JP2006030025A - 温度センサ、温度センサの製造方法 - Google Patents

温度センサ、温度センサの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006030025A
JP2006030025A JP2004210500A JP2004210500A JP2006030025A JP 2006030025 A JP2006030025 A JP 2006030025A JP 2004210500 A JP2004210500 A JP 2004210500A JP 2004210500 A JP2004210500 A JP 2004210500A JP 2006030025 A JP2006030025 A JP 2006030025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature sensor
holding member
metal cover
sensor element
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004210500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4620400B2 (ja
JP2006030025A5 (ja
Inventor
Takeshi Hanzawa
剛 半沢
Masahiko Nishi
雅彦 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2004210500A priority Critical patent/JP4620400B2/ja
Priority to US11/178,378 priority patent/US7553078B2/en
Priority to DE102005033284A priority patent/DE102005033284B4/de
Priority to CNA200510084883XA priority patent/CN1721830A/zh
Publication of JP2006030025A publication Critical patent/JP2006030025A/ja
Publication of JP2006030025A5 publication Critical patent/JP2006030025A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4620400B2 publication Critical patent/JP4620400B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/08Protective devices, e.g. casings
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/16Special arrangements for conducting heat from the object to the sensitive element
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/16Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements
    • G01K7/22Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements the element being a non-linear resistance, e.g. thermistor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K2205/00Application of thermometers in motors, e.g. of a vehicle
    • G01K2205/04Application of thermometers in motors, e.g. of a vehicle for measuring exhaust gas temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

【課題】 高応答性を有しながら、加振されても導電線が破断せず、耐振動性の高い温度センサを提供すること、及び耐振動性の高い温度センサの製造方法を提供する。
【解決手段】 温度センサ10は、金属カバー5と、そのカバー先端部5s内に収容されたサーミスタ素子1と、第1,第2導電線2a,2bと、第1,第2芯線4a,4bを含み、先端部を金属カバー5内に挿入したMIケーブル4と、金属カバー5内でサーミスタ素子1とMIケーブル4の間に位置し、第1,第2導電線2a,2bと第1,第2芯線4a,4bを保持する絶縁保持部材3とを備え、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とは、セメント6により互いに固着されてなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、温度センサ素子を金属カバーで包囲してなる温度センサ、及び温度センサの製造方法に関する。
特許文献1には、筒状のインシュレータ130内にサーミスタ素子11を配置しこれを無機接着剤135で充填し、インシュレータ130の外周を金属カバー16で包囲する形態の温度センサ1が示されている。
しかし、近時、外界の温度変化に素早く追従して信号を発生する高応答性の温度センサが求められており、金属カバーの外径を細くし、また、金属カバーと温度センサ素子とを近づけるべく、特許文献2に示すように、インシュレータを用いず、無機接着剤を充填しないタイプの温度センサS1が開発されている。この特許文献2では、金属カバー2の先端部の内径は、シースピン(MIケーブル)5の先端の外径よりも細径となるように、金属カバー2が段状に成形されている。一方、この特許文献2では、サーミスタ素子(温度センサ素子)3の振動による電極線4の破断を防止すべく、碍子部材6を用いて電極線4を非接触の状態で保持している。
特開平11−218449号公報(第4頁、図1) 特開2002−267547号公報(第3頁、図2,3)
しかしながら、この特許文献2に示すタイプの温度センサ1では、碍子部材6を金属カバー2内に挿入する必要があるから、碍子部材6の外径は、金属カバ2ーの対応する部分(特許文献2においては、先端部分)の内径よりも小さくせざるを得ない。すると、金属カバーと碍子部材との間にも隙間ができる。このため、温度センサが加振されると、金属カバー内で、温度センサ素子と絶縁碍子とがそれぞれ振動することにより、温度センサ素子と碍子部材との間に位置する部分で電極線が破断し易い傾向があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、高応答性を有しながら、加振されても、導電線が破断せず、耐振動性の高い温度センサを提供すること、及び耐振動性の高い温度センサの製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、先端が閉じられた有底筒状の金属カバーと、上記金属カバーのうち先端に位置するカバー先端部内に収容された温度センサ素子と、上記温度センサ素子から後端側に向けて延び、上記温度センサ素子からの信号を伝送する一又は複数の導電線と、上記温度センサ素子の後端側に位置し、上記導電線と同数以上の芯線を内部に含み、ケーブル先端部を上記金属カバー内に挿入してなるMIケーブルと、上記金属カバー内のうち、上記温度センサ素子よりも後端側で、上記MIケーブルよりも先端側に位置する絶縁保持部材であって、絶縁性を有し、上記導電線、及び、上記MIケーブルから先端側に延びる上記芯線を保持する絶縁保持部材と、を備え、上記導電線とこれに対応する上記芯線とが、上記絶縁保持部材内で互いに接続され、上記金属カバーの上記カバー先端部の内径が、上記MIケーブルのケーブル先端部における外径よりも小さくされてなり、上記温度センサ素子と上記絶縁保持部材とは、少なくとも両者の間に介在する固着材により、互いに固着されてなる温度センサである。
本発明の温度センサでは、温度センサ素子と絶縁保持部材とが、固着材により互いに固着されている。これにより、温度センサ素子と絶縁保持部材とは一体となり、外部からの振動が伝わっても、個々に振動することはないから、温度センサ素子から後端側に延び、絶縁保持部材に保持されている導電線、特に、このうち、温度センサ素子と絶縁保持部材との間の隙間(空間)に位置する部分に負荷が掛かって破断する不具合が防止される。
なお、金属カバーのカバー先端部を細径にしており、この内部に温度センサ素子を有しているので、外界の温度変化に対して、高応答性である利点も引き続き得ることができる。
本発明の温度センサとしては、振動が掛かる用途に用いるもの、特に、自動車等の排気管に取り付けて排気ガスの温度を計測したり、自動車のラジエタやエンジンの冷却水路などに取り付けて冷却水の温度を計測したり、燃料電池車の水素流通管に取り付けて水素ガスの温度を計測するなど、自動車の各部に取り付けて各所の温度を計測する車載用の温度センサに用いるのが好ましい。即ち、上記構成を有する車載用温度センサとするのが好ましい。
また、本発明の温度センサに用いる温度センサ素子としては、例えば、いわゆるサーミスタ素子として用いられる金属酸化物セラミックからなる感温素子が挙げられる。また、サーミスタ素子を用いた場合、このサーミスタ素子の形態としては、円柱状や六角柱状など適宜の形態を選択することができる。
導電線は、温度センサ素子の出力形式に応じた数だけあれば良く、例えば、サーミスタ素子においては、通常は一対(2本)の導電線が用いられる。また、第1導電線及び第2導電線としては、温度センサ素子の種類や材質に応じて適宜の材質を選択すればよい。例えば温度センサ素子としてサーミスタ素子を用いた場合には、Pt,Pt−Rhなどの貴金属線や、ジュメット線、銅線、ニッケル線などを用いることができる。
また、絶縁保持部材としては、温度センサが計測するあるいは晒される温度範囲を考慮して、材質を選択すればよいが、例えば、アルミナ、ムライト等のセラミックやガラス質のものを用いることができる。また、温度センサを100℃〜200℃以下程度の温度範囲で用いる場合には、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂や、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂などの樹脂からなる絶縁保持部材を用いることもできる。
絶縁保持部材の外径dは、金属カバーのうち、これが挿入配置される部分の内径Dより僅かに小さい寸法とするのが良く、具体的には、D−d≦0.2mmとしておくのが好ましい。絶縁保持部材と、金属カバーのうちこれが挿入配置される部分との径差を小さくすることで、絶縁保持部材の振動可能範囲を小さく制限でき、絶縁保持部材の振動による破断の可能性をさらに低減できるからである。
さらに、固着材としては、温度センサが計測するあるいは晒される温度範囲や、温度センサ素子、絶縁樹脂部材、導電線、金属カバー等の材質、及び固化のための条件(温度、雰囲気等)などを考慮して、その材質を選択すればよい。例えば、セラミック粉とガラス成分とを含むセメント(無機接着剤)を用いることができるほか、100℃〜200℃以下程度の温度範囲で用いる場合には、熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂を固着材として用いることもできる。
さらに、MIケーブル(無機絶縁ケーブル)とは、金属管からなるシースとこのシース内に挿通した芯線との間に絶縁性の無機セラミック粉末を介在させ、シーズと芯線、及び芯線間の絶縁を保つようにした形態のケーブルを指し、前述の特許文献1,2におけるシースピンに相当する。
このMIケーブルとしては、例えば、ステンレス、銅、ニッケルなどからなる芯線と、これを囲むステンレスや銅などの金属のシース(金属筒)と、芯線とシースとの間に充填された無機粉末であるシリカ、アルミナ、マグネシア等のセラミック粉末からなるものが挙げられる。
さらに、上述の温度センサであって、前記固着材は絶縁性を有し、前記導電線は、少なくとも前記温度センサ素子と前記絶縁保持部材との間に位置する部分が、上記固着材にそれぞれ包囲されてなる温度センサとすると良い。
本発明の温度センサでは、用いる固着材が絶縁性を有しており、導電線のうち、温度センサ素子と絶縁保持部材との間に位置する部分が、固着材に包囲されている。このため、固着材が導電線に接触しても、短絡等の問題は生じない。また、導電線は、温度センサ素子と絶縁保持部材との間に位置する部分で固着材に包囲されているので、この部分での第1,第2導電線の屈曲が生じにくい。このため、導電線の破断をより確実に防止できる。
さらに上記いずれかに記載の温度センサであって、前記絶縁保持部材と前記MIケーブルとは、少なくとも両者の間に介在する第2固着材により、互いに固着されてなる温度センサとすると良い。
本発明の温度センサでは、ケーブル先端部を金属カバー内に挿入してなるMIケーブル(MIケーブルのケーブル先端部)と、絶縁保持部材とが、第2固着材により互いに固着されている。これにより、絶縁保持部材とMIケーブルとは、外部からの振動が伝わっても、個別に振動することはないから、MIケーブルから先端側に延び、絶縁保持部材に保持されている芯線、特に、このうち、絶縁保持部材とMIケーブル(そのシース)の間の隙間(空間)に位置する部分に負荷が掛かって破断する不具合が防止される。
なお、第2固着材としては、前述の固着材と同様、温度センサが計測するあるいは晒される温度範囲や、絶縁樹脂部材、金属カバー、MIケーブルのシース、芯線、及び充填された無機セラミック粉末等の材質、及び固化のための条件(温度、雰囲気等)などを考慮して、その材質を選択すればよい。例えば、セラミック粉とガラス成分とを含むセメント(無機接着剤)や、熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂を用いることもできる。特に、前述の固着材と同材質のものを用いると、取り扱いや固化作業の条件等が同じとなり、さらに好ましい。
さらに、請求項3に記載の温度センサであって、前記第2固着材は絶縁性を有し、前記芯線は、少なくとも前記絶縁保持部材と前記MIケーブルとの間に位置する部分が、上記第2固着材にそれぞれ包囲されてなる温度センサとすると好ましい。
本発明の温度センサでは、用いる第2固着材が絶縁性を有しており、芯線のうち、絶縁保持部材とMIケーブルとの間に位置する部分が、第2固着材に包囲されている。このため、第2固着材が芯線に接触しても、短絡等の問題は生じない。また、本発明の温度センサでは、芯線は、絶縁保持部材とMIケーブルとの間に位置する部分で第2固着材に包囲されているので、芯線の屈曲が生じにくい。このため、芯線の破断がより確実に防止できる。
さらに、上述のいずれか1項に記載の温度センサであって、前記金属カバー、前記温度センサ素子、及び絶縁保持部材の間に介在する前記固着材により、上記温度センサ素子及び絶縁保持部材は、上記金属カバーに固定されてなる温度センサとすると良い。
本発明の温度センサでは、温度センサ素子と絶縁保持部材とが、互いに固着されているだけでなく、固着材によって金属カバーに固定されているので、外部から振動が掛かっても、温度センサ素子及び絶縁保持部材が、金属カバー内で振動することがない。このため、温度センサ素子から後端側に延びる導電線に負荷が掛かって破断する危険性をさらに低減することができる。
しかも、金属カバーから固着材を通じて温度センサ素子に熱を伝えることができるので、金属カバーと温度センサ素子との間に隙間が空いている場合(空気が介在する場合)よりも、熱が伝わりやすくなり、温度センサ素子の、従って温度センサの応答性を高くできる。
なお、本発明の温度センサにおいて、固着材は、温度センサ素子と絶縁保持部材とを金属カバーに固定していれば良く、温度センサ素子あるいは絶縁保持部材の外周をすべて覆うようにしている必要はない。
また、温度センサ素子及び絶縁保持部材が金属カバーに固定されていれば良く、固着材が金属カバーに固着(接着)している必要はなく、温度センサ素子及び絶縁保持部材を固定するように当接しているだけであっても良い。
さらに、請求項4に記載の温度センサであって、前記温度センサ素子は、前記固着材に埋設されて、前記金属カバーに固定されてなる温度センサとすると良い。
本発明の温度センサでは、温度センサ素子が金属カバー内において、固着材に埋設されるようにして金属カバーに固定されるようにしてある。このため、温度センサ素子を金属カバー内に確実に固定することができる上、金属カバーから固着材を通じて熱を効果的に伝えることができ、温度センサ素子の応答性を、従って、温度センサの応答性をさらに良好となし得る。
さらに他の解決手段は、先端が閉じられた有底筒状の金属カバーと、上記金属カバーのうち先端に位置するカバー先端部内に収容された温度センサ素子と、上記温度センサ素子から後端側に向けて延び、上記温度センサ素子からの信号を伝送する一又は複数の導電線と、上記金属カバー内のうち上記温度センサ素子よりも後端側において、上記導電線を保持する絶縁性の絶縁保持部材と、を備える温度センサの製造方法であって、上記導電線を上記絶縁保持部材にセットした状態で、少なくとも上記温度センサ素子と上記絶縁保持部材との間に、未固化の固着材を配置する固着材配置工程と、上記固着材を固化させて、上記温度センサ素子と上記絶縁保持部材とを互いに固着させる固着工程と、互いに固着した上記温度センサ素子及び上記絶縁保持部材を上記金属カバー内に挿入する挿入工程と、を含む温度センサの製造方法である。
金属カバー内において、温度センサ素子と絶縁保持部材とが互いに固着された状態とした温度センサを製造するには、いくつかの手法が考えられる。例えば、予め、金属カバー内に未固化の固着材を注入しておき、温度センサ素子、導電線、及び、この導電線を保持する絶縁保持部材を、金属カバー内に挿入し、その後、固着材を固化させる方法が挙げられる。また、予め、温度センサ素子、導電線、及び、この導電線を保持する絶縁保持部材を、金属カバー内に挿入し、その後、固着材を注入し、固化させる方法が考えられる。
しかし、小さな金属カバー内の適切な位置に固着材を適量注入する作業が必要となることなど、必ずしも容易ではない。
これに対し、本発明の温度センサの製造方法によれば、少なくとも温度センサ素子と絶縁保持部材との間に未固化の固着材を配置する。さらにこれを固化させて、温度センサ素子と絶縁保持部材とを互いに固着させる。その上で、これらを金属カバー内に挿入する。このため、温度センサ素子と絶縁保持部材とに小さな隙間にも確実に固着材を配置して、両者を確実に固着できる。また、使用する固着材の量も少なくて足りる。また、温度センサ素子と絶縁保持部材とを固着しているので、温度センサに振動が加わっても、両者の間に位置する導電線には、屈曲などの応力が掛からないため、これらの断線を確実に防止できる。
なお、さらに、温度センサ素子と絶縁保持部材との間に固着材を配置しこれを固化させた後、金属カバー内に互いに固着した温度センサ素子及び絶縁保持部材を挿入するに当たり、予め金属カバー内に未固化の固着材配置しておく、あるいは挿入した後に未固化の固着材を注入する。そして、この固着材を固化させることで、温度センサ素子及び絶縁保持部材を金属カバーに固定することもできる。この場合にも、予め温度センサ素子と絶縁保持部材との間に固着材を配置しこれを固化させておくことで、温度センサ素子と絶縁保持部材とを確実に互いに固着しておくことができる。
本発明の実施の形態を、実施例1〜3等を用いて説明する。
まず、実施例1にかかる温度センサについて、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示す本実施例1の温度センサ10は、例えば、車両の排気管内にその先端部を挿入し排気ガスの温度を計測する、ラジエタやエンジンの冷却水路などにその先端部を挿入して冷却水の温度を計測するなどの用途に用いられる。
この温度センサ10は、その軸線AXに沿って、先端側(図中、左側)から、温度を測定する測温部10s、その後端側に位置し、温度センサ10を他の機器に取り付ける保持金具11等を有する中間部10m、及び、この中間部の後端側に位置し、第1,第2リード線14,15が後方に延出している後端部10kとを有する。
このうち、温度センサ10の先端部分に位置する測温部10sは、温度を計測する排気管や冷却水路などに挿入され、あるいは、測温する物体の近くに配置して、排気ガスや冷却水、あるいは測温する物体の温度を計測する。
この測温部10sは、図2に示すように、ステンレス等の金属からなる有底筒状で段付き形状の金属カバー5に覆われている。この金属カバー5は、比較的径大のカバー後端部5kと、この先端側に位置し、このカバー後端部5kよりも径小とされたカバー先端部5sと、両者間に介在する段部5dとを含んでいる。カバー先端部5s内には、その先端(図2中、左方)にサーミスタ素子1を有する。このサーミスタ素子1は、温度によって抵抗値が変化する金属酸化物半導体からなる。本実施例1では、このサーミスタ素子1は、厚さの薄い六角柱形状を有し、電気信号(抵抗値)を出力する第1導電線2a及び第2導電線2bを、その内部から後端側面1kを通して後端側(図中、右方)に延出させている。
第1,第2導電線2a,2bは、Pt−Rh合金線からなる。この第1導電線2aは、その後端側が図3にその形態を示す絶縁保持部材3の第1スリット3aに、また第2導電線2bは、その後端側が絶縁保持部材3の第2スリット3bにそれぞれ挿入された状態で保持されている。この絶縁保持部材3は、アルミナからなり、断面略S字型の形状を有し、第1スリット3aと第2スリット3bとが互いに逆方向を向くように形成されており、スリット同士の間には、厚さt分の絶縁距離が空けてある。この絶縁保持部材3の外周3gの最大外径(換言すれば、絶縁保持部材3の外接円の直径)dは、金属カバー5のカバー先端部5aにおける内周面5siの内径Dよりも若干小さく、具体的には、D−d≦0.2mmとなるようにされている。
金属カバー5のカバー後端部5k内には、MIケーブル4が、具体的にはMIケーブル4のケーブル先端部4pが、MIケーブル4の外周をなすシース4cの先端側外周縁4csを金属カバー5の段部5dに当接させた状態で配置されている。MIケーブル4は、ステンレス等の金属からなる筒状のシース4cと、このシース4c内に挿通された第1芯線4a,第2芯線4bと、第1,第2芯線4a,4bとシース4cとの間にシリカ等の無機絶縁粉末4iを緻密に充填してなるものである。このMIケーブル4のケーブル先端部4pの外径dmは、金属カバー5のカバー先端部5sの内径Dよりも小さくされている。従って、MIケーブル4の先端部4sを金属カバー5のカバー先端部5s内に挿入することはできず、シース4cの先端外周縁4csと段部5dとが当接するように配置されている。
金属カバー5は、そのカバー後端部5kにおいて、縮径されてMIケーブル4のシース4cにカシメられたカシメ部5hと、この部分において、金属カバー5とシース4cとをレーザ溶接した溶接部5lとを有している。これにより、金属カバー5がMIケーブル6に固着されている。
MIケーブル4の第1,第2芯線4a,4bは、ケーブル先端面4sよりも先端側に突出しており、突出した第1芯線4aは絶縁保持部材3の第1スリット3aに、また第2芯線4bは絶縁保持部材3の第2スリット3bにそれぞれ挿入された状態で保持されている。絶縁保持部材3の第1スリット3a内では、第1導電線2aの後端部2akとこれに重なって配置されている第1芯線4aの先端部4asとが、レーザ溶接により互いに接続されている。同様に、第2スリット3b内では、第2導電線2bの後端部2bkとこれに重なって配置されている第2芯線4bの先端部4bsとが、レーザ溶接により互いに接続されている。
上述したように、絶縁保持部材3の最大外径dは、金属カバー5のカバー先端部5sにおける内周面5siの内径Dよりも、若干小さくしただけである。このため、本実施例1の絶縁保持部材3は、この温度センサ10が振動させられても、その振幅が制限されている。但し、下記するように、セメント6を用いない場合には、外部からの振動により、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とが、一体ではなく、個々に振動することは避けられない。このため、個々の振動によって、第1,第2導電線2a,2bのうち、サーミスタ素子1の後端側面1kと絶縁保持部材3の先端側面3sとの間に位置する中間部2ab,2bbにおいて、破断する虞があった。
これに対し、本実施例1の温度センサでは、サーミスタ素子1の後端側面1kと絶縁保持部材3の先端側面3sとの間に、シリカにアルミナ骨材を含有した絶縁性のセメント6を充填してあり、これにより、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とが互いに固着されている。このため、本実施例1の温度センサ10では、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とは一体となり、個々に振動することはない。従って、第1,第2導電線2a,2b、特に、このうち中間部2ab,2bbに負荷が掛かることがなく、この部分で破断する不具合を防止できる。なお、このセメント6は、絶縁性であるので、第1,第2導電線2a,2bと接触しても、短絡等の不具合を生じることはない。
なお、金属カバー5のカバー先端部5sをカバー後端部5k及びMIケーブル4のケーブル先端部4sの外径dmよりも細径にしており、このカバー先端部5sの内部にサーミスタ素子1を内蔵しているので、サーミスタ素子1の付近における熱容量が小さく、また、金属カバー5からサーミスタ素子1までの距離が短いため、この温度センサ10は、外界の温度変化に対して高応答性である。
ついで、温度センサ10の中間部10mについて説明する。MIケーブル4は、この温度センサ10のうち中間部10mにおいて、保持金具11に挿通されている。この保持金具11は、筒状の軸部11jと、この軸部11jの先端側(図1中、右側)に位置し、この軸部11jよりも径方向外側(図中、上下方向)に突出している環状のフランジ部11fとからなる。フランジ部11fの外周には、先端側に向かって径小となるテーパ面をなすシール面11sが形成されている。また、MIケーブル4のケーブル中間部4mは、この保持金具11の挿通孔11p内に挿入された後、レーザ溶接により保持金具11に隙間なく気密に固定されている。
さらに、この保持金具11の軸部11jの外周を覆い、さらに後端側に延びるように、筒状の外筒12が配置されている。この保持金具11の軸部11jと外筒12の先端部12sとは、例えば全周に亘るレーザ溶接により、気密に接合されている。
また、この温度センサ10の中間部10mでは、保持部材11の軸部11及び外筒12の径方向外側(図1中、上下方向)に、締め付け金具13を備えている。この締め付け金具13は、レンチ等の工具を係合させるために六角形状の工具係合部13hと、この工具係合部13hよりも先端側に位置し、外周に雄ねじが形成された雄ねじ部13qを有する。
このように温度センサ10は、中間部10mに上述の保持部材11および締め付け金具13を有している。このため、保持部材11のシール面11sを、例えば排気管(図示しない)の取り付け部に形成したテーパ面に当接するようにした上で、排気管に形成した雌ねじに締め付け金具13の雄ねじ部を螺挿することにより、保持部材11のシール面11sを排気管のテーパ面に押しつけて、この温度センサ10を排気管に気密に取り付けることができる。
さらにこの温度センサ10の後端部10kでは、MIケーブル4の後端面4kから後端側に突出する第1芯線4aの後端部4akが、第1リード線14の芯線14aと、カシメ端子16によりカシメ接続され、さらに、第1芯線4a、芯線14a、及びカシメ端子16は、絶縁チューブ17により被覆されている。同様に、MIケーブル4から突出する第2芯線4bの後端部4bkは、第2リード線15の芯線15aと、カシメ端子16によりカシメ接続され、さらに、第2芯線4b、芯線15a、及びカシメ端子16は、絶縁チューブ17により被覆されている。
この温度センサ10では、前述したように、先端側に位置する測温部10sにおいて、金属カバー5に内蔵されているサーミスタ素子1と絶縁保持部材3とがセメント6で互いに固着されている。このため、この温度センサ10に振動が加わっても、第1,第2導電線2a,2b、特にこのうち、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3との間の隙間(セメント6を充填した部分)に位置する中間部2ab,2bbにおいて、これらが破断することが防止できる。特に本実施例1では、セメント6が、第1,第2導電線2a,2bの中間部2ab,2bbの周囲にも配置され、中間部2ab,2bbがセメント6で包囲されているため、この中間部2ab,2bbで屈曲が生じにくく、破断しにくくなっている。
なお、本実施例1では、金属カバー5を段付き形状とし、カバー先端部5sの内径Dをカバー後端部5k及びケーブル先端部4pの外径dmよりも細径としている。このため、サーミスタ素子1付近の熱容量が小さくなり、サーミスタ素子1の、従って、温度センサ素子10の温度変化に対しる応答性が高くされている。
本実施例1の温度センサ10は、以下のようにして製造することができる。即ち、後端側面1kから第1,第2導電線2a,2bが突出したサーミスタ素子1と、ケーブル先端部4pから第1,第2芯線4a,4bが突出したMIケーブル4と、図3に示す形態を有する絶縁保持部材3と、保持金具11とを用意する。まず、MIケーブル4を保持金具11に挿入し、両者を加締めさらにレーザ溶接する。その後、図4に示すように、絶縁保持部材3の第1スリット3a内に、第1導電線2a及び第1芯線4aを挿入し、同様に、第2スリット3b内に、第2導電線2b及び第2芯線4bを挿入する。さらに、第1スリット3a内で重なっている第1導電線2aの後端部2abと第1芯線4aの先端部4asとを、レーザ溶接により互いに接続する。同様に、第2スリット3b内で重なっている第2導電線2bの後端部2bbと第2芯線4bの先端部4bsとを、レーザ溶接により互いに接続する。
その後、図5に示すように、サーミスタ素子1の後端面1kと絶縁保持部材3の先端面3sとの隙間に、未硬化のセメント6を配置する。具体的には、図示しないディスペンサ等を用いて、後端面1kと先端面3sとの間の隙間に、未硬化のセメント6を注入充填する。これにより、第1,第2導電線2a,2bのうち、後端面1kと先端面3sとの隙間に位置する中間部2ab,2bbが、セメント6に包囲された状態となる。
ついで、セメント6を加熱して固化させる。具体的には、900℃で5時間加熱して固化させ、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とを互いに固着させる。なお、後端面1kあるいは先端面3sからはみ出したセメント6は、硬化前あるいは硬化後に除去しておくと良い。次述する金属カバー5への挿入に際して、はみ出したセメントが障害となることを防止するためである。
ついで、図6に示すように、サーミスタ素子1、絶縁保持部材3、及びMIケーブル4のケーブル先端部4pを金属カバー5内に挿入する。その際、MIケーブル4のシース4cの先端外周縁4csを、金属カバ5のカバー後端部5kとカバー先端部5sとの間に位置する段部5dに当接させて位置決めを行うと良い。
なお、図6に示すように、絶縁保持部材3の外周面3gの最大外径dに対して、金属カバー5のカバー先端部5sにおける内径Dをやや大きくしてあるので、容易に挿入することができる。
その後、図2に示すように、金属カバー5のカバー後端部5kの一部を径方向内側にかしめて縮径させてカシメ部5hを形成し、MIケーブル4のケーブル先端部4pに仮固定する。さらに、カシメ部5hの一部とシース4cとを、レーザ溶接により、全周に亘って溶接する。かくして、MIケーブル4のケーブル先端部4pに、金属カバー5内に気密、液密に保持されたサーミスタ素子1を有する測温部10sが出来上がる。
このような測温部10sを有する温度センサ10の製造において、中間部10m及び後端部10k等、他の部分の製造手法は、公知の温度センサの場合と同様であるので説明を省略する。
ついで、本発明の第2の実施例について、図7を参照して説明する。前述の実施例1にかかる温度センサ10では、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とは、その間のセメント6で互いに固着されているのみであり、このセメント6は、金属カバー5等とは接触していなかった。これに対し、本実施例2に掛かる温度センサ210では、金属カバー5のカバー先端部5s内の先端部分に、セメント26が充填されている点で異なる。従って、実施例1の温度センサ10と異なる部分を中心に説明し、同様な部分は、説明を省略あるいは簡略化する。
本実施例2の温度センサ210のうち、測温部210sの構造を図7に示す。この図から容易に理解できるように、サーミスタ素子1、第1,第2導電線2a,2b、絶縁保持部材3、MIケーブル4、及び金属カバー5は、実施例1の温度センサ10と同様の形状であり、同様の配置がされている。
但し、本実施例2の温度センサ210では、セメント26が、金属カバー5のカバー先端部5s内のうち、先端側の空間内に充填されている。このため、セメント26が、サーミスタ素子1の後端面1kと絶縁保持部材3の先端面3sとの隙間のみならず、サーミスタ素子1の周囲、及び絶縁保持部材3の外周面3gのうち、先端側(図中、左側)の部分にまで達するように存在している。サーミスタ素子1は、セメント26に埋設され、金属カバー5に固着されている。
この温度センサ210では、セメント26をこのように配置しているので、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とは互いに固着されている。それのみならず、サーミスタ素子1及び絶縁保持部材3は、金属カバー5のカバー先端部5sに固着されている。このため、この温度センサ210に外部から振動が伝わっても、金属カバー5のカバー先端部5s内で、サーミスタ素子1及び絶縁保持部材3が個々に振動することが防止される。かくして、中間部2ab,2bbを含め、第1,第2導電線2a,2bが破断することが防止できる。
従って、本実施例2の温度センサ210は、前述した実施例1の温度センサ10に比しても、さらに振動に対する信頼性(耐振動性)が高くなっている。さらに、本実施例1の温度センサ210は、サーミスタ素子1と金属カバー5との間に、セメント26が介在しているので、金属カバー5からの熱がサーミスタ素子1に伝わりやすく、サーミスタ素子1の、従って温度センサ210の、温度変化に対する応答性が早くなる利点もある。
なお、本実施例2の温度センサ210(測温部210s)は、以下のようにして製造すると良い。まず、第1導電線2aと第1芯線4a、第2導電線2bと第2芯線4bを接続した状態としたサーミスタ素子1、絶縁保持部材3、及び保持金具11に固定したMIケーブル4を用意する。実施例1と同様、サーミスタ素子1の後端面1kと絶縁保持部材3の先端面3sとの隙間に、未硬化のセメント26を少量配置し、このセメント26を固化させる。その後を、予め金属カバー5のカバー先端部5s内に未硬化のセメント26を所要量だけ注入しておいた金属カバー5内に、少量のセメント26で互いに固着されたサーミスタ素子1及び絶縁保持部材3を挿入する。ついで、未固化のセメント26を固化させる。すると、サーミスタ素子1,絶縁保持部材3は、セメント26により、お互いのみならず金属カバー5にも固着される。その後、実施例1の温度センサ10と同様に、カバー後端部5kについて、カシメ及びレーザ溶接を行う。その他は、公知の温度センサの製造と同様である。
ついで、本発明の第3の実施例について、図8を参照して説明する。前述の実施例1にかかる温度センサ10では、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とは、その間のセメント6で互いに固着されているのみであり、絶縁保持部材3とMIケーブル4との間については、何も介在しておらず、第1,第2芯線4a,4bの中間部4am,4bmが露出した状態であった(図2参照)。実施例2の温度センサ210についても同様である(図7参照)。これに対し、本実施例2に掛かる温度センサ310では、絶縁保持部材3とMIケーブル4とがセメント36で固着してある点で異なる。従って、実施例1の温度センサ10と異なる部分を中心に説明し、同様な部分は、説明を省略あるいは簡略化する。
本実施例3の温度センサ310のうち、測温部310sの構造を図8に示す。この図から容易に理解できるように、サーミスタ素子1、第1,第2導電線2a,2b、絶縁保持部材3、MIケーブル4、及び金属カバー5は、実施例1の温度センサ10と同様の形状であり、同様の配置がされている。
但し、本実施例3の温度センサ310では、セメント6のほかに、絶縁保持部材3とMIケーブル4との間にセメント36が充填されている。このため、実施例1と同じく、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とがセメント6で互いに固着されているほか、絶縁保持部材3とMIケーブル4の先端部4sとがセメント36で互いに固着されている。
この温度センサ310では、セメント6,36をこのように配置しているので、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とが互いに固着されている。それのみならず、絶縁保持部材3とMIケーブル4とも互いに固着されている。このため、この温度センサ310に外部から振動が伝わっても、金属カバー5のカバー先端部5s内で、サーミスタ素子1及び絶縁保持部材3が個々に振動することが防止される。かくして、第1,第2導電線2a,2bが、中間部2ab,2bbで破断することが防止できる。さらに、絶縁保持部材3及びMIケーブル4の先端部4sが一体とされ、個々に振動することが防止される。このため、第1,第2芯線4a,4bが、絶縁保持部材3の後端面3kとMIケーブル4の先端面4sとの間に位置する中間部4am,4bmで破断することも防止できる。
従って、本実施例3の温度センサ210は、前述した実施例1の温度センサ10に比しても、さらに振動に対する信頼性が高くなっている。特に本実施例3では、セメント36が、第1,第2芯線4a,4bの中間部4am,4bmの周囲にも配置され、中間部4am,4bmがセメント36で包囲されているため、この中間部4am,4bmで屈曲が生じにくく、破断しにくくなっている。
なお、本実施例3の温度センサ310(測温部310s)は、実施例1の温度センサ10の製造において、サーミスタ素子1の後端面1kと絶縁保持部材3の先端面3sとの隙間に、未硬化のセメント6を注入、配置するのと前後して、絶縁保持部材3の後端面3kとMIケーブル4の先端面4sとの隙間にセメント36を注入、配置する。その後、セメント6とセメント36とを加熱等により固化させる。その後は、実施例1の温度センサ10と同様に、金属カバー5内に挿入し、カバー後端部5kについて、カシメ及びレーザ溶接を行えばよい。その他は、公知の温度センサの製造と同様である。
(変形例1,2,3)
上記実施例1〜3においては、図3に示す形態の絶縁保持部材3を用いたが、例えば、図9に示す他の形態の絶縁保持部材を用いることもできる。即ち、変形例1(図9(a)参照)にかかる絶縁保持部材43は、第1,第2スリット43a,43bが、同方向(図中上方)に開口している、断面E字型の絶縁保持部材である。
また、変形例2(図9(b)参照)にかかる絶縁保持部材53は、第1,第2スリット53a,53bが、背中合わせ状に互いに逆方向(図中上方)に開口している、断面H字型の絶縁保持部材である。
また、変形例3(図9(c)参照)にかかる絶縁保持部材63は、2つの部材、第1,第2絶縁保持部材63M,63Nからなり、これらを合わせると、2つの孔の空いた円柱状の絶縁保持部材63となる。第1,第2絶縁保持部材63M,63Nには、それぞれ第1,第2スリット63Ma,63Mb,63Na,63Nbが凹設されている。このうち、2つの第1スリット63Ma,63Naにより、第1導電線2a及び第1芯線4aを保持する孔が構成される。また、2つの第2スリット63Mb,63Nbにより、第2導電線2b及び第2芯線4bを保持する孔が構成される。
以上において、本発明を実施例1〜3等に即して説明したが、本発明は上記実施例等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例3においては、実施例1と同じく、サーミスタ素子1と絶縁保持部材3との間に少量のセメント6を配置したほか、絶縁保持部材3とMIケーブル4との間にセメント36を配置した例を示した(図8参照)。しかし、実施例2の温度センサ210のように(図7参照)、比較的多量のセメント26を用いて、サーミスタ素子1をカバー先端部5s内に埋設するものにおいて、予め絶縁保持部材3とMIケーブル4との間にセメント36を配置し固化したものを挿入するようにしても良い。
また、実施例2では、サーミスタ素子1をセメント26で埋設するように、サーミスタ素子1の周囲をセメント26で取り囲んだ例を示した。しかし、耐振動性の点からは、サーミスト素子1と絶縁保持部材3との間にセメントが介在して、両者を互いに固着していれば良く、サーミスタ素子1の全周をセメントで取り囲む必要はない。但し、金属カバー5からサーミスタ素子1への熱の伝わりやすさを考慮すると、サーミスタ素子1と金属カバー5との間をセメントで埋める形態の方が、熱がより早く伝わるため、高応答となし得る利点がある。
一方、実施例2においては、絶縁保持部材3の外周のうち、軸線AX方向先端側から絶縁保持部材3の軸線方向寸法の約1/3程度まで、セメント26で埋めた形態を例示した。この実施例2よりもセメント26をより多くして、絶縁保持部材3と金属カバー5との間隙をさらに埋めるようにすることもできる。このようにすると、より確実に絶縁保持部材3が固着されるので、耐振動性が良好にできる。但し、金属カバー5から、サーミスタ素子1を経由せずに、絶縁保持部材3やその後端側のMIケーブル4に熱が流出するために、温度センサの応答性が低下する虞がある。サーミスタ素子1と絶縁保持部材3とを互いに固着できるだけの量の、あるいは、絶縁保持部材3を金属カバー5に固着するのに足りるだけの量のセメント26を用いるのが、応答性を高くする上で好ましい。
実施例1にかかる温度センサの構造を示す縦断面図である。 実施例1にかかる温度センサのうち、先端部分の構造を示す説明図である。 実施例1,2,3において使用した絶縁保持部材の形状を示す斜視図である。 実施例1にかかる温度センサの製造工程のうち、サーミスタ素子の第1,第2導電線と、MIケーブルの第1,第2芯線とをそれぞれ接続し、絶縁保持部材内に保持した状態を示す説明図である。 実施例1にかかる温度センサの製造工程のうち、サーミスタ素子と絶縁保持部材内とをセメントを用いて互いに固着した状態を示す説明図である。 実施例1にかかる温度センサの製造工程のうち、互いに固着されたサーミスタ素子及び絶縁保持部材を、金属カバー内に挿入した状態を示す説明図である。 実施例2にかかる温度センサの先端部分の構造を示す説明図である。 実施例3にかかる温度センサの先端部分の構造を示す説明図である。 絶縁保持部材の他の形状を示し、(a)は断面E字型(山字型)のもの、(b)断面H字型のもの、(c)はスリ割型のものの斜視図である。
符号の説明
10,210,310 温度センサ
AX 軸線
10s,210s,310s (温度センサの)測温部
1 サーミスタ素子(温度センサ素子)
1k (サーミスタ素子の)後端側面
2a 第1導電線
2ab (第1導電線の)中間部
2b 第2導電線
2bb (第2導電線の)中間部
3,43,53,63 絶縁保持部材
3s (絶縁保持部材の)先端側面
3k (絶縁保持部材の)後端側面
4 MIケーブル
4p (MIケーブルの)ケーブル先端部
dm (MIケーブルのケーブル先端部の)外径
4c シース
4cs (シースの)先端外周縁
4a 第1芯線
4b 第2芯線
4i 無機絶縁粉末
4s ケーブル先端面
5 金属カバー
5s カバー先端部
5si (カバー先端部の)内周面
5d 段部
5k カバー後端部
6,26,36 セメント(固着材,第2固着材)
11 保持金具
12 外筒
13 締め付け金具
14 第1リード線
15 第2リード線
16 接続金具
17 絶縁チューブ
18 グロメット

Claims (6)

  1. 先端が閉じられた有底筒状の金属カバーと、
    上記金属カバーのうち先端に位置するカバー先端部内に収容された温度センサ素子と、
    上記温度センサ素子から後端側に向けて延び、上記温度センサ素子からの信号を伝送する一又は複数の導電線と、
    上記温度センサ素子の後端側に位置し、上記導電線と同数以上の芯線を内部に含み、ケーブル先端部を上記金属カバー内に挿入してなるMIケーブルと、
    上記金属カバー内のうち、上記温度センサ素子よりも後端側で、上記MIケーブルよりも先端側に位置する絶縁保持部材であって、
    絶縁性を有し、
    上記導電線、及び、
    上記MIケーブルから先端側に延びる上記芯線を保持する
    絶縁保持部材と、を備え、
    上記導電線とこれに対応する上記芯線とが、上記絶縁保持部材内で互いに接続され、
    上記金属カバーの上記カバー先端部の内径が、上記MIケーブルのケーブル先端部における外径よりも小さくされてなり、
    上記温度センサ素子と上記絶縁保持部材とは、少なくとも両者の間に介在する固着材により、互いに固着されてなる
    温度センサ。
  2. 請求項1に記載の温度センサであって、
    前記固着材は絶縁性を有し、
    前記導電線は、少なくとも前記温度センサ素子と前記絶縁保持部材との間に位置する部分が、上記固着材にそれぞれ包囲されてなる
    温度センサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の温度センサであって、
    前記絶縁保持部材と前記MIケーブルとは、少なくとも両者の間に介在する第2固着材により、互いに固着されてなる
    温度センサ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の温度センサであって、
    前記金属カバー、前記温度センサ素子、及び絶縁保持部材の間に介在する前記固着材により、上記温度センサ素子及び絶縁保持部材は、上記金属カバーに固定されてなる
    温度センサ。
  5. 請求項4に記載の温度センサであって、
    前記温度センサ素子は、前記固着材に埋設されて、前記金属カバーに固定されてなる
    温度センサ。
  6. 先端が閉じられた有底筒状の金属カバーと、
    上記金属カバーのうち先端に位置するカバー先端部内に収容された温度センサ素子と、
    上記温度センサ素子から後端側に向けて延び、上記温度センサ素子からの信号を伝送する一又は複数の導電線と、
    上記金属カバー内のうち上記温度センサ素子よりも後端側において、導電線を保持する絶縁性の絶縁保持部材と、を備える
    温度センサの製造方法であって、
    上記導電線を上記絶縁保持部材にセットした状態で、少なくとも上記温度センサ素子と上記絶縁保持部材との間に、未固化の固着材を配置する固着材配置工程と、
    上記固着材を固化させて、上記温度センサ素子と上記絶縁保持部材とを互いに固着させる固着工程と、
    互いに固着した上記温度センサ素子及び上記絶縁保持部材を上記金属カバー内に挿入する挿入工程と、を含む
    温度センサの製造方法。
JP2004210500A 2004-07-16 2004-07-16 温度センサ、温度センサの製造方法 Expired - Fee Related JP4620400B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004210500A JP4620400B2 (ja) 2004-07-16 2004-07-16 温度センサ、温度センサの製造方法
US11/178,378 US7553078B2 (en) 2004-07-16 2005-07-12 Temperature sensor and method for producing the same
DE102005033284A DE102005033284B4 (de) 2004-07-16 2005-07-15 Temperatursensor und Verfahren zur Herstellung desselben
CNA200510084883XA CN1721830A (zh) 2004-07-16 2005-07-18 温度传感器和制造该传感器的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004210500A JP4620400B2 (ja) 2004-07-16 2004-07-16 温度センサ、温度センサの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006030025A true JP2006030025A (ja) 2006-02-02
JP2006030025A5 JP2006030025A5 (ja) 2006-12-21
JP4620400B2 JP4620400B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=35599364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004210500A Expired - Fee Related JP4620400B2 (ja) 2004-07-16 2004-07-16 温度センサ、温度センサの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7553078B2 (ja)
JP (1) JP4620400B2 (ja)
CN (1) CN1721830A (ja)
DE (1) DE102005033284B4 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286786A (ja) * 2007-04-18 2008-11-27 Denso Corp 温度センサおよびその製造方法
JP2009115789A (ja) * 2007-10-15 2009-05-28 Denso Corp 温度センサ及びその製造方法
JP2009259911A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Toyota Central R&D Labs Inc 水素雰囲気用サーミスタ材料
WO2010128573A1 (ja) * 2009-05-08 2010-11-11 株式会社芝浦電子 温度センサ及び温度センサシステム
JP2012042356A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Ngk Spark Plug Co Ltd 温度センサ
CN103033281A (zh) * 2012-12-24 2013-04-10 重庆材料研究院 一种高强度、快响应铂电阻温度传感器
JP2013102032A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Honda Motor Co Ltd ガラス封止型サーミスタとその製造方法
CN105436642A (zh) * 2014-08-21 2016-03-30 刘浩荫 一种温度感应器的制造方法及其温度感应器
KR101766285B1 (ko) 2016-03-28 2017-08-08 주식회사 동양센서 온도센서 및 그 제조방법
JP2017183369A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 三菱マテリアル株式会社 リード線封止電子部品及びその製造方法
KR20170137153A (ko) * 2015-08-24 2017-12-12 쿄세라 코포레이션 전자 부품 탑재용 패키지 및 그것을 사용한 전자 장치
CN108020340A (zh) * 2017-12-08 2018-05-11 佛山市川东磁电股份有限公司 一种微型热敏传感器

Families Citing this family (77)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1714122B1 (de) * 2004-02-09 2013-11-13 Temperaturmesstechnik Geraberg GmbH Hochtemperatursensor
JP4214124B2 (ja) * 2005-03-14 2009-01-28 株式会社バイオエコーネット 耳式体温計
KR100648416B1 (ko) * 2005-09-02 2006-11-24 고려전자주식회사 자동차용 온도센서
FR2894024B1 (fr) * 2005-11-30 2008-01-18 Cogema Canne de mesure de temperature
US7360947B2 (en) * 2006-02-22 2008-04-22 Honeywell International Inc. Temperature sensor apparatus
US7458718B2 (en) 2006-02-22 2008-12-02 Honeywell International Inc. Temperature sensor that achieves a fast response in an exhaust gas environment
JP4569638B2 (ja) * 2007-01-31 2010-10-27 株式会社デンソー 温度センサ
US7748898B2 (en) * 2007-02-27 2010-07-06 Denso Corporation Temperature sensor and method of producing the temperature sensor
JP2008256471A (ja) 2007-04-03 2008-10-23 Denso Corp 温度センサの製造方法
GB0717994D0 (en) * 2007-09-14 2007-10-24 Epiq Nv Temperature sensor
DE102008042836B4 (de) * 2007-10-15 2013-02-21 Denso Corporation Temperatursensor und Verfahren zu dessen Herstellung
US8059947B2 (en) * 2007-10-29 2011-11-15 Smiths Medical Asd, Inc. Environmentally protected thermistor for respiratory system
US8303173B2 (en) * 2007-10-29 2012-11-06 Smiths Medical Asd, Inc. Dual potting temperature probe
EP2093548B1 (de) 2008-02-20 2017-03-22 UST Umweltsensortechnik GmbH Hochtemperatursensor und Verfahren zu dessen Herstellung
JP5155246B2 (ja) * 2008-05-09 2013-03-06 日本特殊陶業株式会社 温度センサ
JP5198934B2 (ja) * 2008-05-09 2013-05-15 日本特殊陶業株式会社 温度センサ
US7982580B2 (en) * 2008-05-30 2011-07-19 Rosemount Inc. High vibration thin film RTD sensor
JP4541436B2 (ja) * 2008-11-27 2010-09-08 日本特殊陶業株式会社 温度センサ
IT1399019B1 (it) * 2009-05-14 2013-04-05 G S G Srl Vasca cilindrica perfezionata per il trattamento termico di una miscela alimentare in genere e macchina per la produzione di miscele alimentari provvista di questa vasca cilindrica
US7901247B2 (en) * 2009-06-10 2011-03-08 Kemlon Products & Development Co., Ltd. Electrical connectors and sensors for use in high temperature, high pressure oil and gas wells
JP5433378B2 (ja) * 2009-10-29 2014-03-05 株式会社日立製作所 電池電源装置
DE102010050952A1 (de) * 2010-03-25 2011-09-29 Tesona Gmbh & Co. Kg Gekapselter elektrischer Anschluss für insbesondere thermisch und/oder druckseitig beanspruchte Sensoren
FR2958036B1 (fr) * 2010-03-26 2013-05-10 Sc2N Sa Capteur de temperature
FR2958037A1 (fr) * 2010-03-26 2011-09-30 Sc2N Sa Capteur de temperature
DE102010031127A1 (de) * 2010-07-08 2012-01-12 Endress + Hauser Flowtec Ag Messaufnehmer eines thermischen Durchflussmessgeräts zur Ermittlung des Durchflusses eines Mediums durch ein Messrohr und Verfahren zu dessen Herstellung
JP5523982B2 (ja) * 2010-08-16 2014-06-18 株式会社芝浦電子 温度センサ
JP5141791B2 (ja) * 2010-08-30 2013-02-13 株式会社デンソー 温度センサ
DE102010050660B4 (de) * 2010-11-09 2015-01-29 Alexander Rombach Temperatursensorvorrichtung, Verfahren zum Herstellen einer Temperatursensorvorrichtung und Verwendung einer Temperatursensorvorrichtung
DE102011083437B4 (de) * 2011-01-10 2013-07-18 Klaus Irrgang Universelles Hochtemperaturelement
DE102011008176B4 (de) * 2011-01-10 2013-02-07 Klaus Irrgang Thermoelektrischer Temperaturfühler
JP5813599B2 (ja) * 2011-09-07 2015-11-17 日本特殊陶業株式会社 センサ及びその製造方法
US8840302B2 (en) * 2012-02-09 2014-09-23 Hyundai Motor Company Composite material for a temperature sensor, and a method of manufacturing a temperature sensor using the same
DE102013206797B4 (de) * 2012-04-17 2022-09-15 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Temperatursensor
DE102012012740A1 (de) * 2012-06-26 2014-01-02 Linde Ag Temperaturmesseinrichtung mit Temperaturmesshülse zur Messung der Temperatur eines fließenden Mediums
EP2895831A2 (de) * 2012-09-17 2015-07-22 Tesona GmbH & Co. KG Thermische entkopplung der befestigung eines hochtemperatursensors in einer aufnahme
US9249987B2 (en) * 2013-01-30 2016-02-02 Honeywell International Inc. Mounting bracket for use with a water heater
US20150177072A1 (en) * 2013-12-20 2015-06-25 Aktiebolaget Skf Infrared temperature magnet with rfid antenna
JP6335325B2 (ja) * 2014-03-31 2018-05-30 ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. 一体型クランプを備えるエッジ保護ブッシング
EP3129773B1 (en) * 2014-04-10 2023-05-17 Sentek Pty Ltd. Flexible sensor circuit arrangement
JP6301753B2 (ja) 2014-06-25 2018-03-28 日本特殊陶業株式会社 温度センサ
JP6421690B2 (ja) * 2014-07-17 2018-11-14 株式会社デンソー 温度センサ
WO2016017050A1 (ja) * 2014-07-28 2016-02-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 温度センサ
JP6804439B2 (ja) * 2014-10-24 2020-12-23 ワットロー・エレクトリック・マニュファクチャリング・カンパニー 迅速応答センサ筐体
US11293736B2 (en) 2015-03-18 2022-04-05 DynaEnergetics Europe GmbH Electrical connector
US9784549B2 (en) * 2015-03-18 2017-10-10 Dynaenergetics Gmbh & Co. Kg Bulkhead assembly having a pivotable electric contact component and integrated ground apparatus
CN108351259B (zh) * 2015-11-12 2021-06-01 阿尔卑斯阿尔派株式会社 温度传感器以及位置检测装置
JP6276477B2 (ja) * 2015-12-18 2018-02-07 Semitec株式会社 サーミスタ及びサーミスタを用いた装置
ITUB20160129A1 (it) * 2016-01-21 2017-07-21 Skf Ab Procedimento e dispositivo di montaggio di un sensore di temperatura.
CN105716742A (zh) * 2016-04-12 2016-06-29 瑞安市益华汽车配件有限公司 一种用于检测汽车废气的温度传感器
US20170343423A1 (en) * 2016-05-26 2017-11-30 Vertiv Energy Systems, Inc. Temperature sensor assemblies and methods for coupling a thermistor to a cable
EP3264059B1 (en) * 2016-06-27 2019-01-30 MEAS France Temperature sensor with heat transfer element and fabrication method
CN105994124B (zh) * 2016-06-28 2017-06-16 中国矿业大学 一种内藏式离水断电恒温器、控温方法及离水断电传感器
CN106225946A (zh) * 2016-07-27 2016-12-14 广东爱晟电子科技有限公司 一种开放式温度传感器及其制备方法
CN106441617A (zh) * 2016-08-31 2017-02-22 宁波奥崎仪表成套设备有限公司 抗震温度测量装置
DE102017118198A1 (de) 2016-11-03 2018-05-03 Danfoss A/S Rohrförmige Leitungsabschirmung für eine Abgastemperatursensoranordnung, Abgastemperatursensoranordnung und Verfahren zum Zusammenbauen einer Abgastemperatursensoranordnung
FR3058516A1 (fr) * 2016-11-10 2018-05-11 Sc2N Capteur hautes temperatures avec maintien de l'element sensible a la temperature
DE102017102912B4 (de) * 2017-02-14 2018-12-13 Türk & Hillinger GmbH Verfahren zum Verbinden einer elektrischen Vorrichtung mit einem Anschlusskabel und elektrische Vorrichtung mit einem Anschlusskabel
DE202017100816U1 (de) * 2017-02-15 2017-03-02 Türk & Hillinger GmbH Heizpatrone mit Temperatursensor
DE102017203536B4 (de) 2017-03-03 2021-04-01 Ust Umweltsensortechnik Gmbh Sensorelement mit Drahtführung
CN108007598B (zh) * 2017-12-08 2020-04-28 佛山市川东磁电股份有限公司 一种感温传感头绝缘封装支撑结构
CN108281934A (zh) * 2017-12-29 2018-07-13 国网上海市电力公司 一种高温报警导线耐张线夹
CN208765857U (zh) * 2018-04-18 2019-04-19 惠斌 一种传感器
US10458213B1 (en) 2018-07-17 2019-10-29 Dynaenergetics Gmbh & Co. Kg Positioning device for shaped charges in a perforating gun module
US10386168B1 (en) 2018-06-11 2019-08-20 Dynaenergetics Gmbh & Co. Kg Conductive detonating cord for perforating gun
US11143559B2 (en) * 2018-07-05 2021-10-12 Johnson Controls Technology Company Sensor well for HVAC unit
US11624662B2 (en) 2018-08-06 2023-04-11 Unison Industries, Llc Exhaust gas temperature sensor
JP7151369B2 (ja) * 2018-10-22 2022-10-12 株式会社デンソー 温度センサ
USD1019709S1 (en) 2019-02-11 2024-03-26 DynaEnergetics Europe GmbH Charge holder
USD1010758S1 (en) 2019-02-11 2024-01-09 DynaEnergetics Europe GmbH Gun body
CN110165468B (zh) * 2019-06-21 2023-12-01 江苏方天电力技术有限公司 一种磁吸式振动传感器接头
US11092079B2 (en) * 2019-07-18 2021-08-17 Kidde Technologies, Inc. Support arrangements, fire and overheat detection systems, and methods of making support arrangements for fire and overheat detection systems
CN110514310A (zh) * 2019-09-25 2019-11-29 温州伟力汽车部件有限公司 尾气温度传感器
WO2021070898A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 株式会社芝浦電子 温度センサおよび電動機
CN111141401B (zh) * 2019-12-12 2020-10-27 西安交通大学 一种探针式薄膜热电偶及其制备方法
WO2021122797A1 (en) 2019-12-17 2021-06-24 DynaEnergetics Europe GmbH Modular perforating gun system
US12000267B2 (en) 2021-09-24 2024-06-04 DynaEnergetics Europe GmbH Communication and location system for an autonomous frack system
CN116659694B (zh) * 2023-08-01 2023-10-10 沈阳晟俪科技有限责任公司 一种ntc温度传感器及其制作方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05340822A (ja) * 1992-06-11 1993-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度センサ
JPH11218449A (ja) * 1997-11-21 1999-08-10 Denso Corp 温度センサ及びその製造方法
JP2002267547A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Denso Corp 温度センサ
JP2002350241A (ja) * 2001-03-23 2002-12-04 Denso Corp 温度センサ

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4442420A (en) * 1982-09-30 1984-04-10 Ford Motor Company Partial pressure of oxygen sensor-II
NZ206715A (en) * 1983-12-22 1988-10-28 Fisher & Paykel Forming a thermistor temperature probe
JP2789986B2 (ja) * 1993-02-02 1998-08-27 株式会社デンソー サーミスタ温度センサ
JPH09250952A (ja) * 1996-01-08 1997-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度検出装置とそれを用いた自動車
JP3666289B2 (ja) * 1998-05-20 2005-06-29 株式会社デンソー サーミスタ式温度センサ
JP3555492B2 (ja) * 1998-09-22 2004-08-18 株式会社デンソー 温度センサ
US6305841B1 (en) * 1998-09-29 2001-10-23 Denso Corporation Temperature sensor with thermistor housed in blocked space having ventilation
CN2394205Y (zh) 1999-08-25 2000-08-30 程云山 水温水位显示器传感探头
JP4016627B2 (ja) * 2000-11-22 2007-12-05 株式会社デンソー 温度センサ
EP1213572B1 (en) * 2000-12-05 2003-03-19 Italcoppie S.r.l. Method for manufacturing a sealed temperature probe and probe thus manufactured
US20020135454A1 (en) * 2001-03-22 2002-09-26 Shunji Ichida Temperature sensor
DE10254637B4 (de) * 2002-11-22 2004-12-09 NGK Spark Plug Co., Ltd., Nagoya Temperatursensor
US6918696B2 (en) * 2003-01-15 2005-07-19 Denso Corporation Temperature sensor and method for manufacturing the same
JP4061204B2 (ja) 2003-01-31 2008-03-12 日本特殊陶業株式会社 温度センサの製造方法
JP2004317499A (ja) * 2003-03-28 2004-11-11 Ngk Spark Plug Co Ltd 温度センサ
US7121722B2 (en) * 2003-05-02 2006-10-17 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Temperature sensor
EP1714122B1 (de) * 2004-02-09 2013-11-13 Temperaturmesstechnik Geraberg GmbH Hochtemperatursensor
US6962438B2 (en) * 2004-02-10 2005-11-08 Kuan-Yu Chu Temperature sensor temperature sensing tube
JP4765871B2 (ja) * 2005-11-09 2011-09-07 株式会社デンソー 温度センサ
US7458718B2 (en) * 2006-02-22 2008-12-02 Honeywell International Inc. Temperature sensor that achieves a fast response in an exhaust gas environment
DE102006034248B3 (de) * 2006-07-21 2007-10-18 Beru Ag Temperaturfühler für ein Widerstandsthermometer, insbesondere zur Verwendung im Abgasstrang von Verbrennungsmotoren
US7748898B2 (en) * 2007-02-27 2010-07-06 Denso Corporation Temperature sensor and method of producing the temperature sensor

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05340822A (ja) * 1992-06-11 1993-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度センサ
JPH11218449A (ja) * 1997-11-21 1999-08-10 Denso Corp 温度センサ及びその製造方法
JP2002267547A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Denso Corp 温度センサ
JP2002350241A (ja) * 2001-03-23 2002-12-04 Denso Corp 温度センサ

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286786A (ja) * 2007-04-18 2008-11-27 Denso Corp 温度センサおよびその製造方法
JP2009115789A (ja) * 2007-10-15 2009-05-28 Denso Corp 温度センサ及びその製造方法
JP2009259911A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Toyota Central R&D Labs Inc 水素雰囲気用サーミスタ材料
US8419275B2 (en) 2009-05-08 2013-04-16 Shibaura Electronics Co., Ltd. Temperature sensor and temperature sensor system
JP2010261860A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Shibaura Electronics Co Ltd 温度センサ及び温度センサシステム
US20120063488A1 (en) * 2009-05-08 2012-03-15 Shibaura Electronics Co., Ltd. Temperature sensor and temperature sensor system
WO2010128573A1 (ja) * 2009-05-08 2010-11-11 株式会社芝浦電子 温度センサ及び温度センサシステム
JP2012042356A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Ngk Spark Plug Co Ltd 温度センサ
JP2013102032A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Honda Motor Co Ltd ガラス封止型サーミスタとその製造方法
CN103033281A (zh) * 2012-12-24 2013-04-10 重庆材料研究院 一种高强度、快响应铂电阻温度传感器
CN105436642A (zh) * 2014-08-21 2016-03-30 刘浩荫 一种温度感应器的制造方法及其温度感应器
KR20170137153A (ko) * 2015-08-24 2017-12-12 쿄세라 코포레이션 전자 부품 탑재용 패키지 및 그것을 사용한 전자 장치
KR102046347B1 (ko) * 2015-08-24 2019-11-19 쿄세라 코포레이션 전자 부품 탑재용 패키지 및 그것을 사용한 전자 장치
KR101766285B1 (ko) 2016-03-28 2017-08-08 주식회사 동양센서 온도센서 및 그 제조방법
JP2017183369A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 三菱マテリアル株式会社 リード線封止電子部品及びその製造方法
CN108020340A (zh) * 2017-12-08 2018-05-11 佛山市川东磁电股份有限公司 一种微型热敏传感器

Also Published As

Publication number Publication date
DE102005033284B4 (de) 2010-04-15
JP4620400B2 (ja) 2011-01-26
DE102005033284A1 (de) 2006-03-16
US20060013282A1 (en) 2006-01-19
US7553078B2 (en) 2009-06-30
CN1721830A (zh) 2006-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4620400B2 (ja) 温度センサ、温度センサの製造方法
US6501366B2 (en) Thermistor-type temperature sensor
US6698922B2 (en) Temperature sensor
EP2068137B1 (en) Temperature sensor
US6264363B1 (en) Temperature sensor and method of manufacturing thereof
EP1610109B1 (en) Temperature sensor
JP6608088B1 (ja) 温度センサ
JP5198934B2 (ja) 温度センサ
JP5155246B2 (ja) 温度センサ
KR20080008995A (ko) 내연기관의 배기가스 시스템에 사용되는 저항 온도계용온도 센서
JP2002267547A (ja) 温度センサ
US8177427B2 (en) Temperature sensor and method of producing the same
JP5813599B2 (ja) センサ及びその製造方法
JP2008286790A (ja) 温度センサ
EP2075557B1 (en) Temperature sensor and method of producing the same
EP3339825B1 (en) High-temperature exhaust sensor
KR101597302B1 (ko) 온도센서 및 그 제조방법
JP2006250763A (ja) 温度センサ
US20140355653A1 (en) Exhaust gas temperature sensor
JP2000171308A (ja) 温度センサおよびその製造方法
JP5498438B2 (ja) 温度センサ及びその製造方法
JP5192460B2 (ja) 温度センサ
JP2017015504A (ja) 温度センサ
JP5123344B2 (ja) 温度センサ
JP4143449B2 (ja) 温度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061108

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100623

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101028

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4620400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees