JP2007320115A - 隠蔽葉書 - Google Patents

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Abstract

【課題】隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線に沿って隠蔽葉書を開封する際に、その開封用弱め線に沿った開封予定方向から外れるように隠蔽紙片を破断させ、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能な隠蔽葉書を提供する。
【解決手段】葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とが折目線(6)を介して折り曲げ可能に連接され、葉書紙片(2)の内面には、情報を記入する記入欄(2a)が設けられ、図1(c)に示すように、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを貼り合わせて記入欄(2a)を隠蔽する隠蔽葉書であり、図1(b)に示すように、隠蔽紙片(1)には、開封用弱め線(7)と、破断用弱め線(8)と、が施されてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、葉書紙片の記入欄に記載された記載内容の秘密保持を確実に行うことを可能とする隠蔽葉書に関し、特に、電話番号、住所、氏名、暗証番号等の第三者に見られたくない記入内容の秘密保持が可能な隠蔽葉書に関するものである。
従来、隠蔽葉書としては、同サイズの葉書紙片並びに隠蔽紙片が折畳み可能に接合され、葉書紙片の内面に所定事項を記入する記入欄が設けられていると共に隠蔽紙片の内面に再剥離粘着剤が塗布され、その表面に剥離紙が貼着されている構成の隠蔽葉書が知られている。
しかしながら、上記の構成の隠蔽葉書では、顧客が金融機関等から隠蔽葉書を持ち帰り、葉書紙片の内面側の記入欄に所定事項を記入し、捺印を行った後に、隠蔽紙片に貼着されている剥離紙を剥がし、隠蔽紙片に塗布されている再剥離粘着剤により、葉書紙片の内面側の記入欄を覆うように隠蔽紙片を貼り合わせて単体葉書として投函することになるが、隠蔽紙片に塗布されている再剥離粘着剤は再接着性を有するため、単体葉書を配達する途中で第三者が隠蔽紙片を剥離して記入欄に記入されている記入内容を盗み見ることができ、また、記入内容を見た後に、隠蔽紙片を再度貼り合わせると第三者に見られたか否かがわからなくなるため、秘密保持が完全ではないという懸念材料を有することになる。
このようなことから、本発明より先に出願された技術文献として、同じ大きさの葉書紙片と隠蔽紙片が折目線を介して折り曲げ可能に連接され、葉書紙片の内面には、所定事項を記入する記入欄が設けられ、折目線と対向する端縁に沿って所定巾で剥離不能に接着される接着剤層が形成されるとともに接着剤層を覆って離型紙が積層され、隠蔽紙片の内面には剥離可能に接着される弱粘着剤層が形成されるとともに弱粘着剤層を覆って離型紙が貼着され、隠蔽紙片の折目線と対向する端縁に沿って接着剤層の巾だけ内側に寄った位置にミシン目が形成されている構成からなり、葉書紙片の内面側に印刷されている記入欄に所定の個人情報等を記入し、隠蔽紙片を葉書紙片の記入欄を覆うように貼着することにより、記入欄に記載された記載内容を隠蔽することができるとともに、記載内容を隠蔽した葉書を投函し、配達中における取扱時においても、隠蔽紙片が葉書紙片から剥離してしまうおそれがなく、記入欄に記載された内容の秘密保持を確実に行うことができる隠蔽葉書について開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
また、情報記入欄を有する情報記入片と、前記情報記入片の一辺に連接され、少なくとも前記情報記入欄を隠蔽する隠蔽片と、前記情報記入片と前記隠蔽片とを再剥離再貼付可能な剥離構造と、前記情報記入片と前記隠蔽片とが貼り合わせられた状態で、少なくとも一端部を通常状態で剥離しないように接着する強接着部と、開封時に前記強接着部を分離する分離予定部と、を備え、大きなコストをかけずに、隠蔽情報がスキミングされた事実確認をすることができる隠蔽ラベルシートについて開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−262444号公報 特開2004−109577号公報
なお、上述した特許文献1は、隠蔽葉書の開封口となる辺に沿って開封を困難にならしめるための強接着層を設け、受取人以外の第三者による開封を抑止させており、また、隠蔽紙片の折目線と対向する端縁に沿って接着剤層の巾だけ内側に寄った位置に隠蔽葉書を開封するための開封用のミシン目が隠蔽紙片に設けられている。しかしながら、上述した特許文献1に開示されている開封用のミシン目は、隠蔽葉書の開封を行うことのみを主眼として隠蔽紙片に設けられているため、開封用のミシン目が施された部分以外の領域を破断させることについては何ら考慮されたものではない。また、開封用のミシン目が直線形状のミシン目であるため、開封用のミシン目に沿って奇麗に隠蔽紙片を切断することが可能なため、受取人以外の第三者が開封用のミシン目に沿って隠蔽葉書を開封したとしても、開封前の状態に隠蔽葉書を戻した場合には、開封用のミシン目に沿って隠蔽葉書が開封されたか否かを一見しただけでは認識することができないことになる。
また、上述した特許文献2は、上述した特許文献1と同様に、少なくとも一端部を通常状態で剥離しないように接着する強接着部を設け、受取人以外の第三者による開封を抑止させており、また、開封時に強接着部を分離するための分離予定部が隠蔽片に設けられている。しかしながら、上記特許文献2に開示されている分離予定部は、開封時に強接着部を分離することのみを主眼として隠蔽片に設けられているため、分離予定部が設けられた部分以外の領域を破断させることについては何ら考慮されたものではない。また、分離予定部は、直線形状のマイクロミシン目で形成されているため、分離予定部に沿って奇麗に隠蔽片を切断することが可能なため、受取人以外の第三者が分離予定部に沿って隠蔽葉書を開封したとしても、開封前の状態に隠蔽葉書を戻した場合には、分離予定部に沿って隠蔽葉書が開封されたか否かを一見しただけでは認識することができないことになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線に沿って隠蔽葉書を開封する際に、その開封用弱め線に沿った開封予定方向から外れるように隠蔽紙片を破断させ、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能な隠蔽葉書を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる隠蔽葉書は、葉書紙片と隠蔽紙片とが折目線を介して折り曲げ可能に連接され、葉書紙片の内面には、情報を記入する記入欄が設けられ、葉書紙片と隠蔽紙片とを貼り合わせて記入欄を隠蔽する隠蔽葉書であって、隠蔽紙片には、開封用弱め線と、破断用弱め線と、が施されてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる隠蔽葉書において、開封用弱め線は、前記折目線と略平行に施されており、破断用弱め線は、葉書紙片と隠蔽紙片とを剥離する際の剥離方向と略平行に施されてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる隠蔽葉書は、葉書紙片と前記隠蔽紙片との少なくとも一部分を剥離不能に接着する強接着剤層を有し、強接着剤層は、隠蔽紙片に設けられており、開封用弱め線又は/及び破断用弱め線により区画された領域に設けられているか、または、葉書紙片に設けられており、隠蔽紙片に設けられた開封用弱め線又は/及び破断用弱め線により区画された領域に対応する位置に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる隠蔽葉書は、葉書紙片と隠蔽紙片とを再剥離再貼付可能に接着する剥離粘着剤層を有し、剥離粘着剤層は、隠蔽紙片に形成され、保護層で覆われてなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる隠蔽葉書において、破断用弱め線は、葉書紙片と隠蔽紙片とを剥離した際に、葉書紙片と隠蔽紙片とを剥離する際の力の影響を受け、隠蔽紙片の破断を誘導させる形状からなることを特徴とするものである。
本発明にかかる隠蔽葉書は、葉書紙片と隠蔽紙片とが折目線を介して折り曲げ可能に連接され、葉書紙片の内面には、情報を記入する記入欄が設けられ、葉書紙片と隠蔽紙片とを貼り合わせて記入欄を隠蔽する隠蔽葉書であって、隠蔽紙片には、開封用弱め線と、破断用弱め線と、が施されてなることを特徴とするものである。これにより、受取人以外の第三者が、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線に沿って隠蔽葉書を開封する際に、隠蔽紙片に施された破断用弱め線により、開封用弱め線に沿った開封予定方向から外れ、再度葉書紙片に貼り合わせても、奇麗に貼り合わせることができない程度にまで不規則に隠蔽紙片を破断させることになり、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能となるため、受取人以外の第三者による開封を抑止させることが可能となる。
まず、図1を参照しながら、本実施形態における隠蔽葉書の特徴について説明する。
本実施形態における隠蔽葉書は、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とが折目線(6)を介して折り曲げ可能に連接され、葉書紙片(2)の内面には、情報を記入する記入欄(2a)が設けられ、図1(c)に示すように、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを貼り合わせて記入欄(2a)を隠蔽する隠蔽葉書であり、図1(b)に示すように、隠蔽紙片(1)には、開封用弱め線(7)と、破断用弱め線(8)と、が施されてなることを特徴とするものである。
これにより、図1(d)に示すように、受取人以外の第三者が、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封する際に、隠蔽紙片(1)に施された破断用弱め線(8)により、開封用弱め線(7)に沿った開封予定方向(9)から外れるように隠蔽紙片(1)を破断させ、開封予定方向(9)以外の領域に破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことになる。このため、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能となり、受取人以外の第三者による開封を抑止させることが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態の隠蔽葉書について説明する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態における隠蔽葉書の構成について説明する。
本実施形態における隠蔽葉書は、情報を記入する記入欄(2a)が設けられた葉書紙片(2)と、その葉書紙片(2)の一辺に折目線(6)を介して折り曲げ可能に連接され、葉書紙片(2)に設けられた記入欄(2a)を隠蔽するための隠蔽紙片(1)と、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを再剥離再貼付可能に貼り合わせるための剥離粘着剤層(5)と、剥離粘着剤層(5)を保護するための剥離可能な保護層(4)と、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)との少なくとも一部分を剥離不能に接着する強接着剤層(10)と、強接着剤層(10)を保護するための剥離可能な保護層(3)と、を有して構成される。なお、本実施形態における隠蔽葉書は、図1(a)に示すように、2つの保護層(3、4)を設け、隠蔽葉書の両端の層厚を均一にしているため、図1(a)に示す状態の隠蔽葉書を積層して管理することが可能となる。
葉書紙片(2)は、記入欄(2a)が設けられて構成される紙片である。なお、葉書紙片(2)を構成する材質は、葉書紙片(2)の内面に設けられる記入欄(2a)に情報を記入することが可能な材質であれば、あらゆる材質にて構成することが可能である。
隠蔽紙片(1)は、葉書紙片(2)に設けられる記入欄(2a)に記入される記入内容を隠蔽するための紙片である。なお、隠蔽紙片(1)を構成する材質は、特に限定するものではなく、記入欄(2a)に記入された記入内容を隠蔽することが可能であれば、あらゆる材質にて構成することが可能である。
なお、本実施形態における隠蔽紙片(1)は、図1(b)に示すように、折目線(6)と略平行な開封用弱め線(7)と、開封用弱め線(7)を挟み込み折目線(6)に向かって次第に幅狭となるような略ハの字形状をした2本で1組となる破断用弱め線(8)と、が施されて構成される。なお、開封用弱め線(7)は、図1(d)に示すように、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際に想定される開封予定方向(9)に略沿って開封するための線であり、破断用弱め線(8)は、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際に想定される開封予定方向(9)から外れるように隠蔽紙片(1)を破断させるための線である。なお、開封予定方向(9)とは、開封用弱め線(7)により構成される仮想的な開封方向である。これにより、図1(d)に示すように、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封する際に、隠蔽紙片(1)に施された破断用弱め線(8)により、開封用弱め線(7)に沿った開封予定方向(9)から外れるように隠蔽紙片(1)を破断させ、開封予定方向(9)以外の領域に破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことになる。また、図1(d)に示すように、開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封した際に、隠蔽紙片(1)の一部分が強接着剤層(10)を介して葉書紙片(2)に残存することになる。
剥離粘着剤層(5)は、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを再剥離再貼付可能に貼り合わせるための弱粘着層である。なお、剥離粘着剤層(5)を構成する材質は、特に限定するものではなく、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを再剥離再貼付可能にする構造を構成することが可能であれば、あらゆる材質にて構成することが可能である。
保護層(4)は、剥離粘着剤層(5)を保護するための層である。なお、保護層(4)を構成する材質は、特に限定するものではなく、剥離粘着剤層(5)を保護しつつ、剥離粘着剤層(5)から剥離可能であれば、あらゆる材質にて構成することが可能である。なお、保護層(4)としては、剥離紙などが適用可能である。
強接着剤層(10)は、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)との少なくとも一部分を剥離不能に接着するための層であり、本実施形態では、葉書紙片(2)に設けた強接着剤層(10)は、隠蔽紙片(1)に設けた開封用弱め線(7)と破断用弱め線(8)とで区画された略台形状の領域に対応した位置に設けられる。なお、強接着剤層(10)を構成する材質は、特に限定するものではなく、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離不能に接着することが可能であれば、あらゆる材質にて構成することが可能である。なお、強接着剤層(10)は、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)との密着性を高めるために、接着力の高い材質にて構成することが好ましい。また、強接着剤層(10)を、常温にて接着可能な材質にて構成することで、機械的な処理を施すことなく、強接着剤層(10)を葉書紙片(2)上に形成することが可能となると共に、隠蔽紙片(1)と葉書紙片(2)とを強接着剤層(10)を介して接着することが可能となる。なお、常温にて接着可能な材質としては、エマルジョンタイプの接着剤が挙げられる。
保護層(3)は、強接着剤層(10)を保護するための層である。なお、保護層(3)を構成する材質は、特に限定するものではなく、強接着剤層(10)を保護しつつ、強接着剤層(10)から剥離可能であれば、あらゆる材質にて構成することが可能である。なお、保護層(3)としては、剥離紙などが適用可能である。
次に、図1を参照しながら、本実施形態の隠蔽葉書を使用する際の使用方法について説明する。
本実施形態における隠蔽葉書は、図1(a)に示すように、まず、葉書紙片(2)に設けられた記入欄(2a)に必要事項を記入し、図1(b)に示すように、剥離粘着剤層(5)を保護するための保護層(4)と、強接着剤層(10)を保護するための保護層(3)と、を剥がす。
そして、図1(c)に示すように、剥離粘着剤層(5)で記入欄(2a)を覆うように、隠蔽紙片(1)を折目線(6)を介して葉書紙片(2)側に折り畳み、隠蔽紙片(1)と、葉書紙片(2)と、を折目線(6)を介して貼り付ける。これにより、葉書紙片(2)の内面に設けられた記入欄(2a)の記入内容を隠蔽紙片(1)にて隠蔽することが可能となる。この時、本実施形態における隠蔽葉書は、隠蔽紙片(1)と葉書紙片(2)との少なくとも一部分が強接着剤層(10)にて完全に密着されることになる。
これにより、葉書紙片(2)の内面に設けられた記入欄(2a)の記入内容を隠蔽した隠蔽葉書を投函しても、配達途中の取扱時において、隠蔽紙片(1)と葉書紙片(2)とが剥離してしまう虞がなく、記入欄(2a)の記入内容の秘密保持を確実に行うことが可能となる。
また、本実施形態における隠蔽葉書は、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)と、破断用弱め線(8)と、が隠蔽紙片(1)に施されているため、受取人以外の第三者が、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封する際に、隠蔽紙片(1)に施された破断用弱め線(8)により、開封用弱め線(7)に沿った開封予定方向(9)から外れるように隠蔽紙片(1)を不規則に破断させ、図1(d)に示すように、開封予定方向(9)以外の領域に破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことになる。これにより、隠蔽葉書を開封した際に、隠蔽紙片(1)を元の状態に修復することができない程度に隠蔽紙片(1)を破壊することになるため、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能となり、受取人以外の第三者の開封を抑止させることが可能となる。
なお、受取人は、隠蔽葉書を開封する場合には、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封し、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離させることで、葉書紙片(2)の内面の記入欄(2a)に記入された記入内容を閲覧することが可能となる。この際、破断用弱め線(8)により隠蔽紙片(1)が破壊されることになるが正規の受取人であるため問題はない。
次に、図2〜図7を参照しながら、隠蔽紙片(1)に施す破断用弱め線(8)の形状及び開封用弱め線(7)の形状について説明する。
本実施形態の隠蔽紙片(1)に施す破断用弱め線(8)の形状としては、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封する際に、隠蔽紙片(1)に施された破断用弱め線(8)により、開封用弱め線(7)に沿った開封予定方向(9)から外れるように隠蔽紙片(1)を不規則に破断させ、図2(a)に示すように、開封予定方向(9)以外の領域に破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことが可能な形状であれば、あらゆる形状の破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に対して施すことは可能であり、例えば、楔形状や、V字形状、U字形状、W字形状、Y字形状、半円形状などの破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に施すことが可能である。
なお、破断用弱め線(8)の形状としては、図2(a)に示すように、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封する際に、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際の力(剥離方向Aの力)の影響を受け、開封用弱め線(7)に沿った開封予定方向(9)から外れるように誘導させる形状であることが好ましい。即ち、破断用弱め線(8)は、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際の剥離方向Aと略平行に施されていることが好ましい。これにより、破断用弱め線(8)の破断方向(B)に対する作用が大きく働くことになるため、開封予定方向(9)以外の領域に破断線(11)を形成し易くすることが可能となる。
なお、破断用弱め線(8)は、2本で1組となる略ハの字形状で形成することが好ましい。即ち、図2(b)に示すように、隠蔽葉書を開封する開封予定方向(C)側から破断用弱め線(8)に対する角度θが、鈍角(90<θ<180)となるように形成することが好ましい。これにより、開封用弱め線(7)に沿って開封する場合だけでなく、隠蔽紙片(1)の右上側や右下側から開封しようとした場合でも、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際の力(剥離方向Aの力)の影響を受け易くなり、隠蔽紙片(1)の破断を容易に行うことが可能となる。また、破断用弱め線(8)は、図2(a)、(b)に示すように、1本線の破断用弱め線(8)に限定するものではなく、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際に、開封用弱め線(7)が施された以外の領域を破断させることが可能な形状であれば、図2(c)、(d)に示すように断続した破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に施すことも可能である。
なお、図2に示す破断用弱め線(8)は、隠蔽葉書の右上側及び右下側の両側(開封予定方向C)から開封する場合でも、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際の力(剥離方向Aの力)の影響を受け易くするために、線対称の形状の破断用弱め線(8)(略ハの字形状)を隠蔽紙片(1)に施すことにしたが、例えば、図3(a)に示すように、隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から開封する場合だけを考慮した場合には、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から剥離する際の力(剥離方向Aの力)の影響を受け易い同一形状の破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に施すようにすることも可能である。また、図3(b)に示すように、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C)から開封する場合だけを考慮した場合には、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C)から剥離する際の力(剥離方向Aの力)の影響を受け易い同一形状の破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に施すようにすることも可能である。また、破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に施す方法は、貫通切込みでも、ハーフカットでも、押し罫でもよく、隠蔽紙片(1)が破断できれば、あらゆる方法を用いて破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に施すことが可能である。なお、隠蔽紙片(1)の破断を確実にするためには、貫通切込みにて破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に施すことが好ましい。
また、開封用弱め線(7)の形状としては、強接着剤層(10)にて剥離不能に接着された隠蔽紙片(1)の一部分を、葉書紙片(2)に残す形状であれば、あらゆる形状にて開封用弱め線(7)を隠蔽紙片(1)に対して施すことが可能である。なお、開封用弱め線(7)の形状としては、図2(a)に示すように、等間隔の弱め線を施したり、図2(b)に示すように、異なる間隔の弱め線を施したりすることが可能である。また、開封用弱め線(7)を隠蔽紙片(1)に施す方法は、貫通切込みでも、ハーフカットでも、押し罫でもよく、葉書紙片(1)と隠蔽紙片(2)とを開封用弱め線(7)に沿って開封することが可能であれば、あらゆる方法を用いて開封用弱め線(7)を隠蔽紙片(1)に施すことが可能である。なお、葉書紙片(1)と隠蔽紙片(2)との開封を容易にするためには、貫通切込みにて開封用弱め線(7)を隠蔽紙片(1)に施すことが好ましい。
また、図4、図5に示すように、開封用弱め線(7)の少なくとも一方の端部に対し、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際の力(剥離方向Aの力)の影響を受け易い破断用弱め線(8)を施すように構成することも可能である。例えば、図4(a)に示すように、隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から隠蔽葉書を開封することを考慮した場合には、図4(a)に示すように剥離開始部を右下側と定義すれば、隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から剥離する際の力(剥離方向Aの力)の影響を受け易い、剥離開始部を基準として折目線(6)に向かって左上方向に傾けた破断用弱め線(8)を、開封用弱め線(7)の端部に施すように構成することが好ましい。これにより、隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から隠蔽葉書を開封した場合に、隠蔽紙片(1)に対して破断線(11)を形成し易くすることが可能となる。なお、図4(a)に示す構成の場合には、図4(b)に示すように、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から隠蔽葉書を開封した場合には、開封用弱め線(7)に沿って剥離が進み、開封用弱め線(7)の終端に達した際に、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から剥離する際の力(剥離方向Aの力)を受け、図4(b)の『矢印B』の方向に力が作用し、開封予定方向(C')からそれて隠蔽紙片(1)を剥離することになる。そして、開封予定方向(C')からそれてしまった剥離を、破断用弱め線(8)が受け部となり、破断用弱め線(8)に沿って剥離が進み、剥離方向を補正し、開封用弱め線(7)の始端に達した際に、開封用弱め線(7)に沿って剥離が進むことになる。即ち、破断用弱め線(8)が開封予定方向の補正を行うことになる。これにより、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から隠蔽葉書を開封した場合には、開封用弱め線(7)に沿って奇麗に剥離することが可能となる。このように、剥離開始部を基準として、折目線(6)に向かって剥離方向に略沿った破断用弱め線(8)を開封用弱め線(7)の端部から突出させるように設けることで、剥離開始部と定義した側から隠蔽葉書を開封した場合には、隠蔽紙片(1)に対して破断線(11)を形成し易くすることが可能となり、剥離開始部と定義した側とは反対側から隠蔽葉書を開封した場合には、開封用弱め線(7)に沿って奇麗に剥離することが可能となる。
また、図5(a)に示すように、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から隠蔽葉書を開封することを考慮した場合には、図5(a)に示すように剥離開始部を右上側と定義すれば、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から剥離する際の力(剥離方向A'の力)の影響を受け易い、剥離開始部を基準として折目線(6)に向かって左下方向に傾けた破断用弱め線(8')を、開封用弱め線(7)の端部に施すように構成することが好ましい。これにより、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から隠蔽葉書を開封した場合に、隠蔽紙片(1)に対して破断線(11)を形成し易くすることが可能となる。なお、図5(a)に示す構成の場合には、隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から隠蔽葉書を開封した場合には、上述した図4(b)のように、破断用弱め線(8')が受け部となり、開封用弱め線(7)に沿って奇麗に剥離することが可能となる。
また、図5(b)に示すように、隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)と右上側(開封予定方向C')との両側から隠蔽葉書を開封することを考慮した場合には、隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から剥離する際の力(剥離方向Aの力)の影響を受け易い破断用弱め線(8)を、開封用弱め線(7)の一方の端部に施し、また、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から隠蔽葉書を剥離する際の力(剥離方向A'の力)の影響を受け易い破断用弱め線(8')を、開封用弱め線(7)の他方の端部に施すように構成することが好ましい。なお、図5(b)に示す構成の場合には、隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)と右上側(開封予定方向C')との両側から隠蔽葉書を開封した場合でも、隠蔽紙片(1)に対して破断線(11)を形成し易くすることが可能となる。
また、図6に示すように、開封用弱め線(7)の端部に対し、図4で述べた破断用弱め線(8)と、破断用弱め線(8)と逆方向に伸びる開封用補助弱め線(7')と、を施すように構成することも可能である。例えば、図6(a)に示すように、開封用弱め線(7)の端部に対し、図4(a)に示す破断用弱め線(8)と、その破断用弱め線(8)と逆方向に伸びる開封用補助弱め線(7')と、を施した構成の場合には、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から剥離する場合には、破断用弱め線(8)が剥離方向Aの力の影響を受け易くなり、隠蔽紙片(1)に対して破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことが可能となる。逆に、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から剥離する場合には、図6(b)に示すように、開封用弱め線(7)に沿って剥離が進み、開封用弱め線(7)の終端に達した際に、開封用補助弱め線(7')に沿って剥離が進み、開封用補助弱め線(7')の終端に達した際に、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から剥離する際の力(剥離方向Aの力)を受け、図6(b)の『矢印B』の方向に力が作用し、開封予定方向(C')からそれて隠蔽紙片(1)を剥離することになる。そして、開封予定方向(C')からそれてしまった剥離を、破断用弱め線(8)が受け部となり、破断用弱め線(8)に沿って剥離が進み、剥離方向を補正し、開封用弱め線(7)の始端に達した際に、開封用弱め線(7)に沿って剥離が進むことになる。即ち、開封用補助弱め線(7')により、より確実に剥離を破断用弱め線(8)で受け易くし、破断用弱め線(8)が開封予定方向の補正を行うことになる。これにより、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から隠蔽葉書を開封した場合には、開封用弱め線(7)に沿って奇麗に剥離することが可能となる。このため、図6の構成の場合には、第三者が、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から剥離した場合には、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことが可能となるため、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能となる。また、受取人側は、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から剥離することで、開封用弱め線(7)に沿って奇麗に開封することが可能となるため、隠蔽紙片(1)自体に開封痕を残さずに、葉書紙片(2)の内面の記入欄(2a)に記入された記入内容を閲覧することが可能となる。
また、図7(a)に示すように、開封用弱め線(7)の端部に対し、図5(a)に示す破断用弱め線(8')と、その破断用弱め線(8')と逆方向に伸びる開封用補助弱め線(7')と、を施した構成の場合には、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から剥離する場合には、破断用弱め線(8')が剥離方向A'の力の影響を受け易くなり、隠蔽紙片(1)に対して破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことが可能となる。逆に、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から剥離する場合には、上述した図6(b)のように、開封用補助弱め線(7')により、より確実に剥離を破断用弱め線(8)で受け易くし、破断用弱め線(8)が開封予定方向の補正を行うことになり、開封用弱め線(7)に沿って奇麗に開封することが可能となる。このため、図7(a)の構成の場合には、第三者が、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から剥離した場合には、隠蔽紙片(1)自体に不規則に開封痕を残すことが可能となるため、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能となる。また、受取人側は、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から剥離することで、開封用弱め線(7)に沿って奇麗に開封することが可能となるため、隠蔽紙片(1)自体に開封痕を残さずに、葉書紙片(2)の内面の記入欄(2a)に記入された記入内容を閲覧することが可能となる。
また、図7(b)に示すように、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')及び右下側(開封予定方向C)の両側から隠蔽葉書を開封した場合でも、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際の力(剥離方向A'、Aの力)の影響を受け易くするために、図4、図5(a)に示す構成を隠蔽紙片(1)に施すように構成することも可能である。この場合には、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')から剥離する場合には、破断用弱め線(8')が剥離方向A'の力の影響を受け易くなり、隠蔽紙片(1)に対して破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことが可能となる。また、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを隠蔽葉書の右下側(開封予定方向C)から剥離する場合には、破断用弱め線(8)が剥離方向Aの力の影響を受け易くなり、隠蔽紙片(1)に対して破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことが可能となる。これにより、隠蔽葉書の右上側(開封予定方向C')及び右下側(開封予定方向C)の両側から隠蔽葉書を開封した場合でも、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことが可能となるため、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能となる。
このように、開封用弱め線(7)に沿って、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離した際に、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離する際の力の影響を受け、隠蔽紙片(1)の破断を誘導させる形状であれば、あらゆる形状の破断用弱め線(8)を隠蔽紙片(1)に対して施すことが可能である。なお、図4〜図7は、開封用弱め線(7)と、破断用弱め線(8)と、が全体として略1本の直線とみると、葉書紙片(2)に設けた強接着剤層(10)は、その略1本の直線で区画される右端の領域に対応した位置に設けられることになる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態における隠蔽葉書は、図1(a)に示すように、強接着剤層(10)を、葉書紙片(2)側に設けることにしたが、第2の実施形態における隠蔽葉書は、図8(a)に示すように、強接着剤層(10)を、隠蔽紙片(1)側に設けることを特徴とするものである。これにより、剥離粘着剤層(5)を保護するための保護層(4)を、強接着剤層(10)を保護するためにも適用することが可能となるため、第1の実施形態の隠蔽葉書のように、保護層(3)を設ける必要がないため、隠蔽葉書のコストを低減することが可能となる。また、葉書紙片(2)を隠蔽紙片(1)にて隠蔽する際に、保護層(4)のみを剥がすだけで済むため、葉書紙片(2)を隠蔽紙片(1)にて隠蔽する際の処理を簡易に行うことが可能となる。以下、図8を参照しながら、第2の実施形態における隠蔽葉書について詳細に説明する。
第2の実施形態における隠蔽葉書は、図8(a)に示すように、強接着剤層(10)が、隠蔽紙片(1)側に設けられ、剥離接着剤層(5)と強接着剤層(10)とを共通の保護層(4)にて保護している点が異なり、他の構成については、第1の実施形態の隠蔽葉書と同様な構成にて構築されることになる。
次に、図8を参照しながら、第2の実施形態の隠蔽葉書を使用する際の使用方法について説明する。
第2の実施形態における隠蔽葉書は、図8(a)に示すように、まず、葉書紙片(2)に設けられた記入欄(2a)に必要事項を記入し、図8(b)に示すように、剥離粘着剤層(5)と強接着剤層(10)とを保護するための保護層(4)を剥がす。
そして、図8(c)に示すように、剥離粘着剤層(5)で記入欄(2a)を覆うように、隠蔽紙片(1)を折目線(6)を介して葉書紙片(2)側に折り畳み、隠蔽紙片(1)と、葉書紙片(2)と、を折目線(6)を介して貼り付ける。これにより、葉書紙片(2)の内面に設けられた記入欄(2a)の記入内容を隠蔽紙片(1)にて隠蔽することが可能となる。この時、本実施形態における隠蔽葉書は、隠蔽紙片(1)と葉書紙片(2)とが強接着剤層(10)にて完全に密着されることになる。
これにより、葉書紙片(2)の内面に設けられた記入欄(2a)の記入内容を隠蔽した隠蔽葉書を投函しても、配達途中の取扱時において、隠蔽紙片(1)と葉書紙片(2)とが剥離してしまう虞がなく、記入欄(2a)の記入内容の秘密保持を確実に行うことが可能となる。
また、第2の実施形態における隠蔽葉書は、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)と、破断用弱め線(8)と、が隠蔽紙片(1)に施されているため、受取人以外の第三者が、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封する際に、隠蔽紙片(1)に施された破断用弱め線(8)により、開封用弱め線(7)に沿った開封予定方向(9)から外れるように隠蔽紙片(1)を不規則に破断させ、図8(d)に示すように、開封予定方向(9)以外の領域に破断線(11)を形成し、隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことになる。これにより、隠蔽葉書を開封した際に、隠蔽紙片(1)を元の状態に修復することができない程度に隠蔽紙片(1)を破壊することになるため、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能となり、受取人以外の第三者の開封を抑止させることが可能となる。
なお、受取人は、隠蔽葉書を開封する場合には、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封し、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離させることで、葉書紙片(2)の内面の記入欄(2a)に記入された記入内容を閲覧することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態における隠蔽葉書は、図1(a)に示すように、強接着剤層(10)を、葉書紙片(2)の内側(記入欄2aが設けられる側)に設けることにしたが、第3の実施形態における隠蔽葉書は、図9(a)に示すように、強接着剤層(10)を、葉書紙片(2)の外側(記入欄2aが設けられる側と反対側)に設けることを特徴とするものである。これにより、葉書紙片(2)の内側に強接着剤層(10)を設ける必要がないため、記入欄(2a)の領域を多く確保することが可能となる。以下、図9を参照しながら、第3の実施形態における隠蔽葉書について詳細に説明する。
第3の実施形態における隠蔽葉書は、図9(a)に示すように、強接着剤層(10)が葉書紙片(2)の外側に設けられ、隠蔽葉書を開封するための開封片(13)を設けた点が、第1の実施形態の隠蔽葉書と異なり、他の構成については、第1の実施形態の隠蔽葉書と同様な構成にて構築されることになる。なお、開封片(13)は、第1の実施形態の隠蔽紙片(1)の形状を葉書紙片(2)の形状よりも大きくした領域にて構成することになる。
次に、図9を参照しながら、第3の実施形態の隠蔽葉書を使用する際の使用方法について説明する。
第3の実施形態における隠蔽葉書は、図9(a)に示すように、まず、葉書紙片(2)に設けられた記入欄(2a)に必要事項を記入し、図9(b)に示すように、剥離粘着剤層(5)を保護するための保護層(4)と、強接着剤層(10)を保護するための保護層(3)と、を剥がす。
そして、図9(c)に示すように、剥離粘着剤層(5)で記入欄(2a)を覆うように、隠蔽紙片(1)を折目線(6)を介して葉書紙片(2)側に折り畳み、隠蔽紙片(1)と折目線(12)を介して連接された開封片(13)と、葉書紙片(2)と、を強接着剤層(10)にて貼り付ける。これにより、葉書紙片(2)の内面に設けられた記入欄(2a)の記入内容を隠蔽紙片(1)にて隠蔽しつつ、開封片(13)にて隠蔽紙片(1)と葉書紙片(2)とを密閉することが可能となる。この時、本実施形態における隠蔽葉書は、開封片(13)と葉書紙片(2)とが強接着剤層(10)にて完全に密着されることになる。
これにより、葉書紙片(2)の内面に設けられた記入欄(2a)の記入内容を隠蔽した隠蔽葉書を投函しても、配達途中の取扱時において、開封片(13)と葉書紙片(2)とが剥離してしまう虞がなく、隠蔽紙片(1)にて隠蔽した記入欄(2a)の記入内容の秘密保持を確実に行うことが可能となる。
また、第3の実施形態における隠蔽葉書は、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)と、破断用弱め線(8)と、が開封片(13)に施されているため、受取人以外の第三者が、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封する際に、開封片(13)に施された破断用弱め線(8)により、開封用弱め線(7)に沿った開封予定方向(9)から外れるように開封片(13)または開封片(13)と隠蔽紙片(1)を不規則に破断させ、図9(d)に示すように、開封予定方向(9)以外の領域に破断線(11)を形成し、開封片(13)自体または開封片(13)及び隠蔽紙片(1)自体に不規則な開封痕を残すことになる。これにより、隠蔽葉書を開封した際に、開封片(13)または開封片(13)と隠蔽紙片(1)を元の状態に修復することができない程度に開封片(13)または開封片(13)と隠蔽紙片(1)を破壊することになるため、隠蔽葉書が開封されたか否かを隠蔽葉書を一見しただけで認識することが可能となり、受取人以外の第三者の開封を抑止させることが可能となる。
なお、受取人は、隠蔽葉書を開封する場合には、隠蔽葉書を開封するための開封用弱め線(7)に沿って隠蔽葉書を開封し、葉書紙片(2)と隠蔽紙片(1)とを剥離させることで、葉書紙片(2)の内面の記入欄(2a)に記入された記入内容を閲覧することが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、隠蔽紙片(1)の形状は、図1に示すように、葉書紙片(2)と同一形状である必要はなく、図10に示すように、隠蔽紙片(1)の形状を、葉書紙片(2)よりも小さい形状で構成することも可能であり、葉書紙片(2)の内面に設けられる記入欄(2a)を少なくとも隠蔽することが可能な形状の隠蔽紙片(1)であれば良く、隠蔽葉書の用途に応じて隠蔽紙片(1)の形状を適宜設計変更することは可能である。
また、上述した実施形態における隠蔽葉書は、葉書紙片(2)に設けられる記入欄(2a)を少なくとも隠蔽するように剥離粘着剤層(5)を隠蔽紙片(1)の一部分に設けるように構成したが、剥離粘着剤層(5)を隠蔽紙片(1)の全面に設けるように構成してもよく、また、剥離粘着剤層(5)と、強接着剤層(10)と、で隠蔽紙片(1)の全面を覆うように構成することも可能であり、剥離粘着剤層(5)と強接着剤層(10)とを設ける構成を隠蔽葉書の用途に応じて適宜設計変更することは可能であり、剥離粘着剤層(5)の上に強接着剤層(10)を設けるように構成することも可能である。
また、上述した実施形態における隠蔽葉書は、剥離粘着剤層(5)と、強接着剤層(10)と、を設け、葉書紙片(1)と隠蔽紙片(2)とを貼り合わせ、葉書紙片(2)に設けられる記入欄(2a)を隠蔽するように構成したが、葉書紙片(1)と隠蔽紙片(2)とを貼り合わせ、葉書紙片(2)に設けられる記入欄(2a)を隠蔽することが可能であれば、剥離粘着剤層(5)を設けず、強接着剤層(10)のみを設けるように構成することも可能である。
なお、上述した実施形態における隠蔽葉書は、開封用弱め線(7)と破断用弱め線(8)とにより構成される形状が、図2、図5(b)、図7(b)に示す構成の場合には、隠蔽葉書の右上側及び右下側の両側から開封する場合でも、隠蔽紙片(1)を確実に破断させることが可能となり、図3、図4、図5(a)、図6、図7(a)に示す構成の場合には、隠蔽葉書の右上側または右下側の何れか一方の開封側から開封した場合に、隠蔽紙片(1)を破断させ、他方の開封側から開封した場合に、隠蔽紙片(1)を破断させることなく奇麗に隠蔽葉書を開封することが可能となる。この場合、受取人側は、主に、個人情報を収集する収集業者側となるため、隠蔽紙片(1)を破断させることなく奇麗に隠蔽葉書を開封することが可能な他方の開封側を予め把握することが可能なため、受取人側は、他方の開封側から隠蔽葉書を開封することで、隠蔽紙片(1)を破断させることなく隠蔽葉書を奇麗に開封し、葉書紙片(2)の内面の記入欄(2a)に記入された記入内容を閲覧することが可能となる。
本発明にかかる隠蔽葉書は、電話番号、住所、氏名、暗証番号等の第三者に見られたくない記入内容の秘密保持が必要な隠蔽葉書に適用可能である。
第1の実施形態における隠蔽葉書の構成及び使用方法を説明するための図である。 本実施形態における隠蔽葉書の特徴部分となる破断用弱め線(8)及び開封用弱め線(7)の形状を説明するための第1の図である。 本実施形態における隠蔽葉書の特徴部分となる破断用弱め線(8)及び開封用弱め線(7)の形状を説明するための第2の図である。 本実施形態における隠蔽葉書の特徴部分となる破断用弱め線(8)及び開封用弱め線(7)の形状を説明するための第3の図である。 本実施形態における隠蔽葉書の特徴部分となる破断用弱め線(8)及び開封用弱め線(7)の形状を説明するための第4の図である。 本実施形態における隠蔽葉書の特徴部分となる破断用弱め線(8)及び開封用弱め線(7)の形状を説明するための第5の図である。 本実施形態における隠蔽葉書の特徴部分となる破断用弱め線(8)及び開封用弱め線(7)の形状を説明するための第6の図である。 第2の実施形態における隠蔽葉書の構成及び使用方法を説明するための図である。 第3の実施形態における隠蔽葉書の構成及び使用方法を説明するための図である。 本実施形態における隠蔽葉書の他の構成及び使用方法を説明するための図である。
符号の説明
1 隠蔽紙片
2 葉書紙片
2a 記入欄
3 保護層
4 保護層
5 剥離粘着剤層
6 折目線
7 開封用弱め線
7' 開封用補助弱め線
8、8' 破断用弱め線
9 開封予定方向
10 強接着剤層
11 破断線
12 折目線
13 開封片

Claims (5)

  1. 葉書紙片と隠蔽紙片とが折目線を介して折り曲げ可能に連接され、前記葉書紙片の内面には、情報を記入する記入欄が設けられ、前記葉書紙片と前記隠蔽紙片とを貼り合わせて前記記入欄を隠蔽する隠蔽葉書であって、
    前記隠蔽紙片には、開封用弱め線と、破断用弱め線と、が施されてなることを特徴とする隠蔽葉書。
  2. 前記開封用弱め線は、前記折目線と略平行に施されており、前記破断用弱め線は、前記葉書紙片と前記隠蔽紙片とを剥離する際の剥離方向と略平行に施されてなることを特徴とする請求項1記載の隠蔽葉書。
  3. 前記葉書紙片と前記隠蔽紙片との少なくとも一部分を剥離不能に接着する強接着剤層を有し、
    前記強接着剤層は、前記隠蔽紙片に設けられており、前記開封用弱め線又は/及び前記破断用弱め線により区画された領域に設けられているか、または、前記葉書紙片に設けられており、前記隠蔽紙片に設けられた前記開封用弱め線又は/及び前記破断用弱め線により区画された領域に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の隠蔽葉書。
  4. 前記葉書紙片と前記隠蔽紙片とを再剥離再貼付可能に接着する剥離粘着剤層を有し、
    前記剥離粘着剤層は、前記隠蔽紙片に形成され、保護層で覆われてなることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の隠蔽葉書。
  5. 前記破断用弱め線は、
    前記葉書紙片と前記隠蔽紙片とを剥離した際に、前記葉書紙片と前記隠蔽紙片とを剥離する際の力の影響を受け、前記隠蔽紙片の破断を誘導させる形状からなることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の隠蔽葉書。
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