JP3124683U

JP3124683U - 封筒型情報保護用単票シート

Info

Publication number: JP3124683U
Application number: JP2006004614U
Authority: JP
Inventors: 義夫飴
Original assignee: 株式会社富山フォーム印刷
Priority date: 2006-06-14
Filing date: 2006-06-14
Publication date: 2006-08-24
Anticipated expiration: 2016-06-14

Abstract

【課題】レーザープリンタで印字でき、容易に封筒型（袋状）に加工できる個人情報等が記載された情報保護用単票シートを提供する。
【解決手段】縦長情報保護用単票シート１の長さ方向のほぼ中央部に折目線２を設け、それより下部を覆った離型紙４が枠形糊代３で接着されたシール状であり、シート上部にレーザープリンタで印字後、離型紙を剥がすと枠形糊代が現れ、折目線で二つ折りにした上・下部が容易に封筒型（袋状）に一体化できることを特徴とし、さらに開封時、シート下部に設けた開封用切口から開封用ミシンに沿って窓部をスムーズに切り開くことができる。
【選択図】図１

Description

この考案は、給与（賞与）明細書、納品書、請求書その他多種の用途で使用可能な、封筒型情報保護用単票シートに関するものである。

近年、事務処理のコンピュータ化に伴いレーザープリンタの普及が著しく、個人情報等が記載されて情報保護が必要な伝票も従来の連続タイプから単票シートタイプへと大きく変わり、レーザープリンタでのアウトプットが一般的となってきた。しかし、給与封筒等の袋状になった封筒型のものは、レーザープリンタでは直接印字ができず、ドットプリンタを使用しなければならないという問題があり、印字速度を高めるには難があった。また、圧着シートタイプのものであれば、レーザープリンタで高速印字はできても、袋状にするための圧着機械が必要であるという問題がある。
特開２００２−１７８６７２号公報

そこで、この考案は上記のようにドットプリンタや特別な圧着機械を必要とせず、レーザープリンタで高速印字ができ、しかも情報を隠蔽するために容易に封筒型（袋状）に加工できる情報保護用単票シートを提供することを目的とする。

上記の目的を達成するため、この考案では縦長情報保護用単票シートの長さ方向のほぼ中央部に二つ折りのための折目線を設け、その折目線より上部を印字面とし、下部には四辺に沿って枠形糊代を設けて、ここを裏面に剥離層のある離型紙で覆って二つ折りした際、上部のシール部としたものであり、二つ折りした下部の枠形糊代の内側部分に開封用切口と開封用ミシン目からなる開封窓を設けたものである。

このようにすれば、シート上部にレーザープリンタで高速に所定事項を印字し、その後離型紙を剥がすと糊が付いた枠部分が現れるので、折り目線に沿って手で上下二つ折りにして枠部分を押さえるだけで簡単に封筒型（袋状）にすることができる。

また、その開封は、シート下部の枠形糊代の内側部分に開封用切口と開封用ミシン目を設けた窓開き型としたため、従来、固定端を切り取って開封するタイプのように切り取りカスも生じないで簡単に開封することができる。糊代には、簡単には剥がれないような粘着力のある強粘着性糊を使用すれば、故意に封口内部をのぞき見しようと剥がしたならば、その痕跡が残る。また、上下二つ折りにする際に、糊代枠囲みよりも小さな紙片等であれば、数枚程度封筒内に同封することも可能である。さらに、窓型開封部の内または外面に地紋を入れる等すれば、印字内容の隠蔽性を一層高めることが可能である。

以下に、この考案の構成を添付図面に示す給与（賞与）明細書としての実施例を参照して詳細に説明する。

図１は、この考案の縦長情報保護用単票シート１（Ａ４サイズ）の印字面を上側にした展開状態を示している。図１において２は、シート１の長さ方向のほぼ中央部に横切るように設けた折目線、３はシート下部の周囲に沿って枠形に形状した糊代であり、４は糊代で固定された裏面に剥離層を施した離型紙を示している。この紙質は、薄手の離型紙または上質紙を使用するが、必ずしもこれに限定されるものではない。

糊代３は、折目線２よりも下部のシートの四辺に沿うように幅約６ｍｍで設けた強粘着性糊の塗布部からなる。この糊代幅は必ずしも約６ｍｍに限定されるものではなく、シートの大きさに応じて適宜設ける。

図２は、図１のシート１を折目線２で印字面を内側にして二つ折りし、離型紙４を剥がし、封筒型に固定した状態を示している。

図２の５は、図１の糊代３の枠囲みよりも約１.５ｍｍ内側に設けたコ字形の開封用ミシン目を示している。このミシン目は、マイクロミシンによるものが望ましい。また、６は開封する際に開封しやすいように設けた開封用切口であり、指でこの切口６をつまんでめくることにより、開封用ミシン目５に沿ってシート下部をきれいに滑らかに開封することができる。７は突出部で、ここに宛名欄を設けることができる。

図２のシートを上下二つ折り状態にする際に、枠形糊代３の領域よりも小さな紙片等のものであれば、数枚程度同封することが可能であり、図３のように窓型開封部８を右開きに開封した際には、上部の印字内容を見ることができるとともに、同封紙片９を取り出して手にすることができる。

なお、窓型開封部８の閉じ片は、右の一辺のみをマイクロミシンではなくそれよりも粗ピッチのミシン目として施したことにより、右開き状態を確保したが、必要に応じて口字形に形成し完全分離させることも勿論可能である。

以上が、この考案の給与（賞与）明細書の例であるが、この考案では情報保護用単票シートから封筒型形状への加工が可能な伝票等であればどのようなもの、例えば請求書等にも適合できる。また、封筒の全体や各部分の大きさ、形状、位置等は適宜変更することが可能であり、封筒型書類を迅速容易に提供できる。

この考案の情報保護用単票シートの印字面を上側にした状態を示す図同情報保護用単票シートを上下二つ折りにして封筒型とした状態を示す図図２の封筒型になったシートを開封した状態を示す図

符号の説明

１情報保護用単票シート
２折目線
３枠形糊代
４離型紙
５開封用ミシン目
６開封用切口
７突出部
８窓型開封部
９紙片等

Claims

縦長情報保護用単票シートの長さ方向のほぼ中央部にシートを横切る折目線を設け、その折目線より下部は四辺に沿って設けた枠形糊代により離型紙で覆われたシール状であり、シートの上部にレーザープリンタで印字後、その印字面を内側にして折目線に沿って上下二つ折りにして糊付けした時に突出するはみ出し部には宛名欄を確保し、シート下部の枠形糊代の内側部分に開封用切口と開封用ミシン目を設けたことを特徴とする封筒型情報保護用単票シート。