を規制することができる。

また、被誘導部材に、二つの摺動部材及び支持ブッシュの間に、誘導部材及び支持シャフトとの間に所定量の隙間が形成される、収容部空間及び収容部を備えるようにしても良く、これにより、それら収容部空間や収容部に機械油やグリス等の潤滑剤を収容させることが可能となり、その潤滑剤により摺動部材と誘導部材とや、支持ブッシュと支持シャフトとの間の摺動抵抗や摩擦抵抗等を更に低減させることができ、よりスムーズに移動させたり回動させたりすることができる。

手段27:手段18から手段26までの何れか一つの構成において、
「前記遊技盤における前記遊技領域内に配置されると共に、遊技媒体が転動可能な転動演出面を少なくとも有した枠状の主役物を更に具備し、
該主役物の枠状の内側で前記可動体が視認可能に配置されている」ものであることを特徴とする。

ここで、「転動演出面」とは、遊技媒体を転動させることで遊技媒体に所定の演出動作を付与させて、遊技媒体の動きにより遊技者の興趣が高められるようにしたものであれば良く、例えば、「転動面が不動に固定され、供給された遊技媒体を所定方向(左右方向や前後方向)に転動させた上で、所定位置から放出するもの(例えば、固定タイプのステージ)」、「転動面の一部又は全部が可動するように構成され、供給された遊技媒体を所定方向(左右方向や前後方向)に転動させた上で、所定位置から放出するもの(例えば、可動タイプのステージ)」、等が挙げられる。

また、「枠状の内側で可動体が視認可能」とは、主役物を正面視した場合に、枠状の内側に可動体が投影されるような位置であれば良く、可動体が主役物の前側に配置されていても良いし、可動体が主役物の後側に配置されていても良いし、可動体が主役物と前後方向が略同じ位置に配置されていても良い。

手段27の構成によると、遊技領域内に転動演出面を有した枠状の主役物を配置し、その枠状の内側で可動体を視認可能に配置したものである。これにより、可動体が主役物の略中央で上下に移動することとなり、可動体が目立つ位置に配置されて遊技者をより可動体に注目させることができると共に、主役物の転動演出面(ステージ)上を転動する遊技媒体の動きによっても、遊技者を楽しませることができるので、より興趣の高められるものとすることができる。

なお、可動体を主役物の後側に配置した場合、可動体を移動させるための誘導部材や移動手段等も主役物の後側に配置されることとなり、誘導部材や移動手段等を設置するためのスペースが確保し易く、遊技機に上記の可動体を容易に備えることができ、より興趣の高められる遊技機とすることができる。

手段28:手段18から手段27までの何れか一つの構成において、
「前記遊技盤には前記遊技領域内で前後方向に貫通する貫通口を更に有し、
該貫通口を通して前記可動体が遊技者から視認可能となるように、前記遊技盤の後面側に前記ベースの前記取付当接面が取付固定されている」ものであることを特徴とする。

ところで、従来の遊技機では、可動体が、遊技媒体が打ち込まれて流下する遊技領域内(遊技盤の前面側)に配置されており、特に可動体を装飾可動体(遊技媒体とは接触せず、遊技媒体の動きに影響を与えないもの)としたものの場合、遊技媒体と接触しないように配置しなければならない関係から、その大きさや可動範囲が小さく、可動体に演出動作をさせても、その動きが小さく判り辛いものとなり、遊技者によっては、可動体の動きそのものを楽しむことができず、興趣を低下させてしまう問題があった。

また、遊技盤に対して、誘導部材や移動手段を支持したベースを取付固定する部位としては、遊技盤の前面側や後面側等が考えられるが、例えば、ベースを遊技盤の前面側に取付固定した場合、ベースを取付固定するための取付スペースを遊技盤の前面側に確保しなければならないが、通常、遊技盤の前面には遊技媒体が打ち込まれて流下する遊技領域が形成されているので、ベースの取付スペースを確保すると遊技領域が狭くなる問題が発生する。これにより、遊技媒体の流下範囲が狭くなるので、遊技媒体の動きが単調な動きとなり易くなり、遊技者によっては遊技媒体の動きに飽きてしまい興趣を低下させてしまう恐れがある。

更に、ベースに支持された誘導部材や移動手段等は可動体を移動させるためだけのものであり、遊技者が誘導部材や移動手段等を視認することで、煩雑な印象を与えてしまい、遊技に対する興趣を低下させてしまう恐れがある。そのため、誘導部材や移動手段等を装飾体等で覆うことが考えられるが、この場合、それらを覆う装飾体が必須部材となるので、遊技機全体のデザインに制約がかかることとなり、他の遊技機との差別化が困難となる恐れがある。

手段28の構成によると、貫通口を有した遊技盤の後面側に、貫通口を通して可動体が視認可能となるようにベースの取付当接面が取付固定されているものである。これにより、遊技盤の後面側にベースを取付けても、貫通口を通してベースに支持された誘導部材に誘導案内される可動体を遊技者に視認させることができ、可動体の動きを楽しませて興趣が低下するのを抑制することができるものとすることができる。

また、ベースを遊技盤の後面側に取付固定しているので、上述の可動体を遊技機に備えても、ベースの取付固定のために遊技領域が狭くなることがなく、充分な遊技領域を確保することができ、遊技媒体の動きが単調な動きとなるのを防止して、興趣が低下するのを抑制することのできるものとすることができる。

更に、ベースを遊技盤の後面側に取付固定しているので、ベースやベースに支持された第一支持部材、第二支持部材、誘導部材、被誘導部材、及び移動手段等を貫通口にかからないように取付固定することで、それら部材が貫通口を通して遊技者側から見え難くすることができ、それらが見えることで煩雑な印象を与えるのを防止することができ、興趣が低下するのを抑制することができる。

手段29:手段28の構成において、
「前記主役物が前記遊技盤の前記貫通口を前記遊技盤の前方から覆うように備えられると共に、
前記可動体が前記主役物の枠状の内側を通して視認可能とされている」ものであることを特徴とする。

手段29の構成によると、主役物を枠状とし遊技盤の貫通口を前方から覆うように配置すると共に、遊技盤の後方にベースを介して備えられた可動体が主役物の枠状の内側を通して視認可能としたものである。これにより、前側に主役物が後側に可動体が配置されることとなり、奥行きのある遊技機とすることができ、他の遊技機との差別化を図ることが可能となり、遊技者に注目させることができるものとすることができる。

手段30:手段1から手段29までの何れか一つの構成において、
「前記可動体が前面側に出没自在に配置され、所定の演出態様を表示可能な演出表示手段を更に具備する」ものであることを特徴とする。

ここで、「所定の演出態様」とは、キャラクタ、背景及び図柄等を静止画や動画として、或る動きをさせたり、ストーリー性のある表示をさせたりした表示態様のことである。なお、「キャラクタ」とは、図柄列及び背景以外の画像を意味しており、小説・漫画・映画・演劇などの登場人物、動物、植物、又は小道具類、もしくはこの遊技機のために作成された仮想上の人物、動物、植物、又は小道具類等を挙げられる。また、「図柄」とは、数字や記号、あるいはそれらと絵柄との組合わせ等からなる演出用の図柄である。

また、「演出表示手段」としては、「液晶ディスプレイ(LCD)」、「CRT」、「ドットマトリックス」、「発光ダイオード(LED)」、「7セグメントLED」、「エレクトロルミネセンス(EL)」、「蛍光表示管」、「白熱ランプ」、「プラズマディスプレイ(PDP)」、「レーザーディスプレイ」、等が挙げられる。

手段30の構成によると、演出表示手段を更に備え、その演出表示手段の前面側に可動体が出没自在に移動するようにしたものである。これにより、演出表示手段の前面側で可動体が上下方向に移動するので、可動体により演出態様を遮るようなこれまでにない遊技機とすることができ、他の遊技機と差別化して、遊技者の関心が引き付けられる効果を期待することができる。

また、可動体の演出動作を、演出表示手段に表示される演出態様と関連付けることができ、これにより、可動体と演出態様とが一体となったこれまでにない演出を遊技者に提供することが可能となり、見た目のインパクトを飛躍的に高められる効果を期待することができ、より興趣の高められるものとすることができる。

更に、遊技者に演出表示手段の演出態様を見せたい時には、可動体を、演出表示手段の前面側から没した位置に移動させることができるので、可動体により演出態様が遮られるのを防止することができ、演出態様全体を確実に遊技者に視認させて、遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。

なお、可動体が没する位置しては、可動体が演出表示手段の上側又は下側に没するようにすることができる。

手段31:手段1から手段30までの何れか一つの構成において、
「前記可動体は、
上側に配置される第一可動体と、
該第一可動体の下側に配置される第二可動体と
から少なくともなる」ものであることを特徴とする。

ここで、「第一可動体」及び「第二可動体」としては、「遊技媒体と接触するように配置され、遊技媒体の動きを変化させることのできる役物可動体」、「遊技媒体とは接触しないように配置され、動きにより演出を行うことのできる装飾可動体」、等が挙げらる。なお、「第一可動体及び第二可動体とで、人形や動物形等の所定キャラクタや、建物や乗物等の一部又は全体が立体的に表現されたものとしても良く、例えば、第一可動体と第二可動体とを、「所定キャラクタの顔における上顎から上側と下顎から下側」、「所定キャラクタの頭と胴体」、「所定キャラクタの胴体と手足」、「ロケットや宇宙として分離・ドッキングするもの」、「複数のエレベータやエスカレータ、或いは、エレベータやエスカレータに乗った人」、「ビルや植物、火山」等のように、上下に移動したり延びたりするものとしても良い。

ところで、従来の遊技機では、電動チューリップやアタッカ装置等の可変入賞装置を除いては、可動する可動体(特に装飾可動体)が一つしか配置されておらず、その可動体の動きによる演出動作が単調なものとなり易く、遊技者によっては飽きてしまい興趣を低下させてしまう恐れがあった。

手段31の構成によると、可動体を少なくとも上側に配置される第一可動体と下側に配置される第二可動体としたものである。

これにより、第一可動体及び第二可動体の少なくとも二つの可動体を備えているので、夫々の動きを組み合わせることで演出動作の種類(バリエーション)を増やすことができ、より演出動作を楽しませて飽き難いものとし、演出動作により遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。また、上下方向に移動する第一可動体及び第二可動体を、夫々接近させたり、離反させたり、一方のみを上下動させたり、両方を同一方向に上下動させたりすることが可能となり、二つの可動体が種々の演出動作をするので、遊技機において可動体が目立つものとなり、遊技者をそれらの可動体に注目させることができ、第一可動体及び第二可動体による演出動作を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

また、第一可動体及び第二可動体を所定キャラクタの一部としても良く、これにより、第一可動体や第二可動体を移動させることで、所定キャラクタを動かすことができ、特に、遊技者が認知しているキャラクタであれば、そのキャラクタが動くことで強く印象付けることができ、遊技者を楽しませて、より興趣を高められるものとすることができる。

なお、第一可動体及び第二可動体を、一組の誘導部材や移動手段等の駆動ユニットによって移動させるようにしても良いし、夫々独立した誘導部材や移動手段等の駆動ユニットによって移動させるようにしても良く、夫々が独立した駆動ユニットとした場合は、第一可動体と第二可動体とを互いに異なる動きをさせることができ、演出効果の高いより興趣の高められるものとすることができる。

また、第一可動体及び第二可動体を演出表示手段の前面側で出没自在とした場合、演出表示手段に対して、第一可動体及び第二可動体が没する位置しては、両可動体が共に上側又は下側に没するようにしても良いし、第一可動体が上側に第二可動体が下側に没するようにしても良い。

更に、回転防止手段を備えるようにすることが望ましく、これにより、第一可動体や第二可動体が上下方向に延びる軸芯周りに回転するのを防止することができるので、第一可動体や第二可動体を大型化しても、回転防止手段によってその振れが良好に防止されるので、第一可動体や第二可動体が、例えば、演出表示装置などの他の部材と接触するのを防止することができ、接触により可動体や他の部材等が破損したり摩耗したりして不具合が発生するのを防止できる。また、回転防止手段によって第一可動体や第二可動体が上下方向に延びる軸芯周りに回転するのを防止することができるので、移動手段として、振動の多い駆動ベルトにより第一可動体や第二可動体を移動させても、第一可動体や第二可動体が上下方向の軸芯周りに回転、つまり、軸芯周りに振れるのを良好に防止することが可能となり、意図しない振れを抑制して所望の演出動作を確実に行わせることができ、興趣が低下するのを防止することができると共に、第一可動体や第二可動体をより大きなものとすることが可能となり、第一可動体や第二可動体をより目立たせて、可動体による演出効果をより高めることができる。

手段32:手段31の構成において、
「前記第一可動体を上下方向に移動させる第一駆動ユニットと、
前記第二可動体を上下方向に移動させる第二駆動ユニットと
を更に具備し、
前記第一駆動ユニット及び前記第二駆動ユニットは、
前記誘導部材、前記被誘導部材、及び前記移動手段を少なくとも夫々備えている」ものであることを特徴とする。

手段32の構成によると、第一可動体と第二可動体とを夫々異なる第一駆動ユニットと第二駆動ユニットとで上下方向に移動させるようにしたものである。これにより、第一可動体と第二可動体とを夫々別々に移動させることができるので、例えば、夫々接近させたり、離反させたり、一方のみを上下動させたり、両方を同一方向に上下動させたりすることが可能となり、二つの可動体によって種々の演出動作をさせることができるので、遊技機において可動体が目立つものとなり、遊技者をそれらの可動体に注目させることができ、第一可動体及び第二可動体による演出動作を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

なお、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを遊技盤の後面側に取付固定すると共に、遊技盤に貫通口を設けて、その貫通口を通して第一可動体及び第二可動体が遊技者から視認可能となるようにしても良い。これにより、第一可動体及び第二可動体が、遊技盤の遊技領域が備えられた側(前面側)とは反対側に配置されるので、遊技領域内に可動体を配置した場合と比較して、その大きさや可動範囲の制約が少なくなり、第一可動体及び第二可動体の大きさを可及的に大きなものとしたり、それらの可動範囲を可及的に大きくしたりすることができ、第一可動体及び第二可動体を目立たせて可動体の演出動作を認識し易くし、その演出動作により遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。

また、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを遊技盤の後面側に取付固定するようにした場合、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットの取付固定のために遊技領域が狭くなることがなく、充分な遊技領域を確保することができ、遊技媒体の動きが単調な動きとなるのを防止して、興趣が低下するのを抑制ができるものとすることができる。なお、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットは、貫通口にかから無いように遊技盤に取付固定することが望ましく、これにより、遊技者から第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを見え難くすることができるので、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットが見えることで煩雑な印象を与えるのを防止することができ、興趣が低下するのを抑制することができる。

手段33:手段32の構成において、
「前記演出表示手段の左右何れか一方の外側には、前記第一可動体を片持支持する前記第一駆動ユニットが配置されると共に、
前記演出表示手段の左右何れか他方の外側には、前記第二可動体を片持支持する前記第二駆動ユニットが配置されている」ものであることを特徴とする。

ところで、可動体を移動させるためにそれらを支持する方法としては、可動体の中央(例えば、左右方向中央)で支持して移動させたり、可動体の左右両端で支持して移動させたりする方法が考えられる。しかしながら、可動体の中央で支持するようにした場合、可動体を移動されるための駆動ユニットが中央に配置されることとなり、駆動ユニットが見えて煩雑な印象を与えてしまったり、演出表示手段等の設置の邪魔になったりする問題がある。

一方、可動体の両端で支持するようにした場合、一つの可動体に対して駆動ユニットが両側に分散された形態となり駆動ユニットが大型化すると共に、可動体を支持する両側の部分を互いに同期して移動するようにしなければならず複雑な構成となり、遊技機への設置自由度が低下したり、コストが増加したりする問題がある。

また、可動体を移動させる駆動ユニットの長さは、一般的に、可動体の移動量を大きくするほど長くなる傾向がある。そのため、演出表示手段の上側又は下側に駆動ユニットを配置して、演出表示手段の前面側で可動体が移動するようにした場合、演出表示手段の上側又は下側の設置空間が比較的狭く、短い駆動ユニットしか設置できないので、可動体の移動量が少なくなり、遊技者に印象付けられるような動きをさせるのは困難であった。

手段33の構成によると、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットに、第一可動体及び第二可動体を夫々片持支持させると共に、演出表示手段の左右何れか一方の外側に第一駆動ユニットを、左右何れか他方の外側に第二駆動ユニットを配置したものである。

これにより、第一可動体及び第二可動体を夫々片持支持するようにしているので、第一可動体及び第二可動体の両端を支持するようにした場合と比較して、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットの構成を簡略化することが可能となり、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットが大型化するのを防止することができ、第一可動体及び第二可動体を相対的に大型化することが可能となって、第一可動体及び第二可動体を大型化して遊技者に目立つようにし、第一可動体及び第二可動体の演出動作を認識させ易くして、その演出動作を楽しませることができる。

更に、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを演出表示手段の左右外側に配置しているので、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットによって演出表示手段に表示された演出態様が遮られるのを防止することができ、遊技者に演出態様全体を確実に視認させることができると共に、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットと演出表示手段とが干渉するのを防止して、それらを備えた興趣の高められる遊技機とすることができる。

また、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを演出表示手段の左右外側に配置しているので、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットの長さを、少なくとも演出表示手段の上下方向の長さ分は確保することが可能となり、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを演出表示手段の上側又は下側に配置した場合比較して、より長いものとすることができ、第一可動体及び第二可動体の移動量をより大きくして遊技者に目立つようにし、第一可動体及び第二可動体の演出動作を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

手段34:手段31から手段33までの何れか一つの構成において、
「前記第一可動体が所定キャラクタの顔における上顎から上の部位が立体的に造形された外形とされると共に、
前記第二可動体が前記所定キャラクタの顔における下顎の部位が立体的に造形された外形とされている」ものであることを特徴とする。

ここで、「所定キャラクタ」とは、小説・漫画・映画・演劇などの登場人物、動物、植物、又は道具(乗物を含む)類等を擬人化したもの、若しくは、本遊技機のために作成された仮想上の人物、動物、植物、又は道具(乗物を含む)類等を擬人化したものである。

手段34の構成によると、第一可動体を所定キャラクタの上顎から上の部分とし、第二可動体を所定キャラクタの下顎の部分としたものである。これにより、第一可動体と第二可動体とで所定キャラクタの顔が表現されることとなり、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットによって、第一可動体と第二可動体とを同じ方向に移動させると、所定キャラクタの顔が上下方向に移動することとなり、所定キャラクタの顔を自在に出没させることが可能となり、所定キャラクタの顔が現れることで、遊技者にインパクトを与えることができ、より興趣の高められるものとすることができる。

また、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットによって、第一可動体と第二可動体とを互いに接近させたり離反させたりすることで、所定キャラクタの口が閉じたり開いたりする動作となり、所定キャラクタの口がパクパクする動きにより遊技者を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

なお、移動手段を駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられた駆動ベルト等を備えたものとした場合、第一可動体と第二可動体の移動速度をより速くすることができるので、第一可動体と第二可動体とでパクパクする所定キャラクタの口の動きをより速くすることができるので、よりタイトな感じにさせて遊技者の緊張感を高めて、より強く注目させて遊技に釘付けにして楽しませられる効果を期待することが可能となる。

また、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットの何れにも回動手段を備えるようにした場合、それらの支持シャフトが遊技盤に沿って略水平方向に延びているので、支持シャフトの軸芯を所定キャラクタの顎関節の軸芯に見立てて、第一可動体及び第二可動体を夫々支持シャフトの軸芯周りに回動させると、所定キャラクタの口の開閉動作が、よりリアルな動作となって遊技者への訴求力が強くなり、より楽しませられるものとすることができる。

手段35:手段34の構成において、
「前記第一可動体及び前記第二可動体は、前記第一駆動ユニット及び前記第二駆動ユニットにより互いに接近又は離反する方向に相対移動する」ものであることを特徴とする。

手段35の構成によると、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットによって、第一可動体及び第二可動体を互いに接近又は離反するようしたものである。これにより、所定キャラクタの口が閉じたり開いたりするような動きをさせることができ、その動きにより遊技者を楽しませて興趣が低下するのを防止することができる。

また、第一可動体及び第二可動体を移動させることで、所定キャラクタの口がパクパクする動作をするので、その動作に合わせて、所定の音声や音楽を出力するようにすれば、あたかも、所定キャラクタが話したり歌ったりしているようなインパクトの高い演出をすることができ、遊技者を楽しませて、興趣を高めることができる。

更に、第一可動体及び第二可動体の後方に配置された演出表示手段に、遊技者から見て第一可動体及び第二可動体に挟まれるような図柄等の演出態様を表示させ、第一可動体及び第二可動体の移動に合わせて、表示された図柄等の大きさや形状を変化させるようにしても良い。つまり、第一可動体及び第二可動体によって表現された所定キャラクタの口により、演出表示手段に表示された図柄等が噛まれたり、食べられたりする演出をすることができ、これにより、遊技者を楽しませて、興趣の高められるものとすることができる。

手段36:手段34又は手段35の構成において、
「前記第一可動体及び前記第二可動体は、
発光可能な前記発光手段を備えている」ものであることを特徴とする。

手段36の構成によると、第一可動体及び第二可動体に発光手段を備えたものである。これにより、上述したように、第一可動体及び第二可動体に配線コードの基端が接続された発光手段を夫々配置して被誘導部材から配線コードを延びださせても被誘導部材を良好に移動させることができるので、第一可動体及び第二可動体に発光手段を備えても被誘導部材を問題なく上下方向に移動させることができると共に、発光手段の発光によって遊技者に第一可動体や第二可動体に気付かせることが可能となり、第一可動体や第二可動体の動きを楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

手段37:手段36の構成において、
「前記第一可動体は、
前記所定キャラクタの目に相当する部位に、前記発光手段として発光する表示態様が変化する発光装飾表示手段を備えている」ものであることを特徴とする。

ここで、「目に相当する部位」とは、「眼球に相当する部位」、「瞳に相当する部位」、「上下の瞼の間に相当する部位」、「眼鏡やゴーグルに相当する部位」、等である。また、「発光装飾表示手段」としては、「発光表示される模様や図柄等が変化するもの」、「発光表示される模様や図柄等の色彩が変化するもの」、等が挙げられる。

手段37の構成によると、第一可動体における所定キャラクタの目に相当する部位に、発光装飾手段を備えたものである。これにより、所定キャラクタの目に相当する部位が光ったり、表示態様が変化したりするので、遊技者に強く印象付けることができ、インパクトの高い可動体として、興趣の高められるものとすることができる。

手段38:手段33から手段37までの何れか一つの構成において、
「前記第一駆動ユニットでは、前記ガイド部材が、前記誘導部材の軸芯に対して、前記被誘導部材に片持保持された前記第一可動体の方向とは反対方向の位置に配置され、
前記第二駆動ユニットでは、前記ガイド部材が、前記誘導部材の軸芯に対して、前記被誘導部材に片持保持された前記第二可動体の方向とは略直角方向の位置に配置されている」ものであることを特徴とする。

手段38の構成によると、第一駆動ユニットの回転防止手段では、ガイド部材を誘導部材を挟んで第一可動体の反対側、つまり、遊技盤に対して誘導部材とガイド部材とが左右方向に並ぶように配置すると共に、第二駆動ユニットの回転防止手段では、ガイド部材を誘導部材から第一可動体に対して略直角方向の位置、つまり、遊技盤に対して誘導部材とガイド部材とが前後方向に並ぶように配置したものである。

ところで、第一可動体に発光装飾表示手段が備えられていると、第一可動体の重量が大きくなり、重量の大きい第一可動体を回動させたり上下動させたりすることで被誘導部材の振動が大きくなったり傾いたりする問題が発生する。しかしながら、本手段によると、第一可動体を移動させる第一駆動ユニットでは回転防止手段のガイド部材を誘導部材を挟んで第一可動体の反対側に配置しており、誘導部材とガイド部材との距離を所定距離離して左右方向の長さを長くすることで回転防止手段による回転防止機能を高めると共に、回動手段と回転防止手段の重量によって第一可動体との重量バランスを良くして、被誘導部材つまり第一可動体を良好に誘導案内させることができる。一方、第二可動体を移動させる第二駆動ユニットでは回転防止手段のガイド部材を誘導部材の前後方向の何れかに配置したものとしているので、左右方向の長さを短くすることができ、左右方向の長さが第一駆動ユニットにおいて長くなった分を第二駆動ユニットで吸収させることができ、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを含めた全体の左右方向の長さが長くなるのを抑制して、良好な状態で第一可動体及び第二可動体を遊技機に備えさせることができる。

手段39:手段38の構成において、
「前記カバーは、
前記遊技盤の後面側に取付けられると共に、前記第一駆動ユニット及び前記第二駆動ユニットの外周及び後側を覆い、前記演出表示手段を支持する」ものであることを特徴とする。

手段39の構成によると、配線防止手段を備えたカバーを、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを覆うように遊技盤の後面側に取付けると共に、演出表示手段を支持するようにしたものである。これにより、カバーによって、第一駆動ユニットや第二駆動ユニットに外部から埃やゴミ等が付着するのを防止して第一可動体や第二可動体を良好な状態で移動させることができると共に、カバーを介して演出表示手段を遊技盤に取付けるようにしているので、別途演出表示手段を遊技盤に取付けるためのブラケット等を備える必要がなく、部品点数を削減することができる。

なお、カバーにより第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを所定位置に保持すようにすることが望ましく、これにより、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを遊技盤に取付ける際の遊技盤への位置決めを容易に行うことができ、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットの取付けを簡略化することができる。また、カバーにより第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを所定位置に保持することで、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを遊技盤に取付ける前に、予めカバーに備えられた配線保持手段に第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットの被誘導部材から延び出した配線コードを保持させておくことができ、組立てに係る手間を簡略化することができる。

手段40:遊技機において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域、及び該遊技領域内で前後方向に貫通する貫通口を有した遊技盤と、
該遊技盤の前記貫通口を前方から覆うように配置され、遊技媒体が転動可能な転動演出面を少なくとも有した枠状の主役物と、
該主役物の枠状の内側を通して遊技者から視認可能に前記遊技盤の後方に配置され、外形が所定キャラクタの顔における上顎から上の部位が立体的に造形されると共に、該所定キャラクタの目に相当する部位に発光手段として発光する表示態様が変化する発光装飾表示手段を備えた第一可動体と、
該第一可動体の下方で前記主役物の枠状の内側を通して遊技者から視認可能に前記遊技盤の後方に配置され、外形が前記所定キャラクタの顔における下顎の部位が立体的に造形されると共に、前記第一可動体に備えられたものとは異なる前記発光手段を有した第二可動体と、
前記第一可動体及び前記第二可動体が前面側に出没自在とされると共に、前記主役物の枠状の内側を通して遊技者から視認可能に前記遊技盤の後方に配置され、所定の演出態様を表示可能な演出表示手段と、
該演出表示手段の左右何れか一方の外側で前記遊技盤の後面側に取付固定され、前記第一可動体を片持支持して上下方向に移動させる第一駆動ユニットと、
該第一駆動ユニットとは反対側である前記演出表示手段の左右何れか他方の外側で前記遊技盤の後面側に取付固定され、前記第二可動体を片持支持して上下方向に移動させる第二駆動ユニットと、
前記遊技盤の後面側に取付固定され、前記第一駆動ユニット及び前記第二駆動ユニットの外周及び後側を覆い、前記演出表示手段を支持するカバーと
を具備し、
前記第一駆動ユニット及び前記第二駆動ユニットは、
略上下方向に延在し断面外形が円形形状とされ摺動部位に摩擦低減層が形成された誘導部材と、
該誘導部材に挿入嵌合することで摺動案内されるブッシュ形状の二つの摺動部材と、
二つの該摺動部材が挿入嵌合される前記誘導部材の軸直角方向で前記遊技盤の面に略沿うように延び前記第一可動体又は前記第二可動体を片持支持する支持シャフトと、
該支持シャフトに挿入嵌合され、該支持シャフトを回転可能に支持する二つの支持ブッシュと、
該支持ブッシュに回転可能に支持された前記支持シャフトを軸芯周りに回動させ、前記第一可動体又は前記第二可動体が前記支持シャフトを介して片持支持される側とは前記誘導部材を挟んで反対側の位置に配置され、所定方向に進退するプランジャを有したソレノイド、該ソレノイドにおける前記プランジャの進退による直線運動を回転運動に変換して前記支持シャフトに伝達する伝達手段を備えた回動手段と、
該回動手段の前記ソレノイド及び前記発光手段に基端が接続され、先端に接続コネクタが取付けられた所定長さの配線コードと、
該配線コードが外部へ延びだすように所定方向に案内保持する延出部と、二つの前記支持ブッシュ及び二つの前記摺動部材を夫々所定間隔で挟持することで保持する本体部及び固定部材とを備え、二つの前記支持ブッシュを介して前記支持シャフトを回転可能に保持すると共に、二つの前記摺動部材を介して前記誘導部材に誘導案内される被誘導部材と、
該被誘導部材を誘導案内する前記誘導部材の延在方向と同じ上下方向に互いに離反し、上側に配置され外周に複数の被係合歯が形成された駆動プーリ、及び下側に配置される従動プーリと、
前記駆動プーリ及び前記従動プーリに巻き掛けられ、内周に前記駆動プーリの前記被係合歯と係合する複数の係合歯が形成されると共に、前記被誘導部材に固定される駆動ベルトと、
該駆動ベルトを駆動させるために前記駆動プーリを回転させる回転駆動手段と、
該回転駆動手段により回転させられる前記駆動プーリと共に前記駆動ベルトに巻き掛けられる前記従動プーリに対して前記駆動プーリと離反する方向に開放され前記従動プーリの両側から突出する軸部を係止するフック状の係止部、前記誘導部材が挿入嵌合する案内孔を備え、前記誘導部材に誘導案内されると共に前記従動プーリを回転可能に保持する移動体と、
該移動体における前記案内孔と前記係止部との間で一端が支持され、前記駆動プーリと前記従動プーリとが互いに離反する方向へ付勢する付勢手段と、
該付勢手段により前記従動プーリを介して付勢された前記駆動ベルトが駆動されることで移動する前記被誘導部材が、前記誘導部材の軸芯周りに回転するのを防止し、該誘導部材の延在方向と略同じ方向に延び該誘導部材から所定距離離れた位置に配置されるガイド部材、該ガイド部材によってその延出方向とは略直角方向への移動を規制され前記被誘導部材に保持される被ガイド部材を有し、前記第一駆動ユニットでは前記ガイド部材が前記誘導部材の軸芯に対して前記被誘導部材に片持保持された前記第一可動体の方向とは反対方向の位置に配置され、前記第二駆動ユニットでは前記ガイド部材が前記誘導部材の軸芯に対して、前記被誘導部材に片持保持された前記第二可動体の方向とは略直角方向の位置に配置される回転防止手段と、
前記誘導部材及び前記回転防止手段における前記ガイド部材の一端側を支持し、複数の位置決め突起を有した樹脂からなる第一支持部材と、
前記誘導部材及び前記回転防止手段における前記ガイド部材の他端側を支持し、複数の位置決め突起を有した樹脂からなる第二支持部材と、
板金からなり、前記第一支持部材及び前記第二支持部材の前記位置決め突起と対応する複数の位置決め孔、該位置決め孔と前記位置決め突起とを互いに嵌合させることで前記第一支持部材及び前記第二支持部材を所定位置に位置決め支持する支持面、該支持面に対して略直角に屈曲形成され上部にビスを挿通可能な取付孔が穿設された取付当接面を上側に備え、前記駆動プーリ、前記回転駆動手段、及び前記誘導部材を少なくとも支持すると共に、前記従動プーリが配置される位置よりも下方向に延出した位置で前記移動体に一端が支持された前記付勢手段の他端を支持し、且つ、前記可動体が前記遊技盤の前記貫通口の一つ且つ前記主役物の枠状の内側を通して視認可能となるように前記遊技盤の後面側に前記取付当接面を介して取付固定されるベースとを備え、
更に、前記カバーは、
前記配線コードの所定位置に固定され、該配線コードの外径よりも大径の大径部を形成する配線バンド、
該配線バンドによって前記配線コードに形成された前記大径部が通過不能とされ且つ前記配線コードが通過可能とされた所定方向に延びるスリット状の第一通過部、
該第一通過部と同一方向に延びるスリット状とされると共に隣接して配置され、前記大径部が通過不能とされ且つ前記配線コードが通過可能とされた第二通過部、
前記第一通過部と前記第二通過部とを連結し、前記大径部が通過可能とされた連通部、
前記第一通過部と前記第二通過部と間で、少なくとも前記大径部が配置される側に突出する突出部、
前記第一通過部又は前記第二通過部の何れかに隣接して配され、前記配線コードの先端に取付けられた前記接続コネクタが通過可能なコネクタ通過部を有し、
前記配線コードを、前記第一通過部と前記第二通過部との間に前記大径部が配置されるように、前記第一通過部及び前記第二通過部に挿通して、前記被誘導部材との間で所定量の弛みを持たせた状態で該被誘導部材が移動可能となるように前記配線コードの途中を保持する配線保持手段を備えている」ものであることを特徴とする。

手段40の構成によると、遊技媒体の打ち込まれる遊技領域と前後方向に貫通する貫通口とを有した遊技盤と、遊技盤の貫通口を前方から覆うように配置され遊技媒体が転動可能な転動演出面を有した枠状の主役物と、主役物の後方で遊技者から視認可能に配置されると共に所定キャラクタの上顎から上側の部位が立体的に造形され目に相当する部位に発光手段としての発光装飾表示手段を備えた第一可動体と、第一可動体の下方で主役物の後方に遊技者から視認可能に配置されると共に所定キャラクタの下顎の部位が立体的に造形され第一可動体のとは異なる発光手段を有した第二可動体と、主役物の後方で第一可動体及び第二可動体が前面側に出没可能とされ所定の演出態様を表示可能な演出表示手段と、演出表示手段の左右何れか一方の外側で遊技盤の後面側に取付固定され第一可動体を片持支持して上下方向に移動させる第一駆動ユニットと、演出表示手段を挟んで第一駆動ユニットとは反対側で遊技盤の後面側に取付固定され第二可動体を片持支持して上下方向に移動させる第二駆動ユニットと、第一駆動ユニットと第二駆動ユニットとを覆うように遊技盤の後面側に取付固定され演出表示手段を支持するカバーとを具備し、
第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットには、上下方向に延在し表面に摩擦低減層が形成された円柱状の誘導部材と、誘導部材に挿入嵌合されるブッシュ形状の二つの摺動部材と、誘導部材の軸直角方向で遊技盤の面に略沿って延び第一可動体又は第二可動体を片持支持する支持シャフトと、支持シャフトに挿入嵌合され支持シャフトを回転可能に支持する二つの支持ブッシュと、進退するプランジャを有したソレノイドとプランジャの進退により支持シャフトを回動伝達させる伝達手段とを備え被誘導部材の可動体が保持される側とは誘導部材を挟んで反対側に配置される回動手段と、基端がソレノイドと発光手段に接続され先端に接続コネクタを有した配線コードと、配線コードを外部へ延びださせる延出部を備え本体部と固定部材とで二つの摺動部材及び支持シャフトを所定間隔で挟持し支持シャフトを保持すると共に誘導部材に誘導案内される被誘導部材と、被係合歯が形成され上側に配置される駆動プーリ、及び下側に配置される従動プーリと、駆動プーリの被係合歯と係合する係合歯を有し駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられ被誘導部材に固定される駆動ベルトと、駆動プーリを介して駆動ベルトを回転駆動する回転駆動手段と、従動プーリに対し駆動プーリとは反対側が開放され従動プーリの軸部を係止する係止部、誘導部材が挿入嵌合される案内孔を備えた移動体と、移動体の係止部と案内孔との間で一端が支持され従動プーリを駆動プーリと離反する方向に付勢する付勢手段と、誘導部材と略平行に配置されるガイド部材とガイド部材によりその軸直角方向への移動が規制され被誘導部材に保持される被ガイド部材とを備え、第一駆動ユニットではガイド部材が被誘導部材を挟んで第一可動体の反対側に配置され、第二駆動ユニットではガイド部材が被誘導部材から第二可動体が配置された方向に対して直角方向に配置される回転防止手段と、誘導部材及びガイド部材の一端側を支持し位置決め突起を有した樹脂からなる第一支持部材と、誘導部材及びガイド部材の他端側を支持し位置決め突起を有した樹脂からなる第二支持部材と、第一支持部材及び第二支持部材の位置決め突起と対応する位置決め孔を有した支持面と支持面と略直角方向に屈曲形成され上側に配置された取付当接面とを備え第一支持部材及び第二支持部材を所定位置に位置決め支持すると共に駆動プーリ、回転駆動手段及び誘導部材等を支持し遊技盤の裏面側に取付固定される板金からなるベースとを備え、
更に、カバーには、配線コードの所定位置に固定して大径部を形成する配線バンドと、配線コードの大径部が通過不能とされると共に配線コードが通過可能とされ略平行に延びるスリット状の第一通過部及び第二通過部と、第一通過部と第二通過部とを連通し大径部が通過可能とされた連通部と、第一通過部と第二通過部との間で突出する突出部と、配線コードの接続コネクタが通過可能なコネクタ通過部とを有し、被誘導部材との間で所定量の弛みを持たせた状態で被誘導部材が移動可能となるように配線コードの途中を保持する配線保持手段を備えているものである。

これにより、被誘導部材の移動によって配線コードが絡まったり、配線コードが誘導部材や移動手段に接触して被誘導部材の移動を阻害したりして、被誘導部材の移動の妨げになるのを防止することが可能となり、被誘導部材つまり第一可動体や第二可動体を良好に移動させることができ、第一可動体や第二可動体に所望の演出動作をさせて目立つようにして遊技者に注目させ、第一可動体や第二可動体の演出動作を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

また、配線コードが引っ張られたり、押されたりしても、第一通過部又は第二通過部の開口部に大径部が当接して配線コードの移動が阻止され、被誘導部材が移動しても配線コードの弛みを当初の所定量に維持することができるので、配線コードが繰り出されて当初の所定量以上に弛んでしまったり、配線コードが押されて所定量の弛みが少なくなったりして、被誘導部材の移動によって配線コードが絡み易くなったり被誘導部材の移動を阻害したりするのを防止することができ、被誘導部材つまり第一可動体や第二可動体を良好に移動させることが可能となり、それらに注目させて、遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。

更に、カバーに備えられた配線保持手段には、第一通過部と第二通過部とを連通する連通部や、コネクタ通過部を備えているので、第一駆動ユニットや第二駆動ユニットが配置されたカバーの内側から外側へ配線コードを延び出させることができると共に、カバーの外側から配線コードの大径部を連通部に挿通させて、配線コードを第一通過部及び第二通過部に通過させることができ、配線保持手段に配線コードを容易に保持させることができる。

また、カバーを備えているので、外部から埃やゴミ等が第一駆動ユニットや第二駆動ユニット等に付着するのを防止することができ、埃やゴミの付着により被誘導部材つまり第一可動体や第二可動体の移動に問題が発生するのを防止して、それらを良好に移動させることができる。

更に、所定キャラクタの顔を表現した第一可動体及び第二可動体を、夫々接近させたり、離反させたり、一方のみを上下動させたり、両方を同一方向に上下動させたりすることが可能となる。つまり、所定キャラクタの顔を上下方向に移動させたり、所定キャラクタの顔の口を開閉させたりすることが可能となり、遊技機において可動体が目立つものとなり、遊技者をそれらの可動体に注目させることができ、第一可動体及び第二可動体による演出動作を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。また、第一可動体及び第二可動体の二つの可動体を備えているので、夫々の動きを組み合わせることで演出動作の種類(バリエーション)を増やすことができ、より演出動作を楽しませて飽き難いものとし、演出動作により遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。

また、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットによって、第一可動体と第二可動体とを互いに接近させたり離反させたりすることで、所定キャラクタの口が閉じたり開いたりする動作となり、所定キャラクタの口がパクパクする動きにより、遊技者に強いインパクトを与えると共に楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

また、遊技盤の後面側に、貫通口を通して第一可動体や第二可動体が視認可能となるようにベースの取付当接面を取付固定しているので、遊技盤の後面側にベースを取付けても、貫通口を通してベースに支持された誘導部材に誘導案内される可動体を遊技者に視認させることができ、第一可動体や第二可動体の動きを楽しませて興趣が低下するのを抑制することができるものとすることができると共に、上述の可動体を遊技機に備えても、ベースの取付固定のために遊技領域が狭くなることがなく、充分な遊技領域を確保することができ、遊技媒体の動きが単調な動きとなるのを防止して、興趣が低下するのを抑制することのできるものとすることができる。

更に、演出表示手段の前面側で第一可動体や第二可動体が移動するようにしているので、これにより、演出表示手段に表示させる演出態様と可動体とを可及的に近づけることが可能となり、演出態様と第一可動体や第二可動体の演出動作とをより関連付けたものにし易くすることができ、演出態様と第一可動体や第二可動体の演出動作によるコラボレーションによって、これまでにないインパクトの高い演出を提供して、遊技者の興趣を高められるものとすることができる。

また、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを演出表示手段の左右外側に配置しているので、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットの長さを、少なくとも演出表示手段の上下方向の長さ分は確保することが可能となり、第一駆動ユニット及び第二駆動ユニットを演出表示手段の上側又は下側に配置した場合比較して、より長いものとすることができ、第一可動体及び第二可動体の移動量をより大きくして遊技者に目立つようにし、第一可動体及び第二可動体の演出動作を楽しませて、興趣が低下するのを防止することができる。

また、駆動ベルトにテンションを付与するための移動体を、被誘導部材が誘導案内される誘導部材によって誘導案内するようにしているので、移動体を駆動プーリと従動プーリとが離反する方向に移動させるための機構を別途備える必要がなく、装置全体を簡略化することが可能となって全体的に大型化するのを抑制することができる。つまり、全体的に大型化するのを防止することができるので、相対的に第一可動体や第二可動体を大型化したり、移動量を大きくしたりすることが可能となり、第一可動体や第二可動体の演出動作を認識し易くして、その演出動作により興趣が低下するのを防止することができる。

また、移動体における誘導部材に誘導案内される案内孔と、従動プーリの軸部を係止保持する係止部との間で付勢手段の付勢力が作用するようにしているので、これにより、移動体にかかる付勢手段の付勢力が誘導部材側と従動プーリ側とに略均等にかかることとなり、移動体が誘導部材に対して傾くのを抑制することができ、誘導部材により移動体を良好に誘導案内させることができると共に、付勢手段の付勢力により駆動ベルトに所定のテンションを良好に付与することができ、これにより、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられる駆動ベルトの張力を適宜なものとして、駆動ベルトを良好に回転駆動させることができる。

更に、駆動プーリと反対側が開放され従動プーリの軸部を係止するフック状の係止部を備えた移動体としているので、これにより、従動プーリに駆動ベルトを巻き掛けた状態でその軸部を係止部に係止させるだけで、簡単に従動プーリと駆動ベルトとを組立てることができると共に、駆動ベルトに付勢力を作用させることができる。

また、ベースの全長に対してその一部である取付当接面のみを遊技盤と当接させて取付固定するようにしているので、遊技盤やベース等の寸法誤差等があっても、その誤差による影響を可及的に少なくすることが可能となり、遊技盤にベースを取付固定してもそれらに歪等の不具合が発生するのを防止することができ、遊技盤にベースを良好に取付けることができる。そのため、第一可動体や第二可動体を誘導案内する誘導部材の長さを長くすることで誘導部材を支持するベースが長くなっても、遊技盤にベースを良好に取付固定することができるので、誘導部材の長さを長くして第一可動体や第二可動体が大きく移動するようにさせることが可能となり、第一可動体や第二可動体の演出動作を認識し易くして、その演出動作により遊技者の興趣が低下するのを防止することのできるものとすることができる。

更に、ベースの上側に配置された取付当接面で遊技盤に取付固定するようにしている、つまり、ベースの一方の側でのみ取付固定するようにしているので、遊技盤への取付けがベースの上側だけで済み、取付けにかかる手間を簡略化することができると共に、例えば、遊技盤の面に対して左右方向の力が作用して取付当接面の垂直線上からベースの重心が左右の何れかにずれても、その重心にかかる回転モーメントが、ベースの重心を取付当接面の垂直線上に戻すように作用し、ベースが元の位置に復帰するので、取付当接面やビス等にベースにかかる重量以外の力が作用するのを抑制することができ、ベースを良好に取付固定することができると共に、ベースが変形して不具合が発生するのを防止することができる。

また、ベースの取付当接面の上部にビスを挿通する取付孔を穿設しており、これにより、ベースの上部のみで取付けているので、ビスの数を可及的に少なくすることができ、取付けにかかる手間を簡略化することができると共に、上述と同様の理由により、ビスや取付当接面にかかる回転モーメントを可及的にかかり難くすることができ、ベースを良好に遊技盤に取付固定することができる。

また、遊技盤へ取付固定するためのベースの取付当接面が配置された側と同じ上側に、移動手段の駆動プーリが配置されている。つまり、駆動プーリを回転駆動する回転駆動手段が取付当接面に近いベースの上側で支持されるので、振動や駆動反力の発生源である回転駆動手段に可及的に近い位置で取付当接面を介して遊技盤に取付固定することとなり、回転駆動手段からの振動等がベース全体に伝わるのを防止することができると共に、ベースの振動によりベースに支持された誘導部材等の各部材が振動し、他の部材と当接して破損したり、各部材同士の組付けが緩んだりして被誘導部材を良好に誘導案内させることができなくなるのを防止することができる。

更に、第一可動体や第二可動体を保持する被誘導部材は、二つの摺動部材を介して誘導部材に摺動案内されるので、摺動部分の接触面積を可及的に少なくすることが可能となり、摺動抵抗を低減させることができ、第一可動体や第二可動体と共に被誘導部材を上下方向に良好に誘導案内させることができると共に、第一可動体や第二可動体を大型化することが可能となり、第一可動体や第二可動体をより目立たせてより演出効果の高いものとすることができ、興趣が低下するのを防止することができる。また、第一可動体や第二可動体を大型化しても摺動抵抗が増加するのを抑制することができるので、駆動力の大きい大型の移動手段を用いなくても、第一可動体や第二可動体を保持する被誘導部材を良好に誘導案内させることが可能となり、所望の大きさの第一可動体や第二可動体を遊技機に備えることができ、より興趣の高められるものとすることができる。

更に、摺動抵抗を低減させることができるので、静止状態の被誘導部材を移動させるために必要な駆動力が少なくて済み、容易に被誘導部材を移動開始させることができる。つまり、被誘導部材の移動レスポンスを高くすることができるので、被誘導部材すなわち第一可動体や第二可動体を機敏に移動させることが可能となり、それらの動きによるインパクトをより高めることができ、興趣が低下するのを抑制することができる。

また、誘導部材の表面に摩擦低減層が形成されており、誘導部材と摺動部材との摺動抵抗を低減させることができるので、摺動部材を介して被誘導部材を良好に誘導案内させることができると共に、摺動部における摩擦が低減されて摩耗し難くすることが可能となり、誘導部材や摺動部材が早期に摩耗して被誘導部材すなわち第一可動体や第二可動体の動作不良を招くのを防止することができる。

更に、二つの支持ブッシュを介して支持シャフトを被誘導部材に回転可能に保持するようにしているので、これにより、支持シャフトを被誘導部材がかかる部分全体で回動可能に保持する場合と比較して、支持シャフトとの接触部分が可及的に少なくなり、支持シャフトにかかる摩擦抵抗を低減させることが可能となり、支持シャフトを良好に回動させることができ、支持シャフトに支持された可動体をスムーズに演出動作させて、興趣の高められるものとすることができる。

また、被誘導部材の本体部と固定部材とで二つの摺動部材、及び二つの支持ブッシュを所定の位置に保持するようにしているので、これにより、二つの摺動部材、及び二つの支持ブッシュを本体部と固定部材とで簡単に保持することができ、容易に組み立てられるものとすることができる。

更に、第一可動体や第二可動体を駆動ベルトの回転駆動により移動させるようにしており、ネジ部材等の移動手段を用いた場合と比較して、第一可動体や第二可動体の移動速度をより速く移動させることができ、速く移動する第一可動体や第二可動体により遊技者に強く印象付けることができるので、第一可動体や第二可動体に注目させてその演出動作を楽しませることが可能となり、遊技に対する興趣が低下するのを防止することができる。また、同じ移動量をソレノイドやシリンダを用いて移動させる場合と比較してより小型化することが可能となり、遊技機に設置し易いものとすることができると共に、第一可動体や第二可動体の移動量をより大きくしても遊技機に設置することができるので、第一可動体や第二可動体をより大きく移動させることができ、第一可動体や第二可動体の演出動作を認識し易くして、その演出動作により興趣が低下するのを防止することができる。

また、被誘導部材を誘導部材により誘導案内するようにしているので、撓み易いベルトを用いて被誘導部材を移動させても、誘導部材により被誘導部材を真直ぐ誘導案内させることができ、移動の際に被誘導部材、つまり、可動体を所望の姿勢で良好に移動させることができる。

更に、駆動ベルトと駆動プーリの係合歯と被係合歯とを互いに係合させることで、駆動ベルトが駆動プーリの外周面上を滑り難くすることができ、駆動プーリから回転駆動を確実に駆動ベルトに伝達させることができると共に、駆動プーリの回転速度を速くしても、駆動プーリと駆動ベルトとの間で滑りが発生しないので、より速い速度で駆動ベルトを駆動させることが可能となり、被誘導部材を介して可動体をより速い速度で移動させることができ、よりインパクトの強い動きを第一可動体や第二可動体にさせて、興趣の高められるものとすることができる。

また、駆動プーリを上側に、従動プーリを下側に配置しているので、駆動ベルトは、固定された被誘導部材等の重さにより下方、つまり、駆動プーリとは離反する方向に引張られる力が作用し、その力により駆動プーリへの駆動ベルトの巻き掛け力が強くなり、駆動プーリと駆動ベルトとの摩擦力が大きくなって互いに滑り難くすることができ、駆動プーリにより確実に駆動ベルトを駆動させることができると共に、駆動プーリと駆動ベルトとが滑って被誘導部材が降下するのを防止することができ、被誘導部材を介して第一可動体や第二可動体に所望の動きをさせることが可能となり、第一可動体や第二可動体に所定の演出動作をさせて、興趣の高められるものとすることができる。

また、従動プーリを駆動プーリと離反する方向に付勢する付勢手段を備えているので、駆動ベルトに所定のテンションを付与することができ、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられる駆動ベルトの張力を適宜なものとして、駆動ベルトを良好に回転駆動させることができる。

更に、駆動プーリと従動プーリを上下方向に配置し誘導部材が遊技盤の面に略沿うように上下方向に配置されている、つまり、第一可動体や第二可動体を、遊技機における遊技盤の面に直角方向(前後方向)の寸法に対して、相対的に大きい寸法とされている上下方向(遊技盤の面に沿った方向)に移動するようにしているので、第一可動体や第二可動体の移動量を可及的に大きくすることが可能となり、第一可動体や第二可動体の動きをより認識し易いようにして、その演出動作を楽しませて興趣が低下するのを防止することができる。また、第一可動体や第二可動体を上下方向に移動させることができるので、遊技領域を流下する遊技媒体の流れ方向と略同じ上下方向に第一可動体や第二可動体が移動し、遊技媒体と第一可動体や第二可動体との間での遊技者の目線移動がし易く早期に遊技者が疲労するのを抑制することができ興趣が低下するのを防止することができる。

また、板金からなるベースにより樹脂からなる第一支持部材及び第二支持部材部材を支持すると共に、それら第一支持部材及び第二支持部材部材により誘導部材を支持するようにしているので、大型化すると歪みの大きくなる樹脂部材を可及的に小さくすることが可能となり、誘導部材を大きく(長く)しても誘導部材を所望の位置に正確に支持することができ、誘導部材により被誘導部材を介して第一可動体や第二可動体を良好に誘導案内させることが可能となるので、第一可動体や第二可動体がより大きく動くようにすることができ、第一可動体や第二可動体の演出動作を認識し