JP2003270155A - 基板保持装置及び検査装置 - Google Patents

基板保持装置及び検査装置

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JP2003270155A
JP2003270155A JP2002073087A JP2002073087A JP2003270155A JP 2003270155 A JP2003270155 A JP 2003270155A JP 2002073087 A JP2002073087 A JP 2002073087A JP 2002073087 A JP2002073087 A JP 2002073087A JP 2003270155 A JP2003270155 A JP 2003270155A
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JP
Japan
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substrate
holder
holding device
substrate holding
glass substrate
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Application number
JP2002073087A
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English (en)
Inventor
Mamoru Yasuda
守 安田
Nobuo Fujisaki
暢夫 藤崎
Yasushi Sato
靖 佐藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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  • Liquid Crystal (AREA)
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の裏面からの照明を遮ることなく、基板の
撓みや振動の発生を抑えて、容易に整列移動すること。 【解決手段】ガラス基板1を保持する開口部9が形成さ
れたガラス部材よりなるホルダ8に対向してガラス平板
21を支持し、剛性の強いホルダ8上でガラス基板1を
吸着保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ(LCD)などのフラットパネルディスプレイ
(FPD)のガラス基板、カラーフィルタなどの大型ガ
ラス基板を保持する基板保持装置、及びこの基板保持装
置により保持されている大型ガラス基板の欠陥検査を行
なう検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、大型ディスプレイの分野では、L
CDやプラズマディスプレイパネル(PDP)といった
フラットパネルが主流になりつつある。パーソナルコン
ピュータ用のモニタの分野では、液晶が完全に主役の座
を奪っていると言っても過言でない状況である。
【0003】欠陥検査の手法の一つとしては、液晶ディ
スプレイ用のガラス基板を照明してその反射光を目視観
察するマクロ検査と、このマクロ検査で特定した欠陥部
を顕微鏡を用いて拡大観察するミクロ検査とを併用する
方法がある。
【0004】検査装置としては、例えば特開2000−
35319及び特開平11−160242号公報に記載
された技術があり、このうち前者には、X−Yステージ
により構成され、ガラス基板を水平方向に二次元移動さ
せることが記載され、後者には、顕微鏡が二次元移動す
ると共に、マクロ検査時にガラス基板が観察者に向って
起き上がって欠陥特定を行なうことが記載されている。
【0005】又、マクロ観察に用いる照明には、例えば
特開2000−146846に記載されている投光装置
があり、この投光装置を用いて例えば特開2000−7
146に記載されている基板ホルダ上に保持されている
ガラス基板を照明することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、ディスプレイ
は、画面の大型化やコスト削減といった要望に対応する
ため、例えばフラットパネル製造工程におけるガラス基
板のサイズが益々大型化する傾向にある。しかしなが
ら、ガラス基板の板厚は、そのまま変化していないため
に、ガラス基板の撓み方向の剛性は低下している。
【0007】ガラス基板の撓みや振動に対する対策を施
した方式として例えば上記特開2000−7146に
は、複数のピンを用いてガラス基板を支持することが記
載されている。この方式では、ガラス基板の大型化に伴
ってピン数も増加することになり、部品数が増加すると
共に組立調整時間が長くなる。
【0008】又、ガラス基板を裏面側から照明して観察
する場合があるが、この場合、ピンは照明光に多少なり
とも影響を及ぼすため、ピン数を増加することは望まし
くない。さらに、ピンの先端に減摩部材が設けられてい
ても、ピン数が増大すると、ガラス基板に対する接触抵
抗が増大する。
【0009】このため、ガラス基板を基準位置に整列移
動する場合、大きな駆動力が必要になり、ガラス基板を
正確に位置決めできなくなるおそれもある。
【0010】上記特開平11−160242号公報に記
載された検査装置は、ガラス基板が観察者に向って起き
上がった状態で、装置後部に設置された面光源からの光
をガラス基板の裏側から照射してガラス基板上の異物を
検出する場合がある。この場合、ガラス基板と面光源と
の距離が離れているので、ガラス基板の全面を一括して
照明するには、面光源の大きさをガラス基板よりも大型
にしなければならない。
【0011】そこで本発明は、基板の裏面からの照明を
遮ることなく、基板の撓みや振動の発生を抑えて、容易
に整列移動できる基板保持装置を提供することを目的と
する。
【0012】又、本発明は、基板の裏面からの照明を遮
ることなく、基板の撓みや振動の発生を抑え、容易に整
列移動して基板の検査ができる検査装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、矩形状の透過
照明用開口部を形成したホルダ枠と、このホルダ枠の上
部を閉塞するように気密に設けられ基板を載置する面内
に空気流通孔を形成した剛性のある透明ホルダと、ホル
ダ枠の下部を閉塞するように気密に設けられた透明板
と、ホルダ枠と透明ホルダ及び透明板とにより作られる
空間内に圧搾空気を供給する手段と、ホルダ枠の隣接す
る2辺に設けられ基板を位置決めする基準ピンと、この
位置決めピンと対向するホルダ枠の2辺に基板を位置決
めピン側に押す整列ピンとを備え、透明ホルダ上で基板
を整列させるとき、手段により圧搾空気を空間内に供給
し、空気流通孔を通して基板を透明ホルダから浮上させ
ることを特徴とする基板保持装置である。
【0014】本発明は、上記基板保持装置と、この基板
保持装置を所望の傾斜角度に傾ける傾斜機構と、この傾
斜機構により傾斜された基板保持装置上方に配置され、
この基板保持装置に保持された基板に対し照明を行なう
マクロ照明手段と、基板保持装置を水平にした状態で、
この基板保持装置に保持された基板上を2次元的に走査
するミクロ検査装置とを具備することを特徴とする検査
装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】(1)以下、本発明の第1の実施
の形態について図面を参照して説明する。
【0016】図1は基板保持装置の構成図であって、同
図(a)は平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は正面図で
ある。この基板保持装置は、例えばLCD、PDPなど
のフラットパネルディスプレイのガラス基板やカラーフ
ィルタなどの大型のガラス基板1を保持するもので、例
えば金属により四辺形状に形成された枠2を有する。こ
の枠2には、ガラス基板1を基準位置に配列するための
複数の基準ピン3が固定して設けられ、かつガラス基板
1を各基準ピン3に対して押し付けるための複数の整列
ピン4が可動自在に設けられている。なお、これら整列
ピン4を駆動するための駆動機構が枠2内に設けられて
いる。
【0017】この枠2の上部には、段差5が形成され、
この段差5の上面は、ガラス基板1の周囲を吸着する吸
着パッドを直結するための多数の空気孔6aとこれらと
連通する面と、空路6が枠外側面に設けられている。
又、枠2の内壁と枠外側面との間には、ガラス基板1を
浮上させるために圧搾空気を供給するための空路7が設
けられている。
【0018】枠2の段差5上には、ホルダ8が枠2との
間の気密性を保つように設けられている。このホルダ8
は、光透過性の部材、例えば剛性の強いガラス部材によ
り形成されている。このホルダ8の中央部には、ガラス
基板1を吹き上げるための円形状の開口部9が複数形成
され、かつ外周部には、ガラス基板1の周縁部を吸着保
持するために枠2の空路6に連通して吸着パッドを装着
する多数の空気孔10が形成されている。
【0019】枠2の下部には、光透過性のガラス平板2
1が枠2との間の気密性を保つように設けられている。
【0020】枠2に対してホルダ8とガラス平板21と
を気密に設けることにより、これら枠2、ホルダ8及び
ガラス平板21により囲まれる空間が形成され、この空
間内に空路7を通して圧搾空気が供給される。
【0021】ガラス平板21の下方には、後述するミク
ロ観察用顕微鏡42の視野を照明する透過照明ユニット
22と、この透過照明ユニット22を顕微鏡42の移動
に追従させガラス基板1における所望の領域を照明させ
るための照明移動機構23とが設けられている。
【0022】透過照明ユニット22は、ガラス基板1に
スポット光を照射するもので、スポット光の照明範囲及
び開口数N.Aを可変可能なズーム方式であり、かつ任
意の色フィルタが交換可能になっている。
【0023】照明移動機構23は、X方向に設けられた
照明ステージ24が設けられ、この照明ステージ24に
X方向レール25が敷設されている。このX方向レール
25には、X方向照明ガイドスケール26が移動自在に
設けられ、さらにこのX方向照明ガイドスケール26に
透過照明ユニット22が設けられている。X方向照明ガ
イドスケール26は、モータ駆動の駆動によりX方向レ
ール25上を移動して透過照明ユニット22をX方向に
移動させると共に、透過照明ユニット22のX方向の位
置座標を検出する機能を有する。
【0024】又、照明ステージ24には、Y方向照明ガ
イドスケール27が設けられている。このY方向照明ガ
イドスケール27は、枠2の下面に敷設された各Y方向
レール28上をモータの駆動により移動して、照明ステ
ージ24、X方向レール25、X方向照明ガイドスケー
ル26及び透過照明ユニット22を一体的にY方向に移
動させると共に、透過照明ユニット22のY方向の位置
座標を検出する機能を有する。
【0025】次に、上記の如く構成された装置の作用に
ついて説明する。
【0026】ガラス基板1がホルダ8上に載置される
と、圧搾空気が空路7を通して枠2、ホルダ8及びガラ
ス平板21により囲まれる空間内に供給される。圧搾空
気は、浮上用の開口部9から流出し、この空気がホルダ
8とガラス基板1との間を通して外部に流出することに
よりガラス基板1をホルダ8上から若干浮上させる。
【0027】この状態で、各整列ピン4を対向する基準
ピン方向に、移動させることにより、ガラス基板1は各
基準ピン3に押し付けられ基準位置に整列される。この
とき、ガラス基板1は、開口部9から流出する空気の圧
力により浮上しているので、ホルダ8の面との間の接触
面圧が非常に小さくなり、各整列ピン4の小さな駆動力
でガラス基板1を移動させることができる。
【0028】ガラス基板1が基準位置に整列されると、
圧搾空気の供給が停止され、各空路6を通して空気の吸
引が行われる。この空気の吸引によりガラス基板1は、
ホルダ8上に吸着される。この場合、ガラス基板1を基
準位置に整列させた状態で、圧搾空気の供給を停止させ
た後、軽く負圧を加えてガラス基板1の中央部をホルダ
8上に吸着させて基板1の撓みを取ることができ、かつ
ダウンフローによる基板1の浮き上りを防止することが
できる。
【0029】ガラス基板1のミクロ検査を行なう場合、
透過照明ユニット22を点灯させ、スポット光を顕微鏡
42の観察視野に照射させる。このスポット光は、ガラ
ス平板21及びホルダ8を透過してガラス基板1に照射
される。
【0030】この透過照明ユニット22は、顕微鏡42
のXY方向の移動に追従してX方向照明ガイドスケール
26の駆動によってX方向に移動すると共に、Y方向照
明ガイドスケール27の駆動によってY方向に移動す
る。
【0031】一方、ガラス基板1の欠陥を目視によるマ
クロ検査する場合、X方向照明ガイドスケール26は、
透過照明ユニット22のX方向の位置座標を検出し、か
つY方向照明ガイドスケール27は、透過照明ユニット
22のY方向の位置座標を検出することができるので、
透過照明ユニット22をガラス基板1上の欠陥部に対応
する位置に移動することにより欠陥部の位置座標を検出
するポインタとして流用可能である。
【0032】このように上記第1の実施の形態によれ
ば、ガラス基板1を保持する開口部9が形成されたガラ
ス部材よりなるホルダ8に対向してガラス平板21を支
持し、剛性の強いホルダ8上でガラス基板1を吸着保持
することにより、大型のガラス基板1における撓み及び
振動の発生を抑えることができる。
【0033】又、枠2内は、その全面が光透過性のホル
ダ8及びガラス平板21からなるので、透過照明ユニッ
ト22から出力されたスポット光が遮らずにガラス基板
1に照明できる。
【0034】さらに、ガラス基板1を基準位置に整列す
るときは、ホルダ8とガラス平板21との空間に圧搾空
気を供給しホルダ8の開口部9から圧搾空気を流出させ
てガラス基板1を浮上させることで、ガラス基板1を移
動するときの接触抵抗を低減でき、小さな駆動力でガラ
ス基板1を円滑に整列移動できる。
【0035】ガラス基板1をホルダ8上に吸着保持する
ときは、ホルダ8とガラス平板21との空間内を排気
し、ホルダ8の開口部9を介してガラス基板1を軽く吸
着し基板1の中央部の空気だまりが排出した後でガラス
基板1の周辺部を吸着保持することで、ガラス基板1が
変形することなく、かつ剛性の強いホルダ8上に密着し
て高い平面度を確保できる。
【0036】本発明の基板保持装置は、ホルダ8の上面
を水平にして設置してもよいし、これに限らず、ホルダ
8の上面を揺動させたり、斜めに傾斜して用いることが
可能である。又、ホルダ8の上面を水平又は傾斜した状
態に固定設置してもよい。
【0037】(2)次に、本発明の第2の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分
には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0038】図2は基板保持装置を用いた検査装置の全
体構成図である。この検査装置は、ミクロ検査装置30
とマクロ照明装置31と基板保持装置34とからなる。
【0039】基板保持装置34は、その一端部が支持部
材35を介してベース33に対して回転自在に支持さ
れ、かつ他端部が支持部材36を介して傾斜機構である
ジャッキ37の可動端38に回転自在に支持されてい
る。
【0040】ジャッキ37は、その基部39が架台32
の底部に回転自在に取り付けられ、可動端38を伸縮動
作することにより、基板保持装置34を揺動させたり、
所定の傾斜角度に傾斜保持する。
【0041】又、架台32のベース33上には、ミクロ
観察用顕微鏡42をX方向に移動させる門柱アーム構造
としたミクロ検査装置30のY方向に移動させるレール
40が敷設されている。このレール40上をミクロ検査
装置30がY方向に移動し、ミクロ観察用顕微鏡42が
X方向に移動することで、ガラス基板1を水平に固定し
た状態で全面のミクロ観察を行なうことができる。
【0042】又、基板保持装置34には、ミクロ観察用
顕微鏡42の移動に追従して透過照明ユニット22を移
動させる追従機構34Aが設けられている。この追従機
構34Aは、ミクロ観察用顕微鏡42の位置座標に従っ
てX方向照明ガイドスケール26及びY方向照明ガイド
スケール27をそれぞれ駆動することによって透過照明
ユニット22をミクロ観察用顕微鏡42の位置座標に追
従させる。
【0043】基板保持装置34の上方には、マクロ光源
43、反射ミラー44、フレネルレンズ45から構成さ
れるマクロ照明装置31が備えられている。このマクロ
光源43から放射されるマクロ照明光の光路上には、反
射ミラー44がマクロ照明光の光路に対して所定の角度
に配置され、この反射ミラー44の反射光路上にフルネ
ルレンズ45が配置されている。このフルネルレンズ4
5は、反射ミラー44から入射したマクロ照明光を収束
して基板保持装置30上に保持されているガラス基板1
の全面を照射する。
【0044】次に、上記の如く構成された装置の作用に
ついて説明する。
【0045】検査開始前、ジャッキ37は、可動端38
を縮めた状態にあり、基板保持装置34は、ホルダ8の
上面を水平に配置している。
【0046】この状態に、ガラス基板1が基板保持装置
34のホルダ8上に載置される。
【0047】次に、圧搾空気が空路7を通して枠2、ホ
ルダ8及びガラス平板21により囲まれる空間内に供給
してガラス基板1を開口部9から流出する空気の圧力に
より浮上させる。
【0048】この状態に、各整列ピン4を移動してガラ
ス基板1を各基準ピン3に押し付ける。ガラス基板1
は、ホルダ8の面との間の接触面圧が小さくなっている
ので、各整列ピン4の小さな駆動力で移動し、基準位置
に整列される。
【0049】次に、圧搾空気の供給を停止した後、各空
路6を通してガラス基板1をホルダ8上に吸着する。
【0050】マクロ観察を行なう場合、ジャッキ37の
可動端38が伸ばされ、基板保持装置34が傾斜され
る。これにより、基板保持装置34は、例えば図面上左
側に観察者がいれば、この観察者に向って起き上がる。
このとき、観察者は、ジャッキ37の駆動を調整するこ
とにより、基板保持装置34の傾斜角度を観察しやすい
角度に設定できる。
【0051】この状態に、マクロ光源43からマクロ照
明光が放射されると、このマクロ照明光は、反射ミラー
44で反射し、フルネルレンズ45により収束されて基
板保持装置34上に保持されているガラス基板1の全面
に照射される。観察者は、マクロ照明されたガラス基板
1の面上を観察して欠陥検査を行なう。
【0052】ガラス基板1の面上に欠陥部、例えば傷、
欠け、汚れ、塵埃、むらなどを検出すると、透過照明ユ
ニット22を、X方向照明ガイドスケール26及びY方
向照明ガイドスケール27をそれぞれ駆動することによ
って欠陥部に対応する位置に移動する。これらX方向照
明ガイドスケール26及びY方向照明ガイドスケール2
7は、それぞれ透過照明ユニット22のX方向の位置座
標、Y方向の位置座標を検出するので、欠陥部の位置座
標が認識できる。
【0053】透過照明ユニット22から出力されたスポ
ット光は、ガラス平板21及びホルダ8を透過してガラ
ス基板1面上の欠陥部にスポット照射される。
【0054】この透過照明ユニット22は、色フィルタ
を交換可能なので、マクロ観察の状況に応じて観察しや
すい色のスポット光を選択する。
【0055】次に、ミクロ観察を行なう場合、ジャッキ
37の可動端38が縮められ、基板保持装置34のホル
ダ8の面が水平に設置される。
【0056】この状態で、ミクロ検査装置30がレール
40上をY方向に移動すると共に、ミクロ観察用顕微鏡
42がX方向に移動することにより、ミクロ観察用顕微
鏡42は、マクロ観察で検出された欠陥部の座標位置に
移動する。これと共に、透過照明ユニット22は、追従
機構34AによりX方向照明ガイドスケール26及びY
方向照明ガイドスケール27がそれぞれ駆動されるの
で、ミクロ観察用顕微鏡42の位置座標に追従する。
【0057】この透過照明ユニット22は、スポット光
の照明範囲及び開口数N.Aが可変になっているので、
ミクロ観察用顕微鏡42の対物レンズに応じた適切な照
明状態に設定される。これにより、ミクロ観察用顕微鏡
42は、ガラス基板1面上の欠陥部の拡大像を得る。
【0058】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、基板保持装置34を所望の傾斜角度に傾けるジャッ
キ37と、傾斜された基板保持装置34のホルダ8上に
保持されたガラス基板1に対して照明を行なうマクロ照
明装置31と、ガラス基板1を拡大観察するためのミク
ロ観察用顕微鏡42と、基板保持装置34を水平に配置
した状態にそのホルダ8上に保持されたガラス基板1の
上方にミクロ観察用顕微鏡42をXY方向に移動させる
ミクロ検査装置30と、ミクロ観察用顕微鏡42の移動
に追従して透過照明ユニット22を移動させる追従機構
34Aとを備えたので、ガラス基板1を高い平坦度で吸
着保持する基板保持装置34を傾斜させることによりガ
ラス基板1に対するマクロ観察ができ、かつ基板保持装
置34を水平にしてミクロ観察用顕微鏡42をXY方向
に移動させることによりガラス基板1の欠陥部のミクロ
観察ができる。
【0059】このときマクロ観察で検出された欠陥部の
位置座標を、透過照明ユニット22を移動させるX方向
照明ガイドスケール26及びY方向照明ガイドスケール
27により検出でき、この欠陥部の位置座標をミクロ観
察時のミクロ観察用顕微鏡42の移動位置に用いること
ができる。
【0060】又、透過照明ユニット22は、スポット光
をガラス基板1に照射するとき、このスポット光の照明
範囲及び開口数N.Aが可変できるので、マクロ観察時
においてスポット光により欠陥部の位置を指示する機能
と、ミクロ観察時にミクロ観察用顕微鏡42の透過照明
として用いる機能とを両立させることができる。従っ
て、従来の検査装置と比較してその構成部材を少なくで
きる。
【0061】又、基板保持装置34を水平に設置してか
らミクロ観察を行なうので、基板保持装置34とミクロ
観察用顕微鏡42の対物レンズとが干渉することもな
い。
【0062】(3)以下、本発明の基板保持装置の他の
実施の形態について説明する。なお、図1と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0063】図3は本発明の第3の実施の形態である基
板保持装置の構成図であって、同図(a)は平面図、同図
(b)は側面図、同図(c)は正面図である。枠2の内壁に
は、例えば4箇所にリフトピンアーム50〜53が設け
られている。これらリフトピンアーム50〜53は、枠
2の内側の空間、すなわち枠2、ホルダ8及びガラス平
板21により形成される空間内へ移動、又はこの空間内
から退避させるように枠2の内壁に対して旋回自在に設
けられている。なお、これらリフトピンアーム50〜5
3は、枠2の内壁に形成された図示されない切欠き部内
に退避する。
【0064】これらリフトピンアーム50〜53には、
それぞれリフトピン54〜57が立設されている。これ
らリフトピン54〜57は、伸縮可能なものである。
【0065】ホルダ8には、リフトピンアーム50〜5
3が上記空間内に移動したときの各リフトピン54〜5
7に対応する各位置に、各リフトピンアーム50〜53
を貫通させるための各貫通孔58が形成されている。
【0066】次に、上記の如く構成された基板保持装置
を上記図2に示す検査装置に適用した場合について説明
する。
【0067】検査開始前、ジャッキ37は、可動端38
を縮めた状態にあり、基板保持装置34は、ホルダ8の
上面を水平に配置している。このとき、各リフトピンア
ーム50〜53は、枠2の内側の空間内に移動し、各リ
フトピン54〜57を伸ばしてそれぞれ各貫通孔58か
ら突出させる。この状態で、搬送ロボットにより搬送さ
れたガラス基板1が各リフトピン54〜57上に載置さ
れる。
【0068】次に、各リフトピン54〜57を縮めて、
ガラス基板1をホルダ8上に載置する。この後、各リフ
トピンアーム50〜53は、それぞれ枠2の内壁に対し
て旋回し、下降した各リフトピン54〜57を枠2内の
空間から退避させる。
【0069】次に、圧搾空気が空路7を通して枠2、ホ
ルダ8及びガラス平板21により囲まれる空間内に供給
してガラス基板1を開口部9から流出する空気の圧力に
より浮上させる。
【0070】この状態で、各整列ピン4を移動してガラ
ス基板1を各基準ピン3に押し付けて基準位置に整列さ
せる。
【0071】次に、圧搾空気の供給を停止し、ガラス基
板1をホルダ8上に吸着させる。
【0072】なお、マクロ観察、ミクロ観察が終了した
後、再び、各リフトピンアーム50〜53は、枠2の内
側の空間内に移動し、各リフトピン54〜57を伸ばし
てガラス基板1をホルダ8から持ち上げる。
【0073】このように上記第3の実施の形態によれ
ば、枠2の内側の空間内へ移動、又はこの空間内から退
避させるように枠2の内壁に対して旋回自在にリフトピ
ンアーム50〜53を設けたことにより、上記第2の実
施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもなく、
ガラス基板1をホルダ8上に確実にかつ傷付けずに載置
できると共に、マクロ観察及びミクロ観察中は、これら
リフトピンアーム50〜53が枠2の内壁内に退避する
ので、透過照明ユニット22から出力されたスポット光
を遮ることなくガラス基板1の所望の領域を照明でき
る。
【0074】(4)次に、本発明の基板保持装置の第4
の実施の形態について説明する。なお、図3と同一部分
には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0075】図4は基板保持装置の構成図であって、同
図(a)は平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は正面図で
ある。枠2は、ホルダ8とガラス平板21との間に指標
照明装置60を設けることが可能な高さに形成されてい
る。この枠2の上部にはホルダ8が気密性を保つように
設けられると共に、下部にはガラス平板21が気密性を
保つように設けられている。
【0076】リフトピン54、57は移動部材61上に
立設され、リフトピン55、56は移動部材62上に立
設されている。このうち移動部材61は矢印イ方向に移
動して各リフトピン54、57を枠2内の空間内に縮め
た状態で枠2の内壁内に退避させる。移動部材62も同
様に、矢印ロ方向に移動して各リフトピン55、56を
枠2内の空間内に縮めた状態で枠2の内壁に形成された
切欠き部内に退避させる。
【0077】指標照明装置60は、スポット光をガラス
基板1の裏面側から照射するもので、例えばLEDを光
源として用いている。このLED光源は、例えば赤、
緑、青などの異なる発光色の複数のLEDを搭載する。
【0078】この指標照明装置60は、照明移動機構を
構成する指標照明ガイドスケール63に設けられてい
る。この指標照明ガイドスケール63は、モータの駆動
により指標照明ステージ64のレール65上をY方向に
移動し、かつY方向の位置座標を検出する。
【0079】指標照明ステージ64の両端部には、それ
ぞれ各指標照明ステージガイドスケール66a、66b
が設けられている。これら指標照明ステージガイドスケ
ール66a、66bは、それぞれ各モータの駆動により
各レール67a、67b上をX方向に移動し、かつX方
向の位置座標を検出する。これら指標照明ステージガイ
ドスケール66a、66b及び各レール67a、67b
は、枠2の内壁の切欠き部内に設けられ、枠2の開口か
ら隠れている。
【0080】次に、上記の如く構成された基板保持装置
を上記図2に示す検査装置に適用した場合について説明
する。
【0081】検査開始前、ジャッキ37は、可動端38
を縮めた状態にあり、基板保持装置34は、ホルダ8の
上面を水平に配置している。このとき、各移動部材6
1、62は、それぞれ枠2の内側に移動し、各リフトピ
ン54〜57を伸ばしてそれぞれ各貫通孔58から突出
させる。この状態で搬送ロボットにより搬送されたガラ
ス基板1が各リフトピン54〜57上に載置される。
【0082】次に、各リフトピン54〜57を縮めてガ
ラス基板1をホルダ8上に載置する。この後、各移動部
材61、62は、それぞれ枠2の切欠き部内に移動し、
各リフトピン54〜57を枠2内の空間から退避させ
る。
【0083】これ以降、上記第2の実施の形態と同様
に、圧搾空気の供給によりガラス基板1をホルダ8から
浮上させて各整列ピン4により基準位置に整列させる。
そして、圧搾空気の供給を停止しガラス基板1をホルダ
8上に吸着させる。
【0084】この後、ガラス基板1に対するマクロ観
察、ミクロ観察が行われる。マクロ観察では、ガラス基
板1の欠陥部にスポット光を照射するように指標照明装
置60を移動させると、このときの指標照明装置60の
Y方向の位置座標が指標照明ガイドスケール63によっ
て検出され、かつX方向の位置座標が指標照明ステージ
ガイドスケール66a、66bによって検出される。
【0085】ミクロ観察では、マクロ観察で検出された
欠陥部の位置座標に従ってミクロ観察用顕微鏡42が移
動する。
【0086】なお、マクロ観察、ミクロ観察が終了した
後、再び、各各移動部材61、62は、枠2の内側の空
間内に移動し、かつ各リフトピン54〜57を伸ばして
ガラス基板1をホルダ8から持ち上げる。
【0087】このように上記第4の実施の形態によれ
ば、枠2とホルダ8とガラス平板21とにより囲まれる
空間内に、指標照明装置60と、この指標照明装置60
を移動させてガラス基板1における所望の領域をスポッ
ト照明させる指標照明ガイドスケール63や指標照明ス
テージ64、指標照明ステージガイドスケール66a、
66b等からなる照明移動機構を設けたので、上記第2
の実施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもな
く、ミクロ観察用顕微鏡42の対物レンズと指標照明装
置60や照明移動機構などと干渉することが全くなくな
り、かつ基板保持装置を揺動させてもその揺動角度に関
係なくガラス基板1の裏面からの指標照明できる。
【0088】又、指標照明装置60は、例えば赤、緑、
青などの異なる発光色の複数のLEDを搭載するので、
色フィルタを交換可能せずに、マクロ観察の状況に応じ
て観察しやすい色のスポット光を選択できる。
【0089】なお、この指標照明装置60は、LEDを
点滅させて欠陥部を指示するようにしてもよい。又、指
標照明装置60は、多数のLEDを縦横に配列して平面
状のLEDに構成し、このうち欠陥部に対応する部分の
LEDを点滅させてもよい。
【0090】(5)次に、本発明の基板保持装置の第5
の実施の形態について説明する。なお、図3と同一部分
には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0091】図5は基板保持装置の構成図であって、同
図(a)は平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は正面図で
ある。この基板保持装置は、上記図1に示す照明移動機
構23を用いると共に、図4に示すリフトピン54〜5
7をリフトピンアームに代えて移動部材61、62に設
けた構成となっている。
【0092】又、枠2には、ホルダ8に対向してガラス
平板21に代えて透過型液晶板70を設けている。この
透過型液晶板70は、光透過性のガラス板に対して電圧
印加が可能な調光液晶シートを貼布したものである。こ
の調光液晶シートは、通常、液晶分子がランダムに配列
され、電圧が印加されると、液晶分子が電界方向に整列
する。従って、透過型液晶板70は、通常入射した光が
液晶の境界面或いは内部で散乱し、電圧が印加される
と、入射した光が透過する。
【0093】この透過型液晶板70の下方には、バック
ライト照明71が設けられている。このバックライト照
明71は、ホルダ8上に載置されているガラス基板1の
裏面を照明するもので、基板保持装置が傾斜すると、こ
れに応動して傾斜するものとなっている。
【0094】このような構成の基板保持装置であれば、
ガラス基板1の裏面から照明を行なうバックライト観察
時に、透過型液晶板70の調光液晶シートへの印加電圧
を解除する。これにより、バックライト照明71から放
射される照明光は、透過型液晶板70により散乱する。
この散乱光は、ホルダ8を透過してガラス基板1の裏面
全体に均一な照度で照射される。
【0095】一方、透過型液晶板70の調光液晶シート
への印加電圧を解除した状態で、バックライト照明71
を消灯し、かつ透過照明ユニット22からスポット光を
出力すれば、このスポット光は、透過型液晶板70によ
り散乱されてガラス基板1の裏面から部分照明する。
【0096】この状態で透過照明ユニット22をX方向
照明ガイドスケール26及びY方向照明ガイドスケール
27によって移動すれば、ガラス基板1の部分照明され
た領域の異物検査と、この異物検査の位置座標の検出と
ができる。
【0097】又、透過型液晶板70の調光液晶シートに
電圧を印加すれば、透過照明ユニット22からスポット
光が透過型液晶板70を通過してガラス基板1に照射さ
れる。これにより、ガラス基板1上の欠陥部分をスポッ
ト照明できる。
【0098】さらに、透過照明ユニット22をライン照
明にし、かつその移動方向をX方向又はY方向の一軸方
向に減らしても、散乱したライン光をガラス基板1の裏
面から部分照明することにより、この照射された領域の
異物検査ができる。
【0099】このように上記第5の実施の形態によれ
ば、通常、液晶分子がランダムに配列されて入射した光
を液晶の境界面或いは内部で散乱させ、かつ電圧が印加
されると、液晶分子が電界方向に整列して入射した光を
透過する調光液晶シートを有する透過型液晶板70を設
けたので、バックライト観察時に、バックライト照明7
1から放射される照明光を散乱させてガラス基板1の裏
面全体を均一に照明するという面光源を実現でき、かつ
バックライト照明71を消灯し、かつ透過照明ユニット
22からスポット光を透過型液晶板70により散乱させ
てガラス基板1の裏面を部分照明できる。
【0100】一方、透過型液晶板70の調光液晶シート
に電圧を印加すれば、透過照明ユニット22からスポッ
ト光をガラス基板1上の欠陥部分に照射でき、欠陥部分
の位置座標を検出できる。
【0101】なお、本発明は、上記第1乃至第5の実施
の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨
を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0102】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0103】例えば、基板保持装置34は、検査装置に
用いるのに限らず、例えばLCD、PDPなどのフラッ
トパネルディスプレイのガラス基板やカラーフィルタな
どの大型のガラス基板1やその他の基板を高い平坦度を
確保して吸着保持するに必要なところであれば、その機
構に用いることができる。
【0104】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、基
板の裏面からの照明を遮ることなく、基板の撓みや振動
の発生を抑えて、容易に整列移動できる基板保持装置を
提供できる。
【0105】又、本発明によれば、基板の裏面からの照
明を遮ることなく、基板の撓みや振動の発生を抑え、容
易に整列移動して基板の検査ができる検査装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる基板保持装置の第1の実施の形
態を示す構成図。
【図2】本発明に係わる基板保持装置を用いた検査装置
の第2の実施の形態を示す全体構成図。
【図3】本発明に係わる基板保持装置の第3の実施の形
態を示す構成図。
【図4】本発明に係わる基板保持装置の第4の実施の形
態を示す構成図。
【図5】本発明に係わる基板保持装置の第5の実施の形
態を示す構成図。
【符号の説明】
1:ガラス基板 2:枠 3:基準ピン 4:整列ピン 5:段差 6,7:空路 8:ホルダ 9:開口部 10:空気孔 21:ガラス平板 22:透過照明ユニット 23:照明移動機構 24:照明ステージ 25:X方向レール 26:X方向照明ガイドスケール 27:Y方向照明ガイドスケール 28:Y方向レール 30:ミクロ検査装置 31:マクロ照明装置 32:架台 33:ベース 34:基板保持装置 34A:追従機構 35,36:支持部材 37:ジャッキ 38:可動端 39:基部 40:顕微鏡用レール 41:顕微鏡ステージ 42:ミクロ観察用顕微鏡 43:マクロ光源 44:反射ミラー 45:フルネルレンズ 50〜53:リフトピンアーム 54〜57:リフトピン 58:貫通孔 60:指標照明装置 61,62:移動部材 63:指標照明ガイドスケール 64:指標照明ステージ 65,67a,67b:レール 66a,66b:指標照明ステージガイドスケール 70:透過型液晶板 71:バックライト照明
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500 H01L 21/68 H01L 21/68 N (72)発明者 佐藤 靖 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA73 AB02 BA01 BB07 BC05 CA04 CA11 CB02 2G086 EE10 2H088 FA11 FA17 FA30 HA01 2H090 JC02 5F031 CA05 HA13 HA33 KA03 KA12 KA17 MA33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の透過照明用開口部を形成したホ
    ルダ枠と、 このホルダ枠の上部を閉塞するように気密に設けられ前
    記基板を載置する面内に空気流通孔を形成した剛性のあ
    る透明ホルダと、 前記ホルダ枠の下部を閉塞するように気密に設けられた
    透明板と、 前記ホルダ枠と前記透明ホルダ及び透明板とにより作ら
    れる空間内に圧搾空気を供給する手段と、 前記ホルダ枠の隣接する2辺に設けられ前記基板を位置
    決めする基準ピンと、 この位置決めピンと対向する前記ホルダ枠の2辺に前記
    基板を前記位置決めピン側に押す整列ピンとを備え、 前記透明ホルダ上で前記基板を整列させるとき、前記手
    段により圧搾空気を前記空間内に供給し、前記空気流通
    孔を通して前記基板を前記透明ホルダから浮上させるこ
    とを特徴とする基板保持装置。
  2. 【請求項2】 前記透明ホルダより下方に、前記透明ホ
    ルダ上に保持された前記基板を照明するスポット透過照
    明部を設けたことを特徴とする請求項1記載の基板保持
    装置。
  3. 【請求項3】 前記スポット透過照明部は、Xガイドス
    ケールとYガイドスケールを有し、スポット点の位置座
    標を求めることができることを特徴とする請求項2記載
    の基板保持装置。
  4. 【請求項4】 前記透明ホルダと前記透明板との間に、
    前記透明ホルダを貫通し前記基板を昇降させるリフトピ
    ンを有するリフト機構を設け、このリフト機構を前記ホ
    ルダ枠に退避可能にしたことを特徴とする請求項1記載
    の基板保持装置。
  5. 【請求項5】 前記透明板は、透明な状態と散乱効果を
    有する不透明な状態に電気的に切り換え可能な透過型液
    晶基板であることを特徴とする請求項1記載の基板保持
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のうちいずれかに記載の
    基板保持装置と、 この基板保持装置を所望の傾斜角度に傾ける傾斜機構
    と、 この傾斜機構により傾斜された前記基板保持装置上方に
    配置され、この基板保持装置に保持された基板に対し照
    明を行なうマクロ照明手段と、 前記基板保持装置を水平にした状態で、この基板保持装
    置に保持された前記基板上を2次元的に走査するミクロ
    検査装置と、を具備することを特徴とする検査装置。
  7. 【請求項7】 前記基板保持装置に設けられたスポット
    透過照明部は、前記ミクロ検査装置の2次元走査の移動
    に追従して2次元方向に移動する追従機構を備えたこと
    を特徴とする請求項6記載の検査装置。
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