JPH10301076A - 液晶パネルの点灯試験装置 - Google Patents
液晶パネルの点灯試験装置Info
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- JPH10301076A JPH10301076A JP12476897A JP12476897A JPH10301076A JP H10301076 A JPH10301076 A JP H10301076A JP 12476897 A JP12476897 A JP 12476897A JP 12476897 A JP12476897 A JP 12476897A JP H10301076 A JPH10301076 A JP H10301076A
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- chip
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶パネルの透明基板に接離されるコンタク
トユニットに、液晶パネルに実際に搭載されるICチッ
プを設けて、液晶パネルの点灯試験用のコンタクトユニ
ットの構成が著しく簡単、かつ安価に製造できるように
する。 【構成】 コンタクト部3に設けたコンタクトユニット
40は昇降手段として、支持プレート43を昇降可能に
設け、この支持プレート43には基板ホルダ44を取り
付けて、入力制御回路基板15が着脱可能にクランプさ
せ、かつクッション部材45を当接させ、また液晶パネ
ル10の各辺に搭載されるICチップ14の数に相当す
る数のチップホルダ46が連結される。チップホルダ4
6にはゴム等のクッション部材47及び取付板47aが
固着され、この取付板47aにICチップ14が接着等
の手段で着脱可能に装着されて、基板ホルダ44及びチ
ップホルダ46を取り付けた支持プレート43を上下動
させる。
トユニットに、液晶パネルに実際に搭載されるICチッ
プを設けて、液晶パネルの点灯試験用のコンタクトユニ
ットの構成が著しく簡単、かつ安価に製造できるように
する。 【構成】 コンタクト部3に設けたコンタクトユニット
40は昇降手段として、支持プレート43を昇降可能に
設け、この支持プレート43には基板ホルダ44を取り
付けて、入力制御回路基板15が着脱可能にクランプさ
せ、かつクッション部材45を当接させ、また液晶パネ
ル10の各辺に搭載されるICチップ14の数に相当す
る数のチップホルダ46が連結される。チップホルダ4
6にはゴム等のクッション部材47及び取付板47aが
固着され、この取付板47aにICチップ14が接着等
の手段で着脱可能に装着されて、基板ホルダ44及びチ
ップホルダ46を取り付けた支持プレート43を上下動
させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
を構成する液晶パネルの点灯試験装置に関するものであ
る。
を構成する液晶パネルの点灯試験装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイを構成する液晶パネル
は2枚の透明基板の間に液晶を封入したものであり、こ
れら一対の透明基板のうちの少なくとも一方の透明基板
に水平方向及び垂直方向に多数の画素を構成する回路パ
ターンが形成されており、このように回路パターンを設
けた透明基板は他方の透明基板から一部分張り出させ
て、この張り出し部分に微小なピッチ間隔で多数の電極
が引き出されている。そして、これら各電極にはドライ
ブ回路の接点が接続され、さらにこのドライブ回路に入
力制御回路基板を電気的に接続することによって、液晶
ディスプレイが構成される。
は2枚の透明基板の間に液晶を封入したものであり、こ
れら一対の透明基板のうちの少なくとも一方の透明基板
に水平方向及び垂直方向に多数の画素を構成する回路パ
ターンが形成されており、このように回路パターンを設
けた透明基板は他方の透明基板から一部分張り出させ
て、この張り出し部分に微小なピッチ間隔で多数の電極
が引き出されている。そして、これら各電極にはドライ
ブ回路の接点が接続され、さらにこのドライブ回路に入
力制御回路基板を電気的に接続することによって、液晶
ディスプレイが構成される。
【0003】以上のように構成される液晶ディスプレイ
は、バックライトを点灯した状態で、全画素に駆動電圧
を印加すると、液晶表示領域においてバックライトから
の光が透過する。液晶表示領域は全面で点灯しなければ
ならず、駆動電圧を印加しても点灯しない、所謂画素欠
陥が多数のあるものは排除しなければならない。この画
素欠陥の有無等を検査するのが点灯試験であり、点灯試
験はドライブ回路や入力制御回路基板が装着される前の
段階で行われるのが一般的である。従って、液晶パネル
の点灯試験を行うための装置としては、コンタクトユニ
ットと、このコンタクトユニットを液晶パネルに接離す
る接離機構とから構成され、液晶パネルをこのコンタク
トユニットの位置に搬入するために、搬送手段に装着し
た位置決めテーブルに載置して、位置決めテーブルを往
復移動させるようにする。点灯試験を行う際におけるバ
ックライトは位置決めテーブルに内蔵させておくか、ま
たは試験を行う位置に設けて、位置決めテーブルに対し
て挿脱可能となす。
は、バックライトを点灯した状態で、全画素に駆動電圧
を印加すると、液晶表示領域においてバックライトから
の光が透過する。液晶表示領域は全面で点灯しなければ
ならず、駆動電圧を印加しても点灯しない、所謂画素欠
陥が多数のあるものは排除しなければならない。この画
素欠陥の有無等を検査するのが点灯試験であり、点灯試
験はドライブ回路や入力制御回路基板が装着される前の
段階で行われるのが一般的である。従って、液晶パネル
の点灯試験を行うための装置としては、コンタクトユニ
ットと、このコンタクトユニットを液晶パネルに接離す
る接離機構とから構成され、液晶パネルをこのコンタク
トユニットの位置に搬入するために、搬送手段に装着し
た位置決めテーブルに載置して、位置決めテーブルを往
復移動させるようにする。点灯試験を行う際におけるバ
ックライトは位置決めテーブルに内蔵させておくか、ま
たは試験を行う位置に設けて、位置決めテーブルに対し
て挿脱可能となす。
【0004】適宜の移載手段で位置決めテーブルに液晶
パネルを載置した状態で、搬送手段により液晶パネルが
コンタクトユニットと対面する位置にまで移行させて、
位置決めテーブルを所定の位置に位置決めして、液晶パ
ネルの裏面側に配置したバックライトを点灯させると共
に、コンタクトユニットを液晶パネルに当接させて、こ
のコンタクトユニットの接点を液晶パネルの電極と電気
的に接続した状態で、コンタクトユニットから駆動電圧
を液晶パネルの全画素に印加する。そして、例えば目視
等で全ての画素が点灯しているか否かの判定を行うこと
により、画素欠陥の有無その他の検査を行う。
パネルを載置した状態で、搬送手段により液晶パネルが
コンタクトユニットと対面する位置にまで移行させて、
位置決めテーブルを所定の位置に位置決めして、液晶パ
ネルの裏面側に配置したバックライトを点灯させると共
に、コンタクトユニットを液晶パネルに当接させて、こ
のコンタクトユニットの接点を液晶パネルの電極と電気
的に接続した状態で、コンタクトユニットから駆動電圧
を液晶パネルの全画素に印加する。そして、例えば目視
等で全ての画素が点灯しているか否かの判定を行うこと
により、画素欠陥の有無その他の検査を行う。
【0005】一般に、2枚の透明基板を接合した液晶パ
ネルには、ドライブ回路が設けられるが、このドライブ
回路はICチップを有するものであり、このICチップ
は基板に搭載して、この基板をTAB(Tape Automated
Bonding)方式で透明基板に接続するようにしたり、透明
基板にICチップを直接搭載する、所謂COG(ChipOn
Glass) 方式等がある。このCOG搭載方式において
は、透明基板にはインナ側及びアウタ側の電極が形成さ
れ、ICチップはこれらインナ側及びアウタ側の電極に
接続される多数の接点が設けられている。また、アウタ
側の電極には、入力制御回路基板が接続されることにな
る。以上のことから、コンタクトユニットとしては、こ
れらドライブ回路と入力制御回路とを含む電気回路を備
えたものを用いる。そして、このコンタクトユニットに
おける透明基板のコンタクト部としては、コンタクトピ
ンやバンプ接点等で構成される。
ネルには、ドライブ回路が設けられるが、このドライブ
回路はICチップを有するものであり、このICチップ
は基板に搭載して、この基板をTAB(Tape Automated
Bonding)方式で透明基板に接続するようにしたり、透明
基板にICチップを直接搭載する、所謂COG(ChipOn
Glass) 方式等がある。このCOG搭載方式において
は、透明基板にはインナ側及びアウタ側の電極が形成さ
れ、ICチップはこれらインナ側及びアウタ側の電極に
接続される多数の接点が設けられている。また、アウタ
側の電極には、入力制御回路基板が接続されることにな
る。以上のことから、コンタクトユニットとしては、こ
れらドライブ回路と入力制御回路とを含む電気回路を備
えたものを用いる。そして、このコンタクトユニットに
おける透明基板のコンタクト部としては、コンタクトピ
ンやバンプ接点等で構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題1ところ
で、液晶ディスプレイは大量生産されるものであるのに
対して、その品質を確認するための点灯試験装置に用い
られるコンタクトユニットは大量には生産されない。従
って、量産効果のないコンタクトユニットの製造コスト
が極めて高いものとなってしまう。しかも、コンタクト
ユニットは液晶パネルに対して繰り返し接離されるの
で、その接続部として、コンタクトピンを用いる場合で
あれ、バンプ接点を用いる場合であれ、接続部はやがて
は損傷することになる。従って、コンタクトユニットは
適宜の時期に交換される消耗品であり、このような高価
なコンタクトユニットを交換しなければならないことか
ら、点灯試験装置のランニングコストもかなり高いもの
となる。 【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、液晶パネルの点灯試
験装置において、液晶パネルに接離されるコンタクトユ
ニットを構成が簡単で、安価に製造できるようにするこ
とにある。
で、液晶ディスプレイは大量生産されるものであるのに
対して、その品質を確認するための点灯試験装置に用い
られるコンタクトユニットは大量には生産されない。従
って、量産効果のないコンタクトユニットの製造コスト
が極めて高いものとなってしまう。しかも、コンタクト
ユニットは液晶パネルに対して繰り返し接離されるの
で、その接続部として、コンタクトピンを用いる場合で
あれ、バンプ接点を用いる場合であれ、接続部はやがて
は損傷することになる。従って、コンタクトユニットは
適宜の時期に交換される消耗品であり、このような高価
なコンタクトユニットを交換しなければならないことか
ら、点灯試験装置のランニングコストもかなり高いもの
となる。 【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、液晶パネルの点灯試
験装置において、液晶パネルに接離されるコンタクトユ
ニットを構成が簡単で、安価に製造できるようにするこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、一対の透明基板間に液晶を封入して
なり、少なくとも一方の透明基板を他方の透明基板から
張り出させて、この張り出し部に多数の電極を設けて、
ドライブ回路を構成するICチップを透明基板に直接搭
載して、それぞれの接点を透明基板に設けた電極に接続
すると共に、入力回路基板を前記ドライブ回路と電気的
に接続するようにして装着してなる液晶ディスプレイ
を、ドライブ回路及び入力回路基板を装着する前の液晶
パネルの段階で液晶パネルの全画素に駆動電圧を印加す
ることにより点灯試験を行う装置であって、昇降手段
と、この昇降手段により前記電極を形成した透明基板に
接離されるコンタクトユニットとを有し、このコンタク
トユニットは、前記昇降手段に着脱可能に装着され、こ
の昇降手段に弾性的に支持される前記ドライブ回路のI
Cチップを有するものであることを特徴とするものであ
る。
ために、本発明は、一対の透明基板間に液晶を封入して
なり、少なくとも一方の透明基板を他方の透明基板から
張り出させて、この張り出し部に多数の電極を設けて、
ドライブ回路を構成するICチップを透明基板に直接搭
載して、それぞれの接点を透明基板に設けた電極に接続
すると共に、入力回路基板を前記ドライブ回路と電気的
に接続するようにして装着してなる液晶ディスプレイ
を、ドライブ回路及び入力回路基板を装着する前の液晶
パネルの段階で液晶パネルの全画素に駆動電圧を印加す
ることにより点灯試験を行う装置であって、昇降手段
と、この昇降手段により前記電極を形成した透明基板に
接離されるコンタクトユニットとを有し、このコンタク
トユニットは、前記昇降手段に着脱可能に装着され、こ
の昇降手段に弾性的に支持される前記ドライブ回路のI
Cチップを有するものであることを特徴とするものであ
る。
【0009】ICチップは、クッション部材を介して昇
降手段に交換可能に装着するか、またはフィルムに貼着
して、このICチップを装着したフィルムを昇降手段に
着脱可能に取り付ける構成とすることができる。そし
て、コンタクトユニットは、さらに入力制御回路を構成
する入力制御回路基板を含むものである。さらに、IC
チップの各接点と、透明基板の電極とを確実に接続させ
るようにするには、このICチップの位置を調整するた
めに、昇降手段を位置調整手段に装着すると共に、前記
ICチップの各接点と透明基板の電極との接続状態を検
出する接続状態検出手段を備える構成とする。この接続
状態検出手段の具体的な構成としては、液晶パネルを装
着した部材に設けた透孔を介して、前記ICチップの各
接点及び透明基板の電極を視野内に入れる撮像手段を備
える構成とすることもできる。
降手段に交換可能に装着するか、またはフィルムに貼着
して、このICチップを装着したフィルムを昇降手段に
着脱可能に取り付ける構成とすることができる。そし
て、コンタクトユニットは、さらに入力制御回路を構成
する入力制御回路基板を含むものである。さらに、IC
チップの各接点と、透明基板の電極とを確実に接続させ
るようにするには、このICチップの位置を調整するた
めに、昇降手段を位置調整手段に装着すると共に、前記
ICチップの各接点と透明基板の電極との接続状態を検
出する接続状態検出手段を備える構成とする。この接続
状態検出手段の具体的な構成としては、液晶パネルを装
着した部材に設けた透孔を介して、前記ICチップの各
接点及び透明基板の電極を視野内に入れる撮像手段を備
える構成とすることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。まず、図1乃至図6は本発
明の第1の実施の形態を示し、図1には液晶パネルの点
灯試験装置の全体構成を示す。図中において、1は装置
本体であり、この装置本体1には、液晶パネル10の搭
載部2とコンタクト部3とを備えている。
に基づいて詳細に説明する。まず、図1乃至図6は本発
明の第1の実施の形態を示し、図1には液晶パネルの点
灯試験装置の全体構成を示す。図中において、1は装置
本体であり、この装置本体1には、液晶パネル10の搭
載部2とコンタクト部3とを備えている。
【0011】ここで、液晶パネル10は、図2に示した
ように、それぞれガラス等からなる透明部材の上側の透
明基板11と下側の透明基板12とを有し、この透明基
板11と透明基板12とは微小間隔を置いて対向配設さ
れており、その間の隙間には液晶が封入されている。こ
こで、図示した液晶パネル10では、下側の透明基板1
2の方が、上側の透明基板11より大きなサイズのもの
で、その表面にはITO膜で形成した回路パターンが形
成されて、この回路パターンにより水平方向及び垂直方
向に多数のマトリックス状に画素が形成されている。そ
して、例えば透明基板12の3辺における透明基板11
から張り出した部位には電極が形成されている。
ように、それぞれガラス等からなる透明部材の上側の透
明基板11と下側の透明基板12とを有し、この透明基
板11と透明基板12とは微小間隔を置いて対向配設さ
れており、その間の隙間には液晶が封入されている。こ
こで、図示した液晶パネル10では、下側の透明基板1
2の方が、上側の透明基板11より大きなサイズのもの
で、その表面にはITO膜で形成した回路パターンが形
成されて、この回路パターンにより水平方向及び垂直方
向に多数のマトリックス状に画素が形成されている。そ
して、例えば透明基板12の3辺における透明基板11
から張り出した部位には電極が形成されている。
【0012】ここで、透明基板12における電極として
は、インナ側電極13aとアウタ側電極13bとから構
成され、このインナ側電極13aとアウタ側電極13b
とに対してドライブ回路を構成するICチップ14の下
部に設けた接点14a,14bが当接するようにして半
田付け等の手段で搭載される。また、アウタ側電極13
bには、フレキシブル基板からなる入力制御回路基板1
5が接続されている。ここで、インナ側電極13aは極
めて細い幅で、極微小なピッチ間隔で多数形成されてお
り、これに対してアウタ側電極13bはインナ側電極1
3aと比較して数も少なく、また遥かに幅が広く、ピッ
チ間隔も粗くなっている。そして、ICチップ14は、
その下面にインナ側電極13a及びアウタ側電極13b
に接続される接点14a,14bが設けられており、透
明基板12の各辺に1〜複数個搭載される。一方、入力
制御回路基板15は1辺につき1個の長尺部材で構成さ
れる。なお、この入力制御回路基板15は直接透明基板
12に接続されるのではなく、フレキシブル基板を介し
て接続される場合もある。このように、液晶パネル10
にICチップ14をCOG方式で搭載すると共に入力制
御回路基板15を接続することにより液晶ディスプレイ
が形成される。点灯試験が行われるのは、液晶パネル1
0にICチップ14や入力制御回路基板15等が搭載さ
れる前の段階である。
は、インナ側電極13aとアウタ側電極13bとから構
成され、このインナ側電極13aとアウタ側電極13b
とに対してドライブ回路を構成するICチップ14の下
部に設けた接点14a,14bが当接するようにして半
田付け等の手段で搭載される。また、アウタ側電極13
bには、フレキシブル基板からなる入力制御回路基板1
5が接続されている。ここで、インナ側電極13aは極
めて細い幅で、極微小なピッチ間隔で多数形成されてお
り、これに対してアウタ側電極13bはインナ側電極1
3aと比較して数も少なく、また遥かに幅が広く、ピッ
チ間隔も粗くなっている。そして、ICチップ14は、
その下面にインナ側電極13a及びアウタ側電極13b
に接続される接点14a,14bが設けられており、透
明基板12の各辺に1〜複数個搭載される。一方、入力
制御回路基板15は1辺につき1個の長尺部材で構成さ
れる。なお、この入力制御回路基板15は直接透明基板
12に接続されるのではなく、フレキシブル基板を介し
て接続される場合もある。このように、液晶パネル10
にICチップ14をCOG方式で搭載すると共に入力制
御回路基板15を接続することにより液晶ディスプレイ
が形成される。点灯試験が行われるのは、液晶パネル1
0にICチップ14や入力制御回路基板15等が搭載さ
れる前の段階である。
【0013】装置本体1には、搭載部2とコンタクト部
3との間に往復移動する液晶パネル10の位置決めユニ
ット20が設けられている。この液晶パネル位置決めユ
ニット20は、図3及び図4からも明らかなように、ボ
ールねじ送り手段21により搭載部2とコンタクト部3
との間に往復移動するベース22を有し、このベース2
2には、その移動方向と直交する方向に位置調整可能な
Y軸ステージ23が設置されている。このY軸ステージ
23もボールねじ送り手段24により駆動される。ここ
で、ベース22はボールねじ送り手段21によって、搭
載部2とコンタクト部3との間に往復移動するだけでな
く、コンタクト部3においては、微小移動させて、その
位置調整も行うことができる。即ち、このベース22は
X軸方向に液晶パネル10の位置を調整するX軸テーブ
ルとしても機能する。さらに、Y軸ステージ23上には
θテーブル25が設けられている。このθテーブル25
は、Y軸ステージ23に立設した円筒支持部23aに回
転可能に嵌合されており、またY軸ステージ23にはボ
ールねじ送り手段26が設けられて、このボールねじ送
り手段26のねじ軸26aにはスライド駒27がガイド
28に沿って移動するように設けられている。スライド
駒27は、θテーブル25に設けた作動板29に当接し
ており、この作動板29はばね30の作用によりスライ
ド駒27に当接する方向に付勢されている。
3との間に往復移動する液晶パネル10の位置決めユニ
ット20が設けられている。この液晶パネル位置決めユ
ニット20は、図3及び図4からも明らかなように、ボ
ールねじ送り手段21により搭載部2とコンタクト部3
との間に往復移動するベース22を有し、このベース2
2には、その移動方向と直交する方向に位置調整可能な
Y軸ステージ23が設置されている。このY軸ステージ
23もボールねじ送り手段24により駆動される。ここ
で、ベース22はボールねじ送り手段21によって、搭
載部2とコンタクト部3との間に往復移動するだけでな
く、コンタクト部3においては、微小移動させて、その
位置調整も行うことができる。即ち、このベース22は
X軸方向に液晶パネル10の位置を調整するX軸テーブ
ルとしても機能する。さらに、Y軸ステージ23上には
θテーブル25が設けられている。このθテーブル25
は、Y軸ステージ23に立設した円筒支持部23aに回
転可能に嵌合されており、またY軸ステージ23にはボ
ールねじ送り手段26が設けられて、このボールねじ送
り手段26のねじ軸26aにはスライド駒27がガイド
28に沿って移動するように設けられている。スライド
駒27は、θテーブル25に設けた作動板29に当接し
ており、この作動板29はばね30の作用によりスライ
ド駒27に当接する方向に付勢されている。
【0014】31は液晶パネル10を保持するパネルホ
ルダであって、このパネルホルダ31はθテーブル25
上に設置されている。このパネルホルダ31の上面に
は、液晶パネル10の液晶表示領域が位置する開口32
が設けられており、この開口32の周囲に液晶パネル1
0の外周縁部が当接するようにして載置される。また、
パネルホルダ31の立壁部の一側には挿通用開口33が
形成されており、点灯試験時には、この挿通用開口33
を介してバックライトユニット34が挿入されて、液晶
パネル10の下面に臨むようになる。バックライトユニ
ット34は、コンタクト部3における装置本体1の奥側
に配置されて、シリンダ等の駆動手段によって、パネル
ホルダ31から離間した退避位置と、パネルホルダ31
内に臨む作動位置との間に往復変位する。なお、35は
パネルホルダ31に設けた真空吸着孔を示し、この真空
吸着孔35を負圧にすることによって、液晶パネル10
はパネルホルダ31に安定した状態に保持される。
ルダであって、このパネルホルダ31はθテーブル25
上に設置されている。このパネルホルダ31の上面に
は、液晶パネル10の液晶表示領域が位置する開口32
が設けられており、この開口32の周囲に液晶パネル1
0の外周縁部が当接するようにして載置される。また、
パネルホルダ31の立壁部の一側には挿通用開口33が
形成されており、点灯試験時には、この挿通用開口33
を介してバックライトユニット34が挿入されて、液晶
パネル10の下面に臨むようになる。バックライトユニ
ット34は、コンタクト部3における装置本体1の奥側
に配置されて、シリンダ等の駆動手段によって、パネル
ホルダ31から離間した退避位置と、パネルホルダ31
内に臨む作動位置との間に往復変位する。なお、35は
パネルホルダ31に設けた真空吸着孔を示し、この真空
吸着孔35を負圧にすることによって、液晶パネル10
はパネルホルダ31に安定した状態に保持される。
【0015】コンタクト部3には、コンタクトユニット
40が設けられている。コンタクトユニット40は、そ
れぞれスライドガイド41に沿って昇降する4本の昇降
軸42の上端部に昇降手段としての支持プレート43を
設けてなるものであり、図5及び図6に示したように、
この支持プレート43には基板ホルダ44が取り付けら
れている。この基板ホルダ44には入力制御回路基板1
5が着脱可能にクランプされる。しかも、この入力制御
回路基板15は、その接点側が所定の長さだけ基板ホル
ダ44から前方に突出する状態で、液晶パネル10をパ
ネルホルダ31に載置して所定の位置に配置させた時
に、この液晶パネル10の透明基板12のアウタ側電極
13bに入力制御回路基板15の接点が確実に当接する
ように位置調整された状態に取り付けられる。ここで、
アウタ側電極13bのピッチ間隔はかなり粗いために、
入力制御回路基板15と透明基板12との間の位置合わ
せはさほど厳格に行わなくとも良い。また、入力制御回
路基板15の接点部分の反対側の面には基板ホルダ44
の延在部分に垂設したゴム等からなるクッション部材4
5が当接している。なお、この入力制御回路基板15は
図示しない電源と接続される。
40が設けられている。コンタクトユニット40は、そ
れぞれスライドガイド41に沿って昇降する4本の昇降
軸42の上端部に昇降手段としての支持プレート43を
設けてなるものであり、図5及び図6に示したように、
この支持プレート43には基板ホルダ44が取り付けら
れている。この基板ホルダ44には入力制御回路基板1
5が着脱可能にクランプされる。しかも、この入力制御
回路基板15は、その接点側が所定の長さだけ基板ホル
ダ44から前方に突出する状態で、液晶パネル10をパ
ネルホルダ31に載置して所定の位置に配置させた時
に、この液晶パネル10の透明基板12のアウタ側電極
13bに入力制御回路基板15の接点が確実に当接する
ように位置調整された状態に取り付けられる。ここで、
アウタ側電極13bのピッチ間隔はかなり粗いために、
入力制御回路基板15と透明基板12との間の位置合わ
せはさほど厳格に行わなくとも良い。また、入力制御回
路基板15の接点部分の反対側の面には基板ホルダ44
の延在部分に垂設したゴム等からなるクッション部材4
5が当接している。なお、この入力制御回路基板15は
図示しない電源と接続される。
【0016】さらに、支持プレート43には、液晶パネ
ル10の各辺に搭載されるICチップ14の数に相当す
る数のチップホルダ46が連結されている。このチップ
ホルダ46は、支持プレート43の上面に沿って水平方
向に延在させた連結部46aの先端に下方に延在させた
ホールド部46bを有し、ホールド部46bの下端部に
はゴム等のクッション部材47が固着して設けられ、さ
らにこのクッション部材47の下端部には取付板47a
が固着されており、この取付板47aにICチップ14
が接着等の手段で着脱可能に装着されている。そして、
昇降軸42の下端部はシリンダ48により上下動される
駆動板48aに連結されており、このシリンダ48を作
動させることによって、昇降軸42が昇降駆動されて、
基板ホルダ44及びチップホルダ46を取り付けた支持
プレート43が上下動することになる。
ル10の各辺に搭載されるICチップ14の数に相当す
る数のチップホルダ46が連結されている。このチップ
ホルダ46は、支持プレート43の上面に沿って水平方
向に延在させた連結部46aの先端に下方に延在させた
ホールド部46bを有し、ホールド部46bの下端部に
はゴム等のクッション部材47が固着して設けられ、さ
らにこのクッション部材47の下端部には取付板47a
が固着されており、この取付板47aにICチップ14
が接着等の手段で着脱可能に装着されている。そして、
昇降軸42の下端部はシリンダ48により上下動される
駆動板48aに連結されており、このシリンダ48を作
動させることによって、昇降軸42が昇降駆動されて、
基板ホルダ44及びチップホルダ46を取り付けた支持
プレート43が上下動することになる。
【0017】チップホルダ46は支持プレート43に対
して水平方向及び回転方向に位置微調整可能に連結され
ている。即ち、チップホルダ46の連結部46は、ボル
ト49,49を用いて支持プレート43の下面に固定さ
れるが、支持プレート43に設けたボルト挿通孔50の
開口径はボルト49の外径より所定の寸法だけ大きくな
っている。従って、このボルト49の外径とボルト挿通
孔50の開口径との径差分だけチップホルダ46は支持
プレート43に対して位置調整できるようになってい
る。この位置調整を行うための調整治具51としては、
丸棒状の本体部51aの先端に偏心ピン51bを連結し
たものを用いることができる。チップホルダ46の連結
部46aには3箇所の調整用の長孔52〜54が設けら
れており、また支持プレート43には3箇所の軸挿通孔
55〜57が形成されている。支持プレート43に形成
した3箇所の軸挿通孔55〜57には、それぞれ調整治
具51の偏心ピン51bをほぼ密嵌状に挿嵌されるもの
である。そして、長孔52〜54のうち、ボルト49,
49間に位置する長孔52及び最基端部に位置する長孔
54は前後方向に長手となり、また中間の位置にある長
孔53は左右方向に長手となっている。これら長孔52
〜54の幅は偏心ピン51bの外径とほぼ一致してい
る。従って、ボルト49,49を緩めた状態で、調整治
具51を軸挿通孔55から長孔52内に挿入して回転さ
せると、チップホルダ46を左右方向に位置調整でき、
また軸挿通孔56から長孔53に挿入して調整治具51
を回転させると前後方向に位置調整でき、さらに軸挿通
孔57から長孔54に調整治具51を挿入して回転させ
ると、チップホルダ46はこの位置を中心として水平方
向に回動するようになり、所謂X,Y,θ方向に位置微
調整できる。
して水平方向及び回転方向に位置微調整可能に連結され
ている。即ち、チップホルダ46の連結部46は、ボル
ト49,49を用いて支持プレート43の下面に固定さ
れるが、支持プレート43に設けたボルト挿通孔50の
開口径はボルト49の外径より所定の寸法だけ大きくな
っている。従って、このボルト49の外径とボルト挿通
孔50の開口径との径差分だけチップホルダ46は支持
プレート43に対して位置調整できるようになってい
る。この位置調整を行うための調整治具51としては、
丸棒状の本体部51aの先端に偏心ピン51bを連結し
たものを用いることができる。チップホルダ46の連結
部46aには3箇所の調整用の長孔52〜54が設けら
れており、また支持プレート43には3箇所の軸挿通孔
55〜57が形成されている。支持プレート43に形成
した3箇所の軸挿通孔55〜57には、それぞれ調整治
具51の偏心ピン51bをほぼ密嵌状に挿嵌されるもの
である。そして、長孔52〜54のうち、ボルト49,
49間に位置する長孔52及び最基端部に位置する長孔
54は前後方向に長手となり、また中間の位置にある長
孔53は左右方向に長手となっている。これら長孔52
〜54の幅は偏心ピン51bの外径とほぼ一致してい
る。従って、ボルト49,49を緩めた状態で、調整治
具51を軸挿通孔55から長孔52内に挿入して回転さ
せると、チップホルダ46を左右方向に位置調整でき、
また軸挿通孔56から長孔53に挿入して調整治具51
を回転させると前後方向に位置調整でき、さらに軸挿通
孔57から長孔54に調整治具51を挿入して回転させ
ると、チップホルダ46はこの位置を中心として水平方
向に回動するようになり、所謂X,Y,θ方向に位置微
調整できる。
【0018】以上のようにして、チップホルダ46の位
置微調整を行うことができるが、このチップホルダ46
の微調整は、そのホールド部46bにおける取付板48
にICチップ14を取り付けた状態で、このICチップ
14の接点14aとインナ側電極13aとの位置合わせ
しながら行われる。そして、その間の位置ずれの有無を
検出するために、パネルホルダ31にはこれら接点14
a及び14bとインナ側電極13a及びアウタ側電極1
3bとを撮像する撮像ユニット60を備えている。この
撮像ユニット60は、照明ランプ61と、CCD等から
なる撮像手段62とを備え、パネルホルダ31の側面か
らこのパネルホルダ31上に液晶パネル10を載置した
時に、そのインナ側電極13aの下方の位置に至る導光
路が形成されている。この導光路としては、パネルホル
ダ31の側面から水平方向に延在させた水平導光路63
aと、垂直方向に延在させた垂直導光路63bとから構
成される。照明ランプ61からの照明光路にはハーフミ
ラー64が設けられており、このハーフミラー64で反
射して水平導光路63aに導かれる。そして、水平導光
路63aの先端部には反射ミラー65が設けられてお
り、この反射ミラー65に反射して光路を上方に取るよ
うになり、垂直導光路63bから液晶パネル10のイン
ナ側電極13aの位置に照明光を照射できるようになっ
ている。また、水平導光路63aとハーフミラー64と
の間の位置には対物レンズ66が設けられ、撮像手段6
2はハーフミラー64の後方位置における対物レンズ6
6の結像位置には配置されている。そして、以上の構成
を有する撮像ユニット60はICチップ14が搭載され
る各位置に設けられている。
置微調整を行うことができるが、このチップホルダ46
の微調整は、そのホールド部46bにおける取付板48
にICチップ14を取り付けた状態で、このICチップ
14の接点14aとインナ側電極13aとの位置合わせ
しながら行われる。そして、その間の位置ずれの有無を
検出するために、パネルホルダ31にはこれら接点14
a及び14bとインナ側電極13a及びアウタ側電極1
3bとを撮像する撮像ユニット60を備えている。この
撮像ユニット60は、照明ランプ61と、CCD等から
なる撮像手段62とを備え、パネルホルダ31の側面か
らこのパネルホルダ31上に液晶パネル10を載置した
時に、そのインナ側電極13aの下方の位置に至る導光
路が形成されている。この導光路としては、パネルホル
ダ31の側面から水平方向に延在させた水平導光路63
aと、垂直方向に延在させた垂直導光路63bとから構
成される。照明ランプ61からの照明光路にはハーフミ
ラー64が設けられており、このハーフミラー64で反
射して水平導光路63aに導かれる。そして、水平導光
路63aの先端部には反射ミラー65が設けられてお
り、この反射ミラー65に反射して光路を上方に取るよ
うになり、垂直導光路63bから液晶パネル10のイン
ナ側電極13aの位置に照明光を照射できるようになっ
ている。また、水平導光路63aとハーフミラー64と
の間の位置には対物レンズ66が設けられ、撮像手段6
2はハーフミラー64の後方位置における対物レンズ6
6の結像位置には配置されている。そして、以上の構成
を有する撮像ユニット60はICチップ14が搭載され
る各位置に設けられている。
【0019】点灯試験装置は以上のように構成される
が、実際に点灯試験を行う際には、まずチップホルダ4
6に取り付けられているICチップ14の接点と液晶パ
ネル10の透明基板12に設けた電極、特にインナ側電
極13aとの位置合わせを行う。このためには、パネル
ホルダ31に液晶パネル10を厳格に位置決めした状態
に載置する。そして、ボールねじ送り手段21を作動さ
せて、位置決めユニット20をコンタクト部3の所定の
原点位置に位置させる。
が、実際に点灯試験を行う際には、まずチップホルダ4
6に取り付けられているICチップ14の接点と液晶パ
ネル10の透明基板12に設けた電極、特にインナ側電
極13aとの位置合わせを行う。このためには、パネル
ホルダ31に液晶パネル10を厳格に位置決めした状態
に載置する。そして、ボールねじ送り手段21を作動さ
せて、位置決めユニット20をコンタクト部3の所定の
原点位置に位置させる。
【0020】この状態で、支持プレート43を下降させ
て、基板ホルダ44に装着した入力制御回路基板15
と、チップホルダ46に設けたICチップ14とを液晶
パネル10の透明基板12に当接させる。そして、入力
制御回路基板15の接点とアウタ側電極13bとの位置
合わせを行うが、アウタ側電極13bはピッチ間隔が粗
く、しかも広い幅となっているから、基板ホルダ44へ
の取り付け時に多少の誤差があったとしても、両者の電
気的な接続が得ることができる。
て、基板ホルダ44に装着した入力制御回路基板15
と、チップホルダ46に設けたICチップ14とを液晶
パネル10の透明基板12に当接させる。そして、入力
制御回路基板15の接点とアウタ側電極13bとの位置
合わせを行うが、アウタ側電極13bはピッチ間隔が粗
く、しかも広い幅となっているから、基板ホルダ44へ
の取り付け時に多少の誤差があったとしても、両者の電
気的な接続が得ることができる。
【0021】然るに、ICチップ14における接点14
aとインナ側電極13aとの位置合わせは厳格に行わな
ければならない。チップホルダ46に設けたICチップ
14は透明基板12と当接しており、この当接時のIC
チップ14における接点14aとインナ側電極13aと
の位置関係は撮像ユニット60における撮像手段62で
撮像されるから、両者の位置が合っているか否かの検
出、及び位置ずれがある時には、どの方向にどれだけず
れているかを認識できる。そこで、位置ずれがあると、
チップホルダ46を支持プレート43に固定しているボ
ルト49を緩めて、調整治具51を長孔52〜54に挿
入して、所定角度回転させることによって、ICチップ
14を保持するチップホルダ46の位置調整を行う。な
お、ICチップ14の接点や透明基板12の損傷を防止
するには、チップホルダ46の位置調整は、ICチップ
14を液晶パネル10から離間させた状態で行えば良
い。また、この作業中で相互の位置確認を行う必要があ
る場合には、ICチップ14を液晶パネル10に当接さ
せるようにする。
aとインナ側電極13aとの位置合わせは厳格に行わな
ければならない。チップホルダ46に設けたICチップ
14は透明基板12と当接しており、この当接時のIC
チップ14における接点14aとインナ側電極13aと
の位置関係は撮像ユニット60における撮像手段62で
撮像されるから、両者の位置が合っているか否かの検
出、及び位置ずれがある時には、どの方向にどれだけず
れているかを認識できる。そこで、位置ずれがあると、
チップホルダ46を支持プレート43に固定しているボ
ルト49を緩めて、調整治具51を長孔52〜54に挿
入して、所定角度回転させることによって、ICチップ
14を保持するチップホルダ46の位置調整を行う。な
お、ICチップ14の接点や透明基板12の損傷を防止
するには、チップホルダ46の位置調整は、ICチップ
14を液晶パネル10から離間させた状態で行えば良
い。また、この作業中で相互の位置確認を行う必要があ
る場合には、ICチップ14を液晶パネル10に当接さ
せるようにする。
【0022】以上のようにしてICチップ14と、点灯
試験時における基準位置での液晶パネル10の位置とが
相互に正確に位置調整されることになって、液晶パネル
10の点灯試験が開始される。即ち、まず液晶パネル1
0をその透明基板11が上方を向くようにして位置決め
ユニット20におけるパネルホルダ31の開口32の上
部位置に装着して、真空吸着孔35の作用により液晶パ
ネル10を固定的に保持する。
試験時における基準位置での液晶パネル10の位置とが
相互に正確に位置調整されることになって、液晶パネル
10の点灯試験が開始される。即ち、まず液晶パネル1
0をその透明基板11が上方を向くようにして位置決め
ユニット20におけるパネルホルダ31の開口32の上
部位置に装着して、真空吸着孔35の作用により液晶パ
ネル10を固定的に保持する。
【0023】そこで、ボールねじ送り手段21を作動さ
せて、位置決めユニット20を搭載部2からコンタクト
部3に移行させる。この状態で、例えばテレビカメラ4
を用いた画像認識手段等により、位置決めユニット20
のパネルホルダ31に支承されている液晶パネル10の
位置を検出する。ここで、液晶パネル10の透明基板1
2には、位置検出用のアライメントマークが設けられて
いるから、このアライメントマークを基準にして位置検
出を行う。そして、液晶パネル10が基準位置からずれ
ていると、ベース22,Y軸ステージ23及びθテーブ
ル25を適宜作動させて、液晶パネル10が基準位置と
なるように位置調整される。
せて、位置決めユニット20を搭載部2からコンタクト
部3に移行させる。この状態で、例えばテレビカメラ4
を用いた画像認識手段等により、位置決めユニット20
のパネルホルダ31に支承されている液晶パネル10の
位置を検出する。ここで、液晶パネル10の透明基板1
2には、位置検出用のアライメントマークが設けられて
いるから、このアライメントマークを基準にして位置検
出を行う。そして、液晶パネル10が基準位置からずれ
ていると、ベース22,Y軸ステージ23及びθテーブ
ル25を適宜作動させて、液晶パネル10が基準位置と
なるように位置調整される。
【0024】液晶パネル10の位置が調整されると、バ
ックライト34をパネルホルダ31に形成した挿通用開
口33から液晶パネル10の下部における作動位置に臨
むように変位させる。この状態で、シリンダ48により
昇降軸42を下降させることによって、コンタクトユニ
ット40を構成する支持プレート43が下降して、この
支持プレート43に装着した基板ホルダ44及びチップ
ホルダ46が下降してそれぞれ液晶パネル10に載置さ
れる。ここで、液晶パネル10が位置調整されて、イン
ナ側電極13a及びアウタ側電極13bにはチップホル
ダ46に設けたICチップ14の各接点14a,14b
が電気的に接続される。また、基板ホルダ44に装着さ
れている入力制御回路基板15の各接点はアウタ側電極
13bに当接される。
ックライト34をパネルホルダ31に形成した挿通用開
口33から液晶パネル10の下部における作動位置に臨
むように変位させる。この状態で、シリンダ48により
昇降軸42を下降させることによって、コンタクトユニ
ット40を構成する支持プレート43が下降して、この
支持プレート43に装着した基板ホルダ44及びチップ
ホルダ46が下降してそれぞれ液晶パネル10に載置さ
れる。ここで、液晶パネル10が位置調整されて、イン
ナ側電極13a及びアウタ側電極13bにはチップホル
ダ46に設けたICチップ14の各接点14a,14b
が電気的に接続される。また、基板ホルダ44に装着さ
れている入力制御回路基板15の各接点はアウタ側電極
13bに当接される。
【0025】而して、チップホルダ46におけるホール
ド部46bにはクッション部材47が設けられ、このク
ッション部材47を介してICチップ14が設けられて
いるから、ある程度クッション部材47を撓める状態に
することによって、透明基板12に多少の反りがあった
り、ICチップ14のチップホルダ46の取付板47a
に対して傾いた状態に固定されている等があっても、両
者の電気的接続は確実に行われる。また、フレキシブル
基板から構成される入力制御回路基板15も同様にクッ
ション部材45に当接しているから、このクッション部
材45が撓むようになって、この入力制御回路基板15
とアウタ側電極13bとも確実に接続される。
ド部46bにはクッション部材47が設けられ、このク
ッション部材47を介してICチップ14が設けられて
いるから、ある程度クッション部材47を撓める状態に
することによって、透明基板12に多少の反りがあった
り、ICチップ14のチップホルダ46の取付板47a
に対して傾いた状態に固定されている等があっても、両
者の電気的接続は確実に行われる。また、フレキシブル
基板から構成される入力制御回路基板15も同様にクッ
ション部材45に当接しているから、このクッション部
材45が撓むようになって、この入力制御回路基板15
とアウタ側電極13bとも確実に接続される。
【0026】そこで、バックライトユニット34を点灯
させると共に、入力制御回路基板15に通電させること
によって、液晶パネル10を全点灯させて、液晶表示領
域における全画素が点灯するか否かに基づいて、画素欠
陥の有無等の検査を行う。この検査は、作業者の目視に
より行うことができるが、テレビカメラを用いた画像処
理により自動的に検査することも可能である。
させると共に、入力制御回路基板15に通電させること
によって、液晶パネル10を全点灯させて、液晶表示領
域における全画素が点灯するか否かに基づいて、画素欠
陥の有無等の検査を行う。この検査は、作業者の目視に
より行うことができるが、テレビカメラを用いた画像処
理により自動的に検査することも可能である。
【0027】液晶パネル10の点灯試験が終了すると、
バックライトユニット34を退避位置に変位させ、位置
決めユニット20をコンタクト部3から搭載部2に移行
させて、パネルホルダ31から試験済の液晶パネル10
を取り出し、新たな液晶パネル10を位置決めユニット
20に設置して、前述と同様の操作を行うことによっ
て、順次液晶パネル10の点灯試験が行われる。なお、
液晶パネル10のパネルホルダ31への着脱は、作業者
が手動で行うようにしても良いが、例えば真空吸着手段
等を用いて自動的に行うようにすることもできる。
バックライトユニット34を退避位置に変位させ、位置
決めユニット20をコンタクト部3から搭載部2に移行
させて、パネルホルダ31から試験済の液晶パネル10
を取り出し、新たな液晶パネル10を位置決めユニット
20に設置して、前述と同様の操作を行うことによっ
て、順次液晶パネル10の点灯試験が行われる。なお、
液晶パネル10のパネルホルダ31への着脱は、作業者
が手動で行うようにしても良いが、例えば真空吸着手段
等を用いて自動的に行うようにすることもできる。
【0028】ところで、ICチップ14の接点14a,
14bは、例えば銀バンプ等のように軟性の金属で形成
されており、多数回繰り返してコンタクトさせると、摩
耗やへたり等が生じて透明基板12の電極に全ての接点
を当接させるのが困難になる。そこで、接点が損傷した
ICチップ14に代えて、新たなICチップ14をチッ
プホルダ46に装着する。このICチップ14の交換
は、損傷したICチップ14を取付板47aから取り外
して、新たなICチップ14を装着する。ここで、IC
チップ14の取付板47aへの装着を接着剤を用いて行
う場合には、溶剤等を用いて接着剤を剥離して、取付板
47aを清浄な状態にした上で、新たなICチップ14
を接着剤を用いて貼り付ける。
14bは、例えば銀バンプ等のように軟性の金属で形成
されており、多数回繰り返してコンタクトさせると、摩
耗やへたり等が生じて透明基板12の電極に全ての接点
を当接させるのが困難になる。そこで、接点が損傷した
ICチップ14に代えて、新たなICチップ14をチッ
プホルダ46に装着する。このICチップ14の交換
は、損傷したICチップ14を取付板47aから取り外
して、新たなICチップ14を装着する。ここで、IC
チップ14の取付板47aへの装着を接着剤を用いて行
う場合には、溶剤等を用いて接着剤を剥離して、取付板
47aを清浄な状態にした上で、新たなICチップ14
を接着剤を用いて貼り付ける。
【0029】以上のようにして、ICチップ14の交換
は簡単に行われるが、交換後のICチップ14と透明基
板12との間で改めて位置合わせを行う。このために、
既に説明したように、交換したICチップ14の接点1
4a,14bを透明基板12の電極13a,13bに当
接させるようにして、撮像ユニット60を用いてこの接
続状態を確認し、その間にずれがあると、チップホルダ
46を適宜の方向に動かすことにより位置調整を行うこ
とができる。
は簡単に行われるが、交換後のICチップ14と透明基
板12との間で改めて位置合わせを行う。このために、
既に説明したように、交換したICチップ14の接点1
4a,14bを透明基板12の電極13a,13bに当
接させるようにして、撮像ユニット60を用いてこの接
続状態を確認し、その間にずれがあると、チップホルダ
46を適宜の方向に動かすことにより位置調整を行うこ
とができる。
【0030】ここで、ICチップ14は大量生産される
もので、極めて安価なものであるから、点灯試験を行う
際に、液晶パネル10の各画素に駆動電圧を供給するた
めの電気回路として専用のものを用いるのではなく、I
Cチップ14を用いることによって、点灯試験装置の製
造及びメンテナンスの費用を著しく低減できる。また、
入力制御回路基板15もコンタクト回数が多くなると、
その交換が必要になるが、その時には入力制御回路基板
15も交換される。
もので、極めて安価なものであるから、点灯試験を行う
際に、液晶パネル10の各画素に駆動電圧を供給するた
めの電気回路として専用のものを用いるのではなく、I
Cチップ14を用いることによって、点灯試験装置の製
造及びメンテナンスの費用を著しく低減できる。また、
入力制御回路基板15もコンタクト回数が多くなると、
その交換が必要になるが、その時には入力制御回路基板
15も交換される。
【0031】前述したように、ICチップ14はチップ
ホルダに直接固定することも可能であるが、図7に示し
たように、チップホルダ70に保持され、所定の腰を持
った樹脂シート71に固着して設けるように構成するこ
ともできる。このように樹脂シート71にICチップ1
4を固着して設けると、その交換時には樹脂シート71
ごとチップホルダ70から取り外すことにより交換する
ことができ、ICチップ14の交換がさらに容易にな
る。ただし、樹脂シート71にICチップ14を固着す
ると、入力制御回路基板15を直接透明基板12に接続
できなくなる。そこで、樹脂シート71に所要数の透孔
を形成しておき、またチップホルダ70にピンホルダ7
2を装着させて、このピンホルダ72に所定の数のプロ
ーブピン73を植設し、これらプローブピン73と図示
しない入力制御回路基板15とをワイヤリングするよう
に構成する。そして、チップホルダ70に設けたICチ
ップ14の接点14a,14bを液晶パネル10の透明
基板12の電極13a,13bに確実に当接させるため
に、プレス手段74が設けられる。このプレス手段74
はプレス本体75を有し、このプレス本体75には、下
端面にゴム等のクッション部材76を装着したプレス作
動部77を設けたものであり、プレス本体75にはプレ
ス作動部77を昇降可能に保持する収容部78が形成さ
れており、この収容部78にはプレス作動部77を突出
する方向に付勢するばね79が設けられている。
ホルダに直接固定することも可能であるが、図7に示し
たように、チップホルダ70に保持され、所定の腰を持
った樹脂シート71に固着して設けるように構成するこ
ともできる。このように樹脂シート71にICチップ1
4を固着して設けると、その交換時には樹脂シート71
ごとチップホルダ70から取り外すことにより交換する
ことができ、ICチップ14の交換がさらに容易にな
る。ただし、樹脂シート71にICチップ14を固着す
ると、入力制御回路基板15を直接透明基板12に接続
できなくなる。そこで、樹脂シート71に所要数の透孔
を形成しておき、またチップホルダ70にピンホルダ7
2を装着させて、このピンホルダ72に所定の数のプロ
ーブピン73を植設し、これらプローブピン73と図示
しない入力制御回路基板15とをワイヤリングするよう
に構成する。そして、チップホルダ70に設けたICチ
ップ14の接点14a,14bを液晶パネル10の透明
基板12の電極13a,13bに確実に当接させるため
に、プレス手段74が設けられる。このプレス手段74
はプレス本体75を有し、このプレス本体75には、下
端面にゴム等のクッション部材76を装着したプレス作
動部77を設けたものであり、プレス本体75にはプレ
ス作動部77を昇降可能に保持する収容部78が形成さ
れており、この収容部78にはプレス作動部77を突出
する方向に付勢するばね79が設けられている。
【0032】これらチップホルダ70,ピンホルダ72
及びプレス手段74は昇降可能となっており、それらを
昇降駆動するために、図8に示した駆動機構が設けられ
る。この機構は、スライドガイド80に挿通されて、シ
リンダ等の駆動手段81により上下動する4本の昇降軸
82を有し、この昇降軸82には、第1,第2の支持プ
レート83,84が装着されている。第1の支持プレー
ト83は軸受部材85を介して昇降軸82に相対移動可
能に連結されており、第2の支持プレート84は昇降軸
82の先端に固定的に設けられる。そして、第2の支持
プレート84にはスぺーサロッド86が垂設されてお
り、このスぺーサロッド86の下端部は第1の支持プレ
ート83を貫通して、その端部に規制板86aが設けら
れている。そして、第1,第2の支持プレート83,8
4間にはばね87が介装されており、このばね87の作
用によって、第1の支持プレート83はスぺーサロッド
86の規制板86aに当接した状態に保持される。この
状態から、第1の支持プレート83を上方に押し上げる
力が作用すると、この第1の支持プレート83はばね8
7に抗して昇降軸82に沿って第2の支持プレート84
に近接する方向にスライド変位することになる。そし
て、第1の支持プレート83の最下降位置を規制するた
めに、高さ位置調整可能なねじ杆等から構成されるスト
ッパ部材88が設けられており、昇降軸82を下降させ
た時には、第1の支持プレート83はこのストッパ部材
88に当接する位置で下降を停止し、それ以後は第2の
支持プレート84だけが下降して、第1,第2の支持プ
レート83,84が近接することになる。
及びプレス手段74は昇降可能となっており、それらを
昇降駆動するために、図8に示した駆動機構が設けられ
る。この機構は、スライドガイド80に挿通されて、シ
リンダ等の駆動手段81により上下動する4本の昇降軸
82を有し、この昇降軸82には、第1,第2の支持プ
レート83,84が装着されている。第1の支持プレー
ト83は軸受部材85を介して昇降軸82に相対移動可
能に連結されており、第2の支持プレート84は昇降軸
82の先端に固定的に設けられる。そして、第2の支持
プレート84にはスぺーサロッド86が垂設されてお
り、このスぺーサロッド86の下端部は第1の支持プレ
ート83を貫通して、その端部に規制板86aが設けら
れている。そして、第1,第2の支持プレート83,8
4間にはばね87が介装されており、このばね87の作
用によって、第1の支持プレート83はスぺーサロッド
86の規制板86aに当接した状態に保持される。この
状態から、第1の支持プレート83を上方に押し上げる
力が作用すると、この第1の支持プレート83はばね8
7に抗して昇降軸82に沿って第2の支持プレート84
に近接する方向にスライド変位することになる。そし
て、第1の支持プレート83の最下降位置を規制するた
めに、高さ位置調整可能なねじ杆等から構成されるスト
ッパ部材88が設けられており、昇降軸82を下降させ
た時には、第1の支持プレート83はこのストッパ部材
88に当接する位置で下降を停止し、それ以後は第2の
支持プレート84だけが下降して、第1,第2の支持プ
レート83,84が近接することになる。
【0033】チップホルダ70は、第1の支持プレート
83に位置微調整可能に連結して設けられる。また、ピ
ンホルダ72も第1の支持プレート83に取り付けられ
るか、またはチップホルダ70に取り付けられる。これ
に対して、プレス手段74は第2の支持プレート84に
固定的に保持される。そして、ストッパ部材88による
第1の支持プレート83の最下降位置は、チップホルダ
70に装着した樹脂シート71に固着されているICチ
ップ14がパネルホルダ31に装着した液晶パネル10
の透明基板12と当接する高さ位置である。また、第1
の支持プレート83に荷重が作用しない状態での第2の
支持プレート84との間隔は、プレス手段74のクッシ
ョン部材76は樹脂シート71に対して非接触状態に保
持される間隔となっている。
83に位置微調整可能に連結して設けられる。また、ピ
ンホルダ72も第1の支持プレート83に取り付けられ
るか、またはチップホルダ70に取り付けられる。これ
に対して、プレス手段74は第2の支持プレート84に
固定的に保持される。そして、ストッパ部材88による
第1の支持プレート83の最下降位置は、チップホルダ
70に装着した樹脂シート71に固着されているICチ
ップ14がパネルホルダ31に装着した液晶パネル10
の透明基板12と当接する高さ位置である。また、第1
の支持プレート83に荷重が作用しない状態での第2の
支持プレート84との間隔は、プレス手段74のクッシ
ョン部材76は樹脂シート71に対して非接触状態に保
持される間隔となっている。
【0034】以上のように構成することによって、点灯
試験の開始前の段階では、昇降軸82が押し上げられ
て、第1の支持プレート83はストッパ部材88とは非
接触状態に保持されている。この状態では、第1,第2
の支持プレート83,84間にもプレス手段74のクッ
ション部材76が樹脂シート71とは非接触状態に保た
れる間隔が設けられる。そこで、例えば第1の実施の形
態で示した位置決めユニット20によって、液晶パネル
10が所定の位置に搬入されると、昇降軸82を下降さ
せることによって、まず第1の支持プレート83がスト
ッパ部材88に当接する位置まで下降させる。第1の支
持プレート83の下降はこの位置で停止するが、この時
には樹脂シート71に設けたICチップ14が透明基板
12と当接すると共にピンホルダ72のプローブピン7
3が透明基板12と当接する。この状態から、昇降軸8
2がさらに下降すると、第2の支持プレート84のみが
下降することになる結果、プレス手段74におけるプレ
ス作動部77に貼着したクッション部材76が樹脂シー
ト71に当接することになり、所定の位置まで下降する
と、ばね79が撓むことになるから、このばね79の撓
みによりICチップ14が透明基板12に押し付けられ
る。
試験の開始前の段階では、昇降軸82が押し上げられ
て、第1の支持プレート83はストッパ部材88とは非
接触状態に保持されている。この状態では、第1,第2
の支持プレート83,84間にもプレス手段74のクッ
ション部材76が樹脂シート71とは非接触状態に保た
れる間隔が設けられる。そこで、例えば第1の実施の形
態で示した位置決めユニット20によって、液晶パネル
10が所定の位置に搬入されると、昇降軸82を下降さ
せることによって、まず第1の支持プレート83がスト
ッパ部材88に当接する位置まで下降させる。第1の支
持プレート83の下降はこの位置で停止するが、この時
には樹脂シート71に設けたICチップ14が透明基板
12と当接すると共にピンホルダ72のプローブピン7
3が透明基板12と当接する。この状態から、昇降軸8
2がさらに下降すると、第2の支持プレート84のみが
下降することになる結果、プレス手段74におけるプレ
ス作動部77に貼着したクッション部材76が樹脂シー
ト71に当接することになり、所定の位置まで下降する
と、ばね79が撓むことになるから、このばね79の撓
みによりICチップ14が透明基板12に押し付けられ
る。
【0035】而して、チップホルダ70に保持された樹
脂シート71に固着したICチップ14の接点14a,
14bがパネルホルダに載置された液晶パネル10の透
明基板12における電極13a,13bと正確に位置が
合うように調整されており、またピンホルダ72に植設
したプローブピン73がアウタ側電極13bに当接する
位置に調整することにより、液晶パネル10の液晶表示
領域における全画素を点灯させることができる。ここ
で、装置の組み付け時、及びICチップ14の交換時に
おけるICチップ14と透明基板12との位置合わせを
行うための位置検出機構としては、第1の実施の形態に
示した撮像ユニット等を用いることができる。また、相
対位置ずれがあると、適宜の調整治具を用いてチップホ
ルダ70の第1の支持プレート83への固定位置を微調
整すれば良い。
脂シート71に固着したICチップ14の接点14a,
14bがパネルホルダに載置された液晶パネル10の透
明基板12における電極13a,13bと正確に位置が
合うように調整されており、またピンホルダ72に植設
したプローブピン73がアウタ側電極13bに当接する
位置に調整することにより、液晶パネル10の液晶表示
領域における全画素を点灯させることができる。ここ
で、装置の組み付け時、及びICチップ14の交換時に
おけるICチップ14と透明基板12との位置合わせを
行うための位置検出機構としては、第1の実施の形態に
示した撮像ユニット等を用いることができる。また、相
対位置ずれがあると、適宜の調整治具を用いてチップホ
ルダ70の第1の支持プレート83への固定位置を微調
整すれば良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、液晶パ
ネルの透明基板に接離されるコンタクトユニットに、液
晶パネルに実際に搭載されるICチップを設ける構成と
したので、コンタクトユニットの構成が著しく簡単にな
り、安価に製造できると共に、交換部品も安価に入手で
きる等の効果を奏する。
ネルの透明基板に接離されるコンタクトユニットに、液
晶パネルに実際に搭載されるICチップを設ける構成と
したので、コンタクトユニットの構成が著しく簡単にな
り、安価に製造できると共に、交換部品も安価に入手で
きる等の効果を奏する。
【図1】本発明の実施の一形態を示す点灯試験装置の全
体構成図である。
体構成図である。
【図2】液晶パネルの要部外観図である。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】液晶パネルの位置決めユニットの断面図であ
る。
る。
【図5】コンタクトユニットの構成説明図である。
【図6】コンタクトユニット装着部の平面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示すコンタクトユニ
ットの構成説明図である。
ットの構成説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における図3と同じ
位置での断面図である。
位置での断面図である。
10 液晶パネル 11,12 透明
基板 13a インナ側電極 13b アウタ側
電極 14 ICチップ 14a,14b
接点 15 入力制御回路基板 20 位置決めユ
ニット 31 パネルホルダ 40 コンタクト
ユニット 42 昇降軸 43 支持プレー
ト 44 基板ホルダ 45,47,76
クッション部材 46,70 チップホルダ 60 撮像ユニッ
ト 62 撮像手段 66 対物レンズ 71 樹脂シート 72 ピンホルダ 73 プローブピン 74 プレス手段 75 プレス本体
基板 13a インナ側電極 13b アウタ側
電極 14 ICチップ 14a,14b
接点 15 入力制御回路基板 20 位置決めユ
ニット 31 パネルホルダ 40 コンタクト
ユニット 42 昇降軸 43 支持プレー
ト 44 基板ホルダ 45,47,76
クッション部材 46,70 チップホルダ 60 撮像ユニッ
ト 62 撮像手段 66 対物レンズ 71 樹脂シート 72 ピンホルダ 73 プローブピン 74 プレス手段 75 プレス本体
Claims (6)
- 【請求項1】 一対の透明基板間に液晶を封入してな
り、少なくとも一方の透明基板を他方の透明基板から張
り出させて、この張り出し部に多数の電極を設けて、ド
ライブ回路を構成するICチップを透明基板に直接搭載
して、それぞれの接点を透明基板に設けた電極に接続す
ると共に、入力回路基板を前記ドライブ回路と電気的に
接続するようにして装着してなる液晶ディスプレイを、
ドライブ回路及び入力回路基板を装着する前の液晶パネ
ルの段階で液晶パネルの全画素に駆動電圧を印加するこ
とにより点灯試験を行う装置であって、昇降手段と、こ
の昇降手段により前記電極を形成した透明基板に接離さ
れるコンタクトユニットとを有し、このコンタクトユニ
ットは、前記昇降手段に着脱可能に装着され、この昇降
手段に弾性的に支持される前記ドライブ回路のICチッ
プを有するものであることを特徴とする液晶パネルの点
灯試験装置。 - 【請求項2】 前記ICチップはクッション部材を介し
て前記昇降手段に交換可能に装着する構成としたことを
特徴とする請求項1記載の液晶パネルの点灯試験装置。 - 【請求項3】 前記ICチップはフィルムに貼着して、
このICチップを装着したフィルムを前記昇降手段に着
脱可能に取り付ける構成としたこを特徴とする請求項1
記載の液晶パネルの点灯試験装置。 - 【請求項4】 前記コンタクトユニットは、さらに入力
制御回路基板を含むことを特徴とする請求項1記載の液
晶パネルの点灯試験装置。 - 【請求項5】 前記ICチップの各接点と、前記透明基
板の電極との位置を調整するために、前記昇降手段を位
置調整手段に装着すると共に、前記ICチップの各接点
と透明基板の電極との接続状態を検出する接続状態検出
手段を備える構成としたことを特徴とする請求項1記載
の液晶パネルの点灯試験装置。 - 【請求項6】 前記接続状態検出手段は、前記液晶パネ
ルを装着した部材に設けた透孔を介して、前記ICチッ
プの各接点及び前記透明基板の電極を視野内に入れる撮
像手段を備える構成としたことを特徴とする請求項5記
載の液晶パネルの点灯試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12476897A JPH10301076A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 液晶パネルの点灯試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12476897A JPH10301076A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 液晶パネルの点灯試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10301076A true JPH10301076A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14893647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12476897A Pending JPH10301076A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 液晶パネルの点灯試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10301076A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006220495A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-08-24 | Olympus Corp | 基板検査装置 |
CN108682371A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-10-19 | 武汉精测电子集团股份有限公司 | 显示面板自动拔线装置 |
CN109036232A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-12-18 | 武汉精测电子集团股份有限公司 | 显示面板自动点屏装置 |
CN113884502A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-01-04 | 武汉华工激光工程有限责任公司 | 基于线阵相机的载板检测及激光标记系统和方法 |
CN118305766A (zh) * | 2024-06-11 | 2024-07-09 | 俐玛光电科技(北京)有限公司 | 一种电路板测试工装夹具 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP12476897A patent/JPH10301076A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006220495A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-08-24 | Olympus Corp | 基板検査装置 |
JP4700365B2 (ja) * | 2005-02-09 | 2011-06-15 | オリンパス株式会社 | 基板検査装置 |
CN108682371A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-10-19 | 武汉精测电子集团股份有限公司 | 显示面板自动拔线装置 |
CN109036232A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-12-18 | 武汉精测电子集团股份有限公司 | 显示面板自动点屏装置 |
CN108682371B (zh) * | 2018-08-03 | 2023-09-12 | 武汉精测电子集团股份有限公司 | 显示面板自动拔线装置 |
CN109036232B (zh) * | 2018-08-03 | 2023-09-29 | 武汉精测电子集团股份有限公司 | 显示面板自动点屏装置 |
CN113884502A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-01-04 | 武汉华工激光工程有限责任公司 | 基于线阵相机的载板检测及激光标记系统和方法 |
CN118305766A (zh) * | 2024-06-11 | 2024-07-09 | 俐玛光电科技(北京)有限公司 | 一种电路板测试工装夹具 |
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