JP2006015993A - レールに沿って動く車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レールに沿って動くように作られている車両は、車体3と浮揚システムモジュール5、6を備えており、前記車体3は、作動時には、車体3と浮揚システムモジュール5、6の間で第1荷重支承方向Pに相対運動ができるようにするため、車体3と浮揚システムの間に配置されている懸架手段12を介して、浮揚システムの上に載っている。懸架手段12は、浮揚システムモジュール5、6に接続されている第1コネクタ34と、車体3に留められている第2コネクタ33と、第1コネクタと第2コネクタ33、34の間に圧縮可能な流体を受け入れる密閉された空洞Cを画定する変形可能なダイヤフラム35と、を含んでいる空圧ダイヤフラム式懸架装置12を備えている。磁気浮揚レール車両に適用される。
【選択図】図6
Description
車体と、
浮揚システムであって、前記車体が、作動時に前記浮揚システム上に、第1荷重支承方向に載っている、浮揚システムと、
前記車体と前記浮揚システムの間で第1荷重支承方向に相対運動ができるようにするため、前記車体と前記浮揚システムの間に配置されている懸架手段と、を備えている車両に関する。
このため、本発明は、作に特定した型式の磁気浮揚車両において、
懸架手段が、空圧ダイヤフラム式懸架装置を固定するための第1コネクタ及び第2コネクタと、第1コネクタと第2コネクタの間に圧縮可能な流体を受け入れる密閉された空洞を画定する変形可能なダイヤフラムと、を含んでいる空圧ダイヤフラム式懸架装置を備えており、
前記第1コネクタは、前記浮揚システムに接続されており、
前記第2コネクタは、車体に留められており、前記空圧ダイヤフラム式懸架装置は、前記第2コネクタが、前記第1コネクタに対して、荷重支承方向に対し横方向に運動するのを許容するように作られている、ことを特徴とする磁気浮揚車両を提案している。
浮揚システムは、互いに対して可動な少なくとも2つのモジュールを備えており、第1コネクタは2つのモジュールに接続されており、
第1コネクタは、作動時に2つのモジュールに荷重支承方向に載っているプレートに取り付けられており、
プレートは、軸が荷重支承方向に平行なピボット接続によって一方のモジュールに接続され、他方のモジュールとはプレーンベアリング係合しており、
プレートは、荷重支承方向の制限された動きを許容する弾性スラストベアリングを介してモジュールに載っており、
第2コネクタは、長手方向リンクによってモジュールに長手方向に接続されており、
空圧ダイヤフラム式懸架装置は、横方向の動きが大きい型式の懸架装置であり、第1コネクタと第2コネクタの間で許容される横方向の動きの、荷重支承方向に許容される動きに対する比は、5から15の範囲内にあり、
空圧ダイヤフラム式懸架装置で許容される横方向の動きは、80ミリメートル(mm)から200mmの範囲にある、という諸特徴である。
以下の説明を通して、向きに言及する場合、レール車両の通常の向きである。従って、「前」「後」「右」「左」「横」「長手」「上」及び「下」という用語は、一点鎖線Dで示す車両の長手方向軸と、図1の矢印Sで示す車両の運動方向に関するものと理解頂きたい。
車両1が直線区画のレール2上にあるとき(図1)は、モジュール5、6、7、8、9は、レールの軸と同じ長手方向軸Dに沿って整列している。
図5で分かるように、レール2は、横方向に間隔を空けて配置され、長手方向、即ち、図5の面に垂直に伸張する左右の横方向フランジ19を備えている。各フランジ19は、側方ガイド面21を有している。両フランジ19は、図示していない中間部分によって接続されている。
各フレーム22は、基部25を有するC字断面の長手方向の核を備えており、前記基部からは、下側分岐26と上側分岐27が、他方のフレーム22に向かって横方向に伸張している。
各フレーム22の基部25は、対応する部分19の側面21とベアリング係合するガイドローラー28を備えた横方向ガイド手段を有している。ローラー28は、ここではローラーを支える可動支持体に作用するばね29形態を取っているばね部材で、この側面21に押し付けられている。
上側コネクタ33は、中心部に懸架装置12の外側に向かって突き出ている心出し固定スタッド36を備えた円板の形態を取っている。上側コネクタ33は、荷重支承面に平行に伸張している。車体3は、上側コネクタ33上に、スタッド36を車体3の相補的ハウジング内に入れて、載っている。スタッド36は、上側コネクタ33と車体3を、荷重支承面内で一体に動くように拘束している。
図7に示すように、各ヨークは、上側コネクタ33の縁部から半径方向に外向きに突き出ている伸張部37で形成されている。各ヨークは、2つの伸張部37を有しており、両伸張部の自由端の間には、接続リンク14の端部14aが、例えば両伸張部37の間を横断して伸張するシャフト14bによって固定されている。従って、リンクの端部14aは、上側コネクタ33に、そして結果的に車体3に、長手方向に留められている。
下側コネクタ34は、上側コネクタ33から反対方向に伸張し拡大する円錐台形の部分39によって、円錐台状の外形を有しており、半径方向部38がその最大直径領域内に拡がっている。円錐台形の部分39は、その外側表面に、半径方向部分38と円錐台形の部分39の自由端の間の実質的に中間に位置する環状リブ40を有している。
ダイヤフラム35は、大きい直径の厚い上縁部を有しており、上縁部は、ダイヤフラム35の上縁部を把持するリング41によって、上側コネクタ33の下面に対して固定され、シールされている。ダイヤフラム35は、小さい直径の下側リムを有しており、リム42は、下側コネクタ34の円錐台表面のリブ40上にシールされた状態で載っている。
弾性スラストベアリング43、44は、剛体金属部材と可撓性弾性部材を交互に積み重ねた形態を取っている。もっと正確に言えば、各弾性スラストベアリング43、44は、下から上向きに、厚い剛体脚部45、第1弾性層46、薄い剛体中間層47、第2弾性層48、及び厚い剛体ヘッド49をこの順に備えている。これを対応するモジュール5、6に固定するために、脚部45にはほぞ50が設けられ、このほぞが、モジュール5、6の相補形のハウジング内に入っている。
下側コネクタ34は、支持体70の一方の端部の上に載っており、反対側の端部を、プレート16が支えている。
更に具体的に言うと、第2及び第3モジュール6、7の間の中間の懸架装置12は、接続リンク14でモジュール6、7に接続されてはいない。第3及び第4モジュール7、8の間の中間の懸架装置12は、接続リンク14で、第3モジュール7だけに接続されている。第4及び第5モジュール8、9の間の中間の懸架装置12は、接続リンク14によって、モジュール8、9それぞれに接続されている。
図4に示す第1前部同期化システム58は、第1モジュール5と第2モジュール6の動きを同期化する。
第1ジャッキ59のロッド63が、矢印F1で示すように左に向かって動くと、第1ジャッキ59の左側のチャンバに入っていた流体は、第2ジャッキ60の左側のチャンバに向かって放出され、第2ジャッキ60の右側のチャンバから来た流体が、第1ジャッキ59の右側のチャンバに吸い込まれる。この結果、第2ジャッキ60aのロッド63は、矢印F2で示すように、右に向かって動く。同様に、第1ジャッキ59のロッド63が右に向かって動くと、第2ジャッキ60のロッド63が左に向かって動く。
第1ジャッキ59のロッド63の両端は、リンク67で、前方の懸架装置13のプレート16に接続されている。第2ジャッキ60のロッド63の両端は、リンク67で、車体3と第2モジュール6の後端との間の懸架装置12のプレート16に接続されている。先に述べたように、対象の中間の懸架装置12のプレート16は、第2モジュール6の後端のベアリング面内で一体に動くように拘束されている。前方の懸架装置13のプレート16は、モジュール5の前端のベアリング面内で一体に留められている。
車両1がレール2の直線区画に沿って動いているときは、第1モジュール5と第2モジュール6は、車体3と整列している。車両1がレール2の曲線区画に入ると、第1モジュール5の前端は、レール2に案内され、レール2の曲線を追従する。この端部は、車体3に対して横方向に一方の向きに動く。この動きは、第1ジャッキ59のロッド63の動きに繋がり、結果的に第2ジャッキ60のロッド63の反対方向の動きに繋がる。すると、第2ジャッキ60のロッド63は、第2モジュール6の後端を、第1モジュール5の前端と反対方向に、横方向に駆動する。第1モジュール5と第2モジュール6は、図2に示す形を呈する。
2 レール
3 車体
4 浮揚システム
5、6 モジュール
12、13 懸架手段
14 長手方向リンク
23 磁気手段
33 第1コネクタ
34 第2コネクタ
35 ダイヤフラム
43、44 弾性スラストベアリング
A プレートの軸
C 密閉された空洞
P 荷重支承方向
Claims (8)
- レールに沿って動くように作られている磁気浮揚式の車両であって、
車体(3)と、
浮揚システムであって、磁気手段(23)を備えており、前記磁気手段(23)は、前記レール上の相補的な磁気手段と協働して、前記車両を浮揚させるようになっており、前記車体(3)は、作動時には前記浮揚システム上に第1荷重支承方向に載っている、浮揚システムと、
前記車体(3)と前記浮揚システムの間で前記第1荷重支承方向に相対運動ができるようにするため、前記車体(3)と前記浮揚システム(4)の間に配置されている懸架手段(12、13)と、を備えている車両において、
前記懸架手段は、空圧ダイヤフラム式懸架装置を固定するための第1コネクタ(33)及び第2コネクタ(34)と、前記第1コネクタと前記第2コネクタ(33、34)の間に圧縮可能な流体を受け入れる密閉された空洞(C)を画定する変形可能なダイヤフラム(35)と、を含んでいる空圧ダイヤフラム式懸架装置(12、13)を備えており、
前記第1コネクタ(34)は、前記浮揚システム(4)に接続されており、
前記第2コネクタ(33)は、前記車体(3)に留められており、前記空圧ダイヤフラム式懸架装置は、前記第2コネクタ(33)が、前記第1コネクタ(34)に対して、前記荷重支承方向(P)に対し横方向に運動するのを許容するように作られていることを特徴とする車両。 - 前記浮揚システム(4)は、互いに対して可動な少なくとも2つのモジュール(5、6)を備えており、前記第1コネクタ(34)は前記2つのモジュール(5、6)に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両。
- 前記第1コネクタ(34)は、作動時に前記2つのモジュール(5、6)に荷重支承方向に載っているプレート(16)に取り付けられていることを特徴とする、請求項2に記載の車両。
- 前記プレート(16)は、軸(A)が前記荷重支承方向(P)に平行なピボット接続によって一方のモジュール(5)に接続されており、他方のモジュール(6)とはプレーンベアリング係合していることを特徴とする、請求項3に記載の車両。
- 前記プレート(16)は、前記荷重支承方向(P)の制限された動きを許容する弾性スラストベアリング(43、44)を介して前記モジュール(5、6)に載っていることを特徴とする、請求項3又は4に記載の車両。
- 前記第2コネクタ(33)は、長手方向リンク(14)によってモジュール(5、6)に長手方向に接続されていることを特徴とする、上記請求項の何れかに記載の車両。
- 前記空圧ダイヤフラム式懸架装置(12、13)は、横方向の動きが大きい型式の懸架装置であり、前記第1コネクタと前記第2コネクタの間で許容される横方向の動きの、前記荷重支承方向(P)に許容される動きに対する比は、5から15の範囲にあることを特徴とする、上記請求項の何れかに記載の車両。
- 前記空圧ダイヤフラム式懸架装置(12、13)で許容される横方向の動きは、80mmから200mmの範囲にあることを特徴とする、上記請求項の何れかに記載の車両。
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