JP2006046316A - アイドルストップ付き車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
効果的にエンジンの自動停止及び自動始動を制御して燃費改善及びエミッション・騒音の低減を実現するアイドルストップ付き車両の制御装置を提供する。
【解決手段】
所定の条件によりエンジンの自動停止及び自動始動を行うアイドルストップ制御手段を有し、携帯可能な電波キーからのドアのロック信号及びアンロック信号を受信する受信手段と、受信した信号に応じてドアのロック及びアンロックを行うドアロック手段とを備えたアイドルストップ付き車両の制御装置であって、アイドルストップ制御手段は、ロック信号に基いてエンジンを自動停止すると共に、アンロック信号を除いたドライバの車両発進意思に基く信号を検出する車両発進意思検出手段を備え、アイドルストップ制御手段は、車両発進意思検出手段により車両発進意思に基く信号を検出したときにエンジンを自動始動する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エンジンのアイドルストップ制御装置に関し、車両の環境対応化・低公害化の技術分野に属する。
一般に、燃費の改善、エミッションの低減、騒音・振動の抑制等を図るためのエンジンのアイドルストップ制御が広く知られており、代表的には信号待ちや渋滞中に車速が略ゼロでブレーキペダルが踏まれているときにエンジンを自動停止し、その状態でブレーキペダルの踏み込みが解除されるときにエンジンを自動再始動するものが一般的である。
ところで、近年、通信販売や生活協同組合等の利用普及に伴って宅配車両が団地や住宅地に乗り入れる機会が増えている。このような宅配車両においては、ドライバが車両を一時停止させて荷物を宅配先まで運んでいる時間が長くかかる場合があり、このようなドライバの降車中(不在中)にエンジンを自動停止させると、アイドルストップ制御の実行の時間が増えて、燃費改善やエミッション・騒音の低減等のアイドルストップ制御の効果を大きく発揮させることになる。
ところで、宅配車両においては、ドライバは、車内で荷物を抱えた状態で降車することが多く、また乗降回数が多いので、イグニッションキーの抜き差しの操作や、エンジン運転・停止ボタン(請求項9に記載の「エンジン操作手段」に相当する:例えば押圧すると「入」となってエンジンを始動でき、その状態で次に押圧すると「切」となってエンジンを停止できる構成のもの)のエンジン停止のための「切」押圧操作が億劫になる場合がある。この問題に対して、特許文献1に記載の技術を適用することができる。すなわち、イグニッションキーとは別にドライバが携帯可能とされた電波キーが備えられ、この電波キーのドアのロック信号及びアンロック信号によりエンジンを自動停止及び自動始動させるのである。そうすれば、エンジンを停止させる動作をすることなく、イグニッションキーを差したまま、あるいはエンジン停止のための「切」押圧操作をしないまま、降車して外から電波キーでドアをロックすると共にエンジンを停止させると共に、電波キーでドアのアンロックを行うことによって、イグニッションキーにより操作することなく、あるいはエンジン始動のための「入」押圧操作をすることなく、エンジンを自動始動させることができる。
特開平8−61194号公報
しかしながら、このように電波キーのロック信号及びアンロック信号とエンジンの自動停止及び自動始動とを連動させた場合、例えばドライバが荷物を取りに戻っただけのときであっても、つまりドライバに発進意思がないときであっても、アンロック信号を受信した際にエンジンが自動始動されるので、前述のように効果的に燃費改善及びエミッション・騒音の低減等が図れないという問題がある。
そこで、本発明は、効果的にエンジンの自動停止及び自動始動を制御することによって燃費改善及びエミッション・騒音の低減を実現するアイドルストップ付き車両の制御装置を提供することを課題とする。
また、電波キーのロック信号及びアンロック信号とエンジンの自動停止及び自動始動とを連動させた場合には、例えばドライバが乗車して走行中に、誤って電波キーのロック信号を送信させると、エンジンが自動停止してしまう。また、同じくドライバが乗車して走行中に、誤って電波キーのアンロック信号を送信させると、電波キー本来の機能として、ドアがアンロックすなわち開錠してしまう。
この場合、電波キーとしては、ドライバ又は他の乗員が人的にボタン操作等してロック信号及びアンロック信号を車両側の送受信機器に送信する形式(手動送信式)のものの他、車両側の送受信機器から一定周期で自動送信されてくるリクエスト信号に応じて自己の認証コード信号を上記送受信機器に自動送信する形式(自動送信式)のものが知られている。特に、後者の場合、電波キーが車両から所定範囲内にあれば、電波キーと送受信機器との間でひとりでに信号の遣り取りが行われるから、例えばそのときの認証コード信号の認証ミス等、認証の結果次第によっては、ドライバが別段誤操作等しなくても、走行中に不用意にエンジンが自動停止されたり(換言すれば、エンジンを始動できなくなる)、ドアがロック又はアンロックされたりする(換言すれば、ドアをアンロック又はロックできなくなる)。
そこで、本発明は、電波キーのロック信号及びアンロック信号とエンジンの自動停止及び自動始動とを連動させた場合に生じ得る上記不具合、つまりドライバの乗車中における不用意なドアのロック及びアンロックやエンジンの自動停止を回避することを第2の課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、所定のエンジン自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止し、そのエンジンの自動停止中に所定のエンジン自動始動条件が成立したときにエンジンを自動始動するアイドルストップ制御手段を有すると共に、ドライバが携帯可能な電波キーからのドアのロック信号及びアンロック信号を受信する受信手段と、該受信手段により受信した信号に応じてドアのロック及びアンロックを行うドアロック手段とが備えられたアイドルストップ付き車両の制御装置であって、上記アイドルストップ制御手段は、上記電波キーのロック信号に基いてエンジンの自動停止を行うと共に、該アイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止中に上記電波キーから受信したアンロック信号を除いたドライバの車両発進意思に基く信号を検出する車両発進意思検出手段が備えられ、上記アイドルストップ制御手段は、上記車両発進意思検出手段により車両発進意思に基く信号を検出したときにエンジンを自動始動することを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、電波キーから受信したロック及びアンロック信号に応じてエンジン用の電源及びアクセサリ用の電源のオン及びオフを行う電源制御手段が備えられていることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は請求項2に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、油圧作動式摩擦要素の係合状態を変更することにより変速を行う変速機構と、変速レバーが駐車レンジから他のレンジへ移動を禁止するシフトロック手段と、ドライバのブレーキ操作に応じて該シフトロック手段による変速レバーの移動禁止を解除するシフトロック解除手段とが備えられ、車両発進意思検出手段は、エンジンの自動停止中におけるブレーキ操作の信号を検出すると共に、アイドルストップ制御手段は、上記車両発進意思検出手段によりブレーキ操作の信号を検出したときにエンジンを自動始動することを特徴とする。
次に、請求項4に記載の発明は、上記請求項1から請求項3のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、ヘッドライトの点灯又は消灯を検出するヘッドライト状態検出手段が備えられ、アイドルストップ制御手段は、ヘッドライトの点灯中は電波キーのロック信号を受信してもエンジンの自動停止を実行しないことを特徴とする。
次に、請求項5に記載の発明は、上記請求項1から請求項3のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、車両のライトの点灯又は消灯を検出するライト状態検出手段が備えられ、アイドルストップ制御手段は、ライトの点灯中に電波キーのロック信号を受信したときは、ライトの消灯及びエンジンの自動停止を実行することを特徴とする。
次に、請求項6に記載の発明は、上記請求項5に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、アイドルストップ制御手段は、ヘッドライトとスモールライトの両方の点灯中に電波キーのロック信号を受信したときは、ヘッドライトのみの消灯及びエンジンの自動停止を実行する一方、スモールライトのみの点灯中に電波キーのロック信号を受信したときには、スモールライトを消灯せずにエンジンの自動停止のみを実行することを特徴とする。
次に、請求項7に記載の発明は、上記請求項1から請求項6のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、バッテリの蓄電量を検出する蓄電量検出手段が備えられ、アイドルストップ制御手段は、バッテリの蓄電量が所定以下のときは電波キーのロック信号を受信してもエンジンの自動停止を実行しないことを特徴とする。
そして、請求項8に記載の発明は、上記請求項4又は請求項7に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、ロック信号を受信してもエンジンの自動停止を行わない状態にあるときは、ドライバにそのことを報知する報知手段が備えられていることを特徴とする。
一方、請求項9に記載の発明は、上記請求項1から請求項8のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、電波キーとは別のハードキーが車両のキーシリンダに挿入されていることを検出するハードキー挿入検出手段又は上記ハードキーがなくてもエンジンの操作が可能なエンジン操作手段と、ドライバが運転席に着座していることを検出するドライバ着座検出手段と、上記ハードキー挿入検出手段でハードキーのキーシリンダへの挿入が検出され又は上記エンジン操作手段でエンジンが運転されるように操作され、かつ上記ドライバ着座検出手段でドライバの運転席への着座が検出されているときは、上記電波キーからのドアのロック信号及びアンロック信号に応じたドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を禁止する禁止手段とが備えられていることを特徴とする。
次に、請求項10に記載の発明は、上記請求項9に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、電波キーに所定の要求信号を送信する送信手段が備えられ、電波キーは、上記送信手段からの要求信号に応じて所定の認証コード信号を受信手段に送信し、受信手段は、上記認証コード信号の認証を行って認証了承であるときにドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を行うように構成されており、禁止手段は、上記送信手段による電波キーへの要求信号の送信動作及び上記受信手段による認証コード信号の認証動作の少なくとも一方を禁止することにより、ドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を禁止することを特徴とする。
次に、請求項11に記載の発明は、上記請求項9に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、電波キーは、人的操作に応じてドアのロック信号及びアンロック信号を受信手段に送信し、受信手段は、上記電波キーからのロック信号及びアンロック信号を受け付けて該信号に応じてドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を行うように構成されており、禁止手段は、上記受信手段による電波キーからのロック信号及びアンロック信号の受付動作を禁止することにより、ドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を禁止することを特徴とする。
次に、請求項12に記載の発明は、上記請求項9から請求項11のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、ドライバ着座検出手段は、変速レバーが駐車レンジにあり、パーキングブレーキを除いたブレーキ操作がされておらず、かつ車速が所定車速以下である状態から、運転席のドアが開閉された後、変速レバーが駐車レンジから他のレンジへ移動されたか、パーキングブレーキを除いたブレーキ操作がされたか、又は車速が所定車速以上となったかの少なくともいずれかの状態に変化したときに、ドライバが運転席に着座していると判定することを特徴とする。
そして、請求項13に記載の発明は、上記請求項9から請求項11のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置において、ドライバ着座検出手段は、変速レバーが駐車レンジにないか、パーキングブレーキを除いたブレーキ操作がされているか、又は車速が所定車速以上であるかの少なくともいずれかの状態から、変速レバーが駐車レンジにあり、パーキングブレーキを除いたブレーキ操作がされておらず、かつ車速が所定車速以下である状態に変化した後、運転席のドアが開閉されたときは、ドライバが運転席に着座していないと判定することを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、例えば宅配車両のドライバが荷物を宅配先まで運ぶ降車時は、エンジンを切る動作をすることなく車外より電波キーのドアロック信号を送信するだけで、ドアロック及びエンジンを自動停止させることができ、利便性が向上すると共に、アイドルストップにより燃費の改善、エミッションの低減、騒音・振動の抑制等を図ることができる。一方、ドライバが宅配先から戻ってきて、電波キーのアンロック信号に基いてドアのアンロックを行う際には、この電波キーのアンロック信号だけではエンジンは自動始動しないようにしている。すなわち、ドライバが戻ってきても、ドライバが再び荷物を取りに戻っただけなどドライバに発進意思がない場合もあるので、電波キーによるアンロック信号を受信しただけではアイドルストップを継続して燃費の改善等を図るようにしている。そして、電波キーのアンロック信号以外のドライバによる発進意思を示す信号を検出して始めてエンジンの自動始動を行うようにしたので、発進意思とアイドルストップ解除とを確実に同期させることができる。なお、ドライバによる発進意思を示す信号とは、例えばブレーキスイッチのオン信号、シートベルトのオン信号、パーキングブレーキ解除信号などがある。
次に、請求項2に記載の発明によれば、電波キーから受信したロック信号に応じてオーディオ、パワーウインド、オイルポンプ用のモータなどアクセサリの電源をOFFすることによって、別途電源を切る手間が省けて利便性を向上すると共に、電源の切り忘れにより電力を無駄に消費することを防止することができる。一方、アンロック信号に応じてアクセサリ用の電源をONすることによって、電源をONする手間が省けて利便性を向上することができる。特に、モータ駆動により変速機構の油圧を立ち上げるAT車両においては、電波キーのアンロック信号によりエンジン始動前にオイルポンプ用のモータを駆動させ、摩擦要素用の油圧を予め立ち上げておくことによってエンジンの始動性を向上させることができる。
併せて、アクセサリ用電源のON・OFFと共に、エンジン用電源のON・OFFも行うようにしたから、これにより、エンジンの自動停止(エンジン用電源のOFF時)及びエンジンの自動始動準備(エンジン用電源のON時)が適正なタイミングで実現する。
次に、請求項3に記載の発明によれば、エンジンの停止中にブレーキ操作があって、シフトロック手段による変速レバーの移動禁止が解除されたことを条件にエンジンを自動始動されるから、ドライバの発進意思が的確に把握されてエンジンが早期に自動始動され、円滑な発進が図られることになり、これにより、車両の発進時にドライバが応答遅れを感じることがなくなる。
つまり、ブレーキが所定量以上踏み込まれたときに、シフトロック手段による駐車レンジから他のレンジ(例えばDレンジ等の走行レンジ)への選択阻止が解除されて、変速レバーによる駐車レンジから他のレンジへの選択が許可されるから、このブレーキの所定量以上の踏み込みを運転者の発進意思と明確に認めることができ、したがって、運転者がブレーキを所定量以上踏み込んだ段階(つまりシフトロック手段の作動を解除する程度に踏み込んだ段階)で、エンジンを自動始動するようにしたのである。その結果、運転者がブレーキを所定量以上踏み込んでから、変速レバーで走行レンジを選択し、さらにブレーキペダルから足を下ろしてアクセルペダルを踏み込むまでの間には十分な時間が経過しており、すでにオイルポンプが十分に駆動して作動油圧が十分に立ち上がっており、油圧作動式摩擦要素が十分に作動して、動力伝達経路の接続及び変速段の達成が確保され、良好・円滑な発進が実現される。
次に、請求項4に記載の発明によれば、ヘッドライトは消費電力が大きいので、ヘッドライトを点灯させたままアイドルストップを実行すると、バッテリが大きく消耗するおそれがあるから、ヘッドライト点灯時はアイドルストップを実行せずにエンジン駆動による発電を優先的に行ってバッテリの蓄電量を確保する。一方、消費電力の比較的小さなハザードやスモール点灯時は、バッテリの消耗の影響が少ないので、アイドルストップを実行して燃費の改善、エミッションの低減、騒音・振動の抑制等を図るようにしてもよい。
次に、請求項5に記載の発明によれば、車両のライトの点灯中に電波キーのロック信号を受信したときは、ライトの消灯及びエンジンの自動停止を実行する(順番は問わない)ようにしたから、バッテリ上がりをできるだけ防止しながらアイドルストップを実行することができる。
なお、請求項5において、「電波キーのロック信号を受信したとき」を、「エンジンの自動停止条件が成立したとき」に置き換えてもよい。
その場合に、請求項6に記載の発明によれば、ヘッドライトとスモールライトの両方の点灯中に電波キーのロック信号を受信したときは、ヘッドライトのみの消灯及びエンジンの自動停止を実行する(順番は問わない)一方で、スモールライトのみの点灯中に電波キーのロック信号を受信したときには、スモールライトを消灯せずにエンジンの自動停止のみを実行するようにしたから、バッテリ上がりをできるだけ防止しながらアイドルストップを実行できると共に、車両の全てのライトをドライバの意思とは無関係に強制的に消灯することによる違和感や不便さ(特に周囲が暗いとき等)が回避できる。
なお、請求項6においても、「電波キーのロック信号を受信したとき」(2箇所ある)を、「エンジンの自動停止条件が成立したとき」に置き換えてもよい。
次に、請求項7に記載の発明によれば、バッテリの蓄電量が所定以下のときはアイドルストップを実行せずに、エンジン駆動による発電を優先的に行ってバッテリの蓄電量を確保することができる。
そして、請求項8に記載の発明によれば、エンジンの自動停止を実行できないときにドライバにそのことを報知することによって、ドライバにエンジンの自動停止が実行できないことを認識させ、ドライバがエンジンを停止させる際にはイグニッションキーの操作によるエンジン停止を行うように促すこと、あるいはエンジン運転・停止ボタンのエンジン停止のための「切」押圧操作を促すことができる。その結果、バッテリの蓄電量を確保すると共にエンジンの無駄な駆動を防止するようにしている。
一方、請求項9に記載の発明によれば、電波キーとは別のハードキー(エンジン始動キー)がキーシリンダに挿入されており、又はエンジン操作手段(前述したように、例えば押圧すると「入」となってエンジンを始動でき、その状態で次に押圧すると「切」となってエンジンを停止できる構成のエンジン運転・停止ボタンのようなもの)でエンジンが運転されるように操作されており、かつドライバが運転席に着座しているとき、つまりドライバの乗車中は、電波キーからのドアのロック信号及びアンロック信号に応じたドアのロック及びアンロック並びにエンジンの自動停止を禁止するようにしたから、電波キーのロック信号及びアンロック信号とエンジンの自動停止及び自動始動とを連動させた場合に生じ得る不具合、つまりドライバの乗車中における不用意なドアのロック及びアンロックやエンジンの自動停止等が確実に回避される。
逆に、ドライバが運転席に着座していないとき、つまりドライバの降車中は、たとえハードキーがキーシリンダに挿入されたままでも、又はエンジン操作手段でエンジンが運転されるように操作されたままでも(つまりエンジンを停止するようボタンの「切」押圧操作をしていないままでも)、電波キーからのドアのロック信号及びアンロック信号に応じたドアのロック及びアンロック並びにエンジンの自動停止が許可されることとなる。
その場合に、請求項10に記載の発明によれば、電波キーが、自己の認証コード信号を車両側の受信機器に自動送信する形式の電波キーであるときの禁止手段の禁止動作がより具体化され、それによれば、車両側の送信機器による電波キーへの要求信号の送信動作及び上記受信機器による認証コード信号の認証動作の少なくとも一方を禁止するようにしたから、これにより、例えば認証コード信号の認証ミス等に起因する、ドライバの乗車中における不用意なドアのロック及びアンロックやエンジンの自動停止等が確実に回避される。また、不必要な電波キーの電池の消耗を低減できる。
一方、請求項11に記載の発明によれば、電波キーが、人的操作に応じてロック及びアンロック信号を車両側の受信機器に送信する形式の電波キーであるときの禁止手段の禁止動作がより具体化され、それによれば、上記受信機器による電波キーからのロック及びアンロック信号の受付動作を禁止するようにしたから、これにより、例えば誤操作等に起因する、ドライバの乗車中における不用意なドアのロック及びアンロックやエンジンの自動停止等が確実に回避される。
その場合に、請求項12又は請求項13に記載の発明によれば、ドライバ着座検出手段の判定動作(ドライバが運転席に着座しているか否かの判定動作)がより具体化され、それによれば、それぞれ、別段新たなセンサ類を追加することなく、したがってコストアップを招くことなく、従来から車両に備えられているスイッチ類等を利用して、ドライバが乗車中か降車中かを適正・的確・合理的かつ安価に判定することができる。
なお、請求項12及び請求項13において、「運転席のドアが開閉」とあるのは、運転席のドアを開けて閉じること、あるいは逆に、運転席のドアを閉じて開けること、の一連の動作だけでなく、閉じているドアを開けること、あるいは逆に、開いているドアを閉じること、も含むものとする。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態としての図1に示す車両1は、宅配業務に使用される商用トラックであって、駆動源としてのエンジン10と、該エンジン10の出力回転を変速して駆動輪側に出力する自動変速機20とを備えている。自動変速機20は、クラッチやブレーキ等の複数の油圧作動式摩擦要素群21を備え、該摩擦要素群21の選択的作動により、例えば遊星歯車機構でなる変速歯車機構の動力伝達経路が接続されたり切り換えられて、前進4段・後進1段が達成される。そして、この車両1には、上記油圧作動式摩擦要素群21の作動油圧を生成するオイルポンプ30が備えられている。オイルポンプ30は、エンジン10の出力回転で駆動されて作動油を吐出する機械式のもので、エンジン10が停止するとオイルポンプ30も油圧の生成が停止状態となる。
この車両1には、イグニッションキーの他にドライバが携帯可能な電波キー40が備えられ、この電波キー40のスイッチ操作により発信されるドアのロック信号及びアンロック信号を電波キー信号受信機41により受信し、ドアロック用アクチュエータ42を制御してドアのロック及びアンロックを行うことができる。また、この電波キー40のロック信号及びアンロック信号によりイグニッションスイッチの状態に関係なくエンジン10の自動停止及び自動始動を制御する場合がある。なお、電波キー40は、スイッチ操作によるものに限らず、電波キー信号受信手段41により電波キー40から発信された信号の受信強度を測定し、受信強度に応じてドアのロック及びアンロックを実行するいわゆるスマートキーレスであってもよい。
この車両1には、アイドルストップ制御コントロールユニット100が備えられている。コントロールユニット100は、アイドルストップ実行/解除判定部を有し、ブレーキペダルが踏み込まれたときにオンとなるブレーキスイッチ51からの信号と、ブレーキペダルの操作量(踏込量)を検出するブレーキ操作量センサ52からの信号と、車両1の速度を検出する車速センサ53からの信号と、シフトレバーが駐車(P)レンジに投入されたときにONとなるインヒビタスイッチ54からの信号と、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)55が使用中であるときにオンとなるパーキングブレーキスイッチからの信号と、車両1の各種ライトの点灯/消灯状態を検出するライト情報検出手段56からの信号と、バッテリの電圧や電流を検出することによりバッテリの蓄電量を検出するバッテリ蓄電量検出手段57からの信号と、電波キー40からのドアのロック信号及びアンロック信号を受信すると共にドアに備えられてドアのロック及びアンロックを行うドアロック用アクチュエータ42を制御する電波キー信号受信機41からの信号とを入力する。
ここで、図2に示すように、この車両1の運転席前方のインパネには、スピードメータやタコメータ等と並んで、アイドルストップ中ランプ61、自動始動報知ランプ62、及び警報ランプ63が備えられている。アイドルストップ中ランプ61は、エンジン10の自動停止の期間中点灯して、ドライバにアイドルストップ中であることを報知する。自動始動放置ランプ62は、エンジン10の自動始動時に一時的に点灯して、ドライバにエンジン10が自動始動されたことを報知する。警報ランプ63は、バッテリの状態等によってアイドルストップが実行できない状態であるときにその旨をドライバに報知するために点灯する。また、図1に示すように、車両1にはオーディオ、パワーウインド、スタンバイ状態のモータなどのアクセサリのON/OFFを行う電源スイッチ64が備えられている。
そして、コントロールユニット100は、これらのスイッチやセンサからの信号に基いてアイドルストップ制御を実行し、その制御信号を、エンジン10の燃料噴射弁11…11及び点火プラグ12…12と、上記インパネに備えられたアイドルストップ中ランプ61と、自動始動報知ランプ62と、警報ランプ63と、電源スイッチ64とに出力する。
一方、この車両1には、シフトロック機構70が備えられている。シフトロック機構70は、シフトレバーが駐車レンジの選択位置から、他のレンジ(例えばDレンジ等の走行レンジ)の選択位置へ移動操作されることを阻止するもので、そのようにシフトレバーの移動を阻止するためにピン等の移動阻止部材をシフトレバーの移動経路に進出又は後退させるアクチュエータ(ソレノイド)71が備えられている。そして、そのようなシフトロック制御用アクチュエータ71に対して、上記ブレーキスイッチ51のON信号及びブレーキ操作量センサ52の操作量信号が送信され、それらの信号に基いて、シフトロック機構70のシフトロックが実行(上記ピンが進出)又は解除(同、後退)される。具体的には、ブレーキスイッチ51からブレーキペダルが踏み込まれたことを示すON信号があり、かつブレーキ操作量センサ52からブレーキペダルが所定量α以上踏み込まれたことを示す操作量信号がある場合に限りシフトロックないしアイドルストップが解除され、それ以外の場合にはシフトロックが実行されてアイドルストップは継続する。
なお、メカニカル式のシフトロック機構(ケーブル等)の場合は、シフトロック機構とブレーキスイッチとの接続はない。この場合は、ブレーキ操作量がシフトロック解除用操作量以上になったときにシフトロックないしアイドルストップを解除する。これはドライバのシフトロック解除意思検出とアイドルストップ解除とを対応させるためである。
なお、ブレーキ操作量センサ52は、ブレーキペダルの踏み込み量を反映するパラメータを検出するものであればよく、例えばブレーキ液の圧力を検出するブレーキ液圧センサや、ブレーキペダルのストローク量を検出するストローク量センサ等で構成することができる。
次に、上記アイドルストップ制御コントロールユニット100が実行する第1のアイドルストップ制御を図3に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1で、上記センサやスイッチからの各検出値を入力し、ステップS2でアイドルストップ中か否かを判定する。ステップS2でアイドルストップ中でないと判定されたときはステップS3に進んで変速レバーが駐車レンジに位置しかつパーキングブレーキがONか否かを判定する。ステップS3で変速レバーが駐車レンジに位置しかつパーキングブレーキがONのときはステップS4に進み、これらの条件が満たされていないときはステップS1に戻る。ステップS4では所定時間経過したかを判断する。所定時間経過した場合は、ステップS5に進んでエンジンを自動停止させ、アイドルストップを実行する。そして、ステップS6で車外より電波キー40によるロック信号を受信したか否かを判定する。なお、電波キー40が前述のスマートキーレスの場合は、該スマートキーレスからの信号の受信強度が所定以下のときにロック信号を受信したと判定する。ステップS6でロック信号を受信した場合はステップS7でドアをロックし、さらに電源スイッチ64をOFFしてリターンし、ステップS6でロック信号を受信しない場合は、車内に人がいるかもしれないので施錠せずにそのままリターンする。
一方、ステップS4で所定時間が経過していないときはステップS8に進んで車外より電波キー40のロック信号を受信したかどうかを判定し、ロック信号を受信したときはステップS9に進んでドアアンロック、電源スイッチ64をOFF、エンジン10の自動停止(アイドルストップ)を実行してリターンし、ロック信号を受信していない場合はステップS4に戻る。
ステップS2でアイドルストップ中と判定されたときは、ステップS10に進んで車外より電波キー40によるアンロック信号を受信したか否かを判定する。なお、電波キー40がスマートキーレスの場合は、該スマートキーレスからの信号の受信強度が所定以上のときにアンロック信号を受信したと判定する。ステップS10でアンロック信号を受信したときは、ステップS11でドアアンロック及び電源スイッチ64のONを実行し、次に、ステップS12でブレーキがONされたか否かを判定する。ブレーキONは、シフトロックを解除するドライバの発進意思として判断される信号である。ステップS12でブレーキがONされた場合はステップS13でエンジン10の自動始動を行う。一方、ブレーキがONされていない場合はエンジン10を自動始動せずにそのままリターンする。なお、ステップS10で車外より電波キー40のアンロック信号を受信していないときはステップS6に進む。
なお、ステップS12ではドライバの発進意思をブレーキのON操作で検出するようにしたが、これに限らず、シートベルトの装着行為に伴ってドライバの発進意思を検出するものや、パーキングブレーキの解除信号によりドライバの発進意思を検出するようにしてもよい。
次に、第2のアイドルストップ制御を図4及び図5に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS21で、上記センサやスイッチからの各検出値を入力し、ステップS22でアイドルストップ中か否かを判定する。ステップS22でアイドルストップ中でないと判定されたときはステップS23に進んでヘッドライト点灯中か否かを判定する。ヘッドライト点灯中でないと判定されたときはステップS24でバッテリ容量(バッテリ蓄電量)が所定値以上あるか否かを判定する。そして、ステップS24でバッテリ容量が所定値以上あると判定されたときはステップS25に進んで変速レバーが駐車レンジに位置しかつパーキングブレーキがONか否かを判定する。ステップS25で変速レバーが駐車レンジに位置しかつパーキングブレーキがONのときはステップS26に進み、これらの条件が満たされていないときはステップS21に戻る。ステップS26では、所定時間経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合は、ステップS27に進んでエンジンを自動停止させ、アイドルストップを実行する。そして、ステップS28で車外より電波キーのロック信号を受信したか否かを判定する。ステップS28でロック信号を受信した場合はステップS29でドアロック及び電源OFFを実行してリターンし、ステップS28でロック信号を受信していない場合はそのままリターンする。
一方、ステップS26で所定時間が経過していないときはステップS30に進んで車外より電波キー40のロック信号を受信したかどうかを判定し、ロック信号を受信したときはステップS31に進んでドアアンロック、電源OFF、エンジンの自動停止(アイドルストップ)を実行してリターン、ロック信号を受信していない場合はステップS26に戻る。
また、ステップS23でヘッドライト点灯中と判断されたか、ステップS24でバッテリ容量が所定以下と判断されたときはステップS32に進んでアイドルストップ不可である旨を音声と共に警報ランプ63を点灯させてドライバに報知する。次に、ステップS33でイグニッションキーがOFFの状態であるか否かを判定する。ステップS33でイグニッションキーがONの状態であればそのままリターンし、OFFの状態であればステップS34に進んで車外より電波キー40のロック信号を受信したか否かを判定する。ステップS34でロック信号を受信したと判定された場合はステップS35でドアロックを実行してリターンする。ステップS34でロック信号を受信していないと判定されたときはステップS36で車外より電波キーのアンロック信号を受信したか否かを判定する。ステップS36でアンロック信号を受信したと判定された場合はステップS37でドアのアンロックを実行してリターンする一方、ステップS36でアンロック信号を受信していないと判定された場合はそのままリターンする。
ステップS22でアイドルストップ中と判定されたときは、ステップS38に進んで車外より電波キー40によるアンロック信号を受信したか否かを判定する。ステップS38でアンロック信号を受信したときは、ステップS39でドアアンロック及び電源スイッチ64のONを実行し、次に、ステップS40でブレーキがONされたか否かを判定する。ブレーキONは、シフトロックを解除するドライバの発進意思として判断される信号である。ステップS40でブレーキがONされた場合はステップS41でエンジン10の自動始動を行う。一方、ブレーキがONされていない場合はエンジン10を自動始動せずにそのままリターンする。なお、ステップS38で車外より電波キー40のアンロック信号を受信していないときはステップS28に進む。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
この実施の形態に係る車両1′は、図6に示すように、手動変速機20′を備えた宅配車両である。なお、第2の実施の形態における車両1′は、第1の実施の形態における車両1の自動変速機20及びブレーキスイッチ51を手動変速機20′及びクラッチペダルスイッチ51′に置き換えた以外は上記第1の実施の形態と同様の構成であるため同一符号を付している。クラッチペダルスイッチ51′は、クラッチが踏み込まれたときにONになり、ドライバの発進意思を検出する。
この車両1′におけるアイドルストップ制御コントロールユニット100が実行する第1のアイドルストップ制御を図7に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS51で、上記センサやスイッチからの各検出値を入力し、ステップS52でアイドルストップ中か否かを判定する。ステップS52でアイドルストップ中でないと判定されたときはステップS53に進んで変速レバーが駐車レンジに位置しかつパーキングブレーキがONか否かを判定する。ステップS53で変速レバーがニュートラル状態でかつパーキングブレーキがONのときはステップS54に進み、これらの条件が満たされていないときはステップS51に戻る。ステップS54では所定時間経過したかを判断する。所定時間経過した場合は、ステップS55に進んでエンジンを自動停止させ、アイドルストップを実行する。そして、ステップS56で車外より電波キー40によるロック信号を受信したか否かを判定する。なお、電波キー40が前述のスマートキーレスの場合は、該スマートキーレスからの信号の受信強度が所定以下のときにロック信号を受信したと判定する。ステップS56でロック信号を受信した場合はステップS57でドアをロックし、さらに電源スイッチ64をOFFしてリターンし、ステップS56でロック信号を受信しない場合は、車内に人がいるかもしれないので施錠せずにそのままリターンする。
一方、ステップS54で所定時間が経過していないときはステップS58に進んで車外より電波キー40のロック信号を受信したかどうかを判定し、ロック信号を受信したときはステップS59に進んでドアアンロック、電源スイッチ64をOFF、エンジン10の自動停止(アイドルストップ)を実行してリターンし、ロック信号を受信していない場合はステップS54に戻る。
ステップS52でアイドルストップ中と判定されたときは、ステップS60に進んで車外より電波キー40によるアンロック信号を受信したか否かを判定する。なお、電波キー40がスマートキーレスの場合は、該スマートキーレスからの信号の受信強度が所定以上のときにアンロック信号を受信したと判定する。ステップS60でアンロック信号を受信したときは、ステップS61でドアアンロック及び電源スイッチ64のONを実行し、次に、ステップS62でクラッチペダルスイッチ51′がONされたか否かを判定する。クラッチペダルスイッチ51′ONは、発進意思として判断される信号である。ステップS62でクラッチペダルスイッチ51′がONされた場合はステップS63でエンジン10の自動始動を行う。一方、クラッチペダルスイッチ51′がONされていない場合はエンジン10を自動始動せずにそのままリターンする。なお、ステップS60で車外より電波キー40のアンロック信号を受信していないときはステップS56に進む。
なお、ステップS62ではドライバの発進意思をブレーキのON操作で検出するようにしたが、これに限らず、シートベルトの装着行為に伴ってドライバの発進意思を検出するものや、パーキングブレーキの解除信号によりドライバの発進意思を検出するようにしてもよい。
次に、第2のアイドルストップ制御を図8及び図9に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS71で、上記センサやスイッチからの各検出値を入力し、ステップS72でアイドルストップ中か否かを判定する。ステップS72でアイドルストップ中でないと判定されたときはステップS73に進んでヘッドライト点灯中か否かを判定する。ヘッドライト点灯中でないと判定されたときはステップS74でバッテリ容量(バッテリ蓄電量)が所定値以上あるか否かを判定する。そして、ステップS74でバッテリ容量が所定値以上あると判定されたときはステップS75に進んで変速レバーが駐車レンジに位置しかつパーキングブレーキがONか否かを判定する。ステップS75で変速レバーがニュートラル状態でかつパーキングブレーキがONのときはステップS76に進み、これらの条件が満たされていないときはステップS71に戻る。ステップS76では、所定時間経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合は、ステップS77に進んでエンジンを自動停止させ、アイドルストップを実行する。そして、ステップS78で車外より電波キーのロック信号を受信したか否かを判定する。ステップS78でロック信号を受信した場合はステップS79でドアロック及び電源OFFを実行してリターンし、ステップS78でロック信号を受信していない場合はそのままリターンする。
一方、ステップS76で所定時間が経過していないときはステップS80に進んで車外より電波キー40のロック信号を受信したかどうかを判定し、ロック信号を受信したときはステップS81に進んでドアアンロック、電源OFF、エンジンの自動停止(アイドルストップ)を実行してリターン、ロック信号を受信していない場合はステップS76に戻る。
また、ステップS73でヘッドライト点灯中と判断されたか、ステップS74でバッテリ容量が所定以下と判断されたときはステップS82に進んでアイドルストップ不可である旨を音声と共に警報ランプ63を点灯させてドライバに報知する。次に、ステップS83でイグニッションキーがOFFの状態であるか否かを判定する。ステップS83でイグニッションキーがONの状態であればそのままリターンし、OFFの状態であればステップS84に進んで車外より電波キー40のロック信号を受信したか否かを判定する。ステップS84でロック信号を受信したと判定された場合はステップS85でドアロックを実行してリターンする。ステップS84でロック信号を受信していないと判定されたときはステップS86で車外より電波キーのアンロック信号を受信したか否かを判定する。ステップS86でアンロック信号を受信したと判定された場合はステップS87でドアのアンロックを実行してリターンする一方、ステップS86でアンロック信号を受信していないと判定された場合はそのままリターンする。
ステップS72でアイドルストップ中と判定されたときは、ステップS88に進んで車外より電波キー40によるアンロック信号を受信したか否かを判定する。ステップS88でアンロック信号を受信したときは、ステップS89でドアアンロック及び電源スイッチ64のONを実行し、次に、ステップS90でクラッチペダルスイッチ51′がONされたか否かを判定する。クラッチペダルスイッチ51′ONは、シフトロックを解除するドライバの発進意思として判断される信号である。ステップS90でクラッチペダルスイッチ51′がONされた場合はステップS91でエンジン10の自動始動を行う。一方、クラッチペダルスイッチ51′がONされていない場合はエンジン10を自動始動せずにそのままリターンする。なお、ステップS88で車外より電波キー40のアンロック信号を受信していないときはステップS78に進む。
以上のように構成することによって、ドライバが荷物を宅配先まで運ぶときは、車外より電波キー40のドアロック信号を送信するだけで、ドアロック及びエンジンを自動停止させることができ、利便性が向上すると共に、アイドルストップにより燃費の改善、エミッションの低減、騒音・振動の抑制等を図ることができる。一方、ドライバが宅配先から戻ってきて、電波キー40のアンロック信号に基いてドアのアンロックを行う際には、この電波キー40のアンロック信号ではエンジン10は自動始動しないようにしている。すなわち、ドライバが戻ってきても、ドライバが再び荷物を取りに戻っただけの場合もあるので、電波キー40によるアンロック信号を受信しただけではアイドルストップを継続して燃費の改善等を図るようにしている。そして、電波キー40のアンロック信号以外のドライバによる発進意思を示す信号、第1の実施の形態ではブレーキスイッチ51ON、第2の実施の形態ではクラッチペダルスイッチ51′ONを検出して始めてエンジン10の自動始動を行うようにしたので、発進意思とアイドルストップ解除とを確実に同期させることができる。
また、電波キー40から受信したロック信号に応じてアクセサリの電源64をOFFすることによって、別途電源64を切る手間が省けて利便性を向上すると共に、電源スイッチ64の切り忘れにより電力を無駄に消費することを防止することができる。一方、アンロック信号に応じて電源スイッチ64をONすることによって、該スイッチ64をONする手間が省けて利便性を向上することができる。特に、モータの駆動により変速機構の摩擦要素の油圧を立ち上げるAT車両においては、電波キー40のアンロック信号でエンジン10の自動始動前に予め油圧を立ち上げておくことによってエンジン10の始動性を向上することができる。
一方、第1の実施の形態のように自動変速機20を備えられた車両1においては、エンジン10の停止中にブレーキ操作があって、シフトロック機構70による変速レバーの移動禁止が解除されたことを条件にエンジン10が自動始動されるから、ドライバの発進意思が的確に把握されてエンジン10が早期に自動始動され、円滑な発進が図られることになり、これにより、車両1の発進時にドライバが応答遅れを感じることがなくなる。
つまり、ブレーキが所定量以上踏み込まれたときに、シフトロック機構70による駐車レンジから他のレンジ(例えばDレンジ等の走行レンジ)への選択阻止が解除されて、変速レバーによる駐車レンジから他のレンジへの選択が許可されるから、このブレーキの所定量以上の踏み込みを運転者の発進意思と明確に認めることができ、したがって、運転者がブレーキを所定量以上踏み込んだ段階(つまりシフトロック機構70の作動を解除する程度に踏み込んだ段階)で、エンジン10を自動始動するようにしたのである。その結果、運転者がブレーキを所定量以上踏み込んでから、変速レバーで走行レンジを選択し、さらにブレーキペダルから足を下ろしてアクセルペダルを踏み込むまでの間には十分な時間が経過しており、すでにオイルポンプ30が十分に駆動して作動油圧が十分に立ち上がっており、油圧作動式摩擦要素21が十分に作動して、動力伝達経路の接続及び変速段の達成が確保され、良好・円滑な発進が実現される。
また、上記第2のアイドルストップ制御においては、ヘッドライト点灯中はアイドルストップを実行しないようにしているが、これはヘッドライトは消費電力が大きいので、ヘッドライトを点灯させたままアイドルストップを実行すると、バッテリが大きく消耗するおそれがあるから、ヘッドライト点灯時はアイドルストップを実行せずにエンジン駆動による発電を優先的に行ってバッテリの蓄電量を確保するようにしている。一方、消費電力の比較的小さなハザードやスモール点灯時は、バッテリの消耗の影響が少ないので、アイドルストップを実行して燃費の改善、エミッションの低減、騒音・振動の抑制等を図るようにしてもよい。
また、バッテリの蓄電量が所定以下のときはアイドルストップを実行しないようにしているが、これによってエンジン駆動による発電を優先的に行ってバッテリの蓄電量を確保することができる。一方、バッテリの蓄電量が所定以上のときはエンジン10の自動停止を実行して燃費の改善、エミッションの低減、騒音・振動の抑制等を図るようにしてもよい。
さらに、エンジン10の自動停止を実行しないときにドライバに警報することによって、ドライバにエンジン10の自動停止が実行できないことを認識させ、ドライバがエンジン10を停止させる際にはイグニッションキーの操作によるエンジン10の停止を行うこと、あるいはエンジン運転・停止ボタンのエンジン停止のための「切」押圧操作を促すことができ、バッテリの蓄電量を確保すると共にエンジン10の無駄な駆動を防止するようにしている。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。図10に示すように、この実施形態に係る車両2aは、図1や図6と比較して、電波キー信号受信機41に代えて、送受信機器としてのキーレスユニット(請求項10に記載の「送信手段」及び「受信手段」)241aを備えている。このキーレスユニット241aは、電波キーとしてのいわゆるスマートカード(自動送信式の電波キー:第1、第2実施形態で述べたスマートキーレスに類似)240aと信号の遣り取りを行う。キーレスユニット241aは、一定周期で、スマートカード240aに対して、リクエスト信号αを自動送信する。スマートカード240aは、そのリクエスト信号αに呼応して、自己の認証コードを含んだ信号βを、キーレスユニット241aに自動送信(返信)する。
図11に示すように、この車両2aにおいては、バッテリ220に、スモールライトやヘッドライト等のライト群221と、キーレスユニット241aと、アイドルストップ制御コントロールユニット200とが直に接続されている。また、キースイッチ222を介して、インヒビタスイッチ54やシフトロック機構70等のシフトロック機構群223が接続されている。また、キースイッチ222及び第1リレースイッチ224を介して、エンジンコントロールユニットやメータコントロールユニットあるいはエアバッグコントロールユニット等のコントロールユニット群225が接続されている。さらに、キースイッチ222及び第2リレースイッチ226を介して、ラジオ等のアクセサリ群227が接続されている。
これらのうち、コントロールユニット群225のエンジンコントロールユニットは、この車両2aのエンジン210に対して制御信号を出力する。キースイッチ222は、スマートカード240aとは別のハードキー(エンジン始動キー(第1、第2実施形態のイグニッションキーに相当):図示せず)が、この車両2aの運転席のキーシリンダ(図示せず)に挿入されているときにONとなり、抜かれているときにOFFとなる。その場合に、キースイッチ222は、ハードキーがキーシリンダに挿入されているときに、キー挿入信号をキーレスユニット241aに出力する(請求項9に記載の「ハードキー挿入検出手段」)。
あるいは、これに代えて、キースイッチ222は、ハードキーがなくてもエンジン210の操作が可能なエンジン運転・停止ボタン又はそれと連動するものであってもよい(請求項9に記載の「エンジン操作手段」)。すなわち、エンジン運転・停止ボタンは、押圧すると「入」となってエンジン210を始動でき、その状態で次に押圧すると「切」となってエンジン210を停止できる構成である。
ここで、この車両2aには、例えばスマートカード240aを紛失した等の緊急時用の予備キー243が備えられている。この予備キー243をドアの鍵穴に差し込んで操作すると、ドアロック用アクチュエータ242から、アイドルストップ制御コントロールユニット200の認証操作モード入力検出部に信号が出力され、認証操作モード入力検出部から起動制御部に信号が出力される。これに対し、ドライバあるいは他の乗員がスマートカード240aを携帯する通常時は、キーレスユニット241aから、アイドルストップ制御コントロールユニット200の起動制御部に直接に信号が出力される。そして、いずれにおいても、起動制御部からアイドルストップ実行/解除判定部に信号が出力されて、該判定部から、第1リレースイッチ224に、ON・OFF信号が出力される(請求項2に記載の「エンジン用の電源のオン及びオフを行う電源制御手段」)。その結果、上記アイドルストップ実行/解除判定部から、第1リレースイッチ224に、OFF信号が出力されたときは、エンジン210が自動停止され、ON信号が出力されたときには、エンジン210の自動始動準備が行われる。
また、アイドルストップ制御コントロールユニット200の起動制御部から、第2リレースイッチ226に、ON・OFF信号が出力される(請求項2に記載の「アクセサリ用の電源のオン及びオフを行う電源制御手段」)。その結果、上記起動制御部から、第2リレースイッチ226に、OFF信号が出力されたときは、アクセサリ群227の電源が自動的にOFFされ、ON信号が出力されたときには、アクセサリ群227の電源が自動的にONされて、いずれの場合も利便性が向上する。
次に、この第3実施形態に係る車両2aにおける第1のアイドルストップ制御を図12に示すフローチャートを参照して説明する。この第1のアイドルストップ制御は、特許請求の範囲における請求項1、請求項2及び請求項3に記載の発明に対応する。
まず、ステップS101で、上記センサやスイッチからの各検出値を入力したうえで、ステップS102で、アイドルストップ中か否かを判定し、アイドルストップ中でないと判定したときは、ステップS103で、変速レバーが駐車レンジに位置し、かつパーキングブレーキがONか否かを判定する。そして、ステップS103で変速レバーが駐車レンジに位置し、かつパーキングブレーキがONであるときは、ステップS104に進む一方、上記条件が満たされていないときには、ステップS101に戻る。
ステップS104では、所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過したときは、ステップS105で、第1リレースイッチ224をOFFにする。すなわち、エンジン210を自動停止させて、アイドルストップを実行する。なお、キースイッチ222は、運転席のキーシリンダにハードキーが差し込まれたままとなっており、ONに維持されている。その後、ステップS106で、電波キー、つまりスマートカード240aからの認証コードの認証(認証はキーレスユニット241aが行う)が不可か否かを判定する。すなわち、スマートカード240aを携帯したドライバ等が車両2aから所定距離遠ざかった結果、スマートカード240aからの認証コード信号βの強度が所定強度以下に弱まったか否かを判定するのである。そして、その結果、YESのときは、ステップS107で、ドアを施錠すると共に、第2リレースイッチ226をOFFにして、アクセサリ群227の電源を切断した後、リターンする。これに対し、ステップS106でNOのときには、スマートカード240aを携帯したドライバ等がまだ車両2aから所定距離の範囲内にいるので、そのままリターンする。
一方、ステップS104で所定時間が経過していないときは、ステップS108で、上記ステップS106と同様、スマートカード240aからの認証コードの認証が不可か否かを判定し、その結果、YESのときは、ステップS109で、ドアを施錠すると共に、第1リレースイッチ224をOFFにして、アイドルストップを実行し、かつ第2リレースイッチ226をOFFにして、アクセサリ群227の電源を切断した後、リターンする。これに対し、ステップS108でNOのときには、ステップS104に戻る。
一方、ステップS102でアイドルストップ中であると判定したときは、ステップS110で、電波キー、つまりスマートカード240aからの認証コードは認証了承か否かを判定する。すなわち、スマートカード240aを携帯したドライバ等が車両2aから所定距離の範囲内に戻って来た結果、スマートカード240aからの認証コード信号βの強度が所定強度以上に強まって、キーレスユニット241aが認証コードの認証を行えるようになり、認証を行った結果、認証了承となったか否かを判定するのである。そして、その結果、YESのときは、ステップS111で、ドアを開錠すると共に、第2リレースイッチ226をONにして、アクセサリ群227の電源を接続する。これに対し、ステップS110でNOのときには、スマートカード240aを携帯したドライバ等がまだ車両2aから所定距離の範囲内に戻って来ていないので、ステップS106に戻る。
次いで、ステップS112で、ブレーキがONされたか否か(ブレーキペダルが踏み込まれたか否か)を判定する。ブレーキONは、シフトロックを解除するドライバの発進意思として判断される信号である。そして、ステップS112でブレーキがONされたときは、ステップS113で、第1リレースイッチ224をONにして、コントロールユニット群225のエンジンコントロールユニットに電気供給を行った後、エンジン210を自動始動する。一方、ステップS112でNOの間は、ブレーキがONされるのを待つ。
ここで、ステップS112では、ドライバの発進意思をブレーキのON操作で検出するようにしたが、これに限らず、シートベルトの装着行為や、パーキングブレーキの解除信号等によって、ドライバの発進意思を検出するようにしてもよい。
以上のように、第1実施形態の図3の作用効果に加えて、第1リレースイッチ224を介して、エンジン210用電源のON・OFFを行うようにしたから、これにより、エンジン210用電源をOFFにすることで、エンジン210を適正なタイミングで自動停止でき(ステップS105)、また、エンジン210用電源をONにすることで、エンジン210を適正なタイミングで自動始動できる(ステップS113)。
次に、この第3実施形態に係る車両2aにおける第2のアイドルストップ制御を図13及び図14に示すフローチャートを参照して説明する。この第2のアイドルストップ制御は、特許請求の範囲における請求項4、請求項7及び請求項8に記載の発明に対応する。ただし、ステップS121,S122,S125〜S131,S138〜S141は、図12のステップS101〜S113と同様であるからその説明は省略し、特徴部分であるステップS123,S124,S132〜S137のみ説明する。
すなわち、ステップS122でアイドルストップ中でないと判定されたときは、ステップS125に至るまでの間に、ステップS123で、ヘッドライトが点灯中か否かを判定する。その結果、ヘッドライトが点灯中でないと判定されたときは、ステップS124で、バッテリ容量(バッテリ蓄電量)が所定値以上あるか否かを判定する。その結果、バッテリ容量が所定値以上あると判定されたときは、ステップS125に進む。
これらに対し、ステップS123でヘッドライトが点灯中であるとき、又はステップS124でバッテリ容量が低下しているときは、ステップS132で、現環境下ではアイドルストップが不可である旨を音声等と共に警報ランプ63を点灯させてドライバに報知する。次いで、ステップS133でイグニッションキー(ハードキー)がOFFの状態であるか否かを判定する。つまり、運転席のキーシリンダにはハードキーが差し込まれたままとなっているのであるが、そのハードキーがキーシリンダのIGオンの位置にないか否かを判定するのである。その結果、ハードキーがキーシリンダのIGオンの位置にあるとき(NOのとき)は、そのままリターンする一方、ハードキーがキーシリンダのIGオンの位置にないとき(YESのとき)は、ステップS134で、図12のステップS106やS108と同様、スマートカード240aからの認証コードの認証が不可か否かを判定し、その結果、YESのときは、ステップS135で、ドアを施錠する。これに対し、ステップS134でNOのときは、ステップS136で、図12のステップS110と同様、スマートカード240aからの認証コードは認証了承か否かを判定し、その結果、YESのときは、ステップS137で、ドアを開錠する一方、ステップS136でNOのときは、そのままリターンする。
以上により、第1実施形態の図4及び図5と同様の作用効果が得られる。
次に、この第3実施形態に係る車両2aにおける第3のアイドルストップ制御を図15及び図16に示すフローチャートを参照して説明する。この第3のアイドルストップ制御は、特許請求の範囲における請求項5及び請求項6に記載の発明に対応する。ただし、ステップS151,S152,S154〜S161,S164〜S168,S169〜S172は、図13及び図14のステップS121,S122,S124〜S131,S133〜S137,S138〜S141と同様であるからその説明は省略し、特徴部分であるステップS153,S162,S163のみ説明する。
すなわち、ステップS152でアイドルストップ中でないと判定されたときは、ステップS154に至るまでの間に、ステップS153で、スモールライトが点灯中か否かを判定する。その結果、スモールライトが点灯中でない(したがってヘッドライトも点灯中でない)と判定されたときは、そのままステップS154に進む。これに対し、ステップS153でスモールライトが点灯中であると判定されたときは、ステップS162で、ヘッドライトが点灯中か否かを判定する。その結果、ヘッドライトが点灯中でない(したがってスモールライトのみ点灯中である)と判定されたときは、そのままステップS154に進む。これに対し、ステップS162でヘッドライトが点灯中である(したがってスモールライトとヘッドライトとが両方点灯中である)と判定されたときは、ステップS163で、ヘッドライトのみ消灯してから、ステップS154に進む。
以上のように、車両2aのライト(スモールライトやヘッドライト)の点灯中は、そのライトを消灯した後(ステップS163)、エンジン210の自動停止を実行するようにしたから(ステップS157)、バッテリ220上がりをできるだけ防止しながら、アイドルストップを実行することができる。なお、上記制御例では、ライトの消灯を先に行い、エンジン210の自動停止を後に行ったが、その順番は問題とはならず、逆に、エンジン210の自動停止を先に行い、ライトの消灯を後に行ってもよい。また、同時に行ってもよい。
その場合に、消費電力のより大きいヘッドライトと、消費電力のより小さいスモールライトとが両方とも点灯しているときは(ステップS162でYESのとき)、消費電力のより大きいヘッドライトのみ消灯する一方で(ステップS163)、消費電力のより小さいスモールライトのみ点灯しているときは(ステップS162でNOのとき)、スモールライトを消灯しないようにしたから、バッテリ220上がりをできるだけ防止しながら、アイドルストップを実行することができると共に、車両2aの全てのライトをドライバの意思とは無関係に強制的に消灯することによる違和感や不便さ(特に周囲が暗いとき等)が回避できる。
次に、この第3実施形態に係る車両2aにおける第4のアイドルストップ制御を図17及び図18に示すフローチャートを参照して説明する。より詳しくは、図17の制御は、この車両2aにおける許可フラグFx(後述する)の設定制御であり、主として特許請求の範囲における請求項12及び請求項13に記載の発明に対応する。一方、図18の制御は、上記許可フラグFxに応じてキーレスユニット241aが行う許可/禁止制御(後述する)であり、主として特許請求の範囲における請求項9及び請求項10に記載の発明に対応する。
まず、ステップS181で、各検出値を入力した上で、ステップS182で、キー挿入信号(図11で説明したように、ハードキーがキーシリンダに挿入されているときに、キースイッチ222からキーレスユニット241aへ出力される信号)の有無を判定し、キー挿入信号が有るとき(つまりハードキーがキーシリンダに挿入されているとき)は、ステップS182に進み、キー挿入信号が無いとき(つまりハードキーがキーシリンダに挿入されていないとき)は、ステップS181に戻る。
次いで、ステップS183で、電波キー、つまりスマートカード240aから送信されてくる認証コードの認証動作(認証動作は前述したようにキーレスユニット241aが行う)を許可するか禁止するかを表すフラグFxが、ゼロにリセットされているか否かを判定する。ここで、このフラグFxは、ハードキーがキーシリンダに挿入されており、かつドライバが運転席に着座しているときは、ゼロにリセットされる。いま、ハードキーがキーシリンダに挿入されており、かつドライバが運転席に着座しているとすると、上記フラグFxはゼロにリセットされているから、ステップS183でYESと判定されて、ステップS184に進む。
ステップS184では、変速レバー(シフトレバー)が駐車レンジにあり、かつブレーキ操作がOFFで、かつパーキングブレーキがONで、かつ車速が所定車速以下(図例では5km/h以下)であるか否かを判定する。その結果、YESのときは、ステップS185で、運転席のドアが閉状態から開状態に変化したか否かを判定する。その結果、YESのときは、ステップS186で、上記フラグFxを1にセットする。つまり、ステップS184の4つの判定条件を全て満たした後、運転席のドアが開閉されたときは、それはドライバが車両2aから降りた(運転席に着座していない)と判定するのである。
一方、ステップS184でNOのとき、つまり、ステップS184の4つの判定条件のうちのいずれか1つでも満足されないときは、ドライバがまだ乗車していると判定し、フラグFxを0のままリターンする。また、ステップS185でNOのとき、つまり、ステップS184の4つの判定条件を全て満たしているが、運転席のドアが開閉されないときは、やはりドライバがまだ乗車していると判定し、フラグFxを0のままリターンする。
そして、上記ステップS183でNOのとき(フラグFxが1にセットされているとき)、つまり、ハードキーがキーシリンダに挿入されたままドライバが車両2aから降りて運転席に着座していないときは、ステップS187で、運転席のドアが閉状態から開状態に変化したか否かを判定する。その結果、YESのときは、ステップS188で、上記ステップS184と同様、変速レバー(シフトレバー)が駐車レンジにあり、かつブレーキ操作がOFFで、かつパーキングブレーキがONで、かつ車速が所定車速以下(図例では5km/h以下)であるか否かを判定する。その結果、NOのときは、ステップS189で、上記フラグFxを0にリセットする。つまり、運転席のドアが開閉された後、ステップS188の4つの判定条件のうちのいずれか1つでも満足されないときは、それはドライバが車両2aへ乗った(運転席に着座した)と判定するのである。
一方、ステップS187でNOのとき、つまり、運転席のドアが開閉されないうちは、ドライバがまだ降車中であると判定し、フラグFxを1のままリターンする。また、ステップS188でYESのとき、つまり、運転席のドアは開閉されたが、ステップS188の4つの判定条件が全て満たされているうちは、ドライバがまだ着座していないと判定し、やはりフラグFxを1のままリターンする。
そして、キーレスユニット241aは、図18のステップS191で、上記フラグFxの値を見て、フラグFxの値が1のとき、つまりハードキーがキーシリンダに挿入されたままドライバが車両2aから降りて運転席に着座していないときは、ステップS192を実行し、一方、フラグFxの値が0のとき、つまりハードキーがキーシリンダに挿入され、かつドライバが車両2aに乗車して運転席に着座しているときは、ステップS193を実行する。
ステップS192では、スマートカード240aに対するリクエスト信号α(図10参照)の送信動作(前述したようにキーレスユニット241a自身が行う)を許可するか、及び/又は、スマートカード240aから送信されてきた認証コード信号β(図10参照)の認証コードの認証動作(前述したようにキーレスユニット241a自身が行う)を許可する。これにより、結果的に、スマートカード240aからの認証コード信号βに応じたドアのロック及びアンロック並びにエンジン210の自動停止が許可されることとなる。
一方、ステップS193では、スマートカード240aに対するリクエスト信号α(図10参照)の送信動作(前述したようにキーレスユニット241a自身が行う)を禁止するか、及び/又は、スマートカード240aから送信されてきた認証コード信号β(図10参照)の認証コードの認証動作(前述したようにキーレスユニット241a自身が行う)を禁止する。これにより、結果的に、スマートカード240aからの認証コード信号βに応じたドアのロック及びアンロック並びにエンジン210の自動停止が禁止されることとなる。
例えば、図12のステップS109においては、ドアをロックすると共に、第1リレースイッチ224をOFFとして、エンジン210を自動停止するのであるが、その場合に、1つ前のステップS108で、スマートカード240aからの認証コードの認証が不可か否かを判定し、その結果、不可のとき、つまり、スマートカード240aからの認証コード信号βの強度が所定強度以下に弱まったと判定したときに、上記ステップS109に進むようになっている。換言すれば、ステップS108での判定は、キーレスユニット241aとスマートカード240aとの間で信号α,βが遣り取りされることを条件としており、そのきっかけは、前述したように、キーレスユニット241aからスマートカード240aへのリクエスト信号αの送信であるから、結局、そのリクエスト信号αの送信動作を許可することによって、上記ステップS108の判定が有意に行われて、ステップS109のドアロック及びエンジン210自動停止が実効・意義あるものとなる。逆に、上記キーレスユニット241aからスマートカード240aへのリクエスト信号αの送信動作を禁止したときには、上記ステップS108の判定が有意に行われず(判定自体できなくなる)、その結果、ステップS109のドアロック及びエンジン210自動停止が禁止されることとなる(実行不可となる)。
また、例えば、図12のステップS111においては、ドアをアンロックし、さらにステップS113においては、第1リレースイッチ224をONとして、エンジン210を自動始動するのであるが、その場合に、前にあるステップS110で、スマートカード240aからの認証コードは認証了承か否かを判定し、その結果、認証了承のとき、つまり、キーレスユニット241aが認証コードの認証を行った結果、認証了承となったと判定したときに、上記ステップS111やS113に進むようになっている。換言すれば、ステップS110での判定は、キーレスユニット241aとスマートカード240aとの間で信号α,βが遣り取りされることだけでなく、さらに、キーレスユニット241aが認証コードの認証を行うことを条件としているから、結局、その認証コードの認証動作を許可することによって、上記ステップS110の判定が有意に行われて、ステップS111のドアアンロック及びステップS113のエンジン210自動始動が実効・意義あるものとなる。逆に、上記スマートカード240aからの認証コードの認証動作を禁止したときには、上記ステップS110の判定が有意に行われず(判定自体できなくなる)、その結果、ステップS111のドアアンロック及びステップS113のエンジン210自動始動が禁止されることとなる(実行不可となる)。
以上のように、スマートカード240aとは別のハードキー(エンジン始動キー)がキーシリンダに挿入されており(ステップS182でYES)、かつドライバが運転席に着座しているとき、つまりドライバの乗車中は(ステップS188でNOと判定されてから、次にステップS185でYESと判定されるまでの期間)、スマートカード240aからの信号βに応じたドアのロック及びアンロック並びにエンジン210の自動停止が禁止されるから(Fx=0:ステップS193)、スマートカード240aの信号βとエンジン210の自動停止及び自動始動とを連動させた場合に生じ得る不具合、つまりドライバの乗車中(Fx=0)における不用意なドアのロック及びアンロックやエンジン210の自動停止等が確実に回避される。
特に、この第3実施形態は、自動送信式のスマートカード240aを用いる例であるから、例えば、キーレスユニット241aが認証コード信号βの認証ミス等を起こす可能性があり、そのような場合に生じ得る、ドライバの乗車中における不用意なドアのロック及びアンロックやエンジン210の自動停止等が確実に回避される。また、スマートカード240aの電池が不必要に消耗することも低減できる。
そして、ドライバが運転席に着座しているか否かを判定するために(ステップS184,S188参照)、別段新たなセンサ類を追加することなく、したがってコストアップを招くことなく、従来から車両2aに備えられているスイッチ類(インヒビタスイッチ54、ブレーキスイッチ51、パーキングブレーキスイッチ55及び車速センサ53)等を利用して、ドライバが乗車中か降車中かを適正・的確・合理的かつ安価に判定することができる。
図19は、この第3実施形態の第4アイドルストップ制御における上記フラグFxの移り変わりを示すタイムチャートである。車両2aの停車後に、降車準備を完了して、ドライバがドアを開閉して降車すると、フラグFxが0から1に切り換わり、その結果、認証コードの認証不可(ステップS108)により、ドアロック及びエンジン210の自動停止が行われる(ステップS109)。そして、ドライバが戻ってきて車両2aに近づくと、認証コードの認証了承(ステップS110)により、ドアアンロックが行われる(ステップS111)。そして、ドライバがドアを開閉して乗車した後、図17のステップS188の判定条件のうちのいずれか1つでも行うと、フラグFxが1から0に切り換わる。ただし、上記判定条件は、いずれもドライバの車両発進意思と一致するので、エンジン210の自動始動も行われる(ステップS113)。つまり、エンジン210がきちんと自動始動した後に、フラグFxの1から0への切換りが起こる。そして、ドライバは、発進準備を完了して、車両2aを発進・走行させる。
なお、図19において、エンジン自動停止条件が、DレンジがPレンジになったこと及びパーキングブレーキがONになったことだけでもよい。また、エンジン自動始動条件が、PレンジにおいてブレーキONになったことだけでもよい。さらに、図19において、ドアロックと共にエンジン電源がOFFとなり、ドアアンロックと共にエンジン電源がONとなる。
次に、本発明の第4実施形態を説明する。図20及び図21に示すように、この実施形態に係る車両2bは、図10及び図11と比較して、キーレスユニット241aに代えて、受信機器としての電波キー信号受信機(請求項11に記載の「受信手段」)241bを備えている。この電波キー信号受信機241bは、いわゆる手動送信式の電波キー(第1、第2実施形態で述べたスイッチ操作による電波キー40に相当)240bから発信されるドアのロック信号及びアンロック信号γを受信する。
次に、この第4実施形態に係る車両2bにおける第1のアイドルストップ制御を図22に示すフローチャートを参照して説明する。この第1のアイドルストップ制御は、特許請求の範囲における請求項1、請求項2及び請求項3に記載の発明に対応する。ただし、ステップS201〜S205,S207,S209,S211〜S213は、図12のステップS101〜S105,S107,S109,S111〜S113と同様であるからその説明は省略し、特徴部分であるステップS206,S208,S210のみ説明する。
すなわち、ステップS205で第1リレースイッチ224をOFFにしてエンジン210を自動停止した後、ステップS206で、電波キー、つまり手動送信式のスイッチ操作による電波キー240bからのロック信号γを受信したか否かを判定する。そして、その結果、YESのときは、ステップS207で、ドアを施錠すると共に、第2リレースイッチ226をOFFにして、アクセサリ群227の電源を切断した後、リターンする。これに対し、ステップS206でNOのときには、そのままリターンする。
一方、ステップS204で所定時間が経過していないときは、ステップS208で、上記ステップS206と同様、手動送信式の電波キー240bからのロック信号γを受信したか否かを判定し、その結果、YESのときは、ステップS209で、ドアを施錠すると共に、第1リレースイッチ224をOFFにして、アイドルストップを実行し、かつ第2リレースイッチ226をOFFにして、アクセサリ群227の電源を切断した後、リターンする。これに対し、ステップS208でNOのときには、ステップS204に戻る。
また、ステップS202でアイドルストップ中であると判定したときは、ステップS210で、手動送信式の電波キー240bからのアンロック信号γを受信したか否かを判定する。そして、その結果、YESのときは、ステップS211で、ドアを開錠すると共に、第2リレースイッチ226をONにして、アクセサリ群227の電源を接続する。これに対し、ステップS210でNOのときには、ステップS206に戻る。
以上のように、第1実施形態の図3の作用効果に加えて、第1リレースイッチ224を介して、エンジン210用電源のON・OFFを行うようにしたから、これにより、エンジン210用電源をOFFにすることで、エンジン210を適正なタイミングで自動停止でき(ステップS205)、また、エンジン210用電源をONにすることで、エンジン210を適正なタイミングで自動始動できる(ステップS213)。
次に、この第4実施形態に係る車両2bにおける第2のアイドルストップ制御を図23及び図24に示すフローチャートを参照して説明する。より詳しくは、図23の制御は、この車両2bにおける許可フラグFy(後述する)の設定制御であり、主として特許請求の範囲における請求項12及び請求項13に記載の発明に対応する。一方、図24の制御は、上記許可フラグFyに応じて電波キー信号受信機241bが行う許可/禁止制御(後述する)であり、主として特許請求の範囲における請求項9及び請求項11に記載の発明に対応する。ただし、図23のステップS221,S222,S224〜S229は、図17のステップS181,S182,S184〜S189と同様であるからその説明は省略し、特徴部分であるステップS223、及び図24のステップS231〜S233のみ説明する。
すなわち、ステップS222でキー挿入信号が有ると判定されたときは、ステップS223で、電波キー、つまり手動送信式のスイッチ操作による電波キー240bから送信されてくるロック・アンロック信号の受付動作(受付動作は前述したように電波キー信号受信機241bが行う)を許可するか禁止するかを表すフラグFyが、ゼロにリセットされているか否かを判定する。ここで、このフラグFyは、第3実施形態のフラグFxと同様、ハードキーがキーシリンダに挿入されており、かつドライバが運転席に着座しているときは、ゼロにリセットされ、一方、ハードキーがキーシリンダに挿入されたまま、ドライバが車両2bから降りて運転席に着座していないときは、1にセットされる。
そして、電波キー信号受信機241bは、図24のステップS231で、上記フラグFyの値を見て、フラグFyの値が1のとき、つまりハードキーがキーシリンダに挿入されたままドライバが車両2bから降りて運転席に着座していないときは、ステップS232を実行し、一方、フラグFyの値が0のとき、つまりハードキーがキーシリンダに挿入され、かつドライバが車両2bに乗車して運転席に着座しているときは、ステップS233を実行する。
ステップS232では、手動式電波キー240bから送信されてきたロック・アンロック信号γ(図20参照)の受付動作(前述したように電波キー信号受信機241b自身が行う)を許可する。これにより、結果的に、手動式電波キー240bからのロック・アンロック信号γに応じたドアのロック及びアンロック並びにエンジン210の自動停止が許可されることとなる。
一方、ステップS233では、手動式電波キー240bから送信されてきたロック・アンロック信号γ(図20参照)の受付動作(前述したように電波キー信号受信機241b自身が行う)を禁止する。これにより、結果的に、手動式電波キー240bからのロック・アンロック信号γに応じたドアのロック及びアンロック並びにエンジン210の自動停止が禁止されることとなる。
例えば、図22のステップS209においては、ドアをロックすると共に、第1リレースイッチ224をOFFとして、エンジン210を自動停止するのであるが、その場合に、1つ前のステップS208で、手動式電波キー240bからのロック信号γを受信したか否かを判定し、その結果、受信したときに、上記ステップS209に進むようになっている。換言すれば、ステップS208での判定は、電波キー信号受信機241bがロック・アンロック信号γを受信することを条件としているから、結局、その信号γの受付動作(受信動作)を許可することによって、上記ステップS208の判定が有意に行われて、ステップS209のドアロック及びエンジン210自動停止が実効・意義あるものとなる。逆に、上記電波キー信号受信機241bのロック・アンロック信号γの受付動作(受信動作)を禁止したときには、上記ステップS208の判定が有意に行われず(判定自体できなくなる)、その結果、ステップS209のドアロック及びエンジン210自動停止が禁止されることとなる(実行不可となる)。
また、例えば、図22のステップS211においては、ドアをアンロックし、さらにステップS213においては、第1リレースイッチ224をONとして、エンジン210を自動始動するのであるが、その場合に、前にあるステップS210で、手動式電波キー240bからのアンロック信号γを受信したか否かを判定し、その結果、受信したときに、上記ステップS211やS213に進むようになっている。換言すれば、ステップS210での判定もまた、電波キー信号受信機241bがロック・アンロック信号γを受信することを条件としているから、結局、その信号γの受付動作(受信動作)を許可することによって、上記ステップS210の判定が有意に行われて、ステップS211のドアアンロック及びステップS213のエンジン210自動始動が実効・意義あるものとなる。逆に、上記電波キー信号受信機241bのロック・アンロック信号γの受付動作(受信動作)を禁止したときには、上記ステップS210の判定が有意に行われず(判定自体できなくなる)、その結果、ステップS211のドアアンロック及びステップS213のエンジン210自動始動が禁止されることとなる(実行不可となる)。
以上のように、手動式電波キー240bとは別のハードキー(エンジン始動キー)がキーシリンダに挿入されており(ステップS222でYES)、かつドライバが運転席に着座しているとき、つまりドライバの乗車中は(ステップS228でNOと判定されてから、次にステップS225でYESと判定されるまでの期間)、手動式電波キー240bからのロック・アンロック信号γに応じたドアのロック及びアンロック並びにエンジン210の自動停止が禁止されるから(Fx=0:ステップS233)、手動式電波キー240bのロック・アンロック信号γとエンジン210の自動停止及び自動始動とを連動させた場合に生じ得る不具合、つまりドライバの乗車中(Fx=0)における不用意なドアのロック及びアンロックやエンジン210の自動停止等が確実に回避される。
特に、この第4実施形態は、手動送信式の電波キー240bを用いる例であるから、例えば、ドライバや他の乗員が電波キー240bを不用意に誤操作等する可能性があり、そのような場合に生じ得る、ドライバの乗車中における不用意なドアのロック及びアンロックやエンジン210の自動停止等が確実に回避される。
そして、ドライバが運転席に着座しているか否かを判定するために(ステップS224,S228参照)、別段新たなセンサ類を追加することなく、したがってコストアップを招くことなく、従来から車両2bに備えられているスイッチ類(インヒビタスイッチ54、ブレーキスイッチ51、パーキングブレーキスイッチ55及び車速センサ53)等を利用して、ドライバが乗車中か降車中かを適正・的確・合理的かつ安価に判定することができる。
図25は、この第4実施形態の第2アイドルストップ制御における上記フラグFyの移り変わりを示すタイムチャートである。車両2bの停車後に、降車準備を完了して、ドライバがドアを開閉して降車すると、フラグFyが0から1に切り換わり、その結果、手動式電波キー240bから送信されてきたロック信号γの受付動作(受信動作)(ステップS208)により、ドアロック及びエンジン210の自動停止が行われる(ステップS209)。そして、ドライバが戻ってきて、手動式電波キー240bから送信されてきたアンロック信号γの受付動作(受信動作)(ステップS210)により、ドアアンロックが行われる(ステップS211)。そして、ドライバがドアを開閉して乗車した後、図23のステップS228の判定条件のうちのいずれか1つでも行うと、フラグFyが1から0に切り換わる。ただし、上記判定条件は、いずれもドライバの車両発進意思と一致するので、エンジン210の自動始動も行われる(ステップS213)。つまり、エンジン210がきちんと自動始動した後に、フラグFyの1から0への切換りが起こる。そして、ドライバは、発進準備を完了して、車両2bを発進・走行させる。
なお、図25において、エンジン自動停止条件が、DレンジがPレンジになったこと及びパーキングブレーキがONになったことだけでもよい。また、エンジン自動始動条件が、PレンジにおいてブレーキONになったことだけでもよい。さらに、図25において、ドアロックと共にエンジン電源がOFFとなり、ドアアンロックと共にエンジン電源がONとなる。
なお、上記の各実施形態は、本発明の最良の実施形態ではあるが、特許請求の範囲を逸脱しない限り、なお種々の修正・変更が可能であることはいうまでもない。
本発明は、効果的にエンジンの自動停止及び自動始動を制御することによって燃費改善及びエミッション・騒音の低減を実現するアイドルストップ付き車両の制御装置を提供する。本発明は、エンジンのアイドルストップ制御装置に関し、車両の環境対応化・低公害化の技術分野に広く好適である。
本発明の第1の実施の形態に係る車両の制御システム図である。 同車両の運転席前方のインパネ周辺のレイアウト図である。 同車両の第1のアイドルストップ制御を示すフローチャートである。 同車両の第2のアイドルストップ制御を示すフローチャートである。 同第2制御の一部を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る車両の制御システム図である。 同車両の第1のアイドルストップ制御を示すフローチャートである。 同車両の第2のアイドルストップ制御を示すフローチャートである。 同第2制御の一部を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る車両の制御システム図である。 同車両の電気系統の構成図である。 同車両の第1のアイドルストップ制御を示すフローチャートである。 同車両の第2のアイドルストップ制御を示すフローチャートである。 同第2制御の一部を示すフローチャートである。 同車両の第3のアイドルストップ制御を示すフローチャートである。 同第3制御の一部を示すフローチャートである。 同車両における許可フラグFxの設定制御を示すフローチャートである。 同許可フラグFxに応じてキーレスユニットが行う許可/禁止制御のフローチャートである。 同許可フラグFxの移り変わりを示すタイムチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る車両の制御システム図である。 同車両の電気系統の構成図である。 同車両の第1のアイドルストップ制御を示すフローチャートである。 同車両における許可フラグFyの設定制御を示すフローチャートである。 同許可フラグFyに応じて電波キー信号受信機が行う許可/禁止制御のフローチャートである。 同許可フラグFyの移り変わりを示すタイムチャートである。
符号の説明
1,2a,2b 車両
10,210 エンジン
20 自動変速機(変速機構)
21 油圧作動式摩擦要素
40,240b 電波キー
41,241b 電波キー信号受信機(受信手段)
42,242 ドアロック用アクチュエータ(ドアロック手段)
51 ブレーキスイッチ(車両発進意思検出手段、シフトロック解除手段)
51′ クラッチペダルスイッチ(発進意思検出手段)
56 ライト情報検出手段(ヘッドライト点灯/消灯検出手段)
57 バッテリ蓄電量検出手段
63 警報ランプ(報知手段)
64 電源スイッチ
70 シフトロック機構(シフトロック手段)
100,200 アイドルストップ制御コントロールユニット(アイドルストップ制御手段、電源ON/OFF手段、電源制御手段)
240a スマートカード
241a キーレスユニット(送信手段、受信手段、ハードキー挿入検出手段)
220 バッテリ
222 キースイッチ
224 第1リレースイッチ
226 第2リレースイッチ

Claims (13)

  1. 所定のエンジン自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止し、そのエンジンの自動停止中に所定のエンジン自動始動条件が成立したときにエンジンを自動始動するアイドルストップ制御手段を有すると共に、ドライバが携帯可能な電波キーからのドアのロック信号及びアンロック信号を受信する受信手段と、該受信手段により受信した信号に応じてドアのロック及びアンロックを行うドアロック手段とが備えられたアイドルストップ付き車両の制御装置であって、上記アイドルストップ制御手段は、上記電波キーのロック信号に基いてエンジンの自動停止を行うと共に、該アイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止中に上記電波キーから受信したアンロック信号を除いたドライバの車両発進意思に基く信号を検出する車両発進意思検出手段が備えられ、上記アイドルストップ制御手段は、上記車両発進意思検出手段により車両発進意思に基く信号を検出したときにエンジンを自動始動することを特徴とするアイドルストップ付き車両の制御装置。
  2. 電波キーから受信したロック及びアンロック信号に応じてエンジン用の電源及びアクセサリ用の電源のオン及びオフを行う電源制御手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  3. 油圧作動式摩擦要素の係合状態を変更することにより変速を行う変速機構と、変速レバーの駐車レンジから他のレンジへの移動を禁止するシフトロック手段と、ドライバのブレーキ操作に応じて該シフトロック手段による変速レバーの移動禁止を解除するシフトロック解除手段とが備えられ、車両発進意思検出手段は、エンジンの自動停止中におけるブレーキ操作の信号を検出すると共に、アイドルストップ制御手段は、上記車両発進意思検出手段によりブレーキ操作の信号を検出したときにエンジンを自動始動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  4. ヘッドライトの点灯又は消灯を検出するヘッドライト状態検出手段が備えられ、アイドルストップ制御手段は、ヘッドライトの点灯中は、電波キーのロック信号を受信してもエンジンの自動停止を実行しないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  5. 車両のライトの点灯又は消灯を検出するライト状態検出手段が備えられ、アイドルストップ制御手段は、ライトの点灯中に電波キーのロック信号を受信したときは、ライトの消灯及びエンジンの自動停止を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  6. アイドルストップ制御手段は、ヘッドライトとスモールライトの両方の点灯中に電波キーのロック信号を受信したときは、ヘッドライトのみの消灯及びエンジンの自動停止を実行する一方、スモールライトのみの点灯中に電波キーのロック信号を受信したときには、スモールライトを消灯せずにエンジンの自動停止のみを実行することを特徴とする請求項5に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  7. バッテリの蓄電量を検出する蓄電量検出手段が備えられ、アイドルストップ制御手段は、バッテリの蓄電量が所定以下のときは、電波キーのロック信号を受信してもエンジンの自動停止を実行しないことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  8. 電波キーのロック信号を受信してもエンジンの自動停止を行わない状態にあるときは、ドライバにそのことを報知する報知手段が備えられていることを特徴とする請求項4又は請求項7に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  9. 電波キーとは別のハードキーが車両のキーシリンダに挿入されていることを検出するハードキー挿入検出手段又は上記ハードキーがなくてもエンジンの操作が可能なエンジン操作手段と、ドライバが運転席に着座していることを検出するドライバ着座検出手段と、上記ハードキー挿入検出手段でハードキーのキーシリンダへの挿入が検出され又は上記エンジン操作手段でエンジンが運転されるように操作され、かつ上記ドライバ着座検出手段でドライバの運転席への着座が検出されているときは、上記電波キーからのドアのロック信号及びアンロック信号に応じたドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を禁止する禁止手段とが備えられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  10. 電波キーに所定の要求信号を送信する送信手段が備えられ、電波キーは、上記送信手段からの要求信号に応じて所定の認証コード信号を受信手段に送信し、受信手段は、上記認証コード信号の認証を行って認証了承であるときにドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を行うように構成されており、禁止手段は、上記送信手段による電波キーへの要求信号の送信動作及び上記受信手段による認証コード信号の認証動作の少なくとも一方を禁止することにより、ドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を禁止することを特徴とする請求項9に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  11. 電波キーは、人的操作に応じてドアのロック信号及びアンロック信号を受信手段に送信し、受信手段は、上記電波キーからのロック信号及びアンロック信号を受け付けて該信号に応じてドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を行うように構成されており、禁止手段は、上記受信手段による電波キーからのロック信号及びアンロック信号の受付動作を禁止することにより、ドアロック手段によるドアのロック及びアンロック並びにアイドルストップ制御手段によるエンジンの自動停止を禁止することを特徴とする請求項9に記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  12. ドライバ着座検出手段は、変速レバーが駐車レンジにあり、パーキングブレーキを除いたブレーキ操作がされておらず、かつ車速が所定車速以下である状態から、運転席のドアが開閉された後、変速レバーが駐車レンジから他のレンジへ移動されたか、パーキングブレーキを除いたブレーキ操作がされたか、又は車速が所定車速以上となったかの少なくともいずれかの状態に変化したときに、ドライバが運転席に着座していると判定することを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
  13. ドライバ着座検出手段は、変速レバーが駐車レンジにないか、パーキングブレーキを除いたブレーキ操作がされているか、又は車速が所定車速以上であるかの少なくともいずれかの状態から、変速レバーが駐車レンジにあり、パーキングブレーキを除いたブレーキ操作がされておらず、かつ車速が所定車速以下である状態に変化した後、運転席のドアが開閉されたときは、ドライバが運転席に着座していないと判定することを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載のアイドルストップ付き車両の制御装置。
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