JP5347004B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、駆動部材が部材を保持しながら駆動するため、駆動部材に一定の強度をもたせたいという要求もある。
本発明は、部材を駆動する駆動部材の強度を一定に保ちつつ、駆動部材に取り付けられるハーネスの損傷防止を図ることを目的とする。
また、駆動部材21は、一端側に設けられるヒンジ23Lを介して他の部材に支持され、ハーネス81は、駆動部材21の一端側のヒンジ23Lに巻き付けられることを特徴とすることができる。
さらに、一端側に位置するリブ部材711の外側にてハーネス81を挟んで保持する第1保持部731と、他端側に位置するリブ部材713の外側にてハーネス81を挟んで保持する第2保持部732とを備えることを特徴とすることができる。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
本実施形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の正面に、各種の演出に用いられる可動役物115(後述の図4参照)および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、本実施形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
なお、本実施形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED(Light Emitting Diode)表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、本実施形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示す図である。
図3に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
図4は、本実施形態の可動役物115の全体図である。
可動役物115は、図4に示すように、頭部ユニット10、胴体部ユニット30及び腕部ユニット60を備えている。また、本実施形態の可動役物115は、図4に示すように、ロボットの形をしている。そして、本実施形態の可動役物115では、例えば遊技状態に応じて、装飾部材118の背面側(遊技盤側)に待機させておいた頭部ユニット10、胴体部ユニット30及び腕部ユニット60が遊技盤110の中央部に向けて移動することで出現する。
そして、第1腕部ユニット60Lにおいて、前腕部61及び拳部62は、下方に設けられる回転軸を中心に図中時計周りに回転し、遊技盤110の左側側面における装飾部材118の背面側Bに待機した状態(図1の状態)から遊技盤110の中央部に出現する。また、第2腕部ユニット60Rにおいて、前腕部61及び拳部62は、下方に設けられる回転軸を中心に図中反時計回りに回転し、遊技盤110の右側側面の装飾部材118の背面側Bに待機した状態(図1の状態)から、遊技盤110の中央部に出現する。
(頭部の機能・構成)
図5は、頭部11を説明するための図である。なお、図5(a)は、後述の顔シャッタ13が閉じた状態であり、図5(b)は顔シャッタ13が開いた状態である。
図5(a)に示すように、可動部材の一例としての頭部11は、顔部材12と、顔部材12に対して移動可能に設けられ顔部材12を覆う顔シャッタ13とを備えている。また、図5(b)に示すように、顔部材12は、顔シャッタ13に接続するシャッタばね17と案内ピン15を有する。顔シャッタ13は、顔シャッタ13の移動を案内するシャッタ案内部14と後述の第1フック部材521及び第2フック部材522の掛かりを受けるフック受け部16を有する。
また、頭部11は、基板19と、基板19に実装される複数(本実施形態では7個)のLED19を備えている。
なお、本実施形態では、左右の2箇所にて顔シャッタ13の移動を案内することで、顔シャッタ13の移動を安定させている。
また、シャッタばね17には、本実施形態ではコイルばねを用いることができる。シャッタばね17は、顔部材12と顔シャッタ13とをつなぐ部材である。シャッタばね17は、図5(b)に示すように、一端が顔部材12の上側に接続し、他端が顔シャッタ13の上端に接続している。そして、シャッタばね17は、顔シャッタ13が顔部材12を覆う、顔シャッタ13を図中上側に引っ張る力を顔シャッタ13に付与する。
図5(b)に示すように、シャッタばね17の引っ張り力に抗して、フック受け部16を下側に向けて引っ張ることによって、頭部11の顔シャッタ13が下側にスライド移動する。このとき、顔シャッタ13は、シャッタ案内部14が顔部材12の案内ピン15に案内されて、下側に向けて直線状に移動する。そして、顔シャッタ13が下側に向けて降りることで、顔シャッタ13の背後に設けられる顔部材12が現れる。
以上のようにして、頭部11は、顔部材12に対して顔シャッタ13が開閉し、顔部材12が隠れた状態と顔部材12が現れた状態との2つの状態をとるように構成されている。
LED19は、基板18の電子回路に電気的に接続するようにして実装される。本実施形態では、LED19は、その発光方向が正面側になるように設ける。そして、LED19は、ランプ制御部320の制御に基づいて、基板18を介してハーネス81から給電を受けることで発光する。本実施形態では、頭部11を構成する部材の一部は、LED19の光を透過する部材によって構成している。従って、頭部ユニット10では、LED19を発光させることで、頭部11の一部が発光しているような演出を行う。
図6は、アーム部21を説明するための図である。なお、図6(a)は頭部11を待機状態に位置させた場合を示し、図6(b)は頭部11を出現状態に位置させた場合を示す。なお、図6(a)及び図6(b)は、それぞれ頭部ユニット10を背面側から見た図である。
図6(a)に示すように、駆動部材の一例としてのアーム部21は、図中左側に位置する第1アーム部材22Laと第2アーム部材22Lbとを有している。第1アーム部材22Laと第2アーム部材22Lbとは、ヒンジ23Lによって互いに接続している。また、アーム部21は、図中右側に位置する第3アーム部材22Raと第4アーム部材22Rbとを有している。第3アーム部材22Raと第4アーム部材22Rbとは、ヒンジ23Rによって互いに接続している。そして、これら第1アーム部材22La、第2アーム部材22Lb、第3アーム部材22Ra、及び第4アーム部材22Rbの4本の部材は菱形状に配置される。
また、第3アーム部材22Raは、ヒンジ23Rが設けられない側の端部に円弧状歯部243を有している。第4アーム部材22Rbは、ヒンジ23Rが接続しない側の端部に円弧状歯部244を有している。
なお、本実施形態では、上記のとおり、第2アーム部材22Lb及び第4アーム部材22Rbの2本の部材によって、例えば頭部11が傾かないように頭部11を安定して保持している。
さらに、アーム部21は、第2アーム部材22Lbの円弧状歯部242に噛み合う第2ギア252と、第2ギア252と第4アーム部材22Rbの円弧状歯部244にそれぞれ噛み合う第4ギア254とを備える。
このように、アームモータ21Mのステップ数(回転角度)を制御することによって、アーム部21の上下動を制御することにより、本実施形態では、ランプ制御部320におけるアーム部21の制御プログラムの簡略化を図っている。
また、アーム部21が出現状態となる方向にアームモータ21Mを回転させる。そして、アームセンサ28による受光パターンが「受光なし」→「受光あり」に変化したタイミングでアームモータ21Mの回転を停止する。これにより、アーム部21を出現状態にすることができる。
図6(b)に示すように、アームモータ21Mを駆動することによって、第1ギア251を図中矢印VIb方向に回転させる。そうすると、第1ギア251の回転を受けた第1アーム部材22Laの円弧状歯部241が回転することにより、第1アーム部材22Laが下側に向けて押し下げられる。そして、第1アーム部材22Laが押し下げられることで、ヒンジ23Lを介して、第2アーム部材22Lbも押し下げられる。
また、第1ギア251が回転することにより、第3ギア253が回転し、第3ギア253の回転を受けた第3アーム部材22Raの円弧状歯部243が回転することにより、第3アーム部材22Raが下側に向けて押し下げられる。そして、第3アーム部材22Raが押し下げられることで、ヒンジ23Rを介して、第4アーム部材22Rbも押し下げられる。
そして、第2アーム部材22Lbの円弧状歯部242を通る軸262、及び第4アーム部材22Rbの円弧状歯部244を通る軸264に接続する頭部11が下側に向けて移動する。
なお、頭部11の位置を出現状態から待機状態へと移行させる場合には、図6(b)に示す矢印VIbとは逆方向に第1ギア251を回転させる。これによって、図6(b)に示す出現状態のように頭部11が下側に位置した状態から、図6(a)に示す待機状態のように頭部11が上側に位置した状態へと移行する。
図7は、アーム部21におけるハーネス81の保持について詳しく説明するための図である。また、図8は、図7に示すVIII−VIII断面の断面図である。なお、図7は、アーム部21の第1アーム部材22La及び第2アーム部材22Lbを背面側から見た図である。
なお、第1アーム部材22Laのヒンジ23Lが位置する側にて、第1アーム部材22Laから出たハーネス81が第2アーム部材22Lbへと接続する。
凹部70は、正面側に位置する底面部材70Bと、底面部材70Bの外縁にて背面側に向けて切り立つ側壁部材70Wとを備えて構成されている。底面部材70Bには、後述するリブ部71、ねじ穴75及びボス76などの各種部品が設けられる。
また、凹部70の内側には、複数のねじ穴75が設けられる。このねじ穴75は、凹部70に蓋82を取り付ける際に用いる。蓋82は、ねじをねじ穴75に通して蓋82を留めることで凹部70が覆われる。凹部70の内側にハーネス81が位置すれば、ハーネス81を内側に収めた状態でハーネス81を保持する。
図9は、胴体部ユニット30の全体図である。また、図10は、胴体部ユニットを詳細に説明するための図である。なお、図10(a)は待機状態にある胴体部ユニット30を示し、図10(b)は出現状態にある胴体部ユニット30を示す。
図9に示すように、胴体部ユニット30は、胴体部31と、胴体部31を昇降させるリフト部41とを備えている。
(胴体部の機能・構成)
胴体部31は、図9に示すように、胴体部31の正面側Fに装飾を施す胴体装飾部材33と、頭部ユニット10における頭部11の顔シャッタ13を開閉する開閉機構部51と、胴体ベース部材31Bとを備えている。
図9に示すように、開閉機構部51は、頭部11における顔シャッタ13のフック受け部16(図5参照)に掛けられる第1フック部材521及び第2フック部材522を備える。そして、第1フック部材521及び第2フック部材522が顔シャッタ13のフック受け部16に掛かった状態で第1フック部材521及び第2フック部材522を下側に移動させると、頭部11の顔シャッタ13が下がり、顔部材12が現れた状態になる。また、例えば第1フック部材521及び第2フック部材522を移動させて、第1フック部材521及び第2フック部材522の顔シャッタ13のフック受け部16への掛かりを解除することで、顔部材12が覆われた状態に戻る。
リフト部41は、図10(a)に示すように、リフトベース部材41Bを有する。また、リフト部41は、駆動源であるリフトモータ41M、リフトモータ41Mの回転軸に直接取り付けられるギア430に接続するギア432、及びギア432に接続するギア431を備える。さらに、リフト部41は、ギア431及び胴体部31の第1ラックギア351に噛み合う第1ピニオンギア441と、ギア432及び胴体部31の第2ラックギア352に噛み合う第2ピニオンギア442とを備える。
また、10(a)に示すように、リフトベース部材41Bは、胴体ベース部材31Bを案内する第1リフト案内部451及び第2リフト案内部452を左右方向の端部にそれぞれ有している。
ギア432は、リフトモータ41Mから受けた回転力を第2ピニオンギア442に伝達する。また、ギア431は、ギア432を介してリフトモータ41Mから受けた回転力を第1ピニオンギア441に伝達する。
そして、図10(a)に示すように、第1ピニオンギア441及び第2ピニオンギア442は、リフトモータ41Mから伝達される回転力を胴体部31の第1ラックギア351及び第2ラックギア352に付与する。
本実施形態では、ランプ制御部320によってリフトモータ41Mを制御することで、リフト部41を動作させる。例えば、ランプ制御部320は、リフトモータ41Mが予め定められた回転方向に、予め定められたステップ数(回転角度)だけ回転するように制御する。
そして、図10(b)に示すように、リフトモータ41Mを動作させて、ギア432を図10(b)中矢印Xb方向に回転させる。そうすると、ギア432に接続する第2ピニオンギア442が回転する。そして、第2ピニオンギア442の回転を受けて、リフトベース部材41Bの第2ラックギア352が上方に向けて押し上げられる。一方、ギア432が回転することで、ギア431を介して第1ピニオンギア441が回転する。そして、第1ピニオンギア441の回転によって、リフトベース部材41Bの第1ラックギア351が上方に向けて押し上げられる。リフトベース部材41Bが上側に向けて押し上げられることで、リフトベース部材41Bに保持される胴体部31が出現状態の位置へと移動する。
なお、胴体部31の位置を出現状態から待機状態へと移行させる場合には、図10(b)に示す矢印Xbとは逆方向にギア432を回転させる。これによって、図10(b)に示す出現状態のように胴体部31が上側に位置した状態から、図10(a)に示す待機状態のように胴体部31が下側に位置した状態へと移行する。
Claims (4)
- 遊技演出を行う遊技機であって、
遊技演出を行うものとして機能し、電子部品が取り付けられ移動可能に設けられる可動部材と、
遊技演出を行うものとして機能し、長手方向の一端から他端に延び当該一端側にて支持され当該他端側にて前記可動部材を保持して当該可動部材を駆動する駆動部材と、
前記可動部材の前記電子部品に電力を供給するハーネスと、を備え、
前記駆動部材は、
底部と当該底部から立ち上がる側壁部とを備えて構成されて開口の内側に前記ハーネスを収容する収容部と、
前記収容部の前記底部および前記側壁部に接続する板状の部材であって、当該収容部の内側において前記一端と前記他端との間に並べて設けられる複数のリブ部材と、
前記ハーネスが収容された前記収容部の前記開口を覆う蓋部と、を有し、
前記複数のリブ部材は、各々の当該リブ部材の表面と裏面とがそれぞれ前記一端と前記他端とを向くように設けられるとともに、前記長手方向と直交する方向に交互に位置が変わるように配置されるスリットを備え、
前記ハーネスは、前記リブ部材の前記スリットに通されることで前記収容部の前記長手方向に蛇行しながら延びて保持されることを特徴とする遊技機。 - 前記リブ部材の前記スリットは、前記ハーネスに張力が生じた際に当該ハーネスを前記長手方向において移動可能に保持することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記駆動部材は、前記一端側に設けられるヒンジを介して他の部材に支持され、
前記ハーネスは、前記駆動部材の前記一端側の前記ヒンジに巻き付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記一端側に位置する前記リブ部材の外側にて前記ハーネスを挟んで保持する第1保持部と、
前記他端側に位置する前記リブ部材の外側にて前記ハーネスを挟んで保持する第2保持部と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
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