JP2005522991A - 可食性フィルム - Google Patents
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Abstract
口中に入れたときに急速に崩壊し、活性剤を放出する可食性フィルムであって、ヒドロコロイドフィルム形成材料および活性剤を含有するマイクロカプセルからなるフィルム。
Description
本発明は、可食性フィルムに関し、具体的には、例えば風味剤、芳香剤、医薬もしくは機能性食品、またはそれらの混合物を含有する可食性フィルムに関する。
可食性フィルムは、食品および外食産業において、食品に風味をつけるための使い易く安価で便利な手段である。また可食性フィルムは、それに風味剤または口臭清涼剤を投与して、口腔内に入れるための物品を形成するのにも有用である。さらに、可食性フィルムは、医薬または機能性食品の活性剤の送達にも使用される。このような材料のこの投与形態は、従来型の経口投与剤形を嚥下できないか、またはそれが困難な幼児または老人などの患者群に特に有用である。
可食性フィルムは、食品および外食産業において、食品に風味をつけるための使い易く安価で便利な手段である。また可食性フィルムは、それに風味剤または口臭清涼剤を投与して、口腔内に入れるための物品を形成するのにも有用である。さらに、可食性フィルムは、医薬または機能性食品の活性剤の送達にも使用される。このような材料のこの投与形態は、従来型の経口投与剤形を嚥下できないか、またはそれが困難な幼児または老人などの患者群に特に有用である。
文献における活性成分を含有する可食性フィルムの例としては、国際公開WO00/18635号および米国特許第5,948,430号がある。これらの参考文献は、口臭清涼剤または薬剤のいずれかを、風味剤と一緒に、または任意選択で組み入れた可食性フィルムに関するものである。両文献とも、フィルム形成材料体に活性のあるオイルを単に添加することによって、フィルム状に注入成型することのできる、均質な混合物を形成することだけを教示している。
本出願人は、その経験から、活性剤とフィルム形成材との相互作用があると、フィルムの物理的特性が改変されるとともに、活性剤の特性も影響を受けること、すなわち活性剤が劣化するか、または活性剤の放出特性がフィルム形成材によって悪影響を受けるか、または最適な効果を得るために十分な量の活性剤を添加することができなくなることに気づいた。このような可食性フィルム形成の技法は、不運なことに、貯蔵安定性や取扱い容易性などのフィルムの物理的特性と、活性成分の送達プロフィールの間における妥協を意味している。
本出願人は、その経験から、活性剤とフィルム形成材との相互作用があると、フィルムの物理的特性が改変されるとともに、活性剤の特性も影響を受けること、すなわち活性剤が劣化するか、または活性剤の放出特性がフィルム形成材によって悪影響を受けるか、または最適な効果を得るために十分な量の活性剤を添加することができなくなることに気づいた。このような可食性フィルム形成の技法は、不運なことに、貯蔵安定性や取扱い容易性などのフィルムの物理的特性と、活性成分の送達プロフィールの間における妥協を意味している。
このような問題は、特に、風味材料または芳香材料を送達する場合に顕著である。風味材料および芳香材料は、単独の成分で構成されることはほとんどない。通常、それらの材料は、揮発性、溶解性および化学反応性などの、異種の物理化学的特性を有する成分からなる複雑な混合物で構成される。したがって、含有成分は、異なる速度で、かつ異なる程度に蒸発または劣化する可能性がある。さらに、フィルム形成材料は、風味剤または芳香剤成分に対してクロマトグラフィ効果を発揮すること、すなわち、フィルム形成材料が、組成物の特定の成分を優先的に拘束またはトラップして、使用中にこれらの成分が、フィルムから完全に押し出されなくなることがある。香料調合者や風味調合者は、バランスのとれた風味または芳香の調和を表現しようと努力する。フィルムの特定成分の優先的な損失または劣化があると、バランスが崩れて、風味剤または芳香剤が実際的に無駄になることがある。特別に設計された風味または芳香組成物は、それが組み込まれる送達ビヒクルが、それを忠実に送達できなければ価値がなくなる。
したがって、活性剤一般、しかし特に風味剤または芳香剤は、活性物をフィルム形成材料中に直接的に混合する従来の教示によって配合することが、特に困難である。
従来の教示の欠点は、活性剤の不満足な送達または性能に限らない。活性剤をフィルム形成成分に直接的に添加すると、フィルムの物理的性質に影響を与えるか、またはフィルム製造における工程上の制約をもたらし、それがフィルム製造工程に複雑さ、時間およびコストを付加することがある。例えば、特に活性物が液体または溶液である場合には、大量に活性物を装填すると、フィルムを、粘着性かつ自己接着性で、かつ機械的に不安定性にする。その結果、フィルム形成成分および活性剤の選択における配合者の自由裁量が損なわれることがある。さらに、揮発性または不安定な活性物質が蒸発または劣化によって失われないようにするために、フィルム製造中の乾燥温度を、変更しなくてはならない場合がある。
従来の教示の欠点は、活性剤の不満足な送達または性能に限らない。活性剤をフィルム形成成分に直接的に添加すると、フィルムの物理的性質に影響を与えるか、またはフィルム製造における工程上の制約をもたらし、それがフィルム製造工程に複雑さ、時間およびコストを付加することがある。例えば、特に活性物が液体または溶液である場合には、大量に活性物を装填すると、フィルムを、粘着性かつ自己接着性で、かつ機械的に不安定性にする。その結果、フィルム形成成分および活性剤の選択における配合者の自由裁量が損なわれることがある。さらに、揮発性または不安定な活性物質が蒸発または劣化によって失われないようにするために、フィルム製造中の乾燥温度を、変更しなくてはならない場合がある。
要約すると、可食性フィルムの形成には、従来技術が適切に対処することのできない大きな技術的問題がある。製造および貯蔵中に、多量の活性剤、特に風味または芳香材料を確実に保持することができて、長期の貯蔵および取扱いに耐える機械的な頑強性を有する、可食性フィルムが依然として必要とされている。また、前述の属性を有し、必要な時、例えば調理中に食品の上に置かれたとき、または人体、例えば口腔内に直接入れられたときに、口腔に悪い感触を生じることなく、分解、分散または溶解して、迅速にその活性物質を放出するフィルムを提供することが望ましい。
本出願人は、活性剤のすべて、または実質的にすべてを、適当なカプセル化手段によってフィルム形成材料から分離すると、これらの問題のすべてに対処する可食性フィルムが得られることを発見した。
本出願人は、活性剤のすべて、または実質的にすべてを、適当なカプセル化手段によってフィルム形成材料から分離すると、これらの問題のすべてに対処する可食性フィルムが得られることを発見した。
発明の概要
したがって、本発明は、第1の態様において可食性フィルムを提供し、該フィルムは、活性剤を含有する複数のマイクロカプセルをその中に分散させたヒドロコロイドフィルム形成材料を含む。
本発明は、フィルム安定性と活性剤送達の両方に関する多くの利点を有する。この可食性フィルムは、良好な酸化安定性および製品貯蔵寿命を示し、熱処理中に活性剤の健全性を維持し、製造および貯蔵中に加水分解安定性を示し、活性剤とフィルム形成成分との望ましくない結合反応を克服し、不整合の成分の混合を容易化し、望ましくない嗅覚または味覚特性をマスキングし、かつ配合者に、送達しようとする特定の活性剤に対して専用に制御した放出特性を設計するより大きな自由裁量を提供する。
したがって、本発明は、第1の態様において可食性フィルムを提供し、該フィルムは、活性剤を含有する複数のマイクロカプセルをその中に分散させたヒドロコロイドフィルム形成材料を含む。
本発明は、フィルム安定性と活性剤送達の両方に関する多くの利点を有する。この可食性フィルムは、良好な酸化安定性および製品貯蔵寿命を示し、熱処理中に活性剤の健全性を維持し、製造および貯蔵中に加水分解安定性を示し、活性剤とフィルム形成成分との望ましくない結合反応を克服し、不整合の成分の混合を容易化し、望ましくない嗅覚または味覚特性をマスキングし、かつ配合者に、送達しようとする特定の活性剤に対して専用に制御した放出特性を設計するより大きな自由裁量を提供する。
活性剤の送達に関するすべての種類の技術的効果は、マイクロカプセルを使用して達成することができる。最も簡易な実施態様においては、マイクロカプセル内に単一の活性成分を使用し、このマイクロカプセルが、拡散の結果として時間に依存して開放されるか、または調理工程における熱または湿気、口腔内の水分、または例えば咀嚼による機械的な破壊によるなどの、マイクロカプセルの劣化につながる外因性刺激に応答して開放される。しかしながら、本発明は、多機能なマイクロカプセルを含み、すなわち、薬品、機能性食品、風味剤および芳香剤、ならびにそれらの混合物から選択される、異なる活性剤を含有するマイクロカプセルの異なる集団を含めることができる。
さらに、マイクロカプセルの集団を、その中に含有される活性剤の性質において区別するだけでなく、本発明では、マイクロカプセルが、マイクロカプセル化媒体の性質において異なる集団を含み、それによって異なるマイクロカプセル集団に含有される活性成分の放出力学に影響を与えることを可能にする。
したがって、本発明は配合者に対して、要望に応じて、時間依存の方法で異なる活性剤を放出する相当な自由裁量を提供する。これは、上記の理由で、風味剤または芳香剤の送達に関して特に有利である。風味または芳香の調合者は、特定の成分がフィルム特性に及ぼす影響を心配することなく、また蒸発または劣化による、またはクロマトグラフィ効果による、成分損失の可能性を心配することなく、成分パレットの利用範囲のより大きな自由裁量を得ることができる。
したがって、本発明は配合者に対して、要望に応じて、時間依存の方法で異なる活性剤を放出する相当な自由裁量を提供する。これは、上記の理由で、風味剤または芳香剤の送達に関して特に有利である。風味または芳香の調合者は、特定の成分がフィルム特性に及ぼす影響を心配することなく、また蒸発または劣化による、またはクロマトグラフィ効果による、成分損失の可能性を心配することなく、成分パレットの利用範囲のより大きな自由裁量を得ることができる。
このようにして、活性剤を、フィルム形成材料から分離することによって、本発明は、フィルムの安定性に有害な影響を及ぼすことなく、活性剤の大量の装填を可能にする。しかしながら、活性剤の大部分がマイクロカプセル化形態で含有することができるので、当業者であれば、添加できる量はフィルムの安定性と活性剤の放出の考察によって限定されることを理解し、この作用に注意を払うであろうが、いくつかの活性剤をフィルム体内に組み込み、それによって活性剤放出に別の次元を加えることができる。
マイクロカプセルを使用して、着色剤のような特定の非活性剤を含有させることができる。消費製品において、色および色パターンは、消費者が特定の製品または製品のブランドを識別するのを助けることは明らかである。しかしながら、製造中および長期の貯蔵中に割り当てられた形状から色が滲出しないように、色、特に色の組合せを可食性フィルムに導入することは技術的に困難である。予備着色したマイクロカプセルの集団を利用すると、精巧な設計を伴う場合でも、フィルムに効果的に着色する簡単な手段が得られる。さらに、着色料はカプセル化されているので、着色料が時間とともに滲出または拡散する傾向は相当に低下する。
最後に、異なる直径のマイクロカプセルの集団を使用して、フィルム中の微粒子物質の印象を与えることによって、マイクロカプセルを使用して、本発明の可食性フィルムに追加の視覚効果を付加することができる。
本発明の可食性フィルムには、フィルムに付加的な便益または特性を与える、その他の任意選択の成分を含めることができる。
1種または2種以上の崩壊剤を使用することができる。崩壊剤は、水分と接触すると迅速に溶解して、フィルム構造を分解、崩壊させる水溶性材料である。崩壊剤の性質およびフィルム内に使用する量は、フィルムを崩壊および溶解させるべき速さ、およびフィルム形成材料の性質にも依存する。
本発明の可食性フィルムには、フィルムに付加的な便益または特性を与える、その他の任意選択の成分を含めることができる。
1種または2種以上の崩壊剤を使用することができる。崩壊剤は、水分と接触すると迅速に溶解して、フィルム構造を分解、崩壊させる水溶性材料である。崩壊剤の性質およびフィルム内に使用する量は、フィルムを崩壊および溶解させるべき速さ、およびフィルム形成材料の性質にも依存する。
可塑剤を使用して、機械的性質に影響を与えることによって、フィルムを柔らかく、容易に粉末化しないように保つとともに、その取扱いの容易さを確保することができる。
乳化剤を使用して、フィルムの製造を容易にすることができる。フィルムは、混和性がないか、または何らかの形態の介入なしには、容易に混合することのない材料で形成することが出来る。通常、貯蔵を容易にするために、フィルムを剥離紙上に注入成型する場合には、乳化剤による介入がないと、連続的フィルムを形成することはできないことが多い。乳化剤を使用しなければ、フィルムは、しみ状(blotchy)になったり、すじ状(streaky)になったり、あるいは穴を生じることもある。
その他の任意選択の成分として、食品、栄養配合物および医薬製剤に一般に使用される、保存剤および抗菌剤を含めることができる。
乳化剤を使用して、フィルムの製造を容易にすることができる。フィルムは、混和性がないか、または何らかの形態の介入なしには、容易に混合することのない材料で形成することが出来る。通常、貯蔵を容易にするために、フィルムを剥離紙上に注入成型する場合には、乳化剤による介入がないと、連続的フィルムを形成することはできないことが多い。乳化剤を使用しなければ、フィルムは、しみ状(blotchy)になったり、すじ状(streaky)になったり、あるいは穴を生じることもある。
その他の任意選択の成分として、食品、栄養配合物および医薬製剤に一般に使用される、保存剤および抗菌剤を含めることができる。
発明の詳細な説明
ヒドロコロイドフィルム形成材料は、食品業界または医薬業界において、フィルム形成特性で知られるヒドロコロイドの、任意のものとすることができる。迅速に水和し、迅速に水に分散または溶解させることのできる、任意のフィルム形成材料を使用することができる。好ましいフィルム形成材料は、一般に、ポリマー炭水化物、または水溶性ポリペプチドを基材とするとともに、デンプン;化学的または物理的に修飾されたデンプン;アルギン酸塩、例えばアルギン酸ナトリウム;ペクチン;トラガカント、アカシアゴム、アラビアゴム;寒天;カラゲーナン;ゼラチン;カゼイン;大豆タンパク質;ホエータンパク質;ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースもしくはヒドロキシプロピルセルロース、またはその混合物などのセルロースポリマー;コムギグルテン、ファーセレラン、ローカストビーンガム、キトサン、キサンタンガム、ゲランガム、プラランおよびその混合物を含む。水に可溶性または膨潤性の合成ポリマーを使用してもよく、その例としては、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、またはポリアクリルアミドが挙げられる。
ヒドロコロイドフィルム形成材料は、食品業界または医薬業界において、フィルム形成特性で知られるヒドロコロイドの、任意のものとすることができる。迅速に水和し、迅速に水に分散または溶解させることのできる、任意のフィルム形成材料を使用することができる。好ましいフィルム形成材料は、一般に、ポリマー炭水化物、または水溶性ポリペプチドを基材とするとともに、デンプン;化学的または物理的に修飾されたデンプン;アルギン酸塩、例えばアルギン酸ナトリウム;ペクチン;トラガカント、アカシアゴム、アラビアゴム;寒天;カラゲーナン;ゼラチン;カゼイン;大豆タンパク質;ホエータンパク質;ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースもしくはヒドロキシプロピルセルロース、またはその混合物などのセルロースポリマー;コムギグルテン、ファーセレラン、ローカストビーンガム、キトサン、キサンタンガム、ゲランガム、プラランおよびその混合物を含む。水に可溶性または膨潤性の合成ポリマーを使用してもよく、その例としては、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、またはポリアクリルアミドが挙げられる。
これらの材料は、それが適用される基板上または口腔内で、迅速に水和するとともに、分散または溶解する能力によって選択する。好ましい材料は、口腔内、またはそれを適用する食品上で、20秒以内に溶解または分散し、フィルムに含有される活性剤を放出するとともに、カプセル化された活性剤を出現させて、活性剤を持続的に放出する。
材料は、乾燥または実質的に乾燥状態のときに、製造、貯蔵および使用時に、それらの取扱い、および操作を可能にするのに必要な機械強度を備えるフィルムを形成する能力によって選択する。
材料は、乾燥または実質的に乾燥状態のときに、製造、貯蔵および使用時に、それらの取扱い、および操作を可能にするのに必要な機械強度を備えるフィルムを形成する能力によって選択する。
上記の特性に加えて、特に好ましいフィルム形成材料は、それを製造中に、例えば、乾燥条件を加速するために、可食性フィルム配合物の固体含有が出来る限り高くなるように、所定量の水に多量に組み入れることが可能なものである。この点において、アルギン酸塩は特に好ましいフィルム形成材料である。
ヒドロコロイドフィルム形成材料は、材料の性質、使用する特定のフィルム形成条件、可食性フィルムの望ましい特性、フィルム中に使用されるその他の成分の性質に応じて、量を変えて使用することができる。しかしながら、ほとんどの目的に対しては、多量のフィルム形成材料、例えば、フィルム形成組成物の全固体重量に対して50〜90%、より好ましくは50〜80%が望ましい。
ヒドロコロイドフィルム形成材料は、材料の性質、使用する特定のフィルム形成条件、可食性フィルムの望ましい特性、フィルム中に使用されるその他の成分の性質に応じて、量を変えて使用することができる。しかしながら、ほとんどの目的に対しては、多量のフィルム形成材料、例えば、フィルム形成組成物の全固体重量に対して50〜90%、より好ましくは50〜80%が望ましい。
本発明には、すべての種類のカプセル化技術を応用することができる。使用する特定のカプセル化媒体は、カプセル化しようとする材料の性質、所望の放出動特性(release kinetics)および放出プロフィールに依存する。これらの要因を知らされると、当業者であれば、所望の結果を達成するのに、好適なカプセル化媒体を選択するための発明活動を行う必要はないであろう。
本発明に好適なカプセル化技法としては、噴霧乾燥法、複合コアセルベーション法(complex coacervation)、相分離技法(水性および有機両方の相分離)、シクロデキストリン分子カプセル化、イースト細胞カプセル化(yeast-cell encapsulation)、in situ重合化、コーティング、および押出しが挙げられる。
本発明に好適なカプセル化技法としては、噴霧乾燥法、複合コアセルベーション法(complex coacervation)、相分離技法(水性および有機両方の相分離)、シクロデキストリン分子カプセル化、イースト細胞カプセル化(yeast-cell encapsulation)、in situ重合化、コーティング、および押出しが挙げられる。
噴霧乾燥技法は、当該技術において周知であり、当業者であればこれを使用して、本発明の使用に好適なマイクロカプセルを形成することができる。通常の噴霧乾燥技法において、活性剤は、一般にオイルの形態か、または非水性溶液で、フィルム形成剤を含有する水相中に分散されて、エマルジョンを形成し、これが、エマルジョンを微小な液滴に分散させるノズルを介して、乾燥機に供給される。乾燥条件は、所望の製品特性および所望の粒子寸法に関係するいくつかの因子に応じて選択される。すべての種類のフィルム形成剤を使用することが可能であり、例えば上記のフィルム形成炭水化物、ポリペプチドおよび合成ポリマーは、有用な可食性フィルム形成材料であり、これらを使用することができる。
コアセルベーションは、当該技術において周知の技法であり、活性剤を含む疎水性芯材料を形成するステップと、これを、保護コロイドの特性を有する帯電した、水溶性ポリマー溶液内で乳化するステップとを含む。その後、反対符号に帯電させた親水性コロイド溶液を、それに添加する。コロイド濃度、pHおよび温度などのプロセス条件を制御して、相分離(コアセルベーション)を誘発し、ポリマーのコロイドリッチ被膜を、疎水性活性物含有芯上に析出させて、マイクロカプセルの壁を形成する。その後に、この壁を、アルデヒド、例えばホルムアルデヒドのような適当な架橋剤を使用して、架橋によって硬化かつ不溶化する。カプセル壁に使用する材料は、当該技術において周知であり、ゼラチンのようなタンパク質または、アルギン酸塩のような、前述のフィルム形成炭水化物を含む。
押出しによるカプセル化は、基質材料(matrix material)の溶融物または基質材料の溶液を得て、これを活性剤とともに、スクリュー押出し機(screw extruder)その他を使用して、乾燥または冷却の前に、同時押出しおよび磨砕を行ってマイクロカプセルを形成することができる。基質材料は、水溶性の糖または糖混合物などの、親水性のガラス状材料で形成することができる。そのような基質は、通常、水分およびオキシダントに対して不浸透性であり、酸化および水分感受性を有する活性剤をカプセル化するのに有用である。代替手法として、基質材料を、野菜脂肪、可食性ワックス、またはフィルム形成炭水化物などの疎水性のものにするか、あるいは疎水性とガラス状親水性の材料の混合物としてもよい。このような材料の組合せは、活性剤と関係して、特に望ましい送達効果を達成するように選択する。
活性剤の粒子を、上述したフィルム形成材料のいずれかで、カプセル化媒体をコーティングしてもよい。コーティング技法を使用して、活性剤の粒子、通常は固体粒子をコーティングするか、または上述のカプセル化した成形品をさらにコーティングしてもよい。
コーティングは、スプレー塗装、パンコーティング(pan coating)、流動床コーティング、ロトグラニュレータコーティング(rotogranulator coating)、環状ジェットコーティング、スピンディスクコーティング、スプレー冷却、スプレー乾燥、フィルターマット乾燥(filtermat drying)、多段乾燥(Multi Stage Drying(MSD))ドラムロールコーティング、凍結乾燥、およびスプレー急冷(spray chilling)などの公知の技法によって実施することができる。
コーティングは、スプレー塗装、パンコーティング(pan coating)、流動床コーティング、ロトグラニュレータコーティング(rotogranulator coating)、環状ジェットコーティング、スピンディスクコーティング、スプレー冷却、スプレー乾燥、フィルターマット乾燥(filtermat drying)、多段乾燥(Multi Stage Drying(MSD))ドラムロールコーティング、凍結乾燥、およびスプレー急冷(spray chilling)などの公知の技法によって実施することができる。
当業者であれば、使用する特定の技法および使用するカプセル化材料は、カプセル化する活性剤の性質と、達成しようとする放出特性のタイプとによって決まることを理解するであろう。例えば、風味剤アルデヒドを含有する風味剤を使用するときには、アルデヒドはポリペプチドを長期間にわたって架橋する作用があり、これは、例えばフィルムを口中に入れたときに、急速に水和して溶解または分散する能力に影響する可能性があるので、ゼラチンのようなポリペプチドを含有するカプセル化材料は使用しない方が好ましい。さらに、酸味料を活性剤として使用する場合には、カプセル化媒体は、可食性ワックスのような脂肪物質、および野菜脂肪およびその他から選択するのが好ましく、これらの材料は、効率的にカプセル化し、酸の存在によっても損なわれることがない。
前述の事実にもかかわらず、本出願人は、風味材料を含有する芯材料の周りに外部ヒドロゲル殻を含むマイクロカプセルを用いて、多くの活性剤、特に風味剤を概して良好にカプセル化できることを見出した。ヒドロゲル殻は、ポリペプチド、フィルム形成炭水化物または前述の合成ポリマー、例えばゼラチン、より具体的にはフィッシュゼラチン、およびポリビニルピロリドンから選択することができる。
芯は、活性剤、例えば風味材料で構成するか、またはそれは、風味材料とキャリアオイル、例えば鉱油、野菜油、ベンジルアルコール、またはそれらの混合物から選択されるオイルを含むことが出来る。マイクロカプセルおよびその形成方法は、米国特許第6,045,835号に記載されたものが好ましく、それを参照により本文に組み入れる。そのようなマイクロカプセルは、FLAVOBURSTという商標でGivaudanから市販されている。
可食性フィルム配合物に添加されるマイクロカプセルの正確な量は、その中の風味材料の装填量によって決まる。しかしながら、マイクロカプセルは、組成物の乾燥重量で1〜30%、より好ましくは乾燥重量で1〜10%の活性剤装填を達成するように添加するが好ましい。使用するカプセル化システムのタイプと、活性剤の性質とに応じて、約1〜40%、より好ましくは10〜25%の装填を達成することが可能である。
可食性フィルム配合物に添加されるマイクロカプセルの正確な量は、その中の風味材料の装填量によって決まる。しかしながら、マイクロカプセルは、組成物の乾燥重量で1〜30%、より好ましくは乾燥重量で1〜10%の活性剤装填を達成するように添加するが好ましい。使用するカプセル化システムのタイプと、活性剤の性質とに応じて、約1〜40%、より好ましくは10〜25%の装填を達成することが可能である。
本発明に置いて使用する崩壊剤は、可食性フィルム配合物に添加して、流体環境において、フィルム形成材料の分解を支援することができる材料である。好ましい崩壊剤は、通常、ラクトース、グルコース、またなマンノースなどの糖;マンニトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、またはマルチトールなどの糖アルコール;コーンスターチ、ポテトスターチ、ライススターチ、タピオカスターチ、トウモロコシデンプンまたはナトリウムスターチグリコラートなどのある種の天然デンプンまたは当該技術において公知の化学的または物理的に修飾されたデンプン;ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレン共重合体、ポリオキシプロピレン共重合体、またはポリエチレンオキシドなどの合成ポリマー;修飾セルロース、クロスカメローズナトリウムおよびマイクロクリスタルセルロースまたはこれら化合物の、任意の混合物のようなセルロース基質材料からなる群から選択される、水溶性または水分散性の成分から選択される。
修飾デンプンは、特に好ましく、例えば、タピオカもしくは修飾タピオカまたはそれらの組合わせである。
崩壊剤を使用する場合にはその量は、フィルム形成材料の性質および必要とする崩壊の速度によって決まる。崩壊剤は、配合物の乾燥重量で0〜50%、特に、配合物の乾燥重量で10〜30%の量で使用するのが好ましい。本発明による可食性フィルムから送達することのできる活性成分は、薬剤、機能性食品剤、酸味料などの風味剤やその他の味覚改質剤、および芳香剤から選択することができる。
崩壊剤を使用する場合にはその量は、フィルム形成材料の性質および必要とする崩壊の速度によって決まる。崩壊剤は、配合物の乾燥重量で0〜50%、特に、配合物の乾燥重量で10〜30%の量で使用するのが好ましい。本発明による可食性フィルムから送達することのできる活性成分は、薬剤、機能性食品剤、酸味料などの風味剤やその他の味覚改質剤、および芳香剤から選択することができる。
使用するの具体的な風味成分は、可食性フィルムの最終用途によって決まる。風味成分は、食品製品に風味のある味覚を付与するのに使用することができる。しかしながら、より好ましくは、利用する風味成分は、口臭清涼用途または菓子類もしくは化粧製品用を意図するフィルムにおいて、あるいは医薬製剤または機能性食品製剤に快い味覚、もしくは味覚遮蔽効果を付与することにも使用する。
風味剤は、合成風味オイルおよび調味用芳香族、および/またはオイル、オレオレジンおよび植物、葉、花、果実などから取り出した抽出物、およびそれらの組合せから選択することができる。代表的な風味オイルとしては、スペアミントオイル、シナモンオイル、ペパーミントオイル、チョウジ油(clove oil)、ベイオイル、タイム油、セダーリーフオイル、ナツメグオイル、セージオイル、およびビターアーモンドオイルが挙げられる。
風味剤は、合成風味オイルおよび調味用芳香族、および/またはオイル、オレオレジンおよび植物、葉、花、果実などから取り出した抽出物、およびそれらの組合せから選択することができる。代表的な風味オイルとしては、スペアミントオイル、シナモンオイル、ペパーミントオイル、チョウジ油(clove oil)、ベイオイル、タイム油、セダーリーフオイル、ナツメグオイル、セージオイル、およびビターアーモンドオイルが挙げられる。
好適な風味組成としては、限定はされないが、2−メチルピラジン、アセトフェノンエキストラ、アルコールC6、アルコールC8、アルデヒドC7ヘプチル、アルデヒドC8、アルデヒドC9、カプロン酸アリル、酪酸アミル、アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ベンジルアルコール、酪酸ベンジル、ギ酸ベンジル、イソバレリアン酸ベンジル(Benzyl Iso Valerat)、プロピオン酸ベンジル、酢酸ブチル、ショウノウ、シンナムアルデヒド、シス−3−ヘキサノール、酢酸シス−3−ヘキセニル、ギ酸シス−3−ヘキセニル、プロピオン酸シス−3−ヘキセニル、シトロネラール、シトロネロール、カミンアルデヒド(Cumnic Aldehyde)、ダマシノン、ダマシノンアルファ、ダマシノンベータ、マロン酸ジエチル、アントラニル酸ジメチル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、エストラゴール、酢酸エチル、アセト酢酸エチル、安息香酸エチル、ヘプタン酸エチル、サリチル酸エチル、−2−メチル酪酸エチル、オイカリプトール、オイゲノール、酢酸フェンキル、フェンキルアルコール、メチル−2−オクチノエート、2−sec−ブチルシクロヘキサノン、酢酸スチラリル、酢酸ヘキシル、イオノンアルファ、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、イソメントン、ジャスモンシス、ラエボカルボン(Laevo Carvone)、リナロール、リナロールオキシド、メロナール、メントール、メントン、メチルアセトフェノン、メチルアミルケトン、安息香酸メチル、ヘプタン酸メチル、メチルヘキシルケトン、メチルパラクレゾール、酢酸メチルフェニル、サリチル酸メチル、ネラール、ネロール、パラクレゾール、酢酸パラクレジル、パラトリルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、酢酸フェニルエチル、酪酸フェニルエチル、ギ酸フェニルエチル、フェニルエチルイソブチレート、プロピオン酸フェニルエチル、酢酸フェニルプロピル、フェニルプロピルアルデヒド、4−メチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)テトロヒドロピラン、プロピオン酸スチラリル、テルピネオール、テルピノレン、トランス−2−ヘキセナール、ヘキシルシンナムアルデヒドアルファ、オキサシクロヘプタデカ−10−エン−2−オン、安息香酸リナリル、シーダー油(Cedrol)、桂皮酸ベンジル、桂皮酸リナリル、桂皮酸フェニルエチル、酢酸パラクレジルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ヘキシル、サリチル酸フェニルエチル、およびオキサシクロヘキサデカン−2−オンが挙げられる。
本発明の可食性フィルム配合物は、アルデヒド機能を含む風味剤の送達に特に好適であり、それには、シナモンのような風味、およびバニラ、チョコレート、コーヒー、ココアおよびレモン、オレンジ、グレープ、ライムおよびグレープフルーツを含む柑橘油、およびリンゴ、梨、桃、ストロベリー、ラズベリー、チェリー、プラム、パイナップル、アプリコット、その他を含む果実エッセンスなどの人工、天然または合成果実風味がある。これらの調味剤は、別個に使用するか、または混合して使用することができる。アルデヒド調味剤とそれに対応する風味特性は、アセトアルデヒド(リンゴ);ベンズアルデヒド(チェリー、アーモンド);シンナムアルデヒド(シナモン);シトラール、すなわちアルファシトラール(レモン、ライム);ネラール、すなわちベータシトラール(レモン、ライム);デカナール(オレンジ、レモン);エチルバニリン(バニラ、クリーム);ヘリオトロピン、すなわちピペロナール(バニラ、クリーム);バニリン(バニラ、クリーム);アルファ−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーフルーティ風味);ブチルアルデヒド(バター、チーズ);バレルアルデヒド(バター、チーズ);シトロネラール(修飾、多種);デカナール(柑橘類果実);アルデヒドC8(柑橘類果実);アルデヒドC−9(柑橘類果実);アルデヒドC−12(柑橘類果実);2−エチルブチルアルデヒド(ベリー果実);ヘキセニル、すなわちトランス−2−(ベリー果実);トリルアルデヒド(チェリー、アーモンド);ベラトラアルデヒド(veratraldehyde)(バニラ);2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、すなわちメロナール(メロン);2−6−ジメチルオクタナール(グリーンフルーツ);および2−ドデセナール(柑橘類、マンダリン);チェリー;グレープ;それらの混合物;その他である。
アルデヒド風味剤のカプセル化が可能なことは、本発明の特有の特徴である。これらの材料は、ポリペプチド、例えばゼラチンのような特定の有用なフィルム形成材料を架橋する能力があり、これによって、フィルムの水和時間が影響を受けて、その結果、フィルムが容易に分散または溶解しないようになる。マイクロカプセル内にこれらのアルデヒドを隔離することによって、これらの材料の装填を高くしたままで、フィルム形成材料の特性を維持することができる。
使用する調味の量は、通常は、風味タイプ、個々の風味、および所望の強度などの因子によって決まる、嗜好の問題である。すなわち、最終製品において所望の結果を得るために、その量を変えることができる。そのような変更は、過度の実験を必要とせず、当業者の能力範囲で行えることである。一般に、約0.1〜約30重量%が使用可能であり、約2〜約25重量%の量が好ましく、また約8〜約10重量%がさらに好ましい。
使用する調味の量は、通常は、風味タイプ、個々の風味、および所望の強度などの因子によって決まる、嗜好の問題である。すなわち、最終製品において所望の結果を得るために、その量を変えることができる。そのような変更は、過度の実験を必要とせず、当業者の能力範囲で行えることである。一般に、約0.1〜約30重量%が使用可能であり、約2〜約25重量%の量が好ましく、また約8〜約10重量%がさらに好ましい。
酸味料を、可食性フィルムの中に組み入れて、酸味(tartness)またはすっぱさ(sourness)を有する製品を製造したり、口中に入れたときに口腔の分泌効果を誘発することができる。酸味料は、上述の柑橘風味と組み合わせることにより、特に効果的に使用することができる。酸味料として、クエン酸、リンゴ酸、氷酢酸、アントラニル酸、酒石酸、チグリン酸、アスコルビン酸、安息香酸、タンニン酸、コハク酸、アジピン酸、フマル酸および乳酸が挙げられる。
酸味、すっぱさおよび唾液分泌を達成するために、酸味料は、可食性フィルム配合物の乾燥重量の約8%を超えるレベル、より具体的には8〜20乾燥重量%のレベルで使用する必要がある。これらのレベルにおいては、酸はフィルムの特性に悪影響を及ぼし、例えば機械的安定性が損なわれ、吸湿性が増大する可能性がある。したがって、酸、または少なくとも酸の大部分を、以上に記載したようにマイクロカプセル中にカプセル化することが有用である。その他の感覚受容性材料、例えば、菓子類、オーラルケアまたはボディケア製品などのパーソナルケア商品、その他のような技術において一般的に使用される、冷却材料(coolant materials)および甘味剤を、活性剤として含めることができる。
医薬剤または機能性食品剤としては、局所効果をもたらすために口腔内に入れる用剤、または口腔粘膜、または開いた傷の全体から吸収させて、局所または全身効果を付与するための用剤を挙げることができる。説明分類と代表的例としては、それに限定はされないが以下のものがある。
(a)デキストロメトルファン、臭化水素酸デキストロメトルファン、ノスカピン、クエン酸カルベタペンタン、および塩酸クロフェジアノールなどの鎮咳剤;
(b)マレイン酸クロルフェニラミン、酒石酸フェニンダミン、マレイン酸ピリラミオーネ、コハク酸ドキシラミン、およびクエン酸フェニルトロクサミンなどの抗ヒスタミン薬;
(c)塩酸フェニルフェリン、塩酸フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、塩酸エフェドリンなどの、うっ血除去薬;
(d)リン酸コデイン、硫酸コデインおよびモルヒネなどの種々のアルカロイド;
(e)塩化カリウムおよび炭酸カルシウム、酸化マグネシウムおよびその他のアルカリ金属およびアルカリ土類金属塩などのミネラル補給食品;
(f)緩下剤、ビタミンおよび制酸薬;
(a)デキストロメトルファン、臭化水素酸デキストロメトルファン、ノスカピン、クエン酸カルベタペンタン、および塩酸クロフェジアノールなどの鎮咳剤;
(b)マレイン酸クロルフェニラミン、酒石酸フェニンダミン、マレイン酸ピリラミオーネ、コハク酸ドキシラミン、およびクエン酸フェニルトロクサミンなどの抗ヒスタミン薬;
(c)塩酸フェニルフェリン、塩酸フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、塩酸エフェドリンなどの、うっ血除去薬;
(d)リン酸コデイン、硫酸コデインおよびモルヒネなどの種々のアルカロイド;
(e)塩化カリウムおよび炭酸カルシウム、酸化マグネシウムおよびその他のアルカリ金属およびアルカリ土類金属塩などのミネラル補給食品;
(f)緩下剤、ビタミンおよび制酸薬;
(g)コレスチラミンなどのイオン交換樹脂;
(h)Gemfibrozilなどの抗コレステロール剤および抗脂質剤;
(i)N−アセチル−プロカインアミドなどの抗不整脈薬;
(j)アセトミノフェン、アスピリンおよびイブプロフェンなどの解熱剤;
(k)塩酸フェニルプロパノールアミンまたはカフェインなどの食欲抑制剤;および
(l)Quaifenesinなどの去痰剤である。
(h)Gemfibrozilなどの抗コレステロール剤および抗脂質剤;
(i)N−アセチル−プロカインアミドなどの抗不整脈薬;
(j)アセトミノフェン、アスピリンおよびイブプロフェンなどの解熱剤;
(k)塩酸フェニルプロパノールアミンまたはカフェインなどの食欲抑制剤;および
(l)Quaifenesinなどの去痰剤である。
追加の有用な活性薬物としては、抗炎症物質、冠状動脈拡張剤、大脳拡張剤、抹消血管拡張剤、抗感染剤、向精神性剤、抗躁病薬、興奮薬、胃腸鎮静剤、止しゃ薬、抗狭心症薬、血管拡張剤、血圧降下薬、血管収縮薬および片頭痛治療薬、抗生物質、トランキライザー、抗精神分裂病剤(antiphychotics)、制癌薬、抗凝固剤および抗トロンビン薬、催眠薬、鎮静剤、抗嘔吐剤(antiemetics)、制嘔吐剤(anti-nauseants)、鎮痙薬、神経筋薬、高血糖症および低血糖症剤、甲状腺および抗甲状腺製剤、利尿剤、抗痙攣薬(antispasmodics)、子宮弛緩薬、栄養添加剤、肥満防止薬、同化薬、赤血球生成促進薬(erythropoietic drugs)、抗喘息薬、咳抑制剤、粘膜溶解薬(mucolytics)、抗尿酸血症(anti-uricemic)薬、およびその他を含む。薬物(drugs)および医薬(medicaments)の混合物も使用することができる。
使用する医薬剤または機能性食品剤の量は、当業者であれば理解するように、治療すべき特定の状態および使用する特定の活性剤によって決まる。
使用する医薬剤または機能性食品剤の量は、当業者であれば理解するように、治療すべき特定の状態および使用する特定の活性剤によって決まる。
本発明の組成物には、着色剤を含めることもできる。着色剤は、所望の色を生成するのに効果的な量で使用する。本発明において有用な着色剤としては、二酸化チタンのような顔料があり、これは最高で約5重量%、好ましくは約1重量%未満の量を組み入れることができる。着色剤には、食品、薬品および化粧用途に好適な天然食用色素および染料を含めることもできる。これらの着色剤は、FD&C染料およびレーキと呼ばれている。前記の使用範囲に許容できる材料は、好ましくは水溶性で、FD&CブルーNo.2を含み、これは5,5−二スルホン酸インジゴチンの二ナトリウム塩である。同様に、グリーンNo.3と呼ばれる染料は、トリフェニルメタン染料を含み、4−[4−N−エチル−p−スルホベンジルアミノ)ジフェニル−メチレン]−[1−N−エチル−N−p−スルホニウムベンジル)−2,5−シクロ−ヘキサジエンイミン]の一ナトリウム塩である。すべてのFD&CおよびD&C染料、ならびにそれらに対応する化学構造の全詳説は、Kirk-Othmer、Encyclopedia of Chemical Technology、Volume 5, Pages 857-884に示されており、したがって、これを本明細書に参照により組み入れる。
本発明に使用する乳化剤は、フィルムを剥離紙上に注入成型して製作するときに、使用するのが有利な任意選択の成分である。これらは、レシチン、ステアラート、ステアリン酸のエステル誘導体、パルミタート、パルミチン酸のエステル誘導体、オレアート、オレイン酸のエステル誘導体、グリセリド、グリセリドのエステル誘導体、スクロースポリエステル、ポリグリセロールエステル、および動物ワックス、野菜ワックス、合成ワックス、石油、およびそれらの混合物からなる群から選択することができる。特に有用な乳化剤は、レシチン、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、または1または2以上のポリアルコールを含むポリオキシエチレンヒマシ油誘導体などの非イオン界面活性剤、またはそれらの混合物である。
乳化剤は、最高で2重量%、より好ましくは最高で1重量%の量で使用することができる。
乳化剤は、最高で2重量%、より好ましくは最高で1重量%の量で使用することができる。
可食性フィルム組成物中に可塑剤を使用して、フィルムに柔軟性を付与して貯蔵時および使用時のフィルムの取り扱いを容易にすることができる。可塑剤としては、可食性フィルム技術に一般に可塑剤として使用される材料の任意のもの、特にグリセロール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マルチトールおよびマンニトールなどの多価アルコール類を挙げることができる。
可塑剤は、最高で5重量%、より好ましくは最高で1重量%まで使用することができる。
可塑剤は、最高で5重量%、より好ましくは最高で1重量%まで使用することができる。
以上に記述した可食性フィルムは、ヒドロコロイドフィルム形成材料および上記した他の任意成分の水溶液を準備するステップ;溶液を均質になるまで混合するステップ;活性剤を含むマイクロカプセルを添加するステップ;得られた混合物を取り外し可能な裏当て媒体上に注入成型するステップ;例えば従来式ナイフコーティング技法を用いて混合物をコーティングするステップ;およびフィルムを乾燥するステップを含む方法によって製造することができる。
乾燥工程は、高温空気浴、乾燥トンネル、真空乾燥機、またはその他任意適当な方法によって実施することができる。フィルムは、マイクロカプセル化された活性剤を含むので、これらの活性剤が熱感受性であっても、比較的高い温度、例えば最高で90℃を使用することによって、活性剤の保留またはその完全性に実質的に悪影響を与えることなく、処理時間を低減することができる。
本発明の可食性フィルムは、特別な注意を払うことなく取り扱うのに十分な強度を有する、紙のようなウエハ状の粘稠性(consistency)を持たせることができる。フィルムは連続シートとして供給して、それをスプール上に巻き取るか、またはシートに切断して積み重ねて貯蔵することができる。このフィルムは、特定の目的とする最終使用に対して、任意所望の形状に切断して、適当な容器に詰めることができる。
本発明の可食性フィルムは、特別な注意を払うことなく取り扱うのに十分な強度を有する、紙のようなウエハ状の粘稠性(consistency)を持たせることができる。フィルムは連続シートとして供給して、それをスプール上に巻き取るか、またはシートに切断して積み重ねて貯蔵することができる。このフィルムは、特定の目的とする最終使用に対して、任意所望の形状に切断して、適当な容器に詰めることができる。
フィルムの厚さは、製造工程中に、例えば50〜200ミクロンの間に精密に制御することができる。またフィルムは、単層または多層構造とすることができる。単層フィルムの場合には、マイクロカプセルは、ヒドロコロイドフィルム形成材料の単層の全体に分散される。可食性フィルムが、多層の形態の場合には、フィルムには、ヒドロコロイドフィルム形成材料に加えて、マイクロカプセルからなる不連続層(discrete layer)を含めることができる。この不連続層は、任意好適な処理工程によって形成することが可能であり、例えば、湿潤フィルムが乾燥工程を通過する前に、その上にマイクロカプセルを噴霧するか、またはふりかけることができる。
口中に直接入れると、可食性フィルムは、迅速に水和、軟化するとともに、粘膜接着性の特性を生じる。その後、フィルムは口腔内で迅速に分散または溶解することによって、異物感や与えたり、不快な口中感覚を残すことがない。フィルムが迅速に溶解または分散するにもかかわらず、微粒子が口腔中に長く滞留して、悪い口中感覚を伴うことなく、活性剤の長期間の放出が得られるのは、この可食性フィルムの特徴である。したがって、長時間、例えば20分またはそれ以上持続する味覚、または口中清涼感をもたらすことができる。その代わりに、またはそれに加えて、医薬活性物を、局所的または全身に長期にわたって放出することができる。既存の市販製品においては、不快な口中感覚がないようにフィルムが一旦、溶解した後は、活性剤が唾液によって迅速に洗い流されるので、それに比例して、風味感覚または化粧効果や医薬効果が迅速に失われる。それとは異なり、マイクロカプセルは、口中組織内の穴や裂け目に物理的に捕捉されるか、またはフィルムのそれと類似する、ある粘膜接着特性を持つことによって、より長時間にわたって口腔中に残留する。
比較的大量の活性剤を装填すること、および水分を引きつけるフィルム成分を使用すること、例えばある種の可塑剤は湿潤特性を与えるにもかかわらず、フィルムは驚くほど機械的に頑強であり、かつ吸湿性において安定している。例えば、可食性フィルムは、25%を超える風味オイルを含有し、それでもなお、強調条件下(例えば、30℃/85%r.h.)において、最高4日またはそれ以上の期間、自己粘着に対する耐性を有する。これらの結果は、風味の少ない市販の可食性フィルムと比較しても、優れている。したがって、本発明の可食性フィルムは、貯蔵寿命が大幅に改善されるとともに、公知の可食性フィルムよりも貯蔵および取り扱いが容易である。この吸湿安定性は、一部には、活性剤、例えば風味オイルをマイクロカプセル内に分離した結果であるが、いかなる特定の理論によって限定するものではないが、本出願者は、フィルム中に配置されるマイクロカプセルが、フィルムの表面に現れて、フィルムの表面活性に影響を与えて、フィルムに非粘着感(non-tacky feel)を付与するものと考える。もちろん、微小粒子の追加層が付加フィルムである場合には、この追加層によって、非粘着表面が得られる。
以上、食品の上、または口中に直接的に供給するための活性剤含有フィルムと関係して、本発明を説明した。しかしながら、当業者であれば、活性剤をカプセル化して、あらゆる種類の用途のフィムル形成組成物に、マイクロカプセルを添加することができることを理解するであろう。したがって、香りづけしたフィルムを提供すること、または最終消費者の皮膚上に置いて、芳香および/または保湿効果を付与することのできる保湿材料を含有することのできるフィルムを提供することは、本発明の範囲に入るものである。さらに、乾燥条件下で貯蔵するが、使用中は液体中に露出することを意図する基板の上に、このフィルムを堆積させることができる。例えば、可食性フィルムを表面、例えばソフトドリンクまたは飲料用のストローの内表面にコーティングしてもよい。このフィルムには、例えば炭酸飲料の中では不安定であるが、消費者がストローでそれを吸い上げるときに飲料と混合されるようにした風味成分、例えばシトラールを含めてもよい。このような応用の別の実施態様としては、可食性フィルムを瓶蓋内に含めて、蓋全体に配置した壊れやすいシールによって飲料から隔離しておき、消費者が蓋を開くと、この壊れやすいシールが破断して、フィルムが飲料中に落下し、迅速にその中に溶解するようにしたものが考えられる。したがって、本発明は不整合な風味剤を食品および飲料中へ混合することを可能にして、消費者が意識的に成分どうしを混合する必要なく、所望の風味調和をもたらすことができる。
次に、本発明を説明する一連の実施例を以下に示す。
次に、本発明を説明する一連の実施例を以下に示す。
実施例1
カプセル化された風味剤を含有する単層ヒドロコロイド基質を以下のように調製した。
カプセル化風味剤:
シナモンオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate(Givaudan)53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gとTextra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
カプセル化された風味剤を含有する単層ヒドロコロイド基質を以下のように調製した。
カプセル化風味剤:
シナモンオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate(Givaudan)53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gとTextra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
コーティング溶液:
デンプン質溶液 53g
タンパク質溶液 35g
Sorboソルビトール溶液 2.2g
ポリソルベート80 0.8g
カプセル化風味剤 9.0g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。カプセル化風味剤を添加し、塊がなくなるまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上にコーティングした。次いで、コーティングした紙を乾燥トンネル内で乾燥し、ヒドロコロイド混合物を形成した。ヒドロコロイド基質は、紙ウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化された風味剤を含むヒドロコロイド基材を断片に切断した。次いで、断片について、口腔内での風味放出の感覚応答を試験した。フィルムは、口中で迅速に溶解して、口腔への風味、冷却感およびヒリヒリ感(tingling sensation)の持続する噴出が得られた。
デンプン質溶液 53g
タンパク質溶液 35g
Sorboソルビトール溶液 2.2g
ポリソルベート80 0.8g
カプセル化風味剤 9.0g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。カプセル化風味剤を添加し、塊がなくなるまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上にコーティングした。次いで、コーティングした紙を乾燥トンネル内で乾燥し、ヒドロコロイド混合物を形成した。ヒドロコロイド基質は、紙ウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化された風味剤を含むヒドロコロイド基材を断片に切断した。次いで、断片について、口腔内での風味放出の感覚応答を試験した。フィルムは、口中で迅速に溶解して、口腔への風味、冷却感およびヒリヒリ感(tingling sensation)の持続する噴出が得られた。
実施例II
カプセル化された風味剤を含有する単層ヒドロコロイド基質を、以下のように調整した。
カプセル化風味剤:
ペパーミントオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gとTextra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって、透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合する。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
カプセル化された風味剤を含有する単層ヒドロコロイド基質を、以下のように調整した。
カプセル化風味剤:
ペパーミントオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gとTextra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって、透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合する。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
コーティング溶液:
デンプン質溶液 44g
タンパク質溶液 44g
Sorboソルビトール溶液 2.2g
ポリソルベート80 0.8g
カプセル化風味剤 9.0g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。カプセル化風味剤を添加し、塊がなくなるまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上にコーティングした。次いで、コーティングされた紙を乾燥トンネル内で乾燥し、ヒドロコロイド基質を形成した。ヒドロコロイド基質は、ペーパウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化された風味剤を含むヒドロコロイド基材を断片に切断した。次いで、断片について、口腔中における風味の放出の感覚応答を試験した。フィルムは、口中で迅速に溶解して、口腔への風味、冷却感およびヒリヒリ感の持続する噴出が得られた。
デンプン質溶液 44g
タンパク質溶液 44g
Sorboソルビトール溶液 2.2g
ポリソルベート80 0.8g
カプセル化風味剤 9.0g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。カプセル化風味剤を添加し、塊がなくなるまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上にコーティングした。次いで、コーティングされた紙を乾燥トンネル内で乾燥し、ヒドロコロイド基質を形成した。ヒドロコロイド基質は、ペーパウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化された風味剤を含むヒドロコロイド基材を断片に切断した。次いで、断片について、口腔中における風味の放出の感覚応答を試験した。フィルムは、口中で迅速に溶解して、口腔への風味、冷却感およびヒリヒリ感の持続する噴出が得られた。
実施例III
カプセル化された風味剤を含有する多層ヒドロコロイド基質を以下のように調整した。
カプセル化風味剤:
シナモンオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gと、Textra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって、透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合する。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
カプセル化された風味剤を含有する多層ヒドロコロイド基質を以下のように調整した。
カプセル化風味剤:
シナモンオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gと、Textra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって、透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合する。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
コーティング溶液:
デンプン質溶液 48g
タンパク質溶液 48g
Sorboソルビトール溶液 3.0g
ポリソルベート80 1.0g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上に、コーティングした。コーティング溶液が、特異剥離紙に塗布されると、カプセル化風味剤はコーティング部に局所的に適用された。次いで、コーティングした紙を、乾燥トンネル内で乾燥し、ヒドロコロイド基質を生成した。ヒドロコロイド基質は、紙のウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化された風味剤を含むヒドロコロイド基質を断片に切断する。次いで、断片について、口腔中における風味の放出の感覚応答を試験した。フィルムは、口中で迅速に溶解して、口腔内への風味、冷却感およびヒリヒリ感の持続する噴出が得られた。
デンプン質溶液 48g
タンパク質溶液 48g
Sorboソルビトール溶液 3.0g
ポリソルベート80 1.0g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上に、コーティングした。コーティング溶液が、特異剥離紙に塗布されると、カプセル化風味剤はコーティング部に局所的に適用された。次いで、コーティングした紙を、乾燥トンネル内で乾燥し、ヒドロコロイド基質を生成した。ヒドロコロイド基質は、紙のウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化された風味剤を含むヒドロコロイド基質を断片に切断する。次いで、断片について、口腔中における風味の放出の感覚応答を試験した。フィルムは、口中で迅速に溶解して、口腔内への風味、冷却感およびヒリヒリ感の持続する噴出が得られた。
実施例IV
果実風味および酸味料を含有する配合物を、前述の方法によって形成した。
果実風味および酸味料を含有する配合物を、前述の方法によって形成した。
実施例V
この実施例では、2種のフィルムの風味特性を比較する。第1のフィルムにおいては、風味材料は、フィルム形成成分にオイルとして直接添加した。第2のフィルムでは、風味材料をマイクロカプセル化し、次いでこのマイクロカプセルを他のフィルム成分に添加した。
フィルム基質中の風味オイル
コーティング溶液I:
デンプン質溶液 44g
タンパク質溶液 44g
Sorboソルビトール溶液 2.2g
ポリソルベート80 0.8g
シナモンオイル 4.0g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液、シナモンオイルおよびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。
この実施例では、2種のフィルムの風味特性を比較する。第1のフィルムにおいては、風味材料は、フィルム形成成分にオイルとして直接添加した。第2のフィルムでは、風味材料をマイクロカプセル化し、次いでこのマイクロカプセルを他のフィルム成分に添加した。
フィルム基質中の風味オイル
コーティング溶液I:
デンプン質溶液 44g
タンパク質溶液 44g
Sorboソルビトール溶液 2.2g
ポリソルベート80 0.8g
シナモンオイル 4.0g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液、シナモンオイルおよびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上にコーティングした。次いで、コーティングしたものを乾燥トンネル内で170°F度で乾燥し、風味含有フィルムを形成した。次いで、風味含有フィルムを、断片に切断した。次いで、断片について、ガスクロマトグラフィ(GC)によって、フィルム基質中の風味オイル含有量を試験した。
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上にコーティングした。次いで、コーティングしたものを乾燥トンネル内で170°F度で乾燥し、風味含有フィルムを形成した。次いで、風味含有フィルムを、断片に切断した。次いで、断片について、ガスクロマトグラフィ(GC)によって、フィルム基質中の風味オイル含有量を試験した。
フィルム基質内のカプセル化風味付け
カプセル化された風味剤:
シナモンオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gと、Textra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
カプセル化された風味剤:
シナモンオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gと、Textra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
コーティング溶液:
デンプン質溶液 43g
タンパク質溶液 43g
Sorboソルビトール溶液 3.0g
ポリソルベート80 1.0g
カプセル化シナモン風味 10g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。カプセル化された風味剤を添加し、塊がなくなるまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上にコーティングした。次いで、コーティングした紙を乾燥トンネル内で170°F度で乾燥し、ヒドロコロイド基質を形成した。ヒドロコロイド基質は、紙ウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化風味剤を含む、ヒドロコロイド基質を、断片に切断した。次いで、断片について、ガスクロマトグラフィによって、フィルム基質中の風味オイル含有量を試験した。
デンプン質溶液 43g
タンパク質溶液 43g
Sorboソルビトール溶液 3.0g
ポリソルベート80 1.0g
カプセル化シナモン風味 10g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。カプセル化された風味剤を添加し、塊がなくなるまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上にコーティングした。次いで、コーティングした紙を乾燥トンネル内で170°F度で乾燥し、ヒドロコロイド基質を形成した。ヒドロコロイド基質は、紙ウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化風味剤を含む、ヒドロコロイド基質を、断片に切断した。次いで、断片について、ガスクロマトグラフィによって、フィルム基質中の風味オイル含有量を試験した。
ガスクロマトグラフィ(GC)法
使用した試料抽出方法は以下のとおりである。
(1)遠心分離管にフィルム重量(0.5000〜1.000g)を付加、記録する。
(2)前記管に、重量2〜3滴のクロロシクロヘキサンを付加(標準)、記録する。秤から取り出し、HPLC水10.0mlを添加。
(3)溶解するまで渦流混合し、フィルム全体を水和するまで1〜2時間保持。
(4)HPLC等級アセトンを追加し、1〜2分間渦流混合。試料を平衡に保持する(時間を前記のように変更)。
(5)上部から試料を取り出し、装置(ヒューレットパッカードHP5890AHP7673オートサンプラ)へのサンプリングのためにGC自動サンプラーガラス瓶に加える。
使用した試料抽出方法は以下のとおりである。
(1)遠心分離管にフィルム重量(0.5000〜1.000g)を付加、記録する。
(2)前記管に、重量2〜3滴のクロロシクロヘキサンを付加(標準)、記録する。秤から取り出し、HPLC水10.0mlを添加。
(3)溶解するまで渦流混合し、フィルム全体を水和するまで1〜2時間保持。
(4)HPLC等級アセトンを追加し、1〜2分間渦流混合。試料を平衡に保持する(時間を前記のように変更)。
(5)上部から試料を取り出し、装置(ヒューレットパッカードHP5890AHP7673オートサンプラ)へのサンプリングのためにGC自動サンプラーガラス瓶に加える。
ここで、A〜Fは、風味材料の特性ピークを表す。GC面積/フィルム重量データは、図1に図示してあり、ここで「414−09000−13」は、風味オイルをフィルムに直接添加したフィルムを表し、「414−09000−14」は、風味オイルをマクロカプセル化形態で添加したフィルムを表す。
シナモン風味剤のマイクロカプセル化によって、ヒドロコロイド基質の乾燥工程中における揮発性成分の熱安定性が得られた。したがって、風味材料のプロフィールは、よく保存されており、非常に良好な風味プロフィールが送達された。風味オイルをフィルム基質に組み込むと、乾燥工程中に実質的に風味損失を生じるフィルムが生成されて、フィルム生成物は、元のオイルと同じ風味プロフィールを示さなかった。
シナモン風味剤のマイクロカプセル化によって、ヒドロコロイド基質の乾燥工程中における揮発性成分の熱安定性が得られた。したがって、風味材料のプロフィールは、よく保存されており、非常に良好な風味プロフィールが送達された。風味オイルをフィルム基質に組み込むと、乾燥工程中に実質的に風味損失を生じるフィルムが生成されて、フィルム生成物は、元のオイルと同じ風味プロフィールを示さなかった。
実施例VI
フィルム基質内のカプセル化風味付け
カプセル化風味剤:
シナモンオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gと、Textra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって、透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
フィルム基質内のカプセル化風味付け
カプセル化風味剤:
シナモンオイル40gに、メントールカルボキサミド2.0gと脱イオン水5.0gを加えて溶液を作製した。この溶液を、Flavorburst(登録商標)Dry Protein Encapsulate53.0gと30分間、混合した。風味剤は、30分後にFlavorburst(登録商標)中に吸収させて、乾燥カプセル化粉末を形成した。
ポリマー溶液:
デンプン溶液
Ultra-Sperse(登録商標)A10gと、Textra(登録商標)Plus10gを、脱イオン水180mlに、高せん断混合によって、透明溶液が形成されるまで添加した。
タンパク質溶液
脱イオン水70mlを40℃まで加熱。フィッシュゼラチンミックス30gを徐々に加えて、ゼラチンが溶解するまで、緩やかに攪拌して混合。30℃まで冷却して、温度を一定に保つ。
コーティング溶液:
デンプン質溶液 43g
タンパク質溶液 43g
Sorboソルビトール溶液 3.0g
ポリソルベート80 1.0g
カプセル化シナモン風味 10g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。カプセル化風味剤を添加し、塊がなくなるまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上に、コーティングする。次いで、コーティングされた紙を、乾燥トンネル内で170°F度で乾燥し、ヒドロコロイド基質を形成した。ヒドロコロイド基質は、紙ウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化風味剤を含むヒドロコロイド基質を、断片に切断した。次いで、断片について、30℃/85%RHで加速エージング試験を行った。
デンプン質溶液 43g
タンパク質溶液 43g
Sorboソルビトール溶液 3.0g
ポリソルベート80 1.0g
カプセル化シナモン風味 10g
デンプン溶液、Sorboソルビトール溶液およびポリソルベート80を、均質化するまで添加。タンパク質溶液を添加し、均質化するまで混合。カプセル化風味剤を添加し、塊がなくなるまで混合。
コーティング:
コーティング溶液を、ナイフ・オーバ・ロール塗装ヘッドを使用して、ポリエチレンコーティングされた特異な剥離紙上に、コーティングする。次いで、コーティングされた紙を、乾燥トンネル内で170°F度で乾燥し、ヒドロコロイド基質を形成した。ヒドロコロイド基質は、紙ウエハ状の粘稠性を有する。次いで、カプセル化風味剤を含むヒドロコロイド基質を、断片に切断した。次いで、断片について、30℃/85%RHで加速エージング試験を行った。
吸湿安定性試験
フィルム試料を30℃/85%環境チャンバに設置した。フィルム試料は、互いに積み重ね、チャンバ環境に開放した。試料は、4時間ごとにフィルム試料の粘着および溶解について監視した。試料を、次のランキング方式で評価した。
1−フィルムの互いの粘着なし
2−フィルムが互いに粘着するが、引き離すことが可能
3−隣接フィルムどうしが完全粘着して固体となる
フィルム試料を30℃/85%環境チャンバに設置した。フィルム試料は、互いに積み重ね、チャンバ環境に開放した。試料は、4時間ごとにフィルム試料の粘着および溶解について監視した。試料を、次のランキング方式で評価した。
1−フィルムの互いの粘着なし
2−フィルムが互いに粘着するが、引き離すことが可能
3−隣接フィルムどうしが完全粘着して固体となる
市販のフィルムは、熱と湿分に非常に敏感である。試験した市販フィルムは、30℃/85%RHで4時間後に、溶解して固体塊となった。カプセル化シナモンフィルムは、30℃/85%RHで72時間、安定であった(図2を参照)。
30℃/85%RH安定性試験でのフィルム生成物の残留水分
フィルム試料を、Karl Fisher Titrationによって残留水分を試験した。試料は、環境チャンバに配置する前に試験するとともに、チャンバ内で24時間ごとに試験した。
30℃/85%RH安定性試験でのフィルム生成物の残留水分
フィルム試料を、Karl Fisher Titrationによって残留水分を試験した。試料は、環境チャンバに配置する前に試験するとともに、チャンバ内で24時間ごとに試験した。
試験した市販のフィルムは、30℃/室内の湿度が85%で貯蔵中に連続的に湿気を吸収した。カプセル化シナモンフィルムは、最初の24時間において水分を吸収したが、その速度は市販のフィルムよりもずっと低く、水分吸収の平衡状態に達した(図3を参照)。
Claims (18)
- 活性剤を含有する複数のマイクロカプセルをその中に分散させたヒドロコロイドフィルム形成材料を含む、可食性フィルム。
- マイクロカプセルが、1種の活性剤を含有するマイクロカプセルの第1の集団と、前記第1の活性剤と異なる第2の活性剤を含有するマイクロカプセルの第2の集団とを含む、請求項1に記載の可食性フィルム。
- 活性剤が、風味剤、芳香剤、医薬、機能性食品、または酸味料からなる群から選択される、請求項1に記載の可食性フィルム。
- マイクロカプセルが着色剤を含有する、請求項1に記載の可食性フィルム。
- マイクロカプセルの第1の集団が風味剤を含有し、第2の集団が酸味料を含有する、請求項2に記載の可食性フィルム。
- 風味剤が果実風味であり、酸味料がクエン酸、リンゴ酸、氷酢酸、アントラニル酸、酒石酸、チグリン酸、アスコルビン酸、安息香酸、タンニン酸、コハク酸、アジピン酸、フマル酸および乳酸からなる群から選択される、請求項5に記載の可食性フィルム。
- マイクロカプセルの第1の集団が薬剤を含有し、第2の集団が風味剤を含有する、請求項2に記載の可食性フィルム。
- 活性剤が、ハイドロコロイドフィルム形成材料と混合されている、請求項に記載1の可食性フィルム。
- マイクロカプセルが、ヒドロゲル殻と、活性剤の芯とからなる、請求項1に記載の可食性フィルム。
- マイクロカプセル化材料が、デンプン;化学的に修飾されたデンプン;アルギン酸塩、例えばアルギン酸ナトリウム;ペクチン;トラガカント、アカシアゴム、アラビアゴム;寒天;カラゲーナン;ゼラチン;カゼイン;大豆タンパク質;ホエータンパク質;ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロースポリマー、またはその混合物などのセルロースポリマー;コムギグルテン、ファーセレラン、ローカストビーンガム、キトサン、キサンタンガム、ゲランガム、プラランおよびその混合物;ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、またはポリアクリルアミドなどの、水に可溶性または膨潤性の合成ポリマーから選択される1種または2種以上の材料などの、ポリマー炭水化物または水溶性ポリペプチドからなる群から選択される、請求項1に記載の可食性フィルム。
- タンパク質がゼラチンである、請求項10に記載のフィルム。
- 炭水化物がアルギン酸塩である、請求項10に記載のフィルム。
- 崩壊剤、乳化剤、および可塑剤からなる群から選択される1種または2種以上の成分をさらに含む、請求項1に記載の可食性フィルム。
- 崩壊剤が、ラクトース、グルコース、またなマンノースなどの糖;マンニトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、またはマルチトールなどの糖アルコール;コーンスターチ、ポテトスターチ、ライススターチ、タピオカスターチ、トウモロコシデンプンまたはナトリウムスターチグリコラートなどのスターチ;ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレン共重合体、ポリオキシプロピレン共重合体、またはポリエチレンオキシドから選択される合成ポリマー;修飾セルロース、クロスカメローズナトリウムおよびマイクロクリスタルセルロースから選択されるセルロース基質材料、またはこれら化合物の任意の混合物からなる群から選択される、水溶性成分または水分散性成分からなる群から選択される、請求項13に記載のフィルム。
- 乳化剤が、レシチン、ステアラート、ステアリン酸のエステル誘導体、パルミタート、パルミチン酸のエステル誘導体、オレアート、オレイン酸のエステル誘導体、グリセリド、グリセリドのエステル誘導体、スクロースポリエステル、ポリグリセロールエステル、および動物ワックス、野菜ワックス、合成ワックス、石油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、または1または2以上のポリアルコールを含むポリオキシエチレンヒマシ油誘導体から選択される非イオン界面活性剤、または上記の任意の混合物からなる群から選択される、請求項13に記載のフィルム。
- 可塑剤が、グリセロール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マルチロールおよびマンニトールからなる群から選択される多価アルコールである、請求項13に記載のフィルム。
- 単層の形態である、請求項1に記載の可食性フィルム。
- 請求項1に記載の可食性フィルムの、複数の条片を含むパッケージ。
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