JP2006012563A - 燃料電池システム - Google Patents

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和文 立石
Shinsuke Endo
慎介 遠藤
Yoshihiro Hori
義弘 堀
Shoji Aoyama
昌二 青山
Katsumi Tsuda
勝巳 津田
Takuya Masuyama
琢也 増山
Yasuharu Takagi
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
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Abstract

【課題】 燃料電池で発電した余剰電力を、系統電力へ逆潮流することを防ぎ、複雑なシステムとすることなく安価な構成で有効利用することができる燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】 発電した電力を負荷99側に送電すると共に熱を発生する燃料電池20と;熱を奪って燃料電池20を冷却する冷却水cを流し、冷却水cを循環する冷却水流路21と;燃料電池20で発生した熱を温水hを媒体として蓄える貯湯槽40と;温水hを流し、温水hを循環する温水流路31、41と;冷却水流路21及び温水流路31、41に配置され、冷却水cと温水hとの間で熱交換を行なう熱交換器30と;貯湯槽40に又は貯湯槽40より上流側且つ熱交換器30の下流側の温水流路31に配置され、燃料電池20で発電した電力のうち負荷99側で消費されない余剰電力を熱に変換する発熱体50とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は燃料電池システムに関し、特に燃料電池で発電した余剰電力を系統電力へ逆潮流させることなく有効に利用することができる燃料電池システムに関するものである。
燃料電池は水素に富む燃料ガスと酸素を含有する酸化剤ガスとの電気化学的反応により発電して水と熱を発生する装置である。燃料電池は燃料の持つ化学エネルギを力学的エネルギに変換することなく直接電気エネルギとして取り出せるので発電効率が高い。また、発電の際に発生する熱を温熱源として有効利用することができ、これを組み合わせることで総合効率が高いシステムを構築することが可能である。
一方、燃料電池はその構成上、電力を使用する側の負荷の急な変動に追随して発電量を調整することができない。そのため、負荷が急に増加した場合は不足分の電力を系統電源から供給を受け、負荷が急に減少した場合は余剰電力として処理している。余剰電力の処理の手段として系統電力に逆潮流することが挙げられるが、系統電力側の事情により電力を逆潮流することが認められていない場合や、逆潮流することが認められたとしても電力を有償で買い取ってもらえない場合がほとんどであり、このような場合、燃料電池システム導入者は余剰電力を逆潮流する利点がない。そのため、逆潮流させずに余剰電力を処理する手段として、余剰電力を抵抗器で放電させたりキャパシタに充電させたりしていた。
しかし、抵抗器での放電は電気エネルギを熱エネルギとして捨てているだけであり依然として燃料電池システム導入者に利点があるとはいえない。また、キャパシタに充電しておき必要時に電気エネルギとして取り出す手段はエネルギの有効利用の観点から利点があるが、キャパシタからの放電電力を使用するには安定電源回路等の付帯機器が必要であるためシステムが複雑になり、さらにキャパシタ自体が高価で且つ容積が大であるため余剰電力をキャパシタに充電するシステムは費用がかさむという欠点があった。
本発明は上述の課題に鑑み、燃料電池で発電した余剰電力を、系統電力へ逆潮流することを防ぎ、複雑なシステムとすることなく安価な構成で有効利用することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明に係る燃料電池システムは、例えば図1に示すように、発電した電力を負荷99側に送電すると共に熱を発生する燃料電池20と;熱を奪って燃料電池20を冷却する冷却水cを流し、冷却水cを循環する冷却水流路21と;燃料電池20で発生した熱を温水hを媒体として蓄える貯湯槽40と;温水hを流し、温水hを循環する温水流路31、41と;冷却水流路21及び温水流路31、41に配置され、冷却水cと温水hとの間で熱交換を行なう熱交換器30と;貯湯槽40に又は貯湯槽40より上流側且つ熱交換器30の下流側の温水流路31に配置され、燃料電池20で発電した電力のうち負荷99側で消費されない余剰電力を熱に変換する発熱体50とを備える。
このように構成すると、燃料電池で発電した電力のうち負荷側で消費されない余剰電力を熱に変換する発熱体を備えるので、燃料電池で発電した余剰電力を、例えば系統電力へ逆潮流することなく、熱に変換して有効利用することができる。
また、請求項2に記載の発明に係る燃料電池システムは、例えば図1に示すように、請求項1に記載の燃料電池システム1において、貯湯槽40から導出される温水hの温度を検知する温度検知器86と;貯湯槽40をバイパスする第1のバイパス流路61に配置され、第1のバイパス流路61を流れる温水hを冷却する冷却装置60と;温水流路31に配置され、貯湯槽40に導入される温水hの流量と冷却装置60に導入される温水hの流量とを調整する流量調整手段62と;温度検知器86で検知される温度が所定の温度以上のときに温水hを冷却装置60に導入するように流量調整手段62を制御する制御装置76とを備える。
このように構成すると、貯湯槽から導出される温水の温度を検知する温度検知器と、温度検知器で検知される温度が所定の温度以上のときに温水を冷却装置に導入するように流量調整手段を制御する制御装置とを備えるので、貯湯槽への蓄熱量が満蓄になった後も余剰電力を、例えば系統電源へ逆潮流させることなく、処理することができる。
また、請求項3に記載の発明に係る燃料電池システムは、例えば図1に示すように、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム1において、温水流路31、41は、熱交換器30をバイパスする第2のバイパス流路43を備える。
このように構成すると、温水流路は熱交換器をバイパスする第2のバイパス流路を備えるので、比較的温度が低い温水を発熱体へ流すことが可能になり、発熱体の発熱量が多すぎるために温水の温度が上がりすぎることを防ぐことができる。
また、請求項4に記載の発明に係る燃料電池システムは、例えば図2に示すように、発電した電力を負荷99側に送電すると共に熱を発生する燃料電池20と;熱を奪って燃料電池20を冷却する冷却水cを流し、冷却水cを循環する冷却水流路21と;燃料電池20で発生した熱を温水hを媒体として蓄える貯湯槽40と;温水hを流し、温水hを循環する温水流路31、41と;冷却水流路21及び温水流路31、41に配置され、冷却水cと温水hとの間で熱交換を行なう熱交換器30と;燃料電池20の下流側且つ熱交換器30の上流側の冷却水流路21に配置され、燃料電池20で発電した電力のうち負荷99側で消費されない余剰電力を熱に変換する発熱体50と;貯湯槽40から導出される温水hの温度を検知する温度検知器86と;貯湯槽40をバイパスする第1のバイパス流路61に配置され、第1のバイパス流路61を流れる温水hを冷却する冷却装置60と;温水流路31に配置され、貯湯槽40に導入される温水hの流量と冷却装置60に導入される温水hの流量とを調整する流量調整手段62と;温度検知器86で検知される温度が所定の温度以上のときに温水hを冷却装置60に導入するように流量調整手段62を制御する制御装置76とを備える。
このように構成すると、燃料電池で発電した電力のうち負荷側で消費されない余剰電力を熱に変換する発熱体と、貯湯槽から導出される温水の温度を検知する温度検知器と、温度検知器で検知される温度が所定の温度以上のときに温水を冷却装置に導入するように流量調整手段を制御する制御装置とを備えるので、燃料電池で発電した余剰電力を、例えば系統電力へ逆潮流することなく、熱に変換して有効利用することができ、貯湯槽への蓄熱量が満蓄になった後も余剰電力を、例えば系統電源へ逆潮流させることなく、処理することができる。
また、請求項5に記載の発明に係る燃料電池システムは、例えば図1及び図2に示すように、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム1において、系統電源98から供給される電力を検知する変流器54と;燃料電池20で発電された電力を交流電力に変換して負荷99側及び発熱体50に送電すると共に系統電力と連系するパワーコンディショナ51であって、変流器54で検知された系統電力と負荷99側及び発熱体50に送電する電力とに基づいて負荷99側に送電される電力の向きと大きさを検出する検出部52と、検出された負荷99側に送電される電力の向きと大きさに基づいて発熱体50に送電する電力を調整する制御部53とを有するパワーコンディショナ51と;制御部53からの指令に基づいてパワーコンディショナ51から導出された電力の発熱体50への供給を許可し遮断する開閉器55とを備える。
このように構成すると、パワーコンディショナから導出された電力の発熱体への供給を許可し遮断する開閉器を備えるので、電力を使用する側の負荷変動に追随することができる。
また、請求項6に記載の発明に係る燃料電池システムは、例えば図1及び図2に示すように、請求項5に記載の燃料電池システム1において、制御部53は、検出部52で検出された負荷99側に送電される系統電力の向きが順潮流で、大きさが所定の値以下のときに発熱体50への電力の供給を許可するように開閉器55を制御する。
このように構成すると、検出部で検出された負荷側に送電される系統電力の向きが順潮流で、大きさが所定の値以下のときに発熱体への電力の供給を許可するので、電力を使用する側の負荷変動に追随して、燃料電池で発電した余剰電力を系統電力へ逆潮流することなく発熱体に送電し熱に変換して有効利用することができる。
本発明によれば、燃料電池で発電した電力のうち負荷側で消費されない余剰電力を熱に変換する発熱体を備えるので、燃料電池で発電した余剰電力を熱に変換して有効利用することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する装置には同一符号を付し、重複した説明は省略する。なお、図中、破線は制御信号を表す。
図1を参照して本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システム1の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システム1を説明するブロック図である。燃料電池システム1は、原料燃料mを導入し改質して燃料ガスrを生成する改質装置11と、酸化剤ガスaを燃料電池20に圧送するブロワ12と、燃料ガスrと酸化剤ガスaとを導入し電気化学的反応により発電して熱を発生する燃料電池20と、燃料電池20を冷却する冷却水cと貯湯槽40に蓄える熱を運ぶ温水hとの間で熱交換を行なう熱交換器30と、燃料電池20の排熱等を蓄熱する貯湯槽40と、燃料電池20で発電した電力のうち余剰電力を熱に変換する発熱体50と、制御装置75、76とを備える。
改質装置11は、都市ガス、LPG、消化ガス、メタノール、GTL(Gas to Liquid)や灯油等の原料燃料mと改質用水等の改質剤sとを導入し、改質して、水素に富む燃料ガスを生成する装置である。なお、水素に富む燃料ガスとは、水素を75%程度含む燃料ガスである。改質装置11は改質触媒充填層を有しており、水素に富む改質ガスを生成し、改質ガスから一酸化炭素を低減して燃料ガスrを生成するように構成されている。原料燃料mを改質する水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、改質装置11は改質に必要な改質熱を得るための燃焼部11aを有している。燃焼部11aは起動時は原料燃料mの一部と空気とを導入し燃焼して改質熱を得るように構成されている。燃料電池20が運転され、燃料電池20から電気化学的反応に使用されなかった水素を含むアノードオフガスpが排出される場合は、アノードオフガスpを燃焼部11aに導入し燃焼して改質熱を得るように構成されている。改質装置11は、生成した燃料ガスrを導出する導出口を有し、導出口は燃料電池20の燃料極と接続されており、燃料ガスrは燃料電池20の燃料極へ供給することができるように構成されている。
ブロワ12は酸素を含有する酸化剤ガスaを燃料電池20へ送る機器である。ブロワ12は、燃料電池20の発電量に応じた流量の酸化剤ガスaを燃料電池20に供給することができるように、典型的にはインバータ等の回転翼の回転数を調整することができる手段を備えている。酸化剤ガスaは、典型的には空気である。
燃料電池20は固体高分子型燃料電池であり、水素に富む燃料ガスrと酸素を含有する酸化剤ガスaとを導入し電気化学的反応により発電して熱を発生するように構成されている。また、燃料電池20は、一般的には、発電量を一定の時定数を持って増減することができるが急峻な増減をすることができない特性を有している。燃料電池20は燃料ガスrを導入する燃料極と酸化剤ガスaを導入する空気極とを備えており、さらに発電に伴って発生した熱を除去する冷却水cを導入する冷却部を備えている。燃料極は、燃料ガスrを導入する燃料ガス導入口と反応に使用されなかった水素を含むアノードオフガスpを排出するアノードオフガス排出口とを有している。空気極は、酸化剤ガスaを導入する酸化剤ガス導入口と反応に使用されなかった酸素を含むカソードオフガスqを排出するカソードオフガス排出口とを有している。冷却部は、温度が低い冷却水cを導入する冷却水導入口と燃料電池20から受熱して温度が上昇した冷却水cを導出する冷却水導出口とを有している。また、燃料電池20には、燃料ガスrと酸化剤ガスaとの電気化学的反応により発電した発電量を検知する電力計95が設置されており、電力計95と制御装置75との間には信号ケーブルが敷設されている。
燃料電池20の冷却部の冷却水導入口及び冷却水導出口には冷却水流路21が接続されている。冷却水流路21は、燃料電池20から導出された冷却水cが熱交換器30を通過し、熱交換器30を通過して温度が下がった冷却水cが燃料電池20に導入されるように循環流路を形成している。冷却水流路21には内部を流れる冷却水cを循環させる冷却水ポンプ22が配置されている。冷却水ポンプ22は、典型的にはインバータにより回転数を調整し、燃料電池20の発熱量に応じて冷却水cの流量を調整することができるように構成されている。冷却水ポンプ22のインバータと制御装置75との間には信号ケーブルが敷設されている。また、燃料電池20の冷却水導入口付近の冷却水流路21には燃料電池20に導入される冷却水cの温度を検知する温度検知器81が、燃料電池20の冷却水導出口付近の冷却水流路21には燃料電池20から導出される冷却水cの温度を検知する温度検知器82がそれぞれ配置されている。熱交換器30入口付近の冷却水流路21には熱交換器30に導入される冷却水cの温度を検知する温度検知器83が配置されている。温度検知器81、82、83と制御装置75との間には、それぞれ信号ケーブルが敷設されている。また、冷却水流路21には内部を流れる冷却水cの流量を検知する冷却水流量計91が配置されており、冷却水流量計91と制御装置75との間には信号ケーブルが敷設されている。
熱交換器30は、冷却水cと温水hとの間で熱交換を行なう機器であり、典型的にはプレート型熱交換器が用いられる。熱交換器30は、燃料電池20から受熱して温度が上昇した冷却水cと冷却水cよりも温度が低い温水hとがカウンターフローにより熱交換し、燃料電池20の排熱を冷却水cから温水hに伝達するように構成されている。熱交換器30は、燃料電池20から受熱して温度が高い冷却水cを導入する冷却水導入口と温水hとの熱交換により温度が下がった冷却水cを導出する冷却水導出口と、温度が低い温水hを導入する温水導入口と冷却水cとの熱交換により温度が上昇した温水hを導出する温水導出口とを有している。熱交換器30の冷却水導入口及び冷却水導出口には冷却水流路21が接続されている。
熱交換器30の温水導出口には温水流路31が、温水導入口には温水流路41が接続されている。温水流路31は、熱交換器30から導出された温水hが貯湯槽40の上部に流入するように貯湯槽40の上部に接続されており、好適には頂部に接続される。温水流路41は、熱交換器30に導入される温水hが貯湯槽40の下部から採水されるように貯湯槽40の下部に接続されており、好適には底部に接続される。温水流路31、41は熱交換器30及び貯湯槽40と接続されて循環流路を形成している。温水流路41には内部を流れる温水hを循環する排熱回収水ポンプ32が配置されている。排熱回収水ポンプ32は、典型的にはインバータにより回転数を調整し、熱交換器30での交換熱量に応じて温水hの流量を調整することができるように構成されている。排熱回収水ポンプ32のインバータと制御装置75との間には信号ケーブルが敷設されている。熱交換器30の温水導入口付近の温水流路41には熱交換器30に導入される温水hの温度を検知する温度検知器84が、熱交換器30の温水導出口付近の温水流路31には熱交換器30から導出される温水hの温度を検知する温度検知器85がそれぞれ配置されている。温度検知器84、85と制御装置75との間には、それぞれ信号ケーブルが敷設されている。また、温水流路41には内部を流れる温水hの流量を検知する温水流量計92が配置されており、温水流量計92と制御装置75との間には信号ケーブルが敷設されている。
貯湯槽40は、頂部に温度が高い温水hを導入する温水導入口が、底部に温度が低い温水hを導出する温水導出口が設けられている。上述のように、貯湯槽40の温水導入口には温水流路31が、温水導出口には温水流路41が接続されている。熱交換器30で燃料電池20の排熱を受熱した温水hは温水流路31を通って貯湯槽40に流入し、貯湯槽40に燃料電池20の排熱が蓄熱されるように構成されている。流入して貯湯槽40に貯留された温水hは、上部の温度が高く下部の温度が低い温度成層が形成されている。さらに貯湯槽40の上部には、給湯や暖房等の熱需要に向けて温水hを導出する熱負荷温水導出口が設けられており、熱負荷温水導出口から給湯や暖房等で利用される温水hが導出される。また、貯湯槽40の下部には熱需要で利用されて減少した水量を補う補給水導入口が設けられている。
貯湯槽40の温水導出口付近の温水流路41には貯湯槽40から導出される温水hの温度を検知する温度検知器86が配置されている。温度検知器86と制御装置76との間には信号ケーブルが敷設されている。
熱交換器30と貯湯槽40とを結ぶ温水流路31には発熱体50が配置されている。発熱体50は、燃料電池20で発電された電力のうち電灯や電気機器等の負荷99側で消費されない余剰電力を熱に変換し、変換した熱を温水流路31を流れる温水hに伝達するように構成されている。発熱体50は、発熱部を絶縁材料で被覆したケーブル型の電気ヒータであり、温水流路31の外周に巻きつけられテープで固定される。本明細書においては外部に発熱体50が巻かれた流路部分も発熱体50というものとする。このように構成すると、人の口に入る可能性のある温水hに配管材料以外の材料が接触しないという利点がある。また、発熱体50は発熱部を収容したケーシングに温水hを導入し、発熱部と温水hが接触して温水hの温度を上昇させるように構成されていてもよい。発熱体50付近の下流側の温水流路31には温度検知器88が配置されており、温度検知器88と制御装置75との間には信号ケーブルが敷設されている。
発熱体50の下流側には、循環する温水hを貯湯槽40に流入させずに、貯湯槽40の温水導出口と熱交換器30の温水導入口とを接続する温水流路41にバイパスすることが可能な第1のバイパス流路61が設けられている。
第1のバイパス流路61には温水hの温度を下げることができる冷却装置60が配設されている。冷却装置60は、燃料電池20を冷却するのに必要な冷却水cの温度となるまでに冷却水cから熱を奪うことができないほど貯湯槽40から導出される温水hの温度が高いときに、熱交換器30に導入される温水hの温度を冷却水cから熱を奪うことができる温度になるまで冷却できるように構成されている。冷却装置60は冷却板としてのフィンを備えており、フィンに温水hを導入して空気と熱交換することにより温水hの温度を低下させることができるように構成されている。さらに、冷却装置60はより多くの空気をフィンに供給して交換熱量を増加するために、強制的にフィンに空気を送る送気ファンを備えている。送気ファンと制御装置76との間には信号ケーブルが敷設されており、送気ファンは制御装置76からの信号を受信して発停するように構成されている。
温水流路31と第1のバイパス流路61との分岐部には、温水hの流量の配分を調整する流量調整手段62としての三方弁が配設されている。三方弁62は電動三方弁であり、貯湯槽40に導入する温水hの流量と冷却装置60に導入する温水hの流量との配分を調整することができるように構成されている。また、三方弁62は、温水hの貯湯槽40への流れと冷却装置60への流れを切り替える切替弁であってもよい。三方弁62と制御装置76との間には信号ケーブルが敷設されており、三方弁62は制御装置76からの信号を受信して弁開度の割合調整又は切替動作をするように構成されている。また、三方弁62の設置位置は、貯湯槽40及び冷却装置60の上流側に限られず、貯湯槽40及び冷却装置60の下流側であってもよい。
発熱体50の上流側には、循環する温水hを熱交換器30からのみ導入するのではなく、熱交換器30をバイパスして貯湯槽40及び冷却装置60の下流側から導入することが可能な第2のバイパス流路43が設けられている。第2のバイパス流路43には発熱体昇温防止ポンプ42が配設されており、熱交換器30から導出された温水hよりも温度が低い熱交換器30に導入される温水hを発熱体50に導入できるように構成されている。なお、第2のバイパス流路43の上流側を排熱回収水ポンプ32の吐出側に接続し、排熱回収水ポンプの圧力で第2のバイパス流路に温水hを流すことができるときは、発熱体昇温防止ポンプ42を省略することができる。この場合は、第2のバイパス流路43に流量調整弁を設けて開度調整をすることにより、熱交換器30を流れる温水hの流量と第2のバイパス流路43を流れる温水hの流量とを調整するとよい。発熱体昇温防止ポンプ42又は流量調整弁と制御装置75との間には信号ケーブルが敷設されている。
制御装置75は、温度検知器81からの温度信号と電力計95からの発電量の信号と冷却水流量計91からの流量信号とを受信して、発電量の信号から燃料電池20の発熱量を算出し、算出した発熱量と受信した燃料電池20に導入される冷却水cの温度信号と冷却水cの流量信号とから燃料電池20より導出される冷却水cの予測温度を算出し、算出した燃料電池20より導出される冷却水cの予測温度が第1の所定の温度になるように、冷却水ポンプ22のインバータに回転数の信号を送信するように構成されている。燃料電池20より導出される冷却水cの温度が所定の温度か否かは温度検知器82からの信号を受信して確認される。また、制御装置75は、温度検知器83、84、85からの温度信号と冷却水流量計91及び温水流量計92からの流量信号とを受信して、温度検知器83からの信号と冷却水流量計91からの信号とにより燃料電池20に導入される冷却水cの温度が第2の所定の温度になるために熱交換器30で放出すべき熱量を算出し、温度検知器84、85と温水流量計92とから算出した熱量を吸熱できるように排熱回収水ポンプ32のインバータに回転数の信号を送信するように構成されている。また、制御装置75は、温度検知器88からの温度信号を受信して発熱体50の発熱量を把握し、発熱量が多すぎると判断した場合は発熱体昇温防止ポンプ42起動の信号を送信し又は第2のバイパス流路43の流量調整弁の開度を調整する信号を送信するように構成されている。
制御装置76は、温度検知器86からの温度信号を受信して、燃料電池20を冷却するのに必要な冷却水cの温度となるまでに熱交換器30にて冷却水cから熱を奪うことができないほど貯湯槽40から導出される温水hの温度が高いときに、三方弁62に信号を送信して適切な流量の温水hを冷却装置60に流すことができるように、また、すべての温水hを冷却装置60に流しても適切な温度まで下がらないときに冷却装置60に備えられた送気ファンに信号を送信して送気ファンを運転させることができるように構成されている。
また、燃料電池システム1は、燃料電池20で発電された電力を系統電力と連系し、燃料電池20で発電された電力が余剰電力となったときは発熱体50に送電するための、パワーコンディショナ51と、変流器54と、開閉器55とを備えている。
パワーコンディショナ51は、系統電力と連系する系統連系インバータと連系保護装置を一体化したもので、燃料電池20が作り出す直流電力を交流電力へ変換したり、系統電力に逆潮流しようとする際に系統電力への接続を制御したりする装置である。パワーコンディショナ51は、燃料電池20で発電された直流電力の電圧を増幅するコンバータ58と、電圧が増幅された後の直流電力を交流電力に変換するインバータ59と、変流器54からの信号を受けて負荷99側に送電される電力の向きと大きさを検出する検出部52と、検出された負荷99側に送電される電力の向きと大きさに基づき発熱体50に送電する電力を制御する制御部53とを備えている。
検出部52は、制御部53及び変流器54と信号ケーブルでそれぞれ接続されており、変流器54からの信号を受信して連系点における電力値の演算を行ない、演算の結果を制御部53に信号として送信するように構成されている。制御部53は、検出部52及び開閉器55と信号ケーブルでそれぞれ接続されており、検出部52で演算された結果を信号として受信して燃料電池20で発生した電力が余剰であると判断したときに開閉器55に開信号を送信するように構成されている。
変流器54は、燃料電池20で発電された電力と系統電力との連系点の上流側に配置され、系統電源98から負荷99側へ供給される電力を検知することができるように構成されている。変流器54とパワーコンディショナ51の検出部52とは信号ケーブルで接続されており、変流器54で検知された電力を信号として検出部52へ送信することができるように構成されている。
開閉器55は、典型的にはソリッドステートリレー(SSR)である。開閉器55は、パワーコンディショナ51から導出される燃料電池20で発電された電力を発熱体50に向けて分岐する電気ケーブルに配置され、パワーコンディショナ51から導出された電力の発熱体50への供給を許可し又は遮断するように構成されている。開閉器55はパワーコンディショナ51の制御部53と信号ケーブルで接続されており、制御部53からの信号を受信して通電のオンオフを行なうように構成されている。開閉器55の通電は通常オフになっており制御部53からの開信号を受信したときに通電がオンになるように構成されている。
系統電源98は、電力会社の発電所で発電される電力で、一般に対価を支払って供給を受けることができる電力である。負荷99は、典型的には電力を消費する機器であり、家庭の場合は蛍光灯等の照明や冷蔵庫等の家電機器などが挙げられる。
引き続き図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システム1の作用について説明する。
都市ガス等の原料燃料mと改質用水等の改質剤sとが改質装置11に導入され、改質熱を得て原料燃料mが改質されて水素に富む燃料ガスrが生成される。燃料ガスrには水素がおよそ75%含まれる。生成された燃料ガスrは燃料電池20の燃料極に送られる。
燃料電池20では、燃料極に導入された燃料ガスr中の水素とブロワ12により空気極に導入された酸化剤ガスa中の酸素との電気化学的反応により発電し水と熱を発生する。電気化学的反応に使用されなかった燃料ガスrはアノードオフガスpとして燃料電池20から排出される。電気化学的反応に使用されなかった酸化剤ガスaはカソードオフガスqとして燃料電池20から排出される。アノードオフガスpは水素を40%程度含んでおり、改質装置11の燃焼部11aに導かれ、燃焼されて改質熱を得るために用いられる。カソードオフガスqは燃焼部11aから排出される排ガスと合流して系外へ排出される。
発電に伴い発熱した燃料電池20は、冷却部に冷却水cが導入されて冷却される。冷却水cは冷却水ポンプ22により冷却水流路21を循環する。このとき、燃料電池20のセルの触媒保護及び発電効率向上の観点から燃料電池20を適正温度に保つ必要がある。ところが、燃料電池20の発電電力の変動に伴う発熱量の変動に応じて燃料電池20を冷却しようとすると応答遅れが生じてしまい、燃料電池20を適正温度に維持できなくなるおそれがある。そこで、以下に示すように冷却水cの流量を調整する。
図3は、燃料電池20を冷却する冷却水cの流量を調整する制御を表すフローチャートである。制御装置75は、電力計95及び温度検知器81、冷却水流量計91からそれぞれ信号を受信して燃料電池20の発電電力、燃料電池20入口の冷却水c温度、冷却水cの流量を検知する(S301)。制御装置75は、検知した発電電力から燃料電池20の発熱量を算出し、検知した燃料電池20入口の冷却水c温度及び冷却水cの流量並びに算出した燃料電池20の発熱量から予想される燃料電池20出口の冷却水c温度を算出する(S302)。予想される燃料電池20出口の冷却水c温度は、(燃料電池20の発熱量/冷却水cの流量)+燃料電池20入口の冷却水c温度、で求められる値に熱伝達の効率等を補正して求められる。
予想される燃料電池20出口の冷却水c温度(以下「予想冷却水c出口温度」という。)が算出されたら、これが燃料電池20を適正温度に維持するときの燃料電池20出口の冷却水c温度である第1の所定の温度よりも大きいか否かを判断する(S303)。予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度よりも大きい場合は、制御装置75は冷却水ポンプ22のインバータに回転数増の信号を送り、信号を受信した冷却水ポンプ22は回転数を増加して冷却水cの流量を増加させる(S304)。冷却水ポンプ22の回転数を増加して冷却水cの流量を増加させたら、予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度と等しいか否かを判断するステップ(S307)に進む。
一方、予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度よりも大きくない場合は、予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度よりも小さいか否かを判断する(S305)。予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度よりも小さい場合は、制御装置75は冷却水ポンプ22のインバータに回転数減の信号を送り、信号を受信した冷却水ポンプ22は回転数を減少して冷却水cの流量を減少させる(S306)。冷却水ポンプ22の回転数を減少して冷却水cの流量を減少させたら、予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度と等しいか否かを判断するステップ(S307)に進む。
予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度より大きくも小さくもない場合、又は冷却水ポンプ22の回転数を増減して冷却水cの流量を増減させた場合は、予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度と等しいか否かを判断する(S307)。予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度と等しくない場合は予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度よりも大きいか否かを判断するステップ(S303)に戻り以降の判断を繰り返す。予想冷却水c出口温度が第1の所定の温度と等しい場合は、制御装置75は、燃料電池20の発電電力、燃料電池20入口の冷却水c温度、冷却水cの流量を検知するステップ(S301)に戻り以降の処理及び判断を繰り返す。
このように、電力計95で検知される燃料電池20の発電量から算出される燃料電池20の発熱量と燃料電池20に導入される冷却水cの温度とに基づき燃料電池20から導出される冷却水cの温度が第1の所定の温度となるように冷却水cの流量を調整すると、燃料電池20の発熱量を予測して燃料電池20を適正温度に保つために必要な流量の冷却水cを燃料電池20に送ることができ、燃料電池20の発熱量に変動があっても燃料電池20の温度を適正温度に保つことができる。すなわち、発熱した燃料電池20は、燃料電池20の発電量から発熱量を予測して温度及び流量が制御される冷却水cによって冷却されるため、燃料電池20からの発熱の影響が燃料電池20冷却水c出口温度に現れてから冷却水c流量を調整する場合に比べて応答遅れなく冷却され、適正な温度に保たれる。
燃料電池20から受熱した冷却水cは熱交換器30にて温水hと熱交換し温度が低下する。温度が低下した冷却水cは再び冷却部に導入され、燃料電池20を冷却するのに用いられる。冷却水cが温水hと交換する熱量は、燃料電池20で受熱して温度が上昇した冷却水cを、燃料電池20から発生する熱を除去して燃料電池20を適正な温度に維持するために必要な燃料電池20に導入する冷却水cの温度にする熱量である。具体的には、以下に示すように温水流路31、41を流れる温水hの流量を調整することで、冷却水cと温水hとの間で行なわれる交換熱量が調整される。
図4は、冷却水cと熱交換する温水hの流量を調整する制御を表すフローチャートである。制御装置75は、温度検知器83及び冷却水流量計91からそれぞれ信号を受信して熱交換器30に導入される冷却水cの温度及び冷却水cの流量を検知し、検知した冷却水c温度及び流量から燃料電池20入口の冷却水c温度が第2の所定の温度になるために熱交換器30で除去すべき熱量Q1を算出する(S401)。
次に制御装置75は、温度検知器84、85及び温水流量計92からそれぞれ信号を受信して熱交換器30に導入し導出される温水hの温度及び温水hの流量を検知し、検知した温水hの温度及び流量から熱交換器30における冷却水cへの授与熱量Q2を算出する(S402)。授与熱量Q2は、熱交換器30出入口における温水hの温度差と温水h流量との積に熱伝達の効率等を補正して求められる。
除去熱量Q1と授与熱量Q2とが算出されたら、除去熱量Q1が授与熱量Q2よりも大きいか否かを判断する(S403)。除去熱量Q1が授与熱量Q2よりも大きい場合は、制御装置75は排熱回収水ポンプ32のインバータに回転数増の信号を送り、信号を受信した排熱回収水ポンプ32は回転数を増加して温水hの流量を増加させる(S404)。排熱回収水ポンプ32の回転数を増加して温水hの流量を増加させたら、除去熱量Q1が授与熱量Q2と等しいか否かを判断するステップ(S407)に進む。
一方、除去熱量Q1が授与熱量Q2よりも大きくない場合は、除去熱量Q1が授与熱量Q2よりも小さいか否かを判断する(S405)。除去熱量Q1が授与熱量Q2よりも小さい場合は、制御装置75は排熱回収水ポンプ32のインバータに回転数減の信号を送り、信号を受信した排熱回収水ポンプ32は回転数を減少して温水hの流量を減少させる(S404)。排熱回収水ポンプ32の回転数を減少して温水hの流量を減少させたら、除去熱量Q1が授与熱量Q2と等しいか否かを判断するステップ(S407)に進む。
除去熱量Q1が授与熱量Q2よりも大きくも小さくもない場合、又は排熱回収水ポンプ32の回転数を増減して温水hの流量を増減させた場合は、除去熱量Q1が授与熱量Q2と等しいか否かを判断する(S407)。除去熱量Q1が授与熱量Q2と等しくない場合は除去熱量Q1が授与熱量Q2よりも大きいか否かを判断するステップ(S403)に戻り以降の判断を繰り返す。除去熱量Q1が授与熱量Q2と等しい場合は、制御装置75は、冷却水c温度及び流量から燃料電池20入口の冷却水c温度が第2の所定の温度になるために熱交換器30で除去すべき熱量Q1を算出するステップ(S401)に戻り以降の処理及び判断を繰り返す。
このように、熱交換器30に導入される冷却水cの温度と冷却水流路21を流れる冷却水cの流量とに基づき燃料電池20に導入される冷却水cの温度が第2の所定の温度となるように、熱交換器30から導出される温水hの温度と熱交換器30に導入される温水hの温度との差に基づき温水hの流量を調整すると、燃料電池20を冷却する冷却水cの保有熱量を燃料電池20を適正温度に保つために必要な熱量にすることができ、燃料電池20の発熱量の変動に追随して燃料電池20の温度を適正温度に保つことができる。すなわち、燃料電池20で受熱して温度が上昇した冷却水cは、上記のように制御される温水hと熱交換するので、燃料電池20に導入すべき冷却水cの温度が第2の所定の温度に調整され、燃料電池20は適正な温度に保たれる。
熱交換器30で冷却水cと熱交換した温水hは温度が上昇する。温水hは排熱回収水ポンプ32により温水流路31、41を循環する。温度が上昇した温水hは温水流路31を流れ、発熱体50を通過する。このとき発熱体50で発熱(燃料電池20での発電電力の一部が余剰電力となっている状態)があれば温水hの温度はさらに上昇する。
発熱体50から出た温水hは温度検知器88で温度が検知され、検知された温度は信号として制御装置75に送信される。制御装置75は、発熱体50での発熱量が大きすぎて温度検知器88で検知される温水hの温度が上昇しすぎたと判断した場合は昇温防止ポンプ42を起動して、熱交換器30に導入する前の温度が低い温水hを第2のバイパス流路43を介して発熱体50に流入させる。発熱体50を通過した温水hは貯湯槽40の頂部に流入する。
貯湯槽40に流入した温水hは、給湯や暖房で使用することができる程度の温度になっている。貯湯槽40内は、温水hの密度差により、上部に温度が高い温水が、下部に温度が低い温水が貯留されて温度成層が形成されている。このため、形成された温度成層を極力崩さないという観点から、貯湯槽40に流入する温水hの動圧が低い(流速が小さい)方が好ましい。ただし動圧が低すぎると温水流路31の径が太くなり設置スペース及び設置コストが大になるので、許容範囲内で動圧を低くする。
貯湯槽40上部に貯留された温度が高い温水hは、給湯や暖房等の熱需要に向けて導出される。熱需要で消費され減少した分の温水の替わりに補給水が貯湯槽40下部の補給水導入口から導入され補給される。補給水導入の際も貯湯槽40内の温度成層を崩さない観点から低流速で導入することが好ましい。
貯湯槽40下部の温度が低い温水は、温水流路41を通り熱交換器30に導入され、冷却水cと熱交換し、温度が上昇して熱交換器30から導出される。貯湯槽40から流出する温水hの温度は温度検知器86により検知され、検知された温度は信号として制御装置76に送信される。制御装置76は受信した温度信号に基づき温水hの温度が所定の温度以上であるか否かを判断する。所定の温度以上であれば三方弁(流量調整手段)62に開度調整信号を送信する。信号を受信した三方弁62はモータを駆動し弁開度を比例制御して温水流路31を流れる温水hの一部又は全部を貯湯槽40に流さずに冷却装置60に流す。冷却装置60から導出された温度が低下した温水hは貯湯槽40から流出した温水hと混合し、熱交換器30へ送られ、冷却水cと熱交換する。
一方、燃料電池20で発電された直流電力は、パワーコンディショナ51に送電され、直流のままコンバータ58で昇圧される。昇圧された直流電力はインバータ59で交流電力に変換されて系統電力との連系点を経由して負荷99側に送電され、電気機器等の利用に供される。
負荷99側は燃料電池20由来の電力の他に系統電源98からも電力の供給を受けている。負荷99側に送電される系統電力は変流器54で検知され、信号としてパワーコンディショナ51の検出部52へと送られる。信号を受信した検出部52は系統電源98から負荷99側に送電される電力の向きと大きさを検出し、連系点における電力値を演算する。演算の結果は信号として制御部53に送られる。制御部53では受信した演算結果の信号から、変流器54での系統電力が順潮流且つ所定の値(本実施例では50w)を超えるように開閉器55に信号を送り開閉器55の通電のオンオフを制御する。すなわち、変流器54での系統電力が所定の値以下になる場合は燃料電池20の減段速度より早く負荷が減少しているために系統電力が減少していることになり、さらに燃料電池20の減段速度より早く負荷が減少した場合は逆潮流することとなる。本実施の形態では逆潮流を確実に回避するために、燃料電池システム1が運転している間は、所定の値を超える系統電力を常に負荷99側に供給することとしている。
変流器54での系統電力が所定の値以下になったときは燃料電池20で発電された電力が余剰電力となっており、この場合は制御部53から開閉器55へ信号が送られ、開閉器の通電がオンになり、発熱体50に余剰電力が供給される。
図5は変流器54で検知した電力と開閉器55の作動の関係を説明する図である。図5の各図に示す、下のグラフは変流器54で検知される電力の大きさの推移を表し、上の図は開閉器55のオンオフの状態を表している。本実施の形態では、図5(a)に示すように所定の電力値は50wであり、変流器54で検知した電力が50w以下のときに開閉器55の通電をオンに維持し、50wを超えるときに通電をオフにするように制御される。
また、所定の電力の値は一定の幅を持たせるようにしてもよい。例えば図5(b)に示すように、開閉器55の通電をオンにする電力は25wとし、通電をオフにする電力は75wにするというように幅を持たせてもよい。
制御部53による開閉器55の通電のオンオフで発熱体50への余剰電力の供給が制御される。発熱体50に供給された余剰電力は熱に変換され、温水流路31を流れる温水hに伝熱される。発熱体50から受熱した温水hは貯湯槽40に流入し蓄熱される。このように、燃料電池20で発電された余剰電力は系統電力に逆潮流されることなく熱に変換されて、燃料電池システム1で有効に利用される。
次に、図2を参照して本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システム1について説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システム1を説明するブロック図である。本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システム1は、第1の実施の形態に係る燃料電池システムと比べて、発熱体50の設置位置が異なっている。第2の実施の形態に係る燃料電池システム1において、発熱体50は燃料電池20の下流側且つ熱交換器30の上流側の冷却水流路21に配設されている。また、第1の実施の形態に係る燃料電池システムでは設けられていた第2のバイパス流路43(図1参照)は設けられていない。
第2の実施の形態に係る燃料電池システム1では、燃料電池20を冷却する冷却水cは、燃料電池20の冷却部で燃料電池20の排熱を受熱した後燃料電池20から流出し、その後発熱体50に流入する。発熱体50で発熱があれば冷却水cはさらに温度が上昇して発熱体50から流出し、熱交換器30へ流入する。熱交換器30に流入した冷却水cは温水hと熱交換して燃料電池20を冷却することができる温度まで下げられる。
このように、燃料電池20の発熱量の変動のみならず発熱体50の発熱量の変動によっても冷却水cの温度が変動する場合は、上述した図3及び図4に示すようないわゆるフィードフォワード制御による冷却水c及び温水hの流量調整がより効果的となる。
この他の貯湯槽廻りの構成及び作用、燃料電池20で発電された電力の使用及び余剰電力の処理については第1の実施の形態に係る燃料電池システムと同様である。
以上の説明では、改質方式は水蒸気改質方式として説明したが、部分酸化改質方式やオートサーマル改質方式であってもよい。部分酸化改質方式やオートサーマル改質方式を採用した場合は燃焼部11aが不要になり、改質装置11をコンパクトにすることができる。
以上の説明では、燃料電池20は固体高分子型燃料電池として説明したが、りん酸型燃料電池等の固体高分子型燃料電池以外の燃料電池であってもよい。
以上の説明では、発熱体50は温水流路31に設置されているとして説明したが、貯湯槽40内に設置されていてもよい。
以上の説明では、温度検知器86は貯湯槽40の温水導出口付近の温水流路41に設置されるものとして説明したが、貯湯槽40の下部に設置してもよい。
以上の説明では、流量調整手段62は三方弁として説明したが、三方弁に代えて二方弁を温水流路31、41及び第1のバイパス流路61にそれぞれ配設してもよい。
以上の説明では、制御装置75と制御装置76とは別個に存在するものとして説明したが、一つの制御装置として構成されていてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る燃料電池システム1は、燃料電池で発電した余剰電力を、系統電力へ逆潮流することを防ぎ、複雑なシステムとすることなく安価な構成で有効利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池システムを説明するブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池システムを説明するブロック図である。 燃料電池を冷却する冷却水の流量を調整する制御を表すフローチャートである。 冷却水と熱交換する温水の流量を調整する制御を表すフローチャートである。 変流器で検知した電力と開閉器の作動の関係を説明する図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
20 燃料電池
21 冷却水流路
30 熱交換器
31 温水流路
40 貯湯槽
41 温水流路
43 第2のバイパス流路
50 発熱体
51 パワーコンディショナ
52 検出部
53 制御部
54 検知器
55 開閉器
60 冷却装置
61 第1のバイパス流路
62 流量調整手段
76 制御装置
86 温度検知器
98 系統電源
99 負荷
c 冷却水
h 温水

Claims (6)

  1. 発電した電力を負荷側に送電すると共に熱を発生する燃料電池と;
    前記熱を奪って前記燃料電池を冷却する冷却水を流し、該冷却水を循環する冷却水流路と;
    前記燃料電池で発生した熱を温水を媒体として蓄える貯湯槽と;
    前記温水を流し、該温水を循環する温水流路と;
    前記冷却水流路及び温水流路に配置され、前記冷却水と前記温水との間で熱交換を行なう熱交換器と;
    前記貯湯槽に又は前記貯湯槽より上流側且つ前記熱交換器の下流側の前記温水流路に配置され、前記燃料電池で発電した電力のうち前記負荷側で消費されない余剰電力を熱に変換する発熱体とを備える;
    燃料電池システム。
  2. 前記貯湯槽から導出される温水の温度を検知する温度検知器と;
    前記貯湯槽をバイパスする第1のバイパス流路に配置され、該第1のバイパス流路を流れる温水を冷却する冷却装置と;
    前記温水流路に配置され、前記貯湯槽に導入される温水の流量と前記冷却装置に導入される温水の流量とを調整する流量調整手段と;
    前記温度検知器で検知される温度が所定の温度以上のときに前記温水を前記冷却装置に導入するように前記流量調整手段を制御する制御装置とを備える;
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記温水流路は、前記熱交換器をバイパスする第2のバイパス流路を備える;
    請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 発電した電力を負荷側に送電すると共に熱を発生する燃料電池と;
    前記熱を奪って前記燃料電池を冷却する冷却水を流し、該冷却水を循環する冷却水流路と;
    前記燃料電池で発生した熱を温水を媒体として蓄える貯湯槽と;
    前記温水を流し、該温水を循環する温水流路と;
    前記冷却水流路及び温水流路に配置され、前記冷却水と前記温水との間で熱交換を行なう熱交換器と;
    前記燃料電池の下流側且つ前記熱交換器の上流側の前記冷却水流路に配置され、前記燃料電池で発電した電力のうち前記負荷側で消費されない余剰電力を熱に変換する発熱体と;
    前記貯湯槽から導出される温水の温度を検知する温度検知器と;
    前記貯湯槽をバイパスする第1のバイパス流路に配置され、該第1のバイパス流路を流れる温水を冷却する冷却装置と;
    前記温水流路に配置され、前記貯湯槽に導入される温水の流量と前記冷却装置に導入される温水の流量とを調整する流量調整手段と;
    前記温度検知器で検知される温度が所定の温度以上のときに前記温水を前記冷却装置に導入するように前記流量調整手段を制御する制御装置とを備える;
    燃料電池システム。
  5. 系統電源から供給される電力を検知する変流器と;
    前記燃料電池で発電された電力を交流電力に変換して前記負荷側及び発熱体に送電すると共に系統電力と連系するパワーコンディショナであって、前記変流器で検知された系統電力と前記負荷側及び発熱体に送電する電力とに基づいて前記負荷側に送電される電力の向きと大きさを検出する検出部と、該検出された前記負荷側に送電される電力の向きと大きさに基づいて前記発熱体に送電する電力を制御する制御部とを有するパワーコンディショナと;
    前記制御部からの指令に基づいて前記パワーコンディショナから導出された電力の前記発熱体への供給を許可し遮断する開閉器とを備える;
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御部は、前記検出部で検出された前記負荷側に送電される系統電力の向きが順潮流で、大きさが所定の値以下のときに発熱体への電力の供給を許可するように前記開閉器を制御する;
    請求項5に記載の燃料電池システム。
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