JP6560565B2 - 車両用電子キーシステムの降車検知装置 - Google Patents

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本発明は、電子キーを携帯するユーザが、電源モードをアクセサリモードにした状態で車両から離間した際に警告を発する車両用電子キーシステムの降車検知装置に関する。
従来、電子キーシステムを搭載する車両は、電子キーを携帯するユーザ(多くの場合は運転者であるため、以下においては「運転者」と称する)が乗車した後、キー操作を一々行うことなく、プッシュエンジンスイッチ(スタートスイッチ)を押圧するだけで、電源ONやエンジン始動を行うことができる。
エンジン始動に際しては、運転者がセレクトレバーをパーキング(P)レンジ或いはニュートラル(N)レンジにセットした状態で、ブレーキペダルを踏込み、プッシュエンジンスイッチを押圧する。すると、スタータモータが所定時間稼動し、エンジンが始動する。
又、セレクトレバーがPレンジにセットされており、且つ、ブレーキペダル未踏の状態で、プッシュエンジンスイッチを押圧すると、押圧する毎に車両の電源モードが、OFFモード→アクセサリ(ACC)モード→ON(IGN)モードの順に切換えられる。更に、セレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態でプッシュエンジンスイッチを押圧すると、電源モードがON(E/G RUN)モードからACCモードに切換えられる。
ACCモードでは、エンジンは停止するが、特定の電装品(オーディオ、電源ソケット、カーナビゲーション等)にはバッテリ電源が供給される。
通常、電源モードがACCモードの場合、コンビネーションメータはバッテリ消耗を抑制するため消灯されており、従って、運転者は、電源モードがOFFモードに切り替わっていると勘違いし易い。特に、電子キーシステムは、電源モードがACCモードであっても、運転者は電子キーを携帯した状態でたやすく降車することができるため、電源モードがOFFモードに切り替わっていると勘違いしている場合、気づかずに車両から離れてしまいやすい。
電源モードがACCモードの状態では、ステアリングロックがアンロック状態であるため、無人で動き出したり、盗難に遭いやすくなる。そのため、車両用電子キーシステムでは、電源モードがACCモードの状態であるにも拘わらず、電子キーを携帯する運転者が降車した場合には、当該運転者に対して警報を発して注意を促すようにしている。
しかし、運転者が運転席ドアを開けて降車し、その後、運転席ドアを閉めて車両から離間するまでの一連の動作の中で、運転者は、既に電源をOFFにしたとの先入観を有しているため、自己に向けての警報であることに気づかないまま車両から離間してしまう場合がある。
この対策として、例えば、特許文献1(特開2008−168762号公報)には、セレクトレバーがPレンジ或いはNレンジ以外のレンジにセットされており、且つプッシュエンジンスイッチがON(従って、電源モードはACCモード)されたことを電源コントロールユニットが検知した場合、計器照明を一時点灯させることで電源OFF忘れを運転者に警告する技術が開示されている。
特開2008−168762号公報 特開2008−106579号公報
しかし、降車しようとする運転者は、電源をOFFしたと誤認しているため、計器照明が一時点灯されてもそれに気づかない場合が多く、運転席ドアを開けて降車し、車両から離間してしまうことは、車両が一時的に無人状態となるためセキュリティ上も好ましくない。
そのため、例えば、特許文献2(特開2008−106579号公報)には、携帯機(電子キー)を携帯する運転者が自車両から離間する距離を、室外アンテナで受信する携帯機から送信される電波の受信電界強度に基づいて判定し、その距離に応じて警報の音量を変更する技術が開示されている。
特許文献2に開示されている技術によれば、運転者の自車両からの離間距離に応じて警報音が増量されるが、交通量の多い幹線道路脇の駐車場に車両を駐車して離間する等、近郊に騒音レベルの高い外部環境がある場合は、警報音を単に運転者の自車両からの離間距離に基づいて設定しても、運転者に警報音が届き難くなる。
しかし、当初より外部環境の騒音を考慮して、警報音の初期値を高く設定することは、運転者に不快感を与えるばかりでなく、閑静な住宅地等では周囲に対して騒音被害を与えてしまう可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑み、運転者に不快感を与えることなく、しかも周囲に対して騒音被害を与えることなく、エンジン停止後、電源モードをアクセサリモードの状態で車両から離間するユーザを検知し、電源OFF忘れを的確に報知することのできる車両用電子キーシステムの降車検知装置を提供することを目的とする。
本発明による車両用電子キーシステムの降車検知装置は、車両の停車を判定する停車判定手段と、セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされているか否かを判定するポジション判定手段と、電源モードがアクセサリモードか否かを判定する電源モード判定手段と、電子キーを携帯するユーザの降車を検出する降車検出手段と、前記降車検出手段で降車を検出した際の前記ユーザの位置を認識する位置認識手段と、前記車両に設けた外部集音手段で集音した外部環境音に応じて警報音の音圧レベルを補正する音圧補正値を設定する音圧補正値設定手段と、前記警報音を発する警報出力部を駆動する警報駆動手段と、ブレーキを作動させるブレーキ制御手段と、警告表示処理手段とを備え、前記ブレーキ制御手段は、前記停車判定手段で停車と判定され、且つ前記ポジション判定手段で前記セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされていると判定され、且つ前記電源モード判定手段で前記電源モードがアクセサリモードであると判定され、且つ前記降車検出手段で前記ユーザの降車を検出した場合、前記ブレーキを作動させ、前記警告表示処理手段は、前記ブレーキ制御手段が前記ブレーキを作動させる際に、前記位置認識手段で前記ユーザを認識した場合は該位置認識手段で認識した前記ユーザの位置と前記警報出力部との離間距離に応じて該警報出力部から出力される警報音の音圧レベルを可変設定すると共に、該音圧レベルを前記音圧補正値設定手段で設定した前記音圧補正値で補正し、又前記位置認識手段で前記ユーザを認識しなかった場合は前記音圧レベルを設定しない
本発明によれば、セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされ、且つ電源モードがアクセサリモードに設定されている状態で、ユーザが車両から離間した状態を認識した場合、ユーザの位置と外部環境音に応じた警報音を発するようにしたので、車両から離間しようとするユーザに対し、外部環境音に対応した音圧レベルで電源OFF忘れを的確に報知することができる。その結果、ユーザに不快感を与えず、しかも、周囲に対して騒音被害を及ぼすことも防止することができる。更に、警告表示処理手段が警報駆動手段を駆動させる際に、ブレーキ制御手段にてブレーキを作動させるようにすれば、車両の無人移動の防止、及び盗難の抑制を実現することができる。
電子キーシステムを搭載する車両の模式的平面図 車両に搭載されている複数種類の運転者探知手段の探知領域の説明図 車載制御ステムの概略構成図 降車離間警告処理ルーチンを示すフローチャート 運転者位置情報認識処理サブルーチンを示すフローチャート 警告表示処理サブルーチンを示すフローチャート ACC→OFF処理ルーチンを示すフローチャート 音圧補正テーブルの概念図 降車した運転者の離間距離に応じた警報音の出力特性を示し、(a)は音圧テーブルの概念図、(b)は音パターンテーブルの概念図、(c)は音パターン毎の警報特性を示す説明図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に示すように、自動車等の車両31のキャビン31aに、運転席シート32、助手席シート33、後部座席34が所定に配設され、更に、車両ドアを構成する運転席ドア35と助手席ドア36と後部左右ドア37a,37bとリヤゲート38が開閉自在に設けられている。又、キャビン31aの前部に、コンビネーションメータ等を配設するインストルメントパネル25が設けられ、更に、運転席シート32と助手席シート33との間にセンターコンソール39が配設されて、運転席前方にハンドル26が配設されている。
又、図3に示すように、この車両31に車載制御システム1が搭載されている。この車載制御システム1は、車両用電子キーシステムを構成する電子キー制御ユニット(電子キー_ECU)2、エンジン制御ユニット(E/G_ECU)3、音量制御手段としてのオーディオ制御ユニット(オーディオ_ECU)4、ブレーキ制御手段としての電動パーキングブレーキ制御ユニット(EPB_ECU)5、降車警告制御ユニット(降車警告_ECU)6等を備えている。
この各ECU2〜6は、マイクロコンピュータを主体に構成され、周知のCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ等を有しており、ROMにはCPUが実行する各種プログラムや固定データ等が記憶されている。又、各ECU2〜6が、CAN(Controller Area Network)通信等の車内通信回線7を通じて相互通信可能に接続されている。
電子キー_ECU2は、運転者が携帯する電子キー(携帯機)8との間で通信を行い、電子キー8のIDが電子キー_ECU2に登録されているIDと一致した場合、車両ドア35,36,37a,37bのロック/アンロック、エンジンの始動/停止、車載機器へのバッテリ電源VBTの給電が可能となる。この電子キー_ECU2の入力側に、電子キー8に対して、識別信号、リクエスト信号を送信すると共に、電子キー8が発信する識別信号等を受信する通信回路部9、ONスイッチであるプッシュエンジンスイッチ10等が接続されている。更に、この電子キー_ECU2に、降車警告_ECU6で検出したブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキON信号、及びセレクトレバーのセットポジションを検出するポジション信号がそれぞれ入力される。
又、通信回路部9には。電子キー8との間の信号を送受信する複数のアンテナ9a〜9eが設けられている。図1に示すように、室外サイドアンテナ9a,9bは運転席ドア35及び助手席ドア36の車室外側に配置され、又、室外リヤアンテナ9cはリヤゲート38の車室外側に配置され、更に、室内アンテナ9d,9eは、例えばセンターコンソール39の前部と後部座席34の中央とにそれぞれ配置されている。
又、電子キー_ECU2の出力側に、電源ユニット13、スタータリレー14のスイッチ部が接続されており、更に、このスタータリレー14の固定接点の一方にスタータモータ15が接続されている。又、電源ユニット13とスタータリレー14の固定接点の他方にバッテリ電源VBTが接続されている。
電源ユニット13は、電子キー_ECU2からの電源切換信号により、バッテリ電源VBTを供給する電源モードを、電源OFFモード、ACCモード、電源ON(IGN)モードの何れかに切換える。ここで、電源モードが電源OFFモードの場合はバッテリ電源に直結されている電装品以外の電装品に対するバッテリ電源VBTの供給が遮断され、一方、ACCモードの場合は、オーディオ機器、電源ソケット等、特定の電装品にのみバッテリ電源VBTが供給される。従って、電源OFFモード及びACCモードではエンジンが停止される。又、電源ONモードの場合は、全ての電装品に対してバッテリ電源VBTが供給される。
この電源モードは、セレクトレバーがPレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10をONする毎に、例えば、図3に実線で示すように、電源OFF→ACC→電源ON(IGN)の順に切り替わり、プッシュエンジンスイッチ10を更にONすると電源OFFに戻る。又、停車時、セレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態でプッシュエンジンスイッチ10をONすると、図3に破線で示すように、電源モードはOFFモードに切り替わらず、ACCモードに切り替わり、エンジンが停止される。
尚、セレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされ、且つエンジンが停止している状態(従って、電源モードはACCモード)からエンジンンを再始動させるには、先ず、セレクトレバーをPレンジ或いは、Nレンジにセットし、次いで、ブレーキペダルを踏込み、その状態で、プッシュエンジンスイッチ10をONする。すると、電子キー_ECU2は、電源ユニット13の電源モードを電源ONモードに切換えると共に、スタータリレー14を所定時間ON動作させ、スタータモータ15にバッテリ電源VBTを供給してエンジンを起動させる。
又、E/G_ECU3は、エンジンがスタータモータ15によって起動されると、点火時期制御、燃料噴射制御を開始してエンジンを稼動させる。
又、オーディオ_ECU4は、電源ユニット13の電源モードがACC、或いは電源ONに設定されている場合、運転者を含む搭乗者の操作によりONされているオーディオ機器(カーステレオ、カーナビゲーション等)を総合的に制御し、又、搭乗者の設定した音量の音声をスピーカ19から出力させる。
又、EPB_ECU5の入力側に、センターコンソール39等に配設されているパーキングブレーキレバーに連設するパーキングブレーキスイッチ17が接続され、出力側に、電動モータ、減速ギヤ、直動機構等を構成要素とするパーキングブレーキアクチュエータ18が接続されている。
このパーキングブレーキスイッチ17はON/OFFスイッチであり、EPB_ECU5は、降車警告_ECU6で検出したブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキON信号とパーキングブレーキスイッチ17からのON信号とが同時に検出されたとき、パーキングブレーキアクチュエータ18を動作させてパーキングブレーキ(図示せず)を作動させる。一方、EPB_ECU5が、ブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキON信号とパーキングブレーキスイッチ17からのOFF信号とを同時に検出したとき、パーキングブレーキアクチュエータ18をOFF動作させて、パーキングブレーキ(図示せず)を解除させる。
更に、このEPB_ECU5は、降車警告_ECU6から運転者の降車を検出する信号を受信した場合、パーキングブレーキアクチュエータ18を駆動させてパーキングブレーキ(図示せず)を動作させる。尚、EPB_ECU5に代えて、サービスブレーキ制御ユニットを適用し、降車警告_ECU6で運転者の降車を検出する信号を受信した場合、サービスブレーキ制御ユニットからの指令信号によりサービスブレーキ(常用ブレーキ)を作動させるようにしても良い。
又、降車警告_ECU6は、入力側にブレーキペダルの踏込みを検出してON信号を出力するブレーキスイッチ11、セレクトレバーのセット位置を検出するセレクトポジションセンサ12、車速を検出する車速センサ16、降車した運転者の位置を認識する位置認識手段としての運転者位置認識手段20、前方認識カメラ41、及び外部環境音を集音する外部集音手段としてのマイクロフォン(以下、「マイク」と略称)44a〜44d等が接続されている。更に、この降車警告_ECU6には電子キー_ECU9で検出した電子キー8からの電界強度データが入力される。
運転者位置認識手段20は、降車した運転者の位置(車両31からの離間距離、及び方向)を探知手段出で探知したデータに基づいて認識するもので、本実施形態では、図1に示すように、この探知手段が、運転者からの反射波を受波して位置情報を取得するレーザ、ソナー等の反射波センサ42a〜42d、車両31の周辺を撮像した画像に基づいて運転者を認識する全方位カメラ43で構成されている。
更に、運転者位置情報は、電子キー_ECU2に設けた複数のアンテナ9a〜9d(主に室外サイドアンテナ9a,9b)で受信する電子キー8からの電界強度(受信電界強度)、及び、キャビン31aの前部に設けられて自車両前方を認識するメインカメラ41aとサブカメラ41bとからなる前方認識カメラ(ステレオカメラ)41で撮像した画像からも取得する。従って、これらも本発明の探知手段として機能する。
図1に示すように、運転席ドア35と助手席ドア36とにサイド反射波センサ42a,42bがそれぞれ取付けられ、更に、車体後部の幅方向左右端部にリヤ反射波センサ42c,42dがそれぞれ取付けられている。又、全方位カメラ43は、例えば車体ルーフの室外中央に設けられている。
図2に示すように、室外サイドアンテナ9a,9bの探知領域9rの最長探知距離r1と、反射波センサ42a〜42dの探知領域42rの最長探知距離r2と、全方位カメラ43の探知領域43rの最長探知距離r3とは、r1<r2<r3の関係がある。因みに、本実施形態では、r1=1〜4[m]、r2≒10[m]、r3=50〜100[m]程度であり、更に、各反射波センサ42a〜42dの探知距離は距離調整ボリュームによって可変設定可能である。
又、マイク44a〜44dは、運転者が車両31から降車したときの周囲の外部環境音を集音するもので、図1に示すように、車体前部と後部の幅方向左右端にそれぞれ取付けられている。
一方、降車警告_ECU6の出力側に、インストルメントパネル25等に配設されて、種々の情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイ(MID)21、及び警報駆動手段としての警報駆動部22が接続されている。更に、この警報駆動部22に警報出力部としての指向性を有する警報ブザー23と、電動モータ23aとが接続されている。
警報ブザー23は、例えば、車体ルーフの室外であって全方位カメラ43の視野範囲に支障を来さない位置に設けられており、警報駆動部22からの駆動信号により、警報音の音圧、及び吹鳴音のパターンが可変設定される。更に、この警報ブザー23が回転台23bに載置されており、この回転台23bの回転角が、警報駆動部22からの駆動信号で回転する電動モータ23aにて制御される。
警報ブザー23は回転台23bの回転により警報音を、車両31から離間する運転者に向けて吹鳴するように設定されており、運転者の方向は、降車警告_ECU6で取得した運転者位置情報に基づいて設定する。
ところで、停車時のセレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10を押圧(ON)させた場合、電子キー_ECU2は、電源ユニット13の電源モードをACCモードに切換える。
電源モードがACCモードに切換えられると、コンビネーションメータが消灯するため、電源モードがOFFモードに切り替わったと勘違いし、運転者はそのまま降車し、車両31から離間してしまい易い。一般に、このような状態で運転者が運転席側ドアを開放して降車しようとすると警告音が発せられるが、運転者は降車動作中であり、しかも、電源モードがOFFモードであるとの先入観を抱いているため、警告音に気づかずに降車してしまう場合がある。特に、外部環境音が大きい場合、警報音が掻き消され易い。
降車警告_ECU6は、電源モードがACCモードの状態での運転者が車両31から離間する状態を検出した場合、警告を報知して注意を喚起すると共に、電動パーキングブレーキを作動させて車両の無人移動を防止する。又、その際、運転者の離間距離、及びマイク44a〜44dで集音した外部環境音に応じて警報音の音圧を可変設定する。
この降車警告_ECU6で実行される、運転者が車両31から離間した際の警告報知は、具体的には、図4に示す降車離間警告処理ルーチンに従って処理される。
このルーチンでは、先ず、ステップS1で車両が停車するまで待機する。車両が停車したか否かは、本実施形態では、ブレーキスイッチ11及び車速センサ16からの信号に基づき、ブレーキスイッチ11からブレーキON信号が出力され、且つ、車速センサ16で検出した車速が予め設定した停車判定車速(例えば、15[Km/h])以下のときは停車と判定する。そして、停車と判定した場合はステップS2へ進み、走行中と判定した場合はルーチンを抜ける。尚、このステップS1での処理が、本発明の停車判定手段に対応している。
ステップS2へ進むと、セレクトポジションセンサ12で検出したセレクトレバーのセット位置を検出して、セレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされているか否かを調べる。セレクトレバーがPレンジにセットされている場合はそのままルーチンを抜け、又、Pレンジ以外のレンジにセットされている場合はステップS3へ進む。尚、このステップS2での処理が、本発明のポジション判定手段に対応している。
ステップS3では、電子キー_ECU2で設定される電源モードを読込み、電源モードがACCモードか否かを調べ、ACCモードの場合はステップS4へ進み、ONモードの場合、すなわち、停車後、プッシュエンジンスイッチ10が押圧(ON)されておらずエンジン稼働中の場合は、そのままルーチンを抜ける。尚、このステップS3での処理が、本発明の電源モード判定手段に対応している。
電子キー_ECU2では、停車時のセレクトレバーがPレンジ以外のレンジにセットされている状態で、プッシュエンジンスイッチ10がONされた場合、電源モードをACCモードに切換える。その結果、エンジンは停止し、又、バッテリ電源VBTは特定の電装品にのみ供給され、コンビネーションメータは消灯される。
その後、ステップS4へ進むと、電子キー8が移動しているか否かを調べる。電子キー8が移動しているか否かは、室内アンテナ9d,9eで受信した電子キー8からの信号の電界強度(受信電界強度)の変化に基づいて調べる。例えば、運転者が降車するに際し必ずしも電子キー8を携帯しているとは限らず、後部左右ドア37a,37bやリヤゲート38を開放して荷物の出し入れを行う等、車室内に電子キー8を残置した状態で一時的に降車する場合も考えられる。
そして、電子キー8の移動、すなわち、電子キー8を携帯する運転者が運転席シート32から移動していると判定された場合はステップS5へ進み、電子キー8の移動が検出されない場合は、そのままルーチンを抜ける。ステップS5へ進むと、電子キー8を携帯する運転者が降車したか否かを調べる。電子キー8を携帯する運転者が降車したか否かは、例えば室外サイドアンテナ9aを通じて検出した受信電界強度が所定値以上を示したとき降車と判定する。尚、このステップS4,S5での処理が、本発明の降車検出手段に対応している。
そして、電子キー8を携帯する運転者が降車したと判定した場合は、ステップS6へ進み、又、降車していない場合はそのままルーチンを抜ける。ステップS6へ進むと、運転者位置情報(方向、離間距離)の認識処理を実行する。この運転者位置情報の認識処理は、図5に示す運転者位置情報認識処理サブルーチンに従って実行される。
このサブルーチンでは、先ず、ステップS21で室外サイドアンテナ9a,9bを通じて検出した電子キー8からの信号の受信電界強度を読込み、ステップS22で、受信電界強度が検出されているか否かを調べる。そして、受信電界強度検出されている場合はステップS26へジャンプし、又、受信電界強度か検出されていない場合はステップS23へ進む。
図2示すように、室外サイドアンテナ9a,9bによる電子キー8からの信号の探知領域9rの最大探知距離r1と、反射波センサ42a〜42dの探知領域42rの最長探知距離r2と、全方位カメラ43の探知領域43rの最長探知距離r3とは、r1<r2<r3の関係がある。従って、電子キー8を携帯する運転者が車両31から離間する距離に応じて、運転者位置情報の取得源を切換える。
そして、ステップS23へ進むと、反射波センサ42a,42bの反射波を読込み、続く、ステップS24で運転者認識処理を実行する。例えば、車両31から降車した際の運転者の特徴部分(例えば、頭部)からの反射波を受波して解析し、特徴部分を抽出して記憶する。そして、今回得られた反射波を解析し、記憶されている特徴部分とのマッチング処理を行うことで運転者を認識する。
そして、ステップS25で運転者を認識したか否かを調べ、認識した場合はステップS29へジャンプする。又、運転者を認識できなかった場合はステップS26へ進む。
ステップS26では全方位カメラ43で撮像したカメラ画像を読込み、ステップS27でカメラ画像を解析処理して運転者を認識する。すなわち、車両31から降車した際の運転者の特徴部分(例えば、頭部)を、カメラ画像を解析して抽出し、記憶する。そして、今回得られたカメラ画像を解析し、記憶されている特徴部分とのマッチング処理を行うことで運転者を認識する。
その後、ステップS28で運転者が認識されたか否かを調べ、認識された場合はステップS29へ進み、又、認識できなかった場合はルーチンを抜ける。
そして、ステップS22,S25、或いはステップS28からステップS29へ進むと、取得した運転者の携帯する電子キー8の方向、距離、或いは運転者の特徴部分の方向、及び距離を算出して、図4のステップS7へ進む。
すなわち、ステップS22で電子キー8からの受信電界強度を検知した場合は各アンテナ9a〜9dの受信電界強度の変化に基づき運転者(電子キー8)の位置(方向、距離)を特定する。又、ステップS25で反射波センサ42a〜42dにより運転者が認識されたと判定した場合、認識した何れかの反射波センサ42a〜42dによる運転者からの反射波を受波して、運転者までの距離、及び方向を求める。又、ステップS28で、全方位カメラ43で撮像した画像から運転者を認識したと判定した場合は、このカメラ画像を解析して運転者までの距離、及び方向を求める。
その後、図4のステップS7へ進むと、認識した電子キー8を携帯する運転者に対して、電源OFF忘れの警告表示処理を実行する。この警告表示処理は、図6に示す警告表示処理サブルーチンに従って実行される。尚、このサブルーチンでの処理が、本発明の警告表示処理手段に対応している。
このサブルーチンでは、先ず、ステップS31で電源モードがACCモード、すなわち、電源OFF忘れであることを知らせる旨の警告表示(画像、文字等)をMID21に出力して、ステップS32へ進む。
ステップS32では、前述したステップS6で求めた運転者位置情報(運転者までの距離、及び方向)を読込み、続く、ステップS33で、この運転者位置情報に基づき、運転者が認識されているか否かを調べる。そして、運転者が認識されていない場合はそのままルーチンを抜けて、図4のステップS8へ進む。
一方、運転者が認識されている場合は、ステップS34へ進み、降車警告_ECU6から警報駆動部22に対し運転者の方向を示す回転角信号を出力する。すると、警報駆動部22は回転角信号に対応する駆動信号を電動モータ23aへ出力し、この電動モータ23aにて回転台23bを回転させて、載置されている警報ブザー23を運転者の位置に向けてセットする。
次いで、ステップS35へ進み、運転者と警報ブザー23との間に、この警報ブザー23から出力される警報音を減衰させる障害物(音声減衰物)があるか否かを調べ、音声減衰物が検出されない場合は、ステップS38へジャンプし、検出された場合はステップS36へ進む。
音声減衰物は、液体や箱等の直方体物、人体等の柱状物、鉱石や岩石等の塊体状物等の障害物であり、これらの形状パターンを予め降車警告_ECU6に設けられている不揮発性メモリ等に記憶させておき、反射波センサ42a〜42dで受波した反射波、或いは全方位カメラ43で撮像した画像を解析し、パタンマッチングにより識別する。
そして、音声減衰物ありと判定されてステップS37へ進むと、音声減衰物によるブザー音の減衰を補償するブザー音減衰補正値を設定する。尚、本実施形態では、ブザー音減衰補正値を固定値としているが、検出された音声減衰物に応じた可変値であっても良い。
その後、ステップS36、或いはステップS37からステップS38へ進むと、車両31周辺の外部環境音(騒音)を検出する。この外部環境音は、車両31の室外4カ所に配設されているマイク44a〜44dによって集音し、ステップS39で、この外部環境音の音圧に基づき不揮発性メモリ等に予め記憶されている音圧補正テーブルを参照して、音圧補正値を設定する。図8に示すように、この音圧補正テーブルには、外部環境音の音圧が高くなるに従い、ほぼ比例的に増加する音圧補正値が格納されている。尚、このステップS38,S39での処理が、本発明の音圧補正値設定手段に対応している。
その後、ステップS40へ進み、運転者位置情報である警報ブザー23と運転者との離間距離に、音圧補正値を乗算して補正した値に基づき、警報ブザー23の音圧、及び吹鳴音の音パターンを、図9(a)に示す音圧テーブル、及び同図(b)に示す音パターンテーブルを参照して設定する。この音圧テーブルには、離間距離をL0〜L1,L1〜L2,L2以上の三段階に区分し、段階毎に音圧レベルを小(例えば、40[dB])、中(例えば、60[dB])、大(例えば、110[dB])に設定されている。又、音パターンテーブルには、離間距離をL0〜L1,L1〜L2,L2以上の三段階に、音パターン1〜3が各々設定されている。
同図(c)に示すように、音パターン1はビッピッ・ピッピ…と間欠的な吹鳴音が設定され、音パターン2はピッピッピッ…と一定間隔の吹鳴音が設定され、又、音パターン3はピーという連続的な吹鳴音に設定されている。
そして、ステップS41へ進み、ステップS40で設定した音圧レベル、及び音パターンに対応する警報信号を警報駆動部22へ出力して、降車警告処理ルーチンのステップS8へ進む。その結果、警報駆動部22から警報ブザー23に対して、警報信号に対応する駆動信号が出力され、この警報ブザー23から発せられる警報音によって、車両31から離間する運転者に対して電源モードのOFF忘れを警告する。
その際、警報ブザー23から出力される警報音は、運転者の離間距離、及び周辺の外部環境音に応じて設定されるため、運転者に対し、自己への警告であることを明瞭に気づかせることができる。又、警報ブザー23が運転者の方向に指向しているため、大音量で警告する必要がなく、従って、運転者に対して不快感を与えることがないばかりでなく、周囲に対して騒音被害を与えることもない。
そして、運転者が車両31からの警告音であると気づいて戻り、MID21の表示内容を確認させることで、電源モードのOFF忘れを認識させることができる。
又、図4のステップS8へ進むと、EPB_ECU5に対して電動パーキングブレーキを動作させる指令信号を出力する。すると、EPB_ECU5は、パーキングブレーキアクチュエータ18に駆動信号を出力し、このパーキングブレーキアクチュエータ18を駆動させてパーキングブレーキを作動させる。このパーキングブレーキの作動は、運転者が降車したと判定した後、直ちに作動するため、車両の無人移動を確実に防止することができる。
この場合、パーキングブレーキの作動により、車両の無人移動が防止され、盗難を抑制することができるので、MID21等に、パーキングブレーキ作動の旨を表示すると共に、音圧テーブルに基づいて設定する音圧に所定ゲインを乗算して、音圧レベルを低くするようにしても良い。
その後、ステップS9へ進み、各車両ドア35,36,37a,37bに設けられているドアガラスを閉塞(全閉)させ、ステップS10へ進み、オーディオ_ECU4がオーディオをON動作させているか否かを調べ、ON動作させている場合は、ステップS11へ進み、スピーカ19から出力されている音量を所定レベルまで低下させる指令信号を、オーディオ_ECU4へ送信し、スピーカの音量を低下させてステップS12へ進む。又、オーディオがOFFの時は、ステップS12へジャンプする。
オーディオがONの場合、スピーカ19から出力される音量を低くするようにしたので、警報ブザー23から出力される警告音はより鮮明に運転者に伝達させることができる。
その後、ステップS12へ進み、警告停止条件を識別する。この警告停止条件は、運転者が運転席シート32に着座したことを検出した場合、条件成立と判定する。運転者が運転席シート32に着座したか否かは、例えば着座センサからのON信号が出力されているか否か、或いは車内外カメラや赤外線センサで運転者がハンドル26に正対しているか否かを識別することで判定する。或いはセンターコンソール39に配設されている室内アンテナ9dで受信した電界強度が所定値以上の場合、運転者が運転席シート32に着座したと判定するようにしても良い。
そして、停止条件成立と判定した場合、ステップS13からステップS14へ進み、又、停止条件が不成立の場合は、ステップS7へ戻り、警告表示処理を継続させる。ステップS14へ進むと、警告表示を停止させてルーチンを抜ける。警告表示が停止されると、MID21の警告表示、及び警報ブザー23からの吹鳴音が停止される。
又、電子キー_ECU2は、降車警告_ECU6でセレクトレバーがPレンジ以外にセットされていると判定し、且つ、電源モードがACCモードにセットされている場合、図7に示すACC→OFF処理ルーチンが起動される。
このルーチンでは、先ず、ステップS51で、パーキングブレーキスイッチ17が動作するまで待機する。そして、運転者がパーキングブレーキレバーを操作してパーキングブレーキスイッチ17をONすると、プログラムはステップS52へ進み、セレクトレバーがPレンジにセットされるまで待機する。
そして、セレクトポジションセンサ12の検出信号からセレクトレバーがPレンジにセットされたと判定した場合、ステップS53へ進み、プッシュエンジンスイッチ10がONされるまで待機する。
その後、プッシュエンジンスイッチ10からのON信号を検出した場合、ステップS54へ進み、電源モードをOFFモードに切換えて、ルーチンを終了する。尚、電動パーキングブレーキは、運転者がパーキングブレーキスイッチ17を操作することで解除される。又、電動パーキングブレーキに代えてサービスブレーキを採用する場合、このサービスブレーキは電源モードがOFFモードに切り替わった際に解除される。
このように、本実施形態では、運転者がセレクトレバーをPレンジ以外のレンジにセットした状態で、プッシュエンジンスイッチ10を押圧(ON)してエンジンを停止させた後、運転者が降車した場合、運転者と車両31(警報ブザー23)との間の離間距離に応じて、警報音の音圧、及び音パターンを可変設定するようにしたので運転者に対して電源モードのOFF忘れを的確に報知させることができる。又、その際、外部環境音に応じて警報音の音圧を補正するようにしたので、運転者に対して電源モードのOFF忘れをより明確に伝達することができる。
又、警告音は車両31から離間する運転者に向けて吹鳴されるため、大音量で警告する必要がなく、運転者に対して不快感を与えることがないばかりでなく、周囲に対して騒音被害を与えることもない。
更に、電源モードがACCモードの状態で運転者が降車した場合、ブレーキを自動的に動作させるようにしたので、車両31の無人移動を防止することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば、全方位カメラ43に代えて、前方認識カメラ41、及び左右のドアミラー等に設けたサイドビューカメラ、及びリヤゲート38等に設けたリヤビューカメラを代表とする車両31の周囲に配設された複数の車外カメラからの画像に基づいて運転者位置情報を取得するようにしても良い。
更に、警報ブザー23から出力される警報音を、運転者が電源モードをOFFモードに切換える操作を行う前に、スイッチ操作により解除できるようにしても良い。
1…車載制御システム、
2…電子キー制御ユニット、
3…エンジン制御ユニット、
4…オーディオ制御ユニット、
5…電動パーキングブレーキ制御ユニット、
6…降車警告制御ユニット、
7…車内通信回線、
8…電子キー、
9…通信回路部、
9a,9b…室外サイドアンテナ、
9c…室外リヤアンテナ、
9d,9e…室内アンテナ、
9r…探知領域、
10…プッシュエンジンスイッチ、
11…ブレーキスイッチ、
12…セレクトポジションセンサ、
13…電源ユニット、
14…スタータリレー、
15…スタータモータ、
16…車速センサ、
17…パーキングブレーキスイッチ、
18…パーキングブレーキアクチュエータ、
19…スピーカ、
20…運転者位置認識手段、
21…マルチインフォメーションディスプレイ、
22…警報駆動部、
23…警報ブザー、
23a…電動モータ、
23b…回転台、
25…インストルメントパネル、
26…ハンドル、
31…車両、
31a…キャビン、
32…運転席シート、
33…助手席シート、
34…後部座席、
35…運転席ドア、
36…助手席ドア、
37a,37b…後部左右ドア、
37a,37b…後部ドア、
38…リヤゲート、
39…センターコンソール、
41…前方認識カメラ、
41a…メインカメラ、
41b…サブカメラ、
42a,42b…サイド反射波センサ、
42c,42d…リヤ反射波センサ、
42r…探知領域、
43…全方位カメラ、
43r…探知領域、
44a〜44d…マイクロフォン、
r1,r2,r3…最長探知距離、
VBT…バッテリ電源

Claims (8)

  1. 車両の停車を判定する停車判定手段と、
    セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされているか否かを判定するポジション判定手段と、
    電源モードがアクセサリモードか否かを判定する電源モード判定手段と、
    電子キーを携帯するユーザの降車を検出する降車検出手段と、
    前記降車検出手段で降車を検出した際の前記ユーザの位置を認識する位置認識手段と、
    前記車両に設けた外部集音手段で集音した外部環境音に応じて警報音の音圧レベルを補正する音圧補正値を設定する音圧補正値設定手段と、
    前記警報音を発する警報出力部を駆動する警報駆動手段と、
    ブレーキを作動させるブレーキ制御手段と、
    警告表示処理手段と
    を備え
    前記ブレーキ制御手段は、前記停車判定手段で停車と判定され、且つ前記ポジション判定手段で前記セレクトレバーがパーキングレンジ以外のレンジにセットされていると判定され、且つ前記電源モード判定手段で前記電源モードがアクセサリモードであると判定され、且つ前記降車検出手段で前記ユーザの降車を検出した場合、前記ブレーキを作動させ、
    前記警告表示処理手段は、前記ブレーキ制御手段が前記ブレーキを作動させる際に、前記位置認識手段で前記ユーザを認識した場合は該位置認識手段で認識した前記ユーザの位置と前記警報出力部との離間距離に応じて該警報出力部から出力される警報音の音圧レベルを可変設定すると共に、該音圧レベルを前記音圧補正値設定手段で設定した前記音圧補正値で補正し、又前記位置認識手段で前記ユーザを認識しなかった場合は前記音圧レベルを設定しない
    ことを特徴とする車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  2. 前記警告表示処理手段で設定される前記音圧レベルは前記ユーザの位置が前記車両から離間するに従い高い値に設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  3. 前記音圧補正値設定手段で設定する前記音圧補正値は、前記外部環境音で集音した外部環境音の音圧が高くなるに従い高い値に設定される
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  4. 前記警告表示処理手段は、前記位置認識手段で認識した前記ユーザの位置と前記警報出力部との離間距離に応じて該警報出力部から出力される警報音の音パターンを可変設定する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  5. 前記警告表示処理手段は、前記警報駆動手段を介して前記警報出力部を前記位置認識手段で認識した前記ユーザの方向へ指向させる
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  6. 前記警報出力部は車室外に設けられており、
    前記警告表示処理手段は前記警報出力部から警告を報知させる際に、全ての車両ドアのドアガラスを閉塞させる
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  7. オーディオの音量を制御する音量制御手段を更に有し、
    前記音量制御手段は、前記警告表示処理手段が前記警報駆動手段を駆動させる際にオーディオがオン動作されている場合は該オーディオの音量を低下させる
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
  8. 前記位置認識手段は、異なる探知領域を有する複数種類の探知手段で検出したデータに基づき前記ユーザの位置を認識する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の車両用電子キーシステムの降車検知装置。
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