JPH0639637U - 車両用負荷の遠隔操作装置 - Google Patents

車両用負荷の遠隔操作装置

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JPH0639637U JP7606192U JP7606192U JPH0639637U JP H0639637 U JPH0639637 U JP H0639637U JP 7606192 U JP7606192 U JP 7606192U JP 7606192 U JP7606192 U JP 7606192U JP H0639637 U JPH0639637 U JP H0639637U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔操作によるエンジン始動状態において第
三者が乗車したときの安全性を高めると共に、エンジン
始動のための動作が無駄に行われる事態を未然に防止す
ること。 【構成】 制御回路4は、所定の始動条件が満たされて
いる状態で携帯形送受信機1からの動作指令信号Saを
受信したときにはIGリレー回路19などをオンしてエ
ンジンを始動させ、また、携帯型送受信機1からのアン
ロック信号Sdを受信したときには、ドアロック機構2
を解錠する。制御回路4は、上記のようなアンロック信
号Sdによるドアロック機構2の解錠が行われていない
状態で、ドアロック機構2の解錠操作、自動車のドアの
開放操作、フットブレーキの踏み込み操作などのような
自動車内への乗り込みに関連した操作或は自動車の走行
のための準備操作が行われた場合には、ACCリレー回
路18、IGリレー回路19をオフしてエンジンを停止
すると共に、自動車用負荷の操作を禁止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用エンジンの始動制御並びに車両用ドアロック機構の解錠制御 を遠隔操作用送信機からの信号により行うようにした車両用負荷の遠隔操作装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遠隔地に停車した自動車のエンジンを、運転者が携帯した遠隔操作 用送信機からの電波信号により始動してエンジンの暖機運転(及び必要に応じて 車室内の空調運転)を行うと共に、自動車用ドアロック機構の解錠及び施錠をも 上記遠隔操作用送信機を利用して行い得るようにした自動車用負荷の遠隔操作装 置が実用に供されている。
【0003】 このような自動車用負荷の遠隔操作装置では、遠隔操作によるエンジンの始動 後においてイグニッションキーを持たない第三者により自動車の発進操作が行わ れることを禁止するために、例えばドアが開けられたときにイグニッション回路 を遮断してエンジンを停止させる構成とするなどの安全対策を施すことが考えら れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような安全対策を施した場合には、エンジンを遠隔操作により始動させ た状態の自動車にイグニッションキーを持った運転者が乗り込む場合でも、その 都度毎にエンジンが停止されることになる。従って、運転者は、エンジンの遠隔 始動機能があるにも拘らず、その乗車毎にイグニッションキーによるエンジン始 動操作を行わねばならない。このため、当該運転者に不合理感を与えるという問 題があるばかりか、消費電流が大きなエンジンスタータモータの動作回数が不要 に多くなるため、車載バッテリの消耗、ひいては当該車載バッテリの寿命低下を 招く虞も出てくる。かといって、前記安全対策を施さなかった場合には、遠隔操 作によるエンジン始動状態で第三者が自動車の発進操作を行った場合に当該自動 車が不用意に動いてしまう虞がある。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遠隔操作による エンジン始動状態において第三者が乗車したときの安全性を高め得ると共に、エ ンジン始動のための動作が無駄に行われる事態を未然に防止できて車載バッテリ の寿命に好影響を及ぼすことができるなどの効果を奏する車両用負荷の遠隔操作 装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、オン状態でイグニッション回路及びエン ジンスタータ回路をイグニッションスイッチと別系統で形成するスイッチ回路と 、遠隔操作用送信機からの動作指令信号を受信したときに前記スイッチ回路をオ ンさせて車両用エンジンを始動させる始動制御手段と、前記遠隔操作用送信機か らのアンロック指令信号を受信したときに車両用ドアロック機構を解錠する解錠 制御手段とを備えた車両用負荷の遠隔操作装置において、車両内への乗り込みに 関連した操作或は車両の走行のための準備操作が行われたときに検知状態を呈す る検知手段を設けた上で、前記始動制御手段を、前記検知手段が検知状態を呈し たときにおいて、前記解錠制御手段による前記ドアロック機構の解錠制御が行わ れていなかった場合には前記スイッチ回路を直ちにオフさせ、当該解錠操作が行 われていた場合にはスイッチ回路をオン状態のまま保持するように構成したもの である。
【0007】
【作用】
遠隔操作用送信機から動作指令信号を送信したときには、始動制御手段が、ス イッチ回路をオンさせるようになり、これに応じてイグニッション回路及びエン ジンスタータ回路が形成されて車両用エンジンが始動される。また、遠隔操作用 送信機からアンロック指令信号を送信したときには、解錠制御手段が車両用ドア ロック機構を解錠するようになる。
【0008】 上記のようなエンジン始動状態から、車両内への乗り込みに関連した操作(ド アロック機構の解錠操作、ドアの開放操作など)、或は車両の走行のための準備 操作(例えば変速機のシフトポジションの変更操作、パーキングブレーキの解除 操作など)が行われたときには、検知手段が検知状態を呈する。このとき、解錠 制御手段によるドアロック機構の解錠制御が行われていなかった場合、つまり遠 隔操作用送信機の携帯者以外の第三者が上記車両内への乗り込みに関連した操作 或は車両の走行のための準備操作を行ったときには、前記始動制御手段が前記ス イッチ回路を直ちにオフさせるようになるため車両用エンジンが停止される。ま た、上記のように検知手段が検知状態を呈したときにおいて、解錠制御手段によ るドアロック機構の解錠制御が行われていた場合、つまり遠隔操作用送信機の携 帯者が車両内への乗り込みに関連した操作或は車両の走行のための準備操作を行 ったときには、始動制御手段がスイッチ回路をオン状態のまま保持するようにな るから、車両用エンジンが停止されることはない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。 図1には、自動車用エンジンの始動装置の電気的構成が示されている。この図 1において、特定小電力形規格の携帯型送受信機1(本考案でいう遠隔操作用送 信機に相当)は、自動車の運転者が携帯するものであり、その操作に応じて所定 のIDコードを含む動作指令信号Sa、停止指令信号Sb、ロック指令信号Sc 及びアンロック指令信号Sdをアンテナ1aを通じた電波信号により送信すると 共に、アンテナ1aを通じた受信内容を図示しない表示器により表示する機能を 有する。尚、上記動作指令信号Sa及び停止指令信号Sbは、自動車用エンジン の始動及び停止のための信号であり、また、ロック指令信号Sc及びアンロック 指令信号Sdは、ドアロック機構2の施錠及び解錠のための信号である。
【0010】 携帯型送受信機1と対をなす特定小電力形規格の送受信ユニット3は、アンテ ナ3aを一体的に有したもので、自動車の車室内におけるリアトレイのように電 波の遮蔽物の影にならない見通しの良い場所(電波受信状況の良い場所)に設置 される。
【0011】 この送受信ユニット3は、アンテナ3aを通じて携帯型送受信機1との間で電 波信号の授受を行うように構成されており、前述した各指令信号Sa〜Sdを受 信して制御回路4に与える動作と、その制御回路4から出力される始動完了信号 Skなどを携帯型送受信機1へフィードバックする機能を有する。尚、送受信ユ ニット3及び制御回路4は、その電源を電源回路5から受ける構成となっており 、この電源回路5は、車載バッテリ6の電源端子+Bから給電されるようになっ ている。
【0012】 さて、制御回路4は、CPUを含んで構成されたものであって、本考案でいう 始動制御手段及び解錠制御手段の機能を兼ね備えたものであり、以下においては 、この制御回路4に関連した構成について説明する。
【0013】 バッテリ電圧監視回路7は、車載バッテリ6の出力電圧を監視し、その監視電 圧が所定の下限電圧(自動車用エンジンのスタータモータを正常に動作させ得る 電圧)より低くなったときに電圧不足信号Sfを発生するようになっており、こ の電圧信号Sfは制御回路4に与えられる。
【0014】 パーキングブレーキスイッチ8は、自動車のパーキングブレーキが動作位置に ある状態でパーキングブレーキ動作信号S1を発生し、ボンネットスイッチ9は 、自動車のボンネットが開放されている状態でボンネット開放信号S2を発生し 、シフトポジションスイッチ10は、自動車が有するオートマチックトランスミ ッションのシフトレバーがパーキング位置にある状態でパーキング信号S3を発 生し、シフトノブスイッチ11は、上記シフトレバーに設けられたシフトノブが パーキング位置において操作されたときにシフト信号S4を発生するものであり 、それらの信号S1〜S4は制御回路4に与えられる。
【0015】 チェックエンジン信号入力回路12は、自動車において周知のEFIなどのエ ンジン制御用ECUから出力されるエンジン異常信号S5を制御回路4に与える 。エンジン回転信号入力回路13は、エンジンの回転数を示す回転数信号ΔNを 制御回路4に与える。
【0016】 キーリマインドスイッチ14は、イグニッションキーがイグニッションキーシ リンダのキー穴に差し込まれた状態でキーリマインド信号S6を発生し、フット ブレーキスイッチ15はフットブレーキが踏み込まれた状態でブレーキ信号S7 を発生し、ドアカーテシスイッチ16は自動車のドアが開放された状態でドア開 放信号S8を発生し、アンロック検知スイッチ17は、前記ドアロック機構2が 解錠されたときにアンロック信号S9を発生するものであり、それらの信号S6 〜S10も制御回路4に与えられる。
【0017】 尚、この場合において、キーリマインドスイッチ14、フットブレーキスイッ チ15は、自動車の走行のための準備操作が行われたときに検知状態を呈する検 知手段に相当し、ドアカーテシスイッチ16及びアンロック検知スイッチ17は 、自動車内への乗り込みに関連した操作が行われたときに検知状態を呈する検知 手段に相当する。
【0018】 ACCリレー回路18は、制御回路4によりオンオフ制御されるもので、その オン状態で自動車のアクセサリ回路を電源端子+Bを介して形成する。本考案で いうスイッチ回路に相当するIGリレー回路19及びスタータリレー回路20は 、制御回路4によりオンオフ制御されるもので、各オン状態でイグニッション回 路及びエンジンスタータ回路を電源端子+Bを介して形成する。
【0019】 イグニッションスイッチ21は、その操作位置に応じて、アクセサリ回路、イ グニッション回路及びエンジンスタータ回路のうちの1〜3回路を電源端子+B を介して形成するように接続されている。
【0020】 しかして、以下においては制御回路4による制御内容のうち、本考案の要旨に 関係した部分について図2〜図4を参照しながら説明する。
【0021】 図2に示すエンジン始動制御ルーチンは、送受信ユニット3から動作指令信号 Saが与えられたときに実行されるもので、このルーチンにおいては、まず、所 定の始動条件が満たされているか否かを判断する(ステップA1)。
【0022】 この場合、上記始動条件としては、例えば、電圧不足信号Sf、回転数信号Δ N、ボンネット開放信号S2、アンロック信号S9が入力されておらず、尚且つ パーキングブレーキ動作信号S1、パーキング信号S3が全て入力されている状 態、(つまり、車載バッテリ6の出力電圧がエンジンを始動させるに十分な状態 にあること、エンジンが既に始動していないこと、ドアロック機構2が解錠され ていないこと、パーキングブレーキが動作していること、自動車のボンネットが 閉鎖されていること、シフトレバーがパーキングポジションにあることが全て満 たされた状態)が設定されている。
【0023】 始動条件が満たされていない場合には、そのままリターンするが(但し、この リターン時には、始動条件が満たされていない旨を示す信号を携帯型送受信機1 側へフィードバックすることが望ましい)、始動条件が満たされている場合には 、ACCリレー回路18及びIGリレー回路19をオンさせて、アクセサリ回路 及びイグニッション回路を電源端子+Bを介して形成すると共に、その後に所定 時間τ0 が経過したときにスタータリレー回路20をオンさせてエンジンを始動 させる(ステップA2、A3、A4)。尚、実際には、スタータリレー回路20 のオン期間にはACCリレー回路18を一時的にオフさせる制御が行われるもの である。
【0024】 このようなエンジン始動制御の開始後には、エンジン回転信号入力回路13か らの回転数信号ΔNにより示されるエンジン回転数が所定値に達するまで(つま りエンジンが正常に始動されるまで)、若しくは所定の上限動作時間ΔT(例え ば2秒程度)が経過するまで待機し(ステップA5、A6)、エンジンが正常に 始動されることなく上限動作時間ΔTが経過したときには、ACCリレー回路1 8、IGリレー回路19及びスタータリレー回路20をオフさせるステップA7 を実行してリターンする。
【0025】 これに対して、エンジンが正常に始動されたときには、スタータリレー回路2 0をオフさせてエンジンを暖機運転状態に切換えると共に、携帯型送受信機1側 へ送受信ユニット3を通じて始動完了信号Skを送信し(ステップA8、A9) 、この後にリターンする。尚、この場合のスタータリレー回路20のオフ制御は 、エンジンの始動を見計らった時間制御により行うようにしても良い。また、始 動完了信号Skを受けた携帯型送受信機1においては、その受信内容を図示しな い表示器に表示する構成となっており、携帯型送受信機1の操作者は、動作指令 信号Saの送信操作後に所定時間が経過してもエンジンが始動した旨の表示が行 われなかった場合には、動作指令信号Saの送信操作を再度行うことになる。
【0026】 エンジンが始動された状態では、図3に示すエンジン継続運転判断ルーチンを 比較的短い周期で反復実行する。即ち、このルーチンでは、エンジンの回転数を 示す回転数信号ΔNに基づいてエンジンの暖機運転が行われているか否かを判断 し(ステップB1)、暖機運転が停止された状態では運転継続フラグFを「0」 に初期化し(ステップB2)、この後にリターンする。
【0027】 暖機運転が行われている状態では、送受信ユニット3が携帯型送受信機1に設 定されたIDコードを含む電波信号を受信したか否かを判断し(ステップB3) 、非受信状態では、前記フラグ初期化ステップB2を実行してリターンする。設 定IDコードを含む電波信号を受信したときには、その電波信号がアンロック指 令信号Sdか否かを判断し(ステップB4)、アンロック指令信号Sd以外であ った場合には、フラグ初期化ステップB2を実行してリターンする。
【0028】 アンロック信号Sdを受信したときには、ドアロック機構2の解錠制御を実行 し(ステップB5)、この後にはアンロック検知スイッチ17からのアンロック 信号S9の入力の有無を判断する(ステップB6)。アンロック信号S9が入力 されない場合、つまりドアロック機構2の解錠制御が正常に行われなかった場合 には、フラグ初期化ステップB2を実行してリターンするが、ドアロック機構2 の解錠が正常に行われてアンロック信号が入力されたときには、運転継続フラグ Fを「1」にセットし(ステップB7)、この後にリターンする。
【0029】 図4に示す暖機運転ルーチンでは、まず、運転継続フラグFが「1」か否かを 判断する(ステップC1)。運転継続フラグFが「0」の場合、つまり、携帯型 送受信機1からのアンロック指令信号Sdによるドアロック機構2の解錠制御が 行われていない場合には、アンロック検知スイッチ17からのアンロック信号S 9、ドアカーテシスイッチ16からのドア開放信号S8、フットブレーキスイッ チ15からのブレーキ信号S7、キーリマインドスイッチ14からのキーリマイ ンド信号S6の入力の有無を判断する(ステップC2、C3、C4、C5)。
【0030】 また、運転継続フラグFが「0」の場合、つまり、携帯型送受信機1からのア ンロック指令信号Sdによってドアロック機構2の解錠制御が行われていた場合 には、上記ステップC2〜C5をジャンプする。
【0031】 ステップC2〜C5の何れかで「YES」と判断された場合、つまり、アンロ ック信号S9、ドア開放信号S8、ブレーキ信号S7及びキーリマインド信号S 6の何れかが入力された場合には、ACCリレー回路18及びIGリレー回路1 9をオフさせるステップC6を実行してリターンする。
【0032】 従って、携帯型送受信機1を利用したドアロック機構2の解錠操作が行われて いない状態で、ドアロック機構2の解錠操作、自動車のドアの開放操作、フット ブレーキの踏み込み操作及びキー穴に対するイグニッションキーの差し込み操作 の何れかが行われた場合には、エンジンが停止されるが、ドアロック機構2の解 錠操作が携帯型送受信機1を利用して行われていた場合には、上記のような自動 車内への乗り込みに関連した操作及び自動車の走行のための準備操作が行われた 場合でも、エンジンが停止されることはない。
【0033】 前記ステップC1で「YES」と判断した場合、並びに前記ステップC2〜C 5の全てで「NO」と判断した場合には、パーキングブレーキ動作信号S1、ボ ンネット信号S2及びパーキング信号S3の入力停止の有無、シフト信号S4及 びエンジン異常信号S5の入力の有無を判断すると共に、回転数信号ΔNにより 示されるエンジン回転数が上昇したか否かを判断する(ステップC8、C9、C 10、C11、C12)。
【0034】 上記ステップC8〜C12の何れかで「YES」と判断された場合、つまり、 パーキングブレーキ動作信号S1、ボンネット信号S2及びパーキング信号S3 が入力停止された場合、シフト信号S4及びエンジン異常信号S5が入力された 場合、エンジン回転数が上昇した各場合には、ACCリレー回路18及びIGリ レー回路19をオフするための前記ステップC6を実行してリターンするが、ス テップC8〜C12の全部で「NO」と判断される場合には、そのままリターン する。
【0035】 従って、エンジンが遠隔操作により始動された場合において、イグニッション スイッチ21がオン位置へ切換えられていない状態では、自動車のパーキングブ レーキを動作位置から解除する操作、自動車のボンネットを開放する操作、シフ トレバーをパーキング位置以外へシフトする操作、シフトレバーに設けられたシ フトノブの操作、アクセルペダルの踏み込み操作の何れかが行われたり、或はエ ンジンに異常が発生したときには、ACCリレー回路18及びIGリレー回路1 9のオフに応じてエンジンが停止される。尚、イグニッションスイッチ21がオ ン位置へ切換えられている状態では、上記のような操作によりACCリレー回路 18及びIGリレー回路19のオフされた場合でも、エンジンの始動状態が当該 イグニッションスイッチ21を通じて維持されるようになる。
【0036】 尚、図示しなかったが、制御回路4は、エンジンが遠隔操作により始動された 状態で、携帯型送受信機1から停止指令信号Sbを受けたときには、ACCリレ ー18及びIGリレー19をオフさせてエンジンを停止させる。また、制御回路 4は、携帯型送受信機1からロック指令信号Scを受けたときには、ドアロック 機構2の施錠制御を実行する。
【0037】 要するに、上記した本実施例の構成によれば、エンジンを携帯型送受信機1に よる遠隔操作によって始動させた状態において、当該携帯型送受信機1によって ドアロック機構2を解錠した状態では、ドアの開放のような自動車内への乗り込 みに関連した操作、或はブレーキペダルの踏み込み操作、イグニッションキーの 差し込み操作のような自動車の走行のための準備操作が行われた場合でもエンジ ンが停止されることはないものである。これに対して、携帯型送受信機1による ドアロック機構2の解錠を行っていない状態で上記のような操作が行われた場合 、つまり携帯型送受信機1の携帯者以外の第三者が自動車内への乗り込みに関連 した操作或は自動車の走行のための準備操作を行ったときには、ACCリレー回 路18及びIGリレー回路19のオフに応じてエンジンが直ちに停止されること になる。
【0038】 従って、携帯型送受信機1を携帯した運転者が、エンジンを遠隔操作により始 動させた状態の自動車に乗車する際に、イグニッションキーによるエンジン始動 操作を行う必要がなくなるから、従来のように、運転者に不合理感を与える虞が なくなると共に、エンジンスタータモータの動作回数が不要に多くなることがな くなって、車載バッテリ6の寿命低下を防止できるようになるものである。勿論 、遠隔操作によるエンジン始動状態において、第三者が乗車した場合には、AC C回路及びイグニッション回路が遮断されて当該第三者による自動車用負荷の動 作が禁止されることになるから、安全性を高め得るようになる。
【0039】
【考案の効果】
本考案によれば以上の説明によって明らかなように、車両内への乗り込みに関 連した操作或は車両の走行のための準備操作が行われた場合には、遠隔操作用送 信機を利用した車両用ドアロック機構の解錠操作が行われている場合を除いて、 イグニッション回路及びエンジンスタータ回路をイグニッションスイッチと別系 統で形成するスイッチ回路を直ちにオフする構成としたから、遠隔操作によるエ ンジン始動状態において第三者が乗車したときの安全性を高め得ると共に、エン ジン始動のための動作が無駄に行われる事態を未然に防止できて車載バッテリの 寿命に好影響を及ぼすことができるなどの有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電気回路構成図
【図2】制御回路の制御内容を示すフローチャートその
【図3】制御回路の制御内容を示すフローチャートその
【図4】制御回路の制御内容を示すフローチャートその
【符号の説明】
図面中、1は携帯型送受信機(遠隔操作用送信機)、2
はドアロック機構、3は送受信ユニット、4は制御回路
(始動制御手段、解錠制御手段)、6は車載バッテリ、
14はキーリマインドスイッチ(検知手段)、15はフ
ットブレーキスイッチ(検知手段)、16はドアカーテ
シスイッチ(検知手段)、17はアンロック検知スイッ
チ(検知手段)、19はIGリレー回路、20はスター
タリレー回路、21はイグニッションスイッチを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オン状態でイグニッション回路及びエン
    ジンスタータ回路をイグニッションスイッチと別系統で
    形成するスイッチ回路と、遠隔操作用送信機からの動作
    指令信号を受信したときに前記スイッチ回路をオンさせ
    て車両用エンジンを始動させる始動制御手段と、前記遠
    隔操作用送信機からのアンロック指令信号を受信したと
    きに車両用ドアロック機構を解錠する解錠制御手段とを
    備えた車両用負荷の遠隔操作装置において、 車両内への乗り込みに関連した操作或は車両の走行のた
    めの準備操作が行われたときに検知状態を呈する検知手
    段を設け、 前記始動制御手段は、前記検知手段が検知状態を呈した
    ときにおいて、前記解錠制御手段による前記ドアロック
    機構の解錠制御が行われていなかった場合には前記スイ
    ッチ回路を直ちにオフさせ、当該解錠操作が行われてい
    た場合にはスイッチ回路をオン状態のまま保持するよう
    に構成されていることを特徴とする車両用負荷の遠隔操
    作装置。
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