JP2008154913A - 遊技盤ユニット及び遊技機 - Google Patents

遊技盤ユニット及び遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008154913A
JP2008154913A JP2006349311A JP2006349311A JP2008154913A JP 2008154913 A JP2008154913 A JP 2008154913A JP 2006349311 A JP2006349311 A JP 2006349311A JP 2006349311 A JP2006349311 A JP 2006349311A JP 2008154913 A JP2008154913 A JP 2008154913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game board
game
board unit
ball
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006349311A
Other languages
English (en)
Inventor
Norifumi Yamada
陛史 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2006349311A priority Critical patent/JP2008154913A/ja
Publication of JP2008154913A publication Critical patent/JP2008154913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】迫力ある図柄変動表示を行うことができる遊技盤ユニット及び遊技機を提供すること。
【解決手段】この遊技盤ユニット10は、球18の流下による遊技を実現する遊技領域8aが表面に形成された板状の遊技盤8と、遊技盤の外側に、遊技盤の裏面8cから表面8bに向かう方向に延びるとともに画像が表示される張出面38aとを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技盤ユニット及び遊技機に係り、特にパチンコ機等の遊技機において遊技盤周囲での遊技演出を迫力あるものとすることができる遊技盤ユニット及び遊技機に関する。
パチンコ機等の弾球遊技機(以下、遊技機という。)では、弾球された球が遊技盤面上を流下して、その流下の過程で球が遊技盤面上のゲージ(釘ともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技盤面上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。このような遊技機において、より一層の興趣向上を図るために遊技盤面上に図柄表示装置等の画像表示領域を設けたものもある。
画像表示領域には数字やキャラクター等の図柄が表示され、その表示された図柄が変動し特定の表示態様となったときに、遊技者に多量の景品球を獲得させるいわゆる「当り」が構成される。遊技機にこの画像表示領域が設けられることにより、遊技盤面の入賞口に球が入賞して所定個数の景品球払出しがされる場合のみならず、図柄変動の結果によっても多量の景品球が払い出されるので、遊技者の興趣は一層向上する。
近年、図柄変動演出の迫力を増大させるために、画像表示領域に表示される数字やキャラクターを複雑かつ緻密なものにするとともに、画像表示領域の拡大による迫力の増大も図られている。
一方で、遊技盤を保持する枠サイズの規格の観点や遊技機ホールでの遊技機設置数確保の観点から、遊技盤全体の面積をむやみに拡大することはできない。したがって、遊技盤上でレール飾りによって画定される遊技領域(ゲージ、入賞口、役物等が配置される領域であって、弾球された球が流下する領域範囲。)の大きさが制限される。通常、数字やキャラクター等の図柄が表示される画像表示領域は遊技領域内に設けられるため、そこに配置されるゲージや入賞口等との関係により画像表示領域の大きさも制限され、画像表示領域の拡大による図柄変動演出の迫力の増大にも限界がある。
そこで、画像表示領域を遊技領域外にまで拡大して、より大きな画像表示領域を確保したものの例として、例えば特許文献1に開示のものがある
特開2002−224349号公報
しかし、特許文献1に開示のものは遊技領域外に平面的に画像表示領域を拡大したにすぎないものであり、遊技領域内に設けられた従来の画像表示領域で行われる図柄変動演出に対して変わり映えがせず、効果的にその迫力を向上させることができない。このような変わり映えのしない画像表示領域を有する遊技機では遊技者に対して十分な興趣を与えることができず、飽きられやすい遊技機となってしまう。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、映像等の画像を遊技者に迫るように表示することにより、迫力ある遊技演出を行うことができる遊技盤ユニット及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の他の例示的側面としての遊技盤ユニットは、球の流下による遊技を実現する遊技領域が表面に形成された板状の遊技盤と、遊技盤の外側に、遊技盤の裏面から表面に向かう方向に延びるとともに画像が表示される張出面とを有する。
張出面が遊技盤の裏面から表面に向かう方向に延びているので、そこに表示される画像に奥行きを持たせ迫力のある画像とすることができる。この張出面を画像表示領域又は画像表示領域の一部とすれば、画像表示領域を立体的に拡大することができる。
また、この遊技盤ユニットは画像表示領域を遊技盤の外側にも有しているので、遊技者にとって目新しく、興味を惹きつけやすい遊技盤ユニットとなる。
ここで、画像とは、張出面に描かれた図柄や数字だけでなく、静止画像・動画像をも含む概念である。
その張出面が、遊技盤の裏面から表面に向かう方向に湾曲していてもよい。
張出面が湾曲しているので、その張出面を他の面(例えば遊技盤面。)と滑らかに繋げることができる。そして、張出面に表示される画像と他の面とに表示される画像とを、両面にまたがる連続的な画像として表示すれば、切れ目や境目がなく、大きな奥行き感のある画像とすることができ、一層迫力のある画像とすることができる。また、張出面と他の面とに表示される画像に一体感を持たせることができる。このように一体感を持たせて画像を表示することで、画像が他の面から張出面に向かって滑らかに迫ってくるかのような感覚を遊技者に対して与えることができる。
その張出面が屈曲部を有していてもよい。
張出面が、屈曲部を有しているので、平面状の部材で張出面を構成しつつ全体として屈曲しながら徐々に遊技盤の裏面から表面に向かう方向に湾曲する張出面を形成することができる。
遊技領域の後方に、画像が表示される画像表示面が配置されていてもよい。
張出面だけでなく画像表示面にも画像を表示させることができるので、張出面と画像表示面とを併せて1つの大きな画像表示領域とすることができる。遊技盤を透明なアクリル板で形成し、その表面に遊技領域を形成すれば、遊技盤を通して画像表示面を視認することができる。したがって、その画像表示領域全体に表示される画像は非常に迫力のあるものとなる。
なお、不透明なベニヤ板を遊技盤として用いた場合でも、ベニヤ板に開口を形成してその開口から画像表示面を視認可能とすることで同様の効果を得ることができる。
張出面と画像表示面とが一体に形成されていてもよい。
張出面と画像表示面とが一体に形成されているので、遊技盤ユニットを構成する部品点数の削減を図ることができ、遊技盤ユニットの組立作業の容易化及び製造コストの抑制に寄与することができる。
画像が映像であってもよい。画像が映像、すなわち動画像であれば、張出面や画像表示面に表示された数字やキャラクター等を変動させることができ、迫力ある図柄変動演出が可能となる。例えば、張出面に表示された数字やキャラクターが遊技盤の裏面から表面に向かう方向(遊技者方向)に移動するような図柄変動演出を行えば、図柄が遊技者に向かって迫ってくるかのような感覚を遊技者に対して与えることができ、その迫力が向上する。
張出面は、有機ELディスプレイを有して構成されていてもよい。
有機ELディスプレイには映像を表示させることができるので、映像を用いた迫力ある図柄変動演出が可能となる。また、有機ELディスプレイは解像度が高く、緻密な映像を表示することができるため、そこで行われる図柄変動演出も緻密で興趣性の高いものとすることができる。
有機ELディスプレイは薄型とすることが容易であり湾曲させることも容易であるので、張出面を湾曲面としつつその表面に映像表示が可能となる。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、遊技機の周囲を囲む筐体枠と、上記の遊技盤ユニットと、遊技盤ユニットを保持し、筐体枠に対して前面開閉可能に軸支された機枠と、遊技盤ユニットに対して一定距離離間して配置された透明板と、前面透明板又はその周囲を囲む装飾部材を保持し、筐体枠の前方に配置されて開閉可能とされた装飾枠と、球を貯留する貯留皿と、を有する。
画像が表示される張出面が遊技盤の裏面から表面に向かう方向に延びているので、奥行きがあり迫力のある画像を遊技者に提供することができ、遊技者に飽きられにくい遊技機とすることができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、遊技盤周囲での遊技演出を迫力あるものとすることができ、その迫力ある遊技演出によって、遊技者に飽きられにくい遊技機を提供することができる。
さらに、遊技演出に映像を用いることで、映像として表示された図柄が遊技者自身に向かって迫ってくるかのような感覚を遊技者に与えることができ、一層迫力のある遊技演出が可能となる。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技盤ユニット10を有するパチンコ機(遊技機)2の外観を示す外観斜視図である。パチンコ機は、組合せ式パチンコ機、封入循環式パチンコ機等を含む。また、遊技機としてはパチンコ機の他にも、ゲーム機、アーケードマシン等が概念できる。
パチンコ機2は、筐体枠3、遊技盤ユニット10、機枠12、前面透明板14、装飾枠16、上皿(貯留皿)17aを有して構成されている。パチンコ機2は、さらに、球発射装置(図示せず。)、発射ハンドル19を有している。
筐体枠3は、このパチンコ機2の周囲を囲むための枠体であり、平面視略長方形に構成されている。材料としては、木材が用いられることが多いが、他に樹脂やアルミ等の金属が用いられることもある。筐体枠3は、パチンコ機2の上下面及び左右側面を囲い、前面(すなわち、遊技者側。)から見て左側面側には機枠12及び装飾枠16を揺動支持するためのヒンジ部(揺動支持部)52が設けられている。
図2に遊技盤ユニット10の外観斜視図を示す。遊技盤ユニット10は、遊技盤8、遊技領域8aを囲むレール飾り20、遊技盤8の後方に設けられた図柄表示装置22を有してユニット構成されている。この遊技盤ユニット10は、球発射装置から発射された球18がレール飾り20の外レール面20bに沿って遊技領域8aへ向けて導かれるように、機枠12に保持されている。
遊技盤8は、このパチンコ機2において、遊技媒体としての球20の流下による遊技を実現するためのものであり、図2に示すように板状の部材であるとともにその遊技盤面(表面)8bには遊技領域8aが形成されている。また、遊技盤8の遊技盤面8bには、レール飾り20が取り付けられている。このレール飾り20の外レール面20bは、発射された球18を遊技領域8aへ案内し、内側面20aは遊技領域8aの周囲を囲む。
レール飾り20は、透明の樹脂部材によって一体的に形成されているが、もちろん2つ以上の部材を組み合わせることにより1つのレール飾りとなるようにされていてもよい。球18が遊技領域8aを流下しつつ様々にその流下方向を変え、入賞口に入賞したり、図柄変動演出が行われたりすることにより、遊技者は遊技を楽しむことができるようになっている。
遊技盤8は、その遊技領域8aに普通入賞口24、始動入賞口26、大入賞口28等の入賞口を有している。また、遊技領域8aにはアウト口30が形成されゲージ32、羽根車34等も配置されている。ここで、ゲージとは、球18の流下方向を変化させたり球18を誘導したりするために、遊技領域8a内に配置される釘のことをいう。また、連続的又は集合的に配置される一連の釘の配列をゲージという場合もある。
遊技盤8は透明のアクリル等の透明樹脂板で形成されており、例えば、その後方に図柄表示装置が設けられていても遊技者は遊技盤8を通して図柄表示装置に表示される図柄を視認することができる。また、レール飾り20も透明の樹脂材料で形成されているため図柄の視認を邪魔することはない。ここで、遊技盤8はベニヤ板等の不透明な部材で形成されていてもよく、その場合、遊技盤8の一部に開口を設けることでその開口から後方の図柄表示装置22を視認することができる。
始動入賞口26は、遊技領域8aの中央下方部に形成されている。本実施の形態1においては、始動入賞口26のさらに下方に大入賞口28が形成されている。大入賞口28のすぐ下方には、アウト口30が形成されている。
始動入賞口26は、遊技領域8aの中央部下方に形成された入賞口である。球18が始動入賞口26に入賞すると、図柄表示装置22に表示されている図柄(本実施の形態1においては3桁の数字。)が、変動を開始するようになっている。
大入賞口28は、球18を受け入れることが可能な開状態と、球18を受け入れることが不可能な閉状態とに可変とされている。図示しない制御装置によって、大入賞口28を開閉制御することにより、球18の入賞の可否が制御できるようになっている。その開閉制御は、例えば図柄表示装置22の表示態様に基づいて行われ、本実施の形態1に係るパチンコ機2では、図柄表示装置22に特定の態様「7・7・7」が停止表示されると大入賞口28が開成制御され球18の流入が可能となるように構成されている。
アウト口30は、遊技領域8aの中央最下端近傍に形成された開口であり、遊技領域8aの最下端まで流下した球18、すなわちいずれの入賞口24,26,28にも入賞しなかった球18を流入させるためのものである。アウト口30に流入した球18は、表面8b側から裏面8c側へと送られ、パチンコ機2の外部に排出されるようになっている。
なお、普通入賞口24は、遊技領域8aの複数個所に形成された入賞口であり、球18が入賞した際には所定個数の景品球払出しが行われるものである。また、ゲージ(釘)32や羽根車34は遊技領域8aを流下する球18の流下方向を変化させるためのものであるが詳細は省略する。
図柄表示装置22は、遊技盤8の後方に設けられた変動図柄表示用の装置である。本実施の形態1では図3に示すように平板形状を呈する平板部36と、その左右に配置され湾曲した形状を呈するとともに張出面38aを有する張出板部38とが一体的に形成されて構成される。もちろん、平板部36と張出板部38とが別々の部材として構成されていてもかまわない。
平板部36は、遊技者と対向する面である対向面(画像表示面)36aに数字やキャラクター等の図柄を映像として表示可能であり、本実施の形態1では有機ELディスプレイによって対向面36aを構成することで映像表示機能が実現されている。なお、映像を表示可能なものであれば液晶ディスプレイ等の他の映像表示機器を用いて対向面36aを構成してもよい。対向面36aの前方(遊技者方向)に設けられた遊技盤8は透明樹脂板で形成されているため、さらにその前方で遊技する遊技者は遊技盤8を通して対向面36aに表示された映像を視認することができる。
平板部36には、対向面36aと遊技盤8の裏面8cとを重ね合わせたときに、遊技盤8が有する普通入賞口24、始動入賞口26、大入賞口28、アウト口30に対応する位置に開口40が設けられている。開口40は、普通入賞口24、始動入賞口26、大入賞口28、アウト口30に流入した球18を図柄表示装置22の後側に送り、パチンコ機2の外部に排出するためのものである。
本実施の形態1においては、遊技盤8と平板部36とを密着させて遊技盤ユニット10を構成しているが、その間にすき間を設けて構成することもできる。例えば球18が通過できる程度のすき間を設けて、普通入賞口24等に流入した球18を排出するための流路をそこに形成すれば、平板部36に開口を設ける必要がなくなる。
張出板部38の、遊技者と対向する面である張出面38aには、対向面36aと同様に映像を表示可能である。本実施の形態1では有機ELディスプレイによって張出面38aを構成することで映像表示機能が実現されている。なお、映像を表示可能なものであれば液晶ディスプレイ等の他の映像表示機器を用いて張出面38aを構成してもよい。
張出面38aは対向面36aと連続的な面を形成するようになっており、遊技盤8の裏面8cから表面8bに向かう方向、つまりパチンコ機2で遊技する遊技者側方向に向けて湾曲した形状に形成されている。したがって、対向面36aから張出面38aの側縁38bに向かう方向に図柄を移動させれば、遊技者はその図柄があたかも自分に向かって迫ってきているかのような感覚を受ける。そして、この対向面36aと張出面38aとによって画像表示領域が構成される。
遊技中は、対向面36a及び張出面38aを用いて変動図柄39が変動表示される図柄変動演出が行われる。図柄変動演出は、球18が始動入賞口26へと入賞することに基づき開始されるようになっており、球18が始動入賞口26に入賞すると、対向面36aに表示された変動図柄39が変動表示される。
変動表示が開始される前は対向面に3桁の数字である変動図柄39が表示されている(図4(a)参照)。変動表示が開始されると図4(b)に示すように3桁の数字のうち左側の数字である左数字39aが、左側の張出面38aに向かう方向(矢印j方向)に移動し、張出面38aの側縁38bから張出面38a外に消えていくように表示される。中数字39bは変動表示が開始すると対向面36aの上方に向かう方向(矢印k方向)に移動し、対向面36aの上縁36bから対向面36a外に消えていくように表示される。右数字39cは左数字39aと対称となる方向(矢印l方向)に移動する。そして、左数字39a、中数字39b、右数字39cが移動した後の対向面36aの中央には新たな左数字39d、中数字39e、右数字39fが図柄変動演出開始前の変動図柄39よりも小さく表示される。この左数字39d、中数字39e、右数字39fが図柄変動演出開始前の変動図柄39の大きさになるまで徐々に拡大表示される(図4(c)参照)。そして一定時間、この変動表示が繰り返された後、その変動表示が停止し、所定の3桁の数字が停止表示される。その停止表示が特定の態様「7・7・7」であれば、大入賞口28が開成し、いわゆる「当り」となるようになっている。
遊技者は、張出面38aに向かう方向に移動し、側縁38bから消えていくように表示される左数字39a及び右数字39cがあたかも自分に向かって迫ってきているかのような感覚を受けるため、その変動表示による演出は迫力のあるものとなる。
なお、本実施の形態1では数字が側縁38bから消えるように移動しているが、逆に側縁38bから新たな数字が現れるように構成してもよいし、側縁38bからキャラクターが登場するように構成してもよく、パチンコ機2で行われる図柄変動演出に合わせて適宜変更可能である。
また、遊技中以外は、対向面36aと張出面38aとを用いて「いらっしゃいませ!」「迫力の図柄変動演出!」等の文字を表示すれば、それらの文字に奥行き感を持たせ、迫力あるものとすることができる。したがって、いずれの遊技機で遊技するか迷いながら遊技機ホールに設置された複数の遊技機を眺めている遊技者の注意を惹いて、その遊技機で遊技するように効果的に誘導することができる。
これらの図柄は動画像としての表示に限られず、静止画像として表示してもよい、もちろん対向面36aと張出面38aとに図柄を描いて表示してもよい。
また、遊技中以外の表示は文字に限定されず、数字やキャラクターが表示されるものであってもよい。
さらに、本実施の形態1においては、張出板部38が平板部36の左右に形成されているが、平板部の上下に形成されていてもよく、もちろん平板部の周囲すべてに張出板部が形成されていてもよい。
機枠12は、遊技盤ユニット10を保持するためのものであり、木材や樹脂等によって形成された枠部材である。全体に略長方形状を呈していて、その中央に遊技盤ユニット10を取り付けるための取付け部や開口部を有し、遊技盤ユニット10の周囲を囲むように構成されている。その機枠12は、筐体枠3の前面側に配置されてヒンジ部52において筐体枠3に軸支され、筐体枠3に対して前面開閉可能に揺動支持されている。機枠12は、樹脂又は金属によって形成され、その裏面側には裏機構盤(図示せず。)が配置される。その裏機構盤には、入賞球を計数して排出処理する入賞球処理装置(図示せず。)、景品球を計数して払い出す景品球払出し装置(図示せず。)等が配置されている。
前面透明板14は、遊技盤8に対して一定距離離間して配置された透明板である。前面透明板14は透明平板部で形成され、遊技盤8との間に球18が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面透明板14を通して遊技盤8を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤8に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
そのため、前面透明板14の素材としては一般にガラスが使用されるが、もちろん透明アクリル等の樹脂材料が使用されてもよい。また、本実施の形態1においては、前面透明板14が後述する装飾枠16に保持されるが、前面透明板14が遊技盤8の前面に取り付けられて、遊技盤8とともに機枠12に保持されるように構成されていてもよい。
装飾枠16は、前面透明板14又はその周囲を囲む装飾部材21を保持するための枠体である。本実施の形態1においては、装飾枠16は、前面透明板14及び装飾部材21の両方を保持している。その装飾枠16は、機枠12の前面側に配置されてヒンジ部52において機枠12とともに筐体枠3に軸支され、機枠12に対して前面開閉可能に揺動支持されている。
装飾枠16は樹脂又は金属によって形成され、その中央部には前面透明板14を取り付けるための取付け開口が形成されている。その前面透明板14の周囲には、パチンコ機2を装飾するための造形・色彩・ランプが付された装飾部材21が取り付けられ、パチンコ機2の遊技演出に寄与している。
なお、本実施の形態1では、筐体枠3に設けられたヒンジ部52に機枠12及び装飾枠16の両方が軸支される構成となっている。しかしながら、機枠12と装飾枠16とがそれぞれ異なるヒンジ部によって軸支されていてももちろんよい。筐体枠3に機枠12を軸支するヒンジ部が設けられ、機枠12に装飾枠16を軸支する別のヒンジ部が設けられていてももちろんよい。
上皿17aは、球18を球発射装置に導くべく貯留するためのもので、下皿17bとともに遊技者の持ち球を貯留する機能を有している。上皿17aは、パチンコ機2の前側(遊技者側)であって遊技盤8の下方、すなわち装飾枠16の下方部分に配置され、下皿17bは、その上皿17aのさらに下方に配置されている。
本実施の形態1においては、上皿17aと下皿17bとを別々に構成しているが、もちろんパチンコ機2に1つの貯留皿が構成されていてもよい。上皿17aは、景品球としてパチンコ機2から払い出された球18を受け取る機能や、その球18を球供給装置(いわゆる整流器、図示せず。)を介して球発射装置に導くべく貯留する機能を有している。また、上皿17aに貯留されている球を、球排出ボタン17cを操作することによって下皿17bへと球排出できるようになっている。
図示しない球発射装置は、遊技媒体としての球(パチンコ球)18を遊技領域8aに向けて発射(弾球)するためのものである。球発射装置は、例えば発射位置に送り出された球18を遊技領域8aに向けて弾球する発射杆、その発射杆を駆動して弾球往復動を行わせる発射モータ、発射杆を付勢して弾球のための力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠12に取り付けられている。
発射ハンドル19は、球発射装置による弾球強度を調整するためのハンドルであって、遊技者が手で操作するためのものである。例えば、パチンコ機2の前面下部右側に配置されて略円筒形状を呈しており、円筒周面に沿ってその強度調整杆19aが回転可能となっている。遊技者は、発射ハンドル19を手で保持しつつ、強度調整杆19aを回転させることにより、球18の発射強度を調整することができるようになっている。
続いて、このパチンコ機2での遊技において、球18が始動入賞口26aへと流入し、「当り」となるまでの流れについて説明する。
遊技者が発射ハンドル19を操作して強度調整杆19aを回転させ球発射を行うと、上皿17aから球供給装置を介して発射位置へと送り出された球18が球発射装置によって弾球される。弾球された球18は、外レール面20bによって遊技領域8aの上部へと導かれる。
遊技領域8aの上部へと弾球された球18は、その勢いを失うと重力によって遊技領域8a内を流下する。その際、球18は、羽根車34、ゲージ32等に衝突しつつその流下方向を変化させ、あるものは普通入賞口24へと入賞する。
球18が始動入賞口26に入賞すると、図柄表示装置22に表示された数字が変動表示を開始する。そして特定の態様「7・7・7」で停止表示した場合には、大入賞口28が開成しいわゆる「当り」となり、球18が大入賞口28へと入賞可能な状態となる。「当り」中は、多数の球18が大入賞口28へと入賞し、遊技者は多数の景品球を獲得することができる。
なお、本実施の形態1では遊技盤8は対向面36aだけを覆う形状となっているが、対向面36aだけでなく張出面38aの前方も覆う形状に形成されていてもよい。
[実施の形態2]
図5に、本実施の形態2に係る遊技盤ユニット60の外観斜視図を示す。この遊技盤ユニットは遊技盤61と、その後方に設けられた図柄表示装置66とを有して大略構成されている。遊技盤61は、アクリル等の透明樹脂板で板状に形成されており、その表面61bに、透明樹脂で一体成形されたレール飾り68を有する。このレール飾り68の一部である内側面68aによって遊技領域61aが囲まれている。
図柄表示装置66は数字やキャラクター等の図柄を映像として表示するための装置であって、平板部62とその左右に形成された張出板部64とを有して構成されている。平板部62の、遊技者と対向する面である対向面(画像表示面)62a、及び張出板部64の、遊技者と対向する面である張出面64aとは有機ELディスプレイを有して構成され、これにより映像を表示する機能が実現されている。そして、張出面64aは屈曲部66aを有し、複数の平面がその屈曲部66aで屈曲しながら全体として遊技盤の裏面61cから表面61bに向かう方向に徐々に湾曲した形状とされている。ここで張出面64aは、複数の湾曲した面が屈曲部で屈曲しながら全体として湾曲した形状となるようにされていてもよい。
[実施の形態3]
図6に、本実施の形態3に係る遊技盤ユニット70の外観斜視図を示す。この遊技盤ユニット70は張出面74aを有する遊技盤71と、その後方に設けられた図柄表示装置76とを有して大略構成されている。
遊技盤71はアクリル等の透明樹脂板で形成されており、平板部72とその左右に形成された張出板部74とを有して構成されている。平板部72の、遊技者と対向する面である対向面(画像表示面)72aにはレール飾り78が設けられ、その一部である内側面78aによって遊技領域71aが囲まれている。
張出板部74には張出面74aが形成されており、その張出面74aは遊技盤の裏面71cから表面71bに向かう方向に湾曲した形状とされている。
図柄表示装置76は、数字やキャラクター等の図柄を映像として表示するための装置であって、その前面76aが有機ELディスプレイによって構成されることでこの映像を表示する機能が実現されている。
遊技盤71と図柄表示装置76とは、遊技者側から見た投影面積が略同じサイズに形成されており、遊技者には図柄表示装置76に表示された図柄が、対向面72aと張出面74aとに投影されて表示されたように見える。したがって、湾曲した形状を呈する張出面74aに投影された図柄は奥行きがあり迫力のあるものとなる。
したがって、図柄表示装置76の前面76aを湾曲加工することなく平面のみで形成しつつ、そこに表示される図柄の迫力を増すことができるので、加工コストを抑制することができ、結果として遊技機の製造コストの抑制に寄与することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
本発明の実施の形態1に係る遊技盤ユニットを有するパチンコ機の外観を示す外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機が有する遊技盤ユニットの外観斜視図である。 図2に示す遊技盤ユニットが有する図柄表示装置の外観斜視図である。 図2に示す遊技盤ユニットが有する図柄表示装置の正面図であって、(a)数字の変動表示が開始される前の状態、(b)数字の変動表示が開始され、数字が移動していく途中の状態、(c)数字の変動表示が開始され、新たな数字が表示された状態を示した図である。 本実施の形態2に係る遊技盤ユニットの外観斜視図である。 本実施の形態3に係る遊技盤ユニットの外観斜視図である。
符号の説明
j,k,l:矢印
2:パチンコ機(遊技機)
3:筐体枠
8:遊技盤
8a:遊技領域
8b:遊技盤面(表面)
8c:裏面
10:遊技盤ユニット
12:機枠
14:前面透明板
16:装飾枠
17a:上皿(貯留皿)
17b:下皿
17c:球排出ボタン
18:球(遊技媒体)
19:発射ハンドル
19a:強度調整杆
20:レール飾り
20a:内側面
20b:外レール面
21:装飾部材
22:図柄表示装置
24:普通入賞口
26:始動入賞口
28:大入賞口
30:アウト口
32:ゲージ(釘)
34:羽根車
36:平板部
36a:対向面(画像表示面)
36b:上縁
38:張出板部
38a:張出面
38b:側縁
39:変動図柄
39a,39d:左数字
39b,39e:中数字
39c,39f:右数字
40:開口
52:ヒンジ部(揺動支持部)
60:遊技盤ユニット
61:遊技盤
61a:遊技領域
61b:表面
61c:裏面
62:平板部
62a:対向面(画像表示面)
64:張出板部
64a:張出面
66:図柄表示装置
66a:屈曲部
68:レール飾り
68a:内側面
70:遊技盤ユニット
71:遊技盤
71a:遊技領域
71b:表面
71c:裏面
72:平板部
72a:対向面(画像表示面)
74:張出板部
74a:張出面
76:図柄表示装置
76a:前面
78:レール飾り
78a:内側面

Claims (8)

  1. 球の流下による遊技を実現する遊技領域が表面に形成された板状の遊技盤と、
    該遊技盤の外側に、該遊技盤の裏面から前記表面に向かう方向に延びるとともに画像が表示される張出面と、を有する遊技盤ユニット。
  2. 前記張出面が、前記遊技盤の裏面から前記表面に向かう方向に湾曲している請求項1に記載の遊技盤ユニット。
  3. 前記張出面が屈曲部を有する請求項1又は請求項2に記載の遊技盤ユニット。
  4. 前記遊技領域の後方に、画像が表示される画像表示面が配置された請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の遊技盤ユニット。
  5. 前記張出面と前記画像表示面とが一体に形成されている請求項4に記載の遊技盤ユニット。
  6. 前記画像が映像である請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の遊技盤ユニット。
  7. 前記張出面は、有機ELディスプレイを有して構成されている請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の遊技盤ユニット。
  8. 遊技機の周囲を囲む筐体枠と、
    請求項1から請求項7に記載の遊技盤ユニットと、
    該遊技盤ユニットを保持し、前記筐体枠に対して前面開閉可能に軸支された機枠と、
    前記遊技盤ユニットに対して一定距離離間して配置された前面透明板と、
    該前面透明板又はその周囲を囲む装飾部材を保持し、前記筐体枠の前方に配置されて前面開閉可能とされた装飾枠と、
    前記遊技媒体を貯留する貯留皿と、を有する遊技機。
JP2006349311A 2006-12-26 2006-12-26 遊技盤ユニット及び遊技機 Pending JP2008154913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349311A JP2008154913A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 遊技盤ユニット及び遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349311A JP2008154913A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 遊技盤ユニット及び遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008154913A true JP2008154913A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39656450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006349311A Pending JP2008154913A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 遊技盤ユニット及び遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008154913A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006158441A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006187416A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Olympia:Kk 透過性表示装置及び弾球遊技機
JP2008110254A (ja) * 2008-02-01 2008-05-15 Sankyo Kk スロットマシン

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006158441A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006187416A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Olympia:Kk 透過性表示装置及び弾球遊技機
JP2008110254A (ja) * 2008-02-01 2008-05-15 Sankyo Kk スロットマシン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009172131A (ja) 遊技機用の装飾演出体及び遊技機
JP5229979B2 (ja) 遊技演出体
JP2008245846A (ja) 遊技機
JP4392527B2 (ja) 遊技機
JP2008237650A (ja) 貯留皿、貯留皿ユニット及び遊技機
JP2008284227A (ja) 遊技機
JP2009189577A (ja) 遊技機
JP2009160028A (ja) 入賞口ユニット及び遊技機
JP2009240496A (ja) 遊技盤ユニット、及び遊技機
JP4963294B2 (ja) 遊技機用の入球具及び遊技機
JP2008228988A (ja) 遊技装置体ユニット及び遊技機
JP2008220571A (ja) 遊技演出体及び遊技機
JP2010063769A (ja) 演出部材及び遊技機
JP2010220879A (ja) 可動ユニット
JP5537384B2 (ja) 弾球遊技機
JP5182972B2 (ja) 遊技機
JP5083755B2 (ja) 遊技演出体
JP2006305113A (ja) 遊技機
JP4919417B2 (ja) 枠構造及び遊技機
JP2008154913A (ja) 遊技盤ユニット及び遊技機
JP2008229057A (ja) 流下方向変更部材及び遊技機
JP5618343B2 (ja) 遊技機
JP5240710B2 (ja) 遊技盤ユニット
JP2009240356A (ja) 発射ユニット及び遊技機
JP4919425B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120731