JP2023000183A - 情報隠蔽シート - Google Patents

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尚久 宮▲崎▼
Naohisa Miyazaki
順一 松下
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Abstract

【課題】互いに連接した本体片と隠蔽片とが剥離可能に貼着される情報隠蔽シートにおいて、本体片と隠蔽片とが貼着された直後に剥離開封された場合でもその痕跡を残すことができるとともに、不正な開封を検知するために必要な領域のみに剥離開封の痕跡を残す。【解決手段】本体片10と隠蔽片20とが折り部30を介して連接した構成において、本体片10の上辺及び下辺に沿って延びる帯状の開封検知部13が設けられるとともに、隠蔽片20の、本体片10と隠蔽片20とが折り部30を介して折り畳まれた場合に開封検知部13に対向する領域に帯状の強接着部60が設けられ、開封検知部12には、V字状のハーフスリット13が、突出側が折り部30とは反対側を向いて複数形成されるとともに、開封検知部13の外周の辺上にハーフスリット14が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、互いに連接した本体片と隠蔽片とが剥離可能に貼着される情報隠蔽シートに関し、特に、本体片と隠蔽片とが貼着された状態から不正に剥離開封された場合にその旨を検知する技術に関する。
情報伝達媒体の1つであるはがきとして、情報表示欄を有する本体片と、情報表示欄に表示された情報を隠蔽するための隠蔽片とが連接した往復はがきが利用されている。このような往復はがきは、本体片と隠蔽片との連接辺を介して折り畳み、隠蔽片に積層された接着層によって本体片と隠蔽片とを剥離可能に貼着することで、情報表示欄に表示された情報を隠蔽することができる。
しかしながら、隠蔽片に積層された接着層は、本体片と隠蔽片とを剥離可能に貼着するものであるため、本体片と隠蔽片とが貼着された状態から不正に剥離開封されてしまう虞がある。
ここで、特許文献1には、秘匿情報を記入するための秘匿情報記入領域に設けられた本体紙片と、折込線を介して本体紙片に連接し、折込線で折り返すことにより本体紙片の秘匿情報記入領域を被覆する隠蔽紙片とを備えてなる情報隠蔽帳票であって、本体紙片の秘匿情報記入領域の外側部位に、折込線を除く三辺に沿ってハーフカット状の切り込み線により囲繞されてなる帯状の剥脱部を備えるとともに、隠蔽紙片の秘匿情報記入領域を被覆する内面の、剥脱部と重なり合う部位に、剥脱部毎の長手方向に沿って接着される接着層部を備えた情報隠蔽帳票が開示されている。この情報隠蔽帳票によれば、本体紙片と隠蔽紙片とを封緘した後に開封した場合、剥脱部が紙間剥離することになる。そのため、この剥脱部の紙間剥離によって開封の痕跡が残るため、不正な開封を検知することができる。
特許第5225181号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたものにおいては、本体紙片と隠蔽紙片とを封緘した後に開封した場合に剥脱部が紙間剥離するためには、接着部が剥脱部に強く接着されていることが大前提となる。そのため、本体紙片と隠蔽紙片とを封緘した直後に開封した場合、剥脱部が紙間剥離せずに開封の痕跡が残らない虞がある。
また、特許文献1に開示されたものにおいては、本体紙片と隠蔽紙片とを封緘した後に開封した場合に剥脱部にて紙間剥離を確実に生じさせるために、切り込み線の一部を接着層部に対向するように形成している。しかしながら、その場合、剥脱部における紙間剥離が、本体紙片の外周や情報表示欄にまで及んでしまう虞がある。上述したような、情報表示欄を有する本体片と、情報表示欄に表示された情報を隠蔽するための隠蔽片とが連接した往復はがき等の情報隠蔽シートにおいては、本体片と隠蔽片とが貼着された状態から剥離された後、情報表示欄に表示された情報を機械読み取りする等といった機械処理が行われる場合がある。その場合、シートの外形を維持する必要があるが、剥脱部における紙間剥離が本体片の外周に及んでしまうとシートの外形を維持することができず、機械処理を行うことができなくなってしまうという問題点がある。また、剥脱部における紙間剥離が本体片の情報表示欄に及んでしまうと、情報表示欄に表示された情報が閲覧できなくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、互いに連接した本体片と隠蔽片とが剥離可能に貼着される情報隠蔽シートにおいて、本体片と隠蔽片とが貼着された直後に剥離開封された場合でもその痕跡を残すことができるとともに、不正な開封を検知するために必要な領域のみに剥離開封の痕跡を残すことができる情報隠蔽シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
情報表示欄を有する本体片と、前記本体片と連接した隠蔽片とを有し、前記本体片と前記隠蔽片との連接辺を介して前記情報表示欄が内側になるように折り畳まれて前記隠蔽片に積層された接着層によって前記本体片と前記隠蔽片とが剥離可能に貼着される情報隠蔽シートであって、
前記本体片は、前記隠蔽片との貼着面のうち前記連接辺と交差する上辺及び下辺に隣接する領域のそれぞれに、前記上辺及び前記下辺に沿って延びる帯状の開封検知部を有し、
前記隠蔽片は、前記本体片と前記隠蔽片とが前記連接辺を介して折り畳まれた場合に前記開封検知部に対向する領域内に帯状の強接着部を有し、
前記開封検知部は、
突出側とは反対側が開口し、前記突出側が前記連接辺とは反対側を向いた凸形状からなる第1のハーフスリットが、前記本体片と前記隠蔽片とが前記連接辺を介して折り畳まれた場合に前記強接着部に対向するように前記上辺及び前記下辺に沿って並んで複数形成されるとともに、
当該開封検知部の外周のうち、少なくとも、上辺、下辺、及び前記連接辺側の辺上に、前記複数の第1のハーフスリットを取り囲むように第2のハーフスリットが形成されている。
上記のように構成された本発明においては、本体片と隠蔽片とが接着層によって貼着された状態から剥離開封されると、本体片の隠蔽片との貼着面のうち上辺及び下辺に隣接する領域のそれぞれに設けられた開封検知部においては、隠蔽片に設けられた強接着部に貼着されていることで、開封検知部に設けられた第1のハーフスリットがきっかけとなって本体片の紙間剥離が生じる。その際、第1のハーフスリットは、突出側とは反対側が開口した凸形状を有するが、突出側が、本体片と隠蔽片との連接辺とは反対側、すなわち本体片と隠蔽片とを剥離する際の剥離開始端側を向いていることで、紙間剥離が生じやすく、本体片と隠蔽片とが貼着された直後に剥離開封された場合でもその痕跡を残すことができる。また、紙間剥離は、第1のハーフスリットの開口した端部から本体片が破れていくことで本体片に広がっていくが、開封検知部には、開封検知部の外周のうち、少なくとも、上辺、下辺、及び連接辺側の辺上に、複数の第1のハーフスリットを取り囲むように第2のハーフスリットが形成されているため、本体片の紙間剥離が開封検知部よりも外側に広がっていくことが第2のハーフスリットによって回避され、それにより、紙間剥離が本体片の外周に及んで本体片の外形を維持することができなくなったり、紙間剥離が本体片の情報表示欄に及んで情報表示欄に表示された情報が閲覧できなくなったりすることが回避される。
本発明によれば、本体片の開封検知部に設けられた第1のハーフスリットが、突出側とは反対側が開口した凸形状からなり、突出側が本体片と隠蔽片との連接辺とは反対側を向いて本体片の上辺及び下辺に沿って並んで複数形成されているため、紙間剥離が生じやすく、本体片と隠蔽片とが貼着された直後に剥離開封された場合でもその痕跡を残すことができる。また、開封検知部の外周のうち、少なくとも、上辺、下辺、及び連接辺側の辺上に、複数の第1のハーフスリットを取り囲むように第2のハーフスリットが形成されているため、本体片の紙間剥離が開封検知部よりも外側に広がっていくことが第2のハーフスリットによって回避され、それにより、不正な開封を検知するために必要な領域のみに剥離開封の痕跡を残すことができる。
本発明の情報隠蔽シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は一方の面を示す図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は(a)に示したB-B’断面図、(d)は他方の面を示す図である。 図1に示した隠蔽はがきの隠蔽片から剥離紙を剥離した構成を示す図である。 図1及び図2に示した隠蔽はがきの本体片と隠蔽片とを貼着するまでの使用方法を説明するための図である。 図1及び図2に示した隠蔽はがきの本体片と隠蔽片とが貼着された後に剥離された際の作用を説明するための図である。 図1及び図2に示した隠蔽はがきにおける開封検知部に設けられた第1のハーフスリットによる作用について説明するための図である。 図1及び図2に示した隠蔽はがきにおける開封検知部に設けられた第2のハーフスリットによる作用について説明するための図である。 本発明の情報隠蔽シートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は一方の面を示す図、(b)は(a)に示した隠蔽片から剥離紙を剥離した構成を示す図である。 図1及び図7に示した開封検知部の内部に形成されるハーフスリットの他の形態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の情報隠蔽シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は一方の面を示す図、(b)は(a)に示したA-A’断面図、(c)は(a)に示したB-B’断面図、(d)は他方の面を示す図である。図2は、図1に示した隠蔽はがき1の隠蔽片20から剥離紙40を剥離した構成を示す図である。
本形態は図1及び図2に示すように、本体片10と隠蔽片20とがそれぞれの一辺を連接辺として連接されたベースシート2の一方の面のうち隠蔽片20上に剥離紙40が貼着されてなる隠蔽はがき1である。
本体片10と隠蔽片20との連接辺には、ハーフスリットや筋押し等によって折り部30が形成されており、これにより、ベースシート2が折り部30を介して折り畳み可能となっている。
本体片10の一方の面には、この隠蔽はがき1を用いて伝達する情報を記入するための情報記入欄11が設けられているとともに、情報記入欄11の外側には、折り部50と交差する本体片10の上辺及び下辺に隣接する領域のそれぞれに、本体片10の上辺及び下辺に沿って延びる帯状の開封検知部12が設けられている。なお、開封検知部12の長手方向の長さは、本体片10の上辺及び下辺の80%以上であることが好ましい。また、情報記入欄11の代わりに、この隠蔽はがき1を用いて伝達する情報が印字された欄を設けてもよく、これらを併せて情報表示欄とする。
開封検知部12には、突出側とは反対側が開口したV字状の第1のハーフスリット13が、突出側が折り部30とは反対側を向いて、本体片10の上辺及び下辺に沿って複数並んで形成されているとともに、開封検知部12の外周の辺上に、ハーフスリット13を取り囲むように第2のハーフスリット14が形成されている。これらハーフスリット13,14は、ベースシート2を表裏貫通しないようにベースシート2の一方の面から形成され、その深さは互いに同一のものとなっており、例えば、ベースシート2の厚さの50%~60%となっている。
本体片10の他方の面には、この隠蔽はがき1の返信先の住所や氏名あるいは名称が表示される宛先情報表示領域16が設けられている。
隠蔽片20の一方の面には、ベースシート2が折り部30を介して折り畳まれた場合に開封検知部12に対向する領域内に、本体片10と隠蔽片20とを剥離困難に貼着するための接着剤が塗布されることで強接着部60が設けられている。強接着部60は、ベースシート2が折り部30を介して折り畳まれた場合に複数のハーフスリット13に対向するように設けられている。なお、剥離困難とは、本体片10と隠蔽片20とが貼着された後に人間の手によって剥離した場合に、本体片10自体が裂かれたり厚み方向に紙間剥離されたりする程度に強く貼着されていることである。さらに隠蔽片20の一方の面には、2つの強接着部60に挟まれた領域に、例えば接着力が弱い接着剤が塗布されることで、本体片10と隠蔽片20とが貼着された後にこれらの剥離を可能とする擬似接着層50が積層されている。そして、これら擬似接着層50及び強接着部60を覆うように剥離紙40が剥離可能に貼着されている。なお、隠蔽片20の擬似接着層50が積層される領域に地紋等を印刷しておくことで、本体片10と隠蔽片20とが貼着された状態において、本体片10の情報記入欄11に記入された情報が透かして見られてしまうことを回避することも考えられる。その場合、隠蔽片20に地紋等を印刷した後に擬似接着層50を積層することになる。
剥離紙40には、この隠蔽はがき1の送付先の住所や氏名あるいは名称が表示される宛先情報表示領域41が設けられている。
以下に、上記のように構成された隠蔽はがき1の使用方法について説明する。
まず、図1及び図2に示した隠蔽はがき1の本体片10と隠蔽片20とを貼着するまでの使用方法について説明する。
図3は、図1及び図2に示した隠蔽はがき1の本体片10と隠蔽片20とを貼着するまでの使用方法を説明するための図である。
図1及び図2に示した隠蔽はがき1は、図3(a)に示すように、剥離紙40の宛先情報表示領域41に表示された宛先情報41aに従って送付先に届けられた後、この隠蔽はがき1の送付先から返信先に通知したい情報、例えば申し込み情報11aが情報記入欄11に記入される。
次に、情報記入欄11に記入された申し込み情報11aを用いて申し込みを行うために、図3(b)に示すように、隠蔽片20から剥離紙40が剥離される。すると、隠蔽片20の剥離紙40が貼着されていた領域に設けられた擬似接着層50と強接着部60とが表出する。
その後、図3(c)に示すように、情報記入欄11が設けられた面が内側となるように折り部30を介して折り畳まれ、擬似接着層50及び強接着部60によって、本体片10と隠蔽片20とが貼着される。そして、本体片10の宛先情報表示領域16に表示された宛先情報16aに従って隠蔽はがき1の返信先に送付されることになる。その際、本体片10の情報記入欄11が設けられた面に隠蔽片20が貼着されていることで、隠蔽はがき1の送付途中において、情報記入欄11に記入された申し込み情報11aが閲覧されてしまうことが回避される。
次に、図1及び図2に示した隠蔽はがき1の本体片10と隠蔽片20とが貼着された後に剥離された際の作用について説明する。
図4は、図1及び図2に示した隠蔽はがき1の本体片10と隠蔽片20とが貼着された後に剥離された際の作用を説明するための図である。
上記のようにして隠蔽はがき1が、本体片10と隠蔽片20とが貼着された状態で返信先に届けられると、図4(a)に示すように、隠蔽はがき1の返信先において、情報記入欄11に記入された申し込み情報11aを確認するために本体片10と隠蔽片20とが、折り部30とは反対側の端辺が剥離開始端として剥離されていく。
本体片10と隠蔽片20とが剥離されていくと、隠蔽片20の擬似接着層50が積層された領域においては、本体片10と隠蔽片20とが擬似接着層50によって剥離可能に貼着されていることで本体片10から剥離片20が剥離される一方、隠蔽片20の強接着部60が設けられた領域においては、本体片10と隠蔽片20とが強接着部60によって剥離困難に貼着されていることで本体片10にて紙間剥離が生じる。そして、本体片10の強接着部60に対向する領域には開封検知部12が設けられているため、本体片10は開封検知部12にて紙間剥離し、図4(b)に示すように、本体片10の一部が紙間剥離部17bとなって強接着部60によって隠蔽片20に貼着されたままとなるとともに、紙間剥離部17bが紙間剥離した紙間剥離部17aが本体片10側に残った状態となる。
このように、隠蔽はがき1の本体片10と隠蔽片20とが貼着された後に剥離された場合に、本体部10における紙間剥離によって紙間剥離部17a,17bが生じることで、剥離開封の痕跡が残り、不正な開封を検知することができる。
ここで、開封検知部12に設けられたハーフスリット13,14による作用について説明する。
図5は、図1及び図2に示した隠蔽はがき1における開封検知部12に設けられたハーフスリット13による作用について説明するための図であり、図6は、図1及び図2に示した隠蔽はがき1における開封検知部12に設けられたハーフスリット14による作用について説明するための図である。
開封検知部12に設けられたハーフスリット13は、上述したように、突出側とは反対側が開口したV字状を有し、突出側が本体片10と隠蔽片20との連接辺となる折り部30とは反対側を向いている。一方、剥離可能に貼着された本体片10と隠蔽片20とは、折り部30を介して折り畳まれて剥離可能に貼着されているため、折り部30とは反対側を剥離開始端として互いに剥離されていく。すると、開封検知部12のハーフスリット13が形成された領域が強接着部60によって隠蔽片20に貼着されていることで、図5(a)に示すように、ハーフスリット13のV字状に囲まれた部分が、その面積が狭いV字状の頂点から紙間剥離しはじめ、その一部が紙間剥離部17bとなって隠蔽片20に貼着されたままとなるとともに、紙間剥離部17bが紙間剥離した紙間剥離部17aが本体片10側に残った状態となる。
その後、本体片10の紙間剥離は、図5(b)に示すように、ハーフスリット13の開口した端部から本体片10が破れていくことで本体片10に広がっていく。
このように、開封検知部12において、突出側とは反対側が開口したV字状を有するハーフスリット13が、突出側が、本体片10と隠蔽片20とを剥離する剥離開始端側を向いて形成されていることで、紙間剥離が生じやすく、本体片10と隠蔽片20とが貼着された直後に剥離開封された場合でもその痕跡を残すことができる。また、本体片10と隠蔽片20とが弱い力で貼着された場合でもその痕跡を残すことができる。また、紙間剥離が生じやすいことから、強接着部60を構成する接着剤を薄く塗布したりして強接着部60の接着力を弱めても紙間剥離を生じさせることができ、それにより、剥離紙40の隠蔽片20との貼着面に情報が印刷されている場合に印刷剥がれを防止することができる。
また、上述したように、本体片10の紙間剥離は、ハーフスリット13の開口した端部から本体片10が破れていくことで本体片10に広がっていくが、開封検知部12には、開封検知部12の外周の辺上に、ハーフスリット13を取り囲むようにハーフスリット14が形成されているため、図6に示すように、本体片10の紙間剥離が開封検知部12よりも外側に広がっていくことがハーフスリット14によって回避され、それにより、紙間剥離が本体片10の外周に及んで本体片10の外形を維持することができなくなったり、紙間剥離が本体片10の情報記入欄11に及んで情報記入欄11に記入された情報が閲覧できなくなったりすることが回避される。
(他の実施の形態)
図7は、本発明の情報隠蔽シートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は一方の面を示す図、(b)は(a)に示した隠蔽片120から剥離紙40を剥離した構成を示す図である。
本形態は図7に示すように、図1及び図2に示したものに対して、隠蔽片120の折り部30とは反対側の辺に沿って、例えば強接着部60を構成する接着剤が、ドット状に塗布されることで複数の点糊部70が設けられている点が異なる隠蔽はがき101である。剥離紙40は、擬似接着層50、強接着部60及び点糊部70を全て覆うようにして隠蔽片120に剥離可能に貼着されている。
上記のように構成された隠蔽はがき101においても、本体片10と隠蔽片120とが貼着された後に剥離された場合に本体部10が開封検知部12にて紙間剥離する際、ハーフスリット13によって本体部10が紙間剥離しやすくなっており、また、紙間剥離が開封検知部12よりも外側に広がっていくことがハーフスリット14によって回避されることになる。さらに、本形態の隠蔽はがき101においては、本体片10と隠蔽片120とが貼着された後に剥離される際の剥離開始端側となる隠蔽片120の折り部30とは反対側の辺に沿って複数の点糊部70が設けられていることで、隠蔽はがき101の送付途中にて不用意に剥離開封してしまうことが回避される。
なお、上述した実施の形態においては、ハーフスリット13,14の深さが、互いに同一のものとなっているが、ハーフスリット13がきっかけとなって生じた紙間剥離が開封検知部12よりも外側に広がっていくことをハーフスリット14によって確実に回避するためには、ハーフスリット14の深さをハーフスリット13以上とすることが好ましい。
また、上述した実施の形態においては、開封検知部12の外周の辺上にハーフスリット14が形成されているが、ハーフスリット13がきっかけとなって生じた紙間剥離が開封検知部12よりも外側に広がっていくことをハーフスリット14によって回避するためには、ハーフスリット14は、開封検知部12の外周のうち、少なくとも、上辺、下辺、及び折り部30側の辺上に、複数のハーフスリット13を取り囲むように形成されていればよい。その場合、ハーフスリット14が複数のハーフスリット13の全てを取り囲むようにするために、ハーフスリット14の折り部30とは反対側の端部が、少なくとも、複数のハーフスリット13のうち折り部30から最も離れたハーフスリット13を挟むように配置され、そこからハーフスリット14が折り部30側に向かって延びていればよい。
また、上述した実施の形態においては、開封検知部12に形成されるハーフスリット13として、突出側とは反対側が開口したV字状のものを例に挙げて説明したが、その他に、突出側とは反対側が開口したU字状のもの等、凸形状を有するものであれば、開封検知部12に形成されるハーフスリット13は、V字状のものに限らない。ただし、V字状のように頂角を有するものであれば、本体片10と隠蔽片20とを剥離した際に本体片10にてハーフスリット13をきっかけとして紙間剥離が生じやすくなる。
図8は、図1及び図7に示した開封検知部12の内部に形成されるハーフスリットの他の形態を示す図である。
開封検知部12の内部に形成されるハーフスリットとしては、突出側とは反対側が開口し、突出側が折り部30とは反対側を向いた凸形状からなるものであれば、図8(a)~(c)に示すように円弧を用いたハーフスリット113,213,313や、図8(d),(e)に示すように3つの辺からなる略コの字型のハーフスリット413,513であってもよく、さらには、図8(f),(g)に示すように折り部30とは反対側にて交わる2つの辺を用いたハーフスリット613,713であってもよい。また、図8(d)~(g)に示すハーフスリット413,513,613,713において、2つの辺が交わる部分に丸みを帯びたものであってもよい。
1,101 隠蔽はがき
2 ベースシート
10 本体片
11 情報記入欄
11a 申し込み情報
12 開封検知部
13,14 ハーフスリット
16,41 宛先情報表示領域
16a,41a 宛先情報
17a,17b 紙間剥離部
18 破断部
20,120 隠蔽片
30 折り部
40 剥離紙
50 擬似接着層
60 強接着部
70 点糊部

Claims (1)

  1. 情報表示欄を有する本体片と、前記本体片と連接した隠蔽片とを有し、前記本体片と前記隠蔽片との連接辺を介して前記情報表示欄が内側になるように折り畳まれて前記隠蔽片に積層された接着層によって前記本体片と前記隠蔽片とが剥離可能に貼着される情報隠蔽シートであって、
    前記本体片は、前記隠蔽片との貼着面のうち前記連接辺と交差する上辺及び下辺に隣接する領域のそれぞれに、前記上辺及び前記下辺に沿って延びる帯状の開封検知部を有し、
    前記隠蔽片は、前記本体片と前記隠蔽片とが前記連接辺を介して折り畳まれた場合に前記開封検知部に対向する領域内に帯状の強接着部を有し、
    前記開封検知部は、
    突出側とは反対側が開口し、前記突出側が前記連接辺とは反対側を向いた凸形状からなる第1のハーフスリットが、前記本体片と前記隠蔽片とが前記連接辺を介して折り畳まれた場合に前記強接着部に対向するように前記上辺及び前記下辺に沿って並んで複数形成されるとともに、
    当該開封検知部の外周のうち、少なくとも、上辺、下辺、及び前記連接辺側の辺上に、前記複数の第1のハーフスリットを取り囲むように第2のハーフスリットが形成されている、情報隠蔽シート。
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