JP2005503892A - おむつにファスナ部を取付ける方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、吸収性物品1にファスナ部10を取付ける方法であって、第1選択肢(A)では、(i)トップシート2を提供するステップと、(ii)トップシート2の内面2aに1つ以上のファスナ部10を配置して、ファスナ使用者端部12がトップシート2によって本質的に支持され、ファスナ製造者端部11がトップシート2の側縁2c、2dのうちの一方に本質的に隣接し、それにより締結手段15がトップシート2の内面2aに向くようにするステップと、(iii)製造者端部11を、それが使用者端部12に本質的に対向するように折り曲げるステップと、(iv)吸収性コア4およびバックシート3をトップシート2に取付けるステップと、を含み、ステップ(iii)と(iv)との順序を替えることができ、あるいは、第2選択肢(B)では、(i)バックシート3を提供するステップと、(ii)バックシート3の外面3bに1つ以上のファスナ部10を配置して、ファスナ使用者端部12がバックシート3によって本質的に支持され、ファスナ製造者端部12がバックシート3の側縁3c、3dのうちの一方に本質的に隣接し、それにより締結手段15がバックシート3の外面3bから離れる方向に向くようにするステップと、(iii)製造者端部11を、それが使用者端部12に本質的に対向するように折り曲げるステップと、(iv)吸収性コアおよびトップシート2をバックシート3に取付けるステップと、を含み、ステップ(iii)と(iv)との順序を替えることができる方法に関する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品、特に、外側を向いたバックシートと、吸収性コアと、吸収性物品が装用者にあてがわれた時に装用者の皮膚に接触するトップシートと、を備えた紙おむつに、ファスナ部を取付ける方法に関する。
【背景技術】
【0002】
紙おむつ等の吸収性物品には、たとえば接着剤層により、その端部のうちの1つ、すなわちいわゆる製造者端部(manufacturer’s end)を介して吸収性物品の本体に接着されるファスナ部が設けられる。通常使用者端部(user’s end)と呼ばれるファスナ部の反対側端部は、装用者の体の周囲で吸収性物品を閉鎖しその体の上で吸収性物品を締結する、接着性締結手段または機械的締結手段等の締結手段等の締結手段を有する。図1aおよび図1bは、夫々開いた形態(図1a)と閉じた形態(図1b)での砂時計形状を有する最新の紙おむつを示す。図1bから、おむつが、バックシート3とトップシート2との間に吸収性コア4を備えることが分る。ファスナ部10の製造者端部11は、おむつの側部パネル6に付着され、使用者端部12は、おむつのバックシート3上の正面ウエストバンド部7b上のランディングゾーン5に締結される。
【0003】
EP0,379,850号明細書は、おむつの装用者が縁の鋭いフィンガーリフトにより傷つくかまたは切ることがないように、まるいグリップエンドまたはフィンガーリフトを有するファスナ部分を製造する方法を開示する。ファスナ部のウェブから一対のファスナ部を連続的にダイカットし、得られたファスナ部をコンベヤベルト上の並んで搬送される2つの異なるおむつの縁部分に連続的に取付ける。おむつ用の連続した製造ラインに組込むことができる、複数のファスナ部を形成する他の方法は、たとえば国際公開第98/03,140号パンフレット、米国特許第5,399,219号明細書および同第5,876,531号明細書において開示されている。
【0004】
国際公開第84/04,242号パンフレットは、おむつの本体部分が本質的に矩形であるように、おむつの側部パネル6がその本体部分に一体化されていない、別のおむつ形状を開示している。同様の構造は、たとえば米国特許第5,527,302号明細書に示されている。これらの構造では、ファスナ部10の寸法は、典型的には、図1aおよび図1bに示すもののようなおむつの本体部分に一体化した側部パネル6を備えたおむつに関連して使用されるファスナ部の寸法より大きい。一体化した側部パネル6を備えていないおむつを装用者に確実にかつストレス無しに適合させるために、ファスナ部10の寸法がより大きいことが必要である。図1aおよび図1bの参照番号10によって示すもののような一体化した側部パネル6に関連して使用されるストリップタイプのファスナ部を、しばしば、ファスナテープと呼び、米国特許第5,527,302号明細書に開示されるもののようなファスナ部を、しばしばビッグイヤー(big ear)ファスナ部と呼ぶ。
【0005】
ファスナ部は、しばしば、締結手段に加えて、ファスナ部に伸縮性を与えるために弾性手段を備える。伸縮性ファスナ部は、たとえば、米国特許第5,527,302号明細書および国際公開第99/03,347号パンフレットに開示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
弾性手段を備えたファスナ部は概して有利であり、装用者に対するおむつの適合を向上させる傾向にあるが、弾性手段を備えていないファスナ部に比較して低い剛性を示す可能性がある。これは、弾性手段を備えるファスナ部の取扱性に悪影響を与える可能性があり、特に高速製造作業下で、かかるファスナ部のおむつの本体部への取付が困難になる可能性がある。
【0007】
また、従来技術では、おむつにファスナ部を、ファスナ部が容易に開き、かつ望ましくなく早まって開くことが起こりにくいように取付ける方法を提供することも困難であった。たとえば、EP0,321,232号明細書は、接着性締結手段と機械的締結手段とをともに備えたファスナ部を開示している。このファスナ部を、その製造者端部を介しておむつに取付け、その後おむつのトップシートの内面に折込む。そこでは、接着手段がトップシートの内面に接着することにより、たとえば吸収性物品がまだおむつラインで処理されている間にファスナ部の早まった「パッと開くこと(pop open)」(「ゆるみ(flagging)」が防止される。ファスナ部のゆるみにより、後続する処理ステップにおいてファスナ部が粉砕しおよび/またはおむつを包装可能状態に折畳む際に悪影響がもたらされる可能性がある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、高速製造条件下で有効に取付けることができおよび/または従来技術の欠点を示さないかまたはより低い程度でのみ示す、吸収性物品にファスナ部を取付ける改良された方法を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、吸収性物品に取付けられた場合に早まって「パッと開く(pop open)」ことがないファスナ部を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的を、本発明の以下の詳細な説明から取上げることができる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、吸収性物品1に、特に使い捨ておむつにファスナ部10を取付ける方法であって、該吸収性物品1が内面2a、外面2b、第1側縁2cおよび第2側縁2dを有するトップシートウェブ2と、内面3a、外面3b、第1側縁3cおよび第2側縁3dを有するバックシート3と、該トップシート2と該バックシート3との間に配置される吸収性コア4と、を備え、該ファスナ部10が、該ファスナ部10を吸収性物品1と締結手段15を備えた使用者端部12とに固定する製造者端部11を備える、方法であり、第1選択肢(A)では、
(i)トップシート2を提供するステップと、
(ii)トップシート2の内面2aに1つ以上のファスナ部10を配置して、使用者端部12がトップシート2によって本質的に支持され、製造者端部11がトップシート2の側縁2c、2dのうちの一方に本質的に隣接し、それにより締結手段15がトップシート2の内面2aに向くようにするステップと、
(iii)製造者端部11を、それが使用者端部12に本質的に対向するように折り曲げるステップと、
(iv)吸収性コア4およびバックシート3をトップシート2に取付けるステップと、
を含み、ステップ(iii)と(iv)との順序を替えることができ、あるいは、第2選択肢(B)では、
(i)バックシート3を提供するステップと、
(ii)バックシート3の外面3bに1つ以上のファスナ部10を配置して、使用者端部12がバックシート3によって本質的に支持され、製造者端部11がバックシート3の側縁3c、3dのうちの一方に本質的に隣接し、それにより締結手段15がバックシート3の外面3bから離れる方向に向くようにするステップと、
(iii)製造者端部11を、それが使用者端部12に本質的に対向するように折り曲げるステップと、
(iv)吸収性コアおよびトップシート2をバックシート3に取付けるステップと、
を含み、ステップ(iii)と(iv)との順序を替えることができる方法に関する。
【0012】
本発明はまた、吸収性物品1に、特に使い捨ておむつに1つ以上のツインファスナ部10aを取付ける方法であって、該吸収性物品1が内面2a、外面2b、第1側縁2cおよび第2側縁2dを有するトップシートウェブ2と、内面3a、外面3b、第1側縁3cおよび第2側縁3dを有するバックシート3と、該トップシート2と該バックシート3との間に配置される吸収性コア4と、を備え、該ツインファスナ部10aが、第1製造者端部11a、第1使用者端部12a、解放可能結合部19、第2使用者端部12bおよび第2製造者端部11bを備え、製造者端部11a、11b、使用者端部12a、12bおよび解放可能結合部19の横方向における寸法が、製造者端部11a、11bをトップシート2またはバックシート3夫々の対向する側縁2c、2dおよび/または3c、3dに隣接して位置付けることができるように選択され、解放可能結合部19を、2つの別々のファスナ部10を提供するように解放することができる、方法であり、第1選択肢(A)では、
(i)トップシート2を提供するステップと、
(ii)トップシート2の内面2aに1つ以上のツインファスナ部10aを配置して、使用者端部12a、12bと解放可能結合部19とがトップシート2によって本質的に支持され、製造者端部11a、11bがトップシート2の対向する縁2c、2dに本質的に隣接し、それによって締結手段15a、15bがトップシート2の内面2aに向くようにするステップと、
(iii)製造者端部11a、11bを折り曲げるステップと、
(iv)吸収性コア4およびバックシート3をトップシート2に取付けるステップと、
を含み、ステップ(ii)および(iii)または(iii)および(iv)の順序を夫々替えることができ、あるいは、第2選択肢(B)では、
(i)バックシート3を提供するステップと、
(ii)バックシート3の外面3bに1つ以上のツインファスナ部10aを配置して、使用者端部12a、12bと解放可能結合部19がバックシート3によって本質的に支持され、製造者端部11a、11bがバックシート3の対向する縁3c、3dに本質的に隣接し、それよって締結手段15が外側を向くようにするステップと、
(iii)製造者端部11a、11bを折り曲げるステップと、
(iv)吸収性コア4およびトップシート2をバックシート3に取付けるステップと、
を含み、ステップ(ii)および(iii)または(iii)および(iv)の順序を替えることができる方法に関する。
【0013】
本発明はまた、横方向に所与の順序で、第1製造者端部11aと、第1使用者端部12aと、解放可能連結部19と、第2使用者端部12bと、第2製造者端部11bと、を備えるツインファスナ部10aであって、使用者端部12aおよび12bがいかなる別個の部品も無しに解放可能結合部19により互いに直接結合され、解放可能結合部19を解放して2つの別々のファスナ部10を提供することができる、ツインファスナ部に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
上記および下記で使用するように、「吸収性物品」という用語は、装用者の体に接するかまたは近接して配置されることにより、その体から排出されるあらゆる滲出物を吸収し封じ込める物品を言う。吸収性物品は、好ましくは使い捨てであり、すなわち、1回使用した後に処分されるように意図されており洗濯されるかまたは他の方法で修復または再使用されるようには意図されていない。
【0015】
本発明において参照する吸収性物品の好ましい実施形態は、おむつである。上記および下記で使用する「おむつ」という用語は、概して幼児または失禁者が装用し、装用者の脚の間で引上げられウエストを中心に締結される、衣料品を言う。
【0016】
上記および下記で使用するように、吸収性物品1の流れ方向(MD)という用語は、おむつの製造中のたとえばトップシート2およびバックシート3の流れる連続ウェブの方向を示し(たとえば、図2参照)、そのためウエストバンド部7a、7bに対して垂直なおむつの長手方向に対応する。横方向(CD)は、流れ方向に対して垂直である。同様に、ファスナ部10の横方向(CD)は、その長手方向に対応し、すなわち、製造者端部11から使用者端部までを指す方向であり(たとえば、図2の左部分におけるファスナ部の流れるウェブの方向と比較されたい)、ファスナ部の流れ方向は、その横方向に対して垂直である。
【0017】
上記および下記で使用する「隣接する」という用語は、製造者端部11が、トップシート2またはバックシート3夫々の側縁のうちの1つに近接して配置され、それにより種々の位置が可能である、ということを示すように理解される。製造者端部は、たとえば、本質的に、対応する側縁の上を突出してもよい。しかしながら、製造者端部11が、折り曲げるステップの前に本質的にトップシート2および/またはバックシート3によって支持されるように、横方向における製造者端部の外側の縁がトップシート2またはバックシート3夫々の上記側縁と本質的に一致する、ということも可能である。
【0018】
トップシート2は、装用者の皮膚に接触する内面2aと吸収性コア4に向いている外面2bとを備える。トップシートの縁2c、2dは、トップシートの側縁により流れ方向に形成される。同様に、バックシート3は、吸収性コア4に向いている内面3aと外側の露出面3bとを備える。バックシート3の縁3c、3dは、トップシートの側縁により流れ方向に形成される。
【0019】
吸収性物品1、特におむつは、たとえば、矩形形状、I形状、T形状または本質的に砂時計形状等、いかなる所望の形状を有してもよい。
【0020】
図1bは、本質的に砂時計形状のおむつの閉じた形態の部分切取斜視図である。おむつは、トップシート2とバックシート3との間に吸収性コア4を備える。ファスナ部10は、製造者端部11を介して後部ウエストバンド部7aの外面3bおよび/またはバックシート3の側部パネル6に固定される。図1bに示すおむつの閉じた状態では、ファスナ部10は、それらの使用者端部12を介しておむつの正面ウエストバンド部7bのターゲット部5に取付けられる。
【0021】
吸収性物品1およびおむつのあらゆる構造において、バックシート3は、概して、吸収性物品1の外側カバー部材を提供するが、時に、吸収性物品は、バックシート3とは異なる別個の外側カバー部材を備えてもよい。
【0022】
内面3aと外側、すなわち装用者から離れる方向に向いている外面3bとを有するバックシート3は、液体浸透性材料から構成されてもよいが、好ましくは、液体に対して実質的に不浸透性である材料から構成される。バックシート3の材料は、好ましくは、吸収性コア4に封じ込められた滲出物が吸収性物品1に接触するベッドシートおよび上着等の物品を湿潤しないように選択される。たとえば、好ましくは、吸収性物品1のバックシート3として、ポリプロピレンまたはポリエチレンフィルム等の薄いプラスチックフィルムまたは可撓性の液体浸透性材料の他の薄いフィルムを使用することができる。バックシート3の代替構造は、滲出物が吸収性コアから漏出しないために、吸収性コア4に隣接するかまたは近接する領域に所望のレベルの液体不浸透性を与えるように全体としてまたは部分的に構成された、織または不織繊維層を備える。別の実施形態では、バックシート3は、液体滲出物がバックシート3を通して湿潤するのを効果的に防止する一方で、水蒸気等の気体が吸収性コア4から漏出するのを可能にする微孔性の通気性材料から構成されてもよい。
【0023】
バックシート3のサイズおよび形状は、典型的には、吸収性物品の特定の設計、吸収性コア4のサイズおよび形状および/またはトップシート2のサイズおよび形状を鑑みて選択される。バックシート3のサイズおよび形状は、吸収性コア4を本質的に完全にカバーする。しかしながら、望ましい場合は、バックシート3は、吸収性コア4および/またはトップシート2の終縁を選択された距離だけ越えて延在してもよい。
【0024】
トップシート2は、好ましくは、その内面2aが装用者の皮膚に対して馴染み易く、ソフトな感触であり、刺激がないように、選択される。トップシート2はさらに、液体が容易に厚みを貫通することができる液体浸透性であるように選択される。適当なトップシート2を、多孔性発泡体、網状発泡体、開口フィルム、天然繊維(たとえば、木材または綿繊維)、合成繊維(たとえば、ポリエステルまたはポリプロプレン繊維)等の多種多様の材料からあるいは天然および合成繊維の組合せから製作されてもよい。好ましくは、トップシート2は、装用者の皮膚を吸収性コア4に保持される液体から隔離する疎水性材料から構成される。
【0025】
トップシート2に対して、あらゆる織繊維および不織繊維を使用することができる。たとえば、トップシートは、好ましくは10〜30g/m2の面積重量を有してもよい、メルトブローン、スピンボンデッドまたはカーデッドポリオレフィン不織布から構成されてもよい。
【0026】
トップシート2のサイズおよび形状は、典型的には、吸収性物品1の特定の設計と、吸収性コア4のサイズおよび形状と、バックシート3のサイズおよび形状と、装用者の皮膚に接触する領域のサイズおよび形状と、を鑑みて選択される。トップシート2のサイズおよび形状は、バックシート3のものと本質的に一致してもよいが、バックシート3とトップシート2とのサイズおよび/または形状が互いからずれることもまた可能である。好ましい実施形態では、バックシート3とトップシート2との両方のサイズおよび形状は、少なくともファスナ部10が吸収性物品に貼付される領域において本質的に一致するが、バックシート3は、吸収性物品1の他の領域においてトップシート2を越えて延在してもよく、その逆も可能である。
【0027】
トップシート2とバックシート3とは、任意の操作可能な方法で結合されまたは他の方法で関連付けられる。トップシート2を、バックシート3に直接取付けてもよいが、バックシート3とトップシート2とを、トップシート2を中間部材に取付け中間部材をバックシート3に取付けることによって互いに間接的に結合または接合することも可能である。トップシート2とバックシート3とを、たとえば接着ボンド、音波ボンド、サーマルボンドまたは他の任意の取付手段によって吸収性物品1の周縁部において互いに直接結合または付着してもよい。
【0028】
吸収性コア4は、バックシート3とトップシート2との間に配置され、概して圧縮性であり、形状が適合し易く、装用者の皮膚に刺激を与えず、液状の体からの滲出物を吸収し保持することができる構造を有する。吸収性コア4は、たとえば、親水性繊維材料および高吸収性材料から構成されてもよく、たとえば、吸収性パッドの形態で提供することができる。吸収性コア4は、材料の単一の一体部分から構成されてもよく、あるいは代替的に、操作可能に合せて組立てられる材料の複数の個々の別々の部分から構成されてもよい。
【0029】
吸収性物品が装用者にあてがわれた時に装用者のウエストの周囲に亙る、流れ方向における吸収性物品1の両端の部分を、通常、ウエストバンド部7a、7bと呼ぶ。吸収性物品1は、流れ方向のその両端において、たとえば、正面ウエストバンド部7bおよび後部ウエストバンド部7aを形成する2つのウエストバンド部とそれら2つのウエストバンド部を結合する中間部と備える。吸収性物品1はさらに、バックシート3および/またはトップシート2の少なくとも1つのウエストバンド部の両外側端から横方向に延在する側部パネル6を備えてもよい。側部パネルのサイズおよび形状とそれらのバックシート3および/またはトップシート2への取付は、広く異なってもよい。側部パネルは、たとえば、バックシート3および/またはトップシート2の一体部を形成してもよい。代替構造では、側部パネルは、バックシート3および/またはトップシート2に結合される別個の部材であってもよい。側部パネルは、2つの対向するウエストバンド部の各々に存在してもよい。
【0030】
ファスナ部10は、吸収性物品1を装用者の体の周囲に取外し可能にかつ再締結可能に取付けることが可能である。ファスナ部10は、それを吸収性物品1に固定する製造者端部11とファスナ手段15を備えた使用者端部12とを備え、その使用者端部は、吸収性物品1を装用者に取付ける際に使用者によって把持される。製造者端部は、吸収性物品の製造中に吸収性物品に固定される締結部の部分に対応し、それは通常、ファスナ部の側縁(すなわち、横方向における縁)のうちの1つから、横方向における、製造中に提供されるようなファスナ部のおむつに対する固着の領域が終了する位置まで延在する。使用者端部12は、製造中に吸収性物品に固着されないファスナ部10の部分に対応し、通常、製造者端部11とは異なるファスナ部の部分に対応する。これは、言換えれば、製造者端部11と使用者端部との横方向における伸張量の合計が、横方向におけるファスナ部10の伸張量に対応することを意味する。横方向における使用者端部12の伸張量は、横方向におけるファスナ部10の伸張量の55〜80%であり、製造者端部11の伸張量は、相応じて好ましくは45%と20%との間で変化する。
【0031】
ファスナ部10のサイズおよび形状は、吸収性物品のサイズ、形状および構造によって大幅に変化してもよい。たとえば、バックシート3および/またはトップシート2によって一体的に形成される側部パネルの場合に対し図1に概略的に示すように、ファスナ部10を、側部パネル6に取付けることができる別々の締結テープタブによって形成することが可能である。しかしながら、非一体的な別々の側部パネルの場合にも、別々の締結テープストリップ10を使用することができる。しかしながら、ファスナ部10が側部パネル6によって形成されるように、締結手段15を側部パネル6に組込むことも可能である。
【0032】
ファスナ部10は、たとえば弾性手段17、締結手段15、フィンガーリフト、おむつとファスナ部との間にY接合を提供するリリーステープまたはカバー手段等の機能部品を、夫々支持するか、それらに接着されるか、またはそれらを一体的に含んでもよい、裏材またはキャリアフィルム20を備えてもよい。裏材とそれに取付けられるかまたはそれに組込まれる機能部品とは、たとえば弾性、通気性、流れまたは横夫々の方向における微分剛性もしくはファスナ部10に対する機械的または接着性接合特性等の有利な特性を与えるように選択される。
【0033】
裏材は、単層または多層フィルム、共押出しフィルム、発泡層を備える側部ラミネートフィルムを含む種々のフィルムまたはシートから選択してもよい。かかるフィルムまたはシートの層は、たとえばポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリオレフィン共重合体、もしくはたとえばポリプロピレン、LPDE(低密度ポリエチレン)および/またはLLDPE(リニア低密度ポリエチレン)の混合物等のポリオレフィンの混合物、不織布および発泡材料等のあらゆる材料から構成されてもよい。裏材の厚さは、好ましくは、30μmと500μmとの間であり、より好ましくは、40μmと150μmとの間である。裏材の基本重量は、好ましくは20g/m2と500g/m2との間であり、より好ましくは40g/m2と300g/m2との間であり、特に好ましくは40g/m2と200g/m2との間である。
【0034】
裏材20は、好ましくは、たとえば図3のファスナ部の特定の実施形態に示すように裏材20に接合させてもよい少なくとも1つの弾性手段17を備える。弾性手段17と裏材20との間の接合は、接着ボンド、音波ボンド、サーマルボンドまたは他の任意の取付手段によって行ってもよい。また、弾性手段17を、たとえば、その断面が裏材の隣接部分の断面と本質的に一致するように、すなわち、弾性手段17と裏材20との間の接合領域に段が無い(図3に示すものとは異なる)ように、裏材20に含めることも可能である。ファスナ部10を横方向(CD)に伸張可能にする1つ以上の弾性手段17をファスナ部10に含めることは、それによって装用者において吸収性物品1がより適合しより快適となるため好ましい。
【0035】
弾性手段17を、夫々本質的に等方性または本質的に非等方性材料を含む材料のグループから作製してもよい。有用な弾性材料は、好ましくは、伸縮性の好ましい方向にASTMD882にしたがって測定されるように、少なくとも50%以上、より好ましくは100%超の破断伸度を示す。
【0036】
好ましい本質的に等方性の弾性材料には、エラストマーポリウレタン材料、もしくは、例えばエチレン・プロピレン・ジエン共重合体(EPDM)、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)またはスチレン・(エチレン・ブチレン)・スチレンブロック共重合体(SEBS)等の天然または合成ゴム材料がある。弾性手段17を形成するために使用してもよい他のエラストマー材料には、エラストマーポリアミド材料とエラストマーポリエステル材料がある。好ましい弾性材料は、商標名ベクター(Vector)でエクソン・モビル社(Exxon Mobil Corp.)からおよび商標名クラトン(Kraton)でクラトン・ポリマー社(Kraton Polymers Comp.)から市販されている。
【0037】
裏材20に本質的に等方性の弾性材料を取付けることにより、ファスナ部10が流れ方向に不安定になる可能性がある。したがって、ファスナ部10に対しその横方向において弾性を提供することができる本質的に非等方性弾性材料が好ましい。非等方性弾性材料については、たとえば米国特許第5,885,908号明細書、国際公開第99/51,666号パンフレット、米国特許第5,344,691号明細書、米国特許第5,501,679号明細書および米国特許第5,354,597号明細書において述べられている。
【0038】
本発明において有用な非等方性弾性材料は、好ましくは、シート状のエラストマー材料(寸法20×25mm)を流れ方向に10%伸張させるために必要なF10力の、横方向に必要なF10力に対する割合が、少なくとも1.5、より好ましくは少なくとも2.0、特に好ましくは少なくとも2.5を示す。
【0039】
ファスナ部10は、連結するメカニカルタイプファスナにより、接着性締結手段により、および/または他の締結手段により提供してもよい締結手段15を備える。解放可能および再締結可能なクロージャシステムを提供するために、吸収性物品1は、締結手段15に加えて補足的なランディングゾーン5を備えてもよい。
【0040】
締結手段15がメカニカルタイプである場合、ファスナ部10の締結手段15と機械的に係合可能な締結手段を備えたランディングゾーン5が必要な場合がある。適当なメカニカルクロージャシステムは、2つの連結手段を備え、それらの一方はフック(または雄)ファスナ手段であり、他方はループ(または雌)ファスナ手段である。締結手段15は、夫々フックファスナかまたはループファスナ手段を備えてもよいが、好ましくはフックファスナ手段を備える。フックファスナ手段は、本技術分野において周知であるようにフック、「T」、「マッシュルーム」または他の任意の形状等のいかなる形状を有してもよい。フックファスナ材料は、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィンまたはこれらの任意の組合せを含む多種多様の材料から製造してもよい。好ましいフック材料は、米国セントポールの3Mカンパニー(3M Company(St.Paul,U.S.A.))から市販されている。
【0041】
締結手段15を、接着ボンド、音波ボンド、サーマルボンドまたは他のいかなる取付手段によって裏材20に取付けてもよい。
【0042】
ループ材料は、当今のフックファスナ材料と連結する、織繊維または不織繊維かまたは他の適当な材料から構成されてもよい。夫々編タイプまたは押出接着タイプの適当なループ締結材料は、たとえば米国セントポールの3Mカンパニー(3M Company(St.Paul,USA))から市販されている。
【0043】
締結手段15がフックファスナ手段からなる場合、たとえば図1に概略的に示すように吸収性物品のウエストバンド部にランディングゾーン5として当今のループ材料のパッチを貼付することが必要であるおよび/または望ましい場合がある。たとえば、バックシート3の外面3bが不織布材料で形成される他の場合では、機械的締結手段15を、別々のランディングゾーンが必要でないようにバックシート3の外面3bと直接相互作用するように選択してもよい。接着性締結手段15の場合、締結手段の接着性付着物を受入れる別々のランディングゾーン5を含むことが必要であるか望ましい場合がある。
【0044】
接着剤層16aにおよび/または接着性締結手段15として使用する有用な接着剤には、感圧粘着型ホットメルト接着剤を含む感圧接着剤と非感圧接着剤とが含まれる。適当な感圧接着剤には、天然または合成ゴム材料と典型的にはそのゴム材料を粘着性にするための粘着性付与樹脂とを備えるゴムベース接着剤(ゴム樹脂接着剤とも呼ぶ)がある。ゴムベース感圧接着剤の好ましい例は、合成ポリテルペン樹脂によって粘着化されたポリスチレンポリイソプレンブロック共重合体である。適当な感圧接着剤は、さらに、たとえば米国再発行特許第24,906号明細書または米国特許第4,710,536号明細書に開示されるもの等、アクリル酸塩ベースの感圧接着剤がある。接着剤層16、16aの厚さは、好ましくは10μmと200μmとの間であり、より好ましくは20μmと100μmとの間である。
【0045】
ファスナ部10の形状は、広く変更することができる。おむつの側部パネルに貼付されるファスナストリップは、形切断を採用することにより変更することができる本質的に矩形形状を有してもよい。これを、たとえば図4に例示するが、図4では、ツインファスナ部10aの連続ウェブに対して楕円切断が適用されている。単一ファスナ部10に形切断を適用することも可能であり、切断の形状は変化してもよく規則的な形状と不規則な形状とを含む。
【0046】
ファスナ部10は、たとえばフィンガーリフト、接着手段を部分的にカバーするカバー手段、またはY型接合でファスナ部10をおむつに確実に固定するために提供されるいわゆるリリーステープ等、他の部品を備えてもよい。
【0047】
図2は、ファスナ部10の特定の実施例を製造する特定の方法を概略的に開示する。かかるファスナ部の略断面図を図3に示す。図2の特定の実施形態では、支持ロール100から弾性手段17を備えた裏材20を巻出す。機械的締結手段15を、供給ロール101から巻出し、たとえば接着剤層により裏材に取付ける。接着剤アプリケータ102(図2には詳細を示さず)のコーティングヘッドにより、裏材の製造者端部11に接着剤層16を塗布する。代替的に、ストリップ形態で接着剤層16によりプレコーティングされた裏材を使用することも可能である。また、製造者端部11を、たとえば吸収性物品のトップシート2とバックシート3との間に固定する場合、およびかかるトップシート2および/またはバックシート3がそれらを互いに接合するための接着剤層を備える場合、接着剤層16を省略することも可能である。
【0048】
そして、このように取得されたファスナ部10を、真空ロール103および回転ナイフ104を備えた切断・配置アプリケータ103、104によってトップシートウェブ2に取付ける。
【0049】
吸収性物品1の上記説明は、単に説明のためであって限定するようには意図されていない。ここでは、吸収性物品1を、本発明を説明するために必要な程度までしか説明していないが、吸収性物品1が通常、たとえば限定されないが、装用者の脚に対しておむつを引寄せ保持するように構成された脚弾性部材をしばしば備える股領域8、装用者のウエストの周囲における吸収性物品のタイトフィットを確実にするための、正面および/または後部ウエストバンド領域7a、7bおよび/またはファスナ部10の弾性手段、たとえば封じ込めた滲出物を支持するために流れ方向に沿って横方向に脚弾性部から内側に配置された弾性封じ込めフラップ等を含む、種々のさらなる部品および特徴を備える、ということが理解される。
【0050】
同様に、ファスナ部10の上記説明は、単に説明するものであって限定するようには意図されていない。
【0051】
おむつとそれらの構造に関するさらなる詳細は、文献において述べられており、たとえば米国特許第5,399,219号明細書、国際公開WO96/10,382号明細書またはEP0,529,681号明細書から採用してもよい。ファスナ部10の構造に対する例は、たとえば、国際公開WO99/03,437号明細書、EP0,321,232号明細書または米国特許第5,399,219号明細書に記載されている。
【0052】
本発明において使用するファスナ部10の設計および構造は従来のものであってもよいが、本発明は、ファスナ部10を吸収性物品1に貼付する新規な方法を提供する。
【0053】
本発明による方法の第1選択肢Aでは、第1ステップにおいて、使用者端部12が本質的にトップシート2によって支持され製造者端部11が本質的にトップシートの縁2c、2dのうちの1つに隣接し、それによりファスナ手段15がトップシート2の内面2aに向いているように、ファスナ部10をトップシート2の内面2a上に位置付けられる。「隣接する」という用語には、たとえば吸収性物品1の特定構造に対して図2に概略的に示すように、製造者端部11がトップシートの縁2c、2dのうちの1つの上に本質的に突出する場合も含む。図2において、トップシート2を、内面2aが上方に向いている連続ウェブとして提供する。このウェブは、切断・配置アプリケータ103、104を通過する。そこで、ファスナ部10の製造者端部11が対応する縁2c、2dの上に突出するように、2つのファスナ部10の対を、トップシート2の対向する側縁2c、2dに隣接して配置し、それに応じて、ファスナ部10の使用者端部12を、横方向における使用者端部12の外側の縁がトップシート2の対応する縁2c、2dと本質的に一致するように、トップシートによって支持する。ファスナ部10の対を、ファスナ部10が、結果としての吸収性物品1のウエストバンド部を形成するトップシート2の連続ウェブの領域に配置されるように、切断・配置アプリケータ103、104によって不連続に供給する。望ましい場合、ファスナ部10の使用者端部を、たとえば、その製造者端部11が後述するように吸収性物品に固定されるまでプレート、バーまたはベルト等の機械的手段により、トップシートウェブ2の適所に位置的に保持してもよい。
【0054】
本発明による方法の第2ステップでは、ファスナ部の製造者端部11を吸収性物品に固定する。図2に概略的に示す方法の特定の実施形態では、製造者端部を、それがトップシートの外面2bの下であって本質的に使用者端部12に対向するように、トップシート2の縁2c、2dで本質的に180°で折り曲げる。製造者端部11を、トップシート2と、内面3aがトップシート2の外面2bに向いている連続ウェブとして供給されるバックシート3との間に固定する。トップシート2とバックシート3とを、ローラ107の対(1つのローラのみを示す)の間で合せてラミネートすることにより、吸収性物品1の連続ウェブが提供される。
【0055】
図3に、吸収性物品1のウエストバンド部の湾曲領域の拡大断面図を示す。吸収性物品1は、吸収性コア4(図2には示さず)を挟装するトップシート2とバックシート3とを備える。ファスナ部10の製造者端部11を、トップシート2とバックシート3との間に配置する。ファスナ部10の製造者端部11を、接着剤層16を介してトップシート2の外面2bに固定し、バックシート3を、ファスナ部10の製造者端部11と、トップシート2と、接着剤層16aにより吸収性コア4と、に固着させる。ファスナ部10の使用者端部12を、グリップ部12’と、グリップ部12’と製造者端部11との間に位置する中間部12”とに概念的に分割することができる。グリップ部12’は、図2および図3の特定の実施形態では、弾性手段17と、締結手段15と、グリップ部12’の内側の端部のフィンガーリフト部と、を含む。
【0056】
図2および図3に概略的に表す本発明の方法の選択肢Aの特定の実施形態は、本発明を決して限定することなく単に例示するものである。たとえば、製造者端部11は、トップシート2の縁2c、2dの上を本質的に突出する必要はないが、トップシート2によって部分的にまたは完全に支持することができる。この場合、製造者端部11を折り曲げると、トップシート2の下の部分も同様に折り曲げられる。たとえば、製造者端部は、折り曲げられた時にトップシート2とバックシート3との間に配置される必要はないが、最初にトップシート2とバックシート3とをラミネートし、その後製造者端部を折り曲げてトップシートの外面3bに接着させることも可能である。ファスナ部10の製造者端部11を吸収性物品1に固定することと、トップシート2とバックシート3とを固着させることと、を、接着ボンド以外の取付手段によって行ってもよい。同様に、ファスナ部10をおむつの他の部分に固定してもよい。また、たとえば、1つのファスナ部10を正面および後部ウエストバンド部7b、7aの各々に貼付するかまたは一対のファスナ部10を正面および後部ウエストバンド部7b、7aの各々に貼付することも可能である。
【0057】
図2および図3は限定するものではなく説明するものとして理解しなければならないが、ファスナ部10を吸収性物品1に取付ける方法を提供することに存する、
・ファスナ部10の使用者端部12がトップシート2またはバックシート3によって支持され、好ましくは吸収性物品が保管されている時に想定する位置にすでに配置されているように、ファスナ部10を吸収性物品1のトップシート2またはバックシート3夫々に配置することと、その後に
・後続するステップにおいて製造者端部11をおむつに固定することができるように処理することと、
を含む本発明の要点を示す。
【0058】
最新の技術では、まず製造者端部をおむつに取付け、その後使用者端部をその最終保存位置になるように処理していた。
【0059】
本発明の方法は、特に、高速製造条件下で採用されることに適している。ファスナ部20の吸収性物品への取付け中に、使用者端部がトップシート2またはバックシート3夫々によって支持されるため、本発明の方法は、特に、弾性手段を備えるファスナ部10を貼付するために有利である。
【0060】
本発明による方法の第2の選択肢Bでは、第1ステップにおいて、ファスナ部10を、使用者端部12がトップシート2によって本質的に支持され、製造者端部11がバックシート3の縁3c、3dのうちの1つに本質的に隣接し、それによってファスナ部15が外側に向くように、バックシート3の外面3bに位置付けられる。続いて、第2ステップにおいて、ファスナ部10の製造者端部11を上述したように折り曲げる。
【0061】
本発明の特に有利な実施形態では、使用者端部12a、12bおよび解放可能結合部19によって結合される第1および第2製造者端部11a、11bを備えるツインファスナ部10aを使用し、そこでは、製造者端部11a、11b、使用者端部12a、12bおよび解放可能結合部19の横方向における寸法を、製造者端部11a、11bをトップシート2またはバックシート3夫々の対向する縁2c、2dおよび/または3c、3dに隣接するように位置付けることができる。ツインファスナ部10aでは、使用者端部12aおよび12bを、2つの別々のファスナ部10を提供するために取除くことができる解放可能結合部19を通して結合する。
【0062】
解放可能結合部19が追加の別々の部分によって形成されるツインファスナ部10aを、国際公開WO84/04,242号明細書に開示する。国際公開WO84/04,242号明細書の2つの実施形態のうちの一方では、解放可能結合部は、使用者端部12a、12bに直接または別個のZ折り固定ストリップにより接着される穿孔接着性ストリップである。穿孔接着性ストリップを破断することにより、2つの別々のファスナ部10を提供することができる。WO84/04,242号明細書の第2実施形態では、解放可能結合部は、使用者端部12a、12bに直接かまたは別個のZ折り固定ストリップにより接着される取外し可能テープである。取外し可能テープをはがすことにより、2つの別々のファスナ部10が提供される。
【0063】
本発明の方法において国際公開WO84/04,242号明細書に開示されているツインファスナ部を使用することができるが、本発明者により、2つの使用者端部12a、12bが、取除き破棄しなければならない追加の別個の要素無しに互いに直接解放可能に結合されるツインファスナ部10aが、特に好ましい、ということが分った。これらの構造は、高速製造条件下で操作することが容易であり、解放可能結合部19を破断する際に追加の廃物がもたらされない。解放可能結合部19が別個の要素を備えていないという条件付きで、2つの使用者端部12a、12bがかかる解放可能結合部19により互いに直接結合されるツインファスナ部は、新しく、本発明の主題である。
【0064】
解放可能結合部19は、好ましくは、たとえば2つの使用者端部12a、12b間に直接配置された穿孔等の脆弱線である。脆弱線は、使用者端部12aおよび12bをツインファスナ部10aにおいて結合するが、たとえばいかなる追加の廃物を形成することもなく、一対の別々のファスナ部10を解放するように破断する等、容易に取除くことができる。別の実施形態では、2つの使用者端部12a、12bはまた、たとえば、短い距離に亙ってオーバーラップしてもよく、それにより2つの使用者端部12a、12bは、たとえばかかる一時的な接合を破断した時に取除き破棄する必要がないが適所に残すことができる、超音波接合スポットもしくは蝋または除去可能接着剤の小さいスポットにより、かかるオーバーラップ領域において互いに解放可能に結合される。
【0065】
解放可能結合部19が別個の部品を備えていない本発明による新規なツインファスナ部10aの特定の実施形態を、図4の左部分において連続ウェブの形態で概略的に示す。この概略的な実施形態において、ツインファスナ部10aは、製造者端部11a、11bの各々に接着剤層16がコーティングされており、使用者端部12a、12bの各々に弾性手段17と締結手段15とを備える。解放可能結合部19は、穿孔線19によって形成される。2つの隣接するツインファスナ部の形状は、形切断18を適用することにより変更される。
【0066】
図4のグラフィック表現は、本発明を限定することなく例示するように意図される。解放可能結合部19を、たとえば、別々のファスナ部10が湾曲したフィンガーリフトを有するようにする波状穿孔線によって形成することも可能である。
【0067】
締結手段15、弾性手段17、裏材、接着剤層16等のツインファスナ部10aのあらゆる部品を、たとえば、上で単一ファスナ部10に対して開示した材料により形成してもよいが、他の材料を同様に使用してもよい。
【0068】
ツインファスナ部10aを採用する本発明の好ましい方法を、図4の限定しない概略表現によって例示する。そこでは、ツインファスナ部10aがロール120から巻出され、連続ウェブとして提供されるトップシート2の内面2aに貼付される。ツインファスナ部10aを、それらが、夫々結果としての吸収性物品1のウエストバンド部7a、7bのうちの一方かまたはそれらの両方を形成するトップシート2の連続ウェブの領域に配置されるように、不連続に、切断・配置アプリケータ103、104を介してトップシートの内面2aに取付ける。ツインファスナ部10aを、それらの使用者端部12a、12bがトップシート2によって支持され、2つの対向する製造者端部11a、11bがトップシートの対向する縁2c、2dに隣接するように、トップシート2上に配置する。製造者端部を折り曲げる後続するステップを、図5aおよび図5bにおいて2つの異なる構造に対して概略的に示す。
【0069】
図5aでは、ツインファスナ部10aの製造者端部11a、11bは、製造者端部11a、11bの側縁がトップシート2の縁2c、2dと本質的に一致する一方で、バックシート3の横方向伸張量がトップシート2のものより、合計しておよそ製造者端部11a,11bの伸張量の合計分小さいように、トップシート2によって本質的に完全に支持される。そして、製造者端部11a、11bがトップシート2の下にある部分とともに折り曲げられることにより、図5a’に示す構造が得られる。
【0070】
図5bでは、製造者端部11a、11bのみが折り曲げられるように、それらが本質的にトップシート2の縁2c、2dの上に突出する。図5b’に示す構造では、製造者端部11を、トップシート2とバックシート3との間に位置付ける。しかしながら、トップシート2とバックシート3とをまずラミネートし、その後製造者端部11を折り曲げることによりトップシートの外面3bに接着させることも可能である。
【0071】
例えば、図4の製造の方法では、図2の対応する方法における2つのファスナ部とは対照的に、1つのファスナ部10aのみを貼付すればよいため、ツインファスナ部10aの使用は有利である。また、おむつの製造および保管中に使用者端部が確実に「ぱっと開く(popping open)」ことがないように、解放可能結合部は通常最終使用者によってのみ取外される。
【0072】
しかしながら、図6の特定の構造に概略的に示すように、おむつの製造中にツインファスナ部10aを2つの別々のファスナ部10に破断することも可能である。図6では、ツインファスナ部10aを、折目2eを有するトップシート2に取付けている。この特定の実施形態では、製造者端部11a、11bを、ツインファスナ10aの貼付前に折り曲げることにより、製造者端部がトップシート2の内面2aに接着されるようにする。しかしながら、製造者端部を、使用者端部12a、12bに対向しトップシートの外面2bの下に位置するように折り曲げることも可能である。
【0073】
図6の上部では、ツインファスナ部10aの解放可能結合部19はまだ破断されておらず、ツインファスナ部10aがトップシートに貼付され製造者端部11aが折り曲げられている。図6の下部に示す次のステップでは、折目2eをまっすぐにするようにトップシート2上に横方向に側方の力を与えることにより、解放可能結合部19を破断する。この後、図6に概略的に示すように、トップシートにバックシート3をラミネートする。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1a】砂時計形状を有する、開いた状態の使い捨ておむつの概略図であり、このおむつは、股領域8を備えた中間部分によって結合される後部ウエストバンド部7aと正面ウエストバンド部7bとを備え、それによりこれらウエストバンド部7a、7bは側部パネル6を備える。さらに、おむつは、おむつを装用者にあてがう際に使用者端部12が使用者によって操作されランディングゾーン5に固定される一方で、製造者端部11を介して側部パネル6に固定されるファスナ部10を備える。
【図1b】閉じた状態の図1aの使い捨ておむつの概略図であり、このおむつは、バックシート3とトップシート2との間に吸収性コア4を備え、ファスナ部10がそれらの製造者端部11を介しておむつの側部パネル6に接着され、それらの使用者端部12を介して、バックシート3の露出した外面3b上の正面ウエストバンド部7bのランディングゾーン5に締結される。
【図2】連続的に行われ、内面2aと外面2bとを有するトップシート2の連続ウェブを提供することと、トップシート2の内面2a上に流れ方向MDに間隔を空けて2つのファスナ部10の対を配置することと、製造者端部をトップシート2の側縁2cに沿って折り曲げることと、連続したバックシート3をその内面3aを介してトップシート2の外面2b上に貼付することにより別個の吸収性物品1に切断することができる吸収性物品1の連続ウェブを提供することと、を含む、本発明の方法における実施形態の概略図である。図2はまた、供給ロール101からのファスナ手段15と接着コーティングユニット102(図2には図示せず)からの接着剤層16とを、ロール100によって供給される裏材20の連続ウェブに貼付することと、真空ロール103と回転ナイフ104とを備えた切断・配置アプリケータ103、104により間欠的にファスナ部の2つの対を切断することと、を含む、2つのファスナ部10の対を半連続的な準備を概略的に示す。
【図3】ファスナ部10を介する横方向(CD)の吸収性物品1の横方向図の概略図であり、図2に示した吸収性物品の湾曲部分の拡大図を提供する。吸収性物品1は、トップシート2と、バックシート3と、吸収性コア4と、ファスナ部10と、を備え、上記ファスナ部10の製造者端部11は、トップシート2の外面2bとバックシート3の内面3aとの間に配置され、上記ファスナ部10の使用者端部12のグリップ部12’は、上記トップシート2の内面2a上に配置され機械的締結手段15を備える。
【図4】連続的に行われ、2つの別個のファスナ部10の対の代りに、解放可能な結合部19を備えるツインファスナ部10aを使用するという点で図2の方法とは異なる、本発明の方法の別の実施形態の概略図である。
【図5a】ツインファスナ部10aの2つの製造者端部11aを夫々吸収性物品のトップシート2とバックシート3との間に配置する代替態様の概略図であり、湾曲部分を拡大してファスナ部10aを通して吸収性物品の横方向(CD)の詳細な横方向図を提供することにより、吸収性物品に対するその固定を示す。ツインファスナ部10aのグラフィカル表現のみがファスナ要素15にのみ延在し、解放可能結合部19は示していない。
【図5b】ツインファスナ部10aの2つの製造者端部11aを夫々吸収性物品のトップシート2とバックシート3との間に配置する代替態様の概略図であり、湾曲部分を拡大してファスナ部10aを通して吸収性物品の横方向(CD)の詳細な横方向図を提供することにより、吸収性物品に対するその固定を示す。ツインファスナ部10aのグラフィカル表現のみがファスナ要素15にのみ延在し、解放可能結合部19は示していない。
【図6】内面2a、外面2bおよび折目2eを有するトップシートウェブ2を提供することと、ツインファスナ部10aを取付けその2つの製造者端部11a、11bで折り曲げそれらをトップシート2の内面2aに接着することと、トップシート2に対し横方向に力を与えることによりツインファスナ部10aの解放可能結合部19を分裂させ、それによって折目2eを広げバックシート3を取付けることと、を含む、本発明による別の方法の概略図である。

Claims (10)

  1. 吸収性物品1、特に使い捨ておむつに、ファスナ部10を取付ける方法であって、該吸収性物品1が、内面2a、外面2b、第1側縁2cおよび第2側縁2dを有するトップシートウェブ2と、内面3a、外面3b、第1側縁3cおよび第2側縁3dを有するバックシート3と、該トップシート2と該バックシート3との間に配置される吸収性コア4とを備えるとともに、該ファスナ部10が、該ファスナ部10を該吸収性物品1に固定するための製造者端部11と締結手段15を備えた使用者端部12とを備えるものであり、この方法は、第1選択肢(A)では、
    (i)トップシート2を用意するステップと、
    (ii)該トップシート2の内面2aに1つ以上のファスナ部10を配置して、該使用者端部11を該トップシート2によって本質的に支持するとともに、該製造者端部12を該トップシート2の一方の該側縁2c、2dに本質的に隣接させ、それにより該締結手段15を該トップシート2の該内面2aに向けるようにするステップと、
    (iii)該製造者端部11を、それが該使用者端部12に本質的に対向するように折り曲げるステップと、
    (iv)吸収性コア4およびバックシート3を該トップシート2に取付けるステップと、
    を含み、かつステップ(iii)とステップ(iv)との順序を交替することができ、あるいは第2選択肢(B)では、
    (i)バックシート3を用意するステップと、
    (ii)該バックシート3の外面3bに1つ以上のファスナ部10を配置して、該使用者端部12を該バックシート3によって本質的に支持するとともに、該製造者端部11を該バックシート3の一方の該側縁3c、3dに本質的に隣接させ、それにより該締結手段15を該バックシート3の該外面3bから離れる方向に向けるようにするステップと、
    (iii)該製造者端部11を、それが該使用者端部12に本質的に対向するように折り曲げるステップと、
    (iv)吸収性コア4およびトップシート2を該バックシート3に取付けるステップと、
    を含み、かつステップ(iii)とステップ(iv)との順序を交替することができる、
    方法。
  2. 前記1つ以上のファスナ部10が、後部ウエストバンド部7aおよび/または正面ウエストバンド部7bに取付けられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つ以上のファスナ部10が、トップシート2またはバックシート3の連続送りウェブに間欠的に取付けられて、別個の吸収性物品に切断することができる吸収性物品1の連続送りウェブが提供される、請求項1に記載の方法。
  4. 吸収性物品1、特に使い捨ておむつに、1つ以上のツインファスナ部10aを取付ける方法であって、該吸収性物品1が、内面2a、外面2b、第1側縁2cおよび第2側縁2dを有するトップシートウェブ2と、内面3a、外面3b、第1側縁3cおよび第2側縁3dを有するバックシート3と、該トップシート2と該バックシート3との間に配置される吸収性コア4とを備えるとともに、該ツインファスナ部10aが、第1製造者端部11a、第1使用者端部12a、解放可能結合部19、第2使用者端部12bおよび第2製造者端部11bを備え、該製造者端部11a、11b、該使用者端部12a、12bおよび該解放可能結合部19の横方向における寸法が、該製造者端部11a、11bを該トップシート2または該バックシート3の互いに反対側の側縁2c、2dおよび/または3c、3dに隣接して位置付けることができるように選択されるとともに、該解放可能結合部19を、2つの別々のファスナ部10を提供するように解放することができるものであり、この方法は、第1選択肢(A)では、
    (i)トップシート2を用意するステップと、
    (ii)該トップシート2の内面2aに1つ以上のツインファスナ部10aを配置して、該使用者端部12a、12bと該解放可能結合部19とを該トップシート2によって本質的に支持するとともに、該製造者端部11a、11bを該トップシート2の両側縁2c、2dに本質的に隣接させ、それにより該締結手段15a、15bを該トップシート2の該内面2aに向けるようにするステップと、
    (iii)該製造者端部11a、11bを折り曲げるステップと、
    (iv)吸収性コア4およびバックシート3を該トップシート2に取付けるステップと、
    を含み、かつステップ(ii)とステップ(iii)またはステップ(iii)とステップ(iv)の順序を夫々交替することができ、あるいは第2選択肢(B)では、
    (i)バックシート3を用意するステップと、
    (ii)該バックシート3の外面3aに1つ以上のツインファスナ部10aを配置して、該使用者端部12a、12bと該解放可能結合部19とを該バックシート3によって本質的に支持するとともに、該製造者端部11a、11bを該バックシート3の両側縁3c、3dに本質的に隣接させ、それにより該締結手段15を外側に向けるようにするステップと、
    (iii)該製造者端部11a、11bを折り曲げるステップと、
    (iv)吸収性コア4およびトップシート2を該バックシート3に取付けるステップと、
    を含み、ステップ(ii)とステップ(iii)またはステップ(iii)とステップ(iv)の順序を交替することができる、
    方法。
  5. 前記1つ以上のツインファスナ部10aが、後部ウエストバンド部7aおよび/または正面ウエストバンド部7bに取付けられる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1つ以上のツインファスナ部10aが、トップシート2またはバックシート3の連続送りウェブに間欠的に取付けられて、別個の吸収性物品1に切断することができる吸収性物品1の連続送りウェブが提供される、請求項4に記載の方法。
  7. 前記第1選択肢(A)のステップ(ii)における前記トップシート2は折目2eを有し、または前記第2選択肢(B)のステップ(ii)における前記バックシート3は折目を有し、少なくとも該トップシート2または該バックシート3に対し横方向の力を与えることにより、ツインファスナ部10aの取付中または取付後の後続ステップで該折目がまっすぐにされ、それにより該ツインファスナ部10aが2つの別々のファスナ部10に分断される、請求項4に記載の方法。
  8. 横方向に所与の順序で、第1製造者端部11aと、第1使用者端部12aと、解放可能連結部19と、第2使用者端部12bと、第2製造者端部11bとを備えるツインファスナ部10aであって、該使用者端部12aおよび12bがいかなる別個の部品も無しに該解放可能結合部19により互いに直接結合され、該解放可能結合部19を解放して2つの別々のファスナ部10を提供することができる、ツインファスナ部10a。
  9. 前記解放可能結合部19が、穿孔である、請求項8に記載のツインファスナ部10a。
  10. 前記穿孔が、直線であるかまたは矩形パターンを示す、請求項9に記載のツインファスナ部10a。
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