JP2017030627A - 車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子キーを携帯した運転者が電源モードをOFFモードに切換えることなく降車した場合にのみ車両を走行不能として、運転者に与える負担を軽減させる。【解決手段】車両が停車した後(S1)、セレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされ(S2)、且つ、電源モードがACCモードに切り替わった状態で(S3)、電子キー8を携帯する運転者の車外への降車を検出した場合(S4,S5)、運転者が電子キーを携帯しているか否かを調べ(S6,S7)、携帯している場合、車両ロック機構にロック信号を出力して、車両をロックさせる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子キーを携帯するユーザが、電源モードをアクセサリモードにした状態で車両から離間した際に車両をロックさせる車両制御システムに関する。
従来、電子キーシステムを搭載する車両は、電子キーを携帯するユーザ(多くの場合は運転者であるため、以下においては「運転者」と称する)が乗車した後、キー操作を一々行うことなく、プッシュエンジンスイッチ(スタートスイッチ)を押圧するだけで、電源ONやエンジン始動を行うことができる。
エンジン始動に際しては、運転者がセレクトレバーをパーキング(P)レンジ或いはニュートラル(N)レンジにセットした状態で、ブレーキペダルを踏込み、プッシュエンジンスイッチを押圧する。すると、スタータモータが所定時間稼動し、エンジンが始動する。
又、セレクトレバーがPレンジにセットされており、且つ、ブレーキペダル未踏の状態で、プッシュエンジンスイッチを押圧すると、押圧する毎に車両の電源モードが、OFFモード→アクセサリ(ACC)モード→ON(IGN)モードの順に切換えられる。更に、セレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態でプッシュエンジンスイッチを押圧すると、電源モードがON(E/G RUN)モードからACCモードに切換えられる。
ACCモードでは、エンジンは停止するが、特定の電装品(オーディオ、電源ソケット、カーナビゲーション等)にはバッテリ電源が供給される。
通常、電源モードがACCモードの場合、コンビネーションメータはバッテリ消耗を抑制するため消灯されており、従って、運転者は、電源モードがOFFモードに切り替わっていると勘違いし易い。特に、電子キーシステムは、電源モードがACCモードであっても、運転者は電子キーを携帯した状態でたやすく降車することができるため、電源モードがOFFモードに切り替わっていると勘違いしている場合、気づかずに車両から離れてしまいやすい。
電源モードがACCモードの状態では、ステアリングロックがアンロック状態であるため、無人で動き出したり、盗難に遭いやすくなる。そのため、車両用電子キーシステムでは、電源モードがACCモードの状態であるにも拘わらず、電子キーを携帯する運転者が降車した場合には、当該運転者に対して警報を発して注意を促すようにしている。
しかし、運転者が運転席ドアを開けて降車し、その後、運転席ドアを閉めて車両から離間するまでの一連の動作の中で、運転者は、既に電源をOFFにしたとの先入観を有しているため、自己に向けての警報であることに気づかないまま車両から離間してしまう場合がある。
この対策として、例えば、特許文献1(特開2008−168762号公報)には、セレクトレバーがPレンジ或いはNレンジ以外のレンジにセットされており、且つプッシュエンジンスイッチがON(従って、電源モードはACCモード)されたことを電源コントロールユニットが検知した場合、計器照明を一時点灯させることで電源OFF忘れを運転者に警告する技術が開示されている。
特開2008−168762号公報 特開2013−203294号公報
しかし、降車しようとする運転者は、電源をOFFしたと誤認しているため、計器照明が一時点灯されてもそれに気づかない場合が多く、運転席ドアを開けて降車し、車両から離間してしまうことは、車両が一時的に無人状態となるためセキュリティ上も好ましくない。
そのため、例えば、特許文献2(特開2013−203294号公報)には、車両の停車を検知し、且つ運転者の降車を検知した場合、車両を走行できない状態にロックする技術が開示されている。
しかし、特許文献2に開示されている技術では、エンジンを稼動させた状態で、運転者が一時的に降車した場合、或いは電源モードをオフにして降車した場合であっても車両が一律にロックされてしまうため、運転者は再乗車する際にロックを逐一解除する操作が必要となり煩雑である。
本発明は、上記事情に鑑み、ユーザが意図する一時的な降車においては車両をロックせず、エンジン停止後に電源モードをオフすることなく降車した場合にのみ車両をロックさせることで、再乗車時のユーザに与える負担を軽減し、使い勝手の良い車両制御システムを提供することを目的とする。
本発明による車両制御システムは、車両の停車を検出する停車検出手段と、セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされているか否かを判定するポジション判定手段と、電源モードがアクセサリモードか否かを判定する電源モード判定手段と、電子キーを携帯するユーザの降車を検出する降車検出手段と、車両の走行を不能にする車両ロック手段と、前記停車検出手段で前記車両の停車を検出し、且つ前記ポジション判定手段で前記セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされていると判定され、且つ前記電源モード判定手段で前記電源モードがアクセサリモードにセットされていると判定され、且つ前記降車検出手段で前記ユーザの降車を検出した場合、前記車両ロック手段をロック動作させる車両ロック処理手段とを備える。
本発明によれば、電子キーを携帯するユーザが車両を停車させた後、セレクトレバーをパーキングレンジ以外のレンジにセットし、且つ電源モードをアクセサリモードにセットした状態で降車した場合、車両をロックさせて走行できないようにしたので、電源モードのOFF忘れ時のみ車両がロックされ、ユーザが意図する一時的な降車においては車両がロックされないので、再乗車時のユーザに与える負担が軽減され、使い勝手が良い。
車両制御システムを搭載する車両の模式的平面図 車載制御ステムの概略構成図 降車警告処理ルーチンを示すフローチャート ACC→OFF処理ルーチンを示すフローチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に示すように、自動車等の車両31の車室31aに、運転席シート32、助手席シート33、後部座席34が所定に配設され、更に、車両ドアを構成する運転席ドア35と助手席ドア36と後部左右ドア37a,37bとリヤゲート38が開閉自在に設けられている。又、車室31aの前部に、コンビネーションメータ等を配設するインストルメントパネル25が設けられ、更に、運転席シート32と助手席シート33との間にセンターコンソール39が配設されて、運転席前方にハンドル26が配設されている。
又、図2に示すように、この車両31に車載制御システム1が搭載されている。この車載制御システム1は、電子キー制御ユニット(電子キー_ECU)2、エンジン制御ユニット(E/G_ECU)3、降車警告制御ユニット(降車警告_ECU)6等を備えている。
この各ECU2,3,6は、マイクロコンピュータを主体に構成され、周知のCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ等を有しており、ROMにはCPUが実行する各種プログラムや固定データ等が記憶されている。又、各ECU2,3,6が、CAN(Controller Area Network)通信等の車内通信回線7を通じて相互通信可能に接続されている。
電子キー_ECU2は、運転者が携帯する電子キー(携帯機)8との間で通信を行い、電子キー8のIDが電子キー_ECU2に登録されているIDと一致した場合、車両ドア35,36,37a,37bのロック/アンロック、エンジンの始動/停止、車載機器へのバッテリ電源VBTの給電が可能となる。この電子キー_ECU2の入力側に、電子キー8に対して、識別信号、リクエスト信号を送信すると共に、電子キー8が発信する識別信号等を受信する通信回路部9、ONスイッチであるプッシュエンジンスイッチ10等が接続されている。更に、この電子キー_ECU2に、降車警告_ECU6で検出したブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキON信号、及びセレクトレバーのセットポジションを検出するポジション信号がそれぞれ入力される。
又、通信回路部9には。電子キー8との間の信号を送受信する複数のアンテナ9a〜9eが設けられている。図1に示すように、室外サイドアンテナ9a,9bは運転席ドア35及び助手席ドア36の車室外側に配置され、又、室外リヤアンテナ9cはリヤゲート38の車室外側に配置され、更に、室内アンテナ9d,9eは、例えばセンターコンソール39の前部と後部座席34の中央とにそれぞれ配置されている。
又、電子キー_ECU2の出力側に、電源ユニット13、スタータリレー14のスイッチ部が接続されており、更に、このスタータリレー14の固定接点の一方にスタータモータ15が接続されている。又、電源ユニット13とスタータリレー14の固定接点の他方にバッテリ電源VBTが接続されている。
電源ユニット13は、電子キー_ECU2からの電源切換信号により、バッテリ電源VBTを供給する電源モードを、電源OFFモード、ACCモード、電源ON(IGN)モードの何れかに切換える。ここで、電源モードが電源OFFモードの場合はバッテリ電源に直結されている電装品以外の電装品に対するバッテリ電源VBTの供給が遮断され、一方、ACCモードの場合は、オーディオ機器、電源ソケット等、特定の電装品にのみバッテリ電源VBTが供給される。従って、電源OFFモード及びACCモードではエンジンが停止される。又、電源ONモードの場合は、全ての電装品に対してバッテリ電源VBTが供給される。
この電源モードは、セレクトレバーがPレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10をONする毎に、例えば、図3に実線で示すように、電源OFF→ACC→電源ON(IGN)の順に切り替わり、プッシュエンジンスイッチ10を更にONすると電源OFFに戻る。又、停車時、セレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態でプッシュエンジンスイッチ10をONすると、図2に破線で示すように、電源モードはOFFモードに切り替わらず、ACCモードに切り替わり、エンジンが停止される。
尚、セレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされ、且つエンジンが停止している状態(従って、電源モードはACCモード)からエンジンンを再始動させるには、先ず、セレクトレバーをPレンジ或いは、Nレンジにセットし、次いで、ブレーキペダルを踏込み、その状態で、プッシュエンジンスイッチ10をONする。すると、電子キー_ECU2は、電源ユニット13の電源モードを電源ONモードに切換えると共に、スタータリレー14を所定時間ON動作させ、スタータモータ15にバッテリ電源VBTを供給してエンジンを起動させる。
又、E/G_ECU3は、エンジンがスタータモータ15によって起動されると、点火時期制御、燃料噴射制御を開始してエンジンを稼動させる。
又、降車警告_ECU6は、入力側にブレーキペダルの踏込みを検出してON信号を出力するブレーキスイッチ11、セレクトレバーのセット位置を検出するセレクトポジションセンサ12、車速を検出する車速センサ16、降車する運転者を検出する降車検出手段20、前方認識カメラ41等が接続されている。更に、この降車警告_ECU6には電子キー_ECU9で検出した電子キー8からの受信電界強度データが入力される。
降車検出手段20は、車室31aから降車しようとする運転者、及び降車した運転者を各種探知手段で探知し、そのデータに基づいて、運転者の降車を検出するものである。
ところで、運転者の降車を検出するタイミングは、大きく分けて、車室31aで降車のための準備をしている初期段階、運転席ドア35を開放して降車中にある過渡段階、運転席ドア35を閉じて車外に降り立った降車段階、及び車両31から離間する離間段階の4段階がある。どの段階で、或いは複数の段階のどれを組み合わせて、電子キー8を携帯する運転者の降車を検出するかは車種毎に相違する。
例えば、初期段階で運転者の降車を検出しようとする場合、探知手段として代表的なものは、運転席シートベルト乖離でON動作するシートベルトスイッチ、運転者の頭部等の特徴部分を認識する車内外カメラや反射波センサ等が掲げられる。又、運転者が電子キー8を携帯しているか否かは、電子キー8からの電波を各アンテナ9a〜9e(主に、室内アンテナ9d)で受信した際の電界強度の変化に基づいて判定する。従って、シートベルトスイッチ、車内外カメラ、反射波センサ等が初期段階の降車を検出する降車検出手段20となる。
又、過渡段階で運転者の降車を検出しようとする場合の探知手段として代表的なものは、運転席ドア35の開放でON動作するドアスイッチ、運転者が運転席シート32から離脱することでOFF動作する着座センサ、或いは、運転者の特徴部分を画像や反射波から認識する車内外カメラや反射波センサ等が掲げられる。更に、運転者が電子キー8を携帯しているか否かは、上述と同様、電子キー8からの電波を各アンテナ9a〜9e(主に、室内アンテナ9d、或いは室外サイドアンテナ9a)で受信した際の電界強度の変化に基づいて判定する。従って、ドアスイッチ、着座センサ、車内外カメラや反射波センサ等が過渡段階の降車を検出する降車検出手段20となる。
更に、降車段階、及び離間段階は、車内外カメラや反射波センサにより認識した運転者の特徴部分の移動、或いは各アンテナ9a〜9eで受信した電子キー8からの電波の受信電界強度の変化に基づいて検出することができる。尚。この場合においても、運転者が電子キー8を携帯しているか否かは、電子キー8からの電波を各アンテナ9a〜9e(主に、室外サイドアンテナ9a,9b)で受信した際の電界強度の変化に基づいて判定する。従って、車内外カメラや反射波センサ、アンテナ9a〜9eで受信した電界強度の変化等が降車段階の降車を検出する降車検出手段20となる。
尚、離間段階は、車室31aの前部に設けられて自車両前方を認識するメインカメラ41aとサブカメラ41bとからなる前方認識カメラ(ステレオカメラ)41で撮影した画像からも取得することができる。よって、この前方認識カメラ41も、本発明の探知手段として機能させることができる。
一方、降車警告_ECU6の出力側に、車両31をロックして走行を不能にする車両ロック手段としての車両ロック機構18、インストルメントパネル25等に配設されて、種々の情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイ(MID)21、及び警報駆動手段としての警報駆動部22が接続されている。更に、この警報駆動部22に警報出力部としての警報ブザー23が接続されている。
車両ロック機構18は、車両31をロックさせる機構の総称であり、電動パーキングブレーキ機構、サービスブレーキ機構、変速比を停車時の高変速比でロックするトランスミッションロック機構、セレクトレバーがPレンジ、Nレンジ以外のレンジにセットされている状態の場合にセレクトレバーをロックするセレクトロック機構等の何れであっても良い。
又、警報ブザー23は、電源OFFを忘れて降車しようとし、或いは降車した運転者に対し、予め設定された音圧、及び吹鳴音パターンの警報にて報知される。
ところで、停車時のセレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10を押圧(ON)させた場合、電子キー_ECU2は、電源ユニット13の電源モードをACCモードに切換える。
電源モードがACCモードに切換えられると、コンビネーションメータが消灯するため、電源モードがOFFモードに切り替わったと勘違いし、運転者はそのまま降車してしまい易い。一般に、このような状態で運転者が運転席側ドアを開放して降車しようとすると警告音が発せられるが、運転者は降車動作中であり、しかも、電源モードがOFFモードであるとの先入観を抱いているため、警告音に気づかずに降車してしまう場合がある。
降車警告_ECU6は、電源モードがACCモードの状態で、電子キー8を携帯する運転者が車両31から降車しようとし、或いは降車した状態を検出した場合、警告を報知して注意を喚起すると共に、電動パーキングブレーキ等の車両ロック機構を作動させて車両31をロックし、無人移動を防止する。
この降車警告_ECU6で実行される、警告報知、及び車両31のロックは、具体的には、図3に示す降車警告処理ルーチンに従って処理される。
このルーチンでは、先ず、ステップS1で車両が停車するまで待機する。車両が停車したか否かは、本実施形態では、ブレーキスイッチ11及び車速センサ16からの信号に基づき、ブレーキスイッチ11からブレーキON信号が出力され、且つ、車速センサ16で検出した車速が予め設定した停車判定車速(例えば、15[Km/h])以下のときは停車と判定する。そして、停車と判定した場合はステップS2へ進み、走行中と判定した場合はルーチンを抜ける。尚、このステップS1での処理が、本発明の停車検出手段に対応している。
ステップS2へ進むと、セレクトポジションセンサ12で検出したセレクトレバーのセット位置を検出して、セレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされているか否かを調べる。セレクトレバーがPレンジにセットされている場合はそのままルーチンを抜け、又、Pレンジ以外のレンジにセットされている場合はステップS3へ進む。尚、このステップS2での処理が、本発明のポジション判定手段に対応している。
ステップS3では、電子キー_ECU2で設定される電源モードを読込み、電源モードがACCモードか否かを調べ、ACCモードの場合はステップS4へ進み、ONモードの場合、すなわち、停車後、プッシュエンジンスイッチ10が押圧(ON)されておらずエンジン稼働中の場合は、そのままルーチンを抜ける。尚、このステップS3での処理が、本発明の電源モード判定手段に対応している。
電子キー_ECU2では、停車時のセレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10がONされた場合、電源モードをACCモードに切換える。その結果、エンジンは停止し、又、バッテリ電源VBTは特定の電装品にのみ供給され、コンビネーションメータは消灯される。
その後、ステップS4へ進むと、降車検出処理が実行される。運転者の降車は、降車検出手段20からの信号に基づいて調べる。前述したように、運転者の降車を検出するタイミングは、車室31aで降車のための準備をしている初期段階、運転席ドア35を開放して降車中にある過渡段階、運転席ドア35を閉じて車外に降り立った降車段階、及び車両31から離間する離間段階の4段階に大別される。どの段階で、或いは複数の段階のどれを組み合わせて、電子キー8を携帯する運転者の降車を検出するかは車種毎に相違するが、各段階での降車の有無を降車検出手段20からの信号に基づき検出する。
そして、ステップS5へ進み、降車検出手段20からの検出結果に基づき、各段階の何れか、或いは組み合わされた各段階において、運転者の降車が検出されたか否かを調べ、降車が検出されない場合は、そのままルーチンを抜ける。一方、運転者の降車が検出された場合はステップS6へ進む。
ステップS6へ進むと、室内アンテナ9d,9e、室外サイドアンテナ9a,9bを通じて検出した電子キー8からの信号の受信電界強度を検出する。その後、ステップS7へ進み、運転者の降車に同期して受信電波強度が変化しているか否かを調べる。そして、受信電界強度が変化している場合は運転者が電子キー8を携帯していると判定し、ステップS8へ進む。又、受信電界強度が変化していない場合は運転者が電子キー8を携帯していない、すなわち、荷物の出し入れなどに伴う一時的な降車と判定し、そのままルーチンを抜ける。
その後、ステップS8へ進むと、電子キー8を携帯して降車する運転者に対して電源OFF忘れの警告を表示する警告表示処理を実行する。すなわち、MID21に対して、電源モードがACCモードであり、電源OFF忘れを警告する警告表示(画像、文字等)を出力すると共に、警報信号を警報駆動部22へ出力し、この警報駆動部22にて警報ブザー23を駆動させ、この警報ブザー23から発せられる警報音によって、降車する運転者に対して電源モードのOFF忘れを警告する。
次いで、ステップS9へ進み、車両ロック処理を実行する。この車両ロック処理は、降車警告_ECU6から車両ロック機構18に対してロック駆動信号を出力し、内蔵するアクチュエータを駆動させて、電動パーキングブレーキ機構、サービスブレーキ機構、トランスミッションロック機構、セレクトロック機構等の車両ロック機構18を選択的にロック動作させ、車両の走行を不能にする。この車両ロック機構18は、電子キー8を携帯する運転者が降車したと判定した後、直ちに作動するため、車両の無人移動を確実に防止することができる。尚、このステップS9での処理が、本発明の車両ロック処理手段に対応している。
その後、ステップS10へ進み、警告停止条件を識別する。この警告停止条件は、例えば、ACCモード時にバッテリ電源が供給されているオーディオ機器等の電装品に設けた手動スイッチ類の操作を操作検出手段が検出した場合に、警告停止条件成立と判定する。或いは、運転者が運転席シート32に着座したことを検出した場合、警告条件成立と判定する。運転者が運転席シート32に着座したか否かは、例えば着座センサからのON信号が出力されているか否か、或いは車内外カメラや赤外線センサで運転者がハンドル26に正対しているか否かを識別することで判定する。或いはセンターコンソール39に配設されている室内アンテナ9dで受信した電界強度が所定値以上の場合、運転者が運転席シート32に着座したと判定するようにしても良い。
そして、停止条件成立と判定した場合、ステップS11からステップS12へ進み、又、停止条件が不成立の場合は、ステップS8へ戻り、警告表示処理を継続させる。ステップS12へ進むと、警告表示を停止させて、ステップS13へ進む。警告表示が停止されると、MID21の警告表示、及び警報ブザー23からの警告を報知する吹鳴音が停止される。
その後、ステップS13へ進むと、車両ロック機構18に対してロック解除信号を出力し、車両31に対するロックを解除してルーチンを抜ける。尚、ロック解除を行うに際し、ブレーキスイッチ11がONされているか否かを解除条件として加えるようにしても良い。
又、電子キー_ECU2は、降車警告_ECU6でセレクトレバーがPレンジ以外にセットされていると判定され、且つ、電源モードがACCモードにセットされている場合、図4に示すACC→OFF処理ルーチンが起動される。
このルーチンでは、先ず、ステップS21で、周知のパーキングブレーキスイッチ(図示せず)が動作するまで待機する。そして、運転者がパーキングブレーキレバーを操作してパーキングブレーキスイッチをONすると、プログラムはステップS22へ進み、セレクトレバーがPレンジにセットされるまで待機する。
そして、セレクトポジションセンサ12の検出信号からセレクトレバーがPレンジにセットされたと判定した場合、ステップS23へ進み、プッシュエンジンスイッチ10がONされるまで待機する。
その後、プッシュエンジンスイッチ10からのON信号を検出した場合、ステップS24へ進み、電源モードをOFFモードに切換えて、ルーチンを終了する。尚、セレクトロック機構は運転者がフットブレーキペダルを踏み込んでブレーキスイッチ11をONさせた際に解除される。一方、電動パーキングブレーキ機構は、運転者がパーキングブレーキスイッチを操作することで解除される。又、電動パーキングブレーキ機構に代えてサービスブレーキ機構を採用する場合、このサービスブレーキ機構は電源モードがOFFモードに切り替わった際に解除される。
このように、本実施形態では、運転者がセレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態で、プッシュエンジンスイッチ10を押圧(ON)してエンジンを停止させた状態で、電子キー8を携帯する運転者が降車した場合にのみ、車両31をロックさせて走行不能にしたので、電子キー8を車室31aに残置させた一時的な降車では車両31がロックされず、従って、再乗車時の始動が容易となり、運転者に与える負担を軽減することができて使い勝手が良い。
1…車載制御システム、
2…電子キー制御ユニット、
3…エンジン制御ユニット、
6…降車警告制御ユニット、
7…車内通信回線、
8…電子キー、
9…通信回路部、
9a,9b…室外サイドアンテナ、
9c…室外リヤアンテナ、
9d,9e…室内アンテナ、
10…プッシュエンジンスイッチ、
11…ブレーキスイッチ、
12…セレクトポジションセンサ、
13…電源ユニット、
14…スタータリレー、
15…スタータモータ、
16…車速センサ、
18…車両ロック機構、
20…降車検出手段、
21…マルチインフォメーションディスプレイ、
22…警報駆動部、
23…警報ブザー、
25…インストルメントパネル、
26…ハンドル、
31…車両、
31a…車室、
32…運転席シート、
33…助手席シート、
34…後部座席、
35…運転席ドア、
36…助手席ドア、
37a,37b…後部左右ドア、
38…リヤゲート、
39…センターコンソール、
41…前方認識カメラ、
41a…メインカメラ、
41b…サブカメラ、
VBT…バッテリ電源

Claims (4)

  1. 車両の停車を検出する停車検出手段と、
    セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされているか否かを判定するポジション判定手段と、
    電源モードがアクセサリモードか否かを判定する電源モード判定手段と、
    電子キーを携帯するユーザの降車を検出する降車検出手段と、
    車両の走行を不能にする車両ロック手段と、
    前記停車検出手段で前記車両の停車を検出し、且つ前記ポジション判定手段で前記セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされていると判定され、且つ前記電源モード判定手段で前記電源モードがアクセサリモードにセットされていると判定され、且つ前記降車検出手段で前記ユーザの降車を検出した場合、前記車両ロック手段をロック動作させる車両ロック処理手段と
    を備えることを特徴とする車両制御システム。
  2. 警報音を発する警報出力部を駆動する警報駆動手段を更に有し、
    前記警報駆動手段は、前記車両ロック処理手段が前記車両ロック手段をロック動作させる際に前記警報出力部を駆動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の車両制御システム。
  3. 車室に配設されている手動スイッチ類の操作を検出する操作検出手段を更に有し、
    前記車両ロック処理手段は、前記操作検出手段で前記手動スイッチ類の操作が検出された場合、前記車両ロック手段のロック動作を解除させる
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載の車両制御システム。
  4. 前記車両ロック手段は、電動パーキングブレーキ機構、サービスブレーキ機構、トランスミッションロック機構、セレクトロック機構の何れかである
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両制御システム。
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