JPH09159615A - 光透過性板材の欠陥検査装置および欠陥検査方法 - Google Patents
光透過性板材の欠陥検査装置および欠陥検査方法Info
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- JPH09159615A JPH09159615A JP7320173A JP32017395A JPH09159615A JP H09159615 A JPH09159615 A JP H09159615A JP 7320173 A JP7320173 A JP 7320173A JP 32017395 A JP32017395 A JP 32017395A JP H09159615 A JPH09159615 A JP H09159615A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光透過性板材の被検査領域全面に対して能率
的に欠陥検査が行え、特に大面積の光透過性板材に対す
る欠陥検査が簡単かつ正確に行えるようにする。 【解決手段】 板材支持手段3は、光透過性板材6の被
検査領域を含む裏面に当接して板材6を支持する支持部
材30、32を有する。撮像手段22、24は、板材6
の表面側に配置され板材6の被検査領域を撮像する。照
明手段は、板材6の裏面側に配置される。一時退避手段
30aは、板材6のうち支持部材30の当接個所の表面
を撮像手段22、24で撮像する際に、当接個所の支持
部材30を撮像位置から一時的に退避させて別の個所で
前記板材6を支持させる。
的に欠陥検査が行え、特に大面積の光透過性板材に対す
る欠陥検査が簡単かつ正確に行えるようにする。 【解決手段】 板材支持手段3は、光透過性板材6の被
検査領域を含む裏面に当接して板材6を支持する支持部
材30、32を有する。撮像手段22、24は、板材6
の表面側に配置され板材6の被検査領域を撮像する。照
明手段は、板材6の裏面側に配置される。一時退避手段
30aは、板材6のうち支持部材30の当接個所の表面
を撮像手段22、24で撮像する際に、当接個所の支持
部材30を撮像位置から一時的に退避させて別の個所で
前記板材6を支持させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ用パ
ネルなどの光透過性板材の欠陥検査装置および欠陥検査
方法に関する。
ネルなどの光透過性板材の欠陥検査装置および欠陥検査
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PDP(プラズマディスプレイパネル)
装置や液晶表示装置などの大型のディスプレイ装置に用
いられるガラスや透明樹脂からなるディスプレイ用パネ
ルは、大面積の板面に微細な電極構造や表示セルが多数
配置されている。このようなディスプレイ用パネルの製
造工程で、ディスプレイ用パネルの欠陥を検査するため
に光学的な検査装置が用いられる。具体的には、パネル
の裏面側から光を当てた状態で表面側から観察する。裏
面から表面へと透過する光によって欠陥の存在が明確に
なり、微細な欠陥であっても容易に発見できる。肉眼で
は見えない微細な欠陥を検知するには、パネルの表面を
TVカメラで撮像して、その撮影画像を拡大表示しなが
ら目視で検査を行う。
装置や液晶表示装置などの大型のディスプレイ装置に用
いられるガラスや透明樹脂からなるディスプレイ用パネ
ルは、大面積の板面に微細な電極構造や表示セルが多数
配置されている。このようなディスプレイ用パネルの製
造工程で、ディスプレイ用パネルの欠陥を検査するため
に光学的な検査装置が用いられる。具体的には、パネル
の裏面側から光を当てた状態で表面側から観察する。裏
面から表面へと透過する光によって欠陥の存在が明確に
なり、微細な欠陥であっても容易に発見できる。肉眼で
は見えない微細な欠陥を検知するには、パネルの表面を
TVカメラで撮像して、その撮影画像を拡大表示しなが
ら目視で検査を行う。
【0003】上記のようなディスプレイ用パネルの光学
的な欠陥検査を機械的に行う装置が提案されている。デ
ィスプレイ用パネルを保持し、背面側から照明を当てた
状態で、表面側を1台もしくは複数台の撮像カメラで走
査しながら検査を行う。欠陥が発見されれば、その位置
を記憶もしくは記録しておいて、検査後に欠陥を修復し
たり、製品の良否を判定する。
的な欠陥検査を機械的に行う装置が提案されている。デ
ィスプレイ用パネルを保持し、背面側から照明を当てた
状態で、表面側を1台もしくは複数台の撮像カメラで走
査しながら検査を行う。欠陥が発見されれば、その位置
を記憶もしくは記録しておいて、検査後に欠陥を修復し
たり、製品の良否を判定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディスプレイ用パネル
が小面積のものであれば、パネルの外周縁を支持するだ
けでもパネルを安定して保持しておける。パネルの外周
縁を支持しているだけであれば、パネルの全面に照明を
当てた状態でパネルの任意の位置を撮像することができ
る。パネルの支持構造が照明や撮像の邪魔になることは
少ない。
が小面積のものであれば、パネルの外周縁を支持するだ
けでもパネルを安定して保持しておける。パネルの外周
縁を支持しているだけであれば、パネルの全面に照明を
当てた状態でパネルの任意の位置を撮像することができ
る。パネルの支持構造が照明や撮像の邪魔になることは
少ない。
【0005】ところが、ディスプレイ用パネルが大面積
である場合、具体的には例えば20インチサイズを超え
るようなものの場合、パネルの外周縁を支持するだけで
はパネルを安定して保持しておくことができない。パネ
ルの外周縁を支持していても、パネルの中央部分が湾曲
したり反ったりしてしまう。撮像する際に、パネルが厚
み方向に湾曲したり反ったりしていると、カメラの焦点
がずれてしまって、微細な欠陥を明確に捉えることがで
きなくなる。
である場合、具体的には例えば20インチサイズを超え
るようなものの場合、パネルの外周縁を支持するだけで
はパネルを安定して保持しておくことができない。パネ
ルの外周縁を支持していても、パネルの中央部分が湾曲
したり反ったりしてしまう。撮像する際に、パネルが厚
み方向に湾曲したり反ったりしていると、カメラの焦点
がずれてしまって、微細な欠陥を明確に捉えることがで
きなくなる。
【0006】そのため、大面積のディスプレイ用パネル
では、パネルの外周縁だけでなく中央部分も支持してパ
ネルが湾曲したり反ったりしないようにしておく必要が
ある。しかし、パネルの中央部分を支持していると、そ
のための支持部材が照明および撮像の邪魔になってしま
い、支持部材の当接個所では欠陥の検査が出来なくな
る。
では、パネルの外周縁だけでなく中央部分も支持してパ
ネルが湾曲したり反ったりしないようにしておく必要が
ある。しかし、パネルの中央部分を支持していると、そ
のための支持部材が照明および撮像の邪魔になってしま
い、支持部材の当接個所では欠陥の検査が出来なくな
る。
【0007】上記のような問題は、ディスプレイ用パネ
ルに限らず各種の装置機器に用いられる大面積の光透過
性板材に対して前記のような光学的な欠陥検査を行う場
合にも発生する。本発明の課題は、光透過性板材の被検
査領域全面に対して能率的に欠陥検査が行え、特に大面
積の光透過性板材に対する欠陥検査が簡単かつ正確に行
えるようにすることである。
ルに限らず各種の装置機器に用いられる大面積の光透過
性板材に対して前記のような光学的な欠陥検査を行う場
合にも発生する。本発明の課題は、光透過性板材の被検
査領域全面に対して能率的に欠陥検査が行え、特に大面
積の光透過性板材に対する欠陥検査が簡単かつ正確に行
えるようにすることである。
【0008】
−請求項1の発明− 本発明のうち、請求項1に係る光透過性板材の欠陥検査
装置は、光透過性板材の裏面から光を当てた状態で表面
から撮像して前記板材の欠陥を検査する装置であって、
板材支持手段と撮像手段と照明手段と一時退避手段とを
備える。板材支持手段は、板材の被検査領域を含む裏面
に当接して板材を支持する支持部材を有する。撮像手段
は、板材の表面側に配置され板材の被検査領域を撮像す
る。照明手段は、板材の裏面側に配置される。一時退避
手段は、板材のうち支持部材の当接個所の表面を撮像手
段で撮像する際に、当接個所の支持部材を撮像位置から
一時的に退避させて別の個所で前記板材を支持させる。
装置は、光透過性板材の裏面から光を当てた状態で表面
から撮像して前記板材の欠陥を検査する装置であって、
板材支持手段と撮像手段と照明手段と一時退避手段とを
備える。板材支持手段は、板材の被検査領域を含む裏面
に当接して板材を支持する支持部材を有する。撮像手段
は、板材の表面側に配置され板材の被検査領域を撮像す
る。照明手段は、板材の裏面側に配置される。一時退避
手段は、板材のうち支持部材の当接個所の表面を撮像手
段で撮像する際に、当接個所の支持部材を撮像位置から
一時的に退避させて別の個所で前記板材を支持させる。
【0009】〔光透過性板材〕本発明の欠陥検査装置に
適用される光透過性板材は、前記したPDP装置におい
てガラス板材料に多数の電極が設けられたディスプレイ
用パネル、液晶表示装置において液晶およびその駆動電
極などがガラス板の間に配置されたディスプレイ用パネ
ルなどがある。
適用される光透過性板材は、前記したPDP装置におい
てガラス板材料に多数の電極が設けられたディスプレイ
用パネル、液晶表示装置において液晶およびその駆動電
極などがガラス板の間に配置されたディスプレイ用パネ
ルなどがある。
【0010】光透過性板材は、完全な光透過性体すなわ
ち透明体であってもよいし、光学的な検査が可能な程度
に光透過性を有する半透明体であってもよいし、板材の
一部が光透過性を有し残りの部分が非透過性であっても
構わない。光透過性板材は矩形状あるいは角の丸い矩形
状をなすのが普通であるが、矩形以外の多角形、楕円
形、円形その他の形状であっても構わない。光透過性板
材は、平面板であってもよいし、湾曲した曲面板であっ
てもよい。光透過性板材となるディスプレイ用パネルの
寸法形状は限定されないが、本発明は、20インチサイ
ズあるいはそれ以上の大面積のパネルに適用するのが好
ましい。
ち透明体であってもよいし、光学的な検査が可能な程度
に光透過性を有する半透明体であってもよいし、板材の
一部が光透過性を有し残りの部分が非透過性であっても
構わない。光透過性板材は矩形状あるいは角の丸い矩形
状をなすのが普通であるが、矩形以外の多角形、楕円
形、円形その他の形状であっても構わない。光透過性板
材は、平面板であってもよいし、湾曲した曲面板であっ
てもよい。光透過性板材となるディスプレイ用パネルの
寸法形状は限定されないが、本発明は、20インチサイ
ズあるいはそれ以上の大面積のパネルに適用するのが好
ましい。
【0011】光透過性板材としては、上記以外にも各種
の電子機器や光学装置などで用いられるガラス板材や透
明合成樹脂板材も用いられる。光透過性板材で検査する
欠陥は、電極の形状不良や断線、パネル素材中の気泡や
傷など、光学的に検査可能な欠陥であれば検査の目的に
合わせて任意の欠陥が検査できる。
の電子機器や光学装置などで用いられるガラス板材や透
明合成樹脂板材も用いられる。光透過性板材で検査する
欠陥は、電極の形状不良や断線、パネル素材中の気泡や
傷など、光学的に検査可能な欠陥であれば検査の目的に
合わせて任意の欠陥が検査できる。
【0012】光透過性板材は、通常、その中央部分に検
査が必要な被検査領域が設定され、外周縁部分は検査の
不要な場合が多い。但し、被検査領域が外周縁部分に設
定され、中央部分の一部が被検査領域から外れる場合も
ある。 〔板材支持手段〕板材支持手段は、前記板材を撮像手段
による検査が可能な姿勢で保持しておければよく、具体
的な支持機構については、通常の機械装置における板材
料の支持構造を組み合わせて構成できる。板材支持手段
は、板材を単に機械的に支えるもののほか、真空吸着力
や空気力、静電気、電磁気などを利用して支持するもの
であってもよい。板材支持手段は、板材を支持した状態
で移動あるいは搬送可能なものであってもよい。例え
ば、板材を欠陥検査装置の前工程から検査位置へと運び
込んだり、検査位置から後工程へと送り出したりするこ
とができる。板材支持手段は、支持した板材を、検査装
置内で撮像手段に対して姿勢や位置を調整する機構を備
えていることができる。
査が必要な被検査領域が設定され、外周縁部分は検査の
不要な場合が多い。但し、被検査領域が外周縁部分に設
定され、中央部分の一部が被検査領域から外れる場合も
ある。 〔板材支持手段〕板材支持手段は、前記板材を撮像手段
による検査が可能な姿勢で保持しておければよく、具体
的な支持機構については、通常の機械装置における板材
料の支持構造を組み合わせて構成できる。板材支持手段
は、板材を単に機械的に支えるもののほか、真空吸着力
や空気力、静電気、電磁気などを利用して支持するもの
であってもよい。板材支持手段は、板材を支持した状態
で移動あるいは搬送可能なものであってもよい。例え
ば、板材を欠陥検査装置の前工程から検査位置へと運び
込んだり、検査位置から後工程へと送り出したりするこ
とができる。板材支持手段は、支持した板材を、検査装
置内で撮像手段に対して姿勢や位置を調整する機構を備
えていることができる。
【0013】板材支持部材は、金属、合成樹脂などの構
造材料からなり、桟状、枠状、格子状など板材を支持す
るのに適した形状を有している。板材支持部材は、板材
を垂直状態、水平状態および傾斜状態の何れの状態で支
持するものでもよい。板材を垂直に近い傾斜状態にし
て、その裏面に支持部材を当接させて支持すれば、欠陥
検査装置の設置スペースが削減でき、板材の自重による
歪みを軽減でき、板材の取扱い作業性も良くなるなどの
利点がある。
造材料からなり、桟状、枠状、格子状など板材を支持す
るのに適した形状を有している。板材支持部材は、板材
を垂直状態、水平状態および傾斜状態の何れの状態で支
持するものでもよい。板材を垂直に近い傾斜状態にし
て、その裏面に支持部材を当接させて支持すれば、欠陥
検査装置の設置スペースが削減でき、板材の自重による
歪みを軽減でき、板材の取扱い作業性も良くなるなどの
利点がある。
【0014】板材支持部材のうち板材との当接面に真空
吸着口を設けておいて、板材を支持部材に吸着保持すれ
ば、板材を確実に位置決め保持できる。板材を傾斜状態
で支持する場合、板材との当接面に圧力空気の吹き出し
口を設けておけば、板材に圧力空気を吹き付けて支持部
材から少し浮かした状態で支持することができる。板材
が板材支持部材から浮いた状態であれば板材に対して板
材支持部材を移動させ易くなる。
吸着口を設けておいて、板材を支持部材に吸着保持すれ
ば、板材を確実に位置決め保持できる。板材を傾斜状態
で支持する場合、板材との当接面に圧力空気の吹き出し
口を設けておけば、板材に圧力空気を吹き付けて支持部
材から少し浮かした状態で支持することができる。板材
が板材支持部材から浮いた状態であれば板材に対して板
材支持部材を移動させ易くなる。
【0015】板材支持部材には、板材の被検査領域から
外れる外縁部に当接する外縁支持部材と、板材の被検査
領域を横断して当接する桟状支持部材とを有することが
できる。外縁支持部材は、被検査領域から外れる外縁部
を支持するので、自由な形状および構造が採用でき、支
持部材の重量支持や位置決めを主に負担することができ
る。桟状支持部材は、板材のうち外縁支持部材だけでは
支持できない個所を補助的に支持する。重量支持や位置
決めの役割が少なければ、その形状を小さくでき、被検
査領域に対する照明を遮る範囲も少なくなり、移動させ
るのも容易になる。板材を垂直もしくは垂直に近い傾斜
状態で支持する場合、桟状支持部材は、板材を垂直方向
に横断して配置されてもよいし、水平方向に横断して配
置されてもよい。
外れる外縁部に当接する外縁支持部材と、板材の被検査
領域を横断して当接する桟状支持部材とを有することが
できる。外縁支持部材は、被検査領域から外れる外縁部
を支持するので、自由な形状および構造が採用でき、支
持部材の重量支持や位置決めを主に負担することができ
る。桟状支持部材は、板材のうち外縁支持部材だけでは
支持できない個所を補助的に支持する。重量支持や位置
決めの役割が少なければ、その形状を小さくでき、被検
査領域に対する照明を遮る範囲も少なくなり、移動させ
るのも容易になる。板材を垂直もしくは垂直に近い傾斜
状態で支持する場合、桟状支持部材は、板材を垂直方向
に横断して配置されてもよいし、水平方向に横断して配
置されてもよい。
【0016】〔撮像手段〕撮像手段は、目的とする検査
に必要な検査画像が得られれば、TVカメラ、CCDカ
メラ、スチールカメラなどの通常の光学撮像装置が用い
られる。撮像倍率や撮像精度は、検査目的に合わせて適
宜に設定される。可視光で撮像するもののほか、赤外線
や紫外線その他の非可視光を利用して撮像するものでも
よい。
に必要な検査画像が得られれば、TVカメラ、CCDカ
メラ、スチールカメラなどの通常の光学撮像装置が用い
られる。撮像倍率や撮像精度は、検査目的に合わせて適
宜に設定される。可視光で撮像するもののほか、赤外線
や紫外線その他の非可視光を利用して撮像するものでも
よい。
【0017】撮像手段は、1台のカメラで板材の被検査
領域全体を走査して撮像するものであってもよいし、複
数台のカメラで被検査領域を分割して撮像することもで
きる。例えば、多数のカメラを1列に並べておき、この
カメラ列を平行移動させて被検査領域の全面を撮像する
ことができる。撮像手段を走査したり移動させたりする
には、モータやコンベア機構、油空圧シリンダ機構、電
磁アクチュエータなどの各種の駆動機構が用いられる。
領域全体を走査して撮像するものであってもよいし、複
数台のカメラで被検査領域を分割して撮像することもで
きる。例えば、多数のカメラを1列に並べておき、この
カメラ列を平行移動させて被検査領域の全面を撮像する
ことができる。撮像手段を走査したり移動させたりする
には、モータやコンベア機構、油空圧シリンダ機構、電
磁アクチュエータなどの各種の駆動機構が用いられる。
【0018】〔照明手段〕照明手段は、検査に必要な画
像を撮像手段で得るのに必要な照明を被検査領域に当て
ることができれば、通常の蛍光灯や白熱灯などからなる
撮像用の照明ランプが使用され、照明の強さや光成分な
どは検査目的に合わせて選択される。照明手段は、少な
くとも板材の裏面側に配置して板材を透過する光が撮像
手段に到達するように配置されている必要がある。撮像
に必要であれば、板材の表面側にも照明手段を設けてお
くことができる。
像を撮像手段で得るのに必要な照明を被検査領域に当て
ることができれば、通常の蛍光灯や白熱灯などからなる
撮像用の照明ランプが使用され、照明の強さや光成分な
どは検査目的に合わせて選択される。照明手段は、少な
くとも板材の裏面側に配置して板材を透過する光が撮像
手段に到達するように配置されている必要がある。撮像
に必要であれば、板材の表面側にも照明手段を設けてお
くことができる。
【0019】照明手段は、被検査領域の全体を常に照明
するように配置されてあってもよいし、撮像手段による
撮像個所だけを照明するように配置されてあってもよ
い。撮像手段が走査移動させられるものの場合、照明手
段も撮像手段とともに走査移動させるようにすることも
できる。 〔一時退避手段〕一時退避手段は、前記した支持部材が
当接している個所の板材を表面から撮像する際に、当該
個所を照明するのに邪魔になる支持部材を邪魔にならな
い位置に一時的に退避させておくとともに、支持部材が
退避した状態でも、支持部材で板材の別の位置を支持し
て、支持部材による板材の支持が損なわれないようにす
る。
するように配置されてあってもよいし、撮像手段による
撮像個所だけを照明するように配置されてあってもよ
い。撮像手段が走査移動させられるものの場合、照明手
段も撮像手段とともに走査移動させるようにすることも
できる。 〔一時退避手段〕一時退避手段は、前記した支持部材が
当接している個所の板材を表面から撮像する際に、当該
個所を照明するのに邪魔になる支持部材を邪魔にならな
い位置に一時的に退避させておくとともに、支持部材が
退避した状態でも、支持部材で板材の別の位置を支持し
て、支持部材による板材の支持が損なわれないようにす
る。
【0020】一時退避する支持部材は、被検査領域の裏
面に当接する個所の支持部材であり、被検査領域から外
れる個所の支持部材は一時退避させる必要はない。支持
部材を板材に沿って平行移動させれば、前記した一時退
避と一時退避した個所での板材の支持が容易である。支
持部材を板材から離れる方向に移動させてもよい。支持
部材を移動させるには、ギア機構やカム機構、リンク機
構、シリンダ機構などの各種機械的作動機構を組み合わ
せればよい。
面に当接する個所の支持部材であり、被検査領域から外
れる個所の支持部材は一時退避させる必要はない。支持
部材を板材に沿って平行移動させれば、前記した一時退
避と一時退避した個所での板材の支持が容易である。支
持部材を板材から離れる方向に移動させてもよい。支持
部材を移動させるには、ギア機構やカム機構、リンク機
構、シリンダ機構などの各種機械的作動機構を組み合わ
せればよい。
【0021】〔マーキング手段〕本発明の欠陥検査装置
で発見された欠陥の位置を板材に表示するマーキング手
段を備えておくことができる。マーキング手段は、イン
キやペイントを塗布したり吹き付けたりして、板材に記
号や文字を記入するものが採用できる。マーキング手段
は、不使用時には板材の裏面から離れた位置に配置して
支持部材や照明手段の邪魔にならないようにしておき、
使用時のみに板材に近接する位置に近づくように、進退
可能になっている。マーキング手段を欠陥の位置に移動
させるためにモータやアクチュエータなどからなる駆動
機構を備えておくことができる。
で発見された欠陥の位置を板材に表示するマーキング手
段を備えておくことができる。マーキング手段は、イン
キやペイントを塗布したり吹き付けたりして、板材に記
号や文字を記入するものが採用できる。マーキング手段
は、不使用時には板材の裏面から離れた位置に配置して
支持部材や照明手段の邪魔にならないようにしておき、
使用時のみに板材に近接する位置に近づくように、進退
可能になっている。マーキング手段を欠陥の位置に移動
させるためにモータやアクチュエータなどからなる駆動
機構を備えておくことができる。
【0022】−請求項3の発明− 本発明のうち、請求項3に係る光透過性板材の欠陥検査
装置は、基本的には前記発明と同様の構成を備えてお
り、板材支持手段と撮像手段と照明手段とを備える。撮
像手段および板材支持手段は、前記と同様である。但
し、一時退避手段を備える必要はない。
装置は、基本的には前記発明と同様の構成を備えてお
り、板材支持手段と撮像手段と照明手段とを備える。撮
像手段および板材支持手段は、前記と同様である。但
し、一時退避手段を備える必要はない。
【0023】本発明では、支持部材のうち、被検査領域
の裏面に当接する個所の支持部材が光透過性を有する。
光透過性を有する支持部材の材料としては、ガラス、透
明樹脂などが用いられる。支持部材は全体が光透過性材
料で構成されていてもよいし、被検査領域を照明するの
に邪魔にならない個所は光透過性のない材料で構成され
ていてもよい。
の裏面に当接する個所の支持部材が光透過性を有する。
光透過性を有する支持部材の材料としては、ガラス、透
明樹脂などが用いられる。支持部材は全体が光透過性材
料で構成されていてもよいし、被検査領域を照明するの
に邪魔にならない個所は光透過性のない材料で構成され
ていてもよい。
【0024】−請求項4の発明− 本発明のうち、請求項4に係る光透過性板材の欠陥検査
装置は、基本的には前記発明と同様の構成を備えてお
り、板材支持手段と撮像手段と照明手段とを備える。撮
像手段および板材支持手段は、前記と同様である。但
し、一時退避手段を備える必要はない。
装置は、基本的には前記発明と同様の構成を備えてお
り、板材支持手段と撮像手段と照明手段とを備える。撮
像手段および板材支持手段は、前記と同様である。但
し、一時退避手段を備える必要はない。
【0025】本発明では、照明手段が、板材の裏面側で
支持部材の背後に配置される広域照明部と板材の裏面側
で支持部材の側方に配置され板材のうち支持部材の当接
個所を照明する局部照明部とを有する。広域照明部は、
前記した照明手段と同様の照明ランプが用いられる。広
域照明部による照明は、板材のうち支持部材が当接して
いる個所では板材を十分に照明することができない。
支持部材の背後に配置される広域照明部と板材の裏面側
で支持部材の側方に配置され板材のうち支持部材の当接
個所を照明する局部照明部とを有する。広域照明部は、
前記した照明手段と同様の照明ランプが用いられる。広
域照明部による照明は、板材のうち支持部材が当接して
いる個所では板材を十分に照明することができない。
【0026】局部照明部は、広域照明部で照明できない
個所の板材を照明する。局部照明部の照明は、支持部材
の側方から支持部材が当接している個所の板材に向けて
照明される。局部照明部としては、比較的小さな照明ラ
ンプを用いたり、光ファイバなどの導光部材で別置され
た照明ランプの光を支持部材が当接している個所の板材
に向けて照射したりすることができる。
個所の板材を照明する。局部照明部の照明は、支持部材
の側方から支持部材が当接している個所の板材に向けて
照明される。局部照明部としては、比較的小さな照明ラ
ンプを用いたり、光ファイバなどの導光部材で別置され
た照明ランプの光を支持部材が当接している個所の板材
に向けて照射したりすることができる。
【0027】−請求項8の発明− 本発明のうち、請求項8に係る光透過性板材の欠陥検査
方法は、前記請求項1の発明に係る欠陥検査装置を用い
て、光透過性板材の欠陥を検査する。
方法は、前記請求項1の発明に係る欠陥検査装置を用い
て、光透過性板材の欠陥を検査する。
【0028】
【発明の実施の形態】図1および図2に示す欠陥検査装
置は、PDP用のディスプレイパネルとなる矩形状の光
透過性板材6の欠陥検査を行う装置であり、直方体状の
装置本体1内に、検査ヘッド部2、板材支持部3が配置
され、装置本体1の上部には装置内の換気や空気浄化を
行うヘパフィルタ装置4、4を備える。装置本体1とは
別に制御ラック5を有する。
置は、PDP用のディスプレイパネルとなる矩形状の光
透過性板材6の欠陥検査を行う装置であり、直方体状の
装置本体1内に、検査ヘッド部2、板材支持部3が配置
され、装置本体1の上部には装置内の換気や空気浄化を
行うヘパフィルタ装置4、4を備える。装置本体1とは
別に制御ラック5を有する。
【0029】制御ラック5には、欠陥検査装置の作動を
制御する制御回路や制御用マイクロコンピュータ、制御
命令を入力する操作盤などの制御機器が収容されてい
る。制御ラック5には、検査カメラ用モニタ50および
観察カメラ用モニタ52を備えている。装置本体1は、
前面の開口部分から板材支持部3に矩形状の光透過性板
材6を挿入配置して検査を行う。板材6は、矩形の長辺
を水平方向にして板面を立て、上辺が鉛直方向に対して
装置奥側に少し傾いた傾斜状態で配置される。
制御する制御回路や制御用マイクロコンピュータ、制御
命令を入力する操作盤などの制御機器が収容されてい
る。制御ラック5には、検査カメラ用モニタ50および
観察カメラ用モニタ52を備えている。装置本体1は、
前面の開口部分から板材支持部3に矩形状の光透過性板
材6を挿入配置して検査を行う。板材6は、矩形の長辺
を水平方向にして板面を立て、上辺が鉛直方向に対して
装置奥側に少し傾いた傾斜状態で配置される。
【0030】〔検査ヘッド部〕検査ヘッド部2は、フレ
ーム部20とフレーム部に支持された検査用カメラ22
および観察用カメラ24を有し、フレーム部20の全体
が板材6の板面に沿って水平方向に往復移動する。検査
用カメラ22は上下方向に沿って12台が並べて置か
れ、板材6の上端から下端までを複数の検査用カメラ2
2で同時に撮像して検査できるようになっている。各検
査用カメラ22は傾斜して配置された板材6の板面に対
して一定の距離をあけて近接して配置されており、検査
用カメラ22の列が下から上へと奥側に向けて傾斜して
いる。観察用カメラ24は、フレーム部20に対して、
板材6の板面に沿う上下方向に移動自在に支持されてお
り、検査者が目視で観察したい個所に観察用カメラ24
を移動させて、欠陥等の詳細な状況を観察することがで
きる。
ーム部20とフレーム部に支持された検査用カメラ22
および観察用カメラ24を有し、フレーム部20の全体
が板材6の板面に沿って水平方向に往復移動する。検査
用カメラ22は上下方向に沿って12台が並べて置か
れ、板材6の上端から下端までを複数の検査用カメラ2
2で同時に撮像して検査できるようになっている。各検
査用カメラ22は傾斜して配置された板材6の板面に対
して一定の距離をあけて近接して配置されており、検査
用カメラ22の列が下から上へと奥側に向けて傾斜して
いる。観察用カメラ24は、フレーム部20に対して、
板材6の板面に沿う上下方向に移動自在に支持されてお
り、検査者が目視で観察したい個所に観察用カメラ24
を移動させて、欠陥等の詳細な状況を観察することがで
きる。
【0031】検査用カメラ22で撮像された画像の情報
は制御ラック5で処理されて、画像中に欠陥画像が存在
するか否かを判断され、欠陥画像が存在すれば、その情
報が記憶される。また、後述するマーキング装置の作動
を制御することもできる。したがって、検査用カメラ2
2は、上記のような欠陥画像の電気的な判定が行える分
解能や画像精度を有するものが用いられる。
は制御ラック5で処理されて、画像中に欠陥画像が存在
するか否かを判断され、欠陥画像が存在すれば、その情
報が記憶される。また、後述するマーキング装置の作動
を制御することもできる。したがって、検査用カメラ2
2は、上記のような欠陥画像の電気的な判定が行える分
解能や画像精度を有するものが用いられる。
【0032】観察用カメラ24は、検査者が目視で検査
を行うときに用いられる。また、検査用カメラ22で欠
陥あるいは欠陥と疑わしい画像が検出されたときに、確
認のために検査者が目視で観察するために用いられる。
したがって、観察用カメラ24は、人間の目視による観
察が可能な程度の分解能および精度を有している。観察
用カメラ24には、ズーム機構などの倍率変更機構を備
えておくことができる。
を行うときに用いられる。また、検査用カメラ22で欠
陥あるいは欠陥と疑わしい画像が検出されたときに、確
認のために検査者が目視で観察するために用いられる。
したがって、観察用カメラ24は、人間の目視による観
察が可能な程度の分解能および精度を有している。観察
用カメラ24には、ズーム機構などの倍率変更機構を備
えておくことができる。
【0033】図5に示すように、検査用カメラ22の左
右には直管状の照明ランプ70、70が配置されてい
る。照明ランプ70は板材6の板面に沿って上下方向に
配置されている。照明ランプ70、70は、検査用カメ
ラ22および観察用カメラ24の撮像位置を板材6の表
側から照明する。板材6を挟んで、検査用カメラ22と
対向する位置にも照明ランプ72が配置されている。照
明ランプ72は、板材6を裏面から照明し、照明ランプ
72の光が板材6を透過して検査用カメラ22に捉えら
れる。
右には直管状の照明ランプ70、70が配置されてい
る。照明ランプ70は板材6の板面に沿って上下方向に
配置されている。照明ランプ70、70は、検査用カメ
ラ22および観察用カメラ24の撮像位置を板材6の表
側から照明する。板材6を挟んで、検査用カメラ22と
対向する位置にも照明ランプ72が配置されている。照
明ランプ72は、板材6を裏面から照明し、照明ランプ
72の光が板材6を透過して検査用カメラ22に捉えら
れる。
【0034】照明ランプ72の側方にはマーキング装置
8を備えている。マーキング装置8は、先端に有するマ
ーキングペン80が板材6に向かって進退し、板材6に
マーキングを行う。マーキング装置8は上下方向に移動
自在に支持されており、検査ヘッド部2の全体が水平移
動することと合わせて、板材6の任意の位置にマーキン
グを施すことができる。マーキング装置8の作動は、制
御用ラック5の制御回路によって制御される。例えば、
検査用カメラ22で欠陥が発見された位置にマーキング
装置8を移動させて欠陥位置にマーキングを施す。
8を備えている。マーキング装置8は、先端に有するマ
ーキングペン80が板材6に向かって進退し、板材6に
マーキングを行う。マーキング装置8は上下方向に移動
自在に支持されており、検査ヘッド部2の全体が水平移
動することと合わせて、板材6の任意の位置にマーキン
グを施すことができる。マーキング装置8の作動は、制
御用ラック5の制御回路によって制御される。例えば、
検査用カメラ22で欠陥が発見された位置にマーキング
装置8を移動させて欠陥位置にマーキングを施す。
【0035】〔板材支持部〕図3に示すように、板材支
持部3には、水平方向に延びる下縁支持部材32および
2本の桟状支持部材30、30を有する。図6にも示す
ように、下縁支持部材32は、板材6の下端外縁に沿っ
て延びる。下縁支持部材32は板材6の背面に当接する
とともに、板材6の下端外縁のうち下端面および側端面
に当接する複数の支持凸部35を有する。板材6は、下
縁支持部材32に載せられた状態で支持される。下縁支
持部材32の一端は支点33で回動自在に装置本体1に
取り付けられている。下縁支持部材32の他端はアクチ
ュエータ34に連結されていて、前記支点33を中心に
して他端側が上下方向に揺動し、下縁支持部材32の軸
方向が傾斜する。この支持部材32の傾きによって、板
材6の姿勢を検査に適した姿勢に調整することができ
る。
持部3には、水平方向に延びる下縁支持部材32および
2本の桟状支持部材30、30を有する。図6にも示す
ように、下縁支持部材32は、板材6の下端外縁に沿っ
て延びる。下縁支持部材32は板材6の背面に当接する
とともに、板材6の下端外縁のうち下端面および側端面
に当接する複数の支持凸部35を有する。板材6は、下
縁支持部材32に載せられた状態で支持される。下縁支
持部材32の一端は支点33で回動自在に装置本体1に
取り付けられている。下縁支持部材32の他端はアクチ
ュエータ34に連結されていて、前記支点33を中心に
して他端側が上下方向に揺動し、下縁支持部材32の軸
方向が傾斜する。この支持部材32の傾きによって、板
材6の姿勢を検査に適した姿勢に調整することができ
る。
【0036】桟状支持部材30、30は、板材6を水平
方向に横断するように配置されている。一方の桟状支持
部材30は板材6のほぼ中心を横断し、他方の桟状支持
部材30は板材6の上辺近くを横断する。何れの桟状支
持部材30も、板材6のうち欠陥検査が行われる領域す
なわち被検査領域を横断している。図2に示すように、
板材6は上下の桟状支持部材30、30にもたれかかる
ように配置されているので、板材6の背面が桟状支持部
材30、30に当接されて支持される。
方向に横断するように配置されている。一方の桟状支持
部材30は板材6のほぼ中心を横断し、他方の桟状支持
部材30は板材6の上辺近くを横断する。何れの桟状支
持部材30も、板材6のうち欠陥検査が行われる領域す
なわち被検査領域を横断している。図2に示すように、
板材6は上下の桟状支持部材30、30にもたれかかる
ように配置されているので、板材6の背面が桟状支持部
材30、30に当接されて支持される。
【0037】上下一対の桟状支持部材30、30は両端
を連結板31、31で一体連結されている。連結板3
1、31は図示しないアクチュエータにより、板材6の
板面に沿う上下方向に移動し、桟状支持部材30、30
を上下に平行移動させる。下縁支持部材32および桟状
支持部材30の板材6と当接する面には、長さ方向すな
わち水平方向に沿う長溝36が断続的に設けられてい
る。図4に詳しく示すように、各々の長溝36の底部に
はそれぞれ、真空吸着口37および空気吹き出し口38
が配置されている。真空吸着口37は図示しない真空吸
着装置に連結され、空気吹き出し口38は図示しない空
気圧縮装置に連結されている。真空吸着口37から真空
吸引すれば、板材6を支持部材30、32に引き付けて
吸着保持することができる。板材6を支持部材30、3
2に吸着保持しておけば、板材6を検査位置に正確に固
定しておけ、板材6のぶれによる検査精度の低下などの
問題が防止できる。空気吹き出し口38から圧力空気を
吹き出せば、板材6を支持部材30、32の表面から離
すことができる。圧力空気の圧力を加減すれば、板材6
を支持部材30、32からわずかに浮き上がった状態で
保持することも可能である。板材6を桟状支持部材30
から離した状態で桟状支持部材30を移動させれば、板
材6の裏面を桟状支持部材30で擦ることなく、桟状支
持部材30をスムーズに移動させることができる。
を連結板31、31で一体連結されている。連結板3
1、31は図示しないアクチュエータにより、板材6の
板面に沿う上下方向に移動し、桟状支持部材30、30
を上下に平行移動させる。下縁支持部材32および桟状
支持部材30の板材6と当接する面には、長さ方向すな
わち水平方向に沿う長溝36が断続的に設けられてい
る。図4に詳しく示すように、各々の長溝36の底部に
はそれぞれ、真空吸着口37および空気吹き出し口38
が配置されている。真空吸着口37は図示しない真空吸
着装置に連結され、空気吹き出し口38は図示しない空
気圧縮装置に連結されている。真空吸着口37から真空
吸引すれば、板材6を支持部材30、32に引き付けて
吸着保持することができる。板材6を支持部材30、3
2に吸着保持しておけば、板材6を検査位置に正確に固
定しておけ、板材6のぶれによる検査精度の低下などの
問題が防止できる。空気吹き出し口38から圧力空気を
吹き出せば、板材6を支持部材30、32の表面から離
すことができる。圧力空気の圧力を加減すれば、板材6
を支持部材30、32からわずかに浮き上がった状態で
保持することも可能である。板材6を桟状支持部材30
から離した状態で桟状支持部材30を移動させれば、板
材6の裏面を桟状支持部材30で擦ることなく、桟状支
持部材30をスムーズに移動させることができる。
【0038】〔欠陥検査の動作〕欠陥検査を行うディス
プレイ用パネルなどの光透過性板材6を、検査装置1の
板材支持部3に装着する。図3に示すように、板材6の
下端が下縁支持部材32の支持凸部35で位置決めされ
て支持される。下縁支持部材32の傾斜角度を調節して
板材6の姿勢を調整する。板材6の姿勢が決まれば、各
支持部材30、32の真空吸着口37から真空吸引し
て、板材6を各支持部材30、32に固定する。図6に
示すように、板材6は3本の支持部材30、32で全面
を均等に支持しているので、板材6が湾曲したり歪んだ
りすることが防げる。また、板材6はほぼ垂直に近い傾
斜状態で各支持部材30、32に支持されているので、
板材6の自重による湾曲や反りは生じにくい。
プレイ用パネルなどの光透過性板材6を、検査装置1の
板材支持部3に装着する。図3に示すように、板材6の
下端が下縁支持部材32の支持凸部35で位置決めされ
て支持される。下縁支持部材32の傾斜角度を調節して
板材6の姿勢を調整する。板材6の姿勢が決まれば、各
支持部材30、32の真空吸着口37から真空吸引し
て、板材6を各支持部材30、32に固定する。図6に
示すように、板材6は3本の支持部材30、32で全面
を均等に支持しているので、板材6が湾曲したり歪んだ
りすることが防げる。また、板材6はほぼ垂直に近い傾
斜状態で各支持部材30、32に支持されているので、
板材6の自重による湾曲や反りは生じにくい。
【0039】板材6の表面および裏面を照明手段70、
72で照明した状態で、複数台の検査用カメラ22で板
材6の上下方向を同時に検査する。検査ヘッド部2を水
平方向に移動させながら検査用カメラ22による検査を
行えば、板材6の全面に対する欠陥検査が行われる。観
察用カメラ24は、板材6の必要な位置に移動させて検
査者がモニタ52を確認して検査を行う。
72で照明した状態で、複数台の検査用カメラ22で板
材6の上下方向を同時に検査する。検査ヘッド部2を水
平方向に移動させながら検査用カメラ22による検査を
行えば、板材6の全面に対する欠陥検査が行われる。観
察用カメラ24は、板材6の必要な位置に移動させて検
査者がモニタ52を確認して検査を行う。
【0040】検査用カメラ22および観察用カメラ24
は、桟状支持部材30が裏面に当接している個所の板材
6に対しても検査を行う。図6の二点鎖線で示す位置に
桟状支持部材30があると、桟状支持部材30が当接し
ている個所の板材6には照明ランプ72の光は当たら
ず、カメラ24の撮像画像では欠陥を捉えることが困難
である。
は、桟状支持部材30が裏面に当接している個所の板材
6に対しても検査を行う。図6の二点鎖線で示す位置に
桟状支持部材30があると、桟状支持部材30が当接し
ている個所の板材6には照明ランプ72の光は当たら
ず、カメラ24の撮像画像では欠陥を捉えることが困難
である。
【0041】そこで、桟状支持部材30の真空吸着口3
7による板材6の固定を解除し、空気吹き出し口38か
ら圧力空気を吹き出して板材6を桟状支持部材30の表
面から少し浮かす。この状態で、桟状支持部材30を上
下方向に少し移動させ、移動した位置で再び真空吸着口
37から真空吸着して板材6を固定し、カメラ24の位
置から桟状支持部材30が一時的に退避させる。この状
態では、撮像位置の板材6には裏面側の照明ランプ72
からの光が十分に当たり、透過光による欠陥の検査が良
好に行える。
7による板材6の固定を解除し、空気吹き出し口38か
ら圧力空気を吹き出して板材6を桟状支持部材30の表
面から少し浮かす。この状態で、桟状支持部材30を上
下方向に少し移動させ、移動した位置で再び真空吸着口
37から真空吸着して板材6を固定し、カメラ24の位
置から桟状支持部材30が一時的に退避させる。この状
態では、撮像位置の板材6には裏面側の照明ランプ72
からの光が十分に当たり、透過光による欠陥の検査が良
好に行える。
【0042】桟状支持部材30が移動した位置に対して
板材6の検査を行う際には、桟状支持部材30を再び元
の位置に戻せばよい。検査用カメラ22で発見されたり
観察用カメラ24で確認された欠陥の情報は、制御ラッ
ク5内の記憶装置に記憶しておいて、その位置にマーキ
ング装置8を移動させ欠陥位置にマーキングを施しても
よいし、記憶された欠陥情報を、欠陥の改修装置に送っ
たり、製品の良否判定に利用したりすることができる。
板材6の検査を行う際には、桟状支持部材30を再び元
の位置に戻せばよい。検査用カメラ22で発見されたり
観察用カメラ24で確認された欠陥の情報は、制御ラッ
ク5内の記憶装置に記憶しておいて、その位置にマーキ
ング装置8を移動させ欠陥位置にマーキングを施しても
よいし、記憶された欠陥情報を、欠陥の改修装置に送っ
たり、製品の良否判定に利用したりすることができる。
【0043】〔別の実施形態1〕図7に示す欠陥検査装
置は、基本的な構造は前記した実施形態と同じである。
この実施形態では、桟状支持部材130が光透過性を有
する透明樹脂で作製されている。上下の桟状支持部材1
30、130を連結する連結部材31については光透過
性のない金属などが用いられている。桟状支持部材13
0には、前記実施形態と同様の長溝36や真空吸着口3
7、空気吹き出し口38が設けられている。
置は、基本的な構造は前記した実施形態と同じである。
この実施形態では、桟状支持部材130が光透過性を有
する透明樹脂で作製されている。上下の桟状支持部材1
30、130を連結する連結部材31については光透過
性のない金属などが用いられている。桟状支持部材13
0には、前記実施形態と同様の長溝36や真空吸着口3
7、空気吹き出し口38が設けられている。
【0044】上記のような桟状支持部材130を用いれ
ば、桟状支持部材130がカメラ24の撮像位置で板材
6の裏面に当接していても、照明ランプ72の光は透明
な桟状支持部材130を通過して板材6に当たり、板材
6を透過してカメラ24で捉えることができる。したが
って、桟状支持部材130を退避することなく、検査を
続行することができる。
ば、桟状支持部材130がカメラ24の撮像位置で板材
6の裏面に当接していても、照明ランプ72の光は透明
な桟状支持部材130を通過して板材6に当たり、板材
6を透過してカメラ24で捉えることができる。したが
って、桟状支持部材130を退避することなく、検査を
続行することができる。
【0045】但し、この場合、桟状支持部材130の材
料として、透明性が十分に高い材料を用いる必要がある
点で、任意の材料が使用できる前記実施形態の桟状支持
部材30に比べて制約がある。透明な桟状支持部材13
0の材料自体に何らかの欠陥があると、桟状支持部材1
30の欠陥と板材6の欠陥であると誤判定する可能性が
あるが、予め桟状支持部材130に有する欠陥を検査し
ておいて、板材6の検査結果から桟状支持部材130の
欠陥を除外することで、ある程度は対応することができ
る。
料として、透明性が十分に高い材料を用いる必要がある
点で、任意の材料が使用できる前記実施形態の桟状支持
部材30に比べて制約がある。透明な桟状支持部材13
0の材料自体に何らかの欠陥があると、桟状支持部材1
30の欠陥と板材6の欠陥であると誤判定する可能性が
あるが、予め桟状支持部材130に有する欠陥を検査し
ておいて、板材6の検査結果から桟状支持部材130の
欠陥を除外することで、ある程度は対応することができ
る。
【0046】〔別の実施形態2〕図8に示す欠陥検査装
置は、基本的な構造は前記した実施形態と同じである。
この実施形態では、板材6の裏面側から照明する手段と
して、照明ランプ72のほかに、光ファイバ照明具74
を有する。照明ランプ72は、桟状支持部材30の背後
で少し離れた位置に配置されている。照明ランプ72の
光は板材6の広い範囲を一様に照明するが、桟状支持部
材30で遮られるので、桟状支持部材30が当接してい
る個所の板材6には光は当たらない。
置は、基本的な構造は前記した実施形態と同じである。
この実施形態では、板材6の裏面側から照明する手段と
して、照明ランプ72のほかに、光ファイバ照明具74
を有する。照明ランプ72は、桟状支持部材30の背後
で少し離れた位置に配置されている。照明ランプ72の
光は板材6の広い範囲を一様に照明するが、桟状支持部
材30で遮られるので、桟状支持部材30が当接してい
る個所の板材6には光は当たらない。
【0047】光ファイバ照明具74は、桟状支持部材3
0の上下側方に配置され、光ファイバ照明具74の先端
が惨状支持部材30の先端面と板材6との境界付近を斜
め外側から内側を向いている。光ファイバ照明具74に
は図示しない光源が連結されており、光ファイバ照明具
74の先端から光が照射される。光ファイバ照明具74
の先端から照射された光は光ファイバ照明具74の先端
が向いている方向に直線的に進み、板材6に斜め方向か
ら入射する。したがって、板材6のうち桟状支持部材3
0が当接している個所の内側部分にも光が透過し、板材
6の表面から出た光がカメラ24で捉えられることにな
る。その結果、板材6のうち桟状支持部材30が当接し
ている個所についても光を透過させて目的とする欠陥検
査を行うことができる。
0の上下側方に配置され、光ファイバ照明具74の先端
が惨状支持部材30の先端面と板材6との境界付近を斜
め外側から内側を向いている。光ファイバ照明具74に
は図示しない光源が連結されており、光ファイバ照明具
74の先端から光が照射される。光ファイバ照明具74
の先端から照射された光は光ファイバ照明具74の先端
が向いている方向に直線的に進み、板材6に斜め方向か
ら入射する。したがって、板材6のうち桟状支持部材3
0が当接している個所の内側部分にも光が透過し、板材
6の表面から出た光がカメラ24で捉えられることにな
る。その結果、板材6のうち桟状支持部材30が当接し
ている個所についても光を透過させて目的とする欠陥検
査を行うことができる。
【0048】上記実施形態では桟状支持部材30の一時
退避が不要である。但し、板材6のうち桟状支持部材3
0の当接個所では、光ファイバ照明具74による斜め側
方からの光で照明するので、照明ランプ72による照明
とは条件が違ってくる可能性がある。図示した実施形態
では、桟状支持部材30とは別個に光ファイバ照明具7
4を取り付けているが、光ファイバ照明具74を桟状支
持部材30と一体化させておいたり、桟状支持部材30
の内部に光ファイバ照明具74を埋め込んでおくことも
できる。
退避が不要である。但し、板材6のうち桟状支持部材3
0の当接個所では、光ファイバ照明具74による斜め側
方からの光で照明するので、照明ランプ72による照明
とは条件が違ってくる可能性がある。図示した実施形態
では、桟状支持部材30とは別個に光ファイバ照明具7
4を取り付けているが、光ファイバ照明具74を桟状支
持部材30と一体化させておいたり、桟状支持部材30
の内部に光ファイバ照明具74を埋め込んでおくことも
できる。
【0049】
【発明の効果】本発明の欠陥検査装置および欠陥検査方
法によれば、光透過性板材を確実に支持しながら、光透
過性板材の被検査領域全面に対して能率的に欠陥検査が
行える。大面積の光透過性板材であっても、板材に反り
や歪みを生じさせることなく安定した状態で支持して、
目的とする光学的な欠陥検査を確実に実施することがで
きる。
法によれば、光透過性板材を確実に支持しながら、光透
過性板材の被検査領域全面に対して能率的に欠陥検査が
行える。大面積の光透過性板材であっても、板材に反り
や歪みを生じさせることなく安定した状態で支持して、
目的とする光学的な欠陥検査を確実に実施することがで
きる。
【0050】特に、請求項1の発明では、板材支持部材
の一時退避手段を備えることで、前記した作用効果を達
成できる。請求項3の発明では、光透過性を有する支持
部材を用いることで、前記した作用効果を達成できる。
請求項4の発明では、照明手段に広域照明部と局部照明
部とを有することで、前記した作用効果を達成できる。
の一時退避手段を備えることで、前記した作用効果を達
成できる。請求項3の発明では、光透過性を有する支持
部材を用いることで、前記した作用効果を達成できる。
請求項4の発明では、照明手段に広域照明部と局部照明
部とを有することで、前記した作用効果を達成できる。
【図1】本発明の実施形態を表す欠陥検査装置の斜視図
【図2】一部切欠側面図
【図3】支持手段の正面図
【図4】支持手段の要部拡大正面図
【図5】上方から見た各機構の配置構造図
【図6】光透過性板材の支持状態を表す要部の一部断面
側面図
側面図
【図7】別の実施形態を表す要部の一部断面側面図
【図8】別の実施形態を表す要部の一部断面側面図
1 検査装置本体 2 検査ヘッド部 22 検査用カメラ 24 観察用カメラ 3 板材支持部 30 桟状支持部材 32 下縁支持部材 37 真空吸引口 38 空気吹き出し口 5 制御ラック 6 光透過性板材 70、72 照明ランプ 74 光ファイバ照明具 8 マーキング装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図5】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
フロントページの続き (72)発明者 二村 高広 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 光透過性板材の裏面から光を当てた状態
で表面から撮像して前記板材の欠陥を検査する装置であ
って、 前記板材の被検査領域を含む裏面に当接して前記板材を
支持する支持部材を有する板材支持手段と、 前記板材の表面側に配置され前記板材の被検査領域を撮
像する撮像手段と、 前記板材の裏面側に配置される照明手段と、 前記板材のうち支持部材の当接個所の表面を前記撮像手
段で撮像する際に、前記当接個所の支持部材を撮像位置
から一時的に退避させて別の個所で前記板材を支持させ
る支持部材の一時退避手段とを備える光透過性板材の欠
陥検査装置。 - 【請求項2】 前記一時退避手段が、前記支持部材を前
記板材に沿って平行移動させる平行駆動手段を有する請
求項1に記載の光透過性板材の欠陥検査装置。 - 【請求項3】 光透過性板材の裏面から光を当てた状態
で表面から撮像して前記板材の欠陥を検査する装置であ
って、 前記板材の被検査領域を含む裏面に当接して前記板材を
支持する支持部材を有し、前記被検査領域の裏面に当接
する個所の前記支持部材が光透過性を有する板材支持手
段と、 前記板材の表面側に配置され前記板材の被検査領域を撮
像する撮像手段と、 前記板材の裏面側に配置される照明手段とを備える光透
過性板材の欠陥検査装置。 - 【請求項4】 光透過性板材の裏面から光を当てた状態
で表面から撮像して前記板材の欠陥を検査する装置であ
って、 前記板材の被検査領域を含む裏面に当接して前記板材を
支持する支持部材を有する板材支持手段と、 前記板材の表面側に配置され前記板材の被検査領域を撮
像する撮像手段と、 前記板材の裏面側で前記支持部材の背後に配置される広
域照明部と前記板材の裏面側で前記支持部材の側方に配
置され前記板材のうち前記支持部材の当接個所を照明す
る局部照明部とを有する照明手段とを備える光透過性板
材の欠陥検査装置。 - 【請求項5】 前記支持部材が、前記板材の前記被検査
領域から外れる外縁部に当接する外縁支持部材と、前記
板材の前記被検査領域を横断して当接する桟状支持部材
とを有する請求項1〜4の何れかに記載の光透過性板材
の欠陥検査装置。 - 【請求項6】前記支持手段が、前記板材を垂直に近い傾
斜状態で裏面に前記支持部材を当接させて支持し、 前記支持部材が、前記板材との当接面に、前記板材を真
空吸着する吸着手段と前記板材に向けて圧力空気を吹き
出す空気吹き出し手段とを有する請求項1〜5の何れか
に記載の光透過性板材の欠陥検査装置。 - 【請求項7】 前記板材の裏面側に、前記板材の裏面に
向かって進退可能で前記板材の欠陥個所にマーキングを
施すマーキング手段を備える請求項1〜6の何れかに記
載の光透過性板材の欠陥検査装置。 - 【請求項8】 光透過性板材の裏面から光を当てた状態
で表面から撮像して前記板材の欠陥を検査する方法であ
って、 前記板材の被検査領域を含む裏面に当接して前記板材を
支持する支持部材で前記板材を支持する工程と、 前記板材の裏面側に配置される照明手段で前記板材を照
明し、前記板材の表面側に配置され前記板材の被検査領
域を撮像する撮像手段で前記板材を撮像する工程と、 前記板材のうち支持部材の当接個所の表面を前記撮像手
段で撮像する際に、前記当接個所の支持部材を撮像位置
から一時的に退避させて別の個所で前記板材を支持させ
る一時退避工程とを含む光透過性板材の欠陥検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320173A JPH09159615A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 光透過性板材の欠陥検査装置および欠陥検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320173A JPH09159615A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 光透過性板材の欠陥検査装置および欠陥検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09159615A true JPH09159615A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18118517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7320173A Pending JPH09159615A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 光透過性板材の欠陥検査装置および欠陥検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09159615A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001041905A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-02-16 | Corning Inc | シート材料の検査装置 |
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CN113066043A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-02 | 上海晨兴希姆通电子科技有限公司 | 缺陷检测方法及装置、计算机可读存储介质 |
WO2023100892A1 (ja) * | 2021-12-03 | 2023-06-08 | 日本電気硝子株式会社 | 透明体の測定方法及び測定機並びにガラス板の製造方法 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7320173A patent/JPH09159615A/ja active Pending
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