JP4996882B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。特に男性性器を取り出し可能な開口部を有する使い捨ておむつに関する。
従来より、高齢者や身障者等が使用する吸収性物品として、例えば、使い捨ておむつ、トレーニングパンツ、失禁用パンツなどがある。これらの吸収性物品は、いずれも着用者の生活習慣や介護レベルに応じて使い分けられている。ここで、使い捨ておむつは、高齢者や身障者等のように自力での排泄行為が困難な人に対して、その排泄物を漏らすことなく保持吸収することにより、介護用衛生品として、又は、排泄等のための補助具として使用されるのが一般的である。
しかしながら、使い捨ておむつは、自力での排尿行為が困難な人だけでなく、自力での排尿行為が可能な人であっても使用する場合がある。例えば、軽度の失禁症等の身障者や歩行が可能な高齢者等である。しかしながら、軽度の失禁症の身障者や歩行が可能な高齢者等は、おむつが一般的に自力での排尿行為が困難な人が使用するものであるという印象により、おむつを穿くこと自体に抵抗感を有することが多かった。これは、従来のおむつが漏れ防止の観点より、排尿時において、一般的な男性用下着に備えられているような男性性器を取り出すための排尿用取出し口等を有していないためである。これにより、自力で排尿する場合には、個室に入り、おむつを脱ぐ等の一般的な排尿時における動作とは異なる動作を必要としていた。そして、このような行為は、特に男性の着用者にとっては大変煩雑な行為であり、おむつを穿くことに対してより一層の抵抗感を与えるものであった。
これに対し、おむつの着用時であっても男性の性器の出し入れを可能とする吸収性物品が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の吸収性物品は、内面シートと、外面シートと、これらの間に設けられる中間シートとを備え、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部と、背側に位置する背側部と、その間の股下部とに区分される紙おむつ本体と、紙おむつ本体の股下部に貼着される吸収体を有する。腹側部の内面及び外面シートには、装着時に男性性器を取り出し可能な開口部を形成するためのミシン目や領域が設けられ、中間シートをずらすことにより内面及び外面シートの開口部が連通して腹側部に貫通口が形成可能に構成されている。これにより、おむつ装着時であっても性器の出し入れができるというものである。
特開2005−80996号公報
しかしながら、特許文献1に開示の紙おむつは、腹側部の内面及び外面シートに性器を取り出すための開口部は形成されているが、この開口部は、開口のみの構成であるため、開口部を広げにくく、男性性器を取り出しにくいという問題があった。また、この紙おむつは、着用者が排尿するにあたり、男性性器を開口部から取り出すために様々な動作を必要としていた。例えば、男性性器を取り出すにあたり、止着部材を外し、中間シートをずらす必要があった。このような行為は、例えば、麻痺等により片手しか使えない着用者にとっては、自力での排尿行為を困難なものとするものであった。さらには、中間シートが止着部材に止着されているため、中間シートを止着部材から外すとき、すなわち、排尿時に特有の音を発生させるおそれがあった。これにより、排尿時において周囲に紙おむつを着用していることを気づかれるおそれがあり、この紙おむつを使用することに対する抵抗感を増加させるものであった。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、排尿時において、男性性器を容易に取り出し可能な使い捨ておむつを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために、使い捨ておむつの所定位置に排尿用の開口部を設け、使い捨ておむつにおける所定の部位を伸縮可能に形成することにより、排尿行為が容易になることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、以下のような使い捨ておむつを提供することを目的とする。
(1) 前身頃と、後身頃と、を少なくとも有するシャーシーと、該シャーシーの少なくとも一部に配設される液透過性の表面シートと、該表面シートの厚さ方向における一方側に配設される液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配設される液保持性の吸収体と、を備える使い捨ておむつであって、前記前身頃には、該使い捨ておむつの長手方向に伸びて幅方向を二分する略中心線を跨いで互いに離間した点のそれぞれを結ぶ切り離し線に沿って前記前身頃の所定の部位を切り離し可能な開口可能部、又は、前記前身頃の所定の部位を開口可能な開口部が形成される使い捨ておむつ。
(2) 前記吸収体は、略縦長に形成されると共に、少なくとも前記前身頃に配置されており、前記開口可能部又は前記開口部は、前記前身頃における前記吸収体の所定の外縁から離間した位置に形成される(1)に記載の使い捨ておむつ。
(3) 該使い捨ておむつは、前記前身頃と前記後身頃とを所定の位置において、予め又は装着時に接合又は係止させることにより、胴開口部と、一対の脚開口部と、を有するパンツ形状に形成可能であり、前記パンツ形状における前記胴開口部近傍の前記後身頃の略中央部と、前記開口可能部近傍又は前記開口部近傍と、を前記パンツ形状における外周に沿って繋ぐ領域である開口伸縮領域において、少なくともその一部が伸張若しくは伸縮可能に形成される(1)又は(2)に記載の使い捨ておむつ。
(4) 前記開口伸縮領域における非伸張時に対する伸張時の伸張倍率が、少なくとも1.1倍以上に伸張可能に形成される(3)に記載の使い捨ておむつ。
(5) 前記開口伸縮領域は、前記前身頃の前記開口可能部、又は前記開口部の前記パンツ形状における股下方向側の所定の位置に形成される弾性開口領域を含む(3)又は(4)に記載の使い捨ておむつ。
(6) 前記開口伸縮領域は、前記後身頃における前記胴開口部近傍の前記後身頃の全部又は一部に形成される弾性後身頃領域を含む(3)又は(4)に記載の使い捨ておむつ。
(7) 前記開口伸縮領域は、前記前身頃と前記後身頃との接合又は係止位置を含む境界部近傍の全部又は一部に形成される弾性境界領域を含む(3)又は(4)に記載の使い捨ておむつ。
(8) 前記前身頃には、前記開口可能部、又は前記開口部を含む位置に補助シートが設けられる(1)から(7)のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
(9) 前記補助シートは、その全部又は一部に弾性部材を備える(8)に記載の使い捨ておむつ。
(10) 前記補助シートは、その全部又は一部に前記吸収体が配置される(8)又は(9)に記載の使い捨ておむつ。
本発明によれば、排尿時において、男性性器を容易に取り出し可能な使い捨ておむつを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、大人用の使い捨ておむつについて説明するが、本発明においてはこれに限らず、子供のトイレトレーニング用の使い捨ておむつ等について使用してもよい。
また、以下の実施形態において、使い捨ておむつのうち着用者の身体に向けられる側を肌当接面側とし、肌当接面側と反対側を非肌当接面側とする。
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る使い捨ておむつの正面図である。図1(B)は、図1(A)のX−X断面図である。図2は、第1実施形態に係る使い捨ておむつの展開状態における斜視分解組立図である。図3(A)は、パンツ型の使い捨ておむつの装着状態を示す斜視図である。図3(B)は、展開型の使い捨ておむつの装着状態を示す斜視図である。図4(A)は、第1実施形態に係る使い捨ておむつの展開図である。図4(B)は、図4(A)の使い捨ておむつをパンツ型にした正面図である。図5(A)は、第1実施形態に係る開口部を示す正面図である。図5(B)は、開口部の他の形態を示す正面図である。図5(C)は、開口部の他の形態を示す正面図である。図6(A)は、開口部と吸収体との位置関係を示す正面図である。図6(B)は、開口部と吸収体との位置関係を示す展開図である。図7(A)は、補助シートであるマスキングシートを示す斜視図である。図7(B)は、マスキングシートの他の形態を示す斜視図である。図8(A)は、マスキングシートの接合位置を示す正面図である。図8(B)は、マスキングシートの他の接合位置を示す正面図である。図9(A)、(B)、(C)、(D)、(E)は、マスキングシートの接合位置を示す断面図である。図10(A)は、弾性部材の配置位置を示す正面図である。図10(B)は、弾性部材の他の配置位置を示す正面図である。
図11は、第1実施形態に係る使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。図12は、図11の開口部を広げた状態を示す斜視図である。図13(A)は、第1実施形態に係る使い捨ておむつの開口伸縮領域を示す斜視図である。図13(B)は、開口伸縮領域が伸張することにより、開口部が開口した状態を示す図である。図14(A)は、弾性開口領域を示す斜視図である。図14(B)は、弾性開口領域が伸張することにより、開口部が開口した状態を示す図である。図15(A)は、弾性後身頃領域を示す斜視図である。図15(B)は、弾性後身頃領域が伸張することにより、開口部が開口した状態を示す図である。図16(A)は、弾性境界領域を示す斜視図である。図16(B)は、弾性境界領域が伸張することにより、開口部が開口した状態を示す図である。図17(A)は、第2実施形態に係る使い捨ておむつを示す展開図である。図17(B)は、第2実施形態に係る使い捨ておむつの開口部と吸収体との位置関係を示す展開図である。図18(A)は、第2実施形態に係る使い捨ておむつを示す斜視図である。図18(B)は、図18(A)のY−Y断面図である。図19は、第2実施形態に係る使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。図20は、第2実施形態に係る使い捨ておむつの開口部を広げた状態を示す斜視図である。
図21は、マスキングシートの他の実施形態を示す斜視図である。図22は、第3実施形態に係る使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。図23は、第3実施形態に係る使い捨ておむつの開口部を広げた状態を示す斜視図である。図24は、第4実施形態に係る使い捨ておむつを示す展開図である。図25は、第4実施形態に係る使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。図26は、第4実施形態に係る使い捨ておむつの開口部を広げた状態を示す斜視図である。
[1]第1実施形態
[1.1]全体構成
本発明の第1実施形態における使い捨ておむつ1を用いて、本発明に係る使い捨ておむつの全体構成を説明する。第1実施形態に係る使い捨ておむつ1は、使い捨ておむつ本体10と、使い捨ておむつ本体10の所定の位置に形成される開口可能部5と、を備える。開口可能部5は、着用者の男性性器を取り出すために使用されるものである。したがって、第1実施形態に係る使い捨ておむつ1は、基本的には男性用として使用されるものである。
開口可能部5は、前身頃2における使い捨ておむつの長手方向に伸びて幅方向を二分する略中心線を跨ぐ互いに離間した点を結ぶ切り離し線に沿って、スリットや開口等の切断部を間欠的に連続して形成したものであり、使用時において、開口可能部5の股上方向側の一部を股上方向に引っ張ることにより切り離し、開口可能部5を開口させることにより使用する。また、開口可能部5は、補助シートであるマスキングシート6により覆われている。
図1から図4に示すように、使い捨ておむつ本体10は、使い捨ておむつ本体10の外形を形成し、装着時においてパンツ型に形成されるシャーシー13と、シャーシー13の肌当接面側に設けられ、表面層を構成する略縦長に形成された液透過性の表面シート11と、表面シート11の一方側であるシャーシー13の非肌当接面側に設けられ、裏面層を構成する略縦長に形成された液不透過性の裏面シート14と、表面シート11と裏面シート14との間である表面シート11とシャーシー13との間に配置され、吸収層を構成する略縦長に形成された液保持性の吸収体12と、を有する。ここで、略縦長とは、長手方向と短手方向を有する略矩形のものを含むものとし、また、長手方向の両辺の一部が長手方向における中心方向に窪んだもの、若しくは、中心方向と反対方向に隆起したものを含むものとする。つまり、吸収体は、吸収体の長手方向の一部に幅方向における長さが異なるものを含むものとする。また、吸収体は、幅方向に縦長になるように配置されてもよく、股上方向に縦長になるように配置されてもよい。
吸収体12は、ティッシュ(図示せず)や親水性不織布(図示せず)に包まれた状態で配置されてもよい。また、親水性不織布に包まれている場合、表面シート11を用いない構成や表面シート11を部分的にのみ使用する構成としてもよい。これにより、例えば、生産コストの減少を図ることが可能になる。さらに、裏面シート14は、この裏面シート14の非肌当接面側に不織布等を接合させたものを使用してもよい。裏面シート14の非肌当接面側に不織布等を接合させることにより、着用者の装着時等における肌触りが向上するため好ましい。また、裏面シート14にフィルムを使用した場合には、フィルムに不織布等を接合させることにより、例えば、フィルムの擦れから生じる不快な音の発生を防止できるため好ましい。
シャーシー13は、着用時における前身頃2と、後身頃3と、前身頃2及び後身頃3の間に形成される股下部4と、を有する。シャーシー13は、前身頃2と後身頃3との所定の位置である接合部8において、前身頃2と後身頃3とを接合することによりパンツ形状に形成されている。すなわち、着用状態において着用者の腹部周りに位置する胴開口部9と、着用者の両足のそれぞれに位置する一対の脚開口部7と、を有する。ここで、前身頃2と後身頃3との所定の位置とは、着用状態における股上方向と直行する方向(以下、幅方向という。)における前身頃2及び後身頃3の両端側のうち、脚開口部7を除いた部分をいう。また、前身頃2と後身頃3とは、例えば、使い捨ておむつ1の長手方向を二分する幅方向中心線で区別されるものも含む。
なお、本実施形態においては、図3(A)に示すように、前身頃2と後身頃3とが所定の接合部8において接合されることにより胴開口部9及び一対の脚開口部7を有するパンツ型に形成される使い捨ておむつ1について説明するが、本発明においてはこれに限らない。例えば、図3(B)に示すような前身頃2と後身頃3とを係止部材8A等で係止させることにより着用可能な展開型の使い捨ておむつ1Aに用いてもよい。また、例えば、パンツ型に形成された使い捨ておむつの前身頃2及び後身頃3の所定の接合部8において展開型の使い捨ておむつ1Aに用いられるような再係止が可能な面ファスナー等の係止部材により係止され、パンツ型の使い捨ておむつでありながら容易に当該おむつの係止を解除し、パンツ型の使い捨ておむつを展開及び再係止させることが可能な使い捨ておむつに用いてもよい。
表面シート11及び吸収体12は、略縦長に形成されており、シャーシー13の前身頃2から後身頃3にかけて、股下部4に沿うようにして配置される。開口可能部5は、使い捨ておむつ本体10の前身頃2におけるシャーシー13の所定の位置に形成されている。例えば、前身頃2における吸収体12から所定距離離間した位置において、吸収体12の長手方向における一端側の一辺である外縁41と略平行に配置されてもよい。
さらに、本発明においては、弾性部材と防漏シートを用いて形成される防漏壁、いわゆるレッグギャザー(図示せず)を使い捨ておむつ1の吸収体12の幅方向の両端に沿って配置してもよい。具体的には、吸収体12と、シャーシー13若しくは裏面シート14との間から吸収体12の幅方向に延出するように防漏シートを設け、その防漏シートの幅方向端部に少なくとも1本以上の弾性部材を配置し、ホットメルト接着剤等により固定してもよい。防漏シートは、吸収体12の幅方向に延出したままの状態であってもよく、吸収体12の幅方向における中心方向に折り返すことにより、その折り返し部が吸収体12の肌当接面側に配置されるようにしてもよい。
なお、レッグギャザーは、吸収体12から吸収体12の幅方向に延出している場合においては、吸収体12の長手方向における略中心領域において、吸収体12とレッグギャザーにおける弾性部材との距離が20mm以上の範囲にあることが好ましい。また、レッグギャザーが折り返して配置されている場合においては、略中心領域においてレッグギャザーの防漏シートを幅方向に広げた状態において、吸収体12とレッグギャザーにおける弾性部材との距離が20mm以上の範囲にあることが好ましい。
[1.2]使い捨ておむつ本体
使い捨ておむつ本体10は、図4(A)及び(B)に示すように、前身頃2と後身頃3とが所定の接合部8において接合されることにより、胴開口部9及び一対の脚開口部7を有するパンツ形状に形成されている。
パンツ型に形成された着用前の状態における使い捨ておむつ本体10の股上方向の長さ(股下部4から胴開口部9までの股上方向における長さの最大長)は、例えば、350mmから450mmが例示できる。また、使い捨ておむつ本体10の股上方向と直行する方向(以下、幅方向という)の展開状態における各接合部8間の最大長は、例えば、425mmから900mmが例示できる。なお、展開状態とは、図4(A)に示すような前身頃2と後身頃3とが非接合である状態をいう。また、最大長とは、後述する糸状の弾性部材又は伸縮性を有する基材シート等の弾性力により縮んだ状態の使い捨ておむつ本体10を幅方向、及び股上若しくは股下方向に引き伸ばすことにより得られる長さを含む。
また、使い捨ておむつ1を子供用として使用する場合には、例えば、パンツ型に形成された着用前の状態における子供用の使い捨ておむつ本体10の股上方向の長さは、例えば、200mmから300mmが例示できる。また、子供用の使い捨ておむつ本体10の幅方向の展開状態における各接合部8間の最大長は、例えば、300mmから450mmが例示できる。
使い捨ておむつ本体10は、使い捨ておむつ本体10の外形を形成し、装着時においてパンツ型に形成されるシャーシー13と、着用者の肌当接面側に設けられ、表面層を構成する略縦長に形成された液透過性の表面シート11と、表面シート11とシャーシー13との間に配置され、吸収層を構成する略縦長に形成された液保持性の吸収体12と、着用者の非肌当接面側に設けられ、裏面層を構成する略縦長に形成された液不透過性の裏面シート14と、を備える。
なお、裏面シート14は、第1実施形態においては、着用者の非肌当接面側に配置したが、本発明においてはこれに限らず、吸収体12とシャーシー13との間、若しくは、シャーシー13が複数のシートから形成される場合においては、それぞれのシートの間に設けてもよい。
ここで、表面シート11と吸収体12とは、それぞれがホットメルト接着剤により貼り合わされるようにして接合される。また、表面シート11及び吸収体12とシャーシー13とは、それぞれがホットメルト接着剤により貼りあわされるようにして接合される。同様に、シャーシー13と裏面シート14とは、それぞれがホットメルト接着剤により貼りあわされるようにして接合される。
ホットメルト接着の塗工パターンとしては、例えば、スパイラル塗工、コントロールシーム塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、サミットガン塗工等が挙げられる。ホットメルト接着における接着剤の目付量は、1g/mから30g/mが好ましく、さらには3g/mから10g/mであることが好ましい。また、接着剤が線状に塗工されているパターンの場合には、その線径は30μmから300μmであることが好ましい。
前身頃2と後身頃3とは、接合部8において超音波シールにより間欠的に接合される。また、接合部における他の接合方法としては、熱シール及びホットメルト接着剤等による接合が例示できる。
図4(A)及び(B)に示すように、使い捨ておむつ本体10は、胴開口部9の周領域に複数の糸状の弾性部材91が配置される。なお、弾性部材91は、帯状のものであってもよい。また、弾性部材91は、伸縮性不織布(ポリウレタンとポリプロピレンの混合繊維から形成される不織布等)や伸縮フィルム等の伸縮性を有する弾性シートを用いてもよい。
使い捨ておむつ本体10の前身頃2及び後身頃3の全部又は一部には、糸状の弾性部材、若しくは、伸縮性不織布や伸縮フィルム等の伸縮性を有する弾性シートを配置してもよい。また、シャーシー13に伸縮性を有する弾性シートを用いてもよい。
[1.3]開口可能部
図5(A)に示すように、開口可能部5は、例えば、スリットや開口等の切断部aを間欠的(間隔b)に連続して形成したものであり(例えば、ミシン目状)、各切断部a間の隣接部分を破断させることにより、所定の大きさの開口を得ることが可能になる。ここで、展開状態における開口可能部5の最大長としては、例えば、100mm以上であって、使い捨ておむつ本体10の展開状態における幅方向の最大長の60%以内の範囲における長さが例示できる。さらには、120mm以上であって、使い捨ておむつ本体10の幅方向にかかる長さの40%以内の範囲における長さが好ましい。着用者の男性性器を取り出すためには、開口可能部5の長さは、100mm以上の長さが必要であるためである。また、開口可能部5の長さを使い捨ておむつ本体10の幅方向にかかる長さの60%の範囲を超える長さにすると、着用時における使い捨ておむつの引き上げが困難となり、使いづらいものとなってしまうためである。
具体的には、使い捨ておむつ1の幅方向における長さが550mmの場合、開口可能部5の長さは200mmを例示できる。
間欠的に連続して形成される切断部aのピッチとしては、例えば、1.0mmから20.0mmの範囲にある切断部aを0.5mmから5.0mmの範囲の間隔bで連続的に設けることができる。好ましくは、切断部aの範囲は、2.0mmから8.0mmの範囲を例示できる。また、間隔bの範囲は、1.0mmから3.0mmの範囲を例示できる。なお、切断部aは、間隔bと同じ長さか、若しくは、間隔bよりも長いことが好ましい。
開口可能部5は、開口可能部5の略中央部に25mmから60mmの開裂部(図示せず)を設けてもよい。なお、開裂部とは、開口可能部5におけるシャーシー13の一部を切断したものをいう。このように、開口可能部5の略中央に開裂部を設けることにより、例えば、着用者が指等を開裂部に差し込むことが可能となり、そこから容易に開口可能部5を開口させることが可能になる。また、開口可能部5の両端に後述する補強用部材を設けた場合には、開口可能部5の補強用部材にかかる部分においては、予め開裂部を設けておくことが好ましい。補強用部材にかかる部分にまで間欠的に連続して形成される切断部aを複数個形成してしまうと、補強用部材にかかる各切断部aの間が切り離しにくくなるためである。
開口可能部5の略中央部に設けられる開裂部の長さとしては、具体的には、40mmを例示できる。また、補強用部材に係る開口可能部5における開裂部の長さとしては、具体的には、30mmが例示できる。例えば、開口可能部5の長さが200mmのものに対しては、両端における補強用部材にかかる開裂部の長さをそれぞれ30mmとし、略中央部における開裂部の長さを40mmとし、両端におけるそれぞれの開裂部と略中央部における開裂部の間は、切断部aを4.0mm、間隔bを1.0mmとすることが例示できる。
なお、本第1実施形態における開口可能部5は、スリットや開口等の切断部aを間欠的に連続して形成したが、本発明においてはこれに限らない。例えば、図5(B)に示すように、開口可能部5は、シャーシー13の一部を他のシャーシー13よりも肉薄に形成することにより、他の部分よりも強度を弱くし、当該部分を切り離し可能とする切り離し線により形成してもよい。また、開口可能部5は、直線により形成したが、本発明においてはこれに限らず、例えば、曲線、及び直線と曲線との組み合わせにより形成してもよい。さらに、図5(C)に示すように、開口可能部5は、吸収体12の一部を切り欠き、切り欠きに該当する部分に対して、斜め方向に湾曲若しくは、直線状に形成してもよい。また、吸収体12の一部に、開口可能部5用の領域を設け、吸収体12の内部に開口可能部5を設けてもよい。
スリットや開口等の切断部aを間欠的に連続して形成した場合や切り離し線により開口可能部5を形成した場合においては、開口可能部5の両端が破断しないようにするために、シャーシー13における開口可能部5の両端に補強用部材(図示せず)を接合することが好ましい。また、シャーシー13が複数枚により構成されている場合においては、補強用部材は、各シャーシー13の間であって、開口可能部5の両端に該当する場所に挟み込み、接合させてもよい。
補強用部材としては、例えば、幅方向、長手方向のいずれにおいても引裂き強度(測定法:A−1法(シングルタング法)JIS L 1906)が5N以上を有する不織布、若しくはフィルム等の部材を用いることができる。補強用部材の大きさとしては、例えば、縦(股上方向)60mm×横(幅方向)40mmの大きさを例示できる。なお、補強用部材は、例えば、ホットメルト接着、熱シール、超音波シール等を用いて開口可能部5の両端に接合してもよい。また、前身頃2を構成するシャーシー13が複数枚により形成されている場合においては、それぞれのシャーシー13の間に配置し、両面から当該部分を接合若しくは固定してもよい。
また、開口可能部5は、例えば、円や楕円等の滑らかな曲線からなる図形の形状をその両端部に形成してもよい。具体的には、円や楕円等の滑らかな曲線からなる図形の形状を備える穴を開口可能部5の両端に設けてもよい。このように、開口可能部5の両端に所定形状の穴を設けることにより、開口可能部5を開口させたときに、その両端における耐引裂かれ強度を増すことが可能になる。また、スリットや開口等の切断部aを間欠的に連続して形成したもの及び切り離し線以外の形状からなる開口可能部5を有する場合においても、開口可能部5の両端に所定形状の穴を設けることにより、開口可能部5を開いたときに開口可能部5の両端にかかる力を分散させることが可能になり、開口可能部5の両端の破断を防止することが可能になる。
さらに、開口可能部5の両端を当該開口可能部のスリット等又は切り込み線の方向とは異なる方向に向かう更なる切込み線を入れてもよい。この両端における切り込み線は、円弧状、曲線、直線のいずれであってもよい。このように、開口可能部5の両端に所定方向に伸びる切り込み線を設けることにより、開口可能部5を開口させたときに、その両端における耐引裂かれ強度を増すことが可能になる。
本第1実施形態における開口可能部5は、スリットや開口等の切断部aを間欠的に連続して形成したものを直線状に形成したが、本発明においてはこれに限らない。例えば、前身頃2における使い捨ておむつの長手方向に伸びて幅方向を二分する略中心線を跨ぐ2点を結ぶことにより形成される曲線、直線、及びそれらを組み合わせた線状に形成してもよい。具体的には、波状、山状等により形成してもよい。また、開口可能部5の一部又は全部を切り取り可能な構成としてもよい。例えば、開口可能部5を円形、楕円形、多角形等により形成し、当該部分の一部又は全部を切り取り可能に形成してもよい。
また、開口可能部5は、開口可能部5の位置を認識し易くするために、例えば、開口可能部5の股上方向側若しくは股下方向側に色彩を付したり、エンボス加工等による凹凸加工を施す構成としてもよい。このように、視覚や触覚により、開口可能部5の位置を認識し易くする標識を付する構成としてもよい。このような視覚や触覚による標識を付することにより、例えば、着用者自身が排尿する場合において、開口可能部5の位置が容易に認識可能となり、排尿行為がより容易となるため好ましい。また、例えば、寝たきりの患者等の排尿を補助する場合においても、介護者が患者等の着用しているおむつの開口可能部5の位置を容易に認識することができるため、介護における排尿補助を容易に行うことが可能となる。
さらに、開口可能部5に取手等の開口補助具を設けてもよい。このような開口補助具を設けることにより、例えば、着用者は、開口補助具を用いて開口可能部を容易に切り離し可能となるため好ましい。また、例えば、介護において寝たきりの患者等の排尿を補助する場合においても、おむつの開口可能部5を容易に広げることが可能となる。
[1.4]開口可能部の配置位置
図6(A)に示すように、開口可能部5は、前身頃2における胴周域23の範囲にあり、吸収体12の所定の外縁41である前身頃2における略縦長の吸収体12の幅方向に伸びる一辺から、所定距離離間した位置に設けられることが好ましい。ここで、所定距離離間した位置とは、例えば、股上方向に離間した位置、及び、股下方向に離間した位置も含む。したがって、開口可能部5は、胴周域23の範囲にあれば、吸収体12の一部に開口可能部5を設ける構成としてもよい。この場合、吸収体12は、吸収体12の材料が漏れないように、開口可能部5の周域を密閉することにより形成することが好ましい。
開口可能部5の配置位置としては、例えば、図6(B)に示すように、胴開口部9端部から開口可能部5の下端までの距離をcとし、開口可能部5の下端から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離をdとし、胴開口部9端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離をeとした場合において、d/cに該当する値が、0.65以上であり、8.0以下の範囲にあることが好ましい。
具体的には、開口可能部5は、胴開口部9端部から開口可能部5の下端までの距離cが50mmから270mmの範囲にあることが好ましい。また、開口可能部5の下端から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離dが180mmから400mmの範囲にあることが好ましい。また、胴開口部9端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離eが350mmから450mmの範囲にあることが好ましい。
また、開口可能部5は、吸収体12の股上方向側に設けられることが好ましい。すなわち、開口可能部5は、吸収体12の前身頃2における長手方向の端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離をfとし、開口部5の下端から吸収体12の前身頃2における長手方向の端部までの距離をgとした場合において、d/fに該当する値が、1.0よりも大きく、2.3よりも小さい範囲にあることが好ましい。具体的には、吸収体12は、吸収体12の前身頃2における長手方向の端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離fが175mmから395mmの範囲にあることが好ましい。また、開口部5の下端から吸収体12の前身頃2における長手方向の端部までの距離gが5mmから225mmの範囲にあることが好ましい。
本実施形態に係る使い捨ておむつ1よりも小さい、いわゆる子供が使用する子供用の使い捨ておむつとしては、例えば、開口可能部5は、胴開口部9端部から開口可能部5の下端までの距離cが35mmから180mmの範囲にあることが好ましい。また、開口可能部5の下端から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離dが120mmから265mmの範囲にあることが好ましい。また、胴開口部9の端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離eが200mmから300mmの範囲にあることが好ましい。
同様に、子供用の場合の吸収体12は、吸収体12の前身頃2における長手方向の端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離fが115mmから260mmの範囲にあることが好ましい。また、開口可能部5の下端から吸収体12の前身頃2における長手方向の端部までの距離gが5mmから150mmの範囲にあることが好ましい。
[1.5]マスキングシート
図7(A)に示すように、マスキングシート6は、略矩形に形成されている。マスキングシート6は、開口可能部5を覆うようにしてシャーシー13の肌当接面側、若しくは非肌当接面側に接合される。マスキングシート6の長手方向における長さは、開口可能部5の幅方向における長さよりも長くなるように形成される。すなわち、マスキングシート6は、開口可能部5の幅方向の全部を覆うことが可能な長さを備えていればよい。
マスキングシート6は、糸状に形成された複数の弾性部材63を伸張させた状態で、一対の帯状の基材シート61、62で挟み込み、基材シート61、62のそれぞれを接着すると共に弾性部材の張力を解除することにより形成される、いわゆるギャザーを有する。すなわち、マスキングシート6は、このギャザーの分だけ伸張可能となる。言い換えると、ギャザーは、マスキングシート6を伸張させることによって消失する構成となっている。このように、マスキングシート6は、例えば、着用時においては、弾性部材63の弾性力により着用者の腹部に当接すると共に、着用者が開口可能部5を開口させた場合においては、開口可能部5の開口状態に追従し、ギャザーの分だけ伸張可能となる。
また、図7(B)に示すように、マスキングシート6は、帯状に形成された弾性部材64と基材シート61のそれぞれを接着することにより形成してもよい。また、マスキングシート6は、帯状の弾性部材64を一対の基材シート61、62で挟み込み、基材シート61、62のそれぞれを接着することにより形成してもよい。さらに、マスキングシート6は、一枚の基材シート61を折りたたみ、その間に弾性部材63、64を挟み込んで形成してもよい。マスキングシート6は、帯状の弾性部材として伸縮性不織布等の基材シートを用い、これをマスキングシート6としてもよい。
マスキングシート6は、前身頃2に形成される開口可能部5の全部を覆うように、接合部65においてシャーシー13に接合される。ここで、シャーシー13とマスキングシート6との接合部65としては、例えば、図8(A)に示すように、マスキングシート6は、開口可能部5の股下方向側の一部及びマスキングシート6の長手方向両端側のそれぞれを接合してもよい。また、図8(B)に示すように、マスキングシート6は、開口可能部5の股上方向側の一部及びマスキングシート6の長手方向両端側のそれぞれにおいて、シャーシー13と接合させてもよい。なお、接合部65は、シャーシー13の連続的に接合するものであってもよく、所定間隔で接合するものであってもよい。
また、図9(A)に示すように、マスキングシート6は、シャーシー13の肌当接面側の開口可能部5の股上方向側において接合してもよく、図9(B)に示すように、マスキングシート6は、シャーシー13の非肌当接面側の開口可能部5の股上方向側において接合してもよい。さらに、図9(C)に示すように、マスキングシート6は、シャーシー13の肌当接面側の開口可能部5の股下方向側において接合してもよく、図9(D)に示すように、マスキングシート6は、シャーシー13の非肌当接面側の開口可能部5の股下方向側において接合してもよい。なお、図9(E)に示すように、マスキングシート6をシャーシー13の肌当接面側の開口可能部5の股下方向側において接合した場合においては、マスキングシート6は、表面シート11で接合部65を覆うように形成してもよい。
このように、マスキングシート6は、その全部又は一部に弾性部材63を備え、例えば、開口可能部5の非肌当接面側にマスキングシート6を設けた場合においては、開口可能部5におけるシャーシー13を着用者の肌等に当接させることが可能になると共に、着用者の肌等が露出されることを防止することが可能になる。また、肌当接面側にマスキングシート6を設けた場合においては、開口可能部5におけるシャーシー13を着用者の肌側に引き寄せることが可能となると共に、着用者の肌等が露出されることを防止することが可能になる。
また、マスキングシート6は、その全部又は一部に吸収体を配置してもよい。これにより、例えば、排尿行為において、男性性器を取り出す前に、尿がこぼれてしまった場合等においても、こぼれた尿をマスキングシート6で吸収することが可能となる。
[1.6]開口部近傍における弾性部材
図10(A)に示すように、マスキングシート6をシャーシー13の肌当接面側の開口可能部5の股上方向側において接合した場合(図9(A)参照)には、開口可能部5近傍の股下領域51の少なくとも一部に弾性部材を設けることが好ましい。弾性部材は、糸状のものであってもよく、シート状のものであってもよい。
また、図10(B)に示すように、マスキングシート6をシャーシー13の肌当接面側の開口可能部5の股下方向側において接合した場合(図9(C)参照)には、開口可能部5近傍の股上領域52の少なくとも一部に弾性部材を設けることが好ましい。弾性部材は、糸状のものであってもよく、シート状のものであってもよい。
このように、開口可能部5は、弾性部材を配置したマスキングシート6をシャーシー13に接合することにより、着用者の肌を露出することなく、必要に応じて開閉することが可能になる。
[1.7]使用態様
本発明の第1実施形態における使い捨ておむつ1の使用態様について説明する。
図11に示すように、第1実施形態における使い捨ておむつ1は、パンツ型に形成されており、着用者は、通常のパンツと同様に穿き、使用することが可能なおむつである。排尿時においては、着用者は、スリットや開口等の切断部を間欠的に連続して形成された開口可能部5近傍における股上方向側の一部、若しくは、前身頃2における胴開口部9の一部を引っ張ることにより、開口可能部5を開裂させ、開口を形成する。次いで、図12に示すように、例えば、着用者が開口可能部5の開口の略中央部を指等で把持するか、若しくは指に引っ掛け、股下方向に引っ張る。これにより、開口可能部5の開口が股下方向に伸張し、所定の大きさの開口を確保することが可能になる。すなわち、着用者が開口可能部5の開口の略中央部を指等で把持するか、若しくは指に引っ掛け、股下方向に引っ張ると、胴開口部9近傍の後身頃3の略中央部と開口可能部5近傍の前身頃2の略中央部とをパンツ形状における外周に沿って繋ぐ領域である開口伸縮領域53(図13(A)参照)の少なくとも一部が弾性力により伸張するため、開口可能部5の開口が股下方向に伸張し、所定の大きさの開口を確保することが容易となる(図13(B)参照)。
伸縮する部位としては、例えば、図14(A)及び(B)に示すように、開口可能部5の開口方向における股下方向側において、伸縮可能な弾性部材を用いることにより、弾性開口領域54を設け、開口伸縮領域53としてもよい。また、例えば、図15(A)及び(B)に示すように、胴開口部9近傍の後身頃3における周域において、伸縮可能な弾性部材を用いることにより、弾性後身頃領域55を設け、開口伸縮領域53としてもよい。さらには、例えば、図16(A)及び(B)に示すように、前身頃2と後身頃3との接合又は係止位置を含む境界部の領域における全部又は一部において、伸縮可能な弾性部材を用いることにより、弾性境界領域56を設け、開口伸縮領域53としてもよい。また、開口弾性領域54、弾性後身頃領域55及び弾性境界領域56のそれぞれを組み合わせたものを設け、開口伸縮領域53としてもよい。
なお、開口可能部5がスリットや開口等の切断部を間欠的に連続して形成した場合等により、使用前において開口していない状態である場合においては、開口可能部5を跨ぐ股下方向又は股上方向の一部を引っ張ることにより、予め開口可能部5を開口させておく必要がある。
このように、着用者は、片手で所定の大きさの開口を確保することが可能となるため、容易に男性性器を取り出すことが可能となる。これにより、着用者は、おむつを脱ぐことなく、容易に排尿することが可能になる。また、開口可能部5における開口方向が股下方向に向かっており、かつ、使い捨ておむつの幅方向の開口形状となっているため、例えば、右利きの人でも、左利きの人でも関係なく、容易に開口可能部5を開口させることができる。また、開口可能部5の肌当接面側には、伸縮性を有するマスキングシート6が接合されているため、通常時及び排尿後には、着用者の腹部と当接可能となり、不要に肌が露出することを防止することができる。
[2]他の実施形態
図17から図27を用いて、本発明の第2実施形態から第4実施形態について説明する。第2実施形態は、シャーシー13A、13Bを前身頃2における所定位置において重ね合わせることにより、開口部5Bを形成した他の実施形態を示す。第3実施形態は、前身頃2と後身頃3との境界部に弾性部材を配置し、開口可能部5Cの股上方向側及び股下方向側の部分の応力をそれ以外の部分の応力よりも小さくする他の実施形態を示す。第4実施形態は、シャーシー13Cとシャーシー13Dとを前身頃2における所定位置において重ね合わせることにより開口部5Dを形成し、前身頃2と後身頃3との境界部に弾性部材を配置して開口部5Dの股上方向側及び股下方向側の部分の応力をそれ以外の部分の応力よりも小さくする他の実施形態を示す。
なお、以下の実施形態において、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様であり、図面に付した番号も第1実施形態と同様である場合は、同じ番号を付している。
[2.1]第2実施形態
図17から図20を用いて、本発明の第2実施形態における使い捨ておむつ1Bについて説明する。図17から図20に示すように、第2実施形態における使い捨ておむつ1Bは、開口部5Bを形成する構成において第1実施形態と異なる。具体的には、図17に示すように、開口部5Bは、略矩形に形成されたシャーシー13Bをシャーシー13Aの前身頃2における所定位置において、所定量重ね合わせることにより重なり代を設け、この重なり代の両側部である一対の接合部21において接合することにより前身頃2を形成する。重なり代は、前身頃2の略中央部において非接合部22を設けることにより、開口可能となる。このようにして、第2実施形態における使い捨ておむつ1Bは、開口部5Bが形成される。
展開状態における開口部5Bの最大長としては、例えば、100mm以上であって、使い捨ておむつ本体10の展開状態における幅方向の最大長の60%以内の範囲における長さが例示できる。さらには、120mm以上であって、使い捨ておむつ本体10の幅方向にかかる長さの40%以内の範囲における長さが好ましい。着用者の男性性器を取り出すためには、開口部5Bの長さは、100mm以上の長さが必要であるためである。また、開口部5Bの長さを使い捨ておむつ本体10の幅方向にかかる長さの60%の範囲を超える長さにすると、着用時における使い捨ておむつの引き上げが困難となり、使いづらいものとなってしまうためである。
前身頃2における重なり代の長さとしては、例えば、15mm以上の範囲を例示できる。さらには、30mm以上であることが好ましい。また、非接合部22は、その一部又は全部に、糸状に形成された複数の弾性部材63が配置される。なお、弾性部材63としては、帯状に形成された弾性部材を用いてもよい。例えば、伸縮性不織布や伸縮フィルムを用いてもよい。
また、開口可能な非接合部22は、ドット形状等の所定の形状であって、容易に剥がすことが可能な状態でその一部を接合してもよい。すなわち、非接合部22の全部を非接合としてもよく、その一部を容易に剥がすことが可能な程度の接合手段により接合してもよい。接合部21の接合方法としては、ホットメルト接着、熱シール及び超音波シール等による接合が例示できる。
また、開口部5Bは、開口部5Bの位置を認識し易くするために、例えば、開口部5Bの股上方向側若しくは股下方向側に色彩を付したり、エンボス加工等による凹凸加工を施す構成としてもよい。このように、視覚や触覚により、開口部5Bの位置を認識し易くする標識を付する構成としてもよい。このような視覚や触覚による標識を付することで、例えば、着用者自身が排尿する場合において、開口部5Bの位置を容易に認識可能となり、排尿行為がより容易となるため好ましい。また、例えば、寝たきりの患者等の排尿を補助する場合においても、介護者は患者等の着用しているおむつの開口部5Bの位置を容易に認識することができるため、介護における排尿補助を容易に行うことが可能となる。
さらに、開口部5Bに取手等の開口補助具を設けてもよい。このような開口補助具を設けることにより、例えば、着用者は、開口補助具を用いて開口可能部を容易に切り離し可能となるため好ましい。また、例えば、介護において寝たきりの患者等の排尿を補助する場合においても、おむつの開口部5Bを容易に広げることが可能となる。
開口部5Bは、前身頃2における胴周域23の範囲にあることが好ましい。すなわち、開口部5Bは、吸収体12の所定の外縁、すなわち、前身頃2における吸収体12の幅方向に伸びる一辺から、所定間隔離間した位置に設けられる。開口部5Bの配置位置としては、例えば、胴開口部9端部からシャーシー13Aの上端までの距離をhとし、シャーシー13Aの上端から展開状態における長手方向の中央部Lまでの距離をiとし、胴開口部9端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離をjとした場合において、i/hに該当する値が、0.65以上であり、8.0以下の範囲にあることが好ましい。
具体的には、開口部5Bは、胴開口部9端部からシャーシー13Aの上端までの距離hが50mmから270mmの範囲にあることが好ましい。また、シャーシー13Aの上端から展開状態における長手方向の中央部Lまでの距離iが180mmから400mmの範囲にあることが好ましい。また、胴開口部9端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離jが350mmから450mmの範囲にあることが好ましい。
また、開口部5Bは、吸収体12の股上方向側に設けられることが好ましい。すなわち、開口部5Bは、吸収体12の前身頃2における長手方向の端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離をkとし、シャーシー13Aの上端から吸収体12の前身頃2における長手方向の端部までの距離をlとした場合において、i/kに該当する値が、1.0よりも大きく、2.3よりも小さい範囲にあることが好ましい。具体的には、吸収体12は、吸収体12の前身頃2における長手方向の端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離kが175mmから395mmの範囲にあることが好ましい。また、シャーシー13Aの上端から吸収体12の前身頃2における長手方向の端部までの距離lが5mmから225mmの範囲にあることが好ましい。
本実施形態に係る使い捨ておむつ1よりも小さい、いわゆる子供が使用する子供用の使い捨ておむつとしては、例えば、開口部5Bは、胴開口部9端部からシャーシー13Aの上端までの距離hが35mmから180mmの範囲にあることが好ましい。また、シャーシー13Aの上端から展開状態における長手方向の中央部Lまでの距離iが120mmから265mmの範囲にあることが好ましい。また、胴開口部9の端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離jが200mmから300mmの範囲にあることが好ましい。
同様に、子供用の場合の吸収体12は、吸収体12の前身頃2における長手方向の端部から展開状態における長手方向中央部Lまでの距離kが115mmから260mmの範囲にあることが好ましい。また、シャーシー13Aの上端から吸収体12の前身頃2における長手方向の端部までの距離lが5mmから150mmの範囲にあることが好ましい。
また、図18に示すように、シャーシー13A及びシャーシー13Bの開口部5B近傍うち、少なくとも一方側には弾性部材を設けることが好ましい。この場合、弾性部材は、糸状であってもよく、シート状であってもよい。なお、弾性部材は、シャーシー13A及びシャーシー13Bの開口部5B近傍の両方側に設けてもよい。
使い捨ておむつ1Bの使用態様としては、図19及び図20に示すように、例えば、着用者が非接合部22に形成された開口部5Bにおけるシャーシー13Aの略中央部を指に引っ掛け、股下方向に引っ張る。これにより、開口伸縮領域53の一部である弾性後身頃領域55が弾性力により伸張するため、開口部5Bの開口が股下方向に伸張し、所定の大きさの開口を確保することが容易となる。
このように、前身頃2において、シャーシー13Aとシャーシー13Bとを重ね合わせ、接合部21及び非接合部22から構成される開口部5Bを設け、開口部5Bに弾性部材63を配置することにより、必要に応じて開口可能な開口部5を設けることが可能になる。また、非接合部22を前述のドット形状に接合した場合においても、接合を容易に剥がすことができる構成としているため、同様に必要に応じて開口可能な開口部5Bを設けることが可能になる。なお、第2実施形態においては、マスキングシート6を配置しなかったが、本発明においてはこれに限らない。第1実施形態と同様に、第2実施形態においてもマスキングシート6を配置する構成としてもよい。
[2.2]第3実施形態
図21から図23を用いて、本発明の第3実施形態における使い捨ておむつ1Cについて説明する。図22に示すように、第3実施形態における使い捨ておむつ1Cは、前身頃2と後身頃3との接合又は係止位置を含む境界部近傍に糸状の弾性部材、若しくは、伸縮性不織布や伸縮フィルム等の帯状の弾性部材を配置し、弾性境界領域56を設ける。これにより、胴周域23において、開口可能部5Cの股上方向及び股下方向の応力がそれ以外の部分の応力よりも小さくなる。なお、脚開口部7近傍においては、糸状の弾性部材、若しくは、伸縮性不織布や伸縮フィルム等の帯状の弾性部材は、全周又はその一部に配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。
図21に示すように、第3実施形態における使い捨ておむつ1Cにかかるマスキングシート6Cは、目付が10g/mから30g/mの不織布67を1枚、若しくは、複数枚積層させたものを使用することができる。この場合、マスキングシート6Cは、必ずしも弾性部材を必要とするものではない。また、マスキングシート6Cが複数枚の不織布67からなる場合においては、不織布67のいずれかの層にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)のフィルム等の液不透過性シート66を張り合わせることにより形成してもよい。
このように、第3実施形態における使い捨ておむつ1Cは、開口可能部5Cの股上方向及び股下方向の部分の応力をそれ以外の部分の応力よりも小さくすることにより、装着状態における開口可能部5Cの長さを最大長に近い状態で保つことができ、また、開口伸縮領域53の一部である弾性境界領域56が弾性力により伸張するため、開口可能部5Cの開口が股下方向に伸張し、所定の大きさの開口を確保することが容易となる。
[2.3]第4実施形態
図24から図26を用いて、本発明の第4実施形態における使い捨ておむつ1Dについて説明する。図24に示すように、第4実施形態における使い捨ておむつ1Dは、開口部5Dを形成する構成において第1実施形態と異なる。具体的には、開口部5Dは、略矩形状に形成されたシャーシー13Dをシャーシー13Cの前身頃2における所定位置において、所定量重ね合わせることにより重なり代を設け、この重なり代の両端部である一対の接合部21において接合することにより前身頃2を形成する。重なり代は、前身頃2の略中央部において非接合部22を設けることにより、開口可能となる。
なお、非接合部22は、ドット形状等の所定の形状であって、容易に剥がすことが可能な状態でその一部を接合してもよい。すなわち、非接合部22の全部を非接合としてもよく、その一部を容易に剥がすことが可能な程度の弱接合部を設けてもよい。接合部21の接合方法としては、ホットメルト接着、熱シール及び超音波シール等による接合が例示できる。
前身頃2における重なり代の長さとしては、例えば、15mm以上の範囲を例示できる。さらには、30mm以上であることが好ましい。
また、図25及び図26に示すように、第4実施形態における使い捨ておむつ1Dは、前身頃2と後身頃3との接合又は係止位置を含む境界部近傍に糸状の弾性部材、若しくは、伸縮性不織布や伸縮フィルム等の帯状の弾性部材を配置し、弾性境界領域56を設ける。これにより、胴周域23において、開口可能部5Cの股上方向及び股下方向の応力がそれ以外の部分の応力よりも小さくなる。なお、脚開口部7近傍においては、糸状の弾性部材、若しくは、伸縮性不織布や伸縮フィルム等の帯状の弾性部材は、全周又はその一部に配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。
このように、第4実施形態における使い捨ておむつ1Dは、前身頃2においてシャーシー13Cとシャーシー13Dとを重ね合わせ、接合部21及び非接合部22から構成される開口部5Dを設ける。そして、開口部5Dの股上方向及び股下方向の部分の応力をそれ以外の部分の応力よりも小さくすることにより、装着状態における開口部5Dの長さを最大長に近い状態で保つことができ、また、開口伸縮領域53の一部である弾性境界領域56が弾性力により伸張するため、開口部5Dの開口が股下方向に伸張し、所定の大きさの開口を確保することが容易となる。また、非接合部22を前述したドット形状に弱接合した場合においても、接合が容易に剥がすことができる構成としているため、同様に、必要に応じて開口可能な開口部5Dを設けることが可能になる。
なお、胴周域23においては、弾性部材を設ける以外に、伸縮性を有する基材シートを用いる構成としてもよい。
[3]各構成物
以下に、使い捨ておむつ1の各構成物について説明する。
[3.1]使い捨ておむつ本体
[3.1.1]表面シート
表面シート11は、使用時には身体側に配置されると共に排泄部に当接される。表面シート11は、全面が液透過性であってもよく、一部が液透過性であってもよい。また、一枚のシート状部材で構成されていてもよく、複数のシート状部材が接着されて構成されていてもよい。
表面シート11としては、例えば、着用中に圧縮、捩れ、摩擦等による負荷がかかっても破損しない強度をもち、肌に刺激を与えない材料が好ましく、織布、不織布、或いは、有孔プラスチックシート等、液透過性を有するシート状材料を用いることができる。不織布としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系等の疎水性繊維に親水処理を施したものをポイントボンド、エアスルー、スパンボンド等の製法により形成したものが例示できる。また、不織布の材料としては、例えば、天然繊維、化学繊維を主体として、目付けが15g/mから35g/mの範囲から得られる材料が例示できる。天然繊維としては、コットン等のセルロースを例示できる。また、化学繊維としては、レーヨン、再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、熱可塑性疎水性化学繊維、若しくは親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維を例示できる。熱可塑性疎水性化学繊維としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の単繊維、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)をグラフト重合してなる繊維、芯鞘構造等の複合繊維を例示できる。
有孔プラスチックシートとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)のような熱可塑性樹脂による有孔シートや、多孔質の発泡材等を例示できる。
[3.1.2]吸収体
吸収体は、尿などの排出された体液を吸収、保持する。吸収体としては、例えば、高吸収性ポリマーと親水性繊維とが混合されて積層されたもの、或いは、高吸収性ポリマーが親水性シートにホットメルト接着剤等により固定化された構造を有してもよい。また、高吸収性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸塩系、デンプン/アクリル酸塩系などの吸収性ポリマーで、その吸水可能倍率が20g/g以上、その粒度が100μmから800μmであるものが80%以上を占めるものが例示できる。親水性繊維としては、例えば、粉砕したパルプ繊維やレーヨン繊維などが例示できる。親水性シートとしては、ポリオレフィン系、ポリエステル系などの疎水性繊維に親水処理を施したものから形成されるポイントボンド、エアスルー、スパンボンドなどの不織布(目付け15g/mから35g/m)が例示できる。ホットメルト接着剤としては、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合物)、SIS(スチレン−イソブチレン−スチレン共重合物)、SEBS(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合物)、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合物)、APAO(Amorphous Poly Alpha Orefin)などをベースポリマーとしたものが例示できる。
[3.1.3]シャーシー
シャーシー13は、使い捨ておむつ本体10の外形を構成する。シャーシー13は、一枚のシート状部材で構成されていてもよく、複数のシート状部材が接着されて構成されていてもよい。なお、第1実施形態においては、使い捨ておむつ1は、シャーシー13が前身頃2、後身頃3及び前身頃2と後身頃3との間に位置される股下部4を有し、シャーシー13の所定位置に表面シート11、吸収体12及び裏面シート14が配置されたものであるが、本発明においてはこれに限らない。例えば、シャーシー13が前身頃2及び後身頃3を有し、表面シート11、吸収体12及び裏面シート14を有する股下部4が独立してシャーシー13と接合させるものであってもよい。この場合、股下部4における裏面シート14とシャーシーとを接合してもよく、裏面シート14にシャーシー13の役割をもたせるものであってもよい。
シャーシー13は、例えば、通気性であり、着用中に圧縮、捩れ、摩擦等による負荷がかかっても、破損しない強度を有し、肌に刺激を与えない材料が好ましく、不織布、或いは、有孔プラスチックシート等、通気性を有するシート状材料を用いることができる。不織布としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系等の合成繊維をポイントボンド、エアスルー、スパンボンド等により形成したものが例示できる。不織布の材料としては、例えば、天然繊維、化学繊維を主体として、目付けが15g/mから35g/mの範囲から得られる材料が例示できる。天然繊維としては、コットン等のセルロースを例示できる。また、化学繊維としては、レーヨン、再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、熱可塑性疎水性化学繊維、若しくは親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維を例示できる。熱可塑性疎水性化学繊維としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の単繊維、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)をグラフト重合してなる繊維、芯鞘構造等の複合繊維を例示できる。
有孔プラスチックシートとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)のような熱可塑性樹脂による有孔シートや、多孔質の発泡材等を例示できる。
[3.1.4]裏面シート
裏面シート14としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等を主体とした熱可塑性フィルム、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムを接合したもの、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)の複数層等を用いることができる。好ましくは、例えば、ポリオレフィン系の樹脂を主体とし、目付が10g/mから30g/mの範囲から得られる樹脂フィルムが好ましい。
[3.1.5]弾性部材
弾性部材91としては、例えば、天然ゴムや、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン等の合成ゴムを用いることができる。また、シート状の弾性部材としては、例えば、目付けが30g/mから80g/mの発泡ポリウレタン、目付けが20g/mから70g/mのポリウレタンとポリプロピレンとの混合繊維から形成される不織布等を用いることができる。
[3.1.6]接着剤
表面シート11及び吸収体12とシャーシー13とは、それぞれがホットメルト接着剤により貼り合わされるようにして接合される。また、表面シート11と吸収体12とは、ホットメルト接着剤により貼り合わされるようにして接合される。なお、接合は、上記ホットメルト接着に限られず、例えば、熱シール、超音波シール等を単独又は組み合わせて使用してもよい。
ホットメルト接着剤としては、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合物)、SIS(スチレン−イソブチレン−スチレン共重合物)、SEBS(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合物)、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合物)、APAO(Amorphous Poly Alpha Orefin)などをベースポリマーとしたものが例示できる。ホットメルト接着により接合した場合における塗工パターンは、例えば、スパイラル塗工、コントロールシーム塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、サミットガン塗工等が挙げられる。ホットメルト接着における接着剤の目付量は、1g/mから30g/mが好ましく、さらには3g/mから10g/mであることが好ましい。また、接着剤が線状に塗工されているパターンの場合には、その線径は30μmから300μmであることが好ましい。
[3.2]マスキングシート
[3.2.1]基材シート
基材シート61、62としては、液透過性シート、又は液不透過性シートのいずれかを用いることができる。液透過性シートを用いる場合においては、例えば、表面シート11として例示した液透過性シートをそれぞれ用いることができる。基材シート61、62は、厚さの薄い不織布であればよく、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布、スパンレース不織布等であり、目付けが10g/mから30g/mの範囲から得られる不織布が例示できる。これは、厚さの薄い不織布のほうが、帯状部の伸縮状態のスムーズ性が高まるためである。
液不透過性シートを用いる場合においては、例えば、裏面シート14として例示した液不透過性シートをそれぞれ用いることができる。液不透過性シートは、弾性部材に対して、肌当接面側にあってもよく、非肌当接面側にあってもよい。
[3.2.2]弾性部材
弾性部材63としては、例えば、天然ゴムや、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン等の合成ゴムを用いることができる。また、シート状の弾性部材としては、例えば、目付けが30g/mから80g/mの発泡ポリウレタン、目付けが20g/mから70g/mのポリウレタンとポリプロピレンとの混合繊維から形成される不織布等を用いることができる。
[3.2.3]接着剤
基材シート61、62と弾性部材63との接合、又は基材シート61、62同士の接合で、ホットメルト接着剤により基材シート61、62を接合する場合においては、スパイラル塗工、コントロールシーム塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、サミットガン塗工等の塗工方法によりホットメルト接着剤を塗工し、その上に弾性部材63を重ね、さらにその上に基材シート61、62を重ね合わせて接合する。なお、弾性部材63が基材シート61、62から外れにくくするために、予め弾性部材63にスリット塗工、コントロールシーム塗工などの塗工方法で塗工しておいてもよい。また、接合は、上記ホットメルト接着に限られず、例えば、熱シール、超音波シール等を単独又は組み合わせて使用してもよい。
ホットメルト接着剤としては、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合物)、SIS(スチレン−イソブチレン−スチレン共重合物)、SEBS(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合物)、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合物)、APAO(Amorphous Poly Alpha Orefin)などをベースポリマーとしたものが例示できる。ホットメルト接着における接着剤の目付量は、1g/mから30g/mが好ましく、さらには3g/mから10g/mであることが好ましい。また、接着剤が線状に塗工されているパターンの場合には、その線径は30μmから300μmであることが好ましい。
本発明の第1実施形態に係る使い捨ておむつを示す図である。 第1実施形態に係る使い捨ておむつの展開状態における斜視分解組立図である。 パンツ型及び展開型の使い捨ておむつの装着状態を示す斜視図である。 前記実施形態に係るパンツ型の使い捨ておむつを示す図である。 前記実施形態に係る開口部を示す図である。 開口部と吸収体との位置関係を示す図である。 マスキングシートを示す図である。 マスキングシートの接合位置を示す正面図である。 マスキングシートの接合位置を示す断面図である。 弾性部材の配置位置を示す正面図である。 第1実施形態に係る使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る使い捨ておむつの開口部を広げた状態を示す斜視図である。 伸縮領域を示す斜視図である。 伸縮領域を示す斜視図である。 伸縮領域を示す斜視図である。 伸縮領域を示す斜視図である。 第2実施形態に係る使い捨ておむつを示す展開図である。 第2実施形態に係る使い捨ておむつを示す図である。 第2実施形態に係る使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る使い捨ておむつの開口部を広げた状態を示す斜視図である。 マスキングシートの他の実施形態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る使い捨ておむつの開口部を広げた状態を示す斜視図である。 第4実施形態に係る使い捨ておむつを示す展開図である。 第4実施形態に係る使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 第4実施形態に係る使い捨ておむつの開口部を広げた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ
2 前身頃
3 後身頃
4 股下部
5、5C 開口可能部
5B、5D 開口部
6 マスキングシート
7 脚開口部
8 接合部
9 胴開口部
11 表面シート
12 吸収体
13 シャーシー
14 裏面シート

Claims (8)

  1. 前身頃と、後身頃と、を少なくとも有するシャーシーと、該シャーシーの少なくとも一部に配設される液透過性の表面シートと、該表面シートの厚さ方向における一方側に配設される液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配設される液保持性の吸収体と、を備え、前記前身頃及び前記後身頃を所定の位置において、予め又は装着時に接合又は係止させることにより、胴開口部及び一対の脚開口部を有するパンツ形状に形成可能な使い捨ておむつであって、
    前記前身頃には、該使い捨ておむつの長手方向にびて幅方向を二分する略中心線を跨いで互いに離間した点のそれぞれを結ぶ切り離し線に沿って前記前身頃の所定の部位を切り離し可能な開口可能部、又は、前記前身頃の所定の部位を開口可能な開口部が形成され、
    前記パンツ形状における前記胴開口部近傍の前記後身頃の略中央部と、前記開口可能部近傍又は前記開口部近傍と、を前記パンツ形状における外周に沿って繋ぐ領域である開口伸縮領域において、少なくともその一部が伸張若しくは伸縮可能に形成され、
    前記開口伸縮領域は、前記前身頃の前記開口可能部又は前記開口部の前記パンツ形状における股下方向側の所定の位置に形成される弾性開口領域を含む使い捨ておむつ。
  2. 前記吸収体は、略縦長に形成されるとともに、少なくとも前記前身頃に配置されており、
    前記開口可能部又は前記開口部は、前記前身頃における前記吸収体の所定の外縁から離間した位置に形成される請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記開口伸縮領域における非伸張時に対する伸張時の伸張倍率が、少なくとも1.1倍以上に伸張可能に形成される請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記開口伸縮領域は、前記後身頃における前記胴開口部近傍の前記後身頃の全部又は一部に形成される弾性後身頃領域を含む請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記開口伸縮領域は、前記前身頃と前記後身頃との接合又は係止位置を含む境界部近傍の全部又は一部に形成される弾性境界領域を含む請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記前身頃には、前記開口可能部、又は前記開口部を含む位置に補助シートが設けられる請求項1からのいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記補助シートは、その全部又は一部に弾性部材を備える請求項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記補助シートは、その全部又は一部に前記吸収体が配置される請求項又はに記載の使い捨ておむつ。
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