JP4293610B2 - 透過性表示装置及び弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、透過性表示装置及び弾球遊技機に関する。
一般に、パチンコ遊技機等の弾球遊技機には、ハンドル操作によって遊技球を発射する発射装置が設けられ、この発射装置によって発射された遊技球が特定入賞口(始動入賞口)を通過するのに応じて、可変表示装置に表示される特別図柄の変動(電子的な当否抽選)が開始される。そして、当否抽選の結果当選した場合には、可変表示装置に所定の特別図柄の組み合わせが表示され、遊技者にとって有利な大当たり遊技状態が生起される。大当たり遊技状態では、特別入賞口(大入賞口)が開閉して遊技球を受け入れるので、遊技者は多くの賞球を獲得することができる。
特開2004―160029号公報
しかしながら、従来までの弾球遊技機は、遊技盤に設けられた電飾や可変表示装置を利用して演出を行うことによって遊技者の興味を引きつけて遊技性を高めているため、遊技を進めていくにつれて遊技者の興味が削がれてしまうことがあった。また、電飾や可変表示装置を機種ごとに応じて変更する必要があり、コストや手間が多くかかっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、遊技を進めていくにつれて遊技者の興味が削がれることを防止することが可能で、且つ、遊技盤の遊技領域を遊技者が容易に視認可能な透過性表示装置及び弾球遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る第1の態様は、遊技盤の盤面の遊技領域に遊技球を発射して遊技する弾球遊技機に設けられる透過性表示装置であって、透過性の表示パネルと、透過性の導光手段と、発光手段と、を備える。表示パネルは、遊技盤の盤面の前方に配置される。発光手段は、導光手段に光を入射させる。導光手段は、表示パネルの前方に配置され、発光手段から入射した光の方向を変更し表示パネルに向けて照射する。
上記構成では、遊技者は、共に透過性を有する表示パネルと導光手段とを通して遊技盤の前方から遊技領域を視認することができると共に、遊技盤の表面から離れた表示パネルの所望の領域に表示される静止画像や動画像を視ることができる。また、表示パネルによって、2D(2次元(dimension))若しくはビジュアル的な3D(3次元(dimension))グラフィックを表示したり、遊技盤上に配置される種々のLED表示装置と組み合わせた表示を行うことにより、イルミネーション効果が増大する。従って、従来までの弾球遊技機には無い斬新な演出や、意外性のある演出や、遊技領域に存在する遊技球等と同調又は調和のとれた演出などを行うことが可能となり、遊技を進めていくにつれて遊技者の興味が削がれることを防止することができる。
また、遊技盤の前方に透過性の表示パネルを配置した場合、表示パネルの影響によって室内照明等から遊技盤への照射量が減少してしまう恐れが生じる。しかし、遊技盤の盤面には、表示パネルの前方に配置される導光手段からの光が表示パネルを透過して照射されるので、表示パネルを通して遊技盤を覗き見たときの明度が十分に確保されるので、表示パネルの影響によって遊技盤の盤面が薄暗くなることがない。すなわち、遊技者は、遊技盤に照射される光の反射光によって表示パネルを通して遊技盤を視認可能となる。従って、表示パネルの前方に導光手段を配置するという簡単な構成により、遊技盤の視認性の向上を確実に図ることができる。
さらに、遊技盤の盤面に照射された光は、表示パネルに向けて反射される。これにより、表示パネルはその後方から光が照射されるので、表示パネルのうちこの光を受光した領域では明度が向上する。従って、表示パネルのうちこの反射光を受光した領域に表示される動画像や静止画像の視認性の向上を図ることができる。
この結果、遊技者は、遊技盤の遊技領域を落下する遊技球の挙動を容易に把握しながら、表示パネルに表示される画像を視ることが可能となるので、遊技者の遊技に対する興趣を確実に高めることができる。
また、本発明に係る第2の態様は、第1の態様の透過性表示装置であって、表示パネルは、遊技領域のほぼ全域を覆うと共に、導光手段と対向する第1の領域と対向しない第2の領域とを有し、導光手段は、発光手段から入射した光を表示パネルの第1の領域のほぼ全域に向けて面状に照射する。
上記構成では、遊技領域のほぼ全域が表示パネルによって覆われる。従って、表示パネルの広い領域において画像を表示することができ、多彩な演出表示が可能になるため、遊技者の遊技に対する興趣を更に高めることができる。
また、遊技領域のほぼ全域が表示パネルで覆われるため、遊技領域の視認性への影響が増大する。しかし、導光手段から表示パネルの第1の領域のほぼ全域に向けて光が面状に照射されるので、導光手段から照射され表示パネルを透過した光によって、遊技盤の盤面が広い範囲で一様に明るくなる。従って、遊技者は、遊技領域に照射された光の反射光によって遊技領域を隈なく視認することができる。
また、導光手段から照射された光は、表示パネルの第2の領域に対して直接照射されることがない。従って、表示パネルの第2の領域に表示される画像は、導光手段からの光の影響を直接受け難いため、この画像が前方から見辛くなることを確実に防止することができる。
このように、上記第2の態様によれば、表示パネルによる表示範囲の拡大と遊技盤の遊技領域の視認性の向上とを両立して図ることができる。
また、本発明に係る第3の態様は、第1の態様又は第2の態様の透過性表示装置であって、遊技盤の盤面と表示パネルとの間に配置され発光手段から入射した光の方向を変更し表示パネルに向けて光を照射する透過性の第2の導光手段を備える。
上記構成では、表示パネルの少なくとも一部の領域には、第2の導光手段からの光が後方から照射される。従って、第2の導光手段が表示パネルのバックライトとして機能し、表示パネルのうち第2の導光手段からの光を受光する領域において、表示される動画像や静止画像の視認性が更に向上する。
また、本発明に係る第4の態様は、第2の態様の透過性表示装置であって、遊技盤の盤面と表示パネルの第2の領域との間に配置され、発光手段から入射した光の方向を変更し、表示パネルの第2の領域に向けて光を面状に照射する第2の導光手段を備える。
上記構成では、表示パネルの第2の領域には、第2の導光手段からの光が後方から照射される。従って、第2の導光手段が表示パネルのバックライトとして機能し、表示パネルの第2の領域において表示される動画像や静止画像の視認性が更に向上する。
また、第2の導光手段からの光は、表示パネルの第2の領域に向けて後方から照射される。一方、導光手段からの光は、表示パネルの第1の領域に向けて前方から照射される。すなわち、表示パネルの同じ領域に対して光が前後から照射されることがない。従って、表示パネルの第2の領域に表示される画像は、導光手段からの光の影響を直接受け難く、また、表示パネルの第2の領域が第2の導光手段から直接照射されるので、この画像が前方から見辛くなることを確実に防止することができる。
また、本発明に係る第5の態様は、第2の態様又は第4の態様の透過性表示装置であって、表示パネルの第1の領域は、遊技領域のほぼ全域を覆い、導光手段は、表示パネルの第1の領域のほぼ全域を覆い、表示パネルの第2の領域は、遊技盤のうち遊技領域以外の非遊技領域と対向する。
上記構成では、導光手段からの光は、遊技領域のほぼ全域を覆う表示パネルの第1の領域に向けて照射される。一方、第2の導光手段からの光は、遊技領域以外の非遊技領域と対向する表示パネルの第2の領域に向けて照射される。これにより、表示パネルの第1の領域を透過した導光手段からの光によって遊技盤の遊技領域の明度が向上し、遊技領域に照射された光が表示パネルに向かって反射される。また、第2の導光手段からの光は、遊技盤の盤面に向かって照射されないので、盤面の非遊技領域の明度を抑えることができる。このため、非遊技領域に電飾や液晶等を設けた場合であっても、その演出効果が損なわれることを有効に防止することができる。また、非遊技領域の明度を低く抑えても、遊技領域の明度が確保されていれば、遊技者は遊技領域内での遊技球の挙動を容易に視認することが可能である。従って、少ない光量であっても、効率良く遊技領域を明るくすることができる。一方、表示パネルのうち第2の領域には、第2の導光手段からの光が表示パネルに向かって直接的に照射されると共に、遊技領域に照射された光の反射光が表示パネルに向かって照射されるので、遊技者は、表示パネルの第2の領域に表示される画像を鮮明に視ることが可能となる。従って、遊技盤の遊技領域における遊技球の挙動と表示パネルのうち非遊技領域と対向する第2の領域に表示される画像とのそれぞれに対して、視認性の向上を更に図ることができる。
さらに、導光手段からの光が遊技領域に向けて照射され、また、第2の導光手段からの光が表示パネルのうち遊技領域以外の領域と対向する領域に向けて照射されるので、これらの領域には光が効率的に照射される。すなわち、導光手段と第2の導光手段とに光を入射させる発光手段の光量を抑えつつ、遊技盤の遊技領域に対する視認性と、表示パネルのうち遊技領域以外の領域と対向する領域に表示される画像に対する視認性とを確保することが可能となる。従って、発光手段の省電力化及び長寿命化を図ることができる。
また、本発明に係る第6の態様は、第1の態様〜第5の態様の透過性表示装置であって、表示パネルの後面側のうち遊技領域以外の領域と対向する領域に配置され表示パネルに向かって光を反射させる反射手段を備える。
上記構成では、反射手段は遊技領域以外の領域と対向する領域に配置されるので、この反射手段によって遊技盤の遊技領域の視認性が阻害されることがない。
また、導光手段から照射され表示パネルを透過し反射手段により反射された光は、主として表示パネルのうち遊技領域以外の領域と対向する領域を照射する。従って、表示パネルのうち遊技領域以外の領域と対向する領域が後方から効率的に照射されるので、この領域に表示される画像の視認性が更に向上する。
また、弾球遊技機に、上記第1の態様〜第6の態様の透過性表示装置を適用してもよい。
本発明によれば、従来までの弾球遊技機には無い斬新な演出や、意外性のある演出や、遊技領域に存在する遊技球等と同調又は調和のとれた演出などを行うことが可能となり、遊技を進めていくにつれて遊技者の興味が削がれることを防止することができる。また、表示パネルを通して遊技盤を覗き見たときの明度を確保することが可能となり、遊技盤の遊技領域の視認性の向上を確実に図ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の構成及び動作について説明する。この弾球遊技機は、遊技機設置営業店等の場所に設置され、遊技者は、遊技球の供給に基づいて遊技を行う。
なお、本実施形態では、図1に示すような、現金等の対価を支払って遊技機設置営業店から遊技者が購入したプリペイドカードをプリペイドカードユニット(以下、CRユニットと称す)1に読み込ませることにより、遊技に使用する遊技球を借り受ける形態下で遊技者が遊技する遊技機の構成及び動作について説明する。より具体的には、この遊技機は、図3に示すように、借り受けた遊技球が予め定められた特定入賞口(スタートチャッカー、始動入賞口)2に受け入れられ入賞状態になった時に電子的な当否抽選を行い、抽選の結果が当選の場合には、通常の遊技状態から遊技者にとって有利な遊技状態となるように、特別入賞口(大入賞口)3を遊技球が入賞し易い状態にする弾球遊技機(以下、遊技機と称す)である。但し、本発明は、本実施形態の遊技機に拘らず、例えば、風俗営業の適正化等の規制及び業務の適性化等に関する法律(風営適正化法)及び同法施行規則において、パチンコ遊技機として区分されている遊技機について適用可能である。
[遊技機の構造概略]
本実施形態の遊技機は、外部的構造として、外枠(木枠)4、本体部材(本体)5、開口枠扉6、遊技盤7、球受皿付き扉8、球受皿9、回動式操作ハンドル(球発射ハンドル)10、球貸し関係操作部11、及び球受皿9用の貯留球排出操作ボタン12等をその前面側に備えている。また、この遊技機は、内部的構造として、主制御装置13、副制御装置14、遊技球払出装置15、球貸信号制御装置16、可動物制御装置17、回収通路部材18、貯留タンク19、遊技球を払い出すときに用いる通路部材(賞球口)20、及びその他、電源供給装置21、発射制御装置22、発射駆動装置23等をその後面側に備えている。
以下、図1〜図7を参照して、本実施形態の遊技機の構成を、外部的構造、内部的構造、遊技領域の構成、及び電気的構成の順に詳しく説明する。
〔外部的構造〕
始めに、本実施形態の遊技機の外部的構造について説明する。
前記外枠4は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
前記本体部材5は、外枠4の内部に備えられ、ヒンジ部26を介して外枠4に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体部材5は、枠状に形成され、内側に空間部を有している。
前記開口枠扉6は、ロック機能25付きで且つ開閉自在となるように遊技機の前面側となる本体部材5の前面に対しヒンジ部26を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部27とした扉部材である。なお、この開口枠扉6には、開口部27に対向して後述するカバーユニット28が設けられ、さらに、開口部27近傍には、電飾29やスピーカ30が取り付けられている。
前記遊技盤7は、その盤面に遊技領域31を有し、本体部材5の空間部に臨むように、所定の固定部材を用いて本体部材5に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域31は、遊技盤7を本体部材5に装着した後、開口部27から観察することができる。ここで、本実施形態において遊技領域31とは、遊技盤7の盤面のうち発射された遊技球が移動可能な領域をいう。一方、遊技盤7のうち遊技領域31以外の領域(以下、非遊技領域99と称す)は、遊技領域31の外側の領域(以下、外側非遊技領域99aと称す)と、遊技領域31の略中央部分のやや上方の領域(以下、内側非遊技領域99bと称す)とからなり、この内側非遊技領域99bには、可変表示装置(特別図柄表示装置)34、LED(Light Emitting Diode)表示装置35、特定保留数表示ランプ41、通過保留数表示ランプ42が設けられている。
前記球受皿付き扉8は、遊技機前面において本体部材5の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。なお、本実施形態では、球受皿付き扉8には以下の部材が取り付けられている。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ、発射駆動装置23へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿9。
(2)発射駆動装置23へと案内された遊技球を遊技盤7の盤面に設けられた遊技領域31へと打ち出す操作を行う、遊技球の発射停止ボタン10aを備えた回動式操作ハンドル10。
(3)プリペイドカード読み込み処理関係、及び遊技者が借り受ける遊技球(以下、貸球と称す)の貸し出し処理関係の指示を行うボタンを備えた球貸し関係操作部11。
(4)球受皿9に貯留させた遊技球を遊技者が遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させるための球受皿9用の貯留球排出操作ボタン12。
図8〜図12に示すように、前記カバーユニット28は、第1の透明板部材61と、第2の透明板部材62と、枠状の第1のフレーム63と、枠状の第2のフレーム64と、薄板状の透過性表示装置65と、LED(Light Emitting Diode)基板(発光手段)66と(図13に示す)、を備える。第1及び第2の透明板部材61,62は、ガラス製又は樹脂製であり、その周縁部分は、それぞれ第1及び第2のフレーム63,64に接着等によって固定されている。第1の透明板部材61と第2の透明板部材62とは、ほぼ同じ寸法形状を有する。
第1のフレーム63と第2のフレーム64とは、その一側縁同士が上下2カ所のヒンジ67によって回転自在に連結され、これにより開閉自在となる。第1のフレーム63の他側縁には上下2カ所の係合突起69が形成され、第2のフレーム64の他側縁には係合突起69に対応する上下2カ所の可撓性係止枠70が形成されている。図10に示す閉位置では、第1のフレーム63と第2のフレーム64とが接触又は近接した状態で重なり合い、第1の透明板部材61の外面61a(遊技領域31側を内面61bとする)と第2の透明板部材62の内面62b(遊技者側を外面62aとする)とが略平行に対向配置され、第1及び第2の透明板部材61,62の間に板状空間68が区画される。この板状空間68は、透過性表示装置65を収容すると共に、第1及び第2の透明板部材61,62の曇りを防止する空気層として機能する。また、係合突起69が可撓性係止枠70に挿入されて相互に係合することにより、第1及び第2のフレーム63,64が閉位置に保持される。図12に示すように、係合突起69と可撓性係止枠70との係合が解除され、第1及び第2のフレーム63,64が閉位置から開位置へ開移動すると、板状空間68が開放される。 第1のフレーム63の一側縁には、上下2カ所の連結部71が形成され、開口枠扉6には、連結部71に対応する上下2カ所(図5に示す)のカバー支持部72が形成されている。図11に示すように、各連結部71は、下方に向かって突出する回転支持軸73を有し、各カバー支持部72は、回転支持軸73を回転自在に支持する軸支孔74を有する。この軸支孔74に回転支持軸73を装着することにより、カバーユニット28は、開口枠扉6に回転自在に連結される。
第2のフレーム64の他側縁には、上下2カ所のロック片75(図8に示す)が形成され、図5に示すように、開口枠扉6には、ロック片75に対応する上下2カ所のカバー固定部76が回転自在に設けられている。各カバー固定部76は、ロック片75との係止片77を有し、第2フレーム64が開口枠扉6の開口部27の裏面側周縁部分に接触又は近接した状態で、各カバー固定部76を回転させて各係止片77を各ロック片75と係合させることにより、カバーユニット28は、その回転移動が規制されて開口枠扉6に固定される。係る状態で、開口枠扉6を閉じることにより、板状空間68内のカバーユニット28(第1の透明板部材61の内面61b)は、遊技盤7の表面に対向配置されて遊技領域31を覆い、第2の透明板部材62の外面62aは遊技者側に露出する。
第1のフレーム63の下辺部63a(第1のフレーム63の一方の縁辺部)の上面には、2カ所の係合穴92が形成されている。第1のフレーム63の上部には、制御基板収容部90が一体形成されている。制御基板収容部90には、表示制御装置を構成する制御基板91が収容され固定される。この制御基板91は、後述する表示パネル82及びLED基板66を制御する。制御基板収容部90には、制御基板91を覆う制御基板カバー94が取り付けられる。下辺部63aと対向する制御基板収容部90の下壁部90a(第1のフレーム63の他方の縁辺部)には、2カ所の係合溝93が形成されている。なお、これらの制御板収容部90と、係合穴92及び係合溝93とは、第2のフレーム64に設けてもよい。
次に、本発明に係る第1の実施形態の透過性表示装置について図13〜図16に基いて説明する。図13は表示パネルユニットの分解斜視図、図14は表示パネルユニットの正面図、図15は図14のX―X矢視断面図、図16はカバーユニットの要部拡大斜視図である。なお、図14中斜線部分以外の部分は表示パネルのうち遊技領域と対向する領域(以下、第1の領域Aと称す)を示し、斜線部分は表示パネルのうち遊技盤の非遊技領域と対向する領域(以下、第2の領域Bと称す)をそれぞれ示している。また、図15中Aは、表示パネルの第1の領域Aと対向する領域を、Bは、表示パネルの第2の領域Bと対向する領域をそれぞれ示し、矢線200はLED基板から出射された光の照射方向を、矢線201は遊技盤に照射された光の反射光の反射方向をそれぞれ示している。
図13〜図16に示すように、第1の実施形態の透過性表示装置65は、表示パネルユニット78と、パネルフレーム79と、一対の前記LED基板66と、通信接続手段としての一対のハーネス80と、パネルフレームカバー81と、を有し、板状空間68(図16に示す)に配置されて第1及び第2の透明板部材61,62(図16に示す)と対向する。
パネルフレーム79は、透過性表示装置65の一対の外縁部としての上下の横フレーム部79a,79bと、横フレーム部79a,79bの両端同士を接続する対の縦フレーム部79cと、を備えた略矩形枠体形状を有する。上方の横フレーム部79aには、ハーネス80が嵌合される2カ所のハーネス嵌合溝86が形成されている。下方の横フレーム部79bには、2カ所の係止突部87が下方へ突出形成されている。各縦フレーム部79cは、LED基板66を収容する基板収容部88と、LED基板66から出射された光を拡散シート(透過性の導光手段)83へ入射させる複数の開口89と、を有する。
表示パネルユニット78は、全体として略矩形薄板形状を有し、第1の透明板部材61と対向する透過性の表示パネル82と、表示パネル82の表面上に重ねられた透過性の面状導光部材としての拡散シート83と、拡散シート83の表面上に重ねられて第2の透明板部材62と対向する保護シート84と、を備える。表示パネル82は、透過型有機ELディスプレイや透過型液晶ディスプレイによって構成される。表示パネル82は、遊技領域31と対向する第1の領域Aと非遊技領域99と対向する第2の領域Bとを有する。拡散シート83は、透明な樹脂等からなる透明板であって、その前方内壁面83a(遊技領域31側の内壁を後方内壁面83bとする)には、眼に見えない細い線状等の反射プリズム(プリズムカット)83cが全面にわたって形成されている。そして、後述するLED基板66の点灯に応じて、拡散シート83に向けて照射された光が反射プリズム83cによって、遊技領域31の方向へと反射し得るようになり、光の照射態様(光の照射のさせ方)を所定の態様に設定することによって、反射された光が面状に遊技領域31を照らすことが可能となる。なお、拡散シート83の光の照射態様は、例えば、反射プリズム83cを拡散シート83の内壁面又は外壁面の一方に形成した場合や内壁面と外壁面との双方に形成した場合及び反射プリズム83cが形成された範囲などの反射プリズム83cを形成する場所、又は、反射プリズム83cの形状などを変更することにより、所望の態様に適宜設定可能である。
また、表示パネルユニット78の周縁部分は、パネルフレーム79に接着や係合等により固定され支持されている。
本実施形態の遊技盤7のうち遊技領域31及び外側非遊技領域99aには、光の反射率の高い反射シート102が貼着されている。なお、この反射シート102は、所望の意匠が施されたデザインシートとしてもよい。
LED基板66は、LED(発光素子)を有する発光装置であり、パネルフレーム79の2つの基板収容部88にそれぞれ収容され固定されている。また、LED基板66は、縦フレーム部79cの長さ方向におけるほぼ全域からムラなく発光されるように構成されている。
LED基板66から出射された光は、開口89から拡散シート83の側面部分へ入射し、前方内壁面83aと後方内壁面83bとの間で全反射を繰り返して拡散シート83の内部に拡散される。そして、この光は、拡散シート83の前方内壁面83aの全面に形成された多数の階段状の反射プリズム83cにより表示パネル82に向かって反射(矢線200)される。これにより、拡散シート83に入射した光は、拡散シート83の内面上において面状の光源となり、拡散シート83の内面から表示パネル82のほぼ全域に向けて照射(矢線200)される。そして、この表示パネル82を透過した光によって、遊技盤7のほぼ全域が照射(矢線200)される。すなわち、拡散シート83から照射された光によって、遊技盤7の盤面のほぼ全域の明度が向上するので、表示パネル82の影響によって、この遊技領域31が薄暗くなることを防止することができる。従って、遊技者は、遊技盤7の盤面に照射された光の反射光(矢線201)によって、表示パネル82を通した遊技盤7の遊技領域31の視認性が向上するので、この遊技領域31を落下する遊技球の挙動を容易に把握することができる。
また、遊技盤7の盤面に照射された光は、盤面で反射して表示パネル82の裏面へ向かう。特に本実施形態では、盤面に反射率の高い反射シート103が貼着されているので、盤面に照射された光は、表示パネル82の裏面に向けて効率良く反射(矢線201)する。これにより、表示パネル82の明度が確保されるので、遊技者は、表示パネル82の第1の領域A及び第2の領域Bに表示される画像を視ることができる。なお、本実施形態では、拡散シート83の裏面上に保護シート84を設けたが、この保護シート84は必ずしも設けなくてもよい。
ハーネス80は、LED基板66の上端から延びて、パネルフレーム79(縦フレーム部79cの上端部分及び上方の横フレーム部79aの両端部分)の形状に沿って屈曲し、その先端部分がハーネス嵌合溝86に嵌合されて上方へ突出している。この上方へ突出した先端部分がハーネス接続部80aを構成する。
パネルフレームカバー81は、略矩形枠体形状を有し、パネルフレーム79の裏面側に装着されて、LED基板66及びハーネス接続部80aを除くハーネス80を覆う。
第1及び第2のフレーム63,64へ透過性表示装置65を組み付ける場合、まず、図17に示すように、第1及び第2のフレーム63,64を開位置に設定し、第1のフレーム63に対して透過性表示装置65を傾けた状態で係止突部87(図14に示す)を係合穴92(図12に示す)に挿入し、係止突部87を中心として透過性表示装置65を回転移動させてハーネス接続部80aを係合溝93に挿入した後、ハーネス接続部80aと制御基板91とを電気的に接続させる。係止突部87が係合穴92に係合すると共にハーネス接続部80aが係合溝に嵌合することにより、透過性表示装置65が第1のフレーム63に対して位置決めされ保持される。また、係る状態で、制御基板91とLED基板66とは、ハーネス80を介して電気的に接続され、制御基板91と表示パネル82とは、ハーネス80及びLED基板66を介して電気的に接続される。
次に、第1及び第2のフレーム63,64を開位置から閉位置へ移動させる。これにより、パネルフレーム79が第1及び第2のフレーム63,64に挟持され固定される。係る状態で、第1のフレーム63と第2のフレーム64とを固定し、カバーユニット28を開口枠扉6に固定し、開口枠扉6を閉じることにより、カバーユニット28が遊技盤7に対する前面領域に配置され、透過性表示装置65が遊技領域31の構造物(特定入賞口2、特別入賞口3、可変表示装置34等)に対応した前面領域に配置される。なお、本実施形態では、表示パネルユニット78を開口枠扉6に設けたが、これに限られず、本体部材5側に設けてもよい。
制御基板91とLED基板66との間は、前記ハーネス接続部80aによって電気的に接続され、制御基板91と開口枠扉6側又は本体部材5側との間は、通信接続手段としてのハーネス95によって主制御装置13と電気的に接続される。ハーネス接続部80aは、制御基板91に対して着脱自在に接続され、ハーネス95は、開口枠扉6側又は本体部材5側の主制御装置13との中継接続部95b(図19に示す)に対して着脱自在に接続される。ハーネス接続部80aを制御基板91から外すことにより、透過性表示装置65が第1のフレーム63から取り外し可能となる。また、ハーネス95を開口枠扉6側又は本体部材5側から外すことにより、カバーユニット28側と開口枠扉6側又は本体部材5側の中継接続部95bとの電気的な接続(電源供給や制御信号の送信などのインターフェイス)が解除され、連結部71とカバー支持部72との連結解除により、カバーユニット28が開口枠扉6から取り外し可能となる。
なお、発光手段として、LED基板66に代えて、図20及び図21に示すように、一対の陰極管96及びリフレクタ97を設けてもよい。この場合、パネルフレーム79の各縦フレーム部79c内に、陰極管96、リフレクタ97、及びハーネス98が配置され固定される。陰極管96から出射された光は、拡散シート83の側面部分へ入射し、拡散シート83の表面から表示パネル82の裏面へ向かって出射する。ハーネス98の上端は、パネルフレーム79(縦フレーム部79cの上端部分及び上方の横フレーム部79aの両端部分)の形状に沿って屈曲し、その先端部分がハーネス嵌合溝86に嵌合されて上方へ突出している。この上方へ突出した先端部分がハーネス接続部98aを構成する。パネルフレームカバー81は、略矩形枠体形状を有し、パネルフレーム79の裏面側に装着されて、陰極管96、リフレクタ97、及びハーネス接続部98aを除くハーネス98を覆う。制御基板91と、表示パネル82及び陰極管96とは、ハーネス98を介して電気的に接続される。
〔内部的構造〕
次に、本実施形態の遊技機の内部的構造について説明する。
前記主制御装置13は、本発明に係る制御手段として機能し、本体部材5若しくは遊技盤7又はこれらに備え付けられる支持部材等を介して設けられている。この主制御装置13は、電気的な遊技制御の処理を行い、主要な処理情報を生成する。
前記副制御装置14は、本体部材5若しくは遊技盤7又はこれらに備え付けられる支持部材等を介して設けられ、主制御装置13が生成した処理情報に従って、所定の出力態様処理を実行させる制御を行う装置である。なお、詳しくは後述するが、副制御装置14は、図柄制御装置14a、ランプ制御装置14b、音声制御装置14c、及び払出制御装置14dを有する。図柄制御装置14aは、主制御装置13と共に本発明に係る制御手段として機能する。
前記遊技球払出装置15は、予め定められた入賞条件が成立するのに応じて遊技利益として所定数の遊技球を払出す(以下、賞球と称す)駆動源を備えた装置である。
前記球貸信号制御装置16は、プリペイドカード読み込み処理関係、及び貸球の貸し出し処理関係の制御を行う装置である。
前記可動物制御装置17は、主制御装置13が生成した処理情報に従って、遊技領域31内に配設された複数の可動物(例えば、可動片44、可動扉45、入賞領域振分物、演出用移動物等)を作動状態にするための装置であり、複数の可動物に対応して個別に設けられている。なお、本実施形態の可動物制御装置17は、可動片駆動装置、可動扉駆動装置、入賞領域振分駆動装置、及び演出用移動物駆動装置を有する。
前記回収通路部材18は、回動式操作ハンドル10によって遊技盤7の盤面に設けられた遊技領域31へと打ち出された遊技球を遊技盤7の裏側へと回収する通路(俗称、集合樋)となる部材である。
前記遊技球を払い出す時に用いる通路部材20は、球受皿9に賞球又は貸球を案内する通路となる部材である。
前記電源供給装置21は、電源が投入されるのに応じて遊技機内の各制御装置に対して電力を供給する装置である。
前記発射制御装置22は、回動式操作ハンドル10を介して遊技球を遊技領域31へと打ち出す操作が行われた時に、発射作動間隔(例えば、1分間に遊技球を100球発射させるようにする等)の制御と、回動式操作ハンドル10の回動量に応じた遊技球の発射強度の調整を行う装置である。
前記発射駆動装置23は、発射制御装置22による打ち出し制御に応じて、遊技球の打ち出し駆動部を作動させ、遊技球を遊技領域31へと打ち出す装置である。
〔遊技領域の構成〕
次に、本実施形態の遊技機の遊技領域31の構成について説明する。
前記遊技領域31は、遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成され、回動式操作ハンドル10によって打ち出された遊技球の移動範囲を規制する領域である。なお、遊技球規制レール33は前記ガイドレール32に連続的に接続するように構成され、ガイドレール32と遊技球規制レール33は全体として螺旋をなして遊技盤7の盤面に配設されている。
また、遊技領域31内には、可変表示装置34、LED表示装置35、ステージ36、所定入賞口(一般入賞口)37、所定通過口(スルーチャッカー)38、アウト口39、遊技釘(図示省略)、風車40、特定保留数表示ランプ41、通過保留数表示ランプ42、演出用表示ランプ43等が設けられている。
前記可変表示装置34は、予め定められた条件が成立(例えば、予め定められた入賞口への遊技球の入賞等)するのに応じて実行される電子的な当否抽選の結果に従って、識別情報としての識別表示情報(例えば、図柄、キャラクタ、背景画像等)を可変表示させた後に停止表示する表示制御装置である。なお、この可変表示装置34には、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、ドラム式表示装置、ドットマトリクス表示装置、7セグ表示装置、EL(ElectroLuminescence)表示装置等の表示装置を適用することができる。
前記LED表示装置35は、遊技者への様々な情報をLEDにより表示する装置であり、例えば、予め定められた条件が成立(例えば、予め定められた通過口への遊技球の通過等)するのに応じて実行される電子的な当否抽選の結果に従って、識別情報としての識別点灯情報をLEDにより可変表示させた後に停止表示する。
前記ステージ36は、可変表示装置34の下方において遊技球を一時的に滞在状態とし、その後、遊技球の落下を許容する踊り場部を備えた構造物である。
前記所定入賞口37は、遊技領域31内における適宜な位置に複数設けられ、落下してくる遊技球を受け入れる開口部を備えた構造物である。なお、特定入賞口2及び特別入賞口3もこの所定入賞口37に含まれる。
ここで、前記特定入賞口2とは、複数の入賞口の何れかであって、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる電動式の可動片44を備え、遊技球が入賞口に入賞するのに応じて、可変表示装置34に識別表示情報を可変表示させると共に、遊技者に賞球を獲得させる入賞口である。また、前記特別入賞口3とは、複数の入賞口の何れかであって、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態を生成する電動式の可動扉45を備え、遊技球が入賞口に入賞するのに応じて、他の入賞口と比較して多くの賞球を遊技者に獲得させる入賞口である。なお、以下では、特定入賞口2及び特別入賞口3以外の複数の所定入賞口37をその他入賞口37と称する。
前記所定通過口38は、遊技領域31内における適宜な位置に所定数設けられ、落下してくる遊技球を通過させるゲートを備えた構造物である。
前記アウト口39は、所定入賞口37の何れにも入ることがなかった遊技球を集束する位置に設けられた遊技球の回収開口部である。
前記遊技釘53は、遊技球と接触させることにより遊技球の移動方向を不規則にする、若しくは遊技球の移動方向を規制するために、遊技盤7の盤面の適宜な位置に打ち込まれる複数の棒状部材である。
前記風車40は、遊技球の接触によって自転可能な回転部材である。
前記特定保留数表示ランプ41は、前記特定入賞口2への入賞後の可変表示開始に係る保留状態を点灯又は消灯により報知する発光装置である。
前記通過保留数表示ランプ42は、前記所定通過口38への通過達成後の可変表示開始に係る保留状態を点灯又は消灯により報知する発光装置である。
前記演出用表示ランプ43は、電源投入後の遊技状態の変化に応じて多彩な点灯態様とする発光装置である。
〔電気的構成〕
次に、本実施形態の遊技機の電気的構成について説明する。
本実施形態となる遊技機は、電気的構成として、CRユニット1、主制御装置13、副制御装置14、球貸信号制御装置16、可動物制御装置17、電源供給装置21、発射制御装置22、発射駆動装置23、検知センサ47、集中管理装置48等を備える。なお、CRユニット1、球貸信号制御装置16、可動物制御装置17、電源供給装置21、発射制御装置22、及び発射駆動装置23の構成は上述の通りであるので、以下ではその説明を省略する。
前記主制御装置13は、CPU(Central Processing Unit:中央命令処理部)13a
、予め定められた制御プログラム(コンピュータプログラム)を格納するROM(Read Only Memory:書換不可記憶部)13b、生成された処理情報の一時記憶及び記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory:書換可能記憶部)13c、周期的な信号を発生させる周波数発生回路部13d等により構成され、遊技機内における主要な情報処理を行うと共に、副制御装置14に入力する処理情報を生成する装置である。
前記副制御装置14は、図柄制御装置14a、ランプ制御装置14b、音声制御装置14c、及び払出制御装置14dにより構成され、主制御装置13が生成した処理情報に従って所定の出力態様処理を行う。なお、副制御装置14は、出力態様処理毎の装置として構成しても、各出力態様処理を複数組み合わせて構成してもよい。また、副制御装置14を構成する各制御装置は、処理情報に従って独立して処理を実行可能なように、内部にCPU,ROM,RAMを備える。
ここで、前記図柄制御装置14aは、主制御装置13が生成した処理情報に従って、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)50を介して可変表示装置34、LED表示装置35、又は透過性表示装置65を制御することにより、識別点灯情報又は識別表示情報を変動表示させた後に停止表示する制御を行うと共に、VDP50を介して透過性表示装置65を制御することにより、透過性表示装置65に静止画像や動画像を表示する制御を行う装置である。本実施形態では、図柄制御装置14a及びVDP50のうち、透過性表示装置65の制御に関するものは、カバーユニット28の制御基板91に設けられている。
なお、VDP50は、透過性表示装置65と可変表示装置34との双方に対して画像信号を出力し、相互に一連の関連性を持たせた図柄表示をしてもよい。
前記ランプ制御装置14bは、主制御装置13が生成した処理情報に従って、開口枠扉6の電飾29(演出報知ランプ、払出ランプ、トラブルランプを含む)や遊技領域31内に設けられた演出用表示ランプ(電飾)43、又は特定保留数表示ランプ41、通過保留数表示ランプ42等を点灯制御する装置である。なお、特定保留数表示ランプ41又は通過保留数表示ランプ42が表す情報は可変表示装置34による識別表示情報として報知してもよい。
前記音声制御装置14cは、主制御装置13が生成した処理情報に従ってスピーカ30やサウンドプロセッサ等の音声発生装置51を制御して音声を発生させる装置である。
前記払出制御装置14dは、主制御装置13が生成した処理情報に従って、遊技球払出装置15により所定数の賞球を払出す制御を行う装置である。また、前記払出制御装置14dは、主制御装置13が生成した処理情報に従って、球貸信号制御装置16を介して、CRユニット1に読み込ませたプリペイドカードに格納したデータ情報を参照して、所定数の貸球を払出す制御を行うと共に、貸球の払出し個数を計数して管理をする装置である。
前記検知センサ47は、特定入賞球検知センサ47a、特別入賞球検知センサ47b、入賞特定領域検知センサ47c、通過球検知センサ47d、その他入賞球検知センサ47e、遊技球払出検知センサ47f、エラー検知センサ47g、及び操作ハンドル検知センサ47hにより構成される。そして、操作ハンドル検知センサ47hを除く、各検知センサはそれぞれ、特定入賞口2、特別入賞口3、入賞特定領域(例えば、特別入賞口3の略中央部より右側領域)、所定通過口38、その他入賞口37、賞球口20、及び球詰まりが発生し易い球通路部材49の球通路49a近傍に設けられ、各場所における遊技球の通過の有無を検知する。また、操作ハンドル検知センサ47hは、回転式操作ハンドル10に設けられ、遊技者の回転式操作ハンドル10への触手の有無を検知する。
前記集中管理装置48は、主制御装置13が生成した処理情報を遊技機の外部において管理する装置である。
[遊技機の動作]
次に、本実施形態の遊技機の動作を主制御装置13、副制御装置14、及び可動物制御装置17の動作に分けて説明する。
〔主制御装置の動作〕
始めに、主たる遊技制御を行う主制御装置13の動作について説明する。
前記電源供給装置21は、電源が投入されるのに応じて、遊技機の電気的な制御装置に対し電力を供給する。そして、主制御装置13のCPU13aは、電源が供給されると、初期設定として下記必要確認事項のチェックを行い、遊技機が適正な起動状態となっているか否かをチェックする。
ここで、本実施形態におけるメインルーチン処理は、主制御装置13に備えられたROM13bに予め格納された制御プログラム(コンピュータプログラム)により実行される。そして、主制御装置13のCPU13aは、メインルーチン処理として、乱数更新処理、入力検知受信処理、入力管理処理、異常監視処理、特別図柄制御処理、普通図柄制御処理、ランプ管理処理、準備球払出処理、外部情報管理処理、及び出力管理処理を行う。
なお、このメインルーチン処理とは、周波数発生回路部13dが生成する周期的な信号に基づく分周設定により定期的なタイミングパルス(例えば4ミリ秒)を生成し、生成されたタイミングパルスに合わせて、CPU13aが、前記各処理の読み込み更新、又は書き込み記憶、又は該記憶の削除等を含む制御実行処理を繰り返し実行する基本ルーチンのことである。
以下、前記メインルーチン処理の各処理のうち乱数更新処理、入力検知受信処理、入力管理処理、特別図柄制御処理、透過性表示制御処理、普通図柄制御処理、ランプ管理処理、及び出力管理処理について詳しく説明する。
『乱数更新処理』
前記乱数更新処理は、抽選遊技処理と複数の所定数値群のグループから成る乱数生成範囲とを対応するように個別の種類毎に設定し、この設定に基づいて乱数を生成する処理である。なお、本実施形態における乱数とは、抽選遊技処理毎に応じた乱数生成範囲を設定した乱数生成プログラム(例えば、当否判定用の乱数生成範囲は0〜699、変動パターン決定用の乱数生成範囲は0〜39、表示図柄決定用の乱数生成範囲は0〜11等)に従って、タイミングパルス(例えば、4ミリ秒)に応じて前記乱数生成範囲内において数値を+1ずつ更新した時の数値を意味する。また、この乱数更新処理は、主制御装置13のROM13bに格納される制御プログラムによるソフトウェア的な処理に限られず、外部に設けられた物理的装置となる乱数発生手段に基づいて乱数の更新処理を行わせ、この乱数を主制御装置13のCPU13aに取り込んで乱数抽出の制御処理をさせるようにしてもよい。
『入力検知受信処理』
前記入力検知受信処理は、特定入賞球検知センサ47a、特別入賞球検知センサ47b、入賞特定領域検知センサ47c、通過球検知センサ47d、その他入賞球検知センサ47e、遊技球払出検知センサ47f、エラー検知センサ47g、及び操作ハンドル検知センサ47hにより生成された入力情報があるか否かをタイミングパルス(例えば、4ミリ秒)に応じて監視、及びセンサからの入力情報を受信する処理である。
『入力管理処理』
前記入力管理処理は、入力検知受信処理により受信した入力情報を解析し、どの検知センサからの入力信号であるか等の解析結果に応じて、例えば、複数の入賞口毎に入賞させた各々の遊技球個数の計数管理や、入賞検知に係る受信時から該入賞に基づく制御処理が開始されるまでの時間管理等の処理を行い、後述する異常監視処理、特別図柄制御処理、透過性表示制御処理、普通図柄制御処理、及びランプ管理処理を行う上で、適宜に該処理結果を使用できるようにする処理である。
また、入力管理処理には、遊技者が遊技を行っているか否かを判別し、当該判別の結果を処理することが含まれる。本実施形態においては、操作ハンドル検知センサ47hが遊技者の触手を検知しているとき、及び操作ハンドル検知センサ47hが遊技者の触手を検知した状態から検知しない状態へ変更された後所定時間が経過するまでの間は、CPU13aは、遊技者が遊技中である(以下、遊技状態と称す)と判別して遊技状態検出信号を出力する。一方、操作ハンドル検知センサ47hが遊技者の触手を所定時間以上検知しないときは、遊技者が遊技中ではない(以下、非遊技状態と称す)と判別して、遊技状態検出信号を出力しない。
なお、操作ハンドル検知センサ47hの代わりに、ガイドレール32の上端であって、且つ発射球の発射方向に発射球検知センサ(図示省略)を設け、遊技領域に発射された遊技球の通過の有無を検知することにより、非遊技状態と遊技状態とを判別して処理を行ってもよく、また、操作ハンドル検知センサ47hと発射球検知センサとの双方が検知することにより、非遊技状態と遊技状態とを判別して処理を行ってもよい。
『特別図柄制御処理』
前記特別図柄制御処理は、特定入賞口2の近傍に設けられた特定入賞球検知センサ47aから入力情報を受信するのに応じて電子的な当否抽選(大当たり抽選)を行い、当選の場合には、通常の遊技状態から遊技者にとって有利な遊技状態(大当たり遊技状態)となるように特別入賞口3に遊技球が入賞し易くする処理である。また、この特別図柄制御処理では、主制御装置13のCPU13aは、可変表示装置34及び透過性表示装置65(表示パネル82)の少なくとも一方で識別表示情報(以下、特別図柄と称す)を表示制御することに関係する処理も行う。
ここで、特別図柄とは、前記特定入賞口2への遊技球の入賞に基づく前記当否抽選の結果を可変表示する複数の識別情報(例えば、左・中・右の3つの図柄)である。抽選結果が当選の場合には、複数の識別情報が、予め定められた特定の組み合わせで停止した表示態様(例えば、左・中・右の3つの図柄が全て同じ図柄で揃った状態)となり、これにより、遊技者にとって有利な遊技状態(大当たり遊技状態)に移行したことが報知される。係る遊技状態では、通常遊技状態と比較して短時間に多くの賞球が獲得可能な状態が連続的に発生する。一方、抽選結果が外れの場合には、複数の識別情報が、予め定められた特定の組み合わせ以外で停止した表示態様(例えば、左・中・右の3つの図柄のうち少なくとも一つが他と異なっている状態)となり、これにより、通常遊技状態が継続していることが報知される。
また、前記特別図柄における可変表示とは、予め設定された、互いに異なる複数種類の特別図柄(例えば、12種類)を、所定速度で周期的に順次表示させる態様を、複数の表示領域(例えば、左・中・右等の3つ)にて行う表示方法である。以下、可変表示及びこれに付随する背景変動(キャラクタ表示を含む)における演出を報知演出と称する。
この特別図柄制御処理では、主制御装置13のCPU13aは、特定入賞口2への遊技球の入賞を契機として、乱数抽出による予め定められた数値の比較に応じた当否抽選、及び該抽選結果に係る表示制御を行うために、当否判定(抽選)用となる有利な遊技状態に移行させるか否かの当否用の乱数と、可変表示装置34及び透過性表示装置65の少なくとも一方にて当否の判定結果に応じた可変表示となる報知演出をするための変動パターン決定用の乱数と、同じく可変表示装置34及び透過性表示装置65の少なくとも一方にて当否の判定結果に応じた停止表示の態様とするための特別図柄決定用の乱数とを乱数更新処理にて生成する。そして、主制御装置13のCPU13aは、生成した乱数を個別に読み出し、取得乱数として記憶手段に記憶する。
また、この特別図柄制御処理では、主制御装置13のCPU13aは、乱数の取得時点で既に特別図柄制御による報知演出処理等の先行制御処理が行われていないことを条件として記憶させた当否用の取得乱数と、数値振分けデータ群としてテーブルに予め設定されている当否用比較数値とを照合して比較することで当否判定を行い、その結果である当否情報を記憶手段に記憶する。
次に、主制御装置13のCPU13aは、予めテーブルに当否に基づいて分類して記憶してある当たり又は外れ用の変動パターン比較用数値と、該記憶された変動パターン決定用の取得乱数とを、記憶手段に記憶した当否情報に応じて照合して比較することにより、変動パターン決定判定を行い、その結果である当たり又は外れ用とする変動パターン情報(パターン番号)を記憶手段に記憶する。
さらに、主制御装置13のCPU13aは、予めテーブルに当否に基づいて分類して記憶してある当たり又は外れ用から成る停止表示の態様(例えば、左・中・右の並び態様)の特別図柄比較用数値と、該記憶された特別図柄決定用の取得乱数とを、前記記憶した当否情報と当たり又は外れ用とする変動パターン情報に応じて照合して比較することにより、特別図柄決定判定を行い、その結果から得られる複数の特別図柄のそれぞれを個別に停止表示させる、当たり又は外れ用となる特別図柄情報(左・中・右の特別図柄番号)を記憶手段に記憶する。
ここで、変動パターン比較用数値、或いは特別図柄比較用数値を有するテーブルとこれに対応させた取得乱数とに応じて照合して比較することは、当たりの場合は当たり用の比較用数値とこれに対応した取得乱数との組み合わせの一致を判断し、外れの場合は外れ用の比較用数値とこれに対応した取得乱数との組み合わせの一致を判断することにより、合致するものを探し出す処理である。そして、前記合致に応じた当たり又は外れ用の変動パターン番号、或いは当たり又は外れ用の複数の特別図柄番号が記憶手段に記憶される。
なお、前記乱数発生手段による乱数の取得時点において、「特別図柄制御による報知演出処理等の先行制御処理が行われていないことを条件に当否判定を行う」としたが、該契機条件は任意に設計変更可能なものとする。
これまで説明した特別図柄制御処理により、特定入賞口2における入賞後に得られる処理情報として、以下の情報が生成される。
(1)当たり又は外れ用の変動パターン番号。
(2)所定の可変表示領域に対し一時的に停止表示(微動表示を含む)をさせる、当たり又は外れ用の複数の特別図柄番号。
(3)該一時的に停止表示をさせる複数の特別図柄に対して停止表示の態様とさせるための確定停止指示番号。
(4)前記当否判定における当たりの場合の大当たり移行指示番号。
そして、後述する出力管理処理を介して副制御装置14側へ前記変動パターン番号と複数の特別図柄番号を送信する時に、決定された変動パターンに対応する制御処理実行時間を主制御装置13のCPU13aにて設定し、カウント演算処理を行わせるタイマを更新する。なお、このタイマによる制御処理実行時間の経過に応じたタイミングで確定停止指示番号と前記当否判定における当たりの場合の大当たり移行指示番号が出力管理処理を介して送信される。
従って、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるか否かは、例えば、当否判定用の抽選遊技処理と、0〜697個の「外れ用数値」に通常用当たりと対応付けられた「特別用数値」、及び該通常用当たりよりも有益な当たりとして対応付けられた「特集用数値」を含めた計700個から成る「乱数生成範囲」とを対応するように前記乱数更新処理において設定し、前述した特定入賞口2への遊技球の入賞時に応じたタイミングで更新された数値が乱数として読み出し取得され、該取得乱数が「特別用数値」又は「特殊用数値」となるかの当否判定の結果によって決定する。すなわち、該入賞を契機とした1/350の抽選確率で当たり判定となる場合に前記移行させる条件が満たされることとなる。
また、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるための前記特別図柄の組み合わせ(例えば、左・中・右の特別図柄が同種の並び態様)を当たり停止表示の態様とした時、その一歩手前の未確定表示を所謂リーチ演出と称するが、そのようなリーチ演出等を含む、その他の様々な報知演出の内容は、(a)前記当否判定された当たり又は外れの結果と、(b)前述した特定入賞口2に対する遊技球の入賞タイミングによって読み出される変動パターン決定用及び特別図柄決定用の取得乱数とに基づいて決定する。すなわち、前記図柄制御装置14aを介した可変表示装置34及び透過性表示装置65の少なくとも一方にてランダムに可変表示し得るようになる。
なお、前記乱数発生手段により乱数の取得時点において、特別図柄制御による報知演出処理等の先行制御処理が行われていた場合には、主制御装置13のCPU13aは、該制御処理が終了するまで、読み出し結果である特別図柄制御に係る取得乱数又は前記表示態様の実行のための処理情報を記憶手段に記憶し、記憶したことを報知するために、乱数等の格納毎に特定保留数表示ランプ41を1つずつ点灯すべく、副制御装置14(ランプ制御装置14b)側へ送信する点灯命令情報を生成する。
そして、可変表示している変動パターンの変動表示時間の推移を管理すべく設定しているカウント演算による更新をしているタイマに基づいて、主制御装置13のCPU13aが、停止表示の態様報知時間のタイミングに合わせて、記憶手段に記憶された不必要な取得乱数又は処理情報の削除を行うと共に、確定停止指示番号を送信した時に、特定保留数表示ランプ41を1つずつ消灯させる。すなわち、副制御装置14(ランプ制御装置14b)は、特定保留数表示ランプ41の点灯処理が行われている場合には、該確定停止指示番号を消灯命令処理情報として用いるようになる。
なお、本実施形態では、前記取得乱数又は処理情報を記憶手段に記憶させる時に、記憶すべき該取得乱数又は処理情報の上限個数(例えば、5個)を予め定めておき、先行制御処理に係る取得乱数又は処理情報の記憶を含めた合計記憶個数が上限の場合、主制御装置13のCPU13aは、該取得乱数又は処理情報を生成する条件が満たされていても無効条件成立として、記憶する制御は行わず、特別図柄制御の当否判定も行わない。
また、この特別図柄制御処理では、前記有利な遊技状態(大当たり遊技状態)に移行させるか否かの当否判定の結果が当たりとなり、この当たり結果を報知するため、前記特別図柄の組み合わせによる予め定められた停止表示の態様を実行する場合において、主制御装置13のCPU13aは、以下のような処理をする。すなわち、主制御装置13のCPU13aは、当たりに対応して、前記有利な遊技状態に移行させるために、(a)前記特別入賞口3に対して閉口するように備えさせていた可動扉45を開口状態とし、(b)該開口状態が所定時間(例えば、30秒)経過するか、又は該特別入賞口3に対して所定個数(例えば、10個)の遊技球を入賞させるかの何れかの条件を満たすことを条件に、可動扉45を閉口制御し、さらに、(c)該開口状態中に入賞した遊技球の何れかが特別入賞口3内に設けられた入賞特定領域を通過して、入賞特定領域検知センサ47cにて検知されたことを条件として、可動扉45を連続的に開口状態とし、(d)前述と同様の条件成立の推移にて可動扉45を開閉することを、所定上限回数(例えば、16回)が達成されるまで繰り返すよう指示する処理情報を生成する。
さらに、前記当否用の取得乱数と当否用比較数値のテーブルとの照合による当否判定時に、該取得乱数が「予め定められている特殊用数値(例えば、当たり確率上昇変動状態への移行と対応させた数値)」による当たりである、と判定された場合には、主制御装置13のCPU13aは、前記有利な遊技状態の終了後において用いるテーブルを、例えば、当選確率が1/350から1/75となるような当たり発生確率が高いテーブルへと参照テーブルを変更し、その後、前記特定入賞口2への入賞に基づく可変表示の回数が所定回数(例えば、10000回)となるまでか、又は特別図柄制御に係る当たりと判定される条件が満たされたら、変更前のテーブルに戻すように指示するための処理情報を生成する。このような処理情報で制御される遊技状態を特典遊技状態ということとする。
また、前記特典遊技状態における別の実施形態として、1つの変動パターンに係る変動表示時間が通常遊技状態時と比較して短い変動パターンを設定したテーブルを設け、特殊乱数による当たりと判定された場合、主制御装置13のCPU13aは、該テーブルへと参照テーブルを変更し、前記特定入賞口2への入賞に基づく可変表示の回数が所定回数(例えば、10000回)となるまでか、又は、特別図柄制御に係る当たりと判定される条件が満たされたら、変更前のテーブルに戻すよう指示する処理情報を生成するようにしてもよい。すなわち、本発明においては、前記特典遊技状態の形態には拘らない。
『透過性表示制御処理』
前記透過性表示制御処理は、前記特別図柄制御処理以外に透過性表示装置65に画像を表示する処理であり、常時表示させる図柄や文字等の静止画像や動画像、又は透過状態から画像表示状態若しくは画像表示状態から透過状態に切替える制御などに関する画像処理情報の実行状態や、前記入力管理処理等にて生成する透過表示制御処理の実行のための契機に係る処理情報があるか否かを、タイミングパルス(例えば、4ミリ秒)に応じて監視し、該処理情報がある場合に、その処理情報に対応した出力態様となる画像処理情報を生成する処理である。そして、主制御装置13のCPU13aは、前記生成した画像処理情報(画像パターン番号)を副制御装置14側へ送信し、該画像処理情報を記憶手段に記憶させ、該記憶に応じた表示処理を実行するようになる。なお、入力管理処理において遊技状態と判別されているとき、及び、非遊技状態と判別されているときであって表示パネル82に画像を表示するときには、LED基板66や陰極管96に対し、発光命令処理信号も生成され、発光させるようにする。
『普通図柄制御処理』
前記普通図柄制御処理は、遊技者にとって有利な遊技状態とする処理であり、所定通過口38近傍に設けられた通過球検知センサ47dからの入力情報を受信するのに応じて電子的な当否抽選を行い、当選の場合に前記特定入賞口2の入口両側に設けた可動片44を拡大して、その開口範囲を拡大させ、打ち出した遊技球を該特定入賞口2に入り易くする処理である。また、この普通図柄制御処理では、LED表示装置35で普通図柄と称される識別情報を表示制御する処理も行う。
ここで、普通図柄とは、前記通過球検知センサ47dからの入力情報に応じた当否抽選の結果を可変表示又は点滅表示する所定数の識別情報(例:「○・−」→当選図柄、「−・×」→外れ図柄)である。抽選結果が当選の場合には、所定数の識別情報が予め定められた特定の組み合わせで停止した表示態様(例:「○・−」)となり、これにより、遊技者にとって有利な遊技状態(例えば、小当たり)に移行したことが報知される。係る遊技状態では、通常遊技状態と比較して、打ち出した遊技球が入賞し易い状態が単発的又は連続的に発生する。一方、抽選結果が外れの場合には、所定数の識別情報が、予め定められた特定の組み合わせ以外で停止した表示態様(例:「−・×」)となり、これにより、通常遊技状態が継続していることが報知される。なお、本発明においては、識別情報を表示制御するLED表示装置35の代わりに、前記可変表示装置34、透過性表示装置65、又はドラム式やドットマトリクス式の表示装置等でもよく、表示方法には拘らない。
『ランプ管理処理』
前記ランプ管理処理は、前記入力管理処理にて生成する入賞処理情報等のランプ点灯に係る処理情報があるか否かを、タイミングパルス(例えば、4ミリ秒)に応じて監視し、該ランプ点灯に係る処理情報がある場合に、その処理情報に対応した出力態様となる発光処理情報を生成する処理である。そして、主制御装置13のCPU13aは、前記生成した発光処理情報を副制御装置14側へ送信し、ランプ管理処理における点灯報知の出力態様とし実行するべく、該発光処理情報を記憶手段に記憶する。
『出力管理処理』
前記出力管理処理とは、異常監視処理、特別図柄制御処理、普通図柄制御処理、ランプ管理処理、及び準備球払出処理により生成された処理情報を、副制御装置14側へ送信するために、出力データを編集し、該処理情報の出力タイミングを通知するためのストローブ(STB)信号を伴わせて、該出力編集した記憶情報を送信する処理である。
〔副制御装置の動作〕
次に、副制御装置14の動作について説明する。
前記副制御装置14は、電源投入による起動開始時、初期設定を行い、必要確認事項のチェック処理を行う。そして、チェック処理結果が正常であれば、該副制御装置14におけるメインルーチン処理への移行を許可し、主制御装置13のCPU13aから送信された記憶情報である主制御起動開始情報等を受信する。
なお、前記副制御装置14のメインルーチン処理とは、図柄制御装置14a、ランプ制御装置14b、音声制御装置14c、及び払出制御装置14dのそれぞれに備えられたROMに予め格納された主要な制御プログラムを、周波数派生回路部13dで生成した定期的なタイミングパルス(例えば、4ミリ秒)に合わせて、読み込み更新、又は書き込み記憶、又は該記憶の削除等を含む制御実行処理を繰り返し実行する基本ルーチンのことである。以下、前記副制御装置14のメインルーチン処理における基本的な処理の一例について説明する。
始めに、副制御装置14は、前記出力管理処理にて送信した処理情報を受信したか否かをタイミングパルスに応じて監視し、受信が行われている場合に記憶手段(例えば、RAM)に記憶する。次に、副制御装置14は、該受信した処理情報の解析処理を行い、どのような遊技状態における異常監視処理、特別図柄制御処理、普通図柄制御処理、ランプ管理処理、及び球払出処理の何れかの処理情報(先行コマンド)で且つ、どのような出力態様を実行させる処理情報(後続コマンド番号)かの判別を行う。
そして、副制御装置14は、該解析処理の結果に応じたフラグの設定、及び出力態様に係る制御処理実行時間に基づきカウント演算するタイマを設定し、予め定められた制御プログラムを格納する記憶手段(例えば、ROM)から、該解析処理の結果に応じた出力態様用の制御プログラムを読み出して実行する制御処理を行う。
以下、処理情報を受信した場合の、図柄制御装置14aの特別図柄制御に関する動作について説明する。
『図柄制御装置の動作』
処理情報が特別図柄制御用の通常遊技状態における当たり又は外れ用の変動パターン番号と、所定の可変表示領域に対し一時的な停止表示(微動表示を含む)をさせる当たり又は外れ用の複数の特別図柄番号(例えば、左・中・右の3つ)であった場合、図柄制御装置14aは、特別図柄制御用の通常遊技状態における当否に基づいて予め分類して記憶してある報知演出分類テーブルと、該変動パターン番号とを照合して比較することで当たり又は外れ用の報知演出分類テーブルを決定する。
そして、図柄制御装置14aは、前記決定した報知演出分類テーブルに基づいて、該図柄制御装置14aに設けられた演出選択用乱数を更新する乱数発生手段から、前記変動パターン番号の受信に応じ読み出して記憶手段に記憶させた取得乱数との照合による比較により、当たり用の報知演出データ又は外れ用の報知演出データを設定する。
また、図柄制御装置14aは、所定の可変表示領域に対し停止表示を行う複数種類の特別図柄がプログラムされている通常遊技状態用の特別図柄分類テーブルと、該複数の特別図柄番号との個別の照合による比較により、前記可変表示装置34及び透過性表示装置65の少なくとも一方にて停止表示を行う当たり又は外れ用の複数の特別図柄データのそれぞれを設定する。なお、特別図柄分類テーブルに格納された停止表示用の特別図柄は、一時的な停止を含むようにしてもよい。その後、図柄制御装置14aは、VDP50を介する可変表示装置34及び透過性表示装置65の少なくとも一方にて、該設定した報知演出データと複数の特別図柄データに応じた、可変表示及び停止表示の表示制御を行う。
なお、図柄制御装置14aは、前記変動パターン番号と複数の特別図柄番号の送信又は受信に応じて、カウント演算による更新を行う前記主制御装置13又は副制御装置14のタイマによる、表示制御に係る処理実行時間の経過のタイミングに基づいて送信又は受信する確定停止指示番号に従って、可変表示の表示制御が行われた複数の特別図柄に対して停止表示の態様(例えば、左・中・右の並び態様)とする処理を行う。
また、前記確定停止指示番号の受信時において、大当たり移行指示番号を受信していた場合、図柄制御装置14aは、遊技者にとって有利な遊技状態の報知演出データを設定し、前記停止表示の態様とした後に大当たり用の表示制御を行う。なお、該受信情報が、特別図柄制御用の遊技者にとって有利な遊技状態又は特典遊技状態における情報であった場合には、図柄制御装置14aは、特別図柄制御に係る前記報知演出分類テーブル又は特別図柄分類テーブルに参照テーブルを変更し、該有利な遊技状態又は特典遊技状態の時に行う可変表示及び停止表示とする当たり又は外れ用の報知演出データ、及び当たり又は外れ用の複数の特別図柄データを設定する。
なお、該受信情報が、特別図柄制御用の遊技者にとって有利な遊技となる状態又は特典遊技状態における記憶情報であった場合には、図柄制御装置14aは、普通図柄制御に係る前記点滅演出分類テーブル又は特別図柄分類テーブルが参照するテーブルの変更を行い、該有利な遊技となる状態又は特典遊技状態の時に行う点滅表示する当たり又は外れ用の点滅演出データ、及び当たり又は外れ用の複数の特別図柄データを設定する。
さらに、処理情報が、前記透過性表示制御処理によって生成された画像処理情報(画像パターン番号)であった場合には、図柄制御装置14aは、透過表示制御用の画像データテーブルに基づいて、該画像パターン番号に応じた画像処理データ(図柄や文字等の表示データ、透過表示のデータ等を含む)を設定し、透過性表示装置65にて該設定した画像処理データに応じた表示態様となるようにVDP50を介して画像表示処理を行う。
また、本実施形態では、前記図柄制御装置14aの処理のうち、透過性表示装置65に関する情報の処理は、カバーユニット28の制御基板91において実行される。
次に、透過性表示装置65の表示パネル82の画像表示について遊技状態と非遊技状態とに分けて説明する。なお、入力管理処理において遊技状態と判別されているとき、及び、非遊技状態と判別されているときであって表示パネル82に画像を表示するときには、カバーユニット28の制御基板91は、LED基板66を点灯状態に設定し、入力管理処理において非遊技状態と判別されているときであって表示パネル82に画像を表示しないときには、カバーユニット28の制御基板91は、LED基板66を消灯状態に設定している。
入力管理処理において遊技状態と判別された場合(図柄制御装置14aが遊技状態検出信号を受信している場合)、表示パネル82のうち第2の領域Bには、例えば、特別図柄を可変表示する画像などの遊技者にとって有用な情報となる画像(以下、演出画像と称す)又は演出画像以外の補助的な画像(以下、補助画像と称す)が表示される。この表示パネル82の第2の領域Bは遊技盤7の非遊技領域99と対向しているので、この領域に表示される画像が遊技領域31内を落下する遊技球の視認性に影響を及ぼさない。このため、表示パネル82の第2の領域Bには、例えば、可変表示装置34において特別図柄を可変表示する画像などのメインとなる画像(以下、メイン画像と称す)が表示された時などの遊技の進行状況の変化にあわせて透明度の高いものから低いものまで様々な明度の画像が表示される。一方、表示パネル82のうち第1の領域Aには補助画像が表示される。この表示パネル82の第1の領域Aは遊技盤7の遊技領域31と対向しているので、この領域に表示される画像が遊技領域31内を落下する遊技球の視認性に与える影響は極めて大きい。このため、表示パネル82の第1の領域Aには透明度の低い画像が表示される。
なお、可変表示装置34にメイン画像を表示しているときには、表示パネル82の第2の領域Bのうち遊技盤7の内側非遊技領域99bと対向する領域(以下、内側表示領域と称す)に表示されている画像を、表示パネル82の第2の領域Bのうち遊技盤7の外側非遊技領域99aと対向する領域(以下、外側表示領域と称す)又は第1の領域Aに表示することが望ましい。これにより、可変表示装置34に表示されるメイン画像が、表示パネル82に表示される画像の裏側に隠れてしまうことがなく、遊技者が可変表示装置34に表示されるメイン画像を見間違えたり、見辛くなることを防止することができる。
また、表示パネル82の第2の領域Bには,遊技の進行状況に応じた攻略情報等のスペック情報を表示させてもよい。
一方、入力管理処理において非遊技状態と判別された場合(図柄制御装置14aが遊技状態検出信号を受信していない場合)に、表示パネル82の表示領域(第1の領域A及び第2の領域B)の目立つ位置には、遊技機の選択のための判断材料となるスペック情報等が表示される。
従って、遊技者が遊技を行っている場合には、遊技者は遊技盤7の遊技領域31を落下する遊技球の挙動を容易に把握しながら、表示パネル82の第2の領域Bに表示される演出画像若しくは補助画像、及び第1の領域Aに表示される補助画像を視ることができ、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。一方、遊技者が遊技を行っていない場合には、表示パネル82の表示領域の目立つ位置に遊技機の選択のための判断材料となる情報を表示することにより、遊技者は予め遊技台の特徴を把握することができると共に、遊技者の要望に沿った遊技機を容易に選択できる。
なお、入力管理処理において非遊技状態と判別された場合には、表示パネル82に画像を全く表示しないように設定してもよい。
〔可動物制御装置の動作〕
次に、可動物制御装置17の動作を、可動片駆動装置、可動扉駆動装置、入賞領域振分駆動装置の動作に分けて説明する。
『可動片駆動装置の動作』
主制御装置13による処理において、普通図柄制御用の通常遊技状態における小当たり移行指示番号を生成するのに応じて、前記可動片駆動装置は、前記特定入賞口2の開口範囲を縮小させていた一対の可動片44を所定時間(例えば、0.2秒)拡大し、その後再び縮小するように、前記可動片駆動装置に設けられたソレノイド等の駆動部に対して所定電圧(例えば、12V)を印加する拡大実行処理を所定回数(例えば、1回)行うよう指示するためのコマンドを生成する。
また、主制御装置13による処理において、普通図柄制御用の遊技者にとって有利な遊技状態又は特典遊技状態における小当たり移行指示指示番号を生成した場合には、前記可動片駆動装置は、前記特定入賞口2に対して開口範囲を縮小させていた一対の可動片44を0.2秒から1.7秒へと長くして拡大して再び縮小するように、可動片駆動装置に設けられたソレノイド等の駆動部に対して所定電圧を送電し、また、拡大実行処理を例えば1回から2回へと多くして行う指示をするコマンドを生成する。
さらに、主制御装置13による処理において、ランプ管理制御又は賞球払出制御等からなる処理情報を生成するのに応じて、前記可動片駆動装置が、前記演出用移動物駆動装置に設けられたソレノイド等の駆動部に対して所定電圧(例えば、12V)を印加し、適宜な変動状態となる演出動作を所定時間行うコマンドを生成する。
『可動扉駆動装置の動作』
主制御装置13による処理において、特別図柄制御用の通常遊技状態又は特典遊技状態における大当たり移行指示番号を生成するのに応じて、前記可動扉駆動装置は、前記可動扉駆動装置に設けられたソレノイド等の駆動部に対して所定電圧を送信する。そして、前記可動扉駆動装置は、前記特別入賞口3に対して閉口させていた可動扉45を作動させて開口状態とし、開口となってから所定時間(例えば、30秒)経過するか、又は該特別入賞口3に対して所定個数(例えば、10個)の遊技球を入賞させるかの何れかの条件を満たしたら、再び閉口状態とする実行処理を行う指示をするコマンドを生成する。
さらに、前記開口状態中に入賞させた遊技球の何れかが特別入賞口3内に設けられた入賞特定領域を通過して、入賞特定領域検知センサ47cにて検知されたことを条件として、前記可動扉駆動装置は、可動扉45を再び閉口状態となるようにし、前記と同様の条件成立時に可動扉45を開閉することを所定上限回数が達成されるまで繰り返すように、ソレノイド等の駆動部に対して所定電圧を印加指示するコマンドを生成する。
なお、前記可動扉駆動装置における開閉処理の実行中に、特別図柄制御用の遊技者にとって有利な遊技状態における大当たり移行指示番号が生成された場合には、該開閉処理が終了するまで、大当たり移行指示番号の生成に基づく制御処理は行われずに保留状態とする。
『入賞領域振分駆動装置の動作』
主制御装置13による処理において、前記特別入賞口3を開口状態とするコマンドを生成するのに応じて、入賞領域振分駆動装置は、前記特別入賞口3内にある入賞領域振分物に設けられたソレノイド等の駆動物に対して所定電圧(例えば、12V)を印加し、特定入賞領域振分のシーソー運動となるように該開口状態中において可動させるコマンドを生成する。
以上説明したように、第1の実施形態の透過性表示装置65によれば、遊技者は、共に透過性を有する表示パネル82と拡散シート83とを通して遊技盤7の前方から遊技領域31を視認することができると共に、遊技盤7の表面から離れた表示パネル82の所望の領域に表示される静止画像や動画像を視ることができる。また、表示パネル82によって、2D(2次元(dimension))若しくはビジュアル的な3D(3次元(dimension))グラフィックを表示したり、遊技盤7上に配置される種々の電飾29やLED表示装置35や可変表示装置34と組み合わせた表示を行うことにより、イルミネーション効果が増大する。従って、従来までの弾球遊技機には無い斬新な演出や、意外性のある演出や、遊技領域31に存在する遊技球等と同調又は調和のとれた演出などを行うことが可能となり、遊技を進めていくにつれて遊技者の興味が削がれることを防止することができる。
また、遊技盤7の前方に透過性の表示パネルを配置した場合、表示パネル82の影響によって、室内照明等から遊技盤7への照射量が減少してしまう恐れが生じる。しかし、遊技盤7の盤面には、表示パネル82の前方に配置される拡散シート83からの光が表示パネル82を透過して照射されるので、表示パネル82を通して遊技盤7を覗き見たときの明度が十分に確保されるので、表示パネル82の影響によって遊技盤7の盤面が薄暗くなることがない。すなわち、遊技者は、遊技盤7に照射される光の反射光によって、表示パネル82を通して遊技盤7を視認可能となる。従って、表示パネル82の前方に拡散シート83を配置するという簡単な構成により、遊技盤7の視認性の向上を確実に図ることができる。
さらに、遊技盤7の盤面に照射された光は、表示パネル82に向けて反射される。これにより、表示パネル82はその後方から光が照射されるので、表示パネル82のうちこの光を受光した領域では明度が向上する。従って、表示パネル82のうちこの反射光を受光した領域に表示される動画像や静止画像の視認性の向上を図ることができる。
この結果、遊技者は、遊技盤7の遊技領域31を落下する遊技球の挙動を容易に把握しながら、表示パネル82に表示される画像を視ることが可能となるので、遊技者の遊技に対する興趣を確実に高めることができる。
なお、本実施形態では、遊技領域31の略中央部分のやや上方の領域(内側非遊技領域99b)を非遊技領域99として設定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、この領域を遊技領域31として設定してもよく、また、表示パネル82のうち遊技盤7の内側非遊技領域99bと対向する領域を、透明度の低い画像若しく透明度の高い画像を表示する第2の領域Bとして設定したが、この領域を第1の領域Aとして設定し透明度の高い画像のみをを表示してもよい。
また、LED基板66(または陰極管96及びリフレクタ97)を表示パネルユニット78に配置したが、第1又は第2のフレーム63,64に配置してもよい。
〔その他の実施形態〕
本発明に係る第2〜第4の実施形態の透過性表示装置について図22〜図24に基いて説明する。図22〜図24は図14のX―X矢視断面図であり、図22は拡散シートの前方内壁面の一部に反射プリズムが形成された本発明の第2の実施形態を示し、図23は上述した第1の実施形態の表示パネルに反射シートを設けた本発明の第3の実施形態を示し、図24は上述した第1の実施形態の表示パネルの後方に第2の拡散シート(透過性の第2の導光手段)及び反射シートを設けた本発明の第4の実施形態をそれぞれ示した図である。なお、図22〜図24中Aは、表示パネルの第1の領域と対向する領域を、Bは、表示パネルの第2の領域と対向する領域をそれぞれ示し、矢線200はLED基板から出射され拡散シートから照射される光の照射方向を、矢線201は遊技板に照射された光の反射光の反射方向を、矢線202は反射シート(反射手段)に照射された光の反射光の反射方向を、矢線203はLED基板から出射され第2の拡散シートから照射される光の照射方向をそれぞれ示している。また、図22〜図24に示す第2〜第4の実施形態は、上述した第1の実施形態の拡散シートの態様のみが異なり、他の構成は第1の実施形態と同様の構成であるため、同一番号を付して重複説明を省略する。
〔第2の実施形態〕
図22に示すように、第2の実施形態に係る表示パネルユニット78は、第1の透明板部材61と対向し遊技領域31のほぼ全域を覆う透過性の表示パネル82と、表示パネル82の表面上に重ねられた透過性の拡散シート83と、拡散シート83の表面上に重ねられて第2の透明板部材62と対向する保護シート84と、を備える。拡散シート83は、表示パネル82の第1の領域Aと対向する領域(以下、拡散シート83の第1の領域Aと称す)と、表示パネル82の第2の領域Bと対向する領域(以下、拡散シート83の第2の領域Bと称す)とを有し、この拡散シート83の第1の領域Aの前方内壁面83aには、反射プリズム83cが階段状に多数形成されている。
LED基板66から出射された光は、拡散シート83の第1の領域Aの前方内壁面83aに形成された反射プリズム83cによって光の方向が表示パネル82の方向に変更され、この光が拡散シート83の第1の領域Aから表示パネル82の第1の領域Aに向けて照射(矢線200)される。
遊技盤7の遊技領域31には、拡散シート83からの光が主として表示パネル82の第1の領域Aを透過して照射(矢線200)されるので、この遊技領域31の明度は向上する。これにより、遊技領域31に照射された光の反射光は、良好に表示パネル82を透過(矢線201)することができる。従って、遊技者は、遊技領域31に照射された光の反射光によって遊技領域31を隈なく視認することができる。
一方、表示パネル82の第2の領域Bには、遊技領域31に照射された光の反射光によってこの領域が後方から照射(矢線201)される。また、拡散シート83から表示パネル82の第2の領域Bに向けて前方から直接光が照射されることがないので、表示パネル82の第2の領域Bに表示される演出画像や補助画像は、拡散シート83からの光の影響を直接受け難い。従って、遊技者は表示パネル82の第2の領域Bに表示される演出画像や補助画像を確実に視ることができる。
また、表示パネル82の第1の領域Aには、遊技領域31に照射された光の反射光によってこの領域が後方から照射(矢線201)される。これにより、表示パネル82の第1の領域Aの明度が確保されるので、遊技者は、この領域に表示される補助画像を視ることができる。
このように、第2の実施形態の透過性表示装置65によれば、表示パネル82による表示範囲の拡大と遊技盤7の遊技領域31の視認性の向上とを両立して図ることができる。
〔第3の実施形態〕
図23に示すように、第3の実施形態に係る表示パネルユニット78は、第1の実施形態の表示パネルユニット78に不透過性の反射シート100を備える。反射シート100は、表示パネル82の第2の領域Bのうち外側表示領域の裏面上に重ねられる。
LED基板66から出射された光は、拡散シート83の前方内壁面83aに形成された反射プリズム83cによって光の方向が表示パネル82の方向に変更され、この光が表示パネル82に向けて照射(矢線200)される。このとき、拡散シート83から照射された光は、表示パネル82を透過(矢線200)する。
拡散シート83から照射され表示パネル82の第1の領域Aと第2の領域Bのうち内側表示領域とを透過した光は、遊技盤7の遊技領域31のほぼ全域に向けて照射(矢線200)される。これにより、遊技盤7の遊技領域31では明度が向上するので、遊技領域31に照射された光の反射光は良好に表示パネル82の第1の領域Aを透過(矢線201)することができる。また、反射シート100は非遊技領域99と対向する領域に配置されるので、この反射シート100によって遊技盤7の遊技領域31の視認性が阻害されることがない。従って、遊技者は表示パネル82を通して遊技盤7の遊技領域31を確実に視認することができる。
一方、表示パネル82の第2の領域Bのうち外側表示領域を透過した光は、この領域の裏面上に重ねられた反射シート100によって、表示パネル82に向かって反射(矢線202)される。これにより、反射シート100によって反射された光が表示パネル82の外側表示領域の後方から効率的に照射される。従って、表示パネル82の外側表示領域に表示される演出画像又は補助画像の視認性が更に向上する。
また、表示パネル82の第1の領域Aと第2の領域Bのうち内側表示領域とのそれぞれの領域には、遊技盤7の遊技領域31に照射された光の反射光によって後方から照射(矢線201)される。これにより、表示パネル82の第1の領域Aと内側表示領域とのそれぞれの領域の明度が確保されるので、遊技者は、表示パネル82の内側表示領域に表示される演出画像や補助画像、及び第1の領域Aに表示される補助画像を視ることができる。
このように、第3の実施形態の透過性表示装置65によれば、反射シート100は非遊技領域99と対向する領域に配置されるので、この反射シート100によって遊技盤7の遊技領域31の視認性が阻害されることがない。
また、拡散シート83から照射され表示パネル82を透過し反射シート100により反射された光は、主として表示パネル82の第2の領域Bを照射する。従って、表示パネル82の第2の領域Bが後方から効率的に照射されるので、この領域に表示される画像の視認性が更に向上する。
なお、本実施形態では、第1の実施形態の表示パネルユニット78に反射シート100を設けたが、この反射シート100を第2の実施形態の表示パネルユニット78に設けてもよく、また、反射シート100は、表示パネルユニット78に設ける場合に限られず、遊技盤7の非遊技領域99のうち外側非遊技領域99aに貼着してもよい。
〔第4の実施形態〕
図24に示すように、第4の実施形態に係る透過性表示装置65の表示パネルユニット78は、第1の実施形態に係る表示パネルユニット78の表示パネル82の裏面上に重ねられる透過性の第2の拡散シート(透過性の第2の導光手段)85と、第2の拡散シート85の表面上に重ねられる保護シート101と、不透過性の反射シート100とを備える。第2の拡散シート85は、表示パネル82の第1の領域Aと対向する領域(以下、第2の拡散シート85の第1の領域Aと称す)と、表示パネル82の第2の領域Bと対向する領域(以下、第2の拡散シート85の第2の領域Bと称す)とを有し、この第2の拡散シート85の第2の領域Bの後方内壁面85b(遊技者側の内壁を前方内壁面85aとする)には、反射プリズム85cが階段状に多数形成されている。反射シート100は、保護シート101のうち遊技盤7の外側非遊技領域99aと対向する領域(表示パネル82の外側表示領域と対向する領域)の裏面上に重ねられる。
LED基板66から出射された光は、開口89から第2の拡散シート85の側面部分に入射し、前方内壁面85aと後方内壁面85bとの間で全反射を繰り返して第2の拡散シート85の内部に拡散される。そして、この光は、第2の拡散シート85の後方内壁面85bの第2の領域Bに形成された多数の階段状の反射プリズム85cにより表示パネル82に向かって反射(矢線203)される。これにより、第2の拡散シート85に入射した光は、第2の拡散シート85の第2の領域Bの外面上において面状の光源となり、表示パネル82の第2の領域Bに向けて後方から照射(矢線203)される。また、拡散シート(第1の導光手段であり、以下、第1の拡散シートと称す)83から表示パネル82に向けて照射される光のうち表示パネル82の外側表示領域を透過する光(矢線200)は、この外側表示領域の後方に配置された反射シート100により表示パネル82に向かって効率的に反射(矢線202)される。すなわち、表示パネル82の外側表示領域には、第2の拡散シート85からの光(矢線203)と、反射シート100によって反射された光(矢線202)との混合した光が照射されるので、この領域の明度は更に向上する。従って、遊技者は、表示パネル82の外側表示領域に表示される演出画像や補助画像を更に鮮明に視ることができる。
一方、第1の拡散シート83の第1の領域Aからの光は、表示パネル82ほぼ全域に向けて照射(矢線200)される。また、表示パネル82の第1の領域Aには、第2の拡散シート85からの光が後方から直接照射されず、この領域Aでは明度が抑えられているので、遊技領域31の視認性に与える影響は極めて小さい。これにより、遊技盤7の遊技領域31には、第1の拡散シート83の第1の領域Aからの光が表示パネル82の第1の領域Aと、第2の拡散シート85の第1の領域Aとのそれぞれの領域を透過して照射(矢線200)されるので、この領域の明度は向上する。これにより、遊技領域31に照射された光の反射光は、良好に表示パネル82の第1の領域Aを透過(矢線201)することができる。従って、遊技者は表示パネル82を通して遊技盤7の遊技領域31を確実に視認することができる。
表示パネル82の第2の領域Bのうち内側表示領域には、第2の拡散シート85からの光が後方から照射(矢線203)されると共に、遊技盤7の遊技領域31に照射された光の反射光が照射(矢線201)される。これにより、表示パネル82の内側表示領域の領域の明度が十分確保されるので、遊技者は、この領域に表示される演出画像や補助画像を鮮明に視ることができる。
また、表示パネル82の第1の領域Aには、遊技盤7の遊技領域31に照射された光の反射光によって後方から照射(矢線201)される。これにより、表示パネル82の第1の領域Aの明度が確保されるので、遊技者は、この領域に表示される補助画像を視ることができる。
このように、第4の実施形態の透過性表示装置65によれば、表示パネル82の第2の領域Bには、第2の拡散シート85からの光が後方から照射される。従って、第2の拡散シート85が表示パネル82のバックライトとして機能し、表示パネル82の第2の領域Bにおいて表示される動画像や静止画像の視認性が更に向上する。
また、第2の拡散シート85からの光は、表示パネル82の第2の領域Bに向けて後方から照射される。一方、第1の拡散シート83からの光は、表示パネル82の第1の領域Aに向けて前方から照射される。すなわち、表示パネル82の同じ領域に対して光が前後から照射されることがない。従って、表示パネル82の第2の領域Bに表示される画像は、第1の拡散シート83からの光の影響を直接受け難く、また、表示パネル82の第2の領域Bが第2の拡散シート85から直接照射されるので、この画像が前方から見辛くなることを確実に防止することができる。
さらに、第1の拡散シート83からの光は、遊技領域31のほぼ全域を覆う表示パネル82の第1の領域Aに向けて照射される。一方、第2の拡散シート85からの光は、非遊技領域99と対向する表示パネル82の第2の領域Bに向けて照射される。これにより、表示パネル82の第1の領域Aを透過した第1の拡散シート83からの光によって遊技盤7の遊技領域31の明度が向上し、遊技領域31に照射された光が表示パネル82に向かって反射される。また、第2の拡散シート85からの光は、遊技盤7の盤面に向かって照射されないので、盤面の非遊技領域99の明度を抑えることができる。このため、非遊技領域99に配置される種々の電飾29やLED表示装置35や可変表示装置34の演出効果が損なわれることを有効に防止することができる。また、非遊技領域99の明度を低く抑えても、遊技領域31の明度が確保されていれば、遊技者は遊技領域31内での遊技球の挙動を容易に視認することが可能である。従って、少ない光量であっても、効率良く遊技領域31を明るくすることができる。一方、表示パネル82の第2の領域Bには、第2の拡散シート85からの光が表示パネル82に向かって後方から直接的に照射されると共に、遊技領域31に照射された光の反射光が表示パネル82に向かって照射されるので、遊技者は、表示パネル82の第2の領域Bに表示される画像を鮮明に視ることが可能となる。従って、遊技盤7の遊技領域31における遊技球の挙動と表示パネル82の第2の領域Bに表示される画像とのそれぞれに対して、視認性の向上を更に図ることができる。
また、第1の拡散シート83からの光が遊技領域31に向けて照射され、第2の拡散シート85からの光が表示パネル82の第2の領域Bに向けて照射されるので、これらの領域には光が効率的に照射される。すなわち、第1の拡散シート83と第2の拡散シート85とに光を入射させるLED基板66の光量を抑えつつ、遊技盤の遊技領域31に対する視認性と、表示パネル82の第2の領域Bに表示される画像に対する視認性とを確保することが可能となる。従って、LED基板66の省電力化及び長寿命化を図ることができる。
なお、本実施形態では、第1の実施形態に係る表示パネル82の裏面上に第2の拡散シート85を設けたが、第2の実施形態に係る表示パネル82の裏面上に第2の拡散シート85を設けてもよい。
また、第2の拡散シート85からの光を表示パネル82の第2の領域Bに向けて照射させたがこれに限られず、表示パネルの全域に向けて照射させてもよい。
さらに、第1の拡散シート83と第2の拡散シート85とのそれぞれに光を入射させる光源として同一のLED基板66を用いたが、それぞれの拡散シート毎にLED基板66を別体で設けてもよく、またこの場合に、例えば、可変表示装置34においてメイン画像が表示された時などの遊技の進行状況に応じて、LED基板66から出射される光量の増減若しくはLED基板66の発停の制御を、第1の拡散シート83と第2の拡散シート85とのそれぞれに設けられたLED基板66毎に行ってもよい。
また、透過性表示装置65に第1の拡散シート83と第2の拡散シート85とをそれぞれ1枚ずつ配置したが、異なった領域に光を照射させる第1の拡散シート83及び第2の拡散シート85をそれぞれ複数枚配置してもよく、また、この複数枚配置された拡散シート毎にLED基板66を別体で設けてもよい。この場合に、遊技の進行状況に応じて、LED基板66から出射される光量の増減若しくはLED基板66の発停の制御を、複数設けられたLED基板66毎に行ってもよい。
なお、第2の本実施形態〜第4の実施形態では、発光手段としてLED基板66を設けたが、第1の実施形態と同様に、LED基板66に代えて陰極管96を設けてもよい。
また、第2の実施形態〜第4の実施形態の遊技盤7のうち遊技領域31及び外側非遊技領域99aには、第1の実施形態と同様に、反射シート102を貼着してもよい。
さらに、第2の実施形態〜第4の実施形態の表示パネルユニット78では、保護シート84及び保護シート101を設けたが、第1の実施形態と同様に、この保護シート84及び保護シート101を必ずしも設けなくてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の外観斜視図である。 図1に示す弾球遊技機の背面斜視図である。 図1に示す弾球遊技機の要部前面斜視図ある。 図1に示す弾球遊技機の背面図である。 図1に示す弾球遊技機の分解斜視図である。 図1に示す弾球遊技機の分解斜視図である。 図1に示す弾球遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 カバーユニットの正面図である。 カバーユニットの背面図である。 カバーユニットの斜視図である。 カバーユニットと開口枠扉との連結を示す分解斜視図である。 カバーユニットの分解斜視図である。 表示パネルユニットの分解斜視図である。 表示パネルユニットの正面図である。 図14の本発明に係る第1の実施形態の表示パネルユニットのX―X矢視断面図である。 カバーユニットの要部拡大斜視図である。 表示パネルユニットの組み付け途中を示すパネルユニットの斜視図である。 第1のパネルユニットの上部拡大斜視図である。 カバーユニットの上部正面図である。 他の表示パネルユニットの分解斜視図である。 他の表示パネルユニットの要部断面図である。 図14の本発明に係る第2の実施形態の表示パネルユニットのX―X矢視断面図である。 図14の本発明に係る第3の実施形態の表示パネルユニットのX―X矢視断面図である。 図14の本発明に係る第4の実施形態の表示パネルユニットのX―X矢視断面図である。
符号の説明
7…遊技盤、13…主制御装置、13a…CPU、13b…ROM、13c…RAM、14…副制御装置、14a…図柄制御装置、28…カバーユニット、31…遊技領域、50…ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)、61…第1の透明板部材、62…第2の透明板部材、63…第1のフレーム、64…第2のフレーム、65…透過性表示装置、66…LED基板(発光手段)、67…ヒンジ、68…板状空間、69…係合突起、70…可撓性係止枠、71…連結部、72…カバー支持部、73…回転支持軸、74…軸支孔、75ロック片、76…カバー固定部、77…係止片、78…表示パネルユニット、79…パネルフレーム、80…ハーネス、80a…ハーネス接続部、81…パネルフレームカバー、82…表示パネル、83…拡散シート(導光手段)、83c…反射プリズム、84…保護シート、85…第2の拡散シート(第2の導光手段)、85c…反射プリズム、86…ハーネス嵌合溝、87…係止突部、88…基板収容部、89…開口、90…制御基板収容部、91…制御基板、92…係合穴、93…係合溝、94…制御基板カバー、95…ハーネス、96…陰極管(発光手段)、97…リフレクタ(発光手段)、98…ハーネス、98a…ハーネス接続部、99…非遊技領域、100…反射シート(反射手段)、101…保護シート、102…反射シート

Claims (7)

  1. 遊技盤の盤面の遊技領域に遊技球を発射して遊技する弾球遊技機に設けられる透過性表示装置であって、
    前記遊技盤の盤面の前方に配置される透過性の表示パネルと、
    前記表示パネルの前方に配置される透過性の導光手段と、
    前記導光手段に光を入射させる発光手段と、を備え、
    前記導光手段は、前記発光手段から入射した光の方向を変更し前記表示パネルに向けて光を照射する
    ことを特徴とする透過性表示装置。
  2. 請求項1に記載の透過性表示装置であって、
    前記表示パネルは、前記遊技領域のほぼ全域を覆うと共に、前記導光手段と対向する第1の領域と対向しない第2の領域とを有し、
    前記導光手段は、前記発光手段から入射した光を前記表示パネルの第1の領域のほぼ全域に向けて面状に照射する
    ことを特徴とする透過性表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の透過性表示装置であって、
    前記遊技盤の盤面と前記表示パネルとの間に配置され前記発光手段から入射した光の方向を変更し前記表示パネルに向けて光を照射する透過性の第2の導光手段を備えた
    ことを特徴とする透過性表示装置。
  4. 請求項2に記載の透過性表示装置であって、
    前記遊技盤の盤面と前記表示パネルの第2の領域との間に配置され、前記発光手段から入射した光の方向を変更し、前記表示パネルの第2の領域に向けて光を面状に照射する第2の導光手段を備えた
    ことを特徴とする透過性表示装置。
  5. 請求項2又は請求項4に記載の透過性表示装置であって、
    前記表示パネルの第1の領域は、前記遊技領域のほぼ全域を覆い、
    前記導光手段は、前記表示パネルの第1の領域のほぼ全域を覆い、
    前記表示パネルの第2の領域は、前記遊技盤のうち前記遊技領域以外の領域と対向する
    ことを特徴とする透過性表示装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の透過性表示装置であって、
    前記表示パネルの後面側のうち前記遊技領域以外の領域と対向する領域に配置され前記表示パネルに向かって光を反射させる反射手段を備えた
    ことを特徴とする透過性表示装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の透過性表示装置を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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