JP2006032676A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オン電圧(ないしはオン抵抗)の低減化と高耐圧化の間に存在するトレードオフ関係を打破する。
【解決手段】 IGBTにおいて、少なくとも一部の隣り合うトレンチゲート電極32間に、その間のボディ領域26を貫通してドリフト領域24に達する複数のトレンチ35が形成されているとともに、そのトレンチ35内にトレンチ絶縁膜38で被覆された導電体38が埋められており、前記隣り合うトレンチゲート電極32のうち、少なくとも一方のトレンチゲート電極32とトレンチ35aとの間に存在するボディ領域26aの範囲内にエミッタ電極Eに接する蓄積側ボディコンタクト領域29が選択的に形成されており、トレンチ35間の間隙のボディ領域26は、その蓄積側ボディコンタクト領域29を介してエミッタ電極に接していることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の、バイポーラ動作する半導体装置に関し、そのオン電圧(ないしはオン抵抗)の低減化と高耐圧化の間に存在するトレードオフの関係を打破する技術に関する。
バイポーラ動作する半導体装置の研究が活発に行われており、なかでも伝導度変調によって低いオン電圧が得られるIGBTの研究が活発に行われている。
この種の半導体装置では、一般的に、オン電圧を低減化すると半導体装置の耐圧電圧が低下するトレードオフの関係が存在する。そこでトレードオフの関係を打破し、オン電圧を低減化しながらも高い耐圧を維持するための研究が盛んに行われている。
その一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の技術では、ゲート電極間の距離を幅広にするとともに、その間のボディ領域をエミッタ電極に接触させない構成(典型的には層間絶縁膜でその表面を覆う)を採用することによって、そのボディ領域内に正孔を蓄積し、それによって伝導度変調を効果的に生じさせる。
特開2001−308327号公報
図5に、この半導体装置の要部断面図を模式的に示す。なお、図5に示す断面構造は、紙面左右方向に繰返し形成されていることに留意されたい。
この半導体装置は、裏面側のコレクタ電極Cと、そのコレクタ電極Cに接するp型コレクタ領域322と、p型コレクタ領域322に接するn型ドリフト領域324と、そのn型ドリフト領域324によってp型コレクタ領域322から隔てられているp型ボディ領域326と、そのp型ボディ領域326によってn型ドリフト領域324から隔てられているn型エミッタ領域328と、そのn型エミッタ領域328に接するエミッタ電極Eを備えている。
さらに、n型エミッタ領域328とn型ドリフト領域324を隔てているp型ボディ領域326にゲート絶縁膜334を介して対向するトレンチゲート電極332群を備えている。図5の要部断面図では、このトレンチゲート電極332が紙面左右に2個づつ示されている。このトレンチゲート電極332は、エミッタ電極Eに接続されているn型エミッタ領域328と接しており、その点において次に説明するトレンチ335と区別される。
この図示左右のトレンチゲート電極332間に、その間のp型ボディ領域326を貫通してn型ドリフト領域324に達する複数のトレンチ335が形成されている。このトレンチ335内にトレンチ絶縁膜336で被覆された導電体338が埋められている。この導電体338はエミッタ電極Eに接続されている。このトレンチ335は、トレンチゲート電極332とは異なり、n型エミッタ領域328と接していない。また、このトレンチ335が形成されているp型ボディ領域326上は層間絶縁膜339で覆われており、p型ボディ領域326はエミッタ電極Eと接していない。
トレンチゲート電極332に挟まれるとともに、トレンチ335が形成されている領域は、正孔蓄積領域312などと一般的に称される。この正孔蓄積領域312は、繰返し形成されているトレンチゲート電極332群内に一定の割合で分散して形成されている。
図6に、図5のVI-VI線に対応する要部の平面図を示す。図6の平面図は、正孔蓄積領域312と、図示しないFLR(Field Limiting Ring)構造やガードリング構造等が形成されている周辺耐圧確保領域314との境界近傍を示している。周辺耐圧確保領域314は、トレンチゲート電極332群が形成されている領域(スイッチング素子が形成されている領域である)の周辺を一巡するように形成され、周辺側へ向けて空乏層を伸ばし耐圧を確保するための領域である。
図6に示すように、トレンチゲート電極332(図ではゲート絶縁膜334が示されている)と、トレンチ335(図ではトレンチ絶縁膜336が示されている)は、いずれもy方向に伸びるとともに、x方向に繰返しているストライプ状である。また、トレンチゲート電極332間に形成されているn型エミッタ領域328内に、p+型ボディコンタクト領域325がy方向に沿って繰返し形成されており、エミッタ電極Eに接している。
コレクタ電極Cにエミッタ電極Eよりも正の電圧を印加するとともに、トレンチゲート電極332に、エミッタ電極Eよりも正の所定の正電圧を印加すると、この半導体装置はオンとなる。この半導体装置の特徴は、正孔蓄積領域312のp型ボディ領域326がエミッタ電極Eに接していないことから、裏面のp型コレクタ領域322から注入された正孔が、正孔蓄積領域312のp型ボディ領域326からエミッタ電極Eへ排出される現象が抑制され、そのため多くの正孔が正孔蓄積領域312のp型ボディ領域326内に蓄積される。これにより、半導体装置内の正孔の濃度が高くなり伝導度変調が活発化し、オン電圧が低減される。トレンチ335の電位をエミッタ電位に固定して用いていることから、正孔の蓄積効果がより大きくなっている。
また、正孔蓄積領域312に形成されているトレンチ335は、この半導体装置がオフのときに次の利点を有する。比較のために、トレンチ335が形成されていない正孔蓄積領域312を仮に考える。この場合、正孔蓄積領域312の両端のトレンチゲート電極332の底部近傍325(図5参照)に電界が集中し易くなる。これが半導体装置の耐圧を低下させる。トレンチ335が形成されていると、集中する電界が緩和され、半導体装置の破壊を抑制することができる。とくに、正孔蓄積領域312の幅が広くなるほど、上記の問題は顕著となり、トレンチ335を形成する必要性は増してくる。このように、正孔蓄積領域312内にトレンチ335を形成したい局面が多く存在する。
図6に示すように、スイッチング素子形成領域と周辺耐圧確保領域314の境界には、周辺耐圧確保領域314の正孔を排出する周辺側ボディコンタクト領域327が形成されている。この周辺側ボディコンタクト領域327は、トレンチゲート電極332群が形成されている領域を一巡して形成されており、周辺側のp型コレクタ領域322から注入された正孔をエミッタ電極Eへ排出する。
本発明者らは、この種の半導体装置が破壊される原因を詳細に検討したところ、次の現象を突き止めた。
正孔蓄積領域312のp型ボディ領域326内に蓄積された正孔は、この半導体装置がオフしたときに、ストライプ状に形成されるトレンチ335によってx方向への流動が物理的に阻害される。そのため、図に示すように、この正孔は、トレンチ335の長手方向(y方向)に沿って流れ、周辺側ボディコンタクト領域327を介してエミッタ電極Eへ排出される。この周辺側ボディコンタクト領域327には、周辺耐圧確保領域314側からも正孔が流入してくることから、正孔が集中することになる。したがって、この周辺側ボディコンタクト領域327において正孔の過度の集中が発生しており、これが原因で半導体装置が破壊されていた。
本発明は、上記の現象に着眼し、この新たな知見に基づいて正孔の過度の集中を抑制可能な半導体装置を提供することを目的としている。
本発明の一つの半導体装置は、コレクタ電極と、コレクタ電極に接する第1導電型のコレクタ領域と、コレクタ領域に接する第2導電型のドリフト領域と、ドリフト領域によってコレクタ領域から隔てられている第1導電型のボディ領域を備えている。さらに、そのボディ領域によってドリフト領域から隔てられている第2導電型のエミッタ領域を備え、そのエミッタ領域はエミッタ電極に接している。そして、そのエミッタ領域とドリフト領域を隔てているボディ領域にゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極群を備えている。
少なくとも一部の隣り合うゲート電極間に、その間のボディ領域内をドリフト領域に向けて伸びる複数の第1トレンチが形成されている。その第1トレンチ内には絶縁膜で被覆された導電体、又は絶縁体が埋められている。前記隣り合うゲート電極のうち少なくとも一方のゲート電極と第1トレンチとの間に存在するボディ領域の範囲内にエミッタ電極に接する第1導電型のコンタクト領域が選択的に形成されている。第1トレンチ間の間隙のボディ領域は、直接的にはエミッタ電極に接触せず、その両端側のコンタクト領域を介してエミッタ電極に接している。なお、本明細書の絶縁体や絶縁膜は、誘電体を包含する広義の意味で解釈される。
トレンチに埋められている導電体は、エミッタ電極に接していてもよいが、接していなくてもよい。
ゲート電極の形状に関しては特に制限されず、典型的にはトレンチ型やプレーナ型などを採用することができる。
第1トレンチは、ボディ領域を貫通してドリフト領域まで達して形成されていてもよい。あるいはボディ領域内にとどまっていてもよい。
エミッタ電極に接続しているコンタクト領域は、隣り合うゲート電極のうち少なくとも一方のゲート電極から、その内側に形成されている第1トレンチまでの間に存在するボディ領域内に選択的に形成されている。なお、他方のゲート電極から、その内側に形成されている第1トレンチまでの間に存在するボディ領域内には、コンタクト領域が選択的に形成されていてもよく、あるいは形成されていなくてもよい。コンタクト領域は、ゲート電極と第1トレンチとの間に形成されているのであって、隣り合う第1トレンチ間に存在するボディ領域内に形成されていない。即ち、コンタクト領域は、第1トレンチが形成されているボディ領域のうちの最両端側のボディ領域内に選択的に形成されている。例えば従来構造の周辺側ボディコンタクト領域(図5の図示327)のように、スイッチング素子領域を一巡して形成されている場合は、上記範囲内を超えて形成されているので、本発明のコンタクト領域と区別される。
ゲート電極群のうち、少なくとも一部の隣り合うゲート電極間に複数の第1トレンチを形成することで、この領域に第1導電型キャリアを蓄積することができる。さらに、この半導体装置がターンオフすると、蓄積されていた第1導電型キャリアの少なくとも一部が、両端側のボディ領域内に形成されているコンタクト領域を介してエミッタ電極へ排出される。したがって、第1導電型キャリアの排出経路が集中するという事態が回避される。
第1導電型キャリアを蓄積する目的で形成されているボディ領域の一部が、コンタクト領域を介してエミッタ電極と接すると、第1導電型キャリアの蓄積効果が失われるように思われるかもしれない。しかしながら、本発明によると、コンタクト領域は両端側のボディ領域内に形成されており、蓄積された第1導電型キャリアとコンタクト領域の距離は長くなることから、第1導電型キャリアがすぐに排出されることはない。第1トレンチの形状やエミッタ電極と接するコンタクト領域の面積などを最適化することで、所望の蓄積効果を得るとともに、第1導電型キャリアの排出経路が集中するという事態の回避を実現できるのである。これにより、オン電圧の低減と耐圧の向上との間に存在するトレードオフの関係を打破することができる。
第1トレンチ間の間隙に存在するボディ領域は、隣り合うゲート電極を結ぶ方向で、隣り合うボディ領域に少なくも一部で連結しているとともに、それぞれの連結部は隣り合うゲート電極を結ぶ直線上に揃っていないことが好ましい。なお、第1トレンチ間の間隙に存在するボディ領域は、両端のうちのいずれか一方側に連結していればよい。即ち、両端側のコンタクト領域のいずれか一方を介してエミッタ電極に接していればよい。
この場合、第1トレンチ間の間隙に蓄積された第1導電型キャリアは、連結箇所を亘ってから両端側のコンタクト領域を介してエミッタ電極へ排出される。第1導電型キャリアの排出経路が過度に集中する事態が回避される。
さらに、第1トレンチ間の間隙に存在するボディ領域同士を連結する位置は、隣り合うゲート電極を結ぶ直線上にはない。このため、オン状態において第1導電型キャリアを蓄積したいときには、第1導電型キャリアがすぐに排出される現象を抑制し、第1導電型キャリアを効果的に蓄積することができる。第1導電型キャリアの蓄積と、排出経路の過度の集中を緩和し、オン電圧の低減と高耐圧化の間に存在するトレードオフの関係を打破することができる。
第1トレンチの長手方向が、隣り合うゲート電極を結ぶ方向成分と、それに直交する方向成分を有していることが好ましい。
1つの第1トレンチが2つの方向成分を有していてもよく、2つ以上の第1トレンチがそれぞれ別々の方向成分を有して形成されていてもよい。この場合には、2つ以上の第1トレンチによって実質的には1つの第1トレンチの長手方向が形成されていると評価することができる。
上記の場合、第1トレンチが形成されているボディ領域が、第1トレンチによって複雑に区画されることになる。したがって、蓄積された第1導電型キャリアの排出経路の距離が長くなる。これにより、第1導電型キャリアの蓄積効果の大きく、オン電圧が低減された半導体装置を得ることができる。
複数の第1トレンチが、ストライプ状に形成されており、その長手方向が隣り合うゲート電極を結ぶ方向成分を有していることが好ましい。
この場合、第1トレンチ間の間隙のボディ領域が、隣り合うゲート電極を結ぶ方向に連続することになる。したがって、その方向に沿って第1導電型キャリアは流動し、その両端側のコンタクト領域に接するエミッタ電極から排出される。第1導電型キャリアの排出経路が集中するという事態が回避され、高耐圧の半導体装置を得ることができる。
第1トレンチが、隣り合うゲート電極を結ぶ方向と直交する方向に繰返して形成されていることが好ましい。即ち、第1トレンチの同一構造が繰返し構成されることになり、第1導電型キャリアの排出経路が、隣り合うゲート電極を結ぶ方向と直交する方向に繰返して形成されることになる。
したがって、第1導電型キャリアの排出経路がより分散されて、過度に集中する事態が回避され高耐圧な半導体装置を得ることができる。
本発明の他の一つの半導体装置は、コレクタ電極と、コレクタ電極に接する第1導電型のコレクタ領域と、コレクタ領域に接する第2導電型のドリフト領域と、ドリフト領域によってコレクタ領域から隔てられている第1導電型のボディ領域を備えている。さらに、そのボディ領域によってドリフト領域から隔てられている第2導電型のエミッタ領域を備え、そのエミッタ領域はエミッタ電極に接している。そして、そのエミッタ領域とドリフト領域を隔てているボディ領域にゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極群を備えている。
少なくとも一部の隣り合うゲート電極間に、その間のボディ領域内をドリフト領域に向けて伸びる複数の第1トレンチが形成されている。その第1トレンチ内には絶縁膜で被覆された導電体、又は絶縁体が埋められている。ゲート電極群の周辺を一巡する周辺耐圧確保領域が形成されており、この周辺耐圧確保領域と、間隙に第1トレンチが形成されているゲート電極間のボディ領域との間の少なくとも一部に第2トレンチが形成されており、その第2トレンチ内に絶縁膜で被覆された導電体、又は絶縁体、又は導電体が埋められていることを特徴としている。
本発明者らは、周辺耐圧確保領域に蓄積されていた第1導電型キャリアと、第1トレンチが形成されているゲート電極間のボディ領域に蓄積されていた第1導電型キャリアが、同一の箇所からエミッタ電極へ排出される現象に起因して半導体装置が破壊されていることに着眼し、この第1導電型キャリアの集中を緩和することで、高耐圧の半導体装置を得ることができることを突き止めた。上記の半導体装置では、周辺耐圧確保領域と、間隙に第1トレンチが形成されているゲート電極間のボディ領域との両者の境界に第2トレンチを設けることで、この第1導電型キャリアの集中を緩和することができる。第2トレンチ内に絶縁膜で被覆された導電体、又は絶縁体が埋め込まれている場合は、第1導電型キャリアの移動を物理的に阻害し、それぞれの第1導電型キャリアが同一の箇所に集中することを禁止することができる。第2トレンチ内に導電体が埋め込まれている場合は、この導電体を介して第1導電型キャリアが素早くエミッタ電極へ排出することができる。いずれも場合も、第1導電型キャリアの過度の集中が緩和され、高耐圧の半導体装置を得ることができる。
なお、この第2トレンチを挟んで、いずれか一方、あるいは両方がエミッタ電極と接する構成とするのが好ましい。それぞれの箇所に移動してくる第1導電型キャリアを別個の経路で確実にエミッタ電極へ排出することができる。
第1トレンチ及び/又は第2トレンチ内に埋められている導電体が、エミッタ電極と接続されていることが好ましい。
第1トレンチがエミッタ電極に接続されていると、蓄積される第1導電型キャリアが、この第1トレンチが形成されているボディ領域内に均一に蓄積される。蓄積効果の向上とともに、高耐圧な半導体装置を得ることができる。
絶縁膜で被覆された導電体が埋め込まれている第2トレンチがエミッタ電極に接続されている場合は、この第2トレンチの側壁の広い範囲に亘って第1導電型キャリアを引き寄せることから、第1導電型キャリアの集中が緩和され、高耐圧な半導体装置を得ることができる。
導電体が埋め込まれている第2トレンチがエミッタ電極に接続されている場合は、この第2トレンチを介して第1導電型キャリアが素早くエミッタ電極へ排出され、高耐圧な半導体装置を得ることができる。
本発明によると、オン電圧の低減と耐圧の向上の間に存在するトレードオフの関係を打破することができ、両特性に優れた半導体装置を提供することができる。
最初に実施例の主要な特徴を記す。
(実施形態) ゲート電極と、正孔蓄積領域内に形成されるトレンチは、いずれもトレンチ型であるのが好ましい。両者を同一の製造工程で簡単に作り分けることができる。
図面を参照して以下に各実施例を詳細に説明する。
(第1実施例) 図1に第1実施例の要部平面図を示す。この平面図は、正孔蓄積領域12と、図示しないFLR(Field Limiting Ring)構造やガードリング構造等が形成されている周辺耐圧確保領域14との境界近傍を示している。
なお、本実施例の要部断面図は、図5に示した従来構造と同一であるので、ここでは新たな図を参照して説明することを割愛する。図5と図1を参照してほしい。なお、図5の符号の下二桁を第1実施例の符号として説明する。なお、図5は、この半導体装置の要部のみを示しており、実際は紙面左右方向に繰返していることに留意されたい。
この半導体装置は、コレクタ電極Cと、そのコレクタ電極Cに接するp型コレクタ領域22と、p型コレクタ領域に接するn型ドリフト領域24と、そのn型ドリフト領域24によってp型コレクタ領域22から隔てられているp型ボディ領域26と、そのp型ボディ領域26によってn型ドリフト領域24から隔てられているn型エミッタ領域28と、そのn型エミッタ領域28に接するエミッタ電極Eを備えている。
型エミッタ領域28とn型ドリフト領域24を隔てているp型ボディ領域26にゲート絶縁膜34を介して対向するトレンチゲート電極32群(図1ではゲート絶縁膜34で示されている)を備えている。トレンチゲート電極32は、y方向に伸びるとともに、x方向に繰返しているストライプ状である。また、トレンチゲート電極32間に形成されているn型エミッタ領域28内に、p+型ボディコンタクト領域25がy方向に沿って繰返し形成されており、エミッタ電極Eに接している。
トレンチゲート電極32群のうち、少なくとも一部の隣り合うトレンチゲート電極32間に、その間のp型ボディ領域26を貫通してn型ドリフト領域24に達する複数のトレンチ35(図1ではトレンチ絶縁膜36で示されている。これは第1トレンチの一例である。)が形成されている。このトレンチ35内にトレンチ絶縁膜36で被覆された導電体38が埋められている。この導電体38はエミッタ電極Eに接続されている。このトレンチ35が形成されているp型ボディ領域26上は層間絶縁膜39で覆われており、このp型ボディ領域26は直接的にはエミッタ電極Eと接していない。このトレンチ35には、離間部38a、38b、38cが形成されている。また、この離間部38a、38b、38cは、隣り合うトレンチゲート電極32を結ぶ直線(x方向)上には形成されていない。なお、このトレンチ35群が形成されているトレンチゲート電極32間の領域を正孔蓄積領域12と称する。
この正孔蓄積領域12のボディ領域26のうち、隣り合うトレンチゲート電極32からその直近内側のトレンチ36aまでの間に存在するボディ領域26aの範囲内に、蓄積側ボディコンタクト領域29(コンタクト領域の一例)が選択的に形成されている。この蓄積側ボディコンタクト領域29はエミッタ電極Eに接している。この蓄積側ボディコンタクト領域29は、直近内側のトレンチ36aの離間部38a、38cの近傍に形成されている。
また、図1に示す要部平面図の構造は、y方向に繰り返し形成されていることに留意されたい。つまり、正孔蓄積領域12内に、y方向に沿って一定の間隔で離間部38が形成され、それに対応して蓄積側ボディコンタクト領域29が形成されている。
また、トレンチゲート電極32群が形成されている領域(スイッチング素子が形成されている領域である)と、周辺耐圧確保領域14との境界に沿って周辺側ボディコンタクト領域27が形成されている。この周辺側ボディコンタクト領域27は、スイッチング素子が形成されている領域を一巡して形成されており、周辺側のp型コレクタ領域22から注入された正孔をエミッタ電極Eへ排出する。
図1に、この半導体装置がターンオフしたときの正孔の移動を図示している。なお、図5の従来構造と比較すると、本実施例の特徴が明瞭に理解できる。
図1に示すように、この半導体装置がターンオフすると、正孔蓄積領域12のトレンチ35間のボディ領域26内に蓄積されていた正孔は、離間部38a、38b、38cを亘って蓄積側ボディコンタクト領域29へ移動し、この蓄積側ボディコンタクト領域29を介してエミッタ電極Eへ排出される。図示されないが、正孔蓄積領域12に蓄積されていた正孔のうち、周辺側ボディコンタクト領域27を介してエミッタ電極Eへと排出される正孔も存在するが、図5に示す従来構造に比してその量が極めて減少される。このため、周辺側ボディコンタクト領域27に正孔が過度に集中する事態が回避される。
とくに、本実施例では、離間部38や蓄積側ボディコンタクト領域29が、正孔蓄積領域12内にy方向に沿って繰返し形成されているので、正孔蓄積領域内12内に蓄積された正孔は、各蓄積側ボディコンタクト領域29を介して分散して排出される。正孔の排出経路がバランスよく分散されることになり、高耐圧の半導体装置を得ることができる。
上記の半導体装置は他に次の特徴を有している。
蓄積側ボディコンタクト領域29が、両端側のボディ領域26a内に形成されているために、正孔蓄積領域12の内側(中心側)に蓄積された正孔からの距離が長くなる。したがって、この半導体装置のオン状態において正孔の蓄積効果が大きい。
また、離間部38がトレンチゲート電極を結ぶ方向に沿って一致して形成されていないために、中心側に蓄積された正孔から蓄積側ボディコンタクト領域29までの距離が長くなり、正孔の蓄積効果が大きい。
また、本実施例のトレンチ36は、トレンチゲート電極32を作成する際に、マスク材のパターニングによって離間部38が形成されるようにするだけで、簡単に作成することができる。トレンチ36を作成するために製造工程を新たに付加することなく、簡単に作成することができる。
図2に、第1実施例の変形例の簡単な平面図を示す。図示134a、134b、134c、134dがストライプ状に形成されているトレンチゲート電極を示す。そのトレンチゲート電極134間に挟まれた領域が正孔蓄積領域であり、その領域に種々の形状のトレンチが形成されている。いずれも正孔蓄積領域に蓄積された正孔が、周辺側ボディコンタクト領域(図示されないが、この場合はy方向に存在する)に過度に集中する事態を回避することができる。
図2(a)は、トレンチ136aがストライプ状であるとともに、隣り合うトレンチゲート電極134aを結ぶ方向(x方向)に伸びている。この場合、トレンチ136a間の間隙に蓄積された正孔は、この半導体装置がターンオフすると、トレンチ136aの長手方向に沿って移動し、その端部に形成されている蓄積側ボディコンタクト領域(図示せず)を介してエミッタ電極に排出される。したがって、正孔が周辺側ボディコンタクト領域(図示せず)に過度に集中する事態が回避されている。
図2(b)は、トレンチ136bがストライプ状であるとともに、隣り合うトレンチゲート電極134bを結ぶ方向成分(x方向)とそれに直交する方向成分(y方向)を有して伸びている例である。x方向に対して傾斜している。
この場合も、トレンチ136b間の間隙に蓄積された正孔は、この半導体装置がターンオフすると、傾斜した方向に沿って移動し、その端部に形成されている蓄積側ボディコンタクト領域(図示せず)を介してエミッタ電極に排出される。したがって、正孔が周辺側ボディコンタクト領域(図示せず)に過度に集中する事態が回避されている。
図2(c)は、トレンチ136cがドット状に形成されている例である。この場合は、蓄積されていた正孔がドット間の間隙を亘って両端側に形成されている蓄積側ボディコンタクト領域(図示せず)へと移動することができる。正孔が周辺側ボディコンタクト領域(図示せず)に過度に集中する事態が回避される。
図2(d)は、トレンチがy方向に伸びるトレンチ136dと、x方向に伸びるトレンチ137dの2つの方向成分を有して形成されている例である。さらに、トレンチ136dとトレンチ137d間の間隙群は、両端側のボディ領域に向けて連結している。
この場合も、トレンチ136d、137d間の間隙に蓄積された正孔は、両端側のボディ領域内に形成されている蓄積側ボディ領域(図示せず)を介してエミッタ電極へ排出される。したがって、正孔が周辺側ボディコンタクト領域(図示せず)に過度に集中する事態が回避される。さらに、上記の場合は、正孔蓄積領域のボディ領域が複雑に区画されることになる、したがって、このトレンチ136d、137d間の間隙に蓄積された正孔が、蓄積側ボディコンタクト領域(図示せず)へ移動するまでの距離を長くすることができる。このため、この正孔蓄積領域のボディ領域内に蓄積される正孔の量が増大し、低いオン電圧を得ることができる。
なお、この例では、トレンチ136dとトレンチ137dが連結している例を示しているが、それぞれ別個であってもよい。また、x方向とy方向に限らず、さまざまな方向成分を有するトレンチが混在して形成されていてもよい。
(第2実施例) 図3に、第2実施例の半導体装置の要部平面図を示す。この半導体装置の要部断面図は、従来構造や第1実施例と同一構造なので、ここではその説明を割愛する。
この半導体装置の特徴は、周辺耐圧確保領域214と、トレンチ(図ではトレンチ絶縁膜236が示されている)が形成されているトレンチゲート電極(図ではトレンチゲート絶縁膜234が示されている)との間を隔てる位置関係に、絶縁体充填トレンチ238(第2トレンチの一例)が設けられている。さらに、この絶縁体充填トレンチ238を挟んで、周辺耐圧確保領域214側と、正孔蓄積領域側212側に、エミッタ電極に接するコンタクト領域227、242がそれぞれ形成されている。
図4(a)に、図3のIV−IV線に対応した要部断面図を示す。図4(a)の矢印が正孔の流動を表している。図4(a)に示すように、この絶縁体充填トレンチ238の存在によって、正孔蓄積領域側212側と周辺耐圧確保領域214側から移動してくる正孔が、その移動を物理的に阻害されるためにそれぞれの正孔が集中するという事態が回避される。さらに、それぞれの領域にコンタクト領域227、242が形成されているので、それぞれの領域から移動してきた正孔は、このコンタクト領域227、242を介してエミッタ電極に排出される。それぞれの正孔が集中するという事態を確実に回避することができ、高耐圧の半導体装置を得ることができる。
なお、第2実施例の技術と第1実施例の技術を組み合わせると、正孔の集中をより回避することができ、より高耐圧の半導体装置を得ることができる。
図4(b)と(c)に、第2実施例の変形例を示す。
図4(b)に示す変形例では、第2実施例の絶縁体充填トレンチ238に代えて、絶縁膜238b(例えば酸化シリコン)で被覆された導電体239b(例えばポリシリコン)が形成されている。導電体239bはエミッタ電極Eに接続されている。
この変形例では、正孔蓄積領域側212側と周辺耐圧確保領域214側から移動してくる一部の正孔が、エミッタ電位に固定された導電体239bに引き寄せられるために、絶縁膜238bの側壁に沿ってエミッタ電極へと排出される。この正孔蓄積領域側212側と周辺耐圧確保領域214側から移動してくる正孔は、コンタクト領域227、242の曲率の大きい箇所に集中し易いという性質を有しているが、本変形例のように導電体239bによってその正孔を引き寄せることで、曲率の大きい箇所への過度の集中を緩和することができる。正孔が集中するという事態を確実に回避することができ、高耐圧の半導体装置を得ることができる。
図4(c)に示す変形例では、第2実施例の絶縁体充填トレンチ238に代えて、導電体239(例えばアルミニウム等の金属)が形成されている。導電体239はエミッタ電極Eに接続されている。
この変形例では、正孔蓄積領域側212側と周辺耐圧確保領域214側から移動してくる一部の正孔を、導電体239を介して素早くエミッタ電極へと排出させることで、ひいてはコンタクト領域227、242の曲率の大きい箇所への正孔の集中を緩和することができる。正孔が集中するという事態を確実に回避することができ、高耐圧の半導体装置を得ることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の要部平面図を示す。 第1実施例の変形例の要部平面図を示す。 第2実施例の要部平面図を示す。 (a)図3のIV-IV線に対応した断面図を示す。(b)(c)第2実施例の変形例の要部断面図を示す。 従来の半導体装置の要部断面図を示す。 従来の半導体装置の要部平面図を示す。
符号の説明
12、212、312:正孔蓄積領域
14、214、314:周辺耐圧確保領域
322:p+型コレクタ領域
324:n-型ドリフト領域
26、226、326:p-型ボディ領域
28、228、328:n+型エミッタ領域
29:蓄積側ボディコンタクト領域
34、234、334:ゲート絶縁膜
36、236、336:トレンチ絶縁膜
38a、38b、38c:離間部

Claims (8)

  1. コレクタ電極と、
    コレクタ電極に接する第1導電型のコレクタ領域と、
    コレクタ領域に接する第2導電型のドリフト領域と、
    ドリフト領域によってコレクタ領域から隔てられている第1導電型のボディ領域と、
    ボディ領域によってドリフト領域から隔てられている第2導電型のエミッタ領域と、
    エミッタ領域に接するエミッタ電極と、
    エミッタ領域とドリフト領域を隔てているボディ領域にゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極群を備え、
    少なくとも一部の隣り合うゲート電極間に、その間のボディ領域内をドリフト領域に向けて伸びる複数の第1トレンチが形成されているとともに、その第1トレンチ内に絶縁膜で被覆された導電体、又は絶縁体が埋められており、
    前記隣り合うゲート電極のうち少なくとも一方のゲート電極と第1トレンチとの間に存在するボディ領域の範囲内にエミッタ電極に接する第1導電型のコンタクト領域が選択的に形成されており、
    第1トレンチ間の間隙のボディ領域は、前記コンタクト領域を介してエミッタ電極に接していることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1トレンチ間の間隙に存在するボディ領域は、前記隣り合うゲート電極を結ぶ方向で、隣り合うボディ領域に少なくも一部で連結しているとともに、それぞれの連結部は前記隣り合うゲート電極を結ぶ直線上に揃っていないことを特徴とする請求項1の半導体装置。
  3. 第1トレンチの長手方向が、前記隣り合うゲート電極を結ぶ方向成分と、それに直交する方向成分を有していることを特徴とする請求項1の半導体装置。
  4. 複数の第1トレンチが、ストライプ状に形成されており、その長手方向が前記隣り合うゲート電極を結ぶ方向成分を有していることを特徴とする請求項1の半導体装置。
  5. 第1トレンチ群が、前記隣り合うゲート電極を結ぶ方向に直交する方向に繰返して形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの半導体装置。
  6. ゲート電極群の周辺を一巡する周辺耐圧確保領域が形成されており、
    周辺耐圧確保領域と、間隙に第1トレンチが形成されているゲート電極間のボディ領域との間の少なくとも一部に第2トレンチが形成されており、その第2トレンチ内に絶縁膜で被覆された導電体、又は絶縁体、又は導電体が埋められていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの半導体装置。
  7. コレクタ電極と、
    コレクタ電極に接する第1導電型のコレクタ領域と、
    コレクタ領域に接する第2導電型のドリフト領域と、
    ドリフト領域によってコレクタ領域から隔てられている第1導電型のボディ領域と、
    ボディ領域によってドリフト領域から隔てられている第2導電型のエミッタ領域と、
    エミッタ領域に接するエミッタ電極と、
    エミッタ領域とドリフト領域を隔てているボディ領域にゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極群を備え、
    少なくとも一部の隣り合うゲート電極間に、その間のボディ領域内をドリフト領域に向けて伸びる複数の第1トレンチが形成されているとともに、その第1トレンチ内に絶縁膜で被覆された導電体、又は絶縁体が埋められており、
    ゲート電極郡の周辺を一巡する周辺耐圧確保領域が形成されており、
    周辺耐圧確保領域と、間隙に第1トレンチが形成されているゲート電極間のボディ領域との間の少なくとも一部に第2トレンチが形成されており、その第2トレンチ内に絶縁膜で被覆された導電体、又は絶縁体、又は導電体が埋められていることを特徴とする半導体装置。
  8. 第1トレンチ及び/又は第2トレンチ内に埋められている導電体が、エミッタ電極と接続されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの半導体装置。
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