JPH11510110A - 細長い印刷可能なシート複合体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 シート複合体を急なアーチ形の経路に沿ってプリンタの印刷ヘッド手段を通して移動するプリンタ用いて、接着剤層を担持する注文印刷シートを作成する方法を開示する。細長いシート複合体（１０）は、プリンタに受け取られかつプリンタを通して送られるのに適した幅を有する細長い主シート部（１１）と、その縁部が主シート部の縁部と略整列した状態で主シート部に隣接配置される副シート部（１７）と、両シート部の隣接する両表面間に延在する感圧接着剤層（２４）とを備える。シート複合体は、その長手方向に間隔をおいた位置に、複数のシート複合体セグメントの連接部を画定する複数の横方向脆弱線（２８）を有する。シート複合体は、相次ぐ横方向脆弱線に沿って反対方向に折り畳まれてシート複合体セグメント集積体を形成する。プリンタが起動されてシート複合体の一部に沿って所望のメッセージが形成されているあいだ、シート複合体は集積体から長手方向にプリンタに送られ、その後にシート複合体の印刷部分を切り離すことも可能であり、その第１の部分と第２の部分とを分離すると接着剤層が露出し、メッセージ記載部分のシート複合体を基材に接着できるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 細長い印刷可能なシート複合体 発明の分野 本発明は、インディシア（ｉｎｄｉｃｉａ）を印刷するのに適したシートと、 基材にシートを接着できる感圧接着剤層とを含む複合材料、及び、そのようなシ ート上にインディシアを印刷する方法に関する。 背景技術 各々、紙シートを含み、及び、マーキングや伝言等のために書類などの基材に 一時的にシートを付着できる、低剥離性感圧接着剤の狭い帯部を片面の一辺に隣 接して有する複合材料または紙片はよく知られている。そのような紙片冊子態は 、現時点においてミネソタ州セントポールのミネソタマイニングアンドマニュフ ァクチャリング社（Ｍｉｎｎｅｓｏｔａ Ｍｉｎｉｎｇ ａｎｄ Ｍａｎｕｆａ ｃｔｕｒｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ）が「ポストイット（ｐｏｓｔ−ｉｔ）」とい う商標で販売している。そのような紙片には、紙片形成材料である大型シート上 に商用印刷機で印刷することによって、インディシア（例えば、メッセージ、画 像、または装飾）が印刷されている。 接着剤層が付着している紙シートを含むシート組体、ならびに、該シート組体 に注文印刷を施して、複写機を利用してそれを紙片冊子態に組み立てる方法は、 １９９２年１１月９日提出の米国特許出願第０７／９７３，０３９号明細書に記 載されている。当該明細書 に記載されているシート組体は、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ、イ ンパクトプリンタを含むコンピュータ用の、一般に個人が使用するタイプまたは 他のタイプのプリンタで印刷できる。 １９９４年４月６日提出の米国特許出願第０８／２２３，７７８号明細書には 、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ、インパクトプリンタを含むコンピ ュータ用の、一般に個人が使用するタイプまたは他のタイプのプリンタで印刷す るのに特に適した、感圧接着剤を塗布したシートを含むシート複合体のことが記 載されている。このシート複合体は一般に、（１）プリンタに受け取られるのに 適したサイズの第１及び第２の対向主表面を有する主シート部と、（２）第１及 び第２の対向主表面と、第１及び第２の対向縁部とを有し、及び、主シート部の 第１及び第２の対向縁部間の幅の半分未満の第１及び第２の縁部間の幅を有する 副シート部と、（３）その第１の縁部に沿ってシート部の一方の片面に強固に接 着された感圧接着剤層とを具備する。 出願人は、概して、細長く、片面に接着剤コーティング部を有し、内径の小さ いロールに巻きつけられたシートに印刷するように設計され、及びプリンタの印 刷ヘッドを通して長手方向にシート移動するための急なアーチ形の経路を画定す るシート送り手段を有するタイプのインパクトプリンタ（例えば、日本国のスタ ー精密社から購入できる商品名「モデルＳＰ３００」というインパクトプリンタ ）で印刷できる、米国特許出願第０８／２２３，７７８号明細書に記載されたタ イプのシートを用意する必要を認識している。米国特許出願第０８／２２３，７ ７８号明細書に記載及び説明されているシート複合体はいずれも当該目的に十分 に適応してはいない。 発明の開示 本発明は、一般に片面に接着剤コーティング部を有し、及び、米国特許出願第 ０８／２２３，７７８号明細書に記載の、シートをプリンタの印刷ヘッドを通し て長手方向に移動するための急なアーチ形の経路を画定するシート送り手段を有 するプリンタで印刷するのに極めて適したタイプの、細長いシート複合体を提供 するものである。一般に、本発明によるシート複合体は、長手方向に延在する第 １及び第２の縁部の間の幅が、プリンタに受け取られかつシート送り手段により プリンタを通して送られるのに適した第１及び第２の主表面を有する、細長い主 シート部と、第１及び第２の対向主表面を有し、及び主シート部の幅以下、好ま しくはその幅の半分未満の第１及び第２の縁部の間の幅を有する副シート部を具 備する。副シート部の第１の表面は、主及び副シート部の第１の縁部が略整列し た状態で主シート部の第１の表面に隣接配置されることが多く、両シート部の隣 接する両第１の表面間には感圧接着剤層が延在する。接着剤層は、一方のシート 部の第１の表面に強固に接着されるとともに、他方のシート部の第１の表面に剥 離可能に接着される。シート複合体の長手方向に間隔をおいた各位置に、シート 複合体セグメントの間の連接部を画定する複数の横方向脆弱線を有する。シート 複合体は、相次ぐ整列脆弱線に沿って反対方向に折り畳まれて、隣接する主シー ト部の両部分と隣接する副シート部の両部分とを交互に配置したシート複合体セ グメント集積体を形成する。シート複合体は、長手方向に、集積体からプリンタ のシート送り手段に送り込むことができる。所定長のシート複合体に、プリンタ で印刷を施し、シート複合体の未印刷部分から分離できる。印刷を施した所定長 シート複合体に接する感圧接着剤層は、そこから副シート部を剥離することによ って露出でき、当該接着剤層を用いて、所定長さに分離 された印刷部分を、分離部分の印刷内容に対応または関連する基材に接着できる 。 そのようなシート複合体セグメントの集積体を含む細長いシート複合体を用意 することにより、シート複合体をロールに巻かずにコンパクトに保存できる。細 長いシート複合体を内径の小さいロールに巻くと用紙に皺または破断を生じる可 能性があるので、そのようなロールは保存には容認しえない形態である。 シート複合体セグメントは、種々の必要に応じて２〜１２インチの範囲で種々 の長さに作成できるが、長さが約４〜７インチのシート複合体セグメントが好適 である。 プリンタ内の急なアーチ形の経路でシート複合体をスムーズに送りやすくする ために、副シート部は、シート複合体の長手方向に間隔をおいた各位置で副シー ト部の第１及び第２の縁部間を切断することができ、好ましくは横方向脆弱線を 含み、及び必要があれば横方向脆弱線に切断することができる。所望の効果を得 るために、副シート部は、少なくとも約１２インチおきに切断し、好ましくは約 ６インチおきに切断し、更に効果的には約３インチおきに切断するものとする。 主及び副シート部は別個のものであってもよいが、主及び副シート部は１枚の シートの２つの部分であり、該シートが該両第１の縁部に沿って折曲されて、該 副シート部の第１の表面と主シート部の第１の表面とが隣接配置されることが好 ましい。主シート部と副シート部の間のそのような折曲は、主シート部と副シー ト部の間の脆弱線（例えば、ミシン目）によって容易化できる。 また、接着剤層が主シート部の第１の表面に強固に接着されることも好ましい 。 主シート部及び副シート部の一方または両方に予めインディシアを印刷してお くことができる。インディシアは、例えば、印刷されて顧客に引き渡された後に シート複合体から引き剥がせるシート複合体に印刷される企業商標、広告材料、 クーポンなどであってもよい。 印刷ヘッド手段と、印刷ヘッド手段を通して長手方向にシート複合体を移動す るための急なアーチ形の経路を画定するシート送り手段と、を具備するインパク トプリンタを用いて、接着剤層を担持する注文印刷シートを形成する本発明によ る方法は、（１）前述の細長いシート複合体を用意するステップと、（２）プリ ンタを起動して所望のメッセージを作成するステップと、（３）シート複合体の 一部に沿ってメッセージが印刷されるように、集積体からシート複合体を長手方 向にプリンタに送り込むステップと、（４）シート複合体の未印刷部分からシー ト複合体の印刷部分を分離するステップと、（５）主シート部の第１の表面から 副シート部の第１の表面を分離して、感圧接着剤層を露出し、当該接着剤層によ って印刷済みのシート複合体を接着できるようにするステップとを有する。 シートは、いずれか従来の材料（例えば、従来のボンド、またはクレイ塗布紙 、不透明または半透明ポリマー材料、もしくは無炭素紙）にできる。一部応用例 において感圧接着剤層として利用される接着剤は、低剥離性感圧接着剤（例えば 、粘着性のある弾性コポリマーマイクロスフィアを含む）にすることができ、そ の対向面に剥離剤を塗布しなくてもよい。シートの印刷部分を基材に永久接着す る場合、接着剤は積極的な感圧接着剤でなくてはならず、接着剤を一時的に接着 しておくシート複合体に剥離剤コーティングを含むことができる。そのような積 極的な接着剤に適した剥離剤は、当該技 術において周知のアクリレート、ウレタン、シリコン、フッ素樹脂、クロム錯化 合物等から選択できる。 図面の簡単な説明 何点かの図面において同様参照番号で同様部分を指す添付図面を参照しながら 、本発明を更に説明する。 図１は、本発明によるシート複合体の斜視図である。 図２は、図１の線２−２についての拡大断面図である。 図３は、コンピュータ制御のプリンタで送られて印刷される図１のシート複合 体の模式図であり、プリンタの駆動部と印刷ヘッドを見せるためにプリンタの一 部を切断して示す。 図４は、剥がされて基材に接着された図１のシート複合体の一部の部分拡大端 面図である。 発明の詳細な説明 ここで図面を参照すると、全般的に参照番号１０で示されている本発明のシー ト複合体が示されている。シート複合体１０は細長く、インパクトプリンタ９（ 図３）内の主軸８に支持された、内径の小さいロールに巻きつけられた細長いシ ート上に印刷するように設計されているプリンタ９で印刷するのに適しており、 プリンタ９は、シート複合体１０を、プリンタ９(例えば、日本国のスター精密 社から購入できる「モデルＳＰ３００」という商品名のインパクトプリンタ)の 印刷ヘッド手段６を通して長手方向に移動する急アーチ形の経路を画定するシー ト送り手段７を有する。 シート複合体１０は、第１及び第２の長手方向に延在する対向縁部１５と１６ を有する細長い主シート部１１と、プリンタに受け取られ、かつプリンタ９のシ ート送り手段７が送るのに適した縁部１ ５、１６間の幅を有する第１及び第２の主表面１３と１４とを具備する。また、 シート複合体１０は、第１及び第２の対向主表面１８と１９を有し且つ第１及び 第２の対向縁部２０と２１を有する副シート部１７も有する。副シート部１７の 第１及び第２の縁部２０と２１の間の幅は、主シート部１１の第１及び第２の対 向縁部１５と１６の間の幅以下（好ましくは半分未満）である。副シート部１７ の第１の表面１８は、主シート部と副シート部１１と１７の第１の縁部１５と２ ０が略整列された状態で主シート部１１の第１の表面１３に隣接して配置する。 高粘着性感圧接着剤の層２４は、シート部１１と１７の隣接する第１の表面１３ と１８の間に延在する。接着剤層２４は、主シート部１１の第１の表面１３には 強固に接着され、剥離剤の層２６がコーティングされた副シート部１７の第１の 表面１８には剥離可能に接着される。 あるいは、接着剤層２４を、副シート部１７の第１の表面１８に強固に接着し 、及び剥離剤の層をコーティングできる主シート部１１の第１の表面１３に剥離 可能に接着することもでき、または接着剤層は再置接着可能な接着剤することも でき、剥離剤層が不要の場合もある。あるいはまた、シート複合体は主シート部 と副シート部の隣接する第１の表面の間に延在する２層の感圧接着剤を含むこと も可能であり、これらの層の一方の接着剤は主シート部の第１の表面に強固に接 着されとともに、副シート部の第１の表面に剥離可能に接着され、これらの層の 他方の接着剤は副シート部の第１の表面に強固に接着されるとともに、主シート 部の第１の表面に剥離可能に接着される。 図示されているように、主シート部と副シート部１と１７は、シート部の第１ の表面１３と１８の対応側が接合され、ミシン目が、シートを折曲する直線状の 脆弱線２３となるように、第１の縁部１ ５と２０に沿ってミシン目の入った（例えば、微小なせん孔をあけた）１枚の材 料（例えば、紙）から作成される。シートの第１の縁部１５と２０に沿ったミシ ン目間は、印刷時に脆弱線２３に沿ってシートば分離しないような十分な一体性 を提供する。シート部１１と１７の第１の表面１３と１８がほぼ同一平面となり 、基材２７にシートを接着剤層２４を接着できるように接着剤層２４を露出する 開位置（図４）まで、脆弱線について折り曲げられる。 主シート部１１にはミシン目（例えば、微小なせん孔）があけられ、副シート 部１７は縁部２０と２１の間が切断され、シート複合体１０の長手方向に間隔を おいた各位置にて、第１及び第２の縁部１５、１６、２０、２１の間に存在して これらと直角をなす、シート複合体１０の横方向脆弱線２８を構成している。横 方向脆弱線２８は、シート複合体の長手方向にシート複合体セグメント３０の間 の連接部を画定する。シート複合体１０は、相次ぐ複数の横方向脆弱線２８に沿 って反対方向に折り畳まれ、隣接する主シート部１１の両部分と隣接するの副シ ート部１７の両部分とを交互に配置したシート複合体セグメント３０の集積体を 形成してなる。従って、シート複合体はプリンタ９（図３）のそばに積み重ねて 、集積体の一番上から、プリンタ９の背面にあるスロット３１を通ってプリンタ ９のシート送り手段に送り込むことができる。 シート複合体１０は、集積体からプリンタのシート送り手段に長手方向に送る ことができる。プリンタ９で所定長のシート複合体１０に印刷が施され、プリン タ９の出口スロットを横切る切刃端３２に当てて切断することによってシート複 合体１０の未印刷部分から分離された後、副シート部１７を手で主シート部１１ から分離して、印刷・分離された所定長シート複合体の接着剤層２４を長手方向 に露 出することができ、印刷・分離された所定長シート複合体は、その印刷内容に関 連する基材２７（図４）に強固に接着される。 副シート部１７は、横方向脆弱線２８における横方向切込み間の中程に、横方 向切込み３３も有する。副シート部１７の長手方向に入れられる全部の横方向切 込みにより、印刷ヘッド手段６を通ってシート複合体１０を移動するプリンタ９ のシート送り手段７が画定する急なアーチ形の経路周辺におけるシート複合体１ ０の円滑移動が促進される。 好ましくは、シート複合体１０を折曲する際の横方向脆弱線を提供するのに役 立つ主シート部１１のミシン目は、シート複合体１０において十分な強度を残し ているので、シート複合体１０の引張り力がかかる個所とプリンタ９の切刃端３ ２の間のいずれか整列された脆弱線２８に沿ってシート複合体１０が分離するこ となく、シート複合体１０を引っ張ることによって長手方向の任意の場所をプリ ンタ９で横方向に切断できる。 一例として、ファーストフード業界において、プリンタ９は、調理食品に関す る特殊な指示（例えば、ピクルス抜き、マスタード増量、レタス抜きなど）をシ ート複合体１０に印刷するのに利用でき、食品送り出しシステムを通じて移動さ れる食品の入った包み紙、パッケージ、または袋に印刷メッセージを永久接着で きる。 一般に、プリンタ９を利用してそのようなメッセージを作成するために、プリ ンタ９が起動されて電子フォームのメッセージがプリンタ９に送られるとプリン タ９がメッセージを印刷するようにプリンタ９を作動できる、電子フォームメッ セージを作成するための手動操作可能手段（例えば、コンピュータ３４）が用意 され、人間が手動操作可能手段を用いて（例えば、コンピュータ３４と協働する キーボード３６でメッセージを手でタイプ入力して）所望のメッセ ージが作成され、プリンタ９が起動され、（例えば、コンピュータ３４のプログ ラムの印刷機能を実行することによって）メッセージが電子書式でプリンタ９に 送られる 実施例 シートとして、幅６インチの２０＃の白色ポンド紙匹と、剥離剤層２６として 、いずれもドウ コーニング社（Doｗ Corning んだシリコンと、接着剤層２４として、ミネソタ州セントポールのミネソタ マ イニング アンド マニュファクチャリング社（Ｍｉｎｎｅｓｏｔａ Ｍｉｎｉｎ ｇ ａｎｄ Ｍａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ）から「Ｓｃｏｔｃｈ^{T M} ９２４−１００」という商品名で購入できる、幅０．５インチの積極的で永久 的な転写接着剤と、を利用して、前述のシート複合体１０の一例を作成した。 シリコンが入った容器の下で紙シートを長手方向に引張り、その後に、紙匹に 直接に接触するフラットバーの下で引張ることによって、紙シートにシリコンを コーティングし、シート複合体１０の縁部２１となる紙匹の縁部から約０．２５ インチの距離に幅１．１２５インチの塗布シリコン層２６を置いた。層２６は完 全に硬化させた。 次に、微小孔あけホイール（ｍｉｃｒｏｐｅｒｆｏｒａｔｉｎｇ ｗｈｅｅｌ ）を用いて、紙匹縁部の縁部２１から約１．５インチの位置であるとともに、隣 接するシリコン層２６の縁部から約０．１２５インチの位置に、長手方向に紙匹 にミシン目を入れ、それによって脆弱線２３と縁部２１の間にシート複合体１０ の副シート部１７を形成した。 次に、紙匹を切り開いて主シート部１１の縁部１６を形成するとともに、総紙 匹幅を約４．７５インチにした。 その後、微小孔あけホイールを用いて、横すなわち交差方向に６インチ間隔で 紙匹にミシン目を入れ、シート複合体の横方向脆弱線を形成する各交差ミシン目 に沿って副シート部１７を手で切り込みを入れた。副シート部１７は、横方向脆 弱線における各切込み間の中ほどにも切り込みを入れた。このように、シート複 合体１０は、６インチおきに横方向脆弱線を有し、副シート部１７に３インチお きに横方向に切り込みを入れた。 剥離剤層２６に対向する脆弱線２３を形成するミシン目の側から約０．２５イ ンチ離して剥離剤層２６を塗布した紙匹の同表面に転写接着剤を幅０．５インチ に長手方向に塗布した。剥離剤を塗布しながら転写接着剤を覆っているライナー を剥がした。紙匹は脆弱線２３を形成するミシン目に沿って折り畳んで接着剤層 ２４と剥離剤層２６とを接着し、その後に紙匹は横方向脆弱線について横方向に つづら折りしてシート複合体１０を完成した。 こうして得られたシート複合体１０に、例えば日本国のスター精密社から購入 できる商品名「モデルＳＰ３００」というインパクトプリンタで、主シート部１ １の第２の表面１４に印刷を施したが、破れたり皺になったりせずに確実にプリ ンタに送り込まれ、第２の表面１４に形成される印刷は明瞭であることが分かっ た。 以上、本発明の一実施態様ならびに当該実施態様の何点からの可能変更態様を 参照しながら本発明を説明した。本発明の適用範囲から逸脱することなく記載実 施態様に多数の追加的変更ならびに修正を行えることは当業者には明らかであろ う。例えば、シート複合体１０に形成する脆弱線は、印刷中にシート部が線に沿 って分離しないように隣接するシート部の縁部を接合するとともに満足な一体性 を提供しつつシート部を相手に対して枢軸回転でき、希望があれば、脆弱線に沿 って切り離すこともできる、ミシン目以外の多くの方法で提供できる。これらの 方法は、シートを圧搾したり刻み目を入れることによるシート材料の脆弱化や化 学処理等を含み、２枚のシートを用いる場合は、所定長シート複合体の接着剤コ ーティングテープ等で隣接する縁部を貼付または隣接する縁部を接合することに よってシート部を形成することを含む。このように本発明の適用範囲は、本明細 書に説明された構造ならびに方法に限定されるものではなく、クレームならびに それと等価なものによって説明される構造ならびに方法に限定されるものとする 。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 のシート複合体を基材に接着できるように構成されてい る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．プリンタの印刷ヘッドを通して長手方向にシート複合体を移動するための 急なアーチ形の経路を画定するシート送り手段を有するプリンタで印刷するのに 適した、細長いシート複合体であって、 長手方向に延在する第１及び第２の対向縁部と、プリンタに受け取られ、かつ プリンタのシート送り手段によりプリンタを通して送られるのに適した前記縁部 間の幅を有する第１及び第２の主表面とを有する細長い主シート部と、 第１及び第２の対向主表面と、第１及び第２の対向縁部とを有する副シート部 であって、主シート部の第１及び第２の対向縁部間の主シート部の幅以下の前記 第１及び第２の対向縁部間の幅を有するとともに、該副シート部の前記第１の表 面が、前記主シート部及び副シート部の両第１の縁部が略整列した状態で、主シ ート部の第１の表面に隣接配置される副シート部と、 前記両シート部の隣接する両第１の表面の間に延在し、一方の前記シート部の 第１の表面に強固に接着されるとともに、他方の前記シート部の第１の表面に剥 離可能に接着される感圧接着剤層とを具備し、 シート複合体の長手方向に間隔をおいた位置に、複数のシート複合体セグメン トの連接部を画定する複数の横方向脆弱線を有し、相次ぐ横方向脆弱線に沿って 反対方向に折り畳まれて、隣り合う前記主シート部の両部分と隣り合う前記副シ ート部の両部分とを交互に配置したシート複合体セグメント集積体を形成してな るシート複合体。 ２．前記副シート部は、前記横方向脆弱線で前記副シート部の第１及び第２の 縁部間が切断されている請求項１に記載のシート複合体。 ３．前記接着剤層の接着剤は高粘着性接着剤であり、前記シート複合体は、前 記接着剤層を剥離可能に接着するシートの第１の表面に剥離剤層を備える請求項 １に記載のシート複合体。 ４．前記主シート部及び副シート部は１枚のシートの２つの部分であり、該シ ートが前記両第１の縁部に沿って折曲されて、前記副シート部の第１の表面を主 シート部の第１の表面に隣接して配置する請求項１に記載のシート複合体。 ５．前記シートは前記主シート部と前記副シート部との間に脆弱線を有し、前 記接着剤層は前記主シート部の第１の表面に強固に接着されている請求項４に記 載のシート複合体。 ６．前記シートは、前記主シート部と前記副シート部との間にミシン目があけ られており、前記シート複合体は、前記両シート部の隣接する第１の表面の間に 延在する２つの感圧接着剤層を有し、一方の前記接着剤層は前記主シート部の第 １の表面に強固に接着されるとともに副シート部の第１の表面に剥離可能に接着 され、他方の前記接着剤層は前記副シート部の第１の表面に強固に接着されると ともに主シート部の第１の表面に剥離可能に接着される請求項１に記載のシート 複合体。 ７．細長いシート複合体と、 印刷ヘッド手段とプリンタの印刷ヘッド手段を通して長手方向にシート複合体 を移動するための急なアーチ形の経路を画定するシート送り手段とを具備するイ ンパクトプリンタと、 の組合せであって、 前記シート複合体は、 長手方向に延在する第１及び第２の対向縁部と、プリンタに受け取られ、 かつプリンタのシート送り手段によりプリンタを通して送られるのに適した前記 縁部間の幅を有する第１及び第２の主表面とを有する細長い主シート部と、 第１及び第２の対向主表面と、第１及び第２の対向縁部とを有する副シー ト部であって、主シート部の第１及び第２の対向縁部間の主シート部の幅以下の 前記第１及び第２の対向縁部間の幅を有するとともに、該副シート部の前記第１ の表面が、前記主シート部及び副シート部の両第１の縁部が略整列した状態で、 主シート部の第１の表面に隣接配置される副シート部と、 前記両シート部の隣接する両第１の表面の間に延在し、一方の前記シート 部の第１の表面に強固に接着されるとともに、他方の前記シート部の第１の表面 に剥離可能に接着される感圧接着剤層とを具備し、 前記シート複合体は、その長手方向に間隔をおいた位置に、複数のシート 複合体セグメントの連接部をセグメント間に画定する複数の横方向脆弱線を有し 、前記シート複合体は、相次ぐ横方向脆弱線に沿って反対方向に折り畳まれて、 隣り合う前記主シート部の両部分と隣り合う前記副シート部の両部分とを交互に 配置したシート複合体セグメント集積体を形成し、 前記シート複合体は、前記集積体からプリンタのシート送り手段に送り込まれ 、シート複合体の所定長さ部分がプリンタにより印刷されてシート複合体の未印 刷部分から分離された後、分離された印刷部分に沿って主シート部から副シート 部を剥離して接着剤層を露出でき、分離された印刷部分を、分離部分の印刷内容 に関連する基材に接着できるように構成された組合せ。 ８．前記副シート部は、前記横方向脆弱線で前記副シート部の第１及び第２の 縁部間が切断されている請求項７に記載の組合せ。 ９．前記接着剤層の接着剤は高粘着性接着剤であり、前記シート複合体は、前 記接着剤層を剥離可能に接着するシートの第１の表面に剥離剤層を備える請求項 ７に記載の組合せ。 １０．前記主シート部と前記副シート部とは１枚のシートの２つの部分であり 、該シートが前記両第１の縁部に沿って折曲されて、前記副シート部の第１の表 面を主シート部の第１の表面に隣接して配置する請求項７に記載の組合せ。 １１．前記シートは前記主シート部と前記副シート部との間に脆弱線を有し、 前記接着剤層は前記主シート部の第１の表面に強固に接着されている請求項７に 記載の組合せ。 １２．前記シートは、前記主シート部と前記副シート部との間にミシン目があ けられており、前記シート複合体は、前記両シート部の隣接する両第１の表面の 間に延在する２つの感圧接着剤層を有し、一方の前記接着剤層は前記主シート部 の第１の表面に強固に接着されるとともに副シート部の第１の表面に剥離可能に 接着され、他方の前記接着剤層は前記副シート部の第１の表面に強固に接着され るとともに主シート部の第１の表面に剥離可能に接着される請求項７に記載の組 合せ。 １３．印刷ヘッド手段と、プリンタの印刷ヘッド手段を通して長手方向にシー ト複合体を移動するための急なアーチ形の経路を画定するシート送り手段とを具 備するインパクトプリンタを用いて、接着剤層を担持する注文印刷シートを形成 するための方法であって、 （１）長手方向に延在する第１及び第２の対向縁部と、プリンタに受け取られ 、かつプリンタのシート送り手段によりプリンタを通 して送られるのに適した前記縁部間の幅を有する第１及び第２の主表面とを有す る細長い主シート部と、 第１及び第２の対向主表面と、第１及び第２の対向縁部とを有する副シー ト部であって、主シート部の第１及び第２の対向縁部間の主シート部の幅以下の 前記第１及び第２の対向縁部間の幅を有するとともに、該副シート部の前記第１ の表面が、前記主シート部及び副シート部の両第１の縁部が略整列した状態で、 主シート部の第１の表面に隣接配置される副シート部と、 前記両シート部の隣接する両第１の表面の間に延在し、一方の前記シート 部の第１の表面に強固に接着されるとともに、他方の前記シート部の第１の表面 に剥離可能に接着される感圧接着剤層とを具備し、 前記シート複合体は、その長手方向に間隔をおいた位置に、複数のシート 複合体セグメントの連接部をセグメント間に画定する複数の横方向脆弱線を有し 、 前記シート複合体は、相次ぐ整列脆弱線に沿って反対方向に折り畳まれて 、隣り合う前記主シート部の両部分と隣り合う前記副シート部の両部分とを交互 に配置したシート複合体セグメント集積体を形成してなる、 細長いシート複合体を用意するステップと、 （２）プリンタを起動して所望のメッセージを作成するステップと、 （３）シート複合体の一部に沿ってメッセージが印刷されるように、集積体か らシート複合体を長手方向にプリンタに送り込むステップと、 （４）シート複合体の未印刷部分からシート複合体の印刷部分を分離するステ ップと、 （５）主シート部の第１の表面から副シート部の第１の表面を分離して、感圧 接着剤層を露出し、感圧接着剤層を用いて印刷済みのシート複合体を基材に接着 できるようにするステップとを有した方法。 １４．シート複合体を用意する前記ステップは、主シート部と副シート部とが １枚のシートであって、シート複合体の主シート部及び副シート部の両第１の縁 部が接合され、主シート部及び副シート部の両第１の表面が略同一面であり、接 着剤層が一方の第１の表面にのみ接着され、シートが両シート部の間に脆弱線を 有してなるシート複合体を最初に用意するステップと、 前記送り込みステップの前に、脆弱線に沿ってシートを折り曲げて、両方のシ ート部の第１の表面に沿って感圧接着剤層が接着されるように主シート部及び副 シート部の両第１の表面を隣接配置するステップと、 から成る一連のステップを有する請求項１３に記載の方法。