JP2007222251A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ Download PDF

Info

Publication number
JP2007222251A
JP2007222251A JP2006044612A JP2006044612A JP2007222251A JP 2007222251 A JP2007222251 A JP 2007222251A JP 2006044612 A JP2006044612 A JP 2006044612A JP 2006044612 A JP2006044612 A JP 2006044612A JP 2007222251 A JP2007222251 A JP 2007222251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging material
outer packaging
sheet
absorbent
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006044612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4794314B2 (ja
Inventor
Jun Sasaki
純 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2006044612A priority Critical patent/JP4794314B2/ja
Publication of JP2007222251A publication Critical patent/JP2007222251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4794314B2 publication Critical patent/JP4794314B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

【課題】外観、柔らかさ、フィット性及び吸収性能に優れた使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】吸収体4を含む吸収性本体10と外包材11とを備え、外包材11は伸縮性を有する伸長性シートから形成されているか又は伸縮性を有するシートを含む複数枚の伸長性シート12,13が積層されて形成されており、吸収性本体10と外包材11とは外包材11の伸縮方向に離間した外包材接合部15により接合されており、吸収体4は吸収性コア41と被覆シートとを備えており、吸収性コア41は外包材11の伸縮方向に並列した複数のコア片43からなり、吸収体4においては外包材11が伸縮方向に伸長された状態にあっては外包材11の伸縮方向に隣接するコア片43が離間し、離間したコア片43の間が被覆シートで連接されており、外包材11が収縮した状態にあっては外包材11の伸縮方向に隣接するコア片43が吸収体4の厚み方向に重なっているか又は外包材11の伸縮方向に実質的に当接している。
【選択図】図4

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来より、表面シート、吸収体及び裏面シートを主体とする吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に接合された、伸縮性シートからなる外包材とを備えた使い捨ておむつが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような使い捨ておむつによれば、外包材に伸縮性を発現するために糸ゴム等を用いる必要がないため、装着前又は装着中におけるおむつの外観及び柔らかさに優れていると共に、外包材が伸縮性を有しているため、着用者の体にフィットし、且つ履かせ易い。
しかし、外包材が伸縮性を有していても、吸収性本体はほとんど伸長性を有していないため、外包材を伸長させた際に、外包材から吸収性本体が剥がれたり、外包材が破れたり、外包材の伸びが阻害されるため履かせにくくなる等の不具合を生じる場合があった。
伸長性を有する吸収性本体として、伸縮性シートに複数の吸収体を重ねて並置させた構造が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、複数の吸収体を並置させた構造の吸収性本体では、吸収体の間を尿等が容易に通過してしまい、吸収性能上問題がある。また、吸収性本体に複数の吸収体を並置させる必要があるため、製造設備及び製造コストの面で優れていない。
特開昭62−162001号公報 特開2003−126144号公報
従って、本発明の目的は、装着前又は装着中におけるおむつの外観及び柔らかさに優れ、履かせ易いと共に、フィット性及び吸収性能に優れ、製造設備及び製造コストの面でも優れている使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、少なくとも吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配された伸縮性を有する外包材とを備えた使い捨ておむつであって、前記外包材は、1枚の伸縮性を有する伸長性シートから形成されているか、又は少なくとも1枚の伸縮性を有するシートを含む複数枚の伸長性シートが積層されて形成されており、前記吸収性本体と前記外包材とは、該外包材の伸縮方向に離間した複数の外包材接合部により接合されており、前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアを被覆する液透過性の被覆シートとを備えており、該吸収性コアは、前記外包材の伸縮方向に並列した複数のコア片からなり、前記吸収体においては、前記外包材がその伸縮方向に伸長された状態にあっては、該外包材の伸縮方向に隣接する前記コア片が離間し、離間した該コア片の間が前記被覆シートで連接されており、前記外包材が収縮した状態にあっては、前記外包材の伸縮方向に隣接する前記コア片が前記吸収体の厚み方向に重なっているか又は該外包材の伸縮方向に実質的に当接している使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつによれば、装着前又は装着中におけるおむつの外観及び柔らかさに優れ、履かせ易いと共に、フィット性及び吸収性能に優れ、製造設備及び製造コストの面でも優れている。
以下、本発明の使い捨ておむつを、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の使い捨ておむつの一実施形態の斜視図が示されている。図2には、図1に示す使い捨ておむつの展開状態の平面図が示されている。図3には、図1に示す使い捨ておむつの分解斜視図が示されている。図4には、図2に示すIV−IV線模式的断面図が示されている
本実施形態の使い捨ておむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び両シート2、3間に介在配置された液保持性の吸収体4を有する実質的に縦長の吸収性本体10と、吸収性本体10の裏面シート3側(非肌当接面側)に配された伸縮性を有する外包材11とを備えたパンツ型の使い捨ておむつである。
外包材11は、その両側縁が長手方向中央部において幅方向内方に括れた砂時計形の形状をしており、おむつの輪郭を画成している。外包材11は、その長手方向において、着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとに区分される。腹側部A及び背側部Bは、それぞれ外包材11の長手方向前部及び後部に相当し、股下部Cは、外包材11の長手方向中央部に相当する。外包材11においては、その腹側部Aの両側縁部A1,A2と背側部Bの両側縁部B1,B2とが互いに接合され、一対のサイドシール部S,Sが形成されている。この接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シールが用いられる。この接合によって、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成される。
まず、外包材11について詳述する。
本発明の使い捨ておむつにおける外包材は、1枚の伸縮性を有する伸長性シート((伸縮性シート)から形成されているか、又は少なくとも1枚の伸縮性を有するシートを含む複数枚の伸長性シートが積層されて形成されている。本実施形態における外包材11は、2枚の伸縮性を有する伸長性シート(伸縮性シート)12,13が積層されて形成されている。一方の伸長性シート12は、おむつの外面を形成し、他方の伸長性シート13は、伸長性シート12の内面側に配され、吸収性本体10との対向面を形成している。
伸長性シートは、おむつを展開状態としたときに、少なくともおむつの幅方向(図2の左右方向、以下「おむつ幅方向」ともいう)に伸長可能となっていることが好ましく、伸縮性を有する場合も同様におむつ幅方向に伸縮性を有していること(即ち、外包材11の伸縮方向がおむつの幅方向となっていること)が好ましい。
本発明において、「伸長性シート」とは、少なくとも1方向の最大伸度が100%以上であるシート(長さが2倍以上に伸びるシート)を意味する。伸長性シートが「伸縮性を有する」とは、該シートを、最大伸度が100%以上である1方向に伸度100%まで伸長させた後、収縮させたときにおける伸長回復率(100%伸長時の伸長回復率)が、少なくとも70%以上であることを意味する。最大伸度が100%以上である方向を複数有する場合においては、そのうちの何れか1方向のみにおいて伸長回復率が70%以上であるときも、ここでいう「伸縮性を有する」に該当する。
本実施形態における2枚の伸長性シート12,13は、何れも、おむつ幅方向の方がおむつの長手方向(図2の上下方向)よりも大きく伸長可能である。より具体的には、おむつ幅方向においては、大きく伸長し且つ伸長後に収縮する(最大伸度100%以上且つ伸長回復率70%以上)が、おむつ長手方向においては、わずかにしか伸長しない(例えば、最大伸度50%以下)。
使い捨ておむつは、その未伸長状態において幼児の体型より小さく設計されることが多く、母親が幼児におむつを装着するためには、外包材11は100%以上の伸度を有することが好ましい。また、おむつ幅方向における伸長回復率が70%以上の伸縮性シートを用いることにより、おむつを体型によりフィットさせることができ、外観のだぶつきやズレ落ちを防止することができる。
伸縮性シートの伸長回復率は、以下の測定方法により測定される。
〔伸長回復率の測定方法〕
長さ50mm、幅25mmの伸縮性シートのサンプル片を用意し、テンシロン装置を用いて、チャック間隔L0にサンプル片を固定し、300mm/minの速度で100%伸長時の長さL2(L2=L0×2)まで伸長させた後、引張速度と同様の速度で戻し始めて応力が0になった時におけるサンプル片の長さを伸長回復後の長さL1とする。次式から100%伸長時の伸長回復率を算出する。
100%伸長時の伸長回復率(%)=〔(L2−L1)/(L2−L0)〕×100
本発明の使い捨ておむつにおける「伸縮性を有する伸長性シート」(伸縮性シート)は、糸又は細帯状の複数の弾性部材が伸長状態で固定されていなくても伸縮性を有するもの(自然状態で実質的に皺が寄っていないシート)である。
伸縮性を有する伸長性シートとしては、例えば、(1)弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートの両面に、伸長可能な繊維集合体が一体化されてなるシート、(2)ネット状の弾性シートの少なくとも片面に、伸長可能な繊維集合体が自然状態で一体化されてなるシート、(3)弾性繊維の集合体のみからなる弾性不織布シートが好ましく用いられる。
複数枚の伸縮性を有する伸長性シート(伸縮性シート)12,13は、同じ構成の伸縮性シートから形成されていてもよく、異なる構成の伸縮性シートから形成されていてもよい。
前記(1)のシートについて詳述する。
弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートの原料としては、例えば、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体(SBS)、スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体(SIS)、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合体(SEPS)等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の弾性原料を、一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートとしては、例えば、これらの弾性原料を溶融してスパンボンド法、メルトブローン法、スピニングブローン法により不織布化したものが用いられる。
伸長可能な繊維集合体としては、例えば、各種製法による繊維ウエブや不織布に、特定方向に延びるスリットを分散させて多数形成して、前記特定方向に直交する方向に伸長可能としたものが挙げられる。
弾性繊維シートと伸長可能な繊維集合体との一体化方法としては、例えば、これらを積層して水流交絡等により繊維を交絡させる方法、接着剤や熱ロール等を用いてパターンを有して部分接合させる方法、非弾性繊維層の構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態で繊維交点の熱融着によって接合させる方法が挙げられる。
このようなシートをおむつの外面のみに又は外面及び内面の両方に用いることにより、伸びがよく、布地のように柔らかく、しなやかで且つ肌触りが滑らかな使い捨ておむつを実現できる。また、弾性繊維シートは繊維が細い方が好ましく、その製法としてはスピニングブローン法が好ましい。
前記(2)のシートについて詳述する。
ネット状の弾性シートとしては、例えば、弾性糸を少なくとも緯糸に用いてなる基盤目状のシート、弾性フィルムをスリットしてなる多数の弾性体を基盤目状に配してなる基盤目状のシートが挙げられる。伸長可能な繊維集合体としては、前記(1)のシートにおける伸長可能な繊維集合体と同様のものを用いることができる。
ネット状の弾性シートと伸長可能な繊維集合体との一体化方法としては、前記(1)のシートにおける一体化方法と同様の方法を用いることができる。
弾性シートとしてネット状の弾性シートを用いることにより、外面の強度が高く、おむつ着脱時における外面の破けが起こり難い。ネット状の弾性シートは、凹凸がなく平坦なものの方が、肌触りの面で好ましい。
前記(3)のシートについて詳述する。
前記(3)のシートとしては、前記(1)のシートにおける弾性繊維の集合体からなる弾性不織布シートを用いることができる。このようなシートを用いることで、伸びがよく、履かせ易い使い捨ておむつを実現できる。
腹側部A及び背側部Bそれぞれにおけるウエスト開口部5の周縁部50には、ウエスト開口部5の開口周縁端に沿って、複数のウエスト部弾性部材51が配されている。これらのウエスト部弾性部材51は、接着剤52を介して2枚の伸長性シート12,13の間に伸長状態で固定されている。また、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って存在する一対のレッグ開口部6の周縁部60、60にも、各レッグ開口部6の周縁端に沿って、複数のレッグ部弾性部材61が配されている。これらのレッグ部弾性部材61は、接着剤62を介して2枚の伸長性シート12,13の間に伸長状態で固定されている。
ウエスト部弾性部材51及びレッグ部弾性部材61としては、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
本実施形態のおむつ1において、外包材11の外面側を構成する構成する伸長性シート12は、図2及び図3に示すように、伸長性シート12と伸長性シート13との間における各ウエスト部弾性部材51を挟持固定する部位よりも更に延出する長さを有している。伸長性シート12における伸長性シート13よりも延出した部分12a、12bは、吸収性本体10側に折り返されている。
吸収性本体10は、その長手方向両端部における肌当接面側が、伸長性シート12の折り返し部分12a、12bで覆われている。伸長性シート12の折り返し部分12a、12bは、その吸収性本体10の長手方向両端部と重なる部分において、吸収性本体10の略全幅に亘って接着剤(図示せず)を介して接着されており、これにより、吸収性本体10の長手方向両端部が、外包材11に固定されている。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、図2及び図3に示すように、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける2枚の伸長性シート12,13の間は、サイドシール部S(A1,A2,B1,B2)においては、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等により互いに接合されている。また、ウエスト開口部5の周縁部50及び一対のレッグ開口部6それぞれの周縁部60においては、それぞれ、ホットメルト型接着剤等の接着剤52,62により互いに接合されている。
尚、図2に示すように、レッグ開口部6の周縁部60に伸縮性を付与するためのレッグ部弾性部材61が、レッグ開口部6の周縁部から股下部Cの幅方向中央に向かって延出している場合には、レッグ開口部6に周方向に伸縮性を付与するためのレッグ部弾性部材61が配されている部分もレッグ開口部6の周縁部60に含まれる。更に、腹側部A及び背側部Bそれぞれのおむつ幅方向中央部においては、ホットメルト型接着剤等の接着剤14により互いに接合されている。腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける2枚の伸長性シート12,13の間は、これらの部分を除く領域の大部分において接合されていない。
このように、本実施形態の使い捨ておむつ1においては、腹側部A及び背側部Bにおける広い範囲において、2枚の伸長性シート12,13の間を接合しない構成とすることにより、外包材11における接着剤で硬くなる領域を最小限に抑えることができ、おむつの外面や、外包材11の内面における吸収性本体10に覆われていない領域を、柔らかで肌触りの良いものとすることができる。また、伸長性シートとして通気性シートを用いる場合には、その通気性が良好に維持されるので、ムレにくい使い捨ておむつを提供することができる。
更に、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6それぞれの周縁部50,60において、2枚の伸長性シート12,13の間を接合した構成としているため、胴回り部においては、伸縮性の外包材11により適度なフィット性を得ることができる。また、これらの周縁部50,60に糸状又は帯状の弾性部材51,61を両伸長性シート12,13の間に挟んだ状態に固定することにより、これらの部位のフィット性を外包材11の伸縮特性の制約を受けることなく高めることができる。また、糸状又は帯状の弾性部材51,61を両伸長性シート12,13に挟んだ状態に固定できるため、このような弾性部材を一枚のシートからなる外包材に固定する場合に比べて、弾性部材が着用者に違和感を与えたり、外観の悪化を防止することもできる。
吸収性本体10と外包材11とは、図3及び図4に示すように、外包材11の伸縮方向に離間した複数の外包材接合部15により接合されている。外包材接合部15の詳細については、後述する。
次に、吸収性本体10について詳述する。
吸収性本体10は、図3及び図4に示すように、吸収体4、吸収体4の肌当接面側を主として被覆する表面シート2及び吸収体4の非肌当接面側を主として被覆する裏面シート3を備えている。表面シート2、裏面シート3及び吸収体4はそれぞれ矩形状の平面視形状を有しており、一体化されて縦長の吸収性本体10を形成している。表面シート2としては、従来この種のおむつに用いられている液透過性のシートを用いることができる。裏面シート3としては、従来この種のおむつに用いられている液不透過性又は撥水性のシートを用いることができる。
吸収体4は、図4及び図5に示すように、液保持性の吸収性コア41と、吸収性コア41を被覆する液透過性の被覆シート42と、吸収体4を起立させるための弾性部材45とを備えている。
吸水性コア41は、例えば、パルプ繊維、連続繊維(トウ)等からなる繊維集合体、又は繊維集合体と吸水性ポリマーとからなるもの(吸水性ポリマーと繊維材料との混合積繊物)を主体として構成されている。吸水性コア41の構成繊維としては、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維が挙げられる。吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸が挙げられる。吸水性コア41の構成繊維及び吸水性ポリマーは、それぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
被覆シート42としては、例えばティッシュペーパー、不織布からなるシートが挙げられる。被覆シート42は、1枚のシートから構成されていてもよく、2枚以上のシートから構成されていてもよい。
吸収性コア41は、外包材11の伸縮方向(即ち、おむつ幅方向)に並列した複数のコア片43からなる。本実施形態における吸収体4においては、吸収性コア41は、3個のコア片43から構成されている。3個のコア片43のうち、幅方向中央のコア片43を「中央コア片43A」といい、両側方のコア片43を「サイドコア片43B」という。吸収体4においては、吸収性本体10の外側部(サイドコア片43Bの外側部)立ち上げ用の弾性部材45が伸長状態でサイドコア片43Bの外側部に隣接して且つ被覆シート42に内包されて配されている。そして、複数の外包材接合部15は、吸収性本体10における外包材11との対向面において、吸収性コア41を形成する複数のコア片43にそれぞれ対応して設けられている。
説明の便宜上、まず、外包材11が伸長された状態における吸収体4について説明する。尚、図4及び図6においては、吸収体4における被覆シート42の図示を省略しており、吸収性コア41を構成する複数のコア片43により、吸収体4の全体形状を模式的に示している。
吸収体4においては、図6及び図7に示すように、外包材11がその伸縮方向(おむつ幅方向)に伸長された状態にあっては、外包材11の伸縮方向に隣接するコア片43,43が離間し、離間したコア片43,43の間が被覆シート42で連接されている。
外包材11がその伸縮方向(おむつ幅方向)に伸長されると、外包材接合部15を介して接合されている吸収性本体10もおむつ幅方向に伸長される。その結果、吸収性本体10における吸収体4もおむつ幅方向に伸長され、各コア片43がおむつ幅方向に離間する。
吸収体4の肌当接面側及び非肌当接面側は被覆シート42で形成されている。従って、各コア片43の肌当接面側及び非肌当接面側は被覆シート42で被覆されている。また、離間した各コア片43の間の領域(以下「離間領域44」ともいう)においては、肌当接面側及び非肌当接面側に位置する被覆シート42,42が接合されており、そのため、離間した各コア片43の間が被覆シート42で(吸収性コア41が存在しない状態で)連接されている。
吸収体4全体の長さは、好ましくは300〜560mm、更に好ましくは350〜550mmである。吸収体4全体の幅は、好ましくは70〜200mm、更に好ましくは90〜180mmである。中央コア片43Aの幅は、好ましくは20〜100mm、更に好ましくは30〜90mmである。サイドコア片43Bの幅は、好ましくは10〜60mm、更に好ましくは10〜50mmである。離間領域44の幅は、好ましくは5〜20mm、更に好ましくは5〜15mmである。
吸収性本体10の長手方向の左右両側には、図2〜図4及び図6に示すように、該長手方向に沿って一対の側方カフス8、8が形成されている。側方カフス8は、液抵抗性又は撥水性で通気性を有するシート材82から形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には、2本の側方カフス弾性部材81が伸長状態で配されている。尚、図2及び図3においては、側方カフス弾性部材81を1本のみ図示している。このように側方カフス8を構成することより、図1に示すように組み立てられた使い捨ておむつ1を着用させる際に、側方カフス弾性部材81が縮むことにより、図4に示すように、側方カフス8が起立して、吸収性本体10の幅方向への体液の流出が阻止される。
吸収性本体10においては、図6に示すように、表面シート2は、裏面シート3よりも幅方向外側の所定幅の部分2Sが、裏面シート3の非肌当接面側に巻き下げられ、裏面シート3と側方カフス形成用シート材82との間に固定されている。表面シート2は、吸収体4(中央コア片43A、サイドコア片43B)の肌当接面側の全域、吸収体4(サイドコア片43B)の幅方向両側縁部の全域及び吸収体4の非肌当接面側のおむつ幅方向両側部近傍(サイドコア片43Bの非肌当接面側)を被覆している。
裏面シート3は、図6に示すように、吸収体4(中央コア片43A、サイドコア片43B)の非肌当接面側の全域を被覆している。裏面シート3は、吸収体4(サイドコア片43B)と、表面シート2における折り返し部分2Sとの間に挟持固定されている。
尚、ここでいう「全域」とは、「ほぼ全域」を含む概念である。具体的には、吸収体4の非肌当接面側のうち幅方向に90%以上かつ長手方向(長さ方向)に90%以上の領域が裏面シート3により被覆されていれば、吸収体4の非肌当接面側の「全域」が被覆されているものとする。また、裏面シート3の幅及び/又は長さが吸収体4の幅及び/又は長さよりも大きい場合には、裏面シート3の幅は、吸収体4の幅の110%以下であることが好ましく、同様に、裏面シート3の長さは、吸収体4の長さの110%以上であることが好ましい。
側方カフス形成用シート材82は、図6に示すように、表面シート2よりも幅方向外側の所定幅の部分82Sが、裏面シート3の非肌当接面側に巻き下げられ、裏面シート3と外包材11との間に固定されている。
表面シート2は、その折り返し部分2Sにおいて、裏面シート3の非肌当接面側及び側方カフス形成用シート材82の折り返し部分82Sの肌当接面側に、本体接合部16により接合固定されている。
本体接合部16は、図6に示すように、サイドコア片43Bにおける幅方向最内側点(サイドコア片43Bにおいて最も幅方向内方に位置する部分)近傍に設けられている。
本体接合部16は、ヒートシール、高周波シール、超音波シール、ホットメルト型の接着剤等の公知の接合手段により形成されている。尚、本実施形態においては、本体接合部16は、連続した直線状に形成されているが、本体接合部16の形状は、これに限定されず、例えば、所々に間欠部を有する不連続な(破線状の)直線状や、連続又は不連続な曲線状でもよい。
表面シート2と裏面シート3とは、吸収体4の離間領域44においても接合されている(図示せず)。離間領域44には、被覆シート42が存在しているため、表面シート2及び裏面シート3は、被覆シート42を介して接合されることになる。
次に,外包材11が収縮した状態における吸収体4について説明する。外包材11が収縮した状態にあっては、図4及び図5に示すように、外包材11の伸縮方向に隣接するコア片43,43が吸収体4の厚み方向に重なっている。外包材11が収縮すると、外包材接合部15を介して接合されている吸収性本体10もおむつ幅方向に収縮する。その結果、吸収性本体10における吸収体4もおむつ幅方向に収縮し、各コア片43が吸収体4の厚み方向に重なるか又はおむつ幅方向に実質的に当接する。
コア片43が吸収体4の厚み方向に重なるか又はおむつ幅方向に実質的に当接するか、及びコア片43が重なる場合におけるコア片43の上下の配置については、収縮した状態の外包材11に接合する際における吸収体4の形態により定まる。本実施形態においては、吸収体4を、中央コア片43Aがサイドコア片43Bの上方に重なる状態で、収縮した状態の外包材11に接合しているため、外包材11が収縮した状態において、中央コア片43Aがサイドコア片43Bの上方に重なっている。
外包材11が伸長した状態における吸収体4の幅W1(図7参照)に対する外包材11が収縮した状態における吸収体4の幅W2(図5参照)の比W2/W1は、好ましくは50〜90%であり、更に好ましくは60〜80%である。
外包材11の肌当接面側には、外包材接合部15により、吸収性本体10が接合されている。本実施形態においては、外包材接合部15は、3個のコア片43に対応して,外包材11の伸縮方向(おむつ幅方向)に離間して3個設けられている。3個の外包材接合部15のうち、幅方向中央の外包材接合部15を「中央外包材接合部15A」といい、両側方の外包材接合部15を「サイド外包材接合部15B」という。
外包材接合部15は、ヒートシール、高周波シール、超音波シール、ホットメルト型の接着剤等の公知の接合手段により形成されている。尚、本実施形態においては、外包材接合部15は、連続した直線状に形成されているが、外包材接合部15の形状は、これに限定されず、例えば、所々に間欠部を有する不連続な(破線状の)直線状や、連続又は不連続な曲線状でもよい。
外包材11が収縮した状態において、吸収性本体10における外包材11との対向面の面積T1に対する外包材接合部15の総面積T2の比T2/T1は、好ましくは10〜60%であり、更に好ましくは15〜50%である。
図4に示すように、吸収性本体10の幅方向中央は、詳細には中央コア片43Aの下方に位置する裏面シート3は、中央外包材接合部15Aにより外包材11における接着剤14と重なる位置に接合されている。吸収性本体10の両側方は、詳細にはサイドコア片43Bの下方に位置する側方カフス形成用シート材82の折り返し部分82Sは、サイド外包材接合部15Bにより外包材11に接合されている。
このように、吸収性本体10は、その長手方向両端部を除く部分においては、図3及び図4に示すように外包材接合部15を介して外包材11に接合されている。このように接合されていると、外包材11の伸縮が吸収性本体10の接合によって阻害され難くなるため、吸収性本体10を伸ばし易く(おむつを履かせ易く)、且つ胴回り部に良好なフィット性が得られる。
このように構成された本実施形態の使い捨ておむつ1においては、外包材11が伸縮性を有する伸長性シートを主体として形成されているため、装着前又は装着中におけるおむつの外観及び柔らかさに優れている。外包材11を伸長させた際に、吸収性本体10における吸収体4も伸びるため、外包材11から吸収性本体10が剥がれたり、外包材11が破れることが生じ難い。また、吸収性本体10と外包材11とが、離間した複数の外包材接合部15により接合されているため、外包材11の伸長が阻害され難い。そのため履かせ易く、レッグ開口部6の周長も大きくなり易い。更に、股下部Cにおける外包材11の伸縮性が向上し、レッグギャザーによるレッグ開口部6のフィット性が向上し、レッグ開口部6からの尿や便の漏れが低減する。
また、吸収体4において、隣接するコア片43,43の間に被覆シート42が存在しているため、その間を直ちに体液が透過することがないため、吸収性能に優れている。
吸収性本体10において吸収体4が1個であるため、複雑な製造設備や製造工程を必要とせず、製造設備及び製造コストの面でも優れている。
外包材11が収縮した状態において、中央コア片43Aがサイドコア片43Bの上方に重なり、吸収体4の幅方向中央部の嵩が高くなるため、吸収体4と使用者の排泄部との距離が近く、尿漏れ防止性能が高い。
また、吸収体4の両側方に位置するサイドコア片43Bの外側に弾性部材45が設けられているため、弾性部材45の収縮力により、図8に示すように、サイドコア片43Bの外側部が起立する。そのため、吸収体4から防漏壁が形成され、おむつ幅方向の防漏性が向上する。尚、図8、図10及び図11においては、模式的に、吸収性本体10をコア片43及び弾性部材45,46のみで示している。
次に、本発明の使い捨ておむつの別の実施形態について説明する。別の実施形態については、図1に示す実施形態の使い捨ておむつと異なる点について主として説明し、同様の点については説明を省略する。
本発明の使い捨ておむつにおける吸収体4は、図9に示すように、外包材11が収縮した状態において、外包材11の伸縮方向に隣接するコア片43,43が外包材11の伸縮方向に実質的に当接した形態とすることができる。ここで、「外包材11の伸縮方向に実質的に当接している」とは、隣接するコア片43,43同士がそれを被覆する被覆シート42の厚み分のみを介して当接している状態を意味する。
本発明の使い捨ておむつにおいては、図10(a)に示すように、図1に示す使い捨ておむつにおける吸収体4に比して、サイドコア片43Bの外側部に隣接して弾性部材45を設けると共に、中央コア片43Aの両側部に隣接して弾性部材46を設けることもできる。図10(a)に示す構成の吸収体4においては、弾性部材45の収縮力によりサイドコア片43Bの外側部が起立すると共に、弾性部材46の収縮力により中央コア片43Aの両側部も起立する。また、中央コア片43Aの両側部が起立することにより、着用者の排尿部と中央コア片43Aの密着性が増し、且つ、幅方向への尿及び便の移動を物理的に妨げる障壁にもなり得るため、モレに対してより効果的なものとなる。
また、図10(b)に示す吸収体4は、図10(a)に示す吸収体4に比して、サイドコア片43Bの外側部に隣接する弾性部材45が設けられていない。それ以外は、図10(a)に示す吸収体4と同様の構成を有している。図10(b)に示す吸収体4においては、サイドコア片43Bは起立しないが、中央コア片43Aの両側部は、図10(a)に示す吸収体4における中央コア片43Aと同様に起立する。
図11に示す吸収体4は、外包材11が収縮した状態において、中央コア片43Aがサイドコア片43Bの下方に配置されるように構成されている。サイドコア片43Bの両側部に隣接してそれぞれ弾性部材45が設けられている。そのため、弾性部材45の収縮力により、サイドコア片43Bの両側部はそれぞれ起立する。尚、図11に示す吸収体4においては、サイドコア片43Bの一方の側部のみに弾性部材45が設けられていてもよく、弾性部材46が設けられていなくてもよい。
図12に示す吸収性本体10においては、図12に示すように、図4に示す吸収性本体10に比して、裏面シート3が、吸収性本体10における外包材11との対向面の全域を形成するように設けられている。このような形態では、外包材接合部15の全てが裏面シート3に設けられることになる。
以上、本発明の使い捨ておむつをその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の使い捨ておむつは前述の実施形態に制限されるものではない。
例えば、複数枚の伸長性シートからなる外包材においては、全体として伸縮性を有していれば、その一部が伸縮性を有していない伸長性シートから構成されていてもよい。例えば、伸縮性を有する伸長性シートと伸縮性を有していない伸長性シートとで外包材を構成して、フィット性がよい使い捨ておむつとすることができる。おむつの外観に皺等を抑えてすっきりさせる観点からは、おむつの外側を構成する伸長性シートが伸縮性を有する伸長性シートの方が好ましい。
また、外包材は、1枚の伸縮性を有する伸長性シート(伸縮性シート)から構成することができる。
吸収性コアは、2個又は4個以上のコア片から構成することができる。
外包材接合部は、外包材が収縮した状態において隣接するコア片を吸収体の厚み方向に重ねるか又は外包材の伸縮方向に実質的に当接させることができれば、その形態、位置、数等に特に制限はない。
前記実施形態においては、使い捨ておむつ1における腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合してサイドシール部Sを形成しているが、これに代えて、ホック、ボタン、面ファスナーなどの各種係合部材で予め係合させて、パンツ型の形状となしてもよい。腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2との接合又は係合位置は、身体の真横の位置に限られず、身体のやや前寄り又は後寄りの位置であってもよい。
また、上述した使い捨ておむつ1の外包材11(外側の伸長性シート12)の非肌面側におけるホットメルト粘着剤等の接着剤14と重なる位置に廃棄用テープを固定することにより、使い捨ておむつ1の伸縮性を維持しながらコンパクトに廃棄可能な使い捨ておむつ1とすることもできる。
本発明は、前記実施形態のようにパンツ型の使い捨ておむつに制限されず、展開型の使い捨ておむつに適用することができる。
図1は、本発明の使い捨ておむつの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつの展開状態を示す平面図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつの分解斜視図である。 図4は、図2に示すIV−IV線模式的断面図である。 図5は、図1に示す使い捨ておむつにおける吸収体を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)に示すB−B断面図である。 図6は、外包材をその伸縮方向に伸長させた状態における、図2に示すIV−IV線模式的断面図(図4対応図)である。 図7は、外包材をその伸縮方向に伸長させた状態における吸収体を示す図(図5対応図)で、(a)は平面図、(b)は(a)に示すB−B断面図である。 図8は、図1に示す使い捨ておむつにおいてコア片が起立した状態を示す模式的断面図(図4対応図)である。 図9は、形態が異なる吸収体を示す断面図〔図5(b)対応図〕である。 図10(a)及び図10(b)は、それぞれ、コア片の起立形態の異なる使い捨ておむつを示す断面図(図8対応図)である。 図11は、吸収体の形態が異なる使い捨ておむつを示す断面図(図8対応図)である。 図12は、裏面シートの配置が異なる使い捨ておむつを示す断面図(図6対応図)である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
42 被覆シート
43 コア片
43A 中央コア片
43B サイドコア片
45,46 弾性部材
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
8 側方カフス
81 側方カフス弾性部材
82 側方カフス形成用シート材
10 吸収性本体
11 外包材
12,13 伸長性シート(伸縮性シート)
15 外包材接合部
15A 中央外包材接合部
15B サイド外包材接合部

Claims (5)

  1. 少なくとも吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配された伸縮性を有する外包材とを備えた使い捨ておむつであって、
    前記外包材は、1枚の伸縮性を有する伸長性シートから形成されているか、又は少なくとも1枚の伸縮性を有するシートを含む複数枚の伸長性シートが積層されて形成されており、
    前記吸収性本体と前記外包材とは、該外包材の伸縮方向に離間した複数の外包材接合部により接合されており、
    前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアを被覆する液透過性の被覆シートとを備えており、該吸収性コアは、前記外包材の伸縮方向に並列した複数のコア片からなり、
    前記吸収体においては、前記外包材がその伸縮方向に伸長された状態にあっては、該外包材の伸縮方向に隣接する前記コア片が離間し、離間した該コア片の間が前記被覆シートで連接されており、前記外包材が収縮した状態にあっては、前記外包材の伸縮方向に隣接する前記コア片が前記吸収体の厚み方向に重なっているか又は該外包材の伸縮方向に実質的に当接している使い捨ておむつ。
  2. 複数の前記外包材接合部は、前記吸収性本体における前記外包材との対向面において、前記吸収性コアを形成する複数の前記コア片にそれぞれ対応して設けられている請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記外包材の伸縮方向は、おむつの幅方向となっており、該外包材が伸長した状態における前記吸収体の幅W1に対する該外包材が収縮した状態における該吸収体の幅W2の比W2/W1は50〜90%である請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記外包材が収縮した状態において、前記吸収性本体における該外包材との対向面の面積T1に対する前記外包材接合部の総面積T2の比T2/T1は10〜60%である請求項1〜3の何れかに記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記吸収性本体は、前記吸収体、該吸収体の肌当接面側を主として被覆する表面シート及び該吸収体の非肌当接面側を主として被覆する裏面シートを備えている請求項1〜4の何れかに記載の使い捨ておむつ。
JP2006044612A 2006-02-22 2006-02-22 使い捨ておむつ Expired - Fee Related JP4794314B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044612A JP4794314B2 (ja) 2006-02-22 2006-02-22 使い捨ておむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044612A JP4794314B2 (ja) 2006-02-22 2006-02-22 使い捨ておむつ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007222251A true JP2007222251A (ja) 2007-09-06
JP4794314B2 JP4794314B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=38544616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006044612A Expired - Fee Related JP4794314B2 (ja) 2006-02-22 2006-02-22 使い捨ておむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4794314B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009201848A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Daio Paper Corp 吸収性物品
WO2010071508A1 (en) * 2008-12-16 2010-06-24 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article with improved waste containment
JP2011056092A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Livedo Corporation 吸収パッド
JP2017063846A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 大王製紙株式会社 使い捨ておむつ
JP2019118588A (ja) * 2017-12-29 2019-07-22 花王株式会社 着用物品
WO2020070780A1 (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 花王株式会社 使い捨ておむつ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62162001A (ja) * 1985-09-06 1987-07-17 キンバリ− クラ−ク コ−ポレ−シヨン 使い捨て下着
JPH10314217A (ja) * 1997-05-15 1998-12-02 Nippon Kyushutai Gijutsu Kenkyusho:Kk チューブ状吸収体およびそれを備えた吸収体製品
JP2002524145A (ja) * 1998-09-04 2002-08-06 エスシーエー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 横方向に移動可能な部分を有する吸収製品

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62162001A (ja) * 1985-09-06 1987-07-17 キンバリ− クラ−ク コ−ポレ−シヨン 使い捨て下着
JPH10314217A (ja) * 1997-05-15 1998-12-02 Nippon Kyushutai Gijutsu Kenkyusho:Kk チューブ状吸収体およびそれを備えた吸収体製品
JP2002524145A (ja) * 1998-09-04 2002-08-06 エスシーエー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 横方向に移動可能な部分を有する吸収製品

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009201848A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Daio Paper Corp 吸収性物品
WO2010071508A1 (en) * 2008-12-16 2010-06-24 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article with improved waste containment
JP2011056092A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Livedo Corporation 吸収パッド
JP2017063846A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 大王製紙株式会社 使い捨ておむつ
JP2019118588A (ja) * 2017-12-29 2019-07-22 花王株式会社 着用物品
JP6993876B2 (ja) 2017-12-29 2022-01-14 花王株式会社 着用物品
WO2020070780A1 (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 花王株式会社 使い捨ておむつ
GB2591901A (en) * 2018-10-01 2021-08-11 Kao Corp Disposable diaper
JPWO2020070780A1 (ja) * 2018-10-01 2021-09-02 花王株式会社 使い捨ておむつ
GB2591901B (en) * 2018-10-01 2022-06-15 Kao Corp Disposable diaper
JP7168677B2 (ja) 2018-10-01 2022-11-09 花王株式会社 使い捨ておむつ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4794314B2 (ja) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6192003B2 (ja) 吸収性物品の伸縮構造
JP5184265B2 (ja) 使い捨ておむつの製造方法、及び使い捨ておむつ
JP4659109B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP6467213B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP5669500B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2011206217A5 (ja)
JP4794314B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP4726649B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6265332B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP3926585B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP2011072429A (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP5149117B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP4726673B2 (ja) パンツ型吸収性物品及びその製造方法
JP4535980B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP4528753B2 (ja) 紙おむつ
JP5690050B2 (ja) 吸収性物品
JP6335558B2 (ja) 使い捨て紙おむつ
JP6164084B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP4482426B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6429961B2 (ja) パンツタイプ使い捨て製品
JP2017169730A (ja) パンツタイプ使い捨て製品
JP2017169730A5 (ja)
JP5632184B2 (ja) パンツタイプおむつ
JP6636848B2 (ja) 吸収性物品
JP2013074961A (ja) パンツ型吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110726

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4794314

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees