JP4577913B2 - 個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態 - Google Patents

個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態 Download PDF

Info

Publication number
JP4577913B2
JP4577913B2 JP52593598A JP52593598A JP4577913B2 JP 4577913 B2 JP4577913 B2 JP 4577913B2 JP 52593598 A JP52593598 A JP 52593598A JP 52593598 A JP52593598 A JP 52593598A JP 4577913 B2 JP4577913 B2 JP 4577913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dosage form
phase
polyvinyl alcohol
fragrance
form according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP52593598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001505884A (ja
Inventor
ホルストマン、ミッハエル
ラウクス、ヴォルフガング
Original Assignee
エルティエス ローマン テラピー−ズュステーメ アーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルティエス ローマン テラピー−ズュステーメ アーゲー filed Critical エルティエス ローマン テラピー−ズュステーメ アーゲー
Publication of JP2001505884A publication Critical patent/JP2001505884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4577913B2 publication Critical patent/JP4577913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0053Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
    • A61K9/0056Mouth soluble or dispersible forms; Suckable, eatable, chewable coherent forms; Forms rapidly disintegrating in the mouth; Lozenges; Lollipops; Bite capsules; Baked products; Baits or other oral forms for animals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2072Pills, tablets, discs, rods characterised by shape, structure or size; Tablets with holes, special break lines or identification marks; Partially coated tablets; Disintegrating flat shaped forms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7007Drug-containing films, membranes or sheets

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【0001】
個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態
【0002】
本発明は、個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する、活性物質含有および、特に、芳香物含有の膜状投与形態であって、芳香物が、内部の脂溶性相として、液滴形態で、外側の固体の水溶性相に分散して存在する投与形態に関する。
【0003】
口部領域および口の粘膜上に適用する平らな投与形態は公知である。米国特許第3,444,858号明細書は、ゼラチン状材料を主成分にした薬剤片を記載している。また、膜状の薬品については、例えば、ニューイングランド医学誌、289、533〜535(1973)などに、70年代初頭にすでに記載されている。ドイツ特許24 49 865号明細書は、異なる活性物質および活性物質濃縮物を含有する膜形態での薬用活性物質担体を記載している。
【0004】
米国特許第4,128,445号明細書は、活性物質を有する担体材料の装填における技術的解決法を記載し、この中で、後の工程で行う活性物質調剤の添加について記載しており、これは、予め作っておいた膜状の調剤に活性物質調剤を塗布することによって行う。この文献は、後の工程である活性物質の層上への分散を均一に行うことを目的とした、乾燥および湿潤形態での装填方法を記載している。カナダ特許出願第492 040号明細書は、ゼラチン、寒天、グルテン、カルボキシビニルポリマー、多価アルコール、植物粘質物、ワックスまたは水とともに活性物質を用いた膜状調剤の製造プロセスを記載している。
【0005】
また、医薬品分野以外での活性物質装填膜または箔の応用について提案がなされている。欧州特許第0 219 762号明細書は、デンプン、ゼラチン、グリセロールまたはソルバイトの水溶性膜が開示されており、これらは、ロールコート法を用いてコーティングされている。これに関し、このような投与形態はまた、化学試薬、芳香物などの成分を用いて製造することもできるかもしれないと記載している。
【0006】
ドイツ特許第36 30 603号明細書は、投与において剥離可能な担体材料(剥離膜)上の平らな投与形態を提供している。
【0007】
薬剤含有膜状システムおよびこれらの利点は、さらに、米国特許第5,047,244号明細書から公知である。これらのシステムは、水膨張可能層および水膨張不可能バリア膜との2層構造を有する。ポリエチレングリコールなどのポリマーの使用、コロイド状二酸化けい素の使用、生体付着性(例えば、カルボキシ官能基)ポリマーの使用、しかしまた、ポリビニルアルコールの使用および多くの他の補助物質の使用も同様に上記文献から公知である。
【0008】
膜状芳香物含有調剤の製造に適した調製は、欧州特許第0 460 588号明細書に記載されている。20〜60重量%の膜形成物、2〜40重量%のゲル形成物、0.1〜35重量%の活性物質または芳香物および最大40重量%の不活性充填剤を含む組成物が、特に利点があるとみなされている。ゲル形成物として、他の成分に加えポリビニルアルコールに言及している。しかし、結局は、ポリビニルアルコールのゲル形成特性は、この文献に言及されている膜形成物と部分的にしか適合しない。ほとんどが蔗糖誘導体、ポリエチレングリコールなどである膜形成物の部分が、20重量%以上であるので、製造プロセスの一部である薄膜乾燥において、すでに芳香のかなりが失われる。
【0009】
マイクロカプセルは、固体相で封入することにより、揮発性または不相溶性の細かく分散した生成物を保護した公知の適用形態である(例えば、バウアー/フレンミヒ(Bauer/Frommig)、製薬技術(pharmazeutische Technologie)、シュツットガルト1986、563〜566)。マイクロカプセル化した芳香物の場合、封入することによって、個々の液滴が、例えば、自由流動的になるなど、プロセス可能になる。このような形態は、例えば、米国特許第5,286,496号明細書のように、口部領域での適用にすでに提案されている。しかし、これらは、より大きなサイズを有する最終生成物の製造のための細かく粉砕した中間生成物である。
【0010】
口部領域での適用のための芳香物含有シート状投与形態もまた、欧州特許第0 452 446号明細書から公知である。しかし、この文献は、製造および貯蔵中、芳香物質の蒸発を防止する手段を記載していない。
【0011】
米国特許第4,946,684号明細書において、水分安定性を向上させるための蔗糖アルコールの使用が、膜形状形態ではないが、平らな固体の開口気孔発泡という外観をもつこのような形態に関して提案されている。しかし、本発明者らの知見によれば、芳香物の加工処理において、このような溶解度増加添加物を高い割合で使用すると、芳香がより多く失われる。
【0012】
従って、芳香物成分を含む膜形状の担体の製造および組み立ての公知の方法は、基本的な欠点を有している。1つには、それらの機械強度が不十分である。特に、得られた膜の曲げ強度および引裂き抵抗が、使用者が使い易い日常の適用に不十分である。より柔らかくなるように調節すると、膜は、「コールドフロー」という現象、すなわち、互いに癒着する傾向を示す。この特性は、使用者が、これらの物を個々に適用または投薬することができなくなるので、都合が悪い。しかし、最大の欠点は、先行技術による芳香物含有膜は、その構造および選択した補助物質により、製造および貯蔵中にかなりの芳香が失われるということである。この消失は、基材中での移動/拡散およびその後の蒸発による芳香物の全体的な量的消失の結果である。同時に、すぐに揮発する、質を決定する単一成分が、最もよく失われる成分であるので、味覚印象の質が変化する。
【0013】
上記の従来技術に基づき、本発明は、口の中で液体に接触すると急速に分解する、芳香物含有の膜状投与形態であり、個々に投薬する投与形態であって、機械特性が向上し、製造および貯蔵中の芳香の消失が最小であり、上記の欠点および問題点を回避することができる投与形態を提供することを目的としている。
【0014】
この目的は、前記投与形態が、液滴の形態の内側相と、固体であるが水溶性の外側相とからなり、前記外側相が、無水部分に対して少なくとも40%(W/W)のポリビニルアルコールまたは部分的に加水分解されたポリビニルアルコールと、無水部分に対して、0〜30%(w/w)の表面活性剤とを含み、前記内側相が、芳香物からなり、前記外側相に対する前記内側相の構成量は、無水部分に対して0.1%〜30%(w/w)であるという特徴を有する本発明によって達成する。液滴状で芳香物質を含有する、活性物質含有内部相が、外側の固体であるが水溶性の、請求項1の特徴部に記載のような、ポリビニルアルコール、表面活性剤および充填剤の部分を含む相に封入され、内部相の構成量が、外側相に対して0.1〜30重量%である。かなりのポリビニルアルコール部分を用いて、芳香物が膜内に埋め込まれ、それにより、2相システムを形成している。
【0015】
本発明による投与形態は、最大でも5分以内に口の中で分解し、そのプロセス中に、そこに含有されている芳香物を放出し、好ましくは、化粧品、医薬品、および食品技術応用において役立つ。本発明によって得られる生成物は、表面安定性、可撓性および耐破壊性を有し、また、大きな引裂き抵抗も有する。表面が低粘着性で粗いので、静摩擦が少なく、実質的に「コールドフロー」がない。
【0016】
本発明の主な目的は、外側相は、実質的にポリビニルアルコールからなり、芳香物含有内側相の外側相に対する構成量は、各場合、無水部分に関して、0.1〜30%(w/w)、好ましくは、1〜5%(w/w)である。0.1重量%未満では、それらの相は、互いに可溶し、30重量%より多ければ、外側相が大きくなり、膜形状にならない。
【0017】
外側相に表面活性剤を最大30%(w/w)まで添加することによって、液滴の分布、およびそのサイズの均一性を向上させることができる。サイズは、1μm未満〜約100μm程度である。充填剤を最大40%(w/w)まで添加するのは、本発明の利点の障害となるのではなく、応用の範囲を広げることになる。例えば、乾燥歯磨きとして使用できる。この目的に適しているのは、二酸化けい素、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タルク、燐酸カルシウムまたはこれらの物質の混合物であるが、これらの例は一例にすぎない。ナトリウムサッカリナート(sodium saccharinate)、他の甘味料、塩、および蔗糖誘導体のような芳香増強物質は、例えば、リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸またはグルタミン酸などの低分子有機酸と同様に、味覚印象を向上させるのに適している。
【0018】
得られた膜状生成物は、20〜300μmの厚さを有するのが好ましく、サイズは、0.5以上8cm2以下であるのがよい。
【0019】
使用するポリビニルアルコールは、部分的に加水分解した形態であり、水酸基の1〜20%、特に好ましくは12%が、アセチル基に置換されているのが好ましい。
【0020】
本発明の核心は、芳香または香りのある物質およびさらに風味剤の物質状態にある。これらの物質は、本質的にエーテル系オイル(植物の芳香を放つ部分の揮発性、不水溶性留分)および水との相溶性が制限された他の揮発性芳香または風味物質である。このような物質の例として、バラ芳香の芳香物の成分としてのフェニルエタノール、新鮮なペパーミント様の芳香物でのメントール、カンフェンおよびピネン、食欲増進芳香物、例えば、n−ブチルフタリドまたはシネオールのような香辛料的な芳香物、しかしまた、ユーカリ油およびタイム油のような医薬応用を有する芳香物がある。食品の添加物として用いたり、予め製造された食品添加物に用いられている揮発性オイルおよび/または芳香物は、非常に広範な分野にわたっている。これらの例として、いわゆる果物エーテルがあるが、また、エチルバニリン、6−メチルクーマリン、シトロネロールまたはn−ブチルアセテートなどの他の芳香物もある。
【0021】
例示された上記の芳香物は、大部分が互いに相溶性を有するが、いかなる割合ででもベース物質であるポリビニルアルコールに対し相溶性を有するとは限らず、また水とも相溶性があるとは限らず、これらは、本発明によると、ベース物質内に埋め込まれた小滴としてカプセル化されている。この状態の特徴は、芳香物は、固体内に細かい液滴の形態で内側相に存在するが、その他は、乾燥したポリビニルアルコールおよび、任意には、さらに添加物を含んでいるモノリシックの外側相であるということである。固体担体材料内での液滴の形態での液体活性物質の分散技術は、以前から公知であることは事実であるが、それにもかかわらず、従来、その技術は、液滴形成、スプレー乾燥およびスプレー凝固プロセスおよび最終生成物が粉状になるプロセスにのみ用いられていた。しかし、本発明は、外側相が、微視的に実体があり、従って、生成物の単純で、モノリシックな構造が可能となる分散状態を記載する。
【0022】
製造技術に関する利点もまた明白である。膜状投与形態へとさらに加工する間に、水分に感度の高い滴状の最初の生成物の完全性が阻害されることを防止する。また、中間ステップ、エネルギー消費の増加が回避できる。エーテル系オイルおよび他の芳香物への特に低い拡散性を特徴とする補助物質ポリビニルアルコールを同時に使用することで、最終製品の製造および貯蔵の両方において、含まれる芳香物および風味をできる限り保存し、これらの物質が投与形態から拡散することを確実に防止する。
【0023】
システムの機械強度が、特に、ポリビニルアルコールの使用に起因するとしても、他の水可溶性ポリマー部分が20%以下の場合は、本発明の生成物の質に悪影響があるとは限らない。機械的生成物特性の調節に関して、ポリエチレングリコールおよび他の可塑化添加物を添加することによっても、有利な特性が達成される。
【0024】
本発明による生成物の製造および処理は、当業者に公知の方法により行うことができる。これに関連して、欧州特許第0 460 588号明細書およびドイツ特許第3 6 30 603号明細書により公知の従来技術が、特に参考になる。
【0025】
好ましい方法において、第1に、ポリビニルアルコールの30%(w/w)溶液を水に溶解する。ゆっくりと攪拌しながら、予め秤量した量の芳香または風味物質をこの相に与える。このプロセスにおいて、高いせん断力攪拌運動は避けなければならない。温度を30〜40℃未満に調節し、比較的少量の可溶添加剤を添加することによって、感度の高い芳香または風味物質の溶解または蒸発を防止する。典型的には、液体の塊は、数時間しか物理的に安定していないので、すぐに、好ましくは、約200〜300μmの層厚さに、例えば、膜材または金属ローラのような担体にコーティングし、乾燥しなければならない。乾燥は、カナルドライヤー(canal dryer)で温度を80℃まで増加させながら、所望の生成物硬度に達するまで行うことができる。もし、低表面粘着が所望の場合、粗い表面を有する剥離コーティングされた材料上にコーティングすることによって生成物の表面が無光沢になる。
【0026】
顔料および他の光散乱添加物が阻害しない限り、2相構造により、驚くほど、膜の半透明から透明の外観が実現可能である。一般的な芳香物質の光屈折率は、通常、ポリビニルアルコールの屈折力に近いので、光の散乱は起こらない。
【0027】
しかし、例えば、ソルバントレッド(Solvent Red)のような脂肪親和性の着色料で内側相を着色することによって、微視的に、いつでも芳香物質の分散状態を示すことができる。
【0028】
実施例:本発明による投与形態の調製 約90℃で、攪拌しながら、17.0gのポリビニルアルコール(加水分解度:88%)を60.0gの水に完全に溶解する。冷却後、8.0gのスペアミントオイルをそれに添加し、これを60分間ゆっくりと攪拌する。得られた均一に濁った粘性の塊を400μmの層厚さに、200μmの強力なポリエチレンテレフタレート膜に塗布する。
【0029】
10分間、室温でその層を乾燥し、次いで、50℃で8分間再乾燥する。これにより、モノリシックな外観を有する透明膜になり、水を添加すると、60秒以内で完全に溶解する。24時間、相対湿度60%での均衡化後、膜は、1mmの曲げ半径に対する曲げ強度を保持する。表面は乾燥し、滑りを有しているので、積み重ね状態での永続的な貯蔵が可能である。25℃/相対湿度60%での1週間の非梱包貯蔵後、主観的味覚印象に変化はない。
【0030】
本発明は、以下に図面により図示する。
参照番号(本発明の投与形態の断面図中)は、1は、膜状投与形態の外側の水溶性相を示し、2は、芳香物または風味物を含有する内側の脂溶性相を示す。

Claims (10)

  1. 個々に投薬でき、口の中で液体に接触すると急速に分解する、芳香物含有の膜状投与形態であって、
    前記投与形態が、液滴の形態の脂溶性の内側相と、固体であるが水溶性の外側相とからなり、
    前記外側相が、無水部分に対して少なくとも40%(W/W)のポリビニルアルコールまたは部分的に加水分解されたポリビニルアルコールと、無水部分に対して、0〜30%(w/w)の表面活性剤とを含み、
    前記内側相が、芳香物からなり、前記外側相に対する前記内側相の構成量は、無水部分に対して0.1%〜30%(w/w)であり、
    前記芳香物が、エーテル系オイル(植物の芳香を放つ部分の揮発性、不水溶性留分)および水との相溶性が制限された他の揮発性芳香または風味物質から選択される投与形態。
  2. 前記外側相が、最大40%(w/w)まで充填剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の投与形態。
  3. 外側相に対する前記内側相の構成量が、無水部分に関して、1〜5%(w/w)であることを特徴とする請求項1または2に記載の投与形態。
  4. 前記充填剤が、二酸化けい素、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タルク、燐酸カルシウムまたはこれらの物質の混合物からなることを特徴とする請求項3に記載の投与形態。
  5. 20〜300μmの厚さの膜として存在することを特徴とする請求項1から4の1つに記載の投与形態。
  6. 0.5〜8cm2の面積を有する膜として存在することを特徴とする請求項1から5の1つに記載の投与形態。
  7. 少なくとも1つの面に低粘着の粗い表面を有することを特徴とする請求項1から6の1つに記載の投与形態。
  8. 前記部分的に加水分解されたポリビニルアルコールは、部分的に加水分解されたポリビニルアルコールとして存在し、水酸基の最大20%までが、アセチル基で置換されている請求項1に記載の投与形態。
  9. 最大20%までポリビニルアルコール以外の水溶性ポリマーを更に含有する請求項1に記載の投与形態。
  10. 可塑化添加剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の投与形態。
JP52593598A 1996-12-16 1997-11-21 個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態 Expired - Fee Related JP4577913B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19652257A DE19652257A1 (de) 1996-12-16 1996-12-16 Einzeln dosierte, bei Kontakt mit Flüssigkeit schnell zerfallende, wirkstoff- und insbesondere aromastoffhaltige, folienförmige Darreichnungsform
DE19652257.9 1996-12-16
PCT/EP1997/006533 WO1998026764A1 (de) 1996-12-16 1997-11-21 Einzeln dosierte, bei kontakt mit flüssigkeit schnell zerfallende, wirkstoff- und insbesondere aromastoffhaltige, folienförmige darreichungsform

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010162577A Division JP2010270133A (ja) 1996-12-16 2010-07-20 個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001505884A JP2001505884A (ja) 2001-05-08
JP4577913B2 true JP4577913B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=7814851

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52593598A Expired - Fee Related JP4577913B2 (ja) 1996-12-16 1997-11-21 個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態
JP2010162577A Pending JP2010270133A (ja) 1996-12-16 2010-07-20 個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010162577A Pending JP2010270133A (ja) 1996-12-16 2010-07-20 個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態

Country Status (13)

Country Link
US (2) US6682756B1 (ja)
EP (1) EP0949909B1 (ja)
JP (2) JP4577913B2 (ja)
KR (1) KR100493140B1 (ja)
AT (1) ATE211648T1 (ja)
AU (1) AU727185B2 (ja)
CA (1) CA2274959C (ja)
DE (2) DE19652257A1 (ja)
DK (1) DK0949909T3 (ja)
ES (1) ES2171278T3 (ja)
NO (1) NO320503B1 (ja)
PT (1) PT949909E (ja)
WO (1) WO1998026764A1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2338896B (en) 1998-07-02 2003-05-21 Reckitt & Colmann Prod Ltd Chewable Capsules
US6552024B1 (en) * 1999-01-21 2003-04-22 Lavipharm Laboratories Inc. Compositions and methods for mucosal delivery
DE19905801B4 (de) * 1999-02-12 2008-03-13 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Verfahren zur Herstellung folienförmiger Darreichungsformen
US6800329B2 (en) * 1999-02-12 2004-10-05 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Method for producing film-type dosage
USRE42126E1 (en) 1999-07-02 2011-02-08 The Procter & Gamble Company Delivery system for oral care compositions comprising organosiloxane resins using a removable backing strip
DE10032456A1 (de) 2000-07-04 2002-01-31 Lohmann Therapie Syst Lts Schnell zerfallende Darreichungsform zur Freisetzung von Wirkstoffen im Mundraum oder in Körperhöhlen
DE10063945A1 (de) * 2000-12-20 2002-07-04 Henkel Kgaa Remineralisierende Dental-Klebefolie
DE10107659B4 (de) * 2001-02-19 2008-03-13 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Mucoadhäsive zerfallsfähige Arzneizubereitung zur Wirkstoffverabreichung in der Veterinär- und Humanmedizin
GB2392446A (en) * 2002-09-02 2004-03-03 Reckitt Benckiser Nv Resin comprising water-soluble polymer and water-soluble filler
US8524200B2 (en) 2002-09-11 2013-09-03 The Procter & Gamble Company Tooth whitening products
US20050019277A1 (en) * 2002-09-11 2005-01-27 The Procter & Gamble Company Tooth whitening products
AU2003295577A1 (en) * 2002-11-14 2004-06-15 Zengen, Inc. Edible film for relief of cough or symptoms associated with pharyngitis
US6669929B1 (en) * 2002-12-30 2003-12-30 Colgate Palmolive Company Dentifrice containing functional film flakes
DE10338544B4 (de) * 2003-08-19 2017-08-31 Janssen Pharmaceutica N.V. Buccale Formulierungen des Galanthamins und deren Anwendungen
US6984403B2 (en) * 2003-12-04 2006-01-10 Pfizer Inc. Azithromycin dosage forms with reduced side effects
DE102004017030A1 (de) * 2004-04-02 2005-10-20 Schering Ag Flachkapseln
KR100997610B1 (ko) * 2005-08-18 2010-11-30 콜게이트-파아므올리브캄파니 필름을 함유하는 클렌징 조성물
DE102005058569B4 (de) * 2005-12-08 2010-07-15 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Schaumwafer mit Polyvinylalkohol-Polyethylenglycol-Pfropfcopolymer
US20070148213A1 (en) * 2005-12-22 2007-06-28 Sayed Ibrahim Film containing compositions
JP5367565B2 (ja) * 2006-05-05 2013-12-11 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー マイクロカプセルを有するフィルム
US7786027B2 (en) * 2006-05-05 2010-08-31 The Procter & Gamble Company Functionalized substrates comprising perfume microcapsules
US20080014393A1 (en) * 2006-05-05 2008-01-17 The Procter & Gamble Company Functionalized substrates comprising perfume microcapsules
DE102006061287A1 (de) * 2006-12-22 2008-06-26 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Eßbare folienförmige Zubereitung mit Cola-Geschmack
US9265779B2 (en) 2008-05-13 2016-02-23 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Method of using a film-shaped preparation comprising oily substances for oral administration
DE102008023345B4 (de) * 2008-05-13 2014-12-04 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Filmförmige Zubereitung mit öligen Substanzen zur oralen Verabreichung
DE102010048408A1 (de) 2010-10-15 2012-04-19 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Laminat mit verbessertem Wasserretentionsverhalten
DE102017112527B4 (de) 2017-06-07 2019-01-03 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Schnell zerfallende Schaumwafer mit hohem Flächengewicht

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA492040A (en) 1953-04-14 General Motors Corporation Shock absorber
US3265630A (en) * 1958-12-22 1966-08-09 Ncr Co Encapsulating lipophilic material by coacervation
GB1142325A (en) 1965-05-14 1969-02-05 Higham Stanley Russell Means for administering drugs
US3434843A (en) * 1967-03-08 1969-03-25 Pillsbury Co Stable food pieces
DE2449865B2 (de) 1974-10-17 1981-06-19 Schering Ag Berlin Und Bergkamen, 1000 Berlin Folienförmiges Arzneimittel
AU514195B2 (en) * 1975-12-15 1981-01-29 F. Hoffmann-La Roche & Co. Dosage form
ZA767136B (en) * 1975-12-15 1977-10-26 Hoffmann La Roche Novel dosage form
US4119604A (en) * 1976-08-18 1978-10-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyvinyl alcohol compositions for use in the preparation of water-soluble films
JPS5455740A (en) * 1977-10-05 1979-05-04 Koyo Sangyo Co Room aromatizing agent
US4481326A (en) * 1980-12-15 1984-11-06 Colgate Palmolive Company Water soluble films of polyvinyl alcohol polyvinyl pyrrolidone
US4597959A (en) * 1982-04-30 1986-07-01 Arthur Barr Sustained release breath freshener, mouth and palate coolant wafer composition and method of use
JPS58192811A (ja) 1982-05-04 1983-11-10 Yakult Honsha Co Ltd 皮膚用保湿剤の製造法
JPS59186912A (ja) * 1983-04-07 1984-10-23 Takehiro Takaguchi 香粧香料含有溶解性フイルム
US4528226A (en) * 1983-10-11 1985-07-09 Minnesota Mining And Manufacturing Co. Stretchable microfragrance delivery article
USRE33299E (en) * 1984-12-11 1990-08-14 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fragrance-releasing pull apart sheet
US4849246A (en) 1985-10-09 1989-07-18 Wolfgang Schmidt Process for producing an administration or dosage form for drugs, reagents or other active ingredients
DE3630603A1 (de) 1986-09-09 1988-03-10 Desitin Arzneimittel Gmbh Darreichungs- und dosierungsform fuer arzneimittelwirkstoffe, reagentien oder dergleichen sowie verfahren zu deren herstellung
EP0303445A1 (en) 1987-08-13 1989-02-15 Walton S.A. Clebopride transdermal patch
US4900552A (en) * 1988-03-30 1990-02-13 Watson Laboratories, Inc. Mucoadhesive buccal dosage forms
JPH01279838A (ja) * 1988-04-30 1989-11-10 Kiyuukiyuu Yakuhin Kogyo Kk 塩化リゾチーム含有歯肉炎・歯槽膿漏用貼付剤
US5047244A (en) 1988-06-03 1991-09-10 Watson Laboratories, Inc. Mucoadhesive carrier for delivery of therapeutical agent
JPH0259513A (ja) * 1988-08-24 1990-02-28 Kiyuukiyuu Yakuhin Kogyo Kk 口腔粘膜貼付型口臭防止剤
US4946684A (en) 1989-06-20 1990-08-07 American Home Products Corporation Fast dissolving dosage forms
DE59004042D1 (de) 1989-10-14 1994-02-10 Desitin Arzneimittel Gmbh Mund- und zahnpflegemittel.
DE4018247A1 (de) * 1990-06-07 1991-12-12 Lohmann Therapie Syst Lts Herstellungsverfahren fuer schnellzerfallende folienfoermige darreichungsformen
US5290547A (en) * 1990-10-31 1994-03-01 Ronald T. Dodge Co. Macroemulsion having an odor-counteracting discontinuous phase
CA2125483A1 (en) 1991-12-11 1993-06-24 Mary Ann Hunter Cetylpyridinium chloride and domiphen bromide in organic solvent
JP3414423B2 (ja) * 1992-11-27 2003-06-09 積水化学工業株式会社 眠気防止用外用剤及び貼付剤
US5580491A (en) 1993-07-13 1996-12-03 Cornell Research Foundation, Inc. Foamable whey protein composition
EP0717761A4 (en) * 1993-08-19 1998-01-07 Cygnus Therapeutic Systems WATER-SOLUBLE, PRESSURE-SENSITIVE AND MUCOADHESIVE ADHESIVE AND DEVICE FOR POSITIONING IT IN A MUCUTINE BODY CAVE
US6126953A (en) 1996-08-19 2000-10-03 The Procter & Gamble Company Fragrance delivery systems for personal care articles
US5800832A (en) * 1996-10-18 1998-09-01 Virotex Corporation Bioerodable film for delivery of pharmaceutical compounds to mucosal surfaces
US6183757B1 (en) 1997-06-04 2001-02-06 Procter & Gamble Company Mild, rinse-off antimicrobial cleansing compositions which provide improved immediate germ reduction during washing

Also Published As

Publication number Publication date
DE19652257A1 (de) 1998-06-18
ATE211648T1 (de) 2002-01-15
NO320503B1 (no) 2005-12-12
PT949909E (pt) 2002-06-28
JP2001505884A (ja) 2001-05-08
NO992908L (no) 1999-06-14
WO1998026764A1 (de) 1998-06-25
NO992908D0 (no) 1999-06-14
DE59706140D1 (de) 2002-02-28
EP0949909A1 (de) 1999-10-20
KR100493140B1 (ko) 2005-06-02
JP2010270133A (ja) 2010-12-02
CA2274959A1 (en) 1998-06-25
US8883191B2 (en) 2014-11-11
AU727185B2 (en) 2000-12-07
CA2274959C (en) 2006-08-08
ES2171278T3 (es) 2002-09-01
AU5654898A (en) 1998-07-15
KR20000057564A (ko) 2000-09-25
US20040137027A1 (en) 2004-07-15
DK0949909T3 (da) 2002-04-22
EP0949909B1 (de) 2002-01-09
US6682756B1 (en) 2004-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4577913B2 (ja) 個々に投薬でき、液体に接触すると急速に分解する活性物質含有および特に芳香物含有膜状投与形態
US9211267B2 (en) Preparation in film form for biphasic release of pharmacologically active or other substances
US10398644B2 (en) Method and apparatus for minimizing heat, moisture, and shear damage to medicants and other compositions during incorporation of same with edible films
EP1443968B1 (en) Edible film
US8840935B2 (en) Orally administrable films and preparation thereof
US9155698B2 (en) Method and apparatus for minimizing heat, moisture, and shear damage to medicants and other compositions during incorporation of same with edible films
US5648093A (en) Pharmaceutical and other dosage forms
KR20010006903A (ko) 안정한 발포체 조성물
KR100620068B1 (ko) 필름형 투약 제형 제조방법
MXPA99005548A (en) Individually dosed foil-form presentation which decomposes rapidly on contact with liquid and contains an active substance, in particular an aromatic substance

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091125

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100824

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees