JP2008220571A - 遊技演出体及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤上で遊技者が注目すべき部分を適宜拡大呈示することにより、視認性向上や迫力増大、興趣の向上を図ることのできる遊技演出体及び遊技機を提供すること。
【解決手段】このレンズ役物8は、球20の流下による遊技を実現する遊技盤6の遊技盤面6a側から視認可能に設けられた図柄表示装置7の前方に配置されるレンズ役物8であって、図柄表示装置7の表示画面7a上に表示される表示図柄7bを遊技者に対して拡大呈示するための拡大レンズ部8aを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技演出体及び遊技機に係り、特に拡大レンズを用いて遊技盤上の様々な遊技演出を遊技者にとって一層視認容易にし、しかもそれにより新たな遊技性の創出と興趣の向上を図ることのできる遊技演出体等に関する。
パチンコ機等の遊技機では、弾球された球が遊技盤面上を流下して、その流下の過程で球が遊技盤面上のゲージ(釘ともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技盤面上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機において、最近では遊技盤面上に図柄表示装置や変動入賞装置等の役物が配置されたものがある。
変動入賞装置は、例えば遊技演出用のキャラクター人形等の役物と複数種類の入賞口とを有し、変動入賞装置内に流入した球が、キャラクター人形等の動作に影響されていずれの種類の入賞口に入賞するかを楽しめるように構成されているものである。球が入賞した入賞口の種類に応じて、払い出される景品球数が異なったり、異なる種類の別遊技が開始されたりする。
また、図柄表示装置は、その表示画面に表示された図柄等が変動し特定の表示態様となったときに、遊技者に多量の景品球を獲得させるいわゆる「当り」を構成するためのものである。遊技機にこの図柄変動装置が配されることにより、遊技盤面の入賞口に球が入賞して所定個数の景品球払出しがされる場合のみならず、図柄変動の結果によっても多量の景品球が払い出されるので、遊技者は図柄の表示の態様に大きく注目するのである。
さらに、遊技盤面上に球の振り分け機構を備えたものもある。この振り分け機構は、遊技盤面上を流下してくる球を振り分け部によって別々の経路に向けて振り分けるものであり、例えば、その経路ごとに遊技者が得られる利益が異なるように設定されているものである。振り分け部には、例えば、駆動源によって駆動された可動役物が振り分けを行うタイプ、重力と球の重量を利用して振り分けを行うタイプ等の様々なタイプのものがある。この振り分け機構による振り分けによってその後に得られる利益が異なるので、遊技者は球がいずれの経路に振り分けられるかを大きな興味と緊張感をもって注目するのである。
このように、遊技盤面上には遊技者の注意を惹き付ける遊技演出や流下構造が多数存在する。そして、遊技演出や流下構造に注目しつつ、遊技者は飽きることなく遊技を楽しむことができる。したがって、そのように遊技盤面上の注目すべき部分が大きく見えるように工夫すれば、遊技者の興趣は一層向上して好ましい。パチンコ機において、球の流下経路をレンズ拡大する構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2004−65721号公報
しかしながら、遊技者が注目する部分は球の流下経路だけではない。一般に、遊技者は図柄表示装置による表示態様にも大きな興味を有している。したがって、この図柄表示装置において大きく見易い図柄表示(映像表示)を提供してほしいとの強い要望がある。
近年、図柄表示装置においては数字や文字等の回転図柄のみならず、様々なキャラクター等も表示されるようになってきている。その表示映像は年々精緻かつ微細になってきており、表示装置の解像度や階調等の表示能力の向上をもってしても小さく見え難い。特に、視力の弱い遊技者やお年寄りにとってはその視認は困難である。
また、遊技の態様や進行状況によっては、遊技盤上で遊技者が注目したい部分(又は注目すべき部分)は、様々に変化する。すなわち、図柄表示装置の表示態様に注目すべきである場合と、例えば振り分け部における球の挙動に注目すべきである場合とがある。そのような場合に、必要に応じて注目すべき部分を拡大して呈示するようにすれば、大変便利である。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、遊技盤上で遊技者が注目すべき部分を適宜拡大呈示することにより、視認性向上や迫力増大、興趣の向上を図ることのできる遊技演出体及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての遊技演出体は、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技装置体の表面側から視認可能に設けられた映像表示装置の前方に配置される遊技演出体であって、映像表示装置の映像表示面上に表示される映像を遊技者に対して拡大呈示するための拡大レンズ部を有することを特徴とする。
拡大レンズ部が映像表示面上の映像を遊技者に対して拡大呈示するので、遊技者にとっての視認性を向上させるだけでなく映像を迫力のあるものとすることができる。また、映像が細かい表示である場合でも拡大表示により大きく呈示されるので、お年寄りや視力の弱い遊技者にとっても見易くなる。
拡大レンズ部によって映像を拡大呈示することにより、遊技者の注意をその映像に向けさせることもできる。したがって、注目すべき映像が表示されている場合に、遊技者がその映像を見過ごしてしまうのを防止することができる。
ここで、例えば遊技媒体がパチンコ球であり、遊技装置体はパチンコ機の遊技盤である。そして例えば、映像表示装置はパチンコ遊技の図柄表示を行う液晶表示装置である。この遊技演出体を用いることにより、例えば、表示図柄を小さくして多くの図柄を表示したり、映像の中に小さなキャラクター(いわゆる隠れキャラクター。)を潜ませておいて、遊技者に発見させる等の面白みのある新たな遊技演出を行うことが可能となる。
映像と遊技媒体とを拡大呈示するために、拡大レンズ部を、映像表示面の前方位置と遊技媒体の流下経路の前方位置とに移動可能とする第1移動手段を更に有してもよい。
第1移動手段によって、映像だけでなく遊技媒体も拡大呈示することができるので、映像のみならず、遊技媒体の流下の視認性を向上させたり、注目させたり、迫力ある呈示を行ったりすることができる。遊技の内容に応じて、拡大呈示する部分を変更することができ、より一層高い興趣性を発揮する遊技が可能となる。
映像が、通常遊技を指標する通常映像と通常遊技とは異なる特別遊技を指標する特別映像とを含み、第1移動手段が、映像表示面に通常映像が表示される際に拡大レンズ部を流下経路の前方位置に移動するとともに特別映像が表示される際に拡大レンズ部を映像表示面の前方位置に移動してもよい。
通常映像の場合に遊技媒体を拡大呈示し、特別映像の場合に映像を拡大呈示するので、遊技者の興味に合わせて拡大呈示する部分を変更することができる。すなわち、通常映像が表示される場合は遊技媒体の流下の様子に注目させ、特別映像が表示される場合はその特別映像に注目させることができる。
流下経路が、遊技媒体を複数の異なる経路に導く振り分け経路であってもよい。遊技媒体が振り分けられる振り分け経路を拡大呈示することが可能となるので、遊技者が気になる振り分け経路近傍の視認性を向上させることができ、興趣向上に寄与することができる。
遊技者に対する焦点位置又は拡大率を変更するために、拡大レンズ部を前後に移動可能とする第2移動手段を更に有してもよい。
これにより、遊技者に拡大呈示する部分が前後に重なって配置されている場合でも、焦点ズレを生じることなくそれぞれを高解像度に拡大呈示することができる。また、拡大率を変更することにより、更に一層迫力ある拡大呈示を行うこともできる。
例えば、遊技媒体の流下経路が前後に2重に構成されている場合や、映像表示面のさらに前方に遊技媒体の流下経路が構成されている場合に、各々の焦点位置に合わせて拡大レンズ部を前後移動させることができる。
なお、遊技機に対して遊技者が着座する位置は大略一定であるので、拡大対象物(例えば、映像や流下経路)、拡大レンズ部、遊技者の目の各前後位置に基づき、拡大レンズ部の焦点距離や倍率を設定することができる。また、ここで前方向とは遊技装置体から遊技者に向かう方向であり、後方向とはその反対に遊技者から遊技装置体に向かう方向である。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、遊技機の周囲を囲む筐体枠と、遊技装置体と、上記の遊技演出体と、遊技装置体を保持し、筐体枠に対して前面開閉可能に揺動支持された機枠と、遊技装置体に対して一定距離以上離間して配置された前面透明板と、遊技装置体の周囲を囲んで装飾する装飾部材を保持し、機枠に対して前面開閉可能に揺動支持された装飾枠と、遊技媒体を遊技装置体の上部に向けて発射する発射ユニットとを有することを特徴とする。
この遊技機は、遊技者に注目させたい部分や遊技者が注目したい部分(例えば、映像表示面上の映像や遊技媒体の振り分け経路。)を遊技者に対して拡大呈示することができるので、遊技者に対して迫力ある、視認性の高い拡大呈示を行って、興趣を高めることができる。遊技者は、遊技中にどこに注目すればよいかを容易に把握することができ、結果的に、安心して、簡単に、楽しく遊技を行うことができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、遊技装置体上を流下する遊技媒体や映像表示面上の映像を拡大レンズ部により拡大呈示することができるので、遊技装置体上における視認性向上、迫力増大、興趣向上を図ることができる。お年寄りや視力の弱い遊技者にとっても見易い遊技演出を提供することが可能となり、また、遊技中に注目すべき部分を遊技者に把握させることができるので、遊技者は、安心して楽しく遊技を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機2の外観を示す外観斜視図である。このパチンコ機2は、筐体枠4、遊技盤(遊技装置体)6、レンズ役物(遊技演出体)8、機枠9、前面ガラス(前面透明板)10、装飾枠12、上皿(球皿)14、球発射ユニット(図示せず。)を有している。
その遊技盤6の遊技盤面(表面)6aには、遊技媒体としての球20が流下する遊技領域6bを画定するレール飾り26が取り付けられ、その遊技領域6b内に、ゲージ27、普通入賞口28、特別入賞口28a、始動入賞口29、大入賞口29a、アウト口30とともに、図柄表示装置(映像表示装置)7と上記のレンズ役物8とが配置されている。
パチンコ機2は、組合せ式パチンコ機、封入循環式パチンコ機、雀球機等を含む。また、遊技機としてはパチンコ機の他に、各種ゲーム機やアーケードマシン等を概念することができ、要するに、図柄表示装置7を有するあらゆる遊技機に本発明を適用可能である。
筐体枠4は、このパチンコ機2の周囲を囲むための枠体であり、平面視略長方形に構成されている。材料としては、木材・樹脂・金属等が適用可能であり、本実施の形態においてはアルミニウムが用いられている。筐体枠4は、パチンコ機2の上下面及び左右側面を囲み、前方から見て左側面側には機枠9及び装飾枠12を揺動支持するためのヒンジ部(揺動支持部)22が設けられている。
遊技盤6は、このパチンコ機2において、遊技媒体としての球20の流下による遊技を実現するための遊技装置体である。図2に、この遊技盤6を正面から見た正面図を示す。遊技盤6の遊技盤面6aには、略円形状に周囲を囲むようにレール飾り26が取り付けられ、このレール飾り26の内側面26aが遊技盤面6aに対して立設して遊技領域6bを画定している。
その遊技領域6b内の略中央部には図柄表示装置7が設けられている。そしてその図柄表示装置7の周囲に多数のゲージ27、普通入賞口28、特別入賞口28a、始動入賞口29、大入賞口29a、アウト口30、その他の各種役物(例えば羽根車等。)が配置されている。図柄表示装置7の上方には、球20を振り分けて流下させる振り分け経路16も配置されている。
図示しない球発射装置により球20が遊技領域6b内の上部に向けて発射されると、球20がゲージ27に衝突してその流下方向を変えつつ遊技領域6b内を流下するようになっている。その流下の途中で、あるものは普通入賞口28に入賞して一定数の景品球払出しの契機となり、あるものは特別入賞口28aに入賞して普通入賞口28への入賞時よりも多数の景品球払出しの契機となり、あるものはいずれの入賞口にも入賞せずにアウト口30からパチンコ機2の外部へと排出される。
図柄表示装置7は、例えば液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等により構成されてその表示画面(映像表示面)7a上に映像表示を行うものである。この表示画面7a上には、例えば、3桁の数字又は文字等より構成される表示図柄7bが回転又は停止するように映像として表示される。
球20が始動入賞口29に入賞すると、表示画面7a上の表示図柄7bが回転表示を開始し、徐々に速度を落として停止表示するようになっている。その停止表示の際の表示図柄7bが所定の態様(例えば、「7・7・7」。)であれば「大当たり」となり、大入賞口29aが開放して多量の球20を入賞可能とする。大入賞口29aに多量の球20が入賞すれば、それに伴い多量の球20が景品球として払い出され、遊技者は大きな利益を得ることになる。一方、停止表示の際の表示図柄7bが所定の態様以外である場合には、「外れ」となり、大入賞口29aは開放せず、遊技者は景品球を獲得することができない。
このように、図柄表示装置7の表示画面7a上に表示される表示図柄7bの停止態様は、遊技者にとって大きな利益が得られるかどうかを決定するものであり、遊技者の興味を大きく惹く部分である。
振り分け経路16は、流下中の球20を別々の流下経路へと振り分けるための経路であって、例えば図柄表示装置7の上方に配置されてガイド部材16aを有している。このガイド部材16aは、図示しない駆動手段により軸16bを中心として矢印X方向に揺動可能とされた平板状部材である。そして、図中左に傾動したときには図2に示すように、球20を右方向の流下経路(特別入賞口誘導経路)へと導いて特別入賞口28aへと入賞させ、図中右に傾動したときには球20を左方向の流下経路(普通入賞口誘導経路)へと導いて普通入賞口28へと入賞させる。
ガイド部材16aの傾斜方向によって遊技者が得られる利益が異なるので、遊技者は、この振り分け経路16がどのような状態となっているか、すなわちガイド部材16aがどちらの方向に傾動しているかに大きな興味を持つこととなる。
レンズ役物8は、図柄表示装置7の表示画面7a上に表示される映像(例えば、表示図柄7b等。)や振り分け経路16を遊技者に対して拡大呈示するためのものであり、図3に示すように、拡大レンズ部8a、第1モータ(第1移動手段)17、第2モータ(第2移動手段)18、制御回路19を有して構成されている。
このレンズ役物8は、図柄表示装置7及び振り分け経路16の近傍に設けられ、拡大レンズ部8aが遊技盤面6a側に位置している。拡大レンズ部8aは、透明ガラス又は透明樹脂により形成されたレンズ部材であって、遊技盤面6a上の表示図柄7bや振り分け経路16等の遊技者が注目する部分を遊技者に対して拡大して呈示するものである。その前後方向(図中Z方向)の配置位置は、拡大レンズ部8aの拡大率、焦点距離、遊技者の着座位置等を考慮して、球20の流下に影響を与えない位置に設定される。
拡大レンズ部8aは、アーム8bの先端に設けられ、そのアーム8bはシャフト8cを中心に図中矢印Y方向に揺動可能とされている。そして、拡大レンズ部8aが、図柄表示装置7の表示画面7aに表示される3桁の表示図柄7bのうち中央桁7cの前方と振り分け経路16の前方とに位置することが可能に構成されている。
シャフト8cが遊技盤6を前後に貫通して、遊技盤6の裏面側にはシャフト8cを揺動させる第1モータ17が配置されている。その第1モータ17を固定するブラケット17aにラック17bが前後方向に延びるように取り付けられ、第2モータ18のモータ軸に固定されたピニオンギア18aと歯合している。したがって、第2モータ18の回転駆動により、第1モータ17ごと拡大レンズ部8aが図中Z方向に前後移動可能にこのレンズ役物8が構成されている。
このZ方向の移動により、このレンズ役物8は拡大対象物の焦点位置や拡大率を変更することが可能となっている。すなわち、拡大レンズ部8aをZ方向に移動させることにより、中央桁7cや振り分け経路16を複数の拡大率で拡大呈示することができ、中央桁7cや振り分け経路16をより一層大きく呈示して遊技者の注意を惹き付けることができる。また、例えば、表示図柄7bの更に前方、すなわち表示図柄7bと拡大レンズ部8aとの間に球20の流下経路を設定した場合に、拡大レンズ部8aをZ方向に移動することによって、表示図柄7bに焦点を合わせたり、その前方の流下経路に焦点を合わせたりすることができる。
第1モータ17及び第2モータ18は、ともにこのパチンコ機2全体の動作制御を行う主基板(遊技制御回路基板)21内に統括的に実装された制御回路19に接続されている。この制御回路19からの指令に基づき、第1モータ17及び第2モータ18が回転動作することにより、拡大レンズ部8aが遊技盤面6a上でY方向及びZ方向に移動するようになっている。
例えば、球20が始動入賞口29に入賞していない状態(通常遊技状態)の場合には、表示画面7a上の表示図柄7bは停止表示状態(通常映像状態)である。このとき、拡大レンズ部8aが振り分け経路16の前方に位置するように第1モータ17が駆動制御される。したがって、遊技者は、振り分け経路16において、球20が普通入賞口誘導経路と特別入賞口誘導経路とのいずれに振り分けられるかを大きく視認することができ、高い視認性をもって振り分け経路16に注目することができる。
一方、球20が始動入賞口29に入賞すると(特別遊技状態)、表示画面7a上の表示図柄7bが回転表示状態(特別映像状態)となる。このとき、拡大レンズ部8aがY方向に移動して中央桁7cの前方に位置するように第1モータ17が駆動制御される。したがって、遊技者は、表示画面7aにおいて、所定の態様(大当たり)で表示図柄7bが停止表示するかを大きく視認することができ、高い視認性と期待をもって大当たりの成立を待つことができる。
そして、表示図柄7bのうち中央桁7c以外の桁部分が所定の態様で停止表示する、いわゆるリーチ状態となった場合は、拡大レンズ部8aが前方(Z方向)に移動するように第2モータ18が駆動制御される。したがって、リーチ状態においては、中央桁7cがより一層大きな拡大率で拡大呈示され、遊技者は更に大きな期待感をもって大当たりの成立を待つことができる。
ここで、表示図柄7bの停止表示状態を通常映像状態とし、回転表示状態を特別映像状態として説明したが、もちろん、上記のリーチ状態における図柄表示を特別映像状態とし、それ以外の表示状態を通常映像状態としてもよい。この場合、拡大レンズ部8aは、表示図柄7bが回転表示を開始しても振り分け経路16を拡大呈示し、リーチ状態になると、Y方向に移動して中央桁7cを拡大呈示することとなる。
機枠9は、遊技盤6を保持するための枠体であり、その中央近傍に遊技盤6を取り付けるための取付け開口が形成されている。取付け開口の周囲に遊技盤6を着脱可能に取り付けるための取付け部を有し、機枠9は遊技盤6の周囲を囲むように構成されている。その機枠9は、筐体枠4の前方に配置されてヒンジ部22において筐体枠4に揺動支持され、筐体枠4に対して前面開閉可能に揺動支持されている。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成され、遊技盤6との間に球20が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
前面透明板としてはガラス素材の前面ガラス10の他に、もちろん透明アクリル等の樹脂材料が使用されてもよい。また、本実施の形態においては、前面ガラス10が装飾枠12に保持されるが、前面ガラス10が遊技盤6の前面に取り付けられて、遊技盤6とともに機枠9に保持されるように構成されていてもよい。
装飾枠12は、前面ガラス10又はその周囲を囲む装飾部材32を保持するための枠体である。本実施の形態においては、装飾枠12は、前面ガラス10及び装飾部材32の両方を保持している。その装飾枠12は、機枠9の前面側に配置されてヒンジ部22において機枠9とともに筐体枠4に揺動支持され、機枠9に対して前面開閉可能に揺動支持されている。
装飾枠12は樹脂又は金属によって形成され、その中央部に遊技者が遊技盤6を視認するための透視孔が形成されており、その透視孔を覆うように前面ガラス10が取り付けられている。その前面ガラス10の周囲には、パチンコ機2を装飾するための造形・色彩・ランプが付された装飾部材32が取り付けられ、パチンコ機2の遊技演出に寄与している。
上皿14は、球20を発射ユニットに導くべく貯留するためのもので、下皿14aとともに遊技者の持ち球を貯留する機能を有する。上皿14は、パチンコ機2の前面であって遊技盤6の下方、すなわち装飾枠12の下方部分に配置され、下皿14aは、その上皿14の更に下方に配置されている。本実施の形態においては、上皿14と下皿14aとを別々に構成しているが、もちろん上皿14と下皿14aとが一体となって1つの球皿が構成されていてもよい。
上皿14は、景品球としてパチンコ機2から払い出された球20を受け取る機能や、その球20を球供給装置(図示せず。)を介して発射ユニットに導くべく貯留する機能を有している。遊技終了時には、遊技者が球排出ボタン14bを操作することにより、球20を上皿14から下皿14aへと排出することができるようになっている。
発射ユニットは、球供給装置によって上皿14から発射位置に送り出された球20を遊技領域6bの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。球発射装置は、例えば発射位置の球20を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球のための力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられているが、詳細は省略する。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、拡大レンズ部8aに色彩や模様が付されて、対象物を装飾的に拡大呈示するように構成してもよい。
上記の実施の形態においては、制御回路19からの指示に基づき、遊技状態に応じて自動的に第1モータ17及び第2モータ18が自動的に駆動制御される場合について説明したが、パチンコ機2が備える演出ボタン31a,31bを遊技者が操作することにより、第1モータ17及び第2モータ18が駆動制御されるようになっていてもよい。
例えば、遊技者が演出ボタン31aを押し続けている間は第1モータ17が往復回転駆動されて拡大レンズ部8aが表示画面7a前方と振り分け経路16前方との間を揺動し、遊技者が所望のタイミングで演出ボタン31aから手を離せば所望の位置を拡大呈示できるように構成されていてもよい。そして、遊技者が演出ボタン31bを押し続けている間は第2モータ18が往復回転駆動されて拡大レンズ部8aが前後往復移動し、遊技者が所望のタイミングで演出ボタン31bから手を離せば所望の焦点位置となるように構成されていてもよい。
また、拡大レンズ部の代わりに、例えばすりガラス等の半透明部材や不透明部材を適用しても、パチンコ機2に新たな興趣を付加することができる。更に、本発明に係るレンズ役物を、スロットマシン等の遊技機に適用することも可能である。その場合において、レンズ役物が図柄表示装置の表示画面や振り分け経路でなく、回胴装置に表示される回転図柄や、装飾枠に設けられた液晶表示装置の表示画面を拡大呈示してもよい。
本発明の実施の形態に係るパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機が有する遊技盤を正面から見た正面図である。 図1に示すパチンコ機が有するレンズ役物の概略構成を示す構成図である。
符号の説明
X,Y,Z:矢印
2:パチンコ機(遊技機)
4:筐体枠
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面(表面)
6b:遊技領域
7:図柄表示装置(映像表示装置)
7a:表示画面(映像表示面)
7b:表示図柄
7c:中央桁
8:レンズ役物(遊技演出体)
8a:拡大レンズ部
8b:アーム
8c:シャフト
9:機枠
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠
14:上皿(球皿)
14a:下皿
14b:球排出ボタン
15:発射ハンドル
16:振り分け経路
16a:ガイド部材
16b:軸
17:第1モータ(第1移動手段)
17a:ブラケット
17b:ラック
18:第2モータ(第2移動手段)
18a:ピニオンギア
19:制御回路
20:球(遊技媒体)
21:主基板(遊技制御回路基板)
22:ヒンジ部(揺動支持部)
26:レール飾り
26a:内側面
27:ゲージ
28:入賞口
28a:特別入賞口
29:始動入賞口
29a:大入賞口
30:アウト口
31a,31b:演出ボタン
32:装飾部材

Claims (6)

  1. 遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技装置体の表面側から視認可能に設けられた映像表示装置の前方に配置される遊技演出体であって、
    前記映像表示装置の映像表示面上に表示される映像を遊技者に対して拡大呈示するための拡大レンズ部を有する遊技演出体。
  2. 前記映像と前記遊技媒体とを拡大呈示するために、前記拡大レンズ部を、前記映像表示面の前方位置と前記遊技媒体の流下経路の前方位置とに移動可能とする第1移動手段を更に有する請求項1に記載の遊技演出体。
  3. 前記映像が、
    通常遊技を指標する通常映像と該通常遊技とは異なる特別遊技を指標する特別映像とを含み、
    前記第1移動手段が、前記映像表示面に該通常映像が表示される際に前記拡大レンズ部を前記流下経路の前方位置に移動するとともに該特別映像が表示される際に前記拡大レンズ部を前記映像表示面の前方位置に移動する請求項2に記載の遊技演出体。
  4. 前記流下経路が、前記遊技媒体を複数の異なる経路に導く振り分け経路である請求項2又は請求項3に記載の遊技演出体。
  5. 前記遊技者に対する焦点位置又は拡大率を変更するために、前記拡大レンズ部を前後に移動可能とする第2移動手段を更に有する請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の遊技演出体。
  6. 遊技機の周囲を囲む筐体枠と、
    前記遊技装置体と、
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の遊技演出体と、
    該遊技装置体を保持し、前記筐体枠に対して前面開閉可能に揺動支持された機枠と、
    前記遊技装置体に対して一定距離以上離間して配置された前面透明板と、
    該遊技装置体の周囲を囲んで装飾する装飾部材を保持し、前記機枠に対して前面開閉可能に揺動支持された装飾枠と、
    前記遊技媒体を前記遊技装置体の上部に向けて発射する発射ユニットと、を有する遊技機。
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