JP5505929B2 - ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント - Google Patents
ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント Download PDFInfo
- Publication number
- JP5505929B2 JP5505929B2 JP2010029013A JP2010029013A JP5505929B2 JP 5505929 B2 JP5505929 B2 JP 5505929B2 JP 2010029013 A JP2010029013 A JP 2010029013A JP 2010029013 A JP2010029013 A JP 2010029013A JP 5505929 B2 JP5505929 B2 JP 5505929B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canvas
- joint
- set screw
- hole
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
さらに、たわみ継手の多くは、剛体ダクトの施工業者が剛体ダクトの構造や設置条件に合わせていわゆる現場合わせで製作するが、剛体ダクトの組み立てがスパナやドライバといった汎用工具で済むのに対し、たわみ継手のキャンバス端部の結着には、ステップラやかしめ具といった専用工具を用意しなければならないといった煩わしさがある。
このため、たわみ継手を建築物に設置して内部の風圧を受けると、キャンバスと補強線材の端部とが擦れ合い、またこの擦れ合いによってエンドキャップが外れ、補強線材の端部でキャンバスを傷めることがあった。
前記ジョイントは、キャンバスの両端部内外に重ね合わせされる内側プレート及び外側プレートと、これら双方のプレートを前記外側プレートの外方よりねじ込んで前記重合したキャンバスの両端部とともに連結する止めネジとの組合せでなり、
前記内側プレートと前記外側プレートのそれぞれに前記止めネジ用の孔を一対ずつ穿設するとともに、前記内側プレートと前記外側プレートのキャンバス側面の孔間に、前記キャンバスに設けられた補強線材の一端部と他端部を収容するための線材収容孔を設けたことを特徴としている。
また、外側プレートに穿設される止めネジ用の孔を、止めネジよりも大径なネジ挿通孔とし、内側プレートに穿設される止めネジ用の孔を、止めネジのねじ込みによってメネジが刻設されるタップ孔または止めネジよりも大径なネジ挿通孔とすることができる。
これにより、たわみ継手を建築物内部の剛体ダクト間に設置してたわみ継手が内部の風圧を受けても、キャンバスと補強線材の端部とが擦れ合うことがない。
なお、本発明のジョイントを補強線材のないキャンバスに使用することも妨げるものではない。
また、内側プレートの止めネジ用の孔をタップ孔とすることにより、このタップ孔にねじ込まれるタッピングネジがメネジを刻むので、止めネジを緩み防止する効果があり、しかもナットを省略できるので部品点数の削減が図れる。
図1〜図4の第1形態例に示すダクト用たわみ継手1は、継手本体となるキャンバス2を1組のキャンバス用ジョイント3を用いて円筒状に結着し、該キャンバス2の両側縁に金属製の接続フランジ4,4をリング状に周設して構成されており、図3に示すように、このたわみ継手1をビル等の建築物に配設される剛性のダクト5の適宜箇所に介装することにより、ダクト5が地震等で建築物とともに揺れた場合に、伸縮性並びに屈曲性を持つキャンバス2によってこれを吸収することにより、ダクト5への損傷を極力防止するようにしている。
キャンバス2は、長さ方向中央部分が左右をミシン線6,6で縫合された幅狭な袋状部分7となっていて、この袋状部分7に補強線材8が内挿されており、たわみ継手1を剛性のダクト5,5の間に設置して内部の風圧を受けた場合に、キャンバス2が大きく変形することのないようにしている。
袋状部分7内の補強線材8は、ロール状に巻かれたキャンバス2を切断する際に一体に切断され、その一端部8aと他端部8bは、キャンバス2をたわみ継手1の本体部と同径の筒状にした際に内外に重ね合わせされる。
内側プレート10のキャンバス側面には、タップ孔13a,13aの間に補強線材2本分よりも幅広な線材収容孔15が内側プレート10の幅方向全長に亘って凹設されており、また外側プレート11のキャンバス側面には、ネジ挿通孔14a,14aの間に、内側プレート10の線材収容孔15と同幅の線材収容孔16が凹設されている。
これにより、たわみ継手1を剛体のダクト5,5間に設置してたわみ継手1が内部の風圧を受けても、キャンバス2と補強線材8の両端部8a,8bとが擦れ合うことがなく、たわみ継手1としての性能を長期間よく維持することができる。
さらに本形態例は、内外両プレート10,11のキャンバス側面中央に凹設される線材収容孔15,16を補強線材2本分よりも幅広にしたことにより、両プレート10,11を内外に重ね合わせした際に、補強線材8の両端部8a,8bを線材収容孔15,16に収容しやすいというメリットがある。
図5に示す第2形態例のキャンバス用ジョイント20は、本発明の止めネジとして、両プレート10,11とキャンバス2の両端部2a,2bの厚みよりも長い通しネジ21,21を採用し、内側プレート10に穿設される止めネジ用の孔を通しネジ21の軸径よりも大径なネジ挿通孔22となし、該ネジ挿通孔22からキャンバス2の内側へ突出する通しネジ21の先端にナット23を螺着するとともに、両プレート10,11のキャンバス側面でネジ挿通孔14a,14aの間やネジ挿通孔22,22の間に凹設される線材収容孔24,25を、それぞれ補強線材8の一端部8a用と他端部8bとの2つに分割した点で、上述の第1形態例と異なっている。
2,30…キャンバス
2a,30a…キャンバス2,30の一端部
2b,30b…キャンバス2,30の他端部
3,20…キャンバス用ジョイント
5…剛性のダクト
6…ミシン線
7…袋状部分
8…補強線材
8a…補強線材8の一端部
8b…補強線材8の他端部
10…内側プレート
11…外側プレート
12…タッピングネジ
13a…タップ孔
14a,22…ネジ挿通孔
15,16…線材収容孔
21…通しネジ
23…ナット
24,25…線材収容孔
Claims (3)
- 帯状のキャンバスを筒状に懸回してその一端部と他端部とを内外に重合し、
前記重合したキャンバスの一端部と他端部とをジョイントにて結着し、筒状に結着したキャンバスの両側縁に接続フランジを固着して構成されるダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイントであって、
前記キャンバスには、帯状の状態において、キャンバス幅方向の中間位置で、かつ長手方向に変形防止用として補強線材が設けられており、
前記筒状に結着したキャンバスの両側縁の接続フランジの中間で、かつ前記キャンバスの補強線材が配置される部分に対応する位置において、
前記ジョイントは、キャンバスの両端部内外に重ね合わせされる内側プレート及び外側プレートと、これら双方のプレートを前記外側プレートの外方よりねじ込んで前記重合したキャンバスの両端部とともに連結する止めネジとの組合せでなり、
前記内側プレートと前記外側プレートのそれぞれに前記止めネジ用の孔を一対ずつ穿設するとともに、前記内側プレートと前記外側プレートのキャンバス側面の孔間に、前記キャンバスに設けられた補強線材の一端部と他端部を収容するための線材収容孔を設けたことを特徴とするダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント。 - 前記内側プレートと外側プレートの線材収容孔は、それぞれ前記補強線材の一端部用と他端部用とに分割されている
ことを特徴とする請求項1に記載のダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント。 - 前記外側プレートに穿設される止めネジ用の孔が、前記止めネジよりも大径なネジ挿通孔であり、前記内側プレートに穿設される止めネジ用の孔が、前記止めネジのねじ込みによってメネジが刻設されるタップ孔または前記止めネジよりも大径なネジ挿通孔である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010029013A JP5505929B2 (ja) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010029013A JP5505929B2 (ja) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011163707A JP2011163707A (ja) | 2011-08-25 |
JP5505929B2 true JP5505929B2 (ja) | 2014-05-28 |
Family
ID=44594605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010029013A Expired - Fee Related JP5505929B2 (ja) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5505929B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6004527B2 (ja) * | 2012-08-15 | 2016-10-12 | 株式会社あさひ産業 | ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2597169B1 (fr) * | 1986-04-10 | 1989-06-02 | Awab Sa | Collier de serrage |
JPH0518482A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-26 | Taikisha Ltd | ダクトの継手 |
JP2566697Y2 (ja) * | 1992-01-25 | 1998-03-30 | 日本無機株式会社 | ダクト用たわみ継手 |
JP2554709Y2 (ja) * | 1992-05-18 | 1997-11-17 | 株式会社共栄機材 | 通風ダクト用継手部材 |
-
2010
- 2010-02-12 JP JP2010029013A patent/JP5505929B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011163707A (ja) | 2011-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4941081B2 (ja) | 管状の物体又はホース形状の物体を固定するクランプ | |
TWI237082B (en) | A beam coupling device | |
JP2015173550A (ja) | グロメットおよびワイヤハーネス | |
JP4588516B2 (ja) | ハーネス用コルゲートチューブとそれを用いたワイヤハーネス | |
JP5505929B2 (ja) | ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント | |
JP6897781B2 (ja) | Frp材の締結部構造、金属カラー及びその装着方法 | |
JP6004527B2 (ja) | ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント | |
JP6313737B2 (ja) | ブレース連結金具 | |
JP2007211441A (ja) | 防水シート屋根構造および屋根パネル | |
JP2017193902A (ja) | Tバー用ハンガー | |
SG178426A1 (en) | Profiled element and method for producing a profiled element | |
JP5975564B2 (ja) | 吊り金具用補強金具 | |
JP4656883B2 (ja) | 段ボールダクト | |
JP6000868B2 (ja) | 長尺ボルト交差連結金具 | |
JP5693939B2 (ja) | 機器取付具 | |
JP2009079620A (ja) | ジョイント | |
JP2010133205A (ja) | 繊維シートを用いたコンクリート構造物の補強構造 | |
JP2017189055A (ja) | 分線金物留め具 | |
JP3101873U (ja) | 配線配管用クリップ | |
KR102532942B1 (ko) | 건축물의 천장용 마감재 | |
JP6787579B2 (ja) | 天井吊設物の振れ止め構造及びその施行方法 | |
JP2019002457A (ja) | 締結具 | |
JP5637627B2 (ja) | 膜状スピーカ、およびその組立方法 | |
CN205742759U (zh) | 弹性连接机构及屋面连接系统 | |
JP2013072492A (ja) | ダクト接続装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131009 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140312 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140312 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5505929 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |