JP4700365B2 - 基板検査装置 - Google Patents

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本発明は、液晶ディスプレイのフラットパネルディスプレィ等に用いられるガラス基板等の外観検査に用いられる基板検査装置に関する。
液晶ディスプレィ(LCD)などの製造工程においては、フラットパネルディスプレィ(FPD)用の基板の外観を、検査者が目視で検査(マクロ検査)をする検査工程があり、この検査工程には、基板を傾斜保持した状態で基板表面に照明光を照射して基板上の欠陥を目視により検査する基板検査装置が用いられている。
この種の基板検査装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、所定の傾斜角度に固定支持されたベースと、このベースに対して検査対象となる基板を保持するホルダ本体が上下方向にスライド自在に取り付けられており、ベースの中間にマクロ観察によって検出された欠陥を対物レンズで拡大して接眼レンズにより観察するミクロ観察部が設けられている。また、特許文献2には、基板を保持したホルダ本体を検査者に向けて起き上るように回転させると共に、基板の裏面が検査者側に向くようにホルダ本体を180°回転させるものが開示されている。
特開平10−111253号公報 特開2000−266638号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような基板検査装置では、ベースが所定の傾斜角度に固定され、ホルダ本体がベースの傾斜面に沿って上下方向にしか移動できないため、基板に対する照明光の入射角度を変えることができず、検査者の目の高さによって基板上の欠陥の見え方が変わり、検査者によって欠陥の検出精度にバラツキが生じていた。また、特許文献2に開示されているような基板検査装置では、基板が1000mm、2000mmと大型化すると、ホルダ本体を傾斜させただけでは、基板の上部と検査者との距離が遠くなり、基板上の欠陥が目視によって観察できず、大型基板上の欠陥検出精度が低下するという問題が生じていた。また、このホルダ本体をX方向及びY方向の2軸で回転できるように支持するためには、複雑な支持機構が必要になると共に、基板全面に照明光を照射しているため、基板の大型化に伴って照明光学系の光路長が長くなり、装置全体の小型化を図ることが困難となっている。したがって、簡単な支持機構の開発が望まれていた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大型の基板の外観検査を行うにあたり、装置構成の大型化を防ぐと共に、検査者の負担増加を防止することである。
上記の課題を解決する本発明は、平行配置された一対の支持フレームを有する基板ホルダと、前記一対の支持フレームを検査者側に向かって起き上がるように回動させる回駆動部と、前記一対の支持フレームの長手方向に沿って設けられたガイドと、前記ガイドに沿って移動可能に設けられ、基板を保持するホルダ本体と、前記ホルダ本体に保持された前記基板上に照明光を照射し、この基板面からの反射光を目視観察することにより前記基板上の欠陥を検出するマクロ照明光源と、を備えたことを特徴とする基板検査装置とした。
また、平行に配置された一対の支持フレームを有する基板ホルダと、前記一対の支持フレームを水平姿勢から垂直姿勢に回動させる回転駆動部と、前記一対の支持フレームの長手方向に沿ってに設けられたガイドと、前記ガイドに沿って移動可能に設けられ、基板を保持するホルダ本体と、前記基板ホルダを前記回転駆動部により所定角度だけ起き上がらせた状態で前記基板ホルダの上方から前記被検査基板の一部を照明するマクロ照明光源と、を備えたことを特徴とする基板検査装置とした。
本発明によれば、揺動する腕部に沿って基板をスライドさせることが可能になるため、検査者は視線を大きく移動させなくても検査を行うことが可能になる。さらに、基板を移動させることによって、基板全体を均一に照明する必要がなくなるので、光学系を小型化することができる。したがって、基板ホルダの構成の簡略化、装置の小型化、及び低コスト化を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態について以下に説明する。
(第1の実施の形態)
図1に概略構成を示すように、基板検査装置1は、床面に設置される装置本体2を有し、装置本体2の上部には、マクロ照明用光源であるランプ3が設けられている。ランプとしては、例えば、メタルハライドランプやナトリウムランプや蛍光灯などの広視野を照明できるマクロ照明光源が使用されている。この実施の形態では、ランプ3にメタルハライドランプを用いた例が示されている。ランプ3の光軸上には、反射ミラー4が設置されており、ランプ3からの光を下方に配置されたフレネルレンズ5に入射するようになっている。フレネルレンズ5は、ランプ3からの発散光を収束光にするために用いられており、この収束光によって基板ホルダ6上に保持される被検査基板であるガラス基板Wを照明する。なお、装置本体2の前面(図1において左側)には、検査者がガラス基板Wの外観検査を目視でできるように開口部7が形成されている。また、開口部の周縁部には、検査者の操作を受け付ける操作部8が設けられている。
ここで、図2に示すように、基板ホルダ6は、装置の左右方向(図2のX方向)に並ぶように、平行に2本の支持フレーム10,11を備えている。これら支持フレーム10,11の基端部は、装置本体2のベースに固定された回動モータ(第1の回転駆動部)12,13のそれぞれの軸に連結されており、図1に示す略水平な姿勢から、垂直に近い姿勢までの間で回動自在になっている。なお、第1の回転駆動部として、両軸回転モータを用いれば、支持フレーム10,11の間に両軸回転モータを配置し、この両軸回転モータの両軸に支持フレーム10,11の基端側を連結し、1つの両軸回転モータによって支持フレーム10,11を一体に回動させることができる。
また、この実施の形態では、支持フレーム10,11を別体で構成し、平行に配置することで基板ホルダ6を構成しているが、支持フレーム10,11の各基端側を連結フレームで連結して略U字形状の一体構成にしたり、支持フレーム10,11の各先端側を連結フレームで連結して門形状の一体構成にしたり、各基端側及び各先端側を連結フレームで連結して矩形状の一体構成にしたりすることもできる。基板ホルダ6を門形状に構成した場合には、支持フレーム10,11の各基端側を両軸回転モータで連結することができる。
図2に示す支持フレーム10には、支持フレーム10の長手方向に平行にボールネジ14が回転自在に支持されており、ボールネジ14の一端部には、このボールネジ14を正転又は逆転させる駆動モータ15が直結されている。また、ボールネジ14の配設位置よりも支持フレーム11寄りの内側には、第1のリニアガイド16がボールネジ14と平行に配置されている。一方、支持フレーム11には、第1のリニアガイド17が支持フレーム10側の第1のリニアガイド16と平行に配置されている。
さらに、基板ホルダ6は、ボールネジ14と螺合し、第1のリニアガイド16にスライド自在に取り付けられたスライダ(可動部)20と、第1のリニアガイド17にスライド自在に取り付けられたスライダ(可動部)21と、これらスライダ20,21に回転自在に取り付けられたホルダ本体23とを備えている。スライダ20は、支持フレーム10のボールネジ14が噛み合い状態で貫通するネジ孔24が設けられており、その裏面には、第1のリニアガイド16に嵌合する溝が形成されている。さらに、スライダ20には、ホルダ本体23の軸26を回転自在に支持する軸受け27が設けられている。一方、スライダ21は、その裏面に支持フレーム11の第1のリニアガイド17に嵌合する溝が形成されている。さらに、スライダ21には、ホルダ本体23の軸26を回転自在に支持する軸受け29が設けられ、軸26にはホルダ本体23を反転させる反転駆動モータ30が連結されている。ホルダ本体23は、ガラス基板Wの表面検査や、バックライト光源9による照明ができるように開口部31を有する矩形状のフレーム枠に形成されている。このホルダ本体23の両側部には、軸26がホルダ本体23の上下方向(図2においてY方向)の略中央から左右方向外側(図2においてX方向)に向かって延びている。なお、X方向は、基板ホルダ6の回転軸(回動モータ12,13の回転軸)と平行であり、Y方向は、回転軸と直交している。また、バックライト光源9は、垂直姿勢にあるガラス基板Wを裏面側から照明するように配置された照明ユニットである。
ホルダ本体23の開口部31の大きさは、検査対象となるガラス基板Wの外形よりも小さいが、ガラス基板W上に形成されるパターン領域より大きい。ホルダ本体23の上面の内縁部には、ガラス基板Wの周縁部を吸着保持する吸着保持機構32が所定の間隔で配設されている。また、ホルダ本体23の上面には、ホルダ本体23の所定の基準位置にガラス基板Wの位置決めをする基準ピン34と押し付けピン35とが設けられている。この実施の形態では、支持フレーム10,11の各リニアガイド16,17に沿ってホルダ本体23を直線移動させる第1の直線移動駆動部をボールネジ14と駆動モータ15とで構成したが、リニアモータやラック・アンド・ピニオンなどの直線移動駆動部で構成することもできる。
これら各モータ12,13,15,30、及び吸着保持機構32は、図1に示すような制御部33に接続されている。さらに、制御部33は、操作部8にも接続されており、検査者の操作を受け付けるなどして、基板検査装置1全体の制御を司っている。
この実施の形態の作用について説明する。なお、図1に示す反射ミラー4や、フレネルレンズ5といった照明光学系は、ガラス基板Wの全面を一度に照明しても良いが、この実施の形態では、照明光学系を小型化するため、ガラス基板Wの一部、例えば、ガラス基板WのY方向の長さの1/2、2/3を照明でき、かつガラス基板Wの左右方向(X方向)を照明できるように照明光学系(照明ユニット)が複数配置されているものとする。
まず、初期状態として、駆動モータ15を駆動してスライダ20,21とホルダ本体23を第1のリニアガイド16,17の初期位置、例えば、略中央に移動させ、反転駆動モータ30を制御してホルダ本体23を表面が上向きになるように回転させると共に、回動モータ12,13を制御して、支持フレーム10,11を水平になるように回転させる。ここに、不図示の搬送用ロボットなどの基板搬送装置により検査対象となるガラス基板Wを搬入し、ホルダ本体23の表面に移載する。ホルダ本体23は、移載されたガラス基板Wを基準ピン34と押し付けピン35とによって位置決めした後に、吸着保持機構32によってガラス基板Wを吸着保持する。マクロ検査を実施にするにあたっては、回動モータ12,13を同期して駆動させ、支持フレーム10,11をその基端部を起点として検査者側にガラス基板Wの表面が向くように起き上がらせる。このとき、ガラス基板Wの傾斜角度は、検査者が開口部7(図1参照)を通してガラス基板Wの目視検査をし易い角度で、例えば、30〜70°、より好ましくは45〜60°とする。支持フレーム10,11とホルダ本体23を所望の傾斜角度に設定した状態で、装置本体2上部に設けられたランプ3からフレネルレンズ5を通して照明光をガラス基板Wの表面に照射する。
ここで、このマクロ検査の際には、支持フレーム10,11を検査者の観察に適した傾斜角度に設定した後に、操作部8のジョイスティック又は微動スイッチを操作して支持フレーム10,11又はホルダ本体23を前後に揺動させることにより、ガラス基板Wの欠陥を良好に検出することができる。この場合に、小型で軽量のホルダ本体23を揺動させることが好ましい。
検査者から見てガラス基板Wの下部の領域を観察したい場合、検査者はホルダ本体23を上方向に移動させるために操作部8のジョイスティックを上側に押し倒す。このジョイスティックの操作に応じて、制御部33の制御により、駆動モータ15がボールネジ14を正回転させ、スライダ20をY方向上側に移動させる。このときスライダ21も第1のリニアガイド17に沿って従動し、その結果、図3の実線に示すように、ホルダ本体23が所望の角度に傾斜した支持フレーム10,11に沿って上側に移動し、ガラス基板Wの下部が照明される。同様に、ジョイスティックを下側に押し倒すと、このジョイスティックの操作に応じて制御部33の制御により、駆動モータ15がボールネジ14を逆転させ、両スライダ20,21をY方向下側に移動させる。このスライダ20,21の移動により、ホルダ本体23が支持フレーム10,11に沿って下側に移動し、ガラス基板Wの上部が照明される。ホルダ本体23がY方向に移動可能な範囲は、ガラス基板Wの全面に対して照明光が走査されて検査者の視界に入るように設定されているので、ホルダ本体23を上下に移動させるだけで、検査者の目視観察し易い姿勢及び視野で、ガラス基板Wの上部から下部までのマクロ検査を行うことができる。
さらに、ガラス基板Wの裏面のマクロ観察をする際には、例えば、操作部8の反転ボタンを押す。制御部33は、反転ボタンからの指令により、反転駆動モータ30を駆動してホルダ本体23を反転させる。ホルダ本体23は、回転しても他の部材に干渉しない位置に移動した後に、反転駆動モータ30により180°回転させられる。これによって、ガラス基板Wがホルダ本体23ごと反転し、ガラス基板Wの裏面が検査者に臨むので、前記と同様にホルダ本体23をY方向にスライド移動させながら、ガラス基板Wの裏面全体をマクロ観察する。また、バックライト検査を行う場合には、バックライト光源9を点灯させ、ガラス基板Wを透過する光でガラス基板Wの表面や裏面のマクロ観察を行う。この場合においても前記と同様にしてガラス基板Wの位置をX方向やY方向に移動させながら観察を行うことができる。なお、マクロ観察が終了したら、ガラス基板Wを初期状態に戻して、吸着保持を解除した後に、基板搬送装置により搬出させる。
この実施の形態によれば、基板ホルダ6と、ホルダ本体23とを検査者に向けて回動させることにより、上方から照射されるマクロ照明光に対してガラス基板Wを欠陥が観察し易い最適な傾斜角度に設定することができる。また、ガラス基板Wを保持したホルダ本体23が、支持フレーム10,11の長手方向であるY方向に移動するので、検査者は、視線を上下方向に移動させなくても左右に動かすだけでマクロ検査を行うことができ、楽な姿勢で検査ができる。特にサイズが1000mm、2000mmを超えるような大型のガラス基板Wの場合には、従来のように検査者がしゃがんでガラス基板Wの下側を見たり、
伸び上がってガラス基板Wの上側を見たりする必要がなくなり、検査者が楽な姿勢で立ったままでホルダ本体23を上下に移動させるだけで、ガラス基板Wの上側から下側まで観察でき、検査者の負担を低減させることができる。また、スライド移動のみでガラス基板Wの全面の外観検査ができるようになるので、基板ホルダ6の構成を簡略化することができる。さらに、ガラス基板WをY方向に移動自在に支持した状態で、ガラス基板Wを反転させる反転駆動モータ30を設けたので、軽量のホルダ本体23を微小な角度範囲で揺動制御することが可能になり、基板ホルダ6全体を揺動させるものに比べて、揺動制御が容易に行え、かつ視線を左右に動かすだけでガラス基板Wの裏面のマクロ観察を行うことができる。そして、ホルダ本体23をY方向に移動させることによりガラス基板Wの全面を一様に照明する照明光学系を構築する必要がなく、ガラス基板Wの一部を照明することでガラス基板Wの全面に対して照明を行うことが可能になるため、照明光学系(照明ユニット)の小型化も同時に図ることができる。基板ホルダ6を一対の支持フレーム10,11で構成することにより、軽量化を図ることができ、支持フレーム10,11の間に配置することにより、基板ホルダ6の横寸法を小さくできる。
なお、支持フレーム11にも、第1の直線移動駆動部を設けても良い。2つの駆動モータ15を同期して駆動させることによってホルダ本体23をY方向に移動させることが可能になる。また、駆動モータ15でボールネジ14を回転させることでホルダ本体23をY方向に移動させる代わりに、リニアモータでホルダ本体23を移動させることもできる。
(第2の実施の形態)
図4及び図5に第2の実施の形態に適用される基板ホルダの構成を示す。なお、第1の実施の形態と重複する説明は省略する。
基板ホルダ40は、装置本体2に対して回動自在な2本の支持フレーム10,11を平行に備え、これら支持フレーム10,11の間に、ホルダ本体23を支持する支持部を構成する第1のスライドステージ(第1の支持枠部)41が架け渡されるように設けられている。この第1のスライドステージ41は、ホルダ本体23の外径よりも大きな開口部46を有する矩形状のフレームに形成されている。
第1のスライドステージ41の左側フレームには、支持フレーム10のボールネジ14が噛み合い状態で貫通するネジ孔24を有する伝達部が設けられており、第1のスライドステージ41の裏面には、両支持フレーム10,11の各リニアガイド16,17に嵌合する溝がそれぞれ設けられている。第1のスライドステージ41の表面上部には、支持フレーム10の第1のリニアガイド16と直交する方向に、ボールネジ42が回転自在に支持されている。ボールネジ42の一端部には、駆動モータ43が連結されており、この駆動モータ43は、第1のスライドステージ41に固定されている。さらに、第1のスライドステージ41のY方向上下端部には、ボールネジ42と平行にリニアガイド44,45が配置されている。
このような構成を有する第1のスライドステージ41の表面には、ホルダ本体23を支持する支持部を構成する第2のスライドステージ(第2の支持枠部)50がリニアガイド44,45に移動自在に支持されている。第2のスライドステージ50の上端フレームには、ボールネジ42が噛み合い状態で貫通するネジ孔51を有する伝達部が設けられている。第1のスライドステージ41の裏面には、リニアガイド44,45に嵌合する溝がそれぞれ設けられている。また、第2のスライドステージ50の左右の側部のそれぞれには、軸受け54,55が設けられており、軸26を有するホルダ本体23が回転自在に支持されている。なお、軸26は、反転駆動モータ30に連結されており、反転駆動モータ30は、第2のスライドステージ50の軸受け55に固定されている。
ホルダ本体23は、第2のスライドステージ50の開口部56内に反転自在に収容可能である他は、前記と同じ構成になっている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。なお、初期状態として、駆動モータ15を制御して第1のスライドステージ41を第1のリニアガイド16,17の略中央に位置させ、駆動モータ43を制御して初期位置として、例えば第2のスライドステージ50をリニアガイド44,45の略中央に位置させ、かつホルダ本体23を表面が上向きにする。この状態で、回動モータ12,13を制御して支持フレーム10,11を水平になるように回転(復帰)させる。また、光学系は、ガラス基板Wの幅、及び高さよりも小さい領域のみを照明するように設定されている。
まず、ガラス基板Wを吸着保持したら、回動モータ12,13を制御して各支持フレーム10,11が起き上がるように回動する。ガラス基板Wの中央が照明され、照明された部分についてのマクロ検査が行われる。このマクロ検査の際、第1の実施の形態と同様に、支持フレーム10,11又はホルダ本体23を前後方向に揺動(例えば、±10°)させることにより、ガラス基板Wの欠陥を良好に目視で観察することができる。
ここで、検査者から見て、ガラス基板Wの上部、又は下部のそれぞれをマクロ検査するときには、操作部8のジョイスティックを上下方句に操作して、ホルダ本体23をスライド移動させる。すなわち、ジョイスティックの操作に応じて制御部33の制御により、駆動モータ15がボールネジ14を回転させ、第1のスライドステージ41をY方向に沿って下側、又は上側にそれぞれスライド移動させる。その結果、照明光の光路上に、ガラス基板Wの上部、又は下部が順次挿入されるので、検査者自身は、移動せずにマクロ検査を行う。
また、ガラス基板Wの右部、又は左部をそれぞれマクロ検査するときには、操作部8のジョイスティックを左右方向に操作し、制御部33の制御により、駆動モータ43がボールネジ42を回転させ、第1のスライドステージ41に対して第2のスライドステージ50を左側、又は右側にそれぞれスライドさせる。その結果、照明光の光路上に、ガラス基板Wの右部、又は左部が移動するので、検査者自身は、移動せずにマクロ検査を行う。さらに、これの動作を組み合わせて実施させることで、両スライドステージ41,50をXY方向に移動させ、検査者の視線位置(視野領域)に対してガラス基板Wを斜め又は左右方向にジグザグに移動させることもできる。
さらに、ガラス基板Wの裏面をマクロ検査するときには、反転駆動モータ30を制御してホルダ本体23を第2のスライドステージ50に対して回転させる。ガラス基板Wの裏面についても、XY方向にスライド移動させつつマクロ観察することができる。
この実施の形態によれば、ガラス基板をX方向、及びY方向、並びにXY方向にスライド移動させられるので、検査者が移動しなくてもガラス基板W全面のマクロ検査を行うことができる。特に、ガラス基板Wのサイズが1000mm、2000mmと大きい場合には、検査者が移動することなく、検査時間の短縮化が図れる。また、検査者が観察しているマクロ照明位置が固定されているため、ガラス基板W全面を同一照明条件で目視観察できるためにマクロ検査の精度を向上させることができる。さらに、ガラス基板Wを移動させながら目視観察することができるため、検査者の視野範囲を充分に照明できる程度にガラス基板を照明する範囲を小さくすることができるので、装置の小型化、及び低コスト化をさらに図ることができる。その他の効果は、前記と同様である。
なお、第1のスライドステージ41の下部にも駆動モータ43と、ボールネジ42とを付加しても良い。両駆動モータ43を同期して駆動させることによって第2のスライドステージ50をX方向に移動させることが可能になる。また、ボールネジ42の代わりにリニアモータでホルダ本体23を移動させても良い。
(第3の実施の形態)
図6及び図7に第2の実施の形態に適用される基板ホルダの構成を示す。なお、前記各実施の形態と重複する説明は省略する。
基板ホルダ60は、第2の実施の形態に対して第2のスライドステージ70のみが異なる構成になっている。すなわち、第2のスライドステージ70は、第1のスライドステージ41に対してX方向にスライド自在に設けられた枠体を有し、枠体の開口部71は、ホルダ本体23を反転自在に収容可能な大きさになっている。さらに、枠体の上部、及び下部のそれぞれには、軸72を回転自在に軸支する軸受け73,74が設けられている。軸72は、ホルダ本体23のX方向の中央からY方向に延びており、Y方向で下側の軸72は、反転駆動モータ75に連結されている。この反転駆動モータ75は、第2のスライドステージ70に固定されている。
この基板ホルダ60で、ガラス基板WをX方向、及びY方向、並びにXY方向にスライド移動させる際には、前記第2の実施の形態と同様の動作を実施する。また、ガラス基板Wを反転させるときには、反転駆動モータ75がホルダ本体23をY軸回りに回転させる。ここで、ガラス基板W上に形成されたパターンによっては、ガラス基板WをY軸回りに傾けて観察した方が見やすい場合があるが、このような場合には、反転駆動モータ75でホルダ本体23を所定の回転角度だけ回転させて、ガラス基板WをY軸回りに傾けた状態でマクロ観察を行う。回転角度の設定としては、例えば、操作部7(図1参照)のジョイスティックの操作量や、ボタンを押している時間や、回数に応じて定めることがあげられる。このマクロ検査の際、操作部8のジョイスティックを前後左右に操作し、支持フレーム10,11とホルダ本体23を前後方向と左右方向に揺動(例えば、±10°)させることにより、第1の実施の形態に比べて目視観察の検査精度を向上させることができる。
この実施の形態では、第2の実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、基板ホルダ60を検査者からみて、前後方向に回動させるX軸に平行な揺動軸に対して、ガラス基板Wを保持するホルダ本体23をY軸回りにガラス基板W上の欠陥が見易い角度(例えば、±20°)に傾斜させることで、第1、第2の実施の形態のようにX軸を中心に一方向にガラス基板Wを傾斜させて発見し難い欠陥などもガラス基板WをXY方向の2軸で傾斜方向を変更することにより容易に検査することが可能になる。
なお、本発明は、前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、第1、第2のスライドステージ41,50,70の開口部46,56,71の形状は、ホルダ本体23の反転を妨げない大きさ、及び形状であれば、矩形に限定されない。
また、図4及び図6に示す基板ホルダ40,60において、第2のスライドステージ50,70を省略し、ホルダ本体23を第1のスライドステージ(第1の支持部)41に直接に、回転自在に取り付けても良い。この場合には、ホルダ本体23は、第1の実施の形態と同様にY方向のスライド移動のみが可能になる。さらに、ホルダ本体23は、回転機構(例えば、図2の軸26、軸受け27,29、及び反転駆動モータ30)を備えない構成にすることもできる。
また、平行に配置された一方のリニアガイドに、ホルダ本体23が中央にあることを検出するセンサや、X方向、及びY方向の移動限界を検出するセンサを配設し、移動限界にホルダ本体23が達したら制御部33が自動的に各モータ15,43を停止するように構成しても良い。
さらに、基板Wの移動方向や、順番は、制御部33に予めプログラミングされていても良い。
本発明の実施の形態における基板検査装置の概略構成を示す側面図である。 基板ホルダの構成を示す図である。 基板ホルダの側面図であって、基板ホルダを起き上がらせた状態で、ホルダ本体を上方に移動させた状態を示す図である。 基板ホルダの構成を示す図である。 基板ホルダの使用状態を示す側面図である。 基板ホルダの構成を示す図である。 基板ホルダの使用状態を示す側面図である。
符号の説明
1 基板検査装置
2 装置本体
3 ランプ(マクロ照明光源)
6,40,60 基板ホルダ
9 バックライト光源
10,11 支持フレーム
12,13 回動モータ(回転駆動部)
20,21 スライド支持部
23 ホルダ本体
41 第1のスライドステージ(第1の支持枠部)
50,70 第2のスライドステージ(第2の支持枠部)
72 軸
W ガラス基板(被検査基板)

Claims (7)

  1. 平行配置された一対の支持フレームを有する基板ホルダと、
    前記一対の支持フレームを検査者側に向かって起き上がるように回動させる回駆動部と、
    前記一対の支持フレームの長手方向に沿って設けられたガイドと、
    前記ガイドに沿って移動可能に設けられ、基板を保持するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に保持された前記基板上に照明光を照射し、この基板面からの反射光を目視観察することにより前記基板上の欠陥を検出するマクロ照明光源と、
    を備えたことを特徴とする基板検査装置。
  2. 前記ホルダ本体は、前記ガイドに沿って直線移動するとともに、前記回転駆動部による前記一対の支持フレームの回動の回転軸と平行な軸回りに回転可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
  3. 前記ホルダ本体は、矩形枠状に形成され、前記回転軸と平行な軸回りに反転又は所定角度範囲内で揺動するように設けられていることを特徴とする請求項記載の基板検査装置。
  4. 前記ガイドに沿う一方向(Y方向)に直線移動可能に設けられた矩形枠状の第1の支持枠部と、この第1の支持枠部上に前記一方向(Y方向)と直交する他方向(X方向)に直線移動可能に設けられた矩形枠状の第2の支持枠部とを有する支持部を備え、
    前記ホルダ本体は、前記第2の支持枠部に設けられていることを特徴とする請求項記載の基板検査装置。
  5. 前記ホルダ本体は、前記回転駆動部による前記一対の支持フレームの回動の回転軸と平行な軸回りに反転又は所定角度範囲内で揺動するように前記第2の支持枠部に設けられたことを特徴とする請求項記載の基板検査装置。
  6. 平行に配置された一対の支持フレームを有する基板ホルダと、
    前記一対の支持フレームを水平姿勢から垂直姿勢に回動させる回転駆動部と、
    前記一対の支持フレームの長手方向に沿ってに設けられたガイドと、
    前記ガイドに沿って移動可能に設けられ、基板を保持するホルダ本体と、
    前記基板ホルダを前記回転駆動部により所定角度だけ起き上がらせた状態で前記基板ホルダの上方から前記被検査基板の一部を照明するマクロ照明光源と
    を備えたことを特徴とする基板検査装置。
  7. 前記一対の支持フレームに沿う一方向(Y方向)に直線移動可能に設けられた矩形枠状の第1の支持枠部と、この第1の支持枠部上に前記一方向(Y方向)と直交する他方向(X方向)に直線移動可能に設けられた矩形枠状の第2の支持枠部とを有する支持部を備え
    前記ホルダ本体は、前記第2の支持枠部の枠内に反転可能に設けられ
    前記基板ホルダを検査者に向けて前記マクロ照明光源により前記被検査基板上の欠陥が目視観察に適した角度に傾斜させて前記第1及び第2の支持枠部を二次元的に移動させて前記基板ホルダに保持された前記被検査基板の表裏面に対して前記マクロ照明光源からの照明光を走査させることを特徴とする請求項に記載の基板検査装置。
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