JP2017013713A - 車両用電子キーシステムの降車検知装置 - Google Patents

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【課題】セレクトレバーがPレンジ以外にセットされ、且つ、電源モードがACCモードに切換えられている状態で降車しようとする運転者に対して、電源モードのOFF忘れを早期に報知できるようにする。【解決手段】車両が停車した後(S1)、セレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされ(S2)、且つ、電源モードがACCモードに切り替わっている場合(S3)、車内認識手段20で検出した運転者の降車予兆を示す車内認識情報を読込み(S4)、降車予兆ありと判定した場合(S5)、運転者が運転席ドア24を開放する前に電源のOFF忘れを警告する。【選択図】図2

Description

本発明は、セレクトレバーをパーキングレンジ以外のレンジにセットした状態で、エンジンを停止させて降車しようとする運転者を検出した場合に警告を発する車両用電子キーシステムの降車検知装置に関する。
従来、電子キーシステムを搭載する車両は、運転者が乗車した後、キー操作を一々行うことなく、電子キー(携帯機)を携帯した状態で、プッシュエンジンスイッチ(スタートスイッチ)を押圧するだけで、電源ONやエンジン始動を行うことができる。
エンジン始動に際しては、電子キーを携帯する運転者がセレクトレバーをパーキング(P)レンジ或いはニュートラル(N)レンジにセットした状態で、ブレーキペダルを踏込み、プッシュエンジンスイッチを押圧する。すると、スタータモータが所定時間稼動し、エンジンが始動する。
又、セレクトレバーがPレンジにセットされており、且つ、ブレーキペダル未踏の状態で、プッシュエンジンスイッチを押圧すると、押圧する毎に車両の電源モードが、OFFモード→アクセサリ(ACC)モード→ON(IGN)モードの順に切換えられる。更に、セレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態でプッシュエンジンスイッチを押圧すると、電源モードがON(E/G RUN)モードからACCモードに切換えられる。
ACCモードでは、エンジンは停止するが、特定の電装品(オーディオ、電源ソケット、カーナビゲーション等)にはバッテリ電源が供給される。
通常、電源モードがACCモードの場合、コンビネーションメータはバッテリ消耗を抑制するため消灯されており、従って、運転者は、電源モードがOFFモードに切り替わっていると勘違いし、電源モードをOFFモードにすることなく、電子キーを携帯して降車してしまい易い。
セレクトレバーがPレンジ以外にセットされており、且つ、電源モードがACCモードの状態では、ステアリングロックがアンロック状態であるため、無人で動き出したり、盗難に遭いやすくなる。
そのため、車両用電子キーシステムでは、セレクトレバーがPレンジ以外にセットされ、且つ、電源モードがACCモードの状態であるにも拘わらず、運転者が降車した場合には、当該運転者に対して警報を発して注意を促すようにしている。
しかし、運転者が運転席ドアを開けて車外へ降車し、その後、運転席ドアを閉めて車両から離間するまでの一連の動作の中で、運転者は電源をOFFにしたとの先入観を有しているため、警報に気づかないまま車両から離間してしまう場合がある。
この対策として、例えば、特許文献1(特開2008−168762号公報)には、セレクトレバーがPレンジ或いはNレンジ以外のレンジにセットされており、且つプッシュエンジンスイッチがONされたことを電源コントロールユニットが検知した場合、計器照明を一時点灯させることで電源OFF忘れを運転者に警告する技術が開示されている。
特開2008−168762号公報 特開2008−106579号公報
しかし、降車しようとする運転者は、電源をOFFしたと誤認しているため、計器照明が一時点灯されてもそれに気づかない場合が多く、運転席ドアを開けて降車し、車両から離間してしまうことは、車両が一時的に無人状態となるためセキュリティ上好ましくない。
そのため、例えば、特許文献2(特開2008−106579号公報)には、携帯機(電子キー)を携帯する運転者が自車両から離間する距離を、車室外アンテナで受信する携帯機から送信される電波の受信電界強度に基づいて判定し、その距離に応じて警報の音量を変更する技術が開示されている。
特許文献2に開示されている技術によれば、運転者の自車両からの離間距離に応じて警報音が増量されるが、必要以上の大音量は運転者に不快感を与えるばかりでなく、周囲に対して騒音被害を与えてしまう不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、運転者に不快感を与えることなく、しかも周囲に対して騒音被害を与えることなく、エンジン停止後、電源モードをアクセサリモードの状態で降車しようとする運転者を検知し、電源OFF忘れを早期、且つ、的確に報知することができて、セキュリティ対策を充分に施すことのできる車両用電子キーシステムの降車検知装置を提供することを目的とする。
本発明による車両用電子キーシステムの降車検知装置は、車両の停車を判定する停車判定手段と、セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされているか否かを検出するポジション判定手段と、電源モードがアクセサリモードか否かを調べる電源モード判定手段と、電子キーを所持する運転者の降車予兆を判定する降車予兆判定手段と、前記停車判定手段で停車と判定され、且つ前記ポジション判定手段で前記セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされていると判定され、且つ前記電源モード判定手段で前記電源モードがアクセサリモードであると判定され、且つ前記降車予兆判定手段で降車予兆と判定した場合、警告表示処理を実行させる警告表示処理手段とを備える。
本発明によれば、セレクトレバーをパーキングレンジ以外のレンジにセットした後、電源モードをアクセサリモードとした状態で降車しようとする運転者の降車予兆を検出して警告表示を行うようにしたので、電源OFF忘れを早期、且つ、的確に報知することができ、充分なセキュリティ対策を施すことができる。
又、運転者が降車する前に警告表示するようにしたので、大音量での警告が不要となり、運転者に不快感を与えることが無く、しかも、周囲に対して騒音被害を及ぼすことも防止することができる。
車載制御ステムの概略構成図 降車予兆警告ルーチンを示すフローチャート 警告表示処理サブルーチンを示すフローチャート ACC→OFF処理ルーチンを示すフローチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に示すように、車両に搭載されている車載制御システム1は、車両用電子キーシステムを構成する電子キー制御ユニット(電子キー_ECU)2、エンジン制御ユニット(E/G_ECU)3、オーディオ制御ユニット(オーディオ_ECU)4、電動パーキングブレーキ制御ユニット(EPB_ECU)5、降車警告制御ユニット(降車警告_ECU)6等を備えている。
この各ECU2〜6は、マイクロコンピュータを主体に構成され、周知のCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ等を有しており、ROMにはCPUが実行する各種プログラムや固定データ等が記憶されている。又、各ECU2〜6が、CAN(Controller Area Network)通信等の車内通信回線7を通じて相互通信可能に接続されている。
電子キー_ECU2は、運転者が携帯する電子キー(携帯機)8との間で通信を行い、電子キー8のIDが電子キー_ECU2に登録されているIDと一致した場合、車両ドアのロック/アンロック、エンジンの始動/停止、車載機器へのバッテリ電源VBTの給電が可能となる。この電子キー_ECU2の入力側に、電子キー8との通信を行う通信回路部9、ONスイッチであるプッシュエンジンスイッチ10等が接続されていると共に、降車警告_ECU6で検出したブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキON信号、及びセレクトレバーのセットポジションを検出するポジション信号がそれぞれ入力される。
又、この電子キー_ECU2の出力側に、電源ユニット13、スタータリレー14のスイッチ部が接続されており、更に、このスタータリレー14の固定接点の一方にスタータモータ15が接続されている。又、電源ユニット13とスタータリレー14の固定接点の他方にバッテリ電源VBTが接続されている。
電源ユニット13は、電子キー_ECU2からの電源切換信号により、バッテリ電源VBTを供給する電源モードを、電源OFFモード、ACCモード、電源ONモードの何れかに切換える。ここで、電源モードが電源OFFモードの場合はバッテリ電源に直結されている電装品以外の電装品に対するバッテリ電源VBTの供給が遮断され、一方、ACCモードの場合は、オーディオ機器、電源ソケット等、特定の電装品にのみバッテリ電源VBTが供給される。従って、電源OFFモード及びACCモードではエンジンが停止される。又、電源ONモードの場合は、全ての電装品に対してバッテリ電源VBTが供給される。
この電源モードは、セレクトレバーがPレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10をONする毎に、例えば、図1に実線で示すように、電源OFF→ACC→電源ON(IGN)の順に切り替わり、プッシュエンジンスイッチ10を更にONすると電源OFFに戻る。又、停車時、セレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態でプッシュエンジンスイッチ10をONすると、図1に破線で示すように、電源モードはOFFモードに切り替わらず、ACCモードに切り替わり、エンジンが停止される。
尚、セレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされ、且つエンジンが停止している状態(従って、電源モードはACCモード)からエンジンンを再始動させるには、先ず、セレクトレバーをPレンジ或いは、Nレンジにセットし、次いで、ブレーキペダルを踏込み、その状態で、プッシュエンジンスイッチ10をONする。すると、電子キー_ECU2は、電源ユニット13の電源モードを電源ONモードに切換えると共に、スタータリレー14を所定時間ON動作させ、スタータモータ15にバッテリ電源VBTを供給してエンジンを起動させる。
又、E/G_ECU3は、エンジンがスタータモータ15によって起動されると、点火時期制御、燃料噴射制御を開始してエンジンを稼動させる。
又、オーディオ_ECU4は、電源ユニット13の電源モードがACC、或いは電源ONに設定されている場合、運転者を含む搭乗者の操作によりONしたオーディオ機器(カーステレオ、カーナビゲーション等)を総合的に制御し、又、搭乗者の設定した音量の音声をスピーカ19から出力させる。
又、EPB_ECU5の入力側に、センターコンソール等に配設されているパーキングブレーキレバーに連設するパーキングブレーキスイッチ17が接続され、出力側に、電動モータ、減速ギヤ、直動機構等を構成要素とするパーキングブレーキアクチュエータ18が接続されている。
このパーキングブレーキスイッチ17はON/OFFスイッチであり、EPB_ECU5は、降車警告_ECU6で検出したブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキON信号とパーキングブレーキスイッチ17からのON信号とが同時に検出されたとき、パーキングブレーキアクチュエータ18を動作させてパーキングブレーキ(図示せず)を作動させる。一方、EPB_ECU5が、ブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキON信号とパーキングブレーキスイッチ17からのOFF信号とを同時に検出したとき、パーキングブレーキアクチュエータ18をOFF動作させて、パーキングブレーキ(図示せず)を解除させる。
更に、このEPB_ECU5は、降車警告_ECU6から運転者の降車を検出する信号を受信した場合、パーキングブレーキアクチュエータ18を駆動させてパーキングブレーキ(図示せず)を動作させる。尚、EPB_ECU5に代えて、サービスブレーキ制御ユニットを適用し、降車警告_ECU6で運転者の降車を検出する信号を受信した場合、サービスブレーキ制御ユニットからの指令信号によりサービスブレーキ(常用ブレーキ)を作動させるようにしても良い。
又、降車警告_ECU6は、入力側にブレーキペダルの踏込みを検出してON信号を出力するブレーキスイッチ11、セレクトレバーのセット位置を検出するセレクトポジションセンサ12、車速を検出する車速センサ16、及び、車内認識手段20が接続されている。車内認識手段20は、車室内において運転者が降車予兆を示す動作をしているか否かを調べるものである。
この車内認識手段20として、本実施形態では、運転者のシートベルト装着でOFF動作する運転席シートベルトスイッチ、運転席ドア24の運転席ドアノブ24aに併設されて、運転者がドアノブに接触したことを検出する、静電センサ、タッチセンサ等のドアノブ接触センサ、及び車室内に向けて配設されて、運転者の動作を認識する車内カメラ(ステレオカメラ)の内の少なくとも一つで構成されている。
又、この降車警告_ECU6の出力側に、キャビン前部のインストルメントパネル25等に配設されて、種々の情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイ(MID)21、及び警報駆動部22が接続され、更に、この警報駆動部22にラインアレイスピーカ23が接続されている。
このラインアレイスピーカ23は、ハンドル26の前方から運転席ドア24までの範囲に横設されている。このラインアレイスピーカ23は、スピーカを横方向へラインアレイ状に配置され、警報駆動部22からの駆動信号により、各スピーカの振幅位相を調整して特定の指向性を得るようにされており、降車しようとする運転者に対して警告を報知するものである。このラインアレイスピーカ23の振幅位相は、降車警告_ECU6が、例えば車内カメラで検出した、降車動作中にある運転者の頭部Hの動きに基づいて設定する。
ところで、停車時のセレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10をONさせた場合、電子キー_ECU2は、電源ユニット13の電源モードをACCモードに切換える。
電源モードがACCモードに切換えられると、コンビネーションメータが消灯するため、電源モードがOFFモードに切り替わったと勘違し、運転者はそのまま降車してしまい易い。一般に、このような状態で運転席側のドアを開放すると、警告音が発せられるが、運転者は降車動作中であり、しかも、電源モードかOFFモードであるとの先入観を抱いているため、警告音に気づかずに降車してしまう場合がある。
降車警告_ECU6は、電源モードがACCモードの状態での運転者の降車準備行為(降車予兆)を検出した場合、警告を報知して注意を喚起すると共に、電動パーキングブレーキを作動させて車両の無人移動を防止する。
この降車警告_ECU6で実行される降車予兆時の警告報知は、具体的には、図2に示す降車予兆警告ルーチンに従って処理される。
このルーチンでは、先ず、ステップS1で車両が停車するまで待機する。車両が停車したか否かは、本実施形態では、ブレーキスイッチ11及び車速センサ16からの信号に基づき、ブレーキスイッチ11からブレーキON信号が出力され、且つ、車速センサ16で検出した車速が予め設定した停車判定車速(例えば、15[Km/h])以下のとき停車と判定する。尚、このステップでの処理が、本発明の停車判定手段に対応している。
そして、停車と判定した場合、ステップS2へ進み、セレクトポジションセンサ12で検出したセレクトレバーのセット位置を検出して、セレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされているか否かを調べる。セレクトレバーがPレンジにセットされている場合はそのままルーチンを抜け、又、Pレンジ以外のレンジにセットされている場合はステップS3へ進む。尚、このステップS2での処理が、本発明のポジション判定手段に対応している。
ステップS3では、電子キー_ECU2で設定される電源モードを読込み、電源モードがACCモードか否かを調べ、ACCモードの場合はステップS4へ進み、ONモードの場合、すなわち、停車後、プッシュエンジンスイッチ10が押圧(ON)されておらずエンジン稼働中の場合は、そのままルーチンを抜ける。尚、このステップS3での処理が、本発明の電源モード判定手段に対応している。
電子キー_ECU2では、停車時のセレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10がONされた場合、電源モードをACCモードに切換える。その結果、エンジンは停止し、又、バッテリ電源VBTは特定の電装品にのみ供給され、コンビネーションメータは消灯される。
そして、ステップS4へ進むと、車内認識手段20で検出した運転者の降車準備(降車予兆)を示す所作情報である車内認識情報を車内認識手段20から読込み、ステップS5で、この車内認識情報に基づいて、運転者が降車しようとする降車予兆を判定する。尚、このステップS4,S5での処理が、本発明の降車予兆判定手段に対応している。
車内認識手段20は、本実施形態では、運転席シートベルトスイッチと運転席ドア24のドアノブ24aに併設されたドアノブ接触センサと運転者の動作を捕捉する車内カメラの内の少なくとも一つで構成されている。
運転席シートベルトスイッチはシートベルト装着時にOFF信号を出力し、シートベルト非装着時にON信号を出力する。運転者が車両を停車させた後、運転席シートベルトスイッチからON信号が出力された場合、降車準備(降車予兆)を示す行為であると判定することかできる。又、運転者がドアノブに接触する行為は、その後、運転席ドア24を開放して降車すると予測できるため、降車準備(降車予兆)を示す行為であると判定することができる。更に、図1に一点鎖線で示すように、車内カメラで認識した運転者の頭部Hが運転席ドア24の方向へ移動した場合、その後、運転席ドア24を開放して降車すると予測することができるため、降車準備(降車予兆)を示す行為であると判定することができる。
従って、運転席シートベルトスイッチとドアノブ接触センサと車内カメラとの少なくとも一つからの車内認識情報に基づいて降車予兆を判定することができる。又、好ましくは、これらの内の少なくとも2つの車内認識情報で降車予兆を判定することで、より高い判定精度を得ることができる。
そして、ステップS5で、降車予兆有りと判定した場合、ステップS6へ進み、又、降車予兆なしと判定した場合は、そのままルーチンを抜ける。
ステップS6へ進むと、警告表示処理を実行する。この警告表示処理は、図3に示す警告表示処理サブルーチンに従って実行される。このサブルーチンでの処理が、本発明の警告表示処理手段に対応している。
このサブルーチンでは、先ず、ステップS11で、運転者に対し、電源モードがACCモードであることを知らせる旨の警告表示(画像、文字等)をMID21に出力して、ステップS12へ進む。ステップS12では、車載カメラ等からの情報に基づき運転者の頭部Hの位置(ラインアレイスピーカ23からの方向、及び距離)を検出する。尚、このステップS12での処理が、本発明の運転者位置検出手段に対応している。
そして、ステップS13へ進み、検出した運転者の位置に向けて警告音を出力させて、図2のステップS7へ進む。尚、このステップでの処理が、本発明の警告音出力処理手段に対応している。
この警告音は、ラインアレイスピーカ23から出力される。降車警告_ECU6は、車内カメラ等で検出した頭部Hの位置(ラインアレイスピーカ23からの方向及び距離)に基づき、ラインアレイスピーカ23を構成する各スピーカの振幅位相を、運転者の頭部Hにおいて同位相となるように制御する。その結果、このラインアレイスピーカ23から出力される警告音は、常に降車しようとしている運転者に向けて吹鳴されることになる。
尚、この警告音としては、ブザー音等の吹鳴音以外に、警告を報知する音声であっても良い。更に、スピーカはラインアレイスピーカに限らず、例えば、一つの指向性スピーカを回転台上に固定し、降車警告_ECU6は、この指向性スピーカが降車しようとする運転者に指向するように回転台の回転角度を制御するようにしても良い。何れの構成であっても、警告音が降車動作中の運転者に対して狭指向性で出力されるため、警告音が明瞭となり注意を喚起することができる。
そして、図2のステップS7へ進むと、EPB_ECU5に対して電動パーキングブレーキを動作させる指令信号を出力する。すると、EPB_ECU5は、パーキングブレーキアクチュエータ18に駆動信号を出力し、このパーキングブレーキアクチュエータ18を駆動させてパーキングブレーキを作動させる。その結果、車両の無人での移動を防止することができる。尚、このステップS7での処理が、本発明のブレーキ制御処理手段に対応している。
この場合、パーキングブレーキの作動により、車両の無人移動が防止され、盗難を抑制することができるので、MID21等に、パーキングブレーキ作動の旨を表示すると共に、ステップS6で設定される警告音の音量を低くし、或いは音色を変化させるようにしても良い。
その後、ステップS8へ進み、オーディオ_ECU4がオーディオをON動作させているか否かを調べ、ON動作させている場合は、ステップS9へ進み、スピーカ19から出力されている音量を所定レベルまで低下させる指令信号を、オーディオ_ECU4へ送信し、スピーカの音量を低下させて、ルーチンを抜ける。又、オーディオがOFFの時は、そのままルーチンを抜ける。尚、このステップS8,S9での処理が、本発明の音量制御手段に対応している。
オーディオがONの場合、スピーカ19からの出力される音量を低くするようにしたので、ラインアレイスピーカ23から出力される警告音はより鮮明に運転者に伝達させることができる。
又、電子キー_ECU2は、降車警告_ECU6でセレクトレバーがPレンジ以外にセットされていると判定し、且つ、電源モードがACCモードにセットされている場合、図4に示すACC→OFF処理ルーチンが起動される。
このルーチンでは、先ず、ステップS21で、パーキングブレーキスイッチ17が動作するまで待機する。そして、運転者がパーキングブレーキレバーを操作してパーキングブレーキスイッチ17をONすると、プログラムはステップS22へ進み、セレクトレバーがPレンジにセットされるまで待機する。
そして、セレクトポジションセンサ12の検出信号からセレクトレバーがPレンジにセットされたと判定した場合、ステップS23へ進み、プッシュエンジンスイッチ10がONされるまで待機する。
その後、プッシュエンジンスイッチ10からのON信号を検出した場合、ステップS24へ進み、電源モードをOFFモードに切換えて、ルーチンを終了する。電源モードがOFFモードに切換えられることで、警告表示も自動的に解除される。尚、電動パーキングブレーキは、運転者がパーキングブレーキスイッチ17を操作することで解除される。又、電動パーキングブレーキに代えてサービスブレーキを採用する場合、このサービスブレーキは電源モードがOFFモードに切り替わった際に解除される。
このように、本実施形態では、運転者がセレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態で、プッシュエンジンスイッチ10をONしてエンジンを停止させた後の、降車予兆を素早く検出して、運転席ドア24を開放する前に警告表示を行うようにしたので、車両が無人になることがなく、セキュリティ上、好ましいばかりでなく、運転者に電源モードのOFF忘れを早期に警告することができる。
又、従来のような降車後の運転者に対して警告を報知する場合に比し、運転者が運転席ドアを開ける前に警告表示して注意を促すようにしたので、大音量で警告する必要がなく、従って、運転者に対して不快感を与えることがないばかりでなく、周囲に対して騒音被害を与えることもない。
更に、運転者の降車予兆を車内カメラと運転席シートベルトスイッチとドアノブ接触センサとの少なくとも一つで検出するようにしたので、エンジン停止後、電源モードをACCモードで降車しようとする運転者を高い精度で検知し、電源モードのOFF忘れを車室内にて、早期、且つ、的確に報知することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば、運転者に向けて警告音が出力された場合、運転者が電源モードをOFFモードに切換える操作を行う前に、スイッチ操作により警告音の出力を解除できるようにしても良い。
1…車載制御システム、
2…電子キー制御ユニット、
3…エンジン制御ユニット、
4…オーディオ制御ユニット、
5…電動パーキングブレーキ制御ユニット、
6…降車警告制御ユニット、
7…車内通信回線、
8…電子キー、
9…通信回路部、
10…プッシュエンジンスイッチ、
11…ブレーキスイッチ、
12…セレクトポジションセンサ、
13…電源ユニット、
14…スタータリレー、
15…スタータモータ、
16…車速センサ、
17…パーキングブレーキスイッチ、
18…パーキングブレーキアクチュエータ、
19…スピーカ、
20…車内認識手段、
21…マルチインフォメーションディスプレイ、
22…警報駆動部、
23…ラインアレイスピーカ、
24…運転席ドア、
24a…ドアノブ、
25…インストルメントパネル、
26…ハンドル、
VBT…バッテリ電源

Claims (5)

  1. 車両の停車を判定する停車判定手段と、
    セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされているか否かを検出するポジション判定手段と、
    電源モードがアクセサリモードか否かを調べる電源モード判定手段と、
    電子キーを所持する運転者の降車予兆を判定する降車予兆判定手段と、
    前記停車判定手段で停車と判定され、且つ前記ポジション判定手段で前記セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされていると判定され、且つ前記電源モード判定手段で前記電源モードがアクセサリモードであると判定され、且つ前記降車予兆判定手段で降車予兆と判定した場合、警告表示処理を実行させる警告表示処理手段と
    を備えることを特徴とする車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  2. 前記降車予兆判定手段は、運転席シートベルトスイッチと運転席ドアノブの接触を検出するドアノブ接触センサと前記運転者を認識する車内カメラとの少なくとも一つからの車内認識情報に基づいて降車予兆を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  3. 前記警告表示処理手段は、
    前記運転者の降車予兆を示す動作時の位置を検出する運転者位置検出手段と、
    前記運転者位置検出手段で検出した運転者の位置に向けて警告音を出力する警告音出力処理手段と
    を備えることを特徴とする請求項1或いは2記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  4. ブレーキを作動させるブレーキ制御処理手段を更に有し、
    前記ブレーキ制御処理手段は、前記警告表示処理手段で警告表示が行われる際にブレーキを作動させる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  5. オーディオの音量を制御する音量制御手段を更に有し、
    前記音量制御手段は、前記警告表示処理手段で警告表示が行われるに際し、オーディオがオン動作されている場合は該オーディオの音量を低下させる
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
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