JP7468250B2 - ラベルシート - Google Patents

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Description

本発明は、各種プリンタで情報の印字ができるラベルシートに関し、さらに詳しくは情報が印字された部分の少なくとも一部の領域を剥離できるラベルシートに関するものである。
プリンタで情報の印字ができ、印字された用紙の一部を剥離できるようにしたラベルとしては例えば特許文献1が挙げられる。
特許文献1に開示のものは、印字適性を有する印字可能基材と前記印字可能基材の裏面の一部に形成された剥離層と、前記剥離層を含む印字可能基材の裏面全面に粘着剤層が積層されており、前記印字可能基材の表面であって前記剥離層の形成された領域に対応する領域の周縁部にハーフカットが設けられ、前記粘着剤層は更に剥離性基材で覆われている。
このような構成のラベルは、印字可能基材の裏面に形成されている粘着層を覆う剥離性基材を剥離して荷物に貼り付けた後、前記ハーフカットに沿っての前記印字可能基材の一部を剥離することができる。
特開2003-108001号公報
前記特許文献1に開示の従来のラベルによれば、荷物に貼り付けた後にハーフカットに沿って剥離される印字可能基材のうち剥離可能な領域における層構成は、印字可能基材/第一の剥離層/粘着層/第二の剥離層/剥離性基材となり、第一の剥離層と粘着層の界面が剥離する。他方、前記印字可能基材のうち剥離困難な領域における層構成は、印字可能基材/粘着層/剥離性基材となる。
このように特許文献1に開示のものは、印字可能基材に形成したハーフカットに沿って剥離される領域とそれ以外の領域とでは、粘着層と剥離層の積層順を逆転させる必要がある。そのため層構成が複雑になるという課題がある。
さらに、印字可能基材に形成するハーフカットは、第一の剥離層の形成された領域に対応する領域の周縁部、即ち剥離層と粘着層の面方向の境界部に精度よく形成する必要が生ずるという課題がある。
そこで本発明は、単純な層構成のラベルシートによってラベル基紙の所定領域に剥離可能領域を有する高機能なラベルシートの提供を目的とする。
本発明のラベルシートは、以下の各態様に記載の手段により上記の課題を解決するものである。なお、以下の態様に記載の符号は、図面に記載の符号との対応関係を参考までに示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではありません。
<第1の態様>
本発明の第1の態様のラベルシートは、プリンタ印字適性のあるラベル基紙(100)と、前記ラベル基紙の裏面側の少なくとも一部の領域に形成された疑似接着層(220)または粘着層(210)を介して設けた剥離紙(300)と、を有するラベルシート(1)において、前記ラベルシート(1)には前記ラベル基紙(100)を複数の単位ラベルに分離する分離予定線(40aまたは40b)が設けられ、前記分離予定線(40aまたは40b)は前記ラベル基紙(100)を少なくとも貫通する部分を有する分離予定線であり、前記複数の単位ラベルのうち、少なくとも一の単位ラベルのラベル基紙の一部の領域を囲むように表面切込線(11)が設けられ、前記剥離紙(300)には前記表面切込線(11)で囲まれる領域に対応する領域の外側を囲むように裏面切込線(31)が設けられ、かつ前記裏面切込線で囲まれた領域は、前記分離予定線が貫通するように設けられ、前記一の単位ラベルのラベル基紙裏面側には疑似接着層(220)と粘着層(210)とが領域を分けて形成されており、前記疑似接着層(220)は前記表面切込線(11)で囲まれる領域とその周囲の領域に形成され、記粘着層(210)は前記疑似接着層(220)が形成されている領域以外の領域に少なくとも形成されていることを特徴とする。
第1の態様のラベルシートによれば、少なくとも一の単位ラベルのラベル基紙(100)の表面側にはラベル基紙の所定領域を囲むように表面切込線(11)が設けられ、さらに前記ラベル基紙(100)の裏面側には前記表面切込線(11)で囲まれる領域とその周囲の領域に疑似接着層(220)が形成されている。これにより、前記表面切込線(11)で囲まれた所定領域のラベル基紙は当該ラベルシート裏面側に設けられた剥離紙(300)及び又は疑似接着層(220)から容易に剥離可能である。以下、前記表面切込線(11)で囲まれた所定領域のラベル基紙を「剥離用紙部(10aまたは10b)」と呼ぶ。
他方、剥離紙(300)の裏面側であって前記剥離用紙部(10aまたは10b)に対応する領域の外側を囲む領域には剥離紙(300)の裏面側から裏面切込線(31)が設けられている。以下、前記裏面切込線(31)で囲まれた所定領域の剥離紙を「残存部(30aまたは30b)」と呼ぶ。
前記残存部(30aまたは30b)は、前記疑似接着層(220)の形成されている領域とその周囲に粘着層(210)が形成された領域を覆うように設けられている。
ラベルシート(1)の使用に際しては、前記残存部(30aまたは30b)を残し、前記残存部(30aまたは30b)以外の剥離紙を剥離除去することで、当該ラベル基紙(100)の裏面側がアイランド状の残存部(30aまたは30b)で覆われた状態となり、前記残存部(30aまたは30b)で覆われていない領域は粘着層(210)が表出した状態となる。
このようにして、当該ラベル基紙(100)の裏面側に粘着層が表出するので剥離紙(300)の一部である残存部(30aまたは30b)を残した状態で当該ラベルを何らかの相手基材に貼付することが出来る。
ラベルシート(1)の表面側には前記残存部(30aまたは30b)に形成された疑似接着層(220)を介して剥離用紙部(10aまたは10b)が剥離可能に設けられており、必要に応じて、当該ラベルシート(1)から剥離用紙部(10aまたは10b)を容易に剥離することができる。
前記疑似接着層(220)の構成として再貼付困難なものを選択することにより剥離用紙部(10aまたは10b)を剥離した後は当該剥離用紙部(10aまたは10b)を再貼付困難とすることもできる。
<第2の態様>
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に記載の分離予定線(40aまたは40b)において、前記貫通する部分をカット部とし、前記貫通する部分以外をアンカット部とする切取り用ミシン目であることを特徴とする。
<第3の態様>
本発明の第3の態様は、前記第2の態様に記載のカット部において、前記カット部が切取り方向を矯正するための補助カット部を含む形状であることを特徴とする。
<第4の態様>
本発明の第4の態様は、前記第1~3の態様の何れかに記載の分離予定線(40aまたは40b)において、前記剥離紙を貫通しない領域の少なくとも一部に分離開始部(P、Q)を設けたことを特徴とする。
第4の態様によれば、例えば分離開始部の形状が直角三角形であった場合、前記直角を挟む一辺はラベル基紙を貫通し剥離紙を貫通しないハーフカットをなし、他の一辺はラベル基紙端となる。このような分離開始部を設けることにより、ラベル基紙を所定の方向に容易に剥離できる。
<第5の態様>
本発明の第5の態様は、前記第1~4の態様の何れかに記載の複数の単位ラベルにおいて、前記複数の単位ラベルのうち、表面切込線(11)を有する単位ラベルを第一の伝票部(101aまたは101b)とし、前記表面切込線(11)を有していない単位ラベルを第二の伝票部(102c)としたときに、前記第一の伝票部(101aまたは101b)と前記第二の伝票部(101c)を含む伝票としてラベルシート(1)を使用することを特徴とする。
第5の態様のラベルシートによれば、第一の伝票部(101aまたは101b)と第二の伝票部(102c)とを組として何らかの相手基材に貼付して使用したときに、前記第一の伝票部(101aまたは101b)の剥離用紙部(10aまたは10b)は剥離可能な伝票とし、前記第二の伝票部(102c)は相手基材に貼付した状態を維持可能とする伝票として使用できる。
<第6の態様>
本発明の第6の態様は、前記第5の態様に記載のラベルシートにおいて、前記第一の伝票部(101aまたは101b)と前記第二の伝票部(102c)とを交互に連設したことを特徴とする。
第6の態様のラベルシートによれば、隣接する複数の伝票部を一つの組として分離して使用するときに、相手基材に貼付して使用したときに伝票の一部が剥離可能な剥離用紙部(10aまたは10b)を有する第一の伝票部(101aまたは101b)と、相手基材に貼付した状態を維持可能な第二の伝票部(102c)とを組とすることができる。
さらに第6の態様のラベルシートによれば、例えば、第二の伝票部(102c)を共通伝票として、前記第二の伝票部(102a)の一方の側に第一の伝票部(101a)を他方の側には別の第一の伝票部(101b)を配置した構成とすることにより、各伝票部どうしの境界に形成されている分離予定線(40aまたは40b)から特定の分離予定線を選択することで異なる伝票の組を得ることができる。
<第7の態様>
本発明の第7の態様は、前記第1~6の態様の何れかに記載のラベルシートにおいて、前記表面切込線(11)で囲まれる領域、すなわち複数の剥離用紙部(10aまたは10b)のコーナー部の少なくとも一つに剥離開始部(25)を設けたことを特徴とする。
これにより剥離用紙部(10aまたは10b)をより一層容易に剥離することが可能となる。
本実施形態のラベルシートの平面図ならびにX-X断面図である。 本実施形態のラベルシートの平面図ならびにY-Y断面図である。 本実施形態のラベルシートの第一の運用例を示す図である。 本実施形態のラベルシートの第二の運用例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(1)は、本実施形態のラベルシートの表面図、(2)は前記表面図のX-X断面図、(3)は裏面図である。
図2(1)は、本実施形態のラベルシートの表面図、(2)は前記表面図のY-Y断面図、(3)は裏面図である。
図1、図2に示す本実施形態のラベルシート1は、プリンタ印字適性のあるラベル基紙100と、前記ラベル基紙の裏面側に面状に塗分けて形成した疑似接着層220ならびに粘着層210を介して設けた剥離紙300とから構成されている。
前記ラベルシート1には前記ラベルシートを複数の単位ラベルに分離する分離予定線40a,40bが設けられている。前記分離予定線40a,40bは前記ラベル基紙100を少なくとも貫通し、前記剥離紙300の裏面切込線31で囲まれている領域のみ貫通する部分を有する分離予定線である。
本実施形態においては、単位ラベルが三つ連設した場合を例に説明するが、連設する単位ラベルの数は三つに限られるものではなく2つでも4つ以上であってもよい。
(第一の実施形態)
以下、本実施形態の理解を容易にするために前記単位ラベルが伝票類である場合を想定して説明する。
図1、図2の(1)においては、101aならびに101bを第一の伝票部、102cを第二の伝票部として、第二の伝票部102cを央にして、その一方の側に第一の伝票部101aを、他方の側に第一の伝票部101bを設け、第一の伝票部101aは剥離用紙部10aを、第一の伝票部101bは剥離用紙部10bをそれぞれ有している。第二の伝票部102cは剥離用紙部を有していない伝票部である。
すなわち、本実施形態のラベルシート1は、第一の伝票部101a,101bと第二の伝票部102cとを交互に連設した場合の一例である。
図1、図2において第一の伝票部101aの一辺となるラベルシートの端部に表面切込線12を介して設けられている帯状の部分はリブ部120である。
第一の伝票部101a,第二の伝票部102c、第一の伝票部101bは、ラベル基紙100を少なくとも貫通する分離予定線40a,40bを介して区分されている。
前記分離予定線40a,40bには、ラベル基紙100を貫通し剥離紙300を貫通しないものと、ラベル基紙100と剥離紙300の両方を貫通するものとがある。
前者は、所謂ハーフカットと呼ばれるものであって、前記剥離紙300に設けられた裏面切込線31で囲まれた領域の外側に適用される。これは剥離紙300を剥がす際、剥離紙が途中で切れることなく連続した状態で容易に剥がすための策である。
後者は、前記剥離紙300に設けられた裏面切込線31の内側の領域にあって前記ラベル基紙100の分離予定線40aあるいは分離予定線40bに対応する部分を切取るための策である。
図1、図2の(1)に示すように第一の伝票部101a,101bのラベル基紙100には所定領域を囲むように表面切込線11が設けられている。
他方、前記離用紙301a,剥離紙301bには前記表面切込線11で囲まれる領域に対応する領域の外側を囲むように裏面切込線31が設けられている。
前記第一の伝票部101a,101bのラベル基紙裏面側には疑似接着層220と粘着層210とが領域を分けて面状に形成されており、前記疑似接着層220は前記表面切込線11で囲まれる領域とその周囲の領域に形成され、前記粘着層210は前記疑似接着層220が形成されている領域を囲むように形成されている。
前記第一の伝票部101a,101bの前記表面切込線11で囲まれた所定領域のラベル基紙が剥離用紙部10a,10bとなる。
他方、剥離紙300の裏面側であって前記剥離用紙部10a,10bに対応する領域の外側を囲む領域には裏面切込線31が設けられ、この裏面切込線31で囲まれた所定領域の剥離紙が残存部30a,30bとなる。
前記残存部30a,30bは、前記疑似接着層220の形成されている領域とその周囲の粘着層210が形成されている領域を覆うように形成される。
前記残存部30aは、前記第一の伝票部101aの剥離用紙部10aに対応する領域より広い領域を囲むように形成し、前記残存部30bは、前記第一の伝票部101bの前記剥離用紙部10bに対応する領域より広い領域を囲むように形成する。
なお、本実施形態では、前記残存部30a,30bの内側の領域に分離予定線40a,40bがラベル基紙100側から貫通した状態で形成されている。また、前記残存部30a,30bの外側に位置する剥離紙300に対しては分離予定線40a,40bがラベル基紙100側から貫通しない所謂ハーフカットで形成されている。
これは残存部30a,30bをアイランド状に残し、それ以外の剥離紙300については前記分離予定線40a,40bの影響を受け難くすることにより最終的に捨てる部分となる剥離紙300を容易に剥離除去するための策である。(図3(2)参照)
ラベルシート1の使用に際しては、前記残存部30a,30bを残し、それ以外の剥離紙を剥離除去することで、当該ラベル基紙100の裏面側の所定領域にアイランド状の残存部30a,30bが残存する状態となり、前記残存部30a,30b以外の領域には粘着層210が表出した状態となる。
このようにして、ラベル基紙100の裏面側に表出した粘着層210により当該ラベル基紙100を何らかの相手基材に貼付することが出来る。
ラベル基紙100の表面側には前記残存部30a,30bによって下層側から覆われた疑似接着層220を介して剥離用紙部10a,10bが剥離可能に設けられている。前記剥離用紙部10a,10bは剥離の必要が生じたときには容易に剥離することができる。剥離用紙部10a,10bを一旦剥離した後は当該剥離用紙部10a,10bを再貼付困難とすることもできる。
次に、分離予定線40a,40bについて更に詳しく説明する。分離予定線40a,40bの一つ目の機能は、連設する複数の伝票部を単一の伝票部に分離することである。
本実施形態においては、第一の伝票部101aと第二の伝票部102cの境界と、第二の伝票部102cと第一の伝票部101bの境界の二か所に分離予定線40a,40bが設けられている。分離予定線40a,40bは、例えば、ラベル基紙100に設けた場合を例にして説明すると、ラベル基紙100を貫通する部分をカット部としたとき、前記カット部以外をアンカット部とする切取り用ミシン目である。この切取り用ミシン目の機能によって、ラベル基紙100から特定の伝票部分を人間の手で簡単に分離することができる。
分離予定線40a,40bの二つ目の機能は、一つ目の機能に加えて複数の伝票部のうち特定の伝票部の組を選択的に分離することである。
そのためには、前記カット部の形状として切取り方向を矯正するための補助カット部を含む形状とすることが好ましい。
本実施形態の図1、図2に示した分離予定線40a,40bは補助カット部を含む切取り用ミシン目の一例であって、分離予定方向に配列された直線状のカット部の一方の端に「V」字形の補助カット部を設け、全体として「Y」字形のカット部が分離予定方向に連なって配列された形状になっている。補助カット部の形状は「V」字形に限られるものではなく、例えば分離予定方向に直線を「く」の字に曲げた形状もある。
なお、このような切取り方向を矯正するための補助カット部を含む切取りミシンは一般にジッパーミシンとも呼ばれており、種々の形状のものがある。
本実施形態においては、前記分離予定線40a,40bの延長線上端部にラベル基紙100を貫通し剥離紙300を貫通しない所謂ハーフカットによるカット部を一辺とする分離開始部P、Qを設けている。
具体的には、第一の伝票部101aと第二の伝票部102cの境界を分離するための分離予定線40aの延線長上の端部に分離開始部Pが、第二の伝票部102cと第一の伝票部101bの境界を分離するための分離予定線40bの延線長上の端部に分離開始部Qが設けられている。
分離開始点Pから分離する場合を想定して説明すると、一般に分離開始点Pから斜め下方(例えば図中の矢印方向)に対して引張り力が働く。その際に分離予定線40a、あるいは分離予定線40bに付加された補助カット部の効果によりラベルシート1が不用意に切り裂かれることが防止される。このように分離予定線40a,40bに補助カット部を設けることで切取り方向を矯正することが可能となる。
(第二の実施形態)
図3を参照して本実施形態のラベルシートの第一の運用例を説明する。
図3(1)は図1のX-X断面図に相当する。
本実施形態においては第一の伝票部101a(伝票Aとする)、第二の伝票部102c(伝票Cとする)、第一の伝票部101b(伝票Bとする)が分離予定線40a,40bを介して連設されている。
図3に記載のラベルシート1は伝票シートへの応用例であって、共通伝票となる伝票Cを央にして伝票Cの一方の側に伝票A、他方の側に伝票Bを設けた選択型の伝票シートである。
例えば、配送用の伝票を例に説明する。ここで、配送物の依頼主が共通していて送付先が二つの異なる送付先となるような場合に、少なくとも依頼主に係る共通情報をプリンタで印字した共通伝票を伝票C、送付先Aに送付する際に必要な送付先Aに係る情報を少なくとも印字した伝票を伝票A、送付先Bに送付する際に必要な送付先Bに係る情報をプリンタで印字した伝票を伝票Bとする。
このような三枚一組の伝票の組が多数連設された状態のシートとして流通するものでもよいし、はじめから三枚一組の状態のシートとして流通するものでもよい。
図3(1)は、伝票A~Cの三枚一組からなる伝票の組を断面図として示している。
図3(2)は、図3(1)に示した三枚一組の伝票の組の分離予定線40bから伝票Bを分離して剥離紙300上の残し、伝票Aと伝票Cとが連設された状態の伝票の組として剥離紙300から分離させた状態を示している。
図3(2)に示すように、本実施形態においては、伝票Aとなる第一の伝票部101aには所定領域を表面切込線11で囲んでなる剥離用紙部10aが設けられ、前記剥離用紙部10aの裏面ならびに前記剥離用紙部10aの裏面外周を跨ぐように疑似接着層220が形成され、前記疑似接着層220以外の領域には粘着層210が形成され、前記疑似接着層220とその周囲の粘着層210を覆うように残存部30aが設けられている。
他方、剥離紙300の剥離に際しては、リブ部120を剥離紙側に引っ張るようにして粘着層210から剥離紙300を分離する。これにより剥離紙300上に伝票Bをそのまま残した状態で、剥離紙300から伝票Aと伝票Cの組を分離することが可能となる。このようにして伝票Aと伝票Cの組からなる伝票シートの裏面側に残存部30aをアイランド状に残し、それ以外は図示のように「捨てる部分」として容易に剥離除去することができる。
(第三の実施形態)
図4を参照して本実施形態のラベルシートの第二の運用例を説明する。
図4は、図3を参照して説明した第二の実施形態によって得られた伝票の組を配送用の伝票として荷物に貼って運用する場合を想定した第三の実施形態である。
以下、前記伝票の組を配送伝票2と呼ぶ。本実施形態の配送伝票は所謂「ワンパート配送伝票」と呼ばれるものを想定している。したがって、当該配送伝票は、荷物を配達した際の配達完了の証として荷物に貼付された配送伝票から剥離して配送会社が持ち帰る配達票と、最後まで荷物に貼付されている貼付票と、を少なくとも備えている。
本実施形態においては、第一の伝票部101a(伝票A)に設けられた剥離用紙部10aが前記配達票に相当し、第二の伝票部102c(伝票C)が貼付票に相当する。
図4(1)は、配達票に相当する剥離用紙部10aを備える配送伝票2を荷物に貼付した状態を示している。
図4(2)は、前記配送伝票2を貼付した荷物を配達した際に、配送伝票2から配達票に相当する剥離用紙部10aを剥離分離した状態を示している。このとき、貼付票に相当する第二の伝票部102cは粘着層210の粘着力により荷物に対して剥離困難に貼付された状態を維持している。
本発明は、一般的なラベル類の他、宛名ラベルや籤など代表されるセキュリティ性を有するラベル類、各種伝票類、殊に物流において使用する配送伝票類などの広範なラベル製品あるいはラベル応用製品に利用可能である。
1・・・・・・・ラベルシート
100・・・・・・・ラベル基紙
101a・・・・・・第一の伝票部、
102c・・・・・・第二の伝票部
101b・・・・・・第一の伝票部
10a、10b・・・剥離用紙部
11、12・・・・・表面切込線
120・・・・・・・リブ部
210・・・・・・・疑似接着層
220・・・・・・・粘着層
300・・・・・・・剥離紙
30a、30b・・・残存部
31・・・・・・・・裏面切込線
40a、40b・・・分離予定線

Claims (7)

  1. プリンタ印字適性のあるラベル基紙と、前記ラベル基紙の裏面側の少なくとも一部の領域に形成された疑似接着層または粘着層を介して設けた剥離紙と、を有するラベルシートにおいて、
    前記ラベルシートには前記ラベル基紙を複数の単位ラベルに分離する分離予定線が設けられ、前記分離予定線は前記ラベル基紙を少なくとも貫通する部分を有する分離予定線であり、
    前記複数の単位ラベルのうち、少なくとも一の単位ラベルのラベル基紙の一部の領域を囲むように表面切込線が設けられ、
    前記剥離紙には前記表面切込線で囲まれる領域に対応する領域の外側を囲むように裏面切込線が設けられ、かつ前記裏面切込線で囲まれた領域は、前記分離予定線が貫通するように設けられ、
    前記一の単位ラベルのラベル基紙裏面側には疑似接着層と粘着層とが領域を分けて形成されており、
    前記疑似接着層は前記表面切込線で囲まれる領域とその周囲の領域に形成され、
    前記粘着層は前記疑似接着層が形成されている領域以外の領域に少なくとも形成されていること、
    を特徴とするラベルシート。
  2. 前記分離予定線は、前記分離予定線のうち前記貫通する部分をカット部とし、前記貫通する部分以外をアンカット部とする切取り用ミシン目であること、を特徴とする請求項1に記載のラベルシート。
  3. 前記カット部が切取り方向を矯正するための補助カット部を含む形状であること、を特徴とする請求項2に記載のラベルシート。
  4. 前記分離予定線の端部であって、前記剥離紙を貫通しない領域の少なくとも一部に分離開始部を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載のラベルシート。
  5. 前記複数の単位ラベルのうち、表面切込線を有する単位ラベルを第一の伝票部とし、前記表面切込線を有していない単位ラベルを第二の伝票部として、前記第一の伝票部と前記第二の伝票部を含む伝票として使用すること、を特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載のラベルシート。
  6. 前記第一の伝票部と前記第二の伝票部とを交互に連設したことを特徴とする請求項5に記載のラベルシート。
  7. 前記表面切込線で囲まれる領域のコーナー部の少なくとも一つに剥離開始部を設けたことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載のラベルシート。


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