JP2006029682A - 段ボールダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てが簡単で、気密性に優れ、比較的高強度であって、建造物に対して容易に吊り下げ支持することができる段ボールダクトを提供する。
【解決手段】段ボールダクト10は、平板状の段ボール材10aを四角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部10b,10cにそれぞれ連なる平面部10bp,10cp同士を重ね合わせ、外側に位置する辺縁部10cが四角筒体外周面の角縁部に位置するように平面部10bp,10cp同士を固定して形成され、平面部10bp,10cp同士が全面的に重なり合った領域にダクト支持手段である複数の吊り下げ部材12を固定している。吊り下げ部材12は、その基板部12aを平面部10bp,10cpの間に挟持され、起立部12bがスリット11を貫通する状態で固定され、起立部12bには係止孔12cが開設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空調設備機器の配管部分に使用される段ボールダクトに関する。
空調設備機器の配管部分に使用されるダクトに関しては、低コスト、短工期、省力化を図ることのできるダクト素材および工法の研究、開発が行われ、従来、グラスウールダクトなどが採用されてきたが、これらのダクトよりも低コスト、短工期を実現できるものとして段ボールダクトが開発されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
一方、ダクトを建造物に支持するために使用されるダクト支持用型材として、板材をL字状の横断面形状に形成したものがある(例えば、特許文献4参照。)。このダクト支持用型材は、L字状を形成する一辺側をダクト側面に固定し、他辺側を、建造物から垂下された固定部材に取り付けることによってダクトを支持するものである。
実公昭48−9694号公報 特開2002−267245号公報 特開昭48−93145号公報 実開平7−32443号公報
特許文献1に記載された空調用段ボールダクトにおいては、そのダクト内部に補強体が配置されているため、ダクト内を流通する空気流に対して抵抗となり、空調効率を悪化させる要因となる。また、特許文献1にはダクト支持手段が示されていないので、実際に施工する場合、建造物に支持することが困難である。
特許文献2に記載されたダクトは多層段ボール材で形成されているため、強度は優れているが、組み立てが面倒であり、重量も大である。また、建造物に吊り下げる場合、受板とロッドとからなる吊り金具を使用しなければならないので、施工に手間がかかる。
特許文献3に記載されたダンボール積層板製ダクトの場合、角部の接続構造が複雑であるため段ボール素材の加工に手間がかかり、組み立ても面倒である。また、接続具の山形刃を角部の段ボール材に突き刺す構造であるため、施工の際には若干の熟練と押圧力とを必要とし、押圧力によってダクトが変形したり、損傷したりすることがある。
特許文献4に記載されたダクト支持用型材は、リベットやネジなどを用いてダクト側面に取り付けるものであるため、金属製ダクトには好適である。しかしながら、段ボール材に対してリベットを打設したり、ネジを螺着したりするのは困難であるため、このダクト支持用型材は段ボールダクトには不向きである。
本発明が解決しようとする課題は、組み立てが簡単で、気密性に優れ、比較的高強度であって、建造物に対して容易に吊り下げ支持することができる段ボールダクトを提供することにある。
本発明の段ボールダクトは、平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部にそれぞれ連なる平面部同士を互いに全面的に重ね合わせて固定し、前記段ボール材に少なくとも一部が固定されたダクト支持手段を設けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げ、対向する平面部同士を重ね合わせて固定するだけで、段ボールダクトを形成することができるため、組み立てが簡単である。また、当該ダクトを構成する段ボール材に予め固定されたダクト支持手段を有しているため、建造物に対して容易に吊り下げ支持することができる。さらに、平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げて形成され、継ぎ目となる部分は段ボール材同士が重なり合った構造となっているため、気密性に優れ、高強度を発揮する。
ここで、前記ダクト支持手段の少なくとも一部が前記平面部同士が重なり合った領域に固定されたものとすることが望ましい。このような構成とすれば、ダクト支持手段は、平面部同士が重なり合った、他の部分より高強度の領域に固定されるため、支持状態で段ボールダクトに加わる力で、段ボールダクトが変形することのない強度を備えている。
この場合、前記ダクト支持手段の少なくとも一部を前記平面部同士の間に挟持した構造とすることができる。このような構成とすれば、平面部同士の固定とともにダクト支持手段を固定することが可能となるため、構造の簡素化を図ることができ、組み立て工程を効率化することができる。
また、前記ダクト支持手段として、前記平面部同士の間に挟持された固定部と、前記固定部に連設され、外側に位置する前記平面部より突出した係止部とを有するダクト支持具を設けることができる。このようなダクト支持具を設ければ、施工現場における吊り下げ作業を大幅に簡易化することができるので、施工性の向上、工期の短縮化を図ることができる。
一方、前記ダクト支持手段として、前記段ボール材に差し込まれた状態で保持された固定部と、前記固定部に連設された係止部とを有するダクト支持具を設けることもできる。このようなダクト支持具を設ければ、施工現場において、段ボール材の任意の位置にダクト支持具を取り付けることも可能となるため、施工現場に対応した施工を行うことができ、汎用性が向上する。
本発明により、以下の効果を奏する。
(1)平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部にそれぞれ連なる平面部同士を互いに全面的に重ね合わせて固定し、前記段ボール材に少なくとも一部が固定されたダクト支持手段を設けたことにより、組み立ては簡単で、気密性に優れ、比較的高強度であって、建造物に対する吊り下げ支持も容易となる。
(2)前記平面部同士が重なり合った領域に少なくとも一部が固定されたダクト支持手段を設けることにより、建造物に支持したときに加わる力で変形することのない強度を発揮する。
(3)前記ダクト支持手段の少なくとも一部を前記平面部同士の間に挟持した構造とすれば、構造の簡素化を図ることができ、組み立て工程を効率化することができる。
(4)前記ダクト支持手段として、前記平面部同士の間に挟持された固定部と、前記固定部に連設され、外側に位置する前記平面部より突出した係止部とを有するダクト支持具を設けることにより、施工現場における吊り下げ作業が大幅に簡易化されるため、施工性の向上、工期の短縮化を図ることができる。
(5)前記ダクト支持手段として、前記段ボール材に差し込まれた状態で保持された固定部と、前記固定部に連設された係止部とを有するダクト支持具を設ければ、施工現場において、段ボール材の任意の位置にダクト支持具を取り付けることも可能となるため、施工現場に対応した施工を行うことができ、汎用性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態である段ボールダクトの組み立て状態を示す斜視図、図2は図1に示す段ボールダクトの組み立て状態を示す斜視図、図3は図1に示す段ボールダクトの組み立て工程を示す断面図である。
図1,図2に示すように、本実施形態の段ボールダクト10は、平板状の段ボール材10aを四角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部10b,10cにそれぞれ連なる平面部10bp,10cp同士を重ね合わせ、外側に位置する辺縁部10cが四角筒体外周面の角縁部10vに位置するように平面部10bp,10cp同士を固定し、平面部10bp,10cp同士が重なり合った領域にダクト支持手段である複数の吊り下げ部材12を固定している。
この場合、段ボールダクト10を構成する辺縁部10cに連なる平面部10cpを構成する段ボール材10aに複数のスリット11を設け、これらのスリット11に倒立T字形状をした吊り下げ部材12を取り付けている。吊り下げ部材12は、その基板部12aを平面部10bp,10cpの間に挟持し、起立部12bがスリット11を貫通する状態で固定され、起立部12bには係止孔12cが開設されている。
ここで、段ボールダクト10の組み立て手順について説明する。図1,図2および図3(a)に示すように、平板状の段ボール材10aを四角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部10b,10cにそれぞれ連なる平面部10bp,10cp同士を重ね合わせ、外側に位置する辺縁部10cが四角筒体外周面の4つの角縁部10v,10w,10x,10yのうちの最も近くにある角縁部10vに位置させ、平面部10bp,10cp同士を固定することによって段ボールダクト10を形成している。そして、段ボールダクト10の外周の複数箇所に粘着テープ4を巻き付けている。
一方、図3(b)に示すように、角縁部10yの内側と辺縁部10bとが向かい合う部分にはパッキン5を挟持し、平面部10bp,10cp同士が重なり合う部分には両面粘着テープ20を挟持することによって平面部10bp,10cp同士を固定している。従って、吊り下げ部材12が配置されている領域には、全面的に段ボール材10aの2層構造が形成されているため、剛性が高く、優れた強度を発揮する。なお、平面部10bp,10cp同士の固定手段としては、接着剤やステープラを用いることもできる。
さらに、平面部10bp,10cpの間に両面粘着テープ20を挟持することによって両者は全面的に隙間なく密着するため、気密性が高く、平面部10bp,10cpの隙間から空気の漏洩が発生せず、優れた気密性を発揮する。また、平板状の段ボール材10aを四角筒体形状に折り曲げて形成され、継ぎ目となる部分は段ボール材10a同士が全面的に重なり合った構造となっているため、このことによっても優れた気密性および高強度が得られる。
このように、平板状の段ボール材10aを四角筒体形状に折り曲げ、対向する平面部10bp,10cp同士を重ね合わせて固定するだけで、段ボールダクト10を形成することができるため、組み立ては極めて簡単である。また、平面部10bp,10cp同士が重なり合った領域に吊り下げ部材12を設けているため、後述するように、建造物に対する吊り下げも容易である。
前述したように、外側に位置する平面部10cpが、内側に位置する平面部10bpに全面的に重なり合った構造となっているため、特に、吊り下げ部材12がある領域の強度に優れており、施工後の経時変化によって、変形したり、損傷したりすることがない。
段ボールダクト10においては、ダクト支持手段として、外側に位置する平面部10cpと下側に位置する平面部10bpとの間に挟持された基板部12a(固定部)と、上側に位置する平面部10cpより外側に突出した起立部12b(係止部)とを有する吊り下げ部材12を配置している。
したがって、図4,図5に示すように、段ボールダクト10の上面から突出する吊り下げ部材12の起立部12bの係止孔12cに、建造物(図示せず)から垂下されたワイヤ14などの吊り下げ材を係止することによって段ボールダクト10を建造物(図示せず)に安定的に吊り下げ保持することができる。このような吊り下げ部材12を設けることにより、施工現場での吊り下げ作業を大幅に簡易化することができるので、施工性の向上、工期の短縮化を図ることができる。
図4,図5で示したように段ボールダクト10を吊り下げ保持した場合、その上面部分にはダクト軸心方向の圧縮力が作用し、下面部分にはダクト軸心方向引張力が作用するが、段ボールダクト10の上面部分は、2つの平面部10bp,10cpが重なり合って段ボール材10aの2層構造となっているため、他の部分よりも剛性が高く、前記圧縮力によって座屈することがない。一方、下面部分は1枚の段ボール材10aのみの単層構造であるが、前記引張力に対しては充分な強度を発揮する。このため、施工後、吊り下げ支持状態で加わる力によって段ボールダクト10が変形したり、損傷したりすることがなく、耐久性も良好である。
次に、図6,図7を参照して、本発明の第2実施形態である段ボールダクト30について説明する。図6,図7は段ボールダクト30を示す一部切欠斜視図である。
図6に示すように、段ボールダクト30は、平板状の段ボール材30aを四角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部30b,30cにそれぞれ連なる平面部30bp,30cp同士を重ね合わせ、外側に位置する辺縁部30cが四角筒体外周面の角縁部30vに位置するように平面部30bp,30cp同士を固定し、平面部30bp,30cp同士が全面的に重なり合った領域に、ダクト支持手段である複数の吊り下げ部材32を固定している。本実施形態では、平面部30bp,30cp同士の固定および吊り下げ部材32の固定には両面粘着テープを使用しているが、接着剤などを使用することもできる。
この場合、吊り下げ部材32は段ボールダクト10を横断する方向に配置され、その両端部32a,32bを除く部分が、2つの平面部30bp,30cp同士の間に挟持された状態で固定されている。吊り下げ部材32一方の端部32aは辺縁部30cと角縁部30vとの間から外側へ突出し、他方の端部32bは、辺縁部10bに対向する段ボール材10aに開設されたスリット31から外側へ突出している。それぞれの端部32a,32bには、係止孔32cが開設されている。
段ボールダクト30を建造物(図示せず)に吊り下げ保持する場合、建造物から垂下されたワイヤ14などを、段ボールダクト30の両側面から突出した複数の吊り下げ部材32の端部32a,32bの係止孔32cに係止することによって、段ボールダクト10を安定的に吊り下げ保持することができる。また、図6に示すような状態に吊り下げ保持した場合、段ボールダクト10の上面は二重構造であるため圧縮力による変形が生じることがなく、吊り下げ部材32が補強機能も発揮する。さらに、吊り下げ部材12を使用する場合よりも段ボール材30aに加わる面圧が小さくなるので、段ボール材30aの負担が軽減され、耐久性が向上する。
一方、図7に示すように、段ボールダクト30は、図6に示した姿勢と天地を逆にして、即ち、2つの平面部30bp,30cp同士が重なり合った領域を下にした姿勢で建造物に吊り下げ保持することもできる。図7に示すような状態に吊り下げ保持した場合、段ボールダクト30の上面に圧縮力が加わらないので変形が発生せず、吊り下げ部材32が補強機能も発揮する。また、図6に示す場合よりも低い位置で吊り下げ作業ができるため、作業性も良好である。
なお、図6,図7に示す段ボールダクト30はそれぞれ構造が同じで、互いに天地を逆にして吊り下げているだけなので、作り分けをする必要がなく、施工条件に適した吊り下げ状態に設定することができる。
次に、図8〜図12を参照して、本発明の第3〜7実施形態である段ボールダクト40,50,60,70,80について説明する。図8〜図11はそれぞれ段ボールダクト40,50,60,70を示す断面図であり、図12は段ボールダクト80を示す一部切欠斜視図である。なお、図8〜図12において、図1〜図5に記載した符号と同じ符号を付している部分は、第1実施形態の段ボールダクト10の構成部分と同じ機能、効果を発揮する部分であるため、説明を省略する。
図8に示す段ボールダクト40においては、ダクト支持手段として、薄板材を階段状に折曲した形状のダクト支持具42が、段ボールダクト40の側面に位置する段ボール材10aに固定されている。ダクト支持具42は、三角形状に尖った挿入部42aと、挿入部42aに連設され、段ボール材10aに差し込まれた状態で保持される固定部42bと、固定部42bから直角方向に連設され、段ボールダクト40の側面に密着する当接部42cと、当接部42cから直角方向に連設され、係止孔42dを有する係止部42eとで形成されている。
ダクト支持具42は、その挿入部42aを、段ボールダクト40の側面に位置する段ボール材10aに差し込み、当接部42cを段ボールダクト40の側面に密着させた状態にして粘着テープあるいは接着剤で固定することによって取り付けることができる。
次に、図9に示す段ボールダクト50においては、ダクト支持手段として、薄板材をL字状に折曲し、その先端に鋸刃状の挿入部52aを設けた形状のダクト支持具52が、段ボールダクト50の側面に位置する段ボール材10aに固定されている。ダクト支持具52は、鋸刃状に尖った挿入部52aと、挿入部52aに連設され、段ボールダクト50の側面に位置する段ボール材10aに密着する当接部52bと、当接部52bから直角方向に連設され、係止孔52cを有する係止部52dとで形成されている。
ダクト支持具52は、その挿入部52aを、段ボールダクト50の側面に位置する段ボール材10aに差し込み、当接部52bを段ボールダクト50の側面に密着させた状態にして粘着テープあるいは接着剤で固定することによって取り付けることができる。ダクト支持具52の挿入部52aは段ボール材10aを貫通していないので、段ボールダクト50の気密性が阻害されることがない。
次に、図10に示す段ボールダクト60においては、ダクト支持手段として、薄板材をクランク状に折曲し、その先端に鋸刃状の挿入部62aを設けた形状のダクト支持具62が、段ボールダクト60の底面から側面にかかる角縁部10w(10x)に位置する段ボール材10aに固定されている。ダクト支持具52は、鋸刃状に尖った挿入部62aと、挿入部62aに連設され、段ボールダクト60の角縁部10w(10x)を覆うように配置された当接部62bおよび起立部62cと、係止孔62dを有する係止部62eとで形成されている。
ダクト支持具62は、その挿入部62aを、段ボールダクト60の底面の角縁部10w(10x)付近に位置する段ボール材10aに差し込み、当接部62bおよび起立部62cを角縁部10w(10x)付近の段ボール材10の外面に密着させた状態にして粘着テープあるいは接着剤で固定することによって取り付けることができる。ダクト支持具62の挿入部62aは段ボール材10aを貫通していないので、段ボールダクト60の気密性が阻害されることがない。
また、ダクト支持具62は、段ボールダクト60の角縁部10w(10x)付近を下側から支持しているため、安定した保持状態を得ることができる。また、段ボール材10aに対する負荷が少ないので、耐久性も良好である。
次に、図11に示す段ボールダクト70においては、平面部10bp,10cp同士が重なり合った部分がダクト底面をなすように配置され、ダクト支持手段として、前述したダクト支持具62を用いるとともに、ダクト支持具62の一部である挿入部62aを平面部10bp,10cp同士が重なり合った領域に差し込んで固定している。これにより、ダクト支持具62は、平面部10bp,10cp同士が重なり合った、他の部分より高強度の領域に固定されるため、支持状態で段ボールダクト70に加わる力で、段ボールダクト70が変形することがない。
また、ダクト支持具62の挿入部62aは平面部10bp,10cp同士が重なり合った二重構造の領域に差し込まれているため、挿入部62aの先端がダクト内部まで貫通する可能性が低く、ダクト支持具62の取り付け部分からの空気の漏洩が発生しない。また、ダクト支持具62の取り付け部分における段ボール材10aの強度低下を回避することができる。
また、ダクト支持具62は、段ボールダクト70の底面に位置する平面部10bp,10cp同士が重なり合った剛性の高い二重構造の領域を下側から支持しているため、安定した保持状態を得ることができる。また、段ボール材10aに対する負荷が少ないので、耐久性も良好である。
前述したダクト支持具42,52,62はいずれも、施工現場において、ダクトを形成する段ボール材10aの所定の位置に取り付け可能であり、取り付け位置も変更可能であるため、施工現場に対応した施工を行うことができ、汎用性に優れている。
次に、図12に示す段ボールダクト80は、平板状の段ボール材80aを三角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部80b,80cにそれぞれ連なる平面部80bp,80cp同士を重ね合わせ、外側に位置する辺縁部80cが四角筒体外周面の角縁部80vに位置するように平面部80bp,80cp同士を固定している。そして、平面部80bp,80cp同士が全面的に重なり合った領域に、ダクト支持手段である複数の吊り下げ部材32を固定している。本実施形態では、平面部80bp,80cp同士の固定および吊り下げ部材32の固定には両面粘着テープを使用しているが、接着剤などを使用することもできる。
この場合、吊り下げ部材32は段ボールダクト80を横断する方向に配置され、その両端部32a,32bを除く部分が、2つの平面部80bp,80cp同士の間に挟持された状態で固定されている。また、吊り下げ部材32一方の端部32aは辺縁部80cと角縁部80vとの間から外側へ突出し、他方の端部32bは、辺縁部80bに対向する段ボール材10aに開設されたスリット31から外側へ突出している。したがって、それぞれの端部32a,32bに開設された係止孔32cにワイヤ14などを係止することによって吊り下げ保持することができる。
本実施形態の段ボールダクト80は三角筒体形状であるため、外力を受けたときに変形しにくく、高強度である。また、図12に示すように、ダクト設置場所付近に障害物82があってもそれを避けて設置することができるため、施工性に優れている。その他の機能、効果については、図6に示す段ボールダクト30と同様である。
以上の実施形態においては、四角筒体形状および三角筒体形状の段ボールダクトについて説明しているが、本発明の段ボールダクトはこれらに限定するものではないので、六角筒体形状あるいは八角筒体形状など、その他の多角筒体形状の段ボールダクトとすることができる。
例えば、同じ面積の平板状の段ボール材を用いて段ボールダクトを形成した場合、三角筒体形状や四角筒体形状の段ボールダクトに比べ、六角筒体形状あるいは八角筒体形状の段ボールダクトの方がダクト断面積を広くすることができる。このため、同じダクト断面積を確保しようとすれば、三角筒体形状や四角筒体形状より、六角筒体形状あるいは八角筒体形状の段ボールダクトの方が使用する段ボール材の量を削減することができる。
本発明に係る段ボールは、空調設備機器の配管部分に使用されるダクトとして広く使用することができる。
本発明の第1実施形態である段ボールダクトの組み立て状態を示す斜視図である。 図1に示す段ボールダクトの組み立て状態を示す斜視図である。 図1に示す段ボールダクトの組み立て工程を示す断面図である。 図1に示す段ボールダクトの吊り下げ状態を示す断面図である 図1に示す段ボールダクトの吊り下げ状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態である段ボールダクトを示す一部切欠斜視図である。 本発明の第2実施形態である段ボールダクトを示す一部切欠斜視図である。 本発明の第3実施形態である段ボールダクトを示す断面図である。 本発明の第4実施形態である段ボールダクトを示す断面図である。 本発明の第5実施形態である段ボールダクトを示す断面図である。 本発明の第6実施形態である段ボールダクトを示す断面図である。 本発明の第7実施形態である段ボールダクトを示す一部切欠斜視図である。
符号の説明
4 粘着テープ
5 パッキン
10,30,40,50,60,70,80 段ボールダクト
10a,30a,80a 段ボール材
10b,10c,30b,30c,80c,80b 辺縁部
10v,10w,10x,10y,30v,80v 角縁部
10bp,10cp,30bp,30cp,80bp,80cp 平面部
11,31 スリット
12,32 吊り下げ部材
12a 基板部
12b,62c 起立部
12c,32c,42d,52c,62d 係止孔
14 ワイヤ
20 両面粘着テープ
32a,32b 端部
42,52,62 ダクト支持具
42a,52a,62a 挿入部
42b 固定部
42c,52b,62b 当接部
42e,52d,62e 係止部
82 障害物

Claims (5)

  1. 平板状の段ボール材を多角筒体形状に折り曲げ、対向する辺縁部にそれぞれ連なる平面部同士を互いに全面的に重ね合わせて固定し、前記段ボール材に少なくとも一部が固定されたダクト支持手段を設けたことを特徴とする段ボールダクト。
  2. 前記ダクト支持手段の少なくとも一部が前記平面部同士が重なり合った領域に固定された請求項1記載の段ボールダクト。
  3. 前記ダクト支持手段の少なくとも一部を前記平面部同士の間に挟持した請求項2記載の段ボールダクト。
  4. 前記ダクト支持手段として、前記平面部同士の間に挟持された固定部と、前記固定部に連設され、外側に位置する前記平面部より突出した係止部とを有するダクト支持具を設けた請求項3記載の段ボールダクト。
  5. 前記ダクト支持手段として、前記段ボール材に差し込まれた状態で保持された固定部と、前記固定部に連設された係止部とを有するダクト支持具を設けた請求項1または2記載の段ボールダクト。
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