JP3730632B2 - 封書用シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、封書用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種の事務処理がコンピュータで行われるようになるに従い、伝票もコンピュータで処理され、レーザープリンタを使用することが一般的になってきた。
【0003】
そこで、レーザープリンタで印刷したシートを折り曲げ加工することにより封筒型伝票を作製可能な単票用紙1が提案されている(特許文献1参照)。これは、全面に粘着剤層を有する粘着シートと、その粘着剤層の全域を覆うように重ね合わされた剥離シートとからなる単票用紙1であって、この単票用紙1の剥離シート側に印字するものである(図23参照)。この単票用紙1の中央よりやや下方には用紙を谷折りするための折り目線2が設けられ、その折り目線2よりも下方の領域には外周の三辺をコ字形に連ねた糊代3が設けられ、この糊代3の部分と印字面との境界には剥離シートのみを切断したスリット6が設けられている。印字された単票用紙1は、折り目線2にしたがって印字面を内側にして上下二つ折りにされ、糊代3部分の剥離シートを剥がして露出させた粘着剤により接着され、封緘される。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−35146号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記の構成では、剥離シートがコ字状に折れ曲がっているため、剥離シートを剥離する際、上記の折れ曲がり部分に応力が集中する。このため剥離シートを安易に剥離しようとすると折れ曲がり部分で剥離シートが破れてしまうことがある。剥離シートが破れると、破れた部分から再び剥離シートを粘着シートから剥離しなければならなくなるため手間がかかる。他方で、剥離シートが破れないよう慎重に剥離しようとすれば、この場合も手間がかかる。
【0006】
また、上記の構成では、封書用シートを二つ折りにして封緘する際、折り目線と直交する辺の端縁部に粘着剤が露出しているので、この端縁部を揃えて折り曲げようとすると指先に粘着剤が付着してしまうことがある。他方で、指先に粘着剤が付着しないようにしつつ端縁部を揃えて封緘しようとすれば手間がかかる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、効率的に封緘できる封書用シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、全面に粘着剤層を有する粘着シートと、その粘着剤層の全域を覆うように重ね合わされた剥離シートとからなり、前記剥離シートが内側となるように折り畳むことにより封緘可能に構成される封書用シートであって、前記剥離シートを内側にして谷折りするための折り目によってそのシートの全体が少なくとも第1及び第2の2つの領域に区分され、剥離シートには、前記第1の領域のうち前記折り目とは反対側の端縁部から所定寸法離れた位置又は前記第2の領域のうち前記折り目とは反対側の端縁部に、前記折り目と平行に延びる帯状の剥離部が切り離し可能に形成され、この剥離部を除去することで前記粘着層を帯状に露出させて、前記折り目によって第2の領域を前記第1の領域に重ねるように谷折りしたときに前記露出した粘着層が前記第2の領域の所定位置に粘着して両端が開口した未封緘封書部が形成されるようになし、前記粘着シートには、前記第1の領域のうち前記剥離部と前記端縁部との間に位置して前記未封緘封書部の開口部を封緘するための一対の封緘シールが切り離し可能に形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1の領域には、前記粘着シート及び前記剥離シートの双方に、前記未封緘封書部を形成しない部分を切り離すための切断可能線が形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記第2の領域には、そのほぼ中央部に前記剥離シートを内側にして谷折りするための補助折り目が前記折り目と平行に形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記剥離シート及び粘着シートには、前記封緘シールが貼着される領域の内側に位置して切断可能線が前記折り目と直行する方向に形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記剥離シートには、前記封緘シールの形成部分に対応して前記第1の領域の端縁部と平行にスリットが形成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、第2の領域を折り目に沿って第1の領域に重ね、第1の領域と第2の領域とを帯状に露出する粘着剤層により貼り付けた後、封緘シールで開口部を封緘することによって、剥離シートが内側となるように折り畳まれた封書を作成できる。このようにして、1枚の封書用シートから封書を容易に作成することができる。
【0014】
剥離シートは帯状に形成されているので、剥離する際に応力が特に集中する部分がない。このため、剥離シートを破ることなく容易に剥離シートを剥離できるから効率的に封書用シートを貼着できる。
【0015】
また、折れ目と直交する辺の端縁部には粘着剤は露出していないので、指に粘着剤を付着させることなく、効率的に端縁部を揃えて貼着できる。
【0016】
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、切断可能線に沿って切り離すことにより、未封緘部分を形成しない部分を容易に除去することができる。この切断可能線が形成される位置を調整することにより、作成された封筒が郵便法に基づく定形郵便物の大きさとなるようにすることができる。定形郵便物は定形外郵便物と比べて郵送料が安いので、郵送コストの削減を図ることができる。
【0017】
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、補助折り目に沿って第2の領域を剥離シートを内側にして谷折りにし、これを折り目に沿って第1の領域と折り重ねて三つ折りにすることにより、封書を作製できる。このとき、情報を記載できる領域は、封書用シートを二つ折りにする場合と三つ折りにする場合とで異ならない。このため、封書用シートを二つ折りにする場合と比べて、記載された情報量は等しいにも拘わらずより小型の封書を作製できる。
【0018】
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、まず、封緘シールによって貼着された部分を切断可能線にしたがって切除することにより、封書の両端を容易に開口させて未封緘封書とすることができる。この未封緘封書を展開するには、未封緘封書を折り目に沿って切り開けばよいので容易に封書を開封できる。
【0019】
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、まず、剥離シートに形成されたスリットにしたがって剥離シートを剥離すると、封緘シールの粘着剤層が一部露出する。次に、この封緘シールのうち、剥離シートが残存している部分を持ちながら、露出した粘着剤層を未封緘封書部の開口部の端縁に貼着する。その後、剥離シートの残部を剥離し、露出した粘着剤層で開口部を封着する。このようにすることで、粘着剤層を指に付着させることなく、封緘シールによって封書用シートを効率的に封緘できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図6によって説明する。
まず、図1によって封書用シート10の構成について説明する。A4サイズの矩形状の粘着シート11には粘着剤が全面にわたって塗布されて粘着剤層12が形成されている。この粘着剤層12の全域を覆うように矩形状の剥離シート13が粘着シート11に重ね合わされ、両者が一体となって一枚の封書用シート10が構成されている。この封書用シート10を構成する剥離シート13及び粘着シート11の双方には、封書用シート10の短辺に平行に形成されたミシン目17によって折り目14が形成されている。この折り目14によって封書用シート10は、矩形状をなす封筒裏側紙片15(請求項1における第1の領域)と、封筒表側紙片16(請求項1における、第2の領域)とに区分されている。
【0021】
剥離シート13及び粘着シート11の双方には、封書用シート10の長辺側の両側端に、それぞれの端縁部から所定寸法L1だけ離れて、ミシン目19A、19B(請求項4における、切断可能線)が折り目14と直交して形成されている。
【0022】
剥離シート13には、封筒裏側紙片15のうち折り目14とは反対側の端縁部から所定寸法L2だけ離れた位置に折り目14と平行にスリット18Aが形成されており、このスリット18Aと平行に、スリット18Aに対して折り目14と同じ側にスリット18Bが形成されている。これらスリット18A、及びスリット18Bにより帯状の剥離部18が切り離し可能に形成されている。スリット18Aによって封筒裏側紙片15は、折り目14とは反対側に位置する宛名情報記載部15Aと、折り目14の側に位置する被封緘部15Bとに区分されている。
【0023】
折り目14は、封書用シート10の長辺の長さLからL2を引いた長さを二等分する位置に形成されている。このため、被封緘部15Bの短辺の長さL3と、封筒表側紙片16の短辺の長さL4とは、ともに(L−L2)/2になっている。
【0024】
粘着シート11には、宛名情報記載部15Aに位置して、一対の矩形状をなす封緘シール20A、20Bが上下二段に並んで、スリット20Cにより切り離し可能に形成されている。この封緘シール20A、20Bの短辺の長さL5は、L1の2倍を超えないように形成されている。また、封緘シール20A、20Bの長辺の長さL6は、(L−L2)/2を超えないように形成されている(図3参照)。
【0025】
次に、封書用シート10を用いた封書22の作成方法について説明する。
宛名情報記載部15Aの剥離シート13上には、書類名、宛名、日付などの情報をレーザープリンタにより印刷する。一方、被封緘部15Bの剥離シート13上には、封書22の名宛人に対して送付すべき秘密性のある情報をレーザープリンタにより印刷する。また、封筒表側紙片16の剥離シート13上にも、封書22の名宛人に対して送付すべき秘密性のある情報をレーザープリンタにより印刷する。
【0026】
剥離部18を剥離して粘着剤層12を露出させる。封書用シート10を、折り目14にしたがって剥離シート13に印刷した印字面が内側になるように谷折りにし、封筒裏側紙片15と封筒表側紙片16とを折り重ねる。先に露出させた粘着剤層12により、封筒裏側紙片15と封筒表側紙片16とを貼着して、両端が開口した未封緘封書21を作製する(図2参照)。
【0027】
封書用シート10を裏返し、封緘シール20A、20Bを剥離シート13から剥離する(図3参照)。
【0028】
剥離した封緘シール20A、20Bを、その長手方向を軸にほぼ線対称になるように折り曲げ、未封緘封書21の一対の開口部30A、30Bにそれぞれ貼着する。このとき、封緘シール20A、20Bはそれぞれ、ミシン目19A、19Bの上には重ならないように貼着する。すると、封緘シール20A、20Bの短辺の長さL5はL1の2倍を超えないように形成されているので、ミシン目19A、19Bは、封緘シール20A、20Bにより封着された部位よりも内側に位置するように構成される。このようにして、封書用シート10を封緘して封書22を作製する(図4、5参照)。
【0029】
封書の開封方法を図5、6によって説明する。
上述したとおり、ミシン目19A、19Bは、封緘シール20A、20Bにより封着された部位よりも内側に位置するように構成されている。このため、ミシン目19A、19Bを切り取ることにより、封筒裏側紙片15と封筒表側紙片16とが封緘された部分を容易に除去できる。すると封書22は両端の開口した状態になる。次に、ミシン目17を切り開くことにより封書22は展開され、被封緘部15B、及び封筒表側紙片16に印刷された情報を視認することができる。
【0030】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図7によって説明する。
前記第1実施形態においては、封筒裏側紙片15に形成されたスリット18A、18Bによって剥離部18が形成されているが、第2実施形態においては、封筒表側紙片16のうち折り目14とは反対側の端縁部に折り目14と平行にスリット18Cが形成されており、このスリット18Cによって帯状の剥離部18が切り離し可能に形成されている。
【0031】
また、第1実施形態においては、宛名情報記載部15Aと被封緘部15Bとはスリット18Aで区分されているが、第2実施形態においては、宛名情報記載部15Aは、封筒裏側紙片15のうち、折り目14にしたがって剥離シート13に印刷した印字面が内側になるように谷折りにした際に封筒表側紙片16と重ならない部分として区分される。同様に、被封緘部15Bは、封筒裏側紙片15のうち、折り目14にしたがって剥離シート13に印刷した印字面が内側になるように谷折りにした際に封筒表側紙片16と重なる部分として区分される。
【0032】
折り目14は、封書用シート10の長辺の長さLから宛名情報記載部15Aの短辺の長さL7を引いた長さを二等分する位置に形成されている。このため、被封緘部15Bの短辺の長さL3と、封筒表側紙片16の短辺の長さL4とは、ともに(L−L7)/2になっている。
【0033】
上記の他は第1実施形態と同様の構成であるので、第1実施形態と同一部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0034】
第2実施形態においては、封書22の作製方法、及び開封方法について第1実施形態と異ならないので、説明を省略する。
【0035】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図8ないし図13によって説明する。
第3実施形態においては、第1実施形態と異なり、封筒表側紙片16のほぼ中央部に、剥離シート13を内側にして谷折りするための補助折り目14Aが折り目14と平行に形成されている。この補助折り目14Aにより、封筒表側紙片16は、第1の封筒表側紙片16Aと、第2の封筒表側紙片16Bとに区分される。補助折り目14Aが封筒表側紙片16の略中央部に形成されているので、第1の封筒表側紙片16Aの短辺の長さL8と、第2の封筒表側紙片16Bの短辺の長さL9とは、ほぼ等しい長さに形成されている。
【0036】
第1実施形態においては、L3とL4とが、ともに(L−L2)/2の長さに形成されていたが、第3実施形態においては、L3と、L8及びL9とが、(L−L2)/2の長さに形成されている。
【0037】
第3実施形態においては、第1実施形態と異なり、粘着シート11には、スリット18Aと重なってミシン目23(請求項2における、切断可能線)が形成されている(図9参照)。
【0038】
また、第1実施形態では、封緘シール20A、20Bは、上下二段に並んで形成されていたが、第3実施形態では、宛名情報記載部15Aに位置して、一対の矩形状をなす封緘シール20A、20Bは、左右に並んで切り離し可能に形成されている(図11参照)。
【0039】
この他は第1実施形態の構成と異ならないので、第1実施形態と同一部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0040】
第3実施形態では、以下のようにして封書22を作製する。
剥離部18を剥離して粘着剤層12を露出させる。補助折り目14Aにしたがって、封筒表側紙片16を剥離シートに印刷した印字面が内側になるように谷折りにする(図9参照)。更に折り目14にしたがって、封筒裏側紙片15と封筒表側紙片16とを、封筒裏側紙片15に印刷された印字面が内側になるように折り重ねて三つ折りにする(図10参照)。先に露出させた粘着剤層12により、封筒裏側紙片15と封筒表側紙片16とを貼着して、両端が開口した未封緘封書21を作製する。
【0041】
封書用シート10を裏返し、封緘シール20A、20Bを剥離シート13から剥離する(図11参照)。
【0042】
剥離した封緘シール20A、20Bを、その長手方向を軸にほぼ線対称になるように折り曲げ、未封緘封書21の一対の開口部30A、30Bにそれぞれ貼着する。このとき、封緘シール20A、20Bはそれぞれ、ミシン目19A、19Bの上には重ならないように貼着する。すると、封緘シール20A、20Bの短辺の長さL5はL1の2倍を超えないように形成されているので、ミシン目19A、19Bは、封緘シール20A、20Bにより封着された部位よりも内側に位置するように構成される。このようにして、封書用シート10を封緘して封書22を作製する(図12、13参照)。
【0043】
第3実施例においては、封筒裏側紙片15に形成されたミシン目23によって宛名情報記載部15Aを切除することができる。これにより、封書22は容易に郵便法における定形郵便物の大きさにすることができる。
【0044】
上記の他は、第1実施形態における封書22の作製方法と異ならないので、第1実施形態と同一部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0045】
第3実施形態においては、封書22の開封方法は第1実施形態と異ならないので説明を省略する。
【0046】
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態を図14ないし22によって説明する。
第4実施形態においては第3実施形態と異なり、封緘シール20A、20Bの形成部分と、剥離部18との間に、封書用シート10の短辺に平行にミシン目25が、粘着シート11及び剥離シート13の双方に形成されている。このミシン目25により、宛名情報記載部15Aは、宛名情報記載部15Cと、封緘シール形成部15Dとに区分される(図14、図16参照)。
【0047】
第4実施形態においては第3実施形態と異なり、剥離シート13に、封緘シール20A、20Bの形成部分に対応して、封書用シート10の短辺に平行にスリット24(請求項5における、スリット)が形成されている。このスリット24により、封緘シール形成部15Dは、第1の封緘シール形成部15Eと、第2の封緘シール形成部15Fとに区分される。
【0048】
この他は第3実施形態の構成と異ならないので、第3実施形態と同一部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0049】
第4実施形態においては、以下のようにして封書22を作製する。
まず、第3実施形態と同様にして、両端の開口した未封緘封書部21を作製する(図15参照)。
【0050】
次に、ミシン目25にしたがって封緘シール形成部15Dを切除する。この封緘シール形成部15Dに位置する粘着シート11のうち、封緘シール20A、20B以外の部分を剥離する(図17、図18参照)。
【0051】
その後、封緘シール形成部15Dに形成されたスリット24にしたがって、第1の封緘シール形成部15Fの剥離シート13のうち、封緘シール20Aと貼着されている部分のみ剥離する。すると、封緘シール20Aの粘着剤層12が露出する。第2の封緘シール形成部15Eを持ちながら、一方の封緘シール20Aの粘着剤層12を未封緘封書部21の一方の開口部30Aの封筒表側紙片16に貼着する。その後、封緘シール20Aを剥離シート13から剥離する(図20参照)。すると、封緘シール20Aの粘着剤層12が露出する。露出した粘着剤層12を開口部30Aの封筒裏側紙片15に貼着することにより、この開口部30Aを封着する(図21参照)。
【0052】
そして、封緘シール形成部15Dの剥離シート13に形成されたスリット24にしたがって、第1の封緘シール形成部15Eの剥離シート13のうち、封緘シール20Bと貼着されている部分を剥離する。第2の封緘シール形成部15Fを指で持ちながら、他方の封緘シール20Bの粘着剤層12を未封緘封書部21の他方の開口部30Bの封筒表側紙片16に貼着する。その後、封緘シール20Bを剥離シート13から剥離する。すると、封緘シール20Aの粘着剤層12が露出する。露出した粘着剤層12を開口部30Bの封筒裏側紙片15に貼着することにより、この開口部30Bを封着する(図21参照)。
【0053】
このようにして、粘着剤層12を指に付着させることなく、封緘シール20A、20Bによって封書用シート10を効率的に封緘できる(図22参照)。
【0054】
この他は第三実施形態と異ならないので、第3実施形態と同一部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0055】
第4実施形態においては、封書22の開封方法は第3実施形態と異ならないので説明を省略する。
【0056】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)第1実施形態においてはレーザープリンタを使用したが、これに限られず、インクジェットプリンタや感熱式プリンタなどのノンインパクトプリンタを使用しても良いし、また、ドットプリンタなどのインパクトプリンタを使用してもよい。
【0057】
(2)第4実施形態では、未封緘封書21の開口部30A、30Bを封着する際、一方の開口部30Aから封着したが、これに限られず、他方の開口部30Bから封着してもよい。また、このとき、封緘シール20A、20Bのうち、封緘シール20Aから使用したが、これに限られず、封緘シール20Bから使用してもよい。そして、封緘シール20A、20Bを封着する際、封筒表側紙片16から先に貼着したが、これに限られず、封筒裏側紙片15から貼着してもよい。
【0058】
(3)上記実施形態では、粘着シート11には何も印刷していなかったが、粘着シート11に地紋をプリンタで印刷し、印字内容が外部からは読みとれないようにしてもよい。
【0059】
(4)上記実施形態では、封書22内には封書用シート10からなる紙片以外は封入しなかったが、小銭、封書用シート10以外の紙片などを封入してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の封書用シートの斜視図
【図2】第1実施形態の封書用シートにおいて、剥離部を剥離し、第2の領域を第1の領域に折り重ねようとする状態を示す斜視図
【図3】第1実施形態において、封緘シールを剥離しようとする状態を示す斜視図
【図4】第1実施形態において、未封緘封書部の開口部に封緘シールを貼着して封緘しようとする状態を示す斜視図
【図5】第1実施形態の封書用シートを封緘した状態を示す斜視図
【図6】第1実施形態の封書用シートを封緘した封書において、両側縁部を切り離し、第1の領域と第2の領域とを区分する折り目を切り開くことにより開封する状態を示す斜視図
【図7】第2実施形態の封書用シートの斜視図
【図8】第3実施形態の封書用シートの斜視図
【図9】第3実施形態の封書用シートにおいて、剥離部を剥離し、第2の領域を印字面を内側にして谷折りに折り重ねようとする状態を示す斜視図
【図10】第3実施形態の封書用シートにおいて、谷折りした第2の領域の上に、更に第1の領域を折り重ねようとする状態を示す斜視図
【図11】第3実施形態において、封緘シールを剥離しようとする状態を示す斜視図
【図12】第3実施形態において、未封緘封書部の開口部に封緘シールを貼着して封緘しようとする状態を示す斜視図
【図13】第3実施形態の封書用シートを封緘した状態を示す斜視図
【図14】第4実施形態の封書用シートの斜視図
【図15】第4実施形態において、剥離部を剥離し、印字面を内側にして谷折りした第2の領域の上に、更に第1の領域を折り重ねようとする状態を示す斜視図
【図16】第4実施形態において、封書用シートの裏面の状態を示す斜視図
【図17】第4実施形態において、未封緘封書部の開口部に封緘シールを貼着して封緘する状態を表す斜視図
【図18】第4実施形態において、切り離された封緘シール形成部から封緘シール以外の部分を剥離する状態を示す斜視図
【図19】第4実施形態において、未封緘封書の開口部の一方に封緘シールを貼着しようとする状態を表す斜視図
【図20】第4実施形態において、未封緘封書の開口部の一方に封緘シールを貼着した状態を表す斜視図
【図21】第4実施形態において、未封緘封書の開口部の他方に封緘シールを貼着した状態を表す斜視図
【図22】第4実施形態の封書用シートを封緘した状態を示す斜視図
【図23】従来例の封書用シートの正面図
【符号の説明】
10…封書用シート
11…粘着シート
12…粘着剤層
13…剥離シート
14…折り目
15…第1の領域
16…第2の領域
17…ミシン目
18…剥離部
18A、18B…スリット
19A、19B…ミシン目
20A、20B…封緘シール
Claims (5)
- 全面に粘着剤層を有する粘着シートと、その粘着剤層の全域を覆うように重ね合わされた剥離シートとからなり、前記剥離シートが内側となるように折り畳むことにより封緘可能に構成される封書用シートであって、
前記剥離シートを内側にして谷折りするための折り目によってそのシートの全体が少なくとも第1及び第2の2つの領域に区分され、
剥離シートには、前記第1の領域のうち前記折り目とは反対側の端縁部から所定寸法離れた位置又は前記第2の領域のうち前記折り目とは反対側の端縁部に、前記折り目と平行に延びる帯状の剥離部が切り離し可能に形成され、この剥離部を除去することで前記粘着層を帯状に露出させて、前記折り目によって第2の領域を前記第1の領域に重ねるように谷折りしたときに前記露出した粘着層が前記第2の領域の所定位置に粘着して両端が開口した未封緘封書部が形成されるようになし、
前記粘着シートには、前記第1の領域のうち前記剥離部と前記端縁部との間に位置して前記未封緘封書部の開口部を封緘するための一対の封緘シールが切り離し可能に形成されていることを特徴とする封書用シート。 - 前記第1の領域には、前記粘着シート及び前記剥離シートの双方に、前記未封緘封書部を形成しない部分を切り離すための切断可能線が形成されていることを特徴とする請求項1記載の封書用シート。
- 前記第2の領域には、そのほぼ中央部に前記剥離シートを内側にして谷折りするための補助折り目が前記折り目と平行に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の封書用シート。
- 前記剥離シート及び粘着シートには、前記封緘シールが貼着される領域の内側に位置して切断可能線が前記折り目と直行する方向に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の封書用シート。
- 前記剥離シートには、前記封緘シールの形成部分に対応して前記第1の領域の端縁部と平行にスリットが形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の封書用シート。
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