JP2007290278A - 分離シート - Google Patents

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好則 越智
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Abstract

【課題】スリットによって複数の領域に分離しやすくしながらも、スリットと直交する方向に引張力が加わった場合にその引張力によって分離してしまう可能性を低減する。
【解決手段】スリット41によって配送票10、送り状20及び売上票30が分離可能に構成された伝票用紙2と、伝票用紙2の全面に貼着されたラベル用紙6とを有し、所定方向に引張力が加わる配送伝票1a〜1cについて、スリット41に、スリット41が途切れる途切れ部41a,41bを設け、途切れ部41a,41bによって途切れる部分の端部の一方がスリット41の延長方向とは異なる方向に向いている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スリットによって複数の領域に分離可能に構成された分離シートに関し、特に、スリットの延長方向に対して直交する方向への引張力に対する耐久機能に関する。
従来より、配送物に貼着される配送伝票のように、被着物に貼着された後に複数の領域に分離される分離シートにおいては、分離される複数の領域の境界線にスリットが形成され、被着物に貼着された後にこのスリットによって複数の領域に分離される構成となっているものが多い。
図6は、スリットを用いた従来の配送伝票の一構成例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本構成例は図6に示すように、配達票210と貼付票220と作業票230とが連接してなる伝票用紙202が粘着剤204aによってラベル基材206に貼着されて構成されている。配達票210と貼付票220とは、伝票用紙202に形成されたスリット240によって分離可能となっており、また、貼付票220と作業票230とは、伝票用紙202に形成されたミシン目250によって分離可能となっている。伝票用紙202の配達票210となる領域の裏面には剥離剤層230が形成されており、これにより、伝票用紙202のうち配達票210となる領域のみがラベル基材206から剥離可能となっている。ラベル基材206には、その裏面に粘着剤204bを介して剥離紙207が貼着されており、剥離紙207を剥離して配送物に貼着されることになる(例えば、特許文献1参照。)。
上記のように構成された配送伝票201は、配達票210及び貼付票220にそれぞれ設けられた配送情報印字領域211,221に、配送物の配送元や配送先の住所や氏名等の情報、並びに配送物の品名等からなる配送情報が印字された後、剥離紙207が剥離され、粘着剤204bによって配送物に貼着される。この際、作業票230がミシン目250によって分離される。
配送物が配送先に届けられ、配達票210に設けられた押印領域212に受領印が押下されると、押印領域212に受領印が押下された配達票210がスリット240によって貼付票220から分離され、配送物の配送者によって回収されることになる。
このように、伝票用紙202にスリット240を形成し、配達票210と貼付票220とをこのスリット240によって分離可能とすることにより、配達票210を分離しやすくし、配達票210を分離する際に配達票210や貼付票220が破れてしまうことを回避することができる。
特開2004−291293号公報
上述したような配送伝票においては、配送物に貼付される前に、表面に配送情報を印字する必要があるが、その際、配送伝票がプリンタ内を移送されながら配送情報が印字されることになる。プリンタにおいては、移送ローラ等によって配送伝票を引っ張りながら移送するため、配送伝票には移送方向に引張力が加わることになる。ここで、上述した配送伝票が、スリットと直交する方向に移送された場合について説明する。
図7は、図6に示した配送伝票201が移送ローラによって移送される状態を示す図である。
図6に示した配送伝票201の配送情報印字領域211,221に配送情報を印字するために、配送伝票201をプリンタにセットすると、図7に示すように、配送伝票201が、剥離紙207が内側となるように移送ローラ260に巻きつけられ、伝票用紙202に形成されたスリット240の延長方向に直交する方向に移送ローラ260が回転して移送されていく。すると、移送ローラ260による移送によって配送伝票201の移送方向に引張力が加わるとともに、伝票用紙202及び剥離紙207と移送ローラ260の表面との間の距離の差、並びに移送ローラ260によって伝票用紙202が湾曲することにより、配達票210のスリット240に沿う領域がラベル基材206から剥離して捲れ上がり、配送伝票201が使用不可能となってしまったり、プリンタ内にてジャムが生じてしまったりする虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、スリットによって複数の領域に分離しやすくしながらも、スリットと直交する方向に引張力が加わった場合にその引張力によって分離してしまう可能性を低減することができる分離シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
スリットによって複数の領域に分離可能に構成された第1のシートと、該第1のシートの全面に貼着された第2のシートとを有し、所定方向に引張力が加わる分離シートにおいて、
前記スリットは、前記所定方向と直交する方向に延長する部分に3つ以下の途切れ部を有し、該途切れ部によって途切れる部分の端部の一方が前記所定方向と直交する方向とは異なる方向に向いていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、表面に情報が印字される等という機械処理にかけられる際に所定方向に引張力が加わると、第1のシートに形成されたスリットのうち、引張力に直交する方向に延長する部分が開口するように力が加わり、また、その状態にて第1のシートが外側となるように分離シートが湾曲すると、スリットに沿う領域が第2のシートから剥離して捲り上がろうとする。ところが、スリットのうち、引張力に直交する方向に延長する部分にはスリットが途切れた途切れ部が設けられているため、この途切れ部によって、スリットに沿う領域が第2のシートから剥離して捲り上がることがなくなり、さらに、この途切れ部によって途切れる部分の端部の一方が、引張力に直交する方向とは異なる方向に向いていることにより、引張力が分散し、途切れ部が裂けにくくなる。また、途切れ部が3つ以下であるため、スリットによる分離しやすさが損なわれてしまうことがない。
このように、第1のシートを複数の領域に分離するためのスリットのうち、引張力に直交する方向に延長する部分に設けられた3つ以下の途切れ部によって、第1のシートの分離しやすさと、引張力が加わった場合にてその引張力による第1のシートの分離しにくさとの両方を実現している。
以上説明したように本発明においては、第1のシートに、第1のシートを複数の領域に分離するためのスリットが設けられ、かつ、このスリットのうち、引張力に直交する方向に延長する部分に3つ以下の途切れ部が設けられている構成としたため、スリットによって第1のシートを分離しやすくしながらも、スリットと直交する方向に引張力が加わった場合にその引張力によって第1のシートが分離してしまう可能性を低減することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の分離シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は(a)に示したA−A’断面図、(d)は(a)に示したB−B’断面図である。
本形態は図1に示すように、配送票10と送り状20と売上票30とがそれぞれ連接してなる配送伝票1a〜1cであって、本形態においては、この3つの配送伝票1a〜1cが連接した配送伝票シート1について説明する。
配送伝票シート1は、第1のシートである伝票用紙2と、第2のシートであるラベル用紙6とがその全面にて互いに貼着されている。
配送伝票1a〜1cはそれぞれ、配送票10と送り状20と売上票30とが、伝票用紙2に形成されたスリット41を介して連接している。配送票10には、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名等の情報、並びに配送物の品名等からなる配送情報を印字するための配送情報印字領域11と、配送物の配送先にて受領印を押下するための押下領域12とが設けられているとともに、配送情報印字領域11に配送情報を印字する際にプリンタにてこの配送伝票シート1を移送する方向を示す移送方向表示情報13が記載されている。送り状20には、配送情報印字領域11に印字された情報と同一の配送情報を印字するための配送情報印字領域21が設けられている。このように構成された3つの配送伝票1a〜1cは、伝票用紙2及びラベル用紙6に形成されたスリット42を介して連接している。
配送伝票1a〜1cのうち配送票10及び売上票30となる領域は、伝票用紙2の裏面に剥離剤が塗布されることにより剥離剤層3が形成され、この剥離剤層3が形成された面が粘着剤4aによってラベル用紙6に全面貼着されている。また、配送伝票1a〜1cのうち送り状20となる領域は、伝票用紙2の裏面に剥離剤層3が形成されずに粘着剤4aによってラベル用紙6に全面貼着されている。これにより、伝票用紙2のうち配送票10及び売上票30となる領域がラベル用紙6に対して剥離可能に貼着され、また、伝票用紙2のうち送り状20となる領域がラベル用紙6に対して剥離困難に貼着されている。
ラベル用紙6は、伝票用紙2との貼着面のうち、伝票用紙2の配送票10及び売上票30に対向する領域に広告情報が印刷されることにより印刷層5が形成され、その印刷層5が形成された面の全面に、伝票用紙2とラベル用紙6とを貼着するための粘着剤4aが塗布されている。この粘着剤4aとしては、例えば、0.5Mpa以上10Mpa以下の圧力でシートどうしを貼着可能な非感圧性の水性エマルジョン粘着剤を用いることが考えられる。水性エマルジョン粘着剤は、水を主成分とする液中にこの液と混じりあわない樹脂が微粒子となって分散した粘着剤であって、塗布時には水分があるが、塗布後、水分が蒸発し、粘着剤の微粒子が残留する。また、ラベル用紙6の伝票用紙2との貼着面とは反対側の面の全面には、粘着剤4bによって剥離紙7が剥離可能に貼着されている。
ラベル用紙6に剥離可能に貼着された剥離紙7は、ラベル用紙6との貼着面とは反対側の面の一部にニスが塗布されることによりニス層8が形成されている。このニス層8は、3つの配送伝票1a〜1cが並ぶ方向について、中央部分を除く領域に形成されている。
3つの配送伝票1a〜1c、並びに配送票10と送り状20と売上票30との間にそれぞれ形成されたスリット41,42のうち、配送情報印字領域11,21に配送情報を印字する際に配送伝票シート1が移送される方向と直交する方向に延長する部分、すなわち、配送票10と送り状20と売上票30との間にそれぞれ形成されたスリット41には、スリット41が途切れた途切れ部41a,41bがそれぞれ配送伝票1a〜1c毎に2つずつ設けられている。さらに、この途切れ部41a,41bによって途切れる部分の端部の一方はスリット41が延長する方向とは異なる方向を向いている。具体的には、配送票10と送り状20との間に形成されたスリット41においては、途切れ部41aによって途切れる部分の端部のうち、配送票10を分離する際に分離を開始するための位置となる分離開始部42aから離れた方の端部が配送票10側に斜めに向いており、また、送り状20と売上票30との間に形成されたスリット41においては、途切れ部41bによって途切れる部分の端部のうち、売上票30を分離する際に分離を開始するための位置となる分離開始部42bから離れた方の端部が売上票30側に斜めに向いている。
以下に、上記のように構成された配送伝票シート1の製造方法について説明する。
まず、連続状のラベル用紙6の一方の面に広告情報を印刷することにより印刷層5を形成する。この際、ラベル用紙6の他方の面には、粘着剤4bによって剥離紙7が貼着されている。また、ラベル用紙6に貼着された剥離紙7にニスを塗布することによりニス層8を形成する。
また、伝票用紙2の一方の面に配送情報印字領域11,21及び押印領域12を設けるたり移送方向表示情報13を表示したりするための印刷を施す。
次に、伝票用紙2の印刷が施された面とは反対側の面に剥離剤を塗布することにより剥離剤層3を形成する。なお、剥離剤層3は伝票用紙2に予め形成されていてもよい。
次に、ラベル用紙6の印刷層5が形成された面の全面に、水性エマルジョンタイプの粘着剤4aを塗布する。
そして、粘着剤4aが乾燥する前に、伝票用紙2の剥離剤層3が形成された面とラベル用紙6の粘着剤4aが塗布された面とが対向するように伝票用紙2とラベル用紙6とを重ね合わせ、これらを粘着剤4aによって貼着する。
その後、上述した処理によって互いに貼着された連続状の伝票用紙2、ラベル用紙6及び剥離紙7を図1に示したような単片状に断裁する。
以下に、上記のようにして製造された配送伝票シート1に対して配送情報印字領域11,21に配送情報を印字する際の処理について説明する。
上記のようにして製造された配送伝票シート1は、配送情報印字領域11,21に配送情報が印字される際、積み重ねられた状態から1枚ずつフィードされる。
図2は、図1に示した配送伝票シート1が積み重ねられた状態から1枚ずつフィードされる様子を説明するための図であり、(a)は積み重ねられた状態を側面から見た図、(b)はフィードされる様子を下面から見た図である。
図2に示すように、図1に示した配送伝票シート1は、配送情報印字領域11,21に配送情報が印字される際、積み重ねられた状態から積み重ね状態の下面に当接するコロ50によって1枚ずつフィードされる。この際、配送伝票シート1の剥離紙7の一部にニス層8が形成されているため、配送伝票シート1どうしの静摩擦係数が小さくなり、ダブルフィードが生じてしまうことがなくなる。
また、図2(b)に示すように、配送伝票シート1をフィードするためのコロ50が当接する領域にはニス層8が形成されていないため、コロ50が剥離紙7の表面にて滑って空回りすることがなくなる。なお、コロ50が当接する領域に、シリカ等の静摩擦係数が大きなものを塗布することにより、コロ50の空回りをさらに確実に回避する構成とすることも考えられる。
このようにして1枚ずつフィードされた配送伝票シート1は、配送情報印字領域11,21に配送情報が印字されていく。この際、配送情報印字領域11,21に配送情報を印字するプリンタにおいては、移送ローラ等によって配送伝票シート1を搬送していく。
図3は、図1に示した配送伝票シート1が移送ローラによって移送される状態を示す図であり、(a)は配送伝票シート1が移送ローラに当接している状態を示す図、(b)はスリット41の構成を示す図、(c)は移送方向に引張力が加わった際のスリット41の状態を示す図である。
図2に示したように1枚ずつフィードされた配送伝票シート1は、配送情報印字領域11,21に配送情報を印字するために、図3(a)に示すように、剥離紙7が内側となるように移送ローラ50に巻きつけられ、移送ローラ50が回転することによって、配送票10に印刷された移送方向表示情報13によって示される方向に移送されていく。すると、配送伝票シート1の移送方向に引張力が加わるとともに、配送伝票シート1の剥離紙7側が内側となるように湾曲力が加わる。配送伝票シート1は、配送伝票シート1の剥離紙7側が内側となるように湾曲力が加わると、伝票用紙2のうち、ラベル用紙6に剥離可能に貼着された配送票10及び売上票30のスリット41に沿う領域がラベル用紙6から剥離して捲れ上がろうとするが、スリット41には、スリット41が途切れた途切れ部41a,41bが設けられているため、この途切れ部41a,41bによって、配送票10及び売上票30が、ラベル用紙6に剥離困難に貼着された送り状20に繋がっており、それにより、配送票10及び売上票30のスリット41に沿う領域がラベル用紙6から剥離して捲り上がることがなくなる。
また、伝票用紙2に形成されたスリット41は図3(b)に示すように、配送伝票シート1の移送方向に直交する方向に延長する辺部41cと、その辺部41cの一端に繋がり、配送伝票シート1の移送方向に対して斜めの方向に延長する辺部41dとから構成されているため、配送伝票シート1の移送方向に引張力が加わると、図3(c)に示すように、その引張力は、広がるように幅方向に引っ張られる力と延長方向に引っ張られる力とに分散する。そのため、配送伝票シート1の移送方向に引張力が加わっても、途切れ部41a,41bが裂けにくくなる。
上述したように配送情報印字領域11,21に配送情報が印字された配送伝票シート1は、その後、剥離紙7が剥離され、ラベル用紙6に塗布された粘着剤4bによって、配送票10、送り状20及び売上票30からなる配送伝票1a〜1c毎に配送物に貼着されて利用されることになる。この際、配送伝票1a〜1cの境界部に形成されたスリット42は、伝票用紙2及びラベル用紙6に形成されているため、剥離紙7を剥離することにより、配送伝票1a〜1c毎に分離することができる。
配送伝票1a〜1cが貼着された配送物は、配送情報印字領域11,21に印字された配送情報に従って配送先に配送され、押印領域12に受領印が押下された後、配送伝票1a〜1cから配送票10及び売上票20が分離されて回収される。
図4は、図1に示した配送伝票1aから配送票10が分離される際の状態を説明する図であり、(a)は配送伝票1aから配送票10が分離していく状態を示す図、(b)は配送伝票1aから分離された配送票10の表面図である。
配送物に貼着された配送伝票1aから配送票10を分離する場合は、図4(a)に示すように、配送票10の分離開始部42aを摘み、配送物から離れる方向に引っ張っていく。すると、伝票用紙2のうち配送票10となる領域は、裏面に剥離剤層3が形成されていることによってラベル用紙6から剥離されていく。また、配送票10と送り状20とはスリット41を介して連接しているため、配送票10と送り状20とが容易に分離される。配送票10の送り状20との分離部分が途切れ部41aによって途切れた部分の一方の端部に達し、配送票10を配送物から離れる方向にさらに引っ張っていくと、途切れ部41aが配送票10の引っ張り方向に破断していく。すると、この破断方向には、スリット41の途切れ部41aによって途切れた部分の他方の端部を有する辺部41dが存在するため、破断部分がその辺部41dとつながり、再び辺部41c及び辺部41dによって配送票10が送り状20から分離していく。
このようにして、配送票10を配送物から離れる方向に引っ張っていくと、スリット41に設けられた2つの途切れ部41aが順次破断して、途切れ部41aによって途切れていたスリット41がつながり、それにより、配送票10が送り状20から分離されることになる。
また、配送物に貼着された配送伝票1aから売上票30を分離する場合においても、売上票30の分離開始部42bを摘み、配送物から離れる方向に引っ張っていくことにより、同様に送り状20から分離することができる。
送り状20から分離され、配送物から剥離された配送票10及び売上票30は、裏面に剥離剤層3が形成されているものの、粘着剤が塗布されていないため、カールすることがなく、かつ、裏面がベタつかずに他の物品等に貼着されてしまうことがない。また、このように回収された配送票10及び売上票30はその後、配送情報印字領域11に印字された配送情報や表面に印刷されたバーコード情報(不図示)を読み取る等の機械処理にかけられることになるが、その際、粘着剤によってジャム等が生じることを回避することができる。また、配送票10と送り状20との間に形成されたスリット41の途切れ部41aによって途切れる部分の端部のうち、配送伝票シート1の移送方向に対して斜めに向いた端部が、配送票10側に斜めに向いているため、図4(b)に示すように、配送票10が送り状20から分離された状態においては、配送票10の側辺部に分離による微細な凸部が生じることがない。そのため、この配送票10が機械処理にかけられた場合にジャム等が生じることを回避することができる。また、売上票30についても同様に、売上票30と送り状20との間に形成されたスリット41の途切れ部41bによって途切れる部分の端部のうち、配送伝票シート1の移送方向に対して斜めに向いた端部が、売上票30側に斜めに向いているため、売上票30が送り状20から分離された状態においては、売上票30の側辺部に分離による微細な凸部が生じることがない。そのため、この売上票30が機械処理にかけられた場合にジャム等が生じることを回避することができる。
また、上述したように配送票10がラベル用紙6から剥離されると、ラベル用紙6の配送票10との貼着面に印刷層5によって表現された広告情報6aが視認可能となる。この際、ラベル用紙6に配送票10を貼着していた粘着剤4aとして、上述した水性エマルジョンタイプのものを用いれば、乾燥後であるため、表面がベタつくことがなく、ゴミ等が付着して広告情報6aが見にくくなってしまうことがない。
上述したように本形態においては、伝票用紙2に形成された2つのスリット41のそれぞれについて、配送伝票1a〜1c毎に2つずつの途切れ部41a,41bが設けられている。これは、配送伝票1a〜1cを持ち上げた場合、配送伝票1a〜1cの撓みによる負荷が中央部分にかかりやすいため、この負荷によって途切れ部41a,41bが破断してしまうことを回避するために好適である。すなわち、配送伝票1a〜1c毎に2つずつの途切れ部41a,41bを設ける場合は、配送伝票1a〜1cの中央部分を避けるようにして途切れ部41a,41bを設けることが好ましい。
(他の実施の形態)
図5は、本発明の分離シートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は(a)に示したA−A’断面図、(d)は(a)に示したB−B’断面図である。
本形態は図5に示すように、図1に示したものに対して、配送票110と送り状120と売上票130との間にそれぞれ形成されたスリット141に、スリット141が途切れた途切れ部141a,141bがそれぞれ配送伝票101a〜101c毎に2つずつではなく、配送伝票101a〜101cの略中央部分に1つずつ設けられている点のみが異なるものである。
このような構成とした場合においても、図3に示したように移送ローラ60にて移送方向に引っ張られる引張力が加わったり、湾曲するような力が加わったりしても、ラベル用紙106に剥離可能に貼着された配送票110及び売上票130が、ラベル用紙106に剥離困難に貼着された送り状120に途切れ部141a,141bによって繋がっているため、配送票110や売上票130のスリット141に沿う領域がラベル用紙106から剥離してしまうことがなくなる。
なお、上述した2つの実施の形態を組み合わせることにより、配送票と送り状と売上票との間にそれぞれ形成されたスリットに、スリットが途切れた途切れ部をそれぞれ配送伝票毎に3つずつ設ける構成とすることも考えられる。
また、粘着剤4a,104aとしては、上述した水性エマルジョンタイプのものに限らず、また、粘着剤4a,104aと剥離剤層3,103とによる擬似接着構造についてもこれに限らない。擬似接着構造としては、粘着力が弱い粘着剤を用いたり、2層構造のフィルムを用いたりすることも考えられる。
また、上述した2つの実施の形態においては、スリット41,141の形状が、スリットの途切れ部によって途切れた部分の一方がスリットの延長方向とは異なる方向に向くように角部を有して折れ曲がっている形状となっているが、丸みを帯びてその方向に向かうような形状としてもよい。
また、上述した2つの実施の形態においては、配送伝票1a〜1c,101a〜101cのうち送り状20,120となる領域が、伝票用紙2,102の裏面に剥離剤層3,103が形成されずに粘着剤4a,104aによってラベル用紙6,106に全面貼着されているが、この領域においても、配送票10,110及び売上票30,130となる領域と同様に、伝票用紙2の裏面に剥離剤が塗布されることにより剥離剤層3,103及び粘着剤4a,104aによってラベル用紙6,106に剥離可能に貼着された構成としてもよい。
また、上述した2つの実施の形態において、ラベル用紙6,106に貼着された剥離紙7,107を第2のシートとし、伝票用紙2に剥離紙7,107が直接貼着されただけの構成としてもよい。
また、上述した2つの実施の形態においては、分離シートとして、配送票10,110と送り状20,120と売上票30,130とがスリット41,141を介して連接し、配送票10,110及び売上票30,130が送り状20,120から分離する配送伝票1a〜1c,101a〜101cを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、スリットによって複数の領域に分離可能に構成された第1のシートと、第1のシートに全面貼着された第2のシートとからなるものであれば、適宜適用することができる。
本発明の分離シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は(a)に示したA−A’断面図、(d)は(a)に示したB−B’断面図である。 図1に示した配送伝票シートが積み重ねられた状態から1枚ずつフィードされる様子を説明するための図であり、(a)は積み重ねられた状態を側面から見た図、(b)はフィードされる様子を下面から見た図である。 図1に示した配送伝票シートが移送ローラによって移送される状態を示す図であり、(a)は配送伝票シートが移送ローラに当接している状態を示す図、(b)はスリットの構成を示す図、(c)は移送方向に引張力が加わった際のスリットの状態を示す図である。 図1に示した配送伝票から配送票が分離される際の状態を説明する図であり、(a)は配送伝票から配送票が分離していく状態を示す図、(b)は配送伝票から分離された配送票の表面図である。 本発明の分離シートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は(a)に示したA−A’断面図、(d)は(a)に示したB−B’断面図である。 スリットを用いた従来の配送伝票の一構成例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図6に示した配送伝票が移送ローラによって移送される状態を示す図である。
符号の説明
1,101 配送伝票シート
1a〜1c,101a〜101c 配送伝票
2,102 伝票用紙
3,103 剥離剤層
4a,4b,104a,104b 粘着剤
5,105 印刷層
6,106 ラベル用紙
6a 広告情報
7,107 剥離紙
8,108 ニス層
10,110 配送票
11,21,111,121 配送情報印字領域
12,112 押印領域
13,113 移送方向表示情報
20,120 送り状
30,130 売上票
41,42,141,142 スリット
41a,41b,141a,141b 途切れ部
41c,41d 辺部
42a,42b,142a,142b 分離開始部
50 コロ
60 移送ローラ

Claims (1)

  1. スリットによって複数の領域に分離可能に構成された第1のシートと、該第1のシートの全面に貼着された第2のシートとを有し、所定方向に引張力が加わる分離シートにおいて、
    前記スリットは、前記所定方向と直交する方向に延長する部分に3つ以下の途切れ部を有し、該途切れ部によって途切れる部分の端部の一方が前記所定方向と直交する方向とは異なる方向に向いていることを特徴とする分離シート。
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