JP2005519829A5

JP2005519829A5 -

Info

Publication number: JP2005519829A5
Application number: JP2003530908A
Authority: JP
Filing date: 2002-07-29
Publication date: 2006-01-05

Claims

セラミック粉末を無機結合剤系と混合して組成物又は塊とし、前記結合剤系は、少なくとも１種類のナノスケールの粉末及び溶剤、好ましくは水、を含有する、高多孔質のセラミック層を製造する方法であって、前記セラミック粉末は、多孔質の粉末、好ましくは、５０ｍ^２／ｇより大きい高比表面積、主に内面積を有し、平均粒度分布が５００ｎｍより大きい粉末であることを特徴とする方法。
前記セラミック粉末は、１００ｍ^２／ｇより大きい、好ましくは１５０ｍ^２／ｇより大きい、高比表面積、主に内面積を有し、当該セラミック粉末は、１μｍより大きい、好ましくは３０μｍより大きい平均粒度分布を有することを特徴とする請求の範囲第１項記載の方法。
酸化物粉末、好ましくは、酸化アルミニウム、ベーマイト、酸化ジルコニウム、酸化鉄、二酸化シリコン、二酸化チタン並びに／又はケイ酸塩、石粉、パーライト及びゼオライトもしくはこれらの混合物が、多孔質セラミック粉末として使用されることを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項記載の方法。
組成物中の多孔質セラミック粉末の含有量は、常に当該組成物の固形分に関して、２０〜８０重量％、好ましくは５０〜８０重量％であることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第３項のいずれか１項に記載の方法。
無機ナノ粒子がナノスケールの粉末として用いられ、特に、Ａｌ_２Ｏ_３、ＡｌＯ（ＯＨ）、ＺｒＯ_２、ＴｉＯ_２、ＳｉＯ_２、Ｆｅ_３Ｏ_４及びＳｎＯ_２並びにこれらのナノ粒子の混合物が用いられ、使用されるナノ粒子の平均主粒径は、１００ｎｍ未満、好ましくは５０ｎｍ未満、特に好ましくは２０ｎｍ未満であり、アルコール類、好ましくは、２−ブトキシエタノール、エタノール、１−プロパノール、２−プロパノール及び／又は水が、結合剤系の溶剤として好ましく用いられることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか１項に記載の方法。
前記組成物中のナノスケールの粒子の含有量は、１〜２０重量％、好ましくは５〜１５重量％であることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第５項のいずれか１項に記載の方法。
前記組成物は、多孔度の微調整の役割を果たす第３のセラミック粉末を含有し、当該第３のセラミック粉末は、平均粒度分布１０ｎｍ〜１μｍ、好ましくは１５０ｎｍ〜６００ｎｍを有するセラミック粉末であり、前記第３のセラミック粉末は、酸化物、好ましくは、酸化アルミニウム、ベーマイト、酸化ジルコニウム、酸化鉄、二酸化シリコン、二酸化チタン、ケイ酸塩、及び石粉であることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第６項のいずれか１項に記載の方法。
前記組成物又は塊中の前記第３のセラミック粉末の含有量は、前記組成物又は塊の固形分に関して、５〜５０重量％、好ましくは１０〜３０重量％であることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の方法。
１つ以上の無機着色剤が前記組成物に添加され、無機着色剤は、好ましくはスピネルが使用され、幾つかの異なる有機着色剤の組み合わせにより、純粋色に加えて、色彩効果、好ましくはパターンやスポット、のいかなる調節も可能であることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第８項のいずれか１項に記載の方法。
前記組成物又は塊は、スピンコーティング、浸漬コーティング、浸漬、フラッディング、好ましくはセラミック又は金属又はエナメル又はガラス状基材への溶射により、塗布、乾燥及び圧縮して多孔質無機層とすることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第９項のいずれか１項に記載の方法。
前記セラミック層は、１２００℃までの温度、好ましくは２００℃〜１０００℃、特に好ましくは６５０℃〜８５０℃の温度で圧縮されることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の方法。