JP2006038825A - 微細パターン観察装置およびそれを用いた微細パターン修正装置 - Google Patents

微細パターン観察装置およびそれを用いた微細パターン修正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置構成および制御方法が簡単で、低価格の微細パターン修正装置を提供する。
【解決手段】この微細パターン修正装置では、被修正対象ガラス基板8をガラス定盤9の表面に搭載し、ガラス定盤9の裏面に反射膜10を形成するとともに、リング照明器3を観察光学系2の対物レンズ11の周囲に配置する。リング照明器3から出射されたリング状の光は、反射膜10で反射され、ガラス定盤9および被修正対象ガラス基板8の被観察部を透過して対物レンズ11に入射される。したがって、ガラス定盤9の下方に光源移動機構を設ける必要が無い。
【選択図】 図2

Description

本発明は微細パターンを透過光によって観察する微細パターン観察装置およびそれを用いた微細パターン修正装置に関し、特にLCD(液晶ディスプレイ)用カラーフィルタの製造工程において発生する欠陥の検査、修正のために使用される微細パターン観察装置およびそれを用いた微細パターン修正装置に関する。
従来より、LCDの電極欠陥(オープン欠陥)に導電性ペーストを塗布して修正する方法(たとえば特許文献1参照)や、液晶のカラーフィルタの色抜け部分にインクを塗布して修正する方法(たとえば特許文献2参照)が提案されている。
液晶のカラーフィルタの色抜け部を修正する場合、赤(R)、緑(G)、青(B)で色分けして塗られたカラーフィルタのどの色部分に色抜けが生じているのかを観察する必要がある。また、色抜け部に修正用インクを塗布して修正した後にも、修正状態を確認するためにその部分を観察する必要がある。
カラーフィルタの色を観察する場合、落射照明光観察ではカラーフィルタの色状態を観察することはできないので、透過照明光観察をする必要がある。従来は図27に示すように、カラーフィルタが形成された被修正対象ガラス基板50をガラス定盤51上に搭載し、ガラス定盤51の下方の集光レンズ52から透過照明光を照射し、ガラス定盤51の上方の対物レンズ53を介してカラーフィルタの色状態を確認していた。
ところで、最近の液晶基板の大型化は目覚しく、製造工程におけるガラス基板サイズは、現状製造ラインのガラス基板サイズ(第5世代)で、1000×1500mm、次期の第6世代では、1500×1800m、第7世代では、1700×2000mmになると言われている。
このようなガラス基板の大型化に伴い、修正装置も大型化が必須となるが、単純に装置サイズを大きくすることは、クリーンルーム内での占有面積の関係で許されないため、装置構成を変更して装置サイズを極力小さくすることが必要となっている。
図28(a)(b)(c)は、微細パターン修正装置の構成の変遷を示す図である。ガラス基板が第3世代サイズ以下の場合は、図28(a)に示すように、被修正対象ガラス基板はX軸方向およびY軸方向に移動可能に設けられ、修正ヘッドは固定されていた。次に、ガラス基板が第4および第5世代サイズの場合は、図28(b)に示すように、被修正対象ガラス基板はY軸方向に移動可能に設けられ、修正ヘッドはX軸方向に移動可能に設けられた。さらに、ガラス基板が第6および第7世代サイズになると、図28(c)に示すように、被修正対象ガラス基板は固定され、修正ヘッドがX軸方向およびY軸方向に移動可能に設けられた。
つまり、ガラス基板が大きくなるにつれて、ガラス基板が静止し、レーザや観察光学系を搭載した修正ヘッド部が移動する形式となる。また、図28(c)に示した第6および第7世代対応の装置では、ガラス定盤51の下方に配置した透過照明光源を、ガラス定盤51の上方に配置した観察光学系と同期して移動させる機構が必要となる。
従来の微細パターン修正装置では、図29(a)(b)に示した方式により、透過照明光源を移動させて、透過照明光観察を実現している。すなわち、図29(a)の方式では、集光レンズ52をリニアガイド60に沿ってX軸方向に移動可能に設けるとともに、リニアガイド60をリニアガイド61,62に沿ってY軸方向に移動可能に設け、集光レンズ52を観察光学系63と同期してX軸方向およびY軸方向に移動させる。また、図29(b)の方式では、X軸方向に配置した蛍光灯64をリニアガイド61,62に沿ってY軸方向に移動可能に設け、蛍光灯64を観察光学系63と同期してY軸方向に移動させる。
特許第2983879号公報 特開平09−61296号公報
従来の微細パターン修正装置では、リニアガイド60〜62などの透過照明光源移動機構はガラス定盤51の下に配置されるが、この透過照明移動機構の稼動範囲には他の構成部材を配置することができないため、装置の高さ方向寸法を高くせざるを得なくなり、装置重心が高くなる。これにより、位置センサ、駆動モータ、駆動案内と修正ヘッド重心との距離が長くなり、位置決め精度が低下する。
また、透過照明移動機構の稼動範囲には他の構成部材を配置することができないため、被修正対象ガラス基板50を搭載するガラス定盤51の支持部材も配置することができず、ガラス定盤51をその周囲部分でしか支持できない。このため、ガラス定盤51の撓み、支持剛性不足等が問題となり、ガラス定盤51が割れる可能性も大きくなる。
また、被修正対象ガラス基板50の搬入排出の際にガラス定盤51上に搭載されたガラス基板50をリフトアップするためのリフトアップ機構を透過照明移動機構下に配置しなければならず、リフトアップ機構のストロークを長くする必要がある(図14(a)(b)参照)。リフトアップ機構のストロークが長くなると、リフトアップ機構のストロークおよびリフトアップ時の剛性を確保するため、リフトアップ機構自体も複雑になる。
また、装置制御の関係では、透過照明移動機構を動かすためのモータ制御手段を設けて、ガラス定盤51の上方に配置された観察光学系63と同期して透過照明光源を移動させることが必要となり、装置構成部材の増加と制御手段の複雑化を招く。
このように、従来の透過照明移動機構による方法では、装置構成、制御方法が複雑となり、装置価格も高価になるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、装置構成および制御方法が簡単で、低価格の微細パターン観察装置およびそれを用いた微細パターン修正装置を提供することである。
この発明に係る微細パターン観察装置は、透明基板上に設けられ、少なくとも部分的に光を透過する微細パターンを観察する微細パターン観察装置であって、その表面に透明基板が搭載される透明定盤と、透明定盤の表面側に設けられ、透明基板に照明光を出射する光源と、透明定盤の裏面側に設けられ、光源から出射された照明光を反射させて微細パターンに照射する反射部材と、透明定盤の表面側に設けられ、微細パターンの透過照明光観察を行うための観察光学系とを備えたものである。
この発明に係る微細パターン観察装置では、微細パターンが形成された透明基板を透明定盤の表面に搭載し、透明定盤の表面側に光源を設けるとともに透明定盤の裏面側に反射部材を設け、光源から出射された照明光を反射部材で反射させて微細パターンに照射し、透明定盤の表面側に設けられた観察光学系で微細パターンの透過照明光観察を行う。したがって、透明定盤の下方に光源移動機構を設ける必要が無いので、装置構成および制御方法の簡単化、装置の低価格を図ることができる。
図1は、この発明の一実施の形態による微細パターン修正装置の全体構成を示す斜視図である。図1において、この微細パターン修正装置では、レーザ装置1、観察光学系2、リング照明器3、およびインク塗布機構4がZ軸テーブル5に固定されていて、Z軸テーブル5はZ軸方向(上下方向)に移動可能に設けられている。Z軸テーブル5はX軸テーブル6上においてX軸方向(横方向)に移動可能に設けられている。X軸テーブル6は、Y軸テーブル7上においてY軸方向(横方向)に移動可能に設けられている。
X軸テーブル6の下方には、被修正対象ガラス基板8を搭載するガラス定盤9が設けられている。ガラス定盤9には、被修正対象ガラス基板8を搬入排出する際にリフトアップするためのリフトアップ機構のリフタピンを通すためのリフタピン孔9aと、被修正対象ガラス基板8をガラス定盤9の上面に固定するための真空吸着用溝9bとが形成されている。真空吸着用溝9bの数カ所には、真空に引くための真空吸着孔が形成されている。
レーザ装置1は、被修正対象ガラス基板8上のカラーフィルタの欠陥部に塗布したインクのうちの不要部分や、被修正対象ガラス基板8上のショート欠陥の電極の繋がり部分にレーザ光を照射し、その熱エネルギーでインクや電極材料を昇華または飛散させて除去する。観察光学系2は、欠陥部分を撮像し、撮像した画像をテレビモニタ(図示せず)に表示する。リング照明器3は、被修正対象ガラス基板8およびガラス定盤9に光を照射する。インク塗布機構4は、被修正対象ガラス基板8上のカラーフィルタの欠陥部にインク塗布したり、被修正対象ガラス基板8上のオープン欠陥と呼ばれる電極の欠如部分に導電性ペーストを塗布する。塗布したインクまたはペーストは、紫外線照明(図示せず)またはハロゲンランプ照明(図示せず)により光硬化または熱硬化される。
レーザ装置1、観察光学系2、リング照明器3、およびインク塗布機構4はZ軸テーブル5に取付けられているので、被修正対象ガラス基板8の上に任意の高さに位置させることができ、かつZ軸テーブル5はX軸テーブル6およびY軸テーブル7上に載置されているため、被修正対象ガラス基板8に対してX軸方向およびY軸方向に任意の位置に移動できる。その他に、各機構を制御するための制御用コンピュータ(図示せず)と、装置全体を制御するためのホストコンピュータ(図示せず)とが設けられている。
次に、このパターン修正装置の動作について説明する。X軸テーブル6およびY軸テーブル7をそれぞれX軸方向およびY軸方向に移動させ、かつZ軸テーブル5をZ軸方向に移動させ、観察光学系2によって被修正対象ガラス基板8上を撮像する。撮像した画像はテレビモニタに表示され、オペレータはその表示を見てフィルタ欠陥、ショート欠陥、オープン欠陥があるか否かを目視によって判断する。ただし、目視によらず、画像処理によって判断してもよい。
フィルタ欠陥の存在を判別した場合は、インク塗布機構4によって欠陥部にインクを塗布し、硬化させる。硬化したインクによって不要部が生じた場合は、レーザ装置1から不要部にレーザ光を照射し、レーザ光の熱エネルギーで昇華または飛散させる。ショート欠陥は、隣接する電極パターン同士がエッチング不良により短絡してしまうものである。電極のショート欠陥の存在を判別した場合は、レーザ装置1から短絡部分にレーザ光を照射し、繋がった部分をレーザ光の熱エネルギーで昇華または飛散させる。オープン欠陥は、電極パターンの一部が過度のエッチングにより欠如したものである。オープン欠陥の存在を判別した場合は、インク塗布機構4によって欠陥部分に導電性ペーストなどを塗布し、硬化させる。
以下、この微細パターン修正装置の特徴となる微細パターン観察方法について詳細に説明する。この微細パターン観察方法では、図2に示すように、被修正対象ガラス基板8を搭載するガラス定盤9の裏面に反射膜10を形成するとともに、ハロゲンランプ光を光ファイバにより導光し、その光の出射端であるリング照明器3を観察光学系2の対物レンズ11の周囲に配置する。リング照明器3から出射されたリング状の光は、対物レンズ11の光軸の1点に集束するようにされている。リング照明器3から出射されたリング状の光は、被修正対象ガラス基板8の被観察部の周辺領域およびガラス定盤9を透過して反射膜10で反射され、ガラス定盤9および被修正対象ガラス基板8の被観察部を透過して対物レンズ11に入射される。これにより、透過照明光観察が実現される。
図3は、被修正対象ガラス基板8上の欠陥が真空吸着用溝9bの真空吸着孔9cの上方に位置した状態を示す図である。本発明の微細パターン観察方法では、ガラス定盤9の支持をガラス定盤9全面で行なうことが可能なため、ガラス定盤9の裏面に金属製架台12を配置することができる。金属製架台12には、ガラス定盤9の真空吸着孔9cに対応する位置に排気用貫通孔が形成されている。排気用貫通孔の上側開口部の周囲にはリング状の凹部が形成され、その凹部にリング状のゴムパッキン13が嵌め込まれている。排気用貫通孔の下側開口部にはエア継手14が接合され、エア継手14はエアホース15を介して排気ポンプ(図示せず)に接続されている。
このような場合においても、エア継手14を金属製架台12に取り付けることができるため、ガラス定盤9裏面の反射膜10は、真空吸着孔9cの部分のみが抜けるだけであり、リング照明器3から出射された光は、真空吸着孔9cの周囲で反射され、透過照明光観察に十分な光量を確保することができる。
また、ガラス定盤9には、被修正対象ガラス基板8を搬入排出する際にリフトアップするためのリフトアップ機構のリフタピン16を通すためのリフタピン孔9aが形成されている。図4は、被修正対象ガラス基板8上の欠陥が、リフタピン孔9aの上方に位置した状態を示す図である。本発明の透過照明光観察方法では、ガラス定盤9の裏面に反射膜10を設けているが、リフタピン孔9aの部分には反射膜10を形成することができない。そのため、リング照明器3から出射された光を十分反射することができない。そこで、リフタピン16の内部にLED照明光源17を配置し、リフタピン16の先端部から上方に向けて光を照射する。これにより、透過照明光観察に十分な光量を得ることができる。
図5は、被修正対象ガラス基板8上の欠陥がリフタピン孔9aの縁位置に存在した状態を示す図である。この状態においては、リング照明器3から出射された光を反射膜10で反射させた光と、LED照明光源17から出射された光とを併用することで、透過照明光観察に十分な光量を得ることができる。
ところで、この実施の形態では、リング照明器3から出射された光をガラス定盤9の裏面に形成された反射膜10で反射させて透過照明光観察用の照明光として利用している関係上、リング照明器3からの光の入射角と、ガラス定盤9の厚みにより、光の反射位置が変化し、透過照明光として利用可能な光の光量が変化する。そこで、図6に示すように、リング照明器3を集光レンズ20で置換し、最適条件を求めた。
対物レンズ11をΦ32mmとした場合、集光レンズ20からの光の入射角は30°付近が最適で、この場合のガラス定盤9の厚みtは19mm程度となる。ガラス定盤9の厚みtが薄くなると、図6に示したように反射膜10から反射した光が観察位置に十分届かず、照明光の光量が減少する。もちろん、この場合でも集光レンズ20の元光源の光量を大きくすれば、光量を増加させることは可能であるが、元光源の価格アップ、寿命低下は避けられない。ガラス定盤9の厚みtを厚くする方向については、厚みtを19mmより厚くすることで若干光量は増加するが、ガラス定盤9の重量、価格等を考慮すると得策ではない。
図7は、図6で説明した光量低下を集光レンズ20からの光の入射角を大きくして補う場合を示したものである。集光レンズ20からの光の入射角を40°にすると、反射膜10から反射してくる光の光量は図6の場合に比べて増加するが、集光レンズ20から出射された光の一部が直接的に観察位置にも照射されるため、透過照明光観察像に、この光による落射照明光観察像が現れ、純粋な透過照明光観察像を得ることができなくなる。
また、本発明は透過照明光観察を行なうものであるが、この微細パターン修正装置では落射照明光観察も可能になっている。そこで、本発明の構成が落射照明光観察に及ぼす影響について説明する。落射照明光観察を行なう場合、図8に示すように、対物レンズ11から落射照明光21を出射し、観察部位から反射した光を観察するが、本発明の透過照明光観察方法では、ガラス定盤9の裏面に反射膜10が形成されているため、被修正対象ガラス基板8を透過した落射照明光21が反射膜10で反射され、被修正対象ガラス基板8の裏面から再び照射される。このように反射膜10で反射され、被修正対象ガラス基板8の裏面から入射した光は、透過照明光観察用の光となるため、この光による落射照明光観察への影響が懸念される。
図8に示すように、ガラス定盤9の厚みtが小さい場合は、被修正対象ガラス基板8の裏面から入射する光の直径ΦD1が小さくなり、図9に示すように、ガラス定盤9の厚みtが大きい場合は、被修正対象ガラス基板8の裏面から入射する光の直径ΦD1が大きくなる。すなわち、ガラス定盤9の厚みtが小さいほど、反射膜10から反射した落射照明光21の反射光量が大きくなる。これについては、ガラス定盤9の厚さtが5mm以上あれば、落射照明光観察に影響が及ばないことが確認されている。
さらに、この微細パターン修正装置には、レーザ装置1から出射されるレーザ光によって欠陥部位のカットが行なわれる。レーザ装置1から出射されたレーザ光は、図10に示すように、観察光学系2の対物レンズ11を介して被修正対象ガラス基板8上の欠陥部位に照射される。このレーザ光は、被修正対象ガラス基板8上の欠陥部位をカットするとともに、被修正対象ガラス基板8を透過して反射膜10に到達する。この時、到達したレーザ光のパワーが強い場合、反射膜10もレーザ光によってカットされてしまい、反射膜10が本来の反射機能を果さなくなる可能性がある。
図10に示すように、ガラス定盤9の厚さtが小さい場合、対物レンズ11から出射されたレーザ光22の反射膜10表面での集光径ΦD2が小さくなり、図11に示すように、ガラス定盤9の厚さtが大きい場合、対物レンズ11から出射されたレーザ光22の反射膜10表面での集光径ΦD2が大きくなる。すなわち、ガラス定盤9の厚さtが小さいほど、レーザ光22のパワー密度が高い状態で反射膜10に照射されることになる。これについては、ガラス定盤9の厚みtが12mm以上あれば、対物レンズ11から出射されたレーザ光(本修正装置の用途として十分なレーザパワー)によって、反射膜10が影響を受けないことを確認している。
以上の結果より、ガラス定盤9の厚みtが12mm以上あれば、落射照明光観察への影響および、レーザ光22による反射膜10への影響も無くなる。最終的には、対物レンズ11の直径が決まれば、リング照明器3から出射された光のガラス定盤9への入射角から最適なガラス定盤9の厚みtが計算可能となる。ただし、ガラス定盤9の厚みtは、上述したように12mm以上にする必要がある。
この実施の形態では、対物レンズ11の直径が32mmであり、この場合は、上述したようにリング照明器3または集光レンズ20から出射された光のガラス定盤9への入射角は30°、ガラス定盤9の厚さtは19mmが最適となる。
次に、被修正対象ガラス基板8のリフトアップ機構について説明する。リフトアップ機構は、図12に示すように、複数のリフタピン16と、金属製テーブル23と、昇降装置24とを含む。複数のリフタピン16は、金属製テーブル23上に所定の間隔で立設されている。ガラス定盤9には、各リフタピン16に対応する位置にリフタピン孔9aが形成されている。金属製架台12には、各リフタピン孔9aに対応する位置に貫通孔が形成されている。昇降装置24は、金属製テーブル23をZ軸方向(上下方向)に昇降させる。
図13(a)〜(f)は、被修正対象ガラス基板8の搬入方法を示す図である。まず図13(a)に示すように、昇降装置24によって金属性テーブル23を上昇させ、各リフタピン16の先端をガラス定盤9の表面上に突出させる。次いで図13(b)に示すように、ロボットハンド25によって被修正対象ガラス基板8を搬入し、ガラス定盤9および複数のリフタピン16上の所定位置に位置決めする。
次に図13(c)に示すように、ロボットハンド25を下降させて複数のリフタピン16上に被修正対象ガラス基板8を載置する。次いで図13(d)に示すように、ロボットハンド25をさらに下降させ、ロボットハンド25を被修正対象ガラス基板8とガラス定盤9との間に停止させる。次いで図13(e)に示すように、ロボットハンド25を後退させ、ロボットハンド25を被修正対象ガラス基板8とガラス定盤9との間から抜き取る。最後に図13(f)に示すように、昇降装置24によって金属性テーブル23を下降させ、被修正対象ガラス基板8をガラス定盤9上に載置する。
この実施の形態では、透過照明光観察用光源としてリング照明器3をガラス定盤9の下方ではなく上方に配置したので、図14(a)(b)から分かるように、ガラス定盤9の下のスペース的な制約をなくすことができ、装置の高さ方向寸法をコンパクトにすることができる。
また、ガラス定盤9の下のスペース的な制約がないため、ガラス定盤9の支持部材として金属製架台12をガラス定盤9の下に配置することが可能となり、ガラス定盤9の支持剛性が十分確保できるため、ガラス定盤9の撓み、割れ等の心配がなくなる。したがって、ガラス定盤9を薄くすることができる。
また、ガラス定盤9の支持剛性が十分確保できるため、装置搬送の際にも装置からガラス定盤9を降ろす必要がなくなり、装置搬入後のガラス定盤9の組立作業を省くことができる。
また、ガラス定盤9の下のスペース的な制約がないため、図14(a)(b)から分かるように、昇降装置24のストロークを延長する必要がなくなり、リフトアップ機構をコンパクトにすることができる。
また、透過照明光観察用の光源を移動させるための機構が必要なくなるため、装置の構成部材が減り、装置価格を低減化することができる。
また、透過照明光観察用の光源を、観察用光学系と同期して動かす必要がないため、制御手段も単純化することができる。
以下、この実施の形態の種々の変更例について説明する。被修正対象ガラス基板8上の欠陥部位がガラス定盤9のリフタピン孔9aの上方に位置した場合に透過照明光観察に十分な光量を得るための方法として、図4では、LED照明光源17をリフタピン16の内部に配置したが、図15に示すように、LED照明光源17の代わりにファイバ照明器26を配置してもよい。また、図16に示すように、光源を配置するのではなく、リフタピン16の先端面に反射膜10を形成し、リング照明器3から出射された光を反射させてもよい。
また、図6および図7では、リング照明器3を集光レンズ20で置換して照明光の入射角度やガラス定盤9の厚さtの最適条件を調べたが、図17に示すように、実際にリング照明器3の代わりに集光レンズ20を使用してもよい。
また、この実施の形態では、図2に示したように、対物レンズ11の先端部にリング照明器3が設けられる。対物レンズ11が1種類の場合は問題ないが、図18に示すように、数種類の対物レンズ11をレボルバ30によって切替えて使用する場合、複数の対物レンズ11のそれぞれにリング照明器3を取付けることは、スペース的に困難である。そこで図19(a)(b)に示すように、リング照明器3の代わりに2分割方式のリング照明器31を開閉可能に設置し、レボルバ30を回転させて対物レンズ11を交換する時は、リング照明器31を2つの部分31a,31bに分割して開動することにより、対物レンズ11の交換を可能とする。リング照明器31の2つの部分31a,31bには、それぞれ光ファイバ32,33を介して照明光が与えられる。
リング照明器31を分割して開く方法としては、図19(a)(b)に示すように直線的に開いてもよいし、円弧状に開いてもよい。レボルバ30の回転によって移動する対物レンズ11と干渉しない位置にリング照明器31を待避させることができればよい。図17で示した集光レンズ20を用いる方式においても、レボルバ30の回転によって移動する対物レンズ11と干渉しない位置に集光レンズ20を待避可能に配置すればよい。
また、図20に示すように、リング照明器3から出射された光を集光するためのリングレンズ34をリング照明器3の下面に設けるとよい。リングレンズ34は、リング照明器3の光出射部と同寸法のリング状に形成されており、その断面は凸レンズになっている。リングレンズ34によってリング照明器3の出射光の集光性を上げて反射膜10に照射することにより、反射照明光量を増加させることができる。
また、図21に示すように、ガラス定盤9の表面に光を散乱させる凹凸処理を施すとよい。凹凸処理面9dによる光の散乱により、対物レンズ11に入射する反射照明光量を増加させることができる。また、真空吸着用溝9bのエッジ部分では、エッジに沿った方向に光が透過する傾向があり、観察画像にムラが若干発生するが、凹凸処理面9dで散乱した光により上記エッジ部分における観察画像のムラが軽減される。また、ガラス定盤9の表面に凹凸処理を施すことにより、ガラス定盤9と被修正対象ガラス基板8との接触面積が減少し、凹凸処理を施さない場合に比べて静電気の発生が軽減される。
ガラス定盤9の表面に凹凸処理を施す具体的方法としては、ガラス定盤9の表面にサンドブラスト加工を施した後、化学研磨加工を施すことが好ましい。サンドブラスト加工のみを施した場合は、凹凸処理面9dの凹凸は非常に鋭利な形状をしているので、凹凸処理面9dにインク等が付着した場合、鋭利な凹部に入ったインク等を拭き取って清浄化することは困難である。しかし、サンドブラスト加工の後に化学研磨加工を施した場合は、サンドブラスト加工で生じた鋭利な凹凸が化学研磨加工で滑らかになるので、凹凸処理面9dにインク等が付着した場合でも容易に拭き取って清浄化することができる。
また、図22に示すように、ガラス定盤9の裏面に光を散乱させる凹凸処理を施した後に反射膜10を形成するとよい。凹凸処理面9eによる光の散乱により、対物レンズ11に入射する反射照明光量を増加させることができる。ガラス定盤9の裏面に凹凸処理を施す具体的方法としては、ガラス定盤9の表面にサンドブラスト加工を施した後、化学研磨加工を施すことが好ましい。
また、図18のレボルバ30を用いて対物レンズ11を交換する時にリング照明器3と対物レンズ11とが接触しないように、図23に示すように、対物レンズ11の移動軌跡を避けてリング照明器3を2つに分割して配置してもよい。このリング照明器3a,3bでも、図21および図22で示した凹凸処理と組合わせることにより、反射照明光量を十分に確保することができる。リング照明器3a,3bのうちの一方のリング照明器3aのみを設けた場合は、凹凸処理面9d,9eからの散乱光の影響で透過観察像にムラが発生するが、対物レンズ11の回転軌跡を避けて2つのリング照明器3a,3bを対向して配置することにより透過観察像のムラを軽減することができる。
また、図24に示すように、凹凸処理が施されていないガラス定盤9の表面と反射膜10が形成されたガラス定盤9の裏面との間の所定位置に光散乱層9fを設けてもよい。図21で示したように、ガラス定盤9の表面に凹凸処理を施すと、凹凸処理面9dによる光の散乱により、対物レンズ11に入射する反射照明光量を増加させることができる。しかし、対物レンズ11には種々の倍率(2×、5×、10×、20×、50×)のものがあり、倍率が2×、5×と低い対物レンズ11では、焦点深度が深く観察範囲も広いため、凹凸処理面9dの影響で透過照明光観察画像に光量ムラが発生してしまう。図24の変更例では、ガラス定盤9の表面と裏面の中間に光散乱層9fを設け、被修正対象ガラス基板8と光散乱層9fの間隔を大きくしたので、低倍率の対物レンズ11を使用しても透過照明光観察画像に光量ムラが発生することがない。したがって、この変更例では、低倍率から高倍率までのどのような倍率の対物レンズ11を使用しても、最適な透過照明光観察画像を得ることができる。
また、図25に示すように、ガラス定盤9の凹凸処理面9dの上に、さらにガラス定盤41を搭載してもよい。この変更例では、凹凸処理面9dの上にさらにガラス定盤41を搭載し、被修正対象ガラス基板8と凹凸処理面9dの間隔をガラス定盤41の厚み分だけ大きくしたので、低倍率の対物レンズ11を使用しても透過照明光観察画像に光量ムラが発生することがない。ガラス定盤41の厚みは、5mm程度あれば光量ムラの発生はなくなる。
また、この変更例では、凹凸処理面9dでの光散乱の効果が増し、どのような倍率の対物レンズ11を使用しても、反射照明光量が増加した。ガラス定盤41の厚みを変えて反射照明光量を測定したところ、ガラス定盤41の厚みが0.6mmから19mmの範囲で、厚みが厚くなる程、反射照明光量が増加した。
また、ガラス定盤9の真空吸着孔9cの孔径を大きくすると、反射膜10を形成できない面積が大きくなって反射照明光量が小さくなるが、図26に示すように、ガラス定盤41の真空吸着孔41cの孔径は反射膜10の形成に影響しないので、真空吸着孔41cの孔径を大きくすることができる。このため、観察位置下の真空吸着孔41cの壁が反射照明光を遮ることに起因する反射照明光量の低下が少なくなり、明るい透過照明光観察画像を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の一実施の形態による微細パターン修正装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示した微細パターン修正装置の透過照明光観察方法を示す図である。 図1に示した微細パターン修正装置の透過照明光観察方法を示す他の図である。 図1に示した微細パターン修正装置の透過照明光観察方法を示すさらに他の図である。 図1に示した微細パターン修正装置の透過照明光観察方法を示すさらに他の図である。 図2〜図5に示した透過照明光観察方法の装置条件を説明するための図である。 図2〜図5に示した透過照明光観察方法の装置条件を説明するための他の図である。 図2〜図5に示した透過照明光観察方法の装置条件を説明するためのさらに他の図である。 図2〜図5に示した透過照明光観察方法の装置条件を説明するためのさらに他の図である。 図2〜図5に示した透過照明光観察方法の装置条件を説明するためのさらに他の図である。 図2〜図5に示した透過照明光観察方法の装置条件を説明するためのさらに他の図である。 図1に示した微細パターン修正装置の基板リフトアップ機構を示す図である。 図12に示した基板リフトアップ機構を用いた基板搬入方法を示す図である。 図1に示した微細パターン修正装置の効果を説明するための図である。 この実施の形態の変更例を示す図である。 この実施の形態の他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 図1に示した微細パターン修正装置の問題点を説明するための図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 従来の微細パターン修正装置の透過照明光観察方法を示す図である。 微細パターン修正装置の構成の変遷を説明するための図である。 従来の微細パターン修正装置の透過照明光源の移動方式を示す図である。
符号の説明
1 レーザ装置、2,63 観察光学系、3,31 リング照明器、4 インク塗布機構、5 Z軸テーブル、6 X軸テーブル、7 Y軸テーブル、8,50 被修正対象ガラス基板、9,41,51 ガラス定盤、9a リフタピン孔、9b 真空吸着用溝、9c,41c 真空吸着孔、9d,9e 凹凸処理面、9f 光散乱層、10 反射膜、11,53 対物レンズ、12 金属製架台、13 ゴムパッキン、14 エア継手、15 エアホース、16 リフタピン、17 LED照明光源、20,52 集光レンズ、21 落射照明光、22 レーザ光、23 金属製テーブル、24 昇降装置、25 ロボットハンド、26 ファイバ照明器、30 レボルバ、32,33 光ファイバ、34 リングレンズ、60〜62 リニアガイド、64 蛍光灯。

Claims (13)

  1. 透明基板上に設けられ、少なくとも部分的に光を透過する微細パターンを観察する微細パターン観察装置であって、
    その表面に前記透明基板が搭載される透明定盤、
    前記透明定盤の表面側に設けられ、前記透明基板に照明光を出射する光源、
    前記透明定盤の裏面側に設けられ、前記光源から出射された照明光を反射させて前記微細パターンに照射する反射部材、および
    前記透明定盤の表面側に設けられ、前記微細パターンの透過照明光観察を行うための観察光学系を備える、微細パターン観察装置。
  2. 前記透明定盤の表面には光を散乱させる凹凸処理が施されていることを特徴とする、請求項1に記載の微細パターン観察装置。
  3. 前記透明定盤の表面と裏面の間には光を散乱させる層が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の微細パターン観察装置。
  4. 前記透明定盤は重ねられた2枚の透明板を含み、
    前記2枚の透明板の重ね合わされた2つの表面のうちの少なくとも一方の表面には光を散乱させる凹凸処理が施されていることを特徴とする、請求項3に記載の微細パターン観察装置。
  5. 前記光源は、出射光を集光するレンズを含むことを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の微細パターン観察装置。
  6. 前記反射部材は、前記透明定盤の裏面に形成された反射膜であることを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の微細パターン観察装置。
  7. 前記透明定盤の裏面には光を散乱反射させる凹凸処理が施され、
    前記反射膜は、前記凹凸処理が施された前記透明定盤の裏面に形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の微細パターン観察装置。
  8. さらに、前記透明定盤に平行な平面内で前記光源および前記観察光学系を移動させるXYテーブルを備え、
    前記反射部材は、少なくとも前記透明基板の被観察領域全面に相当する範囲にわたって設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項7までのいずれかに記載の微細パターン観察装置。
  9. 前記観察光学系は、
    複数の対物レンズ、および
    前記複数の対物レンズのうちのいずれか1つの対物レンズを選択するためのレボルバを含み、
    前記微細パターン観察装置は、さらに、前記対物レンズの交換時に前記光源を移動させて前記光源と前記対物レンズとの接触を防止するための光源移動手段を備えることを特徴とする、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の微細パターン観察装置。
  10. 前記観察光学系は、
    複数の対物レンズ、および
    前記複数の対物レンズのうちのいずれか1つの対物レンズを選択するためのレボルバを含み、
    前記光源は、前記対物レンズの交換時に前記対物レンズと接触しないように、前記対物レンズの移動軌跡を避けて複数に分割して配置されていることを特徴とする、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の微細パターン観察装置。
  11. 前記透明定盤には複数のリフタピン孔が形成され、
    さらに、それぞれ前記複数のリフタピン孔に対応して設けられ、各々が、前記透明基板を前記透明定盤の表面に搭載するときに、対応のリフタピン孔を貫通して前記透明定盤の表面に突出し、前記透明基板を一時的に支持する複数のリフタピン、および
    各リフタピンの先端部に設けられ、前記微細パターンに透過照明光を照射する副光源を備えることを特徴とする、請求項1から請求項10までのいずれかに記載の微細パターン観察装置。
  12. 前記透明定盤には複数のリフタピン孔が形成され、
    さらに、それぞれ前記複数のリフタピン孔に対応して設けられ、各々が、前記透明基板を前記透明定盤の表面に搭載するときに、対応のリフタピン孔を貫通して前記透明定盤の表面に突出し、前記透明基板を一時的に支持する複数のリフタピン、および
    各リフタピンの透明基板に接する先端部に設けられ、前記光源から出射された照明光を反射させて前記微細パターンに照射する副反射部材を備えることを特徴とする、請求項1から請求項10までのいずれかに記載の微細パターン観察装置。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の微細パターン観察装置、
    前記微細パターンの欠陥部に修正用インクを塗布するインク塗布装置、および
    前記微細パターンの不要部を除去するためのレーザ照射装置を備えることを特徴とする、微細パターン修正装置。
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