JP2006035742A - 封筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】 3つの紙片が重ね合わされ、重なり合った紙片どうしが周縁部にて接着されて形成された封筒において、容易に開封することができながらもごみを生じさせることを回避する。
【解決手段】 3つの紙片10,20,30が連接してなる封筒用紙1が巻き込むように紙片10,20,30の連接部分を介して順次折り畳まれて紙片10,20,30どうしがその一部にて接着されて構成され、封筒用紙1の巻き込み形状の最も外側となる紙片10に配達証11a,11bが分離可能に区画形成され、紙片10に、配達証11aに接した位置を始端とし、紙片10内に終端を有するミシン目15a,15bを形成するとともに、紙片30に、封筒用紙1が折り畳まれた場合にミシン目15a,15bと対向するようにミシン目33を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、3つの紙片が重ね合わされ、重なり合った紙片どうしが周縁部にて接着されて形成された封筒に関する。
従来より、重要な配達物を発送する場合等において、配達物が受取人に配達されたことを確認できる配達記録郵便が用いられている。このような配達記録郵便においては、受取人の住所や氏名等が記載されるとともに、受取人の受取印を押下するための領域が設けられた配達証が配達物の裏面に貼付され、配達物が受取人にて受け取られると、配達証に受取印が押下され、その後、この配達証が配達物から剥離されて配達人によって持ち帰られる。これにより、配達物が間違いなく受取人に配達されたことを確認可能としている。
ここで、上述したような配達記録郵便においては、配達証を配達物の発送元にて配達物に貼付しておけば、郵便料金が減額される制度が設けられており、そのため、配達物の発送元において、配達物となる封筒を作成する際にこの封筒の一部に配達証を分離可能に設けておく技術が考えられている(例えば、特許文献1参照)。この技術においては、連接された3つの紙片のうち一端部となる紙片に配達証を分離可能に区画形成しておき、また、この紙片に連接する紙片に宛先情報を印刷しておく。そしてまず、宛先情報が印刷された紙片とこの紙片に連接する2つの紙片のうち配達証が設けられていない側の紙片とを連接部を介して折り畳み接着する。この2つの紙片においては、2つの紙片に渡って3辺に接着剤が塗布されており、この接着剤によって互いに接着されることになる。これにより、封入物が封入される領域が形成される。その後、接着された2つの紙片のうち宛先情報が印刷されていない紙片と配達証が設けられた紙片とが対向するように折り畳み、配達証が設けられた紙片に塗布された剥離可能な接着剤によってこれらを互いに接着する。
このように、宛先情報が印刷された紙片とこれに隣接する紙片とが接着剤によって接着されて封入物が封入される領域が形成され、かつ、配達証が設けられた紙片が剥離可能な接着剤によって他の紙片と接着されているため、配達証を封筒から容易に分離して回収することができる。また、上述したように、配達物の発送元において、配達物となる封筒に宛先情報とともに配達証を印刷することにより、封筒に記載された宛先情報と、配達証に記載された受取人の住所や氏名等との人手による照合作業が不要となる。
また、近年、上述したように複数の紙片が重ね合わされて作製される封筒においては、紙片どうしの折り部に直交した辺部に渡って開封用のミシン目を予め穿設しておき、それにより、容易に開封することができるものが考えられている(例えば、特許文献2参照。)。このような構成の封筒に上述したような配達証を設けた場合、配達証が封筒から切り離された後、折り部と直交する位置にある辺部をミシン目によって取り除いて封筒を開封し、封筒内に封入された封入物を取り出すことになる。
特開2000−318741号公報 特開2003−136865号公報
しかしながら、上述したように、3つの紙片が重ね合わされて構成され、1つの紙片に配達証が分離可能に区画形成された封筒について、1つの辺部に渡って開封用のミシン目を予め穿設しておき、それにより、容易に開封することができるようにしたものにおいては、配達証が封筒から切り離された後、ミシン目を切断することにより一部を取り除いて封筒を開封することになるため、取り除いた部分のごみが生じてしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、3つの紙片が重ね合わされ、重なり合った紙片どうしが周縁部にて接着されて形成された封筒において、容易に開封することができながらもごみを生じさせることのない封筒を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
第1、第2及び第3の紙片がこの順で重ね合わされ、重なり合った前記紙片どうしが周縁部にて接着されて形成された封筒であって、
前記第1の紙片には、情報記入部が分離可能に区画形成されているとともに、該情報記入部の両側縁にそれぞれ接した位置を始端とし当該紙片内に終端を有するように2本の第1の切り取り線が形成され、
前記第2の紙片には、第2の切り取り線が、前記第1の切り取り線と対向し、かつ前記第1の切り取り線の始端間を前記情報記入部と対向する領域内で繋いで形成され、
前記第2の紙片と前記第3の紙片との間で、封入物が封入される封入部が形成されている。
また、前記情報記入部は、一部に分離開始部が形成され、
前記2本の第1の切り取り線は、前記分離開始部からの前記情報記入部の分離方向上流側の間隔が、前記分離開始部からの前記情報記入部の分離方向下流側の間隔よりも広くなるように形成されていることを特徴とする。
また、連接した3つの紙片を有し、前記各紙片が重なり合うように折り畳まれ、折り畳まれた前記紙片の周縁どうしが接着されることによって封筒を形成する封筒用紙であって、
前記各紙片のうち前記封筒の裏面側を構成する紙片には、情報記入部が分離可能に区画形成されているとともに、該情報記入部の両側縁にそれぞれ接した位置を始端とし当該紙片内に終端を有するように2本の第1の切り取り線が形成され、
前記各紙片のうち、折り畳まれたときに2つの前記紙片の間に位置する紙片には、第2の切り取り線が、前記各紙片が折り畳まれた状態のときに前記第1の切り取り線と対向し、かつ前記第1の切り取り線の始端間を前記情報記入部と対向する領域内で繋いで形成されている。
上記のように構成された本発明においては、情報記入部が分離された後、情報記入部が区画形成された第1の紙片に形成された第1の切り取り線とともに、第2の紙片に形成された第2の切り取り線を切断していくことによって封筒が開封され、封筒内に封入された封入物が取り出されることになる。この際、情報記入部の両側縁に接した始端から第1の切り取り線を切断していくことになるが、第1の切り取り線は、この第1の切り取り線が形成された第1の紙片内にて終端を有するため、第1の切り取り線が完全に切断された場合であっても第1の紙片から分離する領域は生じることはなく、それにより、ごみが生じることがない。また、第2の切り取り線においても、第1の切り取り線と対向するように形成されているため、同様に、第2の切り取り線が完全に切断された場合であっても第2の紙片から分離する領域は生じることはなく、それにより、ごみが生じることがない。
以上説明したように本発明においては、第1、第2及び第3の紙片がこの順で重ね合わされ、重なり合った紙片どうしが周縁部にて接着されて形成された封筒であって、第1の紙片には、情報記入部が分離可能に区画形成されているとともに、該情報記入部の両側縁にそれぞれ接した位置を始端とし当該紙片内に終端を有するように2本の第1の切り取り線が形成され、第2の紙片には、第2の切り取り線が、第1の切り取り線と対向し、かつ第1の切り取り線の始端間を情報記入部と対向する領域内で繋いで形成され、第2の紙片と第3の紙片との間で、封入物が封入される封入部が形成されている構成としたため、封筒を容易に開封することができ、また、第1及び第2の切り取り線が完全に切断された場合であっても紙片から分離する領域は生じることはなく、それにより、ごみが生じることがない。
また、情報記入部の一部に分離開始部が形成され、2本の第1の切り取り線が、分離開始部からの情報記入部の分離方向上流側の間隔が、分離開始部からの情報記入部の分離方向下流側の間隔よりも広くなるように形成されているものにおいては、情報記入部を分離開始部から分離していく際に、その分離動作に伴って第1及び第2の切り取り線が切断されてしまうことを回避することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の封筒を作成するための封筒用紙の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は裏面の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、第1の紙片10と、第3の紙片20と、第2の紙片30とが連接部分となる折り線40a,40bを介して連接してなるものであって、裏面の連接方向両辺に沿う領域にそれぞれ接着剤60a,60bが塗布されて構成されている。なお、折り線40a,40bは、例えばミシン目によって形成すること等が考えられる。
3つの紙片10,20,30のうち、連接状態の中央に位置し、折り線40a,40bを介して折り畳まれた場合に封筒の表面を構成する紙片20の表面には、この封筒用紙1によって作成された封筒の受取人の住所や氏名等の宛先情報21が印刷されている。
また、折り線40aを介して紙片20に連接し、折り線40a,40bを介して折り畳まれた場合に封筒の裏面を構成する紙片10には、マイクロミシン目12によって情報記入部である配達証11a,11bが分離可能に区画形成されており、また、配達証11a,11bのそれぞれについて、マイクロミシン目12に連通し、配達証11a,11bを接着剤60bが塗布された側から接着剤60aが塗布された側に向かってマイクロミシン目12によって紙片10から分離するための分離開始部である切り込み13a,13bが形成されている。2つの配達証11a,11bのうち、一方の配達証11aは、この封筒用紙1によって作成された封筒が受取人にて受け取られた場合に回収されるものであり、他方の配達証11bは封筒とともに受取人に渡されるものである。これら配達証11a,11bには、その表面に、紙片20に印刷された宛先情報21に含まれる封筒の受取人の住所や氏名等が印刷されるとともに、受取人の受取印を押下するための領域が設けられており、さらに、この配達証を管理するためのバーコード情報が印刷されている。また、配達証11bの裏面には、クーポン情報14が印刷されている。また、配達証11aの側縁に接した位置をそれぞれ始端とし、始端に対して紙片10内の接着剤60bが塗布された領域側に終端を有する第1の切り取り線である2本のミシン目15a,15が形成されている。この2本のミシン目15a,15bは、配達証11aの側縁に接した始端どうしの間隔が終端どうしの間隔よりも狭くなっている。すなわち、切り込み13a,13bからの配達証11a,11bの分離方向上流側の間隔が、切り込み13a,13bからの配達証11a,11bの分離方向下流側の間隔よりも広くなるように形成されている。
また、折り線40bを介して紙片20に連接し、折り線40a,40bを介して折り畳まれた場合に2つの紙片10,20の間に位置する紙片30の表面には、封筒用紙1が折り線40a,40bを介して折り畳まれた場合に配達証11a,11bに対向する領域に広告情報31a,31bがそれぞれ印刷されており、また、広告情報31a,31bを介して折り線40b側に接着剤32aが塗布されているとともに、広告情報31a,31bを介して折り線40bとは反対側に接着剤32bが塗布されている。また、折り線40a,40bを介して折り畳まれた場合にミシン目15a,15bに対向するように第2の切り取り線となるミシン目33が形成されている。なお、このミシン目33は、ミシン目15a,15bの始端に対向する端部が配達証11aと対向する領域内で繋いで形成されており、この繋がれた部分に切り込み34が形成されている。
上記のように構成された封筒用紙1を用いて、封筒内に封入物が封入されてなる封書を作製する場合は、まず、連続用紙に、宛先情報21、配達証11a,11b、クーポン情報14及び広告情報31a,31bを印刷するとともに、ミシン目15a,15b,33、マイクロミシン目12及び切り込み13a,13b,34を形成しておき、この連続用紙に対して、封筒用紙1毎にその天地領域に接着剤60a,60bをそれぞれライン状に塗布する。
次に、接着剤60a,60bが塗布された連続用紙に対して、封筒用紙1毎に紙片20となる領域上に封入物を載置する。
次に、封筒用紙1毎に紙片30となる領域の表面に接着剤32a,32bをライン状に塗布しながら、紙片30となる領域を折り線40bを介して折り畳み、また、封筒用紙1の紙片10となる領域を折り線40aを介して折り畳み、封筒用紙1のそれぞれについて、紙片10と紙片30とを、接着剤32a,32b,60a,60bによって互いに接着する。
その後、折り線40a,40bを介して折り畳まれて紙片10,20,30が互いに接着された連続用紙を封筒用紙1毎に断裁し、それにより、封筒用紙1によって作製された封筒に封入物が封入されてなる封書を作製することになる。
図2は、図1に示した封筒用紙1を用いて作製された封書の構成を示す図であり、(a)は表面を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面を示す図である。
図1に示した封筒用紙1を用いて作製された封書は図2に示すように、3つの紙片10,20,30が連接してなる封筒用紙1が巻き込むように折り線40a,40bを介して順次折り畳まれて紙片10、紙片30、紙片20の順に重ね合わされ、封筒用紙1の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域に塗布された接着剤60a,60bによって紙片10,20,30の周縁部が接着され、紙片20と紙片30との間で形成される封入部に封入物70が封入されて構成されている。また、封筒の裏面側を構成する紙片10においては、マイクロミシン目12及び切り込み13a,13bによって配達証11a,11bが分離可能に区画形成されるとともに、配達証11aと接した位置を始端とし、紙片10内に終端を有するミシン目15a,15が形成され、折り線40aを介して折り畳まれた場合に紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域に印刷された広告情報31a,31bよりも巻き込み形状の外側に塗布された接着剤32aによって紙片20と接着されている。
以下に、上記のように構成された封書の使用方法について説明する。
図3は、図1に示した封筒用紙1を用いて作製された封書の使用方法を説明するための図である。
図1に示した封筒用紙1を用いて作製された封書は、紙片20に印刷された宛先情報21に従って受取人に配達される。
封書が受取人に配達された後、紙片10に設けられた配達証11a,11bのうち、一方の配達証11aを紙片10から分離するために、紙片10に形成された切り込み13aに指等を挿入し、配達証11aを捲りあげていくと(図3(a))、配達証11aがマイクロミシン目12によって紙片10から切り離されて分離していく。ここで、配達証11aにおいては、接着剤60aが塗布された領域に沿う辺と接着剤60bが塗布された領域に沿う辺とを結ぶ方向について、配達証11aの接着剤60bが塗布された領域に沿う辺側に切り込み13aが設けられているため、接着剤60bが塗布された領域に沿う辺側から接着剤60aが塗布された領域に沿う辺側に向かって分離されていく。一方、紙片10に形成されたミシン目15a,15bは、配達証11aに接した位置を始端とし、始端から2本のミシン目15a,15bの間隔が広がるようにして接着剤60bが塗布された領域に沿う辺側に延びている。そのため、配達証11aをマイクロミシン目12によって紙片10から分離した場合であっても、その分離動作に伴ってミシン目15a,15bが切断されてしまうことはない。
配達証11aが紙片10から完全に分離されると、紙片30の配達証11aに対向する領域に印刷された広告情報31aが視認可能な状態となる(図3(b))。なお、この際、紙片30に形成されたミシン目33の一部及びこのミシン目33に連通した切り込み34が外部に露出する。また、この際、配達証11aが設けられた紙片10は、紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域よりも巻き込み形状の外側に塗布された接着剤32aによって紙片30と接着されているので、封筒が開いてしまったり、封筒内に封入された封入物が外部から見えてしまったりすることはない。また、紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域よりも巻き込み形状の内側に接着剤32bが塗布されているため、配達証11aを分離した後であっても、封筒内に封入された封入物70が外部に脱落してしまうことはない。
その後、紙片10から分離された配達証11aに設けられた押印領域に受取人が押印し、この配達証11aが配達人によって回収される。
また、紙片10に残存した配達証11bが封書の受取人によって、配達証11aと同様に紙片10から分離されると、紙片30の配達証11bに対向する領域に印刷された広告情報31bが視認可能な状態となる(図3(c))。なお、本形態においては、配達証11a,11bの周囲にマイクロミシン目12を形成しておくことにより、配達証11a、1bを紙片10から分離可能としているが、マイクロミシン目12に限らず、一般的なミシン目やハーフスリット等、切り取り可能なものであればよい。ただし、マイクロミシン目12による方が、配達証11a,11bを紙片10から容易に分離することができる。また、この際、配達証11bの裏面には、クーポン情報14が印刷されているため、この配達証11bをクーポン券として使用することもできる。
その後、封書の受取人が紙片30に形成された切り込み34に指等を挿入し、紙片30を捲り上げていくと(図3(d))、紙片30がミシン目33を介して切断されるとともに、紙片10がミシン目15a,15bを介して切断され、内部に封入された封入物70が取り出されることになる(図3(e))。この際、ミシン目15a,15b,30の終端がそれぞれ紙片10,30内に設けられているため、ミシン目15a,15b,33が完全に切断された場合であっても紙片10,30から分離する領域は生じることはなく、それにより、ごみが生じることがない。
なお、本形態においては、3つの紙片10,20,30が連接してなる封筒用紙1が巻き込むように折り線40a,40bを介して順次折り畳まれて紙片10、紙片30、紙片20の順に重ね合わされ、封筒用紙1の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域に塗布された接着剤60a,60bによって紙片10,20,30の周縁部が接着され、紙片20と紙片30との間で封入部が形成された封筒を例に挙げて説明したが、3つの紙片が重ね合わされ、重なり合った紙片どうしが周縁部にて接着されて形成された封筒であって、3つの紙片のうち、封筒の裏面となる紙片に、情報記入部が分離可能に区画形成されているとともに、情報記入部の両側縁にそれぞれ接した位置を始端としこの紙片内に終端を有するように2本の第1の切り取り線が形成され、また、3つの紙片のうち、封筒の表裏を構成する2つの紙片の間に位置する紙片に、第2の切り取り線が、第1の切り取り線と対向し、かつ第1の切り取り線の始端間を情報記入部と対向する領域内で繋いで形成されたものであれば、連接された3つの紙片がZ折りに折り畳まれることにより形成されるものや、連接されていない3つの紙片が重ね合わされて周縁部にて接着されて形成されるものであってもよい。
本発明の封筒を作成するための封筒用紙の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は裏面の構成を示す図である。 図1に示した封筒用紙を用いて作製された封書の構成を示す図であり、(a)は表面を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面を示す図である。 図1に示した封筒用紙を用いて作製された封書の使用方法を説明するための図である。
符号の説明
1 封筒用紙
10,20,30 紙片
11a,11b 配達証
12 マイクロミシン目
13a,13b,34 切り込み
14 クーポン情報
15a,15b,33 ミシン目
21 宛先情報
31a,31b 広告情報
32a,32b,60a,60b 接着剤
40a,40b 折り線
70 封入物

Claims (3)

  1. 第1、第2及び第3の紙片がこの順で重ね合わされ、重なり合った前記紙片どうしが周縁部にて接着されて形成された封筒であって、
    前記第1の紙片には、情報記入部が分離可能に区画形成されているとともに、該情報記入部の両側縁にそれぞれ接した位置を始端とし当該紙片内に終端を有するように2本の第1の切り取り線が形成され、
    前記第2の紙片には、第2の切り取り線が、前記第1の切り取り線と対向し、かつ前記第1の切り取り線の始端間を前記情報記入部と対向する領域内で繋いで形成され、
    前記第2の紙片と前記第3の紙片との間で、封入物が封入される封入部が形成されている封筒。
  2. 請求項1に記載の封筒において、
    前記情報記入部は、一部に分離開始部が形成され、
    前記2本の第1の切り取り線は、前記分離開始部からの前記情報記入部の分離方向上流側の間隔が、前記分離開始部からの前記情報記入部の分離方向下流側の間隔よりも広くなるように形成されていることを特徴とする封筒。
  3. 連接した3つの紙片を有し、前記各紙片が重なり合うように折り畳まれ、折り畳まれた前記紙片の周縁どうしが接着されることによって封筒を形成する封筒用紙であって、
    前記各紙片のうち前記封筒の裏面側を構成する紙片には、情報記入部が分離可能に区画形成されているとともに、該情報記入部の両側縁にそれぞれ接した位置を始端とし当該紙片内に終端を有するように2本の第1の切り取り線が形成され、
    前記各紙片のうち、折り畳まれたときに2つの前記紙片の間に位置する紙片には、第2の切り取り線が、前記各紙片が折り畳まれた状態のときに前記第1の切り取り線と対向し、かつ前記第1の切り取り線の始端間を前記情報記入部と対向する領域内で繋いで形成されている封筒用紙。

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