JP2012196843A - 配送伝票 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は長尺状のワンパート配送伝票において、特にプリンターやラベラーに対する機械適性に優れた配送伝票の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、控え票(11)、配達票(12)、貼付票(13)が分離線(40)を介して列状に連接された単位帳票(10)が長尺状のタック紙(70)上に接着剤層(110)を介して多数配列されなるワンパート配送伝票(1)において、前記控え票(11)の配達票側コーナー部、ならびに前記配達票(12)の貼付票側コーナー部に剥離開始部(51、52)が設けられ、前記分離線(40)にブリッジ状のアンカット部(60)を設けることにより上記の課題を解決する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通販業界を始めとして種々の業界での配送業務で使用される配送伝票に関
し、特にワンパート形式の配送伝票に関する。
近年、例えば特許文献1に見られるような、タック紙上に控え票、配達票、貼付票を分離線を介して連接した組みを単位帳票として、前記各単位帳票を多数配列してなる所謂ワンパート形式の配送伝票(以下、1パート配送伝票という)が多く利用されるようになってきた。
1パート配送伝票は、控え票、配達票、貼付票のそれぞれに同時にプリンター印字して使用される。代表的な1パート配送伝票は、剥離紙、粘着剤層、タック基紙が順に積層されてなる所謂タック紙の前記粘着剤層の形成された面(タック基紙裏面)に対して反対側の面(タック基紙表面)に、接着剤層を介して控え票と配達票と貼付票とを面状に形成した伝票用紙が設けられ、該伝票用紙のうちの少なくとも控え票と配達票はタック基紙表面から剥離可能な剥離構造を介して積層されている。
1パート配送伝票は上記のようにタック紙上に控え票、配達票、貼付票に代表される伝票用紙が設けられているので、コンピュータで管理されている配送情報に基づき、お届け先情報、依頼元情報、その他バーコード等の管理用の情報などを、プリンター装置を用いて伝票用紙上の所定個所に高速印字することが可能である。
1パート配送伝票を使用して配送物を流通させる際は、事前に所定事項がプリンター印字された1パート配送伝票を用意する。配送伝票を利用した配送物の流通上の仕組みから、最初に当該1パート配送伝票から剥離される伝票は控え票である。これは一般的に配送を依頼した依頼主に渡される伝票である。次に剥離される伝票は配達票である。これは配送会社が当該配送物を受取人に渡した証しとして受取人から前記配達票へ受領印あるいはサインを施してもらい、これを配送会社側が受け取るための伝票である。通常は受け取った配達票に付されているバーコードを用いてコンピュータで管理されている配送情報の消し込み処理などが行われる。貼付票は荷札としての役割を果たすものであり、当該配送物から脱落しないように剥離不可能に接着されている。
昨今、インターネットやFAX、OCRはがき等のメディアで申込を受け付ける通販業界では、顧客データが事前にデジタル化されているという背景から相性もよいため、他の業界以上に配送伝票の1パート化が進んでいる。その理由は、単に1パート配送伝票の製品単価が安いというだけではなく、これまでの同時複写タイプの配送伝票(多パート配送伝票)ではドットインパクト方式に限定されていた印字方式が、1パート配送伝票によれば様々な印字方式(例えば、レーザービームプリンター、インクジェットプリンター、感熱方式のプリンター、熱溶融転写方式のプリンターなど)に展開できるようになったことが大きく影響していると考えられる。
さらに、最近の動向としては、1パート配送伝票を長尺状のタック紙上に接着剤層を介して積層された伝票用紙のうち、伝票以外の不要部分(伝票周囲)を粕上げ処理によって取り除かれた単位帳票がアイランド状にラベルの如く配列された形態のものが見られる。(特許文献2参照)
特開2003−43925号公報 特開2003−5648号公報
上記のように1パート配送伝票の最表面に位置する伝票用紙はタック紙上に剥離可能に擬似接着され、伝票用紙はハーフカットによって幾つかの伝票に区分されている。このような1パート配送伝票が長尺状に配列された帳票をプリンターやラベラーで搬送すると、伝票用紙の一部が浮き上がったり、捲れ(めくれ)たりする場合がある。
特に、前記帳票が巻き取りタイプの場合は、そのままプリンター印字とラベラー処理を行うと、帳票の搬送パスがジグザグに曲がっていたりするために、上記の浮き上がり、或いは、捲れは一層顕著になり、意図せずに伝票が剥離してしまう場合がある。
このような浮き上がり、或いは、捲れを防止するために、例えば特許文献2のように伝票用紙をハーフカットによって区分せずに、ハーフカットに代えてミシン目で分離可能に区分することが考えられる。これより浮き上がり、あるいは、捲れの発生については防止されるが、各伝票の剥離の容易性が失われてしまうため、使い勝手が悪くなるという課題がある。また、伝票端部にミシン目の痕跡が残り見た目が悪くなるという課題もある。さらに、ミシン目による各伝票間の結合が強いと、剥離しようとした伝票以外の伝票も一緒に剥離されてしまうという課題もある。
そこで本発明は、長尺状のタック紙上に形成された1パート形式の配送伝票において、プリンターやラベラーなどの装置を使用して伝票用紙に所定の情報をプリント印字して配送物に貼っても、伝票の一部が浮き上がったり、捲れたりすることのない配送伝票の提供を目的とする。
本発明の配送伝票は、以下の各態様に記載の手段により上記の課題を解決するものである。
本発明の第1の態様は、控え票(11)、配達票(12)、貼付票(13)がこの順に分離線(40)を介して列状に連接されてなる帳票を単位帳票(10)として、該単位帳票(10)が長尺状のタック紙(70)上に接着剤層(110)を介して多数配列され、前記帳票のうちの控え票(11)ならびに配達票(12)は剥離剤層(101)を介して前記接着層(110)と剥離可能に接着されてなるワンパート形式の配送伝票(1)において、控え票(11)、配達票(12)、貼付票(13)を区分する分離線(40)が前記帳票の短手方向に設けられ、前記控え票(11)の配達票側コーナー部、ならびに前記配達票(12)の貼付票側コーナー部に剥離開始部(51、52)が設けられ、前記分離線(40)のそれぞれにブリッジ状のアンカット部(60)を少なくとも2箇所設けたことを特徴とするものである。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様において、前記アンカット部(60)の少なくとも一つを分離線の端部近傍に設けたことを特徴とするものである。
本発明の第3の態様は、前記第1の態様において、前記アンカット部(60)を前記剥離開始部内の分離線に設けたことを特徴とするものである。
本発明の第4の態様は、前記第3の態様において、前記剥離開始部(51、52)に対向する領域は抜き加工により接着剤層を設けないようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第5の態様は、前記第3の態様において、前記剥離開始部(51、52)に対向する領域の接着剤層は、他の領域より弱い接着力にしたことを特徴とするものである。
本発明の第6の態様は、前記第1から第5の何れかの態様において、前記アンカット部(60)を3箇所から5箇所設けたことを特徴とするものである。
本発明の第7の態様は、前記第1から第6の何れかの態様において、前記アンカット部(60)の幅は0.3〜0.5ミリメートルであることを特徴とするものである。
本発明によれば、控え票、配達票、貼付票を区分する分離線のそれぞれにブリッジ状のアンカット部を設けたことにより、前記アンカット部によって伝票同士が連結した状態となることから、プリンターやラベラーなどの装置内の搬送パスがジグザグに曲がっていたとしても、伝票の「浮き上がり」や「捲れ」を防止できるという効果がある。
また、本発明によれば、配送伝票の流通の仕組みに合わせて、控え票、配達票の順に配列し、さらに剥離を容易にするために、前記控え票の配達票側コーナー部、ならびに前記配達票の貼付票側コーナー部に剥離開始部が設けられている。このような位置関係に剥離開始部を設けたので、控え票の剥離開始部から控え票を剥離しても隣接する配達票が前記剥離の影響を受けことがない。従って、控え票を剥離した際に隣接する配達票が一緒に剥離することがない、という効果がある。
また、本発明によれば、伝票を剥離し分離した後のブリッジ状のアンカット部の痕跡は実質的に目視できない程度であり、伝票端部の見た目が悪くなることがない、という効果がある。
本発明にかかる配送伝票の全体を示す図であって、図1(a)は斜視図、同図(b)は平面図である。 本発明にかかる配送伝票の断面図であって、図2(a)は図1(b)のA−A線断面図、図2(b)は控え票又は配達票の部分拡大断面図、図2(c)は貼付票の部分拡大断面図である。 本発明にかかる配送伝票のアンカット部を説明する平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(a)は本発明の配送伝票の実施形態の一例を示す斜視図である。同図(b)はその平面図である。図2(a)は図1(b)のA−A線断面図、図2(b)は控え票又は配達票の部分拡大断面図、図2(c)は貼付票の部分拡大断面図である。
図1(b)、図2(a)において、11は控え票、12は配達票、13は貼付票、40は分離線を示しており、各伝票は分離線40を介して列状に連接されてなる帳票である。そして、本実施形態の配送伝票は、図1(a)の如く前記帳票を単位帳票10として該単位帳票10が長尺状のタック紙70上に接着剤層110を介して多数配列され、ロール状に巻き取られてたた状態になっている。図中Pはプリンターやラベラーへ装着した際の搬送方向を示している。
なお、図1(b)に示されるように、本実施形態のものは、本来の伝票として機能する単位帳票10に相当する領域以外の不要部分を粕上と呼ばれる処理によって剥離紙上から除去することによって、剥離紙上にアイランド状の単位帳票10を配列するようにしている。
図2(a)、(b)において、100は第1用紙、200は第2用紙、300は第3用紙、101、303は剥離剤層、110は接着剤層、210は粘着剤層を示している。
上記第1用紙としては、用紙坪量が68〜78グラム/平方メートル、用紙厚さが81〜89マイクロメートル程度のものが一般的である。
上記タック紙70は第2用紙200、粘着剤層210、剥離剤層303、第3用紙300が順に積載されてなるものである。なお、一般に、第2用紙200はタック基材とも呼ばれている。また、第3用紙300の上(粘着剤層側)に剥離剤層303が形成された部分は一般に剥離紙とも呼ばれている。
上記の接着剤層を形成するための接着剤としては、例えばアクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、EVA(EthyleneVinyl Acetate)系樹脂、ウレタン系樹脂などの何れかを主成分とするエマルジョン系の接着剤を用いることができる。また、上記剥離剤層を形成するための剥離インキとしては、例えばシリコーンを混合させた紫外線硬化型オフセットインキを用いることができる。
次に、第1用紙100とタック紙70との関係を説明する。第1用紙100は配送伝票の最表面に位置する用紙であって、控え票11、配達票12、貼付票13の各伝票を構成するものである。図2(b)に示すように第1用紙100のうちの控え票11と配達票12となる領域は、当該領域に対応する第1用紙100の裏側に剥離剤層101が設けられ、前記剥離剤層101と接着剤層110を介してタック紙70と剥離可能に接着されている。
即ち、前記剥離剤層101と前記接着剤層110により擬似接着構造が構成され、この擬似接着構造により控え票11ならびに配達票12はタック紙70から剥離することが可能となる。
図2(c)に示すように第1用紙100のうちの貼付票11となる領域は、直接接着剤層110を介してタック紙70(第2用紙200)に接着されている。したがって、貼付票11とタック紙70(第2用紙200)とは強固に接着され一般的に剥離不可能となる。
図1(b)に示すように控え票11、配達票12、貼付票13はそれぞれの領域を区分するとともに分離するための分離線40が設けられている。分離線40は、長尺状のタック紙70の上に配列された各単位帳票に対して、当該タック紙70の短手方向に設けられている。図2(a)に示すように、前記分離線40は第1用紙100を分離するために、第2用紙200に達しないハーフカットとして形成されている。なお、前記ハーフカットは剥離剤層あるいは接着剤層まで達していてもよい。
図2(b)に示すように、伝票の剥離を容易にするために、控え票11の配達票側コーナー部に剥離開始部51が設けられている。同様に前記配達票の貼付票側コーナー部に剥離開始部52が設けられている。このような位置関係となるように剥離開始部を設けたので、控え票11の剥離開始部51から控え票11を剥離しても隣接する配達票12が影響を受けことがない。従って、控え票11を剥離した際に隣接する配達票12が一緒に剥離することがない。
次にアンカット部について説明する。本発明のアンカット部60とは、上記のように第1用紙100上からハーフカットを入れて第1用紙に分離線40を形成する際に、分離線40となる線上の一部にハーフカットを入れないようにして分離線上に形成したブリッジ状に繋がっている部分を意味するものである。
図3は本発明の配送伝票のアンカット部を説明する平面図である。図中、分離線上に示した小さな円形状破線はアンカット部60を設けた位置を示している。
図3(a)はアンカット部60を分離線40上の5箇所に設け、そのうち2箇所を分離線40の端部近傍に設けた例を示している。
図3(a)の例では分離線40の端部近傍に設けたアンカット部60の一方が剥離開始部51、52となる領域(直角三角形の領域)の一辺をなす分離線上に設けられている。
図3(a)の例はアンカット部を5箇所設けた例を示しているが、両端の2箇所でもよい。
図3(b)はアンカット部60を分離線40上の4箇所に設け、そのうち1箇所を剥離開始部のない側の分離線40の端部近傍に設け、剥離開始部のある側は剥離開始51、52の外側近傍の分離線上に設けた例を示している。
図3(b)の例はアンカット部を4箇所設けた例を示しているが、両端の2箇所でもよい。
剥離開始部51、52による剥離をやり易くするために剥離開始部の構成を改善する場合がある。例えば、剥離開始部51、52に対応する領域のみ接着剤層を設けないように所謂「抜き加工」を施すことが行われている。あるいは、剥離開始部51、52に対応する領域のみ接着剤層の接着力を弱くする処理を施すことが行われている。このような処理を施すことにより剥離開始部による剥離がやり易くなるが、その反面、使用前の配送伝票において既に剥離開始部が捲れていたり、あるいは、プリンターやラベラーへ装着して使用した際に剥離開始部が捲れ上がり使用不能の事態が発生する可能性がある。
そこで、上記のような剥離開始部に対して抜き加工や接着力を弱くする処理を行う場合は図3(a)のように剥離開始部となる領域の一辺をなす分離線上にアンカット部を設ける。これにより剥離開始部の捲れ上がりが防止できる。
[実施例1]
第1用紙としては、用紙坪量が73.3グラム/平方メートルの上質紙を使用した。
接着剤層を形成するための接着剤としては、EVA(EthyleneVinyl Acetate)系樹脂を主成分とするエマルジョン系接着剤を使用した。
剥離剤層を形成するための剥離インキとしては、シリコーン含有紫外線硬化型オフセットインキを使用した。
配送伝票の形態としては、図3(a)の実施形態において、アンカット部60を5箇所設けた。なお、剥離開始部51、52に対する抜き加工や接着力を弱くする処理を施さない形態とした。
図3(a)に示したd1〜d6は、各分離線上に形成したアンカット部の位置関係を示すものである。d1、d6は帳票端部からアンカット部の中心までの距離を示している。d2〜d5はアンカット部の中心から中心までの距離を示している。
d1 ・・・ 1ミリメートル
d2 ・・・25ミリメートル
d3 ・・・26ミリメートル
d4 ・・・26ミリメートル
d5 ・・・25ミリメートル
d6 ・・・ 1ミリメートル
上記位置関係にある各アンカット部に対してアンカット部の幅(分離線方向の長さ)が0.3ミリメートル、0.4ミリメートル、0.5ミリメートルとなる単位帳票が多数長尺状に配列され、ロール状に巻き取られた形態の配送伝票をそれぞれ作成した。
上記の各配送伝票を感熱プリンターに装填して搬送試験を行った。
上記感熱プリンターは、株式会社サトー製「スキャントロニクスMT400e」にオプションの外部巻取装置(RWG500)と外部供給装置(UW400)を装着したものである。
その結果、アンカット部の幅が0.3ミリメートルにおいてはアンカット部が一部切れているものがあったが大多数は繋がった状態が維持されていた。アンカット部の幅が0.4ミリメートル、ならびに0.5ミリメートルのものは全て繋がった状態が維持されていた。
剥離適性を調べた結果、0.3ミリメートル、0.4ミリメートル、0.5ミリメートル何れの幅においても控え票を剥離する際に意図せずに配達票が剥離することはなかった。
なお、上記剥離適性は控え票11の剥離開始部51を摘んで対角線方向に上方45度方向に剥ぎ取るようにして行った。
[実施例2]
実施例1において、アンカット部60を2箇所のみとした点以外は、実施例1と同じ条件とした。形成したアンカット部60は、d1とd6の位置にあるアンカット部のみである。
その結果、実施例1と略同じ結果が得られた。
[実施例3]
配送伝票の形態としては、図3(b)の実施形態において、アンカット部60を4箇所設けた点以外は、実施例1と同じ条件とした。
図3(b)に示したd10〜d14は各分離線上に形成したアンカット部の位置関係を示すものである。d10、d14は帳票端部からアンカット部の中心までの距離を示している。d11〜d13はアンカット部の中心から中心までの距離を示している。
d10 ・・・ 1ミリメートル
d11 ・・・30ミリメートル
d12 ・・・30ミリメートル
d13 ・・・30ミリメートル
d14 ・・・13ミリメートル
上記位置関係にある各アンカット部に対してアンカット部の幅(分離線方向の長さ)が0.3ミリメートル、0.4ミリメートル、0.5ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成した。
上記の各配送伝票を感熱プリンターに装填して搬送試験を行った。
その結果、実施例1と略同じ結果が得られた。
[実施例4]
上記図3(b)の実施形態の配送伝票において、アンカット部を2箇所に設けた点以外は、実施例1と同じ条件とした。形成したアンカット部60は、d10とd14の位置にあるアンカット部のみである。
その結果、実施例1と略同じ結果が得られた。
[実施例5]
図3(a)の形態の配送伝票において、剥離開始部51、52に対する抜き加工を施し、アンカット部60をd1とd6の位置の2箇所のみとし、かつ、アンカット部の幅が0.4ミリメートル、0.5ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成した。
上記以外は、実施例1と同じ条件とした。
その結果、実施例1と略同じ結果が得られた。
[実施例6]
図3(a)の形態の配送伝票において、剥離開始部51、52に対する接着力を弱くする処理を施し、アンカット部60をd1とd6の位置の2箇所のみとし、かつ、アンカット部の幅が0.4ミリメートル、0.5ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成した。
上記接着力を弱くする処理は、剥離開始部51、52に対向する接着剤層の表面にオフセット印刷で網点面積率40%のメジウムインキを形成する方式とした。
上記以外は、実施例1と同じ条件とした。
その結果、実施例1と略同じ結果が得られた。
[比較例1]
アンカット部の幅以外は上記実施例1の配送伝票と同じ条件とした。
アンカット部60の幅が0.2ミリメートル、0.6ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成した。
その結果、アンカット部60の幅が0.2ミリメートルのものは大多数のアンカット部が切れた状態となった。
アンカット部の幅が0.6ミリメートルのものは全て繋がった状態が維持された。
剥離適性を調べた結果、0.6ミリメートルのものは控え票を剥離する際にアンカット部が切れずに配達票も一緒に剥離した。また剥離した際にアンカット部から破れてしまう傾向があった。
[比較例2]
アンカット部60の幅以外は上記実施例2の配送伝票と同様と同じ条件とした。
アンカット部60の幅が幅が0.2ミリメートル、0.6ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成した。
その結果、比較例1と略同様の結果が得られた。
[比較例3]
アンカット部の幅以外は上記実施例3の配送伝票と同じ条件とした。
アンカット部60の幅が0.2ミリメートル、0.6ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成した。
その結果、比較例1と略同様の結果が得られた。
[比較例4]
アンカット部の幅以外は上記実施例4の配送伝票と同じ条件とした。
アンカット部60の幅が0.2ミリメートル、0.6ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成した。
その結果、比較例1と略同様の結果が得られた。
[比較例5]
実施例5において配送伝票の形態を図3(b)に代えて、アンカット部60をd10とd14の位置の2箇所のみとし、かつ、アンカット部の幅が0.4ミリメートル、0.5ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成し同様の試験を行った。
その結果、大多数の配送伝票の剥離開始部に折れ曲りや捲れが生じた。さらに配送伝票の剥離開始部側のアンカット部の幅が0.4ミリメートルの配送伝票のアンカット部が切れた状態となったものも僅かに存在した。
[比較例6]
実施例6において配送伝票の形態を図3(b)に代えて、アンカット部60をd10とd14の位置の2箇所のみとし、かつ、アンカット部の幅が0.4ミリメートル、0.5ミリメートルとなる配送伝票をそれぞれ作成し同様の試験を行った。
その結果、半数近くの配送伝票の剥離開始部に折れ曲りや捲れが生じた。何れの幅のアンカット部においても切れた状態となったものは存在しなかった。
1・・・配送伝票
10・・・単位帳票
11・・・控え票
12・・・配達票
13・・・貼付票
40・・・分離線
51、52・・・剥離開始部
60・・・アンカット部
70・・・タック紙
100・・・第一用紙
200・・・第二用紙
300・・・第三用紙
101、303・・・剥離剤層
110・・・接着剤層
210・・・粘着剤層

Claims (7)

  1. 控え票、配達票、貼付票がこの順に分離線を介して列状に連接されてなる帳票を単位帳票として、該単位帳票が長尺状のタック紙上に接着剤層を介して多数配列され、前記帳票のうちの控え票ならびに配達票は剥離剤層を介して前記接着層と剥離可能に接着されてなるワンパート形式の配送伝票において、
    控え票、配達票、貼付票を区分する分離線が前記帳票の短手方向に設けられ、
    前記控え票の配達票側コーナー部、ならびに前記配達票の貼付票側コーナー部に剥離開始部が設けられ、
    前記分離線のそれぞれにブリッジ状のアンカット部を少なくとも2箇所設けたことを特徴とする配送伝票。
  2. 前記アンカット部の少なくとも一つを分離線の端部近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載の配送伝票。
  3. 前記アンカット部を前記剥離開始部内の分離線に設けたことを特徴とする請求項1記載の配送伝票。
  4. 前記剥離開始部に対向する領域は抜き加工により接着剤層を設けないようにしたことを特徴とする請求項3記載の配送伝票。
  5. 前記剥離開始部に対向する領域の接着剤層は、他の領域より弱い接着力にしたことを特徴とする請求項3記載の配送伝票。
  6. 前記アンカット部を3箇所から5箇所設けたことを特徴とする請求項1〜5何れか一項記載の配送伝票。
  7. 前記アンカット部の幅は0.3〜0.5ミリメートルであることを特徴とする請求項1〜6何れか一項記載の配送伝票。
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