JP2006141533A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前扉の構造をあまり複雑にすることなく、遊技に関係する多くの情報の報知や演出を行えるようにする。
【解決手段】 スロットマシン1は、略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2と蝶番機構により開閉可能に取り付けられた前扉3とを備えている。前記前扉3には当該前扉3を構成する外郭枠40の左右及び上端に至る領域に液晶表示パネル41が配置されている。液晶表示パネル41は遊技に関係する各種情報や演出を一つの画面に統合して表示する。これにより、前扉3の構造をあまり複雑にすることなく、遊技に関係する多くの情報の報知や演出を行える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周面の図柄を変動表示させるリール装置を筐体内に配置した回動式遊技機に関する。
従来、回胴式遊技機としてスロットマシンが知られている。一般的な従来のスロットマシンは、前方に開口を有する矩形状の筐体を有し、この筐体に前記開口を閉塞させる前扉を回動可能に取り付け、前記筐体内に3列のリールを有するリール装置を配置している。前記筐体内のリール装置の3列のリールは、前記前扉に形成された透明な表示窓を通して目視できるようになっている。前記リール装置の各リールの周面には複数種類の図柄が配列されて描かれており、前記リール装置は各リールを回転させることで遊技の入賞又はハズレに係る図柄が変動表示させる。また、前記前扉には、各リールを一斉に回転させるスタートレバーと、回転する各リールを個別に停止させるためのストップボタンが設けられている。前記スタートレバーが傾倒操作されて回転を開始した各リールは、前記ストップボタンの押圧操作を契機にそれぞれ制動されて停止する。
ここで近年実用化されるスロットマシンとしては、例えば特許文献1参照に示されているように前扉に映像表示手段やランプ等の表示手段を多数設けて、遊技の情報の報知や各種演出を行うものがある。前記遊技の情報の報知としては、例えば液晶表示パネルの映像表示により前記スタートレバーやストップボタン等の操作手順の指示を行う等の例がある。前記演出としては、例えば液晶表示パネルに遊技に関係する情報や演出をアニメーションの映像で表示させる、入賞の際に演出用照明ランプを点滅させる等の例がある。
特開2004−230024号公報
ところで、上述した従来のスロットマシンでは、遊技の情報の報知や各種演出を行うため前扉に液晶表示パネルや演出用照明ランプ等の表示手段を多数設けた場合、これら表示手段に接続する配線や当該表示手段の取り付け部品等により、前扉の構造が煩雑になり、部品点数が多く組み立て作業に時間を要し、製造コストが大きく増大するといった課題があった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、前扉の構造をあまり複雑にすることなく、前扉で遊技に関係する多くの情報の報知や演出を行えるようにする等の遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、前方に開口を有する矩形状の筐体と、前記筐体内の上段側に設置され回転することで周面の図柄を変動表示させる円筒状のリールが複数並設されるリール装置と、前記リールの回転動作を操作するための操作手段が配置され前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を閉塞させる前扉を具備する回動式遊技機であって、前記前扉は、中間の操作卓を介して上部パネル部と下部パネル部に略区分けれ、上部パネル部には当該上部パネル部を構成する外郭枠の内側全体の領域に液晶表示パネルが配置され、当該液晶表示パネルには前記リール装置に対向して前記図柄を透視させる表示窓が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回動式遊技機であって、前記液晶表示パネルの表示窓は、画像を表示させない透明または半透明の非表示領域を形成することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
請求項1に記載の回動式遊技機によれば、前扉の上部の外郭枠の内側全体の領域が液晶表示パネルで占められるので、この液晶表示パネルに遊技に関係する情報や演出を統括して表示することで、前扉の構造をあまり複雑にすることなく、前扉で遊技に関係する多くの情報の報知や演出を行える
請求項2に記載の回動式遊技機によれば、前記液晶表示パネルの表示窓には画像が表示されないので、表示窓からリール装置を鮮明に確認できる。
本発明の遊技機によれば、前扉の構造をあまり複雑にすることなく、前扉で遊技に関係する多くの情報の報知や演出を行える。したがって、部品点数や製造コストをあまり増大させることなく、遊技に関係する多くの情報の報知や演出等を行える。
以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態をスロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1は、スロットマシン1の外観構造を表した斜視図、図2は、前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する矩形状の筐体2と、前記筐体2に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を閉塞させる前扉3とを備えている。前記筐体2内の上段側にはリール装置としてのリールユニット100が設置されている。リールユニット100には、回転することで周面の図柄を変動表示させる円筒状のリール101a、101b、101cが複数並設されている。
以下、スロットマシン1の構成要素について詳細に説明する。
筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされている。
下部パネル部5は視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留する受皿部6aが一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。操作卓7の前記スイッチ類には、前記リール101a、101b、101cの回転動作を操作するための操作手段も含まれている。
前扉3の上部パネル部4は、外郭枠40を有し、その内側全体に液晶表示パネル41を設けている。このような構造を用いることで、前扉3には当該前扉3を構成する外郭枠40の左右及び上端に至る領域に液晶表示パネル41が配置されている。液晶表示パネル41は遊技に関係する各種情報を一つの画面に統合して表示する。また、当該液晶表示パネル41には前記リールユニット100に対向して前記図柄を透視させる略長方形の表示窓42が形成されている。当該表示窓42は液晶表示パネル41の画面中央より若干下側に寄った位置に設けられている。遊技者は、表示窓42を通して筐体2内に設けられているリールユニット100の3列のリール101a、101b、101cに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できるようになっている。
なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及び受皿ユニット6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
操作卓7の上面右側には、メダルを投入するための投入口を有するメダル投入部71が設けられている。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン72、73が設けられている。
ベットボタン72、73はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン72が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン73が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン73は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー74が設けられている。スタートレバー74は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン75a、75b、75cが各リールの配列に対応して並設されている。
スタートレバー74、ストップボタン75a、75b、75cは、前記リール101a、101b、101cの回転動作を操作するための操作手段となっている。
操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴76が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴76に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構12、13(図2参照)によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示するパネル51が設けられている。下部パネル部5の下側に配置された受皿ユニット6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留する受皿部6aと、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部62a、62bが配置されている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。同図において、筐体2の前面側には開口11が形成されている。前扉3は、上下の蝶番12、13を介して前記筐体2の左側の枠に対して回動可能に取り付けられている。前扉3は、蝶番機構12、13を中心にして上から見て反時計回り回転させることで、前記開口11を閉塞させることができる。
筐体2内の上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備え硬質プラスチックのケースに収納された主制御基板20が取り付けられている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取り付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、主電源装置23が設けられている。主電源装置23の側面には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
次に、前扉3には、液晶表示パネル41が取り付けられている。更に、液晶表示パネル41の裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板30が取り付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板30は、液晶表示パネル41による演出映像の表示制御、左右の演出用放音部62a、62b(図1参照)を使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
サブ制御基板30の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー74及びストップボタン75a、75b、75c等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板31が設けられている。
中央表示基板31の下方には、メダル選別装置32が取り付けられている。メダル選別装置32は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置32はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置32の装置本体の下方には、メダル選別装置32によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材33と、メダル選別装置32により排除されたメダル(又は異物)をメダル排出口61へ案内するガイド部材34が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル排出口61へ案内するガイド部材35が設けられている。更に、メダル排出口61に隣接して、上述した左右の演出用放音部62a、62b(図1参照)に対向する左右のスピーカ36a、36bが取り付けられている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
主制御基板20は、CPU201と、乱数発生装置202と、記憶部203と、タイマ212と、タイマ割込生成部213と、メダルクレジット手段214を備えている。
記憶部203は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム204が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部203に記憶されたシステムプログラム204に従ってCPU201が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。
主制御基板20には、ベットボタン72、73、スタートレバー74、ストップボタン75a、75b、75c等の操作スイッチ類、メダル選別装置32のメダルセンサ32a等の検出スイッチ類が配線ケーブルで接続されている。主制御基板20は、前記スイッチ類からの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
主制御基板20のメダルクレジット手段214は、メダル選別装置32に投入されメダルセンサ32aにより検出されたメダルの枚数を、内部貯留しているメダルのクレジット数に加算する。
また、主制御基板20は、各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号を入力し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板130に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板130は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ110a、110b、110cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
また、主制御基板20には、ホッパ装置21等のメダル払出装置、及びサブ制御基板30がそれぞれ配線ケーブルによって接続されている。主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、ホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルを受皿部6aに払い出す。
サブ制御基板30は、主制御基板20からの制御信号に基づいて演出装置300(図2に示した液晶表示パネル41、左右のスピーカ36a、36b)を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
また、主制御基板20の記憶部203には、入賞抽選テーブル205及び内部抽選フラグ206が記憶されている。例えばCPU201は、スタートレバー74が操作された時点で乱数発生装置202を起動して乱数値を取得し、入賞抽選テーブル205を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU201は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、当該入賞役を記憶部203の内部抽選フラグ206に記憶する。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
また、記憶部203には、図柄配列データ207、リール停止位置検索テーブル208、リール停止位置選択テーブル209等の書き換え不可の参照データテーブルが記憶され、更にリール停止コマフラグ210、リール制御フラグ211等の書き換え可能なデータフラグ用のメモリ領域が確保されている。これら参照データテーブル及びデータフラグは、リール101a、101b、101cの回転及び停止制御の際に用いられる。
尚、タイマ212は、例えばリール101a、101b、101cの自動停止制御を起動するまでの時間を計測する。タイマ割込生成部213は、各リール101a、101b、101cのステッピングモータ110a、110b、110cを制御するパルス信号(回胴駆動パルスデータ)の同期を取るためのものである。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を液晶表示パネル41によって遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が行われる。次に、遊技者がメダル投入部71にメダルを投入し何れかのベットボタン72、73を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー74が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ206に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン75a、75b、75cが押圧操作されることで、主制御基板20がリール停止の操作を検出すると、主制御基板20は、押圧操作されたストップボタンに対応するリールを停止させる制御を行う。そして、主制御基板20は、全てのリール101a、101b、101cが停止したことを検知すると、各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ206に対応する入賞役に係る図柄の組み合せとが一致しているかどうか判定する。
役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20の制御に基づいて、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルを受皿部6aへ払い出す。
次に図4及び図5を参照して本実施形態の要部となる液晶表示パネル41及びその周辺部の構造について詳細に説明する。
図4は液晶表示パネル41及びその周辺部の分解斜視図である。図5は液晶表示パネル41及び基板取付フレーム91の斜視図である。
図4に示すように、スロットマシン1の前扉3の上側には、枠状フレーム部45が一体的に形成されている。
枠状フレーム部45には、図2に示した蝶番機構12が設けられている。
枠状フレーム部45の前面には、液晶表示パネル41が例えばねじ止めによって取り付けられるようになっている。
液晶表示パネル41は、前扉3の前面側から順に方形板状の保護パネル81、液晶パネル82、偏光板83、バックライト84を備えている。
保護パネル81、液晶パネル82、偏光板83、バックライト84は、外周が同径に形成され、重ね合わせた状態で、外郭枠40の内側にねじ止めによって取り付ける構造になっている。また、保護パネル81、液晶パネル82、偏光板83、バックライト84は、外郭枠40の内側に固定された状態で、枠状フレーム部45の前面にねじ止めによって取り付けられるようになっている。
バックライト84はその前面に複数の高輝度白色発光ダイオード85をマトリクス状に配設したものである。バックライト84の表示窓42に対応する位置は、板面を貫通した貫通部86が形成されている。バックライト84の上辺からは、サブ制御基板30(図2参照)と接続する配線87が延出している。
偏光板83の表示窓42に対応する位置は、板面を貫通した貫通部88が形成されている。偏光板83は、貫通部88を除く部分でバックライト84からの照明光を所定の方向に偏光させる。
液晶パネル82は高分子分散液晶を2枚の電極基板間に挟み込んだものを用いている。液晶パネル82は、各画素にスイッチング素子としての薄膜トランジスタ(以下TFTと呼ぶ)が設けられ、ソース信号線とゲート信号線によって選択的にTFTがオンオフすることで高分子分散液晶の向きを変え各画素に透過する光の偏光方向を変化させる。さらに液晶パネル82の前面の表示窓42を除く領域には、図示しない偏光板が配置され、さらにその表側には、各画素に対応して赤、緑、青のカラーフィルタ89が配置されている。液晶パネル82の上辺からは、サブ制御基板30と接続する配線90が延出している。尚、液晶パネル82の前面の表示窓42に対応する領域には、偏光板及びカラーフィルタ89を配置せず、電極基板の表面をそのまま露出させている。液晶パネル82の上辺からは、サブ制御基板30と接続する配線90が延出している。
保護パネル81は、液晶パネル82の前面を保護するためのものであり、透明の硬質樹脂で形成されている。
ここで、液晶パネル82は、表示窓42に対応する部分においても、電気的に駆動され、高分子分散液晶の向きが変化することになるが、液晶表示パネル41の表示窓42には、カラーフィルタや偏光板が配置されていないので、表示窓42は画像が表示されず透明もしくは半透明に状態になる。これにより、遊技者は、液晶表示パネル41の表示窓42を通して3列のリール101a、101b、101c(図2参照)に描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できるようになっている。
液晶表示パネル41は、図5に示すように一体的に組み立てた状態で、図4に示すバックライト84の裏面に、基板取付フレーム91がねじ止めにより取り付けられる。
さらに、図4に示すように基板取付フレーム91の裏面の上下には、それぞれサブ制御基板30、中央表示基板31がねじ止めにより取り付けられる。
図6はスロットマシン1の上部パネル部4の液晶表示パネル41に表示される映像を示す説明図である。
上部パネル部4の液晶表示パネル41は表示窓42を除く外郭枠40の内側の部分が映像表示領域46となっている。
映像表示領域46には、著名なキャラクターのアニメーション等を用いて遊技に関係する演出を行う演出映像301が背景として表示されている。
映像表示領域46の表示窓42の下側の位置には、スロットマシン1にクレジット(貯留)されているメダル数を表示する数値情報表示映像302と、入賞によって獲得したメダル数を表示する数値情報表示映像303とが表示されている。
映像表示領域46の表示窓42の左右の位置には、3個のリール101a、101b、101cの停止図柄の有効ラインを示す有効ライン表示映像304a、304bがそれぞれ表示されている。
映像表示領域46の有効ライン表示映像304aより若干上側の位置には、ボタン操作指示映像305が表示されている。
ボタン操作指示映像305は、ストップボタンの押順のアシストを行うゲームの際にストップボタン75a、75b、75cが操作の順番を点滅で指示するようになっている。
映像表示領域46の有効ライン表示映像304bより若干上側の位置には、入賞の絵柄の組み合わせと払い戻すメダルの数を示す入賞解説映像306が表示される。
映像表示領域46の上側両隅部には、ゲームの進行に応じて点灯又は点滅する演出用照明映像307a、307bが表示される。演出用照明映像307a、307bは従来のスロットマシンの前扉の上側両隅部に配置される演出用ランプのレンズ部をイメージした映像になっている。
映像表示領域46の上側中央部には、スロットマシン1の機種名を示す機種名表示映像308が表示される。
かかる構成のスロットマシン1によれば、液晶表示パネル41の映像表示領域46は、前扉3の上部パネル部4の外郭枠40の内周から前記表示窓42の周りまでの領域の全面に亘って設けられ、遊技に関係する演出の映像301、数値情報表示映像302、303、有効ライン表示映像304a、304b、ボタン操作指示映像305、入賞解説映像306、演出用照明映像307a、307b、機種名表示映像308等を表示できるので、遊技に関係する情報の報知する手段や演出を表示する手段を共通化することができる。これにより、前扉の構造をあまり複雑にすることなく、前扉で遊技に関係する多くの情報の報知や演出を行える。したがって、部品点数や製造コストをあまり増大させることなく、遊技に関係する多くの情報の報知や演出を行えるとともに、前扉3の上部パネル部4の正面側及び裏面側で大幅なスペースを確保することができる。
また、スロットマシン1によれば、上部パネル部4から演出用照明ランプを無くす代わりに、液晶表示パネル41に表示される演出用照明映像307a、307bの絵柄を光らせることで、多彩な演出のアレンジが可能となる。
さらに、スロットマシン1によれば、演出用照明映像307a、307bの色や形も自由にアレンジすることで、より高い演出効果が得られる。
さらに、スロットマシン1によれば、上部パネル部4から演出用ランプや機種専用の化粧板を無くすことで、大幅なコスト削減が可能となる。
さらに、スロットマシン1によれば、基板取付フレーム91の裏面のサブ制御基板30のメモリのデータを書き換えるだけで機種が変わっても液晶表示パネル41を含む大多数の部品のリサイクルが可能になり、コスト削減が可能になる。
さらに、スロットマシン1によれば、液晶表示パネル41に表示される絵柄を日付や時間に対応して変更することで、常に斬新で新鮮なイメージを遊技者に与えることが可能になる。
さらに、スロットマシン1によれば、上部パネル部4の略全体を液晶表示パネル41にしたことで、液晶表示パネル41として大画面のものを用いることができ、これにより液晶表示パネル41に画素数の多い滑らかな演出用の映像が表示でき、遊技者に好印象を与えることが可能になる。
尚、図1乃至図6に示した実施形態では、液晶表示パネル41の液晶パネル82は、表示窓42に対応する部分においても、電気的に駆動しているが、もう一つの実施の形態として、当該液晶パネル82の表示窓42に対応する部分を完全に貫通する構成にしてもよい。このような構成では、表示窓42を挟んで上下と左右で電気的に独立したソース信号線とゲート信号線を設けることになり、液晶パネル82から引き出される信号線が増えることになるが、表示窓42の透明度をさらに高めることが可能になる。
さらにもう一つの実施形態として、偏光板83として貫通部の無いものを用い、液晶パネル82の前面の表示窓42に対応する部分に偏光板と赤、緑、青のカラーフィルタ89が配置することで、液晶表示パネル41を全面液晶表示可能に構成し、表示窓42に半透明の画像を表示することも可能である。
本発明は、スロットマシンに限らず、周面の図柄を変動表示させるリール装置を内部に設けたパチンコ機等その他の遊技機にも応用することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの内部構造を表した図である。 図3は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図4は、本発明の一実施形態による液晶表示パネル及びその周辺部の分解斜視図である 図5は、本発明の一実施形態による液晶表示パネル及び基板取付フレームの斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの上部パネル部に表示される映像を示す説明図である。
符号の説明
1…スロットマシン、 2…筐体、 3…前扉、 4…上部パネル部、
5…下部パネル部、 6…受皿ユニット、 6a…受皿部、 7…操作卓、
20…主制御基板、 21…ホッパ装置、 22…補助貯留部、
23…主電源装置、 24…電源装置基板、 25…外部集中端子基板、
30…サブ制御基板、 31……中央表示基板、
32…メダル選別装置 32a…メダルセンサ、
33、34、35…ガイド部材、 36a、36b…スピーカ、
40…外郭枠、41…液晶表示パネル、42…表示窓、
45…枠状フレーム部、51…パネル、61…メダル払出口、
62…演出用放音部、71…メダル投入部、
72、73…ベットボタン、74…スタートレバー、
75a、75b、75c…ストップボタン、76…鍵穴、
81…保護パネル、82…液晶パネル、83…偏光板、
84…バックライト、85…高輝度白色発光ダイオード、
86、88…貫通部、87、90…配線、89…カラーフィルタ、
91…基板取付フレーム、100…リールユニット、
101a、101b、101c…リール、
110a、110b、110c…ステッピングモータ、
120a、120b、120c…基準位置センサ、
130…回胴装置基板、
201…CPU、202…乱数発生装置、203…記憶部、
204…システムプログラム、205…入賞抽選テーブル、
206…内部抽選フラグ、207…図柄配列データ、
208…リール停止位置検索テーブル、
209…リール停止位置選択テーブル、
210…リール停止コマフラグ、211…リール制御フラグ、
212…タイマ、213…タイマ割込生成部、
214…メダルクレジット手段、300…演出装置、
301…演出映像、302、303…数値情報表示映像、
304a、304b…有効ライン表示映像、
306…入賞解説映像、307a、307b…演出用照明映像、
308…機種名表示映像

Claims (2)

  1. 前方に開口を有する矩形状の筐体と、前記筐体内の上段側に設置され回転することで周面の図柄を変動表示させる円筒状のリールが複数並設されるリール装置と、前記リールの回転動作を操作するための操作手段が配置され前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を閉塞させる前扉を具備する回動式遊技機であって、
    前記前扉には当該前扉を構成する外郭枠の左右及び上端に至る領域に液晶表示パネルが配置され、当該液晶表示パネルには前記リール装置に対向して前記図柄を透視させる表示窓が形成されていることを特徴とする回動式遊技機。
  2. 前記液晶表示パネルの表示窓は、画像を表示させない透明または半透明の非表示領域を形成することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011078842A (ja) * 2011-01-25 2011-04-21 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014532200A (ja) * 2011-10-14 2014-12-04 トビス カンパニー リミテッドTovis Co., Ltd. ディスプレイ装置およびこれを含むゲーム機

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