JP2007233242A - 携帯プリンタ用連続ラベル用紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラベル紙と剥離紙を剥離し易いとともに、いわゆるカス上げ動作の際に、ラベル紙がミシン目部分で破れる虞がなく、さらには印字動作にも支障をきたさない携帯プリンタ用連続ラベル用紙を提供する。
【課題の解決手段】携帯プリンタ用連続ラベル用紙1は、表面を感熱印字面としたラベル紙2の裏面に粘着剤を設けるとともに、この粘着剤を被覆するようにラベル紙2よりも幅がやや広い剥離紙4を剥離可能に設けた単位ラベル用紙5を、マイクロミシン目6を介して多数連設してなり、ラベル紙2の幅方向端の少なくとも一方に、マイクロミシン目6と直交する中央縁8aとこの中央縁8aの両端からそれぞれラベル紙2の幅方向端に向けて互いに離反するように延びる両端縁8b,8bを有する切り欠き部8を設けたものである。
【選択図】図1
【課題の解決手段】携帯プリンタ用連続ラベル用紙1は、表面を感熱印字面としたラベル紙2の裏面に粘着剤を設けるとともに、この粘着剤を被覆するようにラベル紙2よりも幅がやや広い剥離紙4を剥離可能に設けた単位ラベル用紙5を、マイクロミシン目6を介して多数連設してなり、ラベル紙2の幅方向端の少なくとも一方に、マイクロミシン目6と直交する中央縁8aとこの中央縁8aの両端からそれぞれラベル紙2の幅方向端に向けて互いに離反するように延びる両端縁8b,8bを有する切り欠き部8を設けたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯プリンタ用連続ラベル用紙、すなわち、携帯プリンタで印字するためにラベル紙表面が感熱印字面となった小型の連続ラベル用紙に関する。
一般に、連続ラベル用紙は、表面を印字面としたラベル紙の裏面に粘着剤を設けるとともに、前記粘着剤を被覆するように前記ラベル紙よりも幅が広い剥離紙を剥離可能に設けた単位ラベル用紙を、ミシン目を介して多数連設してなる。そして、携帯プリンタで印字する連続ラベル用紙は、印字面積を広くとるために、前記ラベル紙をできるだけ大きく形成する一方、ラベル用紙、すなわち剥離紙の幅方向の長さは使用する携帯プリンタによって決定され、一定の大きさに限定されるので、小型になるとともに、前記ラベル紙と前記剥離紙との幅方向端における間隔は、通常のラベルに比較して狭くなる。例えば、天地方向28mm、幅方向58mmの大きさの単位ラベル用紙(剥離紙も同一大)におけるラベル紙の幅方向を54mm程度に設定した場合、前記ラベル紙と前記剥離紙との幅方向端における間隔は各2mm程度となる。
特開平2005−169896号公報
このため、従来の携帯プリンタで印字する小型のラベル用紙にあっては、ラベル紙と剥離紙との剥離動作をするために、指で摘む部分となるラベル紙と剥離紙との幅方向端における間隔が狭いので、剥離動作がし難いという不都合がある。この不都合は、手袋をした状態でラベル用紙を取り扱う必要がある場合に顕著となる。本発明は、この不都合を解消した携帯プリンタ用連続ラベル用紙を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明の請求項1に係る携帯プリンタ用連続ラベル用紙は、表面を感熱印字面としたラベル紙の裏面に粘着剤を設けるとともに、前記粘着剤を被覆するように前記ラベル紙よりも幅が広い剥離紙を剥離可能に設けた単位ラベル用紙を、ミシン目を介して多数連設してなるものであって、前記ラベル紙の幅方向端の少なくとも一方に、前記ミシン目と直交する中央縁とこの中央縁の両端からそれぞれ前記ラベル紙の幅方向端に向けて互いに離反するように延びる両端縁を有する切り欠き部を設けたものである。この切り欠き部は、十分な印字面積を確保するために、大きく形成することはできないので、その形状が、三角形や四角形、あるいは半円形等の場合には、ラベル紙の幅方向両端を剥離除去する、いわゆるカス上げ作業の際に、切り欠き部のカス上げが円滑になされなかったり、ラベル紙が切り欠き部と連続するミシン目部分で破れてしまう、という新たな不都合を生じることになるが、本請求項1における切り欠き部にあっては、このような不都合は生じない。
また、同じく上記目的を達成するために本発明の請求項2に係る携帯プリンタ用連続ラベル用紙は、表面を感熱印字面としたラベル紙の裏面に粘着剤を設けるとともに、前記粘着剤を被覆するように前記ラベル紙よりも幅が広い剥離紙を剥離可能に設けた単位ラベル用紙を、ミシン目を介して多数連設してなるものであって、前記ラベル紙の幅方向端の一方に、この幅方向端及び前記ミシン目とともに三角形の辺を形成するスリットを設けたものである。換言すると、このスリットと前記ミシン目によって、各単位ラベル用紙におけるラベル紙の一隅部に、三角形を区画形成するものである。
本発明の請求項1に係る携帯プリンタ用連続ラベル用紙によれば、ラベル紙の幅方向端の少なくとも一方に、ミシン目と直交する中央縁とこの中央縁の両端からそれぞれ前記ラベル紙の幅方向端に向けて互いに離反するように延びる両端縁を有する切り欠き部を設けたので、この切り欠き部を摘んで剥離し易いとともに、いわゆるカス上げ動作の際に、ラベル紙がミシン目部分で破れる虞がなく、さらには印字動作にも支障をきたさないという効果を奏する。
本発明の請求項2に係る携帯プリンタ用連続ラベル用紙によれば、ラベル紙の幅方向端の一方に、この幅方向端及びミシン目とともに三角形の辺を形成するスリットを設けたので、このスリットを剥離開始端として剥離し易いとともに、印字動作にも支障をきたさないという効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づき説明する。ここにおいて、図1〜図3は第1実施形態を示し、図1は携帯プリンタ用連続ラベル用紙(以下連続ラベル用紙という。)の一部を示す平面図、図2は同じく背面図、図3は図1のA−A線断面図であり、図4は第2の実施形態における連続ラベル用紙の一部を示す平面図である。
図1〜図3に示すように、連続ラベル用紙1は、ラベル紙2の裏面に公知の粘着剤3を設けるとともに、前記粘着剤3を被覆するように前記ラベル紙2よりも幅がやや広い剥離紙4をその剥離処理面で接着して剥離可能に設けてなる単位ラベル用紙5を、カットとタイが極めて細かいマイクロミシン目6を介して、多数連設してなる。前記マイクロミシン目6は、前記ラベル紙2と前記剥離紙4とに、前記ラベル紙2側から形成される。また、前記単位ラベル用紙5は、幅方向の長さが58mm、天地方向の長さが28mmであり、これに対応する剥離紙4は同一大である一方、ラベル紙2は幅方向の長さが54mm、天地方向の長さは同一大の28mmである。したがって、剥離紙4とラベル紙2のは幅方向各端縁の間隔は2mmとなる。
図2に示すように、剥離紙4の表出面側には、マイクロミシン目6に沿って、幅方向いっぱいに延びる帯状のタイミングマーク7を設けている。このタイミングマーク7を携帯プリンタ(図示せず)で読み取って、印字動作を制御するものである。なお、連続ラベル用紙1は、携帯プリンタにセットされて印字される際には、図2上、下方向に移送される。
図1に示すように、ラベル紙2の幅方向端の一方には、マイクロミシン目6と直交する中央縁8aと、この中央縁8aの両端からそれぞれ前記ラベル紙2の幅方向端に向けて互いに離反するように延びる両端縁8b,8bを有する、平面形状台形の切り欠き部8を設けている。この切り欠き部8の大きさは、台形の下底に対応する天地方向の長さが6mm、台形の上底に対応する中央縁8aの長さが1.94mm、台形の高さに対応する中央縁8aとラベル2の端縁との間隔が2mmである。
本実施形態の連続ラベル用紙1は、以上のように切り欠き部8を平面形状台形に構成したので、カス上げ作業の際に、ラベル紙2の前記切り欠き部8を含む不要な幅方向端部を円滑に捲り上げて剥離し、マイクロミシン目6と直交する中央縁8a部分で前記マイクロミシン目6に沿ってラベル紙2が破れることはない。そして、連続ラベル用紙1は、通常紙管にロール状に巻回した状態で保管し、このロール状の連続ラベル用紙1を、携帯プリンタ(図示せず)に所定状態でセットして、ラベル紙2の感熱印字面である表面に、所定の情報を印字することができる。この印字動作は、剥離紙4の裏面のタイミングマーク7を読み取って行うものであるが、印字内容によって、1枚の単位ラベル用紙5に対応するラベル紙2表面に印字したり、複数枚の連続する単位ラベル用紙5に対応する複数枚のラベル紙2表面にわたって印字するものである。
印字後の1枚あるいは複数枚連続した状態にマイクロミシン目6で分断した単位ラベル用紙5は、天地方向両端部の隅部に切り欠き部8の半分が残った状態となるので、この切り欠き部8を摘んでラベル紙2と剥離紙4とを相対的に離反して剥離することができる。この剥離動作は、半分として残った切り欠き部8の存在により、手袋をしている場合でも容易かつ確実になされる。
続いて、図4に基づいて第2の実施形態を説明する。本実施形態が上述した第1の実施形態と相違するのは、切り欠き部8に換えて、スリット18を設けた点である。すなわち、連続ラベル用紙11は、ラベル紙12の裏面に公知の粘着剤(図示せず、図3参照)を設けるとともに、粘着剤を被覆するように前記ラベル紙12よりも幅がやや広い剥離紙14をその剥離処理面で接着して剥離可能に設けてなる単位ラベル用紙15を、マイクロミシン目16を介して、多数連設してなる。前記スリット18は、ラベル紙12の幅方向端の一方に、この幅方向端とマイクロミシン目16とともに三角形の辺を形成するよう設けている。より詳細には、前記一方の幅方向端と前記マイクロミシン目16とが直角二等辺三角形の等辺を形成し、前記スリット18が斜辺を形成する三角形が区画形成される。
この第2の実施形態にあっても、カス上げ動作や印字動作を容易になすことができ、また、印字後の1枚あるいは複数枚連続した状態にマイクロミシン目16で分断した単位ラベル用紙15は、天地方向一端部の隅部にスリット18が存在するので、ラベル紙12が上にある状態でスリット18部分を山折りし、この折り曲げ端を剥離開始端として、ラベル紙12と剥離紙14とを相対的に離反して容易に剥離することができる。
なお、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、例えば、各単位ラベル用紙5,15の大きさや、ラベル紙2,12および剥離紙4,14の大きさは、使用する携帯プリンタと、印字する情報量に合わせて決定されるものであり、上述の例に特定されない。また、切り欠き部8の各部8a,8bの大きさも、単位ラベル用紙5の大きさに合わせて適宜決定され、同様に、スリット18の長さも単位ラベル用紙15の天地方向の長さに合わせて適宜決定される。
1,11 連続ラベル用紙
2,12 ラベル紙
3 粘着剤
4,14 剥離紙
5,15 単位ラベル用紙
6,16 マイクロミシン目
7 タイミングマーク
8 切り欠き部
8a 中央縁
8b 両端縁
18 スリット
2,12 ラベル紙
3 粘着剤
4,14 剥離紙
5,15 単位ラベル用紙
6,16 マイクロミシン目
7 タイミングマーク
8 切り欠き部
8a 中央縁
8b 両端縁
18 スリット
Claims (2)
- 表面を感熱印字面としたラベル紙の裏面に粘着剤を設けるとともに、前記粘着剤を被覆するように前記ラベル紙よりも幅が広い剥離紙を剥離可能に設けた単位ラベル用紙を、ミシン目を介して多数連設してなる、携帯プリンタで前記感熱印字面に印字するための連続ラベル用紙であって、前記ラベル紙の幅方向端の少なくとも一方に、前記ミシン目と直交する中央縁とこの中央縁の両端からそれぞれ前記ラベル紙の幅方向端に向けて互いに離反するように延びる両端縁を有する切り欠き部を設けたことを特徴とする携帯プリンタ用連続ラベル用紙。
- 表面を感熱印字面としたラベル紙の裏面に粘着剤を設けるとともに、前記粘着剤を被覆するように前記ラベル紙よりも幅が広い剥離紙を剥離可能に設けた単位ラベル用紙を、ミシン目を介して多数連設してなる、携帯プリンタで前記感熱印字面に印字するための連続ラベル用紙であって、前記ラベル紙の幅方向端の一方に、この幅方向端及び前記ミシン目とともに三角形の辺を形成するスリットを設けたことを特徴とする携帯プリンタ用連続ラベル用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006057659A JP2007233242A (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | 携帯プリンタ用連続ラベル用紙 |
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JP2006057659A JP2007233242A (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | 携帯プリンタ用連続ラベル用紙 |
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- 2006-03-03 JP JP2006057659A patent/JP2007233242A/ja active Pending
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