JP2007289583A - 遊技機の可動役物装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加することなく、演出動作時においては、高輝度の光を出射することにより高い演出効果をもたらすとともに、演出動作を行っていない時においては、その周囲の発光と調和した均一発光を得ることができる発光手段を備えた遊技機の可動役物装置を提供する。
【解決手段】遊技盤に対して交差する面内に延在しかつ開口を有する透明装飾板と、透明装飾板の後方に配置されてこれに投光する背景光源と、開口において前記透明装飾板に対して出没自在に設けられた可動透明片と、可動透明片を透明装飾板の面内から突出した位置である突出位置及び透明装飾板の面内から後退した位置である後退位置のいずれかの位置に位置決めする位置決め手段と、可動透明片が突出位置にあるときにのみ可動透明片に投光する告知光源とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機に関し、特に遊技状態に応じて遊技の演出を行う可動役物装置に関する。
パチンコ機等の弾球遊技機において遊技盤面の中央部に区画された中央役物装置内に液晶表示装置等の表示画面を備えたものが広く知られている。この種の遊技機は、遊技球が始動入賞口に入賞すると大当たり抽選を実行し、その抽選結果に基づいて表示画面上の図柄が変動を開始して、例えば「777」等の所定の図柄で停止表示した場合に、大当たりが確定し、遊技者にとって有利な遊技状態に移行する。また、該表示画面において、通常時とは異なる図柄やアニメーション等を表示することにより遊技者に大当たりの出現を期待させるいわゆるリーチアクションと称される演出表示を行うものが知られている。
また、中央役物装置の内部若しくはその近傍に可動役物装置が設けられ、この可動役物装置がリーチアクション等の遊技状態に応じて、表示画面に表示された図柄やアニメーションと連動した動きをなすことにより演出効果を更に高めるようにしたものがある。この可動役物装置による演出効果をさらに高め、遊技者の興味を惹きつけるべく可動役物装置に電飾装置を備える場合がある。電飾装置は、例えば光源として比較的輝度の高いLED等の発光素子を含み、リーチアクション等と連動させて発光素子を発光させることにより、遊技の演出を行っていた。
特開2004−008538号公報
しかしながら、可動役物装置が演出動作を行う時には、高輝度のLEDを発光させることにより遊技者の注目を集めることができるものの、可動役物装置が演出動作を行っていない時に高輝度のLEDを発光させた場合、その輝度が高すぎて可動役物装置周囲に設けられた他の電飾装置による比較的低い輝度の発光とのバランスを損ねてしまうおそれがある。一方、可動役物装置が演出動作を行っていない時にこの高輝度のLEDを消灯してしまうと、その部分のみ発光がなくなってしまい、この場合においても周囲の電飾装置による発光との調和がとれない。このような可動役物装置に設けられた光源による発光と、その周囲に設けられた他の電飾装置による発光との輝度の不均一を回避するためには、可動役物装置内に周囲の輝度に合わせた比較的輝度の低いLEDをさらに備え、演出動作時と通常動作時で発光させるLEDを切り替えるか、若しくはパルス幅変調方式等による輝度調整手段を設ける必要があり、いずれも部品点数の増加およびコストアップを招来することとなる。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、部品点数を増加することなく、演出動作時においては、高輝度の光を出射することにより高い演出効果をもたらすとともに、演出動作を行っていない時においては、その周囲の発光と調和した均一発光を得ることができる発光手段を備えた遊技機の可動役物装置を提供することを目的とする。
本発明による遊技機の可動役物装置は、遊技機の遊技盤内に設けられる可動役物装置であって、該遊技盤に対して交差する面内に延在しかつ開口を有する透明装飾板と、該透明装飾板に投光する背景光源と、該開口において該透明装飾板に対して出没自在に設けられた可動透明片と、該可動透明片を該透明装飾板の面内から突出した位置である突出位置及び該透明装飾板の面内から後退した位置である後退位置のいずれかの位置に位置決めする位置決め手段と、該可動透明片が該突出位置にあるときにのみ該可動透明片に投光する告知光源と、を含むことを特徴としている。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。尚、以下の実施例においては、いわゆるセブン機と称されるパチンコ機に本発明を適用した例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は本発明の可動役物装置を適用したパチンコ機10の概略正面図である。パチンコ機10は、本体枠11と、本体枠11の前面にガラス等の透明窓を含む窓枠(図示せず)が開閉自在に設けられて、遊技者が遊技盤12を視認できるようにするとともに、遊技盤12を外部から保護している。遊技盤12の下方には、遊技盤上に発射されるべき遊技球を一時貯留する上皿13が設けられている。上皿13には、賞球払出口(図示せず)が設けられ、ここから賞球として払い出された遊技球が排出される。上皿13の下方には下皿14が設けられ、上皿13で貯留しきれなかった賞球が下皿14に排出されるようになっている。下皿14の右側には操作ハンドル15が取り付けられており、遊技者が、操作ハンドル15に手を添えて右に回すことにより発射装置が稼動し、上皿13に貯留された遊技球が、上皿13の右側に配列されながら発射装置に導かれ1球ずつ発射される。
遊技盤12のほぼ中央部には中央役物装置16が設けられており、中央役物装置16は枠状部材23によって、遊技盤12の他の空間と隔てられている。また枠状部材23によって中央役物装置16の内部に凹状の空間が形成されており、その奥には液晶表示装置17が設けられている。液晶表示装置17は、その表示画面に例えばアニメーションを表示したり、数字、記号、模様等を描いた3つのリールが回転、停止しているように見える図柄を表示する。
また、中央役物装置16内部の凹状空間内に形成された上面壁24には、可動役物装置90が設けられている。可動役物装置90は、上面壁24の面内に延在する電飾部93と、電飾部93の略中央部において出没自在に設けられた可動部91と、を含み、例えば、大当り遊技の期間中や、液晶表示装置17がリーチアクションを表示している時等の特定遊技状態の時に可動部91が、下方に突出するとともに光を出射することにより遊技の演出を行う。電飾部93は、遊技状態にかかわらず、その全面に亘って光を出射することにより中央役物装置16内を装飾する役割を担う。可動役物装置90の詳細の構成については後述する。
中央役物装置16の下方には始動入賞口18が設けられており、ここに遊技球が入賞すると、始動口センサ40(図2参照)によって入賞が検出され、液晶表示装置17に表示される図柄が変動を開始するとともに、抽選装置(主制御装置50)による大当たりの抽選が開始される。
始動入賞口18の下方にはアタッカ19が設けられ、その左右には通常入賞口20が設けられている。通常入賞口20に入賞すると、通常入賞口センサ41(図2参照)によって検出され、所定数の賞球が払い出される。アタッカ19は、通常は開閉部材により閉鎖され入賞されないようになっている。抽選装置(主制御装置50)による抽選の結果、大当たりが確定すると、液晶表示装置17には、例えば「777」等の大当たりとなったことを示す所定の図柄が停止表示され、アタッカ19の開閉部材が一定期間開き、遊技球が入賞できるようになっている。この期間にアタッカ19へ入賞した球数に応じて賞球が払い出される。
いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球はアウト口21に没収される。また、パチンコ機10には、スピーカ22や図示しない多数の電飾装置が設けられており、遊技の進行に応じて効果音や音楽、発光によって遊技の演出を行う。また、遊技盤12には図示していない多数の障害釘や、風車等も設けられている。
次にパチンコ機10を制御する各種制御装置について図2を参照しつつ説明する。以下に説明する各制御装置は、1つまたは複数の基板上に実装され、遊技盤12の裏面に取り付けられている。
主制御装置50は、遊技における主たる制御、すなわち基本プログラムを実行する装置であり、CPU50aと、CPU50aにて処理する各種プログラムを記憶したROM50bと、CPU50aの処理事項を一次記憶するRAM50cとを備えている。ROM50bに記憶されているプログラムとしては、例えば乱数抽選によって大当たりの抽選を行う大当たり抽選制御プログラム、抽選結果に基づいて液晶表示装置17に表示すべき図柄を決定する図柄決定プログラム等が挙げられる。主制御装置50は、図柄制御装置60、電飾制御装置61、音声制御装置62、払出制御装置63、可動部制御装置64等の各副制御装置と通信可能に接続し、遊技状態に応じて生成した各種コマンドを各副制御装置に出力する。
図柄制御装置60は、主制御装置50からの制御コマンドに基づき図柄の表示処理を行う装置であり、画像処理プログラムを記憶するROM60bと、ROM60bに記憶された画像処理プログラムを主制御装置50から受信した制御コマンドに基づき処理するCPU60aと、CPU60aでの処理事項を一次記憶するRAM60c等が設けられている。図柄表示装置60の処理結果はビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)66に供給され、VDP66は、映像出力信号を生成し、液晶表示装置17に図柄を表示させる。
電飾制御装置61は、主制御装置50からの制御コマンドに基づき、本発明の可動役物装置90に設けられたLEDや図示しない他の電飾装置に設けられた光源の発光制御を行う装置であり、発光制御プログラムを記憶するROM61bと、ROM61bに記憶された発光制御プログラムを主制御装置50から受信した制御コマンドに基づき処理するCPU61aと、CPU61aでの処理事項を一次記憶するRAM61c等が設けられている。CPU61aは、上記処理により光源制御信号を生成し、後段の光源駆動回路67にこれを供給する。光源駆動回路67は、光源制御信号に基づいてLED等の光源を発光させるための光源駆動信号を生成し、これを可動役物90に設けられたLED91a、93bや他の電飾装置の光源に供給する。
音声制御装置62は、主制御装置50からの制御コマンドに基づき、スピーカ22から出力される音楽や効果音等の音声を制御するための装置であり、音声制御プログラムを記憶するROM62bと、ROM62bに記憶された音声制御プログラムを主制御装置50から受信した制御コマンドに基づき処理するCPU62aと、CPU61aでの処理事項を一次記憶するRAM62c等が設けられている。
払出制御装置63は、始動口センサ40、通常入賞口センサ41、大入賞口センサ42のいずれかのセンサによって遊技球が入賞したことを検出した場合に、賞球数の払出制御を行う装置であり、入賞口の種類および入賞した遊技球の数に応じて、賞球数を決定する賞球制御プログラムを記憶するROM63bと、ROM63bに記憶された賞球制御プログラムを主制御装置50から受信した制御コマンドに基づき処理するCPU63aと、CPU63aでの処理事項を一次記憶するRAM63c等が設けられている。払出制御装置63の処理結果は遊技球払出装置68に供給され、遊技球払出装置68はこれに基づき遊技球の払い出しを行う。
可動部制御装置64は、主制御装置50からの制御コマンドに基づき、アタッカ19や、可動役物装置90等の可動部の動作制御を行う装置であり、動作制御プログラムを記憶するROM64bと、ROM64bに記憶された動作制御プログラムを主制御装置50から受信した制御コマンドに基づき処理するCPU64aと、CPU64aでの処理事項を一次記憶するRAM64c等が設けられている。可動部制御装置64は、上記処理により可動部制御信号を生成し、後段の可動部駆動回路69にこれを供給する。可動部駆動回路69は、可動部制御信号に基づき可動役物装置90やアタッカ19等の可動部を駆動するための可動部駆動信号を生成し、これを各可動部に供給する。
発射制御装置65は、遊技者による操作ハンドル15の回動量に応じて遊技球の発射力を制御する装置である。発射駆動装置70は、発射制御装置65による発射力の制御に応じて遊技球の打ち出し駆動部を作動させて遊技球を遊技盤12の遊技領域へと打ち出す装置である。
次に本発明の可動役物装置90の構成について、図3〜図6を参照しつつ詳細に説明する。図3は可動役物装置90の側面図、図4は正面図、図5は斜視図、図6は可動部91の内部構造図を示している。
図3に示す如く、可動役物装置90は、可動部91、可動部91の位置決め手段としてのソレノイド92、電飾部93により構成される。また、可動部91はLED91a、LED基板91b、可動透明片91c、殻体91dにより構成され、電飾部93は透明装飾板93a、複数のLED93b、LED基板93cにより構成される。上記した構成の可動役物装置90は、図1に示す如く、遊技盤12と交差する面内であって、中央役物装置16の内部に形成された凹状空間内の上面壁24に設けられている。
以下において、可動部91および可動部91の位置決め手段としてのソレノイド92の構成について詳述する。可動部91は、図6に示す如くLED91aと、LED91aを実装するためのLED基板91bと、LED91aが放射する光を透過させて外部にその光を出射する可動透明片91cと、LED91aが照射する光を可動透明片91cに導く殻体91dと、を含んでいる。
LED基板91bには、LED91aが実装され、また、上記した電飾制御装置61の制御に従って光源駆動信号を生成する光源駆動回路67が接続される。また、LED基板91bの表面には光源駆動回路67から供給される光源駆動信号をLED91aに伝達するための配線が形成されており、LED91aはこの配線に電気的に接続し、光源駆動信号に従って点灯する。すなわち、LED91aは、電飾制御装置61の制御に基づいて例えば大当り遊技の期間中や、液晶表示装置17がリーチアクションを表示している時等の特定遊技状態の時にのみ発光する告知光源として機能する。LED91aは、このように特定遊技状態の時にのみ発光することにより、遊技の演出を行うものであり、演出効果の高い比較的輝度の高いものが使用される。
殻体91dは、その内部が空洞となっており、LED91aを覆うようにLED基板91bに接合され、LED91aが放射する光が可動透明片91cとの接合面以外から出射しないように光を透過させない合成樹脂等によって形成される。殻体91dの形状は任意の形状とすることができ、例えば、液晶表示装置17に表示されるキャラクタや図柄と関連性を有するキャラクタや図柄をかたどった形状としてもよい。
可動透明片91cは、LED基板91bと対向する殻体91dの端面に接合される。すなわち、可動透明片91cには、LED91aから放射される光が直接照射されるようになっている。可動透明片91cは、LED91aが放射する光を透過させ、外部に出射することができるように光透過性の合成樹脂やガラス等により形成される。また、可動透明片91cは後述する透明装飾板93aの開口端部から出射される光を反射することにより、LED91aの消灯時においても可動透明片91cが発光しているかのように視認させるため、完全な透明ではなく半透明若しくは光反射粒子が内部に埋め込まれている。尚、可動透明片91cの形状も任意の形状とすることができ、例えば、液晶表示装置17に表示されるキャラクタや図柄と関連性を有するキャラクタや図柄をかたどった形状としてもよい。
また、図3に示す如く、上記した構成の可動部91には、LED基板91bの裏面において位置決め手段としてのソレノイド92が接続され、ソレノイド92のプランジャの突出動作あるいは吸引動作に伴って、鉛直線上を上下方向に移動することができるようになっている。ソレノイド92は、可動部制御装置64の制御に従って可動部駆動信号を生成する可動部駆動回路69に接続し、可動部駆動信号に従って、可動部91を突出位置又は後退位置に位置決めする。
図3(a)は、ソレノイド92によって、可動部91が後退位置に位置決め制御された状態を示し、図3(b)は可動部91が突出位置に位置決め制御された状態を示している。突出位置とは、図3に示す如く、可動透明片91cが透明装飾板93aに対して突出した位置にある場合を指し、後退位置とは可動透明片91cが透明装飾板93aと同一平面内ないしそれよりも後方にある場合を指す。尚、突出位置は図3(a)に示す後退位置の状態から図3(b)に示す完全に突出状態に至るまでの途中の状態も含むものとする。可動部91は、中央役物装置16内部に形成された凹状空間の上面壁24の水平方向略中央部に可動透明片91cが下方に位置するように設けられ、ソレノイド92は、中央役物装置16の枠状部材23の内部に固設され、遊技者からは常時視認できないようになっている。また、可動部91が後退位置にあるときは、可動透明片91cのみが遊技者から視認できるになっており、殻体91dは中央役物装置16の枠状部材23の内部に収納された状態となっている。一方、可動部91が突出位置にあるときは、可動透明片91cおよび殻体91dは遊技者によって視認されるようになっている。
ソレノイド92による可動部91の位置決め制御は、可動部制御装置64の制御に従ってなされ、ソレノイド92は、例えば大当り遊技の期間中や、液晶表示装置17がリーチアクションを表示している時等の特定遊技状態の時にのみ可動部91を突出位置に位置決め制御し、特定遊技状態以外の通常遊技状態においては可動部91を後退位置に位置決め制御する。
すなわち、可動部91は、特定遊技状態において、殻体91dが中央役物装置16内部から出現し、さらに電飾制御装置61の制御によりLED91aが発光し、可動透明片91cから輝度の高い光が出射される。このような可動部91の動作と発光によって、遊技者に対して大当たり中であること、あるいは大当たりに到る可能性が高いことを告知することにより、遊技の演出を行うのである。
次に電飾部93の構成について詳述する。中央役物装置16の内部に形成された凹状空間内の上面壁24には、図3および図4に示す如く、その面内に延在する透明装飾板93aと、透明装飾板93aに光を投光する背景光源としての複数のLED93bと、LED93bを実装するためのLED基板93cとを含む電飾部93が設けられている。
LED基板93cは、上記した可動部91のLED基板91bと同様、電飾装置61の制御に従って光源駆動信号を生成する光源駆動回路67に接続し、光源駆動回路67から供給される光源駆動信号をLED93cに伝達するための配線がその表面上に形成されている。複数のLED93bは、LED基板91c上のほぼ全面に亘って実装され、これら複数のLED93bは光源駆動信号に従って点灯する。
すなわち、複数のLED93bは電飾制御装置61の制御に従って、例えば大当り遊技の期間中や、液晶表示装置17がリーチアクションを表示している時等の特定遊技状態の時のみならず、特定遊技状態以外の通常遊技状態においても常時発光もしくは点滅発光する。また、LED93bは可動部91のLED91aよりも発光輝度が低いものを使用することにより、特定遊技状態の時にのみ発光し、告知光源として機能するLED91aによる発光をより際立たせるように構成されている。LED基板93cは、実装された複数のLED93bが下方に向くように中央役物装置16の内部に形成された凹状空間内の上面壁24に固設される。
透明装飾板93aは、図3に示す如く、中央役物装置16の内部に形成された凹状空間内においてLED基板93cに実装された複数LED93bが放射する光を十分受光できる程度のクリアランスが設けられ、LED基板93cの下方に並置される。また、図4は、中央役物装置16内に設置された可動役物装置90を下方から見た図であり、点線で示された部分は透明装飾板93aの後方に設けられたLED基板93cおよび複数のLED93bを示している。図4に示す如く、透明装飾板93aはその全面に亘って、複数のLED93bが放射する光を受光することができるようにLED基板93cよりも大きいサイズとなっている。
また、透明装飾板93aは、光透過性の合成樹脂等により形成されており、複数のLED93bが放射する光は透明装飾板93aを透過して外部に出射されるようになっている。透明装飾板93aおよび透明装飾板93aから出射される光は、図1に示す如く遊技者から視認することができるようになっている。尚、透明装飾板93aは可動部91の可動透明片91cと同一の材料を使用して形成することとしてもよい。
また、図3および図4に示す如く、透明装飾板93aの表面には、その全面に亘って装飾のための複数の凹凸が設けられている。この凹凸の形状は任意の形状とすることができ、例えば液晶表示装置17に表示されるキャラクタや図柄の背景となるような図柄等を形成してもよいし、可動透明片91cと同一もしくは類似の形状としてもよい。また、凹凸の配列は規則的であっても不規則的であってもよく、その凹凸に適宜色彩を施して装飾効果を高めることとしてもよい。
また、図4および図5に示す如く透明装飾板93aおよびLED基板93cの水平方向略中央部には矩形形状の開口部94が設けられている。可動部91は、この開口部94の鉛直線上に配置され、開口部94をよぎって、突出位置と後退位置の間を上下方向に移動する。また、図3(a)および図4に示す如く、可動部91は後退位置において、可動透明片91cと透明装飾板93aとがほぼ同一平面上に位置するように設置され、更に開口部94の開口端部に可動透明片91cが近接するように設置される。
可動透明片91cをこのように設置することにより、可動部91のLED91aが発光していなくても、可動透明片91cはその周囲に延在する透明装飾板93aの開口端部から出射される光を受光し、可動透明片91c自体が発光しているかのように視認される。
図7は、電飾部93のLED93bから透明装飾板93aに向けて投光された光が透明装飾板93a内を透過する経路を模式的に示した図である。図7に示す如く、LED93bから透明装飾板93aに照射された光は、透明装飾板93aを透過して外部に出射されるとともに、ある一定以上の入射角で入射された光は、透明装飾板93aと大気との界面において全反射を繰り返し、透明装飾板93aに形成された開口部94の開口端部から出射される。すなわち、透明装飾板93aは、大気の屈折率よりも高い屈折率を有する光透過性の部材を使用することにより、臨界角を超える入射角で投光された光を全反射させ、その端部にまで光を導くのである。このように透明装飾板93aは、複数のLED93bが放射する光を全面に亘って受光し、略矩形形状の開口部94の各開口端部から全反射された光を出射する。そして、開口部94の開口端部に近接して設けられている可動部91の可動透明片91cは、上記したように半透明であるかまたは光反射粒子が内部に埋め込まれているため、開口端部より出射される光を受光し、これを反射することにより、可動透明片91c自体が発光しているかのように視認されるのである。
すなわち、可動部91は、大当り遊技の期間中や、液晶表示装置17がリーチアクションを表示している時等の特定遊技状態の時以外は、後退位置にあり、LED91aは発光しないように制御されており、従って可動透明片91cからは光が出射しないこととなるが、その近傍の透明装飾板93aの開口端部から出射される光を受けてこれを反射することにより、透明装飾板93aの全面から出射される光と均一の輝度の光を出射しているかのように視認させることができるのである。つまり、透明装飾板93aと別体として設けられる可動部91は、特定遊技状態の時にのみ発光し、告知光源として機能する輝度の高いLEDしか備えていなくても、特定遊技状態以外の通常遊技状態においては、周囲の発光と調和した発光をももたらすことができるのである。
また、透明装飾板93aの表面全体に亘って複数の凹凸を設けることにより、透明装飾板93aと大気との界面における光の入射角度が不規則となり、透明装飾板93aの後方から投光される光を外部に出射させる部分と全反射させる部分とをランダムに形成することができる。これにより、透明装飾板93aに向けて光を放射する複数のLED93bを適当に配置しても、確実に開口部94の開口端部に光を導くことができ、LED基板93c上におけるLED93bの配置を自由に設定することができる。尚、この透明装飾板93aの凹凸は開口部94の近傍のみに形成することとしても、その効果を十分発揮する。
以上の説明から明らかなように、本発明の可動役物装置によれば、中央役物装置16内において出没自在に設けられた可動部91が大当たり遊技の期間中や、液晶表示装置17がリーチアクションを表示している時等の特定遊技状態において、突出位置に出現し、その内部に設けられた比較的輝度の高いLEDを発光させることにより、遊技の演出を行い、遊技の興趣を増すことができる。
また、上記した如き特定遊技状態以外の通常遊技状態においては、可動部91の先端部に設けられた可動透明片91cが、その周囲に延在する透明装飾板93aと同一平面を形成するように配設される。この場合において、可動部91内のLEDは発光しないが、可動透明片91cは透明装飾板93aの開口端部より出射される光を反射し、あたかも可動透明片91c自体が発光しているかのように視認させることができる。しかもその発光輝度は、その周囲に延在する透明装飾板93aから出射される光と均一となるのである。つまり、透明装飾板93aから出射される光と、これと別体として設けられている可動部91の可動透明片91cから出射される光とを調和させることができるのである。従って、本発明による可動役物装置は、輝度の異なるLED若しくは、輝度を調整する手段を新たに設けることなく、演出動作時においては周囲の発光よりも強く、アピール度の高い発光をもたらすとともに、演出動作を行っていない時においては、周囲の発光と調和した発光をももたらすことができるのである。
また、中央役物装置16内において、可動部91の周囲に延在する電飾部93の透明装飾板93aに複数の凹凸を形成することにより、透明装飾板93aの後方から投光される光を外部に出射させる部分と全反射させる部分とをランダムに形成することができる。これにより、透明装飾板93aに向けて光を放射する複数のLED93bを適当に配置しても、確実に開口部94の開口端部に光を導くことができ、LED基板93c上におけるLED93bの配置を自由に設定することができる。
本発明の実施例である可動役物装置を備えたパチンコ機の概略正面図である。 本発明の実施例である可動役物装置を備えたパチンコ機の制御回路の機能ブロック図である。 本発明の実施例である可動役物装置の側面図である。 本発明の実施例である可動役物装置の正面図である。 本発明の実施例である可動役物装置の斜視図である。 本発明の実施例である可動役物装置を構成する可動部の内部構造図である。 本発明の他の実施例である可動役物装置の構成する透明装飾板に投光された光の透過経路を示す図である。
符号の説明
10 パチンコ機
12 遊技盤
16 中央役物装置
17 液晶表示装置
61 電飾制御装置
64 可動部制御装置
67 光源駆動回路
69 可動部駆動回路
90 可動役物装置
91 可動部
91a LED
91b LED基板
91c 可動透明片
91d 殻体
92 ソレノイド
93 電飾部
93a 透明装飾板
93b LED
93c LED基板
94 開口部

Claims (4)

  1. 遊技機の遊技盤内に設けられる可動役物装置であって、
    前記遊技盤に対して交差する面内に延在しかつ開口を有する透明装飾板と、
    前記透明装飾板に投光する背景光源と、
    前記開口において前記透明装飾板に対して出没自在に設けられた可動透明片と、
    前記可動透明片を前記透明装飾板の面内から突出した位置である突出位置及び前記透明装飾板の面内から後退した位置である後退位置のいずれかの位置に位置決めする位置決め手段と、
    前記可動透明片が前記突出位置にあるときにのみ前記可動透明片に投光する告知光源と、を含むことを特徴とする可動役物装置。
  2. 前記透明装飾板の表面には、少なくとも前記開口の近傍において複数の凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1記載の可動役物装置。
  3. 前記背景光源の輝度は、前記告知光源の輝度よりも低いことを特徴とする請求項1又は2記載の可動役物装置。
  4. 前記可動透明片は、前記後退位置において前記透明装飾板と同一平面内に位置することを特徴とする請求項1乃至3にいずれか1に記載の可動役物装置。
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