JP5083755B2 - 遊技演出体 - Google Patents

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本発明は、遊技演出体、遊技機に係り、特に複数の小立体演出体を有して構成される立体回転演出体を用いて遊技演出を行うことにより、興趣向上を図ることのできる遊技演出体、遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機では、弾球された球が遊技装置体としての遊技盤面上を流下して、その流下の過程で球が遊技盤面上のゲージ(釘ともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技盤面上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
近年の遊技機では、一層の興趣向上を図るために遊技者に多量の景品球を獲得させるいわゆる「当り」が構成されるものもある。例えば、遊技盤面上に図柄表示装置が設けられ、その表示画面に数字やキャラクター等の図柄が表示される。そして、所定条件の成立時にその図柄の変動(以下、図柄変動という。)が開始され、その停止表示が特定の態様となったときに、「当り」が構成され遊技者が多量の景品球を獲得できるようになっている。
さらに、図柄変動とは異なる遊技演出も行ってより一層の興趣向上を図る場合もある。例えば、遊技盤面上に図柄表示装置とは別に可動部材等の遊技演出体を設け、図柄変動に併せて遊技演出体を動作させる遊技演出が行われる場合もある。
遊技演出体として球面を有する立体回転演出体を図柄表示装置とは別に設け、その遊技演出体の回転動作と遊技演出体の表面に施された演出表示とによって面白みのある遊技演出を行い興趣向上を図っているものとして、例えば特許文献1に記載のものがある。
特開2004−65633号公報
しかし、特許文献1に記載のものは、立体回転演出体が回転動作するだけであり、その動作は単調であるとともに意外性もなく、遊技者に飽きられやすい。また、立体回転演出体による演出表示も立体回転演出体の表面に施されるものに限られているので、その種類が少なく変化に乏しい。したがって、この立体回転演出体による遊技演出は単調で飽きられやすい面白みのないものとなっている。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、遊技装置体に設けられた遊技演出体の動作に意外性を付与するとともに、その演出表示のバリエーションを豊かにして、遊技演出体による遊技演出を、意外性があり、興趣性の高いものとすることができる遊技演出体及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての遊技演出体は、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技装置体の前面側から視認可能に設けられる遊技演出体であって、表面に第1の演出表示が付された立体回転演出体と、立体回転演出体を回転させる駆動部とを備え、立体回転演出体は、複数の小立体演出体に分割されており、1の小立体演出体が他の小立体演出体に対して移動可能である。
遊技装置体の表面側から視認可能に設けられた立体回転演出体が複数の小立体演出体に分割されているので、その立体回転演出体による遊技演出に意外性を付与することができる。1個の遊技演出体として認識していた立体回転演出体が突然小立体演出体に分割されれば、遊技者はその意外性に驚きと面白みを感じることができる。立体回転演出体が回転するので、その回転に伴って遊技者から見える立体回転演出体の表面位置も変化する。したがって、第1の演出表示が立体回転演出体の表面位置によって異なるようにすれば、立体回転演出体を回転させることで、遊技者に対し異なる第1の演出表示を見せることができる。
また、1の小立体演出体が他の小立体演出体に対して移動可能に構成されているので、小立体演出体に意外性のある動作をさせることができる。例えば、立体回転演出体の回転移動だけでなく、小立体演出体が直線移動を行うようにすれば、その動作は遊技者にとって予想外のものとなり、遊技者は一層の驚きと面白みを感じることができる。
ここで、1の小立体演出体が他の小立体演出体に対して移動とは、1の小立体演出体の位置が、他の小立体演出体の位置に対して相対的に変化することをいう。例えば、小立体演出体同士が一体となって1個の立体回転演出体として回転している間は、小立体演出体同士の相対的な位置変化はなく、1の小立体演出体は他の小立体演出体に対して移動したとはいえない。しかし、その状態から1の小立体演出体が分割され、立体回転演出体から分離するような動作をした場合には1の小立体演出体の位置は他の小立体演出体の位置に対して相対的に変化しており、1の小立体演出体が他の小立体演出体に対して移動したということができる。
なお、本願においては、遊技機から遊技者に向かう方向が「前方」であり、前方を向く面が「前面」である。逆に遊技者から遊技機に向かう方向が「後方」であり、後方を向く面が「後面」・である。また、遊技者から見て左方向が「左」・「左側」であり、遊技者から見て右側が「右」・「右側」である。
小立体演出体の分割面に、第1の演出表示と異なる第2の演出表示が付されていてもよい。小立体演出体の分割面に、第1の演出表示と異なる第2の演出表示が付されているので、立体回転演出体の表面だけでなく、内面(分割面)にも演出表示をすることができる。したがって、立体回転演出体による演出表示の種類を増やし、バリエーション豊かなものとすることができる。
その立体回転演出体が球体であり、小立体演出体が半球であってもよい。立体回転演出体が球体であるので、第1の演出表示が付される表面の面積を大きくしつつ、立体回転演出体の体積を小さくすることができる。したがって、遊技演出の興趣性を高めるとともに省スペース化に寄与することができる。また、小立体演出体が半球であるので、第2の演出表示が付される分割面の領域を大きく確保することができる。したがって、第2の演出表示による遊技演出を迫力あるものとすることができる。
1の小立体演出体が他の小立体演出体に対して落下移動可能に構成されていてもよい。1の小立体演出体が他の小立体演出体に対して落下移動可能に構成されているので、1の小立体演出体の動作を落下移動という意外性を持ったものにすることができる。また、落下移動した際に、分割面に付された第2の演出表示が視認できるように構成すれば、小立体演出体の動作だけでなく、分割面に付された演出表示による遊技演出も可能となり、意外性があって面白みのある遊技演出とすることができる。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、遊技機の周囲を囲む筐体枠と、遊技装置体と、上記遊技演出体と、遊技装置体を保持し、筐体枠に対して前面開閉可能に揺動支持された機枠と、遊技装置体に対して一定距離以上離間して配置された前面透明板と、遊技装置体の周囲を囲んで装飾する装飾部材を保持し、機枠に対して前面開閉可能に揺動支持された装飾枠と、遊技媒体を遊技装置体の上部に向けて発射する発射ユニットとを有する。
この遊技機は、遊技装置体に設けられた遊技演出体が小立体演出体に分割されるので、遊技者にとって驚きがあり面白みのある遊技演出を行うことができる。また、遊技演出体がその表面だけでなく内面にも演出表示が付されているので、演出表示による遊技演出をバリエーション豊かにすることができ、遊技者はこの遊技機において、楽しく遊技をすることができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、遊技装置体の前面側から視認可能に設けられる遊技演出体の動作及び演出表示のバリエーションを豊かにすることで、意外性があり面白みのある遊技演出が可能となる。また、演出表示が付される領域を大きく確保することで、演出表示による遊技演出も迫力のあるものとすることができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機2の外観を示す外観斜視図である。パチンコ機2は、筐体枠4、遊技盤(遊技装置体)6、機枠8、前面ガラス(前面透明板)10、装飾枠12、球皿14、発射ユニット(図示せず。)を有している。遊技盤6は、さらに遊技演出体としての回転ユニットを有する中央装置34を備えている。
パチンコ機2は、組合せ式パチンコ機、封入循環式パチンコ機、雀球機等を含む。また、遊技機としてはパチンコ機の他に、ゲーム機、アーケードマシン等が概念できる。
筐体枠4は、このパチンコ機2を囲むための枠体であり、平面視略長方形に構成されている。材料としては、木材が用いられることが多いが、他に樹脂やアルミ等の金属が用いられることもある。筐体枠4は、パチンコ機2の上下面及び左右側面を囲い、前面(すなわち、遊技者側。)から見て左側面側には機枠8及び装飾枠12を揺動支持するためのヒンジ部(揺動支持部)22が設けられている。
遊技盤6は、このパチンコ機2において、遊技媒体としての球20の流下による遊技を実現するためのものであり、その表面の遊技盤面6a上には遊技領域6bが形成されている。遊技盤面6aには、略円形状に周囲を囲むようにレール飾り24が取り付けられ、遊技領域6bは、このレール飾り24の内側に形成された内側面24aによって囲まれている。
その遊技領域6b内には多数のゲージ(障害釘、図示せず。)、普通入賞口26、始動入賞口28、大入賞口30、アウト口32、その他の各種役物が配置されている。また、遊技領域6bの略中央に中央装置34が配置されている。なお、ゲージは遊技領域6bを流下する球20の流下方向を変化させるためのものであるが詳細は省略する。
普通入賞口26は、遊技領域6bの複数箇所に形成された入賞口であり、球20が普通入賞口26に入賞した際に所定個数の球20が景品として払い出されるようになっている。
始動入賞口28は、遊技領域6bの中央下方部に形成されている。本実施の形態においては、始動入賞口28のさらに下方に大入賞口30が形成されている。大入賞口30のすぐ下方には、アウト口32が形成されている。
始動入賞口28は、遊技領域6bの中央部下方に形成された入賞口である。球20が始動入賞口28に入賞すると、図示しない遊技制御基板によって「当り」抽選が行われるようになっている。また、始動入賞口28に球20が入賞した際にも所定個数の球20が景品として払い出される。
大入賞口30は、球20を受け入れやすい(入賞しやすい。)開状態と、球20を受け入れにくい(入賞しにくい。)閉状態とに可変とされている。大入賞口30の開閉制御は、始動入賞口28に球20が入賞した際に行われる「当り」抽選の結果に基づいて行われる。例えば「当り」が抽選されると、中央装置34の画像表示部35に表示された3桁の数字が「当り」の態様「7・7・7」となり、その後に大入賞口30が開状態とされ球20を受け入れやすくなるように構成されている。大入賞口30に球20が入賞した際にも所定個数の球20が景品として払い出されるようになっている。
アウト口32は、遊技領域6bの中央最下端近傍に形成された開口であり、遊技領域6bの最下端まで流下した球20、すなわちいずれの入賞口26,28,30にも入賞しなかった球20を流入させるためのものである。アウト口32に流入した球20は、パチンコ機2の外部に排出されるようになっている。
後述する発射ユニットにより球20が遊技領域6b内の上部に向けて発射されると、球20がゲージに衝突してその流下方向を変えつつ遊技領域6b内を流下するようになっている。その流下の途中で、あるものは普通入賞口26に入賞して球の払出しの契機となり、あるものは始動入賞口28に入賞して「当り」抽選の契機となり、また、あるものはいずれの入賞口26,28,30にも入賞せずにアウト口32からパチンコ機2の外部へと排出される。
中央装置34は「当り」抽選時に、その抽選の結果を遊技者に報知するための様々な遊技演出を行うためのものである。中央装置34は、遊技盤6に取り付けられており、外枠34a、画像表示部35、回転ユニット(遊技演出体)36を有して構成されている。
外枠34aは、中央装置34の周囲を囲むように形成され、画像表示部35、回転ユニット36を保持するためのものである。また、中央装置34を遊技盤面6aに取り付ける際にビス固定するための取付け基板としての機能も有する。また、外枠34aには、回転ユニット36を収容するための収容空間34bも形成されている。そして、収容空間34bの前面側には、回転ユニット36を構成する球体38(図2(a)も参照。)の一部を視認可能とするために窓部34cが形成されている。
画像表示部35は、外枠34aに保持されて、中央装置34の下側部分に設けられた装置である。画像表示部35は、変動用の図柄やその背景図柄を含めた画像を表示する機能を有している。本実施の形態では、画像表示部35は液晶表示装置で構成され、この画像表示部35には変動用の図柄である3桁の数字が表示される。
画像表示部35は、「当り」抽選の結果を遊技者に報知する機能を有する。始動入賞口28に球20が入賞し、「当り」抽選が行われると、画像表示部35に表示された3桁の数字が変動を開始し、所定時間経過後に停止表示される。抽選の結果が「当り」であれば停止表示を「当り」の態様(本実施の形態では、「7・7・7」。)とし、「当り」でなければ(つまり、「外れ」。)停止表示を「当り」の態様以外のもの(以下、「外れ」の態様という。)として、遊技者に抽選の結果を報知する。この図柄変動の開始から停止までの一連の流れは、遊技者に対して「当り」抽選の結果を報知する遊技演出の一部を構成している。
回転ユニット36は、収容空間34bに収容されて、中央装置34の上側部分に設けられた装置であり、図2(a),(b)に示すように球体(立体回転演出体)38、モータ(駆動部)40を有して構成されている。
球体38は外枠34aにその前面を覆われており、常態では、外枠34aに形成された窓部34cを通して、遊技盤6の前面側から表面38aの一部のみが視認可能となっている。球体38の表面38aには、第1の演出表示として星の図柄(表面図柄39)が付されており、表面38aの位置によって描かれている星の数が異なるようになっている。球体38が後述するモータ40によって回転されることで、窓部34cを通して視認される表面38aの位置が変化し、窓部34cから見える星の数も変化するようになっている。
球体38は、第1半球体(小立体演出体)42と第2半球体(小立体演出体)44とから構成されている。第1半球体42と第2半球体44は、球体38を、その切断面が略中央を通るように半分に分割した形状とされ、その切断面である分割面42a,44aを当接させることで球体38を構成することができるようになっている。
第1半球体42は、第2半球体44に対して移動可能となっており、本実施の形態では、中央装置34の収容空間34bに収容された状態で下方移動、つまり落下移動可能とされている。そして、第2半球体44は、図示しないストッパ機構によって完全に落下することなく略球1個の直径分落下移動したところで停止するようになっている。なお、以下、第1半球体42と第2半球体44とが球体形状を維持している状態を「維持状態」、第1半球体42が第2半球体44に対して落下移動した状態を「落下状態」と呼ぶ。
第1半球体42の分割面42aには、第2の演出表示としての内面図柄43が描かれて(付されて)いる(本実施の形態では、「7」の文字。)(図3(a),(b)参照)。したがって、第1半球体42が落下移動し落下状態となると、維持状態では視認不可である内面図柄43が視認可能な状態となる。第1半球体42の分割面42aには、係止穴42bが形成されている。係止穴42bは、維持状態において、第1半球体42が落下移動するのを防ぐために、後述する係止部が侵入して第1半球対を係止するために形成されたものである。
第2半球体44の内部には、ソレノイド48が配置されている。ソレノイド48のプランジャ48aは、第2半球体44の分割面44aから突出・退避可能となっている。プランジャ48aは、突出状態で、第1半球体42の落下移動を防止するべく、第1半球体42の分割面42aに形成された係止穴42bに侵入し、第1半球体42を係止する係止部としての機能を有する。
モータ40は、球体38の上方に配置され、球体38を回転させる機能を有する。モータ40と球体38(第2半球体44)とは回転軸50とで連結されており、モータ40が、矢印Xに示すように回転軸50を回転させることで、球体38もその略中心を通る軸を中心として回転可能となっている。
この球体38の回転や、第1半球体の落下移動も遊技者に「当り」抽選の結果を報知する遊技演出の一部を構成する。
機枠8は、遊技盤6を保持するための枠体であり、その中央近傍に遊技盤6を取り付けるための取付け開口が形成されている。取付け開口の周囲に遊技盤6を着脱可能に取り付けるための取付け部を有し、機枠8は遊技盤6の周囲を囲むように構成されている。その機枠8は、筐体枠4の前面側に配置されてヒンジ部22において筐体枠4に揺動支持され、筐体枠4に対して前面開閉可能とされている。
機枠8は、樹脂又は金属によって形成され、その後面側には裏機構盤(図示せず。)が配置される。その裏機構盤には、入賞球を計数して排出処理する入賞球処理装置(図示せず。)、景品としての球を計数して払い出す景品球払出装置(図示せず。)等が配置されている。
発射ユニットは、機枠8に取り付けられている。発射ユニットは、球供給装置によって送り出されて球発射位置に停止保持される球20を遊技盤6(遊技領域6b)の上部に向けて発射するためのものである。発射ユニットは、例えば球発射位置に送り出された球20を遊技領域6bに向けて弾球する発射杆、その発射杆を駆動して弾球往復動を行わせる発射モータ、発射杆を付勢して弾球のための力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成されている。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成され、遊技盤6との間に球20が流下する流下スペースを形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
前面透明板としてはガラス素材の前面ガラス10の他に、もちろん透明アクリル等の樹脂材料が使用されてもよい。また、本実施の形態においては、前面ガラス10が装飾枠12に保持されるが、前面ガラス10が遊技盤6の前面に取り付けられて、遊技盤6とともに機枠8に保持されるように構成されていてもよい。
装飾枠12は、筐体枠4に対して前面開閉可能に揺動支持された枠体である。本実施の形態においては、装飾枠12はヒンジ部22において機枠8とともに揺動支持されている。
上皿(球皿)14は、球20を発射ユニットに導くべく貯留するためのもので、下皿15とともに遊技者の持ち球を貯留する機能を有する。上皿14は、パチンコ機2の前面であって遊技盤6の下方、すなわち装飾枠12の下方部分に配置され、下皿15は、その上皿14のさらに下方に配置されている。本実施の形態においては、上皿14と下皿15とを別々に構成しているが、もちろん上皿14と下皿15とが一体となって1つの球皿が構成されていてもよい。
上皿14は、景品球としてパチンコ機2から払い出された球20を受け取る機能や、その球20を球供給装置(いわゆる整流器、図示せず。)を介して発射ユニットに導くべく貯留する機能を有している。また、遊技者が遊技を終了する場合に、球排出ボタン14bによって下皿15へと球20を排出することができるようになっている。
発射ユニットは、球供給装置によって上皿14から発射位置に送り出された球20を遊技領域6bの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の球20を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球のための力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠8に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル46がパチンコ機2の前面下方に設けられているが、詳細は省略する。
次に図4のフローチャートを用いて、このパチンコ機2が画像表示部35及び球体38を用いて「当り」を遊技者に報知する遊技演出の手順について説明する。
遊技者が発射ハンドル46を操作して球20を発射し(S.1)、その球20が始動入賞口28に入賞すると(S.2)、「当り」抽選が行われるとともに画像表示部35に表示された図柄の変動及び球体38の回転が開始される(S.3)。なお、「当り」抽選の結果が「当り」であり、球体38を用いてその報知を行う場合の遊技演出の流れを以下に説明する。
球体38の回転が停止し(S.4)、図5(a)に示すように窓部34cを通して視認される表面図柄39によって、「当り」抽選の結果が「当り」となっている期待値を遊技者に対して報知する。本実施の形態では、表面図柄39は星の図柄であり、その数が多ければ多いほど期待値も高いものとなっている。
図5(a)に示すように、変動している図柄のうち2つの数字が「7」で停止して、変動中の残り1つの数字が「7」で停止すれば「当り」となるいわゆるリーチ状態となり(S.5)、その後に変動中の残り1つの数字が「7」以外の数字、例えば「3」で停止する(S.6)。つまり、画像表示部35に表示された図柄は「外れ」の態様である「7・7・3」で停止表示されたことになる。
そして、画像表示部35に「外れ」の態様が停止表示された後に、球体38の第1半球体42がその分割面42aを前方(つまり、遊技者側。)に向けた状態で落下移動する(S.7)。図5(b)に示すように第1半球体42が収容空間34bから下方に飛び出し、その分割面42aが遊技者から視認可能となる。(図6(a),(b)も参照。)。すると、画像表示部に停止表示された「外れ」の態様「7・7・3」のうち「3」の部分の前方に、分割面42aに描かれた「7」の文字が位置することとなる。したがって、遊技者からは停止表示が「当り」の態様である「7・7・7」に突如変化したかのように認識される。そして、第1半球体42が落下移動したところで、「当り」遊技が開始される(S.8)。
3桁の数字すべてが停止表示となった時点で、画像表示部35に「7・7・3」が表示され、「当り」抽選の結果が「外れ」であると思ったところで、突然第1半球体42が落下して「当り」の態様となり、「当り」遊技が開始されるので、遊技者は大きな驚きと喜びを感じることができ、遊技の興趣も一層高まることとなる。また、球体の一部が急に落下移動するので、その動作自体も意外性があり興趣性の高いものとなる。
なお、本実施の形態では、立体回転演出体として球体形状の球体38を用いているが、これに限られず、ドラム形状の立体回転演出体としてももちろん構わない。
また、本実施の形態において、内面図柄43は第1半球体42の分割面42aに描かれているが、分割面42aを液晶表示部として構成し、内面図柄43が分割面42aに表示されるようにして様々な図柄を表示可能に構成しても構わない。このように構成すれば、遊技演出の種類を豊富にすることがきる。例えば、分割面42aに「7」以外に「3」を表示可能とすれば、第1半球体42が落下移動した場合でも、結局「外れ」の態様のままであり、「当り」とならないようにすることもできる。したがって、第1半球体42の落下のみならず、分割面42aの表示によっても「当り」抽選の結果が異なるので、遊技者に対して新たな興味や期待感を抱かせることができ、一層の興趣の向上を図ることができる。なお、第2半球体44の分割面44にも演出表示を付せば、演出表示の種類をより一層豊富にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
本発明の実施の形態に係るパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機における中央装置部分が有する回転ユニットを分割面側方から見た断面図であって(a)第1半球体の維持状態を示す図、(b)第1半球体の落下状態を示す図である。 図1に示すパチンコ機における中央装置部分が有する回転ユニットを分割面略正面から見た正面図であって(a)第1半球体の維持状態を示す図、(b)第1半球体の落下状態を示す図である。 図1に示すパチンコ機が画像表示部と球体38とを用いて「当り」を遊技者に報知する手順を示すフローチャートである。 図1に示すパチンコ機における中央装置を拡大した拡大正面図であって、(a)第1半球体の維持状態を示す図、(b)第1半球体の落下状態を示す図である。 図1に示すパチンコ機における中央装置を拡大した拡大側面図であって、(a)第1半球体の維持状態を示す図、(b)第1半球体の落下状態を示す図である。
符号の説明
X:矢印
2:パチンコ機(遊技機)
4:筐体枠
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
6b:遊技領域
8:機枠
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠
14:上皿(球皿)
14b:球排出ボタン
15:下皿
20:球(遊技媒体)
22:ヒンジ部(揺動支持部)
24:レール飾り
24a:内側面
26:普通入賞口
28:始動入賞口
30:大入賞口
32:アウト口
34:中央装置(遊技演出ユニット)
34a:外枠
34b:収容空間
34c:窓部
35:画像表示部
36:回転ユニット(遊技演出体)
38:球体(立体回転演出体)
38a:表面
39:表面図柄(第1の演出表示)
40:モータ(駆動部)
42:第1半球体(小立体演出体)
42a:分割面
42b:係止穴
43:内面図柄(第2の演出表示)
44:第2半球体(小立体演出体)
44a:分割面
46:発射ハンドル
48:ソレノイド
48a:プランジャ(係止部)
50:回転軸

Claims (1)

  1. 遊技媒体を用いた遊技を実現する遊技装置体の前面側から視認可能に設けられる遊技演出体であって、
    表面に第1の演出表示が付された立体回転演出体と、
    該立体回転演出体を回転させる駆動部と、を備え、
    前記立体回転演出体は、複数の小立体演出体に分割されており、1の小立体演出体が他の小立体演出体に対して移動可能であり、
    前記小立体演出体の分割面に、前記第1の演出表示と異なる第2の演出表示が付されている、遊技演出体。

JP2007070024A 2007-03-19 2007-03-19 遊技演出体 Expired - Fee Related JP5083755B2 (ja)

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