JP2006027645A - 封筒 - Google Patents

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教博 大石
Kazutomi Shigemi
一臣 重見
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Abstract

【課題】 連接された3つ以上の紙片が折り畳まれ、このうちの1つの紙片に情報記入部が分離可能に区画形成されてなる封筒において、紙片どうしを接着するための接着剤の管理を煩雑にすることなく情報記入部を容易に分離することができ、また、封入物が封入されるスペースを広くすることができ、紙片どうしを接着する前に封入物を封筒上に配置する場合に封入物を手間をかけずに配置する。
【解決手段】 3つ以上の紙片が連接してなる封筒用紙を、封筒を作成するために巻き込む際の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域に接着剤60a,60bを塗布するとともに、連接部分を介して折り畳まれた場合に巻き込み形状の最も外側となる紙片10と対向する領域のうち、紙片10に分離可能に設けられた配達証11a,11bと対向する領域よりも巻き込み形状の外側に接着剤32aを塗布する。
【選択図】図1

Description

本発明は、連接された3つ以上の紙片が折り畳まれて構成される封筒に関し、特に、配達証等の情報記入部を有してなる封筒に関する。
従来より、重要な配達物を発送する場合等において、配達物が受取人に配達されたことを確認できる配達記録郵便が用いられている。このような配達記録郵便においては、受取人の住所や氏名等が記載されるとともに、受取人の受取印を押下するための領域が設けられた配達証が配達物の裏面に貼付され、配達物が受取人にて受け取られると、配達証に受取印が押下され、その後、この配達証が配達物から剥離されて配達人によって持ち帰られる。これにより、配達物が間違いなく受取人に配達されたことを確認可能としている。
ここで、上述したような配達記録郵便においては、配達証を配達物の発送元にて配達物に貼付しておけば、郵便料金が減額される制度が設けられており、そのため、配達物の発送元において、配達物となる封筒を作成する際にこの封筒の一部に配達証を分離可能に設けておく技術が考えられている(例えば、特許文献1参照)。この技術においては、連接された3つの紙片のうち一端部となる紙片に配達証を分離可能に設けておき、また、この紙片に連接する紙片に宛先情報を印刷しておく。そしてまず、宛先情報が印刷された紙片とこの紙片に連接する2つの紙片のうち配達証が設けられていない側の紙片とを連接部を介して折り畳み接着する。この2つの紙片においては、2つの紙片に渡って3辺に接着剤が塗布されており、この接着剤によって互いに接着されることになる。これにより、封入物が封入される領域が形成される。その後、接着された2つの紙片のうち宛先情報が印刷されていない紙片と配達証が設けられた紙片とが対向するように折り畳み、配達証が設けられた紙片に塗布された剥離可能な接着剤によってこれらを互いに接着する。
このように、宛先情報が印刷された紙片とこれに隣接する紙片とが接着剤によって接着されて封入物が封入される領域が形成され、かつ、配達証が設けられた紙片が剥離可能な接着剤によって他の紙片と接着されているため、配達証を封筒から容易に分離して回収することができる。また、上述したように、配達物の発送元において、配達物となる封筒に宛先情報とともに配達証を印刷することにより、封筒に記載された宛先情報と、配達証に記載された受取人の住所や氏名等との人手による照合作業が不要となる。
特開2000−318741号公報
しかしながら、上述したような従来の配達証付封筒においては、封入物が封入される領域を形成するために宛先情報が印刷された紙片とこれに隣接する紙片とを接着するための接着剤と、これら接着された2つの紙片と配達証が設けられた紙片とを剥離可能に接着するための接着剤との2種類の接着剤を用いることになるため、接着剤の管理が煩雑になってしまうという問題点がある。
また、封入物が封入される領域を形成するために宛先情報が印刷された紙片とこれに隣接する紙片とに渡って3辺に接着剤が塗布されているため、封入物が封入されるスペースが狭くなってしまうとともに、製造工程において、3つの紙片が接着される前に封入物を封筒上に配置し、その後、3つの紙片を上述したように順次接着する場合においては、封入物が接着剤上に配置されないように封入物の配置位置を縦方向及び横方向のそれぞれについて精細に規定しなければならず手間がかかってしまうという問題点がある。
また、封入物の配置位置を精細に規定したとしても、封入物の配置時に封入物が傾くことを完全に回避することはできないため、紙片どうしの隣接辺に沿うように接着剤が塗布されている場合、封入物を配置する工程における生産効率が悪いものとなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、連接された3つ以上の紙片が折り畳まれ、このうちの1つの紙片に情報記入部が分離可能に区画形成されてなる封筒において、紙片どうしを接着するための接着剤の管理を煩雑にすることなく情報記入部を容易に分離することができ、また、封入物が封入されるスペースを広くすることができ、紙片どうしを接着する前に封入物を封筒上に配置する場合に封入物を手間をかけずに配置することができる封筒を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
3つ以上の紙片が連接してなる封筒用紙が巻き込むように前記紙片の連接部分を介して順次折り畳まれて前記紙片どうしがその一部にて接着されて構成され、前記封筒用紙の巻き込み形状の最も外側となる紙片に情報記入部が分離可能に区画形成されてなる封筒であって、
前記封筒用紙は、前記封筒用紙の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域と、前記連接部分を介して折り畳まれた場合に前記巻き込み形状の最も外側となる紙片と対向する領域のうち前記情報記入部と対向する領域よりも前記巻き込み形状の外側に接着剤が塗布されている。
また、前記封筒用紙は、前記連接部分を介して折り畳まれた場合に前記巻き込み形状の最も外側となる紙片と対向する領域のうち前記情報記入部と対向する領域よりも前記巻き込み形状の内側に接着剤が塗布されていることを特徴とする。
また、1辺が互いに連接し、該1辺に隣接する2辺に沿う領域が互いに接着された前面片及び後面片からなる封筒本体と、前記前面片の前記後面片との連接辺とは反対側の辺にて連接した封用蓋片とを有してなる封筒であって、
前記封用蓋片は、分離可能に区画形成された情報記入部を有し、前記前面片との連接辺とは反対側の辺に沿う領域にて前記後面片と接着されている。
上記のように構成された本発明においては、3つ以上の紙片が連接してなる封筒用紙が巻き込むように紙片の連接部分を介して順次折り畳まれ、封筒用紙の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域に塗布された接着剤によって紙片どうしが接着され、封筒用紙の巻き込み形状の最も外側となる紙片においては、さらに、連接部分を介して折り畳まれた場合にこの紙片と対向する紙片のうち情報記入部と対向する領域よりも巻き込み形状の外側に塗布された接着剤によってこの紙片と接着されている。
このように構成された封筒から、封筒用紙の巻き込み形状の最も外側となる紙片に設けられた情報記入部を分離した場合であっても、封筒用紙の巻き込み形状の最も外側となる紙片は、連接部分を介して折り畳まれた場合にこの紙片と対向する紙片のうち情報記入部と対向する領域よりも巻き込み形状の外側に塗布された接着剤によってこの紙片と接着されているので、剥離可能な接着剤を用いることなく、かつ、情報記入部が容易に分離できながらも、封筒が開いてしまったり、封筒内に封入された封入物が外部から見えてしまったりすることがない。
また、3つ以上の紙片が連接してなる封筒用紙が巻き込むように紙片の連接部分を介して順次折り畳まれ、封筒用紙の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域に塗布された接着剤によって紙片どうしが接着されることにより封入物が封入されるスペースが形成されるので、封入物が封入されるスペースが広くなり、かつ、紙片どうしを接着する前に封筒用紙上に封入物を配置する場合においても、封筒用紙の巻き込み方向とは垂直な方向についてのみ封入物が接着剤上に配置されないように配置位置を精細に規定すればよい。
以上説明したように本発明においては、封筒用紙の巻き込み形状の最も外側となる紙片に区画形成された情報記入部を分離した場合であっても、封筒用紙の巻き込み形状の最も外側となる紙片が、連接部分を介して折り畳まれた場合にこの紙片と対向する紙片のうち情報記入部と対向する領域よりも巻き込み形状の外側に塗布された接着剤によってこの紙片と接着されているため、情報記入部が分離可能に区画形成された封筒において、情報記入部が分離された場合に、封筒が開いてしまったり、封筒内に封入された封入物が外部から見えてしまったりすることを防止するために、剥離可能な接着剤を用いることなく、また、このような構成においても情報記入部を容易に分離することができる。また、3つ以上の紙片が連接してなる封筒用紙が巻き込むように紙片の連接部分を介して順次折り畳まれ、封筒用紙の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域に塗布された接着剤によって紙片どうしが接着されることにより封入物が封入されるスペースが形成されるため、封入物が封入されるスペースを広くすることができ、かつ、紙片どうしを接着する前に封筒用紙上に封入物を配置する場合においても、封筒用紙の巻き込み方向とは垂直な方向についてのみ封入物が接着剤上に配置されないように配置位置を精細に規定すればよい。
また、連接部分を介して折り畳まれた場合に巻き込み形状の最も外側となる紙片と対向する領域のうち情報記入部と対向する領域よりも巻き込み形状の内側に接着剤が塗布されているものにおいては、情報記入部を分離した後であっても、封筒内に小さな封入物が封入された場合でもこの封入物が外部に脱落してしまうことを防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の封筒を作成するための封筒用紙の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は裏面の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、3つの紙片10,20,30が連接部分となる折り線40a,40bを介して連接してなるものであって、裏面の連接方向両辺に沿う領域にそれぞれ接着剤60a,60bが塗布されるとともに、接着剤60bが塗布された側の接着剤60bが塗布された領域よりも内側に3つの紙片10,20,30に渡って開封用のミシン目50が形成されて構成されている。なお、折り線40a,40bは、例えばミシン目によって形成すること等が考えられる。
3つの紙片10,20,30のうち、連接状態の中央に位置する紙片20の表面には、この封筒用紙1によって作成された封筒の受取人の住所や氏名等の宛先情報21が印刷されている。
また、折り線40aを介して紙片20に連接する紙片10には、マイクロミシン目12によって情報記入部である配達証11a,11bが分離可能に区画形成されており、また、配達証11a,11bのそれぞれについて、マイクロミシン目12に連通する切り込み13a,13bが形成されている。2つの配達証11a,11bのうち、一方の配達証11aは、この封筒用紙1によって作成された封筒が受取人にて受け取られた場合に回収されるものであり、他方の配達証11bは封筒とともに受取人に渡されるものである。これら配達証11a,11bには、その表面に、紙片20に印刷された宛先情報21に含まれる封筒の受取人の住所や氏名等が印刷されるとともに、受取人の受取印を押下するための領域が設けられており、さらに、この配達証を管理するためのバーコード情報が印刷されている。また、配達証11bの裏面には、クーポン情報14が印刷されている。
また、折り線40bを介して紙片20に連接する紙片30の表面には、封筒用紙1が折り線40a,40bを介して折り畳まれた場合に配達証11a,11bに対向する領域に広告情報31a,31bがそれぞれ印刷されており、また、広告情報31a,31bを介して折り線40b側に接着剤32aが塗布されているとともに、広告情報31a,31bを介して折り線40bとは反対側に接着剤32bが塗布されている。
以下に、上記のように構成された封筒用紙1を用いた封筒の製造方法について説明する。
図2は、図1に示した封筒用紙1を用いた封筒の製造方法を説明するための図である。
図1に示した宛先情報21、配達証11a,11b、クーポン情報14及び広告情報31a,31bが印刷されるとともに、ミシン目50、マイクロミシン目12及び切り込み13a,13bが形成された連続用紙101が搬送されてくると、まず、封筒用紙1毎にその天地領域に接着剤60a,60bがそれぞれライン状に塗布される(図2(a))。なお、宛先情報21と配達証11a,11bとは、同一工程にて印刷されているため、その後、宛先情報21と配達証11a,11bに記載された情報との照合を人手によって行うことはない。
次に、接着剤60a,60bが塗布された連続用紙101に対して、封筒用紙1毎に紙片20となる領域上に封入物70が載置される(図2(b))。この際、図2(b)に示すように連続用紙101が搬送経路上にて折り曲げられたタイミングでディチャッター(不図示)から封入物70が連続用紙101上に差し込むように供給される。そのため、封筒用紙1毎に、連続用紙101の搬送方向先端側となる接着剤60aが塗布された領域が折り曲げられた後にディタッチャーから封入物70が供給されはじめ、連続用紙101の搬送方向後端側となる接着剤60bが塗布された領域が折り曲げられる前に封入物70の供給が完了する。
次に、封入物70が載置された連続用紙101が折り線40a,40bを介して折り曲げられはじめ(図2(c))、まず、封筒用紙1毎に紙片30となる領域の表面に接着剤32a,32bがライン状に塗布されながら、紙片30となる領域が折り線40bを介して折り畳まれる(図2(d))。これにより、封筒用紙1のそれぞれについて、紙片20と紙片30とが接着剤60a,60bによって互いに接着され、封入物70が封入された領域が形成されることになる。なお、紙片20と紙片30とは、連接方向の幅が略同一となっている。また、この工程にて連続用紙101に塗布される接着剤32a,32bと、図2(a)に示した工程にて連続用紙101に塗布される接着剤40a,40bとは、いずれも剥離可能なものとする必要はなく同一のものが用いられる。
次に、封筒用紙1の紙片10となる領域が折り線40aを介して折り畳まれ、封筒用紙1のそれぞれについて、紙片10と紙片30とが、接着剤32a,32b,60a,60bによって互いに接着される(図2(e))。ここで、紙片30に塗布される接着剤32a,32bのうち、広告情報31a,31bを介して折り線40b側にライン状に塗布される接着剤32aにおいては、紙片10が折り線40aを介して折り畳まれた場合に紙片10と対向する領域に塗布されている必要がある。そのため、紙片10と紙片30のそれぞれにおける連接方向の幅がほぼ同一である場合は、紙片30の広告情報31a,31bを介して折り線40b側の任意の領域にライン状に接着剤32aを塗布すればよいが、紙片10の幅が紙片30の幅よりも狭い場合は、紙片30の広告情報31a,31bを介して折り線40b側となる領域のうち、紙片10が折り線40aを介して折り畳まれた場合に紙片10と対向する領域に接着剤32aを塗布しなければならない。
その後、折り線40a,40bを介して折り畳まれて紙片10,20,30が互いに接着された連続用紙101が封筒用紙1毎に断裁され、それにより、封筒用紙1によって作成された封筒に封入物70が封入されてなる封書2が作成される(図2(f))。
図3は、図1に示した封筒用紙1を用いて図2に示した工程によって作成された封書2の構成を示す図であり、(a)は表面を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面を示す図である。
図1に示した封筒用紙1を用いて図2に示した工程によって作成された封書2は図3に示すように、3つの紙片10,20,30が連接してなる封筒用紙1が巻き込むように折り線40a,40bを介して順次折り畳まれ、封筒用紙1の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域に塗布された接着剤60a,60bによって紙片10,20,30どうしが接着され、また、封筒用紙1の巻き込み形状の最も外側となる紙片10においては、マイクロミシン目12及び切り込み13a,13bによって配達証11a,11bが分離可能に設けられ、折り線40aを介して折り畳まれた場合に紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域に印刷された広告情報31a,31bよりも巻き込み形状の外側に塗布された接着剤32aによって紙片20と接着された構造となっている。
以下に、上記のように構成された封書2の使用方法について説明する。
図4は、図1に示した封筒用紙1を用いて作成された封書2の使用方法を説明するための図である。
図2に示した工程によって作成された封書2は、紙片20に印刷された宛先情報21に従って受取人に配達される。
封書2が受取人に配達された後、紙片10に設けられた配達証11a,11bのうち、一方の配達証11aを紙片10から分離するために、紙片10に形成された切り込み13aに指等を挿入し、配達証11aを捲りあげていくと(図4(a))、配達証11aがマイクロミシン目12によって紙片10から切り離されて分離していく。
配達証11aが紙片10から完全に分離されると、紙片30の配達証11aに対向する領域に印刷された広告情報31aが視認可能な状態となる(図4(b))。また、この際、配達証11aが設けられた紙片10は、紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域よりも巻き込み形状の外側に塗布された接着剤32aによって紙片30と接着されているので、封筒が開いてしまったり、封筒内に封入された封入物が外部から見えてしまったりすることはない。また、紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域よりも巻き込み形状の内側に接着剤32bが塗布されているため、配達証11aを分離した後であっても、封筒内に封入された封入物70が外部に脱落してしまうことはない。
その後、紙片10から分離された配達証11aに設けられた押印領域に受取人が押印し、この配達証11aが配達人によって回収され、また、受取人に受け取られた封書2は、ミシン目50を断裁することによって開封される。
また、紙片10に残存した配達証11bが封書2の受取人によって、配達証11aと同様に紙片10から分離されると、紙片30の配達証11bに対向する領域に印刷された広告情報31bが視認可能な状態となる(図4(c))。なお、本形態においては、配達証11a,11bの周囲にマイクロミシン目12を形成しておくことにより、配達証11a、1bを紙片10から分離可能としているが、マイクロミシン目12に限らず、一般的なミシン目やハーフスリット等、切り取り可能なものであればよい。ただし、マイクロミシン目12による方が、配達証11a,11bを紙片10から容易に分離することができる。また、この際、配達証11bの裏面には、クーポン情報14が印刷されているため、この配達証11bをクーポン券として使用することもできる。
本形態のように、紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域よりも巻き込み形状の外側に接着剤32aが塗布されていることにより、配達証11a,11bが分離した場合であっても封筒が開いてしまうことを防止することができ、さらに、紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域よりも巻き込み形状の内側に接着剤32bが塗布されていることにより、配達証11aを紙片10から分離した後に、封筒内に封入された封入物70が外部に脱落してしまうことを確実に防止することができる。
また、本形態においては、3つの紙片10,20,30が連接してなる封筒用紙1を用いて作成された封筒を例に挙げて説明したが、本発明は、連接してなる紙片の数は3つ以上であれば3つに限らない。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態においては、3つの紙片10,20,30が連接してなる封筒用紙1が巻き込むように折り線40a,40bを介して順次折り畳まれ、封筒用紙1の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域に塗布された接着剤60a,60bによって紙片10,20,30どうしが接着され、封筒用紙1の巻き込み形状の最も外側となる紙片10においては、さらに、折り線40aを介して折り畳まれた場合に紙片10と対向する紙片30のうち配達証11a,11bと対向する領域に印刷された広告情報31a,31bよりも巻き込み形状の外側に塗布された接着剤32aによって紙片20と接着されたものを例に挙げて説明したが、配達証11a,11bが設けられた紙片10が他の紙片20,30よりも連接方向の長さが短いものであれば、一般的な封筒において封用蓋片となるフラップ部に配達証を設ける構成とすることも考えられる。
図5は、本発明の封筒の他の実施の形態を示す図であり、(a)は封筒を開いた状態の内側面を示す図、(b)は封筒の裏面側を示す図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。
本形態は図5に示すように、封用蓋部となるフラップ部210と、前面片220と、後面片230とが、折り線240a,240bを介して連接されてなり、フラップ部210、前面片220及び後面片230に渡って封筒の内側となる面の連接方向両辺に沿うように接着剤260a,260bがそれぞれ塗布され、この接着剤260a,260bによって、フラップ部210、前面片220及び後面片230が互いに接着されて構成されている。また、フラップ部210においては、マイクロミシン目212及び切り込み213a,213bによって配達証211a,211bが分離可能に設けられており、後面片230に塗布された接着剤232a,232bは、図1に示したものと同様に、折り線240a,240bを介して折り畳まれた場合に、配達証211a,211bを介して連接方向両側に対向する領域に塗布されている。このように構成することにより、1辺が互いに連接し、該1辺に隣接する2辺に沿う領域が互いに接着された前面片及び後面片からなる封筒本体と、前面片の後面片との連接辺とは反対側の辺にて連接したフラップ部とを有し、フラップ部に配達証が分離可能に設けられ、フラップ部が、前面片との連接辺とは反対側の辺に沿う領域にて後面片と接着された封筒が構成される。
なお、上述した実施の形態における配達証11a,11b,211a,211bとなる片は、情報が記入されるものであればその用途が配達証となるものでなくてもかまわなく、また、上述した実施の形態で示されたような2枚だけでなく、領域に収められれば2枚以上であってもかまわない。
また、上述した実施の形態においては、郵便での用途に用いるものを例に挙げて説明したが、郵便ではなく宅配便での用途に用いられるものであってもよい。
本発明の封筒を作成するための封筒用紙の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は裏面の構成を示す図である。 図1に示した封筒用紙を用いた封筒の製造方法を説明するための図である。 図1に示した封筒用紙を用いて図2に示した工程によって作成された封書の構成を示す図であり、(a)は表面を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面を示す図である。 図1に示した封筒用紙を用いて作成された封書の使用方法を説明するための図である。 本発明の封筒の他の実施の形態を示す図であり、(a)は封筒を開いた状態の内側面を示す図、(b)は封筒の裏面側を示す図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。
符号の説明
1 封筒用紙
2 封書
10,20,30 紙片
11a,11b,211a,211b 配達証
12,212 マイクロミシン目
13a,13b,213a,213b 切り込み
14 クーポン情報
21 宛先情報
31a,31b 広告情報
32a,32b,60a,60b,232a,232b,260a,260b 接着剤
40a,40b 折り線
50 ミシン目
70 封入物
101 連続用紙
210 フラップ部
220 前面片
230 後面片

Claims (3)

  1. 3つ以上の紙片が連接してなる封筒用紙が巻き込むように前記紙片の連接部分を介して順次折り畳まれて前記紙片どうしがその一部にて接着されて構成され、前記封筒用紙の巻き込み形状の最も外側となる紙片に情報記入部が分離可能に区画形成されてなる封筒であって、
    前記封筒用紙は、前記封筒用紙の巻き込み状態における内側面の巻き込み方向両辺に沿う領域と、前記連接部分を介して折り畳まれた場合に前記巻き込み形状の最も外側となる紙片と対向する領域のうち前記情報記入部と対向する領域よりも前記巻き込み形状の外側に接着剤が塗布されている封筒。
  2. 請求項1に記載の封筒において、
    前記封筒用紙は、前記連接部分を介して折り畳まれた場合に前記巻き込み形状の最も外側となる紙片と対向する領域のうち前記情報記入部と対向する領域よりも前記巻き込み形状の内側に接着剤が塗布されていることを特徴とする封筒。
  3. 1辺が互いに連接し、該1辺に隣接する2辺に沿う領域が互いに接着された前面片及び後面片からなる封筒本体と、前記前面片の前記後面片との連接辺とは反対側の辺にて連接した封用蓋片とを有してなる封筒であって、
    前記封用蓋片は、分離可能に区画形成された情報記入部を有し、前記前面片との連接辺とは反対側の辺に沿う領域にて前記後面片と接着されている封筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011068032A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Dainippon Printing Co Ltd 印刷物
JP4836020B1 (ja) * 2010-09-15 2011-12-14 大日本印刷株式会社 紙片付き印刷物の製造方法
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