JP4675079B2 - 印刷用の部分タックシート - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、配送用伝票などとして使用される、印刷用の部分タックシートに関するものである。
この種の印刷用の部分タックシートとしては、図1の(1)に示すように、幅方向に複数のシート片101A〜101Dが連続したシート基材101を有するものがある。この印刷用の部分タックシート100は、図2に示すように、複数のシート片101A〜101Dの少なくとも一部、図示例では、シート片101A〜101Cが、裏面101bに粘着剤等が塗布されてなる粘着層103,103が設けられた第1のシート片101A,101Cと、これら第1のシート片101A,101Cの間に位置する(挟まれる)第2のシート片101Bと、からなる。そして、本印刷用の部分タックシート100は、これら第1及び第2のシート片101A〜101Cの裏面101b側が、剥離シート102で覆われている。
本印刷用の部分タックシート100は、通常、前後方向(幅方向と直交する方向)に複数枚が連続した帯状となっており、印刷装置にセットされた後、マージナル片104,104を利用して、走行方向に送られつつ、シート基材101の表面101aに、例えば、配送用伝票などであれば、出荷日、宛先、品名などの情報が、印刷される。この印刷がなされた後、第1のシート片101A,101Cは、剥離シート102から剥がされて、それぞれ、例えば、配送品等の被着体に貼り付けられる。他方、第2のシート片101Bは、第1のシート片101A,101Cと切り離された後、例えば、荷送人等に受領票などとして渡される。
本印刷用の部分タックシート100によると、従来、一番上のシート基材に各種情報を手書きし、あるいはインパクトプリントして、その下に重なるシート基材に複写していたのと比べて、作業効率が大幅に上昇し、あるいはレーザープリンタやインクジェットプリンタ等の様々な種類の汎用印刷装置を使用することができるようになるため、近年、著しく利用が増えている。また、本印刷用の部分タックシート100によると、複数のシート片101A〜101Dの前側や後側に、図1の(2)に示すように、シート片101Eや101Fを連接させて、例えば、101Eを商品明細書、101Fを払込取扱票として利用することにより、印刷枚数を低減することや、他の印刷物との照合作業を省くことなどができる、との利点もある。
しかしながら、本印刷用の部分タックシート100には、次のような問題がある。
すなわち、本印刷用の部分タックシート100において、第1のシート片101A,101Cは、粘着層103,103によって、剥離シート102に粘着し、一体化(一枚化)しているが、これら第1のシート片101A,101Cの間に位置する第2のシート片101Bは、剥離シート102に粘着していない。したがって、この第2のシート片101Bが、印刷中、図3に示すように、浮き上がってしまうことがある。そして、この浮き上がった第2のシート片101Bは、印刷装置の紙切れセンサー等の突起物と接触して、紙詰まりの原因となることやシート100にしわが形成される原因となることがあった。また、特にレーザープリンタ等においては、第2のシート片101Bのドラムとの接触不良や定着ロールとの接触不良などにより、トナーの転写不良や定着不良の原因となることがあった。ここで紙詰まり・しわの形成について、1つ例を挙げると、例えば、図4の(1)に示すように、前後方向(走行方向)に連続する複数の第2のシート片101B,101B…上に、紙切れセンサー201がのっている装置の場合、最後(末端)の第2のシート片101Beが通過すると、図4の(2)に示すように、紙切れセンサー201の先端部が下方に落ち、これによって、紙切れセンサー201が回転して、紙切れが検知される。ところが、複数の第2のシート片101B,101B…は、例えば、印刷位置設定や印刷終了時などに、走行方向の反対方向(後退方向)に移動することがある。そして、反対方向に移動した場合、第2のシート片101B,101B…が浮き上がっていると、図4の(3)に示すように、最後(末端)の第2のシート片101Beが、紙切れセンサー201にぶつかるため、第2のシート片101B,101B…が折れ曲がり、紙詰まりが生じ、あるいはしわが形成されることがある。また、この他にも、例えば、印刷装置の突起物と浮き上がった第2のシート片101B,101B…とが接触すること自体によって、紙詰まりが生じ、あるいはしわが形成されることもある。さらに、図4の(4)に示すように、前後方向隣接する剥離シート102,102…間に間隙がある場合は、この間隙に紙切れセンサー201が引っ掛かり、もって紙詰まりが生じ、あるいはしわが形成されることもある。なお、図中101BRは、第2のシート片101Bと剥離シート102との間隙を示す。
そこで、これらの問題を解決するために、疑似接着用紙の技術(例えば、特許文献1参照。)を利用して、印刷用の部分タックシートを、図5に示すような形態とすることが考えられる。この印刷用の部分タックシート110は、第1のシート片101A,101Cの裏面101bに、接着剤112によって、第2のシート基材111が接着されている。また、この第2のシート基材111の裏面側は、粘着剤が塗布されるなどしてなる粘着層103を介して、剥離シート102で覆われている。そして、第2のシート片101Bは、第2のシート基材111と疑似接着剤113によって、疑似接着されている。この疑似接着により、第2のシート片101Bの浮き上がりが防止され、また、第2のシート片101Bを、例えば、荷送人等に受領票などの非粘着片として、渡すことができるようになる。
しかしながら、この印刷用の部分タックシート110は、疑似接着を行う必要があり、あるいは第2のシート基材111を必要とし、あるいはこの第2のシート基材111を第1のシート片101A,101Cと接着する必要があるなどの点で、製造コストが著しく高くなる。しかも、シートが厚くなり、このシートの厚さが、新たな紙詰まりや、しわの形成、トナーの転写・定着不良の原因となるおそれもある。
特開2004−169226号公報
本発明の主たる課題は、印刷に際しての紙詰まりや、しわの形成、トナーの転写・定着不良が防止され、しかも製造コストが抑えられた印刷用の部分タックシートを提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
表面に印刷可能で、走行方向と直交する幅方向に複数のシート片が連続したシート基材を有し、
前記複数のシート片の少なくとも一部が、裏面に粘着層が設けられた2片以上の第1のシート片と、これら第1のシート片の間に位置する第2のシート片と、からなり、少なくともこれら第1及び第2のシート片の裏面側が、剥離シートで覆われた、印刷用の部分タックシートであって、
この印刷用の部分タックシートは複数枚が走行方向に連続した帯状であり、
前記第2のシート片の裏面の走行方向前端部以外の一部であって走行方向後端部に幅方向に沿う粘着層が設けられている、ことを特徴とする印刷用の部分タックシート。
〔請求項2記載の発明〕
第2のシート片の粘着層が設けられていない部位、及び、この部位を覆う剥離シートの少なくともいずれか一方に、これらの間の空気を抜く孔が形成されている、請求項1記載の印刷用の部分タックシート。
〔請求項3記載の発明〕
第2のシート片の粘着層が設けられていない部位を、第1のシート片及び第2のシート片の粘着剤層が設けられている部位から切り離すための掛け部が形成され、前記第2のシート片の粘着層が設けられていない部位と、前記第1のシート片及び前記第2のシート片の粘着剤層が設けられている部位との間に、切り取り線が形成されている、請求項1又は請求項2記載の印刷用の部分タックシート。
〔請求項4記載の発明〕
前記第2のシート片の粘着層に線状の間隙が形成され、この間隙を通して前記第2のシート片と前記剥離シートとの間の空気を抜くことができる構成とされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷用の部分タックシート。
本発明によると、印刷に際しての紙詰まりや、しわの形成、トナーの転写・定着不良が防止され、しかも製造コストが抑えられた印刷用の部分タックシートとなる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の印刷用の部分タックシートは、レーザープリント、インクジェットプリント等の印刷を行うのに好適であるため、印刷用としており、また、タック加工(粘着加工)を施されている部分と、施されていない部分と、があるため、部分タックとしている。
〔第1の実施の形態〕
図6〜図8に、第1の実施の形態の印刷用の部分タックシート10を示した。
本印刷用の部分タックシート10は、主な形態が、従来の印刷用の部分タックシート100と同様である。
すなわち、本印刷用の部分タックシート10は、幅方向に複数のシート片11A〜11Dが連続したシート基材11を有する。また、本印刷用の部分タックシート10は、複数のシート片11A〜11Dの少なくとも一部、図示例では、複数のシート片11A〜11Cが、裏面11bに粘着剤が塗布されるなどしてなる粘着層13が設けられた第1のシート片11A,11Cと、これら第1のシート片11A,11Cの間に位置する(挟まれる)第2のシート片11Bと、からなる。そして、これら第1及び第2のシート片11A〜11Cの裏面11b側は、剥離シート12で覆われている。
しかしながら、本印刷用の部分タックシート10は、従来の印刷用の部分タックシート100と異なり、第2シート片11Bの裏面11bに、走行方向後端部において、幅方向に沿う、粘着剤が塗布されるなどしてなる粘着層13aが設けられている。つまり、本形態では、複数のシート片11A〜11Cにおいて、粘着層13が、平面視で凹字状に設けられている。本形態のように、第2のシート片11Bの裏面11bに、幅方向に沿う粘着層13aが設けられていると、第2のシート片11Bの浮き上がりが防止され、紙詰まりが減少する。
もっとも、第2のシート片11Bの裏面11bに、幅方向に沿う粘着層13aを設けると、シート片11A〜11Cと剥離シート12とが、袋状になって、第2のシート片11Bと剥離シート12との間に、空気が入り込み、第2のシート片11Bの浮き上がりが、完全に防止されない可能性もある。そこで、第2のシート片11Bの粘着層13aが設けられていない部位、及び、この部位を覆う剥離シート12の少なくともいずれか一方に、本形態では、第2のシート片11Bに、第2のシート片11Bと剥離シート12との間の空気を抜くための孔15,15を形成しておくのが好ましい。
孔15,15の形成位置、形状、大きさ、数などは、特に限定されない。印刷する位置、空気の抜け方、印刷速度、シート基材11や剥離シート12の材質などをファクターとして、適宜設計するとよい。本実施の形態では、形成位置を第2のシート片11Bの第1のシート片11A側とし、形状を円形状とし、数を走行方向前端部及び後端部にそれぞれ1つの計2つ、としている。
本印刷用の部分タックシート10は、通常、前後方向(幅方向と直交する方向)に複数枚が連続した帯状とされ、印刷装置にセットされた後、マージナル片14,14を利用して、走行方向(前後方向)に送られつつ、シート基材11の表面11aに、例えば、配送用伝票などであれば、出荷日、宛先、品名などの各種情報が、印刷される。この印刷がなされた後、第1のシート片11A,11Cは、例えば、配送品等の被着体に貼り付けられる。また、第2のシート片11Bは、粘着層13aが設けられた粘着片から、この粘着片を除く非粘着片が切り離され、この非粘着片が、被着体に貼り付けないで使用するシート片とされる。このシート片は、例えば、荷送人等に受領票などとして渡される。本実施の形態では、第1のシート片11Aと第2のシート片11Bの非粘着片との間、この非粘着片と粘着片及び第1のシート片11Cとの間、この第1のシート片11Cとシート片11Dとの間、にそれぞれミシン目状の切り取り線が形成されており、非粘着片を簡易に切り離すことができるようになっている。なお、本実施の形態では、第1のシート片11A、第2のシート片11Bの粘着片及び第1のシート片11Cが、切り離されず、1枚の粘着片として、使用される。
本形態において、粘着片が使用されない部分となる場合は、製造コストを抑えるという観点からは、粘着層13aの走行方向の長さLを、なるべく短くするのが好ましい。もっとも、あまりに短くすると、第2のシート片11Bの浮き上がりが防止されなくなる可能性があるので、第2のシート片11Bの走行方向の長さ、幅方向の長さ、シート基材11の材質などをファクターとして、適宜設計するとよい。
〔第1の参考の形態〕
図9に、第1の参考の形態の印刷用の部分タックシート20を示した。
本印刷用の部分タックシート20は、第1の実施の形態の印刷用の部分タックシート10と、ほぼ同様の形態となっており、第2のシート片11Bの裏面11bに、幅方向に沿う粘着層13aが、設けられている。ただし、本形態においては、粘着層13aが、走行方向後端部にではなく、走行方向前端部に設けられている。つまり、本形態では、複数のシート片11A〜11Cにおいて、粘着層13が、平面視で逆凹字状に設けられている。例えば、第2のシート片11Bが、後退方向に移動するときに、印刷装置の突起物と接触し易い場合などは、第1の実施の形態のように、粘着層13aを、第2のシート片11Bの走行方向後端部に設けるのが好ましい。他方、第2のシート片11Bが、走行方向に移動するときに、印刷装置の突起物と接触し易い場合などは、本実施の形態のように、粘着層13aを、第2のシート片11Bの走行方向前端部に設けるのが好ましい。
また、本形態においては、第2のシート片11Bと剥離シート12との間の空気を抜くための孔15,15を、第1の実施の形態と同様に、形成位置を第2のシート片11Bの第1シート片11A側とし、数を走行方向前端部及び後端部にそれぞれ1つの計2つとしているが、第1の実施の形態と異なり、形状を正方形状としている。第2のシート片11Bの非粘着片を、他のシート片11A,11C及び第2のシート片11Bの粘着片から分離する際に、第2のシート片11Bが、孔15,15から破れるのを防止するという観点からは、孔15,15が、第1の実施の形態のように、円形状とされている方が好ましいが、意匠性などの観点からは、本形態のように、正方形状とすることもできる。
〔第2の実施の形態〕
図10に、第2の実施の形態の印刷用の部分タックシート30を示した。
本印刷用の部分タックシート30は、第1の実施の形態の印刷用の部分タックシート10と、ほぼ同様の形態となっており、第2のシート片11Bの裏面11bに、幅方向に沿う粘着層13aが、設けられている。ただし、第1の実施の形態においては、第2のシート片11Bの非粘着片と第1のシート片11Cとの間のみにおいて、切り取り線が形成されていたが、本実施の形態においては、かかる切り取り線が、第2のシート片11Bの粘着片と第1のシート片11Cとの間まで、延在している。そして、この延在域において、第2のシート片11Bの粘着層13aと第1シート片11Cの粘着層13との間に、若干間隙が設けられている。つまり、本形態では、第1のシート片11A及び第2のシート片11Bにおいて、粘着層13,13aが、平面視でL字状に設けられ、また、第1のシート片11Cにおいて、粘着層13が、平面視でI字状に設けられている。これにより、第1のシート片11Aと第1のシート片11Cとは、切り離して別々に使用することができる。
また、本形態においては、第2のシート片11Bと剥離シート12との間の空気を抜くための孔15,15を、第1の実施の形態と同様に、形成位置を第2のシート片11Bの第1のシート片11A側とし、数を走行方向前端部及び後端部にそれぞれ1つの計2つとしているが、第1の実施の形態と異なり、形状を前後方向に長い楕円形状としている。本形状によると、第2のシート片11Bの非粘着片を、他のシート片11A,11C及び第2のシート片11Bの粘着片から分離する際に、第2のシート片11Bが、孔15,15から破れるのを防止することができる。加えて、本印刷用の部分タックシート30は、前後方向に移動するところ、本形状は、幅方向に短いものとなるため、印刷装置の突起物が、孔15,15の前後端縁に引っ掛かる可能性が減少する。
もちろん、以上のような孔15,15の形成は必須のものではない。例えば、図10中に部分断面図としても示すような、粘着層13aに、粘着層13a及び粘着層13(シート片11Cの裏側)の間隙と同様の線状の間隙13L,13L…を、1本又は2本、3本、4本若しくはそれ以上の複数本形成しておき、この間隙13L,13L…を通して、空気を抜くこともできる。本間隙13L,13L…は、孔15,15…に替えて設けることもできるが、孔15,15…とともに設けることもでき、ともに設ければ空気がより確実に抜けるようになる。
第2の参考の形態
図11に、第2の参考の形態の印刷用の部分タックシート40を示した。
本印刷用の部分タックシート40は、第2の実施の形態の印刷用の部分タックシート30と、ほぼ同様の形態となっており、第2のシート片11Bの裏面11bに、幅方向に沿う粘着層13aが、設けられている。ただし、第2の実施の形態においては、粘着層13aが、第2のシート片11Bの走行方向後端部に設けられていたが、本形態においては、粘着層13aが、所定長Mだけ先端側に設けられている。つまり、本形態では、第1のシート片11A及び第2のシート片11Bにおいて、粘着層13,13aが、平面視でト字状に設けられ、また、第1のシート片11Cにおいて、粘着層13が、平面視でI字状に設けられている。所定長Mをいかなる長さとするかは、特に、限定されない。例えば、第1のシート片11A,11Cとして必要となる長さと、第2のシート片11Bの非粘着片として必要となる長さと、を対比して適宜設計するとよい。
また、本形態においては、第2のシート片11Bと剥離シート12との間の空気を抜くための孔15,15を、第1の実施の形態と同様に、形成位置を第2のシート片11Bの第1のシート片11A側とし、数を走行方向前端部及び後端部にそれぞれ1つの計2つとしているが、第1の実施の形態と異なり、形状を三角形状としている。
〔第の参考の形態〕
図12に、第の参考の形態の印刷用の部分タックシート50を示した。
本印刷用の部分タックシート50は、第1の実施の形態の印刷用の部分タックシート10と、ほぼ同様の形態となっており、第2のシート片11Bの裏面11bに、幅方向に沿う粘着層13aが、設けられている。ただし、第1の実施の形態においては、粘着層13aが、第2のシート片11Bの走行方向後端部のみに設けられていたが、本形態においては、粘着層13aが、更に走行方向先端部にも設けられている。つまり、本形態では、複数のシート片11A〜11Cにおいて、粘着層13が、平面視で口字状に設けられている。本形態によると、第2のシート片11Bが、後退方向に移動するときに、印刷装置の突起物と接触し易い場合、及び、第2のシート片11Bが、走行方向に移動するときに、印刷装置の突起物と接触し易い場合のいずれにも対応することができる。
もっとも、本形態によると、第2のシート片11Bの非粘着片と剥離シート12との間に指を差し込むことなどができなくなるため、第2のシート片11Bの非粘着片を、第1のシート片11A,11C及び第2のシート片11Bの粘着片から切り離すのが困難になる。そこで、第2のシート片11Bの非粘着片を、第1のシート片11A,11C及び第2のシート片の粘着片から切り離すための掛け部を形成しておくのが好ましい。
この掛け部の形態は、特に限定されない。例えば、図14に示すように、第2のシート片11Bの非粘着片の隅部を、第1のシート片11C及び第2のシート片の粘着片側に突出させた取手部16Aを、例示することができる。この形態によると、取手部16Aを持ち上げることで、非粘着片の切り離しが容易化される。なお、この取手部16Aは、剥離シート12に粘着しない非粘着性となっている。
また、この他にも、例えば、第2のシート片11Bの非粘着片を、側縁から長方形状に切り欠いた切り欠き部16Bを、例示することができる。この形態によると、切り欠き部16Bに指を差し込むことで、非粘着片の切り離しが容易化される。また、この形態においては、切り欠き部16B,16Bを、適宜の間隔をおいて2つ並べると、図中に抜き出して示すように、切り欠き部16B,16Bの間に、突片16Btが形成されることになるため、この突片16Btを、第2のシート片11Bの非粘着片を、第1のシート片11A,11C及び第2のシート片の粘着片から切り離すための掛け部として、利用することができる。
さらに、例えば、第2のシート片11Bの非粘着片の隅部と第1のシート片11C及び第2のシート片11Bの粘着片とに跨って、円形状に切り欠いた切り欠き部16Cや、第2のシート片11Bの非粘着片の前端部と第2のシート片11Bの粘着片とに跨って、円形状に切り欠いた切り欠き部16D(切り欠き部16Cと切り欠き部16Dをともに形成すると、先の切り欠き部16B,16Bの場合と同様に、その間を掛け部として、利用することができるようになる。)、第2のシート片11Bの非粘着片の隅部を、三角形状、正方形状、長方形状等に、図示例では三角形状に切り欠いた切り欠き部16E、第2のシート片11Bの非粘着片の隅部を、楔形状に切り欠いた切り欠き部16F、などを例示することができる。これらの形態によっても、切り欠き部16C〜16Fに指を差し込むことで、非粘着片の切り離しが容易化される。
また、本形態においては、図12に示すように、第2のシート片11Bと剥離シート12との間の空気を抜くための孔15,15を、第1の実施の形態と同様に、形成位置を第2のシート片11Bの第1のシート片11A側とし、数を走行方向前端部及び後端部にそれぞれ1つの計2つとしているが、第1の実施の形態と異なり、形状を、前後方向に長い長方形状としている。なお、切り欠き部16B〜16Fは、空気を抜くための孔としても機能するため、孔15,15を設けないこともできる。
第3の参考の形態〕
図13に、第3の参考の形態の印刷用の部分タックシート60を示した。
本印刷用の部分タックシート60は、第2の参考の形態の印刷用の部分タックシート40と、ほぼ同様の形態となっており、第2のシート片11Bの裏面11bに、幅方向に沿う粘着層13aが、設けられている。ただし、第3の実施の形態においては、第2のシート片11Bの粘着片と第1のシート片11Aとの間には、切り取り線が形成されていなかったが、本実施の形態においては、これらの間にも、切り取り線が形成されている。そして、この切り取り線の形成域において、第2のシート片11Bの粘着層13aと第1シート片11Aの粘着層13との間に、若干間隙が設けられている。つまり、本形態では、第1のシート片11Aにおいて、粘着層13が、平面視でI字状に設けられ、また、第2のシート片11Bにおいて、粘着層13aが、平面視で一字状に設けられ、また、第1のシート片11Cにおいて、粘着層13が、平面視でI字状に設けられている。したがって、第1のシート片11A,11C及び第2のシート片11Bは、それぞれ切り離すことができる。
また、本形態においては、第2のシート片11Bと剥離シート12との間の空気を抜くための孔15,15を、形成位置を第2のシート片11Bの粘着片側端部とし、数を幅方向に、適宜の間隔をおいて計2つとしており、また、形状を幅方向に沿うスリット状としている。本孔15,15は、例えば、斜め方向、前後方向等に沿うスリット状とすることもできるが、幅方向に沿うスリット状とすると、空気が抜けやすくなるため、好ましいものとなる。
〔その他〕
(1)以上では、粘着層13aが、幅方向に連続的に(直線状に)設けられている形態を示した。ただし、これに限定する趣旨ではなく、例えば、幅方向に点線状に設けることなどもできる。第2のシート片11Bの浮き上がり防止という観点から、適宜設計することができる。
(2)以上では、各片11A〜11Dを切り離すためのミシン目状等の切り取り線を形成したが、この切り取り線は必須のものではない。例えば、切り取り線を全く形成しないことや、各片11A〜11Dが、剥離シート12を剥した際に分離しない程度のスリット(各片が基本的に分離しており、ただ部分的につながっていることによって、剥離シート12を剥がしても各片がばらばらにならない状態)とすることもできる。
本発明は、例えば、配送用伝票などとして使用される、印刷用の部分タックシートとして、適用可能である。
従来の印刷用の部分タックシートの平面図である。 従来の印刷用の部分タックシートの断面図である。 従来の印刷用の部分タックシートの断面図である。 従来の印刷用の部分タックシートの紙詰まりの説明図である。 疑似接着の技術を利用した印刷用の部分タックシートの断面図である。 第1の実施の形態の印刷用の部分タックシートの平面図である。 図6のI−I線断面図である。 図6のII−II線断面図である。 第1の参考の形態の印刷用の部分タックシートの平面図である。 第2の実施の形態の印刷用の部分タックシートの平面図である。 第3の実施の形態の印刷用の部分タックシートの平面図である。 第2の参考の形態の印刷用の部分タックシートの平面図である。 第4の実施の形態の印刷用の部分タックシートの平面図である。 空気抜き孔の形態例である。
10,20,30,40,50,60,100,110…印刷用のタックシート、11,101…シート基材、11A〜11D,101A〜101D…シート片、13,13a,103…粘着層。

Claims (4)

  1. 表面に印刷可能で、走行方向と直交する幅方向に複数のシート片が連続したシート基材を有し、
    前記複数のシート片の少なくとも一部が、裏面に粘着層が設けられた2片以上の第1のシート片と、これら第1のシート片の間に位置する第2のシート片と、からなり、少なくともこれら第1及び第2のシート片の裏面側が、剥離シートで覆われた、印刷用の部分タックシートであって、
    この印刷用の部分タックシートは複数枚が走行方向に連続した帯状であり、
    前記第2のシート片の裏面の走行方向前端部以外の一部であって走行方向後端部に幅方向に沿う粘着層が設けられている、ことを特徴とする印刷用の部分タックシート。
  2. 第2のシート片の粘着層が設けられていない部位、及び、この部位を覆う剥離シートの少なくともいずれか一方に、これらの間の空気を抜く孔が形成されている、請求項1記載の印刷用の部分タックシート。
  3. 第2のシート片の粘着層が設けられていない部位を、第1のシート片及び第2のシート片の粘着剤層が設けられている部位から切り離すための掛け部が形成され、前記第2のシート片の粘着層が設けられていない部位と、前記第1のシート片及び前記第2のシート片の粘着剤層が設けられている部位との間に、切り取り線が形成されている、請求項1又は請求項2記載の印刷用の部分タックシート。
  4. 前記第2のシート片の粘着層に線状の間隙が形成され、この間隙を通して前記第2のシート片と前記剥離シートとの間の空気を抜くことができる構成とされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷用の部分タックシート。
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