JP2005245481A - 遊技機用シンボル表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技者に対して球体のイメージを彷彿させることができるシンボル表示用回転体を、シンプルな構成で実現すること。
【解決手段】遊技盤に形成した表示部にモータの駆動力により回転するシンボル表示用回転体を配設し、該シンボル表示用回転体の外周面に配列されたシンボルに対して照明装置の照明を照射する遊技機用シンボル表示装置に於いて、外周面の形状を球体状に形成すると共に一部を開口した前記シンボル表示用回転体をモータの出力軸に取付け、該回転体の空洞部内に、背後から前記シンボルを照射する照明装置を配設したことを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スロットマシン、パチンコ機などの遊技機用シンボル表示装置に関する。
まず、特許文献1には、遊技盤の表示窓の後方に平面視端面コ字型の支持枠板を配設し、この支持枠板の壁面に合計3個の「ステッピングモータ」と称されるモータをそれぞれ固定し、これらのモータの出力軸には、それぞれ一側方が開口する断面コ字型ないし断面コ字型に近い合計3の役物用回転ドラムを固定した遊技機用役物装置が開示されている。この役物装置の回転体は、3個の回転ドラムを全体の外周面が球面状になるように形成し、個別に回転停止した回転ドラムに表示されたシンボルの組合せで「当たり」の有無を判定するものである。
次に、特許文献2には、複数の異なるシンボルを表示するためのインジゲータ手段及びシンボルを表示装置間で異なる軸線を中心として移動するための駆動手段とを有する駆動アッセンブリが開示されている。
特許文献2の請求項1に記載の発明は、機能的クレームであるが、そのFig.1で示すように、湾曲した表面によって接合された6個の直交面に数字(さいころの目)を描いた立方体形状の表示装置を、ケースの開口縁部に周設した軌道手段に噛合する歯車を介して転動させ、それぞれ前記数字を適宜に表示するものである。
これらの特許文献に共通な点は、遊技者の視覚に訴えるシンボル表示用回転体が、普通一般に実施されている円筒形の回転リールの形態とは相違し、いずれも球体形状、若しくは球体に近い立方体形状に形成されていることである。これは遊技者に対して視覚的なアピール度の向上を図ろうとするものである。遊技者は、当然、シンボル表示用回転体から球体の印象を受けることから、シンボル表示用回転体に変化に富んだ回転方式や表示態様を加味すれば、それなりに表現形式が変化に富む。また、この種のシンボル表示用回転体をメインゲームに加味すれば、遊技機はより一層面白くなる。
しかしながら、特許文献1の役物装置では、全体の外周面が球状面になるように中央の回転ドラムを基準として両側方の回転ドラムを小さなサイズに形成するため、両側方(左右)の回転ドラムに配列されているシンボルもドラムの表面積に対応して小さくなり、そり結果、遊技者には表示されるシンボルの組合せが見え難くなるという問題点があった。また、回転ドラムや支持枠板の形状から生ずる要因により、回転ドラムの内部空間に照明装置を所望するように配設することができなかった。特許文献2の技術は構成が複雑化し、部品点数やコストの増大を招くばかりでなく、組み付け作業の効率も悪いという問題点を有していた。
特開平7−24115公報
特表平8−506975公報
本発明の第1の目的は、従来の回転リールとは異なる表示態様をシンプルな構成で実現することである。第2の目的は、遊技者にとって回転体のシンボルが非常に見易いことである。第3の目的は、回転体の組み付け、取り外し作業が容易であることである。第4の目的は、各部材を合理的に組合せることである。
本発明の遊技機用シンボル表示装置は、遊技盤に形成した表示部にモータの駆動力により回転するシンボル表示用回転体を配設し、該シンボル表示用回転体の外周面に配列されたシンボルに対して照明装置の照明を照射する遊技機用シンボル表示装置に於いて、外周面の形状を球体状に形成すると共に一部を開口した前記シンボル表示用回転体をモータの出力軸に取付け、該回転体の空洞部内に、背後から前記シンボルを照射する照明装置を配設したことを特徴とする。
また、本発明の遊技機用シンボル表示装置は、遊技盤に形成した表示部にモータの駆動力により回転するシンボル表示用回転体を配設し、該シンボル表示用回転体の外周面に配列されたシンボルに対して照明装置の照明を照射する遊技機用シンボル表示装置に於いて、外周面の形状を球体状に形成すると共に一部を開口した前記シンボル表示用回転体をモータの出力軸に歯車列を介して取付け、該回転体の空洞部内に、背後から前記シンボルを照射する照明装置を配設したことを特徴とする。
本明細書の「球体状」の実施例として、一部開口の球体が図示さているいが、球体状には提灯形状も含まれる。
(1)遊技者に対して球体のイメージを彷彿させることができるシンボル表示用回転体を、シンプルな構成で実現することができる。
(2)シンボル表示用回転体の空洞部内に、シンボルに直接照射可能な照明装置を配設したので、照明装置のバックライトが十分に照射される。特に、請求項3に記載の発明は、遊技者にとって回転体のシンボルが非常に見易くなる。
(3)部品点数を減らすことができると共に、シンボル表示用回転体の組み付け、取り外し作業が容易である。特に請求項2、請求項4に記載の発明は、シンボル表示用回転体の組み付け、取り外し作業が極めて容易である。
(4)その他、長板状の支持板や基板を用いたので、各部材を合理的に組合せることができる。
(2)シンボル表示用回転体の空洞部内に、シンボルに直接照射可能な照明装置を配設したので、照明装置のバックライトが十分に照射される。特に、請求項3に記載の発明は、遊技者にとって回転体のシンボルが非常に見易くなる。
(3)部品点数を減らすことができると共に、シンボル表示用回転体の組み付け、取り外し作業が容易である。特に請求項2、請求項4に記載の発明は、シンボル表示用回転体の組み付け、取り外し作業が極めて容易である。
(4)その他、長板状の支持板や基板を用いたので、各部材を合理的に組合せることができる。
以下、図1乃至図7に示す本発明を実施するための最良の形態(第1実施例)により説明する。
Xは遊技機用シンボル表示装置、1は表示装置の遊技盤、2は遊技盤の表示部、3はモータ、4はシンボル表示用回転体、5は照明装置である。シンボル表示装置Xの特定要件はこれらの部材である。
Xは遊技機用シンボル表示装置、1は表示装置の遊技盤、2は遊技盤の表示部、3はモータ、4はシンボル表示用回転体、5は照明装置である。シンボル表示装置Xの特定要件はこれらの部材である。
以下、本発明の特定要件について順次説明するが、表示装置Xの遊技盤1の具体的構成、表示装置Xの電気的構成、ハードに関連するゲームのプログラムのデータ構造やその作成方法など特定要件に関係しない細部的な事項については、図面及びその説明を割愛する。
(1)シンボル表示装置X
シンボル表示装置Xの具体例は、遊技場に設置されるスロットマシン、パチンコ機等である。本発明のシンボル表示装置Xには、スロットマシン、パチンコ機、その他各種の遊技機が含まれる。シンボル表示装置Xは、それ自体メインゲームの表示装置となり、又はメインゲームと抱き合わせて、いわゆるサブゲームの表示装置として応用することもできる。シンボル表示装置Xを構成の主要部をそのまま用いた利用発明に関しては、特定要件に関係しないので、実施例の欄で説明する。
シンボル表示装置Xの具体例は、遊技場に設置されるスロットマシン、パチンコ機等である。本発明のシンボル表示装置Xには、スロットマシン、パチンコ機、その他各種の遊技機が含まれる。シンボル表示装置Xは、それ自体メインゲームの表示装置となり、又はメインゲームと抱き合わせて、いわゆるサブゲームの表示装置として応用することもできる。シンボル表示装置Xを構成の主要部をそのまま用いた利用発明に関しては、特定要件に関係しないので、実施例の欄で説明する。
(2)遊技盤1と表示部2
概略の側断面の図1を参照にして説明する。1は、表示装置の一例としてのパチンコ機の遊技盤で、この遊技盤1には、一つ又は複数個の表示部2が形成されている。図2は表示部2の一例を示す表面視からの説明図である。表示部2は、例えば矩形状の遊技盤1の中央部或いは遊技者から見やすい部位に形成された開口部12と、この開口部12の縁部に固定的に嵌合する化粧枠13とから成り、前記化粧枠13の開口13aには、1本の入賞ラインの設定が可能なように、横方向に円形又は多角形のシンボル用窓形成体14が複数個並列状態に取付けられている。本実施例では、窓形成体14は前記開口13aに着脱自在に嵌合している。
概略の側断面の図1を参照にして説明する。1は、表示装置の一例としてのパチンコ機の遊技盤で、この遊技盤1には、一つ又は複数個の表示部2が形成されている。図2は表示部2の一例を示す表面視からの説明図である。表示部2は、例えば矩形状の遊技盤1の中央部或いは遊技者から見やすい部位に形成された開口部12と、この開口部12の縁部に固定的に嵌合する化粧枠13とから成り、前記化粧枠13の開口13aには、1本の入賞ラインの設定が可能なように、横方向に円形又は多角形のシンボル用窓形成体14が複数個並列状態に取付けられている。本実施例では、窓形成体14は前記開口13aに着脱自在に嵌合している。
図2及び図3の実施例の化粧枠13は、多角形のシンボル用窓形成体14(例えば八角形の開口を有するユニット)を合計3個有し、これらの表示窓形成体14の開口にはシンボル表示用回転体4のシンボル15が見える。特に、本実施例では、少なくとも一つの表示窓形成体14の縁部に囲まれた状態で前記シンボル15が大きく見える。この表示窓形成体14の形状や配列は、複数本の入賞ラインの設定が可能なように、縦方向、周方向など任意に設計変更することができる。
ところで、前記表示窓形成体14は、化粧枠13の開口13aの縁部に嵌合する嵌合枠部14aと、この嵌合枠部14aから内側に突出する表示窓形成部14bとから成り、前記表示窓形成部14bには、シンボル表示用回転体4の障害にならないように、該回転体4の球面と略同一の曲率を有する湾曲面16が形成されている。
(3)モータ取付け板17とモータ3
ステッピングモータと称されるモータ3は、遊技盤1の裏面に固定されたアングル状のモータ取付け板17を介して遊技盤1の開口部12付近に配設される。モータ取付け板17は、図1で示すように、鈍角(例えば120度)に形成された垂直の取付け板部17aと、この取付け板部17aから前記開口部12に対して上方から傾斜状に指向するモータ支持板部17bとから成る。
ステッピングモータと称されるモータ3は、遊技盤1の裏面に固定されたアングル状のモータ取付け板17を介して遊技盤1の開口部12付近に配設される。モータ取付け板17は、図1で示すように、鈍角(例えば120度)に形成された垂直の取付け板部17aと、この取付け板部17aから前記開口部12に対して上方から傾斜状に指向するモータ支持板部17bとから成る。
モータ3は、前記モータ支持板部17bの傾斜下面に適宜に固定され、その出力軸18も開口部12を指向している。出力軸18の突出先端部(図1では下端部)には、図4で示すように固着具20用のメネジ19が形成されている。
本実施例の付随的事項であるが、モータ3には、フォトセンサー21を備えた回転位置監視用支持板23が適宜に固定される。また、取付け軸部27にはインデックス22が一体に形成されており、これらの部材21.22でシンボル表示用回転体4の回転位置の信号を検出することができる。
(4)シンボル表示用回転体4とシンボル15
図1及び図5で示すように、シンボル表示用回転体4は、地球の如くやや斜めの状態で回転するようにモータ3の傾斜状出力軸18に1個の固着具20を介して取外し可能に設けられている。シンボル表示用回転体4は、上部側(本実施例)或いは下部側に開口部形成用の傾斜状切欠端面25を有する球体状のシンボル表示用球面部26と、この球面部26の中心部にパイプに形成され、かつ、上端部が前記傾斜状切欠端面25から突出する取付け軸部27とから成り、前記取付け軸部27の突出端部27aには、固着具20としての1本のオネジが貫通すると共に、モータ3の出力軸18が嵌合する断面段差状の嵌合部28が形成されている。
図1及び図5で示すように、シンボル表示用回転体4は、地球の如くやや斜めの状態で回転するようにモータ3の傾斜状出力軸18に1個の固着具20を介して取外し可能に設けられている。シンボル表示用回転体4は、上部側(本実施例)或いは下部側に開口部形成用の傾斜状切欠端面25を有する球体状のシンボル表示用球面部26と、この球面部26の中心部にパイプに形成され、かつ、上端部が前記傾斜状切欠端面25から突出する取付け軸部27とから成り、前記取付け軸部27の突出端部27aには、固着具20としての1本のオネジが貫通すると共に、モータ3の出力軸18が嵌合する断面段差状の嵌合部28が形成されている。
シンボル15は、シンボル表示用回転体4の球面部26の外周面に回転方向に沿って複数個設けられる。シンボル15は、公知のように文字、絵柄などである。シンボル15の取付け方法、取付け角度、大きさ、又はシンボルの大きさや配列方法の変更により、単数又は複数の入賞ラインを設定することができるが、本実施例では、図5で示すようにシンボル表示用回転体4が符号A−Bを結ぶ仮想ラインを中心に回転することから、シンボル15が遊技者に対して見やすいように、シンボル15を設ける範囲(シンボルの貼着範囲)30は、A−B仮想ラインを基準として細かなハッチングを施した幅広帯状部分である。
しかして、このシンボル貼着範囲30に、前記球面部26のシンボル貼着範囲30にぴったりと添設することができるように、金型を用いて適宜に曲面形状に成形され、かつ、シンボル15を有するパズル形式シンボル片31が複数枚(例えば合計4枚)が貼り合わせられる。したがって、シンボル片31は、いわば分割した卵の殻の如くである。
(5)照明装置5
照明装置5は、シンボル表示用回転体4の空洞部33内に、遊技盤1の裏面に直接又は間接的に取付けられた照明装置用基板34を介してシンボル15に直接照射可能に配設されている。前記照明装置用基板34は、図1で示すように、前述したモータ支持板部17bの下面にその上端部が固定された長板状支持板35のアングル状下端部の前面に固定的に添設されている。照明装置5は、単数又は複数個のLED、ランプなどである。本実施例の照明装置は、シンボル表示用回転体4の空洞部内に存在する照明装置用基板34を介して取付け軸部よりも前方側に設けられている。したがって、シンボル15の内側から、しかもシンボル15の近傍で、遊技者の視覚に向かって照明装置5の光が有効的に照射される。
照明装置5は、シンボル表示用回転体4の空洞部33内に、遊技盤1の裏面に直接又は間接的に取付けられた照明装置用基板34を介してシンボル15に直接照射可能に配設されている。前記照明装置用基板34は、図1で示すように、前述したモータ支持板部17bの下面にその上端部が固定された長板状支持板35のアングル状下端部の前面に固定的に添設されている。照明装置5は、単数又は複数個のLED、ランプなどである。本実施例の照明装置は、シンボル表示用回転体4の空洞部内に存在する照明装置用基板34を介して取付け軸部よりも前方側に設けられている。したがって、シンボル15の内側から、しかもシンボル15の近傍で、遊技者の視覚に向かって照明装置5の光が有効的に照射される。
なお、照明装置用基板34の取付け方法に関しては、設計如何により、モータ支持板部17bの下面や遊技盤1の裏面に直接的に取付けても良い。
(6)作用
モータ3が回転すると、シンボル表示用回転体4は、図5で示すように、A−B仮想ラインを基準として「地球の自転」のように回転する。シンボル表示用回転体4が回転すると、遊技者には、シンボル表示用回転体4のシンボル15が、表示部2の化粧枠13の各シンボル用窓形成体14内で横方向に流れるように見える。そして、例えばモータ3の停止によりシンボル表示用回転体4が停止すると、並列された3個のシンボル表示用回転体4にそれぞれ所定のシンボルが表示される。この時に照明装置5は、遊技者の視覚に訴えるように、各シンボル用窓形成体14の開口に位置するシンボル15に対してバックライトを浴びせる。本実施例では、照明装置用基板34に照明装置5が横方向に3個併設され、これらの照明装置5は、各シンボル用窓形成体14の開口に位置する各回転体4のシンボル15に対してそれぞれ真後ろから照射する。
モータ3が回転すると、シンボル表示用回転体4は、図5で示すように、A−B仮想ラインを基準として「地球の自転」のように回転する。シンボル表示用回転体4が回転すると、遊技者には、シンボル表示用回転体4のシンボル15が、表示部2の化粧枠13の各シンボル用窓形成体14内で横方向に流れるように見える。そして、例えばモータ3の停止によりシンボル表示用回転体4が停止すると、並列された3個のシンボル表示用回転体4にそれぞれ所定のシンボルが表示される。この時に照明装置5は、遊技者の視覚に訴えるように、各シンボル用窓形成体14の開口に位置するシンボル15に対してバックライトを浴びせる。本実施例では、照明装置用基板34に照明装置5が横方向に3個併設され、これらの照明装置5は、各シンボル用窓形成体14の開口に位置する各回転体4のシンボル15に対してそれぞれ真後ろから照射する。
本実施例の化粧枠13には、多角形のシンボル用窓形成体14(例えば八角形の開口を有する嵌合ユニット)が合計3個着脱自在に嵌合しているが、ユニット形式の単数又は複数個の表示窓形成体14は、本発明の特定要件ではなく、例えば化粧枠13それ自体に単数又は複数個のシンボル用表示窓を形成しても良い。なお、表示窓形成体14に関しては、図示しない各種のもの(六角形、四角形、円形、楕円形などの表示窓形成体)を選択的に嵌合することができる。
この実施例の欄では、第2実施例を説明する。なお、3個のシンボル表示用回転体4に表示されたシンボルの組合せが同一の場合(入賞ライン上)には入賞となって予め決められた所定の配当が払い出されるが、この具体的なゲームの構成については、一般的に広く知られたものであり、本出願の特定要件とは関係しないので説明を割愛する。また、この第2実施例の説明に当たっては、重複説明を回避するために、第1実施例の符号を便宜上援用する。
図8乃至図10の歯車列を用いた第2実施例は、遊技盤1にモータ取付け板17Aを介してモータ3を垂直状態に配設し、垂直出力軸18Aの突出端部に固定された駆動歯車40及びこの駆動歯車40と噛合するように前記モータ3の一側下面に固定された水平軸支板41並びに水平軸支板に軸支された垂直回転軸42を介して回転自在に設けられた従動歯車43により、シンボル表示用回転体4Aがシンボル用窓形成体14内で水平状態に回転するように構成したことである。
しかして、前記垂直回転軸42は、水平軸支板41に適宜に回転自在に軸支され、従動歯車43と共働回転するように組み合わせられていると共に、その一端部(図では下端部)に形成されたメネジには、回転体4A用の固着具20が螺合している。
なお、35Aは上端部が遊技盤1の裏面に直接固定され、かつ、複数個の直角部分を有する長板状支持板である。また、シンボル15Aは、図10で示すように、シンボル表示用球面部26の中央部に周方向に沿って複数個配列されている。
上記構成に於いて、モータ3が駆動すると、駆動歯車40の駆動力が従動歯車43に伝達するから、シンボル表示用回転体4Aは垂直回転軸42を介して水平状態に回転する。したがって、第2実施例も第1実施例と同一の目的・効果を達成することができる。
本発明の付随的事項として、「入賞ライン」について敷衍する。例えば図2で示す実施例の場合には、入賞ラインは横1本であるが、1個又は複数個のシンボル表示用回転体4を用い、上段、中段、下段にそれぞれシンボル15(例えば計3個のシンボル)が見えるように化粧板13のシンボル用窓形成体14を構成した場合には、横3本、更に、斜め2本の入賞ラインを設けることができる。特に図示しないが、シンボル表示用回転体4が横方向、斜め方向、縦方向に複数個配設された実施例の場合には、シンボル表示用回転体4の球面部26自体に入賞ラインを示唆する線を適宜に設けても良い。
また、シンボル表示用回転体4の球面部26は、設計如何により、その表面積を幅広にすることが可能であるから、該球面部26には、入賞ラインに関する主たるシンボルの他に、ゲーム内容に対応して回転数、回転方向、停止情報等を任意に付加することができる。例えば、シンボル表示用回転体(4.4A)の複数個のシンボル(15.15A)の内、任意のシンボル、例えば「1」の数字に、矢印、図柄などのシンボルを再移動させる移動情報、停止情報等の付加的情報を加味しても良い。その一例を図11に示す。
図11、図12の場合に於いて、仮に表示窓に「↑1」が表れた場合には、サブの回転体4(4A)あるいはメインの回転体を矢印方向に1コマ回転させ、一方、「↓3」が表示窓に表れた場合には、サブの回転体4(4A)あるいはメインの回転体を矢印方向に3コマ回転させるという具合である。
また、リーチ予告や当たりが発生する確率、特定のゲーム状態の出現等を予め遊技者に知らせる各種の予告表示、特定のシンボルの出現による入賞の設定等任意の方法で利用することができる。
図12では、上記のような複数個のシンボル(15.15A)が周方向に設けられたシンボル表示用回転体(4.4A)の利用発明を示す。この場合、遊技盤1Aの表示部2Aに、本発明のシンボル表示用回転体(4.4A)を利用したサブ表示装置Xと、普通一般に実施されている回転リール式、或いは液晶方式のメイン表示装置Yとが適宜に配列されている。このように本発明のシンボル表示装置Xは、ゲーム内容に対応して遊技盤の適宜箇所にそれ自体メイン表示装置として、又はサブ表示装置として利用することができる。
本発明の遊技機用シンボル表示装置は、ホテル、ゲームセンターなど業務用に利用される。
図1乃至図7は本発明の第1実施例を示す各説明図。図8乃至図10は本発明の第2実施例を示す各説明図。図11はシンボルに移動情報を加味したシンボル表示用回転体の他の実施例である。図12は利用発明の一例を示した概略説明図である。
第1実施例の概略の側断面図。
遊技盤の表面視からの概略説明図。
シンボル表示部の正面視の概略説明図。
要部の説明図(細部は省略)。
シンボル表示用回転体の説明図(例えばシンボルの貼付範囲を示す)。
分割状態のシンボルの説明図。
シンボル表示用回転体の説明図。
第2実施例の概略の側断面図。
主要部の分解斜視図。
シンボル表示用回転体のシンボルの説明図。
シンボル表示用回転体のシンボルに付加的情報を加味した説明図。
利用発明の一例を示す説明図。
X…遊技機用シンボル表示装置、1…遊技盤、2…表示部、3…モータ、4.4A…シンボル表示用回転体、5…照明装置、12…開口部、13…化粧枠、14…表示窓形成体、15.15A…シンボル、18.18A…出力軸、20…固着具、25…切欠端面、26…球面部、27…取付け軸部、33…空洞部、40…駆動歯車、41…水平軸支板、42…垂直回転軸、43…従動歯車。
Claims (8)
- 遊技盤に形成した表示部にモータの駆動力により回転するシンボル表示用回転体を配設し、該シンボル表示用回転体の外周面に配列されたシンボルに対して照明装置の照明を照射する遊技機用シンボル表示装置に於いて、外周面の形状を球体状に形成すると共に一部を開口した前記シンボル表示用回転体をモータの出力軸に取付け、該回転体の空洞部内に、背後から前記シンボルを照射する照明装置を配設したことを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
- 請求項1に於いて、シンボル表示用回転体は、シンボル表示用球面部と、この球面部に形成され、かつ、端部が球面部の開口から突出する取付け軸部とから成ることを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
- 請求項1に於いて、照明装置は、シンボル表示用回転体の空洞部内に存在する照明装置用基板を介して取付け軸部よりも前方側に設けられていることを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
- 請求項1に於いて、シンボル表示用回転体は、1本の固着具で取外し可能に設けられていることを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
- 請求項1に於いて、表示部2は、遊技盤に形成された開口部12と、この開口部の縁部に固定的に嵌合する化粧枠13とから成り、前記化粧枠には、円形又は多角形の表示窓形成体が入賞ラインを設定することができるように複数個設けられていることを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
- 請求項1に於いて、シンボル表示用回転体の一つのシンボルは、表示窓の縁部で囲まれていることを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
- 遊技盤に形成した表示部にモータの駆動力により回転するシンボル表示用回転体を配設し、該シンボル表示用回転体の外周面に配列されたシンボルに対して照明装置の照明を照射する遊技機用シンボル表示装置に於いて、外周面の形状を球体状に形成すると共に一部を開口した前記シンボル表示用回転体をモータの出力軸に歯車列を介して取付け、該回転体の空洞部内に、背後から前記シンボルを照射する照明装置を配設したことを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
- 請求項7に於いて、歯車列は、垂直出力軸に固定された駆動歯車及びこの駆動歯車と噛合するようにモータ側の水平軸支板並びに該水平軸支板に軸支された垂直回転軸を介して回転する従動歯車であることを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097856A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Nidec Copal Electronics Corp | 表示装置 |
JP2008228858A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Samii Kk | 遊技演出体、遊技機 |
-
2004
- 2004-03-01 JP JP2004055759A patent/JP2005245481A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097856A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Nidec Copal Electronics Corp | 表示装置 |
JP2008228858A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Samii Kk | 遊技演出体、遊技機 |
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